JPH11199634A - ビニルアルコール系重合体 - Google Patents
ビニルアルコール系重合体Info
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- JPH11199634A JPH11199634A JP212798A JP212798A JPH11199634A JP H11199634 A JPH11199634 A JP H11199634A JP 212798 A JP212798 A JP 212798A JP 212798 A JP212798 A JP 212798A JP H11199634 A JPH11199634 A JP H11199634A
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- JP
- Japan
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- vinyl
- group
- vinyl alcohol
- diazonium base
- diazonium
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- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/12—Hydrolysis
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紫外線照射により容易に架橋(ゲル化)し
て、耐水性が顕著に発現するするビニルアルコール系重
合体を提供する。 【解決手段】 ジアゾニウム塩基からなる構成単位を含
有するビニルアルコール系重合体。
て、耐水性が顕著に発現するするビニルアルコール系重
合体を提供する。 【解決手段】 ジアゾニウム塩基からなる構成単位を含
有するビニルアルコール系重合体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なビニルアル
コール系重合体に関する。
コール系重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコール(以下、PVAと
略記することがある。)は、界面特性および強度特性な
どに優れていることから、紙加工、繊維加工およびエマ
ルジョン用の安定剤などに使用されている。また、PV
Aはフィルムおよび繊維等の成形物の原料として重要な
地位を占めている。一方、PVAの結晶性を制御した
り、官能基を導入することにより高機能化の追求も行わ
れており、各種の変性PVAが開発されている。このよ
うな中で、PVAおよびジアゾニウム化合物あるいは重
クロム酸塩からなる感光性材料は、それを用いて得られ
る感光性皮膜の性質が良好であり、未感光部の水による
洗浄除去が簡便であることから、スクリーン印刷用製版
用乳剤などに用いられている。最近、エレクトロニクス
関係においては、微細なデバイスの開発が目覚ましく、
非常に微細な画像形成が可能な感光性材料や製版材が要
求されている。したがって、従来の感光性材料に比較し
て、薄い膜の形成が可能であって、露光部が基材に強力
に密着し、耐水性および耐薬品性がさらに向上し、未露
光部の除去性が良いなどの特性が求められている。それ
に対して、従来のPVAを使用した感光性材料は、露光
後に未硬化部分を水洗除去する際(現像時)に、硬化部
分のPVAの一部が除去されるという欠点を有してお
り、このため出来上がった印刷版材の性質を損ねるとい
う問題があった。
略記することがある。)は、界面特性および強度特性な
どに優れていることから、紙加工、繊維加工およびエマ
ルジョン用の安定剤などに使用されている。また、PV
Aはフィルムおよび繊維等の成形物の原料として重要な
地位を占めている。一方、PVAの結晶性を制御した
り、官能基を導入することにより高機能化の追求も行わ
れており、各種の変性PVAが開発されている。このよ
うな中で、PVAおよびジアゾニウム化合物あるいは重
クロム酸塩からなる感光性材料は、それを用いて得られ
る感光性皮膜の性質が良好であり、未感光部の水による
洗浄除去が簡便であることから、スクリーン印刷用製版
用乳剤などに用いられている。最近、エレクトロニクス
関係においては、微細なデバイスの開発が目覚ましく、
非常に微細な画像形成が可能な感光性材料や製版材が要
求されている。したがって、従来の感光性材料に比較し
て、薄い膜の形成が可能であって、露光部が基材に強力
に密着し、耐水性および耐薬品性がさらに向上し、未露
光部の除去性が良いなどの特性が求められている。それ
に対して、従来のPVAを使用した感光性材料は、露光
後に未硬化部分を水洗除去する際(現像時)に、硬化部
分のPVAの一部が除去されるという欠点を有してお
り、このため出来上がった印刷版材の性質を損ねるとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、本発明は感光性材料などに好適なビニルアルコール
系重合体を提供することを目的とする。
で、本発明は感光性材料などに好適なビニルアルコール
系重合体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、ジアゾニウム塩基か
らなる構成単位を含有するビニルアルコール系重合体を
見出し、本発明を完成させるに至った。
解決するために鋭意検討した結果、ジアゾニウム塩基か
らなる構成単位を含有するビニルアルコール系重合体を
見出し、本発明を完成させるに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のビニルアルコール系重合
体の分子中に含まれるジアゾニウム塩基としては、芳香
族ジアゾニウム塩基および鎖式ジアゾニウム塩基が挙げ
