JPH11185673A - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置Info
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- JPH11185673A JPH11185673A JP35530797A JP35530797A JPH11185673A JP H11185673 A JPH11185673 A JP H11185673A JP 35530797 A JP35530797 A JP 35530797A JP 35530797 A JP35530797 A JP 35530797A JP H11185673 A JPH11185673 A JP H11185673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film layer
- black matrix
- fluorescent film
- face plate
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
と電圧チャージ現象の低減とによって高品位の画像表示
を行う。 【解決手段】 基板9上にカソード電極10とカソード
チップ7とが形成されるとともにゲート電極13が形成
されたバックプレート2と、透明基板15にアノード電
極16と蛍光膜層8ブラックマトリックス17とが形成
されて真空空間部6を介してバックプレート2と対向さ
れたフェイスプレート3とを備える。ブラックマトリッ
クス17は、ガラスを母材として蛍光膜層8の発光面よ
りも突出するリブ状凸部として蛍光膜層8間の非発光領
域に対応して形成される。蛍光膜層8とブラックマトリ
ックス17とは、表面のほぼ全体が導電薄膜層18、1
9で被覆される。
Description
し、さらに詳しくは薄型で大型画面化が図られるフィー
ルド・エミッション・ディスプレィ(以下、FEDと略
称する。)に関する。
面化と軽量化に限界がある陰極線管に代わる種々の薄型
表示装置、いわゆるフラットパネル・ディスプレィ(F
PD)の検討が図られている。FPDとしては、例えば
プラズマ・ディスプレィ・パネル(PDP)、FED、
プラズマ・アドレス液晶(PALC)パネル或いは有機
エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレィ等が提
案されている。
ラス基板間に隔壁で仕切られた多数個のセルを構成する
とともに、これらセルの内部に蛍光体を塗布して蛍光膜
層を形成しかつキセノンを含む放電ガスが充填されてな
る。PDPは、セル内に設けた電極に画像データ信号に
応じて電圧を印加することによって放電ガスに放電現象
を生じさせ、これにより発生する紫外線が蛍光膜層を照
射し励起/発光させることにより画像表示を行う。PD
Pは、上述したように各セル単位で発光が行われるた
め、セル毎に赤、緑、青の蛍光体を塗り分けることによ
りカラー表示が行われる。
膜トランジスタ(TFT)型LCDの問題点を解決する
装置として提案されたものであり、LCDのスイッチン
グ部をTFTに代えてプラズマスイッチによって構成し
た装置である。PALCは、長溝状の放電空間部内に互
いに平行なカソード電極とアノード電極とがそれぞれ形
成された第1のガラス基板と、カソード電極とアノード
電極とに直交するとともにプローブと接続されたストラ
イプ状電極が形成された第2のガラス基板とを対向配置
するとともに、第2のガラス基板に第1のガラス基板と
の間に放電空間部を構成するようにしてLCDを接合し
かつ放電空間部内に放電ガスを充填してなる。PALC
は、ストライプ状電極にLCDの駆動用信号を印加した
状態で、画像データ信号に応じた電圧をカソード電極に
印加することによって放電ガスにプラズマ放電を発生さ
せ、ストライプ状電極のプローブとアノード電極間を導
通状態としてLCDを駆動する。
数個のカソードチップ(電子放出素子)とが形成される
とともに各カソード電極に対応してゲート電極が配置さ
れてなる第1のガラス基板(バックプレート)と、各ゲ
ート電極に対応する多数個のアノード電極と蛍光膜層と
が形成され真空空間部を介してバックプレートに対向配
置されてなる第2のガラス基板(フェイスプレート)と
を備えてなる。なお、カソードチップについては、基板
