JPH11194307A - 多焦点眼用レンズ - Google Patents
多焦点眼用レンズInfo
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- JPH11194307A JPH11194307A JP10295382A JP29538298A JPH11194307A JP H11194307 A JPH11194307 A JP H11194307A JP 10295382 A JP10295382 A JP 10295382A JP 29538298 A JP29538298 A JP 29538298A JP H11194307 A JPH11194307 A JP H11194307A
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Abstract
者の良好な視的快適性と、高い近視領域と、近視領域、
中間視領域、および遠視領域における広い視野とを確保
する。 【解決手段】 遠視領域VL、近視領域VP、および中
間視領域VIを具備した多焦点眼用レンズであって、高
い近視領域と、近視領域、中間視領域、および遠視領域
VLにおける広い視野とを有するレンズが提供される。
レンズ上の取付中心と、倍率増分が遠視制御点における
倍率増分よりも85%だけ高い点との間の距離が16m
mよりも短いにも関わらず、プログレッションは緩慢で
あり、同時に、レンズの幾何中心と心合わせされた半径
20mmの円の内側における最大シリンダ値が低い値に
維持される。
Description
おいて平均球値およびシリンダ値を有する非球面を備え
た多焦点眼用レンズに関する。なお、本明細書において
「近視」は近くを見ることを、「遠視」は遠くを見るこ
とをそれぞれ表している。
レンズの中から、全ての距離の視覚に適合されたプログ
レッシブレンズとして知られるレンズ、および特に近視
および中間視用のレンズを区別することができる。プロ
グレッシブ多焦点眼用レンズは遠視領域と、近視領域
と、中間視領域と、これら三つの領域を通過するプログ
レッションまたは遷移部分の主メリディアンとを具備す
る。本明細書と一体のものとして参照されるフランス国
特許出願第2699294号にはその冒頭において、プ
ログレッシブ多焦点眼用レンズの様々な要素(プログレ
ッションの主メリディアン、遠視領域、近視領域など)
が記載されており、さらに、このようなレンズの装着者
の快適性を改良するために本願出願人によりなされた研
究成果が記載されている。
らによく満たし、また、プログレッシブ多焦点レンズの
快適性を改良するために、プログレッションの主メリデ
ィアンの形状を倍率増分値Aの関数として適合させるこ
とが本願出願人によりすでに提案されている(フランス
国特許出願FR−A−2683642号)。このような
レンズのために、倍率増分値Aは遠視領域の基準点と近
視領域の基準点との間の平均球値の変化として規定され
る。
装着者の非正視および近視のために必要な倍率の関数と
して定められる。特に近視用のレンズもあり、このよう
なレンズは従来のプログレッシブレンズが有するように
予め定められた基準点を有する遠視領域を備えていな
い。このようなレンズは装着者が必要とする近視用倍率
に応じ、遠視用倍率から独立して定められる。このよう
なレンズは「眼鏡屋(Opticien Luneti
er)」、1988年4月、の記事に開示されており、
エシロア デルタ(Essilor Delta)とい
う商標でもって本願出願人により市場で販売されてい
る。このレンズはプログレッシブレンズのように簡単に
使用できかつ容易に装着でき、プログレッシブレンズを
装着していない視力のよい人にとって魅力的なものであ
る。このレンズはフランス国特許出願FR−A−258
8973号にも開示されている。このレンズは満足のい
く近視を確保するために、視力を矯正するのに一般的に
用いられている単焦点レンズと等価である中央部分を有
する。さらに、このレンズは上部において倍率がわずか
ばかり小さくされており、装着者が通常の近視野よりも
鮮明な視野を有するのを確保する。さらに、レンズは近
視のための見かけ上の倍率に等しい倍率値を有する点
と、レンズの下部において高倍率領域と、レンズの上部
において低倍率領域とを有する。
ンズであろうと、現在の多焦点レンズを、装着者の快適
性を改良するために中心視性能に関し、さらに改良する
ことができる。多焦点レンズの装着者は実際、動態視に