られるが、芳香族ジアゾニウム塩基がより好ましい。ジ
アゾニウム塩基からなる構成単位の含有量としては、
0.01〜30モル%が好ましく、0.02〜20モル
%がより好ましく、0.05〜15モル%が特に好まし
い。該構成単位の含有量が0.01モル%未満の場合に
は導入効果が十分ではなく、30モル%を越える場合に
はビニルアルコール系重合体の保存安定性が低下する。
体の分子中に含まれるジアゾニウム塩基としては、芳香
族ジアゾニウム塩基および鎖式ジアゾニウム塩基が挙げ
られるが、芳香族ジアゾニウム塩基がより好ましい。ジ
アゾニウム塩基からなる構成単位の含有量としては、
0.01〜30モル%が好ましく、0.02〜20モル
%がより好ましく、0.05〜15モル%が特に好まし
い。該構成単位の含有量が0.01モル%未満の場合に
は導入効果が十分ではなく、30モル%を越える場合に
はビニルアルコール系重合体の保存安定性が低下する。
【0006】ジアゾニウム塩基からなる構成単位として
は、下記の化2で表される構成単位が好ましい。ビニル
アルコール系重合体中における該構成単位の分布には特
に制限はない。
は、下記の化2で表される構成単位が好ましい。ビニル
アルコール系重合体中における該構成単位の分布には特
に制限はない。
【0007】
【化2】
【0008】(ここで、R1,R2,R3,R4およびR5
は水素原子または炭素数8以下の炭化水素基を表し、A
は2価の炭化水素基を表し、Sは硫黄原子を表し、Xは
ジアゾニウム塩基を含有する1価の基を表す。)
は水素原子または炭素数8以下の炭化水素基を表し、A
は2価の炭化水素基を表し、Sは硫黄原子を表し、Xは
ジアゾニウム塩基を含有する1価の基を表す。)
【0009】化2で表される構成単位中のR1,R2,R
3,R4およびR5は、水素原子または置換基を有してい
てもよい炭素数8以下の炭化水素基である。好ましい態
様としては、R1が水素原子であり、R2が水素原子また
はメチル基であり、R3,R4およびR5が水素原子また
は炭素数8以下(好ましくは炭素数6以下)の炭化水素
基が好ましい。なお、R3とR4(またはR5)が一緒に
なって環を形成することも差し支えない。
3,R4およびR5は、水素原子または置換基を有してい
てもよい炭素数8以下の炭化水素基である。好ましい態
様としては、R1が水素原子であり、R2が水素原子また
はメチル基であり、R3,R4およびR5が水素原子また
は炭素数8以下(好ましくは炭素数6以下)の炭化水素
基が好ましい。なお、R3とR4(またはR5)が一緒に
なって環を形成することも差し支えない。
【0010】化2で表される構成単位中のAは、窒素原
子、酸素原子または硫黄原子を含んでいても良い2価の
炭化水素基である。具体例としては、−(CH2)n−
(n=1〜10、好適には1〜8)、−CH2OCH
2−、−OCH2−、−CONH−ph−OCH2−、−
CONHCH2−、−CONHCH2OCH2−、−CO
NHCH2OCH2CH2−、−CONHCH2OCH2C
H2CH2−、−CONHCH2OCH2CH2CH2CH2
−、−CONHCH2−ph(CH3)2−CH2−等が挙
げられる。(なお、phはフェニル基を意味する。)
子、酸素原子または硫黄原子を含んでいても良い2価の
炭化水素基である。具体例としては、−(CH2)n−
(n=1〜10、好適には1〜8)、−CH2OCH
2−、−OCH2−、−CONH−ph−OCH2−、−
CONHCH2−、−CONHCH2OCH2−、−CO
NHCH2OCH2CH2−、−CONHCH2OCH2C
H2CH2−、−CONHCH2OCH2CH2CH2CH2
−、−CONHCH2−ph(CH3)2−CH2−等が挙
げられる。(なお、phはフェニル基を意味する。)
【0011】化2で表される構成単位中のXは、フェニ
ル基(置換されたフェニル基でもよい。)に結合したジ
アゾニウム塩基を含有する一価の基である。具体例とし
ては、−ph−N≡N+(1,2−)、−ph−N≡N+
(1,3−)、−ph−N≡N+(1,4−)、−CH2
−ph−N≡N+(1,2−)、−CH2−ph−N≡N
+(1,3−)、−CH2−ph−N≡N+(1,4
−)、−CH2CH2−ph−N≡N+(1,2−)、−
CH2CH2−ph−N≡N+(1,3−)、−CH2CH
2−ph−N≡N+(1,4−)、−ph(CH3)−N
≡N+(1,2,3−)、−ph(CH3)−N≡N
+(1,2,4−)、−ph(CH3)−N≡N+(1,
2,5−)、−ph(CH3)−N≡N+(1,2,6
−)、−nph−N≡N+(1,2−)、−nph−N
≡N+(1,4−)、−nph−N≡N+(1,8−)等
が挙げられる。(なお、phはフェニル基を意味し、n
phはナフタレン基を意味する。)上記カッコ中に2個
の数字がある場合には、最初の数字はフェニル基に−S
−が結合している位置(全ての場合1となる。)を示
し、2番目の数字は−N≡N+基が結合している位置
(フェニル基に−S−が結合している位置を1とす
る。)を示す。なお、上記カッコ中に3個の数字がある
場合には、最初の数字はフェニル基に−S−が結合して
いる位置(全ての場合1となる。)を示し、2番目の数
字は他の置換基の位置を示し、3番目の数字は−N≡N
+基が結合している位置を示す。
ル基(置換されたフェニル基でもよい。)に結合したジ
アゾニウム塩基を含有する一価の基である。具体例とし
ては、−ph−N≡N+(1,2−)、−ph−N≡N+
(1,3−)、−ph−N≡N+(1,4−)、−CH2
−ph−N≡N+(1,2−)、−CH2−ph−N≡N
+(1,3−)、−CH2−ph−N≡N+(1,4
−)、−CH2CH2−ph−N≡N+(1,2−)、−
CH2CH2−ph−N≡N+(1,3−)、−CH2CH
2−ph−N≡N+(1,4−)、−ph(CH3)−N