上に平面形状の素子を形成して構成したFEDも提案さ
れている。
各電極に印加されるとカソードチップから放出された電
子ビームがゲート電極によって加速されてフェイスプレ
ートの蛍光膜層を照射する。FEDは、これによって蛍
光膜層が励起/発光して画像表示が行われる。FED
は、陰極線管と同様に電子ビームを照射して蛍光膜層を
励起/発光する基本原理を同等とすることから、優れた
色再現性が期待されている。
照射された電子ビームの一部が、この蛍光膜層の構成物
質に応じてバックプレート側へとランダムに反射されて
散乱する。FEDは、アノード電極が、フェイスプレー
ト上に透明電極層として形成されるほか、蛍光膜層に電
子の投射によってチャージされる電圧をアースするメタ
ルパック層がアルミを蒸着することによって形成されて
いる。FEDは、アルミのメタルパック層が形成される
ことによって、このメタルパック層により蛍光膜層への
入射電子量のほぼ20%近くが反射されてバックプレー
ト側へと散乱する。反射電子は、アノード電極/カソー
ド電極間の電圧によって再びフェイスプレート側へと吸
引されて蛍光膜層を投射する。
膜層によって散乱した状態で反射されることから、戻り
電子ビームが隣接する他の領域の蛍光膜層にも入射され
てしまうことがある。このため、FEDは、コントラス
トや色純度が低下して表示画質が劣化するといった問題
が生じる。
かる問題点を解決するために、各蛍光膜層間の非発光領
域に対応してフェイスプレートの主面にブラックマトリ
ックスが形成されるとともに、このブラックマトリック
スを各蛍光膜層の発光面に対してカソード側に隆起させ
て構成したFEDが開示されている。かかる米国特許の
FEDによれば、蛍光膜層によって反射される電子がブ
ラックマトリックスの隆起した側壁によって拡散する方
向の反射が抑制されることから、表示画質の劣化が防止
される効果が期待される。
は、蛍光膜層よりも外光反射率が低い特性を有する鉛ガ
ラス(ソルダーガラス)によってプレート表面に立体の
非発光領域を形成した表示装置が開示されている。この
鉛ガラスによる形成部位は、蛍光膜層とスペーサとが直
接接触することを防止する絶縁体として作用する。
1の米国特許においては、ブラックマトリックスを形成
する材料として、メタル、セラミック、セミコンダクタ
或いはカーボン等が挙げられ、これらを単体或いは複数
で使用する旨が開示されている。しかしながら、これら
ブラックマトリックス形成材料は、いずれもガラス材か
らなるフェイスプレートとの接着性や機械的強度、充分
な高さ寸法の確保、製造性或いは真空材料としての信頼
性等の条件を満足するものではない。
スが用いられることでガラス材からなるフェイスプレー
トとの相性がよいことから、上述した第1の米国特許の
材料の問題点を解消するとともに発光領域と非発光領域
とにコントラスト差がついてより明瞭な画像表示が行わ
れることからブラックマトリックスの形成材料として用
いて好適である。しかしながら、かかる鉛ガラスによっ
て形成されるブラックマトリックスは、上述したように
鉛ガラスが蛍光膜層とスペーサとの絶縁を保持する部材
であることから当然絶縁材として構成されることにな
り、メタルバックと電気的に絶縁されてフェイスプレー
トに絶縁部位を構成する。
ってフェイスプレートに存在する絶縁部位に電圧チャー
ジが生じる。この電圧チャージは、絶縁部位からの微小
放電によるノイズの発生或いは電子ビームの軌道への影
響による輝度ムラの発生等によって表示画質が不安定と
なるといった問題を生じさせる。したがって、FEDに
おいては、上述した第2の米国特許に記載された鉛ガラ
スによって上述した第1の米国特許に記載された蛍光膜
層からの反射電子の拡散を抑制するブラックマトリック
スをフェイスプレートに形成した場合において、このブ
ラックマトリックスが絶縁材によって構成されるために
電圧チャージ現象が生じて上述した不都合を解消し得な
い。
ックマトリックスを複数材料によって形成することが記
載されていることから、例えば鉛ガラスと適宜の導電材
とでその材料を構成することによって例えばメタルバッ
クとの電気的導通を保持したFEDの開発も考慮され
る。しかしながら、かかるFEDにおいては、複数材料
を適性な状態で管理することが難しいために信頼性が低
いといった問題点やブラックマトリックスの側面部位を
どのように処理して電圧チャージ現象を抑制するかとい
