JPH11194255A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH11194255A
JPH11194255A JP9359557A JP35955797A JPH11194255A JP H11194255 A JPH11194255 A JP H11194255A JP 9359557 A JP9359557 A JP 9359557A JP 35955797 A JP35955797 A JP 35955797A JP H11194255 A JPH11194255 A JP H11194255A
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JP
Japan
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operation ring
rotating member
lens barrel
zoom
ring
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JP9359557A
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Inventor
Hiroshi Tanioka
洋 谷岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工コストを低減することができるととも
に、操作性を良好なものとすることができるレンズ鏡筒
を提供する。 【解決手段】 連動環400は、ズーム操作環4に剛性
を付与する部材であり、ズーム操作環4の内周部に固定
されている。連動環400は、円筒状の円環部420
と、ズームカム筒5の切欠部5dに嵌まり込む突起部4
10とからなる。ズームカム筒5は、ズーム操作環4と
連動して回転し、レンズ群L1,L2,L3,L4を光
軸C方向に駆動する。このときに、ズームカム筒5は、
レンズ群やレンズ枠の重量により回転運動による負荷を
受ける。ズーム操作環4は、剛性の高い連動環400を
備えているために、回転調子や作動調子を良好なものと
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズーミング動作時
やフォーカシング動作時などに操作する操作環を有する
レンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のレンズ鏡筒の一例を示す
部分断面図である。図4は、図3のIV−IV線で切断した
状態を示す部分断面図である。なお、図3において、ピ
ン9,10,11及びカム溝5a,5b,5cなどは、
光軸Cを中心として180度対称位置にも設けられてお
り、図3において、これらの一方については、図示する
ことを省略する。
【0003】レンズ鏡筒1は、光軸Cを中心として配置
された第1のレンズ群L1、第2のレンズ群L2、第3
のレンズ群L3及び第4のレンズ群L4と、これらをそ
れぞれ支持するレンズ支持枠12、摺動筒7,8及び摺
動筒6と、固定筒2と、内筒部2cと外筒部2bとの間
に回転自在に嵌め込まれたズームカム筒5と、このズー
ムカム筒5を回転するためのズーム操作環4と、レンズ
支持枠12を駆動するためのフォーカス操作環3などか
らなる。
【0004】固定筒2は、ズーム操作環4、フォーカス
操作環3及びズームカム筒5などを回転自在に支持する
ための部材である。固定筒2は、円筒状の内筒部2c
と、この内筒部2cの外周部に形成された円筒状の外筒
部2bとからなる。固定筒2は、その後端部に、レンズ
鏡筒1を図示しないカメラボディのフランジ部に着脱自
在に装着するためのマウント部2aを備えている。
【0005】外筒部2bは、フォーカス操作環3及びズ
ーム操作環4を光軸Cを中心に回転可能に支持するため
の部分である。外筒部2bの内周面には、マウント部2
aの反対側に、フォーカス操作環3を回転自在に取り付
けるための係合部21aが形成されている。外筒部2b
の外周面には、その略中央に、ズーム操作環4を回転自
在に取り付けるための係合部21bが形成されている。
外筒部2bには、ズーム操作環4が回転可能となるよう
に、係合部21bを貫通して、この係合部21bの周囲
に所定長さで逃げ周囲溝2gが形成されている。外筒部
2bは、そのマウント部2a側の端部が、内筒部2cの
外周面に連結されている。
【0006】フォーカス操作環3は、図示しない結像面
に被写体の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部
材である。フォーカス操作環3の外周面には、外筒部2
