JPH11187610A - 偏平型振動モータの電機子 - Google Patents

偏平型振動モータの電機子

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JPH11187610A
JPH11187610A JP36451397A JP36451397A JPH11187610A JP H11187610 A JPH11187610 A JP H11187610A JP 36451397 A JP36451397 A JP 36451397A JP 36451397 A JP36451397 A JP 36451397A JP H11187610 A JPH11187610 A JP H11187610A
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armature
vibration motor
commutator
bearing
winding
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JP36451397A
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Yoshiyuki Iwaki
良之 岩城
Yoshikuni Nozawa
義邦 野澤
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ENTAC KK
DB Seiko Co Ltd
Original Assignee
ENTAC KK
DB Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子の構成部品を減らし、巻線時の巻線端
末仮止め用治工具を廃し、巻線不具合を抑制し、高信頼
性の偏平型振動モータを安価に製造する。 【解決手段】 電機子鉄心(2) に潤滑性を有する樹脂を
一体成形してモールド軸受(10)を構成する。この成形体
に整流子(4) と巻線端末の位置決め部(103)と巻線端末
の保持部(104) を設ける。また、電機子巻線(3) を巻装
する電機子鉄心の柱状部の隣り合う間隔を90°にして
巻線間の干渉を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は偏平型振動モータ
の電機子に関し、特にその組立性を向上させるようにし
た電機子に関する。
【0002】携帯電話機端末やページャー(以下、携帯
電話機という)等には振動モータが用いられている。例
えば、この種の振動モータには電機子鉄心及びこれに巻
装した電機子巻線を電機子軸の中心に関して非点対称に
偏在配置することによって振動力を発生するようにした
偏平型の振動モータが提案されている(例えば、特開平
9ー182366号公報、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来公報記載
の偏平型振動モータでは電機子を構成する鉄心、巻線、
軸受及び整流子が相互に別個の部品であったので、組立
作業が複雑になるばかりでなく、鉄心と整流子との間の
電気的・機械的な相対位置を確保する上で治工具を必要
とし、又3つの電機子巻線の端末処理をする場合にその
始端を整流子片近傍に半田付けし、終端はいわゆる3束
処理することが前提であり、組立に時間を要し、製造コ
ストがコスト高となっていた。
【0004】本発明は上記欠点を解消するために部品構
成を改良したものであって、第1の目的は部品点数を少
なくして組立作業を簡単化し、組立時に鉄心と整流子の
相対位置を確保するための治工具を不要とすることであ
り、又第2の目的は巻線作業時に電機子巻線の端末を仮
止めして巻線作業の完了後に改めて結線処理をする等の
手間を省くことにある。更に、本発明の第3の目的は3
つの電機子巻線の干渉を少なくして製造時における電機
子巻線の相間(巻線間)短絡等による不具合の発生を防
止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するためになされたもので、上記第1の目的を達成す
るために電機子鉄心に固定されている軸受を潤滑性のあ
