JPH11194414A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JPH11194414A
JPH11194414A JP36011397A JP36011397A JPH11194414A JP H11194414 A JPH11194414 A JP H11194414A JP 36011397 A JP36011397 A JP 36011397A JP 36011397 A JP36011397 A JP 36011397A JP H11194414 A JPH11194414 A JP H11194414A
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JP
Japan
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lens
front cover
film
cover
unit
Prior art date
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Application number
JP36011397A
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English (en)
Inventor
Kenji Negishi
賢治 根岸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品数を少なくし、組立効率の向上及び低コス
ト化を図ることができる防水型のレンズ付きフイルムユ
ニットを提供する。 【解決手段】レンズ付きフイルムユニットの前面を包囲
する前カバー20をエラストマーと透明な硬質プラスチ
ックの2色成形による樹脂板を用いて構成し、この前カ
バー20の内層を成す透明硬質プラスチックによって、
前カバー20の撮影レンズ窓48、ファインダー窓5
0、ストロボ窓52及びフイルムカウンター窓54の各
窓部にレンズを一体成形する。特に、水中撮影を考慮
し、水の屈折作用による距離を補正するように構成した
凸レンズを前カバー20の撮影レンズ窓48及びファイ
ンダー窓50に形成する。更に、水中におけるストロボ
の照射角の狭小化を補正すべく正のパワーを有したレン
ズを前カバー20のストロボ窓52に一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真フイルムを内蔵
するとともに、撮影レンズやシャッター機構等から成る
撮影機構を組み込んだレンズ付きフイルムユニットに係
り、特に、防水又は防塵機能を付加したレンズ付きフイ
ルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】未露光の写真フイルムが予め装填され、
撮影レンズやシャッター機構等の露光手段を具備したレ
ンズ付きフイルムユニットは、安価で簡便な撮影手段と
して一般に広く知られている。このようなレンズ付きフ
イルムユニットは、構成部品を少なくして、効率的に生
産することが要求されており、かかる観点から、本体の
前面部を覆う前カバーに撮影レンズやファインダー対物
レンズを一体成形する方法が提案されている(特開昭6
3−193145号公報、実開平1−57745号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年レンズ付き
フイルムユニットを水中でも利用できるようにするため
の防水構造に対する要求が高まり、フイルムカウンター
やストロボ発光部など、従来露出していた部分を水密に
覆う必要が生じた。かかる要請に対応すべく、フイルム
カウンター窓やストロボ窓に透明プラスチック板等を接
着や熱カシメによって固着することも考えられるが、か
かる構成では構成部品が増加し、組立効率が悪化すると
いう問題がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、部品数を削減し、組立効率の向上及び低コスト
化を図ることができるレンズ付きフイルムユニットを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、シャッター手段を含む撮影機
構及び写真フイルムが内蔵され、写真フイルムの交換が
実質的に不能な構造を有したレンズ付きフイルムユニッ
トにおいて、外層がエラストマー、内層が透明な硬質プ
ラスチックから成る2色成形された樹脂板で形成された
前カバーを備え、この前カバーの内層を構成する透明な
硬質プラスチックによって、該前カバーに撮影レンズ、
ファインダーレンズ、ストロボ発光部のレンズ、及びフ
イルムカウンター窓部のレンズのうち少なくとも一つの
レンズが一体成形されていることをを特徴としている。
【0006】即ち、本発明は、レンズ付きフイルムユニ
ットの前面を包囲する前カバーをエラストマーと透明な
硬質プラスチックの2色成形による樹脂板を用いて構成
し、更に、この前カバーの内層を成す透明硬質プラスチ
ックによって、撮影レンズ、ファインダーレンズ、スト
ロボ発光部のレンズ、及びフイルムカウンター窓部のレ
ンズのうち少なくとも一つのレンズを前カバーと一体的
に形成している。かかる構成により、各レンズ部材を別
途製作して、それぞれ個別に組み付けるという煩雑な工
程が回避され、部品数の削減及び組立効率の向上を図る
ことができる。
【0007】特に、本発明の前カバーは撮影レンズ窓、
ファインダー窓、ストロボ窓、フイルムカウンター窓な
ど、従来においては単に開口が形成され、露出していた
部分を内層の透明硬質プラスチックによって水密に覆う
ことができる。従って、本発明は防塵及び防水型のレン
ズ付きフイルムユニットへの適用が可能である。請求項
2記載の発明は、請求項1のレンズ付きフイルムユニッ
トにおいて、更に、写真フイルムが収納される本体部及
