JPH11199573A - 5ht3受容体作動薬及び新規ベンゾチアゾール誘導体 - Google Patents

5ht3受容体作動薬及び新規ベンゾチアゾール誘導体

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JPH11199573A
JPH11199573A JP148198A JP148198A JPH11199573A JP H11199573 A JPH11199573 A JP H11199573A JP 148198 A JP148198 A JP 148198A JP 148198 A JP148198 A JP 148198A JP H11199573 A JPH11199573 A JP H11199573A
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JP
Japan
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piperazinyl
benzothiazole
group
lower alkyl
hydrogen atom
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JP148198A
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Kiyoshi Iwaoka
清 岩岡
Kenichi Kazuta
健一 数田
Hiroyuki Ito
洋行 伊東
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 腸管選択的5−HT受容体作動薬及
び新規化合物の提供。 【解決手段】 一般式(I)で表されるベンゾチアゾ
ール誘導体又はその製薬学的に許容される塩を有効成分
とする5−HT受容体作動薬及び新規ベンゾチアゾー
ル誘導体又はその塩。 (式中の記号は以下の意味を表す。 A:単結合又はメチレン基 R:水素原子、低級アルキル、低級アルケニ
ル、ハロゲンシアノ、ニトロ、シクロアルキル、アリー
ル、ピリジル、アルコキシ、カルボアルコキシなどより
選ばれる基。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、医薬として有用な
新規なベンゾチアゾール誘導体又はその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】 本発明の化合物は、腸管神経系あるいは
中枢神経系の一次求心性神経に位置するニューロン性セ
ロトニン(5−HT)受容体の有効かつ選択的な作動薬
として作用する。この型の受容体は現在5ーHT受容
体と考えられている。本発明化合物は遠心性神経終末よ
りアセチルコリンを遊離させることによりその作用を発
現する。消化管におけるアセチルコリン受容体の刺激は
消化管運動を亢進させ、消化管機能低下を改善すること
が知られている(Goodman and Gilman's The Pharmacol
ogical Basis of Therapeutics 8th edition,p125,(199
0),Pergamon Press)。更に、中枢神経系において5−
HT受容体はシナプス前部に存在し、その神経活動を
抑制することが知られている(J.Neurosci.,11,1881(19
91))。従って、5−HT受容体作動薬は、特に消化
器系の障害に対して有用であると考えられる。 本発明者
等は、WO92/07849、WO95/24406に
開示されているようなチアゾール誘導体、WO94/0
6791、WO95/24399又は特開平7−701
36号公報に開示されている縮合チアゾール誘導体に、
5−HT受容体の選択的な作動活性があることを報告
している。
【0003】 また、2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ベンゾオキサゾール及び2−(4−メチル−4−プ
ロペニル−1−ピペラジニル)ベンゾオキサゾールが5
−HT受容体作動活性を有することが報告されている
(第16回メディシナルケミストリーシンポジウム)。
一方、5ーHT受容体親和性を有する化合物として2
−(4−アセチル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾー
ルが(Eur.J.Med.Chem.,30(9),715-9,1995)、5−HT
受容体拮抗作用を有する化合物として2−(4−ベン
ジル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール等が知られ
ている(J.Med.Chem.,37(9),1320-5,1994)。 更に、合
成中間体として2−(1−ホモピペラジニル)ベンゾチ
アゾールが(EP226842)、抗寄生虫剤として2
−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール
が知られており(Eur.J.Med.Chem.,13(2),171-5,197
8)、下式で表される2−(1−ピペラジニル)ベンゾ
チアゾール誘導体が抗鶏コクシジウム活性を有すること
