JPH11202193A - 焦点検出装置及び焦点検出装置付きカメラ - Google Patents

焦点検出装置及び焦点検出装置付きカメラ

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JPH11202193A
JPH11202193A JP10006922A JP692298A JPH11202193A JP H11202193 A JPH11202193 A JP H11202193A JP 10006922 A JP10006922 A JP 10006922A JP 692298 A JP692298 A JP 692298A JP H11202193 A JPH11202193 A JP H11202193A
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photoelectric conversion
optical system
focus detection
pupil
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Yosuke Kusaka
洋介 日下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸中心外の位置で焦点検出を行う場合、口
径食の影響を軽減して、焦点検出を正確に行うことを可
能にする。 【解決手段】 撮影光学系20と光電変換手段4との間
の光路中又は前記撮影光学系20内の光路中に配置され
るとともに、互いに重心位置の異なる少なくとも3つの
開口を備え、該少なくとも3つの開口から少なくとも1
つの開口を選択して第一の開口とするとともに、該第一
の開口とは重心位置の異なる少なくとも1つの開口を選
択して第二の開口とし、前記第一及び第二の開口を前記
光束に対して時分割で開閉する瞳分割手段3を設け、光
電変換手段4に形成される前記被写体の像による画像信
号に基づいて撮影光学系20の焦点状態を検出する焦点
検出手段(演算制御手段5)から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系の射出瞳位
置近傍に設けられた開口を交互に切り換えて像ズレを検
出する瞳時分割型像ズレ検出方式の焦点検出装置及び焦
点検出装置付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の焦点検出装置としては、光学系の
射出瞳位置近傍に設けられた一対の開口を交互に切り換
えて用いることにより像ズレを検出する瞳時分割型像ズ
レ検出方式の焦点検出装置が知られている。この焦点検
出装置は、次の様な構成を有している。すなわち、撮影
光学系の射出瞳近傍に設定された一対の開口を交互に切
り換えて用い、撮影光学系の結像面に交互に被写体像
(以下、一対の被写体像と称する)を形成する。前記一
対の被写体像は、前記撮影光学系の結像面に配置された
イメージセンサにより、前記開口の切換と同期して交互
に光電変換される。したがって、前記イメージセンサ
は、前記一対の被写体像に対応する一対の画像データを
出力する。撮影光学系の焦点状態は、前記一対の像デー
タのズレを検出することにより求められる。
【0003】前記一対の開口を交互に開閉する手段とし
ては、次のようなものが知られている。例えば、撮影光
学系の絞り面に光軸中心を外れた開口を備えたマスク板
をモータ等により光軸中心に回転させる。そして、マス
ク板の回転に同期して、撮影光学系の結像面に設けられ
たCCDイメージセンサで電荷蓄積を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の瞳時分割型像ズ
レ検出方式による焦点検出装置は、次のような問題点を
有している。すなわち、前記した一対の開口は、イメー
ジセンサで光電変換する際の位置が予め決められている
ために、被写界の光軸外の位置(例えば、画面周辺の位
置)で焦点検出を行う場合、一対の開口を通る光束が射
出瞳による口径食により光量的にアンバランスとなる。
したがって、形成される一対の像の同一性が崩れる現象
が発生し、焦点検出精度が悪化したり、焦点検出不可能
となる。
【0005】本発明の目的は、被写界の光軸外の位置で
焦点検出を行う場合においても、口径食の影響を軽減し
て、焦点検出を正確に行うことが可能な瞳時分割方式の
焦点検出装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、被写界の光軸外の位置で焦点検出を行う場合におい
ても、口径食の影響を軽減して、焦点検出を正確に行う
ことが可能な瞳時分割方式の焦点検出装置付きカメラを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被写体からの光束を結像する撮影光学系の結像面に
配置され、前記被写体の像を画像信号に変換する光電変
換手段と、前記撮影光学系と前記光電変換手段との間の
光路中又は前記撮影光学系内の光路中に配置されるとと
もに、互いに重心位置の異なる少なくとも3つの開口を
備え、該少なくとも3つの開口から少なくとも1つの開
口を選択して第一の開口とするとともに、該第一の開口
とは重心位置の異なる少なくとも1つの開口を選択して
第二の開口とし、前記第一及び第二の開口を前記光束に
対して時分割で開閉する瞳分割手段と、前記瞳分割手段
によって前記光電変換手段に形成される前記被写体の像
による画像信号に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を
検出する焦点検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、互いに重
心位置の異なる3つの開口から少なくとも1つの開口を
選択することにより、第一の開口と第二の開口が各々形
成される。したがって、光軸外の位置(例えば、画面周
辺の位置)で焦点検出を行う場合、前記第一の開口と前
記第二の開口を少なくとも3つの開口から適宜選択する
ことにより、第一の開口を通る光束と第二の開口を通る
光束とが、口径食により光量的にアンバランスとなる現
象を防止することができる。したがって、光軸外の位置
で焦点検出を行う場合、焦点状態を正確に検出すること
が可能な焦点検出装置を提供することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、被写体からの光
束を結像する撮影光学系と、前記撮影光学系によって結
像された前記被写体の像を受光し、画像信号に変換する
光電変換手段と、前記撮影光学系と前記光電変換手段と
の間の光路中又は前記撮影光学系内の光路中に配置され
るとともに、互いに重心位置の異なる少なくとも3つの
開口を備え、該少なくとも3つの開口から少なくとも1
つの開口を選択して第一の開口とするとともに、該第一
の開口とは重心位置の異なる少なくとも1つの開口を選
択して第二の開口とし、前記第一及び第二の開口を前記
光束に対して時分割で開閉する瞳分割手段と、前記瞳分
割手段によって前記光電変換手段に形成される前記被写
体の像による画像信号に基づいて前記撮影光学系の焦点
状態を検出する焦点検出手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、互いに重
心位置の異なる3つの開口から少なくとも1つの開口を
選択することにより、第一の開口と第二の開口が各々形
成される。したがって、光軸外の位置(例えば、画面周
辺の位置)で焦点検出を行う場合、前記第一の開口と前
記第二の開口を少なくとも3つの開口から適宜選択する
ことにより、第一の開口を通る光束と第二の開口を通る
光束とが、口径食により光量的にアンバランスとなる現
象を防止することができる。したがって、光軸外の位置
で焦点検出を行う場合、焦点状態を正確に検出すること
が可能な焦点検出装置を備えたカメラを提供することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (焦点検出の原理説明)まず、図面を参照して焦点検出
の原理について説明する。図1乃至図4は、瞳時分割型
像ズレ検出方式による焦点検出の原理を説明するための
模式図である。
【0011】図1は、結像光学系の射出瞳位置201に
設けられた2つの開口202,203と光電変換手段2
04を示す説明図である。図示するように、射出瞳位置
201には、光軸205を挟んで一対の開口202,2
03が設けられている。ここで、各開口202,203
の重心位置は互いに異なる位置に存在し、開口202,
203とが同一の位置に設けられることはない。また、
光電変換手段204は、結像光学系の予定結像面に配置
されている。
【0012】図2乃至図4は、図1に示す結像光学系を
上部から見た場合の断面説明図である。なお、以下の説
明では、被写体を結像光学系の光軸205上にある点光
源(図示せず)として説明する。図2の(a),(b)
は、結像光学系が合焦している状態を示す図である。図
示するように、開口202と開口203を通過する点光
源からの各光束は、光電変換手段204上の同一の位置
Aにそれぞれ結像する。
【0013】図3の(a),(b)は、結像光学系の焦
点位置が合焦位置よりも前位置に存在する前ピン状態を
示す図である。図3の(a)に示するように、開口20
2を通過する点光源からの光束は、光電変換手段204
上の位置Bに結像する。一方、図3の(b)に示すよう
に、開口203を通過する点光源からの光束は光電変換
手段204上の位置Cに結像する。
【0014】図4の(a),(b)は、結像光学系の焦
点位置が合焦位置よりも後位置に存在する後ピン状態を
示す図である。図4の(a)に示するように、開口20
2を通過する点光源からの光束は光電変換手段204上
の位置Dに結像する。一方、図4の(b)に示すよう
に、開口203を通過する点光源からの光束は光電変換
手段204上の位置Eに結像する。
【0015】以上のように結像光学系の焦点状態に応じ
て、光電変換手段204上の像位置が変化する。したが
って、結像光学系の射出瞳位置201上に開口202,
203を設定し、射出瞳位置201に設けられた開口2
02,203以外の部分を遮光し、さらに開口202,
203を時間的に交互に開閉し、開口202を開いた時
の光電変換手段204により取り込んだ画像信号と、開
口203を開いた時の光電変換手段204により取り込
んだ画像信号との位置関係(像のズレ方向とズレ量)を
検出することにより、結像光学系の焦点状態及び焦点ズ
レ量(以下、デフォーカス量と称する)を検出すること
ができる。
【0016】(実施の形態) <実施の形態の構成>図5は、本発明の焦点検出装置を
一眼レフカメラに適用した場合の一実施の形態の概略構
成を示す説明図である。図5に示すように、一眼レフカ
メラは、カメラボディ1と交換レンズ構体2とから構成
されている。
【0017】交換レンズ構体2は、図示するように、撮
影光学系20と、撮影光学系20の射出瞳位置近傍に配
置された瞳分割手段3と、撮影光学系20及び瞳分割手
段3に関する情報を外部に出力する情報手段21とから
構成されている。図5に示す実施の形態では、撮影光学
系20の光路中に瞳分割手段3が配置されている。ま
た、カメラボディ1は、図示するように、ペンタプリズ
ム10と、シャッタ11と、フィルム12と、撮影光学
系20からの光束をペンタプリズム10とシャッタ11
に分割するメインミラー13と、メインミラー13を通
過した光束を更にカメラボディ1の底部に偏向するサブ
