JPH11191255A - ディスククランプ装置 - Google Patents
ディスククランプ装置Info
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- JPH11191255A JPH11191255A JP9367222A JP36722297A JPH11191255A JP H11191255 A JPH11191255 A JP H11191255A JP 9367222 A JP9367222 A JP 9367222A JP 36722297 A JP36722297 A JP 36722297A JP H11191255 A JPH11191255 A JP H11191255A
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- disk
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Links
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Landscapes
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ディスクに重量的にアンバランスが存在した
場合に、所定の危険速度の回転数以上になった時にバラ
ンス補正を行なうようにしたディスククランプ装置を提
供する。 【解決手段】 クランプ本体10に対してスライド移動
可能に設けた円環状のバランス重り25と、このバラン
ス重りに対してクランプ本体の回転中心側へ引っ張り力
を作用させるための複数の引っ張りばね部材27と、先
端にバランス重りと接する押さえ重りを設けると共に、
基端がクランプ本体の回転中心側へ連結されてバランス
重りをクランプ本体側へ所定の弾発力で付勢する板ばね
部材28とを備え、クランプ本体が所定の回転数以上に
なると、遠心力により押さえ重りが板ばね部材の付勢力
に抗してバランス重りから離れるように構成する。これ
により、ディスクに重量的にアンバランスが存在した場
合に、所定の危険速度の回転数以上になった時にバラン
ス補正を行なうようにする。
場合に、所定の危険速度の回転数以上になった時にバラ
ンス補正を行なうようにしたディスククランプ装置を提
供する。 【解決手段】 クランプ本体10に対してスライド移動
可能に設けた円環状のバランス重り25と、このバラン
ス重りに対してクランプ本体の回転中心側へ引っ張り力
を作用させるための複数の引っ張りばね部材27と、先
端にバランス重りと接する押さえ重りを設けると共に、
基端がクランプ本体の回転中心側へ連結されてバランス
重りをクランプ本体側へ所定の弾発力で付勢する板ばね
部材28とを備え、クランプ本体が所定の回転数以上に
なると、遠心力により押さえ重りが板ばね部材の付勢力
に抗してバランス重りから離れるように構成する。これ
により、ディスクに重量的にアンバランスが存在した場
合に、所定の危険速度の回転数以上になった時にバラン
ス補正を行なうようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compa
ct Disc)やDVD(Digital Vers
atile Disc)等のディスクに対して情報を記
録或いは再生するディスク装置に取り付けるディスクク
ランプ装置に係り、特にアンバランス補正機能を有する
ディスククランプ装置に関する。
ct Disc)やDVD(Digital Vers
atile Disc)等のディスクに対して情報を記
録或いは再生するディスク装置に取り付けるディスクク
ランプ装置に係り、特にアンバランス補正機能を有する
ディスククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に回転体のアンバランス
自動補正装置として、液体やボールを用いて補正するオ
ートバランサーが多数知られている。これらのオートバ
ランサーの一例が、実開昭62−158172号公報、
特開昭59−183846号公報、特開平2−1196
94号公報、特開平2−279198号公報等に開示さ
れている。このオートバランサーの一例としては、例え
ば、ボールをバランサ内に封入し、回転体の回転数が危
険速度よりも高くなると、バランサは回転体のアンバラ
ンスの位置とは逆の位相となりアンバランスを補正す
る、というものであった。また、前述のボールの代わり
に液体を封入し、同様な原理によりアンバランスを補正
するという技術があった。更に、ボールと液体の両方を
組み合わせたものもある。例えば、図11に示したもの
は特開昭59−183846号公報に開示されたもので
あり、以下にこのバランサ機構を説明する。ただし、こ
の発明は遠心回転機用バランサに関するものであり、適
用例として洗濯機が取り上げられている。
自動補正装置として、液体やボールを用いて補正するオ
ートバランサーが多数知られている。これらのオートバ
ランサーの一例が、実開昭62−158172号公報、
特開昭59−183846号公報、特開平2−1196
94号公報、特開平2−279198号公報等に開示さ
れている。このオートバランサーの一例としては、例え
ば、ボールをバランサ内に封入し、回転体の回転数が危
険速度よりも高くなると、バランサは回転体のアンバラ
ンスの位置とは逆の位相となりアンバランスを補正す
る、というものであった。また、前述のボールの代わり
に液体を封入し、同様な原理によりアンバランスを補正
するという技術があった。更に、ボールと液体の両方を
組み合わせたものもある。例えば、図11に示したもの
は特開昭59−183846号公報に開示されたもので
あり、以下にこのバランサ機構を説明する。ただし、こ
の発明は遠心回転機用バランサに関するものであり、適
用例として洗濯機が取り上げられている。
【0003】洗濯を行なう回転槽110の上部周縁部に
設けられた環状室111は、適当な間隔で垂直方向に設
けられた隔壁116により区切られている。ただし、環
状室111の下部の隔壁にはボール112、および液体
Wが隔壁により区切られた空間の間を移動できるように
流通路115が設けられている。環状室111の外周壁
114は、上部よりも下部が内周側に位置しており、上
部外周壁と下部外周壁との間は傾斜面114aで接続さ
れている。また、この傾斜面114aの下の下部の外壁
は前記傾斜面114aよりも傾斜のきつい傾斜面114
bとなっている。上記ボール112は複数個設けられ、
液体Wと共に流通路115を介して回転槽110の周方
向へ移動できるようになっている。
設けられた環状室111は、適当な間隔で垂直方向に設
けられた隔壁116により区切られている。ただし、環
状室111の下部の隔壁にはボール112、および液体
Wが隔壁により区切られた空間の間を移動できるように
流通路115が設けられている。環状室111の外周壁
114は、上部よりも下部が内周側に位置しており、上
部外周壁と下部外周壁との間は傾斜面114aで接続さ
れている。また、この傾斜面114aの下の下部の外壁
は前記傾斜面114aよりも傾斜のきつい傾斜面114
bとなっている。上記ボール112は複数個設けられ、
液体Wと共に流通路115を介して回転槽110の周方
向へ移動できるようになっている。
【0004】回転槽110の回転が開始されると液体W
は偏重心と反対側の位置に集まろうとする。ボール11
