JPH11192078A - 低エネルギー電子線による植物性食品の殺菌方法 - Google Patents

低エネルギー電子線による植物性食品の殺菌方法

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JPH11192078A
JPH11192078A JP36937797A JP36937797A JPH11192078A JP H11192078 A JPH11192078 A JP H11192078A JP 36937797 A JP36937797 A JP 36937797A JP 36937797 A JP36937797 A JP 36937797A JP H11192078 A JPH11192078 A JP H11192078A
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vegetable food
electron beam
food
vegetable
energy electron
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Kohei Kato
康平 加藤
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YASUMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物性食品を変質させず、かついかなる原料
であっても殺菌でき、しかもコストを抑えた植物性食品
の殺菌装置を提供すること。 【解決手段】 乾燥状態の植物性食品に低エネルギー電
子線を照射して前記植物性食品を殺菌する方法であっ
て、前記植物性食品を振動により一定の層厚に供給する
工程と、前記植物性食品をベルトコンベア上に落下、反
転させ、この際、前記植物性食品の表面に低エネルギー
電子線を照射する工程と、前記低エネルギー電子線を照
射した前記植物性食品を搬送・回収する工程とからなる
ことを特徴とする前記植物性食品の殺菌方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香辛料、乾燥野菜
類等の植物性食品の表面に低エネルギー電子線を照射
し、この電子線で植物性食品の表面を殺菌する植物性食
品の殺菌方法、特に、回転しつつ移動する植物性食品
の、落下、反転時に植物性食品に低エネルギー電子線を
照射して植物性食品の表面のみを殺菌しつつ、植物性食
品の風味等を損なわないようにした植物性食品の殺菌方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の加工食品の伸長に伴い、各種香辛
料、ハーブ類、乾燥野菜類等の植物性食品の需要が増大
し、その品質の高度化が切に要望されている。又安全性
の確認のためより厳しい微生物規格の植物性原料が求め
られている。この要求に応える方法はいろいろ工夫され
ているが我国においては乾燥品を乾燥状態で殺菌処理す
る方法として原料を過熱水蒸気流中に並流接触させて目
的を達成するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】食品工業において主力
として使用されているのは、気流滅菌法であるが、この
方法は過熱水蒸気流中に原料を並流接触させるため、香
味の散逸等があり、対象原料の種類によっては不可能な
ものもあり万能な殺菌方法ではなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記欠点を解消
し、植物性食品を変質させず、かついかなる原料であっ
ても殺菌でき、しかもコストの高騰を抑えた植物性食品
の殺菌方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明の植物性食品の殺菌方法は乾
燥状態の植物性食品に低エネルギー電子線を照射して前
記植物性食品を殺菌する方法であって、前記植物性食品
を振動により一定の層厚に供給する工程と、前記植物性
食品をベルトコンベア上に落下、反転させ、この際、前
記植物性食品の表面に低エネルギー電子線を照射する工
程と、前記低エネルギー電子線を照射した前記植物性食
品を搬送、回収する工程とからなることを特徴とする。
【0006】請求項2に係る本発明の植物性食品の殺菌
方法は、植物性食品は天日又は機械的に乾燥され、10
mm以下の大きさに砕かれた香辛料、香草類、乾燥野菜
類、ナッツ、乾燥果実及び生薬原料から選ばれる少なく
とも1つであることを特徴とする。
【0007】請求項3に係る本発明の植物性食品の殺菌
方法は低エネルギー電子線の照射は、100万電子ボル
ト以下のエネルギーの電子線によって行われることを特
