JPH11201568A - 超臨界冷凍サイクル - Google Patents

超臨界冷凍サイクル

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JPH11201568A
JPH11201568A JP10313717A JP31371798A JPH11201568A JP H11201568 A JPH11201568 A JP H11201568A JP 10313717 A JP10313717 A JP 10313717A JP 31371798 A JP31371798 A JP 31371798A JP H11201568 A JPH11201568 A JP H11201568A
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temperature
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泰孝 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部熱交換器を有するCO2 サイクルにおい
て、圧縮機の破損を防止する。 【解決手段】 圧縮機100吐出側のCO2 温度が所定
温度を以上となったときに、アキュームレータ500か
ら流出したCO2 を内部熱交換器600を迂回させて圧
縮機100に流通させる。これにより、高圧CO2 と低
圧CO2 との間の熱交換が停止し、圧縮機100の吸入
側から吐出側に至る冷媒通路において冷媒温度を低下さ
せることができるので、圧縮機100の破損を未然に防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱器内の圧力が
冷媒の臨界圧力を超える蒸気圧縮機式冷凍サイクル(超
臨界冷凍サイクル)に関するもので、二酸化炭素(以
下、CO2 と記す。)を冷媒とする超臨界冷凍サイクル
(以下、CO2 サイクルと呼ぶ。)に適用して有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】CO2 サイクルの作動は、原理的には、
フロンを使用した従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルの作動
と同じである。すなわち、図23(CO2 モリエル線
図)のA−B−C−D−Aで示されるように、圧縮機1
で気相状態のCO2 を圧縮し(A−B)、この高温高圧
の超臨界状態のCO2 を放熱器2にて冷却する(B−
C)。
【0003】そして、圧力制御弁3により減圧して(C
−D)、気液2相状態となったCO 2 を蒸発させて(D
−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流体から奪って外部流
体を冷却する。なお、CO2 は、圧力が飽和液圧力(線
分CDと飽和液線SLとの交点の圧力)を下まわるとき
から、気液2相状態に相変化するので、Cの状態からD
の状態へとゆっくり変化する場合には、CO2 は超臨界
状態から液相状態を経て気液2相状態に変化する。
【0004】因みに、超臨界状態とは、密度が液密度と
略同等でありながら、CO2 分子が気相状態のように運
動する状態をいう。しかし、CO2 の臨界温度は約31
℃と従来のフロンの臨界温度(例えば、R12では11
2℃)と比べて低いので、夏場等では放熱器側でのCO
2 温度がCO2 の臨界点温度より高くなってしまう。つ
まり、放熱器出口側においてもCO 2 は凝縮しない(線
分BCが飽和液線と交差しない)。
【0005】また、放熱器出口側(C点)の状態は、圧
縮機の吐出圧力と放熱器出口側でのCO2 温度とによっ
て決定され、放熱器出口側でのCO2 温度は、放熱器の
放熱能力と外気温度とによって決定する。そして、外気
温度は制御することができないので、放熱器出口側での
CO2 温度は、実質的に制御することができない。した
がって、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出
圧力(放熱器出口側圧力)を制御することによって制御
可能となる。つまり、夏場等の外気温度が高い場合に、
十分な冷却能力(エンタルピ差)を確保するためには、
図14のE−F−G−H−Eで示されるように、放熱器
出口側圧力を高くする必要がある。
【0006】しかし、放熱器出口側圧力を高くするに
は、前述のように圧縮機の吐出圧力を高くしなければな
らないので、圧縮機1の圧縮仕事(圧縮過程のエンタル
ピ変化量ΔL)が増加する。したがって、蒸発過程(D
−A)のエンタルピ変化量Δiの増加量より圧縮過程
(A−B)のエンタルピ変化量ΔLの増加量が大きい場
合には、CO2 サイクルの成績係数(COP=Δi/Δ
L)が悪化する。
【0007】そこで、例えば放熱器2出口側でのCO2
温度を40℃として、放熱器2出口側でのCO2 圧力と
成績係数と関係を図23を用いて試算すれば、図24の
実線に示すように、圧力P1 (約10MPa)において
成績係数が最大となる。同様に、放熱器出口側でのCO
2 温度を35℃とした場合には、図24の破線で示すよ
うに、圧力P2(約9.0MPa)において成績係数が
最大となる。
【0008】以上のようにして、放熱器出口側のCO2
温度と成績係数が最大となる圧力とを算出し、この結果
を図23上に描けば、図23の太い実線ηmax(以下、
最適制御線と呼ぶ。)に示すようになる。したがって、