が報告されている(J.Med.CHem.,15(6),693-4,1972)。
【化5】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 5−HT受容体作動
薬としては上記化合物等が知られているが、更に優れた
5−HT受容体作動薬の創薬は、医療上の重要な課題
である。 本発明の目的は強い5−HT受容体作動活性
を有し、新規なベンゾチアゾール誘導体及びその塩を提
供すること、更にはこれらを含有する医薬を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を達成すべく鋭意研究を行ったところ、新たに合成した
ベンゾチアゾール誘導体が5−HT受容体に強い作動
活性を有することを見出し本発明を完成させるに至っ
た。即ち、本発明は下記一般式(I)で示されるベンゾ
チアゾール誘導体又はその塩を有効成分とする5−HT
受容体作動薬に関する。
【化6】 (式中の記号は以下の意味を表す。
【化7】 A:単結合又はメチレン基 R:水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニト
ロ、低級アルキル又は低級アルケニル基 R:水素原子、低級アルキル、低級アルケニル又は下
式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R:水素原子、シアノ、低級アルキル、低級アルケニ
ル、シクロアルキル、シクロアルキル−低級アルキル、
アリール、アリール−低級アルキル、ピリジル、又は下
式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A−CO−O−A−O−CO−R (5)−C(NH)=N−A−O−R (6)−C(NH)=N−A−CO−R (7)−C(NH)=N−A−CO−O−R (8)−C(R)= N−A−O−R (9)−C(R)= N−A−CO−R (10)−C(R)= N−A−CO−O−R:水素原子、低級アルキル又はRと一体となって
4乃至8員含窒素飽和環を形成する R:水素原子又は低級アルキル基 R:水素原子、低級アルキル又は2−オキソ−4−メ
チル−1,3−ジオキソリルメチル基 R:水素原子又は低級アルキル基 A:単結合又は低級アルキレン基 A:低級アルキレン基 n:1乃至4の整数 但し、R基中のR基が結合している窒素原子は置換基
を伴い4級アンモニウムとなりうる。)
【0006】 また、本発明は下記の一般式(I')で示さ
れる新規ベンゾチアゾール誘導体又はその塩に関する。
【化8】 (式中、A,R及びRは前述の意味を示す。 但し、2
−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(1−
ホモピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(4−
アセチル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−
(4−ベンジル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾー
ル、2−[4−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ピペ
ラジニル]ベンゾチアゾール、2−[4−(2−メトキ
シフェニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチアゾール、
2−[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニ
ル]ベンゾチアゾール、2−[4−(3−クロロフェニ
ル)−1−ピペラジニル]ベンゾチアゾール、2−(4
−ピペロニル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、
6−[2−[4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペ
ラジニル]エチル]−3−メチル−2−ベンゾチアゾリ
ノン、6−[3−[4−(2−ベンゾチアゾリル)−1
−ピペラジニル]プロピル]−3−メチル−2−ベンゾ
チアゾリノン、6−[4−[4−(2−ベンゾチアゾリ
ル)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−メチル−2−
ベンゾチアゾリノン、2−(4−ホルミル−1−ピペラ
ジニル)ベンゾチアゾール、2−[4−(2−ブロモ−
3−プロペニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチアゾー
ル、2−[4−(2,4−ジクロロベンジル)−1−ピ
ペラジニル]ベンゾチアゾール、2−(4−ペンチル−
1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−ニトロ−2
−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−メトキ
シ−2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−
メトキシ−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベン
