JPH1119316A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH1119316A
JPH1119316A JP17443097A JP17443097A JPH1119316A JP H1119316 A JPH1119316 A JP H1119316A JP 17443097 A JP17443097 A JP 17443097A JP 17443097 A JP17443097 A JP 17443097A JP H1119316 A JPH1119316 A JP H1119316A
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JP17443097A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技結果価値の景品交換率を用いて遊技者の
興趣を向上させることを可能にする遊技用装置を提供す
ることである。 【解決手段】 遊技機での遊技において、所定の遊技履
歴の条件が成立したか否かが判断される(S95,S9
6,S98)。そして、所定の遊技履歴の条件が成立し
ていると判断された場合は、所定の遊技履歴の条件が成
立していないと判断された場合よりも遊技者にとって有
利な換金率(高い換金率)に換金率を決定する(S9
7,S99,S101)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用装置に関
し、詳しくは、パチンコ遊技機、コイン遊技機、あるい
は、スロットマシン等の各種の遊技機での遊技の結果と
して遊技者の所有となった遊技結果価値に対して景品交
換率を定めることが可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技機での遊技の
結果として遊技者の所有となったパチンコ玉等の遊技結
果価値に対して換金率等の景品交換率を定めることが可
能な遊技用装置があった。
【0003】遊技場では、遊技機の機種毎に遊技結果価
値の景品交換率を異ならせる場合があった。この種の遊
技用装置においては、遊技者所有の遊技結果価値を計数
し、計数した遊技結果価値に対して遊技機の機種毎に景
品交換率を定める処理がなされていた。このような処理
は、各遊技機毎に行なわれる場合と、各遊技機設置島毎
に行なわれる場合とがあった。従来のこの種の遊技用装
置では、遊技の結果として遊技者の所有となった遊技結
果価値に対して定められる景品交換率が遊技機の機種毎
に一定であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように遊技機の機
種毎に景品交換率が異なるようにされていることによ
り、遊技結果価値の景品交換率の高低に対する遊技者の
関心が高くなってきている。このため、遊技者の興趣が
向上する度合いは、遊技結果のみならず、遊技結果によ
り得られた遊技結果価値の景品交換率の高低によっても
左右されるものと考えられる。
【0005】しかし、前述したように従来の遊技用装置
では、遊技の結果として遊技者の所有となった遊技結果
価値に対して定められる景品交換率が遊技機の機種毎に
一定であったため、景品交換率に基づいて遊技者の興趣
を向上させることができなかったというのが実情であっ
た。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技結果価値の景品交換率を用
いて遊技者の興趣を向上させることを可能にする遊技用
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機での遊技の結果として遊技者の所有となった
遊技結果価値に対して景品交換率を定めることが可能な
遊技用装置であって、前記遊技機での遊技中に所定の遊
技履歴の条件が成立したか否かを判別する遊技履歴判別
手段と、該遊技履歴判別手段の判別結果に応じて、遊技
者の所有となった遊技結果価値の景品交換率を決定する
景品交換率決定手段とを含み、該景品交換率決定手段
は、前記所定の遊技履歴の条件が成立した場合に、前記
所定の遊技履歴の条件が成立していない場合よりも遊技
者にとって有利な景品交換率に遊技者所有の遊技結果価
値の景品交換率を決定することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技履歴判別手段は、前
記遊技機での遊技中に遊技者にとって不利となった所定
の遊技履歴の条件が成立したか否かを判別し、前記景品
交換率決定手段は、前記遊技者にとって不利となった所
定の遊技履歴の条件が成立した場合に、前記遊技者にと
って不利となった所定の遊技履歴の条件が成立していな
い場合よりも遊技者にとって有利な景品交換率に遊技者
所有の遊技結果価値の景品交換率を決定することを特徴
とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技履歴判別手段で判別
される前記所定の遊技履歴の条件は、複数段階の遊技履
歴の条件よりなり、前記景品交換率決定手段は、前記複
数段階の遊技履歴の条件のうちより、いずれの段階の遊
技履歴の条件が成立したかに応じた景品交換率に決定す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技履歴判
別手段の働きにより、遊技機での遊技中に所定の遊技履
歴の条件が成立したか否かが判別される。景品交換率決
定手段の働きにより、遊技履歴判別手段の判別結果に応
じて、遊技者の所有となった遊技結果価値の景品交換率
が決定される。景品交換率決定手段のさらなる働きによ
り、所定の遊技履歴の条件が成立した場合に、所定の遊
技履歴の条件が成立していない場合よりも遊技者にとっ
て有利な景品交換率に遊技者所有の遊技結果価値の景品
交換率が決定される。このように、所定の遊技履歴の条
件が成立したと判断された場合には、所定の遊技履歴の
条件が成立していないと判断された場合よりも遊技者に
とって有利な景品交換率に遊技者所有の遊技結果価値の
景品交換率が決定される。このため、遊技者が所定の遊
技履歴を持つ場合には、遊技結果価値の景品交換率が遊
技者にとって有利なものになるので、所定の遊技履歴を
持つ遊技者が遊技結果価値について期待感を持つように
なる。さらに、遊技履歴に応じて景品交換率が変化する
ので、遊技が面白味のあるものになる。さらに、景品交
換率の向上という付加価値を遊技に付与することが可能
になる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技履歴判別手段のさらなる働きにより、遊技機での遊技
中に遊技者にとって不利となった所定の遊技履歴の条件
が成立したか否かが判別される。景品交換率決定手段の
さらなる働きにより、遊技者にとって不利となった所定
の遊技履歴の条件が成立した場合に、遊技者にとって不
利となった所定の遊技履歴の条件が成立していない場合
よりも遊技者にとって有利な景品交換率に遊技者所有の
遊技結果価値の景品交換率が決定される。このように、
遊技者にとって不利となった遊技履歴を持つ遊技者に、
遊技者所有の遊技結果価値について、遊技者にとって不
利となった遊技履歴を持たない場合よりも遊技者にとっ
て有利な景品交換率が決定される。このため、遊技者に
とって不利な遊技履歴を持つ遊技者が、景品交換率の面
から救済される。これにより、遊技者にとって不利な遊
技履歴を持つ遊技者が遊技に対して不満を持つことを防
ぐことが可能になり、そのような遊技者の遊技意欲の低
下を防ぐことが可能になる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて次のように作用する。遊
技履歴判別手段で判別される所定の遊技履歴の条件が、
複数段階の遊技履歴の条件よりなる。景品交換率決定手
段のさらなる働きにより、複数段階の遊技履歴の条件の
うちより、いずれの段階の遊技履歴の条件が成立したか
に応じた景品交換率に決定される。このように、所定の
遊技履歴の条件が成立した場合に決定する遊技者にとっ
て有利な景品交換率が、成立した遊技履歴の条件の段階
に応じた景品交換率に決定されるため、遊技者の興趣が
より一層向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態におい
ては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明の対象となる遊技用装置が処理を行なう遊技結果価
値は、パチンコ遊技機で得られたものに限らず、コイン
遊技機、あるいはスロットマシン等のその他の遊技機で
得られる遊技結果価値も含まれる。つまり、本発明は、
遊技機での遊技の結果として遊技者の所有となった遊技
結果価値に対して景品交換率を定めることが可能な遊技
用装置であれば、すべての遊技用装置に適用可能であ
る。ここで、景品交換率とは、遊技者の所有となった遊
技結果価値を景品に交換する場合の交換率を意味し、玉
を景品としての金額に交換する場合の換金率および玉を
一般景品に交換する場合の一般景品交換率を含む概念で
ある。したがって、以下に示す換金率の取り扱いは、一
般景品交換率をも含む景品交換率の代表例として説明す
るものである。
【0014】第1実施形態 図1は、弾球遊技機(以下、単に遊技機という)6の設
けられた遊技機設置島1の正面図である。なお、紙面の
都合上、その一部のみを図示している。
【0015】遊技機設置島1には、複数の遊技機6が並
列して設置されており、各遊技機6の間には、それぞれ
の遊技機6に対応した玉返却装置3とカードユニット4
とが設けられている。さらに、遊技機設置島1の幕板1
a下方に位置する上部化粧板1bには、各遊技機6に対
応して呼出・発行装置2が設けられている。また、呼出
・発行装置2の側方には、各遊技機6に対応して会員・
ビジターカードリーダライタ8が設けられている。ま
た、各遊技機6と下部化粧板1cとの間には、遊技者が
遊技で得た遊技結果価値であるパチンコ玉を一時的に貯
め、遊技者の操作により回収してその数を計数するため
の玉箱5が、それぞれの遊技機6に対応して設けられて
いる。
【0016】遊技機6は、たとえば、パチンコ玉を使用
して遊技が行なわれるパチンコ遊技機である。遊技を開
始する際に必要となるパチンコ玉は、全国共通カード
(以下、共通カードという)をカードユニット4のカー
ド挿入口4aに挿入して所定の玉貸操作を行なうことに
より貸し出される。すなわち、遊技者の玉貸操作に応じ
てカード挿入口4aに挿入された共通カードから所定額
のカード残高が引落されて、引落残高に相当する数のパ
チンコ玉が遊技機6に備えられた賞球玉貸装置(図示せ
ず)から上皿6bに貸出される。上皿6bにパチンコ玉
の存在する状態で打球操作ハンドル6dを操作すれば、
パチンコ玉が1発ずつ遊技領域6aに弾発発射される。
【0017】また、会員・ビジターカードリーダ8は、
遊技場の会員の遊技者に発行される会員カードまたは会
員以外のビジターの遊技者に貸出されるビジターカード
から情報の読出しを行なう装置である。遊技者は、遊技
を行なう際に会員カードまたはビジターカードを会員・
ビジターカードリーダ8に挿入する。このように会員カ
ードまたはビジターカードを会員・ビジターカードリー
ダ8に挿入することが、遊技機6での遊技を行なうため
の1つの条件である。会員・ビジターカードリーダ8に
会員カードが挿入された場合、会員の遊技者は、会員に
付与される所定の特典を得ることができる。ビジターカ
ードは、1日を限度としてビジターの遊技者に貸出さ
れ、遊技者が遊技場から退場する場合に遊技者から遊技
場側に返却される。会員カードは、会員の身元を特定で
きる情報を記憶しており、ビジターカードは、カードN
o.を記憶している。
【0018】遊技領域6aには、複数種類の図柄の可変
表示が行なわれるいわゆる可変表示装置65、可変入賞
球装置66、始動入賞口67、および、その他の入賞口
などが設けられている。たとえば、遊技領域6aに打込
まれた打玉が所定の始動入賞口67に入賞することに基
づいて可変表示装置65の可変表示結果が導出表示され
る。このように打玉が始動入賞口67に入賞することを
始動入賞という。そして、可変表示装置65で予め定め
られた大当り図柄の組み合わせ(たとえば777など)
が導出表示されれば、遊技者にとって有利な特定遊技状
態である大当りが発生して可変入賞球装置66に打玉を
入賞させることが可能な大当り制御が開始される。
【0019】また、大当り図柄の中でも特に定められた
確変図柄で大当りが発生した場合には、その後、大当り
確率が高くなる確変(確率変動)が発生する。この確変
は、たとえばその後、少なくとも大当りが2回発生する
まで継続し、2回目の大当り制御終了後に大当り確率が
通常のものに復帰する。また、確変中にさらに確変図柄
で大当りが発生した場合には、その後さらに大当りが2
回発生するまで確変が継続する。
【0020】また、遊技機6の可変表示装置65の可変
表示中においては、リーチ状態が表示される場合があ
る。ここで、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表
示装置を有し、該可変表示装置が時期を異ならせて複数
の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定め
られた特定の表示態様の組合せとなった場合に、遊技状
態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機に
おいて、前記複数の表示結果の一部がまだ導出表示され
ていない段階で、既に導出表示されている表示結果が前
記特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表
示状態をいう。また、別の表現をすれば、リーチとは、
表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可変表示
装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合
せになった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特
定遊技状態となる遊技機において、前記可変表示装置の
表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前記特定
の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態様にな
ったと遊技者に思わせるための表示態様をいう。そし
て、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状
態を維持しながら複数の前記可変表示部による可変表示
を行なう状態もリーチ表示状態に含まれる。さらにリー
チの中には、それが出現すると、通常のリーチに比べ
て、大当りが発生しやすいものがある。このような特定
のリーチをスーパーリーチという。
【0021】可変入賞球装置66、始動入賞口67、ま
たは、その他の入賞口にパチンコ玉が入賞すれば、遊技
機6の上皿6bに所定数の賞品玉が払い出される。上皿
6bをオーバフローするパチンコ玉は自動的に下皿6c
へ落入する。下皿6cには、パチンコ玉を玉箱5へ移動
させるための下皿玉抜レバー60が設けられている。遊
技者が必要に応じて下皿玉抜レバー60をスライド操作
することにより、下皿6cに貯留されているパチンコ玉
が玉箱5へ案内される。
【0022】玉箱5は、遊技者が獲得したパチンコ玉を
一時的に保管するためのものであり、上皿6bや下皿6
