JPH11198268A - ホルムアルデヒド捕捉壁紙 - Google Patents

ホルムアルデヒド捕捉壁紙

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JPH11198268A
JPH11198268A JP1487598A JP1487598A JPH11198268A JP H11198268 A JPH11198268 A JP H11198268A JP 1487598 A JP1487598 A JP 1487598A JP 1487598 A JP1487598 A JP 1487598A JP H11198268 A JPH11198268 A JP H11198268A
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JP
Japan
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formaldehyde
layer
wallpaper
capturing
foamed resin
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JP1487598A
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English (en)
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Hisafumi Nishida
尚史 西田
Seishi Ikemoto
精志 池本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有毒なホルムアルデヒドの捕捉機能を有し、
焼却処理をした場合にも問題のないホルムアルデヒド捕
捉壁紙を提供することである。 【解決手段】 裏打紙の一方の面に発泡樹脂層、絵柄印
刷層、表面保護層が順次設けられた積層体において、前
記発泡樹脂層が未発泡のマイクロカプセル型発泡剤を含
有する水性エマルジョンにホルムアルデヒド捕捉剤を添
加した塗料をコートした後、加熱発泡させて得られるこ
とを特徴とするホルムアルデヒド捕捉壁紙とすることで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、ホテル、公
共施設等の壁面に用いられる壁紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁紙としては、裏打紙に塩化ビニ
ル発泡樹脂層、絵柄印刷層、透明保護層を順に設けた構
成のものが多く用いられており、壁面の下地材の表面に
貼合せて使用されている。これらの壁面の下地材を構成
する基材は、一般的に木材合板、木質繊維板、パーチク
ルボード等の木質系基材、石膏ボード、石膏スラグボー
ド等の石膏系基材、パルプセメント板、石綿スレート
板、石綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント
板、GRCおよびコンクリート等である。ところが、壁
紙を貼り合わせる下地材の中には、ホルムアルデヒドを
発生させる材料が用いられているものが多く存在する。
例えば、木質系基材は接着剤によって結合されており、
この接着剤としては接着性能やコストの点から尿素系、
メラミン系あるいはフェノール系樹脂の接着剤を用いる
ことが多い。ところが、これらの接着剤には遊離のホル
ムアルデヒドが含まれており、また、樹脂の分解によっ
てホルムアルデヒドが遊離してくる。従って、このよう
な木質系基材に壁紙をそのまま貼合せるとホルムアルデ
ヒドは強い刺激臭、いわゆるホルマリン臭を有する有毒
物質であり、上記の木質系基材はこのホルムアルデヒド
を放出し、衛生環境を損なうことになる。また、壁面の
下地材に壁紙を貼合せるときに用いられる接着剤にも、
接着剤の安定剤、防腐剤としてホルムアルデヒドが含ま
れているものがあり、これらの接着剤を用いた場合に
も、ホルムアルデヒドが空気中に放出され、同じく室内
等の衛生環境を損なうという問題もあった。
【0003】さらに、建築物の内装には、天井材、床材
等の内装材、扉、襖等の造作材等、木質系基材からなる
下地材に接着剤を介して化粧シートを貼着した化粧材ま
たは化粧板が多く用いられており、これらの内装材、造
作材およびそれらを貼着する接着剤からもホルムアルデ
ヒドが空気中に放出され室内等の衛生環境を損なう恐れ
もあった。
【0004】そこで、これらの木質系基材からのホルム
アルデヒドの放出を防止する方法として数多くの提案が
成されている。例えば、酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、尿素樹脂等のホ
ルムアルデヒドを発生する樹脂の中に有機アミノ化合物
からなるホルムアルデヒド捕捉物質を添加するなどの対
策が採られているが、ホルムアルデヒドを含まない樹脂
は接着力が弱いために、合板の場合には層間の接着力が
