JPH11200374A - 植物生育基盤およびその材料 - Google Patents
植物生育基盤およびその材料Info
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- JPH11200374A JPH11200374A JP1644198A JP1644198A JPH11200374A JP H11200374 A JPH11200374 A JP H11200374A JP 1644198 A JP1644198 A JP 1644198A JP 1644198 A JP1644198 A JP 1644198A JP H11200374 A JPH11200374 A JP H11200374A
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- water
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 降雨に対する浸食抵抗を有し、また、形成が
容易である植物生育基盤と、その形成材料とを提供する
こと。 【解決手段】 地形改造地に形成される植物生育基盤の
材料であって、土と、水と、団粒剤との混合物からな
り、前記土、水およびポリアクリルアミド系の団粒剤の
混合重量比が(2000):(100〜5000):
(1〜8)の範囲にある。前記混合物は、さらに、混合
重量比(200〜1200)の範囲にある、草木の多数
の破砕片を含むものとすることができる。
容易である植物生育基盤と、その形成材料とを提供する
こと。 【解決手段】 地形改造地に形成される植物生育基盤の
材料であって、土と、水と、団粒剤との混合物からな
り、前記土、水およびポリアクリルアミド系の団粒剤の
混合重量比が(2000):(100〜5000):
(1〜8)の範囲にある。前記混合物は、さらに、混合
重量比(200〜1200)の範囲にある、草木の多数
の破砕片を含むものとすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路やダムの構
築、宅地やゴルフ場の造成等のために山岳地帯や森林地
帯にこれらを切り開いて形成された造成地すなわち地形
改造地の緑化のためにその法面や平坦面に設けられる植
物生育基盤およびその材料に関する。
築、宅地やゴルフ場の造成等のために山岳地帯や森林地
帯にこれらを切り開いて形成された造成地すなわち地形
改造地の緑化のためにその法面や平坦面に設けられる植
物生育基盤およびその材料に関する。
【0002】
【従来の技術】植物生育基盤は、任意の土地で採取され
た土壌材料、例えば地形改造のために切り取られまたは
掘削された表土や該表土下の風化土からなる土、また
は、さらに地形改造のために伐採されまたは抜き取られ
た草木の破砕片を含む土壌材料で形成される。しかし、
土壌材料を単に前記法面や平坦面に敷いてなる植物生育
基盤は降雨により容易に浸食され、このため、崩壊しや
すいという問題がある。
た土壌材料、例えば地形改造のために切り取られまたは
掘削された表土や該表土下の風化土からなる土、また
は、さらに地形改造のために伐採されまたは抜き取られ
た草木の破砕片を含む土壌材料で形成される。しかし、
土壌材料を単に前記法面や平坦面に敷いてなる植物生育
基盤は降雨により容易に浸食され、このため、崩壊しや
すいという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、降雨
に対する浸食抵抗を有し、また、形成が容易である植物
生育基盤と、その形成材料とを提供することにある。
に対する浸食抵抗を有し、また、形成が容易である植物
生育基盤と、その形成材料とを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、地形改造地に
形成される植物生育基盤の材料であって、土と、水と、
団粒剤との混合物からなり、前記土、水およびポリアク
リルアミド系の団粒剤の混合重量比が(2000):
(100〜5000):(1〜8)の範囲にある。前記
混合物は、さらに、混合重量比(200〜1200)の
範囲にある、草木の多数の破砕片を含むものとすること
ができる。
形成される植物生育基盤の材料であって、土と、水と、
団粒剤との混合物からなり、前記土、水およびポリアク
リルアミド系の団粒剤の混合重量比が(2000):
(100〜5000):(1〜8)の範囲にある。前記
混合物は、さらに、混合重量比(200〜1200)の
範囲にある、草木の多数の破砕片を含むものとすること
ができる。
【0005】植物生育基盤の材料は、また、水と、土質
工学会法に基づく細粒分含有率が0〜25重量%の範囲
にある第1の土と、土粒子の平均粒径が0.001 〜0.075m
m の範囲にある第2の土と、水と、ポリアクリルアミド
系の団粒剤との混合物からなるものとすることができ
る。前記水、第1の土、第2の土、水および団粒剤の混
合重量比は(2000):(50〜300):(100
〜5000):(1〜8)の範囲にある。この混合物
も、さらに、混合重量比で(200〜1200)の草木
の多数の破砕片を含むものとすることができる。
工学会法に基づく細粒分含有率が0〜25重量%の範囲
にある第1の土と、土粒子の平均粒径が0.001 〜0.075m
m の範囲にある第2の土と、水と、ポリアクリルアミド
系の団粒剤との混合物からなるものとすることができ
る。前記水、第1の土、第2の土、水および団粒剤の混
合重量比は(2000):(50〜300):(100
〜5000):(1〜8)の範囲にある。この混合物
も、さらに、混合重量比で(200〜1200)の草木
の多数の破砕片を含むものとすることができる。
【0006】植物生育基盤は、前記いずれかの材料すな
わち混合物を前記地形改造地に敷き均してなる。
わち混合物を前記地形改造地に敷き均してなる。
【0007】
【作用および効果】本発明によれば、前記混合物を構成
する前記土、水および団粒剤の混合重量比を(200
