JPH11201849A - 圧力検出装置及びそれを用いた冷凍システムの施工方法 - Google Patents

圧力検出装置及びそれを用いた冷凍システムの施工方法

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JPH11201849A
JPH11201849A JP729098A JP729098A JPH11201849A JP H11201849 A JPH11201849 A JP H11201849A JP 729098 A JP729098 A JP 729098A JP 729098 A JP729098 A JP 729098A JP H11201849 A JPH11201849 A JP H11201849A
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JP
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pressure
pressure value
space
refrigeration system
partition plate
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JP729098A
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English (en)
Inventor
Katsuya Wakita
克也 脇田
Hiroto Nakama
啓人 中間
Masanori Hirota
正宣 広田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大気圧〜数Torrまでの中〜低真空レンジにお
ける簡易的な方法による圧力値の把握及び冷凍システム
施工時の真空度管理において任意の管理値に対する到達
の確認を簡易に可能とさせる圧力検出装置及びその検出
装置を用いた施工方法により冷凍システムの真空度管理
を容易にし、冷凍システムの長期安定動作を確保する。 【解決手段】 圧力値を任意に設定することが可能な空
間と圧力値が不明な空間とを隔てる、前記2空間の容積
を変化させながら移動することが可能な仕切板3と前記
2空間のうち少なくとも一方の空間壁面との間に固定さ
れた弾性手段2から構成され、前記2空間の圧力差によ
って仕切板と壁面との間に固定された弾性手段が伸縮す
ることにより圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力値と
等圧であることを知らせる圧力検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力値不明な空間
における圧力を検出する圧力検出装置並びに冷蔵庫,空
調機等の冷凍システム組立時の排気操作における施工方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特定の密閉空間における圧力
測定においては、直接的あるいは間接的に測定を行う方
法が提案されている。
【0003】測定部位に入射する気体分子の表面に及ぼ
す力を計算することにより測定を行う方法を直接指示、
気体の密度と共に変化する特性を測定することにより圧
力を表示する方法を間接指示としている。
【0004】直接指示の圧力計としては、ダイアフラム
方式,ブルドン管方式及び容量マノメータが採用されて
おり、これらの方式における報告がされている。
【0005】例えば、特開平5−126659号公報に
はブルドン管方式の圧力計においてブルドン管の圧力変
動に伴う変位を光ファイバーの変位に変えて測定する圧
力センサが、特開平9−113389号公報にはブルド
ン管圧力計の接合部にOリングを有することによりネジ
による締め付け部の緩みを防ぎ、接合部におけるシール
性に優れたブルドン管圧力計が報告されている。
【0006】さらには特開平5−231975号公報に
は静電容量式の圧力センサにおいて、周囲の温度変化に
よるセンサ部位の応力歪みに伴う測定誤差を減少させる
方法が報告されている。
【0007】さらに間接指示の圧力計としては、圧力に
応じた熱伝導(熱流量)の差を測定に利用する熱電対方
式圧力計や、ピラニゲージが報告されており、電子衝撃