不快感を感ずることが時としてある。このようなレンズ
も、装着者の最適な快適性を確保するのに十分高い近視
領域を維持することにより改良することができる。さら
に、中間視および遠視に接して広い視野を設けることが
重要である。
の欠点を克服すると共に、装着者の良好な視的快適性
と、高い近視領域と、近視領域、中間視領域、および遠
視領域における広い視野とを確保する多焦点レンズを提
供する。本発明によるレンズはまた、レンズの全ての領
域において装着者が緩慢なプログレッションを享受する
のを確保する。
点において平均球値およびシリンダ値を有する非球面を
具備すると共に、遠視領域VLと、近視領域VPと、中
間視領域VIと、これら三つの領域を通過するプログレ
ッションの主メリディアンMM’とを具備し、本明細書
で規定されるプログレッションの主長さが16mmより
も短く、レンズの幾何中心と心合わせされた半径20m
mの円の内側における最大シリンダ値C max が以下の関
係により規定される多焦点眼用レンズを提供する。
ある前記円の内側の点との間の距離であり、Pmer はプ
ログレッションの主メリディアンに沿った平均球値の最
大傾きである。好ましい実施態様によれば、プログレッ
ションの主メリディアンはシリンダ値が0.5ディオプ
トルである点により形成される各線を結ぶ水平線分の中
間点により形成される。
中間視用多焦点レンズであり、このレンズの倍率増分は
レンズの幾何中心と心合わせされた半径20mmの円の
内側におけるプログレッションの前記メリディアン上の
平均球値の最大値と最小値との差として規定される。こ
の場合、プログレッションの主長さは好ましくは、倍率
増分と、前記メリディアン上の平均球値の最大傾きとの
比として規定され、レンズの幾何中心と心合わせされた
半径20mmの円の内側のシリンダ値は倍率増分よりも
小さく、好ましくは倍率増分の80%よりも小さい。
のための基準点と、遠視領域のための基準点とを有する
プログレッシブ多焦点レンズであり、このレンズの倍率
増分はこれら2点における平均球値の差として規定され
る。この場合、プログレッシブの主長さを、取付中心
と、平均球値が遠視のための前記基準点における平均球
値よりも85%だけ大きい前記メリディアン上の点との
間の鉛直方向距離として規定することができ、レンズの
幾何中心と心合わせされた前記半径20mmの円の内側
のシリンダ値が倍率増分よりも小さく、好ましくは倍率
増分の80%よりも小さい。
おいて、レンズの幾何中心と心合わせされた半径20m
mの円の内側において前記メリディアンの両側での最大
シリンダ値の差が0.05ディオプトルよりも小さく、
好ましくは0.03ディオプトルよりも小さい。さらに
好ましい実施態様によれば、レンズの幾何中心からそれ
ぞれ延びて、近視領域において前記円と、シリンダ値が
倍率増分の半分に等しい点により形成される線との交点
を通過する半線間の角が45°よりも大きい。
ダ値が倍率増分の半分に等しい点により形成される線で
もってレンズの上部に画定される前記遠視領域が前記レ
ンズの幾何中心から始まる二つの半線により形成される
角付扇状部を含み、これら半線間の角が130°よりも
大きく、好ましくは160°と165°との間にある。
本発明のさらに別の特徴および利点は添付図面を参照
した本発明を限定しない例による本発明の実施態様の以
下の記載から、さらに明らかになろう。
に対応し、Y軸が鉛直軸に対応する眼用座標系が採用さ
れる。基準フレームの中心Oはレンズの幾何中心であ
る。図1は公知のプログレッシブ眼用レンズの概略前面
図であり、レンズの様々な要素を示している。
特性を示しており、このレンズの直径は約60mmであ
る。図2から図4では、倍率増分が1ディオプトルであ
るレンズについて説明する。図5から図10は倍率増分
が2または3ディオプトルであるレンズにおける同様な
図を示している。
様々な要素を説明する。このようなレンズは一般的に、
図1に示される非球面と、非球面またはトロイダルであ
りうる第2面とを有する。非球面上のすべての点に対し
平均球値Dが次式により規定される。
る最大曲率半径および最小曲率半径であり、nはレンズ
材料の屈折率である。シリンダ値Cは次式により規定さ
れる。
の複数の点を、幾何中心Oにおいてプログレッシブ面に
接する平面上に投影することにより形成される線であ
る。同様に、等シリンダ値線はシリンダ値が等しい複数
の点を、この同一平面上に投影することにより形成され
る線である。従来通り、レンズ1はその上部の遠視領域
VLと、下部の近視領域VPと、これら二つの領域間の
