JPH11183826A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH11183826A
JPH11183826A JP35173297A JP35173297A JPH11183826A JP H11183826 A JPH11183826 A JP H11183826A JP 35173297 A JP35173297 A JP 35173297A JP 35173297 A JP35173297 A JP 35173297A JP H11183826 A JPH11183826 A JP H11183826A
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JP
Japan
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rotating
polygon mirror
torsional vibration
rotating body
mirror
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Application number
JP35173297A
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English (en)
Inventor
Masanori Seto
政則 瀬戸
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捻れ振動の影響を抑えて良好な画質を得るこ
とができる。 【解決手段】 光偏向装置10には、回転多面鏡P1、
P2及び回転体Rが回転軸20に配設されている。回転
多面鏡P1と回転多面鏡P2、回転多面鏡P1と回転体
R、及び回転多面鏡P2と回転体Rの間で発生する捻れ
振動の捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と回転体
Rの駆動回転数Nから決定される回転数の周波数換算値
である固有周波数の整数倍とが一致しないように、また
互いの周波数に所定の差が生じるように回転多面鏡P
1、P2と回転体Rの間の間隔L1、L2を設定し、回
転多面鏡P1、P2を回転軸20に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光偏向装置に係
り、特に第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡が所定
間隔を維持して同一モータの回転軸に配設され、前記モ
ータの回転体が回転することにより前記第1の回転多面
鏡及び第2の回転多面鏡を回転させ、光源から射出され
た光を該第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡の反射
面で反射させかつ偏向する光偏向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタやデジタル複
写機等の画像記録装置は、光源から射出された光ビーム
を感光体等に走査させるために回転多面鏡が備えられた
光偏向装置を用いている。
【0003】図6に示されるように、画像記録装置10
0では、帯電器108によって帯電された矢印A方向に
回転する感光体106の表面に光偏向装置102によっ
て偏向された光が照射される(矢印B参照)と、現像器
110によってトナーが付着される。なお、光偏向装置
102は回転多面鏡104及び反射ミラー128等から
構成されている。感光体106に付着されたトナーは、
転写用帯電器112により感光体106の表面から転写
体114へ転写される。転写体114は搬送ローラ対1
18によって矢印C方向に搬送され、転写体114上の
トナーは図示しない定着器によって融解固定される。な
お、転写体114へのトナー転写後、感光体106の表
面に残留しているトナーはクリーナー120によって除
去される。
【0004】また、図7に示されるように、光偏向装置
102はレーザ光源122から発せられた光がシリンド
リカルレンズ124を通り、回転軸130を中心に矢印
D方向に回転する回転多面鏡104によって偏向され
る。偏向された光は、fθレンズ群126、シリンドリ
カルミラー128及び図示しない透過ガラスを通り感光
体106に照射されるようになっている。
【0005】近年、画像記録装置100では、印字スピ
ードの高速化や画質の高解像度化に移行している。例え
ば、カラー画像を記録の対象とする画像記録装置100
において印字スピードの高速化や画質の高解像度化を実
現する場合には、各色毎の感光体(図6及び図7では単
一の感光体のみ図示)106にレーザ光源122から射
出された光を同時に走査して転写体114上で色を合わ
せるようになっている(特開平3−142124号公
報、特開昭63−189420号公報参照)。
【0006】このような構成の画像記録装置100の光
偏向装置102では、図8(A)に示されるように、例
えば2つの回転多面鏡104A、104Bが備えられて
いる。これらの回転多面鏡104A、104Bは、モー
タの回転体132とそれぞれ所定間隔を維持して回転軸
130に配設されている。なお、図8(A)に示される
光偏向装置102では、回転多面鏡104Aと回転体1
32との間の回転軸130の長さ方向における間隔L1
は0.45cm、回転多面鏡104Bと回転体132と
の間の回転軸130の長さ方向における間隔L2は4.