cに比較してより多くの玉を貯留させることのできる貯
留スペースを有する。また、玉箱5は、遊技機設置島1
の内部で下部化粧板1cの裏面側に設けられた玉回収樋
と連通しており、玉計数レバー5aをスライド操作する
ことにより玉箱5内のパチンコ玉が玉回収樋に回収され
る。回収されたパチンコ玉は内部で計数され、その計数
値が持点として玉箱5の玉数表示部5bに累積して表示
される。なお、玉数表示部5bは、たとえばLEDで構
成されたドットマトリックス表示器である。
【0023】遊技中にパチンコ玉が残り少なくなった場
合には、再度玉貸操作を行なって貸玉を上皿6bに補充
してやる必要がある。しかしながら、遊技者が持点を所
有している場合には、この持点を引き落として玉返却口
3aからパチンコ玉の返却を受けることも可能である。
玉返却装置3には、持点を引落としてパチンコ玉の返却
を受けるための玉返却スイッチ3bが設けられており、
遊技者がこの玉返却スイッチ3bを操作することによ
り、持点が引落されて玉返却口3aからパチンコ玉が上
皿6bに供給される。なお、3cは自動返却スイッチで
ある。この自動返却スイッチ3cを押圧操作すれば、自
動玉返却モードとなり、上皿6bの貯留玉が一定量以下
となることを条件に自動的に持点の引落処理が実行され
て玉返却口3aからパチンコ玉が上皿6bに供給され
る。また、再度自動返却スイッチ3cを押圧操作するこ
とにより、自動玉返却モードは解除される。
【0024】玉数表示部5bに表示されている持点を最
終的に精算するためには、呼出・発行装置2の出玉カー
ド発行スイッチ2cを押圧操作すればよい。出玉カード
発行スイッチ2cを押圧操作することにより、玉数表示
部5bに表示されている持点を特定可能な情報の記録さ
れた出玉カードが出玉カード発行口2bより発行され
る。たとえば、出玉カードを遊技場のサービスカウンタ
で係員に手渡すことにより、遊技者は出玉カードに記録
されている持点と引き換えに所望の景品を入手すること
ができる。なお、2aは、遊技機6で玉づまりその他の
異常が発生している場合や、不正な計数操作が行なわれ
ている可能性のあるときなどに点滅するなどしてその旨
を遊技場の係員に報知するための呼出表示部である。
【0025】なお、この実施の形態中で「記録」という
場合は、メモリ等に情報を記憶させる場合の記録と、紙
等に情報を印字する場合の記録との両方を含む概念を意
味する。
【0026】ところで一般遊技場においては、大当り制
御期間中は遊技者に多量のパチンコ玉が払い出される可
能性があるため、遊技の射倖性を抑制するなどの目的か
ら大当り制御が実行されるなどして払い出されたパチン
コ玉を大当り制御終了後の遊技に継続して使用する、い
わゆる持玉遊技を制限する場合がある。
【0027】本実施形態では、この持玉遊技を制限する
方式(持玉遊技方式)としてたとえば、大当り制御が1
回終了する毎に遊技者にパチンコ玉の精算を義務づける
1回交換方式、遊技機6で確変(確率変動)が生じてい
る期間中は持玉遊技を許容し確変終了後にパチンコ玉の
精算を義務づける確変ラッキー方式、予め定められたラ
ッキーナンバー(確変図柄を含む)で大当りが発生した
場合には持玉遊技を許容し予め定められたアンラッキー
ナンバーで大当りが発生した場合にはその大当り終了後
にパチンコ玉の精算を義務づけるラッキーナンバー方
式、持玉遊技を無制限に許容する無制限方式のうち、い
ずれかを設定部11(図3参照)の選択設定操作により
選択可能である。
【0028】そして、大当り制御が終了して持玉遊技方
式に応じた持玉遊技終了条件が成立すれば、遊技機6に
設けられた所定の入力端子(図示省略)に、打止指令信
号が入力される。打止指令信号が入力端子に入力されれ
ば、遊技機6の打球操作ハンドルを駆動する打球モータ
(駆動モータ)あるいは打球ソレノイドが停止されるな
どして、遊技機6が遊技不能動状態となる。そして、ス
ピーカー7からパチンコ玉の精算を促す報知が行なわれ
る。遊技者がこれに応じ、玉計数レバー5aを操作して
パチンコ玉の計数処理を行ない、さらに出玉カード発行
スイッチ2cの押圧操作により、その持点を出玉カード
として発行すれば、再び打球操作ハンドル6dの操作が
有効となり遊技不能動状態が解除される。同一の遊技機
6で遊技を継続したい遊技者は、たとえば共通カードか
ら新たなカード残高を引落して玉貸操作を行なうことに
なる。なお、スピーカー7からの報知に応じて玉計数レ
バー5aを操作してパチンコ玉の計数処理を行なった場
合には、出玉カード発行スイッチ2cの押圧操作の有無
にかかわらず、持点を特定可能な情報の記録された出玉
カードが出玉カード発行口2bより発行されるように構
成してもよい。
【0029】このようにこの実施形態によれば、持玉遊
技終了条件が成立すれば、パチンコ玉の精算を行なわな
い限り遊技を続行することができないように制御される
ため、遊技場側で予め定めた遊技ルールを確実に遊技者
に履行させることができる。また、これにより、遊技場
の係員などが遊技場内を巡回して持玉遊技終了条件の成
立している遊技機をチェックしたり、遊技ルールを無視
して遊技を行なう者がいないかどうかをチェックをした
りする手間が省ける。
【0030】さらに、この実施形態では、遊技者が他人
から譲渡されたパチンコ玉や他の遊技機で所有したパチ
ンコ玉を玉箱5に投入して計数することを防止するべ
く、遊技者が遊技機6での遊技の結果として玉箱5、上
皿6b、下皿6cなどに所有していると考えられるパチ
ンコ玉数(計数されていないパチンコ玉数)が算出さ
れ、遊技者が遊技の結果所有したすべてのパチンコ玉
(以下、持玉ともいう)を計数済であると判断できる場
合には玉計数レバー5aのスライド操作が不能動化され
るように構成されている。
【0031】これにより、たとえば、換金率の異なるパ
チンコ玉が他の遊技機や遊技機設置島などから持ち込ま
れて計数されてしまうことなどを防止できる。さらに、
遊技が行なわれることなく不正に持ち込まれたパチンコ
玉が計数されてしまう不都合をも防止できる。
【0032】図2は、遊技機設置島1に設置された遊技
機6と玉箱5との関係を説明するための要部断面図であ
る。遊技機6は、遊技機設置島1と遊技台支持部1eに
より固定されている。また、玉箱5は、玉箱取付部1d
を介して固定ピン54により遊技機設置島1に固定され
ている。
【0033】上皿6bには、玉返却口3aから供給され
たパチンコ玉を打球発射位置へ案内するための上皿玉通
路部63が設けられている。上皿玉通路部63は、パチ
ンコ玉を打球発射位置へ導くために緩やかに傾斜してお
り、その最下端位置に上皿玉検出器64が設けられてい
る。この上皿玉検出器64は、上皿玉通路部63にパチ
ンコ玉が残っているか否かを検出するために利用され
る。
【0034】下皿6cには、上皿6bからオーバフロー
したパチンコ玉や遊技領域6aにまで到達しなかったフ
ァール玉を一時的に貯留するための下皿玉貯留部61が
形成されている。下皿玉貯留部61の下方には、下皿玉
貯留部61内のパチンコ玉を玉箱5へ案内するための開
口が設けられており、この開口が下皿玉抜レバー60と
一体的に形成された抑止片で閉塞されている。そして、
下皿玉抜レバー60をスライド操作することにより、こ
の閉塞が解かれて下皿玉貯留部61内のパチンコ玉が玉
箱5へ落入する。62は、下皿玉貯留部61に残留して
いるパチンコ玉を検出するための下皿玉検出器である。
【0035】玉箱5には、下皿6cから落入したパチン
コ玉を貯留するための玉箱部50が形成されている。玉
箱部50の側部下方には、計数レバー5aと一体的に形
成された抑止片で閉塞される開口が設けられている。そ
して、計数レバー5aをスライド操作することにより開
口の閉塞が解かれて玉箱部50内の貯留玉が開口から整
流通路55に案内される。整流通路55に案内されたパ
チンコ玉は整流レール51で整列して整流通路55の傾
斜に沿って遊技機設置島1内部に案内される。遊技機設
置島1の内部に案内されたパチンコ玉は整流通路55に
設けられた玉計数器52で1つずつ検出される。そし
て、その後、遊技機設置島1内部の玉回収樋(図示省
略)に案内される。
【0036】5dは、計数レバー5aのスライド操作を
禁止するための計数禁止部である。計数禁止部5dは、
たとえばソレノイドで構成されている。そして、当該ソ
レノイド5dが消磁されることでソレノイド内部に吸引
されていた軸がソレノイド外部に突出して計数レバー5
aを固定する。これにより、計数レバー5aのスライド
操作が禁じられる。一方、当該ソレノイド5dが励磁さ
れることで軸が内部に吸引されて計数レバー5aのスラ
イド操作が許容される。
【0037】図3は、遊技機設置島1のシステムブロッ
ク図である。ホール用管理コンピュータである管理コン
ピュータ200により、遊技場における各種情報が管理
される。遊技機設置島1には、呼出・発行装置2の制
御、玉箱5の制御、および、遊技機6の打止制御等の各
種制御を行なう制御装置10が設けられている。11
は、制御装置10の制御動作を設定するための設定部で
ある。本実施の形態ではたとえば制御装置10は、各遊
技機6などに対応して個別に設けられており、設定部1
1は、各制御装置10毎に設けられている。
【0038】設定部11では、たとえば遊技場の係員に
よる操作により、制御装置10で制御される遊技機6の
持玉遊技方式を設定できる。たとえば遊技場の係員など
が予め設定部11に登録されている設定値の中から所望
の設定値を選択することにより、持玉遊技方式を、1回
交換方式、確変ラッキー方式、ラッキーナンバー方式、
無制限方式のいずれかに設定できる。また、設定部11
では、後述するように決定されるパチンコ玉の換金率の
設定内容を変更設定することも可能である。
【0039】玉計数器52から制御装置10へは計数情
報が出力される。制御装置10はこの計数情報をカウン
トして持点を算出する。そして、この持点を制御装置1
0内部で計数値として記憶する。この計数値は、出玉カ
ードに記録すべき出玉数を特定するために利用されると
ともに、遊技者が持玉遊技方式に従って遊技を行なって
いるか否かを判断するのに利用される。
【0040】玉箱5の制御用マイクロコンピュータ5c
から制御装置10へは玉箱検出情報が入力される。制御
装置10は、この検出情報により、玉箱5にパチンコ玉
が残っているか否かを把握する。一方、制御装置10か
ら玉箱5の制御用マイクロコンピュータ5cへは、LE
D情報が出力される。LED情報は、玉箱5から回収さ
れて計数されたパチンコ玉数を玉数表示部5bに表示さ
せるための制御用情報である。
【0041】遊技機6から制御装置10へは、各種遊技
情報,上皿検出情報,下皿検出情報がそれぞれ出力され
る。特に図示する遊技情報は、遊技機6の遊技制御基板
(図示省略)から出力される。遊技制御基板から出力さ
れる遊技情報には、大当りの発生および大当り制御の終
了を示す大当り情報、確変の発生および終了を示す確変
情報、大当りが発生した場合の大当り図柄を示す大当り
図柄情報、始動入賞の発生を示す始動入賞情報などの各
種情報が含まれる。制御装置10は、これらの大当り情
報、確変情報、大当り図柄情報などの遊技情報により、
遊技機6の遊技状態を把握する。
【0042】払出玉検出器12から制御装置10へは、
遊技情報の一例となる払出玉検出情報が出力される。払
出玉検出器12は遊技者に払出されたパチンコ玉を検出
するものである。払出玉検出器12は、遊技機6の賞球
玉貸装置(図示省略)に設けられており、賞球の場合に
のみ払出玉検出情報が制御装置10へ出力されるように
構成されている。
【0043】打込玉検出器13から制御装置10へは、
遊技情報の一例となる打込玉検出情報が出力される。打
込玉検出器13は遊技機6の遊技領域6aに打ち込まれ
たパチンコ玉を検出するものである。打込玉検出器13
は、たとえば、遊技機6の玉排出樋(図示省略)と遊技
機設置島1の玉回収樋(図示省略)との間に設けられて
いる。
【0044】制御装置10は、たとえば大当り情報また
は確変情報が入力されたことに基づいて、打込玉検出情
報および払出玉検出情報のカウント動作を開始して遊技
機6で遊技に使用されたパチンコ玉の数(打込玉数)
と、遊技機6から遊技者に払い出されたパチンコ玉の数
(払出玉数)とを特定する。そして、この打込玉数と払
出玉数とから遊技者が遊技の結果所有した持玉数である
差数を演算する。
【0045】差数=払出玉数−打込玉数 この差数が0よりも多い場合には、遊技者は遊技による
利益を得ていると判断できる。
【0046】なお、パチンコ玉の一部が遊技途中で精算
された場合には、精算後の差数は、 精算後の差数=精算前の差数−精算された玉数(精算時
の計数値) となる。すなわち、差数は、遊技の開始から精算が行な
われるまでの間に遊技者が遊技の結果所有したパチンコ
玉数である。
【0047】さらに、制御装置10は、この差数から内
部に記憶している計数値(持点)を差し引いて、遊技者
が遊技で所有した持玉のうち、未だ計数操作をすること
なく玉箱5、上皿6b、下皿6cなどに貯留させている
と考えられるパチンコ玉数を計算する。説明の都合上、
このパチンコ玉を未計数玉と呼ぶ。
【0048】 計算上の未計数玉の数=差数−計数値(持点) 差数が0よりも多く、また、計算上の未計数玉の数が少
なくとも0よりも多い場合には、遊技の結果遊技者の所
有となった持玉であって遊技者が持点に変換していない
パチンコ玉が玉箱5などに残っているものと判断でき
る。そこでこの場合には、制御装置10は、計数許容情
報を玉箱5の制御用マイクロコンピュータ5cへ出力す
る。制御用マイクロコンピュータ5cは、計数許容情報
が入力されていることに基づいて、ソレノイド5dを励
磁し、玉計数レバー5aのスライド操作を許容する。こ
れにより、遊技者は、玉計数レバー5aをスライド操作
して玉箱5内のパチンコ玉を持点に変換することが可能
となる。
【0049】一方、差数が0以下の場合には、遊技者は
遊技による利益を得ておらず、パチンコ玉の計数を許容
する必要はないと判断できる。そこでこの場合には、制
御装置10は、計数禁止情報を玉箱5の制御用マイクロ
コンピュータ5cへ出力する。制御用マイクロコンピュ
ータ5cは、計数禁止情報が入力されていることに基づ
いて、ソレノイド5dを消磁し、玉計数レバー5aのス
ライド操作を禁止する。これにより、他店から持ち込ま
れたパチンコ玉や他人から譲渡されたパチンコ玉が計数
されてしまうことが防止される。
【0050】ところで、未計数玉の数が0未満となるこ
とは、現実には考えられない。玉箱5などに負数のパチ
ンコ玉が存在することはありえないからである。しかし
ながら、貸玉の存在などにより計数値が差数よりも多少
多くなって計算上の未計数玉の数(差数−計数値)が負
数となる場合がある。さらに、この計算上の未計数玉の
数が負数となっていても、実際には、まだ未計数玉が残
っている可能性がある。そこで制御装置10は、計算上
の未計数玉の数が0未満となっている場合でも所定の許
容範囲内で計数を許容し、計数許容情報を玉箱5の制御
用マイクロコンピュータ5cへ出力する。
【0051】一方、計算上の未計数玉の数が、所定の許
容範囲外である負数となる場合には、たとえば、玉貸動
作が必要以上に行なわれて、貸玉ばかりが大量に計数さ
れ続けていたり、不正に持ち込まれた多量のパチンコ玉
が計数されている可能性がある。差数はさほど大きくな
いにもかかわらず、計数値のみが異常に大きくなるため
である。
【0052】そこでこのような場合には、異常または遊
技者の不正が発生しているものとみなして、エラー報知
情報を呼出・発行装置2などへ出力する。これにより、
エラー報知が呼出・発行装置2で行なわれる。さらに、