中間領域VIとを具備する。プログレッシブレンズに対
し、近視が測定される近視領域内に基準点Pが画定さ
れ、遠視が測定される位置において基準点Lが画定され
る。近視用レンズでは、近視を測定するために近視領域
内に基準点Pが画定されるが、遠視領域のために対応す
る基準点は画定されない。
び近視領域を通過するレンズのプログレッション2の主
メリディアンが示される。このメリディアンは0.5デ
ィオプトルの等シリンダ値線により画定される水平線分
の中間点の軌跡として定められる。図1の例において、
メリディアンは本質的に三つの線分からなり、その第1
の線分はレンズの頂点から概ね鉛直方向に延び、点Lを
通過して点Dまで下方に延びる。この点Dは取付中心と
称されると共に、遠視制御点Lと幾何中心Oとの間に位
置する。第2の線分は点Dからレンズの鼻方向に傾斜し
て延び、第3の線分は第2の線分の端部Cから始まり、
近視制御点Pを通過する。メリディアンを他の形状にす
ることができる。
公知の方法でもって倍率増分が定められ、この倍率増分
は近視領域内の基準点Pと遠視領域内の基準点Lと間の
平均球値の差である。近視および中間視用の多焦点レン
ズに対し、球値の最小値および最大値はレンズの幾何中
心を中心とする半径20mmの円の境界の内側における
メリディアン上で測定されて定められる。この場合、倍
率増分は球値のこれら最小値と最大値との差である。プ
ログレッシブレンズに関し、この定義は倍率増分の従来
通りの定義、すなわち近視領域の基準点と遠視領域の基
準点との間の球値の差、と実質的に等価である。
視領域の限界が倍率増分の半分に等しい値の等シリンダ
値線により形成されると一般的に考えられている。同様
に、レンズ下部にある近視領域の限界は倍率増分の半分
に等しい値の等シリンダ値線により定められる。従来の
レンズ、特に本願出願人によるレンズの場合、プログレ
ッションの主メリディアン周りの領域における視覚は完
全に満足のいくものである。
スキャンする領域を表している。中心視領域として知ら
れているこの部分の寸法および位置は本願出願人の研究
所において行われた数多くの測定により求められてい
る。例えば、IEEE、T.ボニン(Bonnin)お
よびN.バー(Bar)による携帯型眼運動記録器(P
ortable eye movement reco
rder)、IEEE薬工学および生物工学部会の第1
4回定期国際会議予稿集、1992、第4部、第166
8から1669頁、AAO1993、「眼用非球面レン
ズの最適化、日常生活のための眼運動の記録(Opti
mization of ophthalmic as
pheric lenses:recording o
f eyemovement for everyda
y tasks)」、N.バー(Bar)、T.ボニン
(Bonnin)、およびC.ペドレノ(Pedren
o)、検眼および視覚科学(Optometry an
d vision science)1993、第12
号、第70巻、第154頁、あるいはECEM93、
「視的空間の利用(The use of visua
l space)」、N.バー(Bar)によるポスタ
ー、を参照されたい。この領域は取付中心と心合わせさ
れた直径30mmの円板を覆う。
に、レンズの幾何中心と心合わせされた直径40mmの
円板を考え、以下に詳細に説明するようにこの円の内側
において量Cmax /dが0.50・Pmer よりも小さい
状態となるようにしている。この円板は中心視領域を囲
む。したがって、この領域内においてシリンダ値のよう
な欠点が抑制され、それにより中心視領域における鮮明
な視覚ができる限り確保される。
および中心視領域での快適性を改善するために、本発明
は以下の図面を参照して説明されるレンズ表面の特性の
新しい定義を考える。図面はプログレッシブ多焦点レン
ズの場合を示しているが、本発明は必要な変更を加えて
近視用多焦点レンズにも適用される。図2は本発明によ
るレンズのメリディアンに沿った倍率を示すグラフであ
り、このレンズの倍率増分は1ディオプトルである。図
1のグラフのy軸はレンズのy軸であり、x軸は遠視領
域内の基準点からの倍率(ディオプトル)の差を与え
る。
ある点は遠視領域の基準点Lに対応し、これは図2の場
合、最小球値の点である。この点において、平均球値は
5.2ディオプトルであり、シリンダ値は零である。メ
リディアン上のy軸値が−14mmである点は近視領域
の基準点Pであり、この点において平均球値は6.22