ゾチアゾール、6−メトキシ−2−(4−ベンジル−1
−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、[4−(2−ベン
ゾチアゾリル)−1−ピペラジニル]酢酸、2−[4−
(4−クロロフェニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチ
アゾール、2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−
ピペラジニル]ベンゾチアゾール、2−[4−(2,4
−ジニトロフェニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチア
ゾール、プロピル[4−(2−ベンジチアゾリル)−1
−ピペラジニル]カルボキシレートは除く。)
【0007】
【発明の実施の形態】一般式(I)乃び(I')で示され
る化合物についてさらに説明すると,次の通りである。
本明細書の一般式の定義において,特に断らない限り
「低級」なる用語は炭素数が1乃至6個の直鎖又は分岐
状の炭素鎖を意味する。 従って,「低級アルキル基」は
炭素数が1乃至6個のアルキル基であり,具体的に例え
ばメチル,エチル,プロピル, ブチル,ペンチル(ア
ミル),ヘキシル基又はイソプロピル基等のこれらの構
造異性体であり,好ましくは炭素数1乃至3個のアルキ
ル基である。 「低級アルケニル基」とは炭素数が2乃至
6個のアルケニル基であり,具体的に例えば,ビニル,
1−プロペニル,1−ブテニル,1−ペンテニル,1−
ヘキセニル又はアリル基,1−メチルエテニル基等これ
らの構造異性体が挙げられ,好ましくは炭素数2乃至3
個のアルケニル基である。 「低級アルキレン基」とは炭
素数が1乃至6個のアルキレン基であり,具体的に例え
ばメチレン,エチレン,トリメチレン,テトラメチレ
ン,ペンタメチレン,ヘキサメチレン基又はこれらの構
造異性体が挙げられ,好ましくは炭素数が1乃至3個の
アルキレン基である。
【0008】 「シクロアルキル基」とは炭素原子3乃至
8個の飽和炭化水素環基であり,具体的に例えばシクロ
プロピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキ
シル,シクロヘプチル,シクロオクチル基等が挙げられ
る。 「アリール」とは置換基を有していてもよい炭素数
6乃至14の芳香族基であって,好ましくはフェニルが
挙げられる。置換基としてはハロゲン原子、低級アルキ
ル、低級アルキル−O−、水酸基等が挙げられ,これら
は1乃至3個置換していてもよい。 「4乃至8員含窒素
飽和環」とは具体的にはアゼチジン、ピロリジン、ピペ
リジン、ヘキサヒドロアゼピン、オクタヒドロアゾシン
が挙げられる。R4基がR3基と一体となって4乃至8
員含窒素飽和環を形成する場合のR基としては、好まし
くは以下の基が例示される。
【化9】 「ハロゲン原子」としては,フッ素原子,塩素原子,臭
素原子又はヨウ素原子が挙げられる。
【0009】本発明化合物は基の種類によっては,光学
異性体(光学活性体,ジアステレオマー等)が存在す
る。また、本発明化合物はアミド結合を有する化合物も
あり、アミド結合に基づく互変異性体も存在する。本発
明には,これらの異性体の分離されたもの,あるいは混
合物を包含する。本発明化合物は酸又は塩基と塩を形成
する。酸との塩としては塩酸,臭化水素酸,ヨウ素水素
酸,硫酸,硝酸,リン酸との鉱酸等の無機酸や,ギ酸,
酢酸,プロピオン酸,シュウ酸,マロン酸,コハク酸,
フマール酸,マレイン酸,乳酸,リンゴ酸,クエン酸,
酒石酸,炭酸,ピクリン酸,メタンスルホン酸,エタン
スルホン酸,グルタミン酸等の有機酸との酸付加塩を挙
げることができる。 塩基との塩としてはナトリウム,カ
リウム,マグネシウム,カルシウム,アルミニウム等の
無機塩基,メチルアミン,エチルアミン,メグルミン,
エタノールアミン等の有機塩基又はリジン,アルギニ
ン,オルニチン等の塩基性アミノ酸との塩やアンモニウ
ム塩が挙げられる。さらに,本発明化合物は水和物,エ
タノール等との溶媒和物や結晶多形を形成することがで
きる。
【0010】製造法 (第一製法)
【化10】 (式中、A,n,R,R,R,R及びRは前述
の意味を示す。Xはハロゲン原子又は有機スルホン酸残
基を示す。) 本発明化合物(I)は、一般式(II)で示される化合物
と一般式(III)又は(IV)で示される化合物又はその
塩とを反応させて縮合させ、次いで所望によりR又は
を変換することによって製造することができる。こ
こにXが示すハロゲン原子は、ヨウ素、臭素、塩素等が
挙げられ、有機スルホン酸としては、メタンスルホニル
オキシ、エタンスルホニルオキシ基などのアルキルスル
ホニルオキシ基、トルエン(特にp−トルエン)スルホ
ニルオキシ基などのアリールスルホニルオキシ基等が挙
げられる。 反応は、反応対応量の化合物(II)と化合物
(III)若しくは(IV)、又は一方を過剰モルとして用
い、無溶媒或いはジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタ
ノール、メチレンクロリド、ジクロロエタン、クロロホ
ルム等反応に不活性な溶媒中、必要な場合にはピリジ