2は液体Wに流されるようにして、やはり偏重心とは反
対側の位置に流通路115を通って移動する。更に回転
数が上昇すると遠心力によりボール112は傾斜面11
4b、114aを上昇するようになる。また、液体Wも
遠心力により上部外周壁114と平行な垂直面、つまり
一点鎖線のような形態となる。液体Wがこのような形態
となっても今度は隔壁116にはばまれて周方向に移動
が出来ない。よって、本方式では回転数が低い状態から
高い状態までバランサが作動することになる。
は偏重心と反対側の位置に集まろうとする。ボール11
2は液体Wに流されるようにして、やはり偏重心とは反
対側の位置に流通路115を通って移動する。更に回転
数が上昇すると遠心力によりボール112は傾斜面11
4b、114aを上昇するようになる。また、液体Wも
遠心力により上部外周壁114と平行な垂直面、つまり
一点鎖線のような形態となる。液体Wがこのような形態
となっても今度は隔壁116にはばまれて周方向に移動
が出来ない。よって、本方式では回転数が低い状態から
高い状態までバランサが作動することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たバランサ機構をディスクに対して情報を記録したり、
或いはこれより情報を読み出したりするディスク装置に
応用しようとする場合、下記のような問題点がある。ま
ず、バランサの一部に液体を使用しているために液体の
漏れ対策が必要であることから構造が複雑化する。ま
た、液体とボールの併用であるために、全体的に材料費
がかかると同時にバランサの大きさも小さくできない。
更には、一旦、一個所に集結したボールを再び均等に分
散させるには難がある。また、この内部に液体を規定量
だけ正確に封入することもかなり難しいという問題もあ
る。本発明は、以上のように問題点に着目し、これを有
効に解決すべく創案されたものであり、その目的はディ
スクに重量的にアンバランスが存在した場合に、所定の
危険速度の回転数以上になった時にバランス補正を行な
うようにしたディスククランプ装置を提供することにあ
る。
たバランサ機構をディスクに対して情報を記録したり、
或いはこれより情報を読み出したりするディスク装置に
応用しようとする場合、下記のような問題点がある。ま
ず、バランサの一部に液体を使用しているために液体の
漏れ対策が必要であることから構造が複雑化する。ま
た、液体とボールの併用であるために、全体的に材料費
がかかると同時にバランサの大きさも小さくできない。
更には、一旦、一個所に集結したボールを再び均等に分
散させるには難がある。また、この内部に液体を規定量
だけ正確に封入することもかなり難しいという問題もあ
る。本発明は、以上のように問題点に着目し、これを有
効に解決すべく創案されたものであり、その目的はディ
スクに重量的にアンバランスが存在した場合に、所定の
危険速度の回転数以上になった時にバランス補正を行な
うようにしたディスククランプ装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、ターンテーブル上に載置したディスク
を磁力によりクランプするディスククランプ装置におい
て、前記ターンテーブルに対して磁力により吸着可能に
なされたクランプ本体と、このクランプ本体に対してス
ライド移動可能に設けた円環状のバランス重りと、この
バランス重りに対して前記クランプ本体の回転中心側へ
引っ張り力を作用させるための複数の引っ張りばね部材
と、先端に前記バランス重りと接する押さえ重りを設け
ると共に、基端が前記クランプ本体の回転中心側へ連結
されて前記バランス重りを前記クランプ本体側へ所定の
弾発力で付勢する板ばね部材とを備え、前記クランプ本
体が所定の回転数以上になると、遠心力により前記押さ
え重りが前記板ばね部材の付勢力に抗して前記バランス
重りから離れるように構成したものである。
解決するために、ターンテーブル上に載置したディスク
を磁力によりクランプするディスククランプ装置におい
て、前記ターンテーブルに対して磁力により吸着可能に
なされたクランプ本体と、このクランプ本体に対してス
ライド移動可能に設けた円環状のバランス重りと、この
バランス重りに対して前記クランプ本体の回転中心側へ
引っ張り力を作用させるための複数の引っ張りばね部材
と、先端に前記バランス重りと接する押さえ重りを設け
ると共に、基端が前記クランプ本体の回転中心側へ連結
されて前記バランス重りを前記クランプ本体側へ所定の
弾発力で付勢する板ばね部材とを備え、前記クランプ本
体が所定の回転数以上になると、遠心力により前記押さ
え重りが前記板ばね部材の付勢力に抗して前記バランス
重りから離れるように構成したものである。
【0007】これにより、ディスクが所定の回転数以下
では、板ばね部材の弾発力によりバランス重りは下方に
付勢されて、いわゆるロック状態であり、ディスクが所
定の回転数、すなわち危険速度の回転数以上になると、
板ばね部材の先端に取り付けてある押さえ重りに加わる
遠心力が、この板ばね部材がバランス重りを押さえ付け
ている付勢力よりも大きくなって、押さえ重りが僅かに
浮き上がる。これにより、バランス重りのロックが外れ
て、これがスライド移動可能な開放状態となる。ここ
で、回転しているディスクに重量的なアンバランスがあ
って重心が偏っている場合には、この環状のバランス重
りは、これを回転中心側へ引っ張っている引っ張りばね
部材の引っ張り力に抗して偏重心方向とは反対方向へア
ンバランス量を補正する量だけスライド移動することに
なり、これにより、回転体全体のバランスが取られるこ
とになる。
では、板ばね部材の弾発力によりバランス重りは下方に
付勢されて、いわゆるロック状態であり、ディスクが所
定の回転数、すなわち危険速度の回転数以上になると、
板ばね部材の先端に取り付けてある押さえ重りに加わる
遠心力が、この板ばね部材がバランス重りを押さえ付け
ている付勢力よりも大きくなって、押さえ重りが僅かに
浮き上がる。これにより、バランス重りのロックが外れ
て、これがスライド移動可能な開放状態となる。ここ
で、回転しているディスクに重量的なアンバランスがあ
って重心が偏っている場合には、この環状のバランス重
りは、これを回転中心側へ引っ張っている引っ張りばね
部材の引っ張り力に抗して偏重心方向とは反対方向へア
ンバランス量を補正する量だけスライド移動することに
なり、これにより、回転体全体のバランスが取られるこ
とになる。
【0008】ここで、前記クランプ本体の中心には、こ
の回転中心に沿ってスライド可能になされた摺動シャフ
トを有し、この摺動シャフトの基端にはこのクランプ本
体を前記ターンテーブル側へ吸着する吸着磁石を設ける
と共に先端には、前記板ばね部材の基端が固定されてい
る。従って、吸着磁石がターンテーブル側へ吸着されて
クランプ状態になると同時に摺動シャフトはディスク側
へスライド移動し、これによって板ばね部材に設けた押
さえ重りがバランス重りと接触してこれをロックするこ
とになる。
の回転中心に沿ってスライド可能になされた摺動シャフ
トを有し、この摺動シャフトの基端にはこのクランプ本
体を前記ターンテーブル側へ吸着する吸着磁石を設ける
と共に先端には、前記板ばね部材の基端が固定されてい
る。従って、吸着磁石がターンテーブル側へ吸着されて
クランプ状態になると同時に摺動シャフトはディスク側
へスライド移動し、これによって板ばね部材に設けた押
さえ重りがバランス重りと接触してこれをロックするこ
とになる。
