JPH11199513A - 高濃度リン酸リボフラビンナトリウム注射剤 - Google Patents

高濃度リン酸リボフラビンナトリウム注射剤

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JPH11199513A
JPH11199513A JP561498A JP561498A JPH11199513A JP H11199513 A JPH11199513 A JP H11199513A JP 561498 A JP561498 A JP 561498A JP 561498 A JP561498 A JP 561498A JP H11199513 A JPH11199513 A JP H11199513A
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JP
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riboflavin phosphate
injection
sodium riboflavin
sodium
concentration
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JP561498A
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Toshio Kurobe
俊夫 黒部
Kazumi Iijima
和巳 飯島
Seiichi Araki
誠一 荒木
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高濃度のリン酸リボフラビンナトリウムを含有
する安定な注射剤を提供する。 【解決手段】0.01〜50W/V%の多価アルコール、好ましく
はキシリット又はグリセリンを含有する高濃度リン酸リ
ボフラビンナトリウム注射剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は安定な高濃度リン酸
リボフラビンナトリウム注射剤に関する。
【0002】
【従来の技術】補酵素型ビタミンB2であるリン酸リボ
フラビンナトリウムは、極めて水溶性が高くて体内での
吸収にも優れ、ビタミンB2にかわって注射剤、固形製
剤等ビタミン剤の成分として広範に用いられている。ビ
タミン類は一般に不安定で、リン酸リボフラビンナトリ
ウムにも吸湿性が極めて高く加水分解され易いという性
質があるため、製剤の剤形に応じたリン酸リボフラビン
ナトリウムの安定化について様々な検討がなされてき
た。注射剤にする場合、加水分解が特にアルカリ性で顕
著であるので、通常リン酸リボフラビンナトリウムが比
較的安定に存在するpH5.0〜7.0に保たれている。しか
しこの場合リン酸リボフラビンナトリウムの分解は減ら
せるが、酸性領域になるとリン酸リボフラビンナトリウ
ムの水溶解性が著しく低下するため、既存製品における
その濃度は最大でもせいぜい2%程度である。一方、注射
剤は通常、等張化剤としてブドウ糖などの糖類を含有し
ているが、一般にこれら還元性のある糖がビタミン類を
還元型に変えて不安定化する大きな要因になっているこ
とも指摘されている。注射剤に含まれるビタミン類を安
定化する方法がこれまでにもいくつか開示されてきた。
例えば特公昭44‐27399号公報にはグアニル酸を
添加する方法、特開平4‐235925号公報には60〜
90W/V%の多価アルコールを含有させる方法、特開平5‐
255069号公報にはロイシン、イソロイシン、メチ
オニン及びバリンからなる群から選ばれた少なくとも一
種を添加する方法が開示されている。その他、特開平4
‐235925には非還元糖を主基剤にビタミンを含有
する安定な入浴剤組成物に関する発明が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既存の注射剤を動物薬
に用いる場合、このような低濃度では大型動物ともなる
と大量の注射液が必要である。高濃度リン酸リボフラビ
ンナトリウム注射剤が提供できれば、投与する側および
投与される動物の負担を考えても受ける利益ははかり知
れない。いかにしてリン酸リボフラビンナトリウムを高
濃度にすることができるかが課題である。特開昭56‐
152482号公報に開示されている方法のような、液
性をアルカリ性にしてリン酸リボフラビンナトリウムの
水溶解性を上げる方法では、リン酸リボフラビンナトリ
ウムの加水分解が促進されてしまうので、問題を解決す
る手段とはならない。一般的に、リン酸リボフラビンナ
トリウムを高濃度化する方法としては、従来から例えば
リン酸リボフラビンナトリウムをゲルマトリックス中に
包含させ溶液に溶解する方法がある。しかしこの方法だ
と、高分子のゲル化という煩雑な工程を要すること、ま
た液が不均一であったり水が高分子にとられてしまって
溶けにくくなる等の問題があって好ましくはない。特公
昭44‐27399号公報および特開平5‐25506
9号公報に開示される発明でも、リン酸リボフラビンナ
トリウムの濃度については記載がなく、何も解決をみて
いない。一方、特開平4‐235925号公報に開示さ
れている60〜90W/V%の多価アルコールを含有する注射剤
は、非還元性の糖を添加してビタミン類の安定化を図っ
ているが、ビタミンB2の安定化に対する効果は結局何
ら認められず、また特開平4‐235925号公報に開
示されている発明は入浴剤組成物に関するものであり、
リン酸リボフラビンナトリウムの高濃度化について何ら
解決をみていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
事情を鑑みて鋭意研究を重ねた結果、注射剤の等張化剤
として、グルコースなどの還元糖に代えて、非還元性で
ある多価アルコールを配合することにより、より高濃度
で含有させることができることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、0.01〜50W/V%の多価
アルコールを含有することを特徴とする高濃度リン酸リ
ボフラビンナトリウム含有注射剤である。前記した特開
平4‐235925に開示される注射剤は含有する多価
アルコールが60〜90W/V%という極めて高濃度で、リン酸
リボフラビンナトリウムの安定化に対する効果も何ら認
められないが、本発明により、注射剤に0.01〜50W/V%の
