JPH11184169A - 静電荷現像用イエロー液体現像剤 - Google Patents

静電荷現像用イエロー液体現像剤

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JPH11184169A
JPH11184169A JP9350819A JP35081997A JPH11184169A JP H11184169 A JPH11184169 A JP H11184169A JP 9350819 A JP9350819 A JP 9350819A JP 35081997 A JP35081997 A JP 35081997A JP H11184169 A JPH11184169 A JP H11184169A
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JP
Japan
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yellow
resin
pigment
liquid developer
parts
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JP9350819A
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Katsuyuki Ogura
克之 小倉
Miyuki Saito
みゆき 斉藤
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた保存安定性と良好な再分散性を持つ静電
荷現像用イエロー液体現像剤を提供する。 【解決手段】着色剤とバインダー樹脂とを主成分とする
トナー粒子を高絶縁性、低誘電率の担体液に分散してな
る静電荷現像用液体現像剤において、着色剤として、C.
I.PigmentYellow97を含有することを特徴とする静電荷
現像用イエロー液体現像剤。 【効果】本発明のイエロー液体現像剤は、濃縮トナーの
ように、顔料の分散濃度が高い場合でも、ケーキング等
の分散不良を起こさず、優れた分散安定性を示すもので
ある。また、濃縮トナーを希釈して現像剤の状態で長期
間静置した場合も、良好な再分散性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式または静
電記録方式によって形成される静電潜像の現像に用いら
れるイエロー液体現像剤の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真、静電記録等の静電写真に用い
られるカラー液体現像剤は、脂肪族炭化水素系溶剤の如
く、電気抵抗が高く、かつ誘電率の低い電気絶縁性担体
液中に結着剤、着色剤、添加剤等を含有して成るトナー
粒子を分散させたものであって、通常、結着剤としては
天然または合成樹脂、着色剤として顔料または染料、添
加剤として金属セッケン等の分散剤を各々担体液に混合
し、均一に混練して濃縮トナーを調製し、次いで、この
濃縮トナーを担体液中で希釈することによって得てい
る。このようなカラー液体現像剤を用いてカラー画像を
得るには、電子写真感光体や静電記録紙上に、常法にし
たがって静電潜像を形成したのち、それぞれ色の異なる
現像液で現像する。
【0003】このプロセスを各色について繰り返し行う
ことによってカラー画像を得る。こうして得られるカラ
ー画像は各色の液体現像剤中のトナーの粒子が原稿画像
の各色に対応して積み重なったものである。イエロー液
体現像剤は、現像の最終行程に用いられることが多く、
このため鮮明な色相とともに、優れた透明性が要求され
ている。
【0004】このような要求を満たすイエロー液体現像
剤用の顔料としては、従来C.I.ピグメントイエロー12、
C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14
等のジスアゾイエローが用いられているが、このような
顔料を用いて濃縮トナーにした場合、ケーキングを生じ
たり、沈降したトナー粒子が凝集しやすく、再分散性に
問題があった。
【0005】また、ジスアゾイエロー系顔料を用いた従
来の液体現像剤において、現像後のトナー画像の定着性
を上げるために、現像後加熱すると、有害なジクロルル
ベンジジンが発生するといった衛生上の問題点も有して
いた。
【0006】このような、問題点を解決するため、我々
