JPH11197497A - 硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法 - Google Patents
硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法Info
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Abstract
る条件下、温度の高い硫酸ミストと接触する条件下、さ
らには、懸濁物質を含有し流動する硫酸溶液と接触する
条件下においても、耐用期間を大幅に延長することが可
能な硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法の提
供。 【解決手段】 硫酸溶液および/または硫酸ミストと接
触する部材として、好ましくは黒鉛マトリックス中にSi
C 、B4C 、TiC 、Mo2C、VC、NbC およびWCから選ばれる
1種以上であるC系セラミックスが分散したカーボン−
セラミックを用いる硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸
食防止方法。
Description
酸ミストまたはそれらの両者に接触する部材の浸食防止
方法に関し、特に、硫酸濃度および液温が高い硫酸溶液
と接触する条件下、温度の高い硫酸ミストと接触する条
件下、さらには、懸濁物質を含有し流動する硫酸溶液と
接触する条件下においても耐用期間を延長することが可
能な硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法に関
する。
ては、鉱石など原料の溶解工程または電解精製工程にお
いて、溶解液または電解液として硫酸溶液が用いられ
る。また、一般の電気めっきにおいても、電解液とし
て、硫酸溶液が用いられる。この場合、特に、硫酸濃度
および液温が高い硫酸溶液もしくは温度の高い硫酸ミス
トと接触する部材の浸食、さらには、析出する硫酸ニッ
ケルなど懸濁物質を含有し、流動する硫酸溶液と接触す
る部材の摩耗が問題となっていた。
で示す。図2において、1は液中燃焼缶、2は燃焼生成
ガスを液中に噴出させるバーナ(以下液中燃焼バーナと
記す)、3は硫酸ニッケル含有スラリーである濃縮液
(以下濃縮液とも記す)、4は液中燃焼缶1の濃縮液抜
き出し口、20は一般電解槽、21は銅板(:陽極)、22は
種板(:陰極)、23は硫酸溶液、24は陰極銅、25は製品
整理機、26は循環槽、27は浄液電解槽、28は熱交換器を
示す。
一般電解槽20において、熔錬工場の転炉、精製炉、鋳銅
機によって製造された純度が約99%の銅板21を陽極と
し、種板電解槽、種板自動剥ぎ取り装置で製造された種
板22を陰極として電解精製を行う。表面に精製銅が電解
析出した陰極銅24は、製品整理機25によって製品電気銅
となる。
液中には不純物が蓄積するため、該電解液の一部を抜き
出し、浄液電解槽27に送液し不純物除去を行う。浄液電
解槽27においてSbなどの不純物が除去された電解液は、
熱交換器28で所定温度に加温された後、一般電解槽20に
再循環すると共に、その一部を液中燃焼缶1に送液す
る。
燃焼バーナ2から噴出する燃焼生成ガスによって、蒸発
濃縮され、硫酸ニッケルが析出し、該硫酸ニッケルはニ
ッケルめっき原料などとして利用される。上記した工程
においては、液中燃焼缶1の温度測定用熱電対保護管、
濃縮液抜き出し口4、循環量確認のための検流管それぞ
れの濃縮液スラリーとの接触部に施工されたPbライニン
グの寿命が、それぞれ、約4個月、3個月、2個月と短
く、補修に工数を要し、電解精製工程の生産性向上およ
び安全確保の阻害要因となっていた。
来技術の問題点を解決し、特に、硫酸濃度および液温が
高い硫酸溶液と接触する条件下、温度の高い硫酸ミスト
と接触する条件下、さらには、懸濁物質を含有し流動す
る硫酸溶液と接触する条件下においても、耐用期間を大
幅に延長することが可能な硫酸溶液、硫酸ミスト接触部
材の浸食防止方法を提供することを目的とする。
来技術の問題点を解決するため、種々の材料について実
験、検討を行った。その結果、カーボン−セラミック部
材を、前記した図2の銅の電解精製工程における液中
燃焼缶1の温度測定用熱電対保護管の硫酸溶液、硫酸ミ
ストとの接触部の部材、濃縮液抜き出し口4の濃縮液
スラリーとの接触部の部材、検流管の濃縮液スラリー
との接触部の部材として用いることによって、これらの
部材の耐用期間を大幅に延長することが可能であること
