JPH11202185A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JPH11202185A
JPH11202185A JP504898A JP504898A JPH11202185A JP H11202185 A JPH11202185 A JP H11202185A JP 504898 A JP504898 A JP 504898A JP 504898 A JP504898 A JP 504898A JP H11202185 A JPH11202185 A JP H11202185A
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JP
Japan
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lens
light
rotating member
ring
rotation
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Application number
JP504898A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Yamazaki
政実 山崎
Fuminori Takahashi
史紀 高橋
Naotoshi Akaha
直利 赤羽
Naoyuki Fujimori
直幸 藤森
Harumi Ogawa
晴巳 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し長期間使用しても、レンズの移動距
離の長短に関わらず、正確にレンズの位置を検出するこ
とができる、レンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】 開口のほぼ中心を通る直線を回転中心と
して回転移動するカム筒8と、カム筒8の内側にあっ
て、カム筒8と共に同一の方向に同じ距離直進する後群
規制環10と、カム筒8の移動を制御する制御回路M
と、前記回転中心と光軸が一致するように後群規制環1
0の内側に位置し、カム筒8の回転角度に応じて光軸方
向に駆動される後レンズ群4とを備えるレンズ駆動装置
である撮影レンズ2において、後群規制環10には、発
光素子と受光素子とを有する光検出素子17が設けら
れ、カム筒8には反射板14、15…が設けられ、反射
板14、15…は、カム筒8の回転の際に、光検出素子
17に対向する位置を通過し、制御回路Mは、光検出素
子17から出射され反射板によって反射された光を前記
素子17が検出することによって、カム筒8の回転位置
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズの位置検出
機能を備えたレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の光学機器において、オートフ
ォーカス機能や、ズーム機能を有する場合、レンズを駆
動して、ピントや焦点距離を変化させるレンズ駆動装置
が装備される。このようなレンズ駆動装置では、レンズ
の位置や移動距離を検出しながら、所定の位置にレンズ
を駆動させるようになっている。従来のレンズ駆動装置
について、図6及び図7に基づいて説明する。図6及び
図7は、カメラ本体20に取り付けられた状態の、レン
ズ駆動装置としての撮影レンズ30の断面図である。こ
のカメラでは、固定環21に、レンズ群の位置検出を行
うため、図示しない所定の電極パターンが形成された基
板22が取り付けられている。また、カム筒25の内周
面に形成されているカム溝には、後群のレンズ群28と
一体に動作するピン26の先端がはめこまれている。一
方、カム筒25の内側にあるレンズ規制環23には、ブ
ラシ状の接片が24が、基板22の電極パターンに接触
した状態で、固定されている。レンズ規制環23には、
ピン26が挿通する、前後方向に直線的に形成されてい
る図示しない直進ガイドが形成されている。
【0003】焦点距離の調節時等において、カメラ本体
20内に設けられている図示しない駆動モータからの回
転力が、ギア27(図7)を介して、カム筒25に伝達
されると、カム筒25は回転しながら前後方向に移動
し、レンズ規制環23は前後方向に直進する。このカム
筒25とレンズ規制環23の移動によって、レンズ群2
8も共に前後方向に直進するようになっている。その際
に、接片24も前後方向に基板22の電極パターン上を
摺動し、接片24の電極パターンに対する接触位置によ
って、レンズ群28の位置が検出されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のレンズ駆動装置
においては、接片24が基板22にある電極パターンに
接触することで、レンズ群28の位置を検出しているの
で、接片24の接触力による接片24の変形や基板22
上の電極パターンの磨耗、さらに接触時のチャタリング
等が生じることがあるので、ある程度の期間使用してい
ると、レンズ群の位置の検出精度が低下し、安定した検
出が難しいという問題があった。このような問題を生じ
させないようにするには、検出を非接触で行うことが望
ましく、既に特開平8−122608号公報において、
光検出素子を用いて非接触な検出方法が提案されてい
る。しかし、この公報においては、特定の形状に形成さ
れた反射部材を用いなければならず、レンズの移動距離
が長い場合には、レンズの移動距離に対応するだけの長
さを有する、反射部材を製造するのは、容易なことでは
なかった。加えて、反射部材を設置するだけのスペース
を鏡胴内部に確保しなければならない。
【0005】また、図6及び図7のレンズ駆動装置にお
いては、レンズ群28の直線方向の移動は、カム筒25
の回転運動を変換することで行われていて、回転運動の
動作距離と比較して、レンズ群28の動作距離は極端に
短くなる。このレンズ駆動装置では、直線方向の移動か