上記CO2 サイクルを効率良く運転するには、放熱器出
口側圧力と放熱器出口側のCO2 温度とを、最適制御線
ηmaxで示されるように制御する必要がある。
【0009】因みに、上記最適制御線ηmax は、蒸発器
側の圧力を約3.5MPa(蒸発器温度0℃相当)と
し、凝縮域(臨界圧力以下の領域)での過冷却度(サブ
クール)が約3℃となるように試算したものである。ま
た、図25は、放熱器出口側のCO2 温度および放熱器
出口側の圧力を変数とするデカルト座標に、最適制御線
ηmax を描いたものであり、この図から明らかなよう
に、放熱器出口側のCO2温度が上昇に応じて放熱器出
口側の圧力を上昇させる必要がある。
【0010】そこで、CO2 サイクルの放熱器2出口側
圧力を制御する圧力制御装置として、発明者等は既に特
願平8−11248号を出願している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発明者等
は、蒸発器から流出したCO2 (以下、このCO2 を低
圧CO2 と呼ぶ。)と放熱器から流出したCO2 (以
下、このCO2 を高圧CO2と呼ぶ。)とを熱交換して
蒸発器入口側のCO2 のエンタルピを低下させて、蒸発
器入口と出口とのエンタルピ差を拡大してCO2 サイク
ルの冷凍能力を向上させるCO2 サイクル(図26の
A’−B’−C−D参照)を検討していたところ、以下
に述べる問題が発生する可能性があることを発見した。
【0012】すなわち、上記CO2 サイクルでは、低圧
CO2 と高圧CO2 とを熱交換するので、両CO2 間で
熱交換をしないCO2 サイクル(図26のA−B−C−
D参照)と異なり、低圧CO2 は0℃以上の所定の加熱
度を有することとなる。一方、圧力制御装置は、放熱器
出口側のCO2 温度に基づいて放熱器出口側の圧力を制
御するので、圧力制御装置は、蒸発器での熱負荷が小さ
くなり、蒸発器内圧力の低下とともに低圧CO2 温度が
低下しても、これに連動して直ちに放熱器出口側の圧力
を低下させず、その時の放熱器出口側のCO2 温度に基
づいて放熱器出口側の圧力を制御する。
【0013】このため、仮に放熱器出口側のCO2 温度
が変化しなければ、放熱器出口側の圧力も変化しないの
で、図26に示されるように、蒸発器での熱負荷が小さ
くなると、圧縮機の吸入側から吐出側に至るCO2 の通
路においてCO2 温度が上昇してしまう。そして、CO
2 温度が上昇すると、圧縮機の摺動部において油膜切れ
を誘発するので、圧縮機が破損するという問題が発生し
てしまう。
【0014】因みに、放熱器入口側のCO2 温度が上昇
すれば、放熱器出口側のCO2 温度も上昇するので、圧
力制御装置が低圧CO2 温度に直ちに連動して作動しな
いということを考慮すれば、蒸発器での熱負荷が小さく
なると、圧力制御装置は放熱器出口側の圧力を上昇させ
る。したがって、蒸発器での熱負荷の低下と共にCO 2
温度が上昇していく可能性がある。
【0015】本発明は、上記点に鑑み、放熱器出口側の
温度に基づいて放熱器出口側の圧力を制御する圧力制御
装置を有する超臨界冷凍サイクルにおいて、圧縮機の破
損を防止することをことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載の発明では、蒸発器(400)の流入側から放
熱器(200)の入口側に至る冷媒通路の所定位置にお
ける冷媒温度が所定温度以上となったときに、気液分離
装置(500)から流出した冷媒を熱交換器(600)
を迂回させて圧縮機(100)に流通させる冷媒バイパ
ス手段(700)を備えることを特徴とする。
【0017】これにより、熱交換器(600)を経由し
て圧縮機(100)に吸入される場合に比べて、圧縮機
(100)吸入側の冷媒温度を低下させることができる
ので、圧縮機(100)の吸入側から吐出側に至る冷媒
通路において冷媒温度を低下させることができ、圧縮機
(100)の破損を未然に防止することができる。請求
項4に記載の発明では、圧縮機(100)の吐出側から
圧力制御装置(300)の流入側圧力に至る冷媒通路の
所定位置における冷媒温度が所定温度以上となったとき
に、前記熱交換器(600)における熱交換を停止させ
ることを特徴とする。
【0018】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、圧縮機(100)吸入側の冷媒温度を低下させるこ
とができるので、圧縮機(100)の吸入側から吐出側
に至る冷媒通路において冷媒温度を低下させることがで
き、圧縮機(100)の破損を未然に防止することがで
きる。請求項5に記載の発明では、圧力制御装置(30
0)の出口側から圧縮機(100)の吸入側に至る冷媒
通路の所定位置における冷媒温度が所定温度以下となっ
たときに、熱交換器(600)における熱交換を停止さ
せることを特徴とする。
【0019】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、圧縮機(100)吸入側の冷媒温度を低下させるこ
とができるので、圧縮機(100)の吸入側から吐出側
に至る冷媒通路において冷媒温度を低下させることがで
き、圧縮機(100)の破損を未然に防止することがで
きる。請求項6に記載の発明では、圧縮機(100)の
吐出側から圧力制御装置(300)の流入側に至る冷媒
通路の所定位置における冷媒圧力と、圧力制御装置(3
00)の出口側から圧縮機(100)の吸入側に至る冷
媒通路の所定位置における冷媒圧力との差圧が、所定差
