JPH11190564A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH11190564A
JPH11190564A JP9360658A JP36065897A JPH11190564A JP H11190564 A JPH11190564 A JP H11190564A JP 9360658 A JP9360658 A JP 9360658A JP 36065897 A JP36065897 A JP 36065897A JP H11190564 A JPH11190564 A JP H11190564A
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JP
Japan
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refrigerant
solution
temperature
tank
absorbing
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JP9360658A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ozu
努 小津
Kimio Mochizuki
公雄 望月
Shigetoshi Akiyama
茂俊 秋山
Hiroshi Ichikawa
浩 市川
Senzou Shinohara
占三 篠原
Hiroaki Kashiwagi
博明 柏木
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Takagi Industrial Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Takagi Industrial Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/040,165 priority patent/US5934090A/en
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収液の結晶化を防止し、動作の信頼性を高
めた空気調和装置を提供する。 【解決手段】 運転停止時、所定量の冷媒(4)を供給
して吸収液(20a)を希釈化し、それを管路及び機器
側に循環させることにより、機器や管路側に残留する吸
収液(20、20a、20b)を洗浄し、その吸収液を
溶液タンク側に戻すことで、吸収液(20、20a、2
0b)の結晶化を防止し、動作の信頼性を高めたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の蒸気等、気化
した冷媒の回収手段に臭化リチウム液等の吸収液を使用
した空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒の蒸発を利用して冷気を発生
させ、蒸発した冷媒は吸収液に吸収させる方式の空気調
和装置を吸収式空気調和装置と称する。即ち、冷媒に水
を使用した場合には、蒸発器を低圧、即ち、真空状態に
保持し、その雰囲気中に水を滴下させると、水は瞬時に
蒸発し、その蒸発の際に周囲から蒸発潜熱を奪う。この
蒸発潜熱を冷却源として水や空気等の媒体を強制的に循
環、熱交換により冷気を発生させ、それを室内に流すこ
とにより、室内の冷房を行うことができる。
【0003】このような空気調和装置では、蒸発器で蒸
発した冷媒は凝縮させて蒸発器に戻すため、臭化リチウ
ム等の吸収液が用いられる。即ち、蒸発器で蒸発した冷
媒は吸収器で吸収液に吸収させて回収する。この吸収液
は溶液タンクに貯められた後、加熱して冷媒を蒸発させ
ることにより、冷媒を含まない吸収液と冷媒蒸気とに分
離させ、冷媒蒸気は凝縮させて液化し冷媒タンクに戻さ
れるとともに、冷媒が分離された吸収液は吸収器に戻さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
空気調和装置において、冷房運転を停止させた場合、外
気温の低下によっては臭化リチウムが結晶化するおそれ
がある。臭化リチウムが管路内や機器内部で結晶化する
と、吸収液の流動を妨げ、運転不能に陥るので、その対
策を全く講じない場合には動作不良の恐れがあり、信頼
性に欠ける。
【0005】結晶化した臭化リチウムを加熱することで
液化することは可能であるが、臭化リチウムの結晶化防
止として、管路全体に加熱手段を設置する液化対策は設
備コストが上昇する点で限界があり、また、結晶化した
箇所を検知し、その箇所のみ局所的に加熱することは構
造的に見て効率的ではない。
【0006】そこで、本発明は、吸収液の結晶化を防止
し、動作の信頼性を高めた空気調和装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、運転停止時、所定量の冷媒(4)を供給して吸収液
(20a)を希釈化し、それを管路及び機器側に循環さ
せることにより、機器や管路側に残留する吸収液(2
0、20a、20b)を洗浄し、その吸収液を溶液タン
ク側に戻すことで、吸収液(20、20a、20b)の
結晶化を防止し、動作の信頼性を高めたものである。
【0008】本発明の空気調和装置は、冷媒(4)を貯
める冷媒タンク(6)と、この冷媒タンクから供給され
る前記冷媒を低圧下で蒸発させ、その蒸発潜熱により空
気を冷却させる蒸発手段(蒸発器2)と、この蒸発手段
で蒸発した前記冷媒を吸収液に吸収させて回収する冷媒
回収手段(気液分離器14、吸収器18)と、この冷媒
回収手段から導かれる吸収液を貯める溶液タンク(2
6)と、この溶液タンクから前記吸収液を導き、その吸
収液から冷媒を分離する冷媒分離手段(低温再生器3
4、高温再生器38、凝縮器48)と、前記冷媒タンク
から冷媒を前記溶液タンクに供給し、前記吸収液を希釈
化させる希釈化手段(冷媒4、冷媒タンク6、管路56
及び電磁弁58)と、この希釈化手段で希釈化された前
記吸収液を前記冷媒分離手段に強制的に流し、前記冷媒
分離手段に残留する冷媒吸収液を前記溶液タンク側に戻
す回収路(管路66、68)と、運転停止時、前記冷媒
分離手段の動作を停止させ、その停止に基づき、外気温
に応じて所定量の冷媒を前記冷媒タンクから前記溶液タ
ンクに供給することにより、前記溶液タンク内の吸収液
濃度を所定値以下にするとともに、前記溶液タンクから
前記吸収液を前記冷媒分離手段側に循環させて前記溶液
タンク側に戻す制御手段(制御部130)とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】したがって、この空気調和装置によれば、
運転停止時、外気温に応じて所定量の冷媒が溶液タンク
に供給されて所定濃度以下に吸収液の希釈化が図られ、
その吸収液は冷媒分離手段に循環させ、冷媒分離手段側
の洗浄を行う。これにより、冷媒分離手段やその途上の
管路内の残留吸収液が回収され、外気温の低下による結
晶化を確実に防止でき、冷房動作の信頼性が高められ
る。
【0010】本発明の空気調和装置は、運転停止時、前
記冷媒タンクから前記溶液タンクに流す前記冷媒は、運
転停止時の前記吸収液の濃度に応じ、所定の希釈濃度に
到達する供給量を演算して供給することを特徴とする。
【0011】この空気調和装置では、外気温と濃度が吸
収液の結晶化と密接な関係があることに着目しており、
運転停止時の吸収液の濃度を所定の濃度に移行させるに
必要な冷媒量を算出し、これを溶液タンクに供給するこ
とで、結晶化しない吸収液濃度に移行させている。溶液
タンク内の吸収液濃度を低下させることによりその結晶
化の防止が図られると同時に、冷媒分離手段側の洗浄効
果が高められる。
【0012】本発明の空気調和装置は、前記冷媒分離手
段側の管路と前記溶液タンクとの間に回収管路を設け、
運転停止時、前記回収管路を通して前記吸収液を前記溶
液タンクに戻すことを特徴とする。このような回収管路
を設けることにより、冷媒分離手段側を洗浄した吸収液
を迅速に溶液タンクに戻すことができる。
【0013】本発明の空気調和装置において、前記冷媒
分離手段は、吸収液から回収した蒸気から冷媒蒸気を再
生させる低温再生器(34)と、この低温再生器で得た
冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器(48)とを備え、運転停
止時、前記冷媒タンクから前記回収タンクに流す前記吸
収液濃度は、前記凝縮器の凝縮温度と前記低温再生器の
溶液温度を参照して演算することを特徴とする。このよ
うな温度管理により、吸収液の希釈化を適正化すること
ができ、過剰な冷媒の放出を防止できる。
【0014】本発明の空気調和装置において、溶液タン
ク(26)に貯められた前記吸収液を前記冷媒分離手段
側に導く管路(循環路28)にポンプ(溶液ポンプ2
9)を設置したことを特徴とする。このポンプは、冷房
運転サイクルに使用するポンプを兼用できる。このよう
なポンプにより、洗浄液としての吸収液(20a)を圧
送でき、管路や冷媒分離手段側の洗浄を迅速に行うこと
ができる。
【0015】本発明の空気調和装置において、溶液タン
クに貯められた前記吸収液を前記冷媒分離手段側に導く
管路に逆止弁を設置したことを特徴とする。このような
逆止弁の設置により、溶液タンクと冷媒分離手段側との
圧力分布により、吸収液が溶液タンク側に逆流するのを
防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の空気調和装置の一実施形
態として空気調和装置の全体構成を示している。この空
気調和装置は吸収式空気調和装置であって、冷媒に一例
として水、吸収液に一例として臭化リチウム液を用いて
いる。
【0018】冷媒を蒸発させる蒸発手段として蒸発器2
が設けられている。蒸発器2は、冷媒4の蒸発により冷
気を生じさせ、その冷気によって室内空気を冷却する手
段である。この蒸発器2の内部は、内部気圧を例えば、
8.9torr程度の減圧状態に設定されている。この
蒸発器2には、冷媒タンク6から冷媒4が冷媒ポンプ8
により供給される。即ち、減圧下に冷媒液、例えば、水
を滴下させると、その水滴が蒸発し、蒸発潜熱により通
過する空気10を冷却することができる。この蒸発器2
は、冷却すべき室内空気10を室内ファン12により吸
引し、循環させることにより、室内空気10を冷却す
る。この蒸発器2は、滴下した冷媒4を蒸発させるが、
その一部は蒸発することなく、液体として残留する。冷
媒4に水を用いた場合には、その水は真空下で蒸気とな
り、その一部は水のままとなる。この蒸発器2で気化又
は液体状態となった冷媒4は管路を通じて冷媒回収手段
である気液分離器14に導かれる。なお、室内空気10
の温度は、温度センサ16で検出される。
【0019】気液分離器14は、蒸気と液体とを分離す
る手段である。この気液分離器14は、蒸発器2と一体
又は別体として構成することができる。この気液分離器
14の内部気圧は、蒸発器2と同等となる。液体を成す
冷媒4は、冷媒タンク6に管路を通じて導かれて回収さ
れ、また、冷媒蒸気は吸収器18に導かれる。
【0020】吸収器18は、冷媒蒸気を吸収液20、例
えば、臭化リチウム液に吸収させる。即ち、吸収器18
では、気液分離器14から導かれた冷媒蒸気中に吸収液
20を散布することにより、その吸収液20に冷媒蒸気
を吸収させる。ここで、冷媒蒸気を効率よく吸収液20
に吸収させるには、吸収器18を冷却することが必要で
ある。この冷却手段として、放熱ファン22が設置され
ており、外気24を吸収器18に接触させることにより
冷却する。同時に、吸収器18は低圧化して蒸発器2と
の間に圧力差を設定することで、冷媒蒸気を吸収器18
に導く吸収力を与える。吸収液20が冷媒蒸気を吸収す