ら直接的に位置を検出しているので、カム筒25の回転
動作が短い場合、レンズ群28の移動距離はわずかにな
り、正確な検出は行いにくいものであった。
【0006】上記の問題点に鑑み、本発明は、繰り返し
長期間使用しても、レンズの移動距離の長短に関わらず
正確にレンズの位置を検出することができ、さらに、レ
ンズの位置を検出する機能を有していても容易に製造す
ることが可能で、コンパクトなレンズ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、本発明の請求項1に記載の発明は、円筒状であっ
て、開口のほぼ中心を通る直線を回転中心として、回転
しながら前記回転中心の方向(光軸方向)に移動する回
転部材と、円筒状であって、前記回転部材の内側又は外
側に、開口している方向を合わせるように位置し、前記
回転部材の移動と共に、同一の方向に、直線方向の移動
距離が同じであるように直進する直進部材と、前記回転
部材の移動を制御する制御手段と、前記回転中心と光軸
が一致するように前記回転部材と前記直進部材の内側に
位置し、前記回転部材と前記直進部材の動作によって、
前記回転部材の回転角度に応じて光軸方向に駆動される
レンズ部とを備えるレンズ駆動装置において、前記直進
部材には、光を発光し、かつ受光する機能を有し、発光
した前記光の反射光の有無または強弱を検出する光検出
手段が設けられ、前記回転部材には、前記回転部材の内
周面を主に形成する部材とは、異なる反射強度で光を反
射する特殊反射領域が設けられ、この特殊反射領域は、
前記回転部材の回転の際に、前記光検出手段に対向する
位置を通過し、前記制御手段は、前記光検出手段が、前
記光検出手段から出射された光を前記特殊反射領域が受
けたことに対応する、反射光の有無または強弱を検出す
ることによって、前記回転部材の回転位置を検出するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項1に記載のレンズ駆動装置によれ
ば、制御手段の制御によって、円筒状の回転部材は、開
口のほぼ中心を通る直線を回転中心として回転しながら
回転中心の方向に移動し、同時に、この回転部材の移動
と共に、同一の方向に、直線方向の移動距離が同じであ
るように直進部材が直進し、回転部材の移動と直進部材
の直進によって、前記回転中心と光軸が一致するように
回転部材と直進部材の内側に位置する、レンズ部が光軸
方向に駆動される。回転部材が回転移動するときに、回
転部材に設けられている特殊反射領域も回転し、直進部
材に設けられている光検出手段に対向する位置を通過す
る。このとき、光検出手段が出射した光を、特殊反射領
域が反射し、その反射した光を光検出手段が検出する
と、制御手段によって回転部材の位置が検出されるよう
になっている。
【0009】この作用を具体的に述べれば、例えば、金
属等の反射部材からなる特殊反射領域が回転部材の円周
方向に沿って相対する位置に2個設けられていて、それ
ぞれの特殊反射領域が光検出手段に対向する位置を通過
する際に光検出手段から出射された光を反射するとした
場合、回転部材が360゜回転すれば光検出手段は2回
反射光を検出することになる。つまり、回転部材の回転
角度に応じて、光検出手段による反射光の検出回数や検
出している時間が決まる。そして、回転部材の回転角度
に応じてレンズ部は駆動されることから、制御手段は、
光検出手段による反射光の検出から回転部材の回転位置
を検出すると、レンズ部の移動した距離を間接的に検出
することができる。上記とは逆に、特殊反射領域が、回
転部材を形成する主たる部材と比較して、光を反射しな
い、あるいは、ほとんど光を反射しない状態であり、光
検出手段が反射光を受光しない状態から、回転部材の回
転位置を検出するようにしてもよい。
【0010】上記のように、レンズ部の移動した距離、
つまり移動後の位置を、光検出手段を利用して、非接触
で知ることができるので、繰り返し、長期間使用して
も、検出に関わる部材の磨耗等が生じにくく、またチャ
タリングのような接触による問題も発生せず、常に正確
な検出を行うことができる。また、レンズ部は回転部材
の回転角度に応じて、光軸方向に駆動されて直進するこ
とから、回転部材の回転による動作距離と比較して、レ
ンズ部の移動距離は短いが、請求項1においては回転部
材の回転角度を検出していることから、レンズ部の移動
距離がわずかであるときにも、その距離を正確に知るこ
とができる。逆に、レンズ部が長い距離移動するような
場合にも、光検出手段が設けられた直進部材と、特殊反
射領域が設けられた回転部材とは、直線方向において、
同じ距離移動することから、常に、回転部材と直進部材
の直線方向の位置関係は変わらず、特殊反射領域は光検
出手段に対向し得る位置からずれることなく、確実に検
出することができる。さらに、本来レンズ駆動装置を構
成する部材に、特殊反射領域や光検出手段を設けている
ことから、新たに部品等を加えることなく、容易に製造
することが可能であって、しかもコンパクトなレンズ駆
動装置となる。
【0011】ここで、レンズ駆動装置とは、例えば、ス
チルカメラ、ビデオカメラ及びデジタルカメラ等に備え
られる撮影レンズ部等が挙げられる。回転部材、直進部
材としては、撮影レンズを例にすれば、撮影レンズを構
成する、数種類の環や筒のうち、回転するカム筒や、直
進するヘリコイドネジが形成された環などが挙げられ
る。また、レンズ部は、1つのレンズや、複数のレンズ
を組み合わせたレンズ群でもよいし、あるいは複数のレ
ンズを組み合わせたレンズ群を複数組み合わせたもので
あってもよい。
【0012】また、特殊反射領域は、回転部材にどのよ
うに設けるか、また幾つ設けるかは、特に限定されな
い。例えば、回転部材に開口部を形成し、その中に金属
や白色シート等の反射効率の高い反射部材をはめ込んで
形成してもよい。あるいは、開口部は設けず、直接、反
射部材を取り付けたり、光を反射するような素材を塗布
したりしてもよい。さらに、回転部材を、2層構造と
し、2つの層のいずれかを反射効率の高い素材で成形