び撮影機構から成る本体ユニットの後方に、前記前カバ
ーと嵌合構造によって密着接合される後カバーを設け、
前カバー及び後カバーの内側に前記本体ユニットを直接
水密に収納して構成したことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、レンズ付きフイルムユニ
ットを構成するための機能部品としての役割を有する前
カバーを上述の如く2色成形樹脂板を用いて水密構造に
構成し、該前カバーと後カバーの嵌合構造によって本体
ユニットを直接密閉収納するようにしたので、内部に水
やゴミ等の異物の侵入を防止することができるととも
に、従来のような外ケース(単なる防水ケース)が不要
となり、小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0009】また、前カバーの外層に配置されるエラス
トマーは衝撃吸収性に優れ、落下等による破損や動作不
良等を防止できるとともに、撮影者がレンズ付きフイル
ムユニットを把持する時のグリップ部が滑り難く、ホー
ルド感に優れるという利点がある。請求項3記載の発明
は、請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットにおけ
る前カバーと後カバーの接合部の構造に関し、前カバー
の縁部は硬質プラスチックが形成されず、その全周にわ
たってエラストマーで連結部が形成されている。そし
て、前カバーと後カバーの接合に際して前記連結部が後
カバーに密着嵌合することによって接合部がシールされ
ることを特徴としている。
【0010】本発明は、前カバーの外層を成すエラスト
マーによって、前カバーの縁部の全周に接合部のシール
手段を一体的に形成したものである。これにより、Oリ
ングなど専用のシール手段を設けることなく、接合部の
防水及び防塵を図ることができる。請求項4記載の発明
は、前記2色成形による前カバーに代えて、写真フイル
ムが収納される本体部及び撮影機構から成る本体ユニッ
トの前側を包囲する透明な前カバーを設け、該前カバー
にストロボ発光部のレンズ及びフイルムカウンター窓部
のレンズの少なくとも一方のレンズを一体成形したこと
を特徴としている。
【0011】即ち、前カバーの全体を透明体で形成し、
この前カバーにおいてフイルムカウンター部のレンズや
ストロボ発光部のレンズを一体成形することによって、
カウンターの表示が見やすくなるとともに、従来ストロ
ボ発光部の前面に配設されていた透明板の部品を省略す
ることができ、部品数の削減及び組立効率の向上を図る
ことができる。尚、この場合の透明な前カバーは、レン
ズ付きフイルムユニットの機能部品としての役割を有し
ていてもよいし、機能部品の役割を与えずに、レンズ付
きフイルムユニットの前面部を包囲する機能を有した前
蓋(前面カバー)の更に外側を包囲するケーシング(外
カバー)としての役割だけでもよい。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1又は4記
載のレンズ付きフイルムユニットの前カバーに接合され
る後カバーの構造に関し、本体部に収納された写真フイ
ルムの背後を光密に覆うための機能部品としての裏蓋部
材が別途設けられ、該裏蓋部材の外側を包囲すべく透明
な後カバーが配置される。そして、これら前カバー及び
後カバーによって、本体ユニット及び裏蓋部材が直接水
密に収納されてレンズ付きフイルムユニットが構成され
ることを特徴としている。この場合、後カバーは透明体
であり、撮影者は後カバーを介してファインダーを観察
することができる。
【0013】上記透明な後カバーを用いた場合には、請
求項6に記載したように、後カバーにファインダー接眼
レンズを一体成形することによって、部品数の一層の削
減及び組立効率の一層の向上を図ることができる。請求
項7記載の発明は前記目的を達成する為に、写真フイル
ムが収納される本体部と、シャッター手段を含む撮影機
構とが前カバー及び後カバーの内側に水密に収納されて
成る防水型レンズ付きフイルムユニットにおいて、水中
撮影時に水の屈折作用によって生じる撮影レンズの見か
け上の焦点距離の変化を補正するように設計された凸レ
ンズを前カバーに一体成形したことを特徴としている。
【0014】水中では、水の屈折率(1.33)によっ
て物体の大きさは実際よりも大きく見え、また、物体ま
での距離も実際の距離より近く見える。陸上(空気中)
における撮影レンズの焦点距離に対し、水中では水の屈
折作用によって1.33倍の焦点距離を有する撮影レン
ズに相当する。本発明は、防水型レンズ付きフイルムユ
ニットが水中で使用されることを念頭においてなされた
もので、水中撮影時の撮影レンズの見かけ上の焦点距離
の変化を補正するように正のパワーを有するレンズ(凸
レンズ)を前カバーの撮影レンズ部に一体成形してい
る。
【0015】この場合、凸レンズ自体が撮影レンズの主
レンズを構成してもよいし、凸レンズは補正用レンズと
して撮影レンズ光学系の最前段に配置し、撮影レンズの
主レンズは該補正レンズ(凸レンズ)の後段に別途配置
して、複数枚のレンズによって撮影レンズ光学系を構成
してもよい。これにより、水中における撮影レンズの焦
点距離の変化を是正することができ、陸上と同様の画角
で撮影することができる。本発明は、特に、陸上で使用
可能なレンズ付きフイルムユニットの外側を前カバー及
び後カバーによって水密に覆う外カバー(防水カバー)
タイプのレンズ付きフイルムユニットに適用することに
より、水中と陸上で画角差を解消することができるとい
う利点がある。
【0016】また、上述した水中における撮影レンズの
焦点距離の補正と同様に、請求項8に記載の発明は、防
水型レンズ付きフイルムユニットにおいて、水の屈折作
用によって生じるファインダーレンズの見かけ上の焦点
距離の変化を補正するように設計された凸レンズを前カ
