JPH11193842A - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
- Publication number
- JPH11193842A JPH11193842A JP32660697A JP32660697A JPH11193842A JP H11193842 A JPH11193842 A JP H11193842A JP 32660697 A JP32660697 A JP 32660697A JP 32660697 A JP32660697 A JP 32660697A JP H11193842 A JPH11193842 A JP H11193842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- friction material
- base material
- material according
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低硬度材料の特性を十分に備えた摩擦材を提
供すること。 【解決手段】 メタルにメタルより硬度が低い低硬度材
料を添加した摩擦材料を溶射により基材2に皮膜してな
る摩擦皮膜3を備える摩擦材1。
供すること。 【解決手段】 メタルにメタルより硬度が低い低硬度材
料を添加した摩擦材料を溶射により基材2に皮膜してな
る摩擦皮膜3を備える摩擦材1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のクラッチやブ
レーキ等に用いられる摩擦材に関するものである。
レーキ等に用いられる摩擦材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用のクラッチやブレーキ
に用いられる摩擦材は、大きく分けて有機系摩擦材とメ
タル系摩擦材の2つがある。有機系摩擦材は、ガラス繊
維を紐状にして、その中に放熱性を向上するための黄銅
等の金属繊維を束ね、この紐に摩擦調整剤等を添加して
成る結合樹脂、配合ゴムを含浸・付着させ、ドーナツ状
に巻き取り、熱成形、熱処理を施して作られる。しかし
ながら、有機系摩擦材は耐熱性が低く、350℃以上に
なると摩擦係数が低下して摩耗量も多くなる。
に用いられる摩擦材は、大きく分けて有機系摩擦材とメ
タル系摩擦材の2つがある。有機系摩擦材は、ガラス繊
維を紐状にして、その中に放熱性を向上するための黄銅
等の金属繊維を束ね、この紐に摩擦調整剤等を添加して
成る結合樹脂、配合ゴムを含浸・付着させ、ドーナツ状
に巻き取り、熱成形、熱処理を施して作られる。しかし
ながら、有機系摩擦材は耐熱性が低く、350℃以上に
なると摩擦係数が低下して摩耗量も多くなる。
【0003】これに対してメタル系摩擦材は、摩擦材料
であるメタルを焼結して摩擦部材を形成している。摩擦
材料にメタルを用いているので有機系摩擦材に比べて耐
熱性に優れており、高負荷用に採用されている。
であるメタルを焼結して摩擦部材を形成している。摩擦
材料にメタルを用いているので有機系摩擦材に比べて耐
熱性に優れており、高負荷用に採用されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の
メタル系摩擦材は、焼結により形成されるため焼結中に
摩擦材内の低硬度材料が熱分解してメタル系の原子と溶
融結合してしまい、低硬度材料が持っている特性(耐焼
付き性、振動抑制力)を十分に得られなかった。したが
って車両のクラッチに用いた場合には、有機系摩擦材に
比べて装置の静粛性及び耐摩擦性が劣ってしまい、メタ
ル系摩擦材は普通乗用車に採用するには適していなかっ
た。
メタル系摩擦材は、焼結により形成されるため焼結中に
摩擦材内の低硬度材料が熱分解してメタル系の原子と溶
融結合してしまい、低硬度材料が持っている特性(耐焼
付き性、振動抑制力)を十分に得られなかった。したが
って車両のクラッチに用いた場合には、有機系摩擦材に
比べて装置の静粛性及び耐摩擦性が劣ってしまい、メタ
ル系摩擦材は普通乗用車に採用するには適していなかっ
た。
【0005】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、耐熱性に優れるとともに低硬度材料の特性を十分に
備えた摩擦材を提供することを技術的課題とする。
く、耐熱性に優れるとともに低硬度材料の特性を十分に
備えた摩擦材を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、母材に該母材より硬度が低い低硬
度材料を添加した摩擦材料を溶射により基材に被覆して
なる摩擦皮膜を備える摩擦材としたことである。
に請求項1の発明は、母材に該母材より硬度が低い低硬
度材料を添加した摩擦材料を溶射により基材に被覆して
なる摩擦皮膜を備える摩擦材としたことである。
【0007】請求項1によると、摩擦材料は溶射により
基材に被覆されるので、摩擦材料が溶融される時間は焼
結に比べると非常に短く、摩擦材料中の低硬度材料が完
全に母材と溶融結合することがない。したがって、低硬
度材料が有する耐焼付き性、振動抑制力は損なわれず、
有機系摩擦材なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且
つ耐熱性に優れた摩擦材を得ることができる。
基材に被覆されるので、摩擦材料が溶融される時間は焼
結に比べると非常に短く、摩擦材料中の低硬度材料が完
全に母材と溶融結合することがない。したがって、低硬
度材料が有する耐焼付き性、振動抑制力は損なわれず、
有機系摩擦材なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且
つ耐熱性に優れた摩擦材を得ることができる。
【0008】請求項2および請求項4に示すように、摩
擦材料の母材として、銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケ
ル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、或いはこれら
の組み合せから成るものを用いると、メタル系の摩擦材