による気体分子の電離と、発生するイオンの捕集を測定
する熱陰極方式圧力計等が7.5×10-7mmHg以下の高
真空圧力を測定できるものとして報告されている。
【0008】また例えば、真空技術マニュアル(ジョン
F.オハンロン著;産業図書(1983)),冷凍技術
テキスト(豊中 俊之著;社団法人日本冷凍協会編(1
992))等の成書においてもブルドン管式圧力計,ダ
イアフラム式圧力計,容量マノメータ及び熱電対方式圧
力計等の基本構成及び測定原理が報告されている。
【0009】次に、冷蔵庫,空調機等の冷凍空調分野に
おいては、オゾン層保護の観点より分子構造中に塩素原
子を含まないハイドロフルオロカーボン(HFC)化合
物が従来のジクロロジフルオロメタン,モノクロロジフ
ルオロメタン等のフロン化合物にかわり適用されてい
る。
【0010】この冷媒変更に伴い、冷凍システム内で用
いられる冷凍機油も、HFC冷媒との相溶性の観点よ
り、ポリアルキレングリコール(PAG)類,エステル
類及びエーテル類等、極性を有する冷凍機油が用いられ
ることとなった。
【0011】しかし、これらの冷凍機油と酸素が冷凍用
圧縮機(以下圧縮機)稼働時に共存した場合には、熱及
び酸素による冷凍機油の酸化分解が促進されることよ
り、冷凍システムへの冷媒充填の前処理として圧縮機内
を真空ポンプにて排気するという操作が行われていた。
【0012】その際の排気方法及び真空度の管理方法
は、真空ポンプを冷凍システムの一部に接続させ、ブル
ドン管式圧力計もしくはブルドン管式圧力計が備え付け
られたマニホールドゲージを冷凍システムと真空ポンプ
の間に設置し、一定時間後に所定の圧力計の目盛値まで
到達したか確認が目視にて行われていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧力測
定方法によれば、圧力計測は可能なものの、測定計のた
めの電源確保や装置の物理的な大きさによる測定器設置
場所の制限等が課題として存在した。
【0014】また、間接指示の圧力計においては装置構
造が複雑であるため装置の維持管理が非常に困難であ
り、大気圧〜数Torrまでの中〜低真空レンジの測定には
不適であるという課題が存在する。
【0015】さらに、ブルドン管圧力計,ダイアフラム
式圧力計等の従来の圧力測定法は圧力値をアナログある
いはデジタル状態で連続的に測定するために、一定の圧
力値で管理を行うような場合には不必要な圧力値までモ
ニタリングを行っていることになる。
【0016】また、冷蔵庫,空調機等の冷凍システムで
は、製品の組立てあるいはシステムの施工時において冷
凍システムの真空排気が行われているが、真空度を測定
している箇所が真空ポンプの近傍であることから、排気
箇所から最も離れた冷凍システム部位における真空度や
キャピラリーチューブ等の冷凍システム細管部位におけ
る真空度が、測定されている値よりも大きくなるといっ
た課題が存在した。
【0017】また、例えばブルドン管式圧力計において
は一般的に大気圧に対して高圧側においてはその表示目
盛りが細かく、低圧側においては表示目盛りが粗いため
に低圧側数Torrレベルにおける圧力値の管理が難しいも
のとなっている。
【0018】本発明は、大気圧〜数Torrまでの中〜低真
空レンジにおける簡易的な方法による圧力値の把握及び
冷凍システム施工時の真空度管理において任意の管理値
に対する到達の確認を簡易に可能とさせる圧力検出装置
を提供すること及びその検出装置を用いた施工方法を提
供することで、長期稼働において信頼性の高い冷凍シス
テムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は以下のような構成とする。
【0020】すなわち、本発明は、圧力値を任意に設定
することが可能な空間と圧力値が不明な空間とを隔てる
前記2空間の容積を変化させながら移動することが可能
な仕切板と、前記2空間のうち少なくとも一方の空間壁
面との間に固定された弾性手段から構成され、前記2空
間の圧力差によって仕切板と壁面との間に固定された弾
性手段が伸縮することにより圧力値不明な空間の圧力値
が設定圧力値と等圧であることを直接的に知らせる圧力
検出装置とした。
【0021】これにより測定する部位に特に限定される
