JPH11191956A - Dc/dcコンバータの制御装置 - Google Patents

Dc/dcコンバータの制御装置

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JPH11191956A
JPH11191956A JP35785997A JP35785997A JPH11191956A JP H11191956 A JPH11191956 A JP H11191956A JP 35785997 A JP35785997 A JP 35785997A JP 35785997 A JP35785997 A JP 35785997A JP H11191956 A JPH11191956 A JP H11191956A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバータ出力が正しく制御手段に接続され
ていない場合に最大限の昇圧動作が行われてしまう。 【解決手段】 DC/DCコンバータの出力とは異なる
システム電源により動作し、コンバータの出力が目標電
圧となるようにコンバータの実出力電圧に応じて第1の
スイッチング手段3をオンさせるためのスイッチング信
号を生成するとともに、外部からの作動/停止指令に応
じて第2のスイッチング手段11をオン/オフ制御する
制御手段24と、スイッチング信号をシステム電源の電
圧からコンパータの出力電圧を振幅とする信号に変換し
て第1スイッチング手段に出力する一方、上記制御手段
が第2のスイッチング手段をオンさせている場合であっ
てコンバータの実出力電圧が所定電圧より低いときは、
第1スイッチング手段にスイッチング信号を出力しない
レベルシフト手段26とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池電圧昇圧用コ
イルへの通電をオン/オフするスイッチング素子と、D
C/DCコンバータの出力電圧が所定電圧となるように
上記スイッチング素子をオンさせるためのスイッチング
信号を生成する制御手段とを備えたDC/DCコンバー
タの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DC/DCコンバータは、電池を電源と
するシステムにおいて広く用いられている。一般にこの
種の保護回路には、実公平6−23161号公報にて開
示されているように、直流電源出力の過電圧又は過電流
を検出し、DC/DCコンバータの動作を停止させる手
段を有するものや、特開平6−38361号公報にて提
案されているように、出力電圧が所定値以上にならない
場合又は出力電流が所定値以上にならない場合には、D
C/DCコンバータへの給電を停止するものがある。
【0003】また、特開平7−79562号公報にて提
案されているように、電池電圧側が所定値に達していな
い場合に制御手段の動作を禁止するものや、特開平5−
333408号公報,同6−162980号公報および
同6−274350号公報等にて提案されているよう
に、動作開始以降の出力電圧特性の関係から異常を検出
する手段を有するものがある。
【0004】ところで、昇圧(ブースト)タイプのDC
/DCコンバータを有するシステムにおいては、昇圧用
コイルへの通電をオンさせるスイッチング動作を行わな
い場合には、電源からコイルやダイオードを介してコン
バータ出力に電源電圧が現れてしまう。このため、非動
作時の消費電流を削減するために、コンバータ出力ライ
ンに、別のスイッチング手段を設けることが一般的に行
われている。
【0005】ここで、従来の昇圧タイプDC/DCコン
バータとその制御装置の構成について詳しく説明する。
図7において、101は電源であるところの電池、10
2は昇圧用コイル、103はコイル102をスイッチン
グするスイッチング素子であるトランジスタである。D
C/DCコンバータにおいてはその効率を上げるために
FETを用いる場合が多い。
【0006】104はコイル102の出力を整流するた
めのダイオード、105は出力安定用のコンデンサであ
る。
【0007】106はDC/DCコンバータの出力電圧
(これをアナログ系出力電圧と記す)を供給するアナロ
グ系出力端子、111はアナログ系出力端子106への
出力をオン/オフするためのスイッチングトランジスタ
である。
【0008】107,108は後述のDC/DC制御回