を形成でき、強度的に有利な摩擦材を構成することがで
きる。
擦材料の母材として、銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケ
ル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、或いはこれら
の組み合せから成るものを用いると、メタル系の摩擦材
を形成でき、強度的に有利な摩擦材を構成することがで
きる。
【0009】また、請求項3および請求項5に示すよう
に、母材として、ガラス、セラミックス、カーボン、或
いはガラス、セラミックス、カーボンを含有する合金か
ら成るものを用いると、断熱性や重量に関して有利な摩
擦材を構成することができる。
に、母材として、ガラス、セラミックス、カーボン、或
いはガラス、セラミックス、カーボンを含有する合金か
ら成るものを用いると、断熱性や重量に関して有利な摩
擦材を構成することができる。
【0010】請求項6および請求項7に示すように、低
硬度材料としては、錫、銀、亜鉛、鉛、ビスマス、カド
ミウム、インジウム等の軟質メタル或いは複数種類の軟
質メタルを混合してなるホワイトメタルを用いるのが好
ましい。
硬度材料としては、錫、銀、亜鉛、鉛、ビスマス、カド
ミウム、インジウム等の軟質メタル或いは複数種類の軟
質メタルを混合してなるホワイトメタルを用いるのが好
ましい。
【0011】また、請求項8乃至請求項11に示すよう
に、低硬度材料としてグラファイト或いは二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、硫化鉛アンチモン等の固体
潤滑材或いはフェノール樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を用いる場合には、軟質メ
タルよりも低硬度であるので軟質メタルに比べて少量の
添加量でよい。
に、低硬度材料としてグラファイト或いは二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、硫化鉛アンチモン等の固体
潤滑材或いはフェノール樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を用いる場合には、軟質メ
タルよりも低硬度であるので軟質メタルに比べて少量の
添加量でよい。
【0012】更に、請求項16乃至請求項18に示すよ
うに摩擦皮膜から基材にかけて溝を形成すると、摩擦材
に歪みが生じた時にこの溝の底部に歪みの応力が集中す
るので、基材表面に溶射された摩擦皮膜が歪みによって
基材から剥離するのを可及的に防ぐことができる。
うに摩擦皮膜から基材にかけて溝を形成すると、摩擦材
に歪みが生じた時にこの溝の底部に歪みの応力が集中す
るので、基材表面に溶射された摩擦皮膜が歪みによって
基材から剥離するのを可及的に防ぐことができる。
【0013】また、請求項19および請求項20に示す
ように、基材の軸方向に関して重ならないように基材の
両面に摩擦皮膜を被覆すると、基材に伝達される摩擦熱
による影響を少なくでき、基材の冷却効率も向上する。
ように、基材の軸方向に関して重ならないように基材の
両面に摩擦皮膜を被覆すると、基材に伝達される摩擦熱
による影響を少なくでき、基材の冷却効率も向上する。
【0014】請求項21乃至請求項23に示すように、
摩擦皮膜を複数層被覆したり、或いは基材の各箇所や基
材の面に応じて摩擦皮膜の被覆厚さを変化させることに
より、摩擦材の使用目的に応じた適切な摩擦材を提供す
ることが可能になる。
摩擦皮膜を複数層被覆したり、或いは基材の各箇所や基
材の面に応じて摩擦皮膜の被覆厚さを変化させることに
より、摩擦材の使用目的に応じた適切な摩擦材を提供す
ることが可能になる。
【0015】
【実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形
態について説明する。
態について説明する。
【0016】図1は本発明の摩擦材の正面図であり、図
2は図1のA−A断面図である。また、図3は本実施の
形態における摩擦材の製造方法を示す図である。
2は図1のA−A断面図である。また、図3は本実施の
形態における摩擦材の製造方法を示す図である。
【0017】本実施の形態における摩擦材1は、原動機
(図示せず)と変速機(図示せず)の間に配設され、原
動機からの動力を摩擦係合により変速機側に伝達可能な
クラッチに用いる乾式摩擦材である。摩擦材1は中空状
の基材2と摩擦皮膜3から構成される。また、摩擦材1
の摩擦皮膜3が形成される側には放射状に溝4が設けら
れている。
(図示せず)と変速機(図示せず)の間に配設され、原
動機からの動力を摩擦係合により変速機側に伝達可能な
クラッチに用いる乾式摩擦材である。摩擦材1は中空状
の基材2と摩擦皮膜3から構成される。また、摩擦材1
の摩擦皮膜3が形成される側には放射状に溝4が設けら
れている。
【0018】基材2は、鋼合金の圧延材から成り、板厚
は1.8ミリである。また、摩擦皮膜3は母材としての
銅合金中に銅合金より硬度の低い低硬度材料として錫を
30体積%添加したものから構成され、その皮膜厚さは
0.7ミリである。
は1.8ミリである。また、摩擦皮膜3は母材としての
銅合金中に銅合金より硬度の低い低硬度材料として錫を
30体積%添加したものから構成され、その皮膜厚さは
0.7ミリである。
【0019】次に摩擦材1の製造方法について図3を用
いて説明する。先ず、銅合金中に錫を添加して成る粉末
状の摩擦材料3aを溶射ガン5にセットする。本実施の
形態では溶射方法として酸素−プロピレンガスを用いる
HVOF溶射により摩擦材料3aを基材2表面に溶射す
る。セットされた摩擦材料3aは、溶射ガン5の熱源5
aで加熱されて半溶融状態で基材2に被覆される。この
ように溶射を用いることで、摩擦材料3aが溶融するの
は熱源5aを通過してから基材2に被覆されるまでの非
常に短い時間(0.001〜0.05秒)となり、摩擦
材料3a中の錫の殆どは銅合金と溶融結合することがな
い。したがって、低硬度材料である錫が有する耐焼付き
性、振動抑制力は損なわれることがなく、有機系摩擦材
なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且つ強度、耐熱
性に優れた摩擦材1を得ることができる。
いて説明する。先ず、銅合金中に錫を添加して成る粉末
状の摩擦材料3aを溶射ガン5にセットする。本実施の
形態では溶射方法として酸素−プロピレンガスを用いる
HVOF溶射により摩擦材料3aを基材2表面に溶射す
る。セットされた摩擦材料3aは、溶射ガン5の熱源5
aで加熱されて半溶融状態で基材2に被覆される。この
ように溶射を用いることで、摩擦材料3aが溶融するの
は熱源5aを通過してから基材2に被覆されるまでの非
常に短い時間(0.001〜0.05秒)となり、摩擦
材料3a中の錫の殆どは銅合金と溶融結合することがな
い。したがって、低硬度材料である錫が有する耐焼付き
性、振動抑制力は損なわれることがなく、有機系摩擦材
なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且つ強度、耐熱
性に優れた摩擦材1を得ることができる。
【0020】摩擦材1の溝4は、摩擦皮膜3側から基材
2に亘って放射状に設けられており、溝4の幅は1.5
ミリ、深さは摩擦皮膜3表面から1.6ミリである。こ
の溝4により、摩擦材1が原動機からの動力を伝達する
際に摩擦材1に歪みが生じても溝4の底部4aで応力が
集中するので、摩擦皮膜3が歪むことはない。したがっ
て、溶射により摩擦皮膜3を基材2表面に被覆しても、
クラッチの使用による歪みで摩擦皮膜3が基材2から剥
離することがなくなる。
2に亘って放射状に設けられており、溝4の幅は1.5
ミリ、深さは摩擦皮膜3表面から1.6ミリである。こ
の溝4により、摩擦材1が原動機からの動力を伝達する
際に摩擦材1に歪みが生じても溝4の底部4aで応力が
集中するので、摩擦皮膜3が歪むことはない。したがっ
て、溶射により摩擦皮膜3を基材2表面に被覆しても、
クラッチの使用による歪みで摩擦皮膜3が基材2から剥
離することがなくなる。
【0021】本実施の形態では母材を銅合金中とした
が、銅合金以外の金属、或いはガラスやセラミックス等
の非金属を用いてもよく、例えば母材としてセラミック
スを用いた場合には、基材に対する断熱作用が向上して
熱による基材への悪影響を抑えることができる。また、
本実施の形態では添加される低硬度材料として錫を用い
たが、錫以外の銀、亜鉛、鉛等の軟質メタル、或いはこ
れら軟質メタルを混ぜ合わせて成るホワイトメタルを用
いても同等の効果を得ることができる。更に、軟質メタ
ルより更に低硬度のグラファイト、二硫化モリブデン、
硫化鉛アンチモン等の固体潤滑材或いはエポキシ樹脂、
フェノール樹脂、ポリイミド樹脂或いはフッ素樹脂の樹
脂を用いることも可能であり、この場合には軟質メタル
より少量の添加量で十分な耐焼付き性、振動抑制力を得
ることができる。
が、銅合金以外の金属、或いはガラスやセラミックス等
の非金属を用いてもよく、例えば母材としてセラミック
スを用いた場合には、基材に対する断熱作用が向上して
熱による基材への悪影響を抑えることができる。また、
本実施の形態では添加される低硬度材料として錫を用い
たが、錫以外の銀、亜鉛、鉛等の軟質メタル、或いはこ
れら軟質メタルを混ぜ合わせて成るホワイトメタルを用
いても同等の効果を得ることができる。更に、軟質メタ
ルより更に低硬度のグラファイト、二硫化モリブデン、
硫化鉛アンチモン等の固体潤滑材或いはエポキシ樹脂、
フェノール樹脂、ポリイミド樹脂或いはフッ素樹脂の樹
脂を用いることも可能であり、この場合には軟質メタル
より少量の添加量で十分な耐焼付き性、振動抑制力を得
ることができる。
【0022】図4、図5に本発明の第2の実施形態の摩
擦材11、第3の実施形態の摩擦材21を示す。第2の
実施形態は摩擦材表面に設けられる溝14が同心円状と
なっている点が上述の実施形態と異なり、それ以外は第
1の実施形態と同じである。第2の実施形態によると、
摩擦材11の内周側と外周側で歪みが生じた時の摩擦皮
膜の剥離を防ぐのに有利である。
擦材11、第3の実施形態の摩擦材21を示す。第2の
実施形態は摩擦材表面に設けられる溝14が同心円状と
なっている点が上述の実施形態と異なり、それ以外は第
1の実施形態と同じである。第2の実施形態によると、
摩擦材11の内周側と外周側で歪みが生じた時の摩擦皮
膜の剥離を防ぐのに有利である。
【0023】また、第3の実施形態は摩擦材表面に設け
られる溝が同心円状24aと放射状24bの2種類であ
る点が上述の実施形態と異なり、それ以外は第1の実施
形態と同じである。第3の実施形態によると、摩擦材2
1の内周側と外周側で歪みが生じた時、および周方向の
異なる部位で歪みが生じた時の摩擦皮膜の剥離を防ぐの
に有利である。
られる溝が同心円状24aと放射状24bの2種類であ
る点が上述の実施形態と異なり、それ以外は第1の実施
形態と同じである。第3の実施形態によると、摩擦材2
1の内周側と外周側で歪みが生じた時、および周方向の
異なる部位で歪みが生じた時の摩擦皮膜の剥離を防ぐの
に有利である。
【0024】次に、本発明の摩擦材を実際にクラッチデ
ィスクに採用したときの具体的な構成である第4の実施
の形態を図6に示す。図6は基材である板材32に直接
溶射を行った場合の平面図を示しており、図7は図6の
B−B断面図を示している。第4の実施の形態では、ク
ラッチの係合・解放によって生じる摩耗粉を外部に排出
することが可能であるとともに、溝34が半径方向に対
して角度を有するので第1の実施の形態に比べて溝34
の長さが長くなり、クラッチ回転時に摩擦皮膜33が受
ける摩擦抵抗に対して耐久性が向上する。尚、第4の実
施の形態ではクラッチディスクの内周側にダンパ機構を
備えるものを開示したが、ダンパ機構を備えないクラッ
チディスクにも勿論採用が可能である。
ィスクに採用したときの具体的な構成である第4の実施
の形態を図6に示す。図6は基材である板材32に直接
溶射を行った場合の平面図を示しており、図7は図6の
B−B断面図を示している。第4の実施の形態では、ク
ラッチの係合・解放によって生じる摩耗粉を外部に排出
することが可能であるとともに、溝34が半径方向に対
して角度を有するので第1の実施の形態に比べて溝34
