JPH11187647A - Dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ - Google Patents

Dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ

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JPH11187647A
JPH11187647A JP35488997A JP35488997A JPH11187647A JP H11187647 A JPH11187647 A JP H11187647A JP 35488997 A JP35488997 A JP 35488997A JP 35488997 A JP35488997 A JP 35488997A JP H11187647 A JPH11187647 A JP H11187647A
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郁夫 南野
Shinichi Murashige
伸一 村重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広い入力電圧範囲で安定に動作するDC/DC
コンバータおよびそれを用いたパワーコンディショナを
提供する。 【解決手段】ゲイン可変回路11を設けて入力電圧Vi
の変化によるゲイン交点(交さ)周波数におけるゲイン
の変化を打ち消すようにゲインを可変し、これによっ
て、入力電圧Viの変化によってゲイン交点周波数が、
位相補償の周波数からずれるのを回避して出力電圧VO
が振動するのを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC/DCコンバ
ータおよびそれを用いたパワーコンディショナに関し、
さらに詳しくは、太陽光発電システムなどに好適なDC
/DCコンバータおよびパワーコンディショナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、太陽光発電システムは、図5に
示されるように、太陽電池アレイ3からの直流電力を交
流電力に変換するためのパワーコンディショナ(ソーラ
ーインバータ)2を備えており、系統電源28と連系し
て負荷29に交流電力を供給している。このパワーコン
ディショナ2は、図6で示すように太陽電池アレイ3か
らの直流の入力電圧を昇圧チョッパして直流の出力電圧
として出力するDC/DCコンバータ10と、このDC
/DCコンバータ10からの出力電圧を交流に変換する
インバータ回路30とで構成されている。
【0003】ところで、従来例のDC/DCコンバータ
0には、図7で示すように構成されているものがあ
る。このDC/DCコンバータ10は、太陽電池アレイ
3から直流の入力電圧Viが与えられる入力端子4と、
内部で昇圧した電圧が出力電圧Voとして与えられる出
力端子5とを有し、トランジスタとかIGBTなどのス
イッチング素子6をオンオフ制御してリアクトル7に充
電電流を流すと共にリアクトル7の放電電流をダイオー
ド8を介してコンデンサ9に充電させる昇圧チョッパ回
路として動作させる一方、フィードバック制御系として
出力電圧Voを検出するとともに、これを制御回路10
にフィードバックさせることで、制御回路10からは出
力電圧Voが一定になるようにスイッチング素子6のオ
ンオフを制御する制御信号を出力するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまで主
流であった多結晶シリコン太陽電池に代わって安価なア
モルファスシリコン太陽電池の普及が今後期待される
が、アモルファス太陽電池では、その電流−電圧特性よ
りDC/DCコンバータへの入力電圧の変化幅が広くな
って昇圧させるべき電圧幅が広くなるが、従来のDC/
DCコンバータを用いたパワーコンディショナにおいて
は、入力電圧が或る範囲を越えたときには、後述のよう
に、フィードバック制御系が不安定になり、DC/DC
コンバータの出力電圧Voが振動することになり、この
振動が規定のレベルを越えると、回路素子を保護するた
めにパワーコンディショナは、自動的に運転を停止して
しまうといった難点があり、このため、より広い入力電
圧範囲で安定に動作するDC/DCコンバータが望まれ
ている。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、広い入力電圧範囲で安定に動作するDC/D
Cコンバータおよびそれを用いたパワーコンディショナ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本件発明者は、
DC/DCコンバータの出力電圧Voが振動する原因に
ついて鋭意究明し、その結果、後述のように、制御回路
におけるスイッチング素子をオンオフさせるデューティ
D、あるいは入力電圧Viが変化すると、DC/DCコ
ンバータにおけるゲインG(=出力電圧Vo/入力電圧
Vi)の交点周波数が位相補償の周波数からずれてしま
い、ゲイン余裕または位相余裕が減少することに起因す
るとの知見を得、これに基づいて、本発明を完成するに
