JPH11196935A - 融解装置 - Google Patents
融解装置Info
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- JPH11196935A JPH11196935A JP677598A JP677598A JPH11196935A JP H11196935 A JPH11196935 A JP H11196935A JP 677598 A JP677598 A JP 677598A JP 677598 A JP677598 A JP 677598A JP H11196935 A JPH11196935 A JP H11196935A
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- packing
- melting
- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】固形のパック用ワックスを溶かし始めてから、
パック用ワックスを顔面に塗り始めるまでに要する時間
を短縮する。 【解決手段】融解装置1は、液状のパック用ワックスを
貯留しておくための貯留容器と組み合わせて使用される
ものであり、上面板11の孔15に挿通された円筒状の
保持筒16と、この保持筒16の下方に設けられた融解
用ヒータHを有している。融解用ヒータHは、発熱ユニ
ット30と発熱ユニット30を保持するための保持具4
0とを含む。保持具40は、水平面に対して角度αの傾
斜が付けられた取付部41を有しており、この取付部4
1の下面に発熱ユニット30が取り付けられている。融
解すべき固形のパック用ワックスは、上方から保持筒1
6に挿入されて、その下端が取付部41の上面に当接し
た状態で保持される。
パック用ワックスを顔面に塗り始めるまでに要する時間
を短縮する。 【解決手段】融解装置1は、液状のパック用ワックスを
貯留しておくための貯留容器と組み合わせて使用される
ものであり、上面板11の孔15に挿通された円筒状の
保持筒16と、この保持筒16の下方に設けられた融解
用ヒータHを有している。融解用ヒータHは、発熱ユニ
ット30と発熱ユニット30を保持するための保持具4
0とを含む。保持具40は、水平面に対して角度αの傾
斜が付けられた取付部41を有しており、この取付部4
1の下面に発熱ユニット30が取り付けられている。融
解すべき固形のパック用ワックスは、上方から保持筒1
6に挿入されて、その下端が取付部41の上面に当接し
た状態で保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固形のパック用
ワックスを融解するための融解装置に関する。
ワックスを融解するための融解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、パック用ワックスを用いた顔面パ
ックが流行しつつある。パック用ワックスは、美顔に有
効な成分をパラフィンワックスに配合したものであり、
このパック用ワックスを用いた顔面パックでは、固形の
パック用ワックスを加熱容器内で熱融解させて液状にし
たものを顔面に塗布し、塗布したパック用ワックスが冷
えて固化した後に、その固化したパック用ワックスを顔
面から引き剥がす。これにより、パック用ワックスの熱
で皮膚が刺激されることによるマッサージ効果や、パッ
ク用ワックスに含まれる有効成分および油分による保湿
効果、皮膚表面に付着している不要物の除去効果などを
得ることができる。
ックが流行しつつある。パック用ワックスは、美顔に有
効な成分をパラフィンワックスに配合したものであり、
このパック用ワックスを用いた顔面パックでは、固形の
パック用ワックスを加熱容器内で熱融解させて液状にし
たものを顔面に塗布し、塗布したパック用ワックスが冷
えて固化した後に、その固化したパック用ワックスを顔
面から引き剥がす。これにより、パック用ワックスの熱
で皮膚が刺激されることによるマッサージ効果や、パッ
ク用ワックスに含まれる有効成分および油分による保湿
効果、皮膚表面に付着している不要物の除去効果などを
得ることができる。
【0003】パック用ワックスを溶かすための加熱容器
は、外容器および内容器からなる二重容器で構成されて
おり、固形のパック用ワックスは内容器に入れるように
なっている。内容器の底面には、その下面(外容器に対
向する側の面)にヒータが取り付けられており、このヒ
ータからの発熱によって、内容器に入れられた固形のパ
ック用ワックスが溶け、また、溶けたパック用ワックス
が液体の状態に保たれる。
は、外容器および内容器からなる二重容器で構成されて
おり、固形のパック用ワックスは内容器に入れるように
なっている。内容器の底面には、その下面(外容器に対
向する側の面)にヒータが取り付けられており、このヒ
ータからの発熱によって、内容器に入れられた固形のパ
ック用ワックスが溶け、また、溶けたパック用ワックス
が液体の状態に保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パック用ワ
ックスに溶けむらがあると、液状のパック用ワックスを
顔面に塗る際にパック用ワックスの溶け残りが顔面に付
着してしまい、良好に顔面パックを行うことができな
い。したがって、固形のパック用ワックスを加熱容器内
で融解する従来構成においては、パック用ワックスが完
全に溶けきるまで待たなければならず、パック用ワック
スを溶かし始めてからパック用ワックスを顔面に塗り始
めるまでに長い時間を要していた。
ックスに溶けむらがあると、液状のパック用ワックスを
顔面に塗る際にパック用ワックスの溶け残りが顔面に付
着してしまい、良好に顔面パックを行うことができな
い。したがって、固形のパック用ワックスを加熱容器内
で融解する従来構成においては、パック用ワックスが完
全に溶けきるまで待たなければならず、パック用ワック
スを溶かし始めてからパック用ワックスを顔面に塗り始
めるまでに長い時間を要していた。
【0005】そこで、パック用ワックスの融解に要する
時間を短縮するために、ヒータの発熱温度を高くするこ
とが考えられる。しかしながら、パック用ワックスを高
温で長い時間加熱すると、パック用ワックスの効能が劣
化してしまうおそれがある。また、パック用ワックス
は、溶けて液状になったパック用ワックスを刷毛で掬っ
てから顔面に塗るまでの間に、使用者が顔面を火傷しな
い程度の温度まで冷めなければならない。これらを考慮
して、上記した加熱容器に備えられたヒータの発熱温度
は、たとえば100℃に設定されており、この発熱温度
を高くすることはできなかった。
時間を短縮するために、ヒータの発熱温度を高くするこ
とが考えられる。しかしながら、パック用ワックスを高
温で長い時間加熱すると、パック用ワックスの効能が劣
