JPH1119072A - 採血管ラック - Google Patents

採血管ラック

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JPH1119072A
JPH1119072A JP9173713A JP17371397A JPH1119072A JP H1119072 A JPH1119072 A JP H1119072A JP 9173713 A JP9173713 A JP 9173713A JP 17371397 A JP17371397 A JP 17371397A JP H1119072 A JPH1119072 A JP H1119072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】患者ごとや病棟ごと等に仕分けした採血管群の
取扱いが容易で、検体の取り違え等も発生しないように
する。 【解決手段】上面が開口した箱状の外ラック11と、該
外ラック11内の横幅に相当する長さを有し、複数個が
出し入れ自在に長さ方向に配列される内ラック12とか
ら成り、内ラック12には採血管2を立てた状態で収納
するための複数個の収容凹部19が形成されている。こ
れにより、内ラック12ごとに、患者別、ナースステー
ション別又は病棟別等の採血管2を収納することがで
き、この状態で血液検査業務の全体を通して取り扱うこ
とができる。また採血管2を移し換えたり、もとに戻し
たりする必要がなく、採血管2の取り違えがない。しか
も、目的に応じた採血管2の仕分けが容易である。また
本発明では、外ラック11と、内ラック12とのそれぞ
れの側面の一部に、指示書7等を収納するためのポケッ
ト16,23を形成している。これにより、指示書7等
が脱落したりすることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の採血管を
患者別等に収納した内ラックを、外ラック内へ複数の患
者等の分だけ配列して収納することのできる採血管ラッ
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】総合病院や大学の付属病院、その他の医
療機関等においては、院内で外来患者及び入院患者の血
液検査を行っており、一日の取扱い量は非常に多く、効
率良く行えて作業負担も軽く、迅速且つ正確に行える検
査業務の要請がある。また採血した血液からの感染等を
防止する必要等もある。そのため、血液検査業務の全体
のシステム化とその自動化とが行われている。
【0003】例えば、医師等の指示に応じた検査目的の
採血管を選択してこれを取り出し、取り出した採血管に
認識ラベルを貼付して医師からの指示書を添えて患者の
室又はナースステーション等へ自動的に搬送し、また採
血後の採血管を検査工程へ自動的に搬送するような搬送
装置が開発されている。更に、採血した血液の検査及び
その後の処理も自動化されている。このような血液検査
システムでは、採血管の搬送は図4に示すラック方式又
は図5に示すパック方式で行っている。
【0004】図4に示す採血管ラック1は、対向する一
組の側面を開口面としたラック本体を有し、その上下方
向に三段の板部材3a〜3cが取り付けられている。こ
れらの板部材3a〜3cは、採血管2を支持するための
ものである。また長手方向の端板4a,4bには、左右
両側へ開閉できる把手5a,5bが取り付けられてい
る。上部と中部の板部材3a及び3bには、同心円状の
採血管収容孔6が設けられており、下段の板部材3cは
平板状を成している。尚、図4に示す採血管ラック1
は、4列×10列=40本の採血管2を収容できるもの
である。
【0005】使用に際しては、各採血管収容孔6へ採血
管2を差し込んで収容し、採血管2の底部を下段の板部
材3cで支持している。そして、採血管ラック1の全体
をベルトコンベア等で自動搬送するか、又は必要に応じ
て把手5a,5bを把持して看護婦等が持ち運んでい
る。
【0006】一方、図5に示すパック方式では、採血管
2と、患者の認識ラベル(被検体ラベル)又は指示書7
等をビニール袋8にランダムに入れた後、その開口部を
ヒートシーリング等で閉塞し、パックしたままの状態で
ベルトコンベア等へ乗せて搬送するか又は看護婦等に持
ち運ばせている。なお、採血管2は、その全長、管径、
減圧であるか否か又は減圧の程度、栓体の種別等により
多種類のものがあり、血液検査及び採血の目的に応じて
適宜選択されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図4に
示す従来の採血管ラック方式では、採血管収容孔6の穿
