JPH11199855A - 金属キレート化合物 - Google Patents
金属キレート化合物Info
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- JPH11199855A JPH11199855A JP144598A JP144598A JPH11199855A JP H11199855 A JPH11199855 A JP H11199855A JP 144598 A JP144598 A JP 144598A JP 144598 A JP144598 A JP 144598A JP H11199855 A JPH11199855 A JP H11199855A
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Abstract
ルケニル基、R2は炭素数が1〜4のアルキル基を表
す)で表される長鎖β-ジケトエステルを含有する、ま
たは更にこれに一般式(II) 【化2】 (式中、R3、R4およびR5は炭素数が1〜4のアルキ
ル基を表し、同じであっても異なっていてもよい)で表
されるβ-ジケトンを含有する金属キレート化合物。金
属キレート化合物において金属原子はアルミニウム、ジ
ルコニウム、チタニウムまたは亜鉛である。
Description
分散剤、プラスチックス表面改質剤等に使用するに適し
た新規金属キレート化合物に関する。
化合物はエノール構造において金属と錯化合物を形成す
ることができるため、β-ジケト基を含む化合物の金属
キレート化合物は従来から知られている。これらの金属
キレート化合物はβ-ジケト化合物中に一般にβ-ジケト
基と結合したアルキル基を有するため、多くの有機高分
子材料とも親和性を有する。そのため塗料、接着剤、イ
ンキ等の有機高分子材料を含む組成物中に利用され、組
成物に種々の特性を付与してきた。例えば塗料の顔料分
散剤として使用すると分散時間を短縮でき、更に低粘度
の顔料分散液を得ることができる。
ジケトンおよびβ-ケトエステルが知られており、例え
ば特開昭56−125475号公報、特開昭57−20
0428号公報にはこれらの金属キレート化合物を用い
た顔料分散液が開示されている。しかし、これら公知の
金属キレート化合物は、例えば反応性が良すぎるため製
造時にゲル化し取り扱いにくいなどのため、用途によっ
ては必ずしも最適なものではなかった。
材料を含む種々の組成物に配合して組成物に新規な特性
を付与できる新規な金属キレート化合物およびその合成
方法を提供するものである。
ルケニル基、R2は炭素数が1〜4のアルキル基を表
す)で表される長鎖β-ケトエステルを含有する金属キ
レート化合物に関する。本発明は、また、上記一般式
(I)で表される長鎖β-ケトエステルおよび一般式(I
I)
1〜4のアルキル基を表し、同じであっても異なってい
てもよい)で表されるβ-ジケトンを含有する金属キレ
ート化合物に関する。
金属原子はアルミニウム、ジルコニウム、チタニウムま
たは亜鉛であり、それぞれの金属原子へのβ-ケトエス
テル(I)の平均配位分子数は、アルミニウムに対して
は0.5〜3.0、亜鉛、ジルコニウムに対しては0.5
〜2.0、チタニウムに対しては1〜4.0、である。金
属キレート化合物が配位子として長鎖β-ケトエステル
(I)およびβ-ジケトン(II)を含有する場合は、そ
の平均配位分子数は、アルミニウムに対して:長鎖β-
ケトエステルが0.5〜2.5、β-ジケトンが0.5〜
2.5、亜鉛、ジルコニウムに対して:長鎖β-ケトエス
テルが0.5〜1.5、β-ジケトンが0.5〜1.5、チ
タニウムに対して:長鎖β-ケトエステルが1〜3.5、
β-ジケトンが0.5〜2.5、である。
として長鎖β-ケトエステル(I)およびβ-ジケトン
(II)以外に、平均配位数が1以下の範囲で、一般式
(III)
〜5のアルキル基を表す)で表される短鎖β-ケトエス
テル、または炭素数が1〜20のアルコキシ基のいずれ
かまたは両方を含有してもよい。上記で定義した本発明
の金属キレート化合物は、金属キレート化合物集合体と
しての平均の構造が上記の範囲にあれば個々の金属キレ
ート化合物の間で構造に違いがあってもその集合体は本
発明に含まれる。
トアルミニウムビス(アセト酢酸エステル)キレートは、
塗料用樹脂の架橋,硬化剤として好適な化合物であり、
前記一般式(I)で示されるアルキル基及びアルケニル
基の具体例としては、R1として2-エチルヘキシル基、
ドデシル基およびオレイル基等を、R2として更にメチ
ル基を挙げることができる。本発明の化合物において、
製造し易さ、取り扱いし易さの点から、特に一般式
(I)のR1のアルキル基またはアルケニル基が炭素数
8〜18の範囲が好ましい。更には本発明の化合物を実
際に塗料用樹脂の架橋、硬化剤として使用する場合は、
単一組成物である必要はなく、特許請求範囲のキレート
誘導体と既知の例えばモノアセチルアセトネートアルミ
ニウムビス(エチルアセトアセテート)キレートとの混合
物であっても差し支えない。
物を配位子として含むモノアセチルアセトネートアルミ
ニウムビス(アセト酢酸エステル)キレート誘導体は、塗
料用樹脂の架橋、硬化剤、顔料分散剤として使用するこ
とができ、その使用方法は常法に従えばよい。例えば、
塗料に用いる場合は、塗料用樹脂(アクリル樹脂、アル
キッド樹脂、エポキシ樹脂及びシリコン樹脂など)、溶