化してしまうおそれがある。また、パック用ワックス
は、溶けて液状になったパック用ワックスを刷毛で掬っ
てから顔面に塗るまでの間に、使用者が顔面を火傷しな
い程度の温度まで冷めなければならない。これらを考慮
して、上記した加熱容器に備えられたヒータの発熱温度
は、たとえば100℃に設定されており、この発熱温度
を高くすることはできなかった。
【0006】そこで、この発明の目的は、固形のパック
用ワックスを溶かし始めてから、パック用ワックスを顔
面に塗り始めるまでに要する時間を短縮することができ
る融解装置を提供することである。
用ワックスを溶かし始めてから、パック用ワックスを顔
面に塗り始めるまでに要する時間を短縮することができ
る融解装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、顔面パックに用いる固形の
パック用ワックスを融解するために、融解して液状にな
ったパック用ワックスを溜めておくことのできる貯留容
器の上方に取り付けて使用される融解装置であって、パ
ック用ワックスを融解するための熱を発生する発熱体を
備えた発熱ユニットと、この発熱ユニットの上面にパッ
ク用ワックスの下端が当接するようにパック用ワックス
を保持する保持部材とを含むことを特徴とする融解装置
である。
めの請求項1記載の発明は、顔面パックに用いる固形の
パック用ワックスを融解するために、融解して液状にな
ったパック用ワックスを溜めておくことのできる貯留容
器の上方に取り付けて使用される融解装置であって、パ
ック用ワックスを融解するための熱を発生する発熱体を
備えた発熱ユニットと、この発熱ユニットの上面にパッ
ク用ワックスの下端が当接するようにパック用ワックス
を保持する保持部材とを含むことを特徴とする融解装置
である。
【0008】この構成によれば、融解すべき固形のパッ
ク用ワックスは、その下端が発熱ユニットの上面に当接
した状態で保持される。したがって、発熱体から発生す
る熱は、発熱ユニットの上面からパック用ワックスに与
えられ、パック用ワックスを下端から融解させる。そし
て、融解して液状となったパック用ワックスは、発熱ユ
ニットから落下して、融解装置の下方にセットされた貯
留容器内に溜められる。
ク用ワックスは、その下端が発熱ユニットの上面に当接
した状態で保持される。したがって、発熱体から発生す
る熱は、発熱ユニットの上面からパック用ワックスに与
えられ、パック用ワックスを下端から融解させる。そし
て、融解して液状となったパック用ワックスは、発熱ユ
ニットから落下して、融解装置の下方にセットされた貯
留容器内に溜められる。
【0009】したがって、貯留容器内には融解装置によ
って融解された液状のパック用ワックスのみが溜められ
るので、貯留容器内に適当な量のパック用ワックスが溜
まれば、直ちに顔面に塗り始めることができる。ゆえ
に、ヒータを備えた加熱容器内で固形のパック用ワック
スを融解させる場合に比べて、パック用ワックスを溶か
し始めてから液状のパック用ワックスを顔面に塗り始め
るまでの時間を大幅に短縮することができる。
って融解された液状のパック用ワックスのみが溜められ
るので、貯留容器内に適当な量のパック用ワックスが溜
まれば、直ちに顔面に塗り始めることができる。ゆえ
に、ヒータを備えた加熱容器内で固形のパック用ワック
スを融解させる場合に比べて、パック用ワックスを溶か
し始めてから液状のパック用ワックスを顔面に塗り始め
るまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記発熱ユニット
は、その上面が水平面に対して所定角度で傾斜した状態
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の融解
装置である。この構成によれば、発熱ユニットの上面が
水平面に対して傾斜しているので、パック用ワックスは
溶けるとすぐに貯留容器に向けて落下する。したがっ
て、溶けて液状になったパック用ワックスが、発熱ユニ
ットの上面に滞留して長い時間加熱されるおそれがな
い。
は、その上面が水平面に対して所定角度で傾斜した状態
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の融解
装置である。この構成によれば、発熱ユニットの上面が
水平面に対して傾斜しているので、パック用ワックスは
溶けるとすぐに貯留容器に向けて落下する。したがっ
て、溶けて液状になったパック用ワックスが、発熱ユニ
ットの上面に滞留して長い時間加熱されるおそれがな
い。
【0011】したがって、発熱体の発熱温度を短時間の
加熱ではパック用ワックスが劣化しない温度範囲内でな
るべく高温に設定することにより、パック用ワックスを
劣化させることなく、パック用ワックスWの融解速度を
速めることができる。これにより、パック用ワックスを
溶かし始めてから液状のパック用ワックスを顔面に塗り
始めるまでの時間をさらに短縮することができる。
加熱ではパック用ワックスが劣化しない温度範囲内でな
るべく高温に設定することにより、パック用ワックスを
劣化させることなく、パック用ワックスWの融解速度を
速めることができる。これにより、パック用ワックスを
溶かし始めてから液状のパック用ワックスを顔面に塗り
始めるまでの時間をさらに短縮することができる。
【0012】なお、発熱ユニットは、パック用ワックス
の下端が良好に当接し、かつ、溶けて液状になったパッ
ク用ワックスが発熱ユニットの上面に滞留するのを防ぐ
ために、水平面に対する傾斜角度が30度から70度ま
での範囲内であるように設けられているのが好ましい。
請求項3記載の発明は、上記発熱ユニットに備えられて
いる発熱体は、PTCサーミスタ素子であることを特徴
とする請求項1または2記載の融解装置である。
の下端が良好に当接し、かつ、溶けて液状になったパッ
ク用ワックスが発熱ユニットの上面に滞留するのを防ぐ
ために、水平面に対する傾斜角度が30度から70度ま
での範囲内であるように設けられているのが好ましい。
請求項3記載の発明は、上記発熱ユニットに備えられて
いる発熱体は、PTCサーミスタ素子であることを特徴
とする請求項1または2記載の融解装置である。
【0013】この構成によれば、PTCサーミスタ素子
の発熱温度は、発熱ユニットの周囲温度の変化にかかわ
らず常に一定に保たれるので、発熱温度を制御するため
に温度検知センサや発熱温度制御回路などを設ける必要
がなく、装置のイニシャルコストを低減することができ
る。そのうえ、PTCサーミスタ素子は、一定温度以上
には発熱しないので、発熱体が異常発熱してパック用ワ
ックスの性能を劣化させるといったおそれがない。
の発熱温度は、発熱ユニットの周囲温度の変化にかかわ
らず常に一定に保たれるので、発熱温度を制御するため
に温度検知センサや発熱温度制御回路などを設ける必要