0):(100〜5000):(1〜8)の範囲とした
結果、多数の土粒子が前記団粒剤の凝集作用により大径
の粒子群とされる。粒子の凝集によって、特に微粒子の
流出が防止されかつ降雨水の浸透性、排水性が改善され
る。このため、前記混合物を地形改造地の例えば法面に
敷き均してなる植物生育基盤はその構成粒子が流出しに
くく、雨水に対する浸食抵抗性または耐浸食性を有す
る。また、前記凝集された粒子はこれらの間に水と空気
とを保持することができる十分な空隙を有し、このた
め、前記植物生育基盤での良好な種子の発芽や苗の生育
が可能である。さらに、前記混合物は、その取り扱いお
よび前記植物生育基盤の形成のための敷き均しを容易に
する適度な流動性を有する。
する前記土、水および団粒剤の混合重量比を(200
0):(100〜5000):(1〜8)の範囲とした
結果、多数の土粒子が前記団粒剤の凝集作用により大径
の粒子群とされる。粒子の凝集によって、特に微粒子の
流出が防止されかつ降雨水の浸透性、排水性が改善され
る。このため、前記混合物を地形改造地の例えば法面に
敷き均してなる植物生育基盤はその構成粒子が流出しに
くく、雨水に対する浸食抵抗性または耐浸食性を有す
る。また、前記凝集された粒子はこれらの間に水と空気
とを保持することができる十分な空隙を有し、このた
め、前記植物生育基盤での良好な種子の発芽や苗の生育
が可能である。さらに、前記混合物は、その取り扱いお
よび前記植物生育基盤の形成のための敷き均しを容易に
する適度な流動性を有する。
【0008】また、混合比率において(200〜120
0)の範囲の量の草木破砕片をさらに混入してなる混合
物によれば、前記凝集粒子が前記破砕片によりその移動
を束縛される。さらに、前記凝集粒子と破砕片との絡み
合いおよび前記破砕片同士の絡み合いにより、前記植物
生育基盤の形態性および耐浸食性がより高められる。ま
た、前記破砕片の混合比率の範囲内において、前記混合
物の敷き均しの容易性が実現される。さらに、前記破砕
片は、前記植物生育基盤に播種されあるいは移植される
植物の成長のための適当な空隙を作り、さらに、経時的
に腐熟して植物成長のための肥料となる。
0)の範囲の量の草木破砕片をさらに混入してなる混合
物によれば、前記凝集粒子が前記破砕片によりその移動
を束縛される。さらに、前記凝集粒子と破砕片との絡み
合いおよび前記破砕片同士の絡み合いにより、前記植物
生育基盤の形態性および耐浸食性がより高められる。ま
た、前記破砕片の混合比率の範囲内において、前記混合
物の敷き均しの容易性が実現される。さらに、前記破砕
片は、前記植物生育基盤に播種されあるいは移植される
植物の成長のための適当な空隙を作り、さらに、経時的
に腐熟して植物成長のための肥料となる。
【0009】また、土質工学会法に基づく細粒分含有率
が0〜25重量%の範囲にある山砂のような第1の土
は、平均粒径が0.001 〜0.075mm の範囲にある粘度やシ
ルトのような第2の土の存在下で、前記第1の土、第2
の土、水および団粒剤の混合重量比を(2000):
(50〜300):(100〜5000):(1〜8)
の範囲とするとき、前記団粒剤の作用により凝集され
る。この混合物からなる植物生育基盤も、雨水に対する
侵食抵抗性または耐侵食性を有する。また、前記混合物
は、水と空気とを保持する十分な空隙を有すると共にそ
の取り扱いおよび前記植物生育基盤の形成のための敷き
均しを容易にする適度な流動性を有する。さらに、この
混合物に混入される草木の破砕片も、同様に、前記凝集
粒子の移動を束縛し、形態性を高めると共に、植物生育
基盤に播種されあるいは移植される植物の成長のための
適当な空隙を作り、経時的に腐熟して植物成長のための
肥料となる。
が0〜25重量%の範囲にある山砂のような第1の土
は、平均粒径が0.001 〜0.075mm の範囲にある粘度やシ
ルトのような第2の土の存在下で、前記第1の土、第2
の土、水および団粒剤の混合重量比を(2000):
(50〜300):(100〜5000):(1〜8)
の範囲とするとき、前記団粒剤の作用により凝集され
る。この混合物からなる植物生育基盤も、雨水に対する
侵食抵抗性または耐侵食性を有する。また、前記混合物
は、水と空気とを保持する十分な空隙を有すると共にそ
の取り扱いおよび前記植物生育基盤の形成のための敷き
均しを容易にする適度な流動性を有する。さらに、この
混合物に混入される草木の破砕片も、同様に、前記凝集
粒子の移動を束縛し、形態性を高めると共に、植物生育
基盤に播種されあるいは移植される植物の成長のための
適当な空隙を作り、経時的に腐熟して植物成長のための
肥料となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、起伏のある山
林を切り開いて、すなわち山林の雑草や樹木を抜き取り
あるいは切り払い、また、これらの草木が生えていた山
林の表土または該表土下の風化土を切り取りまたは掘削
し、あるいはさらに盛土をすることにより形成された道
路10と、その路側に連なる斜面または法面12とが示
されている。
林を切り開いて、すなわち山林の雑草や樹木を抜き取り
あるいは切り払い、また、これらの草木が生えていた山
林の表土または該表土下の風化土を切り取りまたは掘削
し、あるいはさらに盛土をすることにより形成された道
路10と、その路側に連なる斜面または法面12とが示
されている。
【0011】地形改造地の一部をなす法面12は、前記
表土または風化土の除去後における切土地盤、切土上に
盛土された地盤あるいはこれらにモルタルが吹き付けら
れた地盤の表面からなる。法面12上には、その緑化の
ため、芝、花、野草、樹木等の植物の種を含みまたはこ
れらの種が播かれ、あるいは緑化植物が移植される床で
ある植物生育基盤(以下、単に「基盤」という。)14
が形成されている。前記植物の種は、後記混合物中に予
め混合しておくことができる。
表土または風化土の除去後における切土地盤、切土上に
盛土された地盤あるいはこれらにモルタルが吹き付けら
れた地盤の表面からなる。法面12上には、その緑化の