を見出し、本発明に至った。
たは硫酸ミストと接触する部材としてカーボン−セラミ
ックを用いることを特徴とする硫酸溶液、硫酸ミスト接
触部材の浸食防止方法である。前記した本発明において
は、前記カーボン−セラミックが、黒鉛マトリックス中
にC系セラミックスが分散したカーボン−セラミックで
あることが好ましい。
ラミックスが、SiC 、B4C 、TiC 、Mo2C、VC、NbC およ
びWCから選ばれる1種以上であることが好ましい。さら
に、前記した本発明は、前記硫酸溶液が、濃度が300g-H
2SO4/l以上、液温が80℃以上の硫酸溶液である硫酸溶
液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法として好適に用
いられる。
トが、温度が80℃以上である雰囲気ガス中の硫酸ミスト
である硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法と
して好適に用いられる。さらに、前記した本発明は、50
g-固形分/l以上の濃度の固形分を含有する流動硫酸溶液
と接触する硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方
法として好ましく適用される。
ト接触部材の浸食防止とは、硫酸溶液、硫酸ミストによ
る腐食の防止、高温、高濃度の硫酸溶液、高温の硫酸ミ
ストによる酸化の防止、懸濁物質を含有し流動する硫酸
溶液による摩耗の防止、あるいは、これらの複合作用に
よる浸食の防止を意味する。
する。本発明で用いるカーボン−セラミック部材は、カ
ーボンとセミックスが互いに焼結して形成された材料か
ら成る部材である。上記したカーボン−セラミック部材
としては、カーボンをマトリックスとして該マトリッ
クス中にセラミックスが分散したカーボン−セラミッ
ク、または、セラミックスをマトリックスとして該マ
トリックス中にカーボンが分散したカーボン−セラミッ
クのいずれも用いることが可能であるが、前者のカー
ボンをマトリックスとして該マトリックス中にセラミッ
クスが分散したカーボン−セラミックを用いることが好
ましい。
セラミックが、黒鉛マトリックス中にC系セラミックス
が分散したカーボン−セラミックであることがより好ま
しい。また、上記したC系セラミックスは、SiC 、B4C
、TiC 、Mo2C、VC、NbC およびWCから選ばれる1種以
上であることが好ましい。
またはB4C またはSiC およびB4C の両者であることがよ
り好ましい。本発明における黒鉛マトリックス中にC系
セラミックスが分散したカーボン−セラミックとして
は、硫酸溶液、硫酸ミストに対する耐用期間の延長の観
点から、黒鉛100 重量部に対して、C系セラミックスが
5〜80重量部含有されていることが好ましい。
は、高濃度、高温の硫酸溶液、高温の硫酸ミストによる
部材の液相、気相酸化反応に基づく浸食および硫酸溶液
中の固形物によるエロージョンを十分には防げない。ま
た、逆に、80重量部を超える場合は、カーボン−セラミ
ックの切欠き性、耐衝撃性が低下し、ハンドリングおよ
び機械加工が難しくなる。
中にC系セラミックスが分散したカーボン−セラミック
としては、硫酸溶液、硫酸ミストに対する耐用期間の延
長の観点から、黒鉛100 重量部に対して、SiC 、B4C 、
TiC 、Mo2C、VC、NbC およびWCから選ばれる1種以上
が、好ましくはその合計含有量として5〜80重量部、さ
らには、10〜80重量部含有されていることがより好まし
い。
は、高濃度、高温の硫酸溶液、高温の硫酸ミストによる
部材の液相、気相酸化反応に基づく浸食および硫酸溶液
中の固形物によるエロージョンを十分には防げない。ま
た、逆に、上記した合計含有量が80重量部を超える場合
は、カーボン−セラミックの切欠き性、耐衝撃性が低下
し、ハンドリングおよび機械加工が難しくなる。
する部材としてカーボン−セラミック部材を用いること
によって、硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食を効果
的に防止し、さらには硫酸ニッケルなど懸濁物質を含有
し流動する硫酸溶液による硫酸溶液接触部材の摩耗を効
果的に防止することが可能な理由について考察した結
果、下記(1) 〜(3) の作用、効果によるものであると推
察した。
を用いることによって、耐酸性を確保できる。 (2) :黒鉛などのカーボンおよびSiC 、B4C などのC系
セラミックスの両者を含有する部材を用いることによっ
て、熱的要因、機械的要因によって亀裂を発生するスポ