る樹脂で一体的に成形し、該成形体に整流子の位置をき
める凹部を形成するようにし、又上記第2の目的を達成
するために電機子巻線の端末は複数の線を束ねることを
廃し、1本づつ独立的に接続するための接続端子部を備
えるようにし、更に上記第3の目的を達成するために電
機子鉄心の磁極部に関して中央の柱状部と両脇の柱状部
のなす角度を直角に配置するようにしたものである。
【0006】即ち、本発明に係る偏平型振動モータの電
機子は、ハウジングに固定した電機子軸には電機子鉄心
に巻線を巻装してなる電機子を軸受によって回転自在に
支承し、上記電機子に固定された整流子にはハウジング
側のブラシを摺接させる一方、上記電機子鉄心及び/又
は巻線を上記電機子軸の中心に関して非点対称に偏在配
置することによって振動力を発生するようにした偏平型
振動モータに用いられる電機子において、上記電機子鉄
心には上記軸受が潤滑性を有する合成樹脂材料を用いて
一体的に成形されていることを特徴とする。
【0007】具体的には、電機子軸の中心に関して非点
対称に偏在配置された3つの磁極部を有する電機子鉄心
と、該電機子鉄心に固定された整流子と、潤滑性を有す
る合成樹脂材料を用いて上記電機子鉄心に一体的に成形
され、上記電機子軸に対して上記電機子鉄心を回転自在
に支承する軸受と、上記電機子鉄心に巻装された電機子
巻線と、から電機子を構成する。
【0008】本発明の特徴の1つは電機子鉄心に軸受を
潤滑性を有する合成樹脂で一体成形した点にある。これ
により、軸受を電機子鉄心に別個に固定する作業を省略
することができる。この軸受は合成樹脂材料で成形され
るので、整流子の位置決め部を簡単に形成することがで
き、これにより整流子を合成樹脂の成形体に組み込むと
同時に、磁極部と整流子片の電気的・機械的な相対位置
を確保することができ、従来使用していた位置決め用の
治具は不要となる。
【0009】即ち、軸受を含む合成樹脂材料の成形体の
表面又は裏面には整流子を鉄心との機械的・電気的な相
対位置を維持するように位置決めする位置決め部が形成
されるのがよい。この位置決め部は突起状となし、突起
部の間に整流子を嵌め込んでよいが、電機子が厚くな
る。そこで、位置決め部は整流子が嵌まり込む凹部とす
るのが好ましい。
【0010】また、電機子巻線のリード部は浮いた状態
にしておくと他の構成要素と干渉して損傷を受けるおそ
れがある。そこで、整流子の位置決め部の場合と同様に
合成樹脂の成形体にリード保持部を形成するのがよい。
即ち、軸受を含む合成樹脂材料の成形体の裏面又は表
面、即ち整流子の位置決め部とは反対側の面に電機子巻
線のリード部を保持しうるリード保持部が形成されるの
がよい。このリード保持部は突起状となし、突起部の間
にリード部を嵌め込んでもよいが、電機子の厚みが厚く
なる。そこで、リード保持部はリード部が嵌まり込む溝
とするのがよい。なお、このリード保持部はリード部の
保護と同時に、結線部位へのガイドとしての働きをもす
る。
【0011】磁石に対向する電機子鉄心の磁極部外周縁
には磁束分布に大きな影響を与えない程度に切欠きを設
けることができる。この場合、電機子巻線の終端を1本
づつ独立的に切欠きで折り曲げて接続することができる
ので、巻線作業後の仮止めは必要とせず、仮止めをはず
して改めて3束接続等をする従来の方法に比して作業時
間を短縮することができる。即ち、電機子鉄心の磁極部
外周縁には切欠きが形成されて電機子巻線の終端が嵌め
込んで接続されるのがよい。
【0012】また、電機子鉄心における磁極部は電機子
軸中心に対して一方に偏在しているので、他方には機械
的な空間が存在し、該空間を利用して電機子巻線の端末
接続用の端子部をレイアウトすることができる。このよ
うにすると、電機子巻線の始端と終端を1本づつ独立的
に端子部に接続することができるので、巻線後の仮止め
を必要とせず、仮止めをはずして改めて結線作業を要す
る従来の方法に比して作業時間を短縮することができ
る。
【0013】即ち、整流子が両面印刷基板で構成され、
該両面印刷基板には舌片状をなす複数の端子部が電機子
鉄心の隣接する磁極部間の空間に位置するように形成さ
れ、該端子部には電機子巻線の始端及び終端が巻付けら
れて接続されているのが好ましい。
【0014】端子部のランド先端中央部に切欠きを設け