ン、ピコリン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリ
ン、トリメチルアミン、トルエチルアミン、水素化ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基の
存在下、原料化合物によっては冷却下乃至室温下、室温
乃至加熱下、或いは加熱還流下に行うのが有利である。
【0011】 又はRの変換は、置換基の種類によ
って異なるが、いずれも常法を適用して行われる。例え
ば、1級又は2級アミン体のN−アルキル化又はN−ア
シル化反応は、対応するアルキルハライド又は酸ハライ
ド等のアルキル化又はアシル化剤とアセトニトリルなど
の反応に不活性な溶媒中、必要なら炭酸カリウム、若し
くはトリエチルアミンなどの塩基の存在下に行われる。
又、カルボニル化合物との還元的アルキル化反応は、対
応する1級又は2級アミン誘導体を塩化メチレン等の反
応に不活性な有機溶媒中、好ましくは酢酸等の酸触媒存
在下ベンズアルデヒド等のカルボニル化合物と、トリア
セトキシ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素
ナトリウム等の適当な還元剤での処理、あるいはパラジ
ウム−炭素等を触媒とした接触水素化などの還元処理を
することにより行うことができる。また、ホルマリンと
ギ酸を用いた一般的な還元的メチル化反応を行うことも
できる。脱アシル化反応は酸又はアルカリの存在下での
加水分解が好適である。N−アミジノ化、N−イミドイ
ル化或いはN−シアノ化反応は、各々3,5−ジメチル
−1−ピラゾールカルボキシアミジン塩酸塩、エチルア
セトイミデート塩酸塩、或いはブロモシアン等を用いて
トリエチルアミン等の塩基の存在下、反応に不活性な溶
媒中で行われる。又、R中にエステル基が存在する場
合は、テトラヒドロフラン等の適当な溶媒中、水素化リ
チウムアルミニウム等適当な還元剤で処理することによ
り対応するアルコール体へ導くこともできる。N−ヒド
ロキシグアニジン誘導体はN−シアノ体を原料として塩
基存在下適当な溶媒中、ヒドロキシルアミンを反応させ
ることにより製造できる。
【0012】 更にR基中のR基が結合している窒素原
子が4級アンモニウムである化合物は対応する3級アミ
ンをアルキルハライド等と常法により反応させることに
より製造することができる。このようにして製造された
本発明化合物は,遊離のまま,あるいはその塩として単
離・精製される。単離・精製は,抽出,濃縮,留去,結
晶化,濾過,再結晶,各種クロマトグラフィー等の通常
の化学操作を適用して行われる。 各種の異性体は異性体
間の物理的性質の差を利用して常法により単離できる。
例えば、ラセミ化合物のラセミ分割法により(例えば、
一般的な光学活性酸(酒石酸等)とのジアステレオマー
塩に導き、光学分割する方法等)立体科学的に純粋な異
性体に導くことができる。また、ジアステレオマーの混
合物は常法、例えば分別結晶化またはクロマトグラフィ
ー等により分離できる。 また、光学活性な化合物は適当
な光学活性な原料化合物を用いることにより製造するこ
ともできる。
【0013】
【発明の効果】 本発明化合物は、腸管神経系のニューロ
ン性5−HT受容体に特異的に作用することにより、
消化器系の障害、すなわち老人性、弛緩性、直腸性等の
便秘、急・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃神経症、胃
下垂、逆流性食道炎、偽性腸閉塞、非潰瘍性消化不良、
腹部不定愁訴、糖尿病などの疾患に伴う胸焼け、腹部膨
満感、食欲不振、上腹部不快感、悪心、嘔吐又は腹痛な
どの消化管運動障害、麻酔手術後の消化管機能不全、胃
内容うっ滞、消化不良、鼓張などの治療において有用で
ある。また、脂肪吸収不全症など膵機能不全に伴う疾患
の治療に用いることができる。また、本発明化合物は5
−HT受容体作動活性に基づき、痛み止めの目的で癌
患者等に投与されるモルヒネに誘発される便秘症状の治
療にも有効である(PCT/JP97/02524)。
更に、本発明化合物は、中枢神経系の抑制性シナプス前
5−HT受容体に対して5−HTと同様に作用するの
で、精神障害(例えば、精神分裂病及び鬱病)、不安、
記憶障害、痴呆、錘体外路障害のような症状の治療にお
いても有用である。 更に、本発明化合物は、尿路閉塞、
尿路結石、或いは前立腺肥大などに伴う排尿困難の治療
においても用いることができる。
【0014】本発明化合物の薬理作用は、以下の方法に
より確認された。本発明化合物は5−HT受容体作動
活性、特にモルモット摘出結腸収縮作用において顕著な
作用を示す。以下にその作用を測定法と共に記述する。 <5−HT受容体作動活性> Hartley系雄性モ
ルモット(500〜800g)の遠位結腸を摘出し、約
20mmの切片を作成した。マグヌス管内に縦走筋方向
に懸垂し、等尺性に収縮反応を測定した。5−HTは
0.1〜30μMの濃度で用量依存的な収縮反応を起こ
し、10〜30μMで最大反応を示した。(5−HTの
作用は5−HT受容体を介する:J.Pharmacol.Exp.Th
er.,259,15-21,1991)。 化合物の作用は、各標本におけ
る5−HTの作用との比較による相対値で示した。Max.