った問題点を解消するまでには至らない。
反射される電子ビームの散乱を抑制と電圧チャージ現象
の低減とによって表示画像の高画質化と安定化とを図っ
た画像表示装置を提供することを目的に提案されたもの
である。
明にかかる画像表示装置は、基板上に、カソード電極と
電子ビームの放出電極とが形成されるとともにカソード
電極に対向してゲート電極が形成されてなるバックプレ
ートを備える。画像表示装置は、透明な基板上に、各ゲ
ート電極に対応して形成された透明なアノード電極と、
このアノード電極上に形成した蛍光膜層と、この蛍光膜
層間の非発光領域にそれぞれ位置するブラックマトリッ
クスとが形成され、真空空間部を介してバックプレート
に対向配置されてなるフェイスプレートを備える。画像
表示装置は、フェイスプレートのブラックマトリックス
が、ガラスを母材として蛍光膜層の発光面よりも突出さ
れたリブ状凸部として形成されるとともに、このブラッ
クマトリックスと蛍光膜層とのほぼ表面全体が導電薄膜
層で被覆されて構成される。
像表示装置によれば、画像データ信号に応じた電圧が各
電極に印加されることによりカソードチップから放出さ
れた電子ビームがゲート電圧によって加速されてフェイ
スプレートの蛍光膜層を照射し、この蛍光膜層を励起/
発光して画像表示が行われる。画像表示装置において
は、リブ状ブラックマトリックスによって蛍光膜層で反
射された電子の拡散する方向の反射が抑制されて他の蛍
光膜層への入射が低減されることから、コントラストや
色純度が良好に保持されて高画質の表示が行われる。ま
た、画像表示装置においては、リブ状ブラックマトリッ
クスがガラス母材の材料によって形成されることから基
板との機械的接合が強固であるとともに生産性よく形成
される。さらに、画像表示装置においては、電子ビーム
が照射されるリブ状ブラックマトリックスと蛍光膜層と
のほぼ表面全体が導電薄膜に被覆されることから、フェ
イスプレートにおける電圧チャージ現象が抑制され、微
小放電ノイズや電子ビームのズレが低減されて表示画像
の安定化が図られる。
て図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として図
1に示したカラーディスプレィ用FED(フィールド・
エミッション・ディスプレィ)1は、バックプレート
(エミッタ・アレィ・パネル)2とフェイスプレート
(アノード・パネル)3とがフレーム4及びフリットシ
ール5a,5bによって所定の対向間隔に保持されると
ともに真空空間部6を構成して組み合わされてなる。F
ED1は、電子放出素子としていわゆるスピントタイプ
エミッタと称される多数個のカソードチップ7を有して
いる。FED1は、これらカソードチップ7から出射さ
れた電子ビームをフェイスプレート3の主面に詳細を後
述するが各画素に対応して3色の蛍光体をストライプ状
に塗布してそれぞれ形成してなる赤色蛍光膜層8R、青
色蛍光膜層8B、緑色蛍光膜層8G(以下、総称する場
合には、単に蛍光膜層8と称する。)に投射してこれを
励起/発光させて画像表示を行う。
からなる基板9の主面9a上に、エッチング法や真空蒸
着法等によって所定のパターン形状を以って形成された
第1層目の多数個のカソード電極10と、これらカソー
ド電極10上に第2層目として形成される抵抗層11
と、これら抵抗層11上に第3層目としてエミッタ電極
を構成する上述した多数個のカソードチップ7とが積層
された状態で形成されてカソード部を構成してなる。バ
ックプレート2には、カソード部に対してスペーサ12
を介して薄板状のゲート電極13が対向して配置されて
いる。カソード電極10及び抵抗層11は、ストライプ
状の蛍光膜層8に対応して基板9の主面9a上にそれぞ
れストライプ状に成膜形成されなる。カソード電極10
とゲート電極13とは、互いに直交するマトリックス状
に配列されており、それぞれの交差部分が各画素に対応
している。
膜層8に対応してそれぞれ多数個、すなわち1画素に対
して例えば数百個乃至数千個が形成されている。各カソ
ードチップ7は、それぞれ先端部が尖った円錐状を呈す
る冷陰極として構成され、基板9の主面上にカソード電
極10及び抵抗層11を介してチップ状に形成されてな
る。各カソードチップ7は、その先端部がゲート電極1
3に形成した電子放出孔14にそれぞれ対応位置してい
る。なお、スペーサ12は、例えばセラミック材によっ