ディオプトルであり、シリンダ値は0.02ディオプト
ルである。
中心のy軸値と、平均球値が遠視領域の基準点における
平均球値と倍率増分の85%との和に等しいメリディア
ン上の点のy軸値との差はプログレッションの主長さL
ppと称される。図2の例では、y軸上の値がy=−1
0.8mmの点における平均球値は遠視領域の基準点に
おける平均球値よりも倍率増分の85%だけ高い。取付
中心がy軸上のy=4mmの場合、プログレッションの
主長さは14.8mmになる。
合、プログレッションの主長さは上述の通り規定された
倍率増分とメリディアンに沿った平均球値の傾きとの比
であり、この比は次のように表される。 Lpp=(Smax −Smin )/Pmer ここでSmax およびSmin はそれぞれメリディアン上の
球値の最大値および最小値であり、Pmer はメリディア
ンに沿った球値の傾きの最大値であり、この球値の傾き
はxまたはyに対する球値の最大傾斜率に相当する。こ
の比Lppは長さと等価であり、平均球値が倍率増分に相
当する値だけ増大する長さを表している。
長さは平均球値の変化に相当するメリディアンに沿った
位置を表している。図2はまず、点L上方の遠視領域に
おいて球値が概ね一定であることを示している。図2は
また、点P下方の近視領域において球値が概ね一定であ
ることも示している。さらに、図2は14.8mmに等
しいプログレッションの主長さが短く、とりわけ、16
mmよりも短いことを示している。これにより、かなり
快適に広範囲に近視を用いることが可能となるのが確保
される。
および等平均球値線を示す図2のレンズの前面図であ
る。図2に示されるこれらの要素は等球値線と共に図3
に示される。図3の等球値線は遠視領域制御点Lにおけ
る平均球値よりもそれぞれ0.25,0.5,0.7
5,1ディオプトルだけ大きい平均球値をそれぞれ表す
線11,12,13,14である。
および等シリンダ値線を示す図2のレンズの前面図であ
る。図2に示されるこれらの要素は図4にも示される。
プログレッションの主メリディアンに沿ってシリンダ値
が小さくなるにつれて、シリンダ値の各値に対し二つの
等シリンダ値線がある。図4の等シリンダ値線はシリン
ダ値がそれぞれ0.25、0.5、0.75である16
および16’、17および17’、18および18’で
ある。
遠視領域の境界は0.5等シリンダ値線17および1
7’により実質的に形成される。したがって、本発明の
レンズはレンズの上部側半分のほとんど全て上に拡がる
広い遠視領域を有する。レンズの下部において、近視領
域の境界も0.5等シリンダ値線17および17’によ
り実質的に形成される。図4は点Pにおいて等シリンダ
値線17および17’間を測定して得られる本発明のレ
ンズの近視領域の幅が13mmよりも大きいことを示し
ている。
0mmの円板を考えると、この円板の内側におけるシリ
ンダ値の最大値は0.741ディオプトルであり、この
最大値はレンズの中心から20mmだけ離れたx=−1
6、y=−12の点において得られる。したがって、図
2から図4のレンズではプログレッションの長さを短く
維持しつつ非常に緩慢なプログレッションが確保され、
したがって高い近視領域が確保される。
40mmの円板の内側におけるシリンダ値(ディオプト
ル)の最大値であり、dは幾何中心と、この最大値が得
られる円板上の点との間の距離(mm)であり、Pmer
はメリディアンに沿った平均球値の傾きの最大値(ディ
オプトル/mm)である。
る。関係(1)はメリディアンに沿った球値の急激なプ
ログレッションがレンズの中心視領域における非常に重
要な欠点をもたらさないということを反映している。値
Pmer は球値の傾きの最大値を表しており、大きな値は
著しいプログレッションを表す。値Cmax は直径40m
mの円板の境界の内側のレンズ表面で、大きなプログレ
ッション度合いにより引き起こされる障害を反映してい
る。この値は係数1/dにより重み付けされ、この障害
によりレンズの中心において生ずる問題よりもレンズの
縁部において生ずる問題の方が小さいことを表してい
る。本願出願人により試験された従来のあらゆるプログ
レッシブ眼用レンズは関係(1)を満たさない。この基
準に最も近く適合する従来のレンズは本願出願人自身の
レンズであり、このレンズについて値Cmax /(d・P
mer )はレンズ上で測定すると0.55になる。したが
って、レンズは著しいプログレッションと、中心視領域
において特によく制御された障害との間のこのような妥
協を、初めて保証するものである。
