JPH1119669A - ろ過装置 - Google Patents
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Abstract
た下水の浄化が可能なろ過装置を提供する。 【解決手段】槽内の中層部に好気性ろ床を配置し、好気
性ろ床の下方部から下水を槽内に供給し、好気性ろ床の
上方部から処理水を得るろ過装置において、処理水の一
部を槽内に循環させる循環路を形成し、循環路の経路中
に酸素供給装置を配置して処理水に酸素を供給すること
を特徴とするろ過装置である。また、好気性ろ床と嫌気
性ろ床とを間隙を介して配置したろ過装置において、処
理水の一部を好気性ろ床と嫌気性ろ床との間隙及び下水
流入部から槽内に循環させる循環路を形成し、循環路の
経路中に酸素供給装置を配置して処理水に酸素を供給す
る、または好気性ろ床と嫌気性ろ床との間隙に酸素供給
装置を配置し、酸素供給装置によって嫌気性ろ床を通過
した下水に酸素を供給することを特徴とするろ過装置で
ある。
Description
より汚染された下水を生物化学的に浄化するろ過装置に
関する。
反応時間が短く、かつ良好な水質が得られる好気性処理
が主流となっている。その好気性処理方法の一つとし
て、活性炭や樹脂粒子などのろ材表面に好気性微生物を
付着させて有機性下水を浄化する好気性ろ床法が知られ
ている。かかる従来の好気性ろ床法を利用したろ過装置
としては、例えば図7に示したように、好気性ろ床2
と、嫌気性微生物が付着したろ材を充填した嫌気性ろ床
18とを組み合わせ、槽1内の中間層に好気性ろ床2を
上方に嫌気性ろ床18を下方に積層して配置された構造
を有し、好気性ろ床2と嫌気性ろ床18との間には曝気
ブロア27からの酸素含有ガスを放出する散気装置26
が配置され、好気性ろ床2に酸素を供給している。下水
は嫌気性ろ床18の下方から供給され、嫌気性ろ床18
及び好気性ろ床2を順に通過して浄化が行われて、好気
性ろ床2の上方から処理水が得られる。得られた処理水
は排水溝6から外部に放出されが、処理水の一部はポン
プ7によって汲み上げられ、循環配管9によって下水タ
ンク3に運び、下水と共に下水流入管4を通って槽1の
下層部1aにリサイクルする循環路が形成されている。
では、下水は浮遊物質(SS)がろ過除去されると共に
生物学的な脱窒素処理を受け、好気性ろ床2では、さら
にSSがろ過除去されると共に、散気装置26から供給
される酸素を利用して有機物が分解されるBOD処理を
受けて、清浄な処理水が得られる。また処理時間の経過
に伴って捕捉されたSSや増殖した微生物によって好気
性ろ床2及び嫌気性ろ床18の閉塞が発生した場合に
は、槽1の底部に設けられた散気装置16によって洗浄
用ブロア17から供給される空気を強制的に吹き込む逆
洗を行って、好気性ろ床2及び嫌気性ろ床18のろ過機
能の回復を図っている。
好気性ろ床法においては、好気性ろ床内部に常に多量の
酸素を供給することが必要であるが、散気装置により酸
素を供給する方法では大きな気泡が発生してしまうため
に下水への酸素溶融効率が低く、多量の酸素含有ガスを
供給する必要があった。このため、ろ過装置の維持管理
費が増大するという不都合があった。そこで、本発明
は、安価な維持管理費で有機性物質により汚染された下
水の浄化が可能なろ過装置を提供することを課題とす
る。
に、本発明は、槽内の中層部に好気性ろ床を配置し、好
気性ろ床の下方部に設けた下水流入部から下水を槽内に
供給し、好気性ろ床の上方部から処理水を得るろ過装置
において、処理水の一部を下水流入部から槽内に循環さ
せる循環路を形成すると共に、循環路の経路中に酸素供
給装置を配置し、酸素供給装置によって処理水に酸素を
供給することを特徴とするろ過装置である。本発明は、
また、槽内の中層部に上方に設けた好気性ろ床と下方に
設けた嫌気性ろ床とを間隙を介して配置し、嫌気性ろ床
の下方部に設けた下水流入部から下水を槽内に供給し、
好気性ろ床の上方部から処理水を得るろ過装置におい
て、処理水の一部を好気性ろ床と嫌気性ろ床との間隙及
び下水流入部から槽内に循環させる循環路を形成すると
共に、循環路の経路中に酸素供給装置を配置し、酸素供
給装置によって処理水に酸素を供給することを特徴とす
るろ過装置である。本発明は、また、槽内の中層部に上
方に設けた好気性ろ床と下方に設けた嫌気性ろ床とを間
隙を介して配置し、嫌気性ろ床の下方部に設けた下水流