の長さが長くなり、クラッチ回転時に摩擦皮膜33が受
ける摩擦抵抗に対して耐久性が向上する。尚、第4の実
施の形態ではクラッチディスクの内周側にダンパ機構を
備えるものを開示したが、ダンパ機構を備えないクラッ
チディスクにも勿論採用が可能である。
【0025】図12は第5の実施の形態を示す図であ
り、第4の実施の形態において摩擦皮膜を板材に直接溶
射するのではなく、板材37に予め摩擦皮膜36が被覆
されたコーン状のディスクスプリング35を取付けた場
合を示している。第5の実施の形態では1枚のディスク
スプリング35を用いた場合を示すが、平板状のディス
クスプリングを採用してもよい。更に、平板状のディス
クスプリングを2枚重ねてばね荷重を増大させることも
できる。
り、第4の実施の形態において摩擦皮膜を板材に直接溶
射するのではなく、板材37に予め摩擦皮膜36が被覆
されたコーン状のディスクスプリング35を取付けた場
合を示している。第5の実施の形態では1枚のディスク
スプリング35を用いた場合を示すが、平板状のディス
クスプリングを採用してもよい。更に、平板状のディス
クスプリングを2枚重ねてばね荷重を増大させることも
できる。
【0026】図8は第6の実施の形態を示す図であり、
クラッチディスク内周側のダンパ機構は省略する。第6
の実施の形態では、クラッチディスクの回転方向に対し
て突出した部位がない形状に摩擦皮膜43が溶射される
ことにより、クラッチの係合によって摩擦皮膜43が基
材42から剥離するのを可及的になくすことができる。
クラッチディスク内周側のダンパ機構は省略する。第6
の実施の形態では、クラッチディスクの回転方向に対し
て突出した部位がない形状に摩擦皮膜43が溶射される
ことにより、クラッチの係合によって摩擦皮膜43が基
材42から剥離するのを可及的になくすことができる。
【0027】図9は第7の実施の形態を示している。こ
の実施の形態は基材であるディスクプレート52の一方
の面52aと他方の面52bとに被覆される摩擦皮膜5
3a、53bが重ならないようにそれぞれの面を被覆し
ている。このように被覆することによって、ディスクプ
レート52に伝達される摩擦熱の影響が少なくなりディ
スクプレート52の冷却効率が向上する。
の実施の形態は基材であるディスクプレート52の一方
の面52aと他方の面52bとに被覆される摩擦皮膜5
3a、53bが重ならないようにそれぞれの面を被覆し
ている。このように被覆することによって、ディスクプ
レート52に伝達される摩擦熱の影響が少なくなりディ
スクプレート52の冷却効率が向上する。
【0028】図10に第8の実施の形態を示す。図10
ではディスクスプリング65とは別体のバックプレート
62を基材としてそれぞれのバックプレート62に摩擦
皮膜63を形成し、2枚のバックプレート62をリベッ
ト66にてディスクスプリング65に取付けたものであ
る。本発明における摩擦材は強度、耐熱性に優れている
ので図10のように摩擦皮膜63の皮膜面積を少なくす
ることができる。第7の実施の形態では、プレッシャプ
レート68とフライホイール69とがリベット66と接
触しないように、プレッシャプレート68とフライホイ
ール69には逃がし溝68a、69aが形成されてい
る。尚、バックプレート62とディスクスプリング65
との取付けはリベットでなく溶接でも可能である。
ではディスクスプリング65とは別体のバックプレート
62を基材としてそれぞれのバックプレート62に摩擦
皮膜63を形成し、2枚のバックプレート62をリベッ
ト66にてディスクスプリング65に取付けたものであ
る。本発明における摩擦材は強度、耐熱性に優れている
ので図10のように摩擦皮膜63の皮膜面積を少なくす
ることができる。第7の実施の形態では、プレッシャプ
レート68とフライホイール69とがリベット66と接
触しないように、プレッシャプレート68とフライホイ
ール69には逃がし溝68a、69aが形成されてい
る。尚、バックプレート62とディスクスプリング65
との取付けはリベットでなく溶接でも可能である。
【0029】図11は本発明の第9の実施の形態を示す
図である。第9の実施の形態はクラッチディスクの捩じ
り特性においてヒステリシスを発生するためのスラスト
ライニング部材として本発明の摩擦材を用いた場合を示
している。第9の実施の形態によると基材であるハブ7
2に直接溶射しているので、摩擦皮膜であるスラストラ
イニング部材73を別体で設ける必要がなくなり、部品
点数が低減するとともにクラッチディスクの軸方向寸法
を短くすることが可能になる。
図である。第9の実施の形態はクラッチディスクの捩じ
り特性においてヒステリシスを発生するためのスラスト
ライニング部材として本発明の摩擦材を用いた場合を示
している。第9の実施の形態によると基材であるハブ7
2に直接溶射しているので、摩擦皮膜であるスラストラ
イニング部材73を別体で設ける必要がなくなり、部品
点数が低減するとともにクラッチディスクの軸方向寸法
を短くすることが可能になる。
【0030】図13および図14は本発明の第10の実
施の形態を示す図である。第10の実施の形態は、摩擦
皮膜83を被覆した2枚のバックプレート82の間に更
にばね部材85を配設したものであり、図13はクラッ
チの非係合時、図14はクラッチの係合時における断面
図を示している。第10の実施の形態によると、ばね部
材85によりクラッチ係合の瞬間における衝撃を和らげ
ることで摩擦皮膜83の剥離の発生を抑えることが可能
になる。
施の形態を示す図である。第10の実施の形態は、摩擦
皮膜83を被覆した2枚のバックプレート82の間に更
にばね部材85を配設したものであり、図13はクラッ
チの非係合時、図14はクラッチの係合時における断面
図を示している。第10の実施の形態によると、ばね部
材85によりクラッチ係合の瞬間における衝撃を和らげ
ることで摩擦皮膜83の剥離の発生を抑えることが可能
になる。
【0031】図15および図16は本発明の第11の実
施の形態を示す図である。図15はクラッチの非係合
時、図16はクラッチの係合時における断面図を示して
いる。第11の実施の形態は、リベット96にてディス
クスプリング95の両面に摩擦フェーシング93を取付