【0009】また、前記押さえ重りの前記バランス重り
との接触面部には球面状の凸部が形成され、前記バラン
ス重りの前記押さえ重りとの接触面は、球面凹部状に形
成されることにより、両者が部分的に嵌まり合う状態と
なり、所定の回転数以下での回転時のロック状態が強く
なる。
との接触面部には球面状の凸部が形成され、前記バラン
ス重りの前記押さえ重りとの接触面は、球面凹部状に形
成されることにより、両者が部分的に嵌まり合う状態と
なり、所定の回転数以下での回転時のロック状態が強く
なる。
【0010】また、前記バランス重りの前記押さえ重り
との接触面には、上端が平面になされた突起部が形成さ
れることにより、ディスクの回転が上昇してこの突起部
から押さえ重りが外れた時に完全にロック解除状態とな
る。
との接触面には、上端が平面になされた突起部が形成さ
れることにより、ディスクの回転が上昇してこの突起部
から押さえ重りが外れた時に完全にロック解除状態とな
る。
【0011】更に、前記バランス重りの前記押さえ重り
との接触面は、前記クランプ本体の半径方向に沿って傾
斜するテーパ面として形成されることにより、主に、デ
ィスクの回転数が危険速度の回転数から低速回転数に低
下した時に、押さえ重りがバランス重りのテーパ面と接
触して、このバランス重りの中心位置への復帰移動をア
シストするように作用する。
との接触面は、前記クランプ本体の半径方向に沿って傾
斜するテーパ面として形成されることにより、主に、デ
ィスクの回転数が危険速度の回転数から低速回転数に低
下した時に、押さえ重りがバランス重りのテーパ面と接
触して、このバランス重りの中心位置への復帰移動をア
シストするように作用する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るディスクク
ランプ装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明のディスククランプ装置を用いたディスク
装置を示す概略構成図、図2は図1に示す装着前のディ
スククランプ装置とその周辺部を示す拡大断面図、図3
は図2に示すディスククランプ装置の斜視図、図4はデ
ィスククランプ装置の分解図、図5は装着時のディスク
クランプ装置の拡大断面図、図6はディスククランプ装
置の平面図である。尚、ここでは主要機構構成部品だけ
を示してあり、ディスク装着機構、電気回路部品、外装
部品等は省略してある。
ランプ装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明のディスククランプ装置を用いたディスク
装置を示す概略構成図、図2は図1に示す装着前のディ
スククランプ装置とその周辺部を示す拡大断面図、図3
は図2に示すディスククランプ装置の斜視図、図4はデ
ィスククランプ装置の分解図、図5は装着時のディスク
クランプ装置の拡大断面図、図6はディスククランプ装
置の平面図である。尚、ここでは主要機構構成部品だけ
を示してあり、ディスク装着機構、電気回路部品、外装
部品等は省略してある。
【0013】まず、ディスク装置について説明すると、
ディスク装置Mは、光ディスクや磁気ディスク等の円板
状のディスク1に対して、情報を書き込んだり、これに
記憶されている情報を読み出したりするものである。す
なわち、ディスク1は、スピンドルモータ2の回転軸2
Aの上端に固定されたターンテーブル3上に載置されて
おり、スピンドル中心軸5の周りに高速回転する。ピッ
クアップ6は、ピックアップ移動手段7によってディス
ク1の半径方向に矢印で示すように移動可能になされ、
ディスク1に対して情報を書き込み、または読み出すこ
とが出来る。そして、上記ディスク1は、本発明のディ
スククランプ装置8によりターンテーブル3との間に磁
力により固定されている。そして、このディスククラン
プ装置8内にバランサ機構が一体的に組み込まれてお
り、ディスク1がアンバランスであった場合には、ディ
スク1の回転が高速になるに従い、ディスク1のアンバ
ランスを補正する方向に補正機構が作用し、発生する振
動を低減することが出来る。
ディスク装置Mは、光ディスクや磁気ディスク等の円板
状のディスク1に対して、情報を書き込んだり、これに
記憶されている情報を読み出したりするものである。す
なわち、ディスク1は、スピンドルモータ2の回転軸2
Aの上端に固定されたターンテーブル3上に載置されて
おり、スピンドル中心軸5の周りに高速回転する。ピッ
クアップ6は、ピックアップ移動手段7によってディス
ク1の半径方向に矢印で示すように移動可能になされ、
ディスク1に対して情報を書き込み、または読み出すこ
とが出来る。そして、上記ディスク1は、本発明のディ
スククランプ装置8によりターンテーブル3との間に磁
力により固定されている。そして、このディスククラン
プ装置8内にバランサ機構が一体的に組み込まれてお
り、ディスク1がアンバランスであった場合には、ディ
スク1の回転が高速になるに従い、ディスク1のアンバ
ランスを補正する方向に補正機構が作用し、発生する振
動を低減することが出来る。
【0014】図2及び図5にも示すように、このディス
ククランプ装置8は、直径が3〜4cm程度のクランプ
本体10を有しており、このクランプ本体10は例えば
磁性材料よりなる下部クランプベース11と、この下部
クランプベース11上に収容される例えば4フッ化エチ
レン製の上部クランプベース12を主に有している。こ
の下部クランプベース11の底部13の下面には、ター
ンテーブル7の中心部に設けた円錐台形状の装着凸部3
Aが嵌め込まれる装着穴14が形成されている。下部ク
ランプベース11の周縁部には、その周方向に沿って等
間隔で複数、図示例では6個の爪部15が上方へ起立さ
せて設けられており、この爪部15を上記収容された上
部クランプベース12の肩部に係合させることにより、
両者を結合している。
ククランプ装置8は、直径が3〜4cm程度のクランプ
本体10を有しており、このクランプ本体10は例えば
磁性材料よりなる下部クランプベース11と、この下部
クランプベース11上に収容される例えば4フッ化エチ
レン製の上部クランプベース12を主に有している。こ
の下部クランプベース11の底部13の下面には、ター
ンテーブル7の中心部に設けた円錐台形状の装着凸部3
Aが嵌め込まれる装着穴14が形成されている。下部ク
ランプベース11の周縁部には、その周方向に沿って等
間隔で複数、図示例では6個の爪部15が上方へ起立さ
せて設けられており、この爪部15を上記収容された上
部クランプベース12の肩部に係合させることにより、
両者を結合している。
【0015】また、両クランプベース11、12の中心
部には、その厚さ方向へ貫通させて摺動シャフト16が
その軸方向(図中、上下方向)へガタなく摺動移動可能
になされている。この摺動シャフト16の基部(下部)
には、円板状の取付板17が受けられると共に、この取
付板17にはクランプ力を発揮するために同じ直径寸法
の円板状の吸着磁石18が設けられる。この吸着磁石1
8は、ターンテーブル3の上面の円錐台形状の装着凸部
3Aに設けたリング状の磁性体材料よりなる吸着板19
との間で磁力によって吸着し、ディスク1がクランプさ
れる。上記取付板17と吸着磁石18の一体物は、上記
下部クランプベース11と上部クランプベース12との
接合部に形成された円筒体状の中空室20内に設けら
れ、摺動シャフト16と共に僅かな一定の距離、例えば