る際に発生する反応熱は、放熱ファン22により冷却さ
れる。冷媒蒸気に吸収させた吸収液20aは、管路を通
じて溶液タンク26に導かれる。
【0021】溶液タンク26は、吸収器18で冷媒蒸気
を吸収した吸収液20aを貯める。循環する吸収液20
及び冷媒4の全溶液を3リットル程度とすると、この溶
液タンク26はそれを許容する程度の容積である。
【0022】そして、循環路28には、溶液圧送手段と
して溶液ポンプ29が設けられている。溶液タンク26
の吸収液20aは、冷媒分離手段に送られて冷媒4の分
離が行われる。即ち、吸収液20aは、溶液ポンプ29
を通して低温熱交換器30に圧送される。また、溶液タ
ンク26と溶液ポンプ29との間の循環路28には、逆
止弁32が設けられている。この逆止弁32は、圧力差
による溶液ポンプ29側へ溶液、即ち、吸収液20aの
逆戻りを阻止する。
【0023】低温熱交換器30は、溶液ポンプ29で圧
送される吸収液20aを低温再生器34から導かれた吸
収液20(濃液)が持つ熱(例えば、100℃)により
予備加熱する手段である。これにより、吸収液20aは
100℃程度に加熱され、予備加熱された吸収液20a
は、高温熱交換器36に循環路を通じて導かれる。
【0024】高温熱交換器36には、低温熱交換器30
で予備加熱された吸収液20aを高温再生器38から導
かれた吸収液20b(中液)が持つ熱(例えば、180
℃)により予備加熱する。加熱された吸収液20bは、
高温再生器38に管路を通じて導かれる。
【0025】高温再生器38は、加熱手段としてガスバ
ーナ42が設置されており、吸収液20aはガスGの燃
焼により180℃程度に加熱される。ガスバーナ42に
は、ガス電磁弁43、45及びガス比例弁47を通して
燃料ガスGが供給され、燃焼ファン41によって燃焼空
気が供給される。この燃料ガスGの燃焼の結果、吸収液
20aに吸収されている冷媒4は加熱されて蒸気とな
り、高温再生器38には、上部側に冷媒蒸気40と、冷
媒4が除かれた分だけ濃度が高くなった吸収液(中液)
20bが溜まり、内部は超高圧となり、外気温35℃で
1300torrに上昇する。そして、比重により吸収
液20bと冷媒蒸気40とが分離され、吸収液20bの
液位は一定に保持される。また、吸収液(中液)20b
は、高温熱交換器36に導き、吸収液20aの予備加熱
によって放熱させるため、その温度は180℃から11
2℃程度に低下させた後、キャピラリ44を介して管路
60を通じて低温再生器34に導かれる。なお、高温再
生器38の温度は温度センサ39で検知される。
【0026】キャピラリ44は、高温再生器38と低温
再生器34との間の圧力差を保持するための圧力抵抗体
である。即ち、高温再生器38の1300torr程度
の高圧はキャピラリ44を介して95torr程度に低
圧化された低温再生器34に吸収液(中液)20bを導
く。
【0027】低温再生器34は、高温再生器38から高
温、例えば、180℃程度の冷媒蒸気40が導かれ、こ
れを熱源として高温交換器36からの吸収液(中液)2
0bを加熱するとともに、高温の冷媒蒸気40を放熱さ
せる。吸収液20bの温度は、102℃から112℃に
上昇し、その内部の冷媒4は、112℃程度の蒸気40
となって回収される。低温再生器34における吸収液2
0bの温度は温度センサ35によって検出される。
【0028】低温再生器34で加熱された吸収液(濃
液)20は、低温熱交換器30に導かれ、吸収液20a
の予備加熱に用いられて放熱され、その結果、60℃程
度に冷却される。この吸収液20は、吸収器18に導か
れ、冷媒4の吸収に用いられる。また、低温再生器34
で液化した冷媒4は、キャピラリ46を介して凝縮器4
8に管路106を通して導かれるとともに、冷媒蒸気4
0は循環路50を通じて凝縮器48に導かれる。
【0029】凝縮器48は、冷媒蒸気40を液化、凝縮
させる手段であり、冷却手段として前記放熱ファン22
が共用され、外気24によって冷却される。低温再生器
34からの冷媒蒸気40は、冷却により液化された後、
キャピラリ54を通して冷媒タンク6に貯められる。な
お、凝縮器48における凝縮温度は温度センサ51で検
出され、外気温は温度センサ53で検出される。
【0030】冷媒タンク6は、蒸発器2に供給すべき冷
媒4を蓄積する手段であり、8.9torr程度の低圧
である。即ち、この冷媒タンク6には、凝縮器48又は
気液分離器14で回収された冷媒4が液体状態で貯めら
れる。
【0031】そして、蒸発器2、冷媒タンク6、気液分
離器14、溶液タンク26、高温再生器38、低温再生
器34及び凝縮器48における各圧力には適当な圧力差
が形成されており、これは吸収液20、冷媒蒸気40の
自然循環作用を実現するためのものである。要するに、
これらの圧力差は、高温再生器38における加熱と、凝
縮器48の一定温度への冷却とにより、また、吸収液2
0における冷媒4の吸収、冷媒蒸気40の凝縮により吸
収液20a、20bの循環作用を生じさせている。
【0032】また、溶液タンク26の吸収液20aを冷
媒4によって希釈化する希釈化手段が設けられており、
この実施形態では、冷媒タンク6と溶液タンク26との
間に冷媒4を溶液タンク26側に放出させる手段として
管路56とともに、この管路56を開閉する手段として
電磁弁58が設けられている。
【0033】また、高温熱交換器36と低温再生器34
とを結合する管路60には、溶液タンク26との間を結
合させることにより、吸収液20を溶液タンク26側に
落下させるバイパス手段として管路62とともに、この
管路62を開閉する手段として電磁弁64が設けられて
いる。
【0034】また、低温熱交換器30と吸収器18とを
結合する管路66には、溶液タンク26との間を結合さ
せることにより、吸収液20を溶液タンク26側に落下
させるバイパス手段として管路68とともに、この管路
68を開閉する手段として電磁弁70が設けられてい
る。
【0035】次に、図2は、空気調和装置における蒸発
器2から溶液タンク26までの系統を示している。
【0036】蒸発器2、気液分離器14、吸収器18及
び溶液タンク26は、単一の閉空間を構成しており、垂
直管を成す蒸発器2の周面には、冷却用の無数のフィン
72が設けられている。この蒸発器2は真空状態にある
からフロート状の冷媒滴下器74から冷媒4が滴下され
ると、その冷媒4は蒸発する。その蒸発潜熱は、フィン
72に伝えられ、室内空気10を冷却する。冷媒滴下器
74から滴下された冷媒4の内、液化状態の冷媒4は、
重力によって気液分離器14の冷媒溜部76に溜まり、
冷媒タンク6に導かれる。
【0037】この気液分離器14と溶液タンク26との
間には、一定の傾斜角度を以て吸収器18が設けられて
いる。この吸収器18の周面部には、蒸発器2と同様の
フィン78が形成されている。このフィン78及び図1
に示した放熱ファン22によって空気が冷却される。
【0038】この吸収器18の上部には、吸収液20の
滴下部80が設けられ、供給管82を通して吸収液20
が吸収器18の内部に滴下される。吸収液20を例えば
臭化リチウム液、冷媒4を水、即ち、水蒸気とすれば、
滴下される吸収液20には効率良く水蒸気が吸収され
る。この吸収時の反応熱は、フィン78を通じて外気2
4に放出される結果、内部の吸収液20aが冷却され
る。この吸収液20aは、自然落下状態で溶液タンク2
6に貯められる。
【0039】次に、図3は、空気調和装置における冷媒
タンク6、吸収器18及び溶液タンク26の配管系統を
示している。冷媒タンク6、吸収器18及び管路68、
62からの吸収液20、20a、20bを溶液タンク2
6に重力により自然落下させるため、冷媒タンク6、吸
収器18及び管路68、62は、溶液タンク26より上
方に設置されている。
【0040】次に、図4は、空気調和装置における低温
再生器34の実施例を示している。この低温再生器34
は、高温再生器38での加熱より発生した冷媒蒸気40
aが持つ熱を利用して吸収液30bを再加熱するととも
に、その放熱により冷媒蒸気40aを冷媒4に凝縮させ
る手段である。
【0041】この低温再生器34は、密閉された本体ケ
ース84の内部に隔壁86を設けて吸収液溜部88が形
成され、この吸収液溜部88の吸収液20bに浸漬する
ように熱交換部90が設置されている。吸収液溜部88
には、管路60が連結されており、この管路60を通し
て高温再生器38側から吸収液20bが供給される。隔
壁86を越えて流れる吸収液20bは、漏斗状を成す回
収部92に落下する。この回収部92の下方の管路94
には、冷媒蒸気40を遮断する手段としてフロート室9
6が設けられている。このフロート室96には、吸収液
20bが貯められ、その内部にはフロート弁98が設け
られている。即ち、フロート弁98が吸収液20bに浮
いている場合にはその吸収液20bの通過を許可し、吸
収液20bが無くなると、管路94を閉塞することで、
冷媒蒸気40を遮断するものである。このフロート室9
6を通過した吸収液20bは吸収器18に管路66を通
じて導かれる。低温再生器34内の吸収液20bの温度
は、温度センサ35によって検出される。
【0042】熱交換部90には、本体ケース84の外部
で供給管100が連結されており、冷媒蒸気40が高温
再生器38側から供給される。この熱交換部90の外周
部には吸熱面積を大きくするため、壁面を屈曲させてな
る凹凸部102が形成されている。この凹凸部102を
通して熱交換部90に侵入した冷媒蒸気40aは、吸収
液20bに熱を放出し、吸収液20bは加熱されて新た
に冷媒蒸気40bを放出する。冷媒蒸気40bは、凝縮
器48とを連結する循環路50を通して凝縮器48に導
かれる。また、加熱された吸収液20bの沸騰飛沫が循
環路50を通して凝縮器48に導かれるのを防止するた
め、遮蔽板104が本体ケース84の天井面に取り付け
られている。
【0043】また、供給管100の下側部には熱交換部
90で冷媒蒸気40aが凝縮した冷媒4をその外部に導
く管路106が連結されており、この管路106には冷
媒蒸気40を遮断する手段としてフロート室108が設
けられている。フロート室108には、冷媒4が貯めら
れ、その内部にはフロート弁110が設けられている。
即ち、フロート弁110が冷媒4に浮いている場合には
その冷媒4の通過を許可し、冷媒4が無くなると、管路
106を閉塞することで、冷媒4を遮断する。このフロ
ート室108を通過した冷媒4は凝縮器48に管路10
6を通じて導かれる。
【0044】次に、図5は、空気調和装置における凝縮
器48の一例を示している。凝縮器48は、低温再生器
34からの冷媒蒸気40及び冷媒4を受け、冷媒蒸気4
0を凝縮した後、冷媒タンク6に戻すものである。この
凝縮器48には、上部ヘッダ112と下部ヘッダ114
とを有し、これら上部ヘッダ112と下部ヘッダ114
とを複数の凝縮管116で結合したものである。各凝縮
管116には無数の放熱フィン118が取り付けられて
いる。
【0045】上部ヘッダ112には、循環路50を通し
て冷媒蒸気40、管路106を通して冷媒4が供給され
る。また、上部ヘッダ112には、温度検出管120が
設けられ、その内部に温度センサ51を設置し、冷媒蒸
気40の凝縮温度を検出する。そして、各凝縮管116
を通過することにより、凝縮した冷媒4は、下部ヘッダ
114に貯められ、排出管122を通して冷媒タンク6
に回収される。
【0046】次に、図6は、空気調和装置の制御系統の
実施例を示している。この制御系統では、各種ファンの
回転制御、燃焼系統の燃焼制御及び監視、異常検知及び
その危険回避制御、吸収液希釈及び回収制御等、冷房運
転及び付随する各種の制御を行う。
【0047】この制御系統は、マイクロプロセッサによ
って構成される制御部130が設けられており、この制