徴とする。
【0008】ここで、本発明に係る植物性食品の殺菌方
法において処理の対象となる乾燥、粉砕された植物性食
品としては各種香辛料、香草類(胡椒、唐辛子、パプリ
カ、コリアンダー、クミン、ターメリック、ジンジャ
ー、オニオン、ガーリック、タラゴン、タイム、パセ
リ、カルダモン、マスタード、サンショウ等)、乾燥野
菜類(キャロット、ベルペッパー、玉ねぎ、長ねぎ、生
生姜等)、乾燥果実、ナッツ、エキスパウダー等が挙げ
られる。
【0009】また、本発明に係る植物性食品の殺菌方法
では、100万電子ボルト以下、好ましくは50電子ボ
ルト以下の低エネルギー電子線が用いられる。
【0010】上記目的を達成するために、本発明に係る
植物性食品の殺菌装置は、当該植物性食品を回転させつ
つ移動させる振動装置と、前記振動装置で植物性食品の
少なくともベルトコンベアーへの回転、落下時に低エネ
ルギー電子線を照射する電子線照射装置とを備えてい
る。
【0011】本発明に係る前記振動装置は、照射される
植物性食品を回転させながら移動する通路となり水平面
に対して所定の傾斜を持ったトラフと、当該トラフを固
定部に固定し当該トラフの振動を助長させる緩衝機構
と、前記トラフに振動を与える振動駆動源とで構成され
ている。
【0012】また、本発明に係る植物性食品の殺菌方法
は低エネルギー電子照射装置を用いて行われる。このよ
うな装置としては、電子を放出するフィラメントと、フ
ィラメントから放出された電子を加速する加速手段と、
前記加速手段で加速された電子を走査する走査手段と、
フィラメントを点灯するために電力を供給できるフィラ
メント電源と、加速手段に加速電圧を与える高圧電源
と、装置内を真空に保つ真空ポンプとを備えたものであ
る。
【0013】また、上記植物性食品の殺菌装置として
は、植物性食品が回転しつつ移動する通路となり水平面
に対して所定の傾斜を持ったトラフ、当該トラフを固定
部に固定し当該トラフの振動を伝達を助長させる緩衝機
構及び前記トラフに振動を与える振動駆動源からなり、
植物性食品を回転させつつ移動させる振動装置と、電子
を放出するフィラメント、フィラメントから放出された
電子を加速する加速手段、前記加速手段で加速された電
子を走査する走査手段、フィラメントを点灯するフィラ
メント電源、加速手段に加速電圧を与える高圧電源、及
び装置内を真空に保つ真空ポンプからなり、前記振動装
置で回転させながら移動している植物性食品の少なくと
も回転、落下時に該植物性食品の表面にエネルギー電子
線を照射する電子線照射装置と、前記振動装置に植物性
食品を供給する供給手段と、前記殺菌された植物性食品
を運搬するベルトコンベアーを含む運搬手段と、前記運
搬手段でベルトコンベアーで運搬された植物性食品を収
集する収集手段と、電子線を遮蔽する筐体とを備えてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1ないし図5は本発明の
実施の形態を説明するためのものである。ここで、図1
は植物性食品の殺菌方法を実現するための殺菌装置の一
例を一部破断して示す斜視図である。図2は同装置の横
断面図である。
【0015】これらの図において、植物性食品の殺菌装
置1は、例えば香辛料や乾燥野菜等の植物性食品を回転
させつつ移動させる振動装置3と、当該振動装置3によ
り回転させつつ移動し、振動装置3の終端で回転しなが
らベルトコンバアー113に落下する際に植物性食品に
100万電子ボルト以下の低エネルギー電子線を照射で
きる電子線照射装置5から構成されている。
【0016】また、電子線照射装置5は照射される電子
線を遮蔽するために、鉛等で直方体形状の筐体7を有し
ている。この筐体7の内部には、振動装置3が配置され
ている。この振動装置3の終端では、回転しつつ移動す
る前記植物性食品が回転しながらベルトコンベアー11
3に落下するようになっている。そして、この植物性食
品が回転しながら落下する直上には電子線照射装置5の
走査管51が位置している。そして、この位置で回転し
て落下する植物性食品の表面に100万電子ボルト以下
の低エネルギー電子線がまんべんなく照射されるように
なっている。
【0017】また、前記筐体7の外部から振動装置3の
供給端部分にわたって、食品供給手段9が配置されてお
り、この食品供給手段9により振動装置3の投入口を介
して供給端に植物性食品が供給されるようになってい
る。
【0018】さらに、振動装置3の下側にはベルトコン
ベアー113を含む搬送手段11が配置されている。ト
ラフ上を振動装置3の振動により回転しながら移動する
植物性食品は振動装置3のトラフ終端で、ベルトコンベ
アー113に回転しながら落下する際にその表面全体に