ため、芝、花、野草、樹木等の植物の種を含みまたはこ
れらの種が播かれ、あるいは緑化植物が移植される床で
ある植物生育基盤(以下、単に「基盤」という。)14
が形成されている。前記植物の種は、後記混合物中に予
め混合しておくことができる。
【0012】基盤14を形成するための材料(以下「基
盤材料」という。)は、前記表土のみからなる土または
前記表土と前記風化土とを混合してなる土と、水と、ポ
リアクリルアミド系の団粒剤を混合してなる混合物、ま
たは、前記山林から除去された前記草木を破砕して得ら
れた多数の破砕片をさらに混合してなる混合物からな
る。
盤材料」という。)は、前記表土のみからなる土または
前記表土と前記風化土とを混合してなる土と、水と、ポ
リアクリルアミド系の団粒剤を混合してなる混合物、ま
たは、前記山林から除去された前記草木を破砕して得ら
れた多数の破砕片をさらに混合してなる混合物からな
る。
【0013】前記混合物すなわち基盤材料は、前記土、
水および団粒剤を適当なミキサー装置、コンクリートミ
キサー車等を用いて練り混ぜ、混合して得られる。
水および団粒剤を適当なミキサー装置、コンクリートミ
キサー車等を用いて練り混ぜ、混合して得られる。
【0014】基盤14は、前記基盤材料を法面12上に
所望の厚さに敷き均して形成する。敷き均しは、例えば
後述のベルトコンベヤを用いて行うことができる。
所望の厚さに敷き均して形成する。敷き均しは、例えば
後述のベルトコンベヤを用いて行うことができる。
【0015】いずれの基盤材料もその土地固有のものを
含むことが望ましい。その土地から得られた土は、その
土地に固有の微生物や、種子、腐植物等を含むため、基
盤14にはその土地の環境に適した植生が生えやすく、
したがって、基盤14は、道路10の構築のために一時
的に破壊された自然環境が元の植生と同じ植生を有する
環境に復元することに寄与する。もちろん、他所の土ま
たは他所の破砕片を基盤材料として用いることもでき
る。
含むことが望ましい。その土地から得られた土は、その
土地に固有の微生物や、種子、腐植物等を含むため、基
盤14にはその土地の環境に適した植生が生えやすく、
したがって、基盤14は、道路10の構築のために一時
的に破壊された自然環境が元の植生と同じ植生を有する
環境に復元することに寄与する。もちろん、他所の土ま
たは他所の破砕片を基盤材料として用いることもでき
る。
【0016】前記混合物すなわち前記基盤材料中の混合
成分の重量比は、土:水:団粒剤=(2000):(1
00〜5000):(1〜8)の範囲に設定されてい
る。
成分の重量比は、土:水:団粒剤=(2000):(1
00〜5000):(1〜8)の範囲に設定されてい
る。
【0017】前記混合重量比の範囲の下では、前記基盤
材料中の土の土粒子が前記団粒剤の作用により凝集(団
粒化)され、より大きい粒子群となる。これらの凝集し
た粒子群は、降雨水を速やかに浸透、排水し、かつ、特
に微粒子の流出を防止する。また、これらの粒子群は、
前記植物生育基盤における種子の発芽または苗の生育に
必要な水と空気とを保持する十分な空隙を有する。さら
に、前記混合物は適度の流動性を有し、この流動性のた
め、その取り扱いおよび前記植物生育基盤の形成のため
の敷き均しが容易である。
材料中の土の土粒子が前記団粒剤の作用により凝集(団
粒化)され、より大きい粒子群となる。これらの凝集し
た粒子群は、降雨水を速やかに浸透、排水し、かつ、特
に微粒子の流出を防止する。また、これらの粒子群は、
前記植物生育基盤における種子の発芽または苗の生育に
必要な水と空気とを保持する十分な空隙を有する。さら
に、前記混合物は適度の流動性を有し、この流動性のた
め、その取り扱いおよび前記植物生育基盤の形成のため
の敷き均しが容易である。
【0018】前記混合重量比の範囲の下では、前記団粒
剤の作用により、前記基盤材料中の土粒子が互いに凝集
し、凝集土粒子からなる土壌は透水性および排水性に優
れる。また、団粒剤の凝集作用は、土壌微粒子の降雨に
よる流出を防止する。このようにして得られた基盤材料
からなる植物生育基盤14は長期にわたり、その土壌の
流失や滑落およびこれに伴う崩壊が生じないように維持
される。
剤の作用により、前記基盤材料中の土粒子が互いに凝集
し、凝集土粒子からなる土壌は透水性および排水性に優
れる。また、団粒剤の凝集作用は、土壌微粒子の降雨に
よる流出を防止する。このようにして得られた基盤材料
からなる植物生育基盤14は長期にわたり、その土壌の
流失や滑落およびこれに伴う崩壊が生じないように維持
される。
【0019】前記草木から得られた多数の破砕片をさら
に混合してなる混合物または基盤材料にあっては、前記
破砕片の混合重量比を200〜1200とする。すなわ
ち、前記破砕片を含む混合物の成分である前記土:前記
水:前記団粒剤:前記破砕片の混合重量比を(200
0):(100〜5000):(1〜8):(200〜
1200)の範囲にあるように設定する。
に混合してなる混合物または基盤材料にあっては、前記
破砕片の混合重量比を200〜1200とする。すなわ
ち、前記破砕片を含む混合物の成分である前記土:前記
水:前記団粒剤:前記破砕片の混合重量比を(200
0):(100〜5000):(1〜8):(200〜
1200)の範囲にあるように設定する。
【0020】混入破砕片は、前記団粒剤の存在下で前記
凝集された粒子に付着し、また、前記粒子と絡み合い、
さらに前記破砕片同士が相互に絡み合う。これにより、
より一層耐浸食性の高い植物生育基盤が得られる。前記
破砕片は、また、前記生育基盤中の種子、あるいは移植
される植物の成長のための適当な空隙を作り、さらに、
経時的に腐熟して植物成長のための肥料となる。
凝集された粒子に付着し、また、前記粒子と絡み合い、
さらに前記破砕片同士が相互に絡み合う。これにより、
より一層耐浸食性の高い植物生育基盤が得られる。前記
破砕片は、また、前記生育基盤中の種子、あるいは移植
される植物の成長のための適当な空隙を作り、さらに、