は、特開平4-335653において、改良されたイエロー液体
現像剤を提案したが、主たる顔料にジスアゾイエローを
用いているために、濃縮トナーにした場合のケーキング
の形成や、沈降、凝集といった問題点も充分に満足でき
るレベルには至らなかった。
【0007】さらに、我々は、特開平5-19538におい
て、有害なジクロルベンジジンを発生しない改良された
イエロー液体現像剤を提案したが、やはり、画像特性及
び経時安定性の両面において、充分に満足できるレベル
には至らなかった。以上述べた様に、トナー特性におい
ても、また、衛生上の点においても、従来のイエロー液
体現像剤では、充分な効果を得るまでに至っていないの
が現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、顔料の分散濃度の高い、いわゆる濃縮トナ
ーにした場合でもケーキング等の分散不良を起こさず、
また、顔料の分散濃度が比較的低い場合、いわゆる現像
剤にした場合において、沈降したトナーの再分散性が良
好な、優れた分散安定性をもつイエロー液体現像剤を提
供しようとするものである。
【0009】また、本発明の別の課題は、現像後のトナ
ー画像の定着性を上げるために、現像後加熱しても、有
害なジクロルルベンジジンが発生せず、衛生上の点から
も優れた改良されたイエロー液体現像剤を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、着色剤として特
定の顔料を選択することにより、上記課題を解決し得る
ことを見出し、本発明に至った。
【0011】すなわち、本発明は上記課題を解決するた
めに、着色剤と樹脂を主成分とするトナーを高絶縁性、
低誘電率の担体液に分散してなる静電荷現像用液体現像
剤において着色剤が、
【化3】 で表わされる顔料を含有することを特徴とする静電荷現
像用イエロー液体現像剤を提供する。
【0012】本発明で使用する化学式1で表わされる顔
料は、ハンザイエロー系顔料の一種であり、C.I.PIGMEN
T YELLOW 97として、ノボパームイエローFGL(ヘキス
ト社製)イエロー950(有本化学社製)、シムラーファー
ストイエロー4186(大日本インキ化学工業社製)等の商
品名で市販されている物がいずれも好適に使用すること
ができるが、本発明の目的をより効果的に達成するため
には、ロジン処理等により透明性の改良されたグレード
のものを選択するのが好ましい。
【0013】本発明の目的を達成するためには、化学式
1で表わされる顔料を用いるのが望ましいが、本発明の
効果を失わない範囲で、他のイエロー系顔料も併用する
ことができる。その代表例としては、例えば、ジスアゾ
イエローAAA(C.I.Pigment Yellow 12)、ジスアゾ
イエローAAMX(C.I.Pigment Yellow 13)、ジスア
ゾイエローAAOT(C.I.Pigment Yellow 14)、ジス
アゾイエローAAOA(C.I.Pigment Yellow 17)、ジ
スアゾイエローAAPT(C.I.Pigment Yellow 55)、
ジスアゾイエロー87(C.I.Pigment Yellow 87)、ジス
アゾイエロー170(C.I.Pigment Yellow 170、ベンズイ
ミダゾロン系ジスアゾイエロー顔料(C.I. PigmentYell
ow 180)、クレヨンオレンジ(C.I.Pigment Orange 1
5)、バルカンオレンジ(C.I.Pigment Orange 16)、ジ
スアゾオレンジPMP(C.I.Pigment Orange 13)、ジ
スアゾオレンジTMP(C.I.Pigment Orange 34)等が
挙げられる。
【0014】本発明において、顔料を着色剤としてその
まま用いても良いが、現像画像の定着性を上げるため
に、着色剤として、顔料を予め樹脂と溶融混練したもの
を使用した場合は、加熱定着時に有害なジクロルベンジ
ジンを発生しないといった点でさらに特別な効果を発揮
する。この場合の樹脂としては、バインダー樹脂とは異
なり分散媒に不溶の熱可塑性樹脂であって、具体例とし
ては例えば、スチレン系樹脂〔エッソ化学工業(株)製
ピコスチックA75,D75,D100等〕、マレイン酸系樹脂
〔荒川化学工業(株)製 エステルガム M-90,100,
マルキードNo1,2,5,6,8,大日本インキ化学工業(株)製
ベッカサイト 1110,1111,F-231,1120等〕、フェノ