し、いずれかをほとんど光を反射しない素材で成形し、
光を反射しない方に穴を形成し、光を反射する方を露出
させるようにしたり、あるいは、2層の間に反射シート
を挟み込んだり、インサートした状態で成形し、回転部
材の一部にそれら反射シートが露出するように凹部を形
成してもよい。また、回転部材に、単に開口(穴)や、
凹凸を設け、段差による反射光の強度の違いを検出する
ようにしたり、回転部材を主に光を反射する部材で形成
し、特殊反射領域を逆に光を反射しない部材で形成する
ようにしてもよい。要は、特殊反射領域は、回転部材を
主に形成する部材と比較して、光に対する反射強度が異
なるようにすればよい。
【0013】光検出手段は、発光素子である発光ダイオ
ード(LED)等や、受光素子であるフォトトランジス
タやフォトダイオード等を備えていて、発光素子と受光
素子とを備えた1つの素子である、フォトリフレクター
やフォトインタラプタ等でもよいし、発光素子と受光素
子とを別々に組み合わせたものでもよい。光検出手段に
よる発光は、連続的であってもよいし、一定の間隔を有
する断続的なものであってもよい。また、制御手段は、
例えば、集積回路(IC)や、ワンチップマイクロコン
ピュータ等に形成される制御回路が挙げられる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のレンズ駆動装置において、前記回転部材には、前記回
転中心を囲むように、複数の開口部が形成され、前記特
殊反射領域は、前記複数の開口部のそれぞれに反射部材
を取り付けてなることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載のレンズ駆動装置によれ
ば、前記特殊反射領域は、回転中心を囲むように、回転
部材に形成された複数の開口部それぞれに、反射部材を
取り付けてなることから、回転部材の回転に伴って、開
口部に取り付けられた反射部材が1つずつ、光検出手段
に対向する位置を通過し、その度に光検出手段によって
反射光の検出が行われる。したがって、回転部材が1回
転しない間に、複数形成されている開口部の数だけ検出
することができ、検出頻度が高くなり、倍率等を細かく
多段階で設定するような場合にも、対応することが可能
となり、正確に検出することができる。ここで、反射部
材とは、金属光沢や、白色等の表面を有する、光を効率
良く反射する部材である。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のレンズ駆動装置において、前記特殊反射領域
を、前記レンズ部の焦点を合わせるための、基準位置と
することを特徴とする。
【0017】請求項3に記載のレンズ駆動装置によれ
ば、特殊反射領域を、レンズ部の焦点(ピント)を合わ
せるための、基準位置として、ピント合わせの際にも、
非接触により、基準位置を定めることから、繰り返し、
長期間使用しても正確にピント合わせの基準位置を定め
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のレンズ駆動装置について
図1〜図5に基づいて説明する。
【0019】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について、図1〜図4に基づいて説明する。図1
及び図2は、本発明のレンズ駆動装置の一例としての、
スチルカメラの撮影レンズを示す断面図である。このス
チルカメラは、ワイド(WIDE、最小倍率)からテレ
(TELE、最大倍率)まで、全5段階の倍率設定が可
能であるステップ式ズームカメラで、レンズ群を適宜駆
動し、5段階の焦点距離が設定できるようになってい
る。さらに、このカメラは、オートフォーカス(AF)
機能を有し、所定の倍率が設定された状態で、ピント調
節のためにレンズ群の駆動を自動的に行うことができる
ようになっている。
【0020】カメラ本体1に対して、レンズ駆動装置で
ある撮影レンズ2が取り付けられている。撮影レンズ2
は、主に、固定環5、回転環6、直進環7、カム筒8、
前群駆動環9、後群規制環10からなり、これらの環は
円筒状であって、それぞれの環の開口のほぼ中心を通る
直線(中心線)がほぼ一致するような状態で重ねられて
いる。これら環の内部空間には、複数のレンズからなる
前レンズ群3及び後レンズ群4が、前記中心線と光軸が
一致するように設けられている。前レンズ群3は、前レ
ンズ保持環18の内部に保持されていて、該環18を介
して、前群駆動環9の移動と共に駆動されるようになっ
ている。後レンズ群4(レンズ部)は、後レンズ保持環
19の内部に保持されていて、この後レンズ保持環19
に差し込まれている移動ピン13を介して、カム筒8の
移動と共に移動するようになっている。そして、後述す
るように、カメラ本体1に設けられている制御回路Mに
制御されて前記各環6、7、8、9、10が動作するこ
とによって、前レンズ群3及び後レンズ群4は、カメラ
の前後方向(図1の左右方向)にそれぞれ駆動されるよ
うになっている。
【0021】固定環5は、撮影レンズ2を構成する環の
中で、最も外側の環であり、カメラ本体1に対してネジ
等によって固定されている。固定環5の内周面には、回
転環6の外周面に形成されているヘリコイドネジ6aと
螺合するヘリコイドネジ5aが切られている。また、図
1、2に示すように、固定環5の下部であって内側に
は、前後方向に、直進環7の直進ガイド7aが係合でき
る、直進ガイド溝5bが形成されている。また、固定環
5には、図2に示すように、固定環5を形成する円筒部
分を貫通するギア孔5cが形成されていて、このギア孔
5cに、駆動ギア11が臨んでいる。一方、カメラ本体
1には、レンズを駆動するための、図示しないレンズ駆
動用モータが取り付けられている。該駆動ギア11は、
前記レンズ駆動用モータが駆動されると、図示しない歯
車列から回転が伝達されて、回転するようになってい
る。
【0022】回転環6は、固定環5の内側に、前記中心