がなく、装置のイニシャルコストを低減することができ
る。そのうえ、PTCサーミスタ素子は、一定温度以上
には発熱しないので、発熱体が異常発熱してパック用ワ
ックスの性能を劣化させるといったおそれがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る融解装置の外観構成を示す斜視
図である。この融解装置1は、パック用ワックスを用い
た顔面パックを行う際に、円柱状に成形された固形のパ
ック用ワックスWを融解するための装置であり、溶けて
液状となったパック用ワックスを貯留しておくための貯
留容器2と組み合わせて使用される。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る融解装置の外観構成を示す斜視
図である。この融解装置1は、パック用ワックスを用い
た顔面パックを行う際に、円柱状に成形された固形のパ
ック用ワックスWを融解するための装置であり、溶けて
液状となったパック用ワックスを貯留しておくための貯
留容器2と組み合わせて使用される。
【0015】融解装置1は、たとえばアクリル板を用い
て構成された装置本体10を備えている。装置本体10
には、平面略半円状の上面板11と、上面板11の周縁
の半円弧状部分11aから垂下した半円周壁12と、上
面板11の周縁の直線部分11bから垂下した平面壁1
3と、半円周壁12の下端に沿って形成された係合リン
グ14とが含まれている。上面板11には、円形の孔1
5が形成されており、この孔15には、鉛直方向に延び
た円筒状の保持筒16が挿通されている。保持筒16の
下方には、固形のパック用ワックスWを加熱するための
融解用ヒータ(詳細は後述する)が、保持筒16を下方
から閉塞するように設けられている。なお、保持筒16
の形状は、上記の円筒状に限らず、固形のパック用ワッ
クスWの外径に応じて任意に変更されるとよい。
て構成された装置本体10を備えている。装置本体10
には、平面略半円状の上面板11と、上面板11の周縁
の半円弧状部分11aから垂下した半円周壁12と、上
面板11の周縁の直線部分11bから垂下した平面壁1
3と、半円周壁12の下端に沿って形成された係合リン
グ14とが含まれている。上面板11には、円形の孔1
5が形成されており、この孔15には、鉛直方向に延び
た円筒状の保持筒16が挿通されている。保持筒16の
下方には、固形のパック用ワックスWを加熱するための
融解用ヒータ(詳細は後述する)が、保持筒16を下方
から閉塞するように設けられている。なお、保持筒16
の形状は、上記の円筒状に限らず、固形のパック用ワッ
クスWの外径に応じて任意に変更されるとよい。
【0016】貯留容器2は、従来はパック用ワックスW
を融解するための加熱装置として用いられていたもので
あり、有底円筒状に形成された外容器21と、この外容
器21に嵌め込まれた内容器22と、内容器22の外表
面(外容器21に対向する面)に取り付けられた保温用
ヒータ(図示せず)とを有している。外容器21の上端
縁には、不使用時に貯留容器2に被せておくための蓋体
の縁部が係合する係合段部23が形成されている。
を融解するための加熱装置として用いられていたもので
あり、有底円筒状に形成された外容器21と、この外容
器21に嵌め込まれた内容器22と、内容器22の外表
面(外容器21に対向する面)に取り付けられた保温用
ヒータ(図示せず)とを有している。外容器21の上端
縁には、不使用時に貯留容器2に被せておくための蓋体
の縁部が係合する係合段部23が形成されている。
【0017】一方、融解装置1の係合リング14は、こ
の貯留容器2の係合段部23に係合可能に形成されてお
り、これにより、融解装置1は、係合リング14を係合
段部23に係合させて、貯留容器2に取り付けた状態で
使用することができる。また、融解装置1を貯留容器2
に取り付けた状態で、貯留容器2の上面は、融解装置1
の平面壁13と貯留容器2の上端縁とで区画される部分
2aで開放されており、この部分2aから内容器22内
に刷毛などを入れて、内容器22内に溜められた液状の
パック用ワックスを掬うことができる。
の貯留容器2の係合段部23に係合可能に形成されてお
り、これにより、融解装置1は、係合リング14を係合
段部23に係合させて、貯留容器2に取り付けた状態で
使用することができる。また、融解装置1を貯留容器2
に取り付けた状態で、貯留容器2の上面は、融解装置1
の平面壁13と貯留容器2の上端縁とで区画される部分
2aで開放されており、この部分2aから内容器22内
に刷毛などを入れて、内容器22内に溜められた液状の
パック用ワックスを掬うことができる。
【0018】この融解装置1および貯留容器2を用いて
顔面パックを行う際には、融解装置1を貯留容器2に取
り付けた後、固形のパック用ワックスWを保持筒16に
挿入する。そして、融解装置1の半円周壁12から引き
出された融解用ヒータの電源コード17を図外の商用交
流電源に接続して、融解用ヒータへの通電を開始する。
これにより、融解用ヒータが発熱し、この発熱によって
保持筒16に挿入されているパック用ワックスWが下端
から溶けていく。
顔面パックを行う際には、融解装置1を貯留容器2に取
り付けた後、固形のパック用ワックスWを保持筒16に
挿入する。そして、融解装置1の半円周壁12から引き
出された融解用ヒータの電源コード17を図外の商用交
流電源に接続して、融解用ヒータへの通電を開始する。
これにより、融解用ヒータが発熱し、この発熱によって
保持筒16に挿入されているパック用ワックスWが下端
から溶けていく。
【0019】融解用ヒータからの発熱によって溶かされ
たパック用ワックスは、融解装置1から落下して、貯留
容器2の内容器22に溜められる。貯留容器2に内蔵さ
れた保温用ヒータの発熱温度は、たとえば100℃に設
定されており、内容器22に溜められた液状のパック用
ワックスが固化せず、かつ、溶けたパック用ワックスを
刷毛で掬ってから顔面に塗るまでの間に、パック用ワッ
クスが顔面を火傷しない程度の温度まで冷めるようにな
っている。
たパック用ワックスは、融解装置1から落下して、貯留
容器2の内容器22に溜められる。貯留容器2に内蔵さ
れた保温用ヒータの発熱温度は、たとえば100℃に設
定されており、内容器22に溜められた液状のパック用
ワックスが固化せず、かつ、溶けたパック用ワックスを
刷毛で掬ってから顔面に塗るまでの間に、パック用ワッ
クスが顔面を火傷しない程度の温度まで冷めるようにな
っている。
【0020】顔面パックは、上記のようにして内容器2
2に貯留された液状のパック用ワックスを刷毛などで顔
面に塗り、その後しばらく時間をおいて、顔面に塗った
パック用ワックスが冷えて固まった後、その固まったパ
ック用ワックスを顔面から引き剥がすことにより達成さ
れる。図2は、融解装置1の内部構成を示す断面図であ