御部130には、中央処理部(CPU)132、ROM
134及びRAM136とともに、入出力回路138、
140、142、144、146、148、150、1
52、154、156、158、160、162、16
4、166、167、168、169、170、172
及びアナログ・ディジタル(A/D)変換器175、1
76、177、178、179が設置されている。
【0048】そして、制御部130には電磁弁駆動回路
180、182、184、186、188、ポンプ駆動
回路190、192、ファン駆動回路194、196、
198、回転数検出回路200、202、204、比例
弁駆動回路206、温度検出回路208、210、21
2、214、216、異常検出回路218、220、2
22、224、226が接続されている。各異常検出回
路218、220、222、224、226は、個別に
温度センサ16、39、35、51、53の断線や検出
異常を検出する。
【0049】また、制御部130を遠隔的に制御する手
段として外部リモコン装置240が設けられている。こ
の外部リモコン装置240との間でデータの授受を光学
的に行うため、外部リモコン装置240が発して光を受
ける受光器242が設けられ、この受光器242の受光
信号からデータ信号を復調するため、復調器244が設
けられている。この復調器244で復調されたデータ
は、制御部130に加えられ、外部リモコン装置240
による所定の制御を実現する。
【0050】次に、図7は、本発明の空気調和装置の設
置形態の実施例を示している。この空調装置は、家屋等
の内部に設置される室内器部260と、家屋等の外部に
設置される室外器部262とから構成され、両者は管路
264、266を通じて連結されている。室内器部26
0は、冷風268を排出する冷風吹出部270と、室内
空気272を吸い込む吸気部274とで構成されてお
り、これらは家屋等の壁部276に取り付けられる。そ
の場合、管路264、266は壁部276を貫通して室
外器部262に連結される。室外器部262は、蒸発器
2、低温再生器34、高温再生器38、凝縮器48、吸
収器18、ガスバーナ42等の空気調和装置本体278
で構成される。したがって、室内空気272は、吸気部
274から空気調和装置本体278で熱交換されて冷却
され、その冷却空気が管路266及び冷風吹出部270
を通して室内280に冷風268を生じさせ、室内28
0は冷房される。
【0051】次に、図8は、冷風吹出部270の一実施
形態を示している。矩形のグリル部282に管路266
を設け、グリル部282から冷風268を吹き出させる
ことができる。
【0052】次に、図9及び図10は、冷気吹出部の配
置形態の一例を示している。一つの空気調和装置本体2
78を設置し、室内の空気を一括して吸気部274より
吸引し、複数の管路266A、266B、266C、2
66Dを以て冷風吹出部270を各部屋に設置して冷風
268を吹き出させることができる。また、管路264
とともに管路266を併設して各部屋に配管することに
より、各部屋の全部又は部屋を選択的に冷房することが
可能である。
【0053】次に、図11は、臭化リチウム水溶液の結
晶化を示す特性図である。特性曲線は、横軸に溶液温度
(℃)、縦軸に溶液濃度(%)を取っており、臭化リチ
ウム水溶液の液状限界を示しており、増減傾向が異なる
特性L1 、L2 、L3 からなる非直線特性である。各特
性L1 、L2 及びL3 を境界にして領域Aが結晶領域、
領域Bが液状領域である。例えば、溶液温度40℃、溶
液濃度64%では非結晶状態であるが、溶液濃度64%
で溶液温度が34℃に低下すると、その臭化リチウム水
溶液は結晶化することを示している。
【0054】ここで、各特性L1 、L2 、L3 につい
て、xを溶液温度(外気温)、yを溶液濃度とすると、
特性L1 、L2 及びL3 の溶液濃度は、次の通りであ
る。
【0055】
【数1】
【0056】このように、吸収液20に臭化リチウム水
溶液を使用した場合には、冷房運転を停止した状態で放
置し、外気温が低下すると、各機器内で吸収液20が結
晶化することとなり、次の冷房運転が不能となるおそれ
がある。このような結晶化を防止するには、吸収液20
に冷媒4を強制的に混ぜ、吸収器20を希釈化すること
により、非結晶化を図ることができる。
【0057】この空気調和装置について、冷房運転、そ
の停止及び異常時の動作を説明する。
【0058】冷媒4は、冷媒ポンプ8により蒸発器2に
供給される。蒸発器2は、真空状態に保持されているの
で、冷媒4を滴下すると蒸発し、蒸発潜熱により熱交換
が行われる。この熱交換によって冷却された空気は、冷
風として室内ファン12により室内に供給される。
【0059】蒸発器2に供給された冷媒4は、気液分離
器14で液体と気体とに分離され、液化状態にある冷媒
4は冷媒タンク6に戻される。冷媒蒸気40は、吸収器
18に導かれ、吸収液20に吸収させ、溶液タンク26
に貯められる。溶液タンク26の吸収液20aは、溶液
ポンプ29で圧送され、逆止弁32を経て循環路28か
ら低温熱交換器30に導かれ、低温再生器34からの吸
収液20で予備加熱された後、高温熱交換器36に導か
れ、高温再生器38からの吸収液20bで再度予備加熱
される。このような熱交換は、吸収液20、20bの放
熱、冷却のためでもある。
【0060】高温熱交換器36で加熱された吸収液20
aは、高温再生器38で高温度に加熱され、吸収液20
a中の冷媒4は蒸発し、冷媒蒸気40と濃度の高い吸収
液20bとに分離される。冷媒蒸気40は、管路100
を通じて低温再生器34に導かれ、ここで冷媒4に変換
される。そして、冷媒蒸気40及び冷媒4は、凝縮器4
8に導かれて凝縮され、確実に液化される。この冷媒4
は、凝縮器48から冷媒タンク6に回収される。
【0061】また、高温再生器38で冷媒4と分離され
た吸収液20bは、高温熱交換器36、低温再生器34
及び低温熱交換器30を経て再び吸収器18に導かれ、
冷媒4の吸収に用いられる。
【0062】次に、停電や運転停止時の動作について説
明する。図12は、停電や運転停止時における吸収液の
回収制御を示す。
【0063】ステップS1では、停電が発生したか否か
を判定する。停電の場合には、ステップS2に移行し、
電磁弁58を開いて全ての冷媒4を溶液タンク26に供
給するとともに、電磁弁64、70を開いて冷媒分離系
統側から吸収液20bを溶液タンク26に回収する。電
磁弁58、64、70を電源遮断時に開くノーマルオー
プン型電磁弁を使用することにより、電源遮断で管路5
6、62、68をオープン状態とすることができる。図
13は、この溶液放出モードを示しており、矢印a、b
は冷媒4の放出経路を示し、図15は、吸収液20bの
回収経路を示している。
【0064】停電が発生していない場合には、ステップ
S3に移行し、運転停止命令が発生しているか否かを確
認する。運転停止命令がない場合には、ステップS1に
戻る。そして、運転停止命令が発せられている場合、ス
テップS4に移行して外気温が18℃以上か否かを判定
する。外気温が18℃以上の場合には、ステップS5に
移行し、吸収液20aの溶液濃度を外気温10℃に相当
する濃度59%に希釈するに必要な量の冷媒4を冷媒タ
ンク6から溶液タンク26に放出する。図13は、この
溶液放出モードを示しており、矢印a、bは冷媒4の放
出経路を示している。
【0065】また、外気温が18未満の場合にはステッ
プS6に移行し、吸収液20aの現在の溶液濃度を外気
温0℃に相当する濃度56%に希釈するに必要な量の冷
媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出する。図
13は、この溶液放出モードを示しており、矢印a、b
は冷媒4の放出ルートを示している。
【0066】そして、ステップS7では、所定時間だけ
溶液ポンプ29を動作状態とし、希釈化された吸収液2
0aを循環路28から低温熱交換器30、高温熱交換器
36、高温再生器38を経て高温熱交換器36、低温再
生器34、低温熱交換器30及び吸収器18を経て溶液
タンク26に至る循環経路で吸収液循環を行う。図14
は、この吸収液循環モードを示しており、矢印c、d、
e、f、g、hは、その循環経路を示している。
【0067】また、ステップS8では冷媒分離手段側の
吸収液20aを溶液タンク26に回収する。図15は、
この吸収液回収モードを示しており、矢印i、j、kは
管路62を通しての吸収液回収経路、矢印l、m、nは
管路68を通しての吸収液回収経路を示している。
【0068】次に、図16は、吸収液再循環モードを示
している。この吸収液再循環モードでは、吸収液回収及
び吸収液循環を経ても高温再生器38に残留する吸収液
20bを最終的に溶液タンク26に回収させるモードで
ある。この場合、溶液ポンプ29を駆動するとともに、
電磁弁64を開くことにより、矢印n、o、p及びqに
示す循環経路を通して吸収液20aを高温再生器38に
循環させ、高温再生器38に残留する吸収液20bを溶
液タンク26に回収させる。これにより、冷媒分離系統
に残留する吸収液20bの回収は確実なものとなる。
【0069】次に、図17は、吸収液の回収制御の他の
例を示す。この回収制御では、運転停止命令があったか
否かを判定した後、異常による緊急停止か否かを判定す
る。この異常が発生している場合には全ての冷媒4を停
電時と同様に溶液タンク26に供給する。また、異常が
ない場合には、ステップS16に移行し、図12に示し
たと同様の制御を行うこととしたものである。
【0070】即ち、ステップS11では、停電が発生し
たか否かを判定し、停電の場合には、ステップS12に
移行し、電磁弁58を開いて全ての冷媒4を溶液タンク
26に供給するとともに、電磁弁64、70を開いて冷
媒分離系統側から吸収液20bを溶液タンク26に回収
する。停電が発生していない場合には、ステップS13
に移行し、運転停止命令が発生しているか否かを確認
し、運転停止命令がない場合には、ステップS11に戻
る。そして、運転停止命令が発せられている場合、ステ
ップS14に移行し、異常による緊急停止か否かを判定
する。この異常が発生している場合にはステップS15
に移行して全ての冷媒4を停電時と同様に溶液タンク2
6に供給する。ステップS14で異常による緊急停止で
ない場合には、ステップS16に移行して外気温が18
℃以上か否かを判定する。外気温が18℃以上の場合に
は、ステップS17に移行し、吸収液20aの溶液濃度
を外気温10℃に相当する濃度59%に希釈するに必要
な量の冷媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出
する。
【0071】また、外気温が18未満の場合にはステッ
プS18に移行し、吸収液20aの現在の溶液濃度を外
気温0℃に相当する濃度56%に希釈するに必要な量の
冷媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出する。
【0072】そして、ステップS19では、所定時間だ
け溶液ポンプ29を動作状態とし、希釈化された吸収液
20aを循環路28から低温熱交換器30、高温熱交換
器36及び高温再生器38から、高温熱交換器36、低
温再生器34、低温熱交換器30及び吸収器18を経て
溶液タンク26に至る循環経路を以て吸収液循環を行
い、ステップS20では冷媒分離手段側の吸収液20a
を溶液タンク26に回収する。
【0073】このように、冷房運転停止時に、冷媒タン
ク6内の冷媒4を溶液タンク26放出して吸収液20a
を希釈する。即ち、冷媒4で希釈された吸収液20aを
高温再生器38、低温再生器34等へ溶液ポンプ29に
より圧送することにより、循環経路内に残留している吸
収液20、20a、20bを希釈し、急激な外気温の低