線を回転軸として回転可能な状態で設けられていて、そ
の外周面には、前記ヘリコイドネジ5aと螺合するヘリ
コイドネジ6aが形成されている。また、回転環6の内
周面には、図2に示すように、カム筒8に取り付けられ
たピン12の頭部がはめ込まれる、2つの凹部6b、6
bが互いに対向する位置に形成されている。また、外周
面には、駆動ギア11と噛み合う、ギア6dが形成され
ていて、回転環6は、このギアを介して駆動ギア11か
ら回転力が伝達されて、回転するようになっている。回
転環6の後端部には、直進環7のフック係合部7bに係
合しているフック6cが、1個〜数個、形成されてい
る。
【0023】直進環7は、回転環6の内側に設けられて
いて、その後端部には径方向に突出し、前記直進ガイド
溝5bに係合する直進ガイド7aが形成されている。直
進環7は、直進ガイド7aが直進ガイド溝5bに係合す
ることによって、進行方向が、レンズの光軸にほぼ平行
するように、規制されている。また、直進環7の外周面
の後部には、前記フック6cに係合される、フック6c
に対応するフック係合部7bが、全周に形成されてい
る。直進環7は、フック係合部7bがフック6cに係合
されているので、回転環6が回転しながら前後に回転移
動すると、それによって、前後に直進するようになって
いる。直進環7の内周面には、カム筒8のヘリコイドネ
ジ8aと螺合するヘリコイドネジ7cが形成されてい
る。また、内周面には、図2に示すように、後群規制環
10の直進ガイド10bによって係合され、前後方向に
細長く形成されている、4つの直進ガイド溝7d、7d
が設けられている。さらに、図2に示すように、直進環
7によってピン12の動きが制限されないように、直進
環7を貫通する2つの逃げ穴7e、7eが、互いに対向
する位置に形成されている。
【0024】カム筒8(回転部材)は、直進環7の内側
に、前記中心線を回転軸として回転自在な状態で設けら
れていて、外周面には、直進環のヘリコイドネジ7cと
螺合するヘリコイドネジ8aが形成されている。さら
に、外周面には、図2に示すように、ピン孔8b、8b
が形成されていて、該ピン孔8b、8bにピン12、1
2がはめ込まれている。カム筒8の後端部には、後群規
制環10のフック係合部10cに係合するフック8f
が、1個〜数個、形成されている。カム筒8の内周面に
は、前群駆動環9のヘリコイドネジ9aと螺合するヘリ
コイドネジ8eが形成されている。さらに、内周面に
は、前記移動ピン13の先端部がはめ込まれていて、カ
ム筒8の内周面に沿って斜めに切り込まれた図示しない
カム溝が設けられている。
【0025】カム筒8には、図2に示すように、円周方
向に沿って、開口部8c、及び8d、8d…が形成され
ている。開口部8cは、開口部8d、8d…より円周方
向において長くなるように形成されている。これら開口
部8c及び8d…は、それぞれ、内部が、カム筒8の内
部に向かって細くなるように、階段状に形成されてい
て、その段によって形成される面上に主に金属からなる
特殊反射領域である反射板14、15、15…が圧入に
より取り付けられている。反射板14、15…は、カム
筒8の回転時に、後群規制環10の外周面に取り付けら
れている光検出素子17の対向する位置を通過するよう
になっている。反射板14、15、15…は、図3に示
すように、両端が、細かい、連続する三角形状の山谷部
を有するように形成されている。
【0026】図4は、カム筒8に取り付けられた反射板
14、15、15…を平面に展開した図である。図4の
最下段は、カム筒8の内周面に対する、光検出素子17
の相対的な位置を示している。反射板14は、開口部8
dに取り付けられる反射板15…よりも、図3(a)の
矢印方向において、長く形成されていて(A>B)、ま
た、反射板14、15…のそれぞれの間隔(C、D、
E、F、G)は、それぞれ所定の間隔で設定され、反射
板14とその隣の反射板15との間隔(C)は、他の間
隔(D、E、F、G)よりも短くなっている。
【0027】前群駆動環9は、カム筒8の内側に設けら
れていて、前述のように、内部に前レンズ群3を有す
る。前群駆動環9の外周面には、カム筒8のヘリコイド
ネジ8eと螺合するヘリコイドネジ9aが形成されてい
る。また、内周面には、後述する後群規制環10の直進
ガイド溝10a…にはめ込まれる、3つの直進ガイド9
b、9b、9bが前後方向に細長く形成されている。前
群駆動環9は、カム筒8が回転すると、ヘリコイドネジ
9aを介して、その回転力が伝達されるが、直進ガイド
9b…が、直進ガイド溝10a…にはめ込まれているこ
とにより、進行方向が規制されていて、直進することに
よって前後に移動するようになっている。さらに前群駆
動環9の図1のC部分には、図示しないシャッターが取
り付けられている。このシャッターは、カメラ本体1に
内蔵される図示しない制御回路Mに対して、フレキシブ
ルプリント基板(以下、FP基板という)16を介して
接続され、前記制御回路Mによって制御されている。
【0028】後群規制環10(直進部材)は、前群駆動
環9の内側に設けられていて、その外周面には、図2に
示すように、前群駆動環9の前記直進ガイド9b…がは
め込まれる、3つの直進ガイド溝10a、10a、10
aが、それぞれ前後方向に沿って、形成されている。
【0029】また、後群規制環10の後端部には、径方
向に延出する、直進ガイド10b、10b、10b、1
0b(図1に一つのみ図示)が形成されている。この直
進ガイド10b…は、直進環7の直進ガイド溝7d…に
係合している。さらに、後群規制環10の外周面の後部
には、前記フック8fに係合される、フック係合部10
cが、形成されている。後群規制環10は、フック係合
部10cがフック8fに係合され、かつ直進ガイド10
b…が直進ガイド溝7d…に係合されて移動の方向が規
制されているので、、カム筒8が回転しながら前後に移
動すると、それによって、前後方向に直進するようにな
っている。
【0030】さらに、後群規制環10の後部には、該環