経時的に腐熟して植物成長のための肥料となる。
【0021】ところで、前記土が、山砂のような、土質
工学会法に基づく細粒分含有率すなわち土質工学会法で
測定して得られる細粒分含有率が0〜25重量%の範囲
にある土(第1の土)からなる場合、前記団粒剤による
土粒子の凝集効果が生じにくい。この場合には、これよ
り粒径の小さい土粒子からなる粘度やシルトのような
土、すなわち土粒子の平均粒径が0.001 〜0.075mm の範
囲にある土(第2の土)を混合することにより、前記団
粒剤による凝集作用を促進することができる。
工学会法に基づく細粒分含有率すなわち土質工学会法で
測定して得られる細粒分含有率が0〜25重量%の範囲
にある土(第1の土)からなる場合、前記団粒剤による
土粒子の凝集効果が生じにくい。この場合には、これよ
り粒径の小さい土粒子からなる粘度やシルトのような
土、すなわち土粒子の平均粒径が0.001 〜0.075mm の範
囲にある土(第2の土)を混合することにより、前記団
粒剤による凝集作用を促進することができる。
【0022】このために必要な前記第1の土、第2の
土、水および前記団粒剤の混合重量比は、第1の土:第
2の土:水:団粒剤=(2000):(50〜30
0):(100〜5000):(1〜8)の範囲であ
る。
土、水および前記団粒剤の混合重量比は、第1の土:第
2の土:水:団粒剤=(2000):(50〜30
0):(100〜5000):(1〜8)の範囲であ
る。
【0023】この場合にも、さらに前記破砕片を混入し
てなる混合物とすることができる。この場合の混合重量
比は、第1の土:第2の土:水:団粒剤:破砕片=(2
000):(50〜300):(100〜5000):
(1〜8):(200〜1200)の範囲である。
てなる混合物とすることができる。この場合の混合重量
比は、第1の土:第2の土:水:団粒剤:破砕片=(2
000):(50〜300):(100〜5000):
(1〜8):(200〜1200)の範囲である。
【0024】前記草木の破砕片は、樹木(その幹、枝、
根)、雑草等を破砕装置、例えばタブグラインダ(米
国、モバーグ社製)で破砕することにより得ることがで
きる。前記破砕片は、好ましくは、爪楊枝ないし割り箸
ぐらいの大きさのものとする。
根)、雑草等を破砕装置、例えばタブグラインダ(米
国、モバーグ社製)で破砕することにより得ることがで
きる。前記破砕片は、好ましくは、爪楊枝ないし割り箸
ぐらいの大きさのものとする。
【0025】前記タブグラインダは前記樹木の幹、枝等
をその繊維の伸長方向に剥ぎ取るようにして破砕するた
め、前記タブグラインダを用いて得られた前記樹木の破
砕片は、比較的薄く細長い形状を有する。薄く細長い破
砕片は、しなやかであるため、前記凝集粒子と前記破砕
片とが、あるいは、破砕片同士が互いに絡み合いやす
い。
をその繊維の伸長方向に剥ぎ取るようにして破砕するた
め、前記タブグラインダを用いて得られた前記樹木の破
砕片は、比較的薄く細長い形状を有する。薄く細長い破
砕片は、しなやかであるため、前記凝集粒子と前記破砕
片とが、あるいは、破砕片同士が互いに絡み合いやす
い。
【0026】また、前記土は、採取土を振動ふるい分け
機に入れて、該採取土からプラスチック廃材、鉄くず、
大きい石等を取り除くことにより得る。
機に入れて、該採取土からプラスチック廃材、鉄くず、
大きい石等を取り除くことにより得る。
【0027】法面12上への基盤14の形成は、例え
ば、ベルトコンベヤ16を使用し、該ベルトコンベヤで
法面12上へ前記基盤材料を運び、ベルトコンベヤ16
から法面12上に前記基盤材料を放出することにより行
うことができる。前記基盤材料は、前記したような性状
を有するため、前記基盤材料の流下、転動等を生じさせ
ることなく、安定的に搬送することができる。
ば、ベルトコンベヤ16を使用し、該ベルトコンベヤで
法面12上へ前記基盤材料を運び、ベルトコンベヤ16
から法面12上に前記基盤材料を放出することにより行
うことができる。前記基盤材料は、前記したような性状
を有するため、前記基盤材料の流下、転動等を生じさせ
ることなく、安定的に搬送することができる。
【0028】図示のベルトコンベヤ16は、いわゆるテ
レスコピック式のものからなり、伸縮可能の二段のベル
トコンベヤ部18,20を有する。
レスコピック式のものからなり、伸縮可能の二段のベル
トコンベヤ部18,20を有する。
【0029】ベルトコンベヤ16はその下段のベルトコ
ンベヤ部18の基部においてトラック22の荷台に据え
付けられ、上下方向軸線および水平軸線の周りにそれぞ
れ回転可能である。また、下段のベルトコンベヤ部18
と上段のベルトコンベヤ部20とは、互いに、水平軸線
の周りに回転可能に接続されている。ベルトコンベヤ1
6の前記水平軸線の周りの回転による傾斜角度は、両コ
ンベヤ部18,20の接続部分に固定された索21を引
っ張りまたは戻すことにことにより変更することができ
る。さらに、上段のベルトコンベヤ部20の先端には、
該コンベヤ部から搬送物を受け取る受け取り板24が水
平軸線の周りに回転可能に取り付けられている。さら
に、トラック22の荷台には、ベルトコンベヤ部18に
搬送物を供給するためのホッパ部26が設けられてい
る。
ンベヤ部18の基部においてトラック22の荷台に据え
付けられ、上下方向軸線および水平軸線の周りにそれぞ
れ回転可能である。また、下段のベルトコンベヤ部18
と上段のベルトコンベヤ部20とは、互いに、水平軸線
の周りに回転可能に接続されている。ベルトコンベヤ1
6の前記水平軸線の周りの回転による傾斜角度は、両コ
ンベヤ部18,20の接続部分に固定された索21を引
っ張りまたは戻すことにことにより変更することができ
る。さらに、上段のベルトコンベヤ部20の先端には、
該コンベヤ部から搬送物を受け取る受け取り板24が水
平軸線の周りに回転可能に取り付けられている。さら
に、トラック22の荷台には、ベルトコンベヤ部18に
搬送物を供給するためのホッパ部26が設けられてい
る。
【0030】このベルトコンベヤ16によれば、トラッ
