JPH11186080A - 点火コイル - Google Patents

点火コイル

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JPH11186080A
JPH11186080A JP9356427A JP35642797A JPH11186080A JP H11186080 A JPH11186080 A JP H11186080A JP 9356427 A JP9356427 A JP 9356427A JP 35642797 A JP35642797 A JP 35642797A JP H11186080 A JPH11186080 A JP H11186080A
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filler
spool
filling
cushion member
ignition coil
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JP9356427A
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Tomonari Chiba
千葉  朋成
Kazuhide Kawai
川井  一秀
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルケース内への充填材の充填性を改善す
る。 【解決手段】 二次巻線22を巻回した二次側スプール
21の外周面の少なくとも高圧端子27側の部分に、軸
方向に延びる複数本の充填溝を形成している。二次側ス
プール21内に収納した中心コア18の上下両端に、そ
れぞれクッション部材23を配置している。このクッシ
ョン部材23の外周部の複数箇所には、充填材30の注
入通路を確保するために切欠部を形成している。充填材
30の充填時には、二次側スプール21の外周面の充填
溝を通して充填材30が二次巻線22の内径側からも充
填される。また、クッション部材23の外周部の切欠部
を通して中心コア18と二次側スプール21との間の狭
い隙間にも充填材30が確実に充填される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの各気筒
のプラグホール内に取り付けられるいわゆるスティック
型の点火コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スティック型の点火コイルは、
直径の異なる2本のスプールにそれぞれ巻回した一次巻
線と二次巻線を棒状の中心コアと共に円筒状のコイルケ
ース内に同心状に収納し、該コイルケースの上端開口部
からエポキシ系熱硬化性樹脂等の充填材を充填すること
で、コイルケース内の各部品間を絶縁・固定するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルケー
ス内の絶縁性を高めるには、コイルケース内に隙間なく
充填材を充填する必要があるが、コイルケースは、プラ
グホール内に取り付けられるため、コイルケースの外径
寸法がプラグホールの内径寸法で規制され、各部品間の
隙間(絶縁距離)が小さくならざるを得ない。このた
め、充填材の性状によっては、巻線周辺の充填が不十分
になって絶縁不良が発生したり、或は、充填時間が長く
かかり、量産性が低下してコストアップするという欠点
がある。
【0004】また、中心コアと樹脂との線膨張係数の相
違により両者間に過大な熱応力が働くのを防止するため
に、中心コアの上端にクッション部材を配置したものが
ある。この構造では、組付け具合や充填材の充填圧力に
よって、クッション部材が軸方向に圧縮変形して外径方
向に膨らんだ状態になることがあり、これによって、中
心コアとその外周のスプールとの間の狭い隙間に充填材
を注入する通路がクッション部材によって塞がれた状態
になることがある。このため、中心コアとスプールとの
間の狭い隙間への充填材の充填が不十分になりやすく、
これも絶縁性を低下させる一因となっている。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、充填材の充填性を改
善して絶縁性を向上させることができる点火コイルを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の点火コイルは、巻線を巻回する