路の電源等に用いられる出力(これをロジック系出力電
圧と記す)を整流するためのダイオード、109はロジ
ック系出力電圧を平滑化するためのコンデンサ、110
はロジック系出力電圧を供給する出力端子、121は後
述するDC/DCコンバータ制御回路およびCPUを内
蔵するシーケンス制御用IC、122はシーケンス制御
用IC121のロジック系電源電圧入力端子、123は
シーケンス制御用IC121のアナログ系電源電圧入力
端子、である。
【0009】124はシーケンス制御用IC121のア
ナログ系電源電圧入力端子123の電圧に応じてスイッ
チングトランジスタ103を適宜オン/オフすることに
よりアナログ系出力電圧が設定値になるように制御する
DC/DC制御回路である。125は不図示のシステム
全体を制御するCPUからの制御信号入力端子である。
【0010】次に上記構成におけるシステムの動作につ
いて説明する。不図示のCPUには、電池101よりダ
イオード107を介してロジック系電源が接続されてい
る。したがってDC/DCコンバータが動作していない
場合であっても、常に「電池電圧―Vf(107)」の
電圧が印加されている。なお、Vf(107)はダイオ
ード7にて降下する電圧を意味する。
【0011】この場合であってもCPUは低速クロック
で動作したり、あるいは操作スイッチ等の割り込みを待
っていることが可能である。
【0012】次にCPUが何らかの割り込み等で昇圧動
作命令を出力すると、不図示のA/Dコンバータによっ
て電池電圧がチェックされる。そして、電池電圧が所定
値以上であると、まずCPUはアナログ出力のオン/オ
フを制御しているスイッチングトランジスタ111をオ
ンさせる。このスイッチングトランジスタ111がない
と、システムの非動作時にアナログ系出力端子に電池1
01からコイル102、およびダイオード104を介し
てアナログ系出力端子106に電池電圧が現れ、この端
子に接続されるデバイスが電流を消費してしまう。そこ
でこの消費電流をカットするために、非動作時はオフに
し、動作時のみオンとする。
【0013】続いて不図示のCPUからの命令によりD
C/DC制御回路124が動作を開始する。DC/DC
制御回路124はアナログ系出力電圧と内部に有する基
準電圧との関係から、アナログ系出力電圧が設定された
出力電圧になるようにスイッチングトランジスタ103
をオン/オフさせる。これによりDC/DCコンバータ
の出力であるアナログ系出力電圧は次第に上昇する。
【0014】さらにDC/DCコンバータの出力が上昇
すると制御が安定状態に入り、アナログ系出力電圧は設
定された出力電圧となる。
【0015】この際、ロジック系出力電圧は先の「電池
電圧−Vf(107)」と「アナログ系出力電圧−Vf
(108)」のいずれか高い方の値となる。ここでは安
定動作時には「アナログ系出力電圧−Vf(108)」
となる。
【0016】このようなシステムにおいては、何らかの
理由でシーケンス制御用IC121のアナログ系電源電
圧入力端子123に正しくDC/DCコンバータの出力
が接続されていない場合には、DC/DC制御回路12
4は出力電圧が低いものと判断し、DC/DCを最大限
昇圧しようとスイッチングトランジスタ103のスイッ
チングを行う。
【0017】このため、実際のDC/DCコンバータの
アナログ系出力端子106の電圧は、非常に高い電圧と
なり、この端子に接続される他のデバイスが過電圧状態
になる恐れがある。また同様に、アナログ系出力電圧の
上昇に伴ってロジック系出力電源電圧端子110に接続
されるデバイスも過電圧状態になる恐れがある。さら
に、最大限のスイッチング動作を行っているために、こ
のDC/DCコンバータのスイッチングトランジスタ1
03、コイル102およびコンデンサ105等も過電
流、過電圧状態になる恐れがある。
【0018】そこで、図7の回路におけるDC/DC制
御回路124とスイッチングトランジスタ103との間
に、DC/DC制御回路12により生成されたスイッチ
ング信号をロジック系出力電圧からアナログ系出力電圧
を振幅とする信号に変換してスイッチングトランジスタ
103に出力するレベルシフト回路を設け、このレベル
シフト回路を、DC/DC制御回路12がスイッチング
トランジスタ111をオンさせている場合であってアナ
ログ系出力電圧が所定電圧より低いときは、スイッチン