ことが無く、任意の圧力値において管理を行う際の到達
の確認を容易にすることが可能となる。
【0022】また本発明は、圧力値不明な空間の圧力値
が設定圧力値と等圧であることを知らせる方法として光
を媒体とする圧力検出装置とした。
【0023】これにより真空度の測定者と冷凍システム
における測定箇所が離れた場所にあっても、冷凍システ
ム内が所定の真空度に到達したことを瞬時に確認するこ
とができる。
【0024】また本発明は、圧力値不明な空間の圧力値
が設定圧力値と等圧であることを知らせる方法として音
を媒体とする圧力検出装置とした。
【0025】これにより真空度の測定者と冷凍システム
における測定箇所が離れた場所にあっても、冷凍システ
ム内が所定の真空度に到達したことを瞬時に確認するこ
とができる。
【0026】さらに本発明は、冷凍用圧縮機,熱交換
器,アキュムレータ,オイルセパレータ,四方弁等の冷
媒流路切り替え機構、膨張弁,キャピラリーチューブ等
の冷媒流量制御機構及びそれらを接続する配管からなる
冷凍システムにおいて、前記冷凍システムの一部に上記
圧力検出装置を備えながら冷凍システム内の排気を行う
冷凍システムの施工方法とした。
【0027】これにより、稼働時の冷凍機油の酸化劣化
が少なく長期稼働が可能な冷凍システムとすることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧力値を任意に設定することが可能な空間と圧力値
が不明な空間とを隔てる、前記2空間の容積を変化させ
ながら移動することが可能な仕切板と前記2空間のうち
少なくとも一方の空間壁面との間に固定された弾性手段
から構成され、前記2空間の圧力差によって仕切板と壁
面との間に固定された弾性手段が伸縮することにより圧
力値不明な空間の圧力値が設定圧力値と等圧であること
を知らせることを特徴とする圧力検出装置としたもので
あり、2空間の圧力値が等しくなり、仕切板に対して無
負荷状態となった場合の弾性手段の位置のみを確認する
ことによって、簡便に圧力値未知の空間の任意の圧力値
での管理が可能になるという作用を有する。
【0029】また検出値を確認するための電源等の補助
設備が不要であり、測定対象空間にあらかじめ接続口を
設けておけば、本発明の圧力検出装置における接続ポー
トを介して複雑な測定対象空間であっても任意の位置に
おいて測定が可能となる。
【0030】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定圧力値と圧力値不明な空間の圧力
値が等圧であることを光を媒体として知らせるように構
成したものであり、仕切板が隔てている圧力値未知の空
間と設定圧力に保たれた空間との圧力差が無くなり、本
発明の弾性手段に対して無負荷状態となった場合の仕切
板の位置に合わせて、発光装置及び電源に接続する金属
接点が設けられている。導体で形成されている仕切板が
本発明の弾性手段に対して無負荷状態となり、金属接点
と接すると瞬時に発光装置及び電源の繋がった閉回路が
形成され、発光装置が発光する。この発光装置の発光に
より、圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力に達したこ
とを瞬時に測定箇所から離れた場所においても知らせる
ことができるという作用を有する。
【0031】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、設定圧力値と圧力値不明な空間の圧力
値が等圧であることを音を媒体として知らせるように構
成したものであり、仕切板が隔てている圧力値未知の空
間と設定圧力に保たれた空間との圧力差が無くなり、本
発明の弾性手段に対して無負荷状態となった場合の仕切
板の位置に合わせて、音源及び電源に接続する金属接点
が設けられている。導体で形成されている仕切板が本発
明の弾性手段に対して無負荷状態となり、金属接点と接
すると瞬時に音源及び電源の繋がった閉回路が形成さ
れ、ブザー音等の音信が発せられる。この音信により、
圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力に達したことを瞬
時に測定箇所から離れた場所においても知らせることが
できるという作用を有する。
【0032】請求項4に記載の発明は、冷凍用圧縮機,