圧以上となったときに、熱交換器(600)における熱
交換を停止させることを特徴とする。
【0020】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、圧縮機(100)吸入側の冷媒温度を低下させるこ
とができるので、圧縮機(100)の吸入側から吐出側
に至る冷媒通路において冷媒温度を低下させることがで
き、圧縮機(100)の破損を未然に防止することがで
きる。請求項7に記載の発明では、圧力制御装置(30
0)の出口側から圧縮機(100)の吸入側に至る冷媒
通路の所定位置における冷媒圧力が、所定圧力以下とな
ったときに、熱交換器(600)における熱交換を停止
させることを特徴とする。
【0021】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、圧縮機(100)吸入側の冷媒温度を低下させるこ
とができるので、圧縮機(100)の吸入側から吐出側
に至る冷媒通路において冷媒温度を低下させることがで
き、圧縮機(100)の破損を未然に防止することがで
きる。因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本実施形
態に係るCO2 サイクルを車両用空調装置に適用したも
のであり、100は車両走行用エンジンから駆動力を得
て気相状態のCO2 を圧縮する圧縮機である。200は
圧縮機100で圧縮されたCO2 を外気等との間で熱交
換して冷却する放熱器(ガスクーラ)であり、300は
放熱器2出口側でのCO 2 温度に応じて放熱器200出
口側圧力を制御する圧力制御弁(圧力制御装置)であ
る。なお、圧力制御弁300は、放熱器200出口側圧
力を制御するとともに減圧器を兼ねており、CO2 は、
この圧力制御弁300にて減圧されて低温低圧の気液2
相状態のCO2 となる。
【0023】400は、車室内の空気冷却手段をなす蒸
発器(吸熱器)で、気液2相状態のCO2 は蒸発器40
0内で気化(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発潜熱
を奪って車室内空気を冷却する。500は、気相状態の
CO2 と液相状態のCO2 とを分離して気相冷媒を圧縮
機100の吸入側に向けて流出させるとともに、液相状
態のCO2 を一時的に蓄えるアキュムレータ(気液分離
装置)である。
【0024】600は、アキュムレータ500から流出
して圧縮機100に吸入されるCO 2 と、放熱器200
から流出したCO2 との間で熱交換を行う内部熱交換器
であり、710はアキュムレータ500から流出したC
O2 を内部熱交換器600を迂回させて圧縮機100に
流通させるバイパス通路720を開閉する電磁弁(弁手
段)である。
【0025】なお、内部熱交換器600は、図2示すよ
うに、渦巻き状のCO2 流路を対抗して設けたものであ
り、601が放熱器200側に接続される高圧流入口で
あり、602が圧力制御弁300側に接続される高圧流
出口であり、603はアキュムレータ500側に接続さ
れる低圧流入口であり、604は圧縮機100側に接続
される低圧流出口である。
【0026】711は圧縮機100の吐出側のCO2 温
度を検出するサーミスタ式の温度センサ(温度検出器)
であり、この温度センサ711の検出信号は、比較装置
712に入力される。この比較装置712は、温度セン
サ711の検出信号に対応するCO2 温度が所定温度T
(本実施形態では120℃)以上であると判定したとき
に、電磁弁710の開閉を制御する制御装置713に信
号を発するものである。
【0027】そして、制御装置713は、比較装置71
2からの信号が入力されたときに電磁弁710を開き、
信号が入力されないときには電磁弁710を閉じる。以
下、710〜713、720を総称して、冷媒バイパス
手段と呼ぶ。なお、所定温度Tは、120℃に限定され
るものではなく、圧縮機100の耐摩耗性および潤滑油
の耐熱性を考慮して適宜選定されるべきものである。
【0028】因みに、800は、圧力制御弁300の故
障等により、放熱器200出口側の圧力が異常上昇した
ときに、圧力制御弁300を迂回してCO2 を流通させ
るリリーフ弁である。次に、圧力制御弁300の構造に
ついて図3を用いて述べる。301は放熱器2から蒸発
器400に至るCO2 流路6aの一部を形成するとと
に、後述するエレメントケース315を収納するケーシ
ングであり、301aは放熱器2側に接続される流入口
301bを有する上蓋であり、301cは蒸発器4側に
接続される流出口301dを有するケーシング本体であ
る。
【0029】また、ケーシング301には、CO2 流路
6aを上流側空間301eと下流側空間301fとに仕
切る隔壁部302が配設されており、この隔壁部302
には、上流側空間301eと下流側空間301fとを連
通させる弁口303が形成されている。そして、弁口3
03は、針状のニードル弁体(以下、弁体と略す。)3
04により開閉され、この弁体303および後述するダ
イヤフラム306は、ダイヤフラム306の変位に連動
して、ダイヤフラム306が中立状態から弁体303側
(ダイヤフラム306の厚み方向他端側)に向けて変位
したときに弁口303を閉じ、厚み方向一端側に向けて
変位したときに弁口303の開度(弁口303を閉じた
状態を基準とする弁体304の変位量)が最大となるよ
うに構成されている。
【0030】また、上流側空間301eには、密閉空間