55cmである。
【0007】上記構成によれば、複数の回転多面鏡10
4A、104Bを一つのモータ(駆動装置)で駆動させ
るため、回転多面鏡104A、104Bを駆動するため
の駆動装置を各回転多面鏡毎に配設する必要がなく、大
幅なコスト削減を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば、光偏向装置1
02に備えられた回転多面鏡104A、104Bを高速
回転させることにより画像記録装置100による印字ス
ピードの高速化と画質の高解像度化を実現するため、負
荷が軽い回転多面鏡104A、104Bを回転軸130
に配設するようにしている。この場合には、回転トルク
を発生させるモータと回転多面鏡104A、104Bの
間、すなわち回転多面鏡104Aと回転体132、及び
回転多面鏡104Bと回転体132との間で捻れ振動が
発生し、レーザ光源122から射出された光の走査方向
のジッターが発生することがある。
【0009】前述したように、回転多面鏡104Aと回
転体132との間の回転軸130の長さ方向における間
隔L1が0.45cm、回転多面鏡104Bと回転体1
32との間の回転軸130の長さ方向における間隔L2
が4.55cmとなるように回転多面鏡104A、10
4B及び回転体132がモータの回転軸130に配設さ
れ、回転体132の駆動回転数を15000rpmで回
転させた場合には、回転多面鏡104Bと回転体132
との間では、図8(B)に示されるように光の走査方向
のジッターが発生する。
【0010】図8に示されるように、ジッターには10
0ミクロンメートルの変動量があり、その周期は回転多
面鏡104A、104Bが1回転する毎に3回である。
これを周波数換算すると750((15000×3)/
60)Hz相当となる。このため、回転体132の駆動
回転数から決定される回転数の周波数換算値である固有
周波数(15000/60)の3倍(整数倍)成分と、
回転多面鏡104Bと回転体132の間で発生する捻れ
振動とが影響していることが考えられる。
【0011】従って、回転体の駆動回転数の固有周波数
の整数倍と、回転多面鏡104A、104B、回転体1
32のそれぞれの間で発生する捻れ振動が一致した場合
には、光の走査方向のジッターが発生して画像記録装置
100における印字品質(画質)を低下させることがあ
る、という問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、第1の回転多面鏡、第2の回転多面鏡及び
回転体のそれぞれの間で発生する捻れ振動の影響を抑え
て良好な画質を得ることができる光偏向装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、第1の回転多面鏡及び第2
の回転多面鏡が同一モータの回転体との間に所定間隔を
維持して同一回転軸に配設され、前記モータの回転体が
回転することにより前記第1の回転多面鏡及び第2の回
転多面鏡を回転させ、光源から射出された光を該第1の
回転多面鏡及び第2の回転多面鏡の反射面で反射させか
つ偏向する光偏向装置であって、前記第1の回転多面
鏡、第2の回転多面鏡及び回転体を該第1の回転多面
鏡、第2の回転多面鏡及び回転体のそれぞれの間で発生
する捻れ振動の捻れ振動周波数と、回転体の駆動回転数
から決定される固有周波数の整数倍とが一致しないよう
に配設することを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記第1の回転
多面鏡及び第2の回転多面鏡は、前記モータの回転体を
挟みかつ該第1の回転多面鏡と回転体、及び第2の回転
多面鏡と回転体との間に所定間隔を維持して同一回転軸
に配設することを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記第1の回転
多面鏡及び第2の回転多面鏡は、前記捻れ振動周波数と
固有周波数の値に光の走査方向のジッターにより画質に
影響を及ぼすことのない差が生じるように、該第1の回
転多面鏡と前記モータの回転体、及び該第2の回転多面
鏡と回転体との間の間隔を設定して該モータの回転軸に
配設することを特徴としている。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、モータの
回転軸には第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡がモ
ータの回転体との間に所定間隔を維持して配設されてい
る。このとき、第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡
はモータの回転体に対して回転軸の長さ方向一方に所定
間隔を維持して配設されている場合や、請求項2に記載
の発明のようにモータの回転体を挟んで所定間隔を維持
して配設されている場合がある。なお、第1の回転多面
鏡及び第2の回転多面鏡はモータの回転体が回転するこ
とによって同時に回転する。