ール系樹脂〔大日本インキ化学工業(株)製 スーパー
ベッカサイト1001,3011,ベッカサイト 1100,1123
等〕、エポキシ系樹脂〔大日本インキ化学工業(株)製
エピクロン 1050,4055,7050,シェル石油社製 エピ
コート 1001,1004,1007等〕、ケトン樹脂〔東亜合成化
学工業(株)製 アロンKR−SS等〕、ブチラール樹
脂〔積水化学工業(株)製 エスレック BM-1,2等〕、
メタクリル系樹脂〔三菱レーヨン(株)製 ダイヤナー
ル BR-64,77,85,90,106等〕、ポリエステル系樹脂等が
挙げられる。これらは、単独でも2種以上の混合物とし
ても用いることができる。溶融混練に用いる樹脂は、担
体液を構成する有機溶剤にいずれも不溶であればよい
が、溶解性パラメーターが7.5以下の担体液を用いる場
合には、用いる樹脂は溶解性パラメーターが8.5以上の
ものを用いることが好ましい。
【0015】本発明に用いられるバインダー樹脂には、
液体現像剤に用いられる公知のものが特に制限なく用い
られる。例示すればブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、環化ゴム、天然ゴム等のゴム類、スチレン系
樹脂、ビニルトルエン系樹脂、アクリル系樹脂、メタク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂等の合成樹脂類、ロジン系
樹脂、水素添加ロジン系樹脂、アマニ油変性アルキド樹
脂等の変性アルキドを含むアルキド樹脂類、ポリテルペ
ン類等の天然樹脂類等が挙げられる。その他、フェノー
ル樹脂類、フェノールホルマリン樹脂等の変性フェノー
ル樹脂類、フタル酸ペンタエリトリット、クマロン−イ
ンデン樹脂類、エステルガム樹脂類、植物油ポリアミド
樹脂類等も有用であるし、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
プロピレン等の様なハロゲン化炭化水素重合体類、ビニ
ルトルエン−ブタジエン、ブタジエン−イソプレン等の
合成ゴム類、2−エチルエキシルメタクリレート、ラウ
リルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ラウ
リルアクリレート、オクチルアクリレート等の長鎖アル
キル基を持つアクリル系モノマーの重合体類もしくはそ
れらと他の重合性モノマーとの共重合体類(たとえば、
スチレン−ラウリルメタクリレート共重合体、アクリル
酸−ラウリルメタクリレート共重合体等)、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン類、ポリテルペン類、メタクリル
酸メチルとアクリル酸エステルまたはメタクリル酸の長
鎖アルキルエステルとからなる電気絶縁性担体液に可溶
性のアクリル系共重合体(例えば特公昭ー20996号公報に
記載されたもの。)等も使用できる。
【0016】特に好適な樹脂としては、一分子中に分散
媒に可溶な部分と不溶な部分とを両方有する樹脂であ
る、両親媒性樹脂が挙げられる。この様な樹脂として
は、例えば以下のものが挙げられる。
【0017】電気絶縁性担体液に可溶性のビニル重合体
よりなる第1の高分子鎖と担体液に不溶性のビニル重合
体よりなる第2の高分子鎖とがウレタン結合を介して相
互に結合した分子構造を有し、分子全体として上記担体
液に不溶性の非ゲル状のグラフト重合体(例えば特開昭
58ー122557号公報に記載されたもの。);架橋反応性官
能基を分子側鎖中に有するビニル重合体を架橋してなる
電気絶縁性担体液に可溶性の架橋重合体と、分子中に塩
基性窒素原子またはアミド基を有するビニルモノマーと
酢酸ビニルモノマーを共重合してなる担体液に不溶性の
ビニル共重合体からなり、担体液に不溶性のビニル共重
合体は、前記架橋重合体に捕捉されてなる重合体(例え
ば特開昭63ー208866号公報に記載されたもの。)。特開
平3-9369号公報に記載されたメタクリル酸メチルとアク
リル酸エステルまたはメタクリル酸の長鎖アクリルエス
テルとからなる電気絶縁性媒体液に可溶性アクリル系共
重合体と、分子中に塩基性窒素原子またはアミド基を有
するビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーを共重合して
なる前記絶縁性担体液に不溶性のビニル共重合体からな
り、前記電気絶縁性担体液に不溶性のビニル重合体は分