(ガス封入室)305が形成されており、この密閉空間
305は、密閉空間305内外の圧力差に応じて変形変
位する、ステンレス材からなる薄膜状のダイヤフラム
(変位部材)306、およびダイヤフラム306の厚み
方向一端側に配設されたダイヤフラム上側支持部材(形
成部材)307から形成されている。
【0031】一方、ダイヤフラム306の厚み方向他端
側には、ダイヤフラム上側支持部材(以下、上側支持部
材と略す。)307と共にダイヤフラム306を保持固
定するダイヤフラム下側支持部材(保持部材)308が
配設されており、このダイヤフラム下側支持部材(以
下、下側支持部材と略す。)308のうち、ダイヤフラ
ム306に形成された変形促進部(変位部材変形部)3
06aに対応する部位には、図4、5に示すように、変
形促進部306aに沿う形状に形成された凹部(保持部
材変形部)308aが形成されている。
【0032】なお、変形促進部306aとは、ダイヤフ
ラム306の径外方側の一部を波状に変形させたもの
で、ダイヤフラム306が密閉空間305内外の圧力差
に略比例して変形変位するようにするためのものであ
る。また、下側支持部材308のうちダイヤフラム30
6に面する部位には、弁口303が弁体304により閉
じられた状態において、弁体304のうちダイヤフラム
306に接触する面304aに対して略同一面となる下
側平面部(保持部材平面部)308bが形成されてい
る。
【0033】また、ダイヤフラム306の厚み方向一端
側(密閉空間305内)には、図3に示すように、ダイ
ヤフラム306を介して弁体304に対して弁口303
を閉じる向きの弾性力を作用させる第1コイルばね(第
1弾性部材)309が配設されており、一方、ダイヤフ
ラム306の厚み方向他端側には、弁体304に対して
弁口303を開く向きの弾性力を作用させる第2コイル
バネ(第2弾性部材)310が配設されている。
【0034】また、311は第1コイルばね309のば
ね座を兼ねるプレート(剛体)であり、このプレート3
11は、ダイヤフラム306より剛性が高くなるように
所定の厚みを有して金属にて構成されている。そして、
プレート311は、図4、5に示すように、上側支持部
材307に形成された段付き部(ストッパ部)307a
に接触することにより、ダイヤフラム306が、その厚
み方向一端側(密閉空間305側)に向けて所定値以上
に変位することを規制している。
【0035】そして、上側支持部材307には、プレー
ト311と段付き部307aとが接触したときに、プレ
ート311のうちダイヤフラム306に接触する面31
1aに対して略同一面となる上側平面部(形成部材平面
部)307bが形成されている。因みに、上側支持部材
307の円筒部307cの内壁は、第1コイルばね30
9の案内部をも兼ねている。
【0036】なお、プレート311および弁体304
は、両コイルばね309、310により互いにダイヤフ
ラム306に向けて押し付けられているので、プレート
311、弁体304およびダイヤフラム306は互いに
接触した状態で一体的に変位(稼働)する。ところで、
図3中、312は第2コイルばね310が弁体304に
対して作用させる弾性力を調節するとともに、第2コイ
ルばね310のプレートを兼ねる調節ネジ(弾性力調節
機構)であり、この調節ネジ312は、隔壁部302に
形成された雌ねじ302aにネジ結合している。因み
に、両コイルバネ309、310による初期荷重(弁口
303を閉じた状態での弾性力)は、ダイヤフラム30
6での圧力換算で約1MPaである。
【0037】また、313は密閉空間305内外に渡っ
て上側支持部材307を貫通し、密閉空間305内にC
O2 を封入するための封入管(貫通部材)であり、この
封入管313は、ステンレス製の上側支持部材307よ
り熱伝導率の大きい銅等の材料から構成されている。な
お、下側支持部材308もステンレス製である。そし
て、封入管313は、弁口303が閉じられた状態にお
ける密閉空間305内体積に対して約600kg/m3
の密度で封入した後、その端部を溶接等の接合手段によ
り閉塞される。
【0038】なお、314は、隔壁部302〜封入管3
13からなるエレメントケース315をケーシング本体
301c内に固定する円錐ばねであり、316はエレメ
ントケース315(隔壁部302)とケーシング本体3
01cとの隙間を密閉するOリングである。因みに、図
6の(a)はエレメントケース315のA矢視図であ
り、図6の(b)は(a)のB矢視図であり、図6から
明らかなように、弁口303は隔壁部302の側面側に
て上流側空間301eに連通している。
【0039】次に、本実施形態に係る圧力制御弁300
の作動を述べる。密閉空間305内には、約600kg
/m3 でCO2 が封入されているので、密閉空間305
内圧と温度とは、図7に示される600kg/m3 の等
密度線に沿って変化する。したがって、例えば密閉空間
305内温度が20℃の場合には、その内圧は約5.8
MPaである。また、弁体304には、密閉空間305
の内圧と両コイルばね309、310による初期荷重と
が同時に作用しているので、その作用圧力は約6.8M
Paである。
【0040】したがって、放熱器2側である上流側空間
301eの圧力が6.8MPa以下の場合には、弁口3
03は弁体304によって閉止され、また、上流側空間
301eの圧力が6.8MPaを越えると、弁口303
は開弁する。同様に、例えば密閉空間12内温度が40
℃の場合には、密閉空間305の内圧は図7より約9.