る。また、図3は、融解装置1に備えられた融解用ヒー
タの構成を示す斜視図である。保持筒16の下方に設け
られた融解用ヒータHは、発熱ユニット30と発熱ユニ
ット30を保持するための保持具40とを有している。
2に貯留された液状のパック用ワックスを刷毛などで顔
面に塗り、その後しばらく時間をおいて、顔面に塗った
パック用ワックスが冷えて固まった後、その固まったパ
ック用ワックスを顔面から引き剥がすことにより達成さ
れる。図2は、融解装置1の内部構成を示す断面図であ
る。また、図3は、融解装置1に備えられた融解用ヒー
タの構成を示す斜視図である。保持筒16の下方に設け
られた融解用ヒータHは、発熱ユニット30と発熱ユニ
ット30を保持するための保持具40とを有している。
【0021】発熱ユニット30には、PTC(Positive
Temperature Coefficient)セラミックス素子からなる
発熱体31と、この発熱体31を内部に収容することの
できるケース32と、ケース32の上面を覆うカバー3
3とが備えられている。PTCセラミックス素子は、た
とえばチタン酸バリウムなどを主原料としたもので、室
温からキュリー温度(抵抗急変温度)までは低抵抗であ
るが、キュリー温度を越えると急に抵抗値が増大する特
性を有する感熱素子である。この特性により、発熱体3
1は、キュリー温度を下回る温度下において電圧が印加
されると、最初は低温であるために抵抗値が小さいので
大電流が流れ、発熱体31の温度は急激に上昇する。そ
して、発熱体31の温度がキュリー温度を越えると、抵
抗値が急に増大するために電流量が減少し、その結果、
発熱体31の発熱量が減少する。そのため、発熱体31
の発熱温度は、一定の温度以上に上がることがなく、あ
る温度で安定して熱平衡状態を保つ。すなわち、発熱体
31は自己温度制御機能を有している。
Temperature Coefficient)セラミックス素子からなる
発熱体31と、この発熱体31を内部に収容することの
できるケース32と、ケース32の上面を覆うカバー3
3とが備えられている。PTCセラミックス素子は、た
とえばチタン酸バリウムなどを主原料としたもので、室
温からキュリー温度(抵抗急変温度)までは低抵抗であ
るが、キュリー温度を越えると急に抵抗値が増大する特
性を有する感熱素子である。この特性により、発熱体3
1は、キュリー温度を下回る温度下において電圧が印加
されると、最初は低温であるために抵抗値が小さいので
大電流が流れ、発熱体31の温度は急激に上昇する。そ
して、発熱体31の温度がキュリー温度を越えると、抵
抗値が急に増大するために電流量が減少し、その結果、
発熱体31の発熱量が減少する。そのため、発熱体31
の発熱温度は、一定の温度以上に上がることがなく、あ
る温度で安定して熱平衡状態を保つ。すなわち、発熱体
31は自己温度制御機能を有している。
【0022】したがって、発熱ユニット30の周囲温度
の変化にかかわらず、発熱体31の発熱温度は常に一定
に保つことができるので、発熱体31が異常発熱してパ
ック用ワックスWの性能を劣化させるといったおそれが
ない。また、発熱体31の発熱温度を制御するためにサ
ーモスタットやセンサなどが不要であり、融解装置1の
コストを低くすることができる。
の変化にかかわらず、発熱体31の発熱温度は常に一定
に保つことができるので、発熱体31が異常発熱してパ
ック用ワックスWの性能を劣化させるといったおそれが
ない。また、発熱体31の発熱温度を制御するためにサ
ーモスタットやセンサなどが不要であり、融解装置1の
コストを低くすることができる。
【0023】さらに、発熱体31の発熱温度は、PTC
セラミックス素子の材料組成を調整して、PTCセラミ
ックス素子のキュリー温度を変更することにより、50
℃〜300℃の範囲で変更することが可能である。ゆえ
に、発熱体31の発熱温度を、パック用ワックスWの融
解温度よりも高く、かつ、短時間の加熱ではパック用ワ
ックスWの効能が劣化しないような温度範囲内(たとえ
ば110℃〜150℃)に設定しておくことにより、パ
ック用ワックスWの効能を劣化させることなく、発熱温
度が100℃のヒータを備えた加熱容器内でパック用ワ
ックスWを融解する場合に比べて、パック用ワックスW
の融解速度を速めることができる。
セラミックス素子の材料組成を調整して、PTCセラミ
ックス素子のキュリー温度を変更することにより、50
℃〜300℃の範囲で変更することが可能である。ゆえ
に、発熱体31の発熱温度を、パック用ワックスWの融
解温度よりも高く、かつ、短時間の加熱ではパック用ワ
ックスWの効能が劣化しないような温度範囲内(たとえ
ば110℃〜150℃)に設定しておくことにより、パ
ック用ワックスWの効能を劣化させることなく、発熱温
度が100℃のヒータを備えた加熱容器内でパック用ワ
ックスWを融解する場合に比べて、パック用ワックスW
の融解速度を速めることができる。
【0024】発熱体31は、直方体形状に形成されてお
り、その上面および下面には、それぞれ電極31a,3
1bが形成されている。この電極31a,31bは、た
とえば、オーミックコンタクト電極形成用の銀ペースト
を発熱体31に塗布した後に、この発熱体31を560
℃にて5分間加熱することによって焼成することができ
る。
り、その上面および下面には、それぞれ電極31a,3
1bが形成されている。この電極31a,31bは、た
とえば、オーミックコンタクト電極形成用の銀ペースト
を発熱体31に塗布した後に、この発熱体31を560
℃にて5分間加熱することによって焼成することができ
る。
【0025】ケース32は、たとえばステアタイトまた
はムライトを主原料とするセラミックスで構成されてい
る。ケース32は、発熱体31および発熱体31の下面
電極31bに密着した状態に設けられた下給電板34を
内部に収容することのできる箱型に形成されている。ケ
ース32の上面は開放されており、ケース32内に発熱
体31および下給電板34を収容した状態で、ケース3
2の上端縁と発熱体31の上面電極31aとは同一平面
内に位置している。
はムライトを主原料とするセラミックスで構成されてい
る。ケース32は、発熱体31および発熱体31の下面
電極31bに密着した状態に設けられた下給電板34を
内部に収容することのできる箱型に形成されている。ケ
ース32の上面は開放されており、ケース32内に発熱
体31および下給電板34を収容した状態で、ケース3
2の上端縁と発熱体31の上面電極31aとは同一平面
内に位置している。
【0026】カバー33は、導電性を有する金属薄板で
構成されている。カバー33は、ケース32の上面を閉
塞するように装着されており、この状態で、カバー33
の下面は、ケース32内に収容された発熱体31の上面
電極31aに接触している。カバー33には、電源コー