制御装置10は、計数禁止情報を玉箱5の制御用マイク
ロコンピュータ5cへ出力して、計数操作を禁止する。
【0053】また、制御装置10は、大当り情報または
確変情報が入力されている間は、差数の大きさいかんに
かかわらず、計数許容情報を玉箱5の制御用マイクロコ
ンピュータ5cへ出力する。制御用マイクロコンピュー
タ5cは、計数許容情報が入力されていることに基づい
て、玉計数レバー5aのスライド操作を許容する。これ
により、遊技者は、玉計数レバー5aをスライド操作し
て玉箱5内のパチンコ玉を持点に変換することが可能と
なる。大当り情報または確変情報が入力されている間、
玉計数レバー5aのスライド操作を許容するのは、大当
り期間や確変期間といった遊技者にとって有利な遊技状
態においては、遊技者に多量のパチンコ玉が払出される
ことが予想されるためである。
【0054】呼出・発行装置2から制御装置10へは、
操作情報が入力される。操作情報は、出玉カード発行ス
イッチ2cの押圧操作に基づいて出力される情報であ
る。制御装置10は、操作情報の入力に基づいて遊技者
に付与すべき出玉数および換金率を算出し、これをカー
ドR/W制御情報に含めて呼出・発行装置2へ出力す
る。呼出・発行装置2は、このカードR/W制御情報の
入力に基づいて出玉カードを出玉カード発行口2cから
発行する。出玉カードが発行されれば、その旨がカード
R/W情報として呼出・発行装置2から制御装置10へ
出力される。これにより、制御装置10は出玉カードの
発行処理が終了して、精算が終了したことを把握する。
そして、遊技者がすべての持玉の精算を終了していると
判断できる場合には、計数禁止情報を玉箱5の制御用マ
イクロコンピュータ5cへ出力する。これにより、遊技
が終了された遊技機6で、他人から譲渡されたパチンコ
玉や他の遊技機で所有したパチンコ玉、あるいは、不正
に持ち込んだパチンコ玉が計数されてしまうことが防止
できる。
【0055】上皿検出情報は、上皿6bに設けられた上
皿玉検出器64から出力される情報である。また、下皿
検出情報は、下皿6cに設けられた下皿玉検出器62か
ら出力される情報である。制御装置10は、これらの検
出情報により、上皿6bまたは下皿6cにパチンコ玉が
残っているか否かを把握する。
【0056】会員・ビジターカードリーダ8に会員カー
ドが挿入されている場合には、会員・ビジターカードリ
ーダ8から制御装置10に、会員番号等の会員カードか
ら読出された会員情報が入力される。会員番号は、会員
のシリアルナンバーであり、各会員カードに記憶されて
いるとともに管理コンピュータ200にも記憶されてい
る。また、会員・ビジターカードリーダ8にビジターカ
ードが挿入されている場合には、会員・ビジターカード
リーダ8から制御装置10に、ビジター番号等のビジタ
ーカードから読出されたビジター情報が入力される。ビ
ジター番号は、会員以外のビジターを特定するためのシ
リアルナンバーであり、各ビジターカードに記憶されて
いるとともに管理コンピュータ200にも記憶されてい
る。
【0057】管理コンピュータ200は、会員番号に基
づいて会員の個人情報を管理するとともに、ビジター番
号に基づいてビジターの個人情報を管理する。
【0058】制御装置10は、遊技機6から入力される
各種遊技情報により遊技機6の遊技状態を監視し、設定
されている持玉遊技方式に応じた制御を行ない、持玉遊
技を許容すべきものか否かを判断する。そして、大当り
制御の終了などにより持玉遊技を禁止すべき状態となれ
ば打止指令信号を遊技機6に出力する。遊技機6には、
打止指令信号を入力するための入力端子(図示省略)が
設けられている。打止指令信号が入力端子に入力されれ
ば、遊技機6の打球操作ハンドルを駆動する駆動モータ
の駆動が停止され、遊技機6が遊技不能動状態となる。
具体的には、打止指令信号が入力されると打球操作ハン
ドルを駆動する駆動モータの電力供給をON/OFFす
るリレーが作用して電力の供給をOFFにする。それに
より駆動モータは停止する。さらに制御装置10はスピ
ーカー7に音声信号を出力する。これによりスピーカー
7からは、パチンコ玉を精算しなければ遊技を続行でき
ない旨の報知音が発っせられる。遊技者がこの報知に応
じて玉計数レバー5aなどを操作してパチンコ玉の精算
処理を実行すれば、制御装置10から呼出・発行装置2
にカードR/W制御情報が出力され、呼出・発行装置2
の出玉発行口2bから出玉カードが発行されて精算処理
が終了する。制御装置10は、呼出・発行装置2からカ
ードR/W情報を受信することによりその旨を把握し、
打止指令信号の出力を停止する。これにより、遊技機6
の打球操作ハンドルを駆動する駆動モータが駆動可能と
なり、遊技不能動状態が解除される。具体的には、上述
のリレーが作用して電力の供給をONにすることにより
駆動モータが駆動可能な状態になる。
【0059】また、制御装置10は、会員・ビジターカ
ードリーダ8から入力された会員情報に基づいて会員カ
ードを使用している遊技者が会員であるか否かの判断を
行なうために、会員情報の照合を要求する照合要求情報
を管理コンピュータ200に送信する。また、同様に、
制御装置10は、会員・ビジターカードリーダ8から入
力されたビジター情報に基づいてビジターが正規のビジ
ターカードを使用しているか否かの判断を行なうため
に、ビジター情報の照合を要求する照合要求情報を管理
コンピュータ200に送信する。
【0060】そのような照合要求情報には、会員情報ま
たはビジター情報の照合を求める旨を示す情報および照
合の対象となる会員番号等の会員情報またはビジター番
号等のビジター情報が含まれる。また、会員・ビジター
カードリーダ8から制御装置10には、会員・ビジター
カードリーダ8の動作状態を示す動作状態情報が与えら
れる。この動作状態情報に基づいて、制御装置10は、
会員・ビジターカードリーダ8に会員カードまたはビジ
ターカードが挿入されているか否かを判別可能である。
さらに、制御装置10は、会員・ビジターカードリーダ
8に会員カードが挿入されている場合に、会員利用情報
を送信する。また、制御装置10は、会員・ビジターカ
ードリーダ8にビジターカードが挿入されている場合
に、ビジター利用情報を送信する。
【0061】会員利用情報には、会員を特定する会員番
号の情報および会員が現在遊技をしている旨を示す情報
が含まれている。また、ビジター利用情報には、ビジタ
ー番号の情報およびビジターが現在遊技をしている旨を
示す情報が含まれている。
【0062】管理コンピュータ200では、照合要求情
報を受けた場合に、照合要求に応じて会員またはビジタ
ーについての情報の照合を行なう。照合対象が会員であ
る場合には、照合対象の会員情報と、管理コンピュータ
200において管理している会員情報とを照合し、その
照合結果を示す照合結果情報を制御装置10へ返信す
る。また、照合対象がビジターである場合には、照合対
象のビジター情報と、管理コンピュータ200において
管理しているビジター情報とを照合し、その照合結果を
示す照合結果情報を制御装置10へ返信する。
【0063】制御装置10では、照合結果情報が示す照
合結果に基づいて、遊技者が正規の会員であるか否かの
判定または遊技者が正規のビジターカードを使用してい
るか否かの判定を行なう。そして、制御装置10から会
員・ビジターカードリーダ8へは制御情報が入力され
る。この制御情報には、会員・ビジターカードリーダ8
における情報の読出し動作を制御するための動作制御情
報が含まれる。また、管理コンピュータ200では、会
員利用情報に基づいて、会員毎の遊技機の使用時間であ
る遊技時間を累積記憶し、会員の利用状況を管理する
等、会員の各種個人情報を管理する。玉返却装置3から
制御装置10へは、玉返却スイッチ情報およびモード変
更情報が出力される。玉返却スイッチ情報は、玉返却ス
イッチ3bの押圧操作に基づいて出力される情報であ
り、モード変更情報は自動返却スイッチ3cの押圧操作
に基づいて出力される情報である。制御装置10は、玉
返却スイッチ情報の入力に基づき、持点が存在すること
を条件に持点から所定値を引き落として玉返却装置3に
玉返却装置制御情報の一例となる玉返却コマンドを出力
する。玉返却装置3は、この玉返却コマンドに基づいて
所定個数のパチンコ玉を玉返却口3aから上皿6bに返
却する。また、制御装置10は、モード変更情報の入力
に基づき、玉返却装置3の玉返却モードを手動モードか
ら自動玉返却モードへ、また自動玉返却モードから手動
モードへ、交互に変更する。玉返却モードが自動玉返却
モードとなっている場合には、玉箱検出情報,上皿検出
情報,下皿検出情報のいずれもが制御装置10に入力さ
れないことを条件に自動的に玉返却コマンドが玉返却装
置3に出力される。
【0064】また、制御装置10は打止指令信号を出力
中の場合には、玉返却装置3へ玉返却装置制御情報の一
例となる、玉返却禁止コマンドを出力する。これによ
り、玉返却装置3では打止期間中、玉の返却動作が禁止
される。
【0065】遊技機6から呼出・発行装置2へは、玉詰
まり、その他の遊技機6の異常発生を表す遊技情報が出
力される。呼出・発行装置2はこの情報種類に応じて呼
出表示部2aを点灯あるいは点滅させる。
【0066】図4は、制御装置10のブロック図であ
る。制御装置10は、制御プログラム104aの記憶さ
れたROM104、払出玉カウンタ103a,打込玉カ
ウンタ103b、計数値カウンタ103c、差数カウン
タ103dなどの各種演算用カウンタの記憶されたRA
M、各種演算処理を実行するCPU100、各種情報を
入力する入力ポート101、各種情報を出力する出力ポ
ート102、LED回路106、音声合成回路105な
どから構成されている。
【0067】CPU100は、入力ポート101に入力
される各種情報に応じ、ROM104に記憶された制御
プログラム104aに従い以下の処理を実行する。
【0068】大当り情報の入力により大当り制御が開始
したことを把握し、大当り情報の入力停止により大当り
制御が終了したことを把握する。確変情報の入力により
確変が開始したことを把握し、確変情報の入力停止によ
り確変が終了したことを把握する。大当り図柄情報の入
力により大当り発生時の大当り図柄を把握する。
【0069】上皿検出情報の入力の有無に基づいて上皿
6bにパチンコ玉が残っているか否かを把握する。下皿
検出情報の入力の有無に基づいて下皿6cにパチンコ玉
が残っているか否かを把握する。玉箱検出情報の入力の
有無に基づいて玉箱5にパチンコ玉が残っているか否か
を把握する。
【0070】計数情報の入力に応じて計数値カウンタ1
03cのカウンタ値を加算更新するとともに、そのカウ
ンタ値を持点として玉箱5の玉数表示部5bに表示させ
るためのLED情報を、LED回路から出力ポート10
2を介して出力する。また、入力ポート101に大当り
情報や確変情報が入力されている場合、または、差数が
0よりも多い場合には、打込玉検出情報の入力に応じて
打込玉カウンタ103bのカウンタ値を減算更新し、払
出玉検出情報の入力に応じて払出玉カウンタ103aの
カウンタ値を加算更新する。そして、払出玉カウンタ1
03aのカウンタ値から打込玉カウンタ103bのカウ
ンタ値を減算し、その値を差数カウンタ103dのカウ
ンタ値として記憶する。
【0071】操作スイッチ(出玉カード発行スイッチ)
2cが操作されたことに基づいて入力される情報に応じ
て、計数値カウンタ103cのカウンタ値に基づいた精
算処理のためにカードR/W処理を実行する。すなわ
ち、計数値カウンタ103cのカウンタ値および換金率
を含むカードR/W制御情報を出力ポート102から呼
出・発行装置2へ出力した後、差数カウンタのカウンタ
値から計数値カウンタ103cのカウンタ値を減算した
値を新たな差数カウンタのカウンタ値として記憶する。
そして、その後、計数値カウンタ103cのカウンタ値
をリセットする。
【0072】玉返却スイッチ3bが操作されたことに基
づいて入力される情報に応じて、計数値カウンタ103
cのカウンタ値を減算更新し、出力ポート102から玉
返却装置制御情報を玉返却装置3へ出力する。
【0073】カードR/W情報の入力に基づいて、出玉
カードが正常に発行されたか否かなど、呼出・発行装置
2の制御状況を把握する。
【0074】さらに、差数カウンタ103dのカウンタ
値が0未満の場合には出力ポート102から計数禁止情
報を出力する。差数カウンタ103dのカウンタ値が0
以上の場合には、差数カウンタ103dのカウンタ値か
ら計数値カウンタ103cのカウンタ値を差し引いて未
計数玉数を演算する。そして、未計数玉数が前述した所
定の許容値(所定の負数でたとえば−100)よりも大
きい場合には計数許容情報を、前記所定の許容値未満の
場合には計数禁止情報を、それぞれ出力ポート102か
ら出力する。なお、大当り情報または確変情報が入力ポ
ート101に入力されている間は、無条件に計数許容情
報を出力する。これらの、計数許容情報または計数禁止
情報の出力タイミングに関する制御は、計数許容禁止プ
ログラム104cに従って実行されている。
【0075】また、入力ポート101に入力される設定
情報に基づいて持玉遊技方式を把握する。そして、RO
M104に記憶されている制御プログラム104aの中
からその方式に応じた打球禁止解除プログラム104b
を実行する。すなわち、持玉遊技方式に応じて定められ
た持玉遊技終了条件が成立すれば、出力ポート102か
ら打止指令信号を出力する。そして、差数カウンタ10
3dのカウンタ値である差数と、計数値カウンタ103
cのカウンタ値である計数値とを利用して、遊技の結果
として遊技者に付与されたパチンコ玉の大部分がすでに
玉箱5から回収され、計数されているか否かを判断す
る。より具体的には、たとえば、「計数値≧差数−2
0」の関係が成立するかどうかを判断する。この判断に
より、遊技者が遊技ルールに従って精算動作(玉計数レ
バー5bの操作)をしているか否かを把握できる。そし
て、「計数値≧差数−20」の関係が成立する場合には
遊技者が精算動作をしているものとみなし、打止指令信
号の出力を停止する。これにより、遊技機6での継続遊
技が許容されることになる。一方、「計数値≧差数−2
0」の関係が成立しない場合には遊技者が精算動作をし
ていないものとみなし、音声合成回路105から出力ポ
ート102を介して音声情報を出力する。これによりス
ピーカー7から、精算動作を促す報知が行なわれる。遊
技者がこの報知に応じて精算動作を行なえば、出力ポー
ト102からカードR/W制御情報が出力される。そし
て、呼出・発行装置2で出玉カードが発行されたことが
カードR/W情報の入力により把握されれば、払出玉カ
ウンタ103a,打込玉カウンタ103b、計数値カウ
ンタ103cのカウンタ値をリセットし、打止指令信号
の出力を停止する。ここで「計数値≧差数−20」とし
たのは、遊技者が出玉を誤って遊技機外へこぼしてしま
ったり、賞球の払い出し時にその賞球が勢い余って上皿
6bから飛び出すことなどの不測の差数の変化に対応す
るためである。
【0076】なお、差数と計数値との関係において「計
数値≧差数−20」の関係が成立しない場合であって
も、上皿検出情報,下皿検出情報,玉箱検出情報のう
ち、いずれの検出情報も入力されていない場合には、音
声情報を出力するなどの制御を行なうことなく、打止指
令信号の出力を停止して遊技を許容する。遊技者が遊技
途中に遊技機6から離れ、パチンコ玉により所定の商品
が購入できる自動販売機や遊技店内の景品カウンターで
出玉を所定景品(たとえばたばこなど)などと交換する
場合があるが、この場合、単に差数と計数値との関係を
見て打止指令信号の出力を停止することとすると、遊技