子鎖相互のもつれによって前記重合体に捕捉されてなる
連鎖重合体等が挙げられる。
【0018】本発明においては、必要に応じて、トナー
粒子を帯電させるために電荷制御剤を使用することがで
きる。これらの電荷制御剤としては、従来公知のものが
適宜使用される。たとえば、ナフテン酸、オクチル酸、
オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸あるいは
ラウリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エステ
ル類の金属塩、リン酸エステル金属塩、芳香族カルボン
酸金属塩、芳香族スルホン酸金属塩等である。これら電
荷制御剤の使用量は、特に制限されないが、後記着色剤
とバインダー樹脂合計100重量部当たり、0.5〜5
重量部とするのが好ましい。
【0019】これら電荷制御剤の中でも、ナフテン酸、
オクチル酸の金属塩が、本発明の目的を達成するために
は、特に好適である。
【0020】また、着色剤の帯電電荷を向上させるため
に、SiO2、Al23、TiO2、ZnO、Ga23
In23、GeO2、SnO2、PbO2、MgO等の金
属酸化物微粒子やこれらの混合物を電荷増強剤として添
加しても良い。電気絶縁性担体液としては、常温で液体
の高抵抗低誘電率もの、例えば、ヘキサン、ペンタン、
オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンのほ
か、エクソン化学社製のアイソパーG,H,K,L,M
等の商品名の下に販売されている有機溶剤の如き100〜2
50℃の温度範囲に沸点を有し、かつ109Ω・cm以上
の体積比抵抗と3未満の誘電率を有する各種の脂肪族炭
化水素溶剤を使用することができる。
【0021】本発明の液体現像剤を得るには、上記着色
剤と、バインダー樹脂、電荷制御剤とその他必要に応じ
電荷増強剤とを、それらが所定濃度となる様に、電気絶
縁性単体液に均一になる様に分散させれば得られるが、
たとえばボールミル,サンドミル,アトライター等でこ
れらを均一に練肉して濃縮トナーを作り、さらに電気絶
縁性担体液で希釈して現像剤を調製するような、二段法
で調製するのが好ましい。
【0022】本発明の液体現像剤を用いて静電荷を現像
するには、従来知られている有機光導電体もしくは無機
光導電体からなる感光基材に静電荷像を形成した後、本
発明の液体現像剤を接触させ、さらに余剰現像液を除去
することによって静電潜像に対応した画像を得ることが
できる。さらに、こうして得られたトナー画像は、紙、
あるいはプラスチックフィルム等の記録媒体を介して、
トナーと逆極性の一様帯電を行うことによって、各種記
録媒体へ静電的に転写することができる。上記有機光導
電体としては、周知の有機光導電体が挙げられ、例え
ば、ポリ−N−ビニルカルバゾール系電子写真感光基
材、有機顔料を主成分とする電子写真感光基材、染料と
樹脂からなる共晶錯体を主体とする電子写真感光基材等
が例示される。無機光導電体としては、酸化亜鉛、硫化
亜鉛、硫化カドミウム、セレン、セレン−テルル−砒素
合金、非晶質珪素系材料などが挙げられる。
【0023】また、本発明の液体現像剤は感光体以外の
手段、例えば、静電記録法の様に、帯電針電極やイオン
フローヘッドなどにより、静電記録紙やイオンフロー用
記録紙、プラスチックフィルム等の誘電体上に生じさせ
た静電潜像を現像する際にも適用できる。この場合の現
像は、上記感光体の場合と同様にして実施することがで
きる、さらに、得られた画像を紙やプラスチックシート
に転写するには、上記感光体の場合と同様に静電的方法
により実施することができる。あるいは、上記静電潜像
を形成させた誘電体が、離型性を有する誘電体の場合
は、現像画像を上記転写媒体を介して加熱により熱転写
させることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、次の実施の形態を含
む。 (1)着色剤とバインダー樹脂とを主成分とするトナー
粒子を高絶縁性、低誘電率の担体液に分散してなる静電
荷現像用液体現像剤において、着色剤の顔料として化学
式1
【化4】 で表わされる顔料を含有することを特徴とする静電荷現
像用イエロー液体現像剤。
【0025】(2)前記着色剤が、顔料と樹脂とを溶融
混練したものであり、該顔料として化学式1で表される
顔料を含み、溶融混練時に使用する樹脂が前記担体液に