グトランジスタ103にスイッチング信号を出力しない
構成とすることが考えられる。
【0019】例えば、
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレベルシフト回路を採用した場合に、シーケンス
制御IC121のアナログ系電源電圧入力端子123に
正しくDC/DCコンバータの出力が接続されている場
合であっても、DC/DCコンバータの動作を停止して
いる状態(トランジスタ111がオンの状態)で、トラ
ンジスタ103がオフとなってアナログ系電源電圧が出
力されていないと、アナログ系電源電圧で動作するレベ
ルシフト回路(の出力インバータ)の出力はフローティ
ング状態となる。
【0021】この場合に、DC/DCコンバータのスイ
ッチングトランジスタ103は入力ゲートがフローティ
ング状態となるので、何らかのノイズ等で、このトラン
ジスタ103がONしてしまう恐れがある。この場合に
は、全く制御がなされていない状態に陥ってしまうばか
りか、消費電力の点でも問題となる。
【0022】なお、このような事態を回避するために最
も簡単な対策は、トランジスタ103のゲート端子とG
ND間にプルダウン抵抗を接続することである。しか
し、この方法では、DC/DCコンバータの効率が低下
するという問題がある。
【0023】そこで、本発明は、DC/DCコンバータ
の効率を低下させることなく、ノイズ等でDC/DCコ
ンバータが動作してしまうことを防止できるようにした
DC/DCコンバータの制御装置を提供することを目的
としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明の制御装置では、DC/DCコンバータ
の昇圧用コイルへの通電をオン/オフさせる第1のスイ
ッチング手段と、コンバータの出力をオン/オフさせる
第2のスイッチング手段と、コンバータの出力とは異な
るシステム電源により動作し、コンバータの出力を目標
電圧にするためにコンバータの実出力電圧に応じて第1
のスイッチング手段をオンさせるためのスイッチング信
号を生成するとともに、外部からの作動/停止指令に応
じて第2のスイッチング手段をオン/オフ制御する制御
手段と、この制御手段により生成されたスイッチング信
号をシステム電源の電圧からコンバータの出力電圧を振
幅とする信号に変換して第1スイッチング手段に出力す
るレベルシフト手段とを有し、このレベルシフト手段
を、(DC/DCコンバータの出力が正しく制御手段に
供給(接続)されている場合において)制御手段が第2
のスイッチング手段をオフさせているときには、所定L
OWレベルの信号を第1スイッチング手段に出力する構
成としている。
【0025】これにより、DC/DCコンバータの非動
作時にノイズ等で第1スイッチング手段がオンになって
しまうことを確実に防止できるとともに、DC/DCコ
ンバータの効率を低下させず、かつ部品点数の削減も可
能となる。
【0026】なお、制御手段とレベルシフト手段とを、
同一基板上に構成されるICとすれば、回路の簡略化や
部品点数の削減を図ることが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態であるDC/DCコンバータの制御装
置の構成を示している。同図において、1は電源である
ところの電池、2は昇圧用コイル、3はコイル2をスイ
ッチングするスイッチング素子であるトランジスタ(請
求の範囲にいう第1のスイッチング手段)である。DC
/DCコンバータにおいてはその効率を上げるためにF
ETを用いる場合が多い。
【0028】4はコイル2の出力を整流するためのダイ
オード、5は出力安定用のコンデンサである。
【0029】6はDC/DCコンバータの出力電圧(こ
れをアナログ系出力電圧と記す)を供給するアナログ系
出力端子、11はアナログ系出力端子6への出力をオン
/オフするためのスイッチングトランジスタ(請求範囲
にいう第2のスイッチング手段)である。
【0030】7,8は後述のDC/DC制御回路の電源
等に用いられる出力(これをロジック系出力電圧と記
す)を整流するためのダイオード、9はロジック系出力
電圧を平滑化するためのコンデンサ、10はロジック系
出力電圧を供給する出力端子、21は後述するDC/D
Cコンバータ制御回路およびCPUを内蔵するシーケン
ス制御用IC、22はシーケンス制御用IC21のロジ