bの係合部21aと摺動自在に係合する係合部31aが
形成されている。フォーカス操作環3の内周面には、レ
ンズ支持枠12のキー突起部12bと係合するキー溝3
1bが、光軸Cと平行に形成されている。
【0007】ズーム操作環4は、焦点距離を連続的に変
えて撮影するときに操作される部材である。ズーム操作
環4の内周面には、外筒部2bの係合部21bと摺動自
在に係合する係合部41bと、突起部40とが設けられ
ている。ズーム操作環4は、回転操作によって生ずる回
転力を、突起部40を介してズームカム筒5に伝達し、
このズームカム筒5を回転する。
【0008】突起部40は、ズーム操作環4が操作され
ることによって発生する回転力を、ズームカム筒5に伝
達するための部材である。突起部40は、図4に示すよ
うに、ズーム操作環4の内周面に、光軸Cに向かって突
出して形成されている。突起部40は、外筒部2bの逃
げ周囲溝2gを通過して、ズームカム筒5の切欠部5d
に嵌まり込んでいる。
【0009】内筒部2cは、ズームカム筒5を光軸Cを
中心に回転可能に支持するとともに、摺動筒6を光軸C
方向に移動自在に保持するための部分である。内筒部2
cの外周面には、図3に示すように、ズームカム筒5を
回転可能に支持するための係合部22a,22bが形成
されている。内筒部2cは、その外周面がズームカム筒
5の内周面と接触した状態で、このズームカム筒5の内
周面に嵌まり込んでいる。また、内筒部2cの内周面に
は、摺動筒6の外周面と接触した状態で、この摺動筒6
が嵌め込まれている。内筒部2cは、その内周部側から
外周部側に貫通し、かつ、光軸Cと平行に形成され、ピ
ン9,10,11を案内するためのズーミング用の直進
溝2d,2e,2fを備えている。
【0010】ズームカム筒5は、回転することによっ
て、直進溝2d,2e,2fに沿って駆動する駆動力を
ピン9,10,11に付与するための部材である。ズー
ムカム筒5は、カム溝5a,5b,5cと、このズーム
カム筒5のマウント部2a側の端部に形成された切欠部
5dと、係合部22a,22bと摺動自在に係合する係
合部51a,51bとを備えている。
【0011】カム溝5aは、第1のレンズ群L1及び第
4のレンズ群L4を光軸C方向に駆動するための溝であ
る。カム溝5bは、第2のレンズ群L2を光軸C方向に
駆動するための溝である。カム溝5cは、第3のレンズ
群L3を光軸C方向に駆動するためのである。カム溝5
a,5b,5cは、ズームカム筒5の内周部側から外周
部側に貫通して、光軸C回りにスパイラル状に形成され
ている。
【0012】摺動筒6は、第4のレンズ群L4を支持す
るとともに、摺動筒7,8を光軸C方向に移動自在に保
持するための部材である。摺動筒6は、マウント部2a
側の内周部に形成されたレンズ支持部60と、このレン
ズ支持部60に連続した直胴円筒部61とからなる。
【0013】レンズ支持部60は、第4のレンズ群L4
を支持するための部分である。レンズ支持部60の内周
部には、レンズ取付部60aが形成されており、このレ
ンズ取付部60aには、第4のレンズ群L4の外周部が
嵌め込まれている。
【0014】直胴円筒部61は、摺動筒7,8を光軸C
方向に移動自在に保持するための部分である。直胴円筒
部61は、ズームカム筒5のマウント部2a側の端部近
傍から、内筒部2cの係合部22a側に、光軸Cと平行
に延びた部分である。直胴円筒部61は、その外周面に
ピン9を取り付けるためのピン取付部61aと、直胴円
筒部61の内周部側から外周部側に形成され、ピン1
0,11が貫通するための逃げ溝61bと、この直胴円
筒部61の先端(被写体)側の外周面に形成された雄ヘ
リコイドねじ部61cとを備えている。直胴円筒部61
の内周面は、摺動筒7,8の外周面と接触した状態で、
摺動筒7,8を嵌め込んでいる。
【0015】ピン9は、直進溝2dとカム溝5aに沿っ
て移動することにより、摺動筒6を光軸C方向に移動す
るためのピンである。ピン9は、直胴円筒部61の外周
面から突出し、直進溝2dを通過してカム溝5aに移動
自在に嵌まり込んでいる。
【0016】レンズ支持枠12は、第1のレンズ群L1
を支持するための枠である。レンズ支持枠12は、直胴
円筒部61の雄ヘリコイドねじ部61cの外周部側であ
って、かつ、フォーカス操作環3の内周部側に配置され
ている。レンズ支持枠12は、直胴円筒部61の雄ヘリ
コイドねじ部61cの外周部とフォーカス操作環3の内
周部との間に配置された外筒部12eと、この外筒部1
2eの内周部から突出し、光軸Cと平行な方向に折り返
されたフランジ部12dと、このフランジ部12dの内
周部に形成され、第1のレンズ群L1を取り付けるため
のレンズ取付部12aと、外筒部12eの外周部に形成
され、キー溝31bと係合するキー突起部12bと、外
