JPH11201015A - 水車またはポンプ水車の調速制御方法および装置 - Google Patents

水車またはポンプ水車の調速制御方法および装置

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JPH11201015A
JPH11201015A JP10000224A JP22498A JPH11201015A JP H11201015 A JPH11201015 A JP H11201015A JP 10000224 A JP10000224 A JP 10000224A JP 22498 A JP22498 A JP 22498A JP H11201015 A JPH11201015 A JP H11201015A
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turbine
rotation speed
pump
value
integral
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JP10000224A
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English (en)
Inventor
Yasunori Sannomiya
靖典 三宮
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時間を増大させることなく回転速度のオ
ーバーシュートをなくし、かつ、水路系に過大な擾乱撹
乱を引き起こさないような水車またはポンプ水車の調速
制御方法および装置を得る。 【解決手段】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
D演算部30で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調
速制御方法において、水車またはポンプ水車の起動時
に、水車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度よ
り小さい、予め設定された回転速度に到達するまで、P
ID演算部30の積分演算部300の積分値を所定値に
保持し、設定された回転速度に到達した時点で上記所定
値の保持を解除するとともに、PID演算部30の積分
演算部300に、ガイドベーン開度を抑える方向の負の
信号を一定時間加えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水力発電所におけ
る水車またはポンプ水車の調速制御方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の水車およびポンプ水車の
調速制御装置の構成図である。図11において、10は
速度増減指令部であり、配電盤等からの自動調整、運転
員操作等に基づく速度増減指令値Fを調速制御装置20
に出力する。20は、加算器21、弁開度値Yを増幅
し、垂下率値YEを出力する垂下率演算部22、リセッ
ト指令部27、およびPID演算部30より構成される
調速制御装置(ガバナ)である。そして、調速制御装置
20の直接の制御対象は、ポンプ水車50のガイドベー
ン41(例えば、固定翼のフランシス水車のガイドベー
ン)であり、その結果としてポンプ水車50の流量Qお
よび出力トルクTLを制御する。リセット指令部27
は、比較部27Aとリセット部27Bとにより構成され
る。なお、調速制御装置20は、速度増減指令部10を
有する装置と一体構成されることもある。また、速度増
減指令部10、加算部21、垂下率演算部22、リセッ
ト指令部27、およびPID演算部30は、マイクロプ
ロセッサによるソフトウェアまたは演算増幅器によるア
ナログ回路により実現される。PID演算部30は、比
例演算(P)部31、積分演算(I)部300、微分演
算(D)部33、および加算器35により構成される。
また、積分演算(I)部300は、積分演算(I)要素
32と補正部である加算部34により構成される。
【0003】24は切換部である。水車またはポンプ水
車が停止から起動する際は、ある設定された切換回転速
度n1(通常、定格の75乃至90%)未満の回転速度
で昇速中の際は、切換部24は負荷制限部80の出力を
選択し、ガイドベーン開度は一定開度(水車起動開度)
に保持される。(この状態を負荷制限モードと称す
る)。負荷制限部80は、負荷制限位置設定部81と、
この負荷制限位置設定部81の出力である負荷制限位置
設定値82から、ガイドベーン開度Yを減算する減算部
83とから構成されている。
【0004】水車またはポンプ水車の回転速度が切換回
転速度n1に上昇到達すると、切換部24はPID出力
(加算部35の出力)と負荷制限部80の出力のいずれ
か小値92の方に切り替わる。91はPID出力(加算
部35の出力)と負荷制限部80のいずれか小さい方の
値を選択する小値選択部であり、小値選択部91の出力
が小値92である。水車またはポンプ水車の回転速度が
切換回転速度n1を超えると、最終的には小値選択部9
1および切換部24によりPID出力がアクチュエータ