て形成され、各色蛍光膜層8間に位置して適宜配置され
ることによってカソード電極10とゲート電極13との
対向間隔を保持する。
うに基板9上に成膜形成したスピントタイプのカソード
チップ7によって電子放出素子を構成したが、その他の
電子放出素子によって構成するようにしてもよいことは
勿論である。また、バックプレート2は、カソード電極
10とゲート電極13とをスペーサ12によって所定の
対向間隔に保持するようにしたが、例えばガラス基板に
エッチング処理を施して多数個の微細なマイクロチャン
ネルを形成したマイクロチャンネルプレートを介挿して
保持するようにしてもよい。マイクロチャンネルプレー
トは、各マイクロチャンネルが電子放出孔を構成する。
に、透明なガラス基板15のバックプレート2との対向
主面15a上に形成されたアノード電極16と、このア
ノード電極16上に形成された蛍光膜層8と、ブラック
マトリックス17と、蛍光膜層8及びブラックマトリッ
クス17を被覆して形成されたメタルパック層18とか
ら構成される。蛍光膜層8は、ガラス基板15の主面1
5a上に、1画素毎に赤色蛍光体と青色蛍光体及び緑色
蛍光体とをストライプ状に塗布することによってそれぞ
れ赤色蛍光膜層8R、青色蛍光膜層8B、緑色蛍光膜層
8Gとを構成してなる。アノード電極16は、例えばフ
ォトリソグラフィク法等によってガラス基板15の主面
15a上にゲート電極13と平行に、換言すればカソー
ド電極10と直交するストライプ状の透明電極として形
成される。アノード電極16は、カソード電極10との
交差部分が各画素を構成している。
母材として例えば酸化コバルト等の金属酸化物によって
黒色に着色したガラスペーストを素材として詳細を後述
する工程を経て各蛍光膜層8間の非発光領域にそれぞれ
位置してマトリックス状に形成される。ブラックマトリ
ックス17は、各蛍光膜層8間の非発光領域にそれぞれ
位置してマトリックス状に形成されてなり、電子ビーム
のずれによる色の混り現象の発生を防止する。また、ブ
ラックマトリックス17は、鉛ガラスを母材とすること
から蛍光膜層8の発光面に対して外光反射率が低くな
り、発光部位と非発光部位とのコントラスト比をあげて
色のまざり作用の向上が図られる。
によって区割りされたマトリックス空間部に塗布され、
上述したように各画素に対応して赤色蛍光膜層8R、青
色蛍光膜層8B及び緑色蛍光膜層8Gとからなる。赤色
蛍光膜層8Rは、例えば酸化硫化イットリウムや酸化イ
ットリウムにユーロビウムを混合した希土類蛍光塗料が
用いられて形成される。青色蛍光膜層8Bは、例えば銀
を含む硫化亜鉛蛍光塗料が用いられて形成される。さら
に、緑色蛍光膜層8Gは、例えば銅及びアルミを含む混
晶硫化物蛍光塗料が用いられて形成される。
例えば真空蒸着法を施こすことにより上述した蛍光膜層
8及びブラックマトリックス17を被覆するアルミニウ
ム薄膜によって構成され、アノード電極16に接続され
ている。メタルパック層18は、電子ビームの照射によ
って蛍光膜層8に発生する電圧チャージ現象を抑制する
ことによって、電子ビームの加速度を保持しかつチャー
ジ電圧の放電による微小ノイズの発生防止或いは電子ビ
ームの軌道ズレ防止等の作用を奏する。勿論、メタルパ
ック層18は、ブラックマトリックス17を被覆して形
成されるが、本来の機能からはその表面上に形成されな
くともよい。
クマトリックス17がその厚み寸法を蛍光膜層8の厚み
寸法よりも大とした所定の高さ寸法を有するリブ状凸部
としてガラス基板15の主面15aに形成される。フェ
イスプレート3は、具体的には図2に示すように、蛍光
膜層8がその膜厚tを約10umに形成され、画素ピッ
チを0.3mmとしてブラックマトリックス17がその
ピッチpを0.1mm、幅寸法wを40um、高さ寸法
hを50umに形成され、さらにメタルパック層18が
その膜厚mを約0.2umに形成される。したがって、
フェイスプレート3は、ガラス基板15の主面15a上
に、蛍光膜層8の蛍光面に対してブラックマトリックス
17が突出した状態を呈している。
蛍光膜層8とブラックマトリックス17とを被覆するメ
タルパック層18が成膜形成される。このメタルパック
層18は、真空蒸着法によって成膜されることから、蛍
光膜層8から突出するブラックマトリックス17の垂直
な外周側面17aに殆ど成膜形成されない。ブラックマ
トリックス17は、上述したように絶縁材である鉛ガラ