ミラー14と、サブミラー14によって偏向された光束
を受けるCCDセンサ等により構成される光電変換手段
4と、瞳分割手段3及び光電変換手段4の動作を制御す
るとともに、光電変換手段4からの信号を受け、該信号
に基づき像ズレ量を演算するとともに、演算された像ズ
レ量と情報手段21からの情報に基づいて、撮影光学系
20の焦点ズレ量(デフォーカス量)を検出する演算制
御手段5とから構成されている。
【0018】上記の構成において、瞳分割手段3は、演
算制御手段5の制御により、撮影光学系20の射出瞳近
傍の光路中に配置された一対の開口を、交互に時分割で
遮蔽する構成を有する。また、光電変換手段4は、フィ
ルム12が配置されている面と光学的に共役な面の近傍
に配置されている。被写体像の観測は、ペンタプリズム
10を通過する光束により可能である。また、カメラボ
ディ1と交換レンズ構体2は装着/脱着可能である。
【0019】瞳分割手段3及び情報手段21は、カメラ
ボディ1と交換レンズ構体2が装着された際、装着部
(マウント部)を介して演算制御手段5と通信を行う。
情報手段21は、撮影光学系20に関して、次の情報を
発生する。 焦点距離 収差情報(球面収差、像面湾曲等の情報) 撮影光束のケラレに関する情報(各レンズの外形・位
置、絞りやフードの外形・位置等の情報) 情報手段21は瞳分割手段3に関して、次の情報を発生
する。 開口の形状、光軸方向の位置、射出瞳面内の位置 開口の開閉状態
【0020】<実施の形態の動作>瞳分割手段3は、図
示しない操作部材(カメラのメインスイッチ等)により
起動される以前は、全面開口状態となっている。したが
って、撮影者はペンタプリズム10を通して被写体の観
察ができる。
【0021】次に、図示しない操作部材により演算制御
手段5が起動されると、演算制御手段5は瞳分割手段3
の開口以外を遮光するとともに、一対の開口を交互に時
分割で開閉する。光電変換手段4は、一対の開口を交互
に時分割で開閉するのと同期して、一方の開口が開いて
いる時の画像信号と、他方の開口が開いている時の画像
信号を出力する。
【0022】演算制御手段5は、上記2つの画像信号に
対して、周知の相関演算による像ズレ検出演算を施し、
2つの画像信号の相対的な位置ずれである像ズレ量を算
出する。さらに、演算制御手段5は、情報手段21から
の上記開口の形状、光軸方向、射出瞳面内の位置に関す
る情報等に応じて、上記像ズレ量を光軸方向のデフォー
カス量に変換する。さらに、演算制御手段5は、情報手
段21からの撮影光学系の収差に関する情報に応じて、
該デフォーカス量を補正し、最終的なデフォーカス量を
算出する。
【0023】すなわち、演算制御手段5は、請求項1,
2に記載する焦点検出手段の役割を備えている。演算制
御手段5により最終的に算出されたデフォーカス量に応
じて、図示しないアクチュエータ(カメラボディ1又は
交換レンズ構体2に内蔵)により撮影光学系20を光軸
方向に駆動して、自動焦点調節を行うようにしても良い
し、図示しない表示手段によりデフォーカス状態を表示
するようにしてもよい。なお、上記した実施の形態にお
いて、演算制御手段5を交換レンズ構体2に内蔵するよ
うに構成しても良い。
【0024】<瞳分割手段3の構成>図6は、液晶シャ
ッタを用いて瞳分割手段3を構成した具体例を示す図で
ある。図6は、光軸方向から瞳分割手段3を見た図であ
る。図示するように、光軸を中心に同心円状の領域4
1,42,43と、一対の開口44,45が液晶シャッ
タで構成されている。各領域41,42,43と開口4
4,45は、独立に電圧を印加することが可能な構成に
なっている。
【0025】同心円状の領域41,42,43は、撮影
絞りを液晶シャッタで構成したものである。したがっ
て、この例では、瞳分割手段3と撮影絞りとを兼用して
いる。この構成によれば、部品点数を少なくすることが
できる。
【0026】<瞳分割手段3の動作>図7の(a),
(b)は瞳分割手段3の動作を示す図である。図示する
ように、開口44又は開口45以外の領域に電圧を印加
することにより、図7の(a),(b)に示すように、
開口44又は開口45以外の領域を遮光状態とし、開口
44又は開口45だけを透光状態とすることができる。
撮影絞りとして機能させる場合には、所望の絞り外径よ
り外側の領域に電圧を印加すればよい。上記構成では、
無通電時において、瞳分割手段3が透明状態になるの
で、電源オフ状態でもファインダでの観察が可能であ
り、一眼レフカメラとして使用する場合にメリットを有
する。
【0027】<液晶シャッタの構成>図8の(a),
(b)は、瞳分割手段3を構成する液晶シャッタを示す
図である。図8の(a),(b)は、液晶としてTN
(TWISTED NEMATIC)液晶を用いた液晶
シャッタである。図示ように、TN液晶は次の構成を有
している。すなわち、液晶分子30をサンドイッチする
基板は、ガラス基板31と、ガラス基板31の外面に設
けられた偏光板33又は34と、ガラス基板31の内面
に設けられた透明電極32から構成されている。ここ
で、偏光板33,34は、互いに偏光方向が直交する配
置で設けられている。また、液晶シャッタには、電源3
5とスイッチ36が設けられている。電源35は、前記
透明電極32間に電圧を印加するものである。
【0028】<液晶シャッタの動作>図8の(a)に示
すように、スイッチ36をオフにして、透明電極32間
に電圧を印加しない場合は、次のように動作する。すな
わち、液晶分子30が透明電極32に対して並行方向に
配向し、入射光線は液晶分子30の層で偏光方向が90
度回転する。したがって、入射光線は出射側の偏光板3
4をそのまま通り抜ける。
【0029】図8の(b)に示すように、スイッチ36
をオンにして、透明電極32間に電圧を印加した場合
は、次のように動作する。すなわち、液晶分子30が透
明電極32に対して垂直方向に配向し、入射光線は液晶
分子30の層で偏光方向が回転しなくなる。したがっ
て、入射光線は出射側の偏光板34に遮られて通り抜け
ることができない。
【0030】なお、TN液晶の場合には、偏光板33,
34の特性により、スイッチ36をオフにしたとき入射
光線を透過し、オンにしたとき入射光線を遮光するよう
に構成することができる。
【0031】<光電変換手段4の構成>図9は、光電変
換手段4を2次元CCDセンサで構成した例を示す説明
図である。図示するように、光電変換手段4は、光電変
換画素51を2次元状に配置した構成を有している。光
電変換手段4として、2次元CCDセンサを配置するこ
とにより、撮影光学系20の焦点状態を2次元的に検出
することが可能になる。
【0032】また、図9に示すように、後述する焦点検
出演算に用いる光電変換画素51を領域46,47,4
8のように任意に選択することにより、撮影画面上で前
記各領域46,47,48に対応した位置における焦点
状態を検出することが可能になる。図10は、図9に示
す2次元CCDセンサの一部拡大図である。図示するよ
うに、CCDセンサは、光電変換画素51と、一対のゲ
ート52,53と、一対の電荷蓄積部54,55と、ゲ
ート56と、CCD電荷転送部57とから構成されてい
る。
【0033】従来のCCDセンサは、1つの光電変換画
素に対して1つの電荷蓄積部しか持たないので、瞳分割
手段3の開口を切り換えたとき、次の画像を取り込むた
めに、いちいち前回蓄積された電荷を電気信号として外
部に出力する必要がある。図10に示すCCDセンサに
よれば、1つの光電変換画素51に対して一対のゲート
52,53と一対の電荷蓄積部54,55が設けられて
いる。したがって、開口を切り換えた場合、ゲート5
2,53を切り換えるだけで、異なる開口によって形成
される被写体の像に対応する電荷を別々の電荷蓄積部5
4,55に蓄積することができる。
【0034】そして、蓄積終了後に電荷転送して外部出
力すればよいので、開口の切換を高速に行った場合でも
対応が可能となる。また、2次元CCDセンサを用いる
ことで、撮影画面内における任意の位置での焦点検出が
可能になる。
【0035】<光電変換手段4の動作>図10におい
て、光電変換画素51は入射した光量に応じた電荷を発
生する。ゲート52,53は、電荷蓄積前において閉じ
られており、発生した電荷は図示しないドレインに捨て
られている。ゲート52,53は、電荷蓄積中に交互に
開閉する。したがって、ゲート52が開いている間に光
電変換画素51で発生した電荷は電荷蓄積部54に蓄積
され、ゲート53が開いている間に光電変換画素51で
発生した電荷は電荷蓄積部55に蓄積される。この間、
ゲート56は閉じられている。
【0036】電荷蓄積が終了するとゲート52,53を
閉め、その後ゲート56を開けることにより、電荷蓄積
部54と電荷蓄積部55に各々蓄積された電荷はCCD
電荷転送部57に移動する。その後、CCD電荷転送部
57に移動した電荷は、CCDの動作クロックに従って
転送され、外部に電気信号として出力される。
【0037】<開口切換と電荷蓄積との同期動作>図1
1は、開口切換と電荷蓄積との動作タイミングを示す図
である。図11の(c)は、図6に示す開口44が開閉
動作を行う期間を示している。したがって、この期間に
亘って、図10に示す電荷蓄積部54に電荷が蓄積され
る。図11の(d)は、図6に示す開口45が開閉動作
を行う期間を示している。したがって、この期間に亘っ
て、図10に示す電荷蓄積部55に電荷が蓄積される。
図11の(a)は、図11の(c)の詳細を示す図であ
る。図11の(a)に示すように、図6に示す開口44
はオン期間に開き、オフ期間に閉じる開閉動作を繰り返
して行う。この信号は、ゲート52に印加される。
【0038】図11の(b)は、図11の(d)の詳細
を示す図である。図11の(b)に示すように、図6に
示す開口45はオン期間に開き、オフ期間に閉じる開閉
動作を繰り返して行う。この信号は、ゲート53に印加
される。
【0039】図11の(e)は、電荷蓄積部54,55
の電荷蓄積終了後の電荷転送期間を示す図である。図1
1の(a)に示す信号波形と図11の(b)に示す信号
波形は、逆位相の関係にあり、オン/オフを繰り返す。
すなわち、図11の(a)に示す信号波形は、演算制御
手段5から図6に示す開口44に印加されるとともに、
図10に示すゲート52に印加される。
【0040】図11の(b)に示す信号波形は、演算制
御手段5から図6に示す開口45に印加されるととも
に、図10に示すゲート53に印加される。したがっ
て、開口44と開口45は、交互に繰り返し開閉すると
ともに、開口44が開いている期間に光電変換された電
荷は電荷蓄積部54に蓄積され、開口45が開いている
期間に光電変換された電荷は電荷蓄積部55に蓄積され
る。
【0041】また、図6において、開口44,45以外
の領域41,42,43は、開口44,45の動作期間
中はオン信号が印加され、それ以外の期間はオフ信号が
印加される。このようにすれば、開口44,45の動作
期間中以外は、瞳分割手段3が全面開口状態となる。し
たがって、ファインダによる被写体の像の観察が可能と
なり、一眼レフカメラとして使用する場合にメリットを
有する。
【0042】なお、開口44と開口45を1回のみの切
換えて電荷蓄積することも考えられる。しかし、その場
合は、2つの開口による電荷蓄積量の乖離が大きくなる
可能性が生じる。すなわち、2つの開口による電荷蓄積
間に発生する被写体の光軸方向や光軸方向と垂直な方向
への動き、あるいは手振れによる像面上での被写体像の
動きにより、像ズレ量の算出に関して、誤差が無視でき