【0017】回転体が回転し、第1の回転多面鏡及び第
2の回転多面鏡が回転すると、第1の回転多面鏡と第2
の回転多面鏡、第1の回転多面鏡と回転体、及び第2の
回転多面鏡と回転体との間には捻れ振動が発生する。こ
のため、捻れ振動の捻れ振動周波数と回転体の駆動回転
数から決定される固有周波数の整数倍とが一致しないよ
うに、第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡とモータ
の回転体との間の間隔を設定して第1の回転多面鏡と第
2の回転多面鏡を回転軸に配設する。また、第1の回転
多面鏡と第2の回転多面鏡は、請求項3に記載の発明の
ように、捻れ振動周波数と固有周波数の値に光の走査方
向のジッターにより画質に影響を及ぼすことのない差が
生じるように、第1の回転多面鏡と回転体、及び第2の
回転多面鏡と回転体との間の間隔を設定して回転軸に配
設するようにしてもよい。
【0018】従って、捻れ振動周波数と固有周波数の整
数倍とが一致することを回避できるので、第1の回転多
面鏡、第2の回転多面鏡及び回転体のそれぞれの間で発
生する捻れ振動の影響を抑えて良好な画質を得ることが
できる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記回転体の駆
動回転数をNrpm、前記第1の回転多面鏡と第2の回
転多面鏡との間で発生する捻れ振動の捻れ振動周波数を
fP1 P2、前記第1の回転多面鏡と回転体との間で発生す
る捻れ振動の捻れ振動周波数をfP1R 、前記第2の回転
多面鏡と回転体との間で発生する捻れ振動の捻れ振動周
波数をfP2R としたとき、捻れ振動周波数fP1P2、f
P1R 、fP2R と駆動回転数Nrpmから決定される回転
数の周波数換算値である固有周波数との間には以下に示
される3つの条件式(1)、(2)、(3) |fP1P2−N/60×i|≧M ・・・(1) |fP1R −N/60×j|≧M ・・・(2) |fP2R −N/60×k|≧M ・・・(3) (但し、i、j、kは1以上の全ての整数であり、Mは
ジッターによって画質に影響を及ぼすことのない捻れ振
動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と固有周波数との差)
が成立することを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、捻れ振動
周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と駆動回転数Nrpmか
ら決定される回転数の周波数換算値である固有周波数に
は、ジッターによって画質に影響を及ぼすことのないM
(駆動回転数に応じて異なる)以上の差が生じているこ
とが条件として定められている。従って、上記条件式
(1)、(2)、(3)が成立するように第1の回転多
面鏡とモータの回転体、及び第2の回転多面鏡と回転体
の間の間隔を設定し、第1の回転多面鏡及び第2の回転
多面鏡をモータの回転軸に配設することにより、ジッタ
ーによって画質に影響を及ぼすことを防止できる。すな
わち、第1の回転多面鏡、第2の回転多面鏡及び回転体
のそれぞれの間で発生する捻れ振動の影響を抑えて良好
な画質を得ることができる。
【0021】なお、捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、f
P2R と駆動回転数Nrpmから決定される回転数の周波
数換算値である固有周波数の差Mの値は、回転体の駆動
回転数Nrpmに応じて異なる値として定められる。例
えば、回転体の駆動回転数が15000rpmである場
合には差Mの値は3Hzであり、駆動回転数が1890
0rpmである場合には差Mの値は5Hzである。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、画像記録
装置12には光偏向装置10、反射ミラー14、感光体
16及び転写体18等が備えられている。本実施の形態
に係る画像記録装置12はカラー画像の記録を対象とし
ているため、反射ミラー14と感光体16はそれぞれ4
つ設けられている。すなわち、反射ミラー14Aと感光
体16Aはシアン(C)、反射ミラー14Bと感光体1
6Bはマゼンタ(M)、反射ミラー14Cと感光体16
Cはイエロー(Y)、反射ミラー14Dと感光体16D
はブラック(Bk)に対応している。但し、反射ミラー
14及び感光体16を別個に説明する場合にのみ便宜的
にそれぞれの符号の末尾にA、B、C、Dの符号を付し
て説明する。
【0023】反射ミラー14は、図示しない光源から射
出されかつ光偏向装置10によって偏向された光が感光
体16に照射されるように感光体16の配設方向へ反射
させる。感光体16の近傍には、図示しない帯電器や現
像器等が配置されており、光が照射されることによって
トナーが付着される。転写体18は、2つのローラ20
A、20Bに巻き掛けられており、各ローラ20A、2