者がパチンコ玉を抜取って景品交換しており遊技機6あ
るいは玉箱5にパチンコ玉が存在しないにもかかわらず
打止状態が継続してしまうという不都合が発生するため
である。
【0077】さらに、入力ポート101に入力される会
員・ビジターカードリーダ8の動作状態情報に基づいて
会員カードまたはビジターカードが使用されているか否
かを判断し、会員カードまたはビジターカードが使用さ
れている場合には、会員利用情報またはビジター利用情
報を出力ポート102から出力する。さらに、入力ポー
ト101に入力される会員・ビジターカードリーダ8の
動作状態情報に基づいて、遊技者が会員カードまたはビ
ジターカードを使用しているか否かを判断する。
【0078】入力ポート101に入力される会員情報ま
たはビジター情報に基づいて、遊技者が真の会員である
か否かの判断または遊技者が正規のビジターカードを使
用する者であるか否かの判断をするために、会員情報ま
たはビジター情報の照合を要求する照合要求情報を出力
ポート102から出力する。さらに、出力した照合要求
情報に応答する照合結果情報が入力ポート101に入力
された場合に、照合結果情報に基づいて、遊技者が真の
会員であるか否かまたは遊技者が正規のビジターカード
を使用する者であるか否かを判断する。
【0079】始動入賞情報および大当り情報等の入力ポ
ート101に入力される遊技情報に基づいて、遊技者の
遊技履歴を把握する。そして、把握した遊技履歴に基づ
いて、遊技者が得たパチンコ玉の換金率を決定する。換
金率の決定に用いる遊技履歴の条件は、複数段階設定さ
れている。換金率は、遊技履歴の条件ごとに異なってい
る。このような遊技履歴の条件と換金率との関係は、設
定部11で設定操作をすることにより複数種類の組合せ
の中から選択的に設定できるようになっており、遊技場
の経営方針に合わせて容易に設定変更可能である。
【0080】図5〜図12は、制御装置10のCPU1
00により実行される各種制御内容を説明するためのフ
ローチャートである。以下に説明するフローチャートに
基づく制御プログラムが、制御装置10のROM104
内に制御プログラム104a(図4参照)として記憶さ
れている。
【0081】まず、図5(a)は、メイン処理の処理手
順を説明するためのフローチャートである。まず、S1
においてポート入力処理が実行される。ポート入力処理
は、各種情報を入力ポート101(図4参照)より入力
する処理である。
【0082】次にS2では、カウント処理が実行され
る。このカウント処理は、払出玉と打込玉とを計数する
ための処理である。詳細については図6(a)で後述す
る。
【0083】次にS3に進み、カードR/W処理が実行
される。カードR/W処理は、呼出・発行装置2(図3
参照)から入力された操作情報に基づいて呼出・発行装
置2へカードR/W制御情報を出力するための処理であ
る。この処理が実行されることにより、呼出・発行装置
2の出玉カード発行口2bから出玉カードが発行され
る。詳細については図12で後述する。また、出玉カー
ドの発行後、計数値カウンタ103c(図4参照)のカ
ウンタ値が0にリセットされる。
【0084】次にS4に進み、玉返却処理が実行され
る。玉返却処理は、玉箱5の玉数表示部5bに表示され
ている計数値を引落して玉返却口3aから上皿6bにパ
チンコ玉を返却させるための処理である。詳細について
は図8で後述する。
【0085】次にS5に進み、打止禁止・解除処理が実
行される。打止禁止・解除処理は、遊技機6を打止状態
にするとともに、その状態を解除させるための処理であ
る。詳細については図5(b)で後述する。次にS6に
進み、計数許容・禁止処理が実行される。計数許容・禁
止処理は、遊技状況に応じて計数許容情報または計数禁
止情報を出力するか否かの判断などを行なう処理であ
る。この処理に関する制御プログラムは、制御装置10
のROM104内に計数許容禁止プログラム104c
(図4参照)として記憶されている。計数許容・禁止処
理の詳細については図9で後述する。
【0086】次にS7に進み、計数処理が実行される。
計数処理は、玉箱5の玉計数レバー5aがスライド操作
されて回収されたパチンコ玉数を計数する処理である。
整流通路55(図2参照)に設けられた玉計数器52
(図2参照)の検出出力に基づいてこの処理が実行され
る。
【0087】次にS8に進み、会員・ビジターカード処
理が実行される。会員・ビジターカード処理は、会員・
ビジターカードリーダ8の動作制御および会員利用情報
またはビジター情報を送信するための処理である。会員
・ビジターカード処理においては、会員カードが会員・
ビジターカードリーダ8に挿入されると、会員カードま
たはビジターカードから会員番号またはビジター番号等
の記憶情報を読出すための動作を実行させる制御を行な
い、遊技終了の際の精算時に会員カードまたはビジター
カードを排出させる動作を実行させる制御を行なう。さ
らに、会員・ビジターカード処理においては、会員カー
ドまたはビジターカードが会員・ビジターカードリーダ
8に挿入されている場合に、前述した会員利用情報また
はビジター利用情報を管理コンピュータ200に向けて
送信する処理を実行する。さらに、前述したような照合
要求情報を管理コンピュータ200に向けて送信し、返
信された照合結果情報に基づいて、真の会員であるか否
か、または、正規のビジターカードを使用しているか否
かについての判断を行なう。その場合に真の会員ではな
い、または、正規のビジターカードを使用していないと
判断された場合には、遊技機6における遊技が禁止され
る。
【0088】次にS9に進み、換金率設定処理が実行さ
れる。換金率設定処理は、遊技機6での遊技者の遊技履
歴に応じて換金率を決定する処理である。詳細について
は図11で後述する。S9で換金率設定処理が終了した
後、すべての処理が終了する。
【0089】図5(b)は、打止禁止・解除処理の処理
手順を説明するためのフローチャートである。まず、S
51において、各カウンタがチェックされる。次にS5
3に進み、差数が0であるか否かが判断される。具体的
には、差数カウンタ103dのカウンタ値が0であるか
否かが判断される。差数が0の場合には処理が終了す
る。一方、差数が0でない場合にはS54に進む。
【0090】S54では、設定の読込処理が実行され
る。設定の読込処理は、設定部11(図3参照)で設定
された設定情報を読込む処理である。次にS55に進
み、読込まれた設定情報の内容に応じて処理が分岐す
る。すなわち、設定値が「1」の場合には、S56に進
み、1回交換処理が実行される。すなわち、設定部11
で設定値を「1」に設定することにより持玉遊技方式が
1回交換方式に設定されることになる。1回交換処理の
処理手順については図6(b)で後述する。設定値が
「2」の場合には、処理がS57に進み、確変ラッキー
処理が実行される。すなわち、設定部11で設定値を
「2」に設定することにより持玉遊技方式が確変ラッキ
ー方式に設定されることになる。確変ラッキー処理の処
理手順については図7で後述する。設定値が「3」の場
合には、処理が終了する。すなわち、設定部11で設定
値を「3」に設定することにより持玉遊技方式が無制限
方式に設定されることになる。なお、設定部11で設定
値を「4」に設定することにより持玉遊技方式がラッキ
ーナンバー方式に設定されるが、ここでは、その処理手
順の詳細な説明を省略している。
【0091】図6(a)は、カウント処理の処理手順を
説明するためのフローチャートである。まず、S20に
おいて、遊技機6の遊技状態が大当り中もしくは確変中
のいずれかにあるか否かが判断される。遊技状態がいず
れにも該当しない場合には後述するS26に進む。
【0092】一方、遊技状態が大当り中もしくは確変中
である場合にはS21に進み、払出玉検出情報が入力さ
れているか否かが判断される。払出玉検出情報が入力さ
れている場合には、S23に進み、払出玉カウンタ10
3aのカウンタ値を更新(+1)する。そしてS22に
進む。一方、S21で払出玉検出情報が入力されていな
い場合には、そのままS22に進む。
【0093】S22では、打込玉検出情報が入力されて
いるか否かが判断される。打込玉検出情報が入力されて
いない場合には処理が終了する。一方、打込玉検出情報
が入力されている場合には、S24に進む。S24で
は、打込玉カウンタ103bのカウンタ値が更新(+
1)される。そして、S25に進む。
【0094】S25では、差数演算・記憶処理が実行さ
れる。差数演算・記憶処理が実行されることにより、差
数が演算される。すなわち、払出玉カウンタ103aの
カウンタ値から打込玉カウンタ103bのカウンタ値を
減算した値が差数カウンタ103dのカウンタ値として
記憶される。そして、その後処理が終了する。
【0095】一方、S20でNOの判断がなされた場合
には、S26に処理が移行する。S26では、差数が0
よりも大きいか否かの判断がなされる。なお、差数は、
差数カウンタ103dのカウンタ値から計数値カウンタ
103cのカウンタ値を減算することにより算出され
る。そして、差数が0よりも大きい場合には前記S21
以降に進み、払出玉検出情報または打込玉検出情報の入
力に応じて払出玉カウンタ103aまたは打込玉カウン
タ103bのカウンタ値が更新(+1)される。なお、
現実には、差数が0よりも大きくなるのは、遊技が開始
した後、大当りや確変が発生して以降である。一般に大
当りなどの発生前は、遊技者に利益がでないように遊技
機が調整されているためである。したがって、大当りや
確変がすでに発生していることを前提として初めてS2
6でYESの判断がなされることになる。
【0096】一方、S26で差数が0未満であると判断
された場合には、前記S21から前記S24までの各処
理は実行されることなく、前記S25に進み、差数演算
・記憶処理が実行され、その後、処理が終了する。
【0097】この処理手順によると、打込玉や払出玉の
カウント(S21、S24)が行なわれるのは、大当り
の発生中もしくは確変中の場合(S20)か、または、
大当りや確変の発生後(大当りや確変の発生後は、一般
的に差数>0が成立するのでS26でYESの判断がな
される)となる。つまり、大当りや確変といった、遊技
者にとって有利な遊技状態の発生後に初めて打込玉や払
出玉のカウント(S21、S24)が行なわれる。言い
換えれば、大当りや確変の発生前は、打込玉や払出玉の
カウント(S21、S24)が行なわれない。その理由
は、以下のとおりである。
【0098】前述したとおり、大当りや確変の発生前
は、遊技者に利益がでないように遊技機が調整されてい
るため、もし、その間で差数を演算すると負数となる。
打込玉数が払出玉数よりも多くなるためである。ところ
で、差数が負数となる状態にあっても、遊技者は玉貸操
作により新たに玉を貸り受けて遊技を続行できる。した
がって、遊技中に数多くの入賞玉が発生するなどして払
出玉数が増加しない限り、打込玉数の増加に伴って、差
数が負の方向へどんどん大きくなる。
【0099】ここで、大当りや確変の発生前において
も、打込玉や払出玉のカウント(S21、S24)を行
なって差数を算出した結果、遊技者の差数がたとえば−
5000となっている状況を考える。なお、1回の大当
りの発生により払い出されるパチンコ玉数の上限をたと
えば2400個と仮定する。
【0100】この状況下において大当りが発生して遊技
者が2400個程度のパチンコ玉を玉箱5に所有するこ
ととなったとしても、差数は依然正数となっていないこ
とが考えられる。前述したとおり、制御装置10は、差
数が0以下の場合には、計数操作を禁止するように構成
されている。したがって、遊技者がパチンコ玉の計数を
望む場合であっても、制御装置10は、差数≦0である
ために遊技者は持玉を所有していないものとみなし、遊
技者にパチンコ玉の計数操作を許容する必要はないと判
断してしまう。このため、玉計数レバー5aのスライド
操作が禁止されてパチンコ玉の計数を行なうことができ
なくなるという不都合が発生する。
【0101】大当りや確変の発生前においても、打込玉
や払出玉のカウント(S21、S24)を行なって差数
を算出した結果、差数が負の方向へどんどん大きくなる
につれて、その後2回、3回と大当りが連続して発生し
たとしても玉計数レバー5aのスライド操作が禁止され
てしまうことも考えられ、玉箱5に貯留されたパチンコ
玉が遊技中に外へ溢れだしてしまうおそれも生じる。
【0102】このように、大当りや確変の発生前に、打
込玉や払出玉のカウント(S21、S24)を行なう
と、差数が負数となる可能性が極めて高く、差数が負数
となると、制御装置10による計数の許否判断に運用上
の不都合が生じてしまう。
【0103】そこで、このカウント処理では、大当りの
発生中もしくは確変中の場合か、または、大当りや確変
の発生後にのみ、打込玉や払出玉のカウントが行なわ
れ、大当りや確変の発生前といった、差数が負数になる
可能性のある遊技状態では打込玉や払出玉がカウントさ
れないのである。これにより、差数が負数となることを
防止でき、差数が負数となることに起因して前記種々の
不都合が発生することを防止できる。
【0104】図6(b)は、1回交換処理の処理手順を
説明するためのフローチャートである。まず、S560
において、大当り終了時(大当り制御終了時)であるか
否かが判断される。大当り終了時でない場合には、後述
するS562に進む。一方、大当り終了時である場合に
は、S561に進む。S561では、打止信号(打止指
令信号)が出力される。すなわち、持玉遊技方式が1回
交換方式の場合には、前記S560で大当り終了時と判
断されることにより、前述した持玉遊技終了条件が成立
することになる。
【0105】次にS562に進み、計数値カウンタ10
3c(図4参照)の計数値がチェックされる。次にS5
63に進み、計数値が差数から20を差引いた値以上で
あるか否かが判断される。なお、差数は、図5(a)の
S25で算出された値で、遊技者が所有している持玉数
を表わす。したがってこのステップにより、遊技者の持
玉のほとんどが既に玉箱5から回収され計数されている
か否か、すなわち、遊技ルールに従って遊技者が計数レ
バー5bを操作して精算動作をしているか否かが判断さ
れる。そして、差数から20を差引いた数以上のパチン
コ玉が計数されている場合には、S566aに進み、出
玉カードの発行を終了したか否かが判断される。出玉カ
ードの発行が終了していない場合には、処理が終了す
る。一方、出玉カードの発行が終了している場合には、
S566bに進む。S566bでは、打止信号が停止さ
れる。これにより、遊技機6の遊技不能動状態が解除さ
れる。次にS567に進み、払出玉カウンタ103a,
打込玉カウンタ103b,計数値カウンタ103cのカ
ウンタ値がリセットされ、処理が終了する。
【0106】一方、S563で計数値が差数から20を
差引いた値よりも小さい場合には、S564に進む。S
564では、上皿検出情報,下皿検出情報,玉箱検出情
報のうち、いずれかの検出情報が入力されているか否か
が判断される。これにより、上皿6b,下皿6c,玉箱
5のいずれかにパチンコ玉が残留しているか否かが判断
されることになる。そして、いずれの検出情報も入力さ
れていない場合には、前述したS566aに処理が移行
する。一方、S564でいずかの検出情報が入力されて
いる場合にはS565に進み、スピーカー7に交換要求
音声報知信号が出力される。これにより、スピーカー7
から玉計数レバー5aの操作を促す報知音声が出力され
る。そしてその後、処理が終了する。
【0107】図7は、確変ラッキー処理の処理手順を説
明するためのフローチャートである。まず、S570に