多価アルコールを添加するだけでリン酸リボフラビンナ
トリウム濃度を最大6%にまで高めることができるように
なった。また、注射剤は体液と等張にする目的で通常グ
ルコースやラクトース等の糖類を含有するが、その一方
でグルコースのような還元性の強い糖の存在下ではリン
酸リボフラビンナトリウムが不安定化され、注射液の変
色が起き易くなっている。本発明では非還元性の糖など
を配合することで同時にこの問題をも解決し、変色が起
きにくい安定な注射剤を提供することができる。
【0006】本発明に係る注射剤が含有する多価アルコ
ールとしては、医薬品に適合でき、水溶解性のよいもの
であればいかなる多価アルコールも使用することがで
き、例えばキシリット、ソルビットなどの非還元性の
糖、グリセリン、ポリプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコールがあげられるが、好ましくはキシリッ
ト、グリセリンである。本発明に係る注射剤は非還元糖
を0.01〜50W/V%、より好ましくは0.01〜20W/V%、更に好
ましくは0.1〜10W/V%含有する高濃度リン酸リボフラビ
ンナトリウム注射剤である。
【0007】本発明の注射液には、必要に応じて油性溶
剤、溶解補助剤、界面活性剤、乳化剤、懸濁剤、保存
剤、無痛化剤、安定剤などの成分を配合することもでき
る。それぞれ具体的にあげると、油性溶解剤としては例
えば、オリーブ油、ゴマ油、ダイズ油などの植物油、オ
レイン酸エチルなどの脂肪酸エステルなど;界面活性剤
としては例えば、Tween80、ステアリン酸ポリオキシル4
0、セスキオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸グ
リセリン、ラウロマクロゴールなど;乳化剤としては例
えば、アラビアゴム、トラガント、アルギン酸ナトリウ
ムなど;懸濁剤としては例えば、モノステアリン酸アル
ミニウム、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ースなど;保存剤としては例えば、フェノール、硝酸フ
ェニル水銀、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、ベンジルアルコール、クロロブタノールなど;無痛
化剤としては、例えば、ベンジルアルコール、クロロブ
タノール、ソルビトールなど、安定剤としては例えば、
クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸などの緩衝剤、プロ
ピレングリコール、ジエチリン、亜硫酸塩、アスコルビ
ン酸、ロンガリットなどがあげられる。
【0008】本発明において、注射剤の製造方法は特に
限定されず、通常用いられる装置および方法によること
ができる。例えば、リン酸リボフラビンナトリウム、キ
シリットを水に溶解し、必要に応じてクエン酸ナトリウ
ムなどの種々添加剤も添加する。pH調製剤として水酸
化ナトリウムを加えてpH4.5〜7.0に調製し、フィルタ
ー濾過による除菌を行って製造することができる。ま
た、本発明にかかるリン酸リボフラビンナトリウム注射
剤は、105℃、60分の加熱操作によっても滅菌すること
ができる。
【0009】以下に、実施例、試験例を示して本発明を
更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例、試験
例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】[試験例1]安定性の比較 表1に示す通り、添加剤として実施例1にはプロピレン
グリコール、実施例2にはグリセリン、実施例3にはポ
リエチレングリコール、実施例4にはソルビット、実施
例5にはキシリット、実施例6にはマンニットを加え、
比較例1には何も添加剤を加えず、そして比較例2には
グルコースを添加し、各々注射剤を用意した。なお、各
注射剤それぞれにつき、pH6.0、6.3、6.5の3種類を
用意した。0.22μフィルター濾過による除菌を行って
から105℃で60分間加熱し、残存するリン酸リボフラビ
ンナトリウムを定量してその残存率により添加剤による
効果を比較した。表1に示す残存率は、加熱前を100%
とした数値である。尚、表中の「+」および「*」はそれ
ぞれ沈殿と着色の程度を示し、「+」は沈殿少、「++」
は沈殿多、「*」は着色薄、「**」は着色濃である状態
を示す。
【0011】
【表1】
【0012】[実施例7]リン酸リボフラビンナトリウ
ム5g、キシリット1.8g、クエン酸ナトリウム0.06gを注
射用水80mlに溶解し、さらに水酸化ナトリウムを加えて
pH6.3に調製後、注射用水で全量を100mlとした。0.22
μのフィルターで濾過後、20mlのバイアルに充填した。 [比較例3]実施例7でキシリットの代わりにブドウ糖
を用いて、同様にして注射剤を調製した。 [試験例2]実施例7および比較例3で調製した注射剤
を105℃で60分加熱し、リン酸リボフラビンナトリウム
の残存率をはかった。また、加熱滅菌後の注射剤を45℃
で3ヵ月間保存後、同様にしてリン酸リボフラビンナト
リウムの残存率をはかった。結果を表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】本発明により、本来不安定なリン酸リボ
フラビンナトリウムを安定に含有する注射剤を提供する
ことができる。さらに本発明により、pH変化に対する
リン酸リボフラビンナトリウムの安定性も向上して、高
濃度のリン酸リボフラビンナトリウムを含有し長期間安
定な注射剤を提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.01〜50W/V%の多価アルコールを含有する
    リン酸リボフラビンナトリウム注射剤。
  2. 【請求項2】多価アルコールとして非還元性の糖を含有
    する請求項1記載のリン酸リボフラビンナトリウム注射
    剤。
  3. 【請求項3】多価アルコールがキシリットまたはグリセ
    リンである請求項1記載のリン酸リボフラビンナトリウ
    ム注射剤。
JP561498A 1998-01-14 1998-01-14 高濃度リン酸リボフラビンナトリウム注射剤 Pending JPH11199513A (ja)

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