≡N+(1,2,3−)、−ph(CH3)−N≡N
+(1,2,4−)、−ph(CH3)−N≡N+(1,
2,5−)、−ph(CH3)−N≡N+(1,2,6
−)、−nph−N≡N+(1,2−)、−nph−N
≡N+(1,4−)、−nph−N≡N+(1,8−)等
が挙げられる。(なお、phはフェニル基を意味し、n
phはナフタレン基を意味する。)上記カッコ中に2個
の数字がある場合には、最初の数字はフェニル基に−S
−が結合している位置(全ての場合1となる。)を示
し、2番目の数字は−N≡N+基が結合している位置
(フェニル基に−S−が結合している位置を1とす
る。)を示す。なお、上記カッコ中に3個の数字がある
場合には、最初の数字はフェニル基に−S−が結合して
いる位置(全ての場合1となる。)を示し、2番目の数
字は他の置換基の位置を示し、3番目の数字は−N≡N
+基が結合している位置を示す。
【0012】本発明のビニルアルコール系重合体は、ジ
アゾニウム塩基からなる構成単位を除くと、ビニルアル
コール単位またはビニルアルコール単位とビニルエステ
ル単位からなる。ビニルエステル単位としては、蟻酸ビ
ニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビ
ニル、トリフルオロ酢酸ビニル、2−エチルヘキサン酸
ビニル等が挙げられる。
アゾニウム塩基からなる構成単位を除くと、ビニルアル
コール単位またはビニルアルコール単位とビニルエステ
ル単位からなる。ビニルエステル単位としては、蟻酸ビ
ニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビ
ニル、トリフルオロ酢酸ビニル、2−エチルヘキサン酸
ビニル等が挙げられる。
【0013】また、本発明のビニルアルコール系重合体
は、上記以外のモノマー単位を含有してもよい。このよ
うな単位としては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブテンなどのオレフィン類;アクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マ
レイン酸、(無水)イタコン酸などの不飽和酸類あるい
はその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキ
ルエステル類;アクリルアミド、炭素数1〜18のN−
アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいは
その塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるい
はその酸塩あるいはその4級塩などのアクリルアミド
類;メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキル
メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミ
ド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいは
その塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンある
いはその酸塩あるいはその4級塩などのメタクリルアミ
ド類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド
類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシア
ン化ビニル類;炭素数1〜18のアルキルビニルエーテ
ル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシア
ルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;トリメトキ
シビニルシランなどのビニルシラン類、酢酸アリル、塩
化アリル、アリルアルコール、ジメチルアリルアルコー
ル、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチル
プロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸塩等が挙げられる。
は、上記以外のモノマー単位を含有してもよい。このよ
うな単位としては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブテンなどのオレフィン類;アクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マ
レイン酸、(無水)イタコン酸などの不飽和酸類あるい
はその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキ
ルエステル類;アクリルアミド、炭素数1〜18のN−
アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいは
その塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるい
はその酸塩あるいはその4級塩などのアクリルアミド
類;メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキル
メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミ
ド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいは
その塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンある
いはその酸塩あるいはその4級塩などのメタクリルアミ
