JPH11190329A - 周回流型の動圧軸受 - Google Patents
周回流型の動圧軸受Info
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Abstract
るとともに、同溝状部による横振れ振動音を解消し又は
低減することができる周回流型の動圧軸受を提供する。 【解決手段】 本発明の周回流型の動圧軸受1は、互い
に嵌合する多円弧軸2とこれに嵌合する円形スリーブ3
とからなり、その一方に対向面との距離が近接して気体
支持力を生じる近接部4…を形成し、この近接部4…の
数またはその約数によって等分周した角度を回転方向に
互いに隔てた複数の溝状部5…を形成して構成する。
Description
力を生じる近接部を対向面に形成することにより高速回
転支持しうる周回流型の動圧軸受に関し、特に、溝状部
によって高湿度環境対応性等を確保するとともに、同溝
状部による横振れ振動音を低減することができる周回流
型の動圧軸受に関する。
報において高湿度環境対応の動圧軸受を提案した。その
中の周回流型の動圧軸受は、高速回転の回転鏡スキャナ
ー等に使用され、軸受精度を維持しつつ高湿度環境対応
を図ったものである。
とおり、互いに嵌合する動圧軸102と動圧スリーブ1
03の対向面に近接部104と水抜き溝をなす溝状部1
05を形成したものである。
ンスを他より小さく形成した部分であり、軸線方向の気
体流動を生じることなく、その相対回転動作による気体
圧力によって支持力を生じるので、異物の吸込みを抑え
て軸受精度を長期にわたって維持することができ、ま
た、溝状部105は、気体の圧力変化によって生じる水
蒸気の液化を防止し、軸線方向の気体流動によることな
く、水膜の形成を回避することができ、高湿度環境下に
おける水膜による異常負荷を回避するものである。
圧軸受101の動圧軸102は、その回転によって近接
部104が溝状部105に臨む際のアンバランスによる
軸線の横振れを生じ、三円弧軸の場合は、1回転中に3
回の横振れを生じ、すなわち、回転速度の3倍の振動を
発生する。この振動が、軸受の運転速度に達するまでの
速度変化過程において、一時的な可聴音を発生するとい
う問題を生じており、また、溝状部を螺旋状に形成する
ことによっても上記横振れ振動音を解消するに至ってい
ない。
境対応性等を確保するとともに、同溝状部による横振れ
振動音を低減することができる周回流型の動圧軸受を提
供することにある。
に、互いに嵌合する動圧軸と動圧スリーブとからなり、
その一方に対向面との距離が近接して気体支持力を生じ
る近接部を形成した周回流型の動圧軸受において、前記
近接部の数又はその約数によって等分周した角度を回転
方向に互いに隔てた複数の溝状部を同近接部の頂に沿っ
て形成した。
角度を互いに隔てた溝状部を近接部の頂に沿って形成し
たことから、全溝状部による作用が合成されて半径方向
のバランスが確保され、近接部側とその対向側との位置
関係の変動を招くことなく相互回転動作することができ
るので、回転動作の中心軸線が常に一定に保たれる。
ブとからなり、その一方に対向面との距離が近接して気
体支持力を生じる近接部を形成した周回流型の動圧軸受
において、前記近接部の数又はその約数によって等分周
した角度を回転方向に互いに隔てた複数の溝状部を同近
接部と対向する面に形成した。
角度を互いに隔てた溝状部を近接部と対向する曲面上に
形成したことから、全溝状部によって半径方向のバラン
スが確保され、近接部側とその対向側との位置関係の変
動を招くことなく相互回転動作することができるので、
前記同様に回転動作の中心軸線が常に一定に保たれる。
の螺旋状の溝状部によって軸線方向に僅かな気体流動が
生じることから、溝状部を軸受の長さの一部に限定して
形成した場合においても、軸受の全長に及んで気体が入
れ替えられるので水抜き作用を得ることができる。
実施形態を示す断面図である。動圧軸受1は、多円弧軸
2とこれに嵌合する円形スリーブ3とからなり、多円弧
軸2の外周面2aが偏心した三円弧によって囲まれる断
面形状の三円弧面をなし、これと対向する円形スリーブ
3はその内周面3aが円形断面形状の円形曲面をなす。
多円弧軸2の外周面2aの3頂部は対向面に近接する近
接部4…をなす。この近接部4…の数によって等分周し
た位置の円形スリーブ3の内周面3a上に軸線方向に延
びる同一断面形状の複数の水抜き溝等の溝状部5…を形
成する。
上記溝状部5…は、軸受の全長にわたり、または、その
軸線方向の一部の長さの範囲において同一の位相差位置
に形成する。軸受の全長は、スリーブ3の長さ、多円弧
軸2の近接部4…の長さ等と対応する動圧支持力を発生
する部分であり、その一部の長さの範囲に限定して溝状
部を形成する場合は、湿度対応の程度に応じて溝状部の
形成範囲を決定し、その範囲において同一の位相差位置
に、すなわち、同一長さの溝状部を軸線方向の同一範囲
に形成する。
た一定角度を互いに隔てた溝状部5…を近接部4…と対
向する曲面3a上に形成することにより、対向面との間