ック系電源電圧入力端子、23はシーケンス制御用IC
21のアナログ系電源電圧入力端子、である。
【0031】24はシーケンス制御用IC21のアナロ
グ系電源電圧入力端子23の電圧に応じてスイッチング
トランジスタ3を適宜オン/オフすることによりアナロ
グ系出力電圧が設定値になるように制御するDC/DC
制御回路である。
【0032】26はDC/DC制御回路24の出力をロ
ジック系出力電源からアナログ系出力電圧に変換するレ
ベルシフト回路、25は不図示のシステム全体を制御す
るCPUからの制御端子、27はスイッチングトランジ
スタ11を制御する制御端子、28はスイッチングトラ
ンジスタ3を制御する制御端子である。
【0033】次に上記構成におけるシステムの動作につ
いて説明する。不図示のCPUには電池1よりダイオー
ド7を介してロジック系電源が接続されて動作してい
る。したがって、DC/DCコンバータが動作していな
い場合であっても、常に「電池電圧―Vf(7)」の電
圧が印加されている。Vf(7)はダイオード7にて降
下する電圧を意味する。この電源はCPUをはじめとす
るロジック回路に供給され、これが本システムのシステ
ム電源となる。この場合であってもCPUは低速クロッ
クで動作したり、あるいは操作スイッチ等の割り込みを
待っていることが可能である。
【0034】次にCPUに何らかの割り込み等で昇圧動
作命令が出力され、CPUがDC/DCの動作を開始し
た場合を想定する。まずCPUより、端子25へDC/
DCの動作開始命令を受け取る。DC/DC制御回路2
4はこの命令信号に応じて、DC/DCアナログ出力の
オン/オフを制御しているスイッチングトランジスタ1
1をオンさせる信号を制御端子27より出力する。この
スイッチングトランジスタ11がないとDC/DCが動
作を停止しているシステムの非動作時にアナログ系出力
端子6に電池1からコイル2、ダイオード4を介してア
ナログ系出力端子6に電池電圧が現れ、この端子に接続
されるデバイスが電流を消費してしまう。そこで、この
消費電流をカットするために、トランジスタ11を設
け、非動作時はオフにし、動作時のみオンとする。
【0035】続いてDC/DC制御回路24は昇圧動作
を開始する。先にスイッチングトランジスタ11をオン
させたので、電池1からコイル2およびダイオード4を
介してアナログ系出力端子6に電池電圧が現れる。
【0036】このDC/DC制御回路24は、アナログ
系出力電圧と内部に有する基準電圧との関係から、アナ
ログ系出力電圧が設定された出力電圧(目標電圧)にな
るようにスイッチングトランジスタ3をオン/オフさせ
るスイッチング信号を生成してレベルシフト回路26に
出力する。
【0037】レベルシフト回路26はDC/DC制御回
路24のロジック電源電圧の振幅を有するスイッチング
信号を、アナログ電源電圧を振幅とする信号に変換し
て、制御端子28に出力する。これによりDC/DCコ
ンバータの出力であるアナログ系出力電圧6は、次第に
上昇する。
【0038】さらにDC/DCコンバータの出力が上昇
すると制御が安定状態に入り、アナログ系出力電圧は設
定された出力電圧となる。
【0039】この際、ロジック系出力電圧は先の「電池
電圧−Vf(7)」と「アナログ系出力電圧−Vf
(8)」のいずれか高い方の値となる。ここでは安定動
作時には「アナログ系出力電圧−Vf(8)」となる。
【0040】図2には、上記レベルシフト回路の構成を
詳細に示している。同図において、31は入力端子、3
2はロジック系電源電圧入力端子、33はロジック系電
源電圧で動作するインバータ、34はロジック電源電圧
からアナログ電源電圧に変換するLOW−TO−HIG
Hレベルコンバータ、35はアナログ系電源電圧で動作
するインバータ、37はアナログ系電源電圧入力端子、
38は出力端子である。
【0041】アナログ系電源電圧で動作するインバータ
35は、P−chトランジス35aとN−chトランジ
スタ35bからなり、P−chトランジス35aのゲー
トにはLOW−TO−HIGHレベルコンバータ34の
出力が接続され、N−chトランジスタ35bのゲート
にはロジック系電源電圧で動作するインバータ33の出
力が接続されている。
【0042】このように構成されたレベルシフト回路2
6を設けると、先に説明したように、何らかの理由で、
シーケンス制御IC21のアナログ系電源電圧入力端子