設された上部と中部の二段の板部材3a及び3bが、そ
れぞれ一枚の板部材からなるものであるため、複数人の
患者ごとに複数項目の採血を必要とする場合やナースス
テーションごと又は病棟ごとに採血した血液を収集して
検査する場合等において、その目的に応じた採血管2の
仕分け及び取扱いがし難いという問題があった。
【0008】すなわち、血液検査は、一人の患者に対し
て複数種類の採血管2を準備して複数項目について行う
のが通常であり、これを複数患者分だけ準備して全体を
一つの採血管ラック1へ収納し、病室とナースステーシ
ョンの間及びナースステーションと検査室との間等を搬
送している。ところが、採血、検査等に際しては、該当
する患者の一群の採血管2のみを取り出して別の採血管
立て等に移し換え、この状態で採血、検査を行った後、
再び採血管ラック1へ戻し、同様にして全患者分の採
血、検査を行った後、全体を目的とする場所へ搬送して
いる。そのため、患者ごとの採血管2を取り出して移し
換え、また戻すという作業が必要であり、採血管2の取
扱い及び仕分けが困難となるものであった。
【0009】また図4に示す従来の採血管ラック方式で
は、患者ごとの認識ラベルや医師からの指示書7等は、
採血管2どうしの間へ挟み込む等によりラック本体に付
随して搬送している。そのため、認識ラベルや指示書7
等の保持が完全でなく、途中で脱落して不明となる場合
があり、再発行のための確認等に手間取るという欠点が
あった。
【0010】一方、図5に示す従来のパック方式にあっ
ては、採血管2と、認識ラベル及び指示書7等を取り出
すのにビニール袋を破る必要があり、面倒であると共
に、破ったときの衝撃で採血管2を落下、破損させる虞
れがあった。また採血後にあって、検査工程へ搬送する
場合は、別の採血管ラックへ移し換えて搬送する必要が
あり、二重手間となることもあった。更に、パックは患
者ごとにしなければならず、ビニール袋が多大のゴミを
発生させる原因になっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、血液検査業
務の全体を通じて一貫して患者ごと等に仕分けされた採
血管群を一つの集合体として取り扱うことができ、また
患者ごとや病棟ごと等の仕分けが容易で被検体の取り違
え等の問題が発生することのない採血管ラックを提供せ
んとするものである。
【0012】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、上面が開口した箱状の外
ラックと、該外ラック内の横幅に相当する長さを有し、
複数個が出し入れ自在に長さ方向に配列される内ラック
とから成り、内ラックには採血管を立てた状態で収納す
るための複数個の収容凹部が形成されていることを特徴
とする採血管ラックである。内ラックごとに、患者別、
ナースステーション別又は病棟別等の採血を行うことが
でき、血液検査業務の全体を通じて仕分けされた採血管
群を一つの集合体として取り扱うことができ、極めて便
利である。また目的に応じた採血管の仕分けが容易であ
り、被検体の取り違え等もない。
【0013】また本発明が採用した請求項2の手段は、
外ラックと、内ラックとのそれぞれの側面の一部には、
指示書等を収納するためのポケットが形成されているこ
とを特徴とする前記請求項1に記載の採血管ラックであ
る。内ラックごとに患者ごとの採血管の収容及びその指
示書等の収納を行うことができ、医師の指示内容を確実
に伝達することが可能であり、便利である。また外ラッ
クを病棟ごと等に仕分けしてその指示書等を外ラックの
ポケットへ収納できるので、これらに関する指示内容に
ついても確実に伝達することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。尚、従来の場合と同一符号は同一部材である。図1
〜図3は本発明の一実施の形態に係る採血管ラック10
を示すものであり、図1は採血管ラック10の全体斜視
図である。図2は外ラック11を示すものであり、図
(A)は平面図、図(B)は正面図、図(C)は左側面
図、図(D)は右側面図である。また図3は内ラック1
2を示すものであり、図(A)は平面図、図(B)は左
側面図、図(C)は右側面図、図(D)は図(A)のX
−X線断面図である。
【0015】同図に示す如く、この実施の形態の採血管
ラック10は、上面が開口した箱状の外ラック11と、
この外ラック11内に複数のものが一列状に配列収納さ
れる内ラック12とで構成されている。外ラック11
は、長手方向の対向する側板13a及び13bに、所定
間隔ごとの切欠14が形成されている。切欠14は、後