に働く溝状部による作用が互いに打ち消されて半径方向
のバランスが確保され、軸側とスリーブ側との位置関係
の変動を招くことなく相互回転動作することができるの
で、回転動作の中心軸線が常に一定に保たれる。したが
って、上記動圧軸受は、溝状部によって高湿度環境対応
性等が確保されるとともに、同溝状部による横振れ振動
音を低減することができる。
施形態を示す縦断面図である。この溝状部7は螺旋状を
なし、円形スリーブ3の内周面3a上に近接部4…の数
に応じた一定角度を互いに隔てた位置関係に形成する。
すなわち、その断面形状と螺旋形状とを共通とし、軸受
長さの全長にまたはその一部の範囲に、その長さが共通
の同一の位相差位置に形成する。
かな軸線方向の気体流動を生じるので、溝状部を軸受の
長さの一部に限定して形成した場合でも、同溝状部によ
って軸受の全長に及んで気体が入れ替えられ、水抜き作
用を得ることができる。また、近接部4…を螺旋状に形
成することにより、溝状部が直線状であっても同様の作
用が生じる。
を示す断面図である。以下において、前記同様の部材は
その符号を付すことにより説明を省略する。動圧軸受1
1は、多円弧軸2の近接部4…の外周面2a上に同近接
部4…の頂に沿って前記同様の溝状部12…を必要な軸
線方向長さの範囲に形成する。
部の数に応じた一定角度を互いに隔てた位置をなすこと
から、対向面との間に働く溝状部による作用が互いに打
ち消されて半径方向のバランスが確保され、近接部側と
その対向側との位置関係の変動を招くことなく相互回転
動作することができるので、この動圧軸受11は、前記
同様に溝状部の作用を確保するとともに、同溝状部によ
る横振れ振動音を低減することができる。
を示す断面図である。以下において、多円弧スリーブの
動圧軸受の例について説明する。動圧軸受21は、円形
軸22とこれに嵌合する多円弧スリーブ23とからな
る。この多円弧スリーブ23の内周面23aが3つの偏
心円弧によって囲まれる断面形状をなす三円弧面をな
し、これと対向する軸側は、円形断面形状の円形軸22
をなし、その外周面22aは円形曲面をなす。多円弧ス
リーブ23の最小半径部は対向面に近接する近接部24
…をなす。この近接部24…の数によって等分周した位
置の円形軸22の外周面22a上に軸線方向または螺旋
状に延びる同一断面形状の溝状部25…を必要な軸線方
向長さの範囲に形成する。
を示す断面図である。この実施形態も、上記同様の多円
弧スリーブの動圧軸受の例である。動圧軸受31は、多
円弧スリーブ23の近接部24…の内周面23a上に近
接部に沿って前記同様の溝状部32…を必要な軸線方向
長さの範囲に形成する。
…、32…は、いずれも、近接部の数に応じて等分周し
た一定角度を互いに隔てた位置をなすことから、全溝状
部によって半径方向のバランスが確保され、近接部側と
その対向側との位置関係の変動を招くことなく相互回転
動作することができるので、前記多円弧軸の動圧軸受と
同様の作用効果を奏する。
を示す断面図である。以下において、いわゆるくさび形
の動圧軸受の例について説明する。動圧軸受41は、円
形軸22とこれに嵌合するくさび形スリーブ42とから
なる。このくさび形スリーブ42はその内周面42aが
半径寸法を変化する3つのくさび形に切り欠いた断面形
状のくさび形面をなし、これと対向する円形軸22の外
周面22aは円形断面形状の円形曲面をなす。くさび形
スリーブ42の最小半径部は対向面に近接する近接部4
3…をなす。この近接部43…の数によって等分周した
位置の円形軸22の外周面22a上に軸線方向または螺
旋状に延びる同一断面形状の溝状部25…を必要な軸線
方向長さの範囲に形成する。
を示す断面図である。この実施形態も、上記同様のくさ
び形動圧軸受の例である。動圧軸受51は、多数のくさ
び形を形成したくさび形軸52と円形スリーブ53とか
らなり、くさび形軸52の近接部54…の数又はその約
数(近接部の数が8の場合は4または2、同じく6の場
合は3または2)によって等分周した一定角度を互いに
隔てた位置で、近接部54…に臨む円形スリーブ53の
内周面53aに前記同様の溝状部55,55を必要な軸
線方向長さの範囲に形成する。
状部25,55は、いずれも、近接部の数またはその約
数によって等分周した一定角度を互いに隔てた位置をな
すことから、対向面との間に働く溝状部による作用が互
いに打ち消されて半径方向のバランスが確保され、近接
部側とその対向側との位置関係の変動を招くことなく相
互回転動作することができるので、前記多円弧軸または
多円弧スリーブの動圧軸受と同様の作用効果を奏する。
数、または、近接部の数が割り切れる「2」以上の整数
をなす約数によって等分周した一定角度を互いに隔てた
位置に形成することにより、溝状部の存在によっても半
径方向のバランスを確保することができ、軸とスリーブ
を同心に維持することができる。
示すラジアル振幅特性図である。各回転数の3倍周波の
X座標振幅についての高速フーリエ解析によると、従来
の動圧軸受の全回転数にわたる一定の振幅、および、特