responseは、5−HTによる最大収縮反応を100%と
したときの化合物による最大反応の百分率で示され、Re
lative potencyは、5−HTのEC50値を基準(1)
としたときの化合物のEC50値の相対値で示される。 (Relative potency=5−HTのEC50値/化合物の
EC50値) 本発明化合物は300μM以下で濃度依存的なモルモッ
ト摘出結腸収縮作用を示した。 また、本発明化合物によ
るモルモット摘出結腸収縮作用は、選択的な5−HT
受容体拮抗薬である特開平3−223278号公報実施
例44に記載の化合物の0.3μMにより拮抗した。こ
れにより、本発明化合物の結腸収縮作用が、5−HT
受容体作用を介したものであることが確認された。 以上
の結果から、本発明化合物は、強力な5−HT受容体
作動薬であることが示された。
【0015】 本発明化合物又はその塩の1種又は2種以
上を有効成分として含有する製剤は,通常製剤化に用い
られる担体や賦形剤,その他の添加剤を用いて調製され
る。製剤用の担体や賦形剤としては,固体又は液体いず
れでも良く,例えば乳糖,ステアリン酸マグネシウム,
スターチ,タルク,ゼラチン,寒天,ペクチン,アラビ
アゴム,オリーブ油,ゴマ油,カカオバター,エチレン
グリコール等やその他常用のものが挙げられる。 投与は
錠剤,丸剤,カプセル剤,顆粒剤,散剤,液剤等による
経口投与,あるいは静注,筋注等の注射剤,坐剤,経皮
等による非経口投与のいずれの形態であってもよい。投
与量は症状,投与対象の年齢,性別等を考慮して個々の
場合に応じて適宜決定されるが,通常成人1人当たり,
1日につき1〜1,000mg,好ましくは50〜20
0mgの範囲で1日1回から数回に分け経口投与される
か又は成人1人当たり,1日につき1〜500mgの範
囲で,1日1回から数回に分け静脈内投与されるか,又
は,1日1時間〜24時間の範囲で静脈内持続投与され
る。もちろん前記したように,投与量は種々の条件で変
動するので,上記投与量範囲より少ない量で十分な場合
もある。
【0016】本発明による経口投与のための固体組成物
としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が用いられる。このよ
うな固体組成物においては、一つまたはそれ以上の活性
物質が、少なくとも一つの不活性な希釈剤、例えば乳
糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセル
ロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロ
リドン、メタケイ酸、アルミン酸マグネシウムと混合さ
れる。組成物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の
添加剤、例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑
剤や繊維素グルコール酸カルシウムのような崩壊剤、ラ
クトースのような安定化剤、グルタミン酸又はアスパラ
ギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠剤
又は丸剤は必要によりショ糖、ゼラチン、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート等の胃溶性あるいは腸溶性物質のフィルム
で被膜してもよい。経口投与のための液体組成物は、薬
剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ
剤、エリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば精製水、エタノールを含む。この組成
物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助
剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していても
よい。非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性
又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含する。水性
の溶液剤、懸濁剤としては、例えば注射用蒸留水及び生
理食塩水が含まれる。非水溶性の溶液剤、懸濁剤として
は、例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、オリーブ油のような植物油、エタノールのような
アルコール類、ポリソルベート80等がある。このよう
な組成物はさらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安
定化剤(例えば、ラクトース)、溶解補助剤(例えば、
グルタミン酸、アスパラギン酸)のような補助剤を含ん
でいてもよい。これらは例えばバクテリア保留フィルタ
ーを通す濾過、殺菌剤の配合又は照射によって無菌化さ
れる。また、これらは無菌の固体組成物を製造し、使用
前に無菌水又は無菌の注射用溶媒に溶解して使用するこ
ともできる。
【0017】
【実施例】 次に、実施例を示し、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。実施例中、室温とは通常約10〜30℃を示
す。 実施例1 2−クロロチアゾール500mgとピペラジン5.08
gの混合物を150℃にて5時間攪拌した。反応溶液を
クロロホルムで抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に
て洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。反応溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム/メタノール/アンモニア水)で精製
し、0.70gの2−(1−ピペラジニル)ベンゾチア
ゾールを遊離塩基として得た。これから87mgとりメ
タノール/水中、フマル酸で処理することにより85m
gのフマル酸塩を得た。 以下実施例1と同様にして、実
施例2−19の化合物を得た。