ると、電機子巻線の端末を切欠きで反対の面に折り込ん
で接続することができ、治工具による仮止めと同じ状態
が治工具なしで実現できる。この場合、巻線作業の完了
後も仮止めの状態が維持されるので、巻線工程とは独立
した工程で半田付け作業を行うことができる。
【0015】即ち、整流子が両面印刷基板で構成され、
該両面印刷基板には複数の端子部が電機子鉄心の隣接す
る磁極部間の空間に位置するように形成され、該各端子
部は接続用ランドを有し、該接続用ランドの先端中央部
分には切欠きが形成され、電機子巻線の始端及び終端が
切欠きにおいて一方の面から他方の面へ折り曲げられて
接続用ランドに接続されているのがよい。
【0016】電機子巻線の終端が半田付けされるランド
(パターンの場合もある)はスルーホールを介して整流
子片印刷面の短絡パターンを接続すると、1本づつ独立
して半田付けをすると同時に、短絡処理を完了させるこ
とができる。即ち、両面印刷基板は整流子片の印刷面の
裏面に半田接続用のランドを備え、電機子巻線の終端を
スルーホールを介して整流子片の印刷面のパターンで短
絡させるのがよい。
【0017】なお、上述の整流子を両面印刷基板で構成
する場合、電機子巻線の始端が半田付けされるランドは
スルーホールを介して整流子片に接続するのがよい。
【0018】また、整流子を両面印刷基板で構成する場
合、整流子火花による雑音を防止するためのキャパシタ
の両端を接続するパターンを整流子片印刷面に形成する
ことができ、その場合にはそのパターン面積を小さくす
ることができる。
【0019】即ち、両面印刷基板は整流子片の印刷面に
対する裏面にキャパシタを半田接続するための複数のラ
ンドを備え、両側のランドがスルーホールを介して整流
子片印刷面側パターンで短絡されるのがよい。
【0020】電機子鉄心の磁極部外周縁は特開平9−1
82366号公報に示される理論電気角85°を確保し
ておけば、電機子巻線が巻装される柱状部を90°に配
置しても磁石と磁極部との間に形成される空隙における
磁束分布はCAE解析等から上記公報に示された構造の
磁束分布と大きな差がないことが確認された。
【0021】そして、電機子鉄心の隣接する柱状部の角
度を90°にすることにより、電機子巻線の相互の角度
も90°になり、互いに隣り合う巻線の干渉が少なくな
り、製造時の不具合が少ない信頼性の高い電機子とする
ことができる。
【0022】即ち、電機子鉄心の磁極部は理論電気角を
維持し、電機子巻線を巻装する柱状部は相互に隣接する
角度が90°又は180°であるのがよい。
【0023】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、電機子鉄心に
軸受を合成樹脂材料で一体成形したので、従来の軸受を
鉄心に個別に固定する組立作業を省略することができ
る。
【0024】また、軸受を含む合成樹脂の成形体に整流
子の位置決め部を形成すると、整流子を成形体に組み込
むと同時に電機子鉄心の磁極部と整流子片の電気的・機
械的な相対位置を確保することができ、従来使用してい
た位置決め用の治具は不要にできる。
【0025】また、合成樹脂の成形体に電機子巻線のリ
ード部を保持するリード保持部を形成すると、リード部
を保護できると同時に、リード部を結線部位に確実にガ
イドすることができる。
【0027】電機子鉄心の磁極部外周縁に切欠きを設
け、電機子巻線の終端を1本づつ独立的に切欠きで折り
曲げて接続すると、巻線作業後の仮止めは不要となり、
仮止めをはずして改めて3束接続等をする従来の方法に
比して作業時間を短縮することができる。
【0028】また、整流子の印刷基板に端子部を形成す
ると、電機子巻線の始端と終端を1本づつ独立的に端子
部に接続することができるので、巻線後の仮止めは必要
とせず、仮止めをはずして改めて結線作業を要する従来
の方法に比して作業時間を短縮することができる。
【0029】端子部のランド先端中央部に切欠きを設
け、電機子巻線の端末を切欠きで反対の面に折り込むよ
うにすると、治工具による仮止めと同じ状態が治工具な
しで実現でき、しかも巻線作業の完了後も仮止めの状態
が維持されるので、巻線工程とは独立した異なる工程で
半田付け作業を行うことができる。