数mm程度のストロークだけ上下移動できるようになっ
ている。
部には、その厚さ方向へ貫通させて摺動シャフト16が
その軸方向(図中、上下方向)へガタなく摺動移動可能
になされている。この摺動シャフト16の基部(下部)
には、円板状の取付板17が受けられると共に、この取
付板17にはクランプ力を発揮するために同じ直径寸法
の円板状の吸着磁石18が設けられる。この吸着磁石1
8は、ターンテーブル3の上面の円錐台形状の装着凸部
3Aに設けたリング状の磁性体材料よりなる吸着板19
との間で磁力によって吸着し、ディスク1がクランプさ
れる。上記取付板17と吸着磁石18の一体物は、上記
下部クランプベース11と上部クランプベース12との
接合部に形成された円筒体状の中空室20内に設けら
れ、摺動シャフト16と共に僅かな一定の距離、例えば
数mm程度のストロークだけ上下移動できるようになっ
ている。
【0016】そして、摺動シャフト16の上端には、爪
部21で保持されたばねホルダ22が設けられており、
このばねホルダ22と上記上部クランプベース12との
間に圧縮された圧縮ばね部材23が設けられ、このばね
ホルダ22を常時、上方に向けて付勢するようになって
いる。ここで、上記吸着磁石18のクランプ時の吸着力
は、この圧縮ばね部材23の弾発力よりも大きく設定さ
れており、クランプ時には摺動シャフト16は下方へ移
動するようになっている。また、上部クランプベース1
2の上面には、図2及び図5にも示すように円環状のバ
ランス重り25がこの上面上にてスライド移動可能に設
けられている。このバランス重り25の内周は、上部ク
ランプベース12の中心部に設けたフランジ部26との
間で、その周方向に沿って等間隔で放射状に配置した複
数の引っ張りばね部材27により連結されており、この
環状のバランス重り25を常時、中心側へ引っ張るよう
に作用している。
部21で保持されたばねホルダ22が設けられており、
このばねホルダ22と上記上部クランプベース12との
間に圧縮された圧縮ばね部材23が設けられ、このばね
ホルダ22を常時、上方に向けて付勢するようになって
いる。ここで、上記吸着磁石18のクランプ時の吸着力
は、この圧縮ばね部材23の弾発力よりも大きく設定さ
れており、クランプ時には摺動シャフト16は下方へ移
動するようになっている。また、上部クランプベース1
2の上面には、図2及び図5にも示すように円環状のバ
ランス重り25がこの上面上にてスライド移動可能に設
けられている。このバランス重り25の内周は、上部ク
ランプベース12の中心部に設けたフランジ部26との
間で、その周方向に沿って等間隔で放射状に配置した複
数の引っ張りばね部材27により連結されており、この
環状のバランス重り25を常時、中心側へ引っ張るよう
に作用している。
【0017】図6では引っ張りばね部材27は、スピン
ドル中心軸5を中心として放射状に均等に6方向に配置
されているが、これに限定されず、例えば放射状に均等
に3方向或いは4方向に配置するようにしてもよい。バ
ランス重り25はその下面で、上部クランプベース12
の上面と接しているが、上部クランプベース12の材質
を上述のように4フッ化エチレン等にすることにより、
この両面の接触状態は非常に摩擦係数が小さい状態にな
っている。
ドル中心軸5を中心として放射状に均等に6方向に配置
されているが、これに限定されず、例えば放射状に均等
に3方向或いは4方向に配置するようにしてもよい。バ
ランス重り25はその下面で、上部クランプベース12
の上面と接しているが、上部クランプベース12の材質
を上述のように4フッ化エチレン等にすることにより、
この両面の接触状態は非常に摩擦係数が小さい状態にな
っている。
【0018】そして、上記摺動シャフト16は、その上
端でばねホルダ22と挟み込むようにして、図6にも示
すようにこの中心より等間隔で放射状に延在させて複
数、図示例では6つの板ばね部材28を下向き傾斜させ
て固定している。そして、各板ばね部材28の先端に
は、球形状の押さえ重り30が取り付け固定されてい
る。この押さえ重り30は、非クランプ時、すなわち摺
動シャフト16が上方へスライド移動している時には、
図2に示すようにバランス重り25の上面より僅かな間
隙だけ離間しており、逆に、クランプ時すなわち摺動シ
ャフト16が下方へスライド移動した時には、図5に示
すようにバランス重り25の上面と接して、単に、板ば
ね部材28の弾発力によりバランス重り25を所定の力
で下方へ押圧し、このバランス重り25の水平方向への
移動を規制してこれをロックするようになっている。
端でばねホルダ22と挟み込むようにして、図6にも示
すようにこの中心より等間隔で放射状に延在させて複
数、図示例では6つの板ばね部材28を下向き傾斜させ
て固定している。そして、各板ばね部材28の先端に
は、球形状の押さえ重り30が取り付け固定されてい
る。この押さえ重り30は、非クランプ時、すなわち摺
動シャフト16が上方へスライド移動している時には、
図2に示すようにバランス重り25の上面より僅かな間
隙だけ離間しており、逆に、クランプ時すなわち摺動シ
ャフト16が下方へスライド移動した時には、図5に示
すようにバランス重り25の上面と接して、単に、板ば
ね部材28の弾発力によりバランス重り25を所定の力
で下方へ押圧し、このバランス重り25の水平方向への
移動を規制してこれをロックするようになっている。
【0019】この時の板ばね部材28の弾発力或いはば
ね定数は、後述するように、ディスクが危険速度の回転
数に達した時に上記押さえ重り30に加わる遠心力と略
釣り合うように設定されている。また、球状の押さえ重
り30の位置決めが容易となるように、バランス重り2
5の上面には、回転停止時における押さえ重り30との
接触面部に、球面状の凹部31が形成されている。
ね定数は、後述するように、ディスクが危険速度の回転
数に達した時に上記押さえ重り30に加わる遠心力と略
釣り合うように設定されている。また、球状の押さえ重
り30の位置決めが容易となるように、バランス重り2
5の上面には、回転停止時における押さえ重り30との
接触面部に、球面状の凹部31が形成されている。
【0020】次に、以上のように構成された、本実施例
の動作について説明する。まず、ディスク1をターンテ
ーブル3上に載置し、この上からその中心部にディスク
クランプ装置8を装着することにより、ターンテーブル
3の吸着板19とディスククランプ装置8の下部に位置
する吸着磁石18との間に吸着力が作用し、両者の間に
挟まれたディスク1がターンテーブル上に固定されてク
ランプが行なわれる。非クランプ時には、図2に示すよ
うにディスククランプ装置8の中心の摺動シャフト16
は圧縮ばね部材23の弾発力により上方へ付勢されてい
るので、このシャフト16は上方にスライドして位置し
ており、このため、板ばね部材28の先端に設けた押さ
え重り30も僅かに上方へ移動しており、この押さえ重
り30はバランス重り25の上面から離間している。
の動作について説明する。まず、ディスク1をターンテ
ーブル3上に載置し、この上からその中心部にディスク
クランプ装置8を装着することにより、ターンテーブル
3の吸着板19とディスククランプ装置8の下部に位置
する吸着磁石18との間に吸着力が作用し、両者の間に
挟まれたディスク1がターンテーブル上に固定されてク
ランプが行なわれる。非クランプ時には、図2に示すよ
うにディスククランプ装置8の中心の摺動シャフト16