筒部12eの内周部に形成され、直胴円筒部61の雄ヘ
リコイドねじ部61cとかみ合う雌ヘリコイドねじ部1
2cとを備えている。
【0017】摺動筒7,8は、それぞれ第2のレンズ群
L2,第3のレンズ群L3を支持するための部材であ
る。なお、摺動筒7,8は、支持するレンズ群が異なる
以外は同一構造であり、以下では、摺動筒7とピン10
を中心に説明する。摺動筒7の外周面には、後述するピ
ン10を取り付けるためのピン取付部71aが形成され
ている。摺動筒7の内周部には、第2のレンズ群L2を
取り付けるためのレンズ取付部71bが形成されてい
る。
【0018】ピン10,11は、それぞれ直進溝2e,
2fとカム溝5b,5cに沿って移動することにより、
摺動筒7,8を光軸C方向に移動するためのピンであ
る。ピン10は、摺動筒7の外周面から突出し、逃げ溝
61b及び直進溝2eを通過して、カム溝5bに移動自
在に嵌まり込んでいる。ピン11は、摺動筒8の外周面
から突出し、逃げ溝61b及び直進溝2fを通過して、
カム溝5cに移動自在に嵌まり込んでいる。
【0019】つぎに、従来のレンズ鏡筒の動作を、ズー
ミング動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)ズーム操作環4が光軸C回りに回転
すると、ズーム操作環4から突出した突起部40がズー
ムカム筒5の切欠部5dを図4に示す矢印方向に押し、
ズームカム筒5は、光軸C回りに回転する。ズームカム
筒5が回転すると、ピン9は、カム溝5aの側面と接触
移動し、この側面により押される。ピン9は、カム溝5
aの側面との接触部において駆動力を受けて、直進溝2
dに沿って、光軸Cと平行な方向に移動する。また、ズ
ームカム筒5が回転すると、カム溝5b,5cの側面が
それぞれピン10,11を押す。ピン10,11は、カ
ム溝5b,5cの側面とピン10,11との接触部にお
いて駆動力を受けて、それぞれ直進溝2e,2fに沿っ
て、光軸Cと平行な方向に移動する。
【0020】その結果、ピン9を取り付けた摺動筒6
は、内筒部2cの内周面と接触しつつ光軸C方向に移動
する。摺動筒6とレンズ支持枠12は、雄ヘリコイドね
じ部6cと雌ヘリコイドねじ部12cにより互いに結合
されている。このために、摺動筒6が移動すると、レン
ズ支持枠12は、キー突起部12bと係合するキー溝3
1bにガイドされて光軸C方向に移動する。また、ピン
10,11をそれぞれ取り付た摺動筒7,8は、同様の
動作により、摺動筒6の内周面と接触しつつ、光軸C方
向に移動する。以上の動作により、第1のレンズ群L
1、第2のレンズ群L2、第3のレンズ群L3及び第4
のレンズ群L4は、光軸C方向に移動して、ズーミング
動作をする。
【0021】(フォーカシング動作)フォーカス操作環
3が光軸C回りに回転すると、キー溝31bの長手方向
に沿った側面がキー突起部12bを押し、レンズ支持枠
12が光軸C回りに回転しようとする。レンズ支持枠1
2は、雄ヘリコイドねじ部6cと雌ヘリコイドねじ部1
2cにより、摺動筒6に結合しているが、摺動筒6に設
けたピン9は、直進溝2dに沿った移動のみを許容して
いる。このために、摺動筒6は回転することができず、
雌ヘリコイドねじ部12cと摺動筒6の雄ヘリコイドね
じ部6cとがかみ合って、レンズ支持枠12が光軸C方
向に回転しつつ移動する。以上の動作により、第1のレ
ンズ群L1が光軸C方向に移動して、フォーカシング動
作をする。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ鏡筒1
は、ズーム操作環4の外周部にローレット部材を取り付
けると、レンズ鏡筒1の外形が大きくなってしまうのを
避けるために、ズーム操作環4の外周部にローレットを
一体的に形成することがあった。また、ズーム操作環4
の外周面に焦点距離目盛を刻印するときや、レンズ鏡筒
1の構造上の都合から、ズーム操作環4に穴や切り欠き
などを設けるときや、ズーム操作環4に塗装並みの外観
が必要であるときなどには、加工コストを低減する必要
があった。このために、焦点距離目盛の刻印に代えて、
ズーム操作環4の外周面に焦点距離目盛を一体的に成形
したり、塗装に代えてシボ成形をする必要があった。そ
の結果、金属材料を削りだして、焦点距離目盛や穴を形
成するのを避けて、合成樹脂材料による成型品をズーム
操作環4に用いる場合が多かった。この場合に、従来の
レンズ鏡筒1は、ズーム操作環4及び突起部40を合成
樹脂材料により一体的に成型したり、合成樹脂材料のズ
ーム操作環4に、プレス部品である突起部40をビスな
どで取り付けていた。
【0023】しかし、従来のレンズ鏡筒1は、ズーミン
グ動作時に、各レンズ群やレンズ枠などの重量が、ピン