ド類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド
類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシア
ン化ビニル類;炭素数1〜18のアルキルビニルエーテ
ル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシア
ルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;トリメトキ
シビニルシランなどのビニルシラン類、酢酸アリル、塩
化アリル、アリルアルコール、ジメチルアリルアルコー
ル、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチル
プロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸塩等が挙げられる。
【0014】本発明のビニルアルコール系重合体の粘度
平均重合度(以下、重合度と略記する。)は特に制限は
ないが、100〜8000が好ましく、200〜200
0がより好ましい。ビニルアルコール単位の含有量は1
0〜99.9モル%が好ましく、50〜99.9モル%
がより好ましい。
平均重合度(以下、重合度と略記する。)は特に制限は
ないが、100〜8000が好ましく、200〜200
0がより好ましい。ビニルアルコール単位の含有量は1
0〜99.9モル%が好ましく、50〜99.9モル%
がより好ましい。
【0015】本発明のビニルアルコール系重合体の製造
方法としては、フェニル基に結合した1級アミノ基を含
有するビニルアルコール系重合体を酸性条件下で、亜硝
酸塩を反応させてジアゾ化する方法が挙げられる。該フ
ェニル基に結合した1級アミノ基を含有するビニルアル
コール系重合体は、ビニルエステルモノマーとエポキシ
基を有するビニルモノマーとの共重合体に、フェニル基
に結合した1級アミノ基を有するチオールを反応させた
後、加水分解することにより得られる。
方法としては、フェニル基に結合した1級アミノ基を含
有するビニルアルコール系重合体を酸性条件下で、亜硝
酸塩を反応させてジアゾ化する方法が挙げられる。該フ
ェニル基に結合した1級アミノ基を含有するビニルアル
コール系重合体は、ビニルエステルモノマーとエポキシ
基を有するビニルモノマーとの共重合体に、フェニル基
に結合した1級アミノ基を有するチオールを反応させた
後、加水分解することにより得られる。
【0016】ビニルエステルモノマーとエポキシ基を有
するビニルモノマーとの共重合に使用されるエポキシ基
を有するビニルモノマーとしては、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリルグリシジルエーテル、1,2−エポ
キシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−7−オクテ
ン、1,2−エポキシ−9−デセン、8−ヒドロキシ−
6,7−エポキシ−1−オクテン、8−アセトキシ−
6,7−エポキシ−1−オクテン、N−(2,3−エポ
キシ)プロピルアクリルアミド、N−(2,3−エポキ
シ)プロピルメタクリルアミド、4−アクリルアミドフ
ェニルグリシジルエーテル、3−アクリルアミドフェニ
ルグリシジルエーテル、4−メタクリルアミドフェニル
グリシジルエーテル、3−メタクリルアミドフェニルグ
リシジルエーテル、N−グリシドキシメチルアクリルア
ミド、N−グリシドキシメチルメタクリルアミド、N−
グリシドキシエチルアクリルアミド、N−グリシドキシ
エチルメタクリルアミド、N−グリシドキシプロピルア
クリルアミド、N−グリシドキシプロピルメタクリルア
ミド、N−グリシドキシブチルアクリルアミド、N−グ
リシドキシブチルメタクリルアミド、4−アクリルアミ
ドメチル−2,5−ジメチル−フェニルグリシジルエー
テル、4−メタクリルアミドメチル−2,5−ジメチル
−フェニルグリシジルエーテル、アクリルアミドプロピ
ルジメチル(2,3−エポキシ)プロピルアンモニウム
クロリド、メタクリルアミドプロピルジメチル(2,3
−エポキシ)プロピルアンモニウムクロリド、メタクリ
ル酸グリシジル等が挙げられる。
するビニルモノマーとの共重合に使用されるエポキシ基
を有するビニルモノマーとしては、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリルグリシジルエーテル、1,2−エポ
キシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−7−オクテ
ン、1,2−エポキシ−9−デセン、8−ヒドロキシ−
6,7−エポキシ−1−オクテン、8−アセトキシ−
6,7−エポキシ−1−オクテン、N−(2,3−エポ
キシ)プロピルアクリルアミド、N−(2,3−エポキ
シ)プロピルメタクリルアミド、4−アクリルアミドフ
ェニルグリシジルエーテル、3−アクリルアミドフェニ
ルグリシジルエーテル、4−メタクリルアミドフェニル
グリシジルエーテル、3−メタクリルアミドフェニルグ
リシジルエーテル、N−グリシドキシメチルアクリルア
ミド、N−グリシドキシメチルメタクリルアミド、N−
グリシドキシエチルアクリルアミド、N−グリシドキシ
エチルメタクリルアミド、N−グリシドキシプロピルア
クリルアミド、N−グリシドキシプロピルメタクリルア
ミド、N−グリシドキシブチルアクリルアミド、N−グ
リシドキシブチルメタクリルアミド、4−アクリルアミ
ドメチル−2,5−ジメチル−フェニルグリシジルエー
テル、4−メタクリルアミドメチル−2,5−ジメチル
−フェニルグリシジルエーテル、アクリルアミドプロピ
ルジメチル(2,3−エポキシ)プロピルアンモニウム
クロリド、メタクリルアミドプロピルジメチル(2,3