40に印加される。(この状態をガバナーフリーモード
と称する)。
【0005】40は調速制御装置20からガイドベーン
開度指令値GCを受け、この指令値GCに応じてガイド
ベーン41を駆動するガバナ機械系であるアクチュエー
タである。50はポンプ水車であり、弁開度値Yとフィ
ードバック量である回転速度nと有効落差Heとにより
図11中のグラフ、すなわち図3、図4に示すような特
性に基づいて、定常時における弁開度値Yに対応する流
量Qおよび出力トルクTLが決定される。図3、図4に
おいて、Kwは周速度係数、kは定数、nは回転速度、
Heは有効落差である。そして、これらの特性は、知ら
れているものであり、予めモデルや実機などを用いて実
験的または数字的手法により作成しておく。
【0006】60はサージタンク61、損失水頭62、
水車下流側圧力63およびこれらを加算する加算器64
により構成される水路系である。
【0007】さらに図2を参照して、65は上ダム、6
6は水圧鉄管、67はドラフト、68は下ダムである。
そして、ポンプ水車50を通過する流量Qにより、サー
ジタンク61の水位HSが決まり、その水位HSから水
車下流圧力PGと損失水頭HE(流量Qの関数)との2
項を引き去った差が有効落差Heとなる。また、発電電
動機70とポンプ水車50とには、慣性モーメントGD
2 があり、与えられた水車トルクTLと発生電力Wとの
差、系統周波数条件等により、発電電動機70、水車5
0の軸系は加減速され、回転速度nが決まる。70は発
電電動機であり、回転速度nを調速制御装置20および
ポンプ水車50にフィードバックする。
【0008】次に動作を説明する。水車またはポンプ水
車を停止状態から起動させるためには、軸受け等の接触
部の静止摩擦トルクに打ち勝つため、ガイドベーンを無
負荷状態で水車またはポンプ水車を定格回転速度n0に
維持するための開度(無負荷開度)よりも大きい値の起
動開度に設定し、無負荷開度時よりも多量の水量を流
す。この制御は負荷制限位置設定部81の設定値82を
ガイドベーン起動開度相当値に設定し、設定値82に対
しガイドベーン実開度Yを減算部83の出力が零になる
ように追従制御させ、結果的にガイドベーン実開度Yが
起動開度にホールドされる。この負荷制限モードは水車
またはポンプ水車が切換回転速度n1(通常定格の75
乃至90%)に達するまで維持される。
【0009】切換回転速度n1に到達すると、ガイドベ
ーン実開度Yが無負荷開度より大きい起動開度にホール
ドされたままの状態では、水車またはポンプ水車の回転
速度は定格回転速度n0をオーバーするため、切換部2
4の入力選択を小値選択部91の出力側に切換操作す
る。小値選択部91はガバナPID出力(回転速度を入
力したフィードバック制御ループの出力、加算部35の
出力)と負荷制限部80の出力のいずれか小値を出力値
92として出力する。また、切換回転速度n1は、各プ
ラント、水車の仕様によって異なるが、通常定格回転速
度n0の75乃至90%の範囲に設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、切換回
転速度n1までガイドベーンを起動開度にホールドする
制御方式は、水車またはポンプ水車の起動時の回転速度
上昇率を大きくすることができ、プラントの起動時間の
短縮に効果がある。しかしその弊害として、以下に示す
問題点があった。
【0011】すなわち、切換回転速度n1に達した際、
それまで起動開度を保持されていたガイドベーンが無負
荷開度まで閉操作されれば、水車またはポンプ水車の回
転速度は定格回転速度n0を超える(オーバーシュート
する)ことなく定格回転速度n0にスムーズに整定され
ることになるわけである。ところが、水車またはポンプ
水車の回転速度が、切換回転速度n1に達した際、水車
またはポンプ水車の回転速度nは速度増減指令部10の
設定値Fより低いため、比例演算(P)部31の出力は
正、また積分演算(I)部300には正の値が時々刻々
積算される。これらの現象はいずれもガバナPID出力
(加算部35の出力)を正、即ちガイドベーン開方向に
制御するため、小値選択部91の出力は負荷制限位置設
定部81の設定値82とガイドベーン実開度Yの減算部
83による差がより大きくなる値として出力されてい
た。このため、ガイドベーンが閉方向操作を開始するポ
イントは、水車またはポンプ水車の回転速度がオーバー
シュートし、加算部35の出力が負に反転した時点とな
る。従って、上記に示す「切換回転速度n1に達した際
にガイドベーンが起動開度から無負荷開度まで閉操作さ
れれば、水車またはポンプ水車の回転速度はオーバーシ
ュートすることなく定格回転速度n0にスムーズに整定
される」ごとき制御は実現困難であった。この様相を図
12に示す。
【0012】従来、水車またはポンプ水車の回転速度が
定格回転速度n0になるまで、積分演算(I)部300
の値を零リセットする方法が提案されている。この方法
では、回転速度が定格回転速度n0に達した際、積分演
算(I)は零、比例演算(P)部31の出力は正から負
に反転するが、アクチュエータ40の機械的な遅れによ
り依然として回転速度が定格回転速度以上にオーバーシ