下による部分的な吸収液20、20a、20bの結晶化
を防止することができる。
【0074】吸収液に冷媒を急激に放出すると、吸収液
の冷媒吸収反応により吸収熱を発生し、激しく冷媒が沸
騰する。この冷媒の沸騰が沈静化したころに溶液ポンプ
を動作させて、溶液ポンプへの気泡の混入を回避して動
作不能になることを防止する。希釈された吸収液はポン
プによって圧送され、局部的に溶液濃度が濃いところを
希釈する。溶液ポンプの動作は、本実施形態では冷媒タ
ンクの最大冷媒保有量1300ccを総て放出して沸騰
が沈静化する時間として1〜3分ほど待機している。し
かしながら、この待機時間は冷媒の放出量に応じて可変
してもよい。
【0075】ところで、吸収液の希釈量、すなわち回収
タンクに放出する冷媒の量は、運転停止時の外気温およ
び冷媒を分離された吸収液の濃度に応じて変更する。即
ち、運転停止時の外気温に応じて予想される外気温の変
動を加味して、冷媒タンク内の水を放出している。例え
ば、外気温が18℃以上であれば、外気温が10℃未満
にならないことを想定して、10℃の時の臭化リチウム
溶液の結晶濃度である59%を目標に冷媒を放出して希
釈する。また、外気温が18℃未満であれば気温0℃に
相当する結晶化濃度56%まで希釈されるように冷媒を
放出するのである。即ち、この18℃は通常、冷房が不
用となる温度である。この温度以上であれば極端な外気
温の低下はない。
【0076】そして、冷媒の放出量は、溶液濃度に応じ
て算出し、この水量供給に相当する時間、冷媒タンクに
付随する開閉弁を開けて希釈する。
【0077】即ち、濃度が例えばX%とし、外気温を1
8℃以上とすると、放出量Qは Q=(X%−59%)×100cc ・・・(4) であり、また、外気温が18℃未満とすると、放出量Q
は Q=(X%−56%)×100cc ・・・(5) である。この放出量Qに応じた時間だけ電磁弁58を開
くことにより、冷媒4で希釈する。
【0078】吸収液20の濃溶液(最も冷媒4を分離し
た吸収液)の溶液濃度は、凝縮器における冷媒の凝縮温
度と低温再生器34から吸収器18に送られる吸収液2
0の温度を検出して以下の式により演算して求める。
【0079】
【数2】
【0080】ただし、式(6)において、 TSOL :溶液温度(℃) Tc :凝縮温度(℃) X :溶液濃度(%) A1 ,A2 ,A3 ,B1 ,B2 ,B3 :係数 である。したがって、式(6)から溶液濃度Xを計算す
ることにより、溶液タンク26の吸収液20aの濃度を
求めることができる。
【0081】ところで、この演算をCPU132で実時
間で行うと、その演算時間が膨大となり、他の制御動作
の自由度を阻害するおそれがある。
【0082】そこで、凝縮温度、溶液温度と濃度の関係
のデータテーブルを作成し、これをROM134に記憶
させ、検出された凝縮温度、溶液温度に基づきデータを
読み出して制御を行なう。
【0083】凝縮器48には低温再生器34から130
℃に達する高温の冷媒蒸気40が導入されるため、正確
な凝縮温度を計測することが難しく、また凝縮器48の
下部には冷風ファン22によって冷却されて凝縮された
冷媒4が存在するため、やはり正確な温度を検出するこ
とができない。そこで、凝縮器48における冷媒の凝縮
温度は、凝縮器48へ冷媒蒸気40を導入、拡散する上
部ヘッダ112上に設けられた温度検出管120の先端
部に設けられた温度センサ51で検出している。このよ
うにすれば、検出管120内に浸入する高温の冷媒蒸気
40の量を規制しつつ放熱させることができ、凝縮温度
にほぼ近い温度を検出することができる。
【0084】また、冷媒タンク6から溶液タンク26に
放出する冷媒4については、、外気温に応じて最低限度
の希釈量になるような放出量を設定し、冷媒タンク6内
に若干の冷媒4を残留させる。即ち、冷媒タンク6内に
冷媒4を残すことにより、次回の冷房運転再開時におい
て吸収液20a、20bから冷媒4を分離し、蒸発器2
に冷媒4を供給するまでの待ち時間を解消できる。その
結果、冷媒タンク6内に冷媒4が残留していれば、運転
開始と同時に冷媒を蒸発器2に供給し、冷房開始を迅速
化できる。
【0085】また、吸収液20aに対する冷媒4の希釈
量を外気温に応じて制御することにより、吸収液20の
濃度低下を抑制でき、運転再開時の冷媒4の分離を迅速
に行うことができ、吸収液20による冷媒蒸気40の吸
収時間を短縮させることができる。
【0086】また、送風ファン12の異常、高温再生器
38や低温再生器34の過熱、各温度センサ16、3
5、39、51、53の断線、短絡などの致命的な故障
が検出されると、ガスバーナ42の燃焼を停止させ、冷
媒タンク6にある全ての冷媒4を溶液タンク26に放出
して吸収液20aを希釈させた後、溶液ポンプ29を駆
動させて各部の吸収液濃度を低下させる。これは、異常
事態の発生に対応して予期せぬ事故を防止するため、で
きる限り吸収液20、20a、20bを希釈することに
より、その流動化を図るものである。
【0087】溶液タンク26に冷媒4を放出した後、溶
液ポンプ29を駆動し、吸収液20aを循環路28から
冷媒分離系統に循環させ、残留する吸収液20a、20
を希釈し、次に、電磁弁64、70を開いて高温再生器
38、低温再生器34に残留する吸収液20bを溶液タ
ンク26に回収し、冷媒4と吸収液20aとを撹拌させ
て希釈化を図る。
【0088】そして、再び溶液ポンプ29を駆動させて
吸収液20aの循環を行い、高温再生器38に残留する
吸収液20を希釈させる。このとき、電磁弁64を開い
ておき、溶液タンク26に吸収液20bを回収する。ま
た、溶液ポンプ29の停止後は電磁弁64、70を開い
た状態に保持して吸収液20bを溶液タンク26に回収
させる。
【0089】さて、停電等の予期せぬ運転停止が行われ
る場合、電磁弁58、64、70は電源遮断で開状態と
なるノーマルオープン型のものを使用しているので、通
電断によって冷媒4、吸収液20a、20bは全て溶液
タンク26に回収されて希釈され、その結晶化を防止す
ることができる。
【0090】しかも、異常事態の発生時にも、冷媒タン
ク6の全ての冷媒4を溶液タンク26側に放出して吸収
液20、20aを希釈するため、異常事態においても、
吸収液20、20a、20bの結晶化を防止できる。
【0091】上記実施形態では、冷媒4に水、吸収液に
臭化リチウム溶液を使用した場合について説明したが、
本発明は、水以外の冷媒の使用、臭化リチウム溶液以外
の吸収液を使用する場合にも適用でき、冷媒の種類や吸
収液の種類に限定されるものではない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.運転停止時、外気温に応じて所定量の冷媒を溶液タ
ンクに供給することで、所定濃度以下に吸収液の希釈化
を図ることができ、その吸収液は冷媒分離手段に循環さ
せ、冷媒分離手段側の洗浄を行うので、冷媒分離手段や
その途上の管路内の残留吸収液が回収され、外気温の低
下による結晶化を確実に防止でき、冷房動作の信頼性を
高めることができる。運転停止時に外気温によって予め
吸収液を希釈するため、秋期のように外気温差の激しい
時期においても臭化リチウム溶液の結晶化が防止でき
る。 b.運転停止時、溶液タンクに吸収液を希釈化する冷媒
量の制御により、結晶化しない吸収液濃度に移行させて
いるので、溶液タンク内の吸収液の結晶化防止とともに
冷媒分離手段側の洗浄効果を高めることができる。吸収
液の濃度に応じて冷媒の放出量を決定するので、冷媒タ
ンク内に冷媒を残留させることができ、次回運転開始と
同時に冷媒を蒸発器に送ることができ、冷房開始の迅速
化に寄与する。 c.冷媒分離手段側の管路と溶液タンクとの間に回収管
路を設けて吸収液を溶液タンクに戻すようにしたので、
冷媒分離手段側を洗浄した吸収液を迅速に溶液タンクに
戻すことができ、残留吸収液の回収効率を高めることが
できる。 d.吸収液濃度を凝縮器の凝縮温度と低温再生器の溶液
温度を参照して演算するので、吸収液の希釈化を適正化
することができ、過剰な冷媒の放出を防止できる。 e.溶液タンクに貯められた吸収液を冷媒分離手段側に
導く管路にポンプを設置したので、洗浄液としての吸収
液を圧送でき、管路や冷媒分離手段側の洗浄を迅速に行
うことができる。 f.溶液タンクに貯められた吸収液を冷媒分離手段側に
導く管路に逆止弁を設置したので、溶液タンクと冷媒分
離手段側との圧力分布により、吸収液が溶液タンク側に
逆流するのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置の一実施形態である空気
調和装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置における蒸発器から溶液タンクに
至る配管の説明図である。
【図3】空気調和装置における吸収器、冷媒タンク及び
溶液タンクの系統の説明図である。
【図4】空気調和装置における低温再生器を示す縦断面
図である。
【図5】空気調和装置における凝縮器を示す説明図であ
る。
【図6】空気調和装置の制御系統を示すブロック図であ
る。
【図7】空気調和装置の設置形態及び冷房動作状態を示
す説明図である。
【図8】冷気吹出部の一実施形態を示す斜視図である。
【図9】冷気吹出部の配置形態を示す斜視図である。
【図10】冷気吹出部の配置形態を示す平面図である。
【図11】臭化リチウム水溶液の結晶化限界を示す特性
図である。
【図12】吸収液の回収制御の一例を示すフローチャー
トである。
【図13】冷媒放出モードを示すブロック図である。
【図14】吸収液循環モードを示すブロック図である。
【図15】吸収液回収モードを示すブロック図である。
【図16】吸収液再循環モードを示すブロック図であ
る。
【図17】吸収液の回収制御の他の例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 蒸発器(蒸発手段) 4 冷媒(希釈化手段) 6 冷媒タンク(希釈化手段) 14 気液分離器(冷媒回収手段) 18 吸収器(冷媒回収手段) 20、20a、20b 吸収液 26 溶液タンク 28 循環路 29 溶液ポンプ 32 逆止弁 34 低温再生器(冷媒分離手段) 38 高温再生器(冷媒分離手段) 48 凝縮器(冷媒分離手段) 56 管路(希釈化手段) 58 電磁弁(希釈化手段) 62、68 管路(回収路) 130 制御部(制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空気調和装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の蒸気等、気化
した冷媒の回収手段に臭化リチウム液等の吸収液を使用
した空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒の蒸発を利用して冷気を発生
させ、蒸発した冷媒は吸収液に吸収させる方式の空気調
和装置を吸収式空気調和装置と称する。即ち、冷媒に水
を使用した場合には、蒸発器を低圧、即ち、真空状態に
保持し、その雰囲気中に水を滴下させると、水は周囲か
ら熱を吸収して瞬時に蒸発する。この蒸発に要する熱が
いわゆる蒸発潜熱である。この蒸発潜熱を冷却源として
水や空気等の媒体を強制的に循環、熱交換により冷気を
発生させ、それを室内に流すことにより、室内の冷房を
行うことができる。
【0003】このような空気調和装置では、蒸発器で蒸
発した冷媒は凝縮させて蒸発器に戻すため、臭化リチウ
ム等の吸収液が用いられる。即ち、蒸発器で蒸発した冷
媒は吸収器で吸収液に吸収させて回収する。この吸収液
は溶液タンクに貯められた後、加熱して冷媒を蒸発させ
ることにより、吸収液と冷媒蒸気とに分離させ、冷媒蒸
気は凝縮させて液化し冷媒タンクに戻されるとともに、