入部から下水を槽内に供給し、好気性ろ床の上方部から
処理水を得るろ過装置において、処理水の一部を下水流
入部から槽内に循環させる循環路を形成すると共に、好
気性ろ床と嫌気性ろ床との間隙に酸素供給装置を配置
し、酸素供給装置によって嫌気性ろ床を通過した下水に
酸素を供給することを特徴とするろ過装置である。
装置について説明する。本実施例に係るろ過装置の概略
断面図を図1に示す。本実施例に係るろ過装置におい
て、槽1内の中層部に好気性ろ床2が配置されている。
下水タンク3に一旦蓄えられた下水は下水流入管4を通
過し、好気性ろ床2の下方に配置された下水流入部5か
ら槽1の下層部1aに流入する。下層部1aに流入した
下水は、好気性ろ床2においてSSがろ過除去されると
共にBOD処理が行われ、処理水として上層部1bに送
られる。
されるが、本実施例に係るろ過装置では、処理水の一部
をポンプ7によって汲み上げ、酸素供給装置8が接続さ
れた循環配管9によって下水タンク3に運び、下水と共
に下水流入管4を通って槽1の下層部1aにリサイクル
する循環路を形成している。なお、本実施例では、供給
される下水と循環する処理水との流量比は、2Q:3Q
に設定した。処理水が循環配管9を通過する際に、酸素
供給装置8によって十分な酸素が供給される。このた
め、下水流入部5から槽1内に供給される下水及び処理
水の混合水には十分な酸素が含まれており、好気性ろ床
2においてBOD処理を進行させることが可能となる。
素供給装置8について説明する。酸素供給装置8は、図
2に示したように、パイプ12内部に中空糸膜モジュー
ル10が配置された、いわゆるメンブレン式酸素供給装
置を構成している。中空糸膜モジュール10は多数の中
空糸膜11からなり、流入側端部11aが束ねられ、一
体的に構成されている。また中空糸膜11は、表面に細
孔を有する中空構造を有し、処理水の流出側端部11b
のみが密封処理されている。本実施例に係る中空糸膜モ
ジュール10は、長さ約1.5mで、表面積が1本当り
約2.5m2の中空糸膜を約3300本束ねて構成され
ている。
aはパイプ12内に固定されている。一方、密封処理さ
れた流出側端部11bは流出側で固定されず、中空糸膜
10がパイプ12内の全面に広がるように形成されてい
る。中空糸膜モジュール10の流入側端部11aは、酸
素供給ユニット13と気密性を保って結合されている。
酸素供給ユニット13には、酸素供給パイプ14を通っ
て酸素発生装置15から高圧高濃度酸素が供給され、中
空糸膜11の流入側端部11aの開口から中空糸膜11
内部の中空部へ酸素を送る。中空糸膜11内部の中空部
に供給された酸素は、中空糸膜11の流出側端部11b
が密封されているため、中空糸膜11表面の細孔を通っ
て処理水中に供給される。
の孔径を微細に構成してあるため、中空糸膜11表面に
気泡を発生させることなく処理水中に溶解させることが
できる。細孔の孔径としては、0.04μm以下では、
酸素供給量が十分でなく、1.0μm以上では、中空糸
膜11表面に気泡が発生し、酸素供給効率が低下するた
め、0.04〜1.0μmが適している。従来の散気装
置による処理水への酸素供給方法では、空気管によって
大きな気泡が発生してしまうために処理水中への酸素溶
融効率を高めることができず、このため多量の酸素含有
ガスを供給する必要から維持管理費が高価となっていた
が、本実施例の酸素供給装置では、効率よく酸素を溶融
させることが可能であるため、酸素含有ガスは少量で済
み、維持管理費が安価となる。
Sや増殖した微生物によって好気性ろ床2の閉塞が発生
した場合には、槽1の底部に設けられた散気装置16に
よって洗浄用ブロア17から供給される空気を強制的に
吹き込む逆洗を行って、好気性ろ床2のろ過機能の回復
が図られる。
置について説明する。本実施例に係るろ過装置の概略断
面図を図3に示す。本実施例に係るろ過装置において
は、好気性ろ床2と嫌気性ろ床18とが、槽1内の中間
層に好気性ろ床2を上方に、嫌気性ろ床18を下方とし
て間隙を介して配置され、好気性ろ床2と嫌気性ろ床1
8との間隙には処理水供給管19が配置されている。下
水タンク3に一旦蓄えられた下水は下水流入管4を通過
し、嫌気性ろ床18の下方に配置された下水流入部5か
ら槽1の下層部1aに供給される。供給された下水は嫌
気性ろ床18及び好気性ろ床2を順に通過しながら処理
を受け、上層部1bで処理水が得られる。