10の円筒部分を貫通し、前記移動ピン13が挿通して
いるガイド孔10dが形成されている。このガイド孔1
0dは、前後方向に形成されている。移動ピン13は、
その先端部がカム筒8の前記カム溝にはめ込まれてい
て、かつ、ガイド孔10dによって移動方向が規制され
ているので、カム筒8の回転移動に応じて、前後方向に
直進するようになっていて、それによって、後レンズ群
4が前後に直進するようになっている。
【0031】上記のように、カム筒8の回転移動によっ
て、前群駆動環9及び後群規制環10がそれぞれ移動す
るようになっている。そして、それによって前レンズ群
3及び後レンズ群4が、前後方向に移動する。カム筒8
の回転角度に対する、各レンズ群3、4の直線方向の移
動距離は、前レンズ群3についてはヘリコイドネジ8e
とヘリコイドネジ9aの関係において決まっていて、後
レンズ群4についてはカム筒8のカム溝によって決まっ
ている。そして、カム筒8の回転した角度によって、各
レンズ群3、4の間隔やそれぞれの位置が、一義的に決
まるようになっている。
【0032】また、後群規制環10の外周面の上部に
は、光検出素子(光検出手段)17が、FP基板16上
に実装された状態で、取り付けられている。光検出素子
17は、発光ダイオード等の発光素子と、フォトダイオ
ードやフォトトランジスタ等の受光素子等からなり、F
P基板16を介して、前記制御回路Mによって制御され
ている。カメラのメインスイッチがOFFのとき、撮影
レンズ2は沈胴した状態であり、図4に示すように、光
検出素子17の上方には、カム筒8の開口部8cに取り
付けられた反射板14が位置するようになっている。カ
メラのメインスイッチがONになったときや、カム筒8
が回転する際には、後群規制環10も前進し、光検出素
子17の上方を、前記反射板14、15、15…が順に
通過するようになっている。この通過のときに、光検出
素子17から発せられた光が、反射板14、15、15
…のいずれかによって反射されて、その反射光が光検出
素子17によって受光される。光検出素子17は、反射
光を検出すると、反射光検出信号を制御回路Mに出力す
る。また、上方に反射板14や15が存在しないとき
は、反射光を検出せず、反射光検出信号を出力すること
はない。
【0033】カメラ本体1には、図示しないワンチップ
マイクロコンピュータ(マイコン)が設けられていて、
該マイコン上に制御手段としての制御回路Mが形成され
ている。また、前述のレンズ駆動用モータの近傍には、
図示しないフォトリフレクターやフォトインタラプタ等
が配設されていて、これらは、制御回路Mと電気的に接
続されている。制御回路Mは、メインスイッチON時、
倍率設定時及びピント合わせ時において、これらフォト
リフレクターやフォトインタラプタ等を用いてレンズ駆
動用モータの回転する回数を確認しながら、レンズ駆動
用モータの動作を制御するようになっていて、間接的
に、カム筒8の回転角度、つまり、前レンズ群3、後レ
ンズ群4の移動を制御するようになっている。また、制
御回路Mは、光検出素子17から出力される反射光検出
信号から、カム筒8の回転角度、つまり各レンズ群3、
4の位置を検出するようになっている。
【0034】制御回路Mによる、メインスイッチON時
及び倍率設定時のレンズ駆動用モータの制御と、位置の
検出について、具体的に述べる。カメラのメインスイッ
チがOFFのとき、撮影レンズ2は沈胴した状態であ
り、光検出素子17の上方には、反射板14が位置して
いる(図4)。この状態から、メインスイッチがONに
なると、制御回路Mは、レンズ駆動用モータを駆動し、
カム筒8を回転移動させ(図4の左方向)、反射板14
の隣の反射板15の端が光検出素子17の上方にかかっ
たときを基準の位置として(「基1」)、レンズ駆動用
モータの回転する回数をフォトリフレクターやフォトイ
ンタラプタ等によって確認しながら、この反射板15が
光検出素子17の上方を通り過ぎたところで、一旦モー
タを停止する。続けて、制御回路Mは、モータを逆回転
して、WIDE側に向かってカム筒8を回転させ(図4
の右方向)、前記モータの回転の回数を確認しつつ、カ
ム筒8が所定の位置に戻ったところで、前記モータを停
止させる。このとき、光検出素子17は、カム筒8の内
周面に対して、「停1」に位置するようになっている。
メインスイッチがONになると、光検出素子17は連続
的に発光を開始していて、上記の一連動作において、図
4の最も右にある反射板15が光検出素子17に対向す
る位置にあるときには、光検出素子17によって反射光
が検出され、制御回路Mに対して反射光検出信号が出力
される。これによって、制御回路Mは、カム筒8の回転
位置、すなわち、各レンズ群3、4の位置を検出しつ
つ、モータを駆動することができる。
【0035】光検出素子17が「停1」の状態が最小倍
率のWIDEであり、この状態を基準として、WID
E、2段目、3段目、4段目、TELEの5段階の撮影
倍率に変更できる。制御回路Mは、使用者によって操作
されるズームスイッチ等からの信号に基づいて、所定の
倍率に変更すべく、レンズ駆動用モータを駆動する。こ
の際、メインスイッチON時同様に、レンズ駆動用モー
タの回転の回数を、前記フォトリフレクタやフォトイン
タラプタ等によって確認しながら、回転させ、必要な回
数、回転したところで、モータを停止させる。
【0036】ここで、図4に示すそれぞれの反射板15
は、WIDE、2段目、3段目、4段目、TELEの5
段階の倍率に対応していて、倍率変更の際、カム筒8の
回転によって、光検出素子17に対向する位置であっ
て、光検出素子17の上方を、反射板15は1つずつ通
過する。一方、制御回路Mは、反射板15の通過数を検
出していて、TELE側への回転の場合には、1つの反
射板15の通過によってプラス、WIDE側への回転の
場合にはマイナスとしてカウントし、所定の倍率に対応
する反射板15を認識し、各レンズ群3、4の位置の検
出と共に、所定の倍率の状態になったかどうかを確認し
ている。制御回路Mのモータの駆動により、後レンズ群