不溶である(1)記載の静電荷現像用イエロー液体現像
剤。
【0026】バインダー樹脂としては、1分子中に分散
媒に可溶な部部分と不溶な部分とを両方有する樹脂であ
る、両親媒性樹脂が好ましい。本発明の具体例を説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の具体
例に限定されるものではない。具体例中、「部」及び
「%」は各々「質量部」及び「質量%」を表す。
【0027】バインダー樹脂の合成例 両親媒性非水分散樹脂A メタクリル酸ラウリル80部、 メタクリル酸-2-ヒドロキ
シエチル10部、N-ビニルピロリドン10部、ジ-tert-ブチ
ルパーオキサイド1部及び「アイソパーG」 148部を、
窒素ガス導入管、撹拌機及び冷却管のついた反応容器に
仕込み、 130℃に昇温し、 130℃にて6時間反応させて
第1重合体の溶液を得た。次に、温度を80℃に下げ、イ
ソホロンジイソシアネート1.5部、ジラウリル酸ジ-n-ブ
チル錫0.03部及び「アイソパーG」2部を加え、80℃で
2時間ウレタン化反応を行なった後、冷却し、不揮発分
38.2%の架橋重合体の溶液を得た。前記架橋重合体 131
部を前記と同様の反応容器に仕込み、さらに「アイソパ
ーG」 152部、メタクリル酸-2-ヒドロキシプロピル 5
部、メタクリル酸メチル40部、フタル酸-β-メタクリロ
キシエチル5部及びアゾビスイソブチロニトリル0.25部
加えた後、80℃に昇温し、80℃で6時間反応させて、不
揮発分30%の白色の定着剤分散液を得た。このようにし
て得られた非水分散樹脂を「非水分散樹脂B」とした。
【0028】両親媒性非水分散樹脂B メタクリル酸ラウリル93.3部、メタクリル酸ヒドロキシ
プロピル3.7部、「アクリエステルPA」(三菱レーヨ
ン社製モノマー)3.0部、「パーブチルO」(日本油脂
社製重合触媒)2.5部及び「パーブチルZ」(日本油脂
社製重合触媒)1.5部「アイソパーG」(エクソン化学
社製 脂肪族炭化水素溶剤) 100部を窒素ガス導入管、
撹拌機及び冷却管のついた反応容器に仕込んで120℃に
昇温し、120℃で8時間反応させて不揮発分48.8%の重
合物を得た。次に、温度を70℃に下げ、イソホロンジイ
ソシアネート5.7部、ジブチル錫ジラウレート0.05重量
及び「アイソパーG」5.7部を加え、70℃で4時間ウレ
タン化反応を行なった後、冷却して、不揮発分48.6%の
中間体溶液を得た。前記中間体の溶液 80部を、前記と
同様の反応容器に仕込み、更に「アイソパーG」105
部、メタクリル酸ヒドロキシプロピル2.7部、メタクリ
ル酸メチル28.7部メタクリル酸2エチルヘキシル28.6部
及びパーブチルD(日本油脂社製 重合触媒)0.3部と
パーブチルZ(日本油脂社製 重合触媒)0.3部を加
え、110℃で5時間反応させた後アイソパーG(エクソ
ン化学社製 脂肪族炭化水素溶剤)を83部加えて冷却
し、不揮発分28.5%のグラフト重合体の溶液を得た。こ
のようにして得られた非水分散樹脂を「非水分散樹脂
A」とした。
【0029】次に、本発明の好適な実施態様を示す。着
色剤は、化学式1で表される顔料を直接両親媒性非水分
散性樹脂とボールミル等で均一に混合練肉し、使用する
こともできる。
【0030】 (実施例1) 「イエロー950」 (有本化学工業社製黄色顔料C.I.Pigment Yellow97) 18部 「非水分散樹脂A」 90部 「ナフテン酸ジルコニウム」 1.0部 「アイソパーG」(エクソン化学社製 脂肪族炭化水素溶剤) 125部 上記混合物をボールミルで24時間分散した後、「アイソ
パーG」で不揮発分が12%になるように希釈調製し、濃
縮トナーを得た。この濃縮トナーは、6カ月保存後もケ
ーキングがおこらず、安定であった。さらに、上記濃縮
トナー 100部を「アイソパーG」2000部で希釈して現像
剤を得た。次に、セイコー電子工業社製カラー静電プロ
ッター「EP−4010」を用いて、静電記録紙上に静電潜
像を形成し、上記液体現像剤で現像したところ、画像流
れがなく、鮮明な黄色画像が得られた。また、2次色で
ある緑、赤の色再現性も良好であった。(マゼンタ及び
シアン色の液体現像剤は市販のものを使用した。)
【0031】(比較例1)実施例1において、「イエロ
ー950」のかわりに、「シムラーファーストイエローG
RF」(大日本インキ化学工業社製 C.I.Pigment Yell
ow13)を用いた以外は、実施例1と同様にして濃縮トナ