けたクラッチディスクにおいて、リベット96の頭部を
基材として摩擦皮膜97を溶射により形成した場合を示
している。第11の実施の形態によると、従来の摩擦フ
ェーシングに対して摩擦皮膜97の面積分だけ耐熱性が
向上するとともに高負荷にも耐え得るクラッチディスク
を提供することができる。
施の形態を示す図である。図15はクラッチの非係合
時、図16はクラッチの係合時における断面図を示して
いる。第11の実施の形態は、リベット96にてディス
クスプリング95の両面に摩擦フェーシング93を取付
けたクラッチディスクにおいて、リベット96の頭部を
基材として摩擦皮膜97を溶射により形成した場合を示
している。第11の実施の形態によると、従来の摩擦フ
ェーシングに対して摩擦皮膜97の面積分だけ耐熱性が
向上するとともに高負荷にも耐え得るクラッチディスク
を提供することができる。
【0032】以上説明した本実施の形態では、原動機か
らの動力を摩擦係合により変速機側に伝達するクラッチ
に用いる乾式摩擦材について説明したが、本発明は乾式
摩擦材に限定されるものではなく、変速機のクラッチお
よびブレーキ等の湿式摩擦材にも採用できるものであ
る。
らの動力を摩擦係合により変速機側に伝達するクラッチ
に用いる乾式摩擦材について説明したが、本発明は乾式
摩擦材に限定されるものではなく、変速機のクラッチお
よびブレーキ等の湿式摩擦材にも採用できるものであ
る。
【0033】また、基材に複数層の摩擦皮膜を被覆する
と、例えば基材側に被覆される摩擦皮膜の母材を金属に
しておけば高強度な摩擦皮膜が形成され、摩擦皮膜が基
材から剥離することなく有機系摩擦材なみの耐焼付き
性、振動抑制力を有する摩擦材を提供することができ
る。基材側に被覆される摩擦皮膜をセラミックスなどの
非金属にしておけば、摩擦材表面との間で断熱材として
作用するので、クラッチの係合時に摩擦材表面で発生す
る熱が基材に伝達されにくくなり、基材のスプリングと
しての効果が劣化するのを抑えることができる。
と、例えば基材側に被覆される摩擦皮膜の母材を金属に
しておけば高強度な摩擦皮膜が形成され、摩擦皮膜が基
材から剥離することなく有機系摩擦材なみの耐焼付き
性、振動抑制力を有する摩擦材を提供することができ
る。基材側に被覆される摩擦皮膜をセラミックスなどの
非金属にしておけば、摩擦材表面との間で断熱材として
作用するので、クラッチの係合時に摩擦材表面で発生す
る熱が基材に伝達されにくくなり、基材のスプリングと
しての効果が劣化するのを抑えることができる。
【0034】更に、摩擦皮膜の被覆厚さを基材の各位置
(例えば基材の一方の面と他方の面、或いは基材の内周
側と外周側)とで異なるように被覆することにより、使
用環境に応じた最適な摩擦材を形成することが可能にな
る。
(例えば基材の一方の面と他方の面、或いは基材の内周
側と外周側)とで異なるように被覆することにより、使
用環境に応じた最適な摩擦材を形成することが可能にな
る。
【0035】
【効果】請求項1によると、摩擦材料は溶射により基材
に被覆されるので、摩擦材料が溶融される時間は焼結に
比べると非常に短く、摩擦材料中の低硬度材料が完全に
母材と溶融結合することがない。したがって、低硬度材
料が有する耐焼付き性、振動抑制力は損なわれず、有機
系摩擦材なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且つ耐
熱性に優れた摩擦材を得ることができる。
に被覆されるので、摩擦材料が溶融される時間は焼結に
比べると非常に短く、摩擦材料中の低硬度材料が完全に
母材と溶融結合することがない。したがって、低硬度材
料が有する耐焼付き性、振動抑制力は損なわれず、有機
系摩擦材なみの耐焼付き性、振動抑制力を有し、且つ耐
熱性に優れた摩擦材を得ることができる。
【0036】請求項2および請求項4に示すように、摩
擦材料の母材として、銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケ
ル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、或いはこれら
の組み合せから成るものを用いると、メタル系の摩擦材
を形成でき、強度的に有利な摩擦材を構成することがで
きる。
擦材料の母材として、銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケ
ル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、或いはこれら
の組み合せから成るものを用いると、メタル系の摩擦材
を形成でき、強度的に有利な摩擦材を構成することがで
きる。
【0037】また、請求項3および請求項5に示すよう
に、母材として、ガラス、セラミックス、カーボン、或
いはガラス、セラミックス、カーボンを含有する合金か
ら成るものを用いると、断熱性や重量に関して有利な摩
擦材を構成することができる。
に、母材として、ガラス、セラミックス、カーボン、或
いはガラス、セラミックス、カーボンを含有する合金か
ら成るものを用いると、断熱性や重量に関して有利な摩
擦材を構成することができる。
【0038】請求項6および請求項7に示すように、低
硬度材料としては、錫、銀、亜鉛、鉛、ビスマス、カド
ミウム、インジウム等の軟質メタル或いは複数種類の軟
質メタルを混合してなるホワイトメタルを用いるのが好
ましい。
硬度材料としては、錫、銀、亜鉛、鉛、ビスマス、カド
ミウム、インジウム等の軟質メタル或いは複数種類の軟
質メタルを混合してなるホワイトメタルを用いるのが好
ましい。
【0039】また、請求項8乃至請求項11に示すよう
に、低硬度材料としてグラファイト或いは二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、硫化鉛アンチモン等の固体
潤滑材或いはフェノール樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を用いる場合には、軟質メ
タルよりも低硬度であるので軟質メタルに比べて少量の
添加量でよい。
に、低硬度材料としてグラファイト或いは二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、硫化鉛アンチモン等の固体