至ったものである。
【0007】すなわち、本発明は、入力電圧あるいはデ
ューティをフィードバックしてゲイン交点(交さ)周波
数におけるゲインの変化を打ち消すようにゲインを可変
し、あるいは、位相補償する周波数を、ゲイン交点周波
数に合わせるように可変するものであり、これによっ
て、入力電圧あるいはデューティの変化によってゲイン
交点周波数が、位相補償の周波数からずれてゲイン余裕
または位相余裕が減少するのを回避して広い入力電圧範
囲で安定な制御を可能としている。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明の容易な理解のため
に、従来のDC/DCコンバータにおいて出力電圧Vo
が振動する原因が、制御回路におけるスイッチング素子
をオンオフさせるデューティD、あるいは入力電圧Vi
が変化することにより、DC/DCコンバータにおける
ゲインG(=出力電圧Vo/入力電圧Vi)の交点周波
数が位相補償の周波数からずれてゲイン余裕または位相
余裕が減少することに起因するという点について説明す
る。
【0009】このことについて、まず、このゲイン余裕
と位相余裕とについて説明する必要がある。このゲイン
と位相それぞれ余裕の詳細については、昭晃堂発行の書
籍『自動制御概論[上]』伊藤正美著における第178
頁および第179頁に記載されて紹介されているように
公知である。
【0010】この余裕についての概要を、図8を参照し
て説明すると、図8はゲイン余裕(余有)と位相余裕
(余有)とをボード線図上で表現したものであり、図中
の交点(交さ)周波数ωcにおいて位相が180度にな
るまでどれほどの余裕があるかを示すものが位相余裕
(θ)であり、位相交点の周波数ωphにおいてゲイン
が0(dB)になるまで、どれほど余裕があるかを示す
ものがゲイン余裕である。この関係を用いることでゲイ
ン余裕、位相余裕を図8の矢印の方向をもって正とすれ
ば、いずれの余裕とも正のときに制御系は安定である。
【0011】こうしたゲイン余裕や位相余裕の条件を満
足するために、位相遅れ補償、位相進み補償など補償要
素を制御系に設けることがある。この補償についても上
記書籍に紹介されているように公知であるが、位相遅れ
補償の概要について説明すると、ゲインが0dBの周波
数のときの位相余裕が十分になるように位相の周波数特
性波形を決定することで位相遅れが補償される。
【0012】しかしながら、このような位相遅れ補償で
はゲイン交点周波数が一定であることが前提とされてい
る。
【0013】一方、本件発明者は、上述のように、制御
回路におけるスイッチング素子をオンオフさせるデュー
ティD、あるいは入力電圧Viが変化すると、DC/D
CコンバータにおけるゲインG(=出力電圧Vo/入力
電圧Vi)の交点(さ)周波数がずれるということを見
出した。
【0014】すなわち、本件発明者は、DC/DCコン
バータのフィードバック制御系は、スイッチング素子の
ゲートPWMで駆動しているデューティΔD(s)を入
力、出力電圧ΔVo(s)を出力とみなすことができ、
したがって、DC/DCコンバータのフィードバック制
御系は、ゲインGをΔVo(s)/ΔD(s)で表現で
きる。そして、共振周波数以上の高周波のゲイン(H
i)の値と直流のゲイン(DC)の値とは以下の関係が
あることを見いだしたのである。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】ただし、D’=1−Dである。
【0018】この(数1)では高周波のゲインGがD’
に比例し、(数2)では直流のゲインGがD’に反比例
していることを示している。
【0019】以下、これらの式の導出について説明す
る。
【0020】先ず、コロナ社発行の書籍『スイッチング
コンバータの基礎』原田耕介、二宮保、顧文建共著の第
54頁の(4.17)式、(4.20)式および第55
頁の表4.2における昇圧形についての式より、次のよ
うになる。
【0021】
【数3】
【0022】X=[iL、VO
【0023】
【数4】
【0024】
【数5】
【0025】
【数6】
【0026】
【数7】
【0027】上記式を変形して求めるデューティに対す
る出力電圧の関係にすると、以下のようになる。
【0028】
【数8】
【0029】ここで、内部抵抗は、以下の通りである。
【0030】rs :スイッチの内部抵抗 rD :ダイオードの内部抵抗 rL :コイルの内部抵抗 r=Drs+D’rD+rLO=r/D’2 上記(数8)の式において、全ての内部抵抗は、無視で
きるくらいに小さいと仮定して省略すると、以下のよう
になる。
【0031】
【数9】
【0032】さらに、周波数が低いときは、sはほとん
ど0と見なせ無視できるので、以下のようになる。
【0033】
【数10】
【0034】したがって、上述の(数2)の式となる。
【0035】逆に周波数が高いときは、1/sはほとん
ど0となり、無視でき、かつ、この内の右辺は、D’が
十分に大きく無視できると仮定すると、
【0036】
【数11】
【0037】したがって、上述の(数1)の式となる。
【0038】また、デューティDと入力電圧Viの関係
は、上述の書籍の第53頁の表4.1における昇圧形に