剤、顔料、その他の添加剤及び本発明の化合物0.1〜
10%程度を添加して、サンドミル、ビーズミル、ペイ
ントシェーカー等で混合すればよい。一般式(I)およ
び(II)の化合物を配位子として含む金属キレート化合
物の中で、塗料用樹脂の架橋、硬化剤として特に好まし
いものとして、モノアセチルアセトネートアルミニウム
ビス(イソブチルアセトアセテート)キレート、モノアセ
チルアセトネートアルミニウムビス(2−エチルヘキシ
ルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネ
ートアルミニウムビス(ドデシルアセトアセテート)キレ
ート及びモノアセチルアセトネートアルミニウムビス
(オレイルアセトアセテート)キレート等を挙げることが
できる。
れる化合物を配位子として含むモノアセチルアセトネー
トアルミニウムビス(アセト酢酸エステル)キレート誘導
体は、以下のような方法により製造することができる。
アルミニウムアルコキシドを2-プロパノール等の適当
な溶媒に溶解し、この溶液にアセト酢酸エステル、アセ
チルアセトンの順で滴下し、加熱還流する。その後、反
応液から2-プロパノールを留去すると目的とするモノ
アセチルアセトネートアルミニウムビス(アセト酢酸エ
ステル)キレートを製造することができる。
説明する。なお、実施例においてアルミニウム含量の測
定はキレート滴定法により行った。実施例 1 500ml容4ツ口フラスコにアルミニウムトリイソプロ
ポキシド102.1g(0.5mol)を仕込み、撹拌しながら
アセト酢酸 2-エチルヘキシル214.3g(1mol)を滴
下した。次いでアセチルアセトン50g(0.5mol)を滴
下した後、加熱を行い、1時間還流した。生成した2-
プロパノールを留出させ、黄色粘稠液体のもので平均構
造としてはモノアセチルアセトネートアルミニウムビス
(2−エチルヘキシルアセトアセテート)キレートである
ものを276.3g(収率100%)を得た。
含量、IRスペクトル、1H-NMRスペクトルの測定を
行った。 Al含量:4.87%(理論値4.88) IRスペクトル: 2960〜2930cm-1(-CH2-および-CH3のC−H
伸縮) 1608、1525cm-1(C−O及びC=O伸縮) 1291、1172、1063、1007cm-1(C−O
逆対称伸縮) 784cm-1(C=O共役系変角) 496cm-1(Al−O伸縮)1 H-NMRスペクトル: δ0.80〜0.88ppm(H比12、R1末端CH3) 1.24ppm(H比18、−OCH2CH(CH2 CH3)(C
H2 )3CH3) 1.90〜2.30ppm(H比12、Al−O−C(CH3)
−) 3.94ppm(H比4,−COOCH2−) 4.90〜4.93ppm(H比2、−(CH3)C=CH−C
OO−) 5.46ppm(H比1、−(CH3)C=CH−C(CH3)
−) Al含量、IRスペクトル、1H-NMRスペクトルの測
定の結果から、ここで得られたものは式(IV)の構造の
モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(2-エチ
ルヘキシルアセトアセテート)キレートを平均の構造と
するものであると考えられる。
ポキシド102.1g(0.5mol)を仕込み、撹拌しながら
アセト酢酸ドデシル270.4g(1mol)を滴下した。
次いでアセチルアセトン50g(0.5mol)を滴下した
後、加熱を行い、1時間還流した。生成した2-プロパ
ノールを留出させ、黄色粘稠液体のもので平均構造とし
てモノアセチルアセトネートアルミニウムビス(ドデシ
ルアセトアセテート)キレートであるものを332.6g
(収率100%)を得た。
l含量、IRスペクトル、1H−NMRスペクトルの測定
を行った。 Al含量:4.08%(理論値4.06) IRスペクトル: 2924〜2854cm-1(-CH2-および-CH3のC−
H伸縮) 1609、1526cm-1(C−O及びC=O伸縮) 1290、1172、1065、1005cm-1(C−O
逆対称伸縮) 784cm-1(C=C共役系変角) 497cm-1(Al−O伸縮)1 H-NMRスペクトル: δ0.88〜0.83ppm(H比6、−OCH2(CH2)10
CH3 ) 1.24ppm(H比40、-OCH2(CH2 )10CH3) 1.91〜2.02ppm(H比12、Al−O−C(CH3)
-) 3.99〜4.14ppm(H比4、-COOCH2-) 4.88〜4.92ppm(H比2、-(CH3)C=CH−C
OO-) 5.45ppm(H比1、-(CH3)C=CH−C(CH3)- Al含量、IRスペクトル、1H−NMRスペクトルの測
定の結果から、ここで得られたものは式(V)の構造の
モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(ドデシル
アセトアセテート)キレートを平均構造とするものであ
ると考えられる。
ポキシド81.7g(0.4mol)を仕込み、撹拌しながら
アセト酢酸オレイル281.9g(0.8mol)を滴下し
た。次いでアセチルアセトン40g(0.4mol)を滴下
した後、加熱を行い、1時間還流した。生成した2-プ
ロパノールを留出させ、黄色粘稠液体のモノアセチルア
セトネートアルミニウムビス(オレイルアセトアセテー
ト)キレート331.5g(収率100%)を得た。