ない量となる可能性がある。本発明の実施の形態のよう
に、開口の切換と電荷蓄積を交互に繰り返し行うことに
より、電荷蓄積量の乖離を少なくできるというメリット
を有する。
【0043】く演算制御手段5の演算処理>光電変換手
段4から出力される電気信号は、演算制御手段5でディ
ジタルデータにAD変換され、得られたディジタルデー
タに基づいて、像ズレ量が算出される。基本的には、開
口44によって形成された被写体像に対応するデータA
i(i=1〜n)と開口45によって形成された被写体
像に対応するデータBi(i=1〜n)を相対的にずら
しながら相関演算が行われ、相関度の高い相対的ずらし
量から2像間の像ズレ量が算出される。
【0044】相対的ずらし量は、実際には、整数の値し
かとれないので、像ズレ量の整数値以下の値は内挿演算
によって求める。相関演算の方法としては、データ間の
差の絶対値の総和を演算する第一の方法とデータ間の乗
算の総和を演算する第二の方法がある。上記第一の方法
は、総和量が小さい程相関度が高いことを示し、演算時
間が短くできることがメリットであり、データ間にクロ
ストークやオフセットがあった場合に誤差が大きいとい
うデメリットがある。
【0045】上記第二の方法は、総和量が大きい程相関
度が高いことを示し、演算時間がかかるというデメリッ
トはあるが、データ間にオフセットがあった場合にも誤
差が小さいというメリットがある。開口の切換は、実際
には遷移時間を必要とする。したがって、得られたデー
タは、相互にクロストーク成分を持つ場合が多い。デー
タのクロストーク成分の比率は予め実験で決定したり、
組立時に個別に測定することにより、演算処理で補正す
ることが可能である。次に、補正方法について説明す
る。
【0046】 データAi=αi+bi……(1) データBi=βi+ai……(2) 但し、 αiはデータAiに含まれる実効成分 biはデータAiに含まれるクロストーク成分 βiはデータBiに含まれる実効成分 aiはデータBiに含まれるクロストーク成分である。
【0047】クロストーク比率K=(αiに対するai
の比率)=(βiに対するbiの比率)とすると、以下
の式に基づきデータの補正を行えばクロストーク成分を
含まない実効成分のみのデータを求めることができる。 データA’i=Ai−K×Bi=αi−K×ai……(3) データB’i=Bi−K×Ai=βi−K×bi……(4) 補正されたデータA’iとB’iを相対的にずらしなが
ら相関演算を行えば、クロストークの影響を除去した2
像間の像ズレ量Lを算出することができる。
【0048】前記クロストーク比率Kは、瞳分割手段3
の特性(開口切換の周波数特性、温度特性)及び光電変
換手段4の特性(周波数特性、温度特性等)及び焦点検
出位置に関連して変化するので、演算制御手段5が情報
手段21から得られる瞳分割手段3の特性情報及び演算
制御手段5が予め記憶している光電変換手段4の特性及
び動作環境パラメータ(温度、駆動周波数、蓄積時間
等)及び焦点検出条件(焦点検出位置等)に基づきクロ
ストーク比率Kを演算する。
【0049】また、焦点検出位置が光軸上でない場合に
は、焦点検出位置に達する光束が非対称となるため、前
記クロストーク比率KもデータA’iとB’iに対し
て、別々にクロストーク比率K1、K2を設定する。 データA’i=Ai−K1×Bi=αi−K1×ai……(5) データB’i=Bi−K2×Ai=βi−K2×bi……(6) なお、光電変換手段4として2次元CCDセンサを用い
た場合には、上記演算に用いるデータは、例えば図9の
領域46,47,48のデータである。
【0050】次に、像ズレ量L(x,y)は光軸方向の
ピントズレ量=デフォーカス量D(x,y)に変換され
る。ここでx,yは焦点検出位置を2次元で指定するパ
ラメータである。ここで、変換係数をS(x,y)とす
る。
【0051】 D(x,y)=S(x,y)×L(x,y)……(7) 変換係数S(x,y)は瞳分割手段3の特性(開口形
状、瞳面内での開口位置、光軸方向の位置)及び撮影光
学系20の特性(各レンズの外形・位置、絞りやフード
の外形・位置等)及び焦点検出位置に関連して変化す
る。したがって、変換係数S(x,y)は、情報手段2
1から得られる瞳分割手段3の特性情報や撮影光学系2
0の特性情報及び演算制御手段5又は撮影者が設定して
いる焦点検出位置情報に基づいて、演算制御手段5によ
って演算される。
【0052】式(7)により算出されたデフォーカス量
D(x,y)に補正量C(x,y)が加えられ、補正デ
フォーカス量D’(x,y)が算出される。 D’(x,y)=D(x,y)+C(x,y)……(8) 補正量C(x,y)は、瞳分割手段3の特性(開口形
状、瞳面内での開口位置、光軸方向の位置)及び撮影光
学系20の特性(各レンズの外形・位置、絞りやフード
の外形・位置、収差等)及び焦点検出位置に関連して変
化する。したがって、補正量C(x,y)は、情報手段
21から得られる瞳分割手段3の特性情報や撮影光学系
20の特性情報及び演算制御手段5又は撮影者が設定し
ている焦点検出位置情報に基づいて、演算制御手段5に
よって演算される。
【0053】焦点検出を指定された1箇所の位置で行う
場合は、式(8)で求められた補正デフォーカス量D’
(x,y)に基づき、撮影光学系20の焦点調節駆動が
行われたり、焦点調節状態の表示が行われる。焦点検出
を複数箇所の位置で行う場合は、複数箇所に対応する複
数の補正デフォーカス量D’(x,y)に基づき、その
中で最も至近を示す補正デフォーカス量を選択したり、
複数のデフォーカス量の平均デフォーカス量を演算する
ことにより最終的なデフォーカス量が算出される。そし
て、該最終的なデフォーカス量に基づいて、撮影光学系
20の焦点調節駆動が行われたり、焦点調節状態の表示
が行われる。
【0054】(実施の形態のバリエーション)図12
は、図5に示す実施の形態(本発明による焦点検出装置
を一眼レフカメラに適用した場合の一実施の形態)のバ
リエーションの概略の構成を示す説明図である。図5に
示す実施の形態と図12に示す実施の形態との相違点
は、瞳分割手段3が交換レンズ構体2に内蔵されている
のではなく、カメラボディ1に内蔵されている点であ
る。瞳分割手段3は撮影光学系20とメインミラー13
の間の光路中に配置される。
【0055】図12に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3の位置が交換レンズ構体2の種類に依存すること
なく一定となるため、焦点検出精度が安定することであ
る。また、瞳分割手段3が交換レンズ構体2に内蔵され
ないので、交換レンズの低コスト化を図ることができ
る。また、瞳分割手段3が交換レンズ構体2に内蔵され
ないので、従来の交換レンズでも焦点検出が可能とな
る。
【0056】また、瞳分割手段3と演算制御手段5がカ
メラボディ1に内蔵されることにより、瞳分割手段3と
演算制御手段5が固定化されるため、交換レンズ構体2
に瞳分割手段3が内蔵された場合に比較して制御動作の
複雑さが解消でき、瞳分割手段3の動作の最適化を図る
ことができる。具体的には、瞳分割手段3が交換レンズ
構体2内に設けられると、特性の異なる多数の瞳分割手
段3と演算制御手段5とのマッチングを取ることに困難
を伴う。しかし、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設
けることにより、1つの瞳分割手段と演算制御手段5と
のマッチングだけを考慮すればよいため、組立時の調整
等が容易になる利点を有する。また、瞳分割手段3が交
換レンズ構体2内に設けられると、情報手段21に瞳分
割手段3に関する情報を格納しておく必要がある。しか
し、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設けることによ
り、情報手段21は瞳分割手段3に関する情報を格納す
る必要がなくなる。
【0057】また、図12に示す実施の形態において
は、ペンタプリズム10の接眼面近傍には測光手段27
が配置され、撮影光学系20を通して、被写体の輝度を
測定している。しかし、測光手段27は、瞳分割手段3
が動作している最中に(図11の(c)、(d)に示す
オン期間中)に測光しても、瞳分割手段3によって光束
が制限されているため、正確な測光ができない。したが
って、瞳分割手段3が動作しているときには、演算制御
手段5が測光手段27による測光動作を禁止する。
【0058】瞳分割手段3の動作中(図11の(c)、
(d)のオン期間中)に、測光手段27がやむを得ず測
光する場合は、測定された輝度を瞳分割手段3により制
限された光量の分だけ補正する。測光手段27は、例え
ば、図6に示す開口44又は45を透過状態にした時
と、全領域41〜45を透過状態にしたときの面積比等
に基づいて補正する。
【0059】測光補正量は、瞳分割手段3の特性(開口
形状、瞳面内での開口位置、光軸方向の位置)及び撮影
光学系20の特性(各レンズの外形・位置、絞りやフー
ドの外形・位置、収差等)及び測光手段27の構成、配
置又はファインダ光学系の構成等に関連して変化する。
したがって、測光手段27は、情報手段21から得られ
る瞳分割手段3の特性情報や撮影光学系20の特性情報
及び測光手段27自体が持っている測光系に関する情報
に基づき演算する。
【0060】特に、瞳分割手段3として後述の高分子分
散型液晶を用いた場合には、遮光状態でも完全に遮光す
ることができず、散乱光成分が存在する。したがって、
瞳分割手段3の特性(遮光時の輝度等)とのマッチング
を充分とっておく必要がある。このような場合、カメラ
ボディ1側に瞳分割手段3と測光手段27とが組み込ま
れていると、組立時に測光補正に関するデータをカメラ
ボディ1毎に個別に調整することによって、瞳分割手段
3の特性の個別バラツキにも対応することが可能にな
る。
【0061】図13は、図12に示す実施の形態のバリ
エーションの概略の構成を示す説明図である。図12に
示す実施の形態と図13に示す実施の形態との相違点
は、瞳分割手段3がメインミラーの機能を兼用している
点である。瞳分割手段3の表面には半透明膜が形成され
ており、入射光束の一部をペンタプリズム10に反射す
るように構成されている。
【0062】図13に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3がメインミラーの機能を兼用することにより、部
品点数が少なくなり、低コスト化をはかれることであ
る。また、瞳分割手段3を別個に配置した場合と比較し
て、スペース効率が高く、カメラボディ1の小型化をは
かれることである。なお、メインミラー13と瞳分割手
段3を兼用する構成としては、メインミラー13を設
け、その裏側(シャッタ11側)に液晶から成る瞳分割
手段3を配置するように構成しても良い。
【0063】図14は、図12に示す実施の形態の他の
バリエーションの概略の構成を示す説明図である。図1
2に示す実施の形態との相違点は、瞳分割手段3がサブ
ミラーの機能を兼用している点である。瞳分割手段3の
後面には、半透明膜が形成されており、瞳分割手段3を
通過した光束だけを光電変換手段4の方向に反射するよ
うに構成されている。
【0064】図14に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3がサブミラー機能を兼用することにより、部品点
数が少なくなり、低コスト化をはかれることである。ま
た、瞳分割手段3とサブミラーとが別個に配置された場
合と比較して、スペース効率が高く、カメラボディ1の