ーリング現象を防止できる。
C などのC系セラミックスを分散せしめたカーボン−セ
ラミック部材を用いることによって、耐酸性を確保で
き、耐スポーリング性を確保でき、高濃度、高温度
の硫酸溶液、高温度の硫酸ミストによる液相、気相酸化
反応の防止が可能となるばかりでなく、硫酸溶液中に
析出した硫酸ニッケルなど、硫酸溶液中の固形物による
部材の摩耗が防止できる。
分散したSiC 、B4C などのC系セラミックスによる黒鉛
マトリックスに対する補強効果によるものと推定され
る。本発明に係わるカーボン−セラミック部材は、硫酸
溶液の濃度が、300g-H2SO4/l以上、液温が、80℃以上、
さらには、110 ℃以上である硫酸溶液接触部材の浸食防
止方法、雰囲気ガス温度が80℃以上、さらには、110 ℃
以上である硫酸ミストとの接触部材の浸食防止方法とし
て好ましく用いられる。
ク部材は、雰囲気ガス温度が80℃以上、さらには、110
℃以上で、濃度が20mg-H2SO4/(Nm3 −雰囲気ガス) 以上
である硫酸ミストとの接触部材の浸食防止方法としてよ
り好適に用いられる。これは、濃度が300g-H2SO4/l以
上、液温が80℃以上の硫酸溶液と接触する使用条件下、
雰囲気ガス温度が80℃以上、さらには濃度が20mg-H2SO4
/(Nm3−雰囲気ガス) 以上である硫酸ミストと接触する
使用条件下という浸食性の強い使用環境条件下におい
て、本発明に係わるカーボン−セラミック部材の高度の
耐用性が発揮されるためである。
ク部材が接触する硫酸溶液の液温、硫酸ミストに接触す
る雰囲気の温度の上限は、耐用性の面から、好ましく
は、100wt %硫酸の共沸混合物生成温度である317 ℃以
下、さらには、100wt %硫酸の三酸化イオウ発生温度で
ある290 ℃以下であることが、より好ましい。なお、本
発明に係わるカーボン−セラミック部材が接触する硫酸
溶液の濃度の上限は特に限定されるものではなく、該カ
ーボン−セラミック部材は、濃硫酸、試薬純度の濃硫酸
と接触する部材としても用いることができる。
ク部材が接触する硫酸ミストにおける雰囲気ガス中の硫
酸濃度の上限は特に限定されるものではない。さらに、
本発明は、50g-固形分/l以上の濃度の固形分を含有する
流動硫酸溶液と接触する硫酸溶液接触部材の浸食防止方
法に好ましく適用される。なお、上記した流動硫酸溶液
とは、ガスが吹き込まれる硫酸溶液、硫酸溶液流通
方式の硫酸溶液処理装置において、硫酸溶液の処理時ま
たは硫酸溶液を用いた被処理物の処理時に硫酸溶液が流
れを伴う硫酸溶液、攪拌装置によって攪拌される硫酸
溶液、または、〜の状態が2種または3種組み合わ
された状態の硫酸溶液として定義される。
説明する。 (実施例1)前記した図2に示す銅の電解精製工程の液
中燃焼缶1の温度測定用熱電対保護管の硫酸溶液、硫酸
ミストとの接触部の部材として、カーボン−セラミック
部材を用いて耐用性試験を行った。
の断面図(a) およびA−A矢視図を示す。なお、図1に
おいて、1は液中燃焼缶、2は液中燃焼バーナ、3は硫
酸ニッケル含有スラリーである濃縮液(:硫酸水溶液)
(以下、濃縮液と記す)、4は液中燃焼缶1の濃縮液抜
き出し口、4aは濃縮液抜き出し口の部材、5は抜き出し
濃縮液、6は供給される硫酸ニッケル含有硫酸溶液(以
下、供給硫酸溶液と記す)、7はオーバーフロー液、8
は灯油、重油など燃料、9は燃焼用空気、10は排ガス、
11はディップチューブ、12はディップチューブ燃焼管、
13はサーキュレーティングチューブ、14、15は温度測定
用熱電対保護管、16は排ガス出口、17は液攪拌用空気の
液中ノズル、18は液攪拌用空気を示す。
縮液(:硫酸溶液)3との接触部の部材および温度測定
用熱電対保護管15の硫酸ミストとの接触部の部材とし
て、カーボン−セラミックを用いて耐用性試験を行っ
た。試験条件は下記条件とした。 〔カーボン−セラミック部材:〕黒鉛マトリックス中に
SiC 、B4C が分散したカーボン−セラミック〔商品名:
KCカーボンセラミックス、虹技(株)社製〕を用いた。 〔硫酸溶液:〕 液中燃焼缶の供給硫酸溶液6の硫酸濃度;180g-H2SO4/
l、液温;60℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸濃度:1000g-H2SO4/l(:69
wt%-H2SO4) 、液温:145 ℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸ニッケル濃度:50〜100g-N