スプールの外周面の少なくとも高圧端子側(つまり下部
側)の部分に、充填材を充填するための充填溝を軸方向
に延びるように形成したものである。この構造では、巻
線の内径側に充填溝が位置し、この充填溝を通して充填
材が巻線の内径側からも充填される。このため、流動性
が低い充填材を用いた場合(例えば中心コアの線膨張係
数に近い低線膨張係数の樹脂を用いたり、ゲル状の充填
材を用いた場合)でも、充填溝によって巻線内部の微小
な隙間にも充填材を充填しやすくなり、巻線の絶縁性を
向上できる。
【0007】この場合、充填溝は、一次巻線のスプール
に形成しても良いが、請求項2のように、少なくとも二
次巻線のスプールに形成することが好ましい。つまり、
二次巻線には、高電圧が発生するため、一次巻線よりも
絶縁性を高める必要があり、しかも、二次巻線は、巻数
を多くするために、一次巻線よりも細い線が使用される
ため、二次巻線内部の隙間が微小で充填材が浸透しにく
い構造となっている。この対策として、二次巻線のスプ
ールに充填溝を形成すれば、二次巻線への充填材の充填
性を従来よりも改善でき、二次巻線の絶縁性を向上でき
る。
【0008】更に、請求項3のように、充填材として低
線膨張係数の樹脂を用いると良い。ここで、低線膨張係
数の樹脂とは、線膨張係数が中心コア及び外周コアの線
膨張係数の近くまで低減された樹脂であり、具体的に
は、線膨張係数が例えば20×10-6程度若しくはそれ
以下の樹脂である。このような低線膨張係数の樹脂を充
填材に用いると、充填材と中心コアとの間に働く熱応力
を低減できて、充填材と中心コアとの接合面の剥離を防
止でき、絶縁性を長期間良好に維持できる。一般に、充
填材の低線膨張係数化は、フィラー等の混入によって行
われるので、低線膨張係数化に伴って充填時の充填材の
流動性が低下する傾向があるが、スプールの外周面に充
填溝を形成することで、充填材の低線膨張係数化と充填
性とを両立させることができる。
【0009】また、中心コアの少なくとも上端にクッシ
ョン部材を配置した構造の点火コイルにおいては、請求
項4,5のように、クッション部材を非円形状(円形以
外の形状)に形成しても良い。このようにすれば、組付
け具合や充填材の充填圧力によって、クッション部材が
軸方向に圧縮変形して外径方向に膨らんだ状態になった
としても、中心コアとスプールの内周面との間の狭い隙
間に充填材を注入する通路がクッション部材によって塞
がれることを防止でき、中心コアとスプールとの間の狭
い隙間に充填材を確実に充填することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて点火コイル
10全体の構成を説明する。円筒状のコイルケース11
は、絶縁性樹脂により形成され、その上端部に一体成形
された頭部ケース12内には、コネクタピン13をイン
サート成形したコネクタハウジング14が圧入等により
組み付けられている。このコネクタハウジング14に一
体成形された台座15上には、イグナイタ16が搭載さ
れ、エンジン制御コンピュータ(図示せず)から出力さ
れた点火信号がコネクタピン13を介してイグナイタ1
6に入力される。
【0011】コイルケース11の内部には、中心部と外
周側にそれぞれ棒状の中心コア18と円筒状の外周コア
19が同心状に収納されている。円筒状の外周コア22
の内周側には、絶縁樹脂製の一次側スプール(図示せ
ず)に巻回された一次巻線20が収納され、更に、この
一次巻線20の内周側には、絶縁樹脂製の二次側スプー
ル21に巻回された二次巻線22が収納されている。二
次側スプール21の下端には、端子プレート25が取り
付けられ、この端子プレート25には、二次巻線22の
一端が接続されている。
【0012】中心コア18は、有底円筒状に形成された
二次側スプール21の内部に収納され、該中心コア18
の上下両端には、それぞれクッション部材23が宛てが
われている。このクッション部材23は、中心コア18
に過大な応力が働くのを防止するための緩衝材であり、
磁歪防止スポンジ、エラストマー等の耐熱性弾性材によ
り形成されている。このクッション部材23の外周部の
複数箇所には、充填材30の注入通路を確保するため
に、図5に示すように、上下方向に貫通する切欠部24
が形成されている。
【0013】図1に示すように、コイルケース11と頭
部ケース12の内部には、充填材30として、エポキシ