不十分になるという問題があり、パーチクルボード、木
質繊維板の場合には強度等の物性が変わってしまうとい
う問題点があった。
【0005】また、裏打紙に塩化ビニル樹脂を使用した
発泡体層を形成した構成からなる壁紙の場合には、塩化
ビニル樹脂を使用していることにより廃材として焼却処
理した時に塩化水素ガスが発生するといった問題もあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、有毒なホルムアルデヒドの捕捉機能を有し、焼却
処理をした場合にも問題のないホルムアルデヒド捕捉壁
紙を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、裏打紙の一方の面に発泡樹脂
層、絵柄印刷層、表面保護層が順次設けられた積層体に
おいて、前記発泡樹脂層が未発泡のマイクロカプセル型
発泡剤を含有する水性エマルジョンにホルムアルデヒド
捕捉剤を添加した塗料をコートした後、加熱発泡させて
得られることを特徴とするホルムアルデヒド捕捉壁紙と
することである。このような構成とすることにより、発
泡樹脂層が水性エマルジョン樹脂よりなるため、ホルム
アルデヒド捕捉剤を添加混合することが容易であり、ま
た水溶液よりなるため有機溶剤の蒸発もなく、防火、作
業環境の上からも好ましいものであるとともに、ホルム
アルデヒドの捕捉、吸着機能を保持することができる。
そのことにより、天井材あるいは床材等の建築物内装に
利用される下地材等の基材の結合、あるいは基材への化
粧シートまたは壁紙の貼着のために使用する接着剤から
発生し、室内に放散されるホルムアルデヒドは、積層体
の発泡樹脂層に含有されるホルムアルデヒド捕捉剤によ
って捕捉、吸着されるため、壁紙の表面側からホルムア
ルデヒドが放出されることが少なくなり、また、室内に
放出されたホルムアルデヒドも少なくなり、よってホル
ムアルデヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくな
るものである。さらに、燃焼による廃棄処理においても
問題がなくなる。
【0008】また、裏打紙の一方の面に発泡樹脂層、絵
柄印刷層、表面保護層が順次設けられた積層体におい
て、前記発泡樹脂層が未発泡の熱分解型発泡剤を含有す
る水性エマルジョン塗料をコートしたベースコート層と
熱分解型発泡剤を含有しない水性エマルジョン塗料をコ
ートした表面コート層の2層を順次コートした後、加熱
発泡させたものであり、少なくとも前記ベースコート層
にホルムアルデヒド捕捉剤が添加されていることを特徴
とするものである。こうすることによって、上記と同様
の効果が得られ、しかも、熱分解型発泡剤を含有する水
性エマルジョン塗料によるベースコート層の上面に熱分
解型発泡剤を含有しない水性エマルジョン塗料による表
面コート層が設けられているため、熱分解型発泡剤の熱
分解により発生する分解ガスの抜けが抑えられ、ベース
コート層が発泡倍率の高い発泡樹脂層となり、表面コー
ト層の上面が平滑となるため意匠性に優れたものとなる
ものである。
【0009】さらに、前記積層体の前記表面保護層をホ
ルムアルデヒド捕捉層として設けてもよく、また、前記
積層体の前記表面保護層の表面にホルムアルデヒド捕捉
層を設けてもよいものである。こうすることによって、
天井材、床材等に用いられている木質系基材の結合、あ
るいは基材への化粧シートの貼着のために使用する接着
剤などから発生するホルムアルデヒドを効率的に捕捉、
吸着することができ、室内を常に衛生環境の良い状態に
保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1〜図4は本発明の
壁紙の実施形態の積層構成を示す断面図であり、10、
20、30、40はホルムアルデヒド捕捉壁紙、2は裏
打紙、3、3’は発泡樹脂層、4は絵柄印刷層、4aは
ベタインキ層、4bは絵柄インキ層、5は表面保護層、
5’はホルムアルデヒド捕捉剤含有表面保護層、6はホ
ルムアルデヒド捕捉層をそれぞれ表している。
【0011】本発明の壁紙の第1の実施形態のホルムア
ルデヒド捕捉壁紙10の積層構成は図1に示すように、
裏打紙2の上面にマイクロカプセル型発泡剤による発泡
樹脂層3、ベタインキ層4aと絵柄インキ層4bからな
る絵柄印刷層4および表面保護層5を積層した構成にお
いて、発泡樹脂層3にホルムアルデヒド捕捉剤を添加し
たものであり、ホルムアルデヒド捕捉層を他に塗布形成
することなくホルムアルデヒドを捕捉、吸着する性能を
十分に発揮しやすくしたものである。
【0012】本発明に使用する裏打紙2はセルロース繊
維を主体として、必要に応じて合成繊維、無機繊維、合
成パルプ等を適宜配合し、自己消火性填料、他の填料、
乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、着色剤、サイズ剤、
定着剤等を適宜添加し抄紙することで得られ、特に、7
0〜100g/m2 の秤量を有する厚さ0.10〜0.