述する内ラック12の両側面に形成された凸状のリブ1
2aと係合することにより、内ラック11の転倒を防止
ためのものである。
【0016】また外ラック11は、短手方向の両端板1
5a,15bに左右に開閉できる把手5a及び5bが取
り付けられている。更に、一方側の端板15aの上部側
には、検査内容についての指示書7等を装入するための
ポケット16が設けられている。このポケット16の外
側に面する上部中央には、指示書7等を摘み易いよう
に、切欠凹部17が形成されている。更にまた、外ラッ
ク11の内部には、長手方向に沿った係止板18がセン
ターから一方側へ偏心した位置に起立設置されている。
係止板18は、内ラック12の向きを揃え、またその移
動を抑制するためのものである。
【0017】次に、内ラック12の構成について説明す
る。この内ラック12は、外ラック11の内面側の横幅
に相当する長さを有し、採血管2を差し込んで収納する
収容凹部19が一列状に五つ形成されている。各収容凹
部19は、一側面側に臨んで形成された確認窓20を有
しており、外部から採血管2内の中を確認したり、採血
管2の外周面に貼付された認識ラベル(図示せず)を確
認したりできるようになっている。また各収容凹部19
の底部には、排水用の孔21が穿設されており、収容凹
部19内を洗浄した洗浄水が残らず排出されるようにな
っている。
【0018】更に、内ラック12の底部から所定寸法だ
け立ち上がった下部には、外ラック11の係止板18に
係合する係合溝22が設けられている。更にまた、内ラ
ック12の両側面は、それぞれ上半分と下半分とが段状
に形成されており、上半分は外ラック11へ配列した状
態で外ラック11と面一になるようになされている。し
かも、上半分の下端面には、外ラック11の両側板13
a及び13bに形成した切欠14と係合する凸状のリブ
12aが下方へ向けて形成されている。更に、内ラック
12の確認窓20が設けられた側面とは反対側の側面の
上部には、患者ごと等の指示書7等を装入するための細
幅のポケット23が設けられている。図1及び図3にお
いて、24は、指示書7等の取り出しを容易にするため
に、ポケット23の外側に設けられた切欠凹部である。
【0019】次に、このように構成された採血管ラック
2の使用態様を説明する。例えば、医師から血液検査を
必要とする患者に対して個別に検査内容等についての指
示が出されると、採血管自動ラベリング装置等におい
て、その検査内容に応じた採血管2の種別が選択されて
取り出される。これと同時に、患者名等を印刷した認識
ラベルが印刷され、取り出された採血管2の外表面に自
動的に貼付される。認識ラベルの貼付された採血管2
は、採血管ラック10に配列された一つの内ラック12
の収容凹部16に起立状態で自動的に収納される。また
内ラック12のポケット23には、患者に対する検査内
容等を印刷した指示書7等が収納される。
【0020】このようにしてその患者に必要な複数の採
血管2とその指示書7等が一つの内ラック12に収納さ
れると、同様にして別の患者の採血管2及び指示書7等
を別の内ラック12に収納し、一つの採血管ラック10
に対して患者別に合計十人分の内ラック12が準備され
る。採血管ラック10の各内ラック12は、その係止溝
22が外ラック11の係止板18に係合することでその
向きが一義的に決定されるようになっており、内ラック
12のガタツキや移動を抑制するようになっている。こ
れは、採血管2の自動供給に際し、位置決め精度を向上
させるためのものである。また確認窓20が一方側を向
くようになるので、採血後に各採血管2内に血液が入っ
ているか否かを確認窓20を通して確認した後、各内ラ
ック12を外ラック11へセットできるようにしたもの
である。
【0021】なお、内ラック12は、外ラック11へセ
ットした状態では、内ラック12の両側面に突出形成さ
れたリブ12aが外ラック11の両側板13a及び13
bの切欠14に係合し、セットした内ラック12の転倒
を防止するようになっている。これにより、採血管ラッ
ク10に何らかの原因で多少の衝撃が加わった場合等で
あっても内ラック12が転倒するようなことはなく、採
血管10を保護することが可能である。更にまた、外ラ
ック11のポケット16には、当該採血管ラック10の
搬送先及び検査内容等を印刷した指示書7等が収納され
るようになっている。
【0022】このようにして、一つの採血管ラック10
の準備が完了すると、採血管ラック10は自動ラベリン
グ装置から排出され、自動搬送装置を介して目的とする
病室又はナースステーション等へ搬送される。目的の場
所では、看護婦が患者ごとの内ラック12を取り出し、