ュートする現象は完全には除去不可能であった。この様
相を図13に示す。
【0013】また、図13に示す制御特性は、図12に
示したものと比較して水車またはポンプ水車の起動時に
おいて、水車またはポンプ水車の回転速度のオーバーシ
ュートは小さくなるという効果があるが、そのために定
格回転速度n0を超えた時点での閉方向の制御量が大き
く、水路系に過大な擾乱を引き起こし、図11に示すサ
ージタンク61の水位変動が大きくなるという欠点があ
った。
【0014】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、水車またはポンプ水車の起
動時において、水車またはポンプ水車の回転速度が定格
回転速度n0より小さい、予め設定された切換回転速度
n1において、PID演算部の積分演算部の積分値を回
転速度が上昇する方向と反対方向に制御することによ
り、起動時間を増大させることなく回転速度のオーバー
シュートをなくし、かつ、水路系に過大な擾乱、撹乱を
引き起こさないような水車またはポンプ水車の調速制御
方法および装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水車また
はポンプ水車の調速制御方法は、設定出力指令値と検出
値の偏差値をPID演算部で演算し、この演算結果に基
づいてガイドベーン開度指令値を出力するものにおい
て、水車またはポンプ水車の起動時に、水車またはポン
プ水車の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設定
された回転速度に到達するまで、PID演算部の積分演
算部の積分値を所定値に保持し、設定された回転速度に
到達した時点で上記所定値の保持を解除するとともに、
PID演算部の積分演算部に、ガイドベーン開度を抑え
る方向の負の信号を一定時間加えるようにしたものであ
る。
【0016】また、上記方法において、水車またはポン
プ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速度が
定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度に到
達するまで、PID演算部の積分演算部の積分値をゼロ
にリセットするようにしたものである。
【0017】また、水車またはポンプ水車の起動時に、
水車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小
さい、予め設定された回転速度になるまで、PID演算
部の積分演算部の積分値をゼロでない一定値にホールド
するようにしたものである。
【0018】また、設定出力指令値と検出値の偏差値を
PID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力するものにおいて、水車または
ポンプ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速
度が定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度
になるまで、PID演算部の積分演算部の積分値を、当
該水車またはポンプ水車のガイドベーンの起動開度に相
当する値にホールドし、設定された回転速度に到達した
時点で、PID演算部の積分演算部の積分値を、当該水
車またはポンプ水車のガイドベーンの無負荷時開度に相
当する値に変化させるようにしたものである。
【0019】また、設定出力指令値と検出値の偏差値を
PID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力するものにおいて、水車または
ポンプ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速
度が定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度
になるまで、PID演算部の積分演算部の積分値を所定
値に保持し、設定された回転速度に到達した時点で上記
所定値の保持を解除するとともに、上記設定出力指令値
と検出値の偏差値の微分処理出力を積分演算部に入力す
るようにしたものである。
【0020】また、この発明に係る水車またはポンプ水
車の調速制御装置は、設定出力指令値と検出値の偏差値
をPID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイ
ドベーン開度指令値を出力するものにおいて、設定出力
指令値と検出値の偏差値に基づいてPID演算を行うP
ID演算部、水車またはポンプ水車の起動時に、水車ま
たはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さい、
予め設定された回転速度になるまでのガイドベーン開度
を設定する負荷制限位置設定部、水車またはポンプ水車
の回転速度に応じて上記PID演算部の出力と負荷制限
位置設定部の出力のいずれかを選択してガイドベーンの
制御指令信号とする選択手段、水車またはポンプ水車の
起動時に、水車またはポンプ水車の回転速度が定格回転
速度より小さい、予め設定された回転速度に到達するま