12mmの壁紙用の難燃紙が好ましく用いられる。
【0013】本実施例の発泡樹脂層3に用いられる水性
エマルジョンとしては、例えば、酢酸ビニル系、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アクリル系、ポリオレフィン
系、SBR系、シリコーン、ポリウレタン、ポリブデン
等の水性エマルジョンの少なくとも1種又は2種以上の
樹脂混合物が使用可能であり、その水性エマルジョンの
中にマイクロカプセル型発泡剤、ホルムアルデヒド捕捉
剤を添加して塗料状としたものにより発泡樹脂層3が形
成される。
【0014】ここで、上記水性エマルジョンに含有され
るマイクロカプセル型の発泡剤としては、ポリアクリル
ニトリル系、フェノール樹脂系、エポキシ樹脂系、尿素
樹脂系、ピッチ系等の有機発泡剤系が有用で、特に低沸
点炭化水素を内包したポリアクリルニトリル系の膨張型
マイクロカプセルが有効である。
【0015】また、同様に上記水性エマルジョンに添加
されるホルムアルデヒド捕捉剤としては、ホルムアルデ
ヒド捕捉作用のある代表的な物質は有機アミノ化合物で
あり、この化合物はホルムアルデヒドと容易に反応し、
その生成物がホルムアルデヒドを解離せず、無害で安定
な物質であって、例えば、尿素、エチレン尿素、プロピ
レン尿素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メトキ
シプロピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラバ
ン酸(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメト
キシエチレン尿素、ピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、ジシアンジアミド、2−ヒドラゾベンゾチアゾール
もしくはその誘導体、等のアミン類、アミド類、イミド
類などが挙げられる。また、必要に応じて水酸化アンモ
ニウムを添加してもよい。さらに、前記ホルムアルデヒ
ド捕捉物質をシリカ、タルク、クレー、活性炭、ゼオラ
イト、セピオライト等の無機質系粉末に担持させたもの
であってもよい。
【0016】上記発泡樹脂層3には、難燃化、着色化、
コストダウンを目的として無機質充填材を添加してもよ
く、一般的には水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム等の無機質充填材が使用できるが、自己消火性を有す
る水酸化アルミニウムが好ましい。用いられる無機質充
填材は平均粒径5〜20μmのものが望ましく、粒径が
20μmを超えると、発泡樹脂層3の表面が荒れてしま
い、印刷適性が悪くなる。また、粒径が5μm未満では
コスト面で不利である。また、酸化チタン、カーボンブ
ラック、シアニンブルー等の着色剤や炭酸カルシウム、
クレー等の充填剤を適宜配合することもできる。
【0017】発泡樹脂層3に施される絵柄印刷層4は、
全面ベタ刷りのベタインキ層4aと例えば、木目、石
目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄等を表現する絵柄
インキ層4bが施されており、インキのビヒクルとして
は公知のものが使用でき、例えばアクリル系、塩化ビニ
ル系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリオ
レフィン、ニトロセルロース、ウレタン系等の樹脂系か
らなる単体又は複数の混合体に必要に応じて、顔料、染
料等の着色剤、体質顔料、溶剤、さらには、ホルムアル
デヒド捕捉剤等を適宜混合したものを用いることが出来
る。
【0018】絵柄印刷層4の上、すなわち、壁紙の最表
面には、壁紙に磨耗、擦傷性、汚染性等の物性を付与す
ることを目的として、透明樹脂からなる表面保護層5が
形成されており、該透明樹脂からなる表面保護層5は発
泡樹脂層3を構成する樹脂よりも高い軟化点を有する樹
脂が好ましく、この表面保護層5に使用される樹脂とし
ては、例えば、イソシアネート、アミン等で架橋したポ
リウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の合成樹脂
を有機溶剤により溶解混合したもの、あるいは、例え
ば、アクリル系、ポリオレフィン系、塩化ビニル系、塩