定の回転数におけるピークをなす特性線図aと対比し
て、本発明の動圧軸受は、その特性線図bにおいて明ら
かなとおり、全回転域においてX座標振幅の検出がな
く、良好な結果を得ることができる。
は、近接部の数またはその約数によって等分周した一定
角度を互いに隔てた位置をなす複数の溝状部を形成する
ことにより、その全溝状部によって半径方向のバランス
が確保されることから、その溝状部の形態は長手方向に
連続する必要がなく、一定位相差で配置された長円形や
円形の溝によっても同様の作用効果を奏することが明ら
かなのでその説明を省略する。
果を奏する。動圧軸受の近接部の数又はその約数に応じ
た所定の溝状部を近接部の頂に沿って形成することによ
り、全溝状部の作用が合成されて半径方向のバランスが
確保され、近接部側とその対向側との位置関係の変動を
招くことなく相互回転動作することができるので、回転
動作の中心軸線が常に一定に保たれる。したがって、本
発明の動圧軸受は、埃や異物の巻き込みを抑えることが
できる周回流型の動圧軸受について、溝状部によって高
湿度環境対応性等を確保するとともに、同溝状部による
横振れ振動音を低減することができる。
部を近接部と対向する側に形成することにより、全溝状
部の作用が合成されて半径方向のバランスが確保され、
近接部側とその対向側との位置関係の変動を招くことな
く相互回転動作することができるので、回転動作の中心
軸線が常に一定に保たれる。したがって、本発明の動圧
軸受は、前記同様に、周回流型の動圧軸受について、そ
の溝状部によって高湿度環境対応性等を確保するととも
に、同溝状部による横振れ振動音を低減することができ
る。
旋状の溝状部によって軸線方向に僅かな気体流動が生じ
ることから、溝状部を軸受の長さの一部に限定して形成
した場合においても軸受の全長に及ぶ水抜き作用を得る
ことができる。
図
す縦断面図
図
図
図
図
図
幅特性図
示す断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに嵌合する動圧軸と動圧スリーブと
からなり、その一方に対向面との距離が近接して気体支
持力を生じる近接部を形成した周回流型の動圧軸受にお
いて、前記近接部の数又はその約数によって等分周した
角度を回転方向に互いに隔てた複数の溝状部を同近接部
の頂に沿って形成したことを特徴とする周回流型の動圧
軸受。 - 【請求項2】 互いに嵌合する動圧軸と動圧スリーブと
からなり、その一方に対向面との距離が近接して気体支
持力を生じる近接部を形成した周回流型の動圧軸受にお
いて、前記近接部の数又はその約数によって等分周した
角度を回転方向に互いに隔てた複数の溝状部を同近接部
と対向する側に形成したことを特徴とする周回流型の動
圧軸受。 - 【請求項3】 前記溝状部を螺旋状に形成したことを特
徴とする請求項2記載の周回流型の動圧軸受。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9370300A JPH11190329A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 周回流型の動圧軸受 |
| US09/080,455 US5997180A (en) | 1997-12-25 | 1998-05-19 | Circumferential flow type dynamic pressure bearing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9370300A JPH11190329A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 周回流型の動圧軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11190329A true JPH11190329A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18496561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9370300A Pending JPH11190329A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 周回流型の動圧軸受 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US5997180A (ja) |
| JP (1) | JPH11190329A (ja) |
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| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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