バーに一体成形したことを特徴としている。これによ
り、水中においても陸上と同様のファインダー観察が可
能になる。
【0017】請求項9記載の発明は、前述した請求項7
又は8に記載のレンズ付きフイルムユニットにおける前
カバーについて、特に、外層がエラストマー、内層が透
明な硬質プラスチックから成る2色成形された樹脂板で
構成し、該前カバーの内層を成す透明な硬質プラスチッ
クによって水中補正機能を有する凸レンズ(撮影レンズ
又はファインダーレンズ)を形成したものである。この
場合、前カバーのうち該凸レンズが形成される部位には
外層のエラストマーが形成されず、該凸レンズが露出し
て光透過性を確保するとともに、防水及び防塵を図って
いる。
【0018】請求項10記載の発明は、防水型レンズ付
きフイルムユニットにおいて、水中撮影時に水の屈折作
用によって生じるストロボの配光特性の変化(照射角の
狭小化)を補正すべく、前カバーのストロボ窓部に、水
中でのストロボの広域配光を可能にするように設計され
た正のパワーを有したレンズを前カバーに一体成形した
ことを特徴としている。正のパワーを有したレンズに
は、凸レンズやフレネルレンズが含まれるが、請求項1
1の如く、小さな凸レンズ要素を複数個配列する形態が
可能である。
【0019】このように、前カバーのストロボ窓部に水
中補正用のレンズを一体成形したことにより、水中にお
いてストロボを広い範囲に照射することができる。ま
た、従来ストロボ発光部に配設されていた透明板等の部
材が不要となり、部品数の削減及び組立効率の向上を図
ることができる。請求項12記載の発明は、前述した請
求項10に記載のレンズ付きフイルムユニットにおける
前カバーについて、特に、外層がエラストマー、内層が
透明な硬質プラスチックから成る2色成形された樹脂板
で構成し、該前カバーの内層を成す透明な硬質プラスチ
ックによって、ストロボ配光の水中補正機能を有する正
のパワーのレンズを形成したものである。この場合、前
カバーのうち該正のパワーのレンズが形成される部位に
は外層のエラストマーが形成されず、該レンズが露出し
て光通過性を確保するとともに、防水及び防塵を図って
いる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るレンズ付きフイルムユニットの好ましい実施の形態
について詳説する。図1は本発明の実施の形態に係るレ
ンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。レンズ
付きフイルムユニット10は、写真フイルム12が収納
される本体部14、撮影機構16、ストロボ装置18、
更に、これらを前後から覆う前カバー20及び後カバー
22等から構成される。
【0021】本体部14の中央には、露光開口たるアパ
ーチャ24が形成され、その両端にはカートリッジ室2
6及びフイルムロール室28が形成されている。カート
リッジ室26には写真フイルム12のカートリッジ30
が収納され、フイルムロール室28には前記カートリッ
ジ30から引き出された写真フイルム12をロール上に
丸めたフイルムロール32が収納される。
【0022】写真フイルム12及びカートリッジ30
は、例えば、「Advanced Photo System 」に対応したも
のが用いられる。尚、写真フイルムの形態はこれに限ら
ず、135フイルム等、種々の形態が可能である。カー
トリッジ30とフイルムロール32とをそれぞれカート
リッジ室26、フイルムロール室28に挿入した後、背
後に後カバー22を被せるとともに、カートリッジ室2
6とフイルムロール室28の底部をそれぞれ底蓋部材3
4、36によって包囲することで写真フイルム12が本
体部14に光密に収納される。
【0023】カートリッジ室26の上部には、カートリ
ッジ30のスプール30Aを回動させるスプールギヤ3
8が設けられており、1コマ撮影毎に該スプールギヤ3
8を回転させることで、撮影済みの写真フイルム12を
カートリッジ30内に巻き上げることができる。尚、図
1中符号14A、及び14Bは、本体部14と前カバー
20とを組み付けるための位置決め用のピンである。詳
しくは後述するが、前カバー20の内側には、これらピ
ン14A、14Bが嵌合される凹部(図1中不図示)が
形成されており、各ピン14A、14Bをそれぞれ対応
する凹部に嵌合させることにより、本体部14と前カバ
ー20が位置決めされる。
【0024】撮影機構16は、撮影レンズ40、ファイ
ンダーレンズ42、シャッター装置44、及び撮影枚数
表示板46等から成り、前記本体部14に組み付けられ
る。レンズ付きフイルムユニット10の外装体となる前
カバー20は、エラストマーから成る外層と、透明な硬
質プラスチックから成る内層との2色成形により形成さ
れた樹脂板により構成される。ここにエラストマーと
は、射出成形可能な弾性体の総称をいう。前カバー20
の外面側を構成するエラストマーは、ゴム状弾性を有す
る高分子物質であり、例えば、ゴム類、熱可塑性エラス
トマー、弾性繊維、弾性発砲体等が挙げられる。特に、
本実施の形態に利用されるエラストマーは、硬度がJI
S Aスケールにおいて5〜95の範囲のもの、更に好
ましくは30〜60の範囲のものが選択され、具体的に
は、スーパートリブレン(商品名:新興化成株式会社)
やコスモゲル(商品名:株式会社コスモ計器)等を用い
ることができる。
【0025】一方、前カバー20の内層を構成する硬質
プラスチックは、例えば、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等が用いられる。一次
樹脂として透明な硬質プラスチックを用い、二次樹脂と
してエラストマーを用いた2層構造の樹脂板は、インサ
ート式、回転式、又は可動側スライド式等の射出方法に
より2色成形される。
【0026】前カバー20の正面中央部には撮影レンズ