0Bが図1に示される矢印A方向に回転することによっ
て矢印B方向に搬送される。感光体16に付着されたト
ナーは、感光体16の近傍に配置された図示しない転写
用帯電器により感光体16の表面から転写体18に転写
されるようになっている。転写体18上において、感光
体16A、16B、16C、16Dに付着されたトナー
を合わせることによりカラー画像が形成される。
【0024】光偏向装置10は、回転駆動用モータの回
転軸20にこの回転駆動用モータの回転体32を挟んで
回転多面鏡P1、P2が所定間隔を維持して配設されて
いる。回転多面鏡P1、P2は、その側面に複数の反射
面24を有する正多角柱(図1においては正六角柱)で
あり、回転駆動用モータからの駆動力で回転軸20を中
心に矢印D方向に高速回転する。これにより、各反射面
24への光の入射角は連続的に変化して偏向される。な
お、光偏向装置10には回転多面鏡P1、P2が複数配
設されており、かつ画像記録装置12にはC、M、Y、
Bkの各色に対応する複数の感光体16A、16B、1
6C、16Dが配設されている。このため、光源から射
出された光を同時に走査することができる。すなわち、
カラー画像の各色に対する処理を同時に行うことができ
る。
【0025】図2には、光偏向装置10の詳細構成が示
されている。図2に示されるように、光偏向装置10に
設けられたモータの回転軸20には、ベースハウジング
28によって固定された軸受30A、30Bが配設され
ている。なお、本実施の形態に係る光偏向装置10の回
転軸20の軸径dは0.6cmである。
【0026】回転軸20の長さ方向上方に配設された軸
受30Aには、フランジ22Aを介して回転多面鏡P1
が取り付けられている。一方、回転軸20の長さ方向下
方に配設された軸受30Bには、フランジ22Bを介し
て回転多面鏡P2が取り付けられている。回転多面鏡P
1は回転体Rとの間の間隔L1が0.75cmとなる位
置に取り付けられ、回転多面鏡P2は回転体Rとの間の
間隔L2が4.25cmとなる位置に取り付けられてい
る。これらの回転多面鏡P1、P2は、固定用バネ26
A、26Bによりフランジ22A、22Bに固定されて
いる。
【0027】なお、本実施の形態に適用される回転多面
鏡P1の慣性モーメントIP1及び回転多面鏡P2の慣性
モーメントIP2はそれぞれ0.2gcms2 であり、回
転体Rの慣性モーメントIR は0.18gcms2 であ
る。また、回転軸20の横弾性係数Gは7500kg/
mm2 である。
【0028】また、軸受30A、30Bを固定するベー
スハウジング28には、回転軸20の長さ方向の略中央
部に回転軸20の長さ方向に対して垂直面とされた駆動
回路配置部28Aが形成されている。この駆動回路配置
部28Aには、回転駆動用モータの回転を指示する駆動
回路34が配置されている。
【0029】前述した回転多面鏡P1、P2及び回転体
R等は、回転軸20が回転することによって同時に回転
する。回転軸20の回転力は、ベースハウジング28の
外周に構成されたステーター36と、ステーター36に
対向する回転体R及び駆動回路34により発生させるこ
とができるようになっている。なお、本実施の形態にお
いては回転体Rの駆動回転数Nが15000rpmとな
るように駆動回路34によって制御される。
【0030】ここで、回転多面鏡P1と回転体Rの間の
間隔L1、及び回転多面鏡P2と回転体Rの間の間隔L
2の設定条件について説明する。
【0031】例えば、回転体Rの駆動回転数Nが150
00rpmであり、かつ回転多面鏡P1と回転体Rとの
間の間隔L1が0.45cm、回転多面鏡P2と回転体
Rとの間の間隔L2が4.55cmとなるように回転多
面鏡P1、P2が回転軸20に配設されているとする。
このような構成の光偏向装置10において、光の走査方
向のジッターを測定すると図3に示されるグラフを得る
ことができる。
【0032】図3に示されるように、光偏向装置10に
おける光の走査方向のジッターは3次固有周波数を74
9Hzとしたときに最大の126ミクロンメートルとな
る。一方、3次固有周波数を749Hzから離していく
とジッターは小さくなり共振現象であることが解る。す
なわち、3次固有周波数が746Hz以下及び752H
z以上におけるジッターはスペックの30ミクロンメー
トル以下である。従って、捻れ振動周波数fP1R 、f
P1P2、fP2R と駆動回転数Nから決定される回転数の周
波数換算値である固有周波数との周波数の差が3Hz以
上あれば、ジッターがスペックの30ミクロンメートル
以下に収まることが解る。光偏向装置10における光の
走査方向のジッターがスペックの30ミクロンメートル
以下である場合には、画像記録装置12において記録さ
れる画質に影響を及ぼすことがない。
【0033】そこで、捻れ振動周波数fP1R 、fP1P2、
fP2R と駆動回転数Nから決定される回転数の周波数換
算値である固有周波数との間に以下に示す条件式
(1)、(2)、(3)が成立するように、回転多面鏡