化ビニリデン系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、シリコーン、ポリウレタン、ポリブテン等の
合成樹脂水性エマルジョンの少なくとも1種または2種
以上の樹脂混合物によるコーティング層であっても、透
明な樹脂フイルムをラミネートしたものであっても良い
ものである。
【0019】本発明の壁紙の第2の実施形態のホルムア
ルデヒド捕捉壁紙20の積層構成を図2に示す。以下、
既に説明した構成要素と同一の符号によって表記し、重
複する説明は省略する。ホルムアルデヒド捕捉壁紙20
は、図2に示すように、裏打紙2の上面にベースコート
層3a、および表面コート層3bからなる熱分解型発泡
剤による発泡樹脂層3’、ベタインキ層4aと絵柄イン
キ層4bからなる絵柄印刷層4および表面保護層5を積
層した構成からなるもので、熱分解型発泡剤を含有する
水性エマルジョン樹脂によるベースコート層3aの上面
を熱分解型発泡剤を含有しない水性エマルジョン樹脂に
よる表面コート層3bで覆うことによって、熱分解型発
泡剤の熱分解による発生ガスの抜けを抑制し、発泡倍率
の高い発泡樹脂層3’を形成したもので、このベースコ
ート層3aにホルムアルデヒド捕捉剤が添加されてお
り、わざわざホルムアルデヒド捕捉層を他に形成するこ
となく、ホルムアルデヒドを捕捉、吸着する性能を十分
に発揮しやすくしたものである。
【0020】また、ベースコート層3aに添加される熱
分解型発泡剤の例としては、アゾジカルボンアミド、ア
ゾビスイソブチルニトリル、ジアゾベンゼン等のアゾ化
合物、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N−
ジメチル−N,N−ジニトロソテレフタルアミド等のニ
トロソ化合物、パラトルエンスルホニルヒドラジド、
4,4−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド等の
スルホニルヒドラジド系化合物等の有機発泡剤、また
は、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、ソジウムボ
ロンハイドライド、シリコンオキシハイドライド等の無
機発泡剤が挙げられ、さらに、しゅう酸、クエン酸、酒
石酸、尿素、亜鉛化合物、銅化合物などの分解助剤を併
用して分解温度を調整し、ホルムアルデヒド捕捉剤が熱
分解又は揮発することなく、ベースコート層3aの加工
温度以下で分解しガスを発生するようにすることが望ま
しい。
【0021】本発明の壁紙の第3の実施形態のホルムア
ルデヒド捕捉壁紙30の積層構成を図3に示す。ホルム
アルデヒド捕捉壁紙30は第1、第2の実施形態の壁紙
10、20の構成において、絵柄印刷層4の上面に設け
られる表面保護層5を形成する樹脂中にホルムアルデヒ
ド捕捉剤を含有させることにより、ホルムアルデヒド捕
捉剤含有表面保護層5’を形成し、天井材、床材等に用
いられている木質系基材の結合、あるいは基材への化粧
シートの貼着のために使用する接着剤などから発生する
ホルムアルデヒドを効率的に捕捉、吸着することがで
き、室内を常に衛生環境の良い状態に保持することがで
きる。
【0022】本発明の壁紙の第4の実施形態のホルムア
ルデヒド捕捉壁紙40の積層構成を図4に示す。本実施
形態のホルムアルデヒド捕捉壁紙40も第3の実施形態
のホルムアルデヒド捕捉壁紙30と同様に第1、第2の
実施形態の壁紙10、20の構成において、最表面に位
置する表面保護層5のさらに上面にホルムアルデヒド捕
捉層6を積層した構成からなるものであり、天井材、床
材等に用いられている木質系基材の結合、あるいは基材
への化粧シートの貼着のために使用する接着剤などから
発生するホルムアルデヒドを効率的に捕捉、吸着するた
め室内環境を常に衛生環境の良い状態にすることのでき
るものである。ここで、第3の実施形態と同様に表面保
護層5をホルムアルデヒド捕捉剤を含んだものとしても
もちろんよく、そうすることで、さらに捕捉、吸着性能
が上がるものである。
【0023】また、ホルムアルデヒド捕捉層6の形成
は、前記有機アミン化合物からなるホルムアルデヒド捕
捉剤を混練した塗工液を周知のロールコート法、スポン
ジロールコート法、ナイフコート法等で容易に形成する
ことができる。ホルムアルデヒド捕捉層6は、硝化綿/
アルキッド系、セルロース系、アクリル系、アクリルポ
リオール系、エステル系等の溶剤タイプやエマルジョン