窓48が形成され、その上方にはファインダー窓50、
更にその右側にはストロボ窓52が形成されている。こ
れらの各窓部(48、50、52)は、外層のエラスト
マーが形成されず、内層の透明な硬質プラスチックが露
出している。これにより、撮影レンズ部、ファインダー
部及びストロボ発光部の光透過性が確保されるととも
に、各窓部(48、50、52)が透明硬質プラスチッ
クによって水密に覆われる。
【0027】そして、詳しくは後述するが、各窓部(4
8、50、52)は、内層の硬質プラスチックによって
レンズが一体的に形成されており、水中撮影時における
水の屈折作用による影響を光学的に補正するようになっ
ている(図2、図3参照)。また、前カバー20の上部
に設けられたフイルムカウンター窓54も外層のエラス
トマーが形成されず、内層の透明硬質プラスチックが露
出することによって、該フイルムカンウンター窓54の
部分が光透過性を有しつつ水密に覆われる。フイルムカ
ウンター窓54の下方には、前記撮影枚数表示板46が
配置されており、写真フイルム12の巻き上げに連動し
て回転する撮影枚数表示板46の表示を、このフイルム
カウンター窓54から確認することができるようになっ
ている。
【0028】かかるフイルムカウンター窓54部につい
ても、前カバー20の内層の硬質プラスチックによって
レンズが一体成形され、このレンズの作用によってフイ
ルムカウンターの表示が拡大され、枚数表示が見やすく
なっている。前カバー20の正面左上隅部にはシャッタ
ー装置44を作動させるレリーズボタン56が外層を成
すエラストマーと一体に形成される。このレリーズボタ
ン56に対応する部分は内層の硬質プラスチックが形成
されず、外層のエラストマーだけで構成される。これに
より、エラストマーの弾性を利用してシャッターボタン
56の押圧操作が可能となり、シャッターボタン56の
周囲も水密構造となる。
【0029】前カバー20の正面右下隅部にはストロボ
装置18の充電を開始させるストロボ充電ボタン58が
外層のエラストマーと一体に形成される。このストロボ
充電ボタン58に対応する部分も、上述のシャッターボ
タン56に対応する部分と同様に、内層の硬質プラスチ
ックが形成されず、外層のエラストマーだけで構成され
る。これにより、エラストマーの弾性を利用してストロ
ボ充電ボタン58の押圧操作が可能となり、ストロボ充
電ボタン58の周囲も水密構造にすることができる。
【0030】前カバー20の上部左側には、巻上ノブ6
0が取り付けられる開口部62が形成される。巻上ノブ
60の下面には係合軸64が一体に形成されており、前
記開口部62に巻上ノブ60が挿入されることにより、
前記係合軸64がスプールギヤ38に係合される。これ
により、巻上ノブ60を回動させると、カートリッジ3
0のスプール30Aも一体に回転し、写真フイルム12
がカートリッジ30内に巻き上げられる。この巻上ノブ
60の取付部周辺の防水構造については後述する。
【0031】前カバー20がエラストマーと透明硬質プ
ラスチックの2色成形から成る樹脂板で構成されるのに
対し、後カバー22は不透明な硬質プラスチックで構成
される。後カバー22は、本体部14に装填された写真
フイルム12を光密に包囲する機能を有するとともに、
該後カバー22にはファインダーの覗き窓66が設けら
れる。この覗き窓66の内側には透明なプラスチック板
68(又は接眼レンズ)がインサート成型、接着、或い
は熱カシメ等の手法によって固着され、覗き窓66周辺
が水密に覆われる。
【0032】前カバー20と後カバー22とは、カート
リッジ30が収納された本体部14体22に前後から結
合された後、例えば超音波溶着等によって固着されてい
る。従って、前カバー20と後カバー22との結合を壊
さないと、カートリッジ30を取り出すことができず、
ユーザーは写真フイルム12の交換が実質的にできない
ようになっている。
【0033】図2は図1に示した前カバー20のA−A
線に沿う断面図であり、図3は同前カバー20のB−B
線に沿う断面図である。図2に示したように、前カバー
20の後端縁部(後カバー22との連結部)は、内層の
硬質プラスチック70が形成されず、全周にわたってエ
ラストマー72のみによって段差状の連結凸部74が形
成される。
【0034】これに対して、後カバー22の縁部(前カ
バー20との連結部)は、前カバー20の連結凸部74
が嵌合される溝部76が形成されている。そして、この
溝部76に前カバー20の連結凸部74が嵌合されるこ
とにより、柔軟なエラストマー72が溝部76の壁に密
着し、接合部がシールされる。前カバー20のフイルム
カウンター窓54は、前カバー20の内層を成す透明硬
質プラスチック70によって凸レンズ78が一体に形成
されている。また、図2中右側に示した前カバー20の
ファインダー窓部50も、透明硬質プラスチック70に
よって凸レンズ80が一体成形される。
【0035】更に、図3に示したように、前カバー20
の撮影レンズ窓48についても、内層の透明硬質プラス
チック70によって凸レンズ82が一体成形されてい
る。水中では水の屈折作用によって物体の大きさは実際
の大きさよりも大きく見え、物体までの距離も実際の距
離よりも近く見える。こうした水中撮影特有の現象を考
慮し、陸上と同等の撮影を可能にするように、撮影レン
ズ窓48及びファインダー窓54について水中の距離を
補正するように設計された凸レンズ80、82が設けら
れる。
【0036】ファインダー窓50に設けられた凸レンズ
80は、ファインダー光学系の一要素となり、前カバー
20の内側に収納される撮影機構16に搭載されるファ
インダーレンズ42とともに対物レンズ系を構成する。
他方、撮影レンズ窓48に設けられた凸レンズ82は、
撮影光学系の一要素となり、撮影機構16に搭載される
撮影レンズ(主レンズ)40とともに撮影レンズ系を構
成する。