小型化をはかれることである。なお、瞳分割手段3とサ
ブミラーを兼用する構成としては、サブミラーを設け、
サブミラーの前面に液晶から成る瞳分割手段3を設ける
ように構成しても良い。
【0065】図15は、図12に示す実施の形態の他の
バリエーションの概略の構成を示す説明図である。図1
2に示す実施の形態との相違点は、瞳分割手段3が1次
像面(フィルム12の面)までの光路中ではなく、リレ
ー光学系(コンデンサレンズ22、瞳分割手段3、再結
像レンズ23等から成る)による再結像光学系の光路中
に配置される点である。
【0066】図15において、コンデンサレンズ22は
サブミラー14で折り返された光路中に配置される。ま
た、瞳分割手段3は、再結像レンズ23の前面又は後面
に配置される。また、光電変換手段4は、再結像レンズ
23による2次像面近傍に配置される。図15に示す実
施の形態の利点は、瞳分割手段3が撮影光路中又は観察
光路中に存在しないため、光量や画質の低下を防止でき
ることである。
【0067】また、瞳分割手段3が光路の狭い再結像光
学系中に配置されているため、撮影光路中に配置した場
合と比較して、瞳分割手段3を小型化することができる
ことである。図16は、図15に示す実施の形態のバリ
エーションの概略の構成を示す説明図である。図15に
示す実施の形態との相違点は、リレー光学系がメインミ
ラー13とサブミラー14とを通過した光路中ではな
く、メインミラー13で反射された観察光学系中に配置
される点である。
【0068】図16において、ペンタプリズム10の下
面24は、コンデンサーレンズ機能を有している。ま
た、ペンタプリズム10のダハ面25は半透明であり、
再結像レンズ23はダハ面25を通過した光路中に設け
られている。そして、瞳分割手段3は、再結像レンズ2
3の前面又は後面に配置され(図16の例では、前面に
配置)、光電変換手段4は再結像レンズ23による2次
像面近傍に配置されている。
【0069】図16に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3が撮影光路中に存在しないため、撮影光量や画質
の低下を防止できることである。また、瞳分割手段3が
光路の狭い再結像光学系中に配置されているため、瞳分
割手段3の小型化をはかれることである。
【0070】また、再結像光学系を観察光学系に配置し
たため、メインミラー13は単純な反射ミラーでよく、
サブミラーが不要となったことである。図17は、本発
明による焦点検出装置を電子ファインダ式銀塩カメラに
適用した場合の一実施の形態の概略の構成を示す説明図
である。図17に示すように、この電子ファインダ式銀
塩カメラは、カメラボディ1と交換レンズ構体2とから
構成されている。
【0071】交換レンズ構体2は、図示するように、撮
影光学系20と、撮影光学系20の射出瞳位置近傍に配
置された瞳分割手段3と、撮影光学系20及び瞳分割手
段3に関する情報を外部に出力する情報手段21とから
構成されている。図17に示す実施の形態では、撮影光
学系20の光路中に瞳分割手段3が配置されている。ま
た、カメラボディ1は、図示するように、シャッタ11
と、フィルム12と、撮影光学系20からの光束を偏光
するミラーであって、撮影時には撮影光路から待避する
メインミラー13と、メインミラー13を通過した光束
を縮小結像する縮小光学系17と、縮小光学系17の結
像面に配置された2次元CCDセンサ等により構成され
る光電変換手段4と、瞳分割手段3及び光電変換手段4
の動作を制御するとともに、光電変換手段4からの信号
を受け、該信号に基づき像ズレ量を演算するとともに、
演算された像ズレ量と情報手段21からの情報に基づい
て、撮影光学系20の焦点ズレ量を検出する演算制御手
段5と、演算制御手段5に取り込まれた光電変換手段4
の信号を画像として表示する液晶等により構成される表
示手段18と、表示手段18の表示画面を観察するため
に備えられた観察光学系19とから構成されている。
【0072】図17に示す実施の形態の利点は、光電変
換手段4が縮小光学系17の画像を受光するので、電子
カメラに用いられる撮像素子と比較して、光電変換手段
4として小さな面積のエリアセンサを使うことができる
ことである。また、光電変換手段4の出力信号が焦点検
出用だけではなく、表示手段18に表示するための画像
信号としても使えることである。
【0073】また、図5に示した光学式ファインダと比
較して、電子ファインダを採用したため、カメラボディ
1を小型化できることである。また、メインミラー13
は単純な反射ミラーでよく、サブミラーが不要となった
ことである。図18は、図17に示した実施の形態を電
子カメラに適用した場合の概略の構成を示す説明図であ
る。図17に示す実施の形態との相違点は、シャッタ1
1とフィルム12の代わりに、撮像手段15と撮像手段
15から出力される画像信号を記憶する記憶手段16と
が設けられている点である。
【0074】図18に示す実施の形態の利点は、光電変
換手段4が縮小光学系17の画像を受光するので、撮像
手段15に比較して小さな面積のエリアセンサを使うこ
とができることである。また、メインミラー13が撮像
手段15のシャッタとして使えることである。また、焦
点検出用の光電変換手段4の出力信号が表示のための画
像信号として使えることである。
【0075】また、撮像手段15は画像表示用として用
いられてないので、光電変換手段4と比較して画素数の
多い撮像手段15を常時駆動する必要がなく、消費電力
をすくなくできることである。図19は、図18に示し
た実施の形態のバリエーションの概略の構成を示す説明
図である。
【0076】図18に示す実施の形態との相違点は、記
憶手段16に取り込まれた撮像手段15の信号を表示手
段18により画像として表示し、それを観察光学系19
により観察する点である。また、メインミラー13はハ
ーフミラーとなっており、撮影中にも光路から待避する
必要はない。図19に示す実施の形態の利点は、撮像手
段15の信号を表示画面として、観察光学系19で観察
するので、高品質な画面の観察が可能となることであ
る。
【0077】また、メインミラー13を待避する機構が
不要となるので、カメラの機構が簡略化できることであ
る。図20は、図19に示した実施の形態のバリエーシ
ョンの概略の構成を示す説明図である。図19に示す実
施の形態との相違点は、瞳分割手段3が交換レンズ構体
2ではなく、カメラボディ1に内蔵されている点であ
る。すなわち、図20に示す実施の形態は、図12に示
す実施の形態の電子カメラ版である。
【0078】図示するように、瞳分割手段3は、カメラ
ボディ1内において、撮影光学系20とメインミラー1
3の間の光路中に配置されている。また、メインミラー
13はハーフミラーにより構成され、撮像手段15はメ
インミラー13により偏向された光路中に配置され、光
電変換手段4はメインミラー13を通過した光束を受光
する。
【0079】図20に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3の位置が交換レンズによらず一定となり、焦点検
出精度が安定することである。また、交換レンズ構体2
毎に瞳分割手段3を内蔵する必要がないので、交換レン
ズの低コスト化がはかられることである。また、交換レ
ンズ構体2に瞳分割手段3が内蔵されないので、従来の
交換レンズでも焦点検出が可能となることである。
【0080】また、瞳分割手段3と演算制御手段5がカ
メラボディ1に内蔵されることにより、瞳分割手段3と
演算制御手段5が固定化されるため、交換レンズ構体2
に瞳分割手段3が内蔵された場合に比較して制御動作の
複雑さが解消でき、瞳分割手段3の動作の最適化を図る
ことができる。具体的には、瞳分割手段3が交換レンズ
構体2内に設けられると、特性の異なる多数の瞳分割手
段3と演算制御手段5とのマッチングを取ることに困難
を伴う。しかし、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設
けることにより、1つの瞳分割手段と演算制御手段5と
のマッチングだけを考慮すればよいため、組立時の調整
等が容易になる利点を有する。また、瞳分割手段3が交
換レンズ構体2内に設けられると、情報手段21に瞳分
割手段3に関する情報を格納しておく必要がある。しか
し、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設けることによ
り、情報手段21は瞳分割手段3に関する情報を格納す
る必要がなくなる。
【0081】また、メインミラー13を通常のミラーと
して待避式にすれば、メインミラー13を撮像手段15
のシャッタとしても使用することができる。図21は、
図19に示した実施の形態の他のバリエーションの概略
の構成を示す説明図である。図示するように、図19に
示す実施の形態との相違点は、瞳分割手段3が交換レン
ズ構体2ではなく、カメラボディ1に内蔵されている点
である。
【0082】図21において、撮像手段15の信号が記
憶手段16に取り込まれ、該信号が表示手段18におい
て画像として表示される。この画像は、観察光学系19
により観察される。また、メインミラー13はハーフミ
ラーとなっており、撮影中にも光路から待避する必要は
ない。図21に示す実施の形態の利点は、瞳分割手段3
の位置が交換レンズ構体2によらず一定となり、焦点検
出精度が安定することである。
【0083】また、交換レンズ構体2が瞳分割手段3を
内蔵する必要がないので、交換レンズ構体2の低コスト
化をはかることができることである。また、瞳分割手段
3は交換レンズ構体2に内蔵されないので、従来の交換
レンズでも焦点検出が可能となることである。また、瞳
分割手段3と演算制御手段5がカメラボディ1に内蔵さ
れることにより、瞳分割手段3と演算制御手段5が固定
化されるため、交換レンズ構体2に瞳分割手段3が内蔵
された場合に比較して制御動作の複雑さが解消でき、瞳
分割手段3の動作の最適化がはかれることである。
【0084】具体的には、瞳分割手段3が交換レンズ構
体2内に設けられると、特性の異なる多数の瞳分割手段
3と演算制御手段5とのマッチングを取ることに困難を
伴う。しかし、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設け
ることにより、1つの瞳分割手段と演算制御手段5との
マッチングだけを考慮すればよいため、組立時の調整等
が容易になる利点を有する。また、瞳分割手段3が交換
レンズ構体2内に設けられると、情報手段21に瞳分割
手段3に関する情報を格納しておく必要がある。しか
し、瞳分割手段3をカメラボディ1内に設けることによ
り、情報手段21は瞳分割手段3に関する情報を格納す
る必要がなくなる。
【0085】また、撮像手段15から出力される信号が
画面表示されるので、高品質な観察が可能となることで
ある。また、メインミラー13を待避する機構が不要と
なるので、カメラの機構が簡略化できることである。図
22は、図21に示す実施の形態のバリエーションの概
略の構成を示す説明図である。図21示す実施の形態と
の相違点は、瞳分割手段3がメインミラーの機能を兼用
する点である。
【0086】瞳分割手段3は、図示するように、撮影光
学系からの光束が照射される位置近傍に、複数の開口を
備えた液晶3aを具備している。また、瞳分割手段3の
裏面には、全透過ミラー3bとハーフミラー3cが設け
られている。ハーフミラー3cが設けられている位置
は、液晶3aが設けられている位置に対応している。上