ド17から引き出された一方のリード線17aが半田付
けなどによって接続されている。一方、ケース32内に
収容された下給電板34には、電源コード17から引き
出された他方のリード線17bが半田付けなどによって
接続されている。これにより、電源コード17が商用交
流電源に接続されると、カバー33および下給電板34
を介して発熱体31に電力が供給されて、発熱体31が
一定温度に発熱する。つまり、カバー33は、ケース3
2の上面を閉塞する役割と発熱体31へ給電する役割と
を果たしている。
構成されている。カバー33は、ケース32の上面を閉
塞するように装着されており、この状態で、カバー33
の下面は、ケース32内に収容された発熱体31の上面
電極31aに接触している。カバー33には、電源コー
ド17から引き出された一方のリード線17aが半田付
けなどによって接続されている。一方、ケース32内に
収容された下給電板34には、電源コード17から引き
出された他方のリード線17bが半田付けなどによって
接続されている。これにより、電源コード17が商用交
流電源に接続されると、カバー33および下給電板34
を介して発熱体31に電力が供給されて、発熱体31が
一定温度に発熱する。つまり、カバー33は、ケース3
2の上面を閉塞する役割と発熱体31へ給電する役割と
を果たしている。
【0027】発熱ユニット30を保持するための保持具
40は、たとえばステンレスなどの金属板を用いて一体
に形成されており、発熱ユニット30を取り付けるため
の取付部41と、取付部41の一方端縁41aの両端部
分からほぼ水平方向に延びた延設部42,43と、延設
部42,43の先端縁から上方に向けて延設された固定
部44,45とを有している。発熱ユニット30は、取
付部41の下面に絶縁シート46を介して固定されてい
る。これにより、発熱ユニット30と保持具40とは絶
縁シート46で電気的に隔絶されるので、発熱ユニット
30のカバー33に供給される電流が保持具40に流れ
ることはない。なお、絶縁シート46は、たとえば、シ
リコンゴム、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)またはポリカーボネートで成形することがで
きる。
40は、たとえばステンレスなどの金属板を用いて一体
に形成されており、発熱ユニット30を取り付けるため
の取付部41と、取付部41の一方端縁41aの両端部
分からほぼ水平方向に延びた延設部42,43と、延設
部42,43の先端縁から上方に向けて延設された固定
部44,45とを有している。発熱ユニット30は、取
付部41の下面に絶縁シート46を介して固定されてい
る。これにより、発熱ユニット30と保持具40とは絶
縁シート46で電気的に隔絶されるので、発熱ユニット
30のカバー33に供給される電流が保持具40に流れ
ることはない。なお、絶縁シート46は、たとえば、シ
リコンゴム、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)またはポリカーボネートで成形することがで
きる。
【0028】保持具40は、固定部44,45が平面壁
13にボルト47およびナット48で固定されることに
より、取付部41が保持筒16の下方に位置した状態で
装置本体1に保持されている。取付部41は、水平面に
対して角度αの傾斜がつけられており、この取付部41
の傾斜角度αに応じて、保持筒16は、保持筒16の下
端縁を含む平面が取付部41の上面から所定間隔dだけ
離れて平行をなすように形成されている。
13にボルト47およびナット48で固定されることに
より、取付部41が保持筒16の下方に位置した状態で
装置本体1に保持されている。取付部41は、水平面に
対して角度αの傾斜がつけられており、この取付部41
の傾斜角度αに応じて、保持筒16は、保持筒16の下
端縁を含む平面が取付部41の上面から所定間隔dだけ
離れて平行をなすように形成されている。
【0029】この構成により、保持筒16に挿入された
固形のパック用ワックスWは、その下端が取付部41の
上面に当接した状態で保持される。したがって、発熱体
31からの発熱は、カバー33、絶縁シート46および
取付部41を介してパック用ワックスWに与えられ、パ
ック用ワックスWを下端から融解する。そして、溶けて
液状となったパック用ワックスは、取付部41の傾斜に
よって取付部41の上面を伝い、取付部41の下端縁4
1aと保持筒16との隙間から下方へと落下して、融解
装置1の下方にセットされた貯留容器2の内容器22
(図1参照)内に溜められる。
固形のパック用ワックスWは、その下端が取付部41の
上面に当接した状態で保持される。したがって、発熱体
31からの発熱は、カバー33、絶縁シート46および
取付部41を介してパック用ワックスWに与えられ、パ
ック用ワックスWを下端から融解する。そして、溶けて
液状となったパック用ワックスは、取付部41の傾斜に
よって取付部41の上面を伝い、取付部41の下端縁4
1aと保持筒16との隙間から下方へと落下して、融解
装置1の下方にセットされた貯留容器2の内容器22
(図1参照)内に溜められる。
【0030】したがって、貯留容器2内には融解装置1
によって溶かされた液状のパック用ワックスのみが溜め
られるので、貯留容器2内に適当な量のパック用ワック
スが溜まれば、直ちに顔面に塗り始めることができる。
ゆえに、ヒータを備えた加熱容器内で固形のパック用ワ
ックスWを融解させる場合に比べて、パック用ワックス
Wの融解を開始してから液状のパック用ワックスを顔面
に塗り始めるまでの時間を大幅に短縮することができ
る。
によって溶かされた液状のパック用ワックスのみが溜め
られるので、貯留容器2内に適当な量のパック用ワック
スが溜まれば、直ちに顔面に塗り始めることができる。
ゆえに、ヒータを備えた加熱容器内で固形のパック用ワ
ックスWを融解させる場合に比べて、パック用ワックス
Wの融解を開始してから液状のパック用ワックスを顔面
に塗り始めるまでの時間を大幅に短縮することができ
る。
【0031】また、保持具40の取付部41が水平面に
対して角度αで傾斜しているので、パック用ワックスW
は溶けるとすぐに貯留容器2に向けて落下する。したが
って、溶けて液状になったパック用ワックスが、取付部
41の上面に滞留して長い時間加熱されるといったこと
がないので、パック用ワックスが長時間の加熱によって
劣化するおそれがない。
対して角度αで傾斜しているので、パック用ワックスW
は溶けるとすぐに貯留容器2に向けて落下する。したが
って、溶けて液状になったパック用ワックスが、取付部
41の上面に滞留して長い時間加熱されるといったこと
がないので、パック用ワックスが長時間の加熱によって
劣化するおそれがない。
【0032】さらには、液状になったパック用ワックス
が長時間加熱されることがないので、発熱体31の発熱