【0037】尚、撮影機構16に搭載されるファインダ
ーレンズ42と水中補正用の凸レンズ80とを一体化
し、これらの複合レンズと同等の機能を有する凸レンズ
を前カバー20に一体成形してもよい。同様に、撮影機
構16に搭載される撮影レンズ40と水中補正用の凸レ
ンズ82とを一体化し、これらの複合レンズと同等の機
能を有する凸レンズを前カバー20に一体成形してもよ
い。この場合、撮影機構16に組付けるファインダーレ
ンズ42や撮影レンズ(主レンズ)40を省略すること
ができ、部品数の一層の削減及び組立効率の一層の向上
を図ることができる。
【0038】図4は、図1に示した前カバー20のC−
C線に沿う断面図である。前カバー20のストロボ窓5
2部は、複数の微小な凸レンズ84(凸レンズ要素)が
内層の透明硬質プラスチックによって前カバー20に一
体成形され、これら微小な凸レンズ84がストロボ窓5
2に平面的に配列された形態を有している。水中でスト
ロボ装置18を発光させた場合、水の屈折作用によって
陸上と比較してストロボの照射角が狭まり、被写体を十
分に照明することが出来なくなるという問題が生じる。
本実施の形態では、かかる水中でのストロボの配光特性
を是正すべく、図4に示したようにストロボ窓52に正
のパワーを有する凸レンズ84を形成している。
【0039】この構成により、水中でストロボの照射角
を広くすることができ、水中の被写体に対して十分な補
助光を与えることができる。尚、ストロボ窓52のレン
ズの形態は図4に示したものに限らず、単一の凸レンズ
やフレネルレンズでもよい。図5には、前カバー20と
本体部14との位置決め機構の構造例が示されている。
上述のように、前カバー20のファインダー窓50及び
撮影レンズ窓48に凸レンズ80、82を形成した場合
には、各凸レンズ80、82の光軸を撮影機構16のフ
ァインダー光学系の光軸、或いは撮影光学系の光軸と一
致させることが必要となる。そのため、本実施の形態で
は、撮影機構16及びストロボ装置18が組付けられる
本体部14に位置決め用のピン14A、14Bが設けら
れ、前カバー12の内面にこれらピン14A、14Bと
係合する凹部86が形成される。この凹部86は前カバ
ー12の内層を成す透明硬質プラスチックによって前カ
バー20と一体的に形成されている。そして、図5に示
したように、本体部14のピン14A、14Bを凹部8
6に嵌合させることで、前カバー20と本体機構(本体
部14、撮影機構16及びストロボ装置18)とが正確
に位置決めされて、組み付けられるようになっている。
【0040】図6は巻上ノブの組付部周辺の防水構造の
一例を示す要部断面図である。巻上ノブ60の防水には
Oリング等、周知のシール手段を用いてもよいが、図6
に示したように前カバー20を構成するエラストマー7
2をシール手段として利用することが好ましい。図6の
ように巻上ノブ60を取り付ける為の開口部62には、
透明硬質プラスチック70により円筒状の支持台88が
形成される。この支持台88の下端は周方向について部
分的に通路穴90を有し、射出成形の工程において該通
路穴90を介して2次樹脂たるエラストマー72が支持
台88の内側に流入して支持台88の内周部にエラスト
マーによるシール部92が形成される。尚、このエラス
トマーで形成されたシール部82の上面縁部は所定の曲
率RでR面が形成されている。
【0041】巻上ノブ60の係合軸64が開口部62に
差し込まれると、エラストマーのシール部92が係合軸
64の外周面と密着し、巻上ノブ60の軸着部分を水密
に保持するように構成される。また、この巻上ノブ60
の係合軸64の周面には楔状の爪94が形成されてお
り、巻上ノブ60の差し込みの際、爪94の斜辺部と開
口部62の縁との作用によって係合軸64の外壁が内側
に変形され、爪94の後端が開口部62を通過すると係
合軸64の外壁の変形が元に戻って、爪94の後端が開
口径よりも広がる。こうして、巻上ノブ60が差し込ま
れた後は、爪94によって巻上ノブ60の引き抜きが阻
止され、一旦組み付けられた巻上ノブ60は容易に取り
外せないような構造になっている。
【0042】次に、上記の如く構成されたレンズ付きフ
イルムユニットの作用について説明する。本実施の形態
に係るレンズ付きフイルムユニット10は、エラストマ
ーの外層と硬質プラスチックの内層との2色成形された
樹脂板で前カバー20が形成され、この前カバー20に
対して硬質プラスチックで成形された後カバー22が嵌
合構造によって水密に接合されているので、接合部から
水や塵埃が内部に侵入することがない。従って、これら
が原因となる動作不良や故障を防止することができる。
【0043】また、撮影レンズ窓48、ファインダー窓
50、ストロボ窓52、及びフイルムカウンター窓54
については、外層のエラストマーを配置しないことで内
層の透明硬質プラスチックが露出し、各窓部の光透過性
を確保しつつ防水が図られる。特に、フイルムカウンタ
ー窓54に凸レンズ78を形成したので、撮影枚数表示
板46の数字を拡大して見ることができる。しかも、か
かる凸レンズ78は前カバー20の内層を成す透明硬質
プラスチック70によって前カバー20と一体的に構成
されているので、部品数の削減及び組立作業の効率化を
図ることができる。
【0044】ストロボ窓52についても、図4で説明し
たように、前カバー20の透明硬質プラスチックによっ
て凸レンズ84を一体成形したことにより、従来ストロ
ボ発光部に設けられていた透明板の部品を省略すること
ができ、部品数の削減及び組立効率の向上を図ることが
できる。更に、ストロボ窓52に設けた正のパワーのレ
ンズの作用によって、水中におけるストロボの照射角を
広げることができ、水中の被写体を良好に撮影できる。
【0045】また、撮影レンズ窓48及びファインダー
窓50にレンズを一体的に形成したので、レンズ部品の
削減、及びレンズ部品組付作業の省略化を図ることがで