おいて遊技機6が大当り終了時(大当り制御終了時)で
あるか否かが判断される。大当り終了時でない場合に
は、後述するS571bに進む。一方、大当り終了時で
ある場合にはS571aに進む。
【0108】S571aでは確変情報が入力されている
か否かが判断される。すなわち、遊技機6が確変状態に
あるか否かが判断される。そして確変状態にある場合に
は処理が終了する。一方、確変状態にない場合にはS5
72に進む。
【0109】S571bでは、大当り情報もしくは確変
情報のいずれか一方が入力されているか否かが判断され
る。入力のない場合は後述のS573に進む。一方、入
力のある場合は、この処理を終了する。
【0110】S572では、打止情報が出力される。す
なわち、持玉遊技方式が確変ラッキー方式の場合には、
前記S571aで確変情報が入力されていると判断され
ることにより、前述した持玉遊技終了条件が成立するこ
とになる。
【0111】次にS573に進み計数値がチェックされ
る。次にS574に進み、計数値が「差数−20×(確
変が開始してから終了するまでに発生した大当り回
数)」以上であるか否かが判断される。
【0112】そして、「差数−20×(確変が開始して
から終了するまでに発生した大当り回数)」以上のパチ
ンコ玉が計数されている場合には、S577aに進み、
出玉カードの発行を終了したか否かが判断される。出玉
カードの発行が終了していない場合には、処理が終了す
る。一方、出玉カードの発行が終了している場合には、
577bに進む。S577bでは、打止信号が停止され
る。これにより、遊技機6の遊技不能動状態が解除され
る。次にS578に進み、払出玉カウンタ103a,打
込玉カウンタ103b,計数値カウンタ103cのカウ
ンタ値がリセットされ、処理が終了する。
【0113】一方、S574でNOの判断がなされた場
合には、S575に進む。S575では、上皿検出情
報,下皿検出情報,玉箱検出情報のうち、いずれかの検
出情報が入力されているか否かが判断される。そして、
いずれの検出情報も入力されていない場合には、前述し
たS577aに処理が移行する。一方、S575でいず
かの検出情報が入力されている場合にはS576に進
み、スピーカー7に交換要求音声報知信号が出力され
る。これにより、スピーカー7から玉計数レバー5aの
操作を促す報知音が出力される。そしてその後、処理が
終了する。
【0114】図8は、玉返却処理の処理手順を説明する
ためのフローチャートである。まず、S40において計
数値が0よりも大きいか否かが判断され、0よりも大き
くない場合には処理が終了する。一方、0よりも大きい
場合にはS41に進む。
【0115】S41では、自動返却スイッチ3cが押圧
操作されて自動玉返却モードに設定されているか否かが
判断される。自動玉返却モードに設定されていない場合
にはS43に進み、玉返却スイッチ3bが押圧操作され
たか否かが判断される。押圧操作のない場合には処理が
終了する。一方、押圧操作されている場合にはS44に
進み、玉返却コマンドが玉返却装置3に出力された後、
処理が終了する。一方、S41で自動玉返却モードであ
ると判断された場合にはS42に進み、上皿検出情報,
下皿検出情報,玉箱検出情報のうちいずれかの検出情報
が入力されているか否かが判断される。そしていずれか
の検出情報が入力されている場合には遊技者が遊技に使
用可能なパチンコ玉が存在するものと見なし、処理が終
了する。一方、いずれの検出情報も入力されていない場
合には玉不足と判断されてS44に進む。そして、玉返
却コマンドが送信され、処理が終了する。
【0116】図9は、計数許容・禁止処理の処理手順を
示すフローチャートである。まず、SA1において、遊
技機6の遊技状態が大当り中もしくは確変中のいずれか
にあるか否かが判断される。遊技状態がいずれにも該当
しない場合にはSA2に進み、精算操作が行なわれたか
否かが判断される。すなわち、操作情報が呼出・発行装
置2より入力されたか否かが判断される。なお、操作情
報は、出玉カード発行スイッチ2cの押圧操作に基づい
て出力される情報である。
【0117】精算操作が行なわれていない場合にはSA
8に進み、差数が0よりも大きいか否かが判断される。
差数が0よりも大きい場合には、その持玉の一部または
全部をすでに計数済であるか否かは別として、遊技者が
持玉を所有していると考えられる。そこで、差数が0よ
りも大きい場合には、SA12に進む。SA12では、
差数から計数値を差引いた値、すなわち計算上の未計数
玉の数が、−100以上であるか否かが判断される。つ
まり、遊技者が未計数玉をまだ所有しているか否かが判
断される。なお、この計算上の未計数玉の数が、1以上
であることをその条件とせず、所定の許容値の一例とな
る−100以上であることをその条件としている理由は
前述したとおりである。すなわち、貸玉の存在などによ
り計数値が差数よりも多少多くなって計算上の未計数玉
の数が負数となる場合があり、計算上の未計数玉の数が
負数となっていても、遊技の結果所持されたパチンコ玉
であって計数されていないパチンコ玉がまだ残留してい
る可能性がある。そして、この残留している未計数玉の
計数を許容するためである。
【0118】そこでSA12で計算上の未計数玉の数
が、−100以上であると判断された場合には、未計数
玉を遊技者が所有しているものとみなし、SA11にお
いて計数許容処理が実行される。計数許容処理が実行さ
れることにより、計数許容情報が玉箱5へ出力される。
これにより、玉箱5で玉計数レバー5aのスライド操作
が許容される。そして、その後、処理が終了する。
【0119】一方、SA12で計算上の未計数玉の数
が、−100未満であると判断された場合には、異常事
態が発生しているものとみなされ、SA13においてエ
ラー報知情報が呼出・発行装置2などへ出力される。次
にSA9に進み、計数禁止処理が実行される。計数禁止
処理が実行されることにより、計数禁止情報が玉箱5へ
出力される。これにより、玉箱5で玉計数レバー5aの
スライド操作が禁止される。そして、その後、処理が終
了する。
【0120】一方、SA8において差数が0未満である
と判断された場合には、未計数玉を遊技者が所有してい
ないものとみなし、前記SA9に進み、計数禁止処理が
実行される。
【0121】SA2で精算操作が行なわれていると判断
された場合、すなわち、大当りや確変が発生していない
状態で精算操作が行なわれた場合には、SA3に進む。
SA3では、差数と計数値との差の絶対値、すなわち、
計算上の未計数玉数の絶対値が100以下であるか否か
が判断される。そして、その絶対値が100以下である
場合には、遊技者がすべての持玉を精算したものとみな
され、SA5に進む。SA5では、差数カウンタ103
dのカウンタ値が0にリセットされる。差数カウンタ1
03dのカウンタ値をリセットする理由については後述
する。さらにSA6で前記SA9と同様の計数禁止処理
が実行される。
【0122】SA6で計数禁止処理が実行された後、S
A7に進み、計数値書込フラグがセットされる。計数値
書込フラグは、計数値(持点)を出玉カードに記録させ
る処理を能動化させるためにセットされるフラグであ
る。このフラグがセットされることにより、遊技者に付
与すべき出玉数が算出され、カードR/W制御情報が呼
出・発行装置2へ出力される。呼出・発行装置2は、こ
のカードR/W制御情報の入力に基づいて出玉カードを
出玉カード発行口2cから発行する。
【0123】一方、SA3でNOと判断された場合に
は、すなわち、遊技者が遊技で所有したパチンコ玉の一
部を精算したに過ぎないと見なされ、SA4に進む。S
A4では、差数から計数値が差し引かれてその値が新た
な差数として差数カウンタ103dにセットされる。
【0124】次に、SA14に進み、SA4で計算され
た新たな差数が0よりも小さくなっていないか否かが判
断される。0よりも小さくなっている場合には、SA1
5に進み、差数が新たに0にセットされ直される。SA
4での計算の結果、新たな差数が0よりも小さくなると
いうことは、実際にはすべての持玉が精算済であると考
えられるためである。
【0125】SA14でNOと判断された場合、または
SA15の後、前記SA7に移行して計数値書込フラグ
がセットされた後、処理が終了する。
【0126】また、SA1で遊技機6の遊技状態が大当
り中もしくは確変中のいずれかにあると判断された場合
にはSA10に進み、精算操作が行なわれたか否かが判
断される。すなわち、操作情報が呼出・発行装置2より
入力されたか否かが判断される。
【0127】精算操作が行なわれた場合には、前記SA
4に進む。一方、精算操作が行なわれていない場合には
前記SA11に進み、前述した計数許容処理が実行され
る。これにより、玉箱5で玉計数レバー5aのスライド
操作が許容されることになる。なお、遊技機6の遊技状
態が大当り中もしくは確変中のいずれかにある場合に計
数を許容するのは、このような遊技状態であれば多くの
パチンコ玉が遊技者に払い出されて計数の必要性が生じ
るためである。
【0128】ここで、SA5で差数カウンタ103dの
カウンタ値を0にリセットする理由を説明する。差数
は、前述したとおり、遊技者が所有している持玉の数を
示すものである。したがって、遊技者がすべてのパチン
コ玉を計数し終えて精算操作をした時点で、「差数−計
数値」を演算すると、計算上はその値は0になるはずで
ある。また、その値が0にならない場合には、遊技者が
その値に相当する未計数玉をまだ所有していることを意
味する。このことからすると、SA3およびSA5の処
理は不要であり、精算操作が行なわれること(SA2)
に基づいてSA4の未計数玉の演算を行なって、その演
算結果が1以上となる場合には計数許容処理を実行し、
0以下となる場合には計数禁止処理を実行すればよいと
考えられる。
【0129】しかしながら、計算上の未計数玉数と、実
際に遊技者が未計数の状態で所有しているパチンコ玉数
とは正確に一致するとは限らない。遊技者が遊技の途中
でパチンコ玉を上皿6bなどから抜き取って煙草などの
景品と交換したり、あるいはパチンコ玉の一部が遊技中
に床にこぼれ落ちることがあるため、遊技者の所有して
いる持玉が打込玉と払出玉以外の要因で変動する結果、
遊技者の所有している持玉と計算上の差数との間に誤差
が生じる。そして、差数に基づいて演算される計算上の
未計数玉数(差数−計数値)にも当然にその誤差が影響
するためである。このような場合には、遊技者がすべて
の持玉を計数したとしても、計算上の未計数玉数(差数
−計数値)は0と一致せず、たとえば、まだ未計数玉が
存在するかのような値をとる。
【0130】ところが実際には、すべての持玉が精算さ
れているため、精算後の計数値を0とする処理に併せて
さらに差数を0にリセットすべきであるのに、差数をリ
セットすることなく次の遊技を許容すると、さらに同様
の原因で生じた誤差が差数に累積されていくことにな
る。そして、遊技回数が増大するにつれ、実際の遊技者
の持玉数と、差数との誤差が次第に大きなものとなる。
このため、たとえば、遊技者は持玉を所有していないに
もかかわらず、差数が大きな数値となっているために、
本来許されないはずのパチンコ玉の計数が許容されてし
まうといった不都合が発生する。
【0131】したがって、この誤差を何らかのタイミン
グで消去してやる必要がある。しかしながら、遊技者の
遊技途中に、実際に遊技者が所有している持玉の数を特
定して、その数を差数としてセットし直すことは困難で
ある。そこで、この計数許容・禁止処理においては、遊
技者が、所有していた持玉のすべてを最終的に精算して
いるであろうタイミングで差数カウンタ103dのカウ
ンタ値を0にリセットして誤差が生じないようにしてい
るのである。そしてそのタイミングとして、大当りや確
変が発生していない状態で精算操作が行なわれており
(SA1),かつ、その時の計算上の未計数玉数が極め
て少ない(たとえばこの処理では、その絶対値が100
以下)時期を選定しているのである(SA3)。
【0132】ここで、大当りや確変が発生していない状
態で精算操作が行なわれたことを条件としているのは、
大当り中などに遊技者が遊技を途中で止めて、すべての
持玉を精算してしまうことは考えられないためである。
また、計算上の未計数玉数が極めて少ないことを条件と
しているのは、精算時点でまだ計算上の未計数玉数が大
きい場合(たとえばこの処理では101以上)には、遊
技者が遊技で所有したパチンコ玉の一部を精算したに過
ぎないと考えられるためである。一方、計算上の未計数
玉数が極めて少ない場合には、その時点で遊技者は実際
には持玉のすべてを計数し終えていると見なして、その
差数を誤差として取扱うのである。
【0133】なお、計算上の未計数玉数が極めて少ない
場合にこのような取扱いをして、差数をリセットし(S
A5)、かつ、計数禁止処理をすると(SA6)、実際
にその計算上の未計数玉数分程度のパチンコ玉を遊技者
が保有していた場合が問題となる。しかしながら、遊技
者が極めて少ない数のパチンコ玉を残して1度精算を済
ました後で、あらためて残っている極めて少ない数のパ
チンコ玉を計数して再び精算するなどということは通常
考えられない。したがって、このような処理が行なわれ
ることにより、運用上の問題が生じることはない。
【0134】以上の理由により、この計数許容・禁止処
理の処理手順では、SA5で差数カウンタ103dのカ
ウンタ値を0にリセットする処理を行なっている。な
お、上記趣旨より、SA3の「100」という数値はこ
れに限られるものではなく、誤差の範囲と見なしうる数
値であればこれ以下の数値でもこれ以上の数値でもよ
い。
【0135】次に、換金率設定処理について説明する。
この換金率設定処理の内容の説明に先立って、換金率を
決定する場合の遊技履歴(外れの始動入賞回数)と、換
金率との関係について説明する。図10は、換金率を決
定する場合の遊技履歴と換金率との関係を表形式で示し
た図である。
【0136】図10を参照して、換金率を決定する際に
は、結果的に大当りが発生しなかった外れの始動入賞が
継続した回数が遊技履歴として換金率決定のための判定
に用いられる。すなわち、外れの始動入賞回数の値に応
じて換金率が決定される。
【0137】換金率決定のための外れの始動入賞回数の
判定値は、第1設定値、第2設定値および第3設定値の
3段階に定められている。これらの第1〜第3設定値
は、設定A〜設定Cの3つの設定パターンの中から選択
される。その選択は、設定部11の操作により行なうこ
とが可能である。
【0138】設定Aの場合は、第1設定値が400回、
第2設定値が200回、第3設定値が100回である。
設定Bの場合は、第1設定値が800回、第2設定値が
400回、第3設定値が200回である。設定Cの場合
は、第1設定値が1600回、第2設定値が800回、
第3設定値が400回である。
【0139】外れの始動入賞回数の判定値の第1〜第3
設定値のそれぞれに対応して、第1〜第3換金率が定め
られる。これらの第1〜第3換金率は、設定a〜設定c
の3つの設定パターンの中から選択される。その選択
は、設定部11の操作により行なうことが可能である。
設定aの場合は、第1換金率が3.0円/玉、第2換金
率が2.5円/玉、第3換金率が2.0円/玉である。
設定bの場合は、第1換金率が3.5円/玉、第2換金
率が3.0円/玉、第3換金率が2.5円/玉である。
設定cの場合は、第1換金率が4.0円/玉、第2換金
率が3.5円/玉、第3換金率が3.0円/玉である。
【0140】また、この実施の形態の場合には、第1〜
第3換金率以外の通常の換金率として、第3換金率より
も低い換金率である第4換金率が定められており、第1