で、PID演算部の積分演算部の積分値をゼロまたはゼ
ロでない所定値に保持する保持手段、および水車または
ポンプ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速
度が定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度
に到達した時点で、上記PID演算部の積分演算部に、
ガイドベーン開度を抑える方向の負の信号を一定時間加
える関数発生部を備えたものである。
【0021】また、設定出力指令値と検出値の偏差値を
PID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調
速制御装置において、設定出力指令値と検出値の偏差値
に基づいてPID演算を行うPID演算部、水車または
ポンプ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速
度が定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度
に到達するまで、PID演算部の積分演算部の積分値を
当該水車またはポンプ水車のガイドベーン起動開始に相
当する値に保持する保持手段、および水車またはポンプ
水車の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設定さ
れた回転速度に到達した時点で、定められた制御方式に
より積分値を当該水車またはポンプ水車の無負時のガイ
ドベーン開度に変化させる関数発生部を備えたものであ
る。
【0022】また、設定出力指令値と検出値の偏差値を
PID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調
速制御装置において、設定出力指令値と検出値の偏差値
に基づいてPID演算を行うPID演算部、水車または
ポンプ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速
度が定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度
になるまでのガイドベーン開度を設定する負荷制限位置
設定部、水車またはポンプ水車の回転速度に応じて上記
PID演算部の出力と負荷制限位置設定部の出力のいず
れかを選択してガイドベーンの制御指令信号とする選択
手段、水車またはポンプ水車の起動時に、水車またはポ
ンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設
定された回転速度に到達するまで、PID演算部の積分
演算部の積分値をゼロまたはゼロでない所定値に保持す
る保持手段、および水車またはポンプ水車の起動時に、
水車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小
さい、予め設定された回転速度に到達した時点で、上記
設定出力指令値と検出値の偏差値の微分処理出力を積分
演算部に入力する微分演算部を備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1に係るポンプ水車の調速制御装置の発電制
御時のブロック構成図、図2は水力発電所の概念図であ
る。図3は横軸が周速度係数Kw、縦軸が流量Qである
ポンプ水車の流量特性を示す図、図4は横軸が周速度係
数Kw、縦軸がトルクTLであるポンプ水車のトルク特
性を示す図である。図3、図4は図1中に描かれている
ポンプ水車50の特性を詳細に示したものであり、定格
値とは、ポンプ水車50が定常運転をしているときの状
態を表す。
【0024】図1、図2において、10は速度増減指令
部であり、配電盤等からの自動調整機能、運転員操作等
に基づく速度増減指令値Fを調速制御装置20に出力す
る。20は、加算部21、弁開度値Yを増幅し、垂下率
値YEを出力する垂下率演算部22、リセット指令部2
7、およびPID演算部30により構成される調速制御
装置(ガバナ)である。この調速制御装置20は、速度
増減指令部10を有する装置と一体構成されることもあ
る。そして調速制御装置20の直接の制御対象は、ポン
プ水車50のガイドベーン41(例えば固定翼のフラン
シス水車のガイドベーン)であり、その結果としてポン
プ水車50の流量Qおよび出力トルクTLを制御する。
リセット指令部27は、比較部27Aとリセット部27
Bとにより構成されている。上記速度増減指令部10、
加算部21、垂下率演算部22、リセット指令部27お
よびPID演算部30は、マイクロプロセッサによるソ
フトウェアまたは演算増幅器によるアナログ回路により
実現される。PID演算部30は、比例演算(P)部3
1、積分演算(I)部300、微分演算(D)部33、
および加算部35により構成される。また、積分演算
(I)部300は、積分演算(I)要素32と補正部で
ある加算部34により構成される。
【0025】24は切換部である。水車またはポンプ水
車が停止から起動する際は、ある設定された回転速度n
1(通常定格の75乃至90%)未満の回転速度で昇速
中の際は、切換部24は負荷制限部80の出力を選択