きる。特に、これら撮影レンズ窓48及びファインダー
窓50に水中の距離を補正するように光学設計した凸レ
ンズを設けることにより、水中において陸上と同様の画
角で撮影することが可能となる。
【0046】その他、本実施の形態に係るレンズ付きフ
イルムユニット10は、レリーズボタン56やストロボ
充電ボタン58を、弾性のあるエラストマーで前カバー
20と一体に形成し、この部分の内側には硬質プラスチ
ックの内層を設けないようにしたので、これら押圧操作
に係る可動部分を周囲に隙間を作ること無く設けること
ができる。これにより、ボタン部分からのゴミや水の侵
入を防止することができる。
【0047】そして、このレンズ付きフイルムユニット
10は、共にレンズ付きフイルムユニットを構成する機
能部品たる前カバー20と後カバー22とによって直接
防水構造を成すようにしたので、従来のような別体の防
水ケースが不要となり、小型化を図ることができるとと
もに、部品の削減、並びに低コスト化を達成することが
できる。
【0048】更に、前カバー20のうち、撮影レンズ部
などの光透過性を要する部分を除く殆どの外表面はエラ
ストマーで包囲され、撮影者が該レンズ付きフイルムユ
ニットを把持するグリップ部も柔軟なエラストマーで覆
われることになり、グリップ部が滑りにくく、ホールド
感に優れるという利点がある。また、万一、このレンズ
付きフイルムユニット10を落下させた場合にも、エラ
ストマーによって衝撃が緩和され、破損や動作不良等を
防止することができる。
【0049】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。図7には、本発明の第2の実施の形態が示されてい
る。同図中、図1に示した例と同一又は類似の部分には
同一の符号を付し、その説明は省略する。図7に示した
レンズ付きフイルムユニット100は、図1に示したレ
ンズ付きフイルムユニット10の後カバー22に代え
て、写真フイルム12を光密に包囲する為の裏蓋部材1
20が設けられるとともに、この裏蓋部材120の後方
に後カバー122が設けられている。
【0050】裏蓋部材120は、従来のレンズ付きフイ
ルムユニットに用いられていた裏蓋部材に準じて、本体
部14のカートリッジ室26及びフイルムロール室28
の底部を閉じるための底蓋部材124、126がヒンジ
構造を介して一体に設けられている。そして、本体部1
4にカートリッジ30及びフイルムロール32が装填さ
れた後、該裏蓋部材120が本体部14に組み付けら
れ、各底蓋部材124、126が閉じられ、写真フイル
ム12が光密に収納される。
【0051】後カバー122は全体が透明な硬質プラス
チックで形成されており、該後カバー122を裏蓋部材
120の後方に配置した状態で撮影者がファインダーの
覗き窓128を覗くことができるようになっている。後
カバー122は、少なくともファインダーを覗くための
部分が透明であれば十分であるが、気密性の確保及び製
造工程の簡易化という観点から、ファインダー部のみを
部分的に透明に構成するよりも、後カバー122全体を
透明な材料で成形することが一層好ましい。
【0052】更に、かかる透明な後カバー122を用い
た場合、後カバー122にファインダーの接眼レンズ
(不図示)を一体成形することも可能である。後カバー
122に接眼レンズを一体的に形成することにより、レ
ンズ部品の削減及び組立作業の効率化を図ることができ
る。図7に示した前カバー20と後カバー122との接
合部の構造、更に、前カバー20において撮影レンズ窓
48、ファインダー窓50、フイルムカンウンター窓5
4、及びストロボ窓52の各窓部にレンズを一体成形す
る点は図1で説明した例と同様であり、その作用も上述
の通りである。
【0053】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図8には、本発明の第3の実施の形態に係る
レンズ付きフイルムユニットの構成が示されている。同
図において図1及び図7に示した例と同一又は類似の部
材には同一の符号を付し、その説明は省略する。図8に
示したレンズ付きフイルムユニット150は、本体部1
4を収納する機能部品としての前蓋部材152及び裏蓋
部材120を有し、更にこれらの外側を水密に包囲する
透明な外前カバー154及び外後カバー156を有して
いる。
【0054】即ち、本体部14に撮影機構16及びスト
ロボ装置18が組付けられて本体機構が構成され、この
本体機構の前後を非透明硬質プラスチックから成る前蓋
部材152及び後蓋部材120によって覆うことによ
り、カメラユニットが形成される。そして、このカメラ
ユニットを外前カバー154及び外後カバー156から
成る防水ケースで水密に覆い、防水ケースの内側にカメ
ラユニットを収納する構造となっている。
【0055】前蓋部材152は、撮影レンズ窓158、
ファインダー窓160、及びストロボ窓162に対応す
る開口窓を有し、各窓部(158、160、162)か
ら本体機構に搭載された撮影レンズ40、ファインダー
レンズ42、及びストロボ発光部18Aが露出する。同
図中、符号166はレリーズボタンに相当する部分であ
り、符号168はストロボ充電ボタンに相当する部分で
ある。これら各ボタン部(166、168)は、前蓋部
材152にボタン形状に沿った切り込み線を形成するこ
とによって設けられ、硬質プラスチックの弾性力を利用
して、押圧操作による内側への傾倒及び押圧解除による
復元というボタン機能を実現している。
【0056】また、この前蓋部材152には、本体部1
4に形成された位置決め用のピン14A、14Bが挿通
される穴170、172が設けられている。一方、外前
カバー154は、透明な硬質プラスチックの外側174
に部分的にエラストマー176を配置した2色成形から
成る樹脂板で形成されている。即ち、外前カバー154