7MPaであり、弁体304に作用する作用力は約1
0.7MPaである。したがって、上流側空間301e
の圧力が10.7MPa以下の場合には、弁口303は
弁来304によって閉止され、また、上流側空間301
eの圧力が10.7MPaを越えると、弁口303は開
弁する。
【0041】次に、CO2 サイクルの作動を図7を用い
て説明する。ここで、例えば放熱器200の出口側温度
が40℃、かつ、放熱器200出口圧力が10.7MP
a以下のときは、前述のように、圧力制御弁300は閉
じているので、圧縮機100は、アキュムレータ500
内に蓄えられたCO2 を吸引して放熱器200へ向けて
吐出する。これにより、放熱器200の出口側圧力が上
昇していく(b’−c’→b”−c”)。
【0042】そして遂に、放熱器200の出口側圧力が
10.7MPaを越える(B−C)と圧力制御弁300
が開弁するので、CO2 は減圧しながら気相状態から気
液2相状態に相変化して(C−D)蒸発器400内に流
れ込む。そして、蒸発器400内で蒸発して(D−A)
空気を冷却した後、再びアキュムレータ500に還流す
る。このとき、放熱器200の出口側圧力が再び低下す
るので、圧力制御弁300は再び閉じる。
【0043】すなわち、このCO2 サイクルは、圧力制
御弁300を閉じることにより、放熱器200の出口側
圧力を所定の圧力まで昇圧させた後、CO2 を減圧、蒸
発させて空気を冷却するものである。次に、本実施形態
の特徴を述べる。本実施形態に係るCO2 サイクルは、
冷媒バイパス手段700を有しているので、圧縮機10
0の吐出側(放熱器200の入口側)CO2 温度が所定
温度T以上となったときに、アキュムレータ500から
流出したCO2 を内部熱交換器600を迂回させるの
で、低圧CO2 と高圧CO2 との間で熱交換が行われ
ず、圧縮機100の吸入側のCO2 (低圧CO2 )加熱
度が0℃となる。したがって、内部熱交換器600を経
由して圧縮機100に吸入される場合に比べて低圧CO
2 温度を低下させることができるので、圧縮機100の
吸入側から吐出側に至るCO2 の通路においてCO2 温
度を低下させることができ、圧縮機100の破損を未然
に防止することができる。
【0044】また、アキュムレータ500を備えている
ので、圧縮機100に液相CO2 が吸入されることを防
止できる。延いては、液圧縮より圧縮機100が破損す
ることを防止できる。 (第2実施形態)上述の実施形態では、冷媒バイパス手
段700を電磁弁710および温度センサ730などの
電気的な機器によって構成したが、本実施形態は、図
8、9に示すように、冷媒バイパス手段700を機械的
に構成したものである。
【0045】すなわち、図9に示すように、バイパス通
路720を開閉する弁体731の一方側に、バイパス通
路720を閉じる向きに弾性力を弁体731に作用させ
るバネ(弾性体)732を配設するととともに、他方側
にイソブタンなどの流体を所定密度で封入した感温筒部
733を設け、バイパス通路720を開く向きの圧力を
弁体731に作用させる。
【0046】したがって、圧縮機100吐出側のCO2
温度の上昇とともに感温筒部733内の圧力が上昇する
と、その圧力により弁体731が稼動してバイパス通路
720が開かれる。一方、圧縮機100吐出側のCO2
温度の低下とともに感温筒部733内の圧力が低下する
と、バネ732の弾性力によりバイパス通路720が閉
じられる。
【0047】(第3実施形態)上述の実施形態では、C
O2 温度を電気的または機械的に検出してバイパス通路
720の開閉を行ったが、本実施形態は、「発明が解決
しようとする課題」の欄で述べたように、低圧CO2 の
圧力が低圧CO2 の温度(圧縮機100吐出側のCO2
温度)に連動して変化することに着目してなされたもの
である。
【0048】すなわち、図10に示すように、蒸発器4
00の流出側と圧縮機100の吸入側との間に低圧CO
2 の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)74
1、および圧力センサ741の検出圧力が所定圧力P以
下となったときに、制御装置713に信号を発する比較
装置742を設けたものである。なお、所定圧力Pは、
第1、2実施形態における所定温度Tに対応する圧力で
あって、本実施形態では約6MPaである。
【0049】これにより、低圧CO2 の圧力が所定圧力
P以下となったときに、第1、2実施形態と同様に、ア
キュムレータ500から流出したCO2 を内部熱交換器
600を迂回させるので、圧縮機100の吸入側のCO
2 (低圧CO2 )加熱度が0℃となる。したがって、内
部熱交換器600を経由して圧縮機100に吸入される
場合に比べて低圧CO2 温度を低下させることができる
ので、圧縮機100の吸入側から吐出側に至るCO2 の
通路においてCO2 温度を低下させることができ、圧縮
機100の破損を未然に防止することができる。
【0050】(第4実施形態)第3実施形態では、圧縮
機100の吸入側の圧力を圧力センサ741にて電気的
に検出して冷媒バイパス手段700を構成したが、本実
施形態は、図11、12に示すように、圧縮機100の
吸入側の圧力に対して機械的作動する冷媒バイパス手段
700を採用したものである。
【0051】すなわち、図12に示すように、バイパス
通路720を開閉する弁体751の一方側に、バイパス
通路720を開く向きの弾性力を弁体751に作用させ
るバネ(弾性体)752を配設するととともに、他方側
に、バイパス通路720を閉じる向きの力を弁体751
に作用させるべく、圧縮機100の吸入側圧力を導く。
【0052】これにより、熱負荷の低下とともに圧縮機
100の吸入側の圧力が低下すると、バネ752の弾性
力により弁体751が稼動してバイパス通路720が開
かれ、一方、圧縮機100の吸入側の圧力が上昇する
と、その圧力よりバイパス通路720が閉じられる。 (第5実施形態)上述の実施形態では、アキュムレータ
500から流出したCO2 を内部熱交換器600を迂回
させて圧縮機100に流通させるバイパス通路720を
開閉することにより、低圧CO2 と高圧CO2 との間で
熱交換をするか否かを制御していたが、本実施形態は、