9,10,11を介して、回転運動に伴う負荷(抵抗
力)としてズームカム筒5に作用する。このような回転
運動に伴う負荷は、ズーム操作環4によってズームカム
筒5を回転すると、ズーム操作環4及び突起部40に作
用していた。このために、図4に示す矢印方向に、ズー
ム操作環4が回転すると、ズーム操作環4の剛性が不足
しているときには、図中二点鎖線で示すように、ズーム
操作環4が、突起部40との連結部周辺において、波打
つように変形する可能性があった。その結果、ズーム操
作環4の回転調子や作動調子が低下してしまう可能性が
あった。
【0024】このようなズーム操作環4の変形は、例え
ば、ズーム操作環4に突起部40を複数設けて、ズーム
カム筒5を偶力によって安定して回転することで解決す
ることができる。しかし、レンズ鏡筒1内のスペースの
都合から、ズーム操作環4に突起部40を1箇所しか形
成できない場合も多かった。
【0025】また、このようなズーム操作環4の変形を
防止するために、硝子繊維やカーボン繊維などを多く混
入し、剛性の高い合成樹脂材料によって、ズーム操作環
4を成型することもできる。しかし、これらの繊維は、
成型品の表面への浮きが多く、シボ成形による外観品質
を保てず、コストの高い塗装工程を必要とするなどの問
題があった。
【0026】本発明の課題は、加工コストを低減するこ
とができるとともに、操作性を良好なものとすることが
できるレンズ鏡筒を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定するものではない。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、回転することによって駆動
力を発生し、撮影光学系(L1,L2,L3,L4)の
少なくとも一部を光軸(C)方向に移動する第1の回転
部材(5)と、前記第1の回転部材を回転する第2の回
転部材(4)と、前記第1又は第2の回転部材に設けら
れ、前記第2の回転部材が発生する回転力を前記第1の
回転部材に伝達する伝達部材(410,420)とを含
み、前記伝達部材は、その少なくとも一部に、前記第1
又は第2の回転部材に剛性を付与する剛性付与部(42
0)を備えることを特徴としているレンズ鏡筒である。
【0028】請求項2の発明は、請求項1に記載のレン
ズ鏡筒において、前記第1の回転部材は、光軸を中心と
して回転自在に支持され、回転負荷を受けるカム環
(5)であり、前記第2の回転部材は、光軸を中心とし
て回転自在に支持された操作環(4)であることを特徴
とするレンズ鏡筒である。
【0029】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のレンズ鏡筒において、前記第2の回転部材は、
ズーム操作環(4)、フォーカス操作環又はオートフォ
ーカスとマニュアルフォーカスとを切り替える切替操作
環であることを特徴とするレンズ鏡筒である。
【0030】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記
伝達部材は、前記第2の回転部材の内周部に設けられた
円環部(420)と、前記円環部に設けられ、前記第1
の回転部材と係合する係合部(410)とを含むことを
特徴とするレンズ鏡筒である。
【0031】請求項5の発明は、請求項4に記載のレン
ズ鏡筒において、前記円環部及び/又は前記係合部は、
前記第2の回転部材よりも剛性が高いことを特徴とする
レンズ鏡筒である。
【0032】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
に記載のレンズ鏡筒において、前記第2の回転部材は、
合成樹脂材料からなり、前記円環部及び/又は前記係合
部は、金属材料からなることを特徴とするレンズ鏡筒で
ある。
【0033】請求項7の発明は、請求項4から請求項6
までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記
円環部及び/又は前記係合部は、前記第2の回転部材の
内周部に複数箇所で取り付けられていることを特徴とす
るレンズ鏡筒である。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面など
を参照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳
しく説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るレ
ンズ鏡筒の部分断面図である。図2は、図1のII−II線
で切断した状態を示す部分断面図である。なお、以下で
は、図3及び図4に示した部材と同一の部材は、同一の