P1と回転体Rの間の間隔L1、回転多面鏡P2と回転
体Rとの間の間隔L2を設定して回転多面鏡P1、P2
を回転軸20に配設するようになっている。
【0034】 |fP1P2−N/60×i|≧3 ・・・(1) |fP1R −N/60×j|≧3 ・・・(2) |fP2R −N/60×k|≧3 ・・・(3) (但し、i、j、kは1以上の全ての整数) なお、捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R (これら
を総称してfと示す)は以下に示される式(4)に基づ
いて演算することができる。以下に示される式(4)は
朝倉書房発行の「機械力学」(昭和55年)に記載され
た式を用いている。
【0035】
【数1】 f=(1/(2×π))× (π×d4 ×G×(Ix +Iy )/32×L×Ix ×Iy )1/2 ・・・(4) Ix 、Iy :それぞれの慣性モーメント L:間隔
【0036】以下に、本発明の実施の形態の作用を説明
する。オペレータが画像記録装置12による画像の記録
を指示すると、図示しない光源から光が射出されると共
に光偏向装置10に設けられた回転多面鏡P1、P2が
高速回転する。
【0037】図示しない光源から射出された光は、光偏
向装置10に設けられた回転多面鏡P1、P2の反射面
24によって反射されて偏向され、かつ反射ミラー14
によって反射されて感光体16に照射される。回転多面
鏡P1、P2が2つ配設されていると共に、カラー画像
の各色(C、M、Y、Bk)に対応する感光体16A、
16B、16C、16Dが配設されているため、各色を
同時に処理することができる。それぞれの感光体16
A、16B、16C、16Dに光が照射されると、トナ
ーが付着される。感光体16A、16B、16C、16
Dに付着されたトナーは転写体18に転写される。この
とき、転写体18上で感光体16A、16B、16C、
16Dのそれぞれに付着されたトナーを合わせることに
よってカラー画像が形成される。
【0038】光偏向装置10に設けられた回転多面鏡P
1、P2は、回転多面鏡P1と回転体Rの間の間隔L
1、及び回転多面鏡P2と回転体Rの間の間隔L2が所
定の条件式(1)、(2)、(3)を満たすように設定
され配設される。本実施の形態においては、回転多面鏡
P1と回転体Rの間の間隔L1を0.75cm、回転多
面鏡P2と回転体Rの間の間隔L2を4.25cmに設
定している。
【0039】この場合に、前述した式(4)に基づいて
捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、f P2R を演算すると、
以下に示される値となる。
【0040】fP1R =1844.43Hz fP1P2= 695.29Hz fP2R = 774.82Hz
【0041】駆動回転数Nは15000rpmであるた
め、回転数を周波数換算(N/60)して得られる1次
固有周波数frot は250Hzである。従って、捻れ振
動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R は1次固有周波数f
rot の整数倍と一致しないことが解る。
【0042】また、条件式(1)、(2)、(3)にそ
れぞれの値を代入して演算すると以下に示されるように
なる。
【0043】
【数2】 条件式(1) |fP1P2−N/60×i|=|695.29−750| =|−54.71| =54.71≧3 適合 (i=3)
【0044】
【数3】 条件式(2) |fP1R −N/60×j|=|1844.43−1750| =|94.43| =94.43≧3 適合 (j=7)
【0045】
【数4】 条件式(3) |fP2R −N/60×k|=|774.82−750| =|24.82| =24.82≧3 適合 (k=3)
【0046】従って、本実施の形態のように、回転多面
鏡P1と回転体Rの間の間隔L1を0.75cm、回転
多面鏡P2と回転体Rの間の間隔L2を4.25cmに
設定し、回転軸20に回転多面鏡P1、P2を配設した
光偏向装置10では、全ての条件式(1)、(2)、
(3)を満足している。
【0047】この場合には、回転多面鏡P2のビーム走
査方向のジッターは25ミクロンメートルとなる(図4
参照)。これにより、ビーム走査方向のジッターをスペ
ックである30ミクロンメートル以下に収めることがで
きる。従って、回転体Rの回転時に生じる捻れ振動の影
響を抑えて良好な画質を得ることができる。
【0048】なお、本実施の形態における回転体Rの慣
性モーメントIR は0.18gcms2 である場合を例
として説明したが、これに限定されるものではない。例
えば、回転体Rの慣性モーメントIR を0.19gcm
s2 としてもよい。この場合には、式(4)により回転
多面鏡P1と回転体Rの間で発生する捻れ振動周波数f
P1R は2347.94Hz、回転多面鏡P1と回転多面
鏡P2の間で発生する捻れ振動周波数fP1P2は695.