熱交換器,アキュムレータ,オイルセパレータ,四方弁
等の冷媒流路切り替え機構、膨張弁,キャピラリーチュ
ーブ等の冷媒流量制御機構及びそれらを接続する配管か
ら成る冷凍システムにおいて、前記冷凍システムの一部
に請求項1に記載の圧力検出装置を備えながら、前記冷
凍システム内の排気を行う冷凍システムの施工方法であ
り、請求項1に記載の圧力検出装置を用いて冷凍システ
ム内の真空度を所定の値に管理することにより、冷凍シ
ステム長期稼働時においても冷凍システム内の冷媒及び
冷凍機油の化学的な安定性を保ち、熱酸化劣化を抑制す
る作用を有する。
【0033】
【実施例】以下本発明で適用される圧力検出装置及びそ
れを用いた冷凍システムの施工方法について図面を参照
しながら説明する。尚、従来と同一の構成については同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0034】(実施例1)図1は本発明における圧力検
出装置の断面図である。
【0035】図中、1は本発明の圧力検出装置を圧力値
不明の他の空間と接続するための接続ポート、2は圧力
差によって伸縮する弾性手段、3は圧力を任意に設定し
た空間と圧力値不明な空間とを隔てる仕切板、4は仕切
板を通して気体の出入りが行われないようにするための
シール材、5は任意に圧力値が設定される圧力設定室、
6は圧力設定室の排気を行うための排気装置に接続させ
る圧力設定ポート、7は設定圧力に対して圧力値不明な
空間の相対圧力を把握するための圧力指示板である。
【0036】図1において、圧力値未知の空間、例えば
冷凍システムの様ないくつかの容積を持った部品から構
成される閉空間と本発明の圧力検出装置が接続ポート1
で接続される。接続の方式としては特に限定されるもの
ではないが、接続箇所におけるリーク量は1×10-3To
rr/min以下であることが好ましい。
【0037】任意に圧力値の設定できる空間を真空ポン
プ等によって排気し、圧力値未知の空間と任意に圧力値
の設定ができる空間5における圧力値に差が生じた場合
には、両空間を隔てる仕切板3に圧力差に応じて負荷が
掛かり、仕切板3に接続された弾性手段2がその負荷の
大きさに比例して圧力値の高い側から圧力値の低い側へ
と伸縮する。
【0038】この弾性手段2の材質及び形状は特に限定
されないが、大気圧(1.03Kgf/cm2)分の圧力が負
荷としてかかった場合に10cm前後の伸縮が観測される
ことが好ましい。
【0039】また仕切板3には、両空間の圧力差を保
ち、シール性を保持するシール材4が取り付けられてい
る。このシール材と圧力装置の壁面との接触面にグリー
ス等の、さらにシール性を向上させる化合物が塗布され
ていても問題はない。
【0040】さらにここで、任意に圧力値が設定できる
空間5の圧力値を設定する場合に、真空ポンプ等、排気
装置に接続させるための圧力設定ポート6を介して設定
するが排気装置に関して特に限定されるものではない。
【0041】また、圧力指示板7によって設定圧力値に
対して圧力値未知の空間が相対的にどの程度の圧力値に
まで到達しているのかを把握することができるが、この
圧力指示板7は耐圧硝子で形成されていることが好まし
い。
【0042】この時に、圧力差に対する弾性手段の伸縮
の程度をあらかじめ測定しておき、圧力指示板に目盛り
を設けることによって圧力値未知の空間の真空度を観測
できるようにしていても問題はない。
【0043】(実施例2)図2は本発明における実施例
1の形態において、検出手段を光を媒体とした際の圧力
検出装置の断面図である。
【0044】図2において、8は弾性手段2を固定する
ための固定板である。ここで、固定板8の構造は気体が
容易に透過できるような構造となっている。また、9は
弾性手段2が固定された固定板8をさらに本発明の圧力
検出装置本体の内壁に固定するための固定枠である。さ
らに10は金属接点、11は電源、12は発光装置であ
る。
【0045】図2において、圧力値の管理を行いたい空
間に接続口1を介して本発明の圧力検出装置を接続す
る。今、設定圧力値を10Torrとした時、任意に圧力値
が設定できる空間5の圧力値を10Torrとするために圧
力設定ポートに真空ポンプ等の排気設備を接続させ、あ
らかじめ空間5内の圧力値を10Torrと設定しておく。