23に正しくDC/DCコンバータの出力が接続されて
いない場合には、以下のような動作となる。
【0043】すなわち、DC/DC制御回路24はDC
/DCコンバータの出力電圧が最低許容電圧等の所定レ
ベルよりも低いので、コンバータの出力電圧を最大限昇
圧しようとスイッチング信号を生成出力する。
【0044】しかし、レベルシフト回路26の出力イン
バータ35の電源もアナログ系電源電圧そのものである
ので、DC/DCコンバータの出力が正しく接続されて
いない場合には、レベルシフト回路26におけるアナロ
グ系電源電圧で動作するインバータ35が動作しないの
で、レベルシフト回路26からはスイッチング信号は出
力されず、トランジスタ3もオンにならない。したがっ
て、DC/DCコンバータは動作せず、DC/DCコン
バータのアナログ系出力端子6の電圧が非常に高くなる
ような事態を確実に防止することができるので、この端
子に接続される他のデバイスが過電圧状態となる恐れは
ない。
【0045】また、同様に、アナログ系出力電圧の上昇
に伴ってロジック系出力電源電圧端子10に接続される
デバイスが過電圧状態となる恐れもない。
【0046】さらに、従来のように最大限の昇圧動作を
行うこともないので、このDC/DCコンバータのスイ
ッチングトランジスタ3、コイル2、コンデンサ5等も
過電流、過電圧状態になる恐れもない。
【0047】また、通常のレベルシフト回路では、図3
に示すようにアナログ系電源電圧で動作するインバータ
35のP−chトランジスタ、N−chトランジスタの
ゲートにはともに、LOW−TO−HIGHレベルコン
バータ34の出力が接続される。
【0048】しかしこのような構成にすると、シーケン
ス制御IC21のアナログ系電源電圧入力端子23に正
しくDC/DCコンバータの出力が接続されている場合
であっても、DC/DCコンバータの動作を停止してい
る状態(トランジスタ11がオンの状態)で、トランジ
スタ3がオフとなってアナログ系電源電圧が出力されて
いないと、ロジック電源電圧からアナログ電源電圧に変
換するLOW−TO−HIGHレベルコンバータ34の
出力が出ない。したがって、アナログ系電源電圧で動作
するインバータ35の出力はLOWレベル出力ではな
く、フローティング状態となる。
【0049】この場合に、DC/DCコンバータのスイ
ッチング用MOSトランジスタ3は入力ゲートがフロー
ティング状態となるので、何らかのノイズ等で、このト
ランジスタ3がONしてしまう恐れがある。この場合に
は、全く制御がなされていない状態に陥ってしまうばか
りか、消費電力の点でも問題となる。
【0050】なお、このような事態を回避するために最
も簡単な対策は、トランジスタ3のゲート端子とGND
間にプルダウン抵抗を接続することである。しかし、こ
の方法では、DC/DCコンバータの効率が低下すると
いう問題がある。
【0051】これに対し、本実施形態のように、アナロ
グ系電源電圧で動作する出力インバータ35のN−ch
トランジスタ35bのゲートのみをロジック系電源電圧
のインバータ33の出力で駆動する構成にすることによ
って、アナログ系電源電圧が出力されていない場合であ
っても、レベルシフト回路26の出力がフローティング
状態とならず、必ずLOWレベル出力を出力できるよう
にしている。これにより、DC/DCコンバータの効率
低下や部品増を招くことなく、DC/DCコンバータの
スイッチングトランジスタ3がノイズ等によって不用意
にONしないようにすることができる。
【0052】(第2実施形態)図4には、本発明の第2
実施形態であるDC/DCコンバータの制御装置におけ
るレベルシフト回路′このように構成されたレベルシフ
ト回路の構成を示している。なお、DC/DCコンバー
タおよび制御装置の基本構成は第1実施形態と同じであ
る。但し、本実施形態は、レベルシフト回路の構成にお
いて第1実施形態と異なる。
【0053】図4において、31は入力端子、32はロ
ジック系電源電圧入力端子、33はロジック系電源電圧
で動作するインバータ、34はロジック電源電圧からア
ナログ電源電圧に変換するLOW−TO−HIGHレベ
ルコンバータ、39は同じロジック電源電圧を使用した
LOW−TO−HIGHレベルコンバータ、35′はア
ナログ系電源電圧で動作するインバータ、37はアナロ
グ系電源電圧入力端子、38は出力端子である。
【0054】アナログ系電源電圧で動作するインバータ