l含量、IRスペクトル、1H−NMRスペクトルの測定
を行った。 Al含量:3.24%(理論値3.25) IRスペクトル: 2924〜2854cm-1(-CH2-及び-CH3のC−H
伸縮) 1603、1522cm-1(C−O及びC=O伸縮) 1289、1172、1067、1006cm-1(C−O
逆対称伸縮) 784cm-1(C=C共役系変角) 496cm-1(Al−O伸縮)1 H-NMRスペクトル: δ0.83〜0.85ppm(H比6、オレイル基末端-CH
3) 1.24ppm(H比56、-OCH2(CH2)7CH=CH
(CH2 )7CH3) 1.91〜2.02ppm(H比12、Al−O−(CH3)
-) 3.99ppm(H比4、-COOCH2-) 4.88〜4.92ppm(H比2、-(CH3)C=CH−C
OO−) 5.32〜5.34ppm(H比2、-(CH2)7CH=CH
(CH2)7CH3) 5.48ppm(H比1、-(CH3)C=CH-C(CH3)-) Al含量、IRスペクトル、1H−NMRスペクトルの測
定の結果から、ここで得られたものは式(VI)の構造の
モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(オレイル
アセトアセテート)キレートを平均構造とするものであ
ると考えられる。
ートアルミニウムビス(エチルアセトアセテート)76%
イソプロパノール溶液(商品名:アルミキレートD、川研
ファインケミカル(株)社製)を表1に示した通りに混合
した後、溶媒のイソプロパノールを留去した。こうし
て、配位子として長鎖β-ケトエステル(I)、β-ジケ
トン(II)とともに短鎖β-ケトエステル(III)が含ま
れた混合アルミキレート化合物が得られた。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素数が6〜30のアルキル基またはア
ルケニル基、R2は炭素数が1〜4のアルキル基を表
す)で表される長鎖β-ケトエステルを含有する金属キ
レート化合物。 - 【請求項2】 配位子として上記一般式(I)で表され
る長鎖β-ケトエステルのみを含有する請求項1記載の
金属キレート化合物。 - 【請求項3】 上記一般式(I)で表される長鎖β-ケ
トエステルおよび一般式(II) 【化2】 (式中、R3、R4およびR5は水素原子または炭素数が
1〜4のアルキル基を表し、同じであっても異なってい
てもよい)で表されるβ-ジケトンを含有する金属キレ
ート化合物。 - 【請求項4】 金属原子がアルミニウム、ジルコニウ
ム、チタニウムまたは亜鉛であり、それぞれの金属原子
への上記長鎖β-ケトエステル(I)の平均配位分子数
が;アルミニウムに対しては0.5〜3.0、亜鉛、ジル
コニウムに対しては0.5〜2.0、チタニウムに対して
は1〜4.0、である請求項1記載の金属キレート化合
物。 - 【請求項5】 金属原子がアルミニウム、ジルコニウ
ム、チタニウムまたは亜鉛であり、それぞれの金属原子
への上記長鎖β-ケトエステル(I)および上記β-ジケ
トン(II)の平均配位分子数が;アルミニウムに対し
て:長鎖β-ケトエステルが0.5〜2.5、β-ジケトン
が0.5〜2.5、亜鉛、ジルコニウムに対して:長鎖β
-ケトエステルが0.5〜1.5、β-ジケトンが0.5〜
1.5、チタニウムに対して:長鎖β-ケトエステルが1
〜3.5、β-ジケトンが0.5〜2.5、である請求項3
記載の金属キレート化合物。 - 【請求項6】 金属がアルミニウムである請求項1、
2、3または4のいずれかに記載の金属キレート化合
物。 - 【請求項7】 アルミニウムアルコキシドと長鎖β-ケ
トエステルとを反応させて脱アルコールすることによる
請求項1または2記載の金属キレート化合物の合成方
法。 - 【請求項8】 アルミニウムアルコキシドがアルミニウ
ムイソプロポキシドである請求項7記載の合成方法。 - 【請求項9】 アルミニウムアルコキシドと長鎖β-ケ
トエステルとβ-ジケトンとを反応させて脱アルコール
することによる請求項3または4記載の金属キレート化
合物の合成方法。 - 【請求項10】 アルミニウムアルコキシドがアルミニ
ウムイソプロポキシドである請求項9記載の合成方法。
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|---|---|---|---|
| JP00144598A JP3850969B2 (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | アルミニウムキレート化合物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2001172556A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Daicel Chem Ind Ltd | 溶剤系塗料組成物及びその塗装物 |
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-
1998
- 1998-01-07 JP JP00144598A patent/JP3850969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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