スを母材としたガラスペーストによって形成される。し
たがって、フェイスプレート3は、このブラックマトリ
ックス17の外周側面17aによって電子ビームの照射
面の一部にメタルパック層18によって被覆されない絶
縁部位が生じることになる。
マトリックス17を形成する際に、例えばInとSnと
の混合酸化物(ITO)や酸化スズを有機溶剤によって
スラリー状とした導電材を予めその外周面の全体にコー
ティングすることによって導電性薄膜19が被覆形成さ
れる。導電性薄膜19は、図2に示すようにその表面に
メタルパック層18が成膜されることにより、アノード
電極16との電気的導通が図られている。したがって、
フェイスプレート3は、メタルパック層18と導電性薄
膜19とによって蛍光膜層8及びブラックマトリックス
17の電子ビームの照射面に上述した絶縁部位が存在し
ないように構成されている。
ば、画像データ信号に応じた電圧がエミッタ電極のカソ
ードチップ7とゲート電極13との間に印加されること
によって、カソードチップ7の先端から電子ビームが放
出される。電子ビームは、図1に矢印で示すようにゲー
ト電極13の電子放出孔14から真空空間部6内へと放
出される。FED1は、バックプレート2側のカソード
電極10にマイナス電位の電圧が印加されるとともにフ
ェイスプレート3側のアノード電極16にプラス電位の
電圧が印加されることから、加速されてフェイスプレー
ト3に形成した蛍光膜層8を照射し、この蛍光膜層8を
励起/発光して画像表示が行われる。
表面にアルミニウムのメタルパック層18が蒸着されて
いることから、このメタルパック層18によって電子ビ
ームの一部がバックプレート2側へとランダムに反射さ
れる。反射電子ビームは、カソード電極10とアノード
電極16との電位差によって再び蛍光膜層8へと到達す
る。FED1は、上述したように蛍光膜層8を区割りす
るブラックマトリックス17をリブ状凸部として構成し
たことによって、反射電子ビームの拡散が抑制される。
したがって、FED1は、反射電子ビームが隣接する他
の蛍光膜層8に到達することが抑制されることから、コ
ントラストや色純度が低下することは無く高精度の画質
が保持される。
17の外周面に導電性薄膜19を被覆形成したことによ
りフェイスプレート3の電子ビーム照射面に絶縁部位を
有しないことから、メタルパック層18による電圧チャ
ージ現象の発生を抑制する機能が確実に奏される。した
がって、FED1は、カソード電極10とアノード電極
16間の電圧降下が抑制され、電子ビームが充分な速度
を以って蛍光膜層8を照射することから蛍光体の発光輝
度が保持される。
相性が良くかつ熱膨張率も同等の鉛ガラスによってリブ
状ブラックマトリックス17を形成することから機械的
に強固に接合される。したがって、FED1は、高温或
いは真空条件においても、ブラックマトリックス17に
剥離やひび割れといった不都合の発生が防止され信頼性
の向上が図られる。
15の主面15a上に、プラズマ・ディスプレィ・パネ
ル(PDP)においてガラス基板上に形成されるセルの
形成工程と同様の工程によって形成される。すなわち、
ブラックマトリックス17の形成工程は、スバッタリン
グ法とリソグラフィック法とによって透明なアノード電
極16がストライプ状に形成されたガラス基板15の主
面15aの全体にガラス厚膜をコーティングする工程を
第1の工程とする。ガラス厚膜には、上述したように鉛
ガラスを母材として酸化コバルトによって黒色に着色し
たガラスペーストが用いられ、例えばスピンコート法等
によって成膜される。なお、厚膜形成技術とは、基板上
に厚み寸法が数ミクロンの均一な膜を成膜する技術であ
る。
ドライフィルムレジストがコーティングされ、ブラック
マトリックス17のパターンに応じた露光/現像処理が
施される。ガラス基板15には、サンドブラスト処理が
施されて未露光部分がドライエッチングされた後、ブラ
ックマトリックス17に対応するガラス厚膜部分のドラ
イフィルムレジストを剥離して焼成処理を施すことによ
ってブラックマトリックス17を形成する。なお、サン
ドブラスト処理は、形成されるブラックマトリックス1
7の端部やガラス基板15の主面15aに微小な凹凸が
形成されるが、より粒子の小さなサンドを用いることに
より後工程に影響の無い処理が可能である。
工程は、その高さ寸法が約50umとPDPのセルと比
較して1/4程度であってガラス基板15にガラス厚膜