温度を、短時間の加熱ではパック用ワックスWの効能が
劣化しない温度(たとえば150℃)以下でなるべく高
温に設定することにより、固形のパック用ワックスWを
発熱温度が約100℃のヒータを備えた加熱容器内で融
解させる場合に比べて、パック用ワックスWの融解速度
を速めることができる。これにより、パック用ワックス
Wを溶かし始めてから、パック用ワックスWが完全に溶
けきるまでに要する時間を短縮することができる。
が長時間加熱されることがないので、発熱体31の発熱
温度を、短時間の加熱ではパック用ワックスWの効能が
劣化しない温度(たとえば150℃)以下でなるべく高
温に設定することにより、固形のパック用ワックスWを
発熱温度が約100℃のヒータを備えた加熱容器内で融
解させる場合に比べて、パック用ワックスWの融解速度
を速めることができる。これにより、パック用ワックス
Wを溶かし始めてから、パック用ワックスWが完全に溶
けきるまでに要する時間を短縮することができる。
【0033】また、従来の加熱容器を用いてパック用ワ
ックスWを溶かす場合には、加熱容器内のパック用ワッ
クスが融解した時の温度に保たれるため、加熱容器に備
えられているヒータの発熱温度を高くすると、使用者が
顔面を火傷するおそれがあった。しかしながら、この実
施形態によれば、溶けて液状になったパック用ワックス
は、融解装置1から貯留容器2内へ落下する過程で冷や
され、その後貯留容器2に備えられた保温用ヒータの発
熱によって80℃程度に保たれる。また、約80℃に保
たれたパック用ワックスは、刷毛で掬って顔面に塗る過
程でさらに冷やされて、顔面に塗る時点では火傷しない
ような適当な温度となる。ゆえに、発熱体31の発熱温
度が従来の加熱容器に備えられているヒータの発熱温度
に比べて高温であるからといって、パック用ワックスで
使用者が顔面を火傷するおそれはない。
ックスWを溶かす場合には、加熱容器内のパック用ワッ
クスが融解した時の温度に保たれるため、加熱容器に備
えられているヒータの発熱温度を高くすると、使用者が
顔面を火傷するおそれがあった。しかしながら、この実
施形態によれば、溶けて液状になったパック用ワックス
は、融解装置1から貯留容器2内へ落下する過程で冷や
され、その後貯留容器2に備えられた保温用ヒータの発
熱によって80℃程度に保たれる。また、約80℃に保
たれたパック用ワックスは、刷毛で掬って顔面に塗る過
程でさらに冷やされて、顔面に塗る時点では火傷しない
ような適当な温度となる。ゆえに、発熱体31の発熱温
度が従来の加熱容器に備えられているヒータの発熱温度
に比べて高温であるからといって、パック用ワックスで
使用者が顔面を火傷するおそれはない。
【0034】なお、取付部41は、保持筒16に挿入さ
れたパック用ワックスWが落下するのを防ぐとともに、
溶けて液体となったパック用ワックスが取付部41の上
面に滞留するのを防ぐために、傾斜角度αが30度から
70度までの範囲内に設定されているのが好ましい。ま
た、保持筒16の下端縁と取付部41の上面との間隔d
が大きいと、パック用ワックスWの下端付近が取付部4
1の傾斜に沿って熱変形し、パック用ワックスが取付部
41の下端縁41aから氷柱のように垂れ下がってしま
う。一方、保持筒16の下端縁と取付部41の上面との
間隔dが小さいと、その保持筒16と取付部41との隙
間から液化されたパック用ワックスが流れ出ず、取付部
41の上面に滞留してしまう。これらを考慮すると、保
持筒16の下端縁と取付部41の上面との間隔dは約2
ミリメートルに設定されているのが好ましい。
れたパック用ワックスWが落下するのを防ぐとともに、
溶けて液体となったパック用ワックスが取付部41の上
面に滞留するのを防ぐために、傾斜角度αが30度から
70度までの範囲内に設定されているのが好ましい。ま
た、保持筒16の下端縁と取付部41の上面との間隔d
が大きいと、パック用ワックスWの下端付近が取付部4
1の傾斜に沿って熱変形し、パック用ワックスが取付部
41の下端縁41aから氷柱のように垂れ下がってしま
う。一方、保持筒16の下端縁と取付部41の上面との
間隔dが小さいと、その保持筒16と取付部41との隙
間から液化されたパック用ワックスが流れ出ず、取付部
41の上面に滞留してしまう。これらを考慮すると、保
持筒16の下端縁と取付部41の上面との間隔dは約2
ミリメートルに設定されているのが好ましい。
【0035】さらに、上記の実施形態においては、装置
本体1を構成する材料としてアクリルを例示している
が、発熱体31の発熱に耐え得る耐熱性を有する材料で
あれば、上記のアクリル以外にも、たとえば、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリエステル、
ナイロン、エポキシ樹脂、フッ素樹脂またはフェノール
樹脂などの合成樹脂や、鉄、アルミニウム、ステンレ
ス、金、銀、銅、亜鉛鋼板、ニッケル鋼板またはリン酸
青銅などの金属、酸化アルミニウム、窒化アルミニウ
ム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウムまたは窒化ケイ素を
含むセラミックス、FRPなどを用いて装置本体1を構
成することができる。
本体1を構成する材料としてアクリルを例示している
が、発熱体31の発熱に耐え得る耐熱性を有する材料で
あれば、上記のアクリル以外にも、たとえば、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリエステル、
ナイロン、エポキシ樹脂、フッ素樹脂またはフェノール
樹脂などの合成樹脂や、鉄、アルミニウム、ステンレ
ス、金、銀、銅、亜鉛鋼板、ニッケル鋼板またはリン酸
青銅などの金属、酸化アルミニウム、窒化アルミニウ
ム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウムまたは窒化ケイ素を
含むセラミックス、FRPなどを用いて装置本体1を構
成することができる。
【0036】また、パック用ワックスWを融解するため
の発熱体31としては、上記したPTCセラミックス素
子に限定される必要はなく、たとえば、樹脂中にカーボ
ンや金属粉末などを練り込んだ樹脂製のPTCサーミス
タ素子やニクロム線を用いてもよい。ニクロム線を用い
る場合、電極31a,31bやケース32、カバー3
3、下給電板34は不要であり、保持具40の取付部4
1の下面に絶縁シート46を貼着し、その絶縁シート4
6の表面にニクロム線を這わせればよい。また、ニクロ
ム線の異常発熱を防ぐためにサーモスタットなどの発熱
温度制御装置を設けておくのが好ましい。
の発熱体31としては、上記したPTCセラミックス素
子に限定される必要はなく、たとえば、樹脂中にカーボ
ンや金属粉末などを練り込んだ樹脂製のPTCサーミス
タ素子やニクロム線を用いてもよい。ニクロム線を用い