−エポキシ)プロピルアンモニウムクロリド、メタクリ
ル酸グリシジル等が挙げられる。
【0017】ビニルエステルモノマーとエポキシ基を有
するビニルモノマーとの共重合の方法としては、塊状重
合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などの公知
の方法が挙げられる。その中でも、無溶媒あるいはアル
コールなどの溶媒中で重合する塊状重合法や溶液重合法
が通常採用される。また、高重合度のものを得る場合に
は、乳化重合法が採用される。溶液重合時に溶媒として
使用されるアルコールとしては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコールなどの低級アルコ
ールが挙げられる。共重合に使用される開始剤として
は、例えば、α,α'−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2'−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、過酸化ベンゾイル、n−プロピ
ルパーオキシカーボネートなどのアゾ系開始剤または過
酸化物系開始剤などの公知の開始剤が挙げられる。重合
温度については特に制限はないが、−30〜150℃の
範囲が適当である。
するビニルモノマーとの共重合の方法としては、塊状重
合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などの公知
の方法が挙げられる。その中でも、無溶媒あるいはアル
コールなどの溶媒中で重合する塊状重合法や溶液重合法
が通常採用される。また、高重合度のものを得る場合に
は、乳化重合法が採用される。溶液重合時に溶媒として
使用されるアルコールとしては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコールなどの低級アルコ
ールが挙げられる。共重合に使用される開始剤として
は、例えば、α,α'−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2'−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、過酸化ベンゾイル、n−プロピ
ルパーオキシカーボネートなどのアゾ系開始剤または過
酸化物系開始剤などの公知の開始剤が挙げられる。重合
温度については特に制限はないが、−30〜150℃の
範囲が適当である。
【0018】ビニルエステルモノマーとエポキシ基を有
するビニルモノマーとの共重合体と反応させるフェニル
基に結合した1級アミノ基を有するチオールとしては、
メルカプト基とフェニル基に結合した1級アミノ基を含
有する化合物であり、2−アミノチオフェノール、3−
アミノチオフェノール、4−アミノチオフェノール等が
挙げられる。また、これらの酢酸エステルや安息香酸エ
ステル等のエステルも使用できる。
するビニルモノマーとの共重合体と反応させるフェニル
基に結合した1級アミノ基を有するチオールとしては、
メルカプト基とフェニル基に結合した1級アミノ基を含
有する化合物であり、2−アミノチオフェノール、3−
アミノチオフェノール、4−アミノチオフェノール等が
挙げられる。また、これらの酢酸エステルや安息香酸エ
ステル等のエステルも使用できる。
【0019】フェニル基に結合した1級アミノ基を含有
するビニルアルコール系重合体の製造方法としては、チ
オール基もしくはチオエステル基とエポキシ基との反応
が挙げられる。該反応は、無溶媒、またはチオール基も
しくはチオエステル基を有する化合物ならびにエポキシ
基を有する化合物を溶解もしくは膨潤させる溶剤中で実
施される。このような溶剤としては、メタノール、エタ
ノール、n−ブチルアルコール等のアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類
やn−ヘキサン等の炭化水素類が挙げられる。これらの
溶剤は単独もしくは混合して使用される。反応条件は、
エポキシ基の構造やチオールもしくはチオエステルの構
造により異なるが、溶剤を使用する場合には、ポリマー
濃度5〜90%、チオール基もしくはチオエステル基の
濃度/エポキシ基濃度=1.0〜5.0(モル比)、反
応温度0〜250℃、反応時間0.01〜20時間であ
る。ここで、チオールとの反応では3級アミン(例えば
トリエチルアミン、ピリジン等)、ホスフィン(例えば
トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン等)、
水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム、テトラエチルアン
モニウムヒドロオキサイド、ナトリウムメチラートなど
の塩基性化合物が反応触媒として有効であり、チオエス
テルとの反応ではトリブチルアンモニウムクロリド、ト
リブチルアンモニウムブロミド等の4級アンモニウム塩
が反応触媒として有効である。また、チオールの酸化を
防止するために、反応系を脱気あるいは窒素置換した
り、酸化防止剤等を添加することもできる。
するビニルアルコール系重合体の製造方法としては、チ
オール基もしくはチオエステル基とエポキシ基との反応
が挙げられる。該反応は、無溶媒、またはチオール基も
しくはチオエステル基を有する化合物ならびにエポキシ
基を有する化合物を溶解もしくは膨潤させる溶剤中で実
施される。このような溶剤としては、メタノール、エタ
ノール、n−ブチルアルコール等のアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類
やn−ヘキサン等の炭化水素類が挙げられる。これらの
溶剤は単独もしくは混合して使用される。反応条件は、
エポキシ基の構造やチオールもしくはチオエステルの構