を比較的簡易な方法によって高精度に形成することが可
能であるために、ブラックマトリックス17を生産性よ
く形成することができる。ガラス基板15には、形成さ
れたブラックマトリックス17の全周面にITOや酸化
スズのコーティング処理が施されることによって導電薄
膜層19が形成される。
刷法等によってブラックマトリックス17により区割り
された領域内に所定の蛍光塗料が塗布されるとともに焼
成処理が施されて蛍光膜層8が形成される。ガラス基板
15には、真空蒸着法によって蛍光膜層8及びブラック
マトリックス17の表面にアルミニウムが蒸着されてメ
タルパック層18が成膜形成され、フェイスプレート3
が製作される。
の形成工程において、感光性を有する鉛ガラスを用いて
ガラス厚膜を形成するようにしてもよい。ガラス厚膜
は、ブラックマトリックス17に対応したマスクを介し
て直接露光/現像される。
されるものではなく、例えば図3或いは図4に示したF
EDにも展開される。なお、以下の説明において、それ
ぞれのバックプレートについては、上述したFED1に
備えられるバックプレート2と同様であるためその説明
を省略してフェイスプレートの構成についてのみ説明す
るものとし、また、このフェイスプレートについてもF
ED1に備えられるフェイスプレート3と同等の構成に
ついては同一符号を付すことによってその説明を省略す
る。
たフェイスプレート20は、ブラックマトリックス23
の形成方法に特徴を有している。すなわち、ガラス基板
15には、主面15a上に透明なアノード電極16が形
成されており、図3(A)に示すようにこのアノード電
極16上に金属酸化物やカーボン等によってブラックマ
トリックス23のパターンに対応した薄膜の遮光膜層2
1が形成される。遮光膜層21は、その厚みが1ミクロ
ン乃至2ミクロン以下に成膜され、各蛍光膜層8の発光
面に対してブラックマトリックス23の形成部位を上述
したFED1のブラックマトリックス17よりもさらに
外光反射率の低い領域として構成する。
うにアノード電極16及び遮光膜層21を被覆するよう
に所定の厚みを有する鉛ガラス層22が厚膜形成され
る。鉛ガラス層22は、感光性を有する鉛ガラスが用い
られ、例えばスピンコート法等によってガラス基板15
の全面に均一な厚みを以って形成される。そして、ガラ
ス基板15には、同図に矢印で示すように遮光膜層21
を形成した主面15aの反対側主面15bから鉛ガラス
層22の露光処理が行われる。なお、鉛ガラスは、感光
性を有すればよく、特に黒色に着色を施したものを用い
る必要は無い。
ング作用を呈し、ブラックマトリックス23の対応部位
を除く他の部位が露光されることから、光学処理を施す
ことによって図3(C)に示すようにこの露光部位が除
去される。ガラス基板15には、焼成処理が施されるこ
とにより遮光膜層21上に鉛ガラスによるブラックマト
リックス23が形成される。
うに、形成されたブラックマトリックス23の全周面に
ITOや酸化スズのコーティング処理が施されることに
よって導電薄膜層19が形成される。ガラス基板15に
は、さらに例えばスクリーン印刷法等によってブラック
マトリックス23によって区割りされた領域内に所定の
蛍光塗料が塗布されるとともに焼成処理が施されて蛍光
膜層8が形成される。ガラス基板15には、真空蒸着法
によって蛍光膜層8及びブラックマトリックス23の表
面にアルミニウムが蒸着されてメタルパック層18が成
膜形成されることにより、フェイスプレート20が製作
される。以上のように構成されたフェイスプレート20
は、ブラックマトリックス23がリブ状凸部として構成
されることからメタルパック層18において反射される
反射電子ビームの拡散を抑制してこの反射電子ビームに
よる隣接する他の蛍光膜層8への影響を抑制し、コント
ラストや色純度の低下を抑えて高精度の画像表示が行わ
れるようにする。また、フェイスプレート20は、メタ
ルパック層18と導電薄膜層19とによって電子ビーム
の照射面がほぼ全体に亘って覆われることから、電圧チ
ャージ現象によるカソード電極10とアノード電極16
間の電圧降下が抑制されて電子ビームが充分な速度を以
って蛍光膜層8を照射し、明るい画像表示が行われるよ
うにする。
基板15との相性が良くかつ熱膨張率も同等の鉛ガラス
を用いてリブ状ブラックマトリックス23を形成するこ
とから、高温或いは真空条件においても信頼性の向上が