35′は、P−chトランジスタ35a′およびN−c
hトランジスタ35b′からなり、P−chトランジス
タ35a′のゲートにはLOW−TO−HIGHレベル
コンバータ34の出力が接続され、N−chトランジス
タ35b′のゲートにはロジック系電源電圧で動作する
LOW−TO−HIGHレベルコンバータ39の出力が
接続されている。
【0055】LOW−TO−HIGHレベルコンバータ
39は本来、異なる2電源で動作するものであるが、こ
こではあえてロジック系電源電圧からロジック系電源電
圧という接続を行っている。
【0056】レベルシフト回路26′をこのような構成
にすることにより、ロジック系電源電圧で動作するイン
バータ33の出力から最終出力インバータ35のP−c
hトランジスタ35a′およびN−chトランジスタ3
5b′までに信号が通過するゲート数が等しくなり、P
−chトランジスタ35a′およびN−chトランジス
タ35b′へ信号のゲート遅れが発生しなくなる。すな
わち、N−chとP−chとの間でゲート数に差がある
場合には、最終出力段のインバータ35での貫通電流が
問題となるが、本実施形態のような構成にすることで、
特にDC/DCコンバータのスイッチング周波数が高速
である場合には、貫通電流の影響を避けることが可能と
なり、信頼性を向上させるとともに、効率を向上させる
ことができる。
【0057】なお、本実施形態におていも、DC/DC
コンバータのスイッチングトランジスタ3とDC/DC
制御回路24との間にレベルシフト回路26′を設けた
ことにより、DC/DCコンバータの出力であるアナロ
グ系電源電圧がDC/DC制御回路24に正しく接続さ
れていない場合でも、コンバータ出力電圧が非常に高く
なる事態を確実に防止できる。また、レベルシフト回路
26′の出力をアナログ電源電圧が出力されていない場
合であっても正しくLOWレベル信号を出力できるよう
にしたことで、DC/DCコンバータの効率低下や部品
増を招くことなく、DC/DCコンバータの非動作時に
ノイズ等でスイッチングトランジスタ3がオンすること
を防止できる。
【0058】(第3実施形態)図5には、本発明の第3
実施形態であるDC/DCコンバータの制御装置の構成
を示している。なお、本実施形態のDC/DCコンバー
タおよび制御装置の基本構成は第1実施形態と同じであ
るので、共通構成要素については第1実施形態と同符号
を付して説明に代える。本実施形態では、シーケンス制
御用IC51の構成が第1実施形態と異なる。
【0059】52はシーケンス制御用IC51のロジッ
ク系電源電圧入力端子、53はシーケンス制御用IC5
1のアナログ系電源電圧入力端子、54はアナログ系電
源電圧入力端子53の電圧に応じてスイッチングトラン
ジスタ3を適宜オン/オフすることによりアナログ系出
力電圧を設定値になるようにDC/DCコンバータを制
御するDC/DC制御回路、56はDC/DC制御回路
54の出力をロジック系出力電源からアナログ系出力電
圧に変換するレベルシフト回路、55は不図示のシステ
ム全体を制御するCPUからの制御端子、57はスイッ
チングトランジスタ11を制御する制御端子、58はス
イッチングトランジスタ3を制御する制御端子である。
【0060】次に、上記レベルシフト回路56の構成を
図6を用いて説明する。同図において、61は入力端
子、62はロジック系電源電圧入力端子、63はロジッ
ク系電源電圧で動作するインバータ、64はロジック電
源電圧からアナログ電源電圧に変換するLOW−TO−
HIGHレベルコンバータ、65はアナログ系電源電圧
で動作するインバータ、67はアナログ系電源電圧入力
端子、70は出力インバータの出力をプルダウンするN
−chトランジスタ、71はトランジスタ70を制御す
る制御端子である。
【0061】N−chトランジスタ70のゲートには、
不図示のシーケンス制御CPUからの制御に応じて、D
C/DC制御回路54から出力信号が入力される。すな
わち、アナログ系電源電圧のオン/オフを行うトランジ
スタ11をオン状態にすると同時に、この出力信号をL
OWレベルにする機能をDC/DC制御回路54に持た
せる。これにより、トランジスタ11がオンすると同時
にN−chトランジスタ70がオフになる。その後、D
C/DC制御回路54が昇圧動作を始め、DC/DCコ
ンバータはその出力電圧を設定値になるように動作す
る。