iSO4/l 〔排ガス出口16の雰囲気:〕 雰囲気ガス温度が 110℃、濃度が120mg-H2SO4/(Nm3−雰
囲気ガス) の硫酸ミスト雰囲気 上記した耐用性試験の結果、液中燃焼缶1の温度測定用
熱電対保護管14の濃縮液(:硫酸溶液)3との接触部の
部材として用いたカーボン−セラミック部材は、使用後
2年以上経過後も浸食、亀裂、摩耗などの現象が見られ
ず、上記した過酷な使用条件下における硫酸溶液接触部
材としてカーボン−セラミック部材を用いることが好適
であることが分かった。
護管15の硫酸ミストとの接触部の部材として用いたカー
ボン−セラミック部材は、使用後1年以上経過後も浸
食、亀裂などの現象が見られず、上記した過酷な使用条
件下における硫酸ミスト接触部材としてカーボン−セラ
ミック部材を用いることが好適であることが分かった。 (実施例2)前記した図1に示す液中燃焼缶1の濃縮液
(硫酸ニッケル含有スラリー)(:硫酸溶液)3抜き出
し口4の硫酸ニッケル含有スラリーとの接触部の部材4a
として、実施例1と同じ材質のカーボン−セラミック部
材を用いて耐用性試験を行った。
l、液温;60℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸濃度:1000g-H2SO4/l(:69
wt%-H2SO4) 、液温:145 ℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸ニッケル濃度:50〜100g-N
iSO4/l 上記した耐用性試験の結果、液中燃焼缶1の濃縮液(硫
酸ニッケル含有スラリー)(:硫酸溶液)抜き出し口4
の硫酸ニッケル含有スラリーとの接触部の部材4aとして
用いたカーボン−セラミック部材は、使用後1年以上経
過後も浸食、亀裂、摩耗などの現象が見られず、上記し
た過酷な使用条件下における硫酸溶液接触部材としてカ
ーボン−セラミック部材を用いることが好適であること
が分かった。
液中燃焼缶1の温度測定用熱電対保護管14の濃縮液(:
硫酸溶液)3との接触部の部材および温度測定用熱電対
保護管15の硫酸ミストとの接触部の部材として、Pbライ
ニングを施した部材を用いた以外は、実施例1と同様の
試験条件で耐用性試験を行った。
合、Pbライニング部材使用後4個月経過する過程で、Pb
ライニングに著しい摩耗および浸食が見られ、Pbライニ
ングの交換が必要となった。また、温度測定用熱電対保
護管15の場合、Pbライニング部材使用後4個月経過する
過程で、Pbライニングに著しい浸食が見られ、Pbライニ
ングの交換が必要となった。
濃縮液(硫酸ニッケル含有スラリー)(:硫酸溶液)3
抜き出し口4の硫酸ニッケル含有スラリーとの接触部の
部材4aとして、Pbライニングを施した部材を用いた以外
は、実施例2と同様の試験条件で耐用性試験を行った。
経過する過程で、Pbライニングに著しい摩耗および浸食
が見られ、Pbライニングの交換が必要となった。前記し
た実施例1、実施例2において、硫酸溶液、硫酸ミスト
接触部材として、カーボン−セラミック部材を用いるこ
とが好適であることが分かったため、種々の組成のカー
ボン−セラミック部材を用いて下記の耐用性試験を行っ
た。
クスであるSiC 、B4C 、TiC 、Mo2C、VC、NbC およびWC
の1種または2種または3種とを混合、粉砕し成型した
後、2000℃で焼成・黒鉛化して得られた表1に示す組成
のカーボン−セラミックを用いた。上記した各種カーボ
ン−セラミックのテストピースを、図1に示す温度測定
用熱電対保護管14に近接した濃縮液(:硫酸溶液)3と
の接触箇所および温度測定用熱電対保護管15に近接した
硫酸ミストとの接触箇所に取り付けて耐用性試験を行っ
た。
l、液温;60℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸濃度:1000g-H2SO4/l(:69
wt%-H2SO4) 、液温:140 ℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸ニッケル濃度:200 〜400g
-NiSO4/l 〔排ガス出口16の雰囲気:〕 雰囲気ガス温度が 110℃、濃度が120mg-H2SO4/(Nm3−雰
囲気ガス) の硫酸ミスト雰囲気 上記した耐用性試験の結果、液中燃焼缶1の温度測定用
熱電対保護管14に近接した濃縮液(:硫酸溶液)3との
接触箇所に取り付けたカーボン−セラミックのテストピ
ース(A) 〜(L) のいずれにおいても、使用後2年以上経