ついての式より、次のようになる。
【0039】
【数12】
【0040】したがって、 Vi=D’・Vo 出力電圧Voは、一定なので、Vi∝D’となり、 Vi∝(1−D) である。
【0041】なお、上述の(数1)および(数2)の式
が成立するのはDC/DCコンバータが連続モードにお
ける場合であり、不連続モードにおける場合ではない
が、不連続モードは1次要素であるのでフィードバック
制御系が不安定になることはない。これに対して連続モ
ードでは2次要素のため不安定になりその不安定のまま
フィードバックするとその制御系が発振して出力電圧が
振動するからである。
【0042】以上のようにして、本件発明者は、制御回
路におけるスイッチング素子をオンオフさせるデューテ
ィD、あるいは入力電圧Viが変化すると、DC/DC
コンバータにおけるゲインG(=出力電圧Vo/入力電
圧Vi)の交点周波数がずれるということを見出した。
【0043】図9を参照して説明すると、上述の(数
1)および(数2)の式に基づき、デューティDが例え
ば大きくなると低周波のゲインGは大きくなるが、高周
波のゲインGは小さくなり、また、デューティDが例え
ば小さくなると、低周波のゲインGは小さくなり、高周
波のゲインGは大きくなる。
【0044】したがって、ゲイン交点周波数が一定であ
ることを前提とする従来例では、デューティDが例えば
大きくなると低周波のゲインGは大きくなるが、高周波
のゲインGは小さくなり、その結果、最初に設定してい
た位相補償の周波数からゲイン交点周波数が外れ、位相
余裕が低減し、その結果、出力電圧Voが振動する。ま
た、デューティDは、図10で示すように入力電圧Vi
によっても変化するので、ゲイン交点周波数は入力電圧
Viによっても変化する。さらに、デューティDは、図
11で示すように、負荷抵抗Rによっても変化するの
で、ゲイン交点周波数は負荷電流によっても変化する。
【0045】以上のような知見に基づいて、本発明で
は、入力電圧あるいはデューティをフィードバックして
ゲイン交点(交さ)周波数におけるゲインの変化を打ち
消すようにゲインを可変し、あるいは、位相補償する周
波数を、ゲイン交点周波数に合わせるように可変するよ
うにしている。
【0046】以下、その詳細について説明する。
【0047】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1のDC/DCコンバータ1の回路図であり、図7の
従来例に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0048】このDC/DCコンバータ1は、図5の太
陽光発電システムのパワーコンディショナ2のDC/D
Cコンバータとして使用されるものであり、太陽電池ア
レイ3から直流の入力電圧Viが与えられる入力端子4
と、内部で昇圧した電圧が出力電圧Voとして与えられ
る出力端子5とを有し、トランジスタとかIGBTなど
のスイッチング素子6をオンオフ制御してリアクトル7
に充電電流を流すと共にリアクトル7の放電電流をダイ
オード8を介してコンデンサ9に充電させる昇圧チョッ
パ回路として動作させる一方、フィードバック制御系と
して出力電圧Voが一定になるようにスイッチング素子
6のオンオフを制御する制御信号を出力する制御回路1
0を有している。
【0049】この実施の形態では、入力電圧Viが変化
することによってゲイン交点周波数が位相補償の周波数
からずれてゲイン余裕または位相余裕が減少して出力電
圧VOが振動するのを回避するために、入力電圧Viを
フィードバックしてゲイン交点周波数におけるゲインの
変化を打ち消すようにゲインを可変するゲイン可変回路
11を設けている。
【0050】このゲイン可変回路11は、入力電圧Vi
が与えられるバッフア12と、出力電圧VOを入力電圧
Viで除算する除算器13とを備えており、この除算器
13の出力(VO/Vi)を制御回路10に与えるよう
に構成している。
【0051】図7の従来例では、出力電圧VOを制御回
路10にフィードバックしていたのに対して、この実施
の形態では、出力電圧VOを入力電圧Viで除算してフ
ィードバックしており、これによって、入力電圧Viの
変化によるゲイン交点周波数におけるゲインの変化を打
ち消すようにゲインを可変するものである。
【0052】例えば、上述の図9において、入力電圧V
iが大きくなると、デューティDは、小さくなり、した
がって、ゲイン交点周波数におけるゲインが上がってゲ
イン交点周波数が位相補償の周波数からずれようとする
が、ゲイン可変回路11によってゲインを下げるので、
ゲイン交点周波数が位相補償の周波数からずれるのを回
避して出力電圧VOが振動するのを防止し、また、入力
電圧Viが小さくなると、デューティDは、大きくな
り、ゲイン交点周波数におけるゲインが下がってゲイン
交点周波数が位相補償の周波数からずれようとするが、
ゲイン可変回路11によってゲインを上げるので、ゲイ
ン交点周波数が位相補償の周波数からずれるのを回避し
て出力電圧VOが振動するのを防止することができ、こ
れによって、広い入力電圧範囲で安定な制御が可能とな
る。
【0053】また、パワーコンディショナでは、DC/