ク22の荷台のホッパ部26に前記基盤材料を投入する
ことにより、前記基盤材料が下段のベルトコンベヤ部1
8および上段のコンベヤ部20を順次に搬送され、受け
取り板24上に至り、該板から押し出されて法面12に
落下する。この間、ベルトコンベヤ16を上下方向軸線
の周りに角度的に回転させ、ベルトコンベヤ16長さを
調整し、あるいは、受け取り板24の上段のベルトコン
ベヤ20に対する傾斜角度を変えることにより、前記材
料の落下位置を連続的に変え、これにより、前記基盤材
料を法面12上に敷き、基盤14を形成することができ
る。前記基盤材料は前記性状を有するため、法面12に
均しやすく、また、流下しにくく、敷き均し後はその形
態を維持する。
ク22の荷台のホッパ部26に前記基盤材料を投入する
ことにより、前記基盤材料が下段のベルトコンベヤ部1
8および上段のコンベヤ部20を順次に搬送され、受け
取り板24上に至り、該板から押し出されて法面12に
落下する。この間、ベルトコンベヤ16を上下方向軸線
の周りに角度的に回転させ、ベルトコンベヤ16長さを
調整し、あるいは、受け取り板24の上段のベルトコン
ベヤ20に対する傾斜角度を変えることにより、前記材
料の落下位置を連続的に変え、これにより、前記基盤材
料を法面12上に敷き、基盤14を形成することができ
る。前記基盤材料は前記性状を有するため、法面12に
均しやすく、また、流下しにくく、敷き均し後はその形
態を維持する。
【0031】ベルトコンベヤ16によれば、前記基盤材
料を大量に運搬することができ、また、任意の厚さの基
盤14を形成することができる。トラック22の移動に
より、ベルトコンベヤの配置位置を容易に変更すること
ができる。
料を大量に運搬することができ、また、任意の厚さの基
盤14を形成することができる。トラック22の移動に
より、ベルトコンベヤの配置位置を容易に変更すること
ができる。
【0032】前記基盤材料からなる基盤14が設置され
る箇所は、法面12に限らず、平坦面であってもよい。
また、本発明は、前記道路の構築のほか、ダムの構築、
住宅地やゴルフ場の造成等の他の地形改造にも適用する
ことができる。
る箇所は、法面12に限らず、平坦面であってもよい。
また、本発明は、前記道路の構築のほか、ダムの構築、
住宅地やゴルフ場の造成等の他の地形改造にも適用する
ことができる。
【0033】前記混合重量比の範囲内にある種々の基盤
材料と、これらの範囲内にない基盤材料とについて、水
に対するこれらの耐浸食性を評価するため、以下の実験
を行った。
材料と、これらの範囲内にない基盤材料とについて、水
に対するこれらの耐浸食性を評価するため、以下の実験
を行った。
【0034】実験1
【0035】対象:土、水、ポリアクリルアミド系団粒
剤および草木の破砕片の混合物からなる基盤材料
剤および草木の破砕片の混合物からなる基盤材料
【0036】使用材料
【0037】土:シルト、粘土質に富む表土(含水率
45%、乾燥比重2.0 、細粒分含有率31重量%(土質
工学会法)、土粒子の平均粒径0.40mm(絶乾状態、JIS
A 1102〔骨材のふるい分け試験方法〕に準拠した方法で
測定された粒度分布曲線から求めた50%累積質量粒
土)、 土:目開き10mmのふるいで異物を取り除いた山砂(含
水率5%、乾燥比重2.5 、細粒分含有率16重量%(土
質工学会法)、土粒子の平均粒径0.22mm(同上))、粘
土:乾燥、粉砕された市販の粘土(含水率1%、乾燥比
重2.6 、細粒分含有率99重量%(土質工学会法)、土
粒子の平均粒径0.005mm (沈降天秤法で測定された粒度
分布曲線から求めた50%累積質量粒度))、 水:水道水、 団粒剤A:「ソイルコート」(環境テクノサービス
(株)製ポリアクリルアミド系土壌改良材、白色粉
末)、 団粒剤B:「ハイモシード200」(ハイモ(株)製ポ
リアクリルアミド系土壌改良剤、白色粉末)、 破砕片:主に杉の伐採枝および伐根を破砕装置(タブグ
ラインダ、米国のモバーグ社製)で破砕してなり、ほぼ
爪楊枝ないし割り箸程度の大きさのもの(含水率100
%、乾燥比重0.5 )
45%、乾燥比重2.0 、細粒分含有率31重量%(土質
工学会法)、土粒子の平均粒径0.40mm(絶乾状態、JIS
A 1102〔骨材のふるい分け試験方法〕に準拠した方法で
測定された粒度分布曲線から求めた50%累積質量粒
土)、 土:目開き10mmのふるいで異物を取り除いた山砂(含
水率5%、乾燥比重2.5 、細粒分含有率16重量%(土
質工学会法)、土粒子の平均粒径0.22mm(同上))、粘
土:乾燥、粉砕された市販の粘土(含水率1%、乾燥比
重2.6 、細粒分含有率99重量%(土質工学会法)、土
粒子の平均粒径0.005mm (沈降天秤法で測定された粒度
分布曲線から求めた50%累積質量粒度))、 水:水道水、 団粒剤A:「ソイルコート」(環境テクノサービス
(株)製ポリアクリルアミド系土壌改良材、白色粉
末)、 団粒剤B:「ハイモシード200」(ハイモ(株)製ポ
リアクリルアミド系土壌改良剤、白色粉末)、 破砕片:主に杉の伐採枝および伐根を破砕装置(タブグ
ラインダ、米国のモバーグ社製)で破砕してなり、ほぼ
爪楊枝ないし割り箸程度の大きさのもの(含水率100
%、乾燥比重0.5 )
【0038】混合方法 (ア) JIS R 5201 「機械練り用練り混ぜ機」に準拠し
た容量20リットルのミキサーを使用。土、水および団
粒剤を、これらに必要に応じて粘土・シルトを加えた
後、2分間攪拌し、前記土の団粒状態の確認し、さらに
破砕片を加えて10〜60秒間攪拌した。 (イ) 容量50リットルのコンクリートミキサー(一
軸、不傾式)を使用。土、水および破砕片を、これらに
必要に応じて粘土・シルトを加えた後、1分間攪拌し、
団粒剤を加え、さらに10〜60秒間、前記土が団粒化
するまで攪拌した。
た容量20リットルのミキサーを使用。土、水および団
粒剤を、これらに必要に応じて粘土・シルトを加えた
後、2分間攪拌し、前記土の団粒状態の確認し、さらに