記の構成を有するため、光電変換手段4には、瞳分割手
段3により選択的に制御された開口からの光が到達す
る。
【0087】図22に示す実施の形態の利点は、瞳分割
手段3がメインミラー機能を兼用することにより、部品
点数が少なくなり、低コスト化をはかれることである。
また、瞳分割手段3を別個に配置する場合と比較して、
スペース効率が高く、カメラボディ1の小型化をはかれ
ることである。図23は、図21に示す実施の形態の他
のバリエーションの概略の構成を示す説明図である。図
21に示す実施の形態との相違点は、瞳分割手段3が撮
像手段15の表面までの光路中でなく、メインミラー1
3により偏向されたリレー光学系による再結像光学系の
光路中に配置されている点である。ここで、再結像光学
系とは、再結像レンズ23とコンデンサレンズ22から
成る光学系である。また、メインミラー13は、ハーフ
ミラーにより構成されている。
【0088】図23において、コンデンサレンズ22は
メインミラー13により偏向された光路中の1次像面近
傍に配置されている。また、瞳分割手段3は、再結像レ
ンズ23の前面又は後面に配置される。また、光電変換
手段4は、再結像レンズ23による2次像面近傍に配置
される。図23に示す実施の形態の利点は、瞳分割手段
3が撮影光路中に存在しないため、光量や画質の低下を
防止できることである。
【0089】また、瞳分割手段3が再結像光学系中に配
置されたため、瞳分割手段3の小型化をはかれることで
ある。図24は、図23に示す実施の形態のバリエーシ
ョンの概略の構成を示す説明図である。図23に示す実
施の形態との相違点は、瞳分割手段3と光電変換手段4
と演算制御手段5が全て交換レンズ構体2に内蔵されて
いる点である。また、演算制御手段5が情報手段(2
1)の機能を有する点である。
【0090】図24に示す実施の形態によれば、撮影光
学系20の中間にハーフミラー26が配置されており、
撮影光束の一部が偏向される。図示するように、ハーフ
ミラー26により偏向される光路中に、瞳分割手段3と
縮小光学系17と光電変換手段4が配置されている。光
電変換手段4は、縮小光学系17の結像面に配置されて
いる。
【0091】図24に示す実施の形態の利点は、焦点検
出に用いられる構成(瞳分割手段3、光電変換手段4、
演算制御手段5)が全て交換レンズ構体2に内蔵されて
いるため、通常のカメラボディに装着した場合でも焦点
検出が可能となることである。図25は、図19に示す
実施の形態をレンズ一体型の電子カメラに適用した場合
の概略の構成を示す説明図である。図19に示す実施の
形態との相違点は、焦点検出用の光電変換手段4と撮像
手段(15)を兼用した点である。
【0092】光電変換手段4の動作は演算制御手段5に
より制御され、その出力信号は演算制御手段5と記憶手
段16に送られる。図25に示す実施の形態の利点は、
焦点検出用の光電変換手段4と撮像手段を兼用したこと
により、システムの低コスト化がはかれることである。
また、カメラボディとレンズを一体化したことにより、
撮影光学系を特定することができ、瞳分割手段3の構成
や動作を最適化でき、より高精度な焦点検出が可能とな
ることである。
【0093】図26は、図22に示す実施の形態のバリ
エーションの概略の構成を示す説明図である。図22に
示す実施の形態との相違点は、光電変換手段4と撮像手
段(15)を兼用した点である。また、瞳分割手段3
は、その表面に液晶を備え、光電変換手段4へ交互に切
り換えられる開口の像を反射する。
【0094】図26に示す実施の形態の利点は、焦点検
出用の光電変換手段4と撮像手段を兼用したことによ
り、システムの低コスト化がはかれることである。ま
た、光電変換手段4を瞳分割手段3により偏向された光
路中に配置するとともに、撮像手段を兼用することによ
り、カメラボディ1の光軸方向の寸法を縮小でき、カメ
ラボディの小型化が可能となる。
【0095】(液晶シャッタの他の例)図27の
(a),(b)は、瞳分割手段3を構成する液晶シャッ
タに用いる液晶の他の例を示す図である。前記した図8
の(a),(b)に示す液晶シャッタは、液晶としてT
N(TWISTED NEMATIC)液晶を用いたも
のである。しかし、図27の(a),(b)は、瞳分割
手段3をGH(GUEST HOST)液晶を用いた液
晶シャッタで構成した例を示している。
【0096】図27の(a),(b)において、液晶分
子30はガラス基板31の間に配向方向がねじれるよう
にサンドイッチされ、2色性色素分子37が液晶分子に
ならって配向している。ガラス基板31の内面に透明電
極32が形成され、電源35とスイッチ36により、透
明電極32に電圧が印加される構成になっている。2色
性色素分子37は、分子軸に垂直に入射した光を吸収し
ない性質を持つ。
【0097】したがって、図27の(a)に示すよう
に、透明電極32間に電圧を印加しない場合は、入射光
線は種々の方向に配向した2色性色素分子37により阻
止され、遮光される。図27の(b)に示すように、透
明電極32間に電圧を印加した場合は、液晶分子30が
透明電極に対して垂直方向に配向し、それとともに2色
性色素分子37も透明電極に対して垂直方向に配向する
ので、入射光線は2色性色素分子37の層で吸収されず
通り抜ける。
【0098】GH液晶を用いて瞳分割手段3を構成する
利点は、偏光板を利用していないので、デバイスの構造
が簡単になることである。図28の(a),(b)は、
瞳分割手段3を構成する液晶シャッタに用いる液晶の他
の例を示す図である。図28の(a),(b)は、瞳分
割手段3を高分子分散型液晶を用いた液晶シャッタで構
成した例を示している。
【0099】図28の(a),(b)において、高分子
中に分散された液晶粒38はガラス基板31の間にサン
ドイッチされ、ガラス基板31の内面に透明電極32が
形成され、電源35とスイッチ36により、透明電極3
2に電圧が印加される構成になっている。図28の
(a)に示すように、透明電極32間に電圧を印加しな
い場合は、高分子中に分散された液晶粒38内で液晶分
子はバラバラな方向に配向している。そのため、液晶粒
38と高分子の屈折率差により、液晶粒38と高分子界
面で散乱が起こり、入射光線は遮光される。
【0100】図28の(b)に示すように、透明電極3
2間に電圧を印加した場合は、高分子中に分散された液
晶粒38内で液晶分子の配向方向が揃い液晶と高分子の
屈折率が等しくなるので、入射光線は散乱されず通り抜
ける。高分子分散型液晶を用いて瞳分割手段3を構成す
る利点は、偏光板や色素を用いないので、光束の透過率
がTN液晶やGH液晶を用いた場合より向上することで
ある。
【0101】また、電圧オン,オフ時の立ち上がり、立
ち下がり特性がTN液晶、GH液晶よりも優れており、
高速な瞳分割動作(開口の開閉動作)が可能となること
である。また、TN液晶やGH液晶を用いて瞳分割手段
を作成する場合には、ガラス基板に対し液晶を配向する
工程が必要である。しかし、高分子分散型液晶を用いて
瞳分割手段を作成する場合には、上記工程が不要になる
ので、組立工数を減少でき、低コスト化をはかることが
できる。
【0102】また、図28に示す高分子分散型液晶を用
いた液晶シャッタの場合、電圧印加時に透明状態とな
り、電圧非印加時に遮光状態となる。しかし、リバース
型高分子分散型液晶を用いることにより、電圧印加時に
遮光状態となり電圧非印加時に透明状態とすることがで
きる。例えば、以下の文献に開示されているリバース型
高分子分散型液晶は、電圧非印加時に液晶と高分子の屈
折率が等しく透明状態になり、電圧非印加時に液晶と高
分子の屈折差が生じて遮光状態となるように構成されて
いる。
【0103】Rumiko Yamaguti et
al.Jpn.J.Appl.Phys.Vo1.36
(1998)pp.2771−2774 Part 1,No.5A.May,1997 Reverse Mode and Wide Vie
winlg Angle Properties in Polymer Dis
persed Liquid Cells Prepared Usi
ng a UV Curable Liquid Crystal(ルミ
コ ヤマグチ 他、 ジェー ピー エヌ.ジェー.エ
ピー ピー エル.ピー エッチ ワイ エス.ブイ
オー エル.36(1998)2771〜2774頁
パート1,ナンバー.5A メイ,1997 リバース モード アンド ワイド ビューイング ア
ングル プロパティズイン ポリマー ディスパースド
リキッド セルズ プリペアード ユーズイング ア
ユー ブイ キューラブル リキッド クリスタル) 上記リバース型液晶によって液晶シャッタを構成する場
合の利点は、電圧非印加時に光を透過するので、カメラ
等に適用した場合、電源オフ時にもファインダ等による
観察が可能になることである。
【0104】(口径食の影響除去について)焦点検出が
画面の光軸外の位置で行われる場合、絞り以外のレンズ
外径等により、口径食が発生する。図29は、撮影光学
系のレンズ外径により、口径食が発生する例を示す説明
図である。図29に示す光学系は、結像面60と、光軸
61と、撮影絞り62と、撮影光学系を構成するレンズ
の外径63とから構成されている。
【0105】図示するように、光軸上の点64では、光
束のケラレは撮影絞り62以外では発生しない。しか
し、光軸外の点65では、図30に示すように、光束の
口径食によるケラレが発生する。すなわち、図30にお
いて、撮影絞り62と影光学系を構成するレンズの外径
63の重なった部分66を通る光束のみが、図29に示
す光軸外の点65に達することになる。
【0106】したがって、光軸外の点で焦点検出を行う
場合には、単純に光軸に対して対称な開口を切り換えた
だけでは、上記口径食により焦点検出に用いる一対の光
束の光量がアンバランスになり、焦点検出精度が悪化す
る。口径食が大きい場合には、一方の開口を通る光束が
完全にケラレてしまい、焦点検出が不可能となる。
【0107】次に、図31から図61を用いて、上記し
た口径食の影響を防止するための瞳分割手段3の構成と
動作について説明する。図31は、口径食に起因する一
対の光束の光量アンバランスを防止する瞳分割手段3の
第一の具体例を示す図である。図31に示すように、瞳
分割手段3は撮影絞り62を兼用している。また、楕円
形状の複数の開口67は、遮光・透光を独立に制御可能
に構成されている。楕円形状の開口67は、瞳面上で密
に充填配置されている。また、図31において、焦点検
出のための像ズレ検出方向は、楕円形状の短軸方向(図
面内、水平方向)に設定されている。
【0108】焦点検出位置が光軸上の場合は、図32に
示すように、瞳分割手段3の光軸上の対称な開口68,
69を交互に切り換える。焦点検出位置が光軸外の場合
(口径食が像ズレ検出方向に生じた場合)は、図33に
示すように、口径食による重なり部分66の中心に対し
て対称で像ズレ検出方向に並んだ開口70,71を交互
に切り換える。
【0109】また、焦点検出位置が光軸外の場合(口径
食が像ズレ検出方向に垂直な方向に生じた場合)は、図
34に示すように、口径食による重なり部分66の中心
に対して対称で、像ズレ検出方向に並んだ開口72,7
3を交互に切り換える。なお、口径食の状態は、情報手
段21から得られる情報に基づいて、演算制御手段5が
識別するように構成されている。
【0110】図31に示す瞳分割手段3の利点は、口径
食の状態に応じて複数の開口を切り換えて使用すること
により、焦点検出光束のケラレが無くなり、口径食によ