し、ガイドベーン開度は一定開度(水車起動開度)に保
持される(この状態を負荷制限モードと称する)。負荷
制限部80は、負荷制限位置設定部81と、負荷制限位
置設定部81の出力である負荷制限位置設定値82から
ガイドベーン開度Yを減算する減算部83とから構成さ
れている。水車またはポンプ水車の回転速度が切換回転
速度n1に上昇到達すると、切換部24はPID出力
(加算部35の出力)と負荷制限部80の出力のいずれ
か小値92の方に切り替わる。91はPID出力と負荷
制限部80の出力のいずれか小さい方の値を選択する小
値選択部であり、この小値選択部91の出力が92であ
る。水車またはポンプ水車の回転速度が切換回転速度n
1を超えると、最終的には小値選択部91および切換部
24によりPID出力がアクチュエータ40に印加され
る。(この状態をガバナフリーモードと称する)。
【0026】40は調速制御装置20からガイドベーン
開度指令値GCを受け、この指令値GCに応じてガイド
ベーン41を駆動するガバナ機械系であるアクチュエー
タである。50はポンプ水車であり、弁開度値Yとフィ
ードバック量である回転速度nと有効落差Heとによ
り、図1中のグラフ、即ち図3、図4に示すような特性
に基づいて、定常時における弁開度値Yに対応する流量
Qおよび出力トルクTLが決定される。図3、図4にお
いて、Kwは周速度係数、kは定数、nは回転速度、H
eは有効落差である。これらの特性は知られているもの
であり、予めモデルや実機等を用いて実験的または数学
的手法により作成しておく。
【0027】60はサージタンク61、損失水頭62、
水車下流圧力63、およびその加算器64により構成さ
れる水路系である。65は上ダム、66は水圧鉄管、6
7はドラフト、68は下ダムである。そして、ポンプ水
車50を通過する流量Qにより、サージタンク61の水
位Hsが決まり、この水位Hsから水車下流圧力PGと
損失水頭HE(流量Qの関数)との2項を引き去った差
が有効落差Heとなる。また、発電電動機70とポンプ
水車50とには、慣性モーメントGD2 があり、与えら
れた水車トルクTLと発生電力Wとの差、系統周波数条
件等により、発電電動機70、水車50の軸系は加減速
され回転速度nが決まる。
【0028】93は積分演算(I)要素32の入力に負
の入力値を加算する加算器、94は設定された回転速度
n1に到達した時点後一定時間、負の値を出力する関数
発生器である。
【0029】次に動作を説明する。水車またはポンプ水
車を停止状態から起動させるためには、軸受け等の接触
部の静止摩擦トルクに打ち勝つため、ガイドベーンを、
無負荷状態で水車またはポンプ水車を定格回転速度に維
持するための開度(無負荷開度)よりも大きい値の起動
開度に設定し、無負荷開度時よりも多量の水量を流す。
この制御は、負荷制限位置設定部81の負荷制限位置設
定値82を、ガイドベーン起動開度相当値に設定し、負
荷制限位置設定値82に対しガイドベーン実開度Yを、
減算部83の出力が零になるように追従制御させ、結果
的にガイドベーン実開度Yが起動開度にホールドされ
る。この負荷制限モードは水車またはポンプ水車が切換
回転速度n1(通常定格の75乃至90%)に達するま
で維持される。
【0030】切換回転速度n1に到達すると、ガイドベ
ーン実開度Yが無負荷開度より大きい起動開度にホール
ドされたままの状態では、水車またはポンプ水車の回転
速度は定格n0をオーバーするため、切換部24の入力
選択を小値選択部91の出力側に切換操作する。小値選
択部91はガバナPID出力(回転速度を入力したフィ
ードバック制御ループの出力、加算部35の出力)と負
荷制限部80の出力のいずれか小値を出力値92として
出力する。また、切換回転速度n1は、各プラント、水
車の仕様によって異なるが、通常定格回転速度n0の7
5乃至90%の範囲に設定される。本発明においては、
設定された切換回転速度n1に到達した時点後一定時
間、積分演算(I)要素32の入力に関数発生器94の
出力である負の値を加算することにより、積分演算
(I)要素32の値を負とするように作用させる。
【0031】このように積分演算(I)要素へ負の値を
入力する回路を付加したことにより、図5に示すごと
く、水車またはポンプ水車の起動時間が増大することな
く、回転速度のオーバーシュート量をなくすことがで
き、また、水路系に過大な擾乱を引き起こさせないよう
な水車またはポンプ水車の調速制御方法および装置を得
ることができる。なお、アクチュエータ40は油圧式の
場合について説明したが、電動式のガイドベーン操作機
構であってもよい。このことは、以下に説明する実施の
形態においても同様である。
【0032】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2について説明する。実施の形態1においては、予め
設定された切換回転速度n1に至るまでは積分演算
(I)要素32の値はゼロにリセットされていたが、本
実施の形態では、上記の回転数領域において一定値にホ
ールドさせておく。そして切換回転速度n1に至った時
点で当該ホールド値を、添加指令値を与えることにより
減算させるものとする。
【0033】図6は実施の形態2に係る装置のブロック