潤滑材或いはフェノール樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂等の樹脂を用いる場合には、軟質メ
タルよりも低硬度であるので軟質メタルに比べて少量の
添加量でよい。
【0040】請求項12および請求項13によると、基
材を銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケル、ニッケル合
金、チタン、チタン合金等の金属の圧延材や溶製材で構
成することで高強度な基材が得られ、強度的に有利であ
る。
材を銅、銅合金、鋼、合金鋼、ニッケル、ニッケル合
金、チタン、チタン合金等の金属の圧延材や溶製材で構
成することで高強度な基材が得られ、強度的に有利であ
る。
【0041】請求項14および請求項15によると、基
材をガラス系、カーボン系、セラミックス系の非金属に
て形成することで金属より軽くなり重量的に有利であ
る。
材をガラス系、カーボン系、セラミックス系の非金属に
て形成することで金属より軽くなり重量的に有利であ
る。
【0042】請求項16乃至請求項18によると、摩擦
皮膜から基材にかけて溝を形成することにより、摩擦材
に歪みが生じた時にこの溝の底部に歪みの応力が集中す
るので、基材表面に溶射された摩擦皮膜が歪みによって
基材から剥離するのを可及的に防ぐことができる。
皮膜から基材にかけて溝を形成することにより、摩擦材
に歪みが生じた時にこの溝の底部に歪みの応力が集中す
るので、基材表面に溶射された摩擦皮膜が歪みによって
基材から剥離するのを可及的に防ぐことができる。
【0043】請求項19および請求項20によると、基
材の軸方向に関して重ならないように基材の両面に摩擦
皮膜を被覆することで、基材に伝達される摩擦熱による
影響を少なくでき、基材の冷却効率も向上する。
材の軸方向に関して重ならないように基材の両面に摩擦
皮膜を被覆することで、基材に伝達される摩擦熱による
影響を少なくでき、基材の冷却効率も向上する。
【0044】請求項21乃至請求項23によると、摩擦
皮膜を複数層被覆したり、或いは基材の各箇所や基材の
面に応じて摩擦皮膜の被覆厚さを変化させることで、摩
擦材の使用目的に応じた適切な摩擦材を提供することが
可能になる。
皮膜を複数層被覆したり、或いは基材の各箇所や基材の
面に応じて摩擦皮膜の被覆厚さを変化させることで、摩
擦材の使用目的に応じた適切な摩擦材を提供することが
可能になる。
【図1】本実施の形態の摩擦材の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施の形態の摩擦材の製造方法を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施形態を示す図である。
【図10】本発明の第8の実施形態を示す図である。
【図11】本発明の第9の実施形態を示す図である。
【図12】本発明の第5の実施形態を示す図である。
【図13】本発明の第10の実施形態を示す図である。
【図14】図13の別の状態を示す図である。
【図15】本発明の第11の実施形態を示す図である。
【図16】図15の別の状態を示す図である。
1、11、21・・・摩擦材 2、32、35、42、52、62、72、82、96
・・・基材 3、33、36、43、53、63、73、83、97
・・・摩擦皮膜 4、14、24a、24b、34・・・溝
・・・基材 3、33、36、43、53、63、73、83、97
・・・摩擦皮膜 4、14、24a、24b、34・・・溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16D 69/02 F16D 69/02 D (72)発明者 松 川 照 夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (23)
- 【請求項1】 母材に該母材より硬度が低い低硬度材料
を添加した摩擦材料を溶射により基材に被覆してなる摩
擦皮膜を備える摩擦材。 - 【請求項2】 前記母材は、金属から成ることを特徴と
する、請求項1の摩擦材。 - 【請求項3】 前記母材は、非金属或いは非金属を含有
する合金から成ることを特徴とする、請求項1の摩擦
材。 - 【請求項4】 前記母材は、銅、銅合金、鋼、合金鋼、
ニッケル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、或いは
これらの組み合せから成ることを特徴とする、請求項2
の摩擦材。 - 【請求項5】 前記母材は、ガラス、セラミックス、カ
ーボン、或いはガラス、セラミックス、カーボンを含有
する合金から成ることを特徴とする、請求項3の摩擦
材。 - 【請求項6】 前記低硬度材料は、軟質メタル或いは複
数種類の軟質メタルを混合してなるホワイトメタルから
成ることを特徴とする、請求項1乃至請求項5の摩擦
材。 - 【請求項7】 前記軟質メタルは、錫、銀、亜鉛、鉛、
ビスマス、カドミウム、インジウム或いはこれらの組み
合せから成ることを特徴とする、請求項6の摩擦材。 - 【請求項8】 前記低硬度材料は、固体潤滑材から成る
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項5の摩擦材。 - 【請求項9】 前記固体潤滑材は、グラファイト、二硫
化モリブデン、二硫化タングステン、硫化鉛アンチモン
或いはこれらの組み合せから成ることを特徴とする、請
求項8の摩擦材。 - 【請求項10】 前記摩擦材の低硬度材料は、樹脂であ
ることを特徴とする、請求項1乃至請求項5の摩擦材。 - 【請求項11】 前記樹脂は、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリイミド樹脂或いはフッ素樹脂であることを
特徴とする、請求項10の摩擦材。 - 【請求項12】 前記基材は金属よりなることを特徴と
する、請求項1乃至請求項11の摩擦材。 - 【請求項13】 前記基材は、銅、銅合金、鋼、合金
鋼、ニッケル、ニッケル合金、チタン、チタン合金等の
圧延材や溶製材から成ることを特徴とする、請求項12