汲み上げられ、第1実施例に用いたものと同様な酸素供
給装置8を接続した循環配管9によって下水タンク3及
び処理水タンク20の双方に流入する。この際、処理水
が循環配管9を通過する際に、処理水には第1実施例の
場合と同様に酸素供給装置8によって十分な酸素が供給
される。なお、本実施例では、供給される下水と循環す
る処理水との流量比は1Q:2Qに設定した。処理水タ
ンク20に流入した処理水は、処理水流入管21によっ
て好気性ろ床2と嫌気性ろ床18との間隙に配置した処
理水供給管19に供給される循環路を形成している。ま
た、下水タンク3に流入した処理水は、下水タンク3に
おいて新たに供給された下水と混合され、下水流入管4
を通って槽1の下層部1aにリサイクルする循環路を形
成している。ただし、嫌気性ろ床18で脱窒素反応が進
行するように、下水タンク3では下水と処理水との混合
水中の酸素濃度が十分希釈されるように混合比が選ばれ
る。
水は、嫌気性ろ床18においてSSがろ過除去されると
共に生物学的な脱窒素処理を受ける。嫌気性ろ床18を
通過した下水は、処理水供給管18からの酸素が十分に
溶融した処理水と混合し、好気性ろ床2に送られる。好
気性ろ床2においてはBOD処理を受けて浄化が完了
し、上層部1bにおいて処理水が得られる。本実施例に
係るろ過装置では、好気性ろ床2に対し酸素が溶融した
処理水を多く含んだ混合水が供給されるので、好気性ろ
床2においてはBOD処理を活発に進行させることがで
きる。なお槽1の底部に設けられた散気装置16によっ
て洗浄用ブロア17から供給される空気を強制的に吹き
込む逆洗を行って、好気性ろ床2及び嫌気性ろ床18の
ろ過機能の回復を図るのは、第1実施例の場合と同様で
ある。
置について説明する。本実施例に係るろ過装置の概略断
面図を図4に示す。本実施例に係るろ過装置において
は、前述した第2実施例の構成を用い、ポンプ7によっ
て汲み上げられた処理水の一部を酸素供給装置8を接続
した循環配管9aによって処理水タンク20に運び、そ
れ以外の汲み上げられた処理水は循環配管9bによって
酸素供給装置8を通過させずそのまま下水タンク3に供
給する。これによって下水タンク3で混合される下水と
処理水の酸素濃度は極めて低い状態が保たれるので、下
層部1aへ流入する混合水は、嫌気性ろ床18において
効率よく脱窒素処理を受けることが可能となる。
置について説明する。本実施例に係るろ過装置の概略断
面図を図5に示す。本実施例に係るろ過装置において
は、好気性ろ床2と嫌気性ろ床18とが、槽1内の中間
層に好気性ろ床2を上方に嫌気性ろ床18を下方に間隙
を介して配置され、好気性ろ床2と嫌気性ろ床18との
間隙には平膜型の酸素供給装置22が配置されている。
流入管4を通過し、嫌気性ろ床18の下方に配置された
下水流入部5から槽1の下層部1aに供給される。供給
された下水は嫌気性ろ床18及び好気性ろ床2を順に通
過しながら処理を受け、上層部1bで処理水が得られ
る。
汲み上げられ、循環配管9によって下水タンク3に運
び、下水と共に下水流入管4を通って槽1の下層部1a
にリサイクルする循環路を形成している。下水流入部5
から槽1内に供給される下水及び処理水の混合水は、嫌
気性ろ床18によって脱窒素処理を受けた後、酸素供給
装置22から酸素が供給されて酸素が十分に溶融した状
態となるため、好気性ろ床2においてBOD処理が進行
する。なお槽1の底部に設けられた散気装置16によっ
て洗浄用ブロア17から供給される空気を強制的に吹き
込む逆洗を行って、好気性ろ床2及び嫌気性ろ床18の
ろ過機能の回復を図るのは、前述した実施例の場合と同
様である。
装置22について説明する。酸素供給装置22の平面図
を図6に示す。酸素供給装置22では、中空糸膜モジュ
ール10が平膜型に構成されている。本実施例に係る中
空糸膜モジュール10では、中空糸膜11がほぼ平行に
配列され、中空糸膜11の開口を有する端部11cが中
空の枠部材23と気密性を保って結合し、固定されてい
る。一方、密封処理された端部11dは枠部材24で固
定されている。また、酸素発生装置15からは酸素供給
パイプ25及び枠部材23の中空部を通って中空糸膜1
1に高圧高濃度酸素が供給される。酸素供給装置22
は、好気性ろ床2と嫌気性ろ床18との間隙において、
水平に配置され、中空糸膜11表面の細孔から下水中へ
酸素の供給が行われる。なお本実施例に係るろ過装置で
は1個の酸素供給装置22を配置したが、複数の酸素供