のと同様な図を示しており、しかしながら倍率増分が2
ディオプトルであるレンズに関するものであり、図8か
ら図10は図2から図4に示されるものと同様な図を示
しており、しかしながら倍率増分が3ディオプトルであ
るレンズに関するものである。図6および図9では等球
値線が0.25ディオプトル間隔で示されており、図8
および図10では等シリンダ値線が0.25ディオプト
ル間隔で示されている。
たされる。 Cmax /d≦0.44・Pmer 本発明は関係(1)と組み合わさって本発明によるレン
ズの性能を改良することができる他の利点を開示する。
図2を参照して上述したように、プログレッションの主
長さは有利には16mmよりも短く、倍率増分が1のレ
ンズの場合その値は14.8mmである。倍率増分が2
のレンズの場合も倍率増分が3のレンズの場合も、プロ
グレッションの主長さはほぼ同じである。この短いプロ
グレッションの長さは実際、レンズ上を上方に拡がる近
視領域により表される。
る最大シリンダ値は倍率増分よりも小さく、好ましくは
倍率増分の80%である。例えば、倍率増分が1ディオ
プトルの場合を考えると、円の内側における最大シリン
ダ値は0.741ディオプトルであり、この値は倍率増
分が2ディオプトルの場合には1.52であり、倍率増
分が3ディオプトルの場合には2.28である。
0mmの円の内側においてメリディアンの両側での最大
シリンダ値の差を0.05ディオプトルよりも小さく、
好ましくは0.03ディオプトルよりも小さく定めるこ
ともできる。有利には、レンズの幾何中心からそれぞれ
延びて、近視領域において半径20mmの円と、シリン
ダ値が倍率増分の半分に等しい点により形成される線と
の交点を通過する半線間の角が45°よりも大きい。図
2から図4の実施態様において、参照符号21,21’
が付されたこれら半線間の角は45°程度である。その
値は図5以降の倍率増分が2および3であるレンズに対
しても概ね同じであり、対応する半線が図7および図1
0に示されている。
ンズの鼻側とこめかみ側とで概ね同じにすることを提案
し、この値は有利には上述のように規定される倍率増分
の75%程度である。本発明による倍率増分が1のレン
ズでは、鼻側での最大シリンダ値は0.734ディオプ
トルであり、座標がx=17mm、y=−10mmであ
る点において得られる。こめかみ側ではシリンダ値の最
大値は0.741ディオプトルであり、座標がx=−1
6mm、y=−12mmである点において得られる。こ
の最大値はレンズの幾何中心からの距離がそれぞれ1
9.7mm、20mmである点において得られる。これ
により、最大シリンダ値の点が中心視のために用いられ
る領域の縁部に位置するのが確保される。
レンズの幾何中心で終わる二つの半線により形成される
少なくとも一つの扇状部を具備し、これら半線間に形成
されるレンズの上部に対面する角は少なくとも130°
である。この値は有利には160°と165°との間に
ある。図4に示されるように、倍率増分が1ディオプト
ルの場合、参照符号20,20’で示される半線間の角
は163°である。この角は倍率増分が2または3ディ
オプトルの場合と概ね等しい。対応する半線が図7およ
び図10にも示されている。
うにする様々な特徴の詳細を以下に説明する。それ自体
公知であるように、レンズの表面は連続しており、連続
して3度派生しうる。当業者には公知であるように、プ
ログレッシブレンズの表面は特定数のレンズパラメータ
の境界条件を設定してコンピュータを用いたデジタル最
適化により得られる。
たはいくつかを境界条件として用いることができる。こ
れらの基準は遠視領域に基準点を有すると共に近視領域
に基準点を有する従来のプログレッシブ多焦点レンズ
と、近視用の多焦点レンズとの両方に適用される。
レッションの主メリディアンを定めることから始めるこ
とができる。このために、その全体が本明細書と一体の
ものとして参照されるフランス国特許出願第FR−A−
2683642号の教示を用いることができる。本発明
の教示を適用するために、プログレッションの主メリデ
ィアンのあらゆる他の規定を用いることができる。明ら
かに、本発明は上記記載に限定されない。数ある中で、
非球面をレンズの装着者に対面する表面とすることがで
きる。さらに、両眼に対し異ならせることができるレン
ズについてこれまで一切記載されていないが、これは当
然、適用される。
る。
率の変化を示す線図である。
球値のレベルを表す線を示す図2のレンズの前面図であ
る。