【0046】この際の手順としては圧力検出装置を圧力
値の管理を行いたい空間へ接続を行う前に行うことが好
ましい。
【0047】圧力設定空間5内の圧力を10Torrまで排
気した際には、圧力検出装置内に存在する仕切板3及び
シール材4によって隔てられた2空間の圧力値に差が生
じるために本圧力検出装置の内壁に固定枠9及び固定板
8によって固定されている弾性手段2が圧力値の差に比
例して圧力の高い側の空間容積を広げるように伸び、弾
性手段2の弾性係数に応じた位置で平衡となる。
【0048】この際に、仕切板2の材質を導体とし、発
光装置12及び電源11が接続された回路の一部である
金属接点10を弾性手段に負荷がかかっていない状態で
の仕切板に接する位置に設けることによって、圧力値の
管理を行いたい空間と圧力設定空間5の圧力値が等しく
なった場合にのみ、仕切板を通して金属接点10におい
て発光装置12及び電源11が接続された回路が繋がり
電流が流れることにより発光装置が点灯される。発光信
号を確認することにより、圧力値の管理を行いたい空間
の圧力値が設定した圧力まで到達したことが確認でき
た。
【0049】この際に、金属接点10の位置を弾性手段
にわずかに負荷がかかった状態の位置に設け、わずかで
あっても負荷が弾性手段にかかった場合には通電状態が
保たれ、仕切板2をはさんだ2空間の圧力値が平衡にな
った場合においてのみ通電状態が解かれ、発光装置が消
灯する機構となっていても問題はない。
【0050】またここで、特に電源,発光装置の限定は
無いが、電源としては乾電池等の小型で軽量な構造を持
つものが好ましい。発光装置においても、光量及び指示
形態に特に限定されないが導通の有無がON/OFFと
いった単純な表示となるものが好ましい。
【0051】(実施例3)図3は本発明における実施例
1の形態において、検出手段を音を媒体とした際の圧力
検出装置の断面図である。図3において、13は音源で
ある。
【0052】図3において、圧力値の管理を行いたい空
間に接続口1を介して本発明の圧力検出装置を接続す
る。今、設定圧力値を10Torrとした時、任意に圧力値
が設定できる空間5の圧力値を10Torrとするために圧
力設定ポートに真空ポンプ等の排気設備を接続させ、あ
らかじめ空間5内の圧力値を10Torrと設定しておく。
【0053】この際の手順としては圧力検出装置を圧力
値の管理を行いたい空間へ接続を行う前に行うことが好
ましい。
【0054】圧力設定空間5内の圧力を10Torrまで排
気した際には、圧力検出装置内に存在する仕切板3及び
シール材4によって隔てられた2空間の圧力値に差が生
じるために本圧力検出装置の内壁に固定枠9及び固定板
8によって固定されている弾性手段2が圧力値の差に比
例して圧力の高い側の空間容積を広げるように伸び、弾
性手段2の弾性係数に応じた位置で平衡となる。
【0055】この際に、仕切板3の材質を導体とし、音
源13及び音源11が接続された回路の一部である金属
接点10を弾性手段に負荷がかかっていない状態での位
置に設けることによって、圧力値の管理を行いたい空間
と圧力設定空間5の圧力値が等しくなった場合にのみ仕
切板を通して金属接点10間が繋がり電流が流れ、音源
から音信が発生する。音信を確認することにより、圧力
値の管理を行いたい空間の圧力値が設定した圧力まで到
達したことが確認できた。
【0056】この際に、金属接点10の位置を弾性手段
にわずかに負荷がかかった状態の位置に設け、わずかで
あっても負荷が弾性手段にかかった場合には通電状態が
保たれ、仕切板2をはさんだ2空間の圧力値が平衡にな
った場合においてのみ通電状態が解かれ、音源から音信
が発生しなくなる機構となっていても問題はない。
【0057】またここで、特に電源及び音源の限定は無
いが、電源としては乾電池等の小型で軽量な構造を持つ
ものが好ましい。音源においても、装置的な構造及び指
示形態に特に限定されないが導通の有無がON/OFF
といった単純な表示となるものが好ましい。
【0058】(実施例4)図4は本発明における圧力検
出装置を冷凍システムに取り付けて、冷凍システムの施
工・組み立てを行う際に、真空排気操作を行う冷凍シス
テムを示した図である。
【0059】図4において、14は冷凍用圧縮機、15
は凝縮器、16はドライヤ、17はキャピラリーチュー