冷媒が分離された吸収液は吸収器に戻される。
【0004】従来、この種の空気調和装置の先行出願と
して、吸収式冷凍機を用いた空調装置に関する特開平7
−103597号、特開平7−103600号、特開平
7−103601号、特開平7−103602号、特開
平7−103603号、特開平7−110171号、特
開平7−158995号、空気調和装置における冷媒分
離方法に関する特開平7−332799号等が散見され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
空気調和装置において、冷房運転を停止させた場合、外
気温の低下によっては臭化リチウムが結晶化するおそれ
がある。臭化リチウムが管路内や機器内部で結晶化する
と、吸収液の流動を妨げ、運転不能に陥るので、その対
策を全く講じない場合には動作不良の恐れがあり、信頼
性に欠ける。
【0006】結晶化した臭化リチウムを加熱することで
液化することは可能であるが、臭化リチウムの結晶化防
止として、管路全体に加熱手段を設置する液化対策は設
備コストが上昇する点で限界があり、また、結晶化した
箇所を検知し、その箇所のみ局所的に加熱することは構
造的に見て効率的ではない。
【0007】そこで、本発明は、吸収液の結晶化を防止
し、動作の信頼性を高めた空気調和装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、運転停止時、所定量の冷媒(4)を供給して吸収液
(20a)を希釈化し、それを管路及び機器側に循環さ
せることにより、機器や管路側に残留する吸収液(2
0、20a、20b)を洗浄し、その吸収液を溶液タン
ク側に戻すことで、吸収液(20、20a、20b)の
結晶化を防止し、動作の信頼性を高めたものである。
【0009】本発明の空気調和装置は、冷媒(4)を貯
める冷媒タンク(6)と、この冷媒タンクから供給され
る前記冷媒を低圧下で蒸発させ、空気より蒸発潜熱を奪
空気を冷却させる蒸発手段(蒸発器2)と、この蒸発
手段で蒸発した前記冷媒を吸収液に吸収させて回収する
冷媒回収手段(気液分離器14、吸収器18)と、この
冷媒回収手段から導かれる吸収液を貯める溶液タンク
(26)と、この溶液タンクから前記吸収液を導き、そ
の吸収液から冷媒を分離する冷媒分離手段(低温再生器
34、高温再生器38、凝縮器48)と、前記冷媒タン
クから冷媒を前記溶液タンクに供給し、前記吸収液を希
釈化させる希釈化手段(冷媒4、冷媒タンク6、管路5
6及び電磁弁58)と、この希釈化手段で希釈化された
前記吸収液を前記冷媒分離手段に強制的に流し、前記冷
媒分離手段に残留する冷媒吸収液を前記溶液タンク側に
戻す回収路(管路62、68)と、運転停止時、前記冷
媒分離手段の動作を停止させ、その停止に基づき、外気
温に応じて所定量の冷媒を前記冷媒タンクから前記溶液
タンクに供給することにより、前記溶液タンク内の吸収
液濃度を所定値以下にするとともに、前記溶液タンクか
ら前記吸収液を前記冷媒分離手段側に循環させて前記溶
液タンク側に戻す制御手段(制御部130)とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】したがって、この空気調和装置によれば、
運転停止時、外気温に応じて所定量の冷媒が溶液タンク
に供給されて所定濃度以下に吸収液の希釈化が図られ、
その吸収液は冷媒分離手段に循環させ、冷媒分離手段側
の洗浄を行う。これにより、冷媒分離手段やその途上の
管路内の残留吸収液が回収され、外気温の低下による結
晶化を確実に防止でき、冷房動作の信頼性が高められ
る。
【0011】本発明の空気調和装置は、運転停止時、前
記冷媒タンクから前記溶液タンクに流す前記冷媒は、運
転停止時の前記吸収液の濃度に応じ、所定の希釈濃度に
到達する供給量を演算して供給することを特徴とする。
【0012】この空気調和装置では、外気温と濃度が吸
収液の結晶化と密接な関係があることに着目しており、
運転停止時の吸収液の濃度を所定の濃度に移行させるに
必要な冷媒量を算出し、これを溶液タンクに供給するこ
とで、結晶化しない吸収液濃度に移行させている。溶液
タンク内の吸収液濃度を低下させることによりその結晶
化の防止が図られると同時に、冷媒分離手段側の洗浄効
果が高められる。
【0013】本発明の空気調和装置は、前記冷媒分離手
段側の管路と前記溶液タンクとの間に回収管路を設け、
運転停止時、前記回収管路を通して前記吸収液を前記溶
液タンクに戻すことを特徴とする。このような回収管路
を設けることにより、冷媒分離手段側を洗浄した吸収液
を迅速に溶液タンクに戻すことができる。
【0014】本発明の空気調和装置において、前記冷媒
分離手段は、吸収液から回収した蒸気から冷媒蒸気を再
生させる低温再生器(34)と、この低温再生器で得た
冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器(48)とを備え、運転停
止時、前記冷媒タンクから前記回収タンクに流す前記吸
収液濃度は、前記凝縮器の凝縮温度と前記低温再生器の
溶液温度を参照して演算することを特徴とする。このよ
うな温度管理により、吸収液の希釈化を適正化すること
ができ、過剰な冷媒の放出を防止できる。
【0015】本発明の空気調和装置において、溶液タン
ク(26)に貯められた前記吸収液を前記冷媒分離手段
側に導く管路(循環路28)にポンプ(溶液ポンプ2
9)を設置したことを特徴とする。このポンプは、冷房
運転サイクルに使用するポンプを兼用できる。このよう
なポンプにより、洗浄液としての吸収液(20a)を圧
送でき、管路や冷媒分離手段側の洗浄を迅速に行うこと
ができる。
【0016】本発明の空気調和装置において、溶液タン
クに貯められた前記吸収液を前記冷媒分離手段側に導く
管路に逆止弁を設置したことを特徴とする。このような
逆止弁の設置により、溶液タンクと冷媒分離手段側との
圧力分布により、吸収液が溶液タンク側に逆流するのを
防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の空気調和装置の一実施形
態として空気調和装置の全体構成を示している。この空
気調和装置は吸収式空気調和装置であって、冷媒に一例
として水、吸収液に一例として臭化リチウム液を用いて
いる。
【0019】冷媒を蒸発させる蒸発手段として蒸発器2
が設けられている。蒸発器2は、冷媒4の蒸発により冷
気を生じさせ、その冷気によって室内空気を冷却する手
段である。この蒸発器2の内部は、内部気圧を例えば、
8.9torr程度の減圧状態に設定されている。この
蒸発器2には、冷媒タンク6から冷媒4が冷媒ポンプ8
により供給される。即ち、減圧下に冷媒液、例えば、水
を滴下させると、その水滴が蒸発し、通過する空気10
より蒸発潜熱を奪って冷却することができる。この蒸発
器2は、冷却すべき室内空気10を室内ファン12によ
り吸引し、循環させることにより、室内空気10を冷却
する。この蒸発器2は、滴下した冷媒4を蒸発させる
が、その一部は蒸発することなく、液体として残留す
る。冷媒4に水を用いた場合には、その水は真空下で蒸
気となり、その一部は水のままとなる。この蒸発器2で
気化又は液体状態となった冷媒4は管路を通じて冷媒回
収手段である気液分離器14に導かれる。なお、室内空
気10の温度は、温度センサ16で検出される。
【0020】気液分離器14は、蒸気と液体とを分離す
る手段である。この気液分離器14は、蒸発器2と一体
又は別体として構成することができる。この気液分離器
14の内部気圧は、蒸発器2と同等となる。液体を成す
冷媒4は、冷媒タンク6に管路を通じて導かれて回収さ
れ、また、冷媒蒸気は吸収器18に導かれる。
【0021】吸収器18は、冷媒蒸気を吸収液20、例
えば、臭化リチウム液に吸収させる。即ち、吸収器18
では、気液分離器14から導かれた冷媒蒸気中に吸収液
20を散布することにより、その吸収液20に冷媒蒸気
を吸収させる。ここで、冷媒蒸気を効率よく吸収液20
に吸収させ、かつ空気10より奪った蒸発潜熱を外部に
放出させるため、吸収器18を冷却することが必要であ
る。この冷却手段として、放熱ファン22が設置されて
おり、外気24を吸収器18に接触させることにより冷
却する。同時に、吸収器18は低圧化して蒸発器2との
間に圧力差を設定することで、冷媒蒸気を吸収器18に
導く吸収力を与える。吸収液20が冷媒蒸気を吸収する
際に発生する反応熱は、放熱ファン22により冷却され
る。冷媒蒸気に吸収させた吸収液20aは、管路を通じ
て溶液タンク26に導かれる。
【0022】溶液タンク26は、吸収器18で冷媒蒸気
を吸収した吸収液20aを貯める。循環する吸収液20
及び冷媒4の全溶液を3リットル程度とすると、この溶
液タンク26はそれを許容する程度の容積である。
【0023】そして、循環路28には、溶液圧送手段と
して溶液ポンプ29が設けられている。溶液タンク26
の吸収液20aは、冷媒分離手段に送られて冷媒4の分
離が行われる。即ち、吸収液20aは、溶液ポンプ29
を通して低温熱交換器30に圧送される。また、溶液タ
ンク26と溶液ポンプ29との間の循環路28には、逆
止弁32が設けられている。この逆止弁32は、圧力差
による溶液ポンプ29側へ溶液、即ち、吸収液20aの
逆戻りを阻止する。
【0024】低温熱交換器30は、溶液ポンプ29で圧
送される吸収液20aを低温再生器34から導かれた吸
収液20(濃液)が持つ熱(例えば、100℃)により
予備加熱する手段である。これにより、吸収液20aは
100℃程度に加熱され、予備加熱された吸収液20a
は、高温熱交換器36に循環路を通じて導かれる。
【0025】高温熱交換器36には、低温熱交換器30
で予備加熱された吸収液20aを高温再生器38から導
かれた吸収液20b(中液)が持つ熱(例えば、180
℃)により予備加熱する。加熱された吸収液20bは、
高温再生器38に管路を通じて導かれる。
【0026】高温再生器38は、加熱手段としてガスバ
ーナ42が設置されており、吸収液20aはガスGの燃
焼により180℃程度に加熱される。ガスバーナ42に
は、ガス電磁弁43、45及びガス比例弁47を通して
燃料ガスGが供給され、燃焼ファン41によって燃焼空
気が供給される。この燃料ガスGの燃焼の結果、吸収液
20aに吸収されている冷媒4は加熱されて蒸気とな
り、高温再生器38には、上部側に冷媒蒸気40と、冷
媒4が除かれた分だけ濃度が高くなった吸収液(中液)
20bが溜まり、内部は高圧となり、外気温35℃で1
300torrに上昇する。そして、比重により吸収液
20bと冷媒蒸気40とが分離され、吸収液20bの液
位は一定に保持される。また、吸収液(中液)20b
は、高温熱交換器36に導き、吸収液20aの予備加熱
によって放熱させるため、その温度は180℃から11
2℃程度に低下させた後、キャピラリ44を介して管路
60を通じて低温再生器34に導かれる。なお、高温再
生器38の温度は温度センサ39で検知される。
【0027】キャピラリ44は、高温再生器38と低温
再生器34との間の圧力差を保持するための圧力抵抗体
である。即ち、高温再生器38の1300torr程度
の高圧はキャピラリ44を介して95torr程度に低
圧化された低温再生器34に吸収液(中液)20bを導
く。
【0028】低温再生器34は、高温再生器38から高
温、例えば、180℃程度の冷媒蒸気40が導かれ、こ
れを熱源として高温交換器36からの吸収液(中液)2
0bを加熱するとともに、高温の冷媒蒸気40を放出さ
せる。吸収液20bの温度は、102℃から112℃に
上昇し、その内部の冷媒4は、112℃程度の蒸気40
となって回収される。低温再生器34における吸収液2
0bの温度は温度センサ35によって検出される。
【0029】低温再生器34で加熱された吸収液(濃