図14に示すように、放熱器200から流出したCO2
を内部熱交換器600を迂回させて圧力制御弁300に
流通させるバイパス通路740を電磁弁750にて開閉
することにより、低圧CO2 と高圧CO2 との間で熱交
換をするか否かを制御するように構成したものである。
【0053】すなわち、第1実施形態と同様に、圧縮機
100の吐出側(放熱器200の入口側)CO2 温度が
所定温度T以上となったときに、電磁弁750を開いて
放熱器200から流出したCO2 を内部熱交換器600
を迂回させて圧力制御弁300に流通させて低圧CO2
と高圧CO2 との間の熱交換を停止させる。これによ
り、低圧CO2 温度を低下させることができるので、圧
縮機100の吸入側から吐出側に至るCO2 の通路にお
いてCO2 温度を低下させることができ、圧縮機100
の破損を未然に防止することができる。
【0054】(第6実施形態)本実施形態は、圧縮機1
00の吸入側から吐出側に至るCO2 の通路においてC
O2 温度が上昇するときとは、例えばクールダウン(急
速冷房運転)時のごとく、低圧CO2 の圧力が高く、低
圧CO2 と高圧CO2 との圧力差が小さいときであるこ
とに着目してなされたものである(図7のA−B−C−
D参照)。なお、クールダウン(急速冷房運転)時で
は、一般的に外気温度が略一定と見なせるので、高圧C
O2 の圧力も略一定であると見なすことができる。
【0055】そして、クールダウン時では、大きな冷凍
能力を必要とするので、内部熱交換器600にて低圧C
O2 と高圧CO2 とを熱交換させた方がよい。一方、車
室内温度が低下してきて低圧CO2 の圧力が低下し、低
圧CO2 と高圧CO2 との圧力差が大きくなってきたと
きには、大きな冷凍能力を必要としないことに加えて、
圧縮機100の吐出冷媒温度がクールダウン時に比べて
上昇するので(図7のE−F−G参照)、低圧CO2 と
高圧CO2 との熱交換を停止させた方がよい。
【0056】そこで、本実施形態では、図15に示すよ
うに、圧縮機100の吐出側圧力(=高圧CO2 の圧
力)と圧縮機100の吸入側圧力(=低圧CO2 の圧
力)との差圧により、バイパス通路720を機械的に開
閉するバイパス手段760を設けている。ここで、バイ
パス手段760は、図16に示すように、バイパス通路
720を開閉する弁体761の一方側に、バイパス通路
720を閉じる向きの弾性力を弁体761に作用させる
バネ(弾性体)762を配設するととともに、アキュム
レータ500の流出側圧力(圧縮機100の吸入側圧
力)を作用させ、他方側に、バイパス通路720を開く
向きの力を弁体761に作用させるべく、圧縮機100
の吐出側圧力を導いている。
【0057】このとき、バネ762は、圧縮機100の
吐出側圧力(=高圧CO2 の圧力)と圧縮機100の吸
入側圧力(=低圧CO2 の圧力)との差圧が6MPa以
上となったときにバイパス通路720を開くように設定
されている。これにより、圧縮機100の吸入側から吐
出側に至るCO2 の通路においてCO2 温度を低下させ
ることができ、圧縮機100の破損を未然に防止するこ
とができる。
【0058】(第7実施形態)本実施形態も第6実施形
態と同様に、低圧CO2 と高圧CO2 との圧力差に基づ
いて両CO2 を熱交換するか否か制御するように構成し
たものである。すなわち、本実施形態では、図17に示
すように、圧力制御弁300のCO2入口側の圧力(=
高圧CO2 の圧力)と圧力制御弁300のCO2 出口側
の圧力(=低圧CO2 の圧力)との差圧により、バイパ
ス通路740を機械的に開閉するバイパス手段780を
設けている。
【0059】ここで、バイパス手段780は、図18に
示すように、バイパス通路720を開閉する弁体781
の一方側に、バイパス通路720を閉じる向きの弾性力
を弁体781に作用させるバネ(弾性体)782を配設
するととともに、圧力制御弁300のCO2 出口側の圧
力(=低圧CO2 の圧力)を作用させ、他方側に、バイ
パス通路720を開く向きの力を弁体771に作用させ
るべく、圧縮機100の吐出側圧力を導いている。
【0060】このとき、バネ762は、圧力制御弁30
0のCO2 入口側の圧力(=高圧CO2 の圧力)と圧力
制御弁300のCO2 出口側の圧力(=低圧CO2 の圧
力)との差圧との差圧が6MPa以上となったときにバ
イパス通路720を開くように設定されている。 (第8実施形態)本実施形態は、第6実施形態の冒頭で
述べたように、クールダウン時等では、低圧CO2 の圧
力が、車室内温度が低下してきたときに比べて高いこと
を利用してなされたものである。
【0061】すなわち、本実施形態では、図19に示す
ように、バイパス通路720を開閉するバイパス手段7
80の弁体781の一方側に、バイパス通路720を開
く向きの弾性力を弁体781に作用させるバネ(弾性
体)782を配設するととともに、他方側に、バイパス
通路720を閉じる向きの力を弁体781に作用させる
べく、アキュムレータ500の流出側圧力を導くように
したものである。
【0062】ここで、バネ782は、アキュムレータ5
00の流出側圧力(低圧CO2 の圧力)が所定圧力(本
実施形態では4MPa)以下となったときにバイパス通
路720を開くように設定されている。 (第9実施形態)本実施形態は、第8実施形態と同様
に、クールダウン時等では、低圧CO2 の圧力が、車室
内温度が低下してきたときに比べて高いことを利用して
なされたものである。
【0063】すなわち、本実施形態では、図21に示す
ように、バイパス通路740を開閉するバイパス手段7
90の弁体791の一方側に、バイパス通路740を開
く向きの弾性力を弁体791に作用させるバネ(弾性
体)792を配設するととともに、他方側に、バイパス
通路740を閉じる向きの力を弁体791に作用させる
べく、圧力制御装置300の流出側圧力を導くようにし
たものである。
【0064】ここで、バネ792は、圧力制御装置30
0の流出側圧力(低圧CO2 の圧力)が所定圧力(本実
施形態では4MPa)以下となったときにバイパス通路
740を開くように設定されている。ところで、本発明
は、CO2 を使用した超臨界冷凍サイクルに使用が限定