造により異なるが、溶剤を使用する場合には、ポリマー
濃度5〜90%、チオール基もしくはチオエステル基の
濃度/エポキシ基濃度=1.0〜5.0(モル比)、反
応温度0〜250℃、反応時間0.01〜20時間であ
る。ここで、チオールとの反応では3級アミン(例えば
トリエチルアミン、ピリジン等)、ホスフィン(例えば
トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン等)、
水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム、テトラエチルアン
モニウムヒドロオキサイド、ナトリウムメチラートなど
の塩基性化合物が反応触媒として有効であり、チオエス
テルとの反応ではトリブチルアンモニウムクロリド、ト
リブチルアンモニウムブロミド等の4級アンモニウム塩
が反応触媒として有効である。また、チオールの酸化を
防止するために、反応系を脱気あるいは窒素置換した
り、酸化防止剤等を添加することもできる。
【0020】チオール基もしくはチオエステル基とエポ
キシ基との反応に引き続く加水分解には、通常のポリビ
ニルエステルのけん化で用いられる塩基性触媒または酸
触媒を用いたけん化反応が適用できる。すなわち、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート
等の塩基性触媒やp−トルエンスルホン酸等の酸性触媒
を用い、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール、エチレングリコール等のアルコールやグリコー
ルを溶媒に用いて反応が行われる。この場合、ビニルエ
ステル系重合体や触媒の溶解性を向上するために、テロ
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、ア
セトン、水等の溶剤が適宜混合して使用される。けん化
反応の条件は、使用するビニルエステル系重合体の構造
や目的とするビニルアルコール系重合体のけん化度によ
って適宜調整されるが、通常、けん化は触媒濃度/ビニ
ルエステル単位濃度(モル比)=0.001〜1.2、
反応温度20〜180℃、反応時間0.1〜20時間の
範囲で実施される。
キシ基との反応に引き続く加水分解には、通常のポリビ
ニルエステルのけん化で用いられる塩基性触媒または酸
触媒を用いたけん化反応が適用できる。すなわち、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート
等の塩基性触媒やp−トルエンスルホン酸等の酸性触媒
を用い、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール、エチレングリコール等のアルコールやグリコー
ルを溶媒に用いて反応が行われる。この場合、ビニルエ
ステル系重合体や触媒の溶解性を向上するために、テロ
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、ア
セトン、水等の溶剤が適宜混合して使用される。けん化
反応の条件は、使用するビニルエステル系重合体の構造
や目的とするビニルアルコール系重合体のけん化度によ
って適宜調整されるが、通常、けん化は触媒濃度/ビニ
ルエステル単位濃度(モル比)=0.001〜1.2、
反応温度20〜180℃、反応時間0.1〜20時間の
範囲で実施される。
【0021】本発明のジアゾニウム塩基を含有するビニ
ルアルコール系重合体は、フェニル基に結合した1級ア
ミノ基を含有するビニルアルコール系重合体中のアミノ
基をジアゾ化反応することにより得られる。ジアゾ化に
用いる亜硝酸塩としては特に制限はないが、通常、亜硝
酸ナトリウムが用いられる。ジアゾ化反応は、水溶液中
あるいはアルコール類等のPVAを膨潤させることが可
能な溶液中で実施される。通常、反応温度は10℃以
下、反応時間0.01〜20時間の範囲で実施される。
ルアルコール系重合体は、フェニル基に結合した1級ア
ミノ基を含有するビニルアルコール系重合体中のアミノ
基をジアゾ化反応することにより得られる。ジアゾ化に
用いる亜硝酸塩としては特に制限はないが、通常、亜硝
酸ナトリウムが用いられる。ジアゾ化反応は、水溶液中
あるいはアルコール類等のPVAを膨潤させることが可
能な溶液中で実施される。通常、反応温度は10℃以
下、反応時間0.01〜20時間の範囲で実施される。
【0022】本発明のジアゾニウム塩基を含有するビニ
ルアルコール系重合体は、ジアゾニウム塩基の反応性を
利用して、感光性材料、繊維糊剤、繊維処理剤、繊維加
工剤、紙コーティング剤用バインダー、感熱紙のオーバ
ーコート用バインダー等の紙加工剤、有機、無機顔料用
の分散剤、セラミックス用バインダー、画像形成材料、
ホルマール樹脂やブチラール樹脂等のポリビニルアセタ
ール用原料、ゲル用基材、フィルム等に用いられる。ま
た、本発明のジアゾニウム塩基を含有するビニルアルコ
ール系重合体は、単独で用いられるほか、他の成分と併
用して用いられる。他の成分としては、無変性PVA、
他の変性PVA、でんぷん(およびその変性物)、セル
ロース誘導体、ガム類、ゼラチン、カゼイン等の各種ポ
リマー、可塑剤が挙げれれる。感光性組成物として使用
する場合には、ラジカル重合可能な不飽和化合物および
光重合開始剤などの化合物と併用される。さらに、ジア
ゾニウム化合物、重クロム酸塩等を併用することも可能
である。
ルアルコール系重合体は、ジアゾニウム塩基の反応性を
利用して、感光性材料、繊維糊剤、繊維処理剤、繊維加
工剤、紙コーティング剤用バインダー、感熱紙のオーバ
ーコート用バインダー等の紙加工剤、有機、無機顔料用
の分散剤、セラミックス用バインダー、画像形成材料、
ホルマール樹脂やブチラール樹脂等のポリビニルアセタ
ール用原料、ゲル用基材、フィルム等に用いられる。ま