〜第3換金率が付与されない通常の場合には、第4換金
率が付与される。このように、外れの始動入賞回数の判
定値が設定A〜設定Cのうちから選択され、対応する換
金率が設定a〜設定cのうちから選択される。したがっ
て、遊技場側では、外れの始動入賞回数の判定値の設定
パターンと、換金率の設定パターンとを適宜組合わせる
ことにより、経営方針に応じた外れの始動入賞回数の判
定値と換金率との組合わせを選択することができる。こ
のため、遊技履歴に応じて換金率を異ならせる場合の遊
技場側の利便性を向上させることができる。
【0141】図11は、換金率設定処理の処理手順を示
すフローチャートである。まず、S91により、遊技機
6での遊技開始時であるか否かの判断がなされる。具体
的にS91は、会員・ビジターカードリーダ8への会員
カードまたはビジターカードの挿入時であるか否かの判
断に基づいて判断される。すなわち、会員カードまたは
ビジターカードの挿入時が遊技開始時であるとみなされ
る。
【0142】S91により、遊技機6での遊技開始時で
あると判断された場合は、S102に進み、始動回数カ
ウンタをクリアする処理がなされる。ここで、始動回数
カウンタとは、結果的に大当りの発生に至らなかった外
れの始動入賞が継続した回数を計数するためのカウンタ
である。一方、S91により、遊技機6での遊技開始時
ではないと判断された場合は、S92に進み、始動入賞
時であるか否かの判断がなされる。具体的には、始動入
賞情報の入力時であるか否かが判断され、始動入賞情報
の入力時が始動入賞時であるとみなされる。
【0143】S92により始動入賞時ではないと判断さ
れた場合は、この換金率設定処理が終了する。一方、S
92により始動入賞時であると判断された場合は、S9
3に進み、その始動入賞に対応して大当りの決定がなさ
れているか否かの判断がなされる。具体的には、大当り
情報に基づいて、大当りの決定がなされているか否かが
判断される。S93により大当りの決定がなされていな
いと判断された場合は、S94に進み、前述した始動回
数カウンタを「1」だけ加算更新する処理がなされた
後、この換金率設定処理が終了する。すなわち、外れの
始動入賞の回数が始動回数カウンタにより計数される。
【0144】一方、S93により大当りの決定がなされ
たと判断された場合は、S95に進み、始動回数カウン
タの値が前述した第3設定値(たとえば100回)未満
であるか否かの判断がなされる。S95により始動回数
カウンタの値が第3設定値未満であると判断された場合
は、後述するS102に進み、始動回数カウンタをクリ
アする処理がなされた後、この換金率設定処理が終了す
る。一方、S95により始動回数カウンタの値が第3設
定値未満ではないと判断された場合、すなわち、第3設
定値以上である場合は、S96に進み、始動回数カウン
タの値が前述した第3設定値(たとえば100回)以上
第2設定値(たとえば200回)未満であるか否かの判
断がなされる。
【0145】S96により第3設定値以上第2設定値未
満であると判断された場合は、S97に進み、第3換金
率個数に大当り時払出設定値を加算する処理がなされ
る。ここで、第3換金率個数とは、前述した第3換金率
が付与されるパチンコ玉の個数をいう。第3換金率個数
は、遊技者が遊技を開始した時には0個に初期化されて
いる。また、大当り時払出設定個数とは、1回の大当り
が発生した場合に払出されると考えられるパチンコ玉の
個数の設定値である。この場合、大当り時払出設定個数
は、1回の大当りの発生により払い出されるパチンコ玉
数の上限(たとえば2400個)に設定されている。こ
のように、大当りが発生した場合に、外れの始動入賞の
継続回数が第3設定値以上第2設定値未満であるには、
第3換金率個数がその都度加算更新される。具体的に
は、第3換金率を付与すべき大当りの発生が1回の場合
には、パチンコ玉の計数値のうちの2400個分に第3
換金率が付与され、第3換金率を付与すべき大当りの発
生が2回の場合には、パチンコ玉の計数値のうちの48
00個分に第3換金率が付与される。S97の後、S1
02に進む。
【0146】一方、S96により第3設定値以上第2設
定値未満ではないと判断された場合は、S98に進み、
始動回数カウンタの値が前述した第2設定値以上(たと
えば200回)第1設定値(たとえば400回)未満で
あるか否かの判断がなされる。
【0147】S98により第2設定値以上第1設定値未
満であると判断された場合は、S99に進み、第2換金
率個数に大当り時払出設定値を加算する処理がなされ
る。ここで、第2換金率個数とは、前述した第2換金率
が付与されるパチンコ玉の個数をいう。このように、大
当りが発生した場合に、外れの始動入賞の継続回数が第
2設定値以上第1設定値未満であるには、第2換金率個
数がその都度加算更新される。S99の後、S102に
進む。
【0148】一方、S98により第2設定値以上第1設
定値未満ではないと判断された場合、すなわち、始動回
数カウンタの値が第1設定値(たとえば400回)以上
である場合は、S101に進み、第1換金率個数に大当
り時払出設定値を加算する処理がなされる。ここで、第
1換金率個数とは、前述した第1換金率が付与されるパ
チンコ玉の個数をいう。このように、大当りが発生した
場合に、外れの始動入賞の継続回数が第1設定値以上で
あるには、第1換金率個数がその都度加算更新される。
S101の後、S102に進む。
【0149】S102では、始動回数カウンタをクリア
する処理がなされる。すなわち、大当りが発生すると、
それまでの始動回数カウンタの値がクリアされ、新たに
外れの始動入賞の回数の計数が開始されるのである。
【0150】図12は、カードR/W処理の処理手順を
示すフローチャートである。まず、S31により、出玉
カード発行スイッチ2cの押圧操作による出玉カードの
発行操作が行なわれたか否かの判断がなされる。S31
により発行操作が行なわれていないと判断された場合
は、このカードR/W処理が終了する。一方、S31に
より発行操作が行なわれたと判断された場合は、S32
に進み、前述した換金率設定処理により演算された第1
換金率個数〜第3換金率個数のそれぞれを参照する処理
がなされる。
【0151】次に、S33に進み、計数値からS32に
より参照した第1換金率個数、第2換金率個数および第
3換金率個数の合計値を減算し、第4換金率個数(第4
換金率を付与する個数)を求める処理がなされる。ここ
で、第4換金率は、前述したように通常の換金率であ
る。前述した換金率設定処理では、第1換金率〜第3換
金率を付与する個数が確定するのであるが、第4換金率
を付与する個数がまだ確定していない。この実施の形態
の場合、換金率は、第1換金率〜第3換金率以外の換金
率は、第4換金率のみであるので、全計数値から第1〜
第3換金率個数の合計値を減算すれば、第4換金率を付
与する個数が確定する。なお、この場合、計数値が第1
〜第3換金率個数の合計値よりも少ない場合等、演算に
より第4換金率個数が0個になる場合には、計数値に対
して第4換金率が付与されない。
【0152】次に、S34に進み、第1換金率個数〜第
4換金率個数のそれぞれに対応する計数値を出玉カード
に書込むとともに、それらの計数値に対応する換金率を
書込む処理がなされる。次に、S35に進み、計数値お
よび換金率が書き込まれた出玉カードを呼出・発行装置
2から排出して発行する処理がなされる。次に、S36
に進み、第1換金率個数〜第4換金率個数のそれぞれの
値を「0」にリセットする処理がなされる。その後、こ
のカードR/W処理が終了する。
【0153】このように出玉カードが発行されると、遊
技者は、出玉カードに書込まれた換金率に基づいて、出
玉カードに書込まれた計数値を景品交換することが可能
である。したがって、遊技者は、外れの始動入賞が所定
回数以上継続した場合のような遊技者にとって不利な遊
技履歴を持つ場合に、それ以外の場合よりも有利な条件
で玉を景品交換することができる。
【0154】図13は、遊技機6の遊技状態と計数操作
の禁止・許容のタイミングとを説明するためのタイミン
グチャートである。
【0155】なお、このタイミングチャートでは、前述
した持玉遊技を制限する方式(持玉遊技方式)として、
ラッキーナンバー方式が採用されている場合を例として
説明する。
【0156】まず、確変図柄以外の大当り図柄で大当り
が発生して、遊技機6の遊技状態が通常状態から大当り
状態に変化する。この変化に伴って、計数動作が禁止さ
れた状態から許容される状態となる。また、大当り中に
入賞玉が発生すれば多量の払出玉が生じて差数(払出玉
数−打込玉数)が正数となる。
【0157】その後、大当りが終了しても、差数が正数
である限り、計数動作の許容された状態が継続する。遊
技者が玉計数レバー5aをスライド操作して、遊技の結
果得たすべてのパチンコ玉を持点に変換した後、出玉カ
ード発行スイッチ2cを操作して精算すれば、差数が0
にリセットされるとともに計数動作が禁止された状態と
なる。
【0158】その後、確変図柄により大当りが発生すれ
ば、前記同様に計数動作が許容された状態となるととも
に差数が正数となる。そして、その後、大当りが終了し
ても確変が継続する限り、計数動作の許容された状態が
継続する。
【0159】その大当りが終了した後、遊技者が前述と
同様に精算すれば、差数が0にリセットされるとともに
計数動作が禁止された状態となる。
【0160】さらに、その後、図示する最後の大当りが
ラッキーナンバーで発生し、その大当りが終了する。こ
の時、大当り中に発生した多量の払出玉により差数が正
数となっており、計数動作を許容された状態にある。こ
こで遊技者が玉計数レバー5aをスライド操作して、遊
技の結果得たすべてのパチンコ玉を持点に変換した時点
で差数が0にリセットされ、計数動作が禁止された状態
となる。
【0161】以上に示したように、この第1実施形態に
よれば、外れの始動入賞が所定回数以上継続すると、大
当り時に得られる玉の景品交換率としての換金率が、そ
れ以外の場合において得られる玉の換金率よりも高くさ
れる。すなわち、所定の遊技履歴の条件が成立した場合
に、その条件が成立していない場合よりも遊技者にとっ
て有利な換金率に遊技者所有の遊技結果価値(玉)の換
金率が決定される。このため、そのような遊技履歴を持
つ遊技者の遊技結果価値の景品交換率としての換金率が
遊技者にとって有利なものになることにより、遊技者が
遊技結果価値について期待感を持つようにすることがで
きる。さらに、遊技履歴に応じて換金率が変化するの
で、遊技を面白味のあるものにすることができる。この
ように、遊技者に期待感を持たせることおよび遊技を面
白味のあるものにすることができるので、遊技結果価値
の換金率を用いて遊技者の興趣を向上させることができ
る。さらに、換金率の向上という付加価値を遊技に付与
することができる。
【0162】また、外れの始動入賞が所定回数以上継続
した場合に、通常の場合よりも遊技者にとって有利な換
金率が決定される。すなわち、遊技者にとって不利とな
った所定の遊技履歴の条件が成立した場合に、遊技者に
とって不利となった所定の遊技履歴の条件が成立してい
ない場合よりも遊技者にとって有利な換金率に遊技者所
有の遊技結果価値の換金率が決定される。このため、始
動入賞があるのにもかかわらず、長期間大当りが発生し
ない場合のような遊技者にとって不利となった遊技履歴
を持つ遊技者を景品交換率としての換金率の面で救済す
ることができ、不利となった遊技履歴を持つ遊技者の遊
技意欲の低下を防ぐことができる。
【0163】また、外れの始動入賞の継続回数の判定値
が複数段階に分けられており、各段階ごとに換金率が異
ならされている。すなわち、遊技履歴の条件が、複数段
階の遊技履歴の条件よりなり、複数段階の遊技履歴の条
件のうちより、いずれの段階の遊技履歴の条件が成立し
たかに応じた景品交換率としての換金率に決定される。
このため、遊技者の興趣をより一層向上させることがで
きる。
【0164】また、この実施の形態では、第1〜第3換
金率個数に加算する大当り時払出設定個数を1回の大当
りの発生により払い出されるパチンコ玉数の上限に設定
した。このようにすると、実際にその上限の個数まで玉
の払出しがあった場合にはその払出個数に対応する個数
に第1〜第3換金率が付与でき、一方、大当り状態時の
遊技状況により実際にその上限の個数までの玉の払出し
がなかった場合でも、上限の個数まで第1〜第3換金率
が付与されるので、遊技者に対するサービスが向上す
る。
【0165】なお、以上に示した換金率を向上させる遊
技履歴の条件は、一例であり、前述した条件以外の条件
を用いてもよい。
【0166】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。前述した第1実
施形態においては、外れの始動入賞が所定回数以上継続
した場合に、換金率を向上させる例を示した。この第2
実施形態においては、その他の条件により玉の換金率を
高くする例を説明する。この第2実施形態においては、
重複した説明を避けるため、第1実施形態との相違点を
中心として説明する。なお、以下に示す第2実施形態に
おいては、第1実施形態の場合と換金率の設定が異なっ
ている。具体的には、換金率が第1の換金率と、第2の
換金率との2種類ある。第2の換金率が通常の換金率で
あり、第1の換金率が第2の換金率よりも高い特別の換
金率である。
【0167】次に、第2実施形態による換金率設定処理
について説明する。図14は、第2実施形態による換金
率設定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0168】まず、S201により、遊技機6での遊技
開始時であるか否かの判断がなされる。具体的にS20
1は、会員・ビジターカードリーダ8への会員カードま
たはビジターカードの挿入時であるか否かの判断に基づ
いて判断される。すなわち、会員カードまたはビジター
カードの挿入時が遊技開始時であるとみなされる。
【0169】S201により遊技機6での遊技開始時で
あると判断された場合は、S202に進み、後述する換
金率向上フラグおよび大当り回数カウンタを初期化する
処理がなされた後、この換金率設定処理が終了する。一
方、S201により遊技機6での遊技開始時ではないと
判断された場合は、S203に進み、大当り開始時であ
るか否かの判断がなされる。具体的には、大当り情報に
基づいて、大当りの開始時であるか否かが判断される。
【0170】S203により大当り開始時ではないと判
断された場合は、この換金率設定処理が終了する。一
方、S203により大当り開始時であると判断された場
合は、S204に進み、換金率向上フラグがセットされ
ているか否かの判断がなされる。ここで、換金率向上フ
ラグとは、第2の換金率から第1の換金率に換金率が向
上した状態であることを示すフラグである。
【0171】S204により換金率向上フラグがセット
されていると判断された場合は、後述するS210に進
む。一方、S204により換金率向上フラグがセットさ
れていないと判断された場合には、S205に進み、S
203で判断した大当りが確変図柄での大当りであるか
否かの判断がなされる。S205により確変図柄での大
当りであると判断された場合は、後述するS209に進
む。一方、S205により確変図柄での大当りではない
と判断された場合は、S206に進む。
【0172】S206では、大当り回数カウンタを
「1」だけ加算更新する処理がなされる。ここで、大当
り回数カウンタとは、確変図柄以外の大当り図柄での大
当りが継続して発生した回数を計数するためのカウンタ
である。S206の後、S207に進み、大当り回数カ