系熱硬化性樹脂等の絶縁性樹脂が真空充填されている。
充填30としては、線膨張係数が中心コア18の線膨張
係数の近くまで低減された樹脂、具体的には、線膨張係
数が例えば20×10-6程度若しくはそれ以下の樹脂が
用いられている。更に、二次巻線22周辺への充填材3
0の充填性を向上するために、図2乃至図4に示すよう
に、二次側スプール21の外周面に、軸方向(上下方
向)に延びる複数本の充填溝31が二次巻線22の巻回
領域の全長にわたって形成されている。
【0014】尚、図1に示すように、コネクタハウジン
グ14の台座15の下面には、二次側スプール21の上
端を嵌合により位置決めする位置決め筒部35と、一次
巻線20のスプール(図示せず)の上端を嵌合により位
置決めする位置決め筒部36とが一体に形成されてい
る。二次側スプール21の上端部は、両位置決め筒部3
5,36間の環状の隙間に嵌合され、該二次側スプール
21の上端部に外周側に向けて一体成形した弾性係合爪
37が外周側の位置決め筒部36の段差部に係合され、
それによって、二次側スプール21がコネクタハウジン
グ14の台座15に組み付けられている。位置決め筒部
35の内周側には、中心コア18の上端が嵌合され、そ
れによって、中心コア18の上端が位置決めされてい
る。この中心コア18の上端に宛てがわれたクッション
部材23は、位置決め筒部35の内周側に位置し、該位
置決め筒部35の内周面には、充填材30を下方の隙間
に注入するための複数本の溝(図示せず)が形成されて
いる。
【0015】一方、コイルケース11の下端には、絶縁
性樹脂製の高圧タワー部26が接着等により組み付けら
れている。この高圧タワー部26の上部中心には、高圧
端子27を上向きに固着した端子カップ28がインサー
ト成形され、高圧端子27が端子プレート25に圧接し
て電気的に導通した状態に保持されている。この高圧タ
ワー部26をプラグホール(図示せず)内に挿入して点
火プラグ(図示せず)の上部に圧入すると、端子カップ
28内に係止された導電性のスプリング29が点火プラ
グの端子に圧接した状態となり、それによって、二次巻
線22の一端が端子プレート25、高圧端子27、端子
カップ28及びスプリング29を介して点火プラグの端
子に電気的に接続された状態となる。
【0016】以上のように構成した点火コイル10は、
プラグホール内に取り付けられるため、コイルケース1
1の外径寸法がプラグホールの内径寸法で規制され、各
部品間の隙間(絶縁距離)が小さくならざるを得ない。
このため、従来構造のものでは、充填材の性状によって
は、二次巻線周辺の充填が不十分になるおそれがあっ
た。また、組付け具合や充填材30の充填圧力によっ
て、クッション部材23が軸方向(上下方向)に圧縮変
形して外径方向に膨らんだ状態になることがあるため、
従来構造のものでは、中心コアとその外周の二次側スプ
ールとの間の狭い隙間に充填材を注入する通路がクッシ
ョン部材によって塞がれた状態になることがあり、これ
によって、中心コアと二次側スプールとの間の狭い隙間
への充填材の充填が不十分になりやすいという欠点があ
った。
【0017】この点、本実施形態では、二次側スプール
21の外周面に充填溝31を形成したので、図4に示す
ように、充填溝31を通して充填材30が二次巻線22
の内径側からも充填される。このため、流動性が低い充
填材30を用いた場合(例えば中心コア18の線膨張係
数に近い低線膨張係数の樹脂を用いたり、ゲル状の充填
材を用いた場合)でも、充填溝31によって二次巻線2
2内部の微小な隙間にも充填材30を充填しやすくな
り、二次巻線22の絶縁性を向上できる。
【0018】尚、本実施形態では、二次側スプール21
の外周面のほぼ全長に形成したが、二次側スプール21
の外周面のうちの高圧端子27側(下部側)の部分のみ
に充填溝31を形成するようにしても良い。二次巻線2
2のうちでも高圧端子27側の部分が他の部分よりも高
圧になり、絶縁性を高める必要があるためである。ま
た、充填溝31の本数は複数本に限定されず、1本であ
っても良い。更に、一次巻線20のスプールの外周面に
も充填溝を形成しても良い。
【0019】また、本実施形態では、中心コア18の上
下両端に配置されたクッション部材23の外周部に、切
欠部24が形成されているため、組付け具合や充填材3
0の充填圧力によって、クッション部材23が軸方向
(上下方向)に圧縮変形して外径方向に膨らんだ状態に