タイプのビヒクルに上記のホルムアルデヒド捕捉作用の
ある物質と添加剤等を任意に加えて混練りした塗工液を
塗布することにより形成することができる。またこのホ
ルムアルデヒド捕捉層6を形成する塗工液を合成樹脂系
の水性エマルジョン塗料とした場合、ホルムアルデヒド
捕捉剤の添加を容易に行うことができ、ホルムアルデヒ
ド捕捉性能をより高めることが出来るものである。
【0024】ここで、特に図示はしないが、図1〜図4
に示すホルムアルデヒド捕捉壁紙10、20、30、4
0の裏打紙2の下面に表面コート層3bを形成するのに
用いたと同じ水性エマルジョン樹脂によりオープンタイ
ム(接着剤を裏打紙に塗布してから貼着するまでの時
間)を長くする層を一層コーティングしたものとしても
よく、またその層にホルムアルデヒド捕捉剤を添加して
塗工形成してもよいものである。
【0025】
〔発泡水性エマルジョン塗料の配合(単位は重量部)〕
エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン(固形分) 100 水酸化アルミニウム 120 酸化チタン 10 分散剤 1 発泡剤 マイクロカプセル 10 ホルムアルデヒド捕捉剤 9 水 100
【0026】実施例2 秤量70g/m2 の難燃性裏打紙(特種製紙(株)製、
TT−70)にコンマコーターにて、ベースコート層と
して下記に示す熱分解型発泡剤を含有する水性エマルジ
ョン塗料を100g/m2 、表面コート層として下記に
示す熱分解型発泡剤を含有しない水性エマルジョン塗料
を30μmの膜厚に塗布し、120℃/60秒で乾燥さ
せ、その上にアクリル系インキを使用して着色ベタイン
キ層と絵柄模様インキ層をグラビア印刷し、更にアクリ
ル系透明塗料を1.8g/m2 (乾燥時)になるように
グラビアコーターで塗布し、200℃で40秒間加熱処
理し発泡させ本発明のホルムアルデヒド捕捉壁紙を作製
した。
【0027】 〔ベースコート層用塗料の配合(単位は重量部)〕 熱分解型発泡剤を含有する水性エマルジョン塗料 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン(固形分) 100 水酸化アルミニウム 120 酸化チタン 10 分散剤 1 発泡剤 アゾジカルボン酸アミド 3 ホルムアルデヒド捕捉剤 9 水 100 〔表面コート層用塗料の配合(単位は重量部)〕 熱分解型発泡剤を含有しない水性エマルジョン塗料 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン(固形分) 100 水酸化アルミニウム 100 酸化チタン 15 分散剤 1 水 100
【0028】比較例1 上記実施例1の発泡水性エマルジョン塗料からホルムア
ルデヒド捕捉剤を除いた以外は実施例1と同じ構成の発
泡壁紙を作製し比較例1とした。
【0029】上記の実施例1、2および比較例1の各壁
紙をラワン材単板相互を尿素系接着剤で貼合せた2.5
mmの木質合板の表裏両面に壁紙用接着剤(ヤヨイ化学
(株)製、アミノール)を用いてそれぞれ貼合せた。そ
して前記の各貼合せ板から5×15cmの試料片12枚
を切り取り、その12枚の試料片を直径24cmのデシ
ケーター中に入れ、そのデシケーターの底部中央に置い
たシャーレに300mlの蒸留水を入れ、20℃で24
時間静置したあと、蒸留水に吸収されたホルムアルデヒ
ドの量をアセチルアセトン比色法で測定した。このよう
にしてホルムアルデヒド濃度を測定した結果、ホルムア
ルデヒド放散量は、実施例1の壁紙で3.10mg/
l、実施例2の壁紙で2.90mg/l、比較例1の壁
紙では7.09mg/lであった。
【0030】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のホルムアル
デヒド捕捉壁紙は、発泡樹脂層の形成とホルムアルデヒ
ド捕捉層の形成を同時に行うため、工程を増やすことな
く、壁面の下地材あるいは下地材への壁紙の貼着のため
に使用する接着剤から発生するホルムアルデヒド、およ
び天井材、床材等から放出されるホルムアルデヒドも有
効に捕捉することができる優れたホルムアルデヒド捕捉
性を有する壁紙が得られる。また、軟質ポリ塩化ビニル
を一切使用していないため、燃焼時の有毒ガスの発生等
の環境問題や可塑剤のブリードによる汚れの心配がなく
物性に優れたホルムアルデヒド捕捉壁紙が得られる。