低エネルギー電子線を照射されて植物性食品の表面全体
が殺菌されるようになっている。
【0019】搬送手段11には図面右端側に収集手段1
3が配置されており、前記運搬手段11のベルトコンベ
アー113により運搬されてきた殺菌済の植物性食品を
収集できるようになっている。
【0020】図3は同植物性食品の殺菌装置1に使用さ
れる振動装置3の一例を示す正面図であり、図4は同振
動装置3の側面図である。これらの図3、図4、図1及
び図2を参照して振動装置3について説明する。
【0021】これらの図において、振動装置3は次のよ
うに構成されている。植物性食品の通路となるトラフ3
1は、図4に示すように、底面32と当該底面32の両
側を起立させた側壁33,33を持ち断面コ字状の形状
になっている。また、このトラフ31は、図3に示すよ
うに、当該底面32が水平面に対して所定の角度を持た
せてある。当該トラフ31は、緩衝機構34により筐体
7の固定部から固定されている。緩衝機構34は、この
実施の形態では、コイルばね35を介在させて振動を助
長させるとともに、トラフ31を固定させるようになっ
ている。緩衝機構34は、コイルばね35で振動を助長
させるとともにトラフ31を固定させるようなってい
る。なお、コイルばね35は、ゴム体、空気ばね、その
他、振動緩衝と機械的に固定できる作用のあるものであ
ればコイルばねに代えて用いることができる。また、こ
のトラフ31の下側には、振動駆動源36,36が設け
られている。この振動駆動源36は例えば電磁バイブレ
ータで構成されており、電磁バイブレータには電源37
が電気的に接続されている。電源37が装置の作動に伴
って動作すると、電源37から電磁バイブレータに電力
が供給されることになり振動が発生するようになってい
る。電源37の周波数を可変することにより、電磁バイ
ブレータは、振動周波数を可変することができる。な
お、上記実施の形態では、振動駆動源36を電磁バイブ
レータで構成したが、エアバイブレータあるいはモータ
駆動により構成してもよい。この場合には、エアバイブ
レータでは空気供給源が必要となり、モータ駆動ではモ
ータ用電源が必要である。トラフ31の一端には、角フ
ランジ38付きの投入口39が配置されている。
【0022】図5は同植物性食品の殺菌装置1に使用さ
れる電子線照射装置5の構成を示す図である。この図5
と、図1及び図2を参照して電子線照射装置5について
説明する。
【0023】まず、電子線照射装置5は、一番上に加速
管52が設けられており、その下側に走査コイル部53
が設けられており、この走査コイル部53の下側に末広
がりの走査管51が配置されている。走査管51の照射
窓箔54の直下を殺菌される植物性食品が回転しながら
ベルトコンベアー113に落下するような位置関係に電
子線照射装置5を配置している。加速管52は、電子を
放出するフィラメント55と、フィラメント55から放
出された電子を加速する加速電極群62とを内蔵してい
る。このフィラメント55は、フィラメント電極56に
電気的接続されており、フィラメント電極56からタン
グステンフィラメント55に電力が供給されるようにな
っている。加速電極群62は、分圧抵抗57に電気的に
それぞれ接続されている。分圧抵抗57の一端は、フィ
ラメント55に接続されるとともに、高圧電源58の負
極に電気的に接続されている。また、分圧抵抗57の他
端は、電流計59を介して接地されている。さらに、真
空高圧電源58の正極は電流計60を介して接地されて
いる。前記加速電極群62で加速された電子は、走査コ
イル部53により走査される。したがって、走査コイル
部53には図示しないが走査電源に接続されている。ま
た、走査管51及び加速管52の内部は真空ポンプ61
に連通しており、この真空ポンプ61の動作により走査
管51及び加速管52の内部は真空に保たれている。
【0024】また、上記食品供給手段9は、図1及び図
2に示すように、筐体7の外側に配置した入口ホッパー
91と、この入口ホッパー91に貯留されている植物性
食品を筐体7内部に搬送する連通管92と、この連通管
92の末端が固定されている中間ホッパー93とを備え
ている。この中間ホッパー93の放出口は、振動装置3
のトラフ31の投入口38に連通されている。
【0025】上記搬送手段11は、離れて配置された水
冷メインローラ111,112と、これら水冷メインロ
ーラ111,112に掛渡されたベルトコンベアー11
3と、ベルトコンベアー113に最適な張力を与える補
助ローラ114,115と、ベルトコンベアー113の
水冷メインローラ112の側面下側に設けられベルトコ
ンベアー113に付着した植物性食品をかき落とすスク
レーパー116とを備えている。なお、水冷メインロー