【0030】さらに、電機子鉄心の磁極部外周縁を理論
電気角85°とし、電機子巻線が巻装される隣接する柱
状部を相互に90°の角度に配置すると、電機子性能を
低下させることなく、電機子巻線の相互の干渉を少なく
でき、製造時の不具合の少ない高い信頼性の電機子を製
造できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基いて説明する。図1ないし図5は各々本発明に係る
偏平型振動モータの電機子の好ましい実施形態を示す
図、図6は偏平型振動モータの構造を示す図、図7は従
来の偏平型振動モータに使用される電機子鉄心及び電機
子巻線の例を示す図、図8従来の偏平型振動モータに使
用される整流子の例を示す図、図9は振動モータの電機
子巻線の結線図である。
【0032】まず、本発明の理解を容易にすべく、図6
を用いて偏平型振動モータの全体構造を説明する。図6
において、2は磁極部21を有する電機子鉄心、3は電
機子鉄心2の柱状部に巻装された電機子巻線、11は軸
受ホルダ12に固定された軸受、13は整流子4を絶縁
すると共に電機子巻線3の巻装時における表面側ガイド
となる第1の絶縁板、14は電機子巻線3の巻装時にお
ける裏面側ガイドとなる第2の絶縁板で、これらが全体
として電機子1を構成している。5は電機子1を内蔵す
るハウジング、6はハウジング5の内周面に固定され、
電機子鉄心1の磁極部21と対向する磁石、7はハウジ
ング5の蓋としての機能を有するとともに、ブラシ71
を保持するブラシホルダ、8は第1の固定部材81及び
第2の固定部材82によってハウジング5及びブラシホ
ルダ7に固定され、電機子1を回転自在に支承する電機
子軸、9は軸方向の荷重を受けるライナーである。
【0033】図から明らかな通り、従来の偏平型振動モ
ータの電機子1では軸受11及び整流子4の機能維持
上、軸受ホルダ12、第1の絶縁板13及び第2の絶縁
板14が設けられ、部品点数の多い構造となっている。
このため、振動モータの安価な製造を阻害する要因にな
っていた。
【0034】ここで、従来の電機子鉄心2の構造を簡単
に説明すると、図7の(a) に示されるように、軸受11
が嵌め込まれる穴部の周縁に対して3つの柱状部213
・・・が相互に85°の角度をなすように延びて偏在配
置され、3つの柱状部213の先端には磁極部21が形
成され、該磁極部21の外周縁211は70°の角度範
囲に延びている。また、中央の柱状部213は両側の柱
状部213、213に比して幅が大きく、かつその基部
には切欠きが形成されて底部212が形成されている。
【0035】また、従来の整流子4の構造を簡単に説明
すると、図8の(a)(b)に示されるように、整流子4は両
面印刷基板を用いて構成され、その表面には複数の整流
子片41・・・が電機子軸の挿通穴の回りに印刷形成さ
れ、該整流子片41には端子部42が接続して形成さ
れ、裏面にはランド43が印刷形成され該ランドにはキ
ャパシタ46がハンダ付け等の手段で固定され、又両面
印刷基板にはランド43と整流子片41又はパターンと
を接続するスルーホール44・・・が適宜形成されてい
る。
【0036】次に、電機子1の組立手順を説明する。従
来、電機子1を組立てる場合、軸受ホルダ12に軸受1
1を圧入等によって固定し、これを鉄心2の穴部に同様
に圧入等によって固定する。整流子4と第1の絶縁板1
3及び第2の絶縁板14とは治工具等を用いて相互にか
つ鉄心2に対して位置決めし、接着剤等によって鉄心2
に固定する。これを巻線機にセットし、電機子巻線3の
始端31をピン状治具(図示せず)に仮止めして巻線作
業を開始し、終端32は同様にピン状治具に仮止めす
る。これを3回繰り返して巻線作業が完了すると、巻線
機から取り外して図9の結線図に示すように接続作業を
行う。即ち、符号U、V、Wで示される3本の始端31
を整流子4の整流子片41のU、V、W相当部分にハン
ダ付け等によって接続する。符号U’、V’、W’で示
される終端32は3本合わせて捩り、ハンダ付け等によ
って3束結線をした後、例えば巻線3、3間に押し込ん
で固定する。
【0037】しかし、従来の組立手順では鉄心2の磁極
部21と整流子4の整流子片41との間の電機的・機械