符号又は対応する符号を付して説明し、その部分の詳細
な説明は省略する。
【0035】連動環400は、ズーム操作環4に剛性を
付与するとともに、ズーム操作環4が操作されることに
よって発生する回転力を、ズームカム筒5に伝達するた
めの部材である。連動環400は、図2に示すように、
円筒状の円環部420と、この円環部420の内周部か
ら光軸Cに向かって突出し、円環部420と一体的に形
成された突起部410とからなる。連動環400は、ズ
ーム操作環4よりも剛性の高い材料からなり、例えば、
ズーム操作環4が合成樹脂材料などからなるときには、
この合成樹脂材料よりも剛性の高い金属材料などからな
る。連動環400は、円環部420の内周部が固定筒2
の外筒部2bに回転自在に支持されており、ズーム操作
環4と一体となって、光軸C回りに回転可能である。
【0036】ビス430は、ズーム操作環4の内周部に
円環部420の外周部を接触させた状態で、このズーム
操作環4の内周部に連動環400を固定するための部材
である。ビス430は、光軸Cを中心とする180度対
称位置において、ズーム操作環4と連動環400とを2
箇所で固定している。
【0037】以上説明したように、本発明の第1実施形
態に係るレンズ鏡筒は、以下の効果を有する。 (1) ズーム操作環4の内周部には、このズーム操作
環4に剛性を付与するための金属材料からなる連動環4
00が取り付けられている。その結果、回転運動に伴う
負荷(抵抗力)に抗してズームカム筒5をズーム操作環
4で回転しても、ズーム操作環4の剛性が増加するため
に、ズーム操作環4の突起部410との連結部周辺に、
図4に示すような変形が生じない。このために、ズーム
操作環4の回転調子や作動調子を、良好なものとするこ
とができる。また、連動環400は、ズーム操作環4の
全周に存在するために、連動環400の内周部を旋削加
工によって、寸法精度及び面程度を良好に仕上げること
ができる。その結果、ズーム操作環4の係合部41bの
補助部又は代替部として、連動環400を利用すること
ができる。さらに、連動環400は、ズーム操作環4の
内周部に取り付けられている。このために、ズーム操作
環4に合成樹脂材料からなる成型品を用いても、ズーム
操作環4の外観品質が低下することはない。
【0038】(2) 連動環400は、光軸Cを中心と
する180度対称位置において、ズーム操作環4の内周
部にビス430によって固定されている。このために、
ズーム操作環4と連動環400との固定を強固なものと
することができる。また、ズームカム筒5の回転運動に
伴う負荷が、ズーム操作環4に分散して加わるために、
ズーム操作環4の変形を確実に防止することができる。
【0039】(3) 連動環400は、円環部420と
突起部410とからなる単純な構造である。このため
に、鍛造やダイカスト成形などによって、突起部410
を簡単に形成することができる。その結果、連動環40
0の加工コストを、大幅に削減することができる。
【0040】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、それらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、ズーム操作環4の内周部
側にズームカム筒5を配置したレンズ鏡筒を例に挙げて
説明したが、ズーム操作環4の外周部側にズームカム筒
5を配置したレンズ鏡筒についても、本発明を適用する
ことができる。また、ズームカム筒5側に剛性を付与す
る連動環400を設け、ズーム操作環4側に切欠部5d
を設けることもできる。さらに、ズーム操作環4によっ
てズーミング動作する場合を例に挙げて説明したが、フ
ォーカシング動作をするためのフォーカス操作環や、オ
ートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切り替える
切替操作環についても、本発明を適用することができ
る。
【0041】(2) 本発明の実施形態は、金属材料に
より連動環400を形成した場合を例に挙げて説明した
が、硝子繊維やカーボン繊維などを多く混入した高剛性
の合成樹脂材料によって、連動環400を成形すること
もできる。この場合にも、ズーム操作環4の外観品質が
低下することがなく、連動環400の加工コストを、一
体成型により一層軽減することができる。また、連動環
400は、加工上の都合や組み込み上の都合などによ
り、突起部410と円環部420とを別部材としてもよ
く、ズーム操作環4よりも高剛性の金属材料により、円
環部420のみを形成してもよい。
【0042】(3) 本発明の実施形態は、光軸Cを中
心とする180度対称位置において、連動環400とズ