【0018】実施例20 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール70mg、
水2ml、ギ酸24μlの混合物に、氷冷下35%ホル
マリン水溶液28μlを加え、室温で5時間、ついで8
0℃で14時間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで
抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール/アンモニア水)で精製し、56mgの
2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾー
ルを遊離塩基として得た。これをメタノール/酢酸エチ
ル中、フマル酸で処理することにより65mgのフマル
酸塩を得た。 以下実施例20と同様にして、実施例2
1、22の化合物を得た。
【0019】実施例23 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール100m
g、ジクロロエタン5ml、ベンズアルデヒド46μ
l、酢酸26μlの混合物に、トリアセトキシ水素化ほ
う素ナトリウム123mgを加え室温で2時間攪拌し
た。反応混合物をクロロホルムで抽出、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水にて順に洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
/メタノール/アンモニア水)で精製し、得られた結晶を
ヘキサン/エーテルにて洗浄することにより2−(4−
ベンジル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール96m
gを得た。
【0020】実施例24 N−[1−(2−ベンゾチアゾリル)−4−ピペリジニ
ル]アセトアミド110mgを1規定塩酸4mlに溶解
し、20時間加熱還流下攪拌した。反応混合物を1規定
水酸化ナトリウムにて塩基性にした後、クロロホルムで
抽出して無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、得られた残渣をメタノール中、フマル酸で処理
することにより2−(4−アミノピペリジニル)ベンゾ
チアゾールの0.5フマル酸塩67mgを得た。 以下実
施例24と同様にして、実施例25、26の化合物を得
た。
【0021】実施例27 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール600m
g、炭酸カリウム378mg、アセトニトリル12ml
の混合物にブロモ酢酸エチル303μlを加え、室温で
10時間攪拌した。反応溶媒を留去した後、クロロホル
ムで抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、得られた結晶をヘキサン/酢酸エチルにて洗浄する
ことによってエチル 4−(2−ベンゾチアゾリル)−
1−ピペラジニルアセテート601mgを得た。 以下実
施例27と同様にして、実施例28−31の化合物を得
た。
【0022】実施例32 エチル 4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジ
ニルアセテート300mgをエーテル4ml、テトラヒ
ドロフラン4mlに溶解し、水素化ほう素リチウム15
mgを加え室温下21時間攪拌した後、さらに水素化ほ
う素ナトリウム26mgを加え室温で24時間攪拌し
た。反応溶媒を留去した後、クロロホルムで抽出、水、
飽和食塩水にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/アンモニ
ア水)で精製し、得られた結晶をヘキサン/酢酸エチル
にて洗浄することにより2−[4−(2−ベンゾチアゾ
リル)−1−ピペラジン]エタノール183mgを得た。
【0023】実施例33 2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾー
ル200mgをジメチルホルムアミド2mlに溶解し、
氷冷下、アリルブロマイド82μlを加え室温下3日間
攪拌した。反応溶媒を留去した後、残渣にアセトンを加
えた。精製する沈殿を濾取し、アセトンで洗浄後乾燥
し、1−アリル−4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−
メチルピペラジニウム ブロミド290mgを得た。
【0024】実施例34 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール200mg
をジメチルホルムアミド6mlに溶解し、3,5−ジメ
チル−1−ピラゾールカルボキシアミジン塩酸塩319
mg、トリエチルアミン369mgを加え、室温下1週
間攪拌した。反応溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/
アンモニア水)で精製し、4規定塩酸/酢酸エチルを用
いて塩酸塩としたのち、メタノール/酢酸エチルによっ
て再結晶することによって、4−(2−ベンゾチアゾリ
ル)−1−ピペラジンカルボキシアミジン 2塩酸塩1
20mgを得た。 以下実施例34と同様にして、実施例
35の化合物を得た。
【0025】実施例36 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール500mg
をエタノール20mlに溶解し、トリエチルアミン63
5μl、エチル アセトイミデート塩酸塩558mgを
加え、室温下20時間攪拌した。メタノールを加え反応
混合物を均一化した後、溶媒を留去し、得られた残渣を
4規定塩酸/酢酸エチルを用いて塩酸塩とした。これを
メタノール/酢酸エチルで洗浄し、2−(4−アセトイ
ミドイル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール 2塩
酸塩720mgを得た。 以下実施例36と同様にして、
実施例37の化合物を得た。
【0026】実施例38 2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール400mg