ポケット23に収納された指示書7等で確認しながら該
当する患者の検査内容に応じた採血を行う。そして、内
ラック12へ採血管2を戻し、一人の患者に対する全部
の採血が終了すると、内ラック12を採血管ラック10
へ戻すようにしている。採血した後の採血管2は、内ラ
ック12の確認窓20から採血された血液を確認するこ
とができるので、まだ採血してない採血管2との区別が
容易である。このようにして採血管ラック10に収納さ
れた全ての内ラック12の全部の採血が完了すると、採
血管ラック10を次の検査工程等へ自動搬送装置を介し
て搬送している。
【0023】このような採血管2の搬送方式であれば、
医師から採血の指示が出された後、採血管2の種別の選
択、認識ラベルの貼付、採血管2の搬送、採血、採血し
た採血管2の収集、検査に至るまでの血液検査業務の全
体にわたって一貫して患者ごとの複数の採血管2を一つ
の集合体として内ラック12に収容した状態で取り扱う
ことができ、極めて便利である。そのため、採血管2の
取り違えが発生したりすることもなく、また採血する看
護婦又は医師等も、患者ごとの採血管2の取り出し及び
その検査内容の確認等が容易である。更に、検査工程に
おいては、採血管2を検査機器へ供給するために、所定
の移し換えを行うがその場合に検体の取り違えが発生す
るようなこともない。
【0024】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、患者一人の検査項目が多数あり、採血管2が一つ
の内ラック12では収容し切れない場合は、複数の内ラ
ック12を使用することが可能である。また本案の採血
管ラック10は、自動搬送装置を利用した血液検査シス
テム以外にも看護婦等が手で把手5a及び5bを把持し
た状態で、病室へ持ち運んだり、検査室へ持ち運ぶ等の
利用方法も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
一つの内ラックに一人の患者に必要な多種類の採血管を
収納し、これを外ラック内へ複数個整列配置して患者別
ごとに仕分けするようにしたから、血液検査業務の全体
を通して一貫して仕分けされた多種類の採血管群を一つ
の集合体として取り扱うことができ、看護婦や医師,臨
床検査技師等の取扱いも便利である。そのため、採血管
の移し換えやもとに戻す作業が不要であり、採血管の取
り違えが発生するようなことはない。しかも、患者別に
指示書等もポケットに収納されるので、医師等の指示内
容を確実に伝達することができる。更に、外ラックにも
指示書等を収納するためのポケットがあり、搬送先の間
違いや採血内容を間違ったりするようなこともない。更
にまた、従来のパック方式のようにビニール袋を破り取
る必要もなく、大量のビニール袋のゴミが発生するよう
なこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る採血管ラックの全
体斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る外ラックを示すも
のであり、図(A)は平面図、図(B)は正面図、図
(C)は左側面図、図(D)は右側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る内ラックを示すも
のであり、図(A)は平面図、図(B)は左側面図、図
(C)は右側面図、図(D)は図(A)のX−X線断面
図である。
【図4】従来の採血管ラックを示す斜視図である。
【図5】従来のビニールパック詰めした採血管を示す透
視図である。
【符号の説明】
2…採血管 7…指示書 10…採血管ラック 11…外ラック 12…内ラック 13a,13b…
側板 14…切欠溝 15a,15b…
端板 16…ポケット 18…係止板 19…収容凹部 20…確認窓 22…係合溝 23…ポケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口した箱状の外ラックと、該外ラ
    ック内の横幅に相当する長さを有し、複数個が出し入れ
    自在に長さ方向に配列される内ラックとから成り、内ラ
    ックには採血管を立てた状態で収納するための複数個の
    収容凹部が形成されていることを特徴とする採血管ラッ
    ク。
  2. 【請求項2】外ラックと、内ラックとのそれぞれの側面
    の一部には、指示書等を収納するためのポケットが形成
    されていることを特徴とする前記請求項1に記載の採血
    管ラック。
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