ラ111は図示しないがモータにより回転させられるよ
うになっている。
【0026】上記収集手段13は、コンベアー出口ホッ
パー131と、このベルトコンベアー出口ホッパー13
1で収集した表面が殺菌された植物性食品を集めておく
タンク132とから構成されている。
【0027】このように構成された植物性食品の殺菌装
置の動作を以下に説明する。植物性食品の殺菌装置1の
電源を投入すると、走査管51及び加速管52内部の真
空度が検出されて所定の真空度に達していなければ真空
ポンプ61を動作させて走査管51及び加速管52内部
の真空度を高める。なお、所定の真空度が保たれていれ
ば、真空ポンプ61は動作しない。
【0028】次に、所定の真空度が保たれた状態で、フ
ィラメント電源56、高圧電源58、電源37及び水冷
メインローラ111を回転させるモータに電力が供給さ
れる。これにより、振動装置3が作動し、かつ電子線照
射装置5が作動し、搬送手段11が動作する。
【0029】すると、入口ホッパー91に貯留されてい
た対象原料の植物性食品は、連通管92を介して中間ホ
ッパー93に供給される。中間ホッパー93に貯留され
た植物性食品は、その中間ホッパー93の底部に設けた
放出口から振動装置3のトラフ31の投入口38を介し
て供給端に供給される。
【0030】これにより、植物性食品は、振動装置3の
振動駆動源36により振動が与えられたトラフ31の上
を回転しながら移動する。このような植物性食品は、振
動装置3のトラフ31上を回転しながら移動し、トラフ
31の終端で植物性食品が回転しながらベルトコンベア
ー113の上に落下する際に電子線照射装置5の走査管
51から放出される低エネルギー電子線によりそれぞれ
個々の植物性食品個体表面が、万遍なく照射されること
になる。
【0031】ここで使用されている低エネルギー電子線
について検討すると、この低エネルギー電子線の透過力
は、電子線やガンマ線に比較してはるかに小さく、紫外
線と比較すると大きい性質を有している。また、香辛
料、ハーブ類、人参、玉ねぎ、じゃがいも、いんげん、
ピーマン等の乾燥野菜類などの植物性食品の場合、細
菌、カビ、微生物等は、それらの表面に付着育成してい
ることが多い。そこで、前記低エネルギー電子線を用い
て、当該植物性食品の表面に付着している細菌、カビ、
微生物等のみを殺菌し、当該植物性食品の内部に前記低
エネルギー電子線を透過させないことにより植物性食品
の香味、味、食品成分の劣化若しくは変質を防止してい
る。
【0032】電子線の場合、加圧電圧により、エネルギ
ー吸収係数(K値)と有効深さが定数的に定まるため、
1mm〜5mmの層厚に制御することが要求される。こ
れは形状、嵩比重の各々異なる植物性原料の場合至難で
あるので、菌汚染の大きい表面部を転動させることによ
り効果的に照射することで所期の目的を達成することが
できる。
【0033】このようにして処理された殺菌済みの植物
性食品は、搬送手段11のベルトコンベアー113上を
搬送されて収集手段13のコンベアー出口ホッパー13
1に落下する。コンベアー出口ホッパー131で集めら
れた殺菌済の植物性食品は、タンク132に貯留される
ことになる。
【0034】このような本発明の低エネルギー電子線に
より植物性食品の殺菌方法およびこれに用いられる殺菌
装置によれば、次のような利点がある。 (1)植物性食品の表面のみを殺菌するだけであり、香
味が散逸することがなく、植物性食品の品質を変質させ
ることがない。 (2)あらゆる植物性食品の殺菌に適する。 (3)薬品や過熱蒸気を使用するための設備が不要にな
り、ランニングコストを大幅に低くすることができる。
【0035】
【実施例】上記植物性食品の殺菌装置1において、電子
線照射装置5の走査管51の照射窓54と、振動装置3
のトラフ31の底面32までの高さは、例えば50〔m
m〕程度にしている。トラフ31の幅は、例えば500
〔mm〕程度で構成されている。また、ベルトコンベア
ー113の幅は、例えば600〔mm〕程度で構成され
ている。
【0036】〔処理量の計算〕植物性食品に低エネルギ
ー電子線を照射する場合のエネルギー吸収係数と有効透
過深さは、表1に示すようになっているものとする。
【0037】
【表1】
【0038】ここで、下記数式(1)を使用して処理面
積Sを算出する。まず、電子ボルトを500〔keV〕と
し、エネルギー吸収係数(ΔE/ΔR)を2.80〔Me
V・cm2/g 〕、電子流Iを20〔mA〕、照射効率ηを
90〔%〕、照射線量Dを10とすると、 S=W×V×60 =2.8×20×0.9×6000 =302,400〔cm2 /min 〕 として求めることができる。
【0039】よって、処理量は、302,400×0.