構成図である。図1のリセット指令部27が積分ホール
ド指令部37となる。積分ホールド指令部37の内、3
7Aの比較部1は水車またはポンプ水車の回転速度nが
切換回転数n1に達したことを判別するために設けられ
ており、ホールド部37Bは回転速度n<n1のとき積
分演算(I)要素32をホールドする一定値を与える。
なお、実施の形態2における効果は実施の形態1の場合
の図5と同様である。その他の構成は実施の形態1と同
様であるのでその説明を省略する。
【0034】実施の形態3.以下、実施の形態3を説明
する。実施の形態1においては、あらかじめ設定された
切換回転速度n1に至るまでは積分演算(I)要素32
の値は零にリセットされていた。また、実施の形態2に
おいては、切換回転速度n1に至るまでは積分演算
(I)要素32の値は一定値にホールドされていた。こ
の実施の形態3においては、切換回転速度n1に至るま
では積分演算(I)要素32の値を水車またはポンプ水
車の起動時のガイドベーン開度に設定しておく。また、
切換回転速度n1に至った時点で、当該水車またはポン
プ水車の無負荷時のガイドベーン開度に変化させること
とする。これは本PID方式が定常安定時には積分演算
(I)要素32とガイドベーン開度フィードバック量が
等しい関係になることを利用したものである。
【0035】図7は実施の形態3に係る装置のブロック
構成図である。図1のリセット指令部27が積分ホール
ド指令部37となる。積分ホールド指令部37のうち、
37Aの比較部1は、水車またはポンプ水車の回転速度
nが切換回転速度n1に達したことを判別するために設
けられており、ホールド部37Bは回転速度n<n1の
とき、積分演算(I)要素32をガイドベーン起動開度
にホールドする。n>n1の時、関数部95により積分
演算(I)要素32はガイドベーン無負荷開度になるよ
う制御される。また、本実施の形態3においては、水車
またはポンプ水車の起動時における回転速度が切換回転
速度n1以下、すなわちn<n1の領域での制御は、比
例演算(P)部31、微分演算(D)部33を零にリセ
ットし、ガイドベーン起動開度相当値にホールドされた
積分演算(I)要素32に実際のガイドベーン開度Yを
追従させる方式によるため、図1における切換部24が
省略でき、システム構成がシンプルになるというメリッ
トがある。なお、実施の形態3における効果を図8に示
す。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0036】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を説明する。実施の形態1においては、予め設定さ
れた切換回転速度n1に至るまでは積分演算(I)要素
32の値はゼロにリセットされていた。また、実施の形
態2においては、切換回転速度n1に至るまでは積分演
算(I)要素32の値は一定値にホールドされていた。
実施の形態3においては、切換回転速度n1以下におい
て、ガイドベーン起動開度相当にホールドされていた積
分演算(I)要素32の値を切換回転速度n1到達にお
いてガイドベーン無負荷開度に変化させることとした。
この実施の形態4においては、切換回転速度n1に至る
までは積分演算(I)要素32の値をリセット(ゼロ)
またはある定められた値にホールドしておき、切換回転
速度n1に至った時点で入力偏差値の微分処理出力を積
分演算(I)要素32に入力することとする。
【0037】図9は実施の形態4に係る装置のブロック
構成図である。96は切換回転速度n1到達後、回転速
度が定格付近に安定するまで作用する微分演算部であ
り、比較部37Aの切換回転速度n1到達の確認により
演算を開始する。なお、実施の形態4における効果を図
10に示す。その他の構成は実施の形態1と同一である
のでその説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、水車ま
たはポンプ水車の起動時に調速制御装置中の積分演算要
素に正方向の値の加算されることを防止する対策をとっ
たため、起動時間が増大することなく水車またはポンプ
水車の定格回転速度n0からのオーバーシュートを発生
させず、かつ水路系の過大な擾乱を防止できる調速制御
方法および装置を提供できる。
【0039】また、ガイドベーン起動開度相当値にホー
ルドされた積分演算(I)要素に実際のガイドベーン開
度Yを追従させる方式を採用することにより切換部が省
略でき、システム構成を簡単にすることができる。
【0040】また、積分演算部の積分値を設計検討によ
り定められる一定値にホールドしておくことにより、水
車またはポンプ水車回転速度の定格速度までの到着を、
オーバーシュートなく、よりスムーズに行なうことがで
きる。
【0041】また、積分の値を、偏差ΔGOVの微分演
算部の出力で調整しているため、水車またはポンプ水車
回転速度の定格速度までの到達を、オーバシュートな
く、よりスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る水車またはポ
ンプ水車の調速装置を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る水力発電所の