をアセトン6mlに溶解し、ブロモシアン232mg、
ジイソプロピルエチルアミン397μlを加え、氷冷下
3時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄した後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた結晶
をヘキサン/酢酸エチルにて洗浄することによって4―
(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジンカルボニト
リル402mgを得た。 以下実施例38と同様にして、
実施例39の化合物を得た。
【0027】実施例40 4―(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジンカルボ
ニトリル200mgを1,4−ジオキサン6ml、エタ
ノール5mlに溶解し、塩酸ヒドロキシルアミン57m
g、トリエチルアミン114μlを加え、室温下22時
間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた結晶をヘ
キサン/酢酸エチルにて洗浄することによって4−(2
−ベンゾチアゾリル)−N−ヒドロキシ−1−ピペラジ
ンカルボキシアミジン67mgを得た。 以下実施例40
と同様にして、実施例41の化合物を得た。
【0028】実施例42 2−(4−アセトイミドイル−1−ピペラジニル)ベン
ゾチアゾール 2塩酸塩158mgを塩化メチレン中懸
濁下、クロロぎ酸エチル54μl、0.2規定水酸化ナ
トリウム8.3mlを氷冷下加え、室温下6時間攪拌し
た。反応溶液をクロロホルムで抽出、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた結晶をエーテル
にて洗浄することによってエチル N−[(アミノ)[4
−(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジニル]メチ
レン]カルバメート54mgを得た。 以下実施例42と
同様にして、実施例43−48の化合物を得た。
【0029】実施例49 実施例42と同様にして得たクロロメチル 4−(2−
ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジンカルボキシレート
0.37gをジメチルホルムアミド5mlに溶解し、酢
酸ナトリウム0.25g加え、80℃で20時間攪拌し
た。水を加え、クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得た粗結晶を
酢酸エチル/ヘキサンで洗浄することによりアセトキシ
メチル4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジン
カルボキシレート0.170gを得た。
【0030】実施例50 実施例13の3−(2−ベンゾチアゾリル)オクタヒド
ロ−1H−ピロロ[1,2−d][1,4]ジアゼピン
のラセミ体の遊離塩基1.41gとL−(−)−ジベン
ゾイル酒石酸1.85gをメタノール/水中で処理して
塩を生成させた。これをメタノール/水から4回再結晶
することにより精製した後、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。得られた遊離塩基をメタノール中フマ
ル酸で処理して(−)−3−(2−ベンゾチアゾリル)
オクタヒドロ−1H−ピロロ[1,2−d][1,4]
ジアゼピンのフマル酸塩0.227gを得た。
【0031】実施例51 実施例50の精製過程で得られた最初の2回分の結晶母
液をあわせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ク
ロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。得られた遊離塩基0.96gをD−(+)−ジベン
ゾイル酒石酸1.26gを用いて実施例50と同様の処
理を行うことにより(+)−3−(2−ベンゾチアゾリ
ル)オクタヒドロ−1H−ピロロ[1,2−d][1,
4]ジアゼピンのフマル酸塩0.287gを得た。
【0032】 前記実施例化合物の構造及び物理的性状を
表1〜8に示す。表中の記号は以下の意味を有する。 EX:実施例番号、Sal:塩、DATA:物理学的性状、mp:
融点、NMR:核磁気共鳴スペクトル(テトラメトルシラ
ンを内部標準とする)、MS:質量分析(FABは高速原子
衝撃法)Ac:アセチル、Bn:ベンジル、cPro:シクロプ
ロピル、Et:エチル、Me:メチル、MeO:メトキシ、P
h:フェニル、Pyr:ピリジル
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 277/82 C07D 277/82 417/04 207 417/04 207 211 211 417/06 211 417/06 211 417/12 213 417/12 213 317 317 487/04 140 487/04 140 152 152

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で表されるベンゾチアゾール
    誘導体又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とす
    る5−HT受容体作動薬。 【化1】 (式中の記号は以下の意味を表す。 【化2】 A:単結合又はメチレン基 R:水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニト
    ロ、低級アルキル又は低級アルケニル基 R:水素原子、低級アルキル、低級アルケニル又は下
    式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R:水素原子、シアノ、低級アルキル、低級アルケニ
    ル、シクロアルキル、シクロアルキル−低級アルキル、
    アリール、アリール−低級アルキル、ピリジル、又は下