る焦点検出精度の低下及び焦点検出が不可能になること
を防止することである。図35は、口径食に起因する一
対の光束の光量アンバランスを防止する瞳分割手段3の
第二の具体例を示す図である。図35に示すように、瞳
分割手段3は撮影絞り62を兼用している。また、複数
個の6角形形状の開口74は、遮光・透光を独立に制御
可能に構成されている。楕円形状の開口74は、瞳面上
で密に充填配置されている。また、図35において、焦
点検出のための像ズレ検出方向は、水平方向に設定され
ている。
【0111】焦点検出位置が光軸上の場合は、図36に
示すように、瞳分割手段3の光軸に関して対称である。
したがって、図示するように、複数の開口から形成され
る開口75,76が交互に切り換えられる。焦点検出位
置が光軸外の場合(口径食が像ズレ検出方向に生じた場
合)は、次のように開口を制御する。すなわち、図37
に示すように、口径食による重なり部分66の中心に対
して対称で、かつ、像ズレ検出方向に並ぶ複数の開口か
ら形成される開口77,78が、交互に切り換られる。
【0112】また、焦点検出位置が光軸外の場合(口径
食が像ズレ検出方向に垂直な方向に生じた場合)は、次
のように開口を制御する。すなわち、図38に示すよう
に、口径食による重なり部分66の中心に対して対称
で、かつ、像ズレ検出方向に並ぶ複数の開口から形成さ
れる開口79,80が交互に切り換えられる。図35に
示す瞳分割手段3の利点は、口径食の状態に応じて複数
の開口を切り換えて使用することにより、焦点検出光束
のケラレが無くなり、口径食による焦点検出精度の低下
及び焦点検出が不可能になることを防止することであ
る。
【0113】また、6角形形状の開口を採用したことに
より、複数の開口が効率よく瞳面上に配置できる。ま
た、複数の6角形形状の開口を組み合わせて開口を形成
することにより、口径食に対し柔軟に開口形状を設定す
ることができる。また、複数の6角形形状の開口を組み
合わせて開口を形成することにより、焦点検出に利用す
る光量を増加させることができる。したがって、焦点検
出の限界となる輝度は、低い値に設定可能になる。
【0114】図39は、口径食に起因する一対の光束の
光量アンバランスを防止する瞳分割手段3の第三の具体
例を示す図である。図39に示すように、瞳分割手段3
は撮影絞り62を兼用している。また、複数個の正方形
形状の開口81は、遮光・透光を独立に制御可能に構成
されている。正方形形状の開口81は、瞳面上で密に充
填配置されている。また、図35において、焦点検出の
ための像ズレ検出方向は、水平方向、垂直方向、右45
度方向、左45度方向(4つの方向)に設定されてい
る。
【0115】図40は、図39に示す瞳分割手段3と組
み合わせて用いられる光電変換手段4の構成を示す図で
ある。図40に示すように、画素92の形状は正方形で
あり、画素ピッチは水平方向と垂直方向でほぼ同一に設
定されている。像ズレ検出方向が水平方向に設定されて
いる場合は、図40において水平方向の画素92のセッ
トを焦点検出に用いる。像ズレ検出方向が垂直方向に設
定されている場合は、図40において垂直方向の画素9
2のセットを焦点検出に用いる。像ズレ検出方向が45
度方向に設定されている場合は、図40において45度
方向の画素92のセットを焦点検出に用いる。
【0116】焦点検出位置が光軸上の場合は、図41と
図42に示すように、瞳分割手段3の光軸上について対
称で、水平方向に並んだ開口82,83、又は垂直方向
に並んだ開口84,85が交互に切り換えられる。この
場合、水平方向に並んだ開口82,83を用いた焦点検
出と垂直方向に並んだ開口84,85を用いた焦点検出
を併用しても良い。また、開口82,83を用いた焦点
検出又は垂直方向に並んだ開口84,85を用いた焦点
検出のうち、どちらか一方を用いて焦点検出を行い、焦
点検出不可能となった場合に他方に切り換えるようにし
てもよい。
【0117】焦点検出位置が光軸外の場合(口径食が図
面の水平方向に生じた場合)は、図43に示すように、
口径食による重なり部分66の中心に対して対称で、図
面の水平方向に並ぶ開口86a,87aが交互に切り換
えられる。この時像ズレ検出方向は水平方向に設定さ
れ、図40に示す水平方向の画素92のセットが焦点検
出に用いられる。
【0118】また、焦点検出位置が光軸外の場合(口径
食が図面の水平方向に生じた場合)は、図43に示すよ
うに、口径食による重なり部分66の中心に対して対称
で、図面の垂直方向に並ぶ開口86b,87bを交互に
切り換えるようにしてもよい。その場合は像ズレ検出方
向は垂直方向に設定され、図40で垂直方向の画素92
のセットが焦点検出に用いられる。
【0119】また、焦点検出位置が光軸外の場合(口径
食が図面垂直方向に生じた場合)は、図44に示すよう
に、口径食による重なり部分66の中心に対して対称
で、図面の水平方向に並ぶ開口88,89が交互に切り
換えられる。この時像ズレ検出方向は水平方向に設定さ
れ、図40において水平方向の画素92のセットが焦点
検出に用いられる。
【0120】また、焦点検出位置が光軸外の場合(口径
食が図面右上がりの45度方向に生じた場合)は、図4
5に示すように、口径食による重なり部分66の中心に
対して対称で、図面で左上がり45度方向に並ぶ開口9
0,91が交互に切り換えられる。この時、像ズレ検出
方向は左上がり45度方向に設定され、図40において
左上がり45度方向の画素92のセットが焦点検出に用
いられる。
【0121】図39に示す瞳分割手段3の利点は、複数
の正方形の開口から瞳分割手段3を構成することによ
り、4方向での像ズレ検出が可能になることである。ま
た、口径食の生じた方向(光軸上の点と焦点検出位置を
結んだ方向)に対して、垂直な方向に像ズレ検出を行う
ように、開口の並び方向と画素セットの方向を設定する
ことにより、一対の焦点検出光束の同一性が確保され、
撮影光学系の収差の不対称による焦点検出精度の低下を
防止できることである。
【0122】図46は、口径食に起因する一対の光束の
光量アンバランスを防止する瞳分割手段3の第四の具体
例を示す図である。図46に示すように、瞳分割手段3
は撮影絞り62を兼用している。また、瞳分割手段3
は、光軸を通る放射線状の境界線により分割された複数
の扇形形状の開口93により構成されている。そして、
各扇形形状の開口93は、遮光・透光を独立に制御可能
である。この実施の形態では、上記境界線は水平方向、
垂直方向、右上がり45度、左上がり45度の各放射線
で形成されている。また、図46において、焦点検出の
ための像ズレ検出方向は、水平方向、垂直方向、右45
度方向、左45度方向の4つの方向に設定されている。
また、図46に示す瞳分割手段3は、図40に示す光電
変換手段4と組み合わせて用いられる。
【0123】図47に示すように、焦点検出位置が光軸
上の場合は、垂直方向の境界線で分割された2つの開口
94,95が交互に切り換えられる。図48に示すよう
に、焦点検出位置が光軸外の場合(口径食が図面の垂直
方向に生じた場合)は、口径食による重なり部分66の
中心に対して対称となるように、垂直方向の境界線で分
割された2つの開口94,95が交互に切り換えられ
る。この時、像ズレ検出方向は水平方向に設定され、図
40に示す光電変換手段4において、水平方向の画素9
2のセットが焦点検出に用いられる。
【0124】また、図49に示すように、焦点検出位置
が光軸外の場合(口径食が図面水平方向に生じた場合)
は、口径食による重なり部分66の中心に対して対称と
なるように、水平方向の境界線で分割された2つの開口
96,97を交互に切り換える。この時、像ズレ検出方
向は垂直方向に設定され、図40に示す光電変換手段4
において、垂直方向の画素92のセットが焦点検出に用
いられる。
【0125】また、図50に示すように、焦点検出位置
が光軸外の場合(口径食が図面右上がりの45度方向に
生じた場合)は、口径食による重なり部分66の中心に
対して対称になるように、右上がり45度方向の境界線
で分割された2つの開口98,99を交互に切り換え
る。この時、像ズレ検出方向は左上がり45度方向に設
定され、図40に示す光電変換手段4において、左上が
り45度方向の画素92のセットが焦点検出に用いられ
る。
【0126】図46に示す瞳分割手段3の利点は、複数
の扇形形状の開口から瞳分割手段3を構成することによ
り、4方向での像ズレ検出が可能となることである。ま
た、口径食の生じた方向(光軸上の点と焦点検出位置を
結んだ方向)に対して垂直な方向に像ズレ検出を行うよ
うに、瞳分割開口の並び方向と画素セットの方向を設定
することにより、一対の焦点検出光束の同一性が確保さ
れ、撮影光学系の収差の不対称による焦点検出精度の低
下を防止できることである。
【0127】また、図39に示す実施の形態と比較し
て、開口の個数を少なくできるため、デバイスの構成が
簡略化でき、動作制御を簡単化することができる。ま
た、口径食が生じた場合でも、口径食をほぼ2分割して
焦点検出用の光束として利用できるので、焦点検出の低
輝度限界を光軸外の焦点検出位置においても維持するこ
とができる。
【0128】図51は、口径食に起因する一対の光束の
光量アンバランスを防止する瞳分割手段3の第五の具体
例を示す図である。図51に示すように、瞳分割手段3
は撮影絞り62を兼用している。また、瞳分割手段3
は、垂直方向の境界線101により分割された複数の短
冊形状の開口100により構成され、各短冊形状の開口
100は遮光・透光を独立に制御可能である。焦点検出
のための像ズレ検出方向は、図51において、水平方向
に設定されている。
【0129】図52に示すように、焦点検出位置が光軸
上の場合は、光軸を通る垂直方向の境界線101で左右
に分割された2つの開口102,103を交互に切り換
える。図53に示すように、焦点検出位置が光軸外の場
合(口径食が図面水平方向に生じた場合)は、口径食に
よる重なり部分66の中心に対して水平方向で対称とな
るように、垂直方向の境界線104で左右に分割された
2つの開口105,106が交互に切り換えられる。
【0130】また、図54に示すように、焦点検出位置
がさらに画面周辺に寄った光軸外の場合(口径食が図面
水平方向に生じた場合)は、口径食が更に進む。この場
合、口径食による重なり部分66の中心に対して水平方
向にほぼ対称となるように、垂直方向の境界線107で
左右に分割された2つの開口108,109を交互に切
り換える。
【0131】図51に示す瞳分割手段3の利点は、口径
食の程度により2つの開口の境界線位置を調整すること
により、口径食をほぼ等分に分割でき、一対の焦点検出
用光束の光量のアンバランスを防止することができるこ
とである。図55は、口径食に起因する一対の光束の光
量アンバランスを防止する瞳分割手段3の第六の具体例
を示す図である。図55に示すように、瞳分割手段3は
撮影絞り62を兼用している。また、瞳分割手段3は、
水平方向に並んだ互いに重畳する2つの楕円形状の開口
を形成する開口部110,111,112により構成さ
れている。各開口部110,111,112は、遮光・
透光を独立に制御可能である。焦点検出のための像ズレ
検出方向は、図55において、水平方向に設定されてい
る。
【0132】焦点検出位置を行う場合は、図56と図5
7に示すように、開口部110、112から構成される
楕円開口と、開口部111,112から構成される楕円
開口とを交互に切り換える。図51に示す瞳分割手段3
の利点は、このように互いに重畳する開口部を切り換え
ることにより、焦点検出に必要な光量を確保できること