DCコンバータの出力電圧が振動して振幅レベルが、規
定のレベルを越えると回路素子を保護するために自動的
に運転を停止してしまうが、本発明のパワーコンディシ
ョナ2は、この実施の形態に係るDC/DCコンバータ
1を備えているので、DC/DCコンバータ1の出力電
圧の振動を回避できる結果、このような運転の停止を避
けることができ、高効率の発電が可能となる。
【0054】特に、安価なアモルファス太陽電池を接続
しても安定して発電できるので、今後の太陽光発電シス
テムの普及の見地から意義が大きいものである。
【0055】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2のDC/DCコンバータの回路図であり、図1の
実施の形態1に対応する部分には、同一の参照符号を付
す。
【0056】上述の実施の形態1のゲイン可変回路11
では、出力電圧VOを入力電圧Viで除算した出力を制
御回路10にフィードバックしたけれども、この実施の
形態のゲイン可変回路111は、入力電圧Viとオフの
デューティD’(=1−D)とは、比例関係にあること
を利用し、出力電圧VOをオフのデューティD’で除算
した出力を制御回路10にフィードバックするように構
成している。
【0057】このため、ゲイン可変回路111は、制御
回路10の位相補償回路14からのオンのデューティD
に基づきオフのデューティD’を計算する演算回路15
と、出力電圧VOをオフのデューティD’で除算する除
算器13とを備えている。なお、位相補償回路14およ
びPWM回路16は、従来例と同様である。
【0058】この実施の形態では、デューティDの変化
によるゲイン交点周波数におけるゲインの変化を打ち消
すようにゲインを可変するものであり、例えば、上述の
図9において、デューティDが、小さくなると、ゲイン
交点周波数におけるゲインが上がってゲイン交点周波数
が位相補償の周波数からずれようとするが、ゲイン可変
回路111によってゲインを下げるので、ゲイン交点周
波数が位相補償の周波数からずれるのを回避して出力電
圧VOが振動するのを防止し、また、デューティDが、
大きくなると、ゲイン交点周波数におけるゲインが下が
ってゲイン交点周波数が位相補償の周波数からずれよう
とするが、ゲイン可変回路111によってゲインを上げ
るので、ゲイン交点周波数が位相補償の周波数からずれ
るのを回避して出力電圧VOが振動するのを防止するこ
とができ、これによって、広い入力電圧範囲で安定な制
御が可能となる。
【0059】したがって、この実施の形態のDC/DC
コンバータ11を備える本発明のパワーコンディショナ
2は、DC/DCコンバータ11の出力電圧の振動を回
避できる結果、従来例のように回路素子保護のために運
転を停止するという事態を避けることができ、高効率の
発電が可能となる。
【0060】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3のDC/DCコンバータの回路図であり、図2の
実施の形態2に対応する部分には、同一の参照符号を付
す。
【0061】上述の各実施の形態では、ゲイン交点周波
数におけるゲインを可変することによってゲイン交点周
波数が、位相補償の周波数からずれるのを回避して出力
電圧VOが振動するのを防止するように構成したけれど
も、この実施の形態では、ゲイン交点周波数のずれに応
じて位相補償する周波数を可変してゲイン交点周波数に
合わせるようにしている。
【0062】このため、この実施の形態では、制御回路
101には、入力電圧Viをフィードバックし、この入
力電圧Viに応じて、位相補償する周波数を、ゲイン交
点周波数に合わせるように可変する周波数可変位相補償
回路17を備えている。
【0063】この周波数可変位相補償回路17は、例え
ば図4に示されるように、複数のオペアンプ18〜2
0、コンデンサ21〜23、抵抗24,25およびスイ
ッチ26,27を備えており、フィードバックされる入
力電圧Viによってスイッチ26,27を制御して容量
を可変して時定数を可変することにより、位相補償の周
波数を、ゲイン交点周波数のずれに対応させて可変し、
すなわち、位相補償の周波数をゲイン交点周波数に合わ
せるように可変し、これによって、ゲイン余裕または位
相余裕が減少するのを回避して出力電圧VOが振動する
のを防止するものである。
【0064】この実施の形態によれば、上述の実施の形
態1と同様に、ゲイン交点周波数が位相補償の周波数か
らずれるのを回避して出力電圧VOが振動するのを防止
することができ、これによって、広い入力電圧範囲で安
定な制御が可能となる。
【0065】また、この実施の形態のDC/DCコンバ
ータ12を備える本発明のパワーコンディショナ2は、
DC/DCコンバータの出力電圧の振動を回避できる結
果、従来例のような回路素子の保護のための運転の停止
といった事態を避けることができ、高効率の発電が可能
となる。
【0066】なお、周波数可変位相補償回路17は、コ
ンデンサの容量に代えて抵抗値を可変してもよく、ある
いは、可変容量コンデンサでアナログ的に容量を可変し
てもよい。
【0067】また、この実施の形態では、入力電圧Vi
をフィードバックして位相補償する周波数を可変したけ