は主として透明硬質プラスチックから成り、グリップ部
180、レリーズボタン56、ストロボ充電ボタン5
8、巻上ノブ60のシール部、及び外後カバー156と
の接合部など、限られた部位にエラストマー176が形
成される。レリーズボタン56及びストロボ充電ボタン
58に相当する部分の内側には透明な硬質プラスチック
174が形成されていない点は図1で説明した例と同様
である。
【0057】外前カバー154の上部のフイルムカウン
ター窓54に対応する部分には凸レンズが一体成形さ
れ、カウンターの表示が見やすいように構成されてい
る。また、外前カバー154のファインダー窓50、撮
影レンズ48、及びストロボ窓52に相当する部分も、
透明硬質プラスチック174によってレンズが一体成形
される点は図1で説明した例と同様である。
【0058】外後カバー156の構成は図7で説明した
後カバー122の構成と同様であり、全体が透明な硬質
プラスチックで形成される。尚、図には示されていない
が、この外後カバー156にファインダー接眼レンズを
一体成形してもよい。図9は、図8に示した外前カバー
154と外後カバー156との接合部の構造を示す断面
図である。外前カバー154は主として透明硬質プラス
チック174によって構成されるが、同図に示したよう
に、外前カバー154の後端縁部(外後カバー156と
の連結部)は、その全周にわたってエラストマー176
が配置され、このエラストマー176によって段差状の
連結凸部182が形成される。
【0059】これに対して、外後カバー156の縁部
(外前カバー154との連結部)は、外前カバー154
の連結凸部182が嵌合される溝部184が形成されて
いる。そして、この溝部184に外前カバー154の連
結凸部182が嵌合されることにより、柔軟なエラスト
マー176が溝部184の壁に密着し、接合部がシール
される。
【0060】上記の如く構成された第3の実施の形態に
係るレンズ付きフイルムユニットの作用に関し、外前カ
バー154の撮影レンズ窓48、ファインダー窓50、
ストロボ窓52及びフイルムカウンター窓54に対応す
る各窓部にレンズを一体形成したことによる作用は図1
に示した実施の形態と同様である。加えて、本実施の形
態では、撮影機能16に陸上撮影適した撮影レンズ40
及びファインダーレンズ42を搭載し、外前カバー15
4の撮影レンズ窓48、ファインダー窓50、及びスト
ロボ窓52に水中補正用のレンズを形成することによ
り、陸上撮影においては外前カバー154及び外後カバ
ー156を取り外して、内側のカメラユニットだけで撮
影を行い、水中で撮影する場合には外前カバー154及
び外後カバー156でカメラユニットを水密に覆うこと
で、水中においても陸上と同等の撮影を行うことができ
るという利用態様が可能になるという利点がある。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
付きフイルムユニットによれば、レンズ付きフイルムユ
ニットの前面部を覆う前カバーにおいて、撮影レンズ、
ファインダーレンズ、ストロボ発光部のレンズ、及びフ
イルムカウンター窓部のレンズのうち少なくとも一つの
レンズを一体成形したので、これらレンズ部材を別途製
作して、それぞれ個別に組み付けるという煩雑な工程が
回避され、部品数の削減及び組立効率の向上を図ること
ができる。
【0062】特に、本発明の前カバーは防塵及び防水型
のレンズ付きフイルムユニットへの適用が可能であり、
小型で低コストな防水型レンズ付きフイルムユニットを
提供することができる。また、水中の距離を補正するよ
うに構成したレンズを前カバーの撮影レンズ部やファイ
ンダー部に形成することにより、陸上と同等の撮影が可
能となる。更に、ストロボ部についても、水の屈折作用
によって生じるストロボの照射角の狭小化を補正すべ
く、前カバーに正のパワーを有したレンズを一体成形し
たので、水中の被写体を広く照明することができ、良好
な撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレンズ付きフイルム
ユニットの分解斜視図
【図2】図1に示した前カバーのA−A線に沿う断面図
【図3】図1に示した前カバーのB−B線に沿う断面図
【図4】図1に示した前カバーのC−C線に沿う断面図
【図5】図1に示した前カバーと本体部との位置決め機
構の構造例を示す断面図
【図6】巻上ノブの組付部周辺の防水構造の一例を示す
断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るレンズ付きフ
イルムユニットの分解斜視図
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るレンズ付きフ
イルムユニットの分解斜視図
【図9】図8に示した外前カバーと外後カバーとの接合
部の構造を示す断面図
【符号の説明】
10、100、150…レンズ付きフイルムユニット 12…写真フイルム 14…本体部 16…撮影機構 18…ストロボ装置 20…前カバー 22、122…後カバー 26…カートリッジ室 28…フイルムロール室 48…撮影レンズ窓 50…ファインダー窓 52…ストロボ窓 54…フイルムカウンター窓 70、174…透明硬質プラスチック 72、176…エラストマー 78、80、82…凸レンズ 84…凸レンズ(凸レンズ要素) 120…裏蓋部材 154…外前カバー 156…外後カバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター手段を含む撮影機構及び写真
    フイルムが内蔵され、写真フイルムの交換が実質的に不
    能な構造を有したレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 外層がエラストマー、内層が透明な硬質プラスチックか