ーと現像剤を調製した。実施例1と同様にして濃縮トナ
ーの安定性を見たところ、静置後1ヶ月でソフトケーキ
ングが形成され、比較例の「シムラーファーストイエロ
ーGRF」は、安定性に問題があることがわかった。
【0032】さらに、より好ましい例として顔料と樹脂
を溶融混練する実施例を示す。顔料と溶解性パラメータ
ー8.5以上の樹脂を加圧ニーダーで溶融混練し、これを
さらに粉砕器で微粉末とし、使用することもできる。樹
脂は、バインダー樹脂とは異なり、担体液に不要な熱可
塑樹脂が良い。当該顔料と樹脂との質量比は両者合計を
100重量部としたとき当該顔料15〜40重量部、当該樹脂8
5〜60重量部とすることが望ましい。
【0033】顔料と樹脂とを溶融混練した場合の液体現
像剤を調製する方法の概要を以下に記す。 着色剤 100質量部 非水分散樹脂 50〜100質量部 電荷制御剤 1〜10質量部 担体液(溶解性パラメーター7.5以下の脂肪族炭化水素溶剤) 150〜250質量部
【0034】上記混合物をボールミル等で均一に混合練
肉し、この分散液を5〜15質量%になるように担体液で
希釈し、液体濃縮トナーとする。さらに、実使用時にこ
の液体濃縮トナーを担体液で15〜30倍前後に希釈し、液
体現像剤とする。
【0035】 (着色剤の製造例) (着色剤1) シムラーファーストイエロー4186(大日本インキ化学工業(株)社製 C.I.Pigment Yellow 97 ) 25質量部 エピコート1004 (シェル石油社製) 50質量部 エピコート1007 (シェル石油社製) 25質量部 上記配合組成を持つ混合物を加圧ニーダーを用いて溶融
混練し、得られた着色練肉物をロートプレックスを用い
て粉砕し、1mmパスのイエロー着色剤微粉末を得た。こ
のようにして、得られた着色剤を着色剤1とする。
【0036】 (実施例2) 「着色剤1」 60質量部 「非水分散樹脂B」 40質量部 「ナフテン酸ジルコニウム」 3質量部 「アイソパーG」(エクソン化学社製 脂肪族炭化水素溶剤) 142質量部 上記混合物をボールミルで均一に混合分散して、液体濃
縮トナーを調製した。さらに、濃縮トナーをアイソパー
Gで20倍に希釈して現像剤を得た。この現像剤を3ヶ月
静置した後、沈降したトナーを再分散したところ、凝集
物は殆どなく、良好な再分散性を示した。また、松下電
送製静電プロッター「EP−101」を用いて、静電記録
紙上に静電潜像を形成し、現像したところ、画像流れの
ない、鮮明な黄色画像が得られた。
【0037】(比較例2)着色剤の製造例の着色剤1に
おいて、「シムラーファーストイエロー4186」の代わり
に、「シムラーファーストイエローGFconc」(大日本
インキ化学工業社製黄色顔料 C.I.Pigment Yellow12)
を用いて溶融混練し、比較用の着色剤を得た。次にこの
着色剤を用いて、実施例1と同様にして濃縮トナーと現
像剤を製造した。現像剤を3ヶ月静置後、沈降したトナ
ーを再分散させたところ、凝集物が見られ、再分散性は
不良であった。
【0038】
【発明の効果】本発明の液体現像剤によれば、化学式1
で表せる顔料を直接バインダー樹脂に分散して、濃縮ト
ナーを作りそれを希釈し現像剤の状態で長期間保存した
場合にも、良好な、再分散性を示し、また、さらに化学
式1で表せる顔料を溶融混練したものは、顔料の分散濃
度が高い場合でも、ケーキング等の分散不良を起こさ
ず、優れた分散安定性を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤とバインダー樹脂とを主成分とす
    るトナー粒子を高絶縁性、低誘電率の担体液に分散して
    なる静電荷現像用液体現像剤において、着色剤の顔料と
    して化学式1、 【化1】 で表わされる顔料を含有することを特徴とする静電荷現
    像用イエロー液体現像剤。
  2. 【請求項2】 前記着色剤が、顔料と樹脂とを溶融混練
    したものであり、該顔料が化学式1 【化2】 で表される顔料を含み、溶融混練時に使用する樹脂が前
    記担体液に不溶である請求項1記載の静電荷現像用イエ
    ロー液体現像剤。
JP9350819A 1997-12-19 1997-12-19 静電荷現像用イエロー液体現像剤 Pending JPH11184169A (ja)

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