概念図である。
【図3】 この発明に実施の形態1に係るポンプ水車の
流量特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るポンプ水車の
トルク特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1および実施の形態2
に係る水車またはポンプ水車の起動時の回転速度、ガイ
ドベーン開度の特性図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る水車またはポ
ンプ水車の調速制御装置を示すブロック構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る水車またはポ
ンプ水車の調速制御装置を示すブロック構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る水車またはポ
ンプ水車の起動時の回転速度、ガイドベーン開度の特性
図である。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る水車またはポ
ンプ水車の調速制御装置を示すブロック構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係る水車または
ポンプ水車の起動時の回転速度、ガイドベーン開度の特
性図である。
【図11】 従来の水車またはポンプ水車の調速制御装
置を示すブロック構成図である。
【図12】 従来の水車またはポンプ水車の起動時の回
転速度、ガイドベーン開度の特性図である。
【図13】 従来の水車またはポンプ水車の起動時の回
転速度、ガイドベーン開度の特性図である。
【符号の説明】
10 速度増減指令部、20 調速制御装置、21 加
算部、22 垂下率演算部、24 切換部、27 リセ
ット指令部、27A 比較部、27B リセット部、2
8 比較部、30 PID演算部、31 比例演算部、
32 積分演算要素、33 微分演算部、34 加算
部、35 加算部、37 積分ホールド指令部、37A
比較部、37B ホールド部、300 積分演算部、
40 アクチュエータ、41 ガイドベーン、50 ポ
ンプ水車、60 水路系、61 サージタンク、62
損失水頭、63 水車下流側圧力、64 加算、70
発電電動機、80 負荷制限部、81 負荷制限位置設
定部、82 負荷制限位置設定値、83 減算部、91
小値選択部、92 小値選択部出力、93 加算部、
94 関数部、95 関数部、96 微分演算部、F
設定周波数指令値、ΔGOV 偏差値、n 回転速度、
n0 定格回転速度、n1 切換回転速度、GC ガイ
ドベーン開度指令値、GH トリガ指令、Y ガイドベ
ーン開度値、YE 垂下率値、HS サージタンク水
位、HE 損失水頭、He 有効落差、PG 水車下流
圧力。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御方法において、水車またはポンプ水車の起動時に、水
    車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度に到達するまで、PID演
    算部の積分演算部の積分値を所定値に保持し、設定され
    た回転速度に到達した時点で上記所定値の保持を解除す
    るとともに、PID演算部の積分演算部に、ガイドベー
    ン開度を抑える方向の負の信号を一定時間加えるように
    したことを特徴とする水車およびポンプ水車の調速制御
    方法。
  2. 【請求項2】 水車またはポンプ水車の起動時に、水車
    またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度に到達するまで、PID演
    算部の積分演算部の積分値をゼロにリセットするように
    したことを特徴とする請求項1記載の水車およびポンプ
    水車の調速制御方法。
  3. 【請求項3】 水車またはポンプ水車の起動時に、水車
    またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度になるまで、PID演算部
    の積分演算部の積分値をゼロでない一定値にホールドす
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の水車およ
    びポンプ水車の調速制御方法。
  4. 【請求項4】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御方法において、水車またはポンプ水車の起動時に、水
    車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度になるまで、PID演算部
    の積分演算部の積分値を、当該水車またはポンプ水車の
    ガイドベーンの起動開度に相当する値にホールドし、設
    定された回転速度に到達した時点で、PID演算部の積
    分演算部の積分値を、当該水車またはポンプ水車のガイ
    ドベーンの無負荷時開度に相当する値に変化させるよう