063×60/1000=1.144〔ton /hr〕で
算出できる。
【0040】 照射線量(D)=(エネルギー吸収係数)×電子流(mA)×照射効 率×103/処理面積(S)・・・・・・(1) 各電子ボルトについてそれぞれ算出すると、表2のよう
になる。
【表2】
【0041】また、上記植物性食品の殺菌装置1によ
り、低エネルギー電子線を照射して香辛料を処理した場
合の微生物数〔個/g〕を、表3に示す。
【0042】
【表3】 但し、層厚 3mm、500keV、20mAで処理
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る植物性
食品の殺菌方法は、植物性食品を回転させつつ移動さ
せ、植物性食品の回転、落下の際に植物性食品に対して
低エネルギー電子線を照射することにより、植物性食品
の表面をまんべんなく殺菌するので、次のような効果が
ある。
【0044】(1)植物性食品の表面のみを殺菌するだ
けであり、香味が散逸することがなく、植物性食品の品
質を変質させることがない。 (2)あらゆる植物性食品の殺菌に適する。 (3)薬品や過熱蒸気を使用するための設備が不要にな
り、ランニングコストを低くできる。
【0045】また、本発明に係る植物性食品の殺菌装置
は、振動装置で植物性食品を回転させつつ移動させると
ともに、前記振動装置により回転している植物性食品に
対して電子線照射装置から低エネルギー電子線を照射し
て植物性食品の表面のみを殺菌するため、次のような効
果を奏する。 (1)植物性食品の表面のみを殺菌するだけであり、香
味が散逸することがなく、植物性食品の品質を変質させ
ることがない。 (2)あらゆる植物性食品の殺菌に適する。 (3)薬品や過熱水蒸気を使用するための設備が不要に
なり、ランニングコストを低くできる。
【0046】また、本発明に係る植物性食品の殺菌装置
は、上記植物性食品の殺菌装置と同様な効果を奏する
外、植物性食品を搬入から殺菌終了までの一連の処理を
自動的に行うことができて衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物性食品の殺菌装置を一部を破
断させて示す斜視図である。
【図2】同植物性食品の殺菌装置の横断面図である。
【図3】同植物性食品の殺菌装置に使用する植物性振動
装置の構成例を示す正面図である。
【図4】同振動装置の側面図である。
【図5】同植物性食品の殺菌装置に使用する電子線照射
装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 植物性食品の殺菌装置 3 振動装置 5 電子線照射装置 7 筐体 9 食品供給手段 11 搬送手段 13 収集手段 31 トラフ 32 底面 33 側壁 34 緩衝機構 36 振動駆動源 37 電源 51 走査管 52 加速管 53 走査コイル部 55 フィラメント 56 フィラメント電源 57 分圧抵抗 58 高圧電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥状態の植物性食品に低エネルギー電
    子線を照射して前記植物性食品を殺菌する方法であっ
    て、 前記植物性食品を振動により一定の層厚に供給する工程
    と、 前記植物性食品をベルトコンベア上に落下、反転させ、
    この際、前記植物性食品の表面に低エネルギー電子線を
    照射する工程と、 前記低エネルギー電子線を照射した前記植物性食品を搬
    送、回収する工程とからなることを特徴とする前記植物
    性食品の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 植物性食品は天日又は機械的に乾燥さ
    れ、10mm以下の大きさに砕かれた香辛料、香草類、
    乾燥野菜類、ナッツ、乾燥果実及び生薬原料から選ばれ
    る少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載
    の植物性食品の殺菌方法。
  3. 【請求項3】 低エネルギー電子線の照射は、100万
    電子ボルト以下のエネルギーの電子線によって行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の植物性食品の殺菌方
    法。
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