液)20は、低温熱交換器30に導かれ、吸収液20a
の予備加熱に用いられて放熱され、その結果、60℃程
度に冷却される。この吸収液20は、吸収器18に導か
れ、冷媒4の吸収に用いられる。また、低温再生器34
で液化した冷媒4は、キャピラリ46を介して凝縮器4
8に管路106を通して導かれるとともに、冷媒蒸気4
0は循環路50を通じて凝縮器48に導かれる。
【0030】凝縮器48は、冷媒蒸気40を液化、凝縮
させる手段であり、冷却手段として前記放熱ファン22
が共用され、外気24によって冷却される。低温再生器
34からの冷媒蒸気40は、冷却により液化された後、
キャピラリ54を通して冷媒タンク6に貯められる。な
お、凝縮器48における凝縮温度は温度センサ51で検
出され、外気温は温度センサ53で検出される。
【0031】冷媒タンク6は、蒸発器2に供給すべき冷
媒4を蓄積する手段であり、8.9torr程度の低圧
である。即ち、この冷媒タンク6には、凝縮器48又は
気液分離器14で回収された冷媒4が液体状態で貯めら
れる。
【0032】そして、蒸発器2、冷媒タンク6、気液分
離器14、溶液タンク26、高温再生器38、低温再生
器34及び凝縮器48における各圧力には適当な圧力差
が形成されており、これは吸収液20、冷媒蒸気40の
自然循環作用を実現するためのものである。要するに、
これらの圧力差は、高温再生器38における加熱と、凝
縮器48の一定温度への冷却とにより、また、吸収液2
0における冷媒4の吸収、冷媒蒸気40の凝縮により吸
収液20a、20bの循環作用を生じさせている。
【0033】また、溶液タンク26の吸収液20aを冷
媒4によって希釈化する希釈化手段が設けられており、
この実施形態では、冷媒タンク6と溶液タンク26との
間に冷媒4を溶液タンク26側に放出させる手段として
管路56とともに、この管路56を開閉する手段として
電磁弁58が設けられている。
【0034】また、高温熱交換器36と低温再生器34
とを結合する管路60には、溶液タンク26との間を結
合させることにより、吸収液20を溶液タンク26側に
落下させるバイパス手段として管路62とともに、この
管路62を開閉する手段として電磁弁64が設けられて
いる。
【0035】また、低温熱交換器30と吸収器18とを
結合する管路66には、溶液タンク26との間を結合さ
せることにより、吸収液20を溶液タンク26側に落下
させるバイパス手段として管路68とともに、この管路
68を開閉する手段として電磁弁70が設けられてい
る。
【0036】次に、図2は、空気調和装置における蒸発
器2から溶液タンク26までの系統を示している。
【0037】蒸発器2、気液分離器14、吸収器18及
び溶液タンク26は、単一の閉空間を構成しており、垂
直管を成す蒸発器2の周面には、冷却用の無数のフィン
72が設けられている。この蒸発器2は真空状態にある
から漏斗状の冷媒滴下器74から冷媒4が滴下される
と、その冷媒4は蒸発する。室内空気10は、フィン7
2を介して蒸発潜熱が奪われて冷却される。冷媒滴下器
74から滴下された冷媒4のうち、液化状態の冷媒4
は、重力によって気液分離器14の冷媒溜部76に溜ま
り、冷媒タンク6に導かれる。
【0038】この気液分離器14と溶液タンク26との
間には、一定の傾斜角度を以て吸収器18が設けられて
いる。この吸収器18の周面部には、蒸発器2と同様の
フィン78が形成されている。このフィン78及び図1
に示した放熱ファン22によって吸収液20が冷却され
る。
【0039】この吸収器18の上部には、吸収液20の
滴下部80が設けられ、供給管82を通して吸収液20
が吸収器18の内部に滴下される。吸収液20を例えば
臭化リチウム液、冷媒4を水、即ち、水蒸気とすれば、
滴下される吸収液20には効率良く水蒸気が吸収され
る。この吸収時の反応熱は、フィン78を通じて外気2
4に放出される結果、内部の吸収液20aが冷却され
る。この吸収液20aは、自然落下状態で溶液タンク2
6に貯められる。
【0040】次に、図3は、空気調和装置における冷媒
タンク6、吸収器18及び溶液タンク26の配管系統を
示している。冷媒タンク6、吸収器18及び管路68、
62からの吸収液20、20a、20bを溶液タンク2
6に重力により自然落下させるため、冷媒タンク6、吸
収器18及び管路68、62は、溶液タンク26より上
方に設置されている。
【0041】次に、図4は、空気調和装置における低温
再生器34の実施例を示している。この低温再生器34
は、高温再生器38での加熱より発生した冷媒蒸気40
aが持つ熱を利用して吸収液30bを再加熱するととも
に、その放熱により冷媒蒸気40aを冷媒4に凝縮させ
る手段である。
【0042】この低温再生器34は、密閉された本体ケ
ース84の内部に隔壁86を設けて吸収液溜部88が形
成され、この吸収液溜部88の吸収液20bに浸漬する
ように熱交換部90が設置されている。吸収液溜部88
には、管路60が連結されており、この管路60を通し
て高温再生器38側から吸収液20bが供給される。隔
壁86を越えて流れる吸収液20bは、漏斗状を成す回
収部92に落下する。この回収部92の下方の管路66
には、冷媒蒸気40を遮断する手段としてフロート室9
6が設けられている。このフロート室96には、吸収液
20bが貯められ、その内部にはフロート弁98が設け
られている。即ち、フロート弁98が吸収液20bに浮
いている場合にはその吸収液20bの通過を許可し、吸
収液20bが無くなると、管路66を閉塞することで、
冷媒蒸気40を遮断するものである。このフロート室9
6を通過した吸収液20bは吸収器18に管路66を通
じて導かれる。低温再生器34内の吸収液20bの温度
は、温度センサ35によって検出される。
【0043】熱交換部90には、本体ケース84の外部
で供給管100が連結されており、冷媒蒸気40が高温
再生器38側から供給される。この熱交換部90の外周
部には吸熱面積を大きくするため、壁面を屈曲させてな
る凹凸部102が形成されている。この凹凸部102を
通して熱交換部90に侵入した冷媒蒸気40aは、吸収
液20bに熱を放出し、吸収液20bは加熱されて新た
に冷媒蒸気40bを放出する。冷媒蒸気40bは、凝縮
器48とを連結する循環路50を通して凝縮器48に導
かれる。また、加熱された吸収液20bの沸騰飛沫が循
環路50を通して凝縮器48に導かれるのを防止するた
め、遮蔽板104が本体ケース84の天井面に取り付け
られている。
【0044】また、供給管100の下側部には熱交換部
90で冷媒蒸気40aが凝縮した冷媒4をその外部に導
く管路106が連結されており、この管路106には冷
媒蒸気40を遮断する手段としてフロート室108が設
けられている。フロート室108には、冷媒4が貯めら
れ、その内部にはフロート弁110が設けられている。
即ち、フロート弁110が冷媒4に浮いている場合には
その冷媒4の通過を許可し、冷媒4が無くなると、管路
106を閉塞することで、冷媒4を遮断する。このフロ
ート室108を通過した冷媒4は凝縮器48に管路10
6を通じて導かれる。
【0045】次に、図5は、空気調和装置における凝縮
器48の一例を示している。凝縮器48は、低温再生器
34からの冷媒蒸気40及び冷媒4を受け、冷媒蒸気4
0を凝縮した後、冷媒タンク6に戻すものである。この
凝縮器48には、上部ヘッダ112と下部ヘッダ114
とを有し、これら上部ヘッダ112と下部ヘッダ114
とを複数の凝縮管116で結合したものである。各凝縮
管116には無数の放熱フィン118が取り付けられて
いる。
【0046】上部ヘッダ112には、循環路50を通し
て冷媒蒸気40、管路106を通して冷媒4が供給され
る。また、上部ヘッダ112には、温度検出管120が
設けられ、その内部に温度センサ51を設置し、冷媒蒸
気40の凝縮温度を検出する。そして、各凝縮管116
を通過することにより、凝縮した冷媒4は、下部ヘッダ
114に貯められ、排出管122を通して冷媒タンク6
に回収される。
【0047】次に、図6は、空気調和装置の制御系統の
実施例を示している。この制御系統では、各種ファンの
回転制御、燃焼系統の燃焼制御及び監視、異常検知及び
その危険回避制御、吸収液希釈及び回収制御等、冷房運
転及び付随する各種の制御を行う。
【0048】この制御系統は、マイクロプロセッサによ
って構成される制御部130が設けられており、この制
御部130には、中央処理部(CPU)132、ROM
134及びRAM136とともに、入出力回路138、
140、142、144、146、148、150、1
52、154、156、158、160、162、16
4、166、167、168、169、170、172
及びアナログ・ディジタル(A/D)変換器175、1
76、177、178、179が設置されている。
【0049】そして、制御部130には電磁弁駆動回路
180、182、184、186、188、ポンプ駆動
回路190、192、ファン駆動回路194、196、
198、回転数検出回路200、202、204、比例
弁駆動回路206、温度検出回路208、210、21
2、214、216、異常検出回路218、220、2
22、224、226が接続されている。各異常検出回
路218、220、222、224、226は、個別に
温度センサ16、39、35、51、53の断線や検出
異常を検出する。
【0050】また、制御部130を遠隔的に制御する手
段として外部リモコン装置240が設けられている。こ
の外部リモコン装置240との間でデータの授受を光学
的に行うため、外部リモコン装置240が発して光を受
ける受光器242が設けられ、この受光器242の受光
信号からデータ信号を復調するため、復調器244が設
けられている。この復調器244で復調されたデータ
は、制御部130に加えられ、外部リモコン装置240
による所定の制御を実現する。
【0051】次に、図7は、本発明の空気調和装置の設
置形態の実施例を示している。この空調装置は、家屋等
の内部に設置される室内器部260と、家屋等の外部に
設置される室外器部262とから構成され、両者は管路
264、266を通じて連結されている。室内器部26
0は、冷風268を排出する冷風吹出部270と、室内
空気272を吸い込む吸気部274とで構成されてお
り、これらは家屋等の壁部276に取り付けられる。そ
の場合、管路264、266は壁部276を貫通して室
外器部262に連結される。室外器部262は、蒸発器
2、低温再生器34、高温再生器38、凝縮器48、吸
収器18、ガスバーナ42等の空気調和装置本体278
で構成される。したがって、室内空気272は、吸気部
274から空気調和装置本体278で熱交換されて冷却
され、その冷却空気が管路266及び冷風吹出部270
を通して室内280に冷風268を生じさせ、室内28
0は冷房される。
【0052】次に、図8は、冷風吹出部270の一実施
形態を示している。矩形のグリル部282に管路266
を設け、グリル部282から冷風268を吹き出させる
ことができる。
【0053】次に、図9及び図10は、冷気吹出部の配
置形態の一例を示している。一つの空気調和装置本体2
78を設置し、室内の空気を一括して吸気部274より
吸引し、複数の管路266A、266B、266C、2
66Dを以て冷風吹出部270を各部屋に設置して冷風
268を吹き出させることができる。また、管路264
とともに管路266を併設して各部屋に配管することに
より、各部屋の全部又は部屋を選択的に冷房することが
可能である。
【0054】次に、図11は、臭化リチウム水溶液の結
晶化を示す特性図である。特性曲線は、横軸に溶液温度
(℃)、縦軸に溶液濃度(%)を取っており、臭化リチ
ウム水溶液の液状限界を示しており、増減傾向が異なる