は圧縮ばね部材23の弾発力により上方へ付勢されてい
るので、このシャフト16は上方にスライドして位置し
ており、このため、板ばね部材28の先端に設けた押さ
え重り30も僅かに上方へ移動しており、この押さえ重
り30はバランス重り25の上面から離間している。
【0021】しかしながら、、上述のようにクランプが
行なわれると、吸着磁石18の吸引力よって摺動シャフ
ト16も下方へスライド移動し、これによって、板ばね
部材28も一緒にその分下方に移動し、先端の押さえ重
り30はバランス重り25の上面と当接し、更に、この
板ばね部材28の弾発力によりバランス重り25に対し
て下方向へ所定の荷重を負荷する。尚、この時、球形状
の押さえ重り30の下部は、バランス重り25の上面に
形成した凹部31に納まって位置決めされている。さ
て、このようにクランプが完了した状態で、スピンドル
モータ2が停止している時或いは危険速度以下の回転数
で回転している状態においては、押さえ重り30は板ば
ね部材28の復元力により、バランス重り25に対して
下向き方向に力が作用している。従って、危険速度の回
転数までは、バランス重り25は何らスライド移動する
ことなく維持される。しかしながら、ディスク1の回転
が危険速度以上の回転数になると、押さえ重り30に作
用する遠心力が板ばね部材28の弾発力よりも大きくな
って、板ばね部材28は図5に示したA方向に変形す
る。つまり遠心力により押さえ重り30は図5中にて一
点鎖線で示すように上方に僅かに上昇し、この結果、押
さえ重り30とバランス重り25の間には僅かな隙間が
生じる。
行なわれると、吸着磁石18の吸引力よって摺動シャフ
ト16も下方へスライド移動し、これによって、板ばね
部材28も一緒にその分下方に移動し、先端の押さえ重
り30はバランス重り25の上面と当接し、更に、この
板ばね部材28の弾発力によりバランス重り25に対し
て下方向へ所定の荷重を負荷する。尚、この時、球形状
の押さえ重り30の下部は、バランス重り25の上面に
形成した凹部31に納まって位置決めされている。さ
て、このようにクランプが完了した状態で、スピンドル
モータ2が停止している時或いは危険速度以下の回転数
で回転している状態においては、押さえ重り30は板ば
ね部材28の復元力により、バランス重り25に対して
下向き方向に力が作用している。従って、危険速度の回
転数までは、バランス重り25は何らスライド移動する
ことなく維持される。しかしながら、ディスク1の回転
が危険速度以上の回転数になると、押さえ重り30に作
用する遠心力が板ばね部材28の弾発力よりも大きくな
って、板ばね部材28は図5に示したA方向に変形す
る。つまり遠心力により押さえ重り30は図5中にて一
点鎖線で示すように上方に僅かに上昇し、この結果、押
さえ重り30とバランス重り25の間には僅かな隙間が
生じる。
【0022】もし、この状態で、ディスク1にアンバラ
ンス質量があった場合には、複数の引っ張りばね部材2
7の弾発力により釣り合い状態になっていたバランス重
り25は、ディスク1のアンバランス質量とは反対側に
移動し、すなわち偏重心方向とは反対側に移動し、バラ
ンス補正が自動的に行なわれる。これにより、ディスク
1が危険速度以上で回転しても、アンバランスに起因す
る振動は抑制されることになる。そして、ディスク1の
回転数が再び低くなると、バランス重り25のスライド
移動量も減少し、初期の状態に戻る。それとともに回転
数が低くなったことにより遠心力が少なくなった押さえ
重り30も下降し、バランス重り25の重心と回転中心
が一致したときに、押さえ重り30は再びバランス重り
25に対して下方の荷重を作用させる状態となり、初期
の状態に戻る。つまりバランス重り25の位置が元の位
置に戻されたことになる。
ンス質量があった場合には、複数の引っ張りばね部材2
7の弾発力により釣り合い状態になっていたバランス重
り25は、ディスク1のアンバランス質量とは反対側に
移動し、すなわち偏重心方向とは反対側に移動し、バラ
ンス補正が自動的に行なわれる。これにより、ディスク
1が危険速度以上で回転しても、アンバランスに起因す
る振動は抑制されることになる。そして、ディスク1の
回転数が再び低くなると、バランス重り25のスライド
移動量も減少し、初期の状態に戻る。それとともに回転
数が低くなったことにより遠心力が少なくなった押さえ
重り30も下降し、バランス重り25の重心と回転中心
が一致したときに、押さえ重り30は再びバランス重り
25に対して下方の荷重を作用させる状態となり、初期
の状態に戻る。つまりバランス重り25の位置が元の位
置に戻されたことになる。
【0023】このように、本実施例では、ディスクの危
険速度以下の回転数では、バランス重り25は押さえ重
り30及び板ばね部材28で押さえられてロック状態と
なっているので、ディスクにアンバランス質量があって
も偏重心方向にバランス重りが移動せず、振動が増幅す
ることが抑制される。そして、ディスクが危険速度以上
の回転数になった時には、上述のような作用でロック状
態が外れ、バランス重り25は偏重心方向とは反対方向
へスライド移動してアンバランスが補正され、装置に悪
影響を与えるような過度の振動が発生することを自動的
に抑制することができる。
険速度以下の回転数では、バランス重り25は押さえ重
り30及び板ばね部材28で押さえられてロック状態と
なっているので、ディスクにアンバランス質量があって
も偏重心方向にバランス重りが移動せず、振動が増幅す
ることが抑制される。そして、ディスクが危険速度以上
の回転数になった時には、上述のような作用でロック状
態が外れ、バランス重り25は偏重心方向とは反対方向
へスライド移動してアンバランスが補正され、装置に悪
影響を与えるような過度の振動が発生することを自動的
に抑制することができる。
【0024】尚、球状の押さえ重り30は他の形状でも
よいが、効果的に荷重をバランス重り25に作用させる
ために、少なくともバランス重り25との接触部分は球
状であることが望ましい。また、ここでは球状押さえ重
り30の一部がバランス重り25の表面に設けられた球
面上の凹部31に嵌入されているが、これは球状の押さ
え重り30の位置が決まりやすいようにとの配慮からな
されたものであるが、特に球面状の凹部31はなくても
よい。上記実施例においては、ディスクが危険速度の回
転数以上になった時に、球形状の押さえ重り30がこれ
に加わる遠心力により板ばね部材28の弾発力に打ち勝
って浮き上がった時に、ロック状態が外れるような構成
としたが、図7及び図8に示すように、環状のバランス
重り25の上面の押さえ重り30との接触面に、上端が
平面になされた環状の突起部35を段部状に設けるよう
にしてもよい。この場合、上端の平面の幅L1は、下の
バランス重り25が僅かでもスライド移動した時に、押
さえ重り30が突起部35から外れるような状態に設定
しておく。尚、ここで突起部35は環状に設けている
が、この突起部35を環状ではなく押さえ重り30と当
接する部分のみに部分的に設けておくようにしてもよ
い。
よいが、効果的に荷重をバランス重り25に作用させる
ために、少なくともバランス重り25との接触部分は球
状であることが望ましい。また、ここでは球状押さえ重
り30の一部がバランス重り25の表面に設けられた球
面上の凹部31に嵌入されているが、これは球状の押さ
え重り30の位置が決まりやすいようにとの配慮からな
されたものであるが、特に球面状の凹部31はなくても