ブ、18は蒸発器、19はアキュムレータ、20は本発
明の圧力検出装置である。
【0060】図4においては、冷凍用圧縮機14によっ
て圧縮され高温気相状態となった冷媒は、凝縮器15に
おいて放熱されて液相状態の冷媒へと換えられる。液相
状態となった冷媒から、ドライヤ16において冷媒中に
含まれている水分が除去され、さらにキャピラリーチュ
ーブ17において断熱膨張することにより低温液相冷媒
と変換される。
【0061】さらにこの低温液相冷媒は、蒸発器18に
おいて外部より熱を奪うことで低温気相状態の冷媒とな
り、アキュムレータ19を経て冷凍用圧縮機14へと導
かれる。
【0062】図4において、20は本発明の圧力検出装
置であるが設置箇所に関しては特に限定されるものでは
ない。
【0063】より具体的な実施例として、図4に示され
るような冷凍システムを構築し、冷凍用圧縮機14中に
エステル系合成油を300ml充填し、冷凍システムの真
空引き操作を行った。
【0064】冷凍システムの真空引きにおいては、排気
量27l/minの真空ポンプを圧縮機本体部分に設けられ
た真空引き用の配管に接続して行った。
【0065】冷凍システム全体の排気操作を行う前に、
あらかじめ実施例2で示した本発明の圧力検出装置の設
定圧力値を1Torrと決め、圧力検出装置に設けられてい
る圧力設定ポート部1に排気装置を接続し、圧力設定室
内を排気して1Torrとした。
【0066】この時、圧力設定室内の圧力値が仕切板3
によって隔てられている空間の圧力より低くなるため圧
力検出装置内の弾性手段2は圧力設定室側へ伸び、仕切
板3と金属接点10が離れた状態となる。
【0067】圧力設定室の圧力を所定の1Torrとしたの
ち本発明の圧力設定装置を冷凍システムに接続させた。
【0068】圧縮機本体部分に接続した真空ポンプにて
システム全体の排気を始めたところ、冷凍システムと接
続した空間における圧力値の低下と共に圧力検出装置内
の弾性手段2が徐々に冷凍システムと繋がっている空間
側に縮み始め、約30min後に発光装置が点灯し排気操
作を終了した。
【0069】排気操作終了後、冷凍システム内に冷媒を
導入し、1000hrの連続稼働試験を行ったが、冷凍能
力等、冷凍システムの異常は観測されなかった。また、
冷媒及び冷凍機油の劣化も観測されなかった。
【0070】比較例として、図4に示されるような冷凍
システムを構築し、本発明の圧力検出装置を用いず、真
空ポンプと圧縮機本体部分に設けられた真空引き用の配
管との間にブルドン管式圧力計を設置し排気操作を行っ
た。
【0071】冷凍用圧縮機14中には実施例4と同様の
エステル系冷凍機油300mlが充填され、真空引きの目
標値も1Torrとした。
【0072】真空引き終了後、実施例4と同様に冷媒を
導入し、1000hrの連続稼働試験を行った。冷凍能力
等、冷凍システムの異常は観測されなかったが、ブルド
ン管式圧力計においては1Torrといった低真空時での圧
力値の表示が粗く不正確であったために冷凍機油が黄色
に着色し、全酸価の値も僅かに上昇していた。
【0073】以上の様に、本実施例の圧力検出装置は冷
凍システム内の空気量の管理を正確に行うことが可能で
あり、冷媒及び冷凍機油も含めた冷凍システムの稼働及
び化学的安定性に対する信頼性を向上させることが可能
となった。
【0074】(実施例5)図5は本発明における圧力検
出装置を冷凍システムに取り付けて、冷凍システムの施
工・組み立てを行う際に、真空排気操作を行う実施例5
とは異なる冷凍システムを示した図である。
【0075】図5において、21はオイルセパレータ、
22は油戻しキャピラリー、23は四方弁、24は熱交
換器、25は膨張弁,キャピラリーチューブ等の膨張機
構、26は配管である。
【0076】図中冷凍用圧縮機14によって圧縮され、
高温気相状態となった冷媒は、オイルセパレータ21内
に入り、ここで冷媒中から冷媒吐出時に冷媒と共に冷凍
システム中に吐出され、ミスト状態で含まれた冷凍機油
が分離される。この時分離された冷凍機油は油戻しキャ
ピラリー22により再び圧縮機中に戻される。
【0077】さらに高温気相状態の冷媒は冷凍システム
の運転を冷房・暖房と切り換えるための、冷媒の流路を
切り換える四方弁23を通り、凝縮器24において放熱
され液相状態の冷媒と換えられる。