ーム操作環4とを2本のビス430で固定しているが、
レンズ鏡筒内のスペース上の都合などにより、3箇所以
上で固定してもよい。また、凹凸係合、部分接着若しく
は全周接着又はインサートによる一体成形などにより、
連動環400とズーム操作環4とを固定してもよい。さ
らに、レンズ鏡筒内のスペース上の都合などから、円環
部420に突起部410を複数形成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、第1又は第2の回転部材の回転調子や作動調子な
どの操作性を優れたものとすることができる。また、第
1又は第2の回転部材の加工を容易なものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒の断面
図である。
【図2】図1のII−II線で切断した状態を示す部分断面
図である。
【図3】従来のレンズ鏡筒の一例を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線で切断した状態を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒 2 固定筒 2b 外筒部 2c 内筒部 3 フォーカス操作環 4 ズーム操作環 5 ズームカム筒 5d 切欠部 40,410 突起部 400 連動環 420 円環部 430 ビス C 光軸 L1 第1のレンズ群 L2 第2のレンズ群 L3 第3のレンズ群 L4 第4のレンズ群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転することによって駆動力を発生し、
    撮影光学系の少なくとも一部を光軸方向に移動する第1
    の回転部材と、 前記第1の回転部材を回転する第2の回転部材と、 前記第1又は第2の回転部材に設けられ、前記第2の回
    転部材が発生する回転力を前記第1の回転部材に伝達す
    る伝達部材とを含み、 前記伝達部材は、その少なくとも一部に、前記第1又は
    第2の回転部材に剛性を付与する剛性付与部を備えるこ
    と、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、 前記第1の回転部材は、光軸を中心として回転自在に支
    持され、回転負荷を受けるカム環であり、 前記第2の回転部材は、光軸を中心として回転自在に支
    持された操作環であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡
    筒において、 前記第2の回転部材は、ズーム操作環、フォーカス操作
    環又はオートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切
    り替える切替操作環であること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のレンズ鏡筒において、 前記伝達部材は、 前記第2の回転部材の内周部に設けられた円環部と、 前記円環部に設けられ、前記第1の回転部材と係合する
    係合部と、 を含むことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレンズ鏡筒において、 前記円環部及び/又は前記係合部は、前記第2の回転部
    材よりも剛性が高いこと、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のレンズ鏡
    筒において、 前記第2の回転部材は、合成樹脂材料からなり、 前記円環部及び/又は前記係合部は、金属材料からなる
    こと、 を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6までのいずれか1
    項に記載のレンズ鏡筒において、 前記円環部及び/又は前記係合部は、前記第2の回転部
    材の内周部に複数箇所で取り付けられていること、 を特徴とするレンズ鏡筒。
JP9359557A 1997-12-26 1997-12-26 レンズ鏡筒 Pending JPH11194255A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040313A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2002244012A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Nikon Corp レンズ鏡筒

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