されるものではなく、例えば、エチレン、エタン、酸化
窒素等の超臨界域で使用する冷媒を用いた蒸気圧縮式冷
凍サイクルにも適用することができる。
【0065】また、上述の実施形態では、圧力制御弁3
00を機械的に構成したが、圧力センサおよび電気式の
開閉弁などにて電気的な圧力制御弁を構成してもよい。
また、内部熱交換器600の構造は、図2に示すよう
に、渦巻き状に限定されるものではなく、図13に示す
ように、2重円筒状に構成してもよい。また、第1、2
実施形態では、圧縮機100の吐出側のCO2 温度に基
づいて電磁弁などの弁手段を開閉したが、CO2 温度を
検出する位置はこれに限定されるものではなく、蒸発器
400の流入側から放熱器200の入口側に至る冷媒通
路の所定位置であればどこでもよい。但し、所定温度
は、その検出位置に応じて適宜設定する必要がある。
【0066】また、第8、9実施形態は、低圧CO2 の
圧力に基づいて低圧CO2 と高圧CO2 とを熱交換する
か否か制御したが、CO2 圧力は、CO2 温度と相関関
係があることから、低圧CO2 の温度が所定温度(例え
ば4MPaのCO2 に対応するCO2 温度)以下となっ
たときに、低圧CO2 と高圧CO2 との熱交換を停止さ
せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模式
図である。
【図2】内部熱交換器の説明図である。
【図3】圧力制御弁の断面図である。
【図4】開弁状態を示すダイヤフラム部分の拡大図であ
る。
【図5】閉弁状態を示すダイヤフラム部分の拡大図であ
る。
【図6】(a)は図3のA矢視図であり、(b)は
(a)のB矢視図である。
【図7】CO2 のモリエル線図である。
【図8】第2実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模式
図である。
【図9】第2実施形態に係る圧力制御弁の模式図であ
る。
【図10】第3実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図11】第3実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図12】第4実施形態に係る圧力制御弁の模式図であ
る。
【図13】内部熱交換器の変形例を示す図面である。
【図14】第5実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図15】第6実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図16】第6実施形態2係るバイパス手段の拡大図で
ある。
【図17】第7実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図18】第7実施形態2係るバイパス手段の拡大図で
ある。
【図19】第8実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図20】第8実施形態2係るバイパス手段の拡大図で
ある。
【図21】第9実施形態に係る超臨界冷凍サイクルの模
式図である。
【図22】第9実施形態2係るバイパス手段の拡大図で
ある。
【図23】CO2 のモリエル線図である。
【図24】放熱器出口側圧力と成績係数(COP)との
関係を示すグラフである。
【図25】放熱器出口側のCO2 温度と目標放熱器出口
側圧力との関係を示すグラフである。
【図26】CO2 のモリエル線図である。
【符号の説明】
100…圧縮機、200…放熱器、300…圧力制御弁
(圧力制御装置) 400…蒸発器、500…アキュムレータ(気液分離装
置)、600…内部熱交換器、700…冷媒バイパス手
段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力を超える放熱器
    (200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御装置(300)と、 前記圧力制御装置(300)にて減圧された冷媒を蒸発
    させる蒸発器(400)と、 前記蒸発器(400)から流出する冷媒を気相冷媒と液
    相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機(100)の
    吸入側に向けて流出させる気液分離装置(500)と、 前記気液分離装置(500)から流出して前記圧縮機
    (100)に吸入される冷媒と、前記放熱器(200)
    から流出した冷媒との間で熱交換を行う熱交換器(60
    0)と、 前記蒸発器(400)の流入側から前記放熱器(20
    0)の入口側に至る冷媒通路の所定位置における冷媒温
    度が所定温度以上となったときに、前記気液分離装置
    (500)から流出した冷媒を前記熱交換器(600)
    を迂回させて前記圧縮機(100)に流通させる冷媒バ
    イパス手段(700)とを備えることを特徴とする超臨
    界冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 前記冷媒バイパス手段(700)は、 前記気液分離装置(500)から流出した冷媒を前記熱
    交換器(600)を迂回させて前記圧縮機(100)に
    流通させるバイパス通路(720)と、 前記バイパス通路(720)を開閉する弁手段(71
    0)と、 前記圧縮機(100)から吐出された冷媒の温度を検出
    し、その検出温度が所定温度以上となったときに、前記
    弁手段(710)を開く弁制御手段(711〜713)
    とを有して構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の超臨界冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 前記冷媒バイパス手段(700)は、 前記気液分離装置(500)から流出した冷媒を前記熱
    交換器(600)を迂回させて前記圧縮機(100)に
    流通させるバイパス通路(720)と、 前記バイパス通路(720)を開閉する弁手段(71