破砕片を加えて10〜60秒間攪拌した。 (イ) 容量50リットルのコンクリートミキサー(一
軸、不傾式)を使用。土、水および破砕片を、これらに
必要に応じて粘土・シルトを加えた後、1分間攪拌し、
団粒剤を加え、さらに10〜60秒間、前記土が団粒化
するまで攪拌した。
【0039】実験方法
【0040】前記土の団粒化の度合いを調べるため、混
合物の一部(試験体)を8割程度の深さまで水を満たし
た200ml の透明容器に投入し、鋼へらで4〜5回素早く
攪拌した後、1分経過後における水の濁りの程度を観察
した(観察1)。また、前記団粒化した土と前記破砕片
との付着の程度を調べるため、混合直後の試験体中の破
砕片に付着した前記団粒化した土の量を観察した(観察
2)。
合物の一部(試験体)を8割程度の深さまで水を満たし
た200ml の透明容器に投入し、鋼へらで4〜5回素早く
攪拌した後、1分経過後における水の濁りの程度を観察
した(観察1)。また、前記団粒化した土と前記破砕片
との付着の程度を調べるため、混合直後の試験体中の破
砕片に付着した前記団粒化した土の量を観察した(観察
2)。
【0041】実験結果
【0042】土を含む混合物
【0043】
【表1】
【0044】(観察1) ×:土粒子の沈降が遅く、水の濁りが消えない。 △:水がやや濁る。 〇:団粒化によって土粒子が粒子群を形成し、水の濁り
が生じない。 (観察2) ×:団粒化した土が破砕片から完全に分離し、破砕片に
土がほとんど付着していない。 △:破砕片に、団粒化した土がやや付着している。 〇:団粒化した土と破砕片とが一体となっている。
が生じない。 (観察2) ×:団粒化した土が破砕片から完全に分離し、破砕片に
土がほとんど付着していない。 △:破砕片に、団粒化した土がやや付着している。 〇:団粒化した土と破砕片とが一体となっている。
【0045】土および粘土を含む混合物
【0046】
【表2】
【0047】評価
【0048】表1から、土の良好な団粒化に必要な団粒
剤の添加量は土2000g に対して1g以上である。団粒
剤は8gを超える量を加えても効果は変わらない。良好
な団粒化に必要な水の量は土2000g に対して100g
以上である。好ましくは200g以上である。水の量が
5000g を越えると、流動性が過剰となり、混合物の取り
扱いおよび敷き均しに支障をきたした。土の半分を土
に置き換えても、これらの土の団粒化の程度に変化は
なかった(試験体8)。破砕片と団粒化された土との
付着の程度は、土2000g に対して水200g以下で
は、団粒剤や破砕片の添加量に拘わらず良好でない。水
200g以下では、ほぼ全ての水が団粒した土壌粒子の
間に捕捉され、団粒した粒子の表面が乾燥した状態とな
るからである。水量は800g以上が好ましい。さら
に、水1200g以上の場合には、土の団粒化に不必要
な余剰水が、団粒化した大きい土粒子凝集物をスラリー
状にし、破砕片と団粒化された土との付着の程度が高ま
る。なお、水量を800g以上とするときは、いずれの
混合方法でも土の良好な団粒化が達成された。
剤の添加量は土2000g に対して1g以上である。団粒
剤は8gを超える量を加えても効果は変わらない。良好
な団粒化に必要な水の量は土2000g に対して100g
以上である。好ましくは200g以上である。水の量が
5000g を越えると、流動性が過剰となり、混合物の取り
扱いおよび敷き均しに支障をきたした。土の半分を土
に置き換えても、これらの土の団粒化の程度に変化は
なかった(試験体8)。破砕片と団粒化された土との
付着の程度は、土2000g に対して水200g以下で
は、団粒剤や破砕片の添加量に拘わらず良好でない。水
200g以下では、ほぼ全ての水が団粒した土壌粒子の
間に捕捉され、団粒した粒子の表面が乾燥した状態とな
るからである。水量は800g以上が好ましい。さら
に、水1200g以上の場合には、土の団粒化に不必要
な余剰水が、団粒化した大きい土粒子凝集物をスラリー
状にし、破砕片と団粒化された土との付着の程度が高ま
る。なお、水量を800g以上とするときは、いずれの
混合方法でも土の良好な団粒化が達成された。
【0049】表2から、微粒分含有量の少ない土の良
好な団粒化には、粘土、シルト等の微粒子が必要であ
る。土2000g の良好な団粒化に必要な粘土の量は、5
0g以上である。但し、粘土を300gを越えて添加し
ても効果に変化はない。また、破砕片と、団粒化された
土および粘土との良好な付着状態を得るには、土20
00g に対して水600g以上を要し、好ましくは120
0g以上である。なお、土におけると同様、水を12
00g以上とすると、混合方法「イ」によっても、良好
な団粒化を達成することができた。
好な団粒化には、粘土、シルト等の微粒子が必要であ
る。土2000g の良好な団粒化に必要な粘土の量は、5
0g以上である。但し、粘土を300gを越えて添加し
ても効果に変化はない。また、破砕片と、団粒化された
土および粘土との良好な付着状態を得るには、土20
00g に対して水600g以上を要し、好ましくは120
0g以上である。なお、土におけると同様、水を12
00g以上とすると、混合方法「イ」によっても、良好
な団粒化を達成することができた。
【0050】観察試験
【0051】表1に示す混合物からなる植物生育基盤を
土壌とする種子の発芽、生長を確認するため、前記混合
物に予めヤマハギの種子と肥料とを混ぜてなる植物生育
基盤の種々の試験体で観察試験を行った。
土壌とする種子の発芽、生長を確認するため、前記混合
物に予めヤマハギの種子と肥料とを混ぜてなる植物生育
基盤の種々の試験体で観察試験を行った。
【0052】前記試験体は、縦、横および厚さの寸法が
それぞれ30cm、30cmおよび5cmの大きさを有
する。各試験体は、屋外に設けたテント(透明ビニルシ
ート製)の下に設置した。日射、空調、および温度の調
整は行わなかった。散水頻度は3日に1度、散水量は一
回当たり10mmとした。試験期間は、平成9年6月初
旬から3週間である。評価は試験体の中心から15cm
四方(225cm2 )の範囲における発芽本数および注