る場合、電極31a,31bやケース32、カバー3
3、下給電板34は不要であり、保持具40の取付部4
1の下面に絶縁シート46を貼着し、その絶縁シート4
6の表面にニクロム線を這わせればよい。また、ニクロ
ム線の異常発熱を防ぐためにサーモスタットなどの発熱
温度制御装置を設けておくのが好ましい。
【0037】さらに、電源コード17の途中にスイッチ
を設けて、このスイッチのオン/オフによって発熱体3
1への通電が制御されてもよい。また、融解装置1の外
形は、図1に示す形状に限らず、内部に保持筒16およ
び融解用ヒータHを備えることができる任意の形状に変
更することが可能である。たとえば、図4に示すよう
に、平面略扇形状の上面板51、上面板51の周縁から
垂下した周壁部52および周壁部52の下端に接続され
た係合リング14を有する形状に変更されてもよい。ま
た、図5に示すように、平面円形状の上面板61、上面
板61の周縁から垂下した周壁部62および周壁部62
の下端に接続された係合リング14を有する形状に変更
されてもよい。さらには、図6に示すように、円板部7
1と矩形板部72とを含む上面板73、上面板73の周
縁から垂下した周壁部74および周壁部74の下端に接
続された係合リング14を有する形状に変更されてもよ
い。なお、図4,図5,図6において、図1に示す各部
に相当する部分には同一の参照符号を付して示してい
る。
を設けて、このスイッチのオン/オフによって発熱体3
1への通電が制御されてもよい。また、融解装置1の外
形は、図1に示す形状に限らず、内部に保持筒16およ
び融解用ヒータHを備えることができる任意の形状に変
更することが可能である。たとえば、図4に示すよう
に、平面略扇形状の上面板51、上面板51の周縁から
垂下した周壁部52および周壁部52の下端に接続され
た係合リング14を有する形状に変更されてもよい。ま
た、図5に示すように、平面円形状の上面板61、上面
板61の周縁から垂下した周壁部62および周壁部62
の下端に接続された係合リング14を有する形状に変更
されてもよい。さらには、図6に示すように、円板部7
1と矩形板部72とを含む上面板73、上面板73の周
縁から垂下した周壁部74および周壁部74の下端に接
続された係合リング14を有する形状に変更されてもよ
い。なお、図4,図5,図6において、図1に示す各部
に相当する部分には同一の参照符号を付して示してい
る。
【0038】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲内で、種々の設計変更を施すことができ
る。
的事項の範囲内で、種々の設計変更を施すことができ
る。
【0039】
【実施例】次に、さらに具体的な例について説明する。 <実施例1>厚さ1.0〜1.5ミリメートルのステン
レス板を用いて保持具を作製した。保持具の取付部は、
縦24ミリメートル×横38ミリメートルの寸法であ
り、水平面に対して45度傾斜した状態に設けた。ま
た、発熱体として縦23ミリメートル×横37ミリメー
トル×厚さ6.4ミリメートルのPTCセラミックス素
子が内蔵された発熱ユニット(村田製作所製:商品名ポ
ジスタ)を、シリコン樹脂で成形された絶縁シートを挟
んで保持具の取付部に固定した。セラミックス半導体素
子の発熱温度は110℃である。
レス板を用いて保持具を作製した。保持具の取付部は、
縦24ミリメートル×横38ミリメートルの寸法であ
り、水平面に対して45度傾斜した状態に設けた。ま
た、発熱体として縦23ミリメートル×横37ミリメー
トル×厚さ6.4ミリメートルのPTCセラミックス素
子が内蔵された発熱ユニット(村田製作所製:商品名ポ
ジスタ)を、シリコン樹脂で成形された絶縁シートを挟
んで保持具の取付部に固定した。セラミックス半導体素
子の発熱温度は110℃である。
【0040】一方、厚さ2ミリメートルのアクリル板を
用いて、図1に示す装置本体10を作製した。上面板1
1の周縁の直線部分の長さは98ミリメートルである。
また、係合リング14の直径は99ミリメートルであ
り、係合リング14の上下方向の幅は8ミリメートルで
ある。保持筒16の内径は16ミリメートルである。装
置本体10の全体の高さは70ミリメートルである。こ
うして得られる装置本体10に、上記の発熱ユニットを
取り付けて融解装置を得た。
用いて、図1に示す装置本体10を作製した。上面板1
1の周縁の直線部分の長さは98ミリメートルである。
また、係合リング14の直径は99ミリメートルであ
り、係合リング14の上下方向の幅は8ミリメートルで
ある。保持筒16の内径は16ミリメートルである。装
置本体10の全体の高さは70ミリメートルである。こ
うして得られる装置本体10に、上記の発熱ユニットを
取り付けて融解装置を得た。
【0041】<実施例2>PTCセラミックス素子の発
熱温度が130℃である発熱ユニットを用い、保持具の
取付部を水平面に対して30度傾斜させた以外は、上記
の実施例1と同様にして融解装置を得た。 <実施例3>PTCセラミックス素子の発熱温度が13
0℃である発熱ユニットを用いた以外は、上記の実施例
1と同様にして融解装置を得た。
熱温度が130℃である発熱ユニットを用い、保持具の
取付部を水平面に対して30度傾斜させた以外は、上記
の実施例1と同様にして融解装置を得た。 <実施例3>PTCセラミックス素子の発熱温度が13
0℃である発熱ユニットを用いた以外は、上記の実施例
1と同様にして融解装置を得た。
【0042】<比較例>従来からパック用ワックスを融
解するために使用されている加熱容器(オッペン化粧品
株式会社:商品名オイルウオーマー)を用意した。この
加熱容器に内蔵されている発熱体の発熱温度は100℃
である。上記実施例1〜3および比較例の装置を用い
て、20グラムのパック用ワックス(オッペン化粧品株
式会社:商品名パック用オイル)を溶かし始めてから、
液状となったパック用ワックスを顔面に塗り始めること
ができるまでの時間および20グラムのパック用ワック
スが完全に溶解するまでの時間を測定した。その結果を
下記の表1に示す。ただし、実施例1〜3の装置を用い
た場合において、10グラム分のパック用ワックスが融
解した時点で、パック用ワックスを顔面に塗り始めるこ
とができるものとした。
解するために使用されている加熱容器(オッペン化粧品
株式会社:商品名オイルウオーマー)を用意した。この
加熱容器に内蔵されている発熱体の発熱温度は100℃
である。上記実施例1〜3および比較例の装置を用い
て、20グラムのパック用ワックス(オッペン化粧品株
式会社:商品名パック用オイル)を溶かし始めてから、
液状となったパック用ワックスを顔面に塗り始めること
ができるまでの時間および20グラムのパック用ワック
スが完全に溶解するまでの時間を測定した。その結果を