4と前レンズ群3が所定の位置に移動し、このとき、光
検出素子17がカム筒8の内周面に対して、相対的に
「停2」、「停3」、「停4」、「停5」のいずれかに
位置するようになり、2段目〜TELEの倍率のいずれ
かの状態になる。なお、この場合、メインスイッチがO
Nになったとき同様、一旦それぞれの倍率に対応する反
射板15は、光検出素子17の上方を通過した後、前記
モータの逆回転により、戻って、停止するようになって
いる。また、TELE側からWIDE側に撮影倍率を変
更しようとする場合には、カム筒8は、WIDE側にの
み回転し(図4の右方向)、「停4」等で停止するよう
になっている。
【0037】制御回路Mには、ピント合わせ時に、AF
機能の測距によって得られた被写体までの距離に応じ
て、各倍率において、被写体までの距離に対応する、レ
ンズ駆動用モータの回転の回数がメモリされている。そ
れぞれの倍率において、光検出素子17がカム筒8の内
周面に対して「基1」、「基2」、「基3」、「基
4」、「基5」のいずれかに位置する状態を、基準とし
てモータの回転がカウントされて、ピント合わせが行わ
れるようになっている。ピント合わせは、常にカム筒8
をTELE側に回転させて行われる。光検出素子17が
「基1」等に位置していることも、光検出素子17が個
々の反射板15からの反射光を検出することによって、
制御回路Mによって認識される。
【0038】上記構成を有するスチルカメラの動作につ
いて説明する。メインスイッチ投入前、撮影レンズ2
は、沈胴状態であり、反射板14の所定箇所に対向する
ように、光検出素子17が位置している(図4)。ま
ず、使用者が、スチルカメラの図示しないメインスイッ
チをON状態にすると、制御回路Mによって、レンズ駆
動用モータが駆動され、カム筒8が、回転し、TELE
側に繰り出され(図4の左方)、撮影倍率がWIDEと
なる、所定の位置で停止する。このとき光検出素子17
は、カム筒8の内周面に対して、図4の「停1」にあ
る。また、メインスイッチがONになると、光検出素子
17が連続的に発光を始め、カム筒8が所定の位置で停
止した後、光検出素子17の発光を止める。
【0039】スチルカメラの使用者が、WIDE状態か
ら、例えば、テレ(TELE)に倍率を変更すべく、カ
メラ本体に設けられている図示しないズームスイッチを
操作すると、制御回路Mの制御によって、光検出素子1
7が連続的に発光を始め、レンズ駆動用モータが駆動さ
れる。これによって図示しない歯車列から回転力が伝達
された駆動ギア11が回転し、駆動ギア11とギア結合
している回転環6が回転する。回転環6のヘリコイドネ
ジ6aが固定環5のヘリコイドネジ5aに螺合している
ことから、回転環6は、回転しながら前進する。このと
き、フック係合部7bを介して回転環6に係止されてい
る直進環7も、共に前進するが、直進環7は、直進ガイ
ド7aが固定環5の直進ガイド溝5bにはまっているの
で、回転せずに直進しながら前進する。
【0040】また、回転環6が回転すると、ピン12、
12を介して、カム筒8に対してもその回転力が伝達さ
れ、カム筒8はヘリコイドネジ8aが直進環7のヘリコ
イドネジ7cに螺合していることから、回転しながら前
進する。このとき、フック8fを介してカム筒8に係止
されている後群規制環10も、共に前進するが、該環1
0は、直進ガイド10b、10bが直進環7の直進ガイ
ド溝7d、7dにはまっているので、回転せずに直進し
ながら前進する。
【0041】また、カム筒8が回転するようになると、
前群駆動環9にはヘリコイドネジ9aを介して、その回
転力が伝達されるが、直進ガイド9b…が、後群規制環
10の直進ガイド溝10a…にはめ込まれているので、
直進しながら前進する。
【0042】カム筒8が回転すると、光検出素子17の
上方を、反射板15、15…が1つずつ通り過ぎてい
き、そのたびに、光検出素子17が発光した光が、反射
板15によって反射されて、その反射光が光検出素子1
7によって検出され、制御回路Mによって前レンズ群3
及び後レンズ群4の位置が検出される。制御回路Mは、
各レンズ群3、4の位置を検出しつつ、テレ状態に対応
する数だけ、レンズ駆動用モータを回転させると、レン
ズ駆動用モータを停止し、これによって、各レンズ群3
及び4は停止し、テレ状態の倍率に設定される。このと
き光検出素子17は、カム筒8の内周面に対して、「停
5」に位置する。モータが停止した後で、光検出素子1
7は発光を止める。
【0043】次に、使用者がレリーズボタンを半押しす
ると、AF機能によって被写体までの距離が測定され
る。その距離と、既に設定されている倍率(TELE)
に応じて、制御回路Mは、レンズ駆動用モータの回転の
回数を決定する。使用者がレリーズボタンを押し込む
と、光検出素子17は発光を始め、反射板15からの反
射光を光検出素子17が検出し始めたポイント(「基
5」)を基準として、制御回路Mの制御によって、すで
に決定している数だけ前記モータが回転駆動され、その
後停止する。
【0044】ピント合わせのためのモータの回転が停止
したら、シャッター羽が開放され、撮影が行われる。撮
影が終了すると、モータが逆転し、カム筒8がWIDE
側に回転し、「停5」の位置にまで戻り、モータを停止
して、発光を止め、使用者からの指示待ちの状態にな
る。
【0045】以上のレンズ駆動装置である撮影レンズ2
によれば、制御回路Mの制御によって、カム筒8は、開
口のほぼ中心を通る中心線を回転中心として回転しなが
ら移動し、同時に、カム筒8の移動と共に、同一の方向
に、直線方向の移動距離が同じであるように後群規制環
10が直進し、カム筒8の回転移動と後群規制環10の
直進によって、後レンズ群4が光軸方向に駆動される。
カム筒8が回転移動するときに、カム筒8に設けられて
いる反射板14、15…も回転し、後群規制環10に設
けられている光検出素子17に対向する位置を通過す
る。このとき、光検出素子17が、出射した光を、反射
板14、15…が反射し、その反射した光を光検出素子