である。
【0133】また、開口を重畳させたことにより、光軸
外の位置で焦点検出を行う場合、口径食の影響による一
対の焦点検出用光束の光量のアンバランスを軽減するこ
とができる。図58は、瞳分割手段3をDMD(DEG
ITAL MIRROR DEVICE)で構成した場
合の具体例を示す図である。DMDは、図58に示すよ
うに、微細なミラー構造120の集合として形成され
る。
【0134】図59は、上記微細なミラー構造120を
示す図である。ミラー構造120は、図示するように、
基板121上に形成された軸122の上にミラー123
が半導体プロセスによって形成される。ミラー123
は、電気的な制御信号を加えることにより、軸122に
対する角度が変化する。図60及び図61は、DMDで
形成された瞳分割手段3の動作の一例を示す図である。
図60に示すように、DMDで形成された瞳分割手段3
は2つの部分124、125に分割され、この2つの部
分124,125が一対の開口を構成している。
【0135】瞳分割手段3は、撮影光路中に配置され、
焦点検出用の光束を偏向させる機能を備えている。図6
1に示すように、ミラー123が基板121と平行に制
御されている場合には、反射された光束は光電変換手段
4の方向に偏向される。また、ミラー123が基板12
1と非平行に制御されている場合には、反射された光束
は光電変換手段4以外の方向に偏向される。したがっ
て、2つの部分124,125のミラー123を交互に
制御することにより、部分124で反射された光束と、
部分125で反射された光束とが、交互に光電変換手段
4で受光される。
【0136】瞳分割手段3をDMDで構成することの利
点は、DMDの動作特性が液晶に比較して高速なため、
極めて高速に開口の切換ができる点である。なお、上記
の説明では、図60に示すように、DMDを2つの部分
124,125に分割したが、言うまでもなく、分割の
方法には様々な方法がある。
【0137】(光電変換手段4の他の構成)図62は、
光電変換手段4を2次元CCDセンサで構成した他の例
を示す一部拡大図である。図10に示す2次元CCDセ
ンサでは、光電変換画素51の列に対して、片側にの
み、ゲート52,53,56、電荷蓄積部54,55、
CCD電荷転送部57が配置されている。しかし、図6
2に示す2次元CCDセンサでは、光電変換画素151
の列に対して、両側にゲート152,156とゲート1
53,158、電荷蓄積部154と電荷蓄積部155、
CCD電荷転送部157とCCD電荷転送部159とが
それぞれ配置されている。なお、光電変換手段4の光電
変換画素151自体の配列は、図10に示す2次元CC
Dセンサと同一である。
【0138】図62に示す2次元CCDセンサによれ
ば、1画素に対して、画素の両側に配置されたゲート1
52,153と電荷蓄積部154,155とが設けられ
ている。したがって、開口を切り換えた場合に、ゲート
152,153を切り換えることにより、異なる開口に
よって形成される像に対応する電荷を別々の電荷蓄積部
154,155に蓄積することができる。
【0139】図62に示す光電変換手段4の動作は以下
の通りである。光電変換画素151は、入射した光量に
応じた電荷を発生する。電荷蓄積前はゲート152,1
53は閉められており、発生した電荷は図示しないドレ
インに捨てられている。ゲート152,153は、電荷
蓄積中、交互に開閉する。これによって、ゲート152
が開いている間に光電変換画素151で発生した電荷
は、電荷蓄積部154に蓄積される。また、ゲート15
3が開いている間に光電変換画素151で発生した電荷
は、電荷蓄積部155に蓄積される。この間ゲート15
6,158は閉じられている。
【0140】電荷蓄積が終了するとゲート152,15
3を閉じ、その後ゲート156,158を開ける。これ
により、電荷蓄積部154と電荷蓄積部155に蓄積さ
れた電荷は、それぞれCCD電荷転送部157,159
に移動し、その後CCDの動作クロックにしたがって転
送され、外部に電気信号として出力される。図62に示
す光電変換手段4の利点は、画素の両側に電荷蓄積部を
設けたことにより、図10に示す2次元CCDセンサの
構造に比較して、電荷蓄積部のサイズを大きくでき、蓄
積電荷量を増大でき、出力信号のダイナミックレンジを
拡大できることである。
【0141】また、同じ画素サイズの場合でも、図10
に示す構造と比較して、ゲート、電荷蓄積部のサイズが
大きいので、半導体プロセスが容易で、製造の歩留まり
がよいことである。また、CCD電荷転送部57,59
を図示しない光電変換画素列(図62の上下にある光電
変換画素列)と共用することにより、画素の開口効率を
改善することができる。
【0142】図63は、光電変換手段4を2つの2次元
CCDセンサを用いて構成した具体例を示す概略図であ
る。通常、2次元CCDセンサは、CCD電荷転送部に
沿った方向の画素列では、画素感度のギャッブが小さ
い。また、2次元CCDセンサは、CCD電荷転送部に
沿った方向と垂直な方向の画素列では、電荷蓄積部、ゲ
ート、CCD転送部が存在するので、ギャップが大き
い。したがって、焦点検出精度は、CCD電荷転送部に
沿った方向の画素列を用いた方が向上するので、この方
向で像ズレ検出を行うことが望ましい。
【0143】したがって、瞳分割手段3の開口を水平方
向と垂直方向等の2方向に分割することが可能であって
(図39に示す瞳分割手段3等を参照)、画面の垂直方
向と水平方向の2方向で像ズレ検出を行う場合、それぞ
れの方向に画素列を揃えた2次元CCDセンサを備える
ことにより、2方向の像ズレ検出が高精度で行える焦点
検出装置を提供できる。
【0144】図63に示す構成は、例えば、図20に示
す実施の形態における光電変換手段4に置換される部分
を示している。すなわち、図20に示すメインミラー1
3を通過した光路中に、図63に示すハーフミラー12
8が配置され、光束が2分割される。そして、分割され
た光路中の結像面に2つの光電変換手段126,127
が配置される。
【0145】図63において、光電変換手段126の画
素列の方向は矢印Xの方向(紙面内に水平方向)であ
り、像ズレの検出方向が矢印Xの方向の場合に用いられ
る。同じく、光電変換手段127の画素列の方向Zの方
向(紙面内に垂直方向)であり、像ズレの検出方向がZ
方向の場合に用いられる。
【0146】図64は、図63に示す光電変換手段12
6,127の平面図である。図64において、光電変換
手段126,127上において、画素列129は矢印方
向に画素のギャップが小さい構造となっている。図65
及び図66は、光電変換手段4として2次元CCDセン
サを用いた場合のAGC(AUTOMATIC GAI
N CONTROL)の手法を示す説明図である。
【0147】通常、2次元センサの場合、全画素が同一
の電荷蓄積時間に設定される。その結果、出力信号レベ
ルが画面の一部しか最適化されず、画面のある一部が明
るすぎてオーバーフローしてダイナミックレンジをオー
バーしたり、他の一部は暗過ぎて出力信号の量が不足し
たりする。したがって、このような2次元センサを本発
明に適用した場合、画面の一部でしか正確な焦点検出が
できないことになる。
【0148】そこで、図65に示すように、光電変換手
段4おいて2次元に配置された全画素を複数のブロック
130(図では、9個のブロック)に分割して、それぞ
れのブロック130毎に独立にAGCを実行する。図6
6は、1つのブロック130に含まれる複数の光電変換
画素151を示している。本発明に上記したAGCの方
法を適用することにより、画面の各ブロック130の輝
度に応じて、出力信号レベルが画面のどの部分において
もダイナミックレンジの中に収まった適切なレベルとな
る。
【0149】図67は、瞳分割手段3における開口切換
と光電変換手段4における電荷蓄積との動作タイミング
を示すタイムチャートである。図11に示すタイムチャ
ートにおいては、図11の(a)、(b)に示す信号波
形によって、瞳分割手段3の開口と光電変換手段4のゲ
ートが制御されている。実際には、開口の動作は、図6
7の(a)、(b)に示す信号波形のように、オン、オ
フの間の遷移期間を有する。したがって、図11の
(a)、(b)に示す信号波形で瞳分割手段3の開口の
開閉動作と光電変換手段4のゲートの開閉動作の両方を
制御すると、光電変換手段4で得られる電荷はクロスト
ーク成分を多く含んでしまい、像ズレの検出精度に悪影
響を及ぼす。
【0150】そこで、図67の(c)、(d)に示す信
号波形のように、開口がほぼオン又はオフした期間に限
って、オン又はオフする信号波形により光電変換手段4
のゲート52,53,152,153を制御すれば、上
記クロストーク成分を軽減することができる。
【0151】(焦点検出結果の補正)図68と図69
は、瞳分割手段3の開口切換動作と撮影光学系の焦点調
節のための駆動をオーバラップさせた場合、焦点検出結
果を補正する方法を説明するための図である。図68
は、光電変換手段4における電荷の蓄積及び蓄積された
電荷の光電変換手段4から演算制御手段5への転送及び
演算制御手段5における演算時間を示すタイムチャート
である。すなわち、図68の(a)は、一方の開口を開
けて電荷蓄積を行った場合の信号波形を示し、電荷蓄積
の中心時刻はT1である。図68の(b)は、他方の開
口を開けて電荷蓄積を行った場合の信号波形を示し、電
荷蓄積の中心時刻はT2である。図68の(c)は、蓄
積された電荷を光電変換手段4から演算制御手段5に転
送するのに必要な時間を示す。図68の(d)は、演算
制御手段5に取り込まれた信号に基づき、像ズレ検出演
算を行い、最終的に焦点調節のための撮影光学系の駆動
量を算出するのに必要な時間を示し、該演算は時刻T3
に終了する。
【0152】図69は、撮影光学系のレンズ位置と駆動
時間の関係を示す図である。すなわち、撮影光学系は前
回の演算制御手段5の指示の基に合焦位置に駆動されて
おり、時刻T1に位置P1、時刻T2に位置P2、時刻
T3に位置P3に位置する。したがって、一方の開口を
開けて電荷蓄積を行った中心時刻T1と、他方の開口を
開けて電荷蓄積を行った中心時刻T2の間に撮影光学系
が移動している。撮影光学系が移動すれば、その分だけ
像ズレが生じるので、像ズレ量だけ焦点検出結果を補正
する必要がある。また、撮影光学系は、電荷蓄積を行っ
た中心時刻T1,T2と演算が終了する時刻T3の間に
おいても駆動されているので、その分の補正も必要であ
る。
【0153】上記した駆動量の補正は、次のように行わ
れる。一方の開口を開けて電荷蓄積を行った中心時刻T
1における撮影光学系の位置P1を検出する。次に、他
方の開口を開けて電荷蓄積を行った時刻T2における撮
影光学系の位置P2を検出する。そして、次の式(9)
で示すされる位置P1,P2の平均位置P4が、電荷蓄
積を行った時刻の代表位置とする。
【0154】 P4=(P1+P2)/2……(9) 時刻T3において、演算制御手段5において算出された
駆動量をSとすると、電荷蓄積時刻から演算終了までの
移動量を補正するために、式(10)によって補正駆動
量△Sを算出する。 △S=S−(P3−P4)……(10) 上記補正駆動量△Sを演算制御手段5において求めるこ
とにより、正確な焦点検出を行うことができる。
【0155】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、瞳分割手段が複数の開口から
なり、口径食の状態に応じて最適な分割瞳を選択して焦
点検出に使用するので、光軸中心以外の位置(画面周辺