    式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A−CO−O−A−O−CO−R (5)−C(NH)=N−A−O−R (6)−C(NH)=N−A−CO−R (7)−C(NH)=N−A−CO−O−R (8)−C(R)= N−A−O−R (9)−C(R)= N−A−CO−R (10)−C(R)= N−A−CO−O−R:水素原子、低級アルキル又はRと一体となって
    4乃至8員含窒素飽和環を形成する R:水素原子又は低級アルキル基 R:水素原子、低級アルキル又は2−オキソ−4−メ
    チル−1,3−ジオキソリルメチル基 R:水素原子又は低級アルキル基 A:単結合又は低級アルキレン基 A:低級アルキレン基 n:1乃至4の整数 但し、R基中のR基が結合している窒素原子は置換基
    を伴い4級アンモニウムとなりうる。)
  2. 【請求項2】一般式(I')で表されるチアゾール誘導体
    又はその製薬学的に許容される塩。 【化3】 (式中の記号は以下の意味を表す。 【化4】 A:単結合又はメチレン基 R:水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニト
    ロ、低級アルキル又は低級アルケニル基 R:水素原子、低級アルキル、低級アルケニル又は下
    式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R:水素原子、シアノ、低級アルキル、低級アルケニ
    ル、シクロアルキル、シクロアルキル−低級アルキル、
    アリール、アリール−低級アルキル、ピリジル、又は下
    式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A−CO−O−A−O−CO−R (5)−C(NH)=N−A−O−R (6)−C(NH)=N−A−CO−R (7)−C(NH)=N−A−CO−O−R (8)−C(R)= N−A−O−R (9)−C(R)= N−A−CO−R (10)−C(R)= N−A−CO−O−R:水素原子、低級アルキル又はRと一体となって
    4乃至8員含窒素飽和環を形成する R:水素原子又は低級アルキル基 R:水素原子、低級アルキル又は2−オキソ−4−メ
    チル−1,3−ジオキソリルメチル基 R:水素原子又は低級アルキル基 A:単結合又は低級アルキレン基 A:低級アルキレン基 n:1乃至4の整数 また、R基中のR基が結合している窒素原子は置換基
    を伴い4級アンモニウムとなりうる。 但し、2−(1−
    ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(1−ホモピペ
    ラジニル)ベンゾチアゾール、2−(4−メチル−1−
    ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(4−アセチル
    −1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−(4−ベ
    ンジル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、2−
    [4−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ピペラジニ
    ル]ベンゾチアゾール、2−[4−(2−メトキシフェ
    ニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチアゾール、2−
    [4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル]
    ベンゾチアゾール、2−[4−(3−クロロフェニル)
    −1−ピペラジニル]ベンゾチアゾール、2−(4−ピ
    ペロニル−1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−
    [2−[4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−ピペラジ
    ニル]エチル]−3−メチル−2−ベンゾチアゾリノ
    ン、6−[3−[4−(2−ベンゾチアゾリル)−1−
    ピペラジニル]プロピル]−3−メチル−2−ベンゾチ
    アゾリノン、6−[4−[4−(2−ベンゾチアゾリ
    ル)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−メチル−2−
    ベンゾチアゾリノン、2−(4−ホルミル−1−ピペラ
    ジニル)ベンゾチアゾール、2−[4−(2−ブロモ−
    3−プロペニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチアゾー
    ル、2−[4−(2,4−ジクロロベンジル)−1−ピ
    ペラジニル]ベンゾチアゾール、2−(4−ペンチル−
    1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−ニトロ−2
    −(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−メトキ
    シ−2−(1−ピペラジニル)ベンゾチアゾール、6−
    メトキシ−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)ベン
    ゾチアゾール、6−メトキシ−2−(4−ベンジル−1
    −ピペラジニル)ベンゾチアゾール、[4−(2−ベン
    ゾチアゾリル)−1−ピペラジニル]酢酸、2−[4−
    (4−クロロフェニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチ
    アゾール、2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−
    ピペラジニル]ベンゾチアゾール、2−[4−(2,4
    −ジニトロフェニル)−1−ピペラジニル]ベンゾチア
    ゾール、プロピル[4−(2−ベンジチアゾリル)−1
    −ピペラジニル]カルボキシレートは除く。)。
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