目する3本の植物の平均生育長とした。表3および表4
に試験の結果を示す。なお、種子量から算出したヤマハ
ギの発芽期待本数は、2000本/m2(45本/225m2) である。
それぞれ30cm、30cmおよび5cmの大きさを有
する。各試験体は、屋外に設けたテント(透明ビニルシ
ート製)の下に設置した。日射、空調、および温度の調
整は行わなかった。散水頻度は3日に1度、散水量は一
回当たり10mmとした。試験期間は、平成9年6月初
旬から3週間である。評価は試験体の中心から15cm
四方(225cm2 )の範囲における発芽本数および注
目する3本の植物の平均生育長とした。表3および表4
に試験の結果を示す。なお、種子量から算出したヤマハ
ギの発芽期待本数は、2000本/m2(45本/225m2) である。
【0053】
【表3】
【0054】表3から、発芽および成長は土の団粒化の
程度に左右されることがわかった。良好な団粒化が得ら
れなかった試験体1〜3では、試験体5と比べて発芽本
数が少なく、また、生育不良であった。特に、練り混ぜ
不十分である試験体2は著しく発芽不良であった。
程度に左右されることがわかった。良好な団粒化が得ら
れなかった試験体1〜3では、試験体5と比べて発芽本
数が少なく、また、生育不良であった。特に、練り混ぜ
不十分である試験体2は著しく発芽不良であった。
【0055】
【表4】
【0056】表4から、表3の結果と同様、植物の発芽
および生育は、土の団粒化の程度に左右されることがわ
かった。良好な団粒化状態であった試験体24,27で
の発芽・成育状況は非常に良好であった。
および生育は、土の団粒化の程度に左右されることがわ
かった。良好な団粒化状態であった試験体24,27で
の発芽・成育状況は非常に良好であった。
【0057】耐浸食性(安定性)試験
【0058】表1および表2に示す混合割合の混合物を
模擬法面上に敷いて植物生育基盤の試験体となし、これ
に100mm/h の強度で散水を行い、試験体の浸食および崩
落の状況を観察した。
模擬法面上に敷いて植物生育基盤の試験体となし、これ
に100mm/h の強度で散水を行い、試験体の浸食および崩
落の状況を観察した。
【0059】前記混合物の模擬法面は、底部に透水マッ
トを有する木製型枠を15度または45度で傾斜配置す
ることにより、形成した。透水マットの幅、長さおよび
厚さは、それぞれ、100cm、100cm、および2
cmである。マット上の試験体の幅、長さおよび厚さ
は、それぞれ、100cm、100cm、および10〜
20cmである。なお、前記木製型枠はその三方が高さ
25cmの板で囲まれ、下流方向へ開放している。
トを有する木製型枠を15度または45度で傾斜配置す
ることにより、形成した。透水マットの幅、長さおよび
厚さは、それぞれ、100cm、100cm、および2
cmである。マット上の試験体の幅、長さおよび厚さ
は、それぞれ、100cm、100cm、および10〜
20cmである。なお、前記木製型枠はその三方が高さ
25cmの板で囲まれ、下流方向へ開放している。
【0060】試験結果を表5および表6に示す。
【0061】
【表5】
【0062】 ×:散水開始直後もしくは10分間以内に試験体に崩落
を生じた。 △:散水開始直後もしくは10分間以内に試験体の一部
が崩落し、その後も断続的に試験体が崩壊し、かつ、浸
食が認められた。 〇:試験体のわずかな浸食は認められるが、散水開始か
ら2時間以内には崩壊が認められなかった。
を生じた。 △:散水開始直後もしくは10分間以内に試験体の一部
が崩落し、その後も断続的に試験体が崩壊し、かつ、浸
食が認められた。 〇:試験体のわずかな浸食は認められるが、散水開始か
ら2時間以内には崩壊が認められなかった。
【0063】
【表6】
【0064】表5によれば、試験体の厚さが10cmで
は、法面の傾斜角度に拘わらず、また、土と破砕片との
付着状態に拘わらず、試験体は概ね安定している。土と
破砕片との絡み合いおよび破砕片同士の絡み合いによる
効果と思われる。試験体の厚さが15cm以上では、法
面が緩傾斜(15度)であるときに限り、試験体は概ね
安定している。試験体の厚さが15cm以上でかつ法面
が急傾斜(45度)である場合、試験体の安定性は、土
と破砕片との付着状態と、土の団粒化程度とに大きく左
右される。土2000g に対して水800g以上(好ましくは
1200g 以上)のとき、土と破砕片との付着が良好であ
り、法面上の試験体は安定している(試験体13〜1
8)。これらの試験体中の土粒子は水によって流出する
ことがなく、また、団粒化によって排水性が改善されて
いるため、散水によって浸食、崩壊しない。土と破砕片
との付着が不十分の場合、土の団粒状態が良好であって
も散水によって試験体の崩落を生じる(試験体1〜3,
5,6,7,10)。
は、法面の傾斜角度に拘わらず、また、土と破砕片との
付着状態に拘わらず、試験体は概ね安定している。土と
破砕片との絡み合いおよび破砕片同士の絡み合いによる
効果と思われる。試験体の厚さが15cm以上では、法
面が緩傾斜(15度)であるときに限り、試験体は概ね
安定している。試験体の厚さが15cm以上でかつ法面
が急傾斜(45度)である場合、試験体の安定性は、土
と破砕片との付着状態と、土の団粒化程度とに大きく左
右される。土2000g に対して水800g以上(好ましくは
1200g 以上)のとき、土と破砕片との付着が良好であ
り、法面上の試験体は安定している(試験体13〜1
8)。これらの試験体中の土粒子は水によって流出する
ことがなく、また、団粒化によって排水性が改善されて
いるため、散水によって浸食、崩壊しない。土と破砕片
との付着が不十分の場合、土の団粒状態が良好であって
も散水によって試験体の崩落を生じる(試験体1〜3,
5,6,7,10)。
【0065】表6によれば、試験体の厚さが10cmで
は、法面の傾斜角度が大きい(45度)場合にあって
も、土の団粒状況が良好であれば、試験体は安定する。
良好な団粒化が得られなかった試験体では、散水と共に