【0078】さらに液相冷媒は膨張機構25において断
熱膨張することにより低温液相冷媒と変換される。
【0079】特に設定場所には特定されるものではない
が、冷凍システム内を排気する箇所より最も離れた場所
に本発明の圧力検出装置20を設置し、施工作業を行
う。
【0080】低温液相状態へと変換された冷媒は、蒸発
器24において低温気相冷媒となり、再び四方弁23を
通り、アキュムレータ19を経て冷凍用圧縮機14へと
導かれる。ここで、26は各部品を接続する配管であ
る。
【0081】より具体的な実施例として、図5に示され
るような冷凍システムを構築した。冷凍用圧縮機14中
にエステル系合成油を1200ml充填し、冷凍システム
の真空引き操作を行った。
【0082】排気量60l/minの真空ポンプを気相側及
び液相側のサービスバルブに接続した。冷凍システム全
体の排気操作前に、あらかじめ実施例3で示した本発明
の圧力検出装置の設定圧力値を5Torrと決め、圧力検出
装置に設けられている圧力設定ポート部1に排気装置を
接続し、圧力設定室内を排気して5Torrとした。
【0083】この時、圧力設定室内の圧力値が仕切板3
によって隔てられている空間の圧力より低くなるため圧
力検出装置内の弾性手段2は圧力設定室側へ伸び、仕切
板3と金属接点10が離れた状態となる。
【0084】圧力設定室の圧力を所定の5Torrとしたの
ち本発明の圧力設定装置を冷凍システムに接続させた。
真空ポンプにてシステム全体の排気を始めたところ、約
30min後に音源よりブザー音が聞こえたので排気操作
を終了した。
【0085】排気操作終了後、冷凍システム内に冷媒を
導入し、2000hrの連続稼働試験を行ったが、冷凍能
力等、冷凍システムの異常は観測されなかった。また、
冷媒及び冷凍機油の劣化も観測されなかった。
【0086】比較例として、図5に示されるような冷凍
システムを構築し、本発明の圧力検出装置を用いず、真
空ポンプと気相側及び液相側のサービスバルブとの間に
ブルドン管式圧力計を設置し排気操作を行った。
【0087】冷凍用圧縮機14中には実施例5と同様の
エステル系冷凍機油1200mlが充填され、真空引きの
目標値も5Torrとした。
【0088】真空引き終了後、実施例5と同様に冷媒を
導入し、2000hrの連続稼働試験を行った。冷凍能力
等、冷凍システムの異常は観測されなかったが、ブルド
ン管式圧力計においては5Torrといった低真空時での圧
力値の表示が粗く不正確であったために冷凍機油が黄色
に着色し、全酸価の値も僅かに上昇していた。
【0089】以上の様に、本実施例の圧力検出装置は冷
凍システム内の空気量の管理を正確に行うことが可能で
あり、冷媒及び冷凍機油も含めた冷凍システムの稼働及
び化学的安定性に対する信頼性を向上させることが可能
となる。
【0090】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
請求項1に記載の発明は、圧力値を任意に設定すること
が可能な空間と圧力値が不明な空間とを隔てる、前記2
空間の容積を変化させながら移動することが可能な仕切
板と、前記2空間のうち少なくとも一方の空間壁面との
間に固定された弾性手段から構成され、前記2空間の圧
力差によって仕切板と壁面との間に固定された弾性手段
が伸縮することにより圧力値不明な空間の圧力値が設定
圧力値と等圧であることを直接的に知らせる圧力検出装
置としたものである。これにより、測定する部位に特に
限定されることが無く、任意の圧力値において管理を行
う際の到達の確認を容易にすることが可能となる。
【0091】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
発明に、さらに圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力値
と等圧であることを知らせる方法として光を媒体とする
圧力検出装置としたものであり、仕切板が隔てている圧
力値未知の空間と設定圧力に保たれた空間との圧力差が
無くなり、本発明の弾性手段に対して無負荷状態となっ
た場合の仕切板の位置に合わせて、発光装置及び電源に
接続する金属接点が設けられている。導体で形成されて
いる仕切板が本発明の弾性手段に対して無負荷状態とな