ウンタの値が「5」であるか否かの判断がなされる。す
なわち、S207では、確変図柄以外の大当り図柄での
大当りが5回継続して発生したか否かが判断される。S
207により大当り回数カウンタの値が「5」ではない
と判断された場合は、この換金率設定処理が終了する。
一方、S207により大当り回数カウンタの値が「5」
であると判断された場合は、S208に進み、換金率向
上フラグをセットする処理がなされた後、この換金率設
定処理が終了する。このように、確変図柄以外の大当り
図柄での大当りが5回継続して発生すると、換金率が向
上される。
【0173】また、S205により確変図柄での大当り
であると判断された場合に進むS209では、大当り回
数カウンタを「0」にクリアする処理がなされた後、こ
の換金率設定処理が終了する。すなわち、大当り回数カ
ウンタの値が「5」になるまでに確変図柄での大当りが
発生すると、それまでの大当り回数カウンタの計数値が
無効となり、新たに大当り回数カウンタによる計数が始
められるのである。
【0174】また、S204により換金率向上フラグが
セットされていると判断された場合に進むS210で
は、第1換金率個数に大当り時払出設定値を加算する処
理がなされる。ここで、第1換金率個数とは、前述した
第1換金率が付与されるパチンコ玉の個数をいう。ま
た、大当り時払出設定値は、第1実施形態で用いたもの
と同様のものである。このように、確変図柄以外の大当
り図柄での大当りが5回継続して発生し、換金率向上フ
ラグがセットされている場合には、大当りが発生する
と、その大当りにより得られた玉に対して通常の第2の
換金率よりも高い第1換金率が付与される。
【0175】次に、S211に進み、換金率向上フラグ
をクリアする処理がなされる。このように、第1換金率
は、確変図柄以外の大当り図柄での大当りが5回継続し
て発生した後の1回の大当りに対してだけ付与される。
次に、S212に進み、大当り回数カウンタを「0」に
クリアする処理がなされた後、この換金率設定処理が終
了する。すなわち、換金率が向上した状態で大当りが発
生すると、それまでの大当り回数カウンタの計数値が無
効となり、新たに大当り回数カウンタによる計数が始め
られるのである。
【0176】次に、第2実施形態によるカードR/W処
理について説明する。この第2実施形態においては、換
金率の種類が2種類しかないため、換金率についての取
り扱いが第1実施形態の場合と少し異なる。
【0177】図15は、カードR/W処理の処理手順を
示すフローチャートである。まず、S301により、出
玉カード発行スイッチ2cの押圧操作による出玉カード
の発行操作が行なわれたか否かの判断がなされる。S3
01により発行操作が行なわれていないと判断された場
合は、このカードR/W処理が終了する。一方、S30
1により発行操作が行なわれたと判断された場合は、S
302に進み、前述した換金率設定処理により演算され
た第1換金率個数を参照する処理がなされる。
【0178】次に、S303に進み、計数値からS30
2により参照した第1換金率個数を減算し、第2換金率
個数(第2換金率を付与する個数)を求める処理がなさ
れる。前述した換金率設定処理では、第1換金率を付与
する個数が確定するのであるが、第2換金率を付与する
個数がまだ確定していない。この実施の形態の場合、換
金率は、第1換金率または第2換金率のどちらかになる
ので、全計数値から第1換金率個数を減算すれば、第2
換金率を付与する個数が確定する。なお、この場合、計
数値が第1換金率個数よりも少ない場合等、演算により
第2換金率個数が0個になる場合には、計数値に対して
第1換金率のみが付与される。
【0179】次に、S304に進み、第1換金率個数お
よび第2換金率個数のそれぞれに対応する計数値を出玉
カードに書込むとともに、それらの計数値に対応する換
金率を書込む処理がなされる。次に、S305に進み、
計数値および換金率が書き込まれた出玉カードを呼出・
発行装置2から排出して発行する処理がなされる。次
に、S306に進み、第1換金率個数および第2換金率
個数のそれぞれの値を「0」にリセットする処理がなさ
れる。その後、このカードR/W処理が終了する。
【0180】このように出玉カードが発行されると、遊
技者は、出玉カードに書込まれた換金率に基づいて、出
玉カードに書込まれた計数値を景品交換することが可能
である。したがって、遊技者は、確変状態が所定期間発
生しない場合に、その後に大当りにおいて得られた玉を
それ以外の通常状態において得られた玉よりも有利な条
件で景品交換することができる。
【0181】以上に示したように、この第2実施形態に
よれば、確変状態にならない大当りが所定回数以上継続
して発生した場合、すなわち、確変状態が所定期間以上
発生しない場合に、その後の大当り時に得られる玉の景
品交換率としての換金率が、それ以外の場合において得
られる玉の換金率よりも高くされる。すなわち、所定の
遊技履歴の条件が成立した場合に、その条件が成立して
いない場合よりも遊技者にとって有利な換金率に遊技者
所有の遊技結果価値(玉)の換金率が決定される。この
ため、そのような遊技履歴を持つ遊技者の遊技結果価値
の換金率が遊技者にとって有利なものになることによ
り、遊技者が遊技結果価値について期待感を持つように
することができる。さらに、遊技履歴に応じて換金率が
変化するので、遊技を面白味のあるものにすることがで
きる。このように、遊技者に期待感を持たせることおよ
び遊技を面白味のあるものにすることができるので、遊
技結果価値の換金率を用いて遊技者の興趣を向上させる
ことができる。さらに、換金率の向上という付加価値を
遊技に付与することができる。
【0182】また、確変状態が所定期間以上発生しない
場合に、通常の場合よりも遊技者にとって有利な換金率
が決定される。すなわち、遊技者にとって不利となった
所定の遊技履歴の条件が成立した場合に、遊技者にとっ
て不利となった所定の遊技履歴の条件が成立していない
場合よりも遊技者にとって有利な換金率に遊技者所有の
遊技結果価値の換金率が決定される。このため、確変状
態が長時間発生しない場合のような遊技者にとって不利
となったと思われる遊技履歴を持つ遊技者を景品交換率
としての換金率の面で救済することができ、不利となっ
た遊技履歴を持つ遊技者の遊技意欲の低下を防ぐことが
できる。
【0183】ここで、確変状態が発生しない通常の大当
りが、確変状態が発生する確変大当りよりも遊技者にと
って不利な理由を説明する。これらを比較すると、大当
り発生時における制御内容には有利不利の差がないが、
大当り制御の終了後の大当りの発生確率について差が生
じる。すなわち、確変状態が発生しない通常の大当りの
場合は、その大当り後の大当りの発生確率が元のままで
あるが、確変状態が発生する確変大当りの場合は、その
大当り後の大当りの発生確率が向上するのである。この
ため、確変状態が発生しない通常の大当りは、大当りが
発生していない場合よりも遊技者にとって有利ではある
が、同じ大当りでありながらも確変状態が発生する確変
大当りと比べると、後の大当り発生確率の点で遊技者に
とって不利である。
【0184】なお、以上に示した例は、一例であり、所
定の遊技履歴になった場合に換金率を通常の換金率より
も高くする場合の遊技履歴の条件は、前述した所定期間
以上確変状態が発生しないという条件以外の条件を用い
てもよい。
【0185】次に、以上に説明した発明の実施の形態の
変形例や特徴点を以下に列挙する。 (1) 結果的に大当りとならなかった外れのリーチが
継続して発生した回数を計数し、その回数が所定回数に
なった場合に、その後の換金率を向上させるようにして
もよい。そのようにすれば、外れのリーチが継続して発
生して遊技者にとって不利となった遊技履歴を持つ遊技
者を換金率の面から救済し、その遊技者の遊技意欲の低
下を防ぐことができる。その結果、遊技者の興趣を向上
させることができる。
【0186】(2) 結果的に大当りとならなかった外
れのスーパーリーチが継続して発生した回数を計数し、
その回数が所定回数になった場合に、その後の換金率を
向上させるようにしてもよい。そのようにすれば、外れ
のスーパーリーチが継続して発生して遊技者にとって不
利となった遊技履歴を持つ遊技者を換金率の面から救済
し、その遊技者の遊技意欲の低下を防ぐことができる。
その結果、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0187】(3) 所定条件により大当り終了後に変
動時間短縮制御が行なわれる遊技機においては、変動時
間短縮制御のきっかけとならない大当りが所定回数以上
継続して発生しない場合に、その後の換金率を向上させ
るようにしてもよい。ここで、変動時間短縮制御は、普
通図柄と呼ばれる図柄を可変表示させることが可能な普
通図柄可変表示装置と、特別図柄と呼ばれる図柄を可変
表示させることが可能な特別図柄可変表示装置と、普通
図柄可変表示装置の表示結果が特定の表示結果となった
場合に開放動作する普通図柄用電動役物と、特別図柄可
変表示装置の表示結果が特定の表示結果となった場合に
開放動作する可変入賞球装置とを含む遊技機において行
なわれる。
【0188】このような遊技機では、特定の入賞口への
入賞等の所定の条件下で普通図柄可変表示装置が可変表
示を行ない、その表示結果が特定の表示結果になると普
通図柄用電動役物が所定時間開放動作する。そして、普
通図柄用電動役物に玉が入賞すると、特別図柄可変表示
装置が可変表示を行ない、その表示結果が特定の表示結
果になると大当り状態になり、可変入賞球装置が開放動
作する。そして、たとえば大当り図柄が所定の図柄であ
る場合には、その後の所定期間、普通図柄可変表示装置
の変動時間(可変表示の開始から終了までの時間)を通
常の場合よりも短縮する制御が行なわれる。そのような
制御が、変動時間短縮制御と呼ばれている。変動時間短
縮制御が実行されると、短期に多くの始動入賞を発生さ
せることが可能になり、遊技者にとって有利な状態にな
る。したがって、変動時間短縮制御のきっかけとならな
い大当りが所定回数以上継続して発生しない場合に、そ
の後の換金率を向上させるようにすると、変動時間短縮
制御のきっかけとならない大当りが所定回数以上継続し
て発生して遊技者にとって不利となった遊技履歴を持つ
遊技者を換金率の面から救済し、その遊技者の遊技意欲
の低下を防ぐことができる。その結果、遊技者の興趣を
向上させることができる。
【0189】(4) 所定条件により大当り終了後に開
放延長遊技が行なわれる遊技機においては、開放延長遊
技が所定期間以上発生しない場合に、その後の換金率を
向上させるようにしてもよい。ここで開放延長遊技と
は、(3)に示した構成の遊技機において、所定条件が
成立した場合に、普通図柄用電動役物の開放時間が通常
の場合よりも延長される遊技者にとって有利な遊技をい
う。したがって、開放延長遊技が所定期間以上発生しな
い場合にその後の換金率を向上させるようにすると、開
放延長遊技が所定期間以上発生せずに遊技者にとって不
利となった遊技履歴を持つ遊技者を換金率の面から救済
し、その遊技者の遊技意欲の低下を防ぐことができる。
その結果、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0190】(5) 遊技領域に打込んだ玉数から入賞
により払出された玉数を差引いた差玉数を演算し、その
差玉数の値が遊技者にとって不利な(遊技者の損失が多
くなった場合)所定個数を超えた場合に、その後の換金
率を向上させるようにしてもよい。そのようにすれば、
打込んだ玉数よりも払出された玉数が極めて多くなって
遊技者にとって不利となった遊技履歴を持つ遊技者を換
金率の面から救済し、その遊技者の遊技意欲の低下を防
ぐことができる。その結果、遊技者の興趣を向上させる
ことができる。
【0191】(6) 遊技者の離席中に出玉カード等の
記録媒体が発行されないようにする構成を採用してもよ
い。具体的には、遊技機6の椅子席または遊技機設置島
の所定位置に遊技者の存在を検出するセンサを取付け、
各遊技機6に遊技者が座っているか否かを検出する。そ
して、そのようなセンサにより遊技者が検出されない場
合、すなわち、離席中の場合に、呼出・発行装置2の出
玉カード発行スイッチ2cが押圧操作できないようにそ
のスイッチをロック状態にする。そのようにすれば、遊
技者の離席中に不正行為者により出玉カードが不正に発
行されてしまわないようにすることができ、セキュリテ
ィを向上させることができる。
【0192】(7) 換金率が異なる他の遊技機からパ
チンコ玉が持ち込まれたことを容易に判別することが可
能な構成の玉箱を採用してもよい。具体的には、前述し
た玉箱5の内部に玉を所定個数だけ貯留できる構成にす
る。すなわち、玉箱5の内部を、たとえば、下皿6cか
ら玉抜きが行なわれる場合に1000個だけしか玉を収
納できないように構成する。玉箱5内の玉の個数は、玉
箱5に設けられたセンサにより検出し、把握する。この
場合には、通常の操作により1000個を超える玉が玉
箱5の内部に入り得ないので、1000個を超える玉が
センサにより検出されると、他の遊技機から玉が持込ま
れたとみなし、エラー報知を行なう。このような構成を
用いれば、他の遊技機からの玉の持込みを防ぐことがで
きるので、換金率に関する不正行為を防ぎ、換金率を変
化させる場合のセキュリティを向上させることができ
る。
【0193】(8) 1台の遊技機6における一人の遊
技者の可変表示装置65の始動開始回数を前述した制御
装置10等の管理装置により累積演算し、その回数が所
定回数(たとえば1000回)以上になった場合に、換
金率を通常の換金率よりも高い換金率にするようにして
もよい。このようにすれば、長時間遊技をした遊技者に
換金率についての特典が付与されるので、遊技者の興趣
が向上する。
【0194】(9) 前述した所定の遊技履歴の条件が
成立した場合に換金率を通常の換金率よりも高くするこ
とは、すべての遊技者を対象として行なう例を説明し
た。しかし、これに限らず、そのように換金率を高くす
ることが可能になるという特典は、遊技場の会員のみを
対象としてもよい。すなわち、遊技者が会員に付与され
る会員カードを用いて遊技を行なった場合にのみ前述し
たような換金率に関する特典を与えるようにしてもよ
い。
【0195】(10) 会員に限らず、遊技場の経営方
針に合わせて、男性の遊技者のみまたは女性の遊技者の
みを対象として、前述したような換金率に関する特典を
受けることが可能になるようにしてもよい。また、所定
年齢以上の遊技者のみまたは所定年齢以下の遊技者のみ
を対象として、前述したような換金率に関する特典を受
けることが可能になるようにしてもよい。
【0196】(11) 遊技場に女性専用台と呼ばれる
女性遊技者が専用使用できる遊技機がある場合に、その
遊技機のみを対象として、前述したような換金率に関す
る特典を受けることが可能になるようにしてもよい。こ
のようにすれば、女性の遊技者に換金率についての特典
が付与可能となるので、女性の遊技者の興趣が向上す
る。
【0197】(12) サービスタイムと呼ばれる遊技
場のサービス向上時間帯において、遊技履歴に応じて、
前述したような換金率に関する特典を受けることが可能
になるようにしてもよい。すなわち、所定の時間帯にお
いて前述したような換金率に関する特典を受けることが
可能になるようにしてもよい。このようにすれば、所定
の時間帯において遊技をすれば、その時間帯に換金率を
向上させることが可能になるので、その時間帯に遊技を
行なう遊技者の興趣が向上する。
【0198】(13) 遊技機6から大当り時の玉の払
出しの終了を示す情報を出力し、また、玉の払出し装置