特性L1 、L2 、L3 からなる非直線特性である。各特
性L1 、L2 及びL3 を境界にして領域Aが結晶領域、
領域Bが液状領域である。例えば、溶液温度40℃、溶
液濃度64%では非結晶状態であるが、溶液濃度64%
で溶液温度が34℃に低下すると、その臭化リチウム水
溶液は結晶化することを示している。
【0055】ここで、各特性L1 、L2 、L3 につい
て、xを溶液温度(外気温)、yを溶液濃度とすると、
特性L1 、L2 及びL3 の溶液濃度は、次の通りであ
る。
【0056】 L1: y =0.3254x +57.56 ・・・(1) L2: y =−4×10-5x3+0.0052x2+0.0141x +58.444 ・・・(2) L3: y =−5×10-6x3+0.0007x2+0.0439x +62.395 ・・・(3)
【0057】このように、吸収液20に臭化リチウム水
溶液を使用した場合には、冷房運転を停止した状態で放
置し、外気温が低下すると、各機器内で吸収液20が結
晶化することとなり、次の冷房運転が不能となるおそれ
がある。このような結晶化を防止するには、吸収液20
に冷媒4を強制的に混ぜ、吸収液20を希釈化すること
により、非結晶化を図ることができる。
【0058】この空気調和装置について、冷房運転、そ
の停止及び異常時の動作を説明する。
【0059】冷媒4は、冷媒ポンプ8により蒸発器2に
供給される。蒸発器2は、真空状態に保持されているの
で、冷媒4を滴下すると蒸発し、蒸発潜熱による熱交換
が行われる。この熱交換によって冷却された空気は、冷
風として室内ファン12により室内に供給される。
【0060】蒸発器2に供給された冷媒4は、気液分離
器14で液体と気体とに分離され、液化状態にある冷媒
4は冷媒タンク6に戻される。冷媒蒸気40は、吸収器
18に導かれ、吸収液20に吸収させ、溶液タンク26
に貯められる。溶液タンク26の吸収液20aは、溶液
ポンプ29で圧送され、逆止弁32を経て循環路28か
ら低温熱交換器30に導かれ、低温再生器34からの吸
収液20で予備加熱された後、高温熱交換器36に導か
れ、高温再生器38からの吸収液20bで再度予備加熱
される。このような熱交換は、吸収液20、20bの放
熱、冷却のためでもある。
【0061】高温熱交換器36で加熱された吸収液20
aは、高温再生器38で高温度に加熱され、吸収液20
a中の冷媒4は蒸発し、冷媒蒸気40と濃度の高い吸収
液20bとに分離される。冷媒蒸気40は、管路100
を通じて低温再生器34に導かれ、ここで冷媒4に変換
される。そして、冷媒蒸気40及び冷媒4は、凝縮器4
8に導かれて凝縮され、確実に液化される。この冷媒4
は、凝縮器48から冷媒タンク6に回収される。
【0062】また、高温再生器38で冷媒4と分離され
た吸収液20bは、高温熱交換器36、低温再生器34
及び低温熱交換器30を経て再び吸収器18に導かれ、
冷媒4の吸収に用いられる。
【0063】次に、停電や運転停止時の動作について説
明する。図12は、停電や運転停止時における吸収液の
回収制御を示す。
【0064】ステップS1では、停電が発生したか否か
を判定する。停電の場合には、ステップS2に移行し、
電磁弁58を開いて全ての冷媒4を溶液タンク26に供
給するとともに、電磁弁64、70を開いて冷媒分離系
統側から吸収液20bを溶液タンク26に回収する。電
磁弁58、64、70を電源遮断時に開くノーマルオー
プン型電磁弁を使用することにより、電源遮断で管路5
6、62、68をオープン状態とすることができる。図
13は、この溶液放出モードを示しており、矢印a、b
は冷媒4の放出経路を示し、図15は、吸収液20bの
回収経路を示している。
【0065】停電が発生していない場合には、ステップ
S3に移行し、運転停止命令が発生しているか否かを確
認する。運転停止命令がない場合には、ステップS1に
戻る。そして、運転停止命令が発せられている場合、ス
テップS4に移行して外気温が18℃以上か否かを判定
する。外気温が18℃以上の場合には、ステップS5に
移行し、吸収液20aの溶液濃度を外気温10℃に相当
する濃度59%に希釈するに必要な量の冷媒4を冷媒タ
ンク6から溶液タンク26に放出する。図13は、この
溶液放出モードを示しており、矢印a、bは冷媒4の放
出経路を示している。
【0066】また、外気温が18未満の場合にはステ
ップS6に移行し、吸収液20aの現在の溶液濃度を外
気温0℃に相当する濃度56%に希釈するに必要な量の
冷媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出する。
図13は、この溶液放出モードを示しており、矢印a、
bは冷媒4の放出ルートを示している。
【0067】そして、ステップS7では、所定時間だけ
溶液ポンプ29を動作状態とし、希釈化された吸収液2
0aを循環路28から低温熱交換器30、高温熱交換器
36、高温再生器38を経て高温熱交換器36、低温再
生器34、低温熱交換器30及び吸収器18を経て溶液
タンク26に至る循環経路で吸収液循環を行う。図14
は、この吸収液循環モードを示しており、矢印c、d、
e、f、g、hは、その循環経路を示している。
【0068】また、ステップS8では冷媒分離手段側の
吸収液20aを溶液タンク26に回収する。図15は、
この吸収液回収モードを示しており、矢印i、j、kは
管路62を通しての吸収液回収経路、矢印l、m、nは
管路68を通しての吸収液回収経路を示している。
【0069】次に、図16は、吸収液再循環モードを示
している。この吸収液再循環モードでは、吸収液回収及
び吸収液循環を経ても高温再生器38に残留する吸収液
20bを最終的に溶液タンク26に回収させるモードで
ある。この場合、溶液ポンプ29を駆動するとともに、
電磁弁64を開くことにより、矢印n、o、p及びqに
示す循環経路を通して吸収液20aを高温再生器38に
循環させ、高温再生器38に残留する吸収液20bを溶
液タンク26に回収させる。これにより、冷媒分離系統
に残留する吸収液20bの回収は確実なものとなる。
【0070】次に、図17は、吸収液の回収制御の他の
例を示す。この回収制御では、運転停止命令があったか
否かを判定した後、異常による緊急停止か否かを判定す
る。この異常が発生している場合には全ての冷媒4を停
電時と同様に溶液タンク26に供給する。また、異常が
ない場合には、ステップS16に移行し、図12に示し
たと同様の制御を行うこととしたものである。
【0071】即ち、ステップS11では、停電が発生し
たか否かを判定し、停電の場合には、ステップS12に
移行し、電磁弁58を開いて全ての冷媒4を溶液タンク
26に供給するとともに、電磁弁64、70を開いて冷
媒分離系統側から吸収液20bを溶液タンク26に回収
する。停電が発生していない場合には、ステップS13
に移行し、運転停止命令が発生しているか否かを確認
し、運転停止命令がない場合には、ステップS11に戻
る。そして、運転停止命令が発せられている場合、ステ
ップS14に移行し、異常による緊急停止か否かを判定
する。この異常が発生している場合にはステップS15
に移行して全ての冷媒4を停電時と同様に溶液タンク2
6に供給する。ステップS14で異常による緊急停止で
ない場合には、ステップS16に移行して外気温が18
℃以上か否かを判定する。外気温が18℃以上の場合に
は、ステップS17に移行し、吸収液20aの溶液濃度
を外気温10℃に相当する濃度59%に希釈するに必要
な量の冷媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出
する。
【0072】また、外気温が18未満の場合にはステ
ップS18に移行し、吸収液20aの現在の溶液濃度を
外気温0℃に相当する濃度56%に希釈するに必要な量
の冷媒4を冷媒タンク6から溶液タンク26に放出す
る。
【0073】そして、ステップS19では、所定時間だ
け溶液ポンプ29を動作状態とし、希釈化された吸収液
20aを循環路28から低温熱交換器30、高温熱交換
器36及び高温再生器38から、高温熱交換器36、低
温再生器34、低温熱交換器30及び吸収器18を経て
溶液タンク26に至る循環経路を以て吸収液循環を行
い、ステップS20では冷媒分離手段側の吸収液20a
を溶液タンク26に回収する。
【0074】このように、冷房運転停止時に、冷媒タン
ク6内の冷媒4を溶液タンク26放出して吸収液20
aを希釈する。即ち、冷媒4で希釈された吸収液20a
を高温再生器38、低温再生器34等へ溶液ポンプ29
により圧送することにより、循環経路内に残留している
吸収液20、20a、20bを希釈し、急激な外気温の
低下による部分的な吸収液20、20a、20bの結晶
化を防止することができる。
【0075】吸収液に冷媒を急激に放出すると、吸収液
の冷媒吸収反応により吸収熱を発生し、激しく冷媒が沸
騰する。この冷媒の沸騰が沈静化したころに溶液ポンプ
を動作させて、溶液ポンプへの気泡の混入を回避して動
作不能になることを防止する。希釈された吸収液はポン
プによって圧送され、局部的に溶液濃度が濃いところを
希釈する。溶液ポンプの動作は、本実施形態では冷媒タ
ンクの最大冷媒保有量1300ccを総て放出して沸騰
が沈静化する時間として1〜3分ほど待機している。し
かしながら、この待機時間は冷媒の放出量に応じて可変
してもよい。
【0076】ところで、吸収液の希釈量、すなわち回収
タンクに放出する冷媒の量は、運転停止時の外気温およ
び冷媒を分離された吸収液の濃度に応じて変更する。即
ち、運転停止時の外気温に応じて予想される外気温の変
動を加味して、冷媒タンク内の水を放出している。例え
ば、外気温が18℃以上であれば、外気温が10℃未満
にならないことを想定して、10℃の時の臭化リチウム
溶液の結晶濃度である59%を目標に冷媒を放出して希
釈する。また、外気温が18℃未満であれば気温0℃に
相当する結晶化濃度56%まで希釈されるように冷媒を
放出するのである。即ち、この18℃は通常、冷房が不
用となる温度である。この温度以上であれば極端な外気
温の低下はない。
【0077】そして、冷媒の放出量は、溶液濃度に応じ
て算出し、この水量供給に相当する時間、冷媒タンクに
付随する開閉弁を開けて希釈する。
【0078】即ち、濃度が例えばX%とし、外気温を1
8℃以上とすると、放出量Qは Q=(X%−59%)×100cc ・・・(4) であり、また、外気温が18℃未満とすると、放出量Q
は Q=(X%−56%)×100cc ・・・(5) である。この放出量Qに応じた時間だけ電磁弁58を開
くことにより、冷媒4で希釈する。
【0079】吸収液20の濃溶液(最も冷媒4を分離し
た吸収液)の溶液濃度は、凝縮器における冷媒の凝縮温
度と低温再生器34から吸収器18に送られる吸収液2
0の温度を検出して以下の式により演算して求める。
【0080】 TSOL =Tc (A1 ×X+A2 ×X2 +A3 ×X3 ) +(B1 ×X+B2 ×X2 +B3 ×X3 ) ・・・(6) ただし、式(6)において、 TSOL :溶液温度(℃) Tc :凝縮温度(℃) X :溶液濃度(%) A1 ,A2 ,A3 ,B1 ,B2 ,B3 :係数 である。したがって、式(6)から溶液濃度Xを計算す
ることにより、吸収器18に送られる吸収液20の濃度
を求めることができる。
【0081】ところで、この演算をCPU132で実時
間で行うと、その演算時間が膨大となり、他の制御動作
の自由度を阻害するおそれがある。
【0082】そこで、凝縮温度、溶液温度と濃度の関係
のデータテーブルを作成し、これをROM134に記憶
させ、検出された凝縮温度、溶液温度に基づきデータを
読み出して制御を行なう。
【0083】凝縮器48には低温再生器34から130
℃に達する高温の冷媒蒸気40が導入されるため、正確