17が検出する。この検出回数や検出時間は、カム筒8
の回転角度に応じて、決まり、また、カム筒8の回転角
度に応じて前レンズ群3、後レンズ群4は駆動されるこ
とから、制御回路Mは、光検出素子17による反射光の
検出によって、各レンズ群3、4の移動した距離(移動
後の位置)を間接的に検出することができる。
【0046】したがって、各レンズ群3、4の移動した
距離を、光検出素子17を利用して、非接触で知ること
ができるので、繰り返し、長期間使用しても、検出に関
わる部材の磨耗等が生じにくく、またチャタリングのよ
うな接触による問題も発生せず、常に正確な検出を行う
ことができる。また、各レンズ群3、4はカム筒8の回
転角度に応じて、光軸方向に駆動されて直進することか
ら、カム筒8の回転による動作距離と比較して、後レン
ズ群4の移動距離は短いが、撮影レンズ2ではカム筒8
の回転角度を検出していることから、後レンズ群4の移
動距離がわずかであるときにも、その距離を正確に知る
ことができる。逆に、各レンズ群3、4が長い距離移動
するような場合にも、光検出素子17が設けられた後群
規制環10と、反射板14、15…が設けられたカム筒
8とは、直線方向において、同じ距離移動することか
ら、常に、カム筒8と後群規制環10の直線方向の位置
関係は変わらず、反射板14、15…は光検出素子17
に対向し得る位置からずれることなく、確実に後レンズ
群4の位置を検出することができる。
【0047】さらに、本来撮影レンズ2を構成する部材
であるカム筒8や後群規制環10に、反射板14、15
…や光検出素子17を設けていることから、新たに部品
等を加えることなく、容易に製造することが可能であっ
て、しかもコンパクトな撮影レンズ2となる。
【0048】また、撮影レンズ2では、回転軸を囲むよ
うに、カム筒8には6つの開口部8c、8d…が形成さ
れていて、それぞれに反射部14、15…が取り付けら
れていることから、カム筒8の回転に伴って、反射部1
4、15…が1つずつ、光検出手段に対向する位置を通
過し、その度に受光素子によって反射光の検出が行われ
る。したがって、回転部材が1回転しない間に、6回検
出することができ、検出頻度が高く、撮影レンズ2のよ
うにレンズの倍率を多段階で設定するような場合にも、
対応することが可能となる。
【0049】(第2〜第8の実施の形態)以下に、本発
明の第2〜第8の実施の形態について説明する。第2〜
第8の実施の形態は、第1の実施の形態とほぼ同様であ
るので、第1の実施の形態と異なる部分のみ、以下説明
する。
【0050】第2の実施の形態としては、第1の実施の
形態のように、カム筒に開口部を設けず、カム筒8の後
部の内側に反射板を数個取付ける。
【0051】第3の実施の形態としては、カム筒を内環
と外環から構成し、内環を黒く塗装し、外環を白い樹脂
で成形する。内環に、数個穴を形成し、外環の白い樹脂
を露出させる。後群規制環に取り付けられた光検出素子
は、内環の黒い内周面と、外環の白い内周面の、反射光
の強度の差を検出するようにする。
【0052】第4の実施の形態としては、第3の実施の
形態同様カム筒を内環と外環から構成し、その間に反射
シートをはさみこむ。内環に数個穴を形成し、反射シー
トを露出させる。光検出素子は、穴から露出する反射シ
ートからの反射光を検出する。
【0053】第5の実施の形態としては、カム筒を、反
射シートをインサートした状態で成形し、この反射シー
トが露出するように、カム筒に穴を形成する。
【0054】第6の実施の形態としては、カム筒の内側
に、光を反射するようなもの、白色の塗料やシール、金
属を含む塗料やシールを、塗布あるいは取り付ける。
【0055】第7の実施の形態としては、光検出素子1
7の代わりに、図5に示すように、フォトインタラプタ
31をFP基板16に実装し、一方、カム筒32の内周
面には、円周方向に沿って突条33を形成し、フォトイ
ンタラプタ31の発光素子と受光素子の間の設けられて
いる凹部31aに、突条33が臨んだ状態とする。突条
33には、円周方向に沿って、数カ所に信号用の溝が設
けられ、カム筒32の回転によって、信号用の溝がフォ
トインタラプタ31の間を通過すると、フォトインタラ
プタ31によって、後レンズ群4の位置が検出されるよ
うになっている。
【0056】第8の実施の形態としては、反射板等を一
切利用せず、カム筒に、円周方向に沿って、穴、又は凹
凸を形成し、穴の部分と穴以外の部分、あるいは凹部分
と凸部分の段差による反射光の強度の差を検出するよう
にする。
【0057】以上の第2〜第8の実施の形態における、
レンズ駆動装置である撮影レンズによれば、第1の実施
の形態同様、光検出素子を利用して、非接触で検出する
ことができるので、後レンズ群の移動した距離を、常に
正確に検出することができる。また、本来撮影レンズ2
を構成する部材であるカム筒や後群規制環を利用してい
るので、新たに部品等を加えることなく、容易に製造す
ることが可能であって、しかもコンパクトな撮影レンズ
となる。
【0058】また、上記第1〜第8の実施の形態では、
本発明をスチルカメラに適用した例について述べたが、
本発明はこれに限らず、ビデオカメラやデジタルカメラ
等の他の光学機器に適用することができる。
【0059】さらに、上記の各部の具体的な構造や形状
等は、適宜変更可能であることは勿論であり、例えば、
レンズ繰り出しの方式は3段ヘリコイドによって繰り出
す方式であったが、2段ヘリコイドによって繰り出すよ
うになっていてもよいし、また、レンズの構成は前群及
び後群の2群によって構成されているが、3つ以上のレ
ンズ群から構成されていてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、レンズ
部の移動した距離(移動後の位置)を、光検出手段を利
用して、非接触で知ることができるので、繰り返し、長
期間使用しても、検出に関わる部材の磨耗等が生じにく
く、またチャタリングのような接触による問題も発生せ