【0062】一方、DC/DCコンバータの動作を停止
させる場合には、CPUの命令によりDC/DC制御回
路54の動作を停止させる。このとき、DC/DC制御
回路54は、トランジスタ11をオフさせるとともに、
N−chトランジスタ70のゲートに接続された出力信
号をHIGHレベルにし、最終出力段のインバータ65
の出力を強制的にLOWレベルに固定する。
【0063】このように構成することにより、アナログ
系電源電圧の出力がオフした状態であっても、レベルシ
フト回路56の出力は確実にLOWレベルとなり、DC
/DCコンバータのスイッチングトランジスタ3のゲー
ト電圧は、LOWレベルに固定される。このため、トラ
ンジスタ3がノイズ等によりオンしてしまうことを防止
することができる。
【0064】なお、本実施形態の場合、DC/DC制御
回路54からの出力信号を1本使用することになるが、
回路構成は非常に簡素になるし、最終出力段のトランジ
スタの貫通電流の影響も現れない。
【0065】また、N−chトランジスタ70の制御は
シーケンス制御用CPUから直接行っても問題ない。
【0066】さらに、以上のようにレベルシフト回路5
6を構成することにより、ロジック系電源電圧で動作す
るインバータ62の出力から最終出力インバータ65の
N−chおよびP−chトランジスタまでに信号が通過
するゲート数が等しくなり、N−chとP−chへ信号
のゲート遅れが発生しなくなる。
【0067】N−chとP−chとの間でゲート数に差
がある場合には、最終出力段のインバータ65での貫通
電流が問題となるが、本実施形態のような構成にするこ
とで、特にDC/DCコンバータのスイッチング周波数
が高速になった場合には、貫通電流の影響を避けること
が可能となり、信頼性を向上させるとともに、効率の向
上を図ることができる。
【0068】また、本実施形態におていも、DC/DC
コンバータのスイッチングトランジスタ3とDC/DC
制御回路54との間にレベルシフト回路56を設けたこ
とにより、DC/DCコンバータの出力であるアナログ
系電源電圧がDC/DC制御回路54に正しく接続され
ていない場合でも、コンバータ出力電圧が非常に高くな
る事態を確実に防止できる。また、レベルシフト回路5
4の出力をアナログ電源電圧が出力されていない場合で
あっても正しくLOWレベル信号を出力できるようにし
たことで、DC/DCコンバータの効率低下や部品増を
招くことなく、DC/DCコンバータの非動作時にノイ
ズ等でスイッチングトランジスタ3がオンすることを防
止できる。
【0069】なお、上記各実施形態では、DC/DC制
御回路とレベルシフト回路を同一IC上に構成した場合
について説明したが、これらをディスクリート部品で構
成してもよい。但し、同一IC上に構成することによ
り、回路の簡略化、部品点数の削減の効果を得ることが
できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2のスイッチング手段がオフであるとき(DC/DC
コンバータの出力が制御手段に供給されていないとき)
には、所定LOWレベルの信号を第1スイッチング手段
に出力するレベルシフト手段を設けたので、DC/DC
コンバータの非動作時にノイズ等で第1スイッチング手
段がオンになってしまうことを確実に防止することがで
きるとともに、DC/DCコンバータの効率を低下させ
ず、かつ部品点数の削減も可能とする。
【0071】なお、制御手段とレベルシフト手段とを、
同一基板上に構成されるICとすれば、回路の簡略化や
部品点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるDC/DCコンバ
ータの制御装置のブロック図である。
【図2】上記制御装置におけるレベルシフト回路の回路
図である。
【図3】レベルシフト回路の従来例を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態であるレベルシフト回路
の回路図である。
【図5】本発明の第3実施形態であるDC/DCコンバ
ータの制御装置のブロック図である。
【図6】上記第3実施形態におけるレベルシフト回路の
回路図である。