の摩擦材。 - 【請求項14】 前記基材は非金属或いは非金属を含有
する合金よりなることを特徴とする、請求項1乃至請求
項11の摩擦材。 - 【請求項15】 前記基材は、ガラス系、カーボン系、
セラミックス系等の非金属或いはこれらを含有する合金
から成ることを特徴とする、請求項14の摩擦材。 - 【請求項16】 前記摩擦材の表面には摩擦皮膜から基
材にかけて溝が形成されることを特徴とする、請求項1
乃至請求項15の摩擦材。 - 【請求項17】 前記摩擦材の表面の溝は、放射状に形
成されることを特徴とする、請求項16の摩擦材。 - 【請求項18】 前記摩擦材の表面の溝は、同心円状に
形成されることを特徴とする、請求項16或いは請求項
17の摩擦材。 - 【請求項19】 前記摩擦皮膜は前記基材の両面に被覆
されることを特徴とする、請求項1乃至請求項18の摩
擦材。 - 【請求項20】 前記基材の両面に被覆される前記摩擦
皮膜は、軸方向に関して重ならないように被覆されるこ
とを特徴とする、請求項1乃至請求項19の摩擦材。 - 【請求項21】 前記摩擦皮膜が複数層被覆されること
を特徴とする、請求項1乃至請求項20の摩擦材。 - 【請求項22】 前記摩擦皮膜の被覆厚さが前記基材の
各位置により異なることを特徴とする、請求項1乃至請
求項21の摩擦材。 - 【請求項23】 前記基材の一方の面と他方の面とで前
記摩擦皮膜の被覆厚さが異なることを特徴とする、請求
項22の摩擦材。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32660697A JPH11193842A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-27 | 摩擦材 |
| DE1998128663 DE19828663A1 (de) | 1997-06-27 | 1998-06-26 | Reibbelagmaterial |
| FR9808371A FR2765244B1 (fr) | 1997-06-27 | 1998-06-29 | Materiau de frottement |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30611997 | 1997-11-07 | ||
| JP9-306119 | 1997-11-07 | ||
| JP32660697A JPH11193842A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-27 | 摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11193842A true JPH11193842A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=26564574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32660697A Pending JPH11193842A (ja) | 1997-06-27 | 1997-11-27 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11193842A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056614A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Aisin Chem Co Ltd | 湿式摩擦部材 |
| JP2005127507A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-05-19 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
| JP2007308800A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Hamilton Sundstrand Corp | コーティングの形成方法およびベアリングコーティング |
| JP2008545065A (ja) * | 2005-07-04 | 2008-12-11 | コリア インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー | 耐熱、耐摩耗、低摩擦特性を有するコーティング剤及びそのコーティング方法 |
| US7490704B2 (en) | 2005-09-29 | 2009-02-17 | Shimano Inc. | Bicycle disc brake pad |
| JP2010259379A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Miyamae:Kk | 魚釣りリールのドラグ機構における摩擦ディスク |
| WO2015167663A1 (en) * | 2014-04-29 | 2015-11-05 | Stefanutti Paul A | Friction material and method of forming the same |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP32660697A patent/JPH11193842A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056614A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Aisin Chem Co Ltd | 湿式摩擦部材 |
| JP2005127507A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-05-19 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