図られる。また、フェイスプレート20においては、ブ
ラックマトリックス23を光学処理して形成するに際し
て蛍光膜層8の発光面に対してブラックマトリックス2
3の形成部位の外光反射率を低減する遮光膜層21がマ
スク部材としても作用することから、製作工程の効率化
が図られる。
に示したフェイスプレート25は、蛍光層8の発光面に
対して外光反射率の低い鉛ガラスによってリブ状ブラッ
クマトリックス26を形成する構成については上述した
各フェイスプレート3、20と同様とするが、その形状
に特徴を有している。すなわち、ブラックマトリックス
26は、図4に示すように、その断面形状が上辺に対し
て底辺の幅寸法が大とされた略台形を呈して形成され
る。したがって、ブラックマトリックス26は、ガラス
基板15に形成される蛍光膜層8を区割りする側面26
aが傾斜面として構成されてなる。
は、透明なアノード電極16を形成したガラス基板15
の主面15a上に黒色鉛ガラスによって所定の厚みを有
するガラス厚膜をコーティングするガラス厚膜形成工程
を有する。フェイスプレート25の製造工程において
は、このガラス厚膜に対して上述した工程と同様に光学
的処理及びエッチング処理等を施してリブ状ブラックマ
トリックス26を形成する。ブラックマトリックス26
は、例えばスバッタ角度が斜めとされるイオンスパッタ
法により蛍光膜層8に対応する部位のガラス厚膜を除去
する等の適宜の方法によって上述したように断面台形を
呈して形成される。
は、ブラックマトリックス26が形成されたガラス基板
15に対して、蛍光膜層形成工程によって各ブラックマ
トリックス26により区割りされた領域内に蛍光体を塗
布して各蛍光膜層8を形成する。製造工程は、ガラス基
板15に対してアルミニウムの真空蒸着を施すメタルパ
ック層形成工程によって、蛍光膜層8及びブラックマト
リックス26の表面にメタルパック層27を成膜形成す
る。
蒸着面に対して直交する垂直面に安定した膜厚のアルミ
ニウム膜層を形成することが難しい。フェイスプレート
25は、上述したようにブラックマトリックス26が断
面台形とされ外周側面を傾斜面として構成したことによ
り、この外周側面にもアルミニウムがいわゆる斜め蒸着
によって安定した状態で成膜形成される。したがって、
フェイスプレート25は、蛍光膜層8の表面とともにブ
ラックマトリックス26の表面全体にも連続したメタル
パック層27が成膜形成される。
25は、ブラックマトリックス26にメタルパック層2
7との導電性を保持するための導電薄膜層を予め成膜形
成する工程が不要となり、より簡易な工程によって製造
することが可能となる。フェイスプレート25は、ブラ
ックマトリックス26がリブ状凸部として構成されるこ
とからメタルパック層27において反射される反射電子
ビームの拡散を抑制してこの反射電子ビームによる隣接
する他の蛍光膜層8への影響を抑制し、コントラストや
色純度の低下を抑えて高精度の画像表示が行われるよう
にする。また、フェイスプレート25は、蛍光膜層8と
ブラックマトリックス26の表面全体に連続したメタル
パック層27が成膜形成されることから、電圧チャージ
現象によるカソード電極10とアノード電極16間の電
圧降下が抑制される。したがって、フェイスプレート2
5は、電子ビームが充分な速度を以って蛍光膜層8を照
射し、明るい画像表示が行われるようにする。
かる画像表示装置によれば、フェイスプレートのブラッ
クマトリックスが、ガラスを母材として蛍光膜層の発光
面よりも突出されたリブ状凸部として形成されるととも
にこのブラックマトリックスと蛍光膜層とのほぼ表面全
体が導電薄膜層で被覆されて構成される。したがって、
画像表示装置は、導電薄膜層で反射される反射電子ビー
ムの拡散を抑制してこの反射電子ビームによる隣接する
他の蛍光膜層への影響を抑制してコントラストや色純度
の低下を抑えて高精度の画像表示が行われる。また、画
像表示装置は、蛍光膜層及びブラックマトリックスにお
ける電子ビームの照射による電圧チャージ現象が抑制さ
れて電子ビームが速度損失を生じること無く蛍光膜層を
照射することから、微小放電ノイズや電子ビームの軌道
ズレによる輝度ムラの発生が無い明るい画像表示が行わ
れる。さらに、画像表示装置は、基板に対してブラック
マトリックスが充分な機械的強度を以って形成されると
ともに熱膨張も同等であることから、高温/真空環境条