的な相対位置を治工具を用いて位置決めする必要があ
り、非常に面倒であった。
【0038】また、電機子巻線3の始端31と終端32
を仮止めして巻線作業を行ない、巻線完了後に一度これ
を外し、改めて結線作業をするという無駄が生じてい
た。
【0039】さらに、3つの巻線3・・・の角度間隔が
図7に示されるように85°であるので、隣接する電機
子巻線間の接触部が角度を有しており、局部的に線同士
が強い力を受けて絶縁皮膜が損傷し、短絡等の不具合の
原因となっていた。
【0040】図1ないし図5は上述の欠点を解消したも
ので、電機子1の部品点数を減らし、治工具による位置
決めや仮止めをなくし、巻線の不具合を抑制できるよう
にした。これにより、従来の振動モータに比して、安価
に供給できることとなる。
【0041】図1は本発明に係る偏平型振動モータの電
機子の第1の実施形態を示す。本例では潤滑性を有する
樹脂を使用して従来の軸受11、軸受ホルダ12、第1
の絶縁板13及び第2の絶縁板14に相当する部分10
をモールド軸受として鉄心2と一体的に成形している。
即ち、電機子鉄心2を成形金型にセットしてモールド軸
受10を成形すると、軸受・軸受ホルダ相当部分10
1、第1及び第2の絶縁板相当部分102が形成され、
従来の構造に比して部品点数が減り、治工具を使用する
組立作業そのものがなるなるという優れた効果を奏す
る。
【0042】モールド軸受10の表面には図1の(a) に
示されるように、整流子4を嵌め込む凹部(位置決め
部)103が形成されており、位置決め形状を適宜設定
することにより、鉄心2の磁極部21と整流子片41と
の間の電機的・機械的な相対位置を確保することがで
き、整流子4をモールド軸受10に組付ける際に特別な
治工具を必要としない。また、凹部103と整流子4と
の嵌合条件を適切に選ぶことによって、接着剤等の接合
手段を省略することもできる。
【0043】モールド軸受10の裏面には図1の(c) に
示されるように、溝部(リード保持部)104が形成さ
れ、電機子巻線3のリード部が収納されるようになって
おり、これはリード部を保護すると共に、後述する整流
子を構成する両面印刷基板上の接合ランドに対するガイ
ド機能を奏するようになっている。本例では溝部104
を独立した6つの溝で構成したが、配置の都合によって
は、適宜共通の溝部とすることもできる。
【0044】図2は本発明に係る偏平型振動モータの電
機子の第2の実施形態を示す。本例では電機子鉄心2に
電機子巻線3の終端32を接続する機構を設けている。
即ち、電機子鉄心2の磁極部21の外周縁部211には
切欠き22が形成され、該切欠き22には電機子巻線3
の終端32を1本づつ半田付け等の手段によって結線で
きるようにしている。この切欠き22は巻線作業時の仮
止めにも利用できるので、終端32を仮止めする治具は
不要となる。電機子鉄心2に接続することから明らかな
ように、個別に接続した3本の結線は短絡処理が既に完
了していることになる。電機子鉄心2はモールド軸受1
0によって電機子軸と絶縁されているので、鉄心2を接
続手段に利用しても問題ないという効果を奏する。
【0045】図3は本発明に係る偏平型振動モータの電
機子の第3の実施形態を示す。本例では整流子4が両面
印刷基板で構成され、該両面印刷基板には電機子巻線3
の始端31と終端32を接続する端子部42が形成さ
れ、該端子部42は符号U、V、Wで示される3本の始
端31・・・及び記号U’、V’、W’で示される3本
の終端32・・・を各々1本づつ結線しうる舌片状をな
す。この端子部42・・・は半田付けができるように、
片面又は両面にランド43が印刷形成されており、符号
U’、V’、W’で示されるランド43はスルーホール
44を介して整流子片41側の面に印刷形成されたパタ
ーン45で短絡されている。
【0046】巻線作業にあたっては電機子巻線3の始端
31は記号に対応する端子部42に巻付け等の手段で仮
止めし、モールド軸受10に設けた第2の凹部104に
沿って電機子鉄心2の磁極部21の底部212に導か
れ、電機子巻線3が所定の回数巻装される。電機子巻線
3の終端32は再び対応する溝部104に沿って整流子
4の対応する端子部42に導かれて巻付け等の手段で仮