よい。上記実施例においては、ディスクが危険速度の回
転数以上になった時に、球形状の押さえ重り30がこれ
に加わる遠心力により板ばね部材28の弾発力に打ち勝
って浮き上がった時に、ロック状態が外れるような構成
としたが、図7及び図8に示すように、環状のバランス
重り25の上面の押さえ重り30との接触面に、上端が
平面になされた環状の突起部35を段部状に設けるよう
にしてもよい。この場合、上端の平面の幅L1は、下の
バランス重り25が僅かでもスライド移動した時に、押
さえ重り30が突起部35から外れるような状態に設定
しておく。尚、ここで突起部35は環状に設けている
が、この突起部35を環状ではなく押さえ重り30と当
接する部分のみに部分的に設けておくようにしてもよ
い。
【0025】この実施例では、危険速度以上の回転数に
おいて、押さえ重り30とバランス重り25との間に作
用する摩擦力に対してバランス重り25に作用する遠心
力が打ち勝ったときにバランス重り25がバランサとし
て作用するようにしたものである。すなわち、ディスク
1にアンバランス重量があって、偏重心がある結果、危
険速度以上の回転数において、上記摩擦力よりも遠心力
が大きくなってバランス重り25が僅かに偏重心の方向
とは反対方向へ移動して、バランス重り25の上面に設
けられた環状突起部35の上面を球状の押さえ重り35
が踏み外した状態になると押さえ重り35とバランス重
り25の間には隙間が生じ、バランス重り25はバラン
サとして移動することになり、これにより振動の発生を
抑制することができる。
おいて、押さえ重り30とバランス重り25との間に作
用する摩擦力に対してバランス重り25に作用する遠心
力が打ち勝ったときにバランス重り25がバランサとし
て作用するようにしたものである。すなわち、ディスク
1にアンバランス重量があって、偏重心がある結果、危
険速度以上の回転数において、上記摩擦力よりも遠心力
が大きくなってバランス重り25が僅かに偏重心の方向
とは反対方向へ移動して、バランス重り25の上面に設
けられた環状突起部35の上面を球状の押さえ重り35
が踏み外した状態になると押さえ重り35とバランス重
り25の間には隙間が生じ、バランス重り25はバラン
サとして移動することになり、これにより振動の発生を
抑制することができる。
【0026】尚、バランス重り25の位置の校正乃至復
帰は前記した通りである。また、ここでは図8に示すよ
うに板ばね部材28は等間隔で3つ設けた場合を示して
いる。ところで、例えば光ディスクはCDやDVDに代
表されるように、一般的に線速度一定で回転する。つま
り、回転数はその読み取り(あるいは書き込み)位置の
半径、いいかえればピックアップの半径位置によって異
なり、内周に行くほど回転数が高くなる。また、シーク
の状態によっては回転数が大きく変わる場合もある。こ
のとき、通常は回転数の変動に追従できるバランス重り
25が追従しきれないときがある。
帰は前記した通りである。また、ここでは図8に示すよ
うに板ばね部材28は等間隔で3つ設けた場合を示して
いる。ところで、例えば光ディスクはCDやDVDに代
表されるように、一般的に線速度一定で回転する。つま
り、回転数はその読み取り(あるいは書き込み)位置の
半径、いいかえればピックアップの半径位置によって異
なり、内周に行くほど回転数が高くなる。また、シーク
の状態によっては回転数が大きく変わる場合もある。こ
のとき、通常は回転数の変動に追従できるバランス重り
25が追従しきれないときがある。
【0027】例えば、ピックアップが最内周から外周方
向へシークし、回転数が危険速度以上の高回転数から危
険速度以下の低回転数になったときのような場合であ
り、こういった場合にはまれにバランス重り25の重心
と回転中心が僅かにずれた状態で球状の押さえ重り30
が下降してしまう可能性がある。しかし、この場合にも
ディスク取り出しの作業を行なえばバランス重り25を
初期の状態に戻す、いわゆるバランサ用重りの位置の校
正乃至復帰を行うことができる。ディスク1の取り出し
時にディスククランプ装置8がターンテーブル3から離
れると、摺動シャフト16は圧縮ばね部材23の作用に
より上方に移動する。すると、球状の押さえ重り30、
板ばね部材28も上方へ移動し、バランス重り25と押
さえ重り30との間に僅かな隙間ができる。その結果、
バランス重り25は引っ張りばね部材27の力の釣り合
いから初期状態(バランス重り25の重心と回転中心が
一致した状態)に戻ることができる。
向へシークし、回転数が危険速度以上の高回転数から危
険速度以下の低回転数になったときのような場合であ
り、こういった場合にはまれにバランス重り25の重心
と回転中心が僅かにずれた状態で球状の押さえ重り30
が下降してしまう可能性がある。しかし、この場合にも
ディスク取り出しの作業を行なえばバランス重り25を
初期の状態に戻す、いわゆるバランサ用重りの位置の校
正乃至復帰を行うことができる。ディスク1の取り出し
時にディスククランプ装置8がターンテーブル3から離
れると、摺動シャフト16は圧縮ばね部材23の作用に
より上方に移動する。すると、球状の押さえ重り30、
板ばね部材28も上方へ移動し、バランス重り25と押
さえ重り30との間に僅かな隙間ができる。その結果、
バランス重り25は引っ張りばね部材27の力の釣り合
いから初期状態(バランス重り25の重心と回転中心が
一致した状態)に戻ることができる。
【0028】また、図9及び図10に示す他の実施例
は、上述したようにバランス重り25の重心と回転中心
が僅かにずれた状態で球状の押さえ重り30が下降して
しまうことを防止することができるものである。図9及
び図10に示すように、この実施例では、バランス重り
25の内周面であって、球状の押さえ重り30との接触
面が、クランプ本体10の半径方向内方に向いて下向き
傾斜されたテーパ面36となっている。そして、このテ
ーパ面36に上記球状の押さえ重り30が接触すること
になる。図中、水平方向に対するテーパ面36の角度
は、板ばね部材28や引っ張りばね部材27の弾発力と
の関係から適宜選択する。
は、上述したようにバランス重り25の重心と回転中心
が僅かにずれた状態で球状の押さえ重り30が下降して
しまうことを防止することができるものである。図9及
び図10に示すように、この実施例では、バランス重り
25の内周面であって、球状の押さえ重り30との接触
面が、クランプ本体10の半径方向内方に向いて下向き
傾斜されたテーパ面36となっている。そして、このテ
ーパ面36に上記球状の押さえ重り30が接触すること
になる。図中、水平方向に対するテーパ面36の角度
は、板ばね部材28や引っ張りばね部材27の弾発力と
の関係から適宜選択する。
【0029】この実施例においては、ディスク1が停止
している時、或いは危険速度以下の回転数で回転してい
る時には、球状の押さえ重り30は板ばね部材28によ
り、図9に示すA方向とは逆の方向に作用している荷重
により押さえ重り30はテーパ面36に密着している。
しかし、ディスク1の回転数が危険速度以上となると球
状の押さえ重り30は遠心力によりA方向に移動してバ
ランス重り25は規制を解かれ、バランサとして偏重心
とは反対の方向に移動する。先に少し触れたが、図10
に示した方式では、ディスク1の回転数が急激に下がり
バランサ重り25の重心がクランプ本体10の重心と一
致する前に球状の押さえ重り30が遠心力の低下により