過後も浸食、亀裂、摩耗などの現象が見られなかった。
護管15に近接した硫酸ミストとの接触箇所に取り付けた
カーボン−セラミックのテストピース(A) 〜(L) のいず
れにおいても、使用後1年以上経過後も浸食、亀裂など
の現象が見られなかった。 (実施例4)前記した実施例3と同じ表1に示す組成の
各種カーボン−セラミックのテストピースを、図1に示
す液中燃焼缶1の濃縮液(硫酸ニッケル含有スラリー)
(:硫酸溶液)3抜き出し口4の硫酸ニッケル含有スラ
リーとの接触部に取付けて耐用性試験を行った。
l、液温;60℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸濃度:1000g-H2SO4/l(:69
wt%-H2SO4) 、液温:140 ℃ 液中燃焼缶の濃縮液3の硫酸ニッケル濃度:200 〜400g
-NiSO4/l 上記した耐用性試験の結果、液中燃焼缶1の濃縮液(硫
酸ニッケル含有スラリー)(:硫酸溶液)3抜き出し口
4の硫酸ニッケル含有スラリーとの接触部に取り付けた
カーボン−セラミックのテストピース(A) 〜(L) のいず
れにおいても、使用後1年以上経過後も浸食、亀裂、摩
耗などの現象が見られなかった。
高い硫酸溶液と接触する条件下、さらには当該条件下で
かつ懸濁物質を含有し流動する硫酸溶液と接触する条件
下、あるいは温度の高い硫酸ミストと接触する条件下で
ある極めて過酷な条件下において、硫酸溶液、硫酸ミス
トと接触する部材の耐用期間を、従来用いられてきたPb
もしくはPbライニング部材に対して大幅に延長すること
が可能となり、その工業的価値は極めて大である。
図(b) である。
Claims (6)
- 【請求項1】 硫酸溶液および/または硫酸ミストと接
触する部材としてカーボン−セラミックを用いることを
特徴とする硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方
法。 - 【請求項2】 前記カーボン−セラミックが、黒鉛マト
リックス中にC系セラミックスが分散したカーボン−セ
ラミックであることを特徴とする請求項1記載の硫酸溶
液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法。 - 【請求項3】 前記C系セラミックスが、SiC 、B4C 、
TiC 、Mo2C、VC、NbC およびWCから選ばれる1種以上で
あることを特徴とする請求項2記載の硫酸溶液、硫酸ミ
スト接触部材の浸食防止方法。 - 【請求項4】 前記硫酸溶液が、濃度が300g-H2SO4/l以
上、液温が80℃以上の硫酸溶液であることを特徴とする
請求項1〜3いずれかに記載の硫酸溶液、硫酸ミスト接
触部材の浸食防止方法。 - 【請求項5】 前記硫酸ミストが、温度が80℃以上であ
る雰囲気ガス中の硫酸ミストであることを特徴とする請
求項1〜4いずれかに記載の硫酸溶液、硫酸ミスト接触
部材の浸食防止方法。 - 【請求項6】 前記硫酸溶液が、50g-固形分/l以上の濃
度の固形分を含有する流動硫酸溶液であることを特徴と
する請求項1〜5いずれかに記載の硫酸溶液、硫酸ミス
ト接触部材の浸食防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10007766A JPH11197497A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10007766A JPH11197497A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11197497A true JPH11197497A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11674815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10007766A Pending JPH11197497A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 硫酸溶液、硫酸ミスト接触部材の浸食防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11197497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
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