た、本発明のジアゾニウム塩基を含有するビニルアルコ
ール系重合体は、単独で用いられるほか、他の成分と併
用して用いられる。他の成分としては、無変性PVA、
他の変性PVA、でんぷん(およびその変性物)、セル
ロース誘導体、ガム類、ゼラチン、カゼイン等の各種ポ
リマー、可塑剤が挙げれれる。感光性組成物として使用
する場合には、ラジカル重合可能な不飽和化合物および
光重合開始剤などの化合物と併用される。さらに、ジア
ゾニウム化合物、重クロム酸塩等を併用することも可能
である。
【0023】
【実施例】以下、合成例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は合成例により何ら制限されるもので
はない。なお、合成例中の「部」および「%」は、特に
断らない限り重量基準を意味する。
明するが、本発明は合成例により何ら制限されるもので
はない。なお、合成例中の「部」および「%」は、特に
断らない限り重量基準を意味する。
【0024】合成例1(ジアゾニウム塩基含有PVAの
合成) (1)エポキシ基を有する酢酸ビニル系重合体の合成例 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反
応器に、酢酸ビニルモノマー405部、アリルグリシジ
ルエーテル11部およびメタノール30部を仕込み、窒
素ガスを15分バブリングして脱気した。別途、メタノ
ール15部に2,2'−アゾビスイソブチロニトリル
4.5部を溶解した開始剤溶液を調整し、窒素ガスのバ
ブリングにより窒素置換した。反応器の昇温を開始し、
内温が60℃となったところで、別途調整した開始剤溶
液を添加して重合を開始した。60℃で4時間重合した
後、冷却して重合を停止した。この時の固形分濃度は5
4.8%であった。続いて30℃、減圧下でメタノール
を時々添加しながら未反応の酢酸ビニルモノマーの除去
を行い、ポリ酢酸ビニル共重合体のメタノール溶液(濃
度44.5%)を得た。このメタノール溶液の一部をエ
ーテル中に投入してポリマーを回収し、アセトン-エー
テルで2回再沈精製した後、40℃で減圧乾燥した。こ
の精製ポリマーについて、CDCl3を溶媒にしてプロ
トンNMR(日本電子製、GSX-270)測定および
アセトン中の極限粘度測定(JIS)を実施し粘度平均
分子量を算出したところ、アリルグリシジルエーテル単
位(エポキシ基)を2.1モル%含有する粘度平均分子
量が80×103の酢酸ビニル系重合体であった。
合成) (1)エポキシ基を有する酢酸ビニル系重合体の合成例 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反
応器に、酢酸ビニルモノマー405部、アリルグリシジ
ルエーテル11部およびメタノール30部を仕込み、窒
素ガスを15分バブリングして脱気した。別途、メタノ
ール15部に2,2'−アゾビスイソブチロニトリル
4.5部を溶解した開始剤溶液を調整し、窒素ガスのバ
ブリングにより窒素置換した。反応器の昇温を開始し、
内温が60℃となったところで、別途調整した開始剤溶
液を添加して重合を開始した。60℃で4時間重合した
後、冷却して重合を停止した。この時の固形分濃度は5
4.8%であった。続いて30℃、減圧下でメタノール
を時々添加しながら未反応の酢酸ビニルモノマーの除去
を行い、ポリ酢酸ビニル共重合体のメタノール溶液(濃
度44.5%)を得た。このメタノール溶液の一部をエ
ーテル中に投入してポリマーを回収し、アセトン-エー
テルで2回再沈精製した後、40℃で減圧乾燥した。こ
の精製ポリマーについて、CDCl3を溶媒にしてプロ
トンNMR(日本電子製、GSX-270)測定および
アセトン中の極限粘度測定(JIS)を実施し粘度平均
分子量を算出したところ、アリルグリシジルエーテル単
位(エポキシ基)を2.1モル%含有する粘度平均分子
量が80×103の酢酸ビニル系重合体であった。
【0025】(2)アミノ基(アニリン基)含有PVA
の合成例 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反
応器に、上記(1)で得られたエポキシ基を有する酢酸
ビニル系重合体のメタノール溶液(濃度44.5%)1
00部を計り取り15分窒素ガスをバブリングした後、
2−アミノチオフェノール8.0部と水酸化ナトリウム
0.03部をメタノール48部に溶解したものを仕込ん
だ。撹拌しながら50℃で2時間反応させた後、40℃
に冷却した。次に、濃度10%の水酸化ナトリウムのメ
タノール溶液20部を添加し、40℃で5時間放置する
ことによりけん化反応を行った。得られたものを粉砕し
た後、酢酸8部を加えて中和した。次に、ソックスレー
抽出器を用いてメタノールで48時間以上洗浄し、60
℃で20時間以上乾燥することにより、アミノ基(アニ
リン基)含有PVAを得た。該重合体は、2.1モル%
のアミノ基(アニリン基)が導入されており、ビニルア
ルコール単位の含有量は91.0モル%、重合度100
0であった。アミノ基(アニリン基)含有PVAの紫外
吸収スペクトルを測定したところ、アミノ基(アニリン
基)に由来するピークが認められた。
の合成例 撹拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反
応器に、上記(1)で得られたエポキシ基を有する酢酸
ビニル系重合体のメタノール溶液(濃度44.5%)1
00部を計り取り15分窒素ガスをバブリングした後、
2−アミノチオフェノール8.0部と水酸化ナトリウム
0.03部をメタノール48部に溶解したものを仕込ん
だ。撹拌しながら50℃で2時間反応させた後、40℃
に冷却した。次に、濃度10%の水酸化ナトリウムのメ
タノール溶液20部を添加し、40℃で5時間放置する
ことによりけん化反応を行った。得られたものを粉砕し