バランサ重り25上に落下する事態を回避できる。すな
わち、このバランサ重り25にはテーパ面36が設けて
あり、球状の押さえ重り30がこのテーパ面36上に落
下しさえすれば板ばね部材28の復元力により球状の押
さえ重り30がテーパ面36上をすべり、バランス重り
25はその重心がクランプ本体10の重心と一致する位
置まで動き、速やかに校正乃至復帰が行われる。つまり
球状の押さえ重り30と板ばね部材28、テーパ面36
の作用によりバランス重り25を最も安定する位置、す
なわちバランス重り25の重心とクランプ本体10の重
心が一致する位置に復帰するのである。
している時、或いは危険速度以下の回転数で回転してい
る時には、球状の押さえ重り30は板ばね部材28によ
り、図9に示すA方向とは逆の方向に作用している荷重
により押さえ重り30はテーパ面36に密着している。
しかし、ディスク1の回転数が危険速度以上となると球
状の押さえ重り30は遠心力によりA方向に移動してバ
ランス重り25は規制を解かれ、バランサとして偏重心
とは反対の方向に移動する。先に少し触れたが、図10
に示した方式では、ディスク1の回転数が急激に下がり
バランサ重り25の重心がクランプ本体10の重心と一
致する前に球状の押さえ重り30が遠心力の低下により
バランサ重り25上に落下する事態を回避できる。すな
わち、このバランサ重り25にはテーパ面36が設けて
あり、球状の押さえ重り30がこのテーパ面36上に落
下しさえすれば板ばね部材28の復元力により球状の押
さえ重り30がテーパ面36上をすべり、バランス重り
25はその重心がクランプ本体10の重心と一致する位
置まで動き、速やかに校正乃至復帰が行われる。つまり
球状の押さえ重り30と板ばね部材28、テーパ面36
の作用によりバランス重り25を最も安定する位置、す
なわちバランス重り25の重心とクランプ本体10の重
心が一致する位置に復帰するのである。
【0030】また、この実施例の装置は、ディスク回転
軸が重力作用方向に対して垂直になるようにおかれた場
合にもバランサとして動作することができる。すなわ
ち、単に放射状に配した引っ張りばね部材27により吊
られただけのバランス重り25は重力の作用によりディ
スク停止時には重力により下に下がってしまうのでディ
スクを一旦停止した状態から再始動させた場合に回転数
が低い状態ではバランス重り25が下方向に偏ってしま
う。しかしながら、図9に示した装置ではディスク装置
Mが垂直方向に立てられた状態においてもディスク停止
時にはバランス重り25とクランプ本体10の重心が一
致した状態に保つことができる。この理由はすでに述べ
た通りであるが、球状の押さえ重り30がテーパ面36
上をすべり、バランス重り25がその重心とクランプ本
体10の重心が一致するように移動するからである。よ
って、再始動後で回転数が危険速度以下ではバランス重
り25が偏ることはない。
軸が重力作用方向に対して垂直になるようにおかれた場
合にもバランサとして動作することができる。すなわ
ち、単に放射状に配した引っ張りばね部材27により吊
られただけのバランス重り25は重力の作用によりディ
スク停止時には重力により下に下がってしまうのでディ
スクを一旦停止した状態から再始動させた場合に回転数
が低い状態ではバランス重り25が下方向に偏ってしま
う。しかしながら、図9に示した装置ではディスク装置
Mが垂直方向に立てられた状態においてもディスク停止
時にはバランス重り25とクランプ本体10の重心が一
致した状態に保つことができる。この理由はすでに述べ
た通りであるが、球状の押さえ重り30がテーパ面36
上をすべり、バランス重り25がその重心とクランプ本
体10の重心が一致するように移動するからである。よ
って、再始動後で回転数が危険速度以下ではバランス重
り25が偏ることはない。
【0031】尚、このテーパ面36及び球状の押さえ重
り30の表面は滑らかであることは言うまでもない。ま
た、図9に示す実施例ではテーパ面36をバランス重り
25の内周面に設けてあるように示したが、テーパ面3
6を外周面に設け、すなわち、クランプ本体10の半径
方向外方に向けて下向き傾斜させるように設け、そのテ
ーパ面36上に球状の押さえ重り30を接する構造とし
てもよい。更に、以上説明した各本実施例では球状の押
さえ重り30としたが、球状に代えて半球や球状ではな
い曲面形状をもつ立体構造の重りとしてもよい。また、
板ばね部材28や球状の押さえ重り30の位置はディス
クからの高さが最小限の高さであることが好ましい。
り30の表面は滑らかであることは言うまでもない。ま
た、図9に示す実施例ではテーパ面36をバランス重り
25の内周面に設けてあるように示したが、テーパ面3
6を外周面に設け、すなわち、クランプ本体10の半径
方向外方に向けて下向き傾斜させるように設け、そのテ
ーパ面36上に球状の押さえ重り30を接する構造とし
てもよい。更に、以上説明した各本実施例では球状の押
さえ重り30としたが、球状に代えて半球や球状ではな
い曲面形状をもつ立体構造の重りとしてもよい。また、
板ばね部材28や球状の押さえ重り30の位置はディス
クからの高さが最小限の高さであることが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
クランプ装置によれば、次のように優れた作用効果を発
揮することができる。ディスクの危険速度以下の回転数
では板ばね部材の弾発力によりバランス重りは押さえつ
けられてロック状態になっているので、バランス重りが
アンバランス質量(偏重心方向)と同じ方向へ移動する
ことを防止でき、危険速度よりも高い回転数では押さえ
重りに加わる遠心力によりロック状態は自動的に解除さ
れて、バランス重りは偏重心方向とは反対側へ移動し、
アンバランス重量を補正することができる。また、押さ
え重りが接するバランス重りの上面をテーパ面とするこ
とにより、ディスクの回転数が危険速度以上の回転数か
ら危険速度以下の回転数に急激に下がってもバランス用
重りの位置を中心位置に校正することができる。更に、
ディスクの回転軸が重力作用方向と直角方向となるよう
にディスク装置を設置しても、ディスクの停止時にはバ
ランス重りの位置を自動的に中心位置に校正できる。
クランプ装置によれば、次のように優れた作用効果を発
揮することができる。ディスクの危険速度以下の回転数
では板ばね部材の弾発力によりバランス重りは押さえつ
けられてロック状態になっているので、バランス重りが
アンバランス質量(偏重心方向)と同じ方向へ移動する
ことを防止でき、危険速度よりも高い回転数では押さえ
重りに加わる遠心力によりロック状態は自動的に解除さ
れて、バランス重りは偏重心方向とは反対側へ移動し、
アンバランス重量を補正することができる。また、押さ
え重りが接するバランス重りの上面をテーパ面とするこ
とにより、ディスクの回転数が危険速度以上の回転数か
ら危険速度以下の回転数に急激に下がってもバランス用
重りの位置を中心位置に校正することができる。更に、
ディスクの回転軸が重力作用方向と直角方向となるよう
にディスク装置を設置しても、ディスクの停止時にはバ
ランス重りの位置を自動的に中心位置に校正できる。
【図1】本発明のディスククランプ装置を用いたディス
ク装置を示す概略構成図である。
ク装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す装着前のディスククランプ装置とそ
の周辺部を示す拡大断面図である。