り、金属接点と接すると瞬時に発光装置及び電源の繋が
った閉回路が形成され、発光装置が発光する。この発光
装置の発光により、圧力値不明な空間の圧力値が設定圧
力に達したことを瞬時に測定箇所から離れた場所におい
ても知らせることができる。
【0092】また請求項3の発明は、請求項1に記載の
発明に、さらに圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力値
と等圧であることを知らせる方法として音を媒体とする
圧力検出装置としたものであり、仕切板が隔てている圧
力値未知の空間と設定圧力に保たれた空間との圧力差が
無くなり、本発明の弾性手段に対して無負荷状態となっ
た場合の仕切板の位置に合わせて、音源及び電源に接続
する金属接点が設けられている。導体で形成されている
仕切板が本発明の弾性手段に対して無負荷状態となり、
金属接点と接すると瞬時に音源及び電源の繋がった閉回
路が形成され、ブザー音等の音信が発せられる。この音
信により、圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力に達し
たことを瞬時に測定箇所から離れた場所においても知ら
せることができる。
【0093】さらに請求項4の発明は、冷凍用圧縮機,
熱交換器,アキュムレータ,オイルセパレータ,四方弁
等の冷媒流路切り替え機構、膨張弁,キャピラリーチュ
ーブ等の冷媒流量制御機構及びそれらを接続する配管か
らなる冷凍システムにおいて、前記冷凍システムの一部
に本発明の圧力検出装置を備えながら冷凍システム内の
排気を行う冷凍システムの施工方法としたものである。
これにより、稼働時の冷凍機油の酸化劣化が少なく長期
稼働が可能な冷凍システムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力検出装置の実施例1の断面図
【図2】本発明による圧力検出装置の実施例2の断面図
【図3】本発明による圧力検出装置の実施例3の断面図
【図4】本発明による圧力検出装置を用いた実施例4の
冷凍システム図
【図5】本発明による圧力検出装置を用いた実施例5の
冷凍システム図
【符号の説明】
2 弾性手段 3 仕切板 5 圧力設定室 8 固定板 9 固定枠 12 発光装置 13 音源 14 冷凍用圧縮機 17 キャピラリーチューブ 19 アキュムレータ 20 圧力検出装置 21 オイルセパレータ 23 四方弁 24 熱交換器 25 膨張機構 26 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力値を任意に設定することが可能な空
    間と圧力値が不明な空間とを隔てる、前記2空間の容積
    を変化させながら移動することが可能な仕切板と前記2
    空間のうち少なくとも一方の空間壁面との間に固定され
    た弾性手段から構成され、前記2空間の圧力差によって
    仕切板と壁面との間に固定された弾性手段が伸縮するこ
    とにより圧力値不明な空間の圧力値が設定圧力値と等圧
    であることを知らせることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力値不明な空間の圧力値が設定圧
    力値と等圧であることを知らせる方法が光を媒体とする
    方法であることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力値不明な空間の圧力値が設定圧
    力値と等圧であることを知らせる方法が音を媒体とする
    方法であることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出
    装置。
  4. 【請求項4】 冷凍用圧縮機,熱交換器,アキュムレー
    タ,オイルセパレータ,四方弁等の冷媒流路切り替え機
    構、膨張弁,キャピラリーチューブ等の冷媒流量制御機
    構及びそれらを接続する配管からなる冷凍システムにお
    いて、前記冷凍システムの一部に請求項1に記載の圧力
    検出装置を備えながら冷凍システム内の排気を行うこと
    を特徴とする冷凍システムの施工方法。
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