止めされる。端子部42に全部の線を仮止めできるの
で、始端31及び終端32を仮止めする治具は不要とな
る。始端31及び終端32は仮止めの状態のまま、1本
づつランド43に半田付け等の手段で結線することがで
きる。
【0047】図4は本発明に係る偏平型振動モータの電
機子の第4の実施形態を示す。本例では整流子4が両面
印刷基板で構成され、該両面印刷基板には電機子巻線3
の始端31と終端32を接続する端子部42が形成さ
れ、該端子部42には切欠き48が形成されている。こ
の端子部42は図3で示したようにランド43毎に舌片
状に分離してもよいが、本例では分離しないものが示さ
れている。電機子巻線3の始端31及び終端32は切欠
き48のところで一方の面から他方の面へ折り曲げるこ
とによって仮止めすることができる。結線は仮止め状態
のままハンダ付け等の手段で行うことができる。
【0048】図3及び図4における結線用のランド43
は両面に設けてあるが、配置の都合によっては溝部10
4側にあたる整流子片41の裏面だけに設けてもよく、
又第1の凹部103側にあたる整流子41側の面だけに
設けてもよい。凹部103にランドを設ける場合、始端
相当ランドはスルーホールを介して裏面の相当パターン
に接続される。また、47はキャパシタについて、符号
U及びWに対応する部分を結線するためのランドであ
る。
【0049】図5は本発明に係る偏平型振動モータの電
機子の第5の実施形態を示す。本例では3つの電機子巻
線3・・・が互いに直角に配置されている。即ち、電機
子鉄心2の磁極部21の柱状部213が互いに直角に配
置されている。磁石6と対向する磁極部21の外周縁2
11は理論電気角の70°、隣り合う角度も理論電気角
の85°を維持している。モールド軸受10の巻線ガイ
ド部102は磁極部21の柱状部213の配置に対応し
て磁極部21の柱状部213の中心線と直角を成すよう
に構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る偏平型振動モータの電機子の第
1の実施形態における平面(a) 、断面構成(b) 及び底面
を示す図である。
【図2】 第2の実施形態における平面(a) 及び底面
(b) を示す図である。
【図3】 第3の実施形態における平面(a) 及び底面
(b) を示す図である。
【図4】 第4の実施形態における平面(a) 及び底面
(b) を示す図である。
【図5】 第5の実施形態における電機子鉄心(a) 、電
機子の平面(b) 及び底面(c) を示す図である。
【図6】 偏平型振動モータの断面平面構成(a) 、断面
側面構成(b) 及び断面底面構成(c) を示す図である。
【図7】 従来の偏平型振動モータにおける電機子鉄心
及び電機子の例を示す平面図である。
【図8】 従来の偏平型振動モータにおける整流子の例
の平面(a) 及び底面(b) を示す図である。
【図9】 偏平型振動モータの結線状態を示す等価回路
図である。
【符号の説明】
1 電機子 2 電機子鉄心 21 磁極部 22 切欠き 211 磁極部外周縁 3 電機子巻線 31 始端 32 終端 4 整流子 41 整流子片 42 端子部 43 ランド 44 スルーホール 45 終端短絡用パターン 46 キャパシタ 47 キャパシタ結線パターン 48 切欠き 10 モールド軸受 101 軸受相当部 102 絶縁版相当部 103 凹部(位置決め部) 104 溝(リード保持部)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに固定した電機子軸には電機
    子鉄心に巻線を巻装してなる電機子を軸受によって回転
    自在に支承し、上記電機子に固定された整流子にはハウ
    ジング側のブラシを摺接させる一方、上記電機子鉄心及
    び/又は巻線を上記電機子軸の中心に関して非点対称に
    偏在配置することによって振動力を発生するようにした
    偏平型振動モータに用いられる電機子において、 上記電機子鉄心には上記軸受が潤滑性を有する合成樹脂
    材料を用いて一体的に成形されていることを特徴とする
    偏平型振動モータの電機子。
  2. 【請求項2】 上記電機子軸の中心に関して非点対称に