の周辺部を示す拡大断面図である。
【図3】図2に示すディスククランプ装置の斜視図であ
る。
る。
【図4】ディスククランプ装置の分解図である。
【図5】装着時のディスククランプ装置の拡大断面図で
ある。
ある。
【図6】ディスククランプ装置の平面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す拡大断面図である。
【図8】図7に示す装置の平面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す更に他の拡大断面図
である。
である。
【図10】図9に示す装置の平面図である。
【図11】従来のバランサ機構の一例を示す拡大断面図
である。
である。
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…ターンテー
ブル、6…ピックアップ、8…ディスククランプ装置、
10…クランプ本体、11…下部クランプベース、12
…上部クランプベース、16…摺動シャフト、18…吸
着磁石、23…圧縮ばね部材、25…バランス重り、2
7…引っ張りばね部材、28…板ばね部材、30…押さ
え重り、31…凹部、35…突起部、36…テーパ面、
M…ディスク装置。
ブル、6…ピックアップ、8…ディスククランプ装置、
10…クランプ本体、11…下部クランプベース、12
…上部クランプベース、16…摺動シャフト、18…吸
着磁石、23…圧縮ばね部材、25…バランス重り、2
7…引っ張りばね部材、28…板ばね部材、30…押さ
え重り、31…凹部、35…突起部、36…テーパ面、
M…ディスク装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 ターンテーブル上に載置したディスクを
磁力によりクランプするディスククランプ装置におい
て、前記ターンテーブルに対して磁力により吸着可能に
なされたクランプ本体と、このクランプ本体に対してス
ライド移動可能に設けた円環状のバランス重りと、この
バランス重りに対して前記クランプ本体の回転中心側へ
引っ張り力を作用させるための複数の引っ張りばね部材
と、先端に前記バランス重りと接する押さえ重りを設け
ると共に、基端が前記クランプ本体の回転中心側へ連結
されて前記バランス重りを前記クランプ本体側へ所定の
弾発力で付勢する板ばね部材とを備え、前記クランプ本
体が所定の回転数以上になると、遠心力により前記押さ
え重りが前記板ばね部材の付勢力に抗して前記バランス
重りから離れるように構成したことを特徴とするディス
ククランプ装置。 - 【請求項2】 前記クランプ本体の中心には、この回転
中心に沿ってスライド可能になされた摺動シャフトを有
し、この摺動シャフトの基端にはこのクランプ本体を前
記ターンテーブル側へ吸着する吸着磁石を設けると共に
先端には、前記引っ張りばね部材の基端が固定されてい
ることを特徴とする請求項1記載のディスククランプ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9367222A JPH11191255A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ディスククランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9367222A JPH11191255A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ディスククランプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11191255A true JPH11191255A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18488783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9367222A Pending JPH11191255A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ディスククランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11191255A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6450635B1 (en) | 1998-12-09 | 2002-09-17 | Dai Nippon Printing Co., Ltd | Color filter and process for producing the same |
| US6815125B1 (en) | 1999-06-30 | 2004-11-09 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Color filter and process for producing the same |
| KR100573252B1 (ko) * | 2001-01-10 | 2006-04-25 | 티아크 가부시키가이샤 | 디스크클램프장치 |
| CN108645199A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-10-12 | 福州金典工业产品设计有限公司 | 夹紧机构及夹紧方法 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9367222A patent/JPH11191255A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6450635B1 (en) | 1998-12-09 | 2002-09-17 | Dai Nippon Printing Co., Ltd | Color filter and process for producing the same |
| US6554420B2 (en) | 1998-12-09 | 2003-04-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Color filter and process for producing the same |
| US6815125B1 (en) | 1999-06-30 | 2004-11-09 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Color filter and process for producing the same |
| KR100573252B1 (ko) * | 2001-01-10 | 2006-04-25 | 티아크 가부시키가이샤 | 디스크클램프장치 |
| CN108645199A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-10-12 | 福州金典工业产品设计有限公司 | 夹紧机构及夹紧方法 |
| CN108645199B (zh) * | 2018-05-23 | 2024-04-12 | 南京呈昇络科技有限公司 | 夹紧机构及夹紧方法 |
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