    ら成る2色成形された樹脂板で形成された前カバーを備
    え、 この前カバーの内層を構成する透明な硬質プラスチック
    によって、該前カバーに撮影レンズ、ファインダーレン
    ズ、ストロボ発光部のレンズ、及びフイルムカウンター
    窓部のレンズのうち少なくとも一つのレンズが一体成形
    されていることを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記写真フイルムが収納される本体部及
    び前記撮影機構から成る本体ユニットの後方に配置さ
    れ、前記前カバーと嵌合構造によって密着接合される後
    カバーを有し、 前記前カバー及び後カバーの内側に前記本体ユニットが
    直接水密に収納されて構成されることを特徴とする請求
    項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記前カバーの縁部は内層の硬質プラス
    チックが形成されず、その全周にわたってエラストマー
    により連結部が形成され、該連結部が後カバーに密着嵌
    合されることによって前カバーと後カバーの接合部がシ
    ールされることを特徴とする請求項2記載のレンズ付き
    フイルムユニット。
  4. 【請求項4】 シャッター手段を含む撮影機構及び写真
    フイルムが内蔵され、写真フイルムの交換が実質的に不
    能な構造を有したレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 写真フイルムが収納される本体部及び前記撮影機構から
    成る本体ユニットの前側を包囲する透明な前カバーを備
    え、この前カバーにストロボ発光部のレンズ及びフイル
    ムカウンター窓部のレンズの少なくとも一方のレンズが
    一体成形されていることを特徴とするレンズ付きフイル
    ムユニット。
  5. 【請求項5】 前記写真フイルムが収納される本体部の
    背後に組み付けられ、前記写真フイルムを光密に包囲す
    る為の裏蓋部材と、 前記裏蓋部材の後方に配置され、前記前カバーと嵌合構
    造によって密着接合される透明な後カバーと、 を有し、 前記前カバー及び透明な後カバーの内側に前記本体部、
    撮影機構及び裏蓋部材が直接水密に収納されて成ること
    を特徴とする請求項1又は4記載のレンズ付きフイルム
    ユニット。
  6. 【請求項6】 前記透明な後カバーには、ファインダー
    接眼レンズが一体成形されていることを特徴とする請求
    項5記載のレンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 写真フイルムが収納される本体部と、シ
    ャッター手段を含む撮影機構とが前カバー及び後カバー
    の内側に水密に収納されて成る防水型レンズ付きフイル
    ムユニットにおいて、 水中撮影時に水の屈折作用によって生じる撮影レンズの
    見かけ上の焦点距離の変化を補正するように設計された
    凸レンズが前記前カバーに一体成形されていることを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  8. 【請求項8】 写真フイルムが収納される本体部と、シ
    ャッター手段を含む撮影機構とが前カバー及び後カバー
    の内側に水密に収納されて成る防水型レンズ付きフイル
    ムユニットにおいて、 水中撮影時に水の屈折作用によって生じるファインダー
    レンズの見かけ上の焦点距離の変化を補正するように設
    計された凸レンズが前記前カバーに一体成形されている
    ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記前カバーは、外層がエラストマー、
    内層が透明な硬質プラスチックから成る2色成形された
    樹脂板で構成され、該前カバーの内層を成る透明な硬質
    プラスチックによって前記凸レンズが形成されるととも
    に、該凸レンズが形成される部位には外層のエラストマ
    ーが形成されず、該凸レンズが露出していることを特徴
    とする請求項7又は8記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 写真フイルムが収納される本体部と、
    シャッター手段を含む撮影機構とが前カバー及び後カバ
    ーの内側に水密に収納されて成る防水型レンズ付きフイ
    ルムユニットにおいて、 水中撮影時に水の屈折作用によって狭小化されるストロ
    ボ照射角を補正して広域なストロボ配光を可能にするよ
    うに設計された正のパワーを有したレンズが前記前カバ
    ーに一体成形されていることを特徴とするレンズ付きフ
    イルムユニット。
  11. 【請求項11】 前記正のパワーを有したレンズは、小
    さな凸レンズ要素が複数個配列された形態を有している
    ことを特徴とする請求項10記載のレンズ付きフイルム
    ユニット。
  12. 【請求項12】 前記前カバーは、外層がエラストマ
    ー、内層が透明な硬質プラスチックから成る2色成形さ
    れた樹脂板で構成され、該前カバーの内層を成る透明な
    硬質プラスチックによって前記正のパワーを有するレン
    ズが形成されるとともに、該レンズが形成される部位に
    は外層のエラストマーが形成されず、前記正のパワーを
    有するレンズが露出していることを特徴とする請求項1
    0記載のレンズ付きフイルムユニット。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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