給装置22を積層して配置することも効果的である。
循環させる処理水又は下水に酸素供給装置を用いて効率
的に酸素を溶融させることで、好気性ろ床に十分な酸素
を供給することが可能となるため、酸素含有ガスの消費
量を少量に抑えることができ、ろ過装置の維持管理費を
低減することが可能となった。
図
図
図
図
ュール 11…中空糸膜 11a…中空糸膜モ
ジュール流入側端部 11b…中空糸膜モジュール流出側端部 11c…中空糸膜モジュール開口側端部 11d…中空糸膜モジュール密封側端部 12…パイプ 13…酸素供給ユニ
ット 14…酸素供給パイプ 15…酸素発生装置 16…散気装置 17…洗浄用ブロア 18…嫌気性ろ床 19…処理水供給管 20…処理水タンク 21…処理水流入管 22…酸素供給装置 23、24…枠部材 25…酸素供給パイプ
Claims (4)
- 【請求項1】槽内の中層部に好気性ろ床を配置し、該好
気性ろ床の下方部に設けた下水流入部から下水を前記槽
内に供給し、前記好気性ろ床の上方部から処理水を得る
ろ過装置において、 前記処理水の一部を前記下水流入部から槽内に循環させ
る循環路を形成すると共に、該循環路の経路中に酸素供
給装置を配置し、該酸素供給装置によって前記処理水に
酸素を供給することを特徴とするろ過装置。 - 【請求項2】槽内の中層部に上方に設けた好気性ろ床と
下方に設けた嫌気性ろ床とを間隙を介して配置し、該嫌
気性ろ床の下方部に設けた下水流入部から下水を前記槽
内に供給し、前記好気性ろ床の上方部から処理水を得る
ろ過装置において、 前記処理水の一部を好気性ろ床と嫌気性ろ床との前記間
隙及び前記下水流入部から前記槽内に循環させる循環路
を形成すると共に、該循環路の経路中に酸素供給装置を
配置し、該酸素供給装置によって前記処理水に酸素を供
給することを特徴とするろ過装置。 - 【請求項3】槽内の中層部に上方に設けた好気性ろ床と
下方に設けた嫌気性ろ床とを間隙を介して配置し、該嫌
気性ろ床の下方部に設けた下水流入部から下水を前記槽
内に供給し、前記好気性ろ床の上方部から処理水を得る
ろ過装置において、 前記処理水の一部を前記下水流入部から槽内に循環させ
る循環路を形成すると共に、好気性ろ床と嫌気性ろ床と
の前記間隙に酸素供給装置を配置し、該酸素供給装置に
よって前記嫌気性ろ床を通過した下水に酸素を供給する
ことを特徴とするろ過装置。 - 【請求項4】前記酸素供給装置は、チューブ状に形成さ
れ表面に細孔を有する複数の中空糸膜からなり、該中空
糸膜の一方の端部を密封処理し、他方の端部から酸素又
は空気を供給することにより処理水又は下水に酸素を供
給する、請求項1、2又は3記載のろ過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19321897A JPH1119669A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19321897A JPH1119669A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | ろ過装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119669A true JPH1119669A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16304285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19321897A Pending JPH1119669A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | ろ過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1119669A (ja) |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP19321897A patent/JPH1119669A/ja active Pending
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060105 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060427 |