な凝縮温度を計測することが難しく、また凝縮器48の
下部には冷風ファン22によって冷却されて凝縮された
冷媒4が存在するため、やはり正確な温度を検出するこ
とができない。そこで、凝縮器48における冷媒の凝縮
温度は、凝縮器48へ冷媒蒸気40を導入、拡散する上
部ヘッダ112上に設けられた温度検出管120の先端
部に設けられた温度センサ51で検出している。このよ
うにすれば、検出管120内に浸入する高温の冷媒蒸気
40の量を規制しつつ放熱させることができ、凝縮温度
にほぼ近い温度を検出することができる。
【0084】また、冷媒タンク6から溶液タンク26に
放出する冷媒4については、、外気温に応じて最低限度
の希釈量になるような放出量を設定し、冷媒タンク6内
に若干の冷媒4を残留させる。即ち、冷媒タンク6内に
冷媒4を残すことにより、次回の冷房運転再開時におい
て吸収液20a、20bから冷媒4を分離し、蒸発器2
に冷媒4を供給するまでの待ち時間を解消できる。その
結果、冷媒タンク6内に冷媒4が残留していれば、運転
開始と同時に冷媒を蒸発器2に供給し、冷房開始を迅速
化できる。
【0085】また、吸収液20aに対する冷媒4の希釈
量を外気温に応じて制御することにより、吸収液20の
濃度低下を抑制でき、運転再開時の冷媒4の分離を迅速
に行うことができ、吸収液20による冷媒蒸気40の吸
収時間を短縮させることができる。
【0086】また、送風ファン12の異常、高温再生器
38や低温再生器34の過熱、各温度センサ16、3
5、39、51、53の断線、短絡などの致命的な故障
が検出されると、ガスバーナ42の燃焼を停止させ、冷
媒タンク6にある全ての冷媒4を溶液タンク26に放出
して吸収液20aを希釈させた後、溶液ポンプ29を駆
動させて各部の吸収液濃度を低下させる。これは、異常
事態の発生に対応して予期せぬ事故を防止するため、で
きる限り吸収液20、20a、20bを希釈することに
より、その流動化を図るものである。
【0087】溶液タンク26に冷媒4を放出した後、溶
液ポンプ29を駆動し、吸収液20aを循環路28から
冷媒分離系統に循環させ、残留する吸収液20a、20
を希釈し、次に、電磁弁64、70を開いて高温再生器
38、低温再生器34に残留する吸収液20bを溶液タ
ンク26に回収し、冷媒4と吸収液20aとを撹拌させ
て希釈化を図る。
【0088】そして、再び溶液ポンプ29を駆動させて
吸収液20aの循環を行い、高温再生器38に残留する
吸収液20を希釈させる。このとき、電磁弁64を開い
ておき、溶液タンク26に吸収液20bを回収する。ま
た、溶液ポンプ29の停止後は電磁弁64、70を開い
た状態に保持して吸収液20bを溶液タンク26に回収
させる。
【0089】さて、停電等の予期せぬ運転停止が行われ
る場合、電磁弁58、64、70は電源遮断で開状態と
なるノーマルオープン型のものを使用しているので、通
電断によって冷媒4、吸収液20a、20bは全て溶液
タンク26に回収されて希釈され、その結晶化を防止す
ることができる。
【0090】しかも、異常事態の発生時にも、冷媒タン
ク6の全ての冷媒4を溶液タンク26側に放出して吸収
液20、20aを希釈するため、異常事態においても、
吸収液20、20a、20bの結晶化を防止できる。
【0091】上記実施形態では、冷媒4に水、吸収液に
臭化リチウム溶液を使用した場合について説明したが、
本発明は、水以外の冷媒の使用、臭化リチウム溶液以外
の吸収液を使用する場合にも適用でき、冷媒の種類や吸
収液の種類に限定されるものではない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.運転停止時、外気温に応じて所定量の冷媒を溶液タ
ンクに供給することで、所定濃度以下に吸収液の希釈化
を図ることができ、その吸収液は冷媒分離手段に循環さ
せ、冷媒分離手段側の洗浄を行うので、冷媒分離手段や
その途上の管路内の残留吸収液が回収され、外気温の低
下による結晶化を確実に防止でき、冷房動作の信頼性を
高めることができる。運転停止時に外気温によって予め
吸収液を希釈するため、秋期のように外気温差の激しい
時期においても臭化リチウム溶液の結晶化が防止でき
る。 b.運転停止時、溶液タンクに吸収液を希釈化する冷媒
量の制御により、結晶化しない吸収液濃度に移行させて
いるので、溶液タンク内の吸収液の結晶化防止とともに
冷媒分離手段側の洗浄効果を高めることができる。吸収
液の濃度に応じて冷媒の放出量を決定するので、冷媒タ
ンク内に冷媒を残留させることができ、次回運転開始と
同時に冷媒を蒸発器に送ることができ、冷房開始の迅速
化に寄与する。 c.冷媒分離手段側の管路と溶液タンクとの間に回収管
路を設けて吸収液を溶液タンクに戻すようにしたので、
冷媒分離手段側を洗浄した吸収液を迅速に溶液タンクに
戻すことができ、残留吸収液の回収効率を高めることが
できる。 d.吸収液濃度を凝縮器の凝縮温度と低温再生器の溶液
温度を参照して演算するので、吸収液の希釈化を適正化
することができ、過剰な冷媒の放出を防止できる。 e.溶液タンクに貯められた吸収液を冷媒分離手段側に
導く管路にポンプを設置したので、洗浄液としての吸収
液を圧送でき、管路や冷媒分離手段側の洗浄を迅速に行
うことができる。 f.溶液タンクに貯められた吸収液を冷媒分離手段側に
導く管路に逆止弁を設置したので、溶液タンクと冷媒分
離手段側との圧力分布により、吸収液が溶液タンク側に
逆流するのを確実に防止できる。そして、本発明の実施形態としての構成、作用及び効果
について述べたが、本発明の空気調和装置は、上記の実
施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の目
的、実施の形態から推測されるあらゆる構成、変形例
等、当業者が予測できる全ての構成を包含するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置の一実施形態である空気
調和装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置における蒸発器から溶液タンクに
至る配管の説明図である。
【図3】空気調和装置における吸収器、冷媒タンク及び
溶液タンクの系統の説明図である。
【図4】空気調和装置における低温再生器を示す縦断面
図である。
【図5】空気調和装置における凝縮器を示す説明図であ
る。
【図6】空気調和装置の制御系統を示すブロック図であ
る。
【図7】空気調和装置の設置形態及び冷房動作状態を示
す説明図である。
【図8】冷気吹出部の一実施形態を示す斜視図である。
【図9】冷気吹出部の配置形態を示す斜視図である。
【図10】冷気吹出部の配置形態を示す平面図である。
【図11】臭化リチウム水溶液の結晶化限界を示す特性
図である。
【図12】吸収液の回収制御の一例を示すフローチャー
トである。
【図13】冷媒放出モードを示すブロック図である。
【図14】吸収液循環モードを示すブロック図である。
【図15】吸収液回収モードを示すブロック図である。
【図16】吸収液再循環モードを示すブロック図であ
る。
【図17】吸収液の回収制御の他の例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 2 蒸発器(蒸発手段) 4 冷媒(希釈化手段) 6 冷媒タンク(希釈化手段) 14 気液分離器(冷媒回収手段) 18 吸収器(冷媒回収手段) 20、20a、20b 吸収液 26 溶液タンク 28 循環路 29 溶液ポンプ 32 逆止弁 34 低温再生器(冷媒分離手段) 38 高温再生器(冷媒分離手段) 48 凝縮器(冷媒分離手段) 56 管路(希釈化手段) 58 電磁弁(希釈化手段) 62、68 管路(回収路) 130 制御部(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 茂俊 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木産 業株式会社内 (72)発明者 市川 浩 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木産 業株式会社内 (72)発明者 篠原 占三 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木産 業株式会社内 (72)発明者 柏木 博明 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木産 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を貯める冷媒タンクと、 この冷媒タンクから供給される前記冷媒を低圧下で蒸発
    させ、その蒸発潜熱により空気を冷却させる蒸発手段
    と、 この蒸発手段で蒸発した前記冷媒を吸収液に吸収させて
    回収する冷媒回収手段と、 この冷媒回収手段から導かれる吸収液を貯める溶液タン
    クと、 この溶液タンクから前記吸収液を導き、その吸収液から
    冷媒を分離する冷媒分離手段と、 前記冷媒タンクから冷媒を前記溶液タンクに供給し、前
    記吸収液を希釈化させる希釈化手段と、 この希釈化手段で希釈化された前記吸収液を前記冷媒分
    離手段に流し、前記冷媒分離手段に残留する吸収液を前
    記溶液タンク側に回収する回収路と、 運転停止時、前記冷媒分離手段の動作を停止させ、その
    停止に基づき、外気温に応じて所定量の冷媒を前記冷媒
    タンクから前記溶液タンクに供給することにより、前記
    溶液タンク内の吸収液濃度を所定値以下にするととも
    に、前記溶液タンクから前記吸収液を前記冷媒分離手段
    側に循環させて前記溶液タンク側に戻す制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 運転停止時、前記冷媒タンクから前記溶
    液タンクに流す前記冷媒は、運転停止時の前記吸収液の
    濃度に応じ、所定の希釈濃度に到達する供給量を演算し
    て供給することを特徴とする請求項1記載の空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】 前記冷媒分離手段側の管路と前記溶液タ
    ンクとの間に回収管路を設け、運転停止時、前記回収管
    路を通して前記吸収液を前記溶液タンクに戻すことを特
    徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記冷媒分離手段は、前記吸収液から回
    収した蒸気から冷媒蒸気を再生させる低温再生器と、こ
    の低温再生器で得た冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器とを備
    え、運転停止時、前記冷媒タンクから前記回収タンクに
    流す前記吸収液濃度は、前記凝縮器の凝縮温度と前記低
    温再生器の溶液温度を参照して演算することを特徴とす
    る請求項1記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 溶液タンクに貯められた前記吸収液を前
    記冷媒分離手段側に導く管路にポンプを設置したことを
    特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 溶液タンクに貯められた前記吸収液を前
    記冷媒分離手段側に導く管路に逆止弁を設置したことを
    特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
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