    偏在配置された3つの磁極部を有する電機子鉄心と、 該電機子鉄心に固定された整流子と、 潤滑性を有する合成樹脂材料を用いて上記電機子鉄心に
    一体的に成形され、上記電機子軸に対して上記電機子鉄
    心を回転自在に支承する軸受と、 上記電機子鉄心に巻装された電機子巻線と、を備えた請
    求項1記載の偏平型振動モータの電機子。
  3. 【請求項3】 上記軸受を含む合成樹脂材料の成形体は
    その表面又は裏面に上記整流子を上記鉄心との機械的・
    電気的な相対位置を維持するように位置決めする位置決
    め部が形成されている請求項1又は2記載の偏平型振動
    モータの電機子。
  4. 【請求項4】 上記位置決め部は上記整流子が嵌まり込
    む凹部である請求項3記載の偏平型振動モータの電機
    子。
  5. 【請求項5】 上記軸受を含む合成樹脂材料の成形体の
    裏面又は表面には上記電機子巻線のリード部を保持しう
    るリード保持部が形成されている請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の偏平型振動モータの電機子。
  6. 【請求項6】 上記リード保持部は上記リード部が嵌ま
    り込む溝である請求項5記載の偏平型振動モータの電機
    子。
  7. 【請求項7】 上記電機子鉄心の磁極部外周縁には切欠
    きが形成されて上記電機子巻線の終端が嵌め込んで接続
    されている請求項1又は2記載の偏平型振動モータの電
    機子。
  8. 【請求項8】 上記整流子が両面印刷基板で構成され、
    該両面印刷基板には舌片状をなす複数の端子部が上記電
    機子鉄心の隣接する磁極部間の空間に位置するように形
    成され、該端子部には上記電機子巻線の始端及び終端が
    巻付けられて接続されている請求項1又は2記載の偏平
    型振動モータの電機子。
  9. 【請求項9】 上記整流子が両面印刷基板で構成され、
    該両面印刷基板には複数の端子部が上記電機子鉄心の隣
    接する磁極部間の空間に位置するように形成され、該各
    端子部は接続用ランドを有し、該接続用ランドの先端中
    央部分には切欠きが形成され、上記電機子巻線の始端及
    び終端が上記切欠き部において一方の面から他方の面へ
    折り曲げられて上記接続用ランドに接続されている請求
    項1又は2記載の偏平型振動モータの電機子。
  10. 【請求項10】 上記両面印刷基板は整流子片印刷面に
    対する裏面に半田接続用のランドを備え、上記電機子巻
    線の終端はスルーホールを介して上記整流子片の印刷面
    側パターンで短絡されている請求項6ないし9のいずれ
    かに記載の偏平型振動モータの電機子。
  11. 【請求項11】 上記両面印刷基板は整流子片の印刷面
    に対する裏面にキャパシタを半田接続するための複数の
    ランドを備え、両側のランドがスルーホールを介して上
    記整流子片印刷面側パターンで短絡されている請求項6
    ないし9のいずれかに記載の偏平型振動モータの電機
    子。
  12. 【請求項12】 上記電機子鉄心の磁極部は理論電気角
    を維持し、電機子巻線を巻装する柱状部は相互に隣接す
    る角度が90°又は180°である請求項1ないし11
    のいずれかに記載の偏平型振動モータの電機子。
JP36451397A 1997-12-17 1997-12-17 偏平型振動モータの電機子 Pending JPH11187610A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674202B2 (en) 1999-01-29 2004-01-06 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator for vibrator motor
CN100401620C (zh) * 2003-12-10 2008-07-09 思考电机(上海)有限公司 振动马达及其制作和组装的方法

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