ンダ値レベルを表す線を示す図2のレンズの前面図であ
る。
と同様な図である。
と同様な図である。
と同様な図である。
と同様な図である。
と同様な図である。
4と同様な図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 その上の全ての点において平均球値およ
びシリンダ値を有する非球面を具備すると共に、遠視領
域(VL)と、近視領域(VP)と、中間視領域(V
I)と、これら三つの領域を通過するプログレッション
の主メリディアン(MM’)とを具備し、プログレッシ
ョンの主長さが16mmよりも短く、(a)レンズの幾
何中心と心合わせされた半径20mmの円の内側におけ
る最大シリンダ値と、(b)レンズの幾何中心と、シリ
ンダ値が最大値である前記円の内側の点との間の距離と
の比がプログレッションの主メリディアンに沿った平均
球値の最大傾き(Pmer )の半分以下である多焦点眼用
レンズ。 - 【請求項2】 プログレッションの主メリディアンが、
シリンダ値が0.5ディオプトルである点により形成さ
れる各線を結ぶ水平線分の中間点により形成される請求
項1に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項3】 前記レンズが近視および中間視用多焦点
レンズであり、該レンズの倍率増分がレンズの幾何中心
と心合わせされた半径20mmの円の内側におけるプロ
グレッションの前記メリディアンの平均球値の最大値と
最小値との差として規定される請求項1または2に記載
の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項4】 プログレッションの主長さが倍率増分
と、前記メリディアン上の平均球値の最大傾きとの比と
して規定される請求項3に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項5】 前記レンズが近視領域のための基準点
と、遠視領域のための基準点とを有するプログレッシブ
多焦点レンズであり、該レンズの倍率増分がこれら2点
における平均球値の差として規定される請求項1または
2に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項6】 プログレッションの主長さが取付中心
と、平均球値が遠視のための前記基準点における平均球
値よりも85%だけ大きい前記メリディアン上の点との
間の鉛直方向距離として規定される請求項5に記載の多
焦点眼用レンズ。 - 【請求項7】 レンズの幾何中心と心合わせされた前記
半径20mmの円の内側のシリンダ値が倍率増分よりも
小さい請求項3から6までのいずれか一項に記載の多焦
点眼用レンズ。 - 【請求項8】 レンズの幾何中心と心合わせされた前記
半径20mmの円の内側において前記メリディアンの両
側での最大シリンダ値の差が0.05ディオプトルより
も小さい請求項1から7までのいずれか一項に記載の多
焦点眼用レンズ。 - 【請求項9】 レンズの幾何中心からそれぞれ延びて、
近視領域において前記円と、シリンダ値が倍率増分の半
分に等しい点により形成される線との交点を通過する半
線間の角が45°よりも大きい請求項3から8までのい
ずれか一項に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項10】 シリンダ値が倍率増分の半分に等しい
点により形成される線でもってレンズの上部に画定され
る前記遠視領域が前記レンズの幾何中心から始まる二つ
の半線により形成される角付扇状部を含み、これら半線
間の角が130°よりも大きい請求項3から9までのい
ずれか一項に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項11】 レンズの幾何中心と心合わせされた前
記半径20mmの円の内側のシリンダ値が倍率増分の8
0%よりも小さい請求項7に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項12】 レンズの幾何中心と心合わせされた前
記半径20mmの円の内側において前記メリディアンの
両側での最大シリンダ値の差が0.03ディオプトルよ
りも小さい請求項8に記載の多焦点眼用レンズ。 - 【請求項13】 前記角が160°と165°との間に
ある請求項10に記載の多焦点眼用レンズ。
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