件においてもクラックや剥離の発生が抑制されて信頼性
の向上が図られる。さらにまた、画像表示装置は、ブラ
ックマトリックスが極めて簡易な工程によって高精度に
形成され、生産性の向上が図られる。
成を説明する要部縦断面図である。
模式図である。
要部模式図である。
ある。
ィ、画像表示装置)、2バックプレート、3 フェイス
プレート、6 真空空間部、7 カソードチップ、8
蛍光膜層、9 ガラス基板、10 カソード電極、13
ゲート電極、14 電子放出孔、15 ガラス基板、
16 アノード電極、17 ブラックマトリックス、1
8 メタルパック層(導電薄膜層)、19 導電薄膜
層、20フェイスプレート、21 遮光膜層(薄膜パタ
ーン)、22 鉛ガラス層、23ブラックマトリック
ス、25 フェイスプレート、26 ブラックマトリッ
クス、27 メタルパック層
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に、カソード電極と電子ビームの
放出電極とが形成されるとともに上記カソード電極に対
向してゲート電極が形成されてなるバックプレートと、 透明な基板上に、上記各ゲート電極に対応して形成され
た透明なアノード電極と、このアノード電極上に形成し
た蛍光膜層と、この蛍光膜層間の非発光領域にそれぞれ
位置するブラックマトリックスとが形成され、真空空間
部を介して上記バックプレートに対向配置されてなるフ
ェイスプレートとを備え、 上記フェイスプレートは、上記ブラックマトリックスが
ガラスを母材として上記蛍光膜層の発光面よりも突出さ
れたリブ状凸部として形成されるとともに、このブラッ
クマトリックスと上記蛍光膜層とのほぼ表面全体が導電
薄膜層で被覆されたことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 上記ブラックマトリックスには、その外
周側面を含む表面に上記導電薄膜層と電気的に接続され
る下地導電薄膜層が被膜形成されたことを特徴とする請
求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項3】 上記ブラックマトリックスは、母材を構
成するガラスに、上記蛍光膜層よりも外光反射率が低い
鉛ガラスを用いたことを特徴とする請求項1に記載の画
像表示装置。 - 【請求項4】 上記ブラックマトリックスは、上記フェ
イスプレートの主面に形成した上記蛍光膜層よりも外光
反射率が低い薄膜パターン上に形成されたことを特徴と
する請求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 上記ブラックマトリックスは、上辺に対
して底辺の幅が大とされた断面が略台形とされることに
よって側面が傾斜面として構成され、この傾斜面にも上
記導電薄膜層が被膜形成されたことを特徴とする請求項
1に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35530797A JPH11185673A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35530797A JPH11185673A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11185673A true JPH11185673A (ja) | 1999-07-09 |
| JPH11185673A5 JPH11185673A5 (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=18443163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35530797A Pending JPH11185673A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11185673A (ja) |
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-
1997
- 1997-12-24 JP JP35530797A patent/JPH11185673A/ja active Pending
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