なったとしても、中心コア18と二次側スプール21と
の間の狭い隙間に充填材30を注入する際に、少なくと
も切欠部24分の空隙を確保することができ、この空隙
を通して中心コア18と二次側スプール21との間の狭
い隙間に充填材30を確実に充填することができて、こ
の面からも絶縁性を向上することができる。
【0020】尚、クッション部材23の外周部に形成す
る切欠部24の数は、複数個に限定されず、1個のみで
あっても良い。また、充填材30の充填は、コイルケー
ス11の上端開口から行われるため、中心コア18の上
端側のクッション部材23のみに切欠部24を形成する
ようにしても良い。また、中心コア18の下端側にはク
ッション部材23を設けない構成としても良い。
【0021】また、図6に示すように、クッション部材
32を多角形状にカットした形状に形成しても良く、こ
の場合には、カット部分33によって二次側スプール2
1の内周面との間に空隙を確保することができる。要
は、クッション部材32を非円形状(円形以外の形状)
に形成すれば良く、図5,図6の形状と同様の効果が得
られる。
【0022】その他、本発明は、クッション部材を円形
に形成するようにしても良い(つまり、スプールの外周
面に充填溝を形成する構成のみを実施するようにしても
良い)。或は、クッション部材を非円形状に形成する構
成のみを実施するようにしても良い。また、充填材30
としてゲル状の充填材を用いるようにしても良い。ま
た、本発明は、中心コア18の両端又は片端に磁石を配
置した構造の点火コイルに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す点火コイルの縦断面
【図2】二次側スプールの正面図
【図3】図2のA−A線に沿って示す拡大断面図
【図4】図2のB−B線に沿って示す部分拡大断面図
【図5】クッション部材の拡大斜視図
【図6】クッション部材の他の実施形態を示す拡大斜視
【符号の説明】
10…点火コイル、11…コイルケース、12…頭部ケ
ース、14…コネクタハウジング、15…台座、16…
イグナイタ、18…中心コア、19…外周コア、20…
一次巻線、21…二次側スプール、22…二次巻線、2
3…クッション部材、24…切欠部、26…高圧タワー
部、27…高圧端子、30…充填材、31…充填溝、3
5,36…位置決め筒部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のコイルケース内に、筒状のスプー
    ルに巻回された巻線を収納し、絶縁性の充填材を充填し
    てなる点火コイルにおいて、 前記スプールの外周面の少なくとも高圧端子側の部分
    に、前記充填材を充填するための充填溝を軸方向に延び
    るように形成したことを特徴とする点火コイル。
  2. 【請求項2】 前記充填溝は、少なくとも二次巻線のス
    プールに形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の点火コイル。
  3. 【請求項3】 前記充填材は、低線膨張係数の樹脂が用
    いられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    点火コイル。
  4. 【請求項4】 前記スプール内に棒状の中心コアを収納
    し、この中心コアの少なくとも上端にクッション部材を
    配置したものであって、 前記クッション部材を非円形状に形成したことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の点火コイル。
  5. 【請求項5】 筒状のコイルケース内に、筒状のスプー
    ルに巻回された巻線を収納すると共に、前記スプール内
    に棒状の中心コアを収納し、この中心コアの少なくとも
    上端にクッション部材を配置して、前記コイルケース内
    に充填材を充填してなる点火コイルにおいて、 前記クッション部材を非円形状に形成したことを特徴と
    する点火コイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100877704B1 (ko) 2007-10-19 2009-01-07 주식회사 유라테크 내연기관의 점화코일

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