た後、酢酸8部を加えて中和した。次に、ソックスレー
抽出器を用いてメタノールで48時間以上洗浄し、60
℃で20時間以上乾燥することにより、アミノ基(アニ
リン基)含有PVAを得た。該重合体は、2.1モル%
のアミノ基(アニリン基)が導入されており、ビニルア
ルコール単位の含有量は91.0モル%、重合度100
0であった。アミノ基(アニリン基)含有PVAの紫外
吸収スペクトルを測定したところ、アミノ基(アニリン
基)に由来するピークが認められた。
【0026】(3)ジアゾニウム塩基含有PVAの合成
例 上記(2)で得られたアミノ基(アニリン基)含有PV
Aの10%水溶液100部に対して酒石酸1部を添加
し、この水溶液を撹拌しながら5℃に冷却した後、亜硝
酸ナトリウム3部を添加してジアゾ化を行うことによ
り、ジアゾニウム塩基含有PVAを得た。ジアゾニウム
塩基含有PVAの紫外吸収スペクトルを測定したとこ
ろ、アミノ基(アニリン基)に由来するピークが消失
し、ジアゾニウム塩基に由来するピークが新たに認めら
れた。このジアゾニウム塩基含有PVAの水溶液を太陽
光線下に放置したところ、窒素の気泡が発生し、1時間
でゲル化した。これらの現象から、PVAにジアゾニウ
ム塩基が導入されていることが確認された。
例 上記(2)で得られたアミノ基(アニリン基)含有PV
Aの10%水溶液100部に対して酒石酸1部を添加
し、この水溶液を撹拌しながら5℃に冷却した後、亜硝
酸ナトリウム3部を添加してジアゾ化を行うことによ
り、ジアゾニウム塩基含有PVAを得た。ジアゾニウム
塩基含有PVAの紫外吸収スペクトルを測定したとこ
ろ、アミノ基(アニリン基)に由来するピークが消失
し、ジアゾニウム塩基に由来するピークが新たに認めら
れた。このジアゾニウム塩基含有PVAの水溶液を太陽
光線下に放置したところ、窒素の気泡が発生し、1時間
でゲル化した。これらの現象から、PVAにジアゾニウ
ム塩基が導入されていることが確認された。
【0027】
【発明の効果】本発明のジアゾニウム塩基を含有するビ
ニルアルコール系重合体は、紫外線照射により容易に架
橋(ゲル化)し、耐水性が顕著に発現するすることか
ら、感光性組成物などに有用である。
ニルアルコール系重合体は、紫外線照射により容易に架
橋(ゲル化)し、耐水性が顕著に発現するすることか
ら、感光性組成物などに有用である。
【図1】アミノ基(アニリン基)含有PVAおよびジア
ゾニウム塩基含有PVAの紫外吸収スペクトルである。
310nm付近のピークはアニリン基に起因するもので
あり、400nm付近のピークはジアゾニウム塩基に起
因するものである。
ゾニウム塩基含有PVAの紫外吸収スペクトルである。
310nm付近のピークはアニリン基に起因するもので
あり、400nm付近のピークはジアゾニウム塩基に起
因するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ジアゾニウム塩基からなる構成単位を含
有するビニルアルコール系重合体。 - 【請求項2】 ジアゾニウム塩基からなる構成単位を
0.01〜30モル%含有するビニルアルコール系重合
体。 - 【請求項3】 ジアゾニウム塩基からなる構成単位が下
記の化1で表される構成単位である請求項2記載のビニ
ルアルコール系重合体。 【化1】 (ここで、R1,R2,R3,R4およびR5は水素原子ま
たは炭素数8以下の炭化水素基を表し、Aは2価の炭化
水素基を表し、Sは硫黄原子を表し、Xはジアゾニウム
塩基を含有する1価の基を表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP212798A JPH11199634A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | ビニルアルコール系重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP212798A JPH11199634A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | ビニルアルコール系重合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11199634A true JPH11199634A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11520686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP212798A Pending JPH11199634A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | ビニルアルコール系重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11199634A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128823A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Unitika Chem Co Ltd | 感熱剤用分散バインダー |
-
1998
- 1998-01-08 JP JP212798A patent/JPH11199634A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128823A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Unitika Chem Co Ltd | 感熱剤用分散バインダー |
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