れども、本発明の他の実施の形態として、入力電圧Vi
に代えて、上述の実施の形態2と同様にオフのデューテ
ィD’をフィードバックして位相補償する周波数を可変
してもよい。
【0068】上述の実施の形態では、太陽光発電システ
ムに適用して説明したけれども、本発明のDC/DCコ
ンバータおよびパワーコンディショナは、かかる太陽光
発電システムに限るものではなく、他の分散型電源シス
テムなどにも適用できるのは勿論である。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力電圧
あるいはデューティをフィードバックしてゲイン交点
(交さ)周波数におけるゲインの変化を打ち消すように
ゲインを可変するので、入力電圧あるいはデューティの
変化によってゲイン交点周波数が、位相補償の周波数か
らずれてゲイン余裕または位相余裕が減少するのを回避
して出力電圧が振動するのを防止し、広い入力電圧範囲
で安定な制御が可能となる。
【0070】また、入力電圧あるいはデューティをフィ
ードバックして位相補償する周波数を、ゲイン交点周波
数に合わせるように可変するので、入力電圧あるいはデ
ューティの変化によってゲイン交点周波数が、位相補償
の周波数からずれてゲイン余裕または位相余裕が減少す
るのを回避して出力電圧が振動するのを防止し、広い入
力電圧範囲で安定な制御を可能としている。
【0071】したがって、本発明に係るDC/DCコン
バータを用いた本発明のパワーコンディショナにおいて
は、DC/DCコンバータの出力電圧の振動を回避でき
る結果、従来例のような回路素子保護のための運転の停
止といった事態を避けることができ、高効率の発電が可
能となり、特に、安価なアモルファス太陽電池を接続し
ても安定して発電できるので、今後の太陽光発電システ
ムの普及の見地から意義が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るDC/DCコンバ
ータの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るDC/DCコンバ
ータの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係るDC/DCコンバ
ータの構成図である。
【図4】図3の周波数可変位相補償回路の構成図であ
る。
【図5】太陽光発電システムの構成図である。
【図6】パワーコンディショナの構成図である。
【図7】従来例のDC/DCコンバータの構成図であ
る。
【図8】ゲイン交点周波数を示すボード線図である。
【図9】デューティの変化によるゲイン交点周波数のず
れを示す図である。
【図10】入力電圧とデューティとの関係を示す図であ
る。
【図11】負荷抵抗とデューティとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,10,11,12 DC/DCコンバータ 2 パワーコンディショナ 6 スイッチング素子 10 制御回路 11,111 ゲイン可変回路 17 周波数可変位相補償回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子のオンオフのデューテ
    ィを制御して出力電圧を調整するフィードバック制御回
    路を備えるDC/DCコンバータにおいて、 入力電圧または前記デューティに応じて、フィードバッ
    クのゲインを可変するゲイン可変回路を備えることを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子のオンオフのデューテ
    ィを制御して出力電圧を調整するフィードバック制御回
    路を備えるDC/DCコンバータにおいて、 入力電圧または前記デューティに応じて、位相補償する
    周波数を可変する周波数可変位相補償回路を備えること
    を特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン可変回路は、ゲイン交点周波
    数におけるゲインの変化を打ち消すようにゲインを可変
    するものである請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記周波数可変位相補償回路は、位相補
    償する周波数を、ゲイン交点周波数に合わせるように可
    変する請求項2記載のDC/DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    のDC/DCコンバータと、このDC/DCコンバータ
    からの直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と
    を備えることを特徴とするパワーコンディショナ。
JP35488997A 1997-12-24 1997-12-24 Dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ Expired - Lifetime JP3418906B2 (ja)

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