| JP2008545065A (ja) * | 2005-07-04 | 2008-12-11 | コリア インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー | 耐熱、耐摩耗、低摩擦特性を有するコーティング剤及びそのコーティング方法 |
| JP4917095B2 (ja) * | 2005-07-04 | 2012-04-18 | コリア・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー | 耐熱、耐摩耗、低摩擦特性を有するコーティング剤及びそのコーティング方法 |
| US7490704B2 (en) | 2005-09-29 | 2009-02-17 | Shimano Inc. | Bicycle disc brake pad |
| JP2007308800A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Hamilton Sundstrand Corp | コーティングの形成方法およびベアリングコーティング |
| JP2010259379A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Miyamae:Kk | 魚釣りリールのドラグ機構における摩擦ディスク |
| WO2015167663A1 (en) * | 2014-04-29 | 2015-11-05 | Stefanutti Paul A | Friction material and method of forming the same |
| US9458894B2 (en) | 2014-04-29 | 2016-10-04 | National Coating Corporation | Friction material having customizable working surface and method of forming the same |
| US9683613B2 (en) | 2014-04-29 | 2017-06-20 | Paul A. STEFANUTTI | Friction material and method of forming the same |
| US10427186B2 (en) | 2014-04-29 | 2019-10-01 | National Coating Corporation | Friction material and method of forming the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5756103B2 (ja) | 摩擦材 | |
| US7097009B2 (en) | Friction material configuration and method of manufacture for brake applications | |
| JP7140102B2 (ja) | 摩擦材組成物、摩擦材および摩擦部材 | |
| JP6923320B2 (ja) | 焼結金属摩擦材 | |
| US11519471B2 (en) | Brake disc and method for producing a brake disc | |
| US20170284492A1 (en) | Friction material composition, and friction material and friction member using said friction material composition | |
| US20060231369A1 (en) | Clutch disc assembly with direct bond ceramic friction material | |
| US20200141460A1 (en) | Brake Disc and Method for Producing a Brake Disc | |
| JPH11193842A (ja) | 摩擦材 | |
| US20030154882A1 (en) | Non-asbestos-based friction materials | |
| JP6493956B2 (ja) | 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材 | |
| US7413701B2 (en) | Clutch linings comprising fiber-reinforced ceramic materials | |
| US20150060227A1 (en) | Mating surface of a friction pairing | |
| WO2011141983A1 (ja) | 摩擦クラッチ | |
| JP4976255B2 (ja) | 摩擦クラッチ | |
| WO1992008909A1 (en) | Friction members | |
| US4349093A (en) | Clutch facing | |
| CN111692256A (zh) | 摩擦衬片 | |
| US20180010661A1 (en) | Friction material composition, friction material using said friction material composition, and friction member | |
| JP2017186469A (ja) | 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材 | |
| US6216839B1 (en) | Friction clutch with nickel-chromium alloy spring elements | |
| JP3544681B2 (ja) | 断熱性摩擦部品および断熱性油圧ピストン | |
| JP6559964B2 (ja) | 摩擦材組成物、摩擦材および摩擦部材 | |
| JP2853804B2 (ja) | 摩擦材 | |
| CN113007241A (zh) | 包含AlFeSi合金的盘式制动系统和部件 |