土粒子が流出し、試験体は次第に浸食される(試験体2
0)。試験体の厚さが20cmでありかつ法面が急傾斜
(45度)である場合、試験体の安定性は、土と破砕片
との付着状態および土の団粒化の程度に左右される。土
2000g に対する水の重量が2000g のとき、土と破砕片
との付着状態が良く、法面はきわめて安定である(試験
体27)。この試験体中の土粒子は水によって流出する
ことがなく、また、団粒化によって排水性が改善されて
いるため、散水によって浸食、崩壊しない。土と破砕片
との付着が不十分の場合、散水によって試験体の崩落を
生じる(試験体20,23,24)。
は、法面の傾斜角度が大きい(45度)場合にあって
も、土の団粒状況が良好であれば、試験体は安定する。
良好な団粒化が得られなかった試験体では、散水と共に
土粒子が流出し、試験体は次第に浸食される(試験体2
0)。試験体の厚さが20cmでありかつ法面が急傾斜
(45度)である場合、試験体の安定性は、土と破砕片
との付着状態および土の団粒化の程度に左右される。土
2000g に対する水の重量が2000g のとき、土と破砕片
との付着状態が良く、法面はきわめて安定である(試験
体27)。この試験体中の土粒子は水によって流出する
ことがなく、また、団粒化によって排水性が改善されて
いるため、散水によって浸食、崩壊しない。土と破砕片
との付着が不十分の場合、散水によって試験体の崩落を
生じる(試験体20,23,24)。
【図1】法面に植物生育基盤を形成している状態を示す
説明図である。
説明図である。
12 法面 14 植物生育基盤 16 ベルトコンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝一 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 門倉 伸行 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内
Claims (5)
- 【請求項1】 地形改造地に形成される植物生育基盤の
材料であって、土と、水と、ポリアクリルアミド系の団
粒剤との混合物からなり、前記土、水および団粒剤の混
合重量比が(2000):(100〜5000):(1
〜8)の範囲にある、植物生育基盤の材料。 - 【請求項2】 前記混合物が、さらに、草木の多数の破
砕片を含み、前記土、水、団粒剤および破砕片の混合重
量比が(2000):(100〜5000):(1〜
8):(200〜1200)の範囲にある、請求項1に
記載の材料。 - 【請求項3】 地形改造地に形成される植物生育基盤の
材料であって、土質工学会法に基づく細粒分含有率が0
〜25重量%の範囲にある第1の土と、土粒子の平均粒
径が0.001 〜0.075mm の範囲にある第2の土と、水と、
ポリアクリルアミド系の団粒剤との混合物からなり、前
記第1の土、第2の土、水および団粒剤の混合重量比が
(2000):(50〜300):(100〜500
0):(1〜8)の範囲にある、植物生育基盤の材料。 - 【請求項4】 前記混合物が、さらに、草木の多数の破
砕片を含み、前記第1の土、第2の土、水および団粒剤
および破砕片の混合重量比が(2000):(50〜3
00):(100〜5000):(1〜8):(200
〜1200)の範囲にある、請求項3に記載の材料。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の材料を
前記地形改造地に敷き均してなる、植物生育基盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1644198A JPH11200374A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 植物生育基盤およびその材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1644198A JPH11200374A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 植物生育基盤およびその材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11200374A true JPH11200374A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11916334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1644198A Pending JPH11200374A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 植物生育基盤およびその材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11200374A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009281094A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Kumagai Gumi Co Ltd | 法面に植物生育基盤を形成する方法及びこれに用いる装置 |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP1644198A patent/JPH11200374A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009281094A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Kumagai Gumi Co Ltd | 法面に植物生育基盤を形成する方法及びこれに用いる装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030909 |