下記の表1に示す。ただし、実施例1〜3の装置を用い
た場合において、10グラム分のパック用ワックスが融
解した時点で、パック用ワックスを顔面に塗り始めるこ
とができるものとした。
【0043】
【表1】
【0044】この表1に示す結果から、実施例1〜3の
装置を使用してパック用ワックスを融解した場合、比較
例の装置を使用してパック用ワックスを融解した場合に
比べて、パック用ワックスを溶かし始めてから液状とな
ったパック用ワックスを顔面に塗り始めることができる
までの時間が短いことが確認できる。また、20グラム
のパック用ワックスが完全に融解するまでに要する時間
も、実施例1〜3の装置の方が比較例の装置よりも短い
ことが確認できる。
装置を使用してパック用ワックスを融解した場合、比較
例の装置を使用してパック用ワックスを融解した場合に
比べて、パック用ワックスを溶かし始めてから液状とな
ったパック用ワックスを顔面に塗り始めることができる
までの時間が短いことが確認できる。また、20グラム
のパック用ワックスが完全に融解するまでに要する時間
も、実施例1〜3の装置の方が比較例の装置よりも短い
ことが確認できる。
【0045】なお、試験に用いたパック用ワックスは、
その温度が117℃を越えると徐々に劣化が始まり、温
度が150℃を越えると急激に劣化する。しかしなが
ら、実施例2,3の装置を用いてパック用ワックスを融
解したところ、液体のパック用ワックスが保持具の上面
に滞留している時間は1〜2秒間であるため、セラミッ
クス半導体素子の発熱温度が130℃であっても、パッ
ク用ワックスの劣化には至らなかった。
その温度が117℃を越えると徐々に劣化が始まり、温
度が150℃を越えると急激に劣化する。しかしなが
ら、実施例2,3の装置を用いてパック用ワックスを融
解したところ、液体のパック用ワックスが保持具の上面
に滞留している時間は1〜2秒間であるため、セラミッ
クス半導体素子の発熱温度が130℃であっても、パッ
ク用ワックスの劣化には至らなかった。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、ヒータを備えた加熱
容器内で固形のパック用ワックスを融解させる場合に比
べて、パック用ワックスを溶かし始めてから液状のパッ
ク用ワックスを顔面に塗り始めるまでの時間を大幅に短
縮することができる。これにより、パック用ワックスを
用いて顔面パックに要する時間を大幅に短縮することが
できる。
容器内で固形のパック用ワックスを融解させる場合に比
べて、パック用ワックスを溶かし始めてから液状のパッ
ク用ワックスを顔面に塗り始めるまでの時間を大幅に短
縮することができる。これにより、パック用ワックスを
用いて顔面パックに要する時間を大幅に短縮することが
できる。
【図1】この発明の一実施形態に係る融解装置の外観構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】融解装置の内部構成を示す断面図である。
【図3】融解装置に備えられた融解用ヒータの構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】融解装置の外形の第1変形例について説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
【図5】融解装置の外形の第2変形例について説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
【図6】融解装置の外形の第3変形例について説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
1 融解装置 2 貯留容器 16 保持筒(保持部材) 30 発熱ユニット 31 発熱体 40 保持具 α 傾斜角度
Claims (3)
- 【請求項1】顔面パックに用いる固形のパック用ワック
スを融解するために、融解して液状になったパック用ワ
ックスを溜めておくことのできる貯留容器の上方に取り
付けて使用される融解装置であって、 パック用ワックスを融解するための熱を発生する発熱体
を備えた発熱ユニットと、 この発熱ユニットの上面にパック用ワックスの下端が当
接するようにパック用ワックスを保持する保持部材とを
含むことを特徴とする融解装置。 - 【請求項2】上記発熱ユニットは、その上面が水平面に
対して所定角度で傾斜した状態に設けられていることを
特徴とする請求項1記載の融解装置。 - 【請求項3】上記発熱ユニットに備えられている発熱体
は、PTCサーミスタ素子であることを特徴とする請求
項1または2記載の融解装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP677598A JPH11196935A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 融解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP677598A JPH11196935A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 融解装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11196935A true JPH11196935A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11647559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP677598A Pending JPH11196935A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 融解装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11196935A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20250031905A (ko) * | 2023-08-29 | 2025-03-07 | 서현서 | 제모용 왁스 도포 장치 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP677598A patent/JPH11196935A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20250031905A (ko) * | 2023-08-29 | 2025-03-07 | 서현서 | 제모용 왁스 도포 장치 |
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