の位置)で焦点検出を行う場合でも、高精度で焦点検出
を行うことができる。
【0156】また、請求項2に記載の発明によれば、光
軸中心以外の位置で焦点検出を行う場合、焦点状態を正
確に検出することが可能な焦点検出装置を備えたカメラ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結像光学系の射出瞳位置に設けられた2つの開
口と光電変換手段を示す説明図。
【図2】図2(a),(b)は、結像光学系が合焦して
いる状態を示す説明図。
【図3】図3(a),(b)は、結像光学系の焦点位置
が合焦位置よりも前位置に存在する前ピン状態を示す説
明図。
【図4】図4(a),(b)は、結像光学系の焦点位置
が合焦位置よりも後位置に存在する後ピン状態を示す説
明図。
【図5】本発明の焦点検出装置を一眼レフカメラに適用
した場合の一実施の形態の構成の概略を示す説明図。
【図6】液晶シャッタを用いて瞳分割手段を構成した具
体例を示す図。
【図7】図7(a),(b)は、瞳分割手段の動作を示
す説明図。
【図8】図8(a),(b)は、瞳分割手段を構成する
液晶シャッタを示す説明図。
【図9】光電変換手段を2次元CCDセンサで構成した
例を示す説明図。
【図10】図9に示す2次元CCDセンサの一部拡大
図。
【図11】開口切換と電荷蓄積との動作タイミングを示
す図。
【図12】図1に示す実施の形態のバリエーションの構
成の概略を示す説明図。
【図13】図12に示す実施の形態のバリエーションの
構成の概略を示す説明図。
【図14】図12に示す実施の形態の他のバリエーショ
ンの構成の概略を示す説明図。
【図15】図12に示す実施の形態の他のバリエーショ
ンの概略の構成を示す説明図。
【図16】図15に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図17】本発明による焦点検出装置を電子ファインダ
式銀塩カメラに適用した場合の一実施の形態の概略の構
成を示す説明図。
【図18】図17に示す実施の形態を電子カメラに適用
した場合の概略の構成を示す説明図。
【図19】図18に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図20】図19に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図21】図19に示す実施の形態の他のバリエーショ
ンの概略の構成を示す説明図。
【図22】図21に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図23】図21に示す実施の形態の他のバリエーショ
ンの概略の構成を示す説明図。
【図24】図23に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図25】図19に示す実施の形態をレンズ一体型の電
子カメラに適用した場合の概略の構成を示す説明図。
【図26】図22に示す実施の形態のバリエーションの
概略の構成を示す説明図。
【図27】図27(a),(b)は、瞳分割手段を構成
する液晶シャッタに用いる液晶の他の例を示す図。
【図28】図28(a),(b)は、瞳分割手段を構成
する液晶シャッタに用いる液晶の他の例を示す図。
【図29】撮影光学系のレンズ外径により、口径食が発
生する例を示す説明図。
【図30】撮影光学系のレンズ外径による口径食に起因
して発生するケラレを示す説明図。
【図31】口径食の影響を防止する瞳分割手段の第一の
具体例を示す図。
【図32】図31に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図33】図31に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図34】図31に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図35】口径食の影響を防止する瞳分割手段の第二の
具体例を示す図。
【図36】図35に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図37】図35に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図38】図35に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図39】口径食の影響を防止する瞳分割手段3の第三
の具体例を示す図。
【図40】図39に示す瞳分割手段と組み合わせて用い
られる光電変換手段の構成を示す図。
【図41】図39に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図42】図39に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図43】図39に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図44】図39に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図45】図39に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図46】口径食の影響を防止する瞳分割手段の第四の
具体例を示す図。
【図47】図46に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図48】図46に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図49】図46に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図50】図46に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図51】口径食の影響を防止する瞳分割手段の第五の
具体例を示す図。
【図52】図51に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図53】図51に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図54】図51に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図55】口径食の影響を防止する瞳分割手段の第六の
具体例を示す図。
【図56】図55に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図57】図55に示す瞳分割手段の動作を示す説明
図。
【図58】瞳分割手段をDMD(DEGITAL MI
RROR DEVICE)で構成した場合の具体例を示
す図。
【図59】図58に示すDMDにおける微細ミラー構造
を示す図。
【図60】DMDで形成された瞳分割手段の動作の一例
を示す図。
【図61】DMDで形成された瞳分割手段の動作の一例
を示す図。
【図62】光電変換手段を2次元CCDセンサで構成し
た他の例を示す一部拡大図。
【図63】光電変換手段を2つの2次元CCDセンサを
用いて構成した具体例を示す概略図。
【図64】図63に示す光電変換手段の平面図。
【図65】光電変換手段として2次元CCDセンサを用
いた場合のAGC(AUTOMATIC GAIN C
ONTROL)の手法を示す説明図。
【図66】光電変換手段として2次元CCDセンサを用
いた場合のAGC(AUTOMATIC GAIN C
ONTROL)の手法を示す説明図。
【図67】図67は、瞳分割手段における開口切換と光
電変換手段における電荷蓄積との動作タイミングを示す
タイムチャート。
【図68】光電変換手段における電荷の蓄積及び蓄積さ
れた電荷の光電変換手段から演算制御手段への転送及び
演算制御手段における演算時間を示すタイムチャート。
【図69】撮影光学系のレンズ位置と駆動時間の関係を
示す図。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 交換レンズ構体 3 瞳分割手段 4 光電変換手段 5 演算制御手段 10 ペンタプリズム 11 シャッタ 12 フィルム 13 メインミラー 14 サブミラー 15 撮像手段 16 記憶手段 17 縮小光学系 18 表示手段 19 観察光学系 20 撮影光学系 21 情報手段 22 コンデンサレンズ 23 再結像レンズ 25 ダハ面 26,128 ハーフミラー 27 測光手段 30 液晶分子 31 ガラス基板 32 透明電極 33,34 偏光板 35 電源 36 スイッチ 37 2色性色素分子 38 液晶粒 44,45,67,68,70,72,74,75,7
7,79,81,82,84,86,88,90,9
3,94,96,98,100,102,103,10
5,106,108,109 開口 51,151 光電変換画素 52,53,56,152,153,156,158
ゲート 54,55,154,155 電荷蓄積部 57,157,159 電荷転送部 60 結像面 61 光軸 62 撮像絞り 63 レンズの外径 101,104,107 境界線 110,111,112 開口部 120 ミラー構造 130 ブロック 121 基板 122 軸 123 ミラー 126,127 光電変換手段 129 画素列

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光束を結像する撮影光学系
    の結像面に配置され、前記被写体の像を画像信号に変換
    する光電変換手段と、 前記撮影光学系と前記光電変換手段との間の光路中又は
    前記撮影光学系内の光路中に配置されるとともに、互い
    に重心位置の異なる少なくとも3つの開口を備え、該少
    なくとも3つの開口から少なくとも1つの開口を選択し
    て第一の開口とするとともに、該第一の開口とは重心位
    置の異なる少なくとも1つの開口を選択して第二の開口
    とし、前記第一及び第二の開口を前記光束に対して時分
    割で開閉する瞳分割手段と、 前記瞳分割手段によって前記光電変換手段に形成される
    前記被写体の像による画像信号に基づいて前記撮影光学
    系の焦点状態を検出する焦点検出手段とを備えたことを
    特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの光束を結像する撮影光学系
    と、 前記撮影光学系によって結像された前記被写体の像を受
    光し、画像信号に変換する光電変換手段と、 前記撮影光学系と前記光電変換手段との間の光路中又は
    前記撮影光学系内の光路中に配置されるとともに、互い
    に重心位置の異なる少なくとも3つの開口を備え、該少
    なくとも3つの開口から少なくとも1つの開口を選択し
    て第一の開口とするとともに、該第一の開口とは重心位
    置の異なる少なくとも1つの開口を選択して第二の開口
    とし、前記第一及び第二の開口を前記光束に対して時分
    割で開閉する瞳分割手段と、 前記瞳分割手段によって前記光電変換手段に形成される
    前記被写体の像による画像信号に基づいて前記撮影光学
    系の焦点状態を検出する焦点検出手段とを備えたことを
    特徴とする焦点検出装置付きカメラ。
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