29Hz、及び回転多面鏡P2と回転体Rの間で発生す
る捻れ振動周波数fP2R は738.39Hzと求めるこ
とができる。また、条件式(1)、(2)、(3)につ
いては以下に示されるように演算され、それぞれ条件式
(1)、(2)、(3)を満たしていることが解る。
【0049】
【数5】 条件式(1) |fP1P2−N/60×i|=|695.29−750| =|−54.71| =54.71≧3 適合 (i=3)
【0050】
【数6】 条件式(2) |fP1R −N/60×j|=|2347.94−2250| =|97.94| =97.94≧3 適合 (j=9)
【0051】
【数7】 条件式(3) |fP2R −N/60×k|=|738.39−750| =|−11.61| =11.61≧3 適合 (k=3)
【0052】以上より、回転体Rの慣性モーメントIR
を増加させても捻れ振動の影響を抑えて画像記録装置1
2において良好な画質を得ることができる。
【0053】また、図5に示されるように、インナーロ
ータタイプのモータを使った場合には回転体Rの慣性モ
ーメントIR は0.05gcms2 と小さくなるが、同
様に適用することができる。回転体Rを回転軸20の長
さ方向中央に配設し、回転多面鏡P1と回転体Rの間の
間隔L1が2.5cm、回転体Rと回転多面鏡P2の間
の間隔L2が2.5cmとなるように回転多面鏡P1、
P2を回転軸20に配設する。この場合には、回転多面
鏡P1と回転体Rの間で発生する捻れ振動周波数fP1R
は1554.72Hz、回転多面鏡P1と回転多面鏡P
2の間で発生する捻れ振動周波数fP1P2は695.29
Hz、回転多面鏡P2と回転体Rの間で発生する捻れ振
動周波数fP2R は1554.72Hzと演算され、条件
式(1)、(2)、(3)の条件を満たしている。
【0054】
【数8】 条件式(1) |fP1P2−N/60×i|=|695.29−750| =|−54.71| =54.71≧3 適合 (i=3)
【0055】
【数9】 条件式(2) |fP1R −N/60×j|=|1554.72−1500| =|54.72| =54.72≧3 適合 (j=6)
【0056】
【数10】 条件式(3) |fP2R −N/60×k|=|1554.72−1500| =|54.72| =54.72≧3 適合 (k=6)
【0057】従って、インナーロータタイプのモータを
用い、回転体32の慣性モーメントIR が小さい場合に
でも捻れ振動の影響を抑えて良好な画質を得ることがで
きる。
【0058】さらに、本実施の形態では、回転多面鏡P
1、P2が回転駆動用モータの回転体Rを挟んで配設さ
れている光偏向装置10を例として説明したが、これに
限定されるものではない。例えば、回転多面鏡P1、P
2は回転体Rに対して回転軸20の長さ方向一方に配設
されている構成であってもよい。すなわち、上記条件式
(1)、(2)、(3)が成立するように回転多面鏡P
1と回転体Rの間の間隔L1、及び回転多面鏡P2と回
転体Rの間の間隔L2を設定して、回転多面鏡P1と回
転多面鏡P2を回転軸20に配設すればよい。
【0059】また、回転体Rの駆動回転数Nは1500
0rpmに限るものではないと共に、回転多面鏡P1、
P2及び回転体Rのそれぞれの間で発生する捻れ振動の
捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と駆動回転数N
から決定される回転数の周波数換算値である固有周波数
との周波数の差は駆動回転数Nに応じて変更されるもの
である。例えば、駆動回転数Nを18900rpmに設
定した場合には、捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、f
P2R と固有周波数との周波数の差が5Hz以上になるよ
うに条件式を定める。
【0060】さらに、本実施の形態においては、回転多
面鏡P1と回転体Rの間の間隔L1、及び回転多面鏡P
2と回転体Rの間の間隔L2を設定して回転多面鏡P
1、P2を回転軸20に配設することにより、捻れ振動
の影響を抑える場合を例として説明したが、これに限定
されるものではない。例えば、回転多面鏡P1と回転多
面鏡P2の配設位置を固定し、駆動回転数Nを変更する
ことによって捻れ振動の影響を抑える構成としてもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の回転多面鏡、第2の回転多面鏡及び回転体のそれぞ
れの間で発生する捻れ振動の捻れ振動周波数と駆動回転
数から決定される回転数の周波数換算値である固有周波
数の整数倍とが一致しないように第1の回転多面鏡及び
第2の回転多面鏡を回転軸に配設するので、捻れ振動の
影響を抑えて良好な画質を得ることができる、という優
れた効果を有する。
【0062】また、第1の回転多面鏡、第2の回転多面
鏡及び回転体のそれぞれの間で発生する捻れ振動の捻れ
振動周波数と駆動回転数から決定される回転数の周波数
換算値である固有周波数に所定の差が生じるように第1