から玉の払出し個数を示す情報を出力するようにしても
よい。そして、制御装置10がそれらの情報を受ける。
制御装置10は、大当り情報を受けてから大当り時の玉
の払出しの終了を示す情報を受けるまでに払い出された
玉の個数を、玉の払出し装置からの情報に基づいて把握
し、その個数を大当り時に払い出された玉の個数として
用い、前述したような換金率の付与に関する処理を行な
うようにしてもよい。
【0199】(14) 前述した実施の形態では、大当
り時に払い出される玉の個数として、大当り時払出設定
個数を一律に決定した。しかし、これに限らず、大当り
時における可変入賞球装置66への入賞玉の個数を示す
情報を遊技機6から出力し、制御装置10がその情報を
受け、その情報により示される入賞玉の個数に入賞玉1
個あたりに払い出される景品玉個数を乗じる演算を行な
うことにより、大当り時に払い出される玉の個数を決定
するようにしてもよい。
【0200】(15) 図11に示されたステップS9
7,S99,S101または図14に示されたステップ
S210により、遊技履歴に応じて、遊技者の所有とな
った遊技結果価値の景品交換率(換金率)を決定する景
品交換率決定手段が構成されている。この場合の遊技結
果価値には、パチンコ玉、得点、および、コイン等の遊
技機での遊技の結果遊技者の所有となった換金可能なあ
らゆる価値が含まれる。
【0201】(16) 前述した第2実施形態において
は、確変状態にならない大当りが所定回数以上継続して
発生した場合に、その後の大当り時に得られる玉の換金
率を、それ以外の場合において得られる玉の換金率より
も高くするようにした。その場合には、確変状態になら
ない大当りが継続して発生した回数を複数段階に分けて
その段階別に換金率を異ならせてもよい。そして、確変
状態にならない大当りが継続した回数が属する段階に応
じた換金率を付与するようにしてもよい。
【0202】(17) 前述した確変状態になっている
期間中や変動時間短縮制御が行なわれている期間中に持
玉数が減少してしまった場合に、その次に発生した大当
り時に得られた玉の換金率を向上させるようにしてもよ
い。
【0203】(18) 確変状態になっている期間中に
遊技店が閉店となってしまった場合に、その遊技をして
いた遊技者の持玉について玉の換金率を向上させるよう
にしてもよい。
【0204】(19) 遊技が行なわれている遊技機
(稼働中の遊技機)の所定時間当りの始動入賞回数が所
定回数よりも少ない場合に、次回に発生した大当り時に
得られた玉の換金率を向上させるようにしてもよい。
【0205】(20) 大当りが発生した場合の大当り
制御においては、繰返継続制御と呼ばれる遊技者に有利
な制御が実行される。この繰返継続制御は、大当り制御
中に所定条件が満たされた場合に、可変入賞球装置66
の打玉が入賞可能な状態を、所定回数を限度として継続
させる制御をいう。このような繰返継続制御が最大限の
回数等の所定回数まで継続せずに大当り制御が終了して
しまった場合に、次回に生じた大当り時に得られた玉の
換金率を向上させるようにしてもよい。
【0206】(21) 大当り制御の終了後において、
始動入賞回数またはリーチ発生回数が所定回数以内で次
の大当りが発生した場合に、その大当り時に得られた玉
の換金率を向上させるようにしてもよい。
【0207】(22) 前述した実施の形態では、会員
カードから読出した会員情報に基づいて会員であるか否
かの照合を行なう例を示した。その照合については、予
め会員に付与された暗証番号の照合を併用してもよい。
具体的に、遊技者が暗証番号を入力できる構成を付加
し、会員カードの挿入時に遊技者が暗証番号を入力する
ようにする。その場合には、管理コンピュータ200が
各会員の暗証番号を記憶しておく。そして、会員照合の
際に、会員カードから読出した会員情報の照合に加え
て、入力された暗証番号の照合を管理コンピュータ20
0が行なうようにしてもよい。そして、そのような照合
の結果に基づいて、遊技者が会員であるか否かを判断す
る。このようにすれば、セキュリティを向上させること
ができる。
【0208】(23) 前述した(7)に示された変形
例の技術を遊技機設置島単位での構成に適用してもよ
い。具体的には、前述したような計数後の玉、アウト玉
および入賞玉を遊技機設置島内で循環使用する構成の遊
技機設置島を対象とする。その遊技機設置島において
は、島内の各遊技機に玉を補給するための玉タンクを島
内に1つ有しており、玉の払出し等に応じて各遊技機に
玉タンクから玉が補給されるとともに、回収された玉が
研磨されて再び玉タンクに戻されることにより、島内で
玉が循環使用される。そのような遊技機設置島では、島
内で玉が循環使用されるため、全体の玉保有個数が一定
の個数に保たれるのが正常な状態である。さらに、その
ような遊技機設置島において、玉タンク内の玉の個数を
センサにより検出する(検出精度は、たとえば1000
個単位程度でよい)。そして、「補給玉個数−打込玉個
数」の演算により求められる差数に基づいて各遊技者が
玉箱5内に有する持玉数を各遊技機について把握し、そ
れらの持玉数の島内での合計値を求める。そして、その
合計値が、遊技機設置島内に本来あるべき玉の個数を所
定個数以上超えた場合に、島内で、他の遊技機設置島か
らの玉の持込みがあったものとみなし、異常状態が発生
した旨の判定および報知等のエラー処理を行なう。この
ようにすれば、他の遊技機からの玉の持込みを防ぐこと
ができるので、換金率に関する不正行為を遊技機設置島
単位で防ぎ、換金率を変化させる場合のセキュリティを
向上させることができる。
【0209】(24) 前述した(23)の構成は、ユ
ニット島と呼ばれる構成の遊技機設置島にも適用可能で
ある。ここで、ユニット島とは、1ユニットあたり表側
および裏側で4台の遊技機を設置可能な遊技機設置島ユ
ニットを、複数ユニット連結して1つの遊技機設置島が
構成可能なものをいう。このようなユニット島では、1
ユニット毎に前述した玉タンクを有し、1ユニット内で
独自に前述したような玉の循環使用が行なわれる。この
ようなユニット島について(23)に示したような保有
玉数の管理を行なえば、さらに高い精度で玉の持込みを
防ぐことができ、換金率に関する不正行為をさらに高い
精度で防ぐことができる。 (25) 以上の実施の形態において説明した換金率
は、景品交換率に含まれる概念である。この景品交換率
には換金率の他に一般景品交換率も含まれるため、一般
景品交換率も、前述した換金率と同様の取扱いをするよ
うにしてもよい。
【0210】
【課題を解決するための手段の具体例】
(1) 図11に示されたステップS95,S96,S
98または図14に示されたステップS207により、
遊技機(遊技機6)での遊技中に所定の遊技履歴の条件
(たとえば、外れの始動入賞が所定回数継続したという
条件,確変大当りが所定回数以上継続したという条件)
が成立したか否かを判別する遊技履歴判別手段が構成さ
れている。図11に示されたステップS97,S99,
S101または図14に示されたステップS210によ
り、前記遊技履歴判別手段の判別結果に応じて、遊技者
の所有となった遊技結果価値の景品交換率(換金率)を
決定する景品交換率決定手段が構成されている。該景品
交換率決定手段は、前記所定の遊技履歴の条件が成立し
た場合に、前記所定の遊技履歴の条件が成立していない
場合よりも遊技者にとって有利な景品交換率(高い換金
率)に遊技者所有の遊技結果価値(パチンコ玉)の景品
交換率を決定する。
【0211】(2) 前記遊技履歴判別手段は、前記遊
技機での遊技中に遊技者にとって不利(たとえば、外れ
の始動入賞が所定回数継続したという不利,確変大当り
が所定回数以上継続したという不利)となった所定の遊
技履歴の条件が成立したか否かを判別する。前記景品交
換率決定手段は、前記遊技者にとって不利となった所定
の遊技履歴の条件が成立した場合に、前記遊技者にとっ
て不利となった所定の遊技履歴の条件が成立していない
場合よりも遊技者にとって有利な景品交換率(高い換金
率)に遊技者所有の遊技結果価値(パチンコ玉)の景品
交換率を決定する。 (3) 図10の始動入賞回数判定値に示されるよう
に、前記遊技履歴判別手段で判別される前記所定の遊技
履歴の条件は、複数の段階の遊技履歴の条件(第1設定
値〜第3設定値)よりなる。図10の換金率設定値に示
されるように、前記景品交換率決定手段は、前記複数段
階の遊技履歴の条件のうちより、いずれの段階の遊技履
歴の条件が成立したかに応じた景品交換率に決定する。
【0212】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。所定
の遊技履歴の条件が成立したと判断された場合には、所
定の遊技履歴の条件が成立していないと判断された場合
よりも遊技者にとって有利な景品交換率に遊技者所有の
遊技結果価値の景品交換率が決定される。このため、遊
技者が所定の遊技履歴を持つ場合には、遊技結果価値の
景品交換率が遊技者にとって有利なものになるので、所
定の遊技履歴を持つ遊技者が遊技結果価値について期待
感を持つようにすることができる。さらに、遊技履歴に
応じて景品交換率が変化するので、遊技を面白味のある
ものにすることができる。このように、遊技者に期待感
を持たせることおよび遊技を面白味のあるものにするこ
とができるので、遊技結果価値の景品交換率を用いて遊
技者の興趣を向上させることができる。さらに、景品交
換率の向上という付加価値を遊技に付与することができ
る。
【0213】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。遊技者
にとって不利となった遊技履歴を持つ遊技者に、遊技者
にとって不利となった遊技履歴を持たない場合よりも遊
技者にとって有利な景品交換率に遊技者所有の遊技結果
価値の景品交換率が決定される。このため、遊技者にと
って不利な遊技履歴を持つ遊技者を景品交換率の面から
救済することができる。これにより、遊技者にとって不
利な遊技履歴を持つ遊技者が遊技に対して不満を持つこ
とを防ぐことができ、そのような遊技者の遊技意欲の低
下を防ぐことができる。
【0214】請求項3に関しては、請求項1に関する効
果に加えて次のような効果を得ることができる。所定の
遊技履歴の条件が成立した場合に決定する遊技者にとっ
て有利な景品交換率が、成立した遊技履歴の条件の段階
に応じた景品交換率に決定されるため、遊技者の興趣を
より一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機設置島の一部正面図である。
【図2】遊技機および玉箱の要部断面図である。
【図3】遊技機設置島のシステムブロック図である。
【図4】制御装置のブロック図である。
【図5】図5(a)はメイン処理の処理手順を示すフロ
ーチャートであり、図5(b)は打止禁止・解除処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図6(a)はカウント処理の処理手順を示すフ
ローチャートであり、図6(b)は1回交換処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】確変ラッキー処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】玉返却処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】計数許容・禁止処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】換金率を決定する場合の遊技履歴と換金率と
の関係を表形式で示した図である。
【図11】第1実施形態による換金率設定処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図12】第1実施形態によるカードR/W処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】遊技機の遊技状態と計数操作の禁止・許容の
タイミングとを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図14】第2実施形態による換金率設定処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図15】第2実施形態によるカードR/W処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
6は遊技機、8は会員・ビジターカードリーダー、10
は制御装置、11は設定部、65は可変表示装置、66
は可変入賞球装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機での遊技の結果として遊技者の所
    有となった遊技結果価値に対して景品交換率を定めるこ
    とが可能な遊技用装置であって、 前記遊技機での遊技中に所定の遊技履歴の条件が成立し
    たか否かを判別する遊技履歴判別手段と、 該遊技履歴判別手段の判別結果に応じて、遊技者の所有
    となった遊技結果価値の景品交換率を決定する景品交換
    率決定手段とを含み、 該景品交換率決定手段は、前記所定の遊技履歴の条件が
    成立した場合に、前記所定の遊技履歴の条件が成立して
    いない場合よりも遊技者にとって有利な景品交換率に遊
    技者所有の遊技結果価値の景品交換率を決定することを
    特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技履歴判別手段は、前記遊技機で
    の遊技中に遊技者にとって不利となった所定の遊技履歴
    の条件が成立したか否かを判別し、 前記景品交換率決定手段は、前記遊技者にとって不利と
    なった所定の遊技履歴の条件が成立した場合に、前記遊
    技者にとって不利となった所定の遊技履歴の条件が成立
    していない場合よりも遊技者にとって有利な景品交換率
    に遊技者所有の遊技結果価値の景品交換率を決定するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記遊技履歴判別手段で判別される前記
    所定の遊技履歴の条件は、複数段階の遊技履歴の条件よ
    りなり、 前記景品交換率決定手段は、前記複数段階の遊技履歴の
    条件のうちより、いずれの段階の遊技履歴の条件が成立
    したかに応じた景品交換率に決定することを特徴とす
    る、請求項1記載の遊技用装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001276394A (ja) * 2000-03-28 2001-10-09 Takeya Co Ltd 遊技システム
JP2003019333A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Sankyo Kk 遊技用システム及び決済方法
JP2008259662A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2009232880A (ja) * 2008-03-25 2009-10-15 Aruze Corp 遊技用制御装置
JP2012090751A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Kita Denshi Corp 遊技システム

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