    にしたことを特徴とする水車およびポンプ水車の調速制
    御方法。
  5. 【請求項5】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御方法において、水車またはポンプ水車の起動時に、水
    車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度になるまで、PID演算部
    の積分演算部の積分値を所定値に保持し、設定された回
    転速度に到達した時点で上記所定値の保持を解除すると
    ともに、上記設定出力指令値と検出値の偏差値の微分処
    理出力を積分演算部に入力するようにしたことを特徴と
    する水車およびポンプ水車の調速制御方法。
  6. 【請求項6】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御装置において、設定出力指令値と検出値の偏差値に基
    づいてPID演算を行うPID演算部、水車またはポン
    プ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速度が
    定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度にな
    るまでのガイドベーン開度を設定する負荷制限位置設定
    部、水車またはポンプ水車の回転速度に応じて上記PI
    D演算部の出力と負荷制限位置設定部の出力のいずれか
    を選択してガイドベーンの制御指令信号とする選択手
    段、水車またはポンプ水車の起動時に、水車またはポン
    プ水車の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設定
    された回転速度に到達するまで、PID演算部の積分演
    算部の積分値をゼロまたはゼロでない所定値に保持する
    保持手段、および水車またはポンプ水車の起動時に、水
    車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度に到達した時点で、上記P
    ID演算部の積分演算部に、ガイドベーン開度を抑える
    方向の負の信号を一定時間加える関数発生部を備えたこ
    とを特徴とする水車またはポンプ水車の調速装置。
  7. 【請求項7】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御装置において、設定出力指令値と検出値の偏差値に基
    づいてPID演算を行うPID演算部、水車またはポン
    プ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速度が
    定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度に到
    達するまで、PID演算部の積分演算部の積分値を当該
    水車またはポンプ水車のガイドベーン起動開始に相当す
    る値に保持する保持手段、および水車またはポンプ水車
    の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設定された
    回転速度に到達した時点で、定められた制御方式により
    積分値を当該水車またはポンプ水車の無負時のガイドベ
    ーン開度に変化させる関数発生部を備えたことを特徴と
    する水車およびポンプ水車の調速制御装置。
  8. 【請求項8】 設定出力指令値と検出値の偏差値をPI
    D演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベー
    ン開度指令値を出力する水車またはポンプ水車の調速制
    御装置において、設定出力指令値と検出値の偏差値に基
    づいてPID演算を行うPID演算部、水車またはポン
    プ水車の起動時に、水車またはポンプ水車の回転速度が
    定格回転速度より小さい、予め設定された回転速度にな
    るまでのガイドベーン開度を設定する負荷制限位置設定
    部、水車またはポンプ水車の回転速度に応じて上記PI
    D演算部の出力と負荷制限位置設定部の出力のいずれか
    を選択してガイドベーンの制御指令信号とする選択手
    段、水車またはポンプ水車の起動時に、水車またはポン
    プ水車の回転速度が定格回転速度より小さい、予め設定
    された回転速度に到達するまで、PID演算部の積分演
    算部の積分値をゼロまたはゼロでない所定値に保持する
    保持手段、および水車またはポンプ水車の起動時に、水
    車またはポンプ水車の回転速度が定格回転速度より小さ
    い、予め設定された回転速度に到達した時点で、上記設
    定出力指令値と検出値の偏差値の微分処理出力を積分演
    算部に入力する微分演算部を備えたことを特徴とする水
    車およびポンプ水車の調速制御装置。
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