ず、常に正確な検出を行うことができる。また、レンズ
部は回転部材の回転角度に応じて、光軸方向に駆動さ
れ、直進することから、回転部材の回転による動作距離
と比較して、レンズ部の移動距離は短いが、回転部材の
回転角度を検出していることから、レンズ部の移動距離
がわずかであるときにも、その距離を正確に知ることが
できる。逆に、レンズ部が長い距離移動するような場合
にも、光検出手段が設けられた直進部材と、特殊反射領
域が設けられた回転部材とは、直線方向において、同じ
距離移動することから、常に、回転部材と直進部材の直
線方向の位置関係は変わらず、特殊反射領域は光検出手
段に対向し得る位置からずれることなく、確実に検出す
ることができる。さらに、本来レンズ駆動装置を構成す
る部材に、特殊反射領域や光検出手段を設けていること
から、新たに部品等を加えることなく、製造が容易であ
って、しかもコンパクトなレンズ駆動装置となる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、回転部材
が1回転しない間に、複数形成されている開口部の数だ
け検出することができ、検出頻度が高くなり、倍率等を
細かく多段階で設定するような場合にも、対応すること
が可能となり、正確に検出することができる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、特殊反射
領域を、レンズ部の焦点(ピント)を合わせるための、
基準位置とすることから、ピント合わせの際にも、非接
触により、基準位置を定めることから、繰り返し、長期
間使用しても正確にピント合わせの基準位置を定めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ駆動装置の一例として、スチル
カメラの撮影レンズの横断面図である。
【図2】図1のB−B線に沿った矢視断面図である。
【図3】図1の開口部と反射板とを示したもので、
(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図4】カム筒に取り付けられた反射板を平面に展開し
た図である。
【図5】本発明の実施形態の他の例として、光検出素子
としてフォトインタラプタを使用する場合の、要部のみ
示した断面図である。
【図6】従来のレンズ駆動装置を示す、スチルカメラの
撮影レンズの横断面図である。
【図7】図6における、A−A線に沿った矢視断面図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ(レンズ駆動装置) 3 前レンズ群 4 後レンズ群(レンズ部) 5 固定環 6 回転環 7 直進環 8 カム筒(回転部材) 9 前群駆動環 10 後群規制環(直進部材) 14、15 反射板(特殊反射領域) 17 光検出素子(光検出手段) M 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 直幸 長野県諏訪市上川1丁目1538番地 日東光 学株式会社上諏訪工場内 (72)発明者 小川 晴巳 長野県諏訪市上川1丁目1538番地 日東光 学株式会社上諏訪工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状であって、開口のほぼ中心を通る
    直線を回転中心として、回転しながら前記回転中心の方
    向に移動する回転部材と、 円筒状であって、前記回転部材の内側又は外側に、開口
    している方向を合わせるように位置し、前記回転部材の
    移動と共に、同一の方向に、直線方向の移動距離が同じ
    であるように直進する直進部材と、 前記回転部材の移動を制御する制御手段と、 前記回転中心と光軸が一致するように前記回転部材と前
    記直進部材の内側に位置し、前記回転部材と前記直進部
    材の動作によって、前記回転部材の回転角度に応じて光
    軸方向に駆動されるレンズ部とを備えるレンズ駆動装置
    において、 前記直進部材には、光を発光し、かつ受光する機能を有
    し、発光した前記光の反射光の有無または強弱を検出す
    る光検出手段が設けられ、 前記回転部材には、前記回転部材の内周面を主に形成す
    る部材とは、異なる反射強度で光を反射する特殊反射領
    域が設けられ、この特殊反射領域は、前記回転部材の回
    転の際に、前記光検出手段に対向する位置を通過し、 前記制御手段は、前記光検出手段が、前記光検出手段か
    ら出射された光を前記特殊反射領域が受けたことに対応
    する、反射光の有無または強弱を検出することによっ
    て、前記回転部材の回転位置を検出することを特徴とす
    るレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転部材には、前記回転中心を囲む
    ように、複数の開口部が形成され、 前記特殊反射領域は、前記複数の開口部のそれぞれに反
    射部材を取り付けてなることを特徴とする請求項1に記
    載のレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記特殊反射領域を、前記レンズ部の焦
    点を合わせるための、基準位置とすることを特徴とする
    請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003029122A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Olympus Optical Co Ltd ズーム駆動装置
CN100368853C (zh) * 2004-12-24 2008-02-13 阿尔卑斯电气株式会社 透镜驱动装置
JP2013164583A (ja) * 2012-01-13 2013-08-22 Panasonic Corp レンズ鏡筒

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