【0031】さらに、発泡樹脂層を水性エマルジョン溶
液により形成することでホルムアルデヒド捕捉剤を混合
し易く、ホルムアルデヒド捕捉剤を壁紙に多く付着させ
ることが可能となり、その捕捉性能が高まり、かつ生産
時に有機溶剤の蒸発もなく、防火、作業環境に適したも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁紙の第1の実施形態の積層構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の壁紙の第2の実施形態の積層構成を示
す断面図である。
【図3】本発明の壁紙の第3の実施形態の積層構成を示
す断面図である。
【図4】本発明の壁紙の第4の実施形態の積層構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 ホルムアルデヒド捕捉壁紙 2 裏打紙 3、3’発泡樹脂層 3a ベースコート層 3b 表面コート層 4 絵柄印刷層 4a ベタインキ層 4b 絵柄インキ層 5 表面保護層 5’ ホルムアルデヒド捕捉剤含有表面保護層 6 ホルムアルデヒド捕捉層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B05D 7/24 301 B05D 7/24 301L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏打紙の一方の面に発泡樹脂層、絵柄印
    刷層、表面保護層が順次設けられた積層体において、前
    記発泡樹脂層が未発泡のマイクロカプセル型発泡剤を含
    有する水性エマルジョンにホルムアルデヒド捕捉剤を添
    加した塗料をコートした後、加熱発泡させて得られるこ
    とを特徴とするホルムアルデヒド捕捉壁紙。
  2. 【請求項2】 裏打紙の一方の面に発泡樹脂層、絵柄印
    刷層、表面保護層が順次設けられた積層体において、前
    記発泡樹脂層が未発泡の熱分解型発泡剤を含有する水性
    エマルジョン塗料をコートしたベースコート層と熱分解
    型発泡剤を含有しない水性エマルジョン塗料をコートし
    た表面コート層の2層を順次コートした後、加熱発泡さ
    せたものであり、少なくとも前記ベースコート層にホル
    ムアルデヒド捕捉剤が添加されていることを特徴とする
    ホルムアルデヒド捕捉壁紙。
  3. 【請求項3】 前記積層体の前記表面保護層がホルムア
    ルデヒド捕捉層として設けられていることを特徴とする
    請求項1、2に記載のホルムアルデヒド捕捉壁紙。
  4. 【請求項4】 前記積層体の前記表面保護層の表面にホ
    ルムアルデヒド捕捉層が設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜3に記載のホルムアルデヒド捕捉壁紙。
JP1487598A 1998-01-09 1998-01-09 ホルムアルデヒド捕捉壁紙 Withdrawn JPH11198268A (ja)

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JP1487598A Withdrawn JPH11198268A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 ホルムアルデヒド捕捉壁紙

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006299455A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Achilles Corp アルデヒド類吸着壁紙
JP2016113722A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社トッパン・コスモ 発泡壁紙
JP2017110320A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 凸版印刷株式会社 発泡壁紙
JP2019155665A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 トッパン・フォームズ株式会社 積層体及びその製造方法

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