【図7】従来のDC/DCコンバータの制御装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 電池 2 昇圧用コイル 3 スイッチングトランジスタ 4 ダイオード、 5 出力安定用コンデンサ 6 アナログ系出力端子 11 スイッチングトランジスタ 7,8 ダイオード 9 平滑化コンデンサ 10 ロジック系出力端子 21,51 制御用IC 22,52 ロジック系電源電圧入力端子 23,53 アナログ系電源電圧入力端子 24,54 DC/DC制御回路 26,26′,56 レベルシフト回路 25,55 CPUからの制御端子 31,61 入力端子、 32,62 ロジック系電源電圧入力端子 33,63 ロジック系電源電圧で動作するインバータ 34,64 LOW−TO−HIGHレベルコンバータ 35,65 アナログ系電源電圧で動作するインバータ 37,67 アナログ系電源電圧入力端子 38,68 出力端子 39 LOW−TO−HIGHレベルコンバータ 70 N−chトランジスタ 71 制御端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DC/DCコンバータの昇圧用コイルへ
    の通電をオン/オフさせる第1のスイッチング手段と、
    前記コンバータの出力をオン/オフさせる第2のスイッ
    チング手段と、前記コンバータの出力とは異なるシステ
    ム電源により動作し、前記コンバータの出力を目標電圧
    にするために前記コンバータの実出力電圧に応じて前記
    第1のスイッチング手段をオンさせるためのスイッチン
    グ信号を生成するとともに、外部からの作動/停止指令
    に応じて前記第2のスイッチング手段をオン/オフ制御
    する制御手段と、この制御手段により生成されたスイッ
    チング信号を前記システム電源の電圧から前記コンバー
    タの出力電圧を振幅とする信号に変換して前記第1スイ
    ッチング手段に出力するレベルシフト手段とを有し、 前記レベルシフト手段は、前記制御手段が前記第2のス
    イッチング手段をオフさせているときに、所定LOWレ
    ベルの信号を前記第1スイッチング手段に出力すること
    を特徴とするDC/DCコンバータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記レベルシフト手段は、前記コンバー
    タの出力電圧を電源とするCMOS構成のインバータを
    出力部として有しており、 このインバータのP−chトランジスタを前記コンバー
    タの出力電圧を振幅とする信号で制御し、N−chトラ
    ンジスタを前記システム電源の電圧を振幅とする信号で
    制御することを特徴とする請求項1に記載のDC/DC
    コンバータ。
  3. 【請求項3】 前記レベルシフト手段は、前記コンバー
    タの出力電圧を電源とするCMOS構成のインバータを
    出力部として有しており、 このインバータのP−chトランジスタを前記コンバー
    タの出力電圧を振幅とする信号で制御し、N−chトラ
    ンジスタを前記システム電源の電圧を振幅とする信号で
    制御するとともに、 前記制御手段のスイッチング信号出力から前記N−ch
    トランジスタおよびP−chトランジスタまでのCMO
    S構成のゲート段数が等しいことを特徴とする請求項1
    に記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記レベルシフト手段は、前記コンバー
    タの出力電圧を電源とするCMOS構成のインバータ出
    力にN−chトランジスタの出力が接続された出力部を
    有しており、 前記N−chトランジスタは、前記制御手段が前記第2
    のスイッチング手段をオフしている間、オン制御される
    ことを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバー
    タの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段と前記レベルシフト手段と
    が、同一基板上に構成されるICであることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載のDC/DCコンバ
    ータの制御装置。
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