の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡を回転軸に配設する
ので、捻れ振動の影響を抑えて良好な画質を得ることが
できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光偏向装置が備えら
れた画像記録装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光偏向装置を示す概
略構成図である。
【図3】従来構成の光偏向装置における駆動回転数Nに
よる固有周波数とジッターとの関係を示すグラフであ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係る光偏向装置における
駆動回転数Nによる固有周波数とジッターとの関係を示
すグラフである。
【図5】その他の実施の形態に係る光偏向装置を示す概
略構成図である。
【図6】画像記録装置の構成を示す概略構成図である。
【図7】光偏向装置の構成を示す概略構成図である。
【図8】(A)は従来の光偏向装置を示す概略構成図で
あり、(B)はジッターを示すグラフである。
【符号の説明】
10 光偏向装置 12 画像記録装置 20 回転軸 P1 回転多面鏡(第1の回転多面鏡) P2 回転多面鏡(第2の回転多面鏡) R 回転体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡
    が同一モータの回転体との間に所定間隔を維持して同一
    回転軸に配設され、前記モータの回転体が回転すること
    により前記第1の回転多面鏡及び第2の回転多面鏡を回
    転させ、光源から射出された光を該第1の回転多面鏡及
    び第2の回転多面鏡の反射面で反射させかつ偏向する光
    偏向装置であって、 前記第1の回転多面鏡、第2の回転多面鏡及び回転体を
    該第1の回転多面鏡、第2の回転多面鏡及び回転体のそ
    れぞれの間で発生する捻れ振動の捻れ振動周波数と、回
    転体の駆動回転数から決定される固有周波数の整数倍と
    が一致しないように配設することを特徴とする光偏向装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転多面鏡及び第2の回転多
    面鏡は、前記モータの回転体を挟みかつ該第1の回転多
    面鏡と回転体、及び第2の回転多面鏡と回転体との間に
    所定間隔を維持して同一回転軸に配設することを特徴と
    する請求項1記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転多面鏡及び第2の回転多
    面鏡は、前記捻れ振動周波数と固有周波数の値に光の走
    査方向のジッターにより画質に影響を及ぼすことのない
    差が生じるように、該第1の回転多面鏡と前記モータの
    回転体、及び該第2の回転多面鏡と回転体との間の間隔
    を設定して該モータの回転軸に配設することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体の駆動回転数をNrpm、前
    記第1の回転多面鏡と第2の回転多面鏡との間で発生す
    る捻れ振動の捻れ振動周波数をfP1P2、前記第1の回転
    多面鏡と回転体との間で発生する捻れ振動の捻れ振動周
    波数をfP1R、前記第2の回転多面鏡と回転体との間で
    発生する捻れ振動の捻れ振動周波数をfP2R としたと
    き、捻れ振動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と駆動回転
    数Nrpmから決定される回転数の周波数換算値である
    固有周波数との間には以下に示される3つの条件式
    (1)、(2)、(3) |fP1P2−N/60×i|≧M ・・・(1) |fP1R −N/60×j|≧M ・・・(2) |fP2R −N/60×k|≧M ・・・(3) (但し、i、j、kは1以上の全ての整数であり、Mは
    ジッターによって画質に影響を及ぼすことのない捻れ振
    動周波数fP1P2、fP1R 、fP2R と固有周波数との差)
    が成立することを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載の光偏向装置。
JP35173297A 1997-12-19 1997-12-19 光偏向装置 Pending JPH11183826A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222815A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 光偏向装置、光走査装置及び画像形成装置
US20170317555A1 (en) * 2016-04-28 2017-11-02 Nidec Corporation Rotary drive apparatus

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