    0)と、 前記圧縮機(100)に吸入される冷媒の圧力を検出
    し、その検出圧力が所定圧力以下となったときに、前記
    弁手段(710)を開く弁制御手段(741〜743)
    とを有して構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の超臨界冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 冷媒を圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力を超える放熱器
    (200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御装置(300)と、 前記圧力制御装置(300)にて減圧された冷媒を蒸発
    させる蒸発器(400)と、 前記蒸発器(400)から流出する冷媒を気相冷媒と液
    相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機(100)の
    吸入側に向けて流出させる気液分離装置(500)と、 前記気液分離装置(500)から流出して前記圧縮機
    (100)に吸入される冷媒と、前記放熱器(200)
    から流出した冷媒との間で熱交換を行う熱交換器(60
    0)とを備え、 前記圧縮機(100)の吐出側から前記圧力制御装置
    (300)の流入側に至る冷媒通路の所定位置における
    冷媒温度が所定温度以上となったときに、前記熱交換器
    (600)における熱交換を停止させることを特徴とす
    る超臨界冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 冷媒を圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力を超える放熱器
    (200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御装置(300)と、 前記圧力制御装置(300)にて減圧された冷媒を蒸発
    させる蒸発器(400)と、 前記蒸発器(400)から流出する冷媒を気相冷媒と液
    相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機(100)の
    吸入側に向けて流出させる気液分離装置(500)と、 前記気液分離装置(500)から流出して前記圧縮機
    (100)に吸入される冷媒と、前記放熱器(200)
    から流出した冷媒との間で熱交換を行う熱交換器(60
    0)とを備え、 前記圧力制御装置(300)の出口側から前記圧縮機
    (100)の吸入側に至る冷媒通路の所定位置における
    冷媒温度が所定温度以下となったときに、前記熱交換器
    (600)における熱交換を停止させることを特徴とす
    る超臨界冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 冷媒を圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力を超える放熱器
    (200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御装置(300)と、 前記圧力制御装置(300)にて減圧された冷媒を蒸発
    させる蒸発器(400)と、 前記蒸発器(400)から流出する冷媒を気相冷媒と液
    相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機(100)の
    吸入側に向けて流出させる気液分離装置(500)と、 前記気液分離装置(500)から流出して前記圧縮機
    (100)に吸入される冷媒と、前記放熱器(200)
    から流出した冷媒との間で熱交換を行う熱交換器(60
    0)とを備え、 前記圧縮機(100)の吐出側から前記圧力制御装置
    (300)の流入側に至る冷媒通路の所定位置における
    冷媒圧力と、前記圧力制御装置(300)の出口側から
    前記圧縮機(100)の吸入側に至る冷媒通路の所定位
    置における冷媒圧力との差圧が、所定差圧以上となった
    ときに、前記熱交換器(600)における熱交換を停止
    させることを特徴とする超臨界冷凍サイクル。
  7. 【請求項7】 冷媒を圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出される冷媒を冷却すると
    ともに、内部の圧力が冷媒の臨界圧力を超える放熱器
    (200)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧するとと
    もに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に基づい
    て前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧
    力制御装置(300)と、 前記圧力制御装置(300)にて減圧された冷媒を蒸発
    させる蒸発器(400)と、 前記蒸発器(400)から流出する冷媒を気相冷媒と液
    相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機(100)の
    吸入側に向けて流出させる気液分離装置(500)と、 前記気液分離装置(500)から流出して前記圧縮機
    (100)に吸入される冷媒と、前記放熱器(200)
    から流出した冷媒との間で熱交換を行う熱交換器(60
    0)とを備え、 前記圧力制御装置(300)の出口側から前記圧縮機
    (100)の吸入側に至る冷媒通路の所定位置における
    冷媒圧力が、所定圧力以下となったときに、前記熱交換
    器(600)における熱交換を停止させることを特徴と
    する超臨界冷凍サイクル。
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