JPH1120417A - ラジアルタイヤ - Google Patents
ラジアルタイヤInfo
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- JPH1120417A JPH1120417A JP9174694A JP17469497A JPH1120417A JP H1120417 A JPH1120417 A JP H1120417A JP 9174694 A JP9174694 A JP 9174694A JP 17469497 A JP17469497 A JP 17469497A JP H1120417 A JPH1120417 A JP H1120417A
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- carcass
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 6
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 abstract description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ラジアルタイヤにおけるタイヤサイド形状の適
正化とタイヤサイドウォールゴムの物性と配置を適正化
することにより、操縦安定性を確保しつつロードノイズ
を低減したラジアルタイヤを提供すること。 【解決手段】サイドウォールゴムが貯蔵弾性率の小さい
ゴム環状部と、該貯蔵弾性率の小さいゴム環状部の貯蔵
弾性率の140%以上である貯蔵弾性率の大きいゴム環
状部とからなる。
正化とタイヤサイドウォールゴムの物性と配置を適正化
することにより、操縦安定性を確保しつつロードノイズ
を低減したラジアルタイヤを提供すること。 【解決手段】サイドウォールゴムが貯蔵弾性率の小さい
ゴム環状部と、該貯蔵弾性率の小さいゴム環状部の貯蔵
弾性率の140%以上である貯蔵弾性率の大きいゴム環
状部とからなる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、燃費特性、操縦安
定性を確保しつつロードノイズを低減したラジアルタイ
ヤに関するものである。
定性を確保しつつロードノイズを低減したラジアルタイ
ヤに関するものである。
【0002】ここで、本明細書で使用される用語につい
て説明すると、「タイヤの断面高さSH」とは、タイヤ
の外径ODとリム径RDとの差の1/2を指す。「貯蔵
弾性率」とは、JIS K 6394に示されるゴムの
物性値であり、応力のひずみと同位相の成分の振幅をた
わみ振幅で除した商である。本発明では50Hz、動歪
1%の引張条件で測定している。
て説明すると、「タイヤの断面高さSH」とは、タイヤ
の外径ODとリム径RDとの差の1/2を指す。「貯蔵
弾性率」とは、JIS K 6394に示されるゴムの
物性値であり、応力のひずみと同位相の成分の振幅をた
わみ振幅で除した商である。本発明では50Hz、動歪
1%の引張条件で測定している。
【0003】
【従来の技術】昨今の自動車の高級化・静粛化により、
タイヤ性能にはロードノイズの低減と乗り心地の改良が
ますます要求されている。ロードノイズとは表面が粗い
アスファルト舗装路等を走行するときに発生する騒音で
あり、タイヤが路面の粗さを拾いそれに対応してタイヤ
が振動し車体を通して車室内に伝達されてくる周波数が
凡そ100〜400Hzの、非常に耳障りな騒音である。
従来トレッド部のゴムのボリュウムを増やしたり、タイ
ヤの材料を変更してタイヤのバネ定数を低下させる等で
対応しているのが一般的であった。しかしトレッドのボ
リュウム増加は燃費特性を悪化させ、バネ定数を低下さ
せると操縦安定性の低下につながり、ロードノイズの低
減と燃費特性、操縦安定性の両立は困難な状況にあっ
た。
タイヤ性能にはロードノイズの低減と乗り心地の改良が
ますます要求されている。ロードノイズとは表面が粗い
アスファルト舗装路等を走行するときに発生する騒音で
あり、タイヤが路面の粗さを拾いそれに対応してタイヤ
が振動し車体を通して車室内に伝達されてくる周波数が
凡そ100〜400Hzの、非常に耳障りな騒音である。
従来トレッド部のゴムのボリュウムを増やしたり、タイ
ヤの材料を変更してタイヤのバネ定数を低下させる等で
対応しているのが一般的であった。しかしトレッドのボ
リュウム増加は燃費特性を悪化させ、バネ定数を低下さ
せると操縦安定性の低下につながり、ロードノイズの低
減と燃費特性、操縦安定性の両立は困難な状況にあっ
た。
【0004】そこで、発明者は特願平7−262728
号で少なくとも一層のラジアル・カーカスと、該カーカ
スの軸方向外側にサイドゴムとを具えたラジアルタイヤ
を、標準適用リムに組み、JATMA規格に定める最大
負荷能力に対応する空気圧のの10%の内圧を充填した
ときに、リムフランジ円弧部の中心点Oを通りタイヤ回
転軸に対する傾斜角度が45度で延びる直線が該カーカ
ス・ラインを横切る交点をFとし、該交点Fからタイヤ
軸線に垂直に立てた直線が該カーカス・ラインを横切る
交点をTとし、該交点F、Tを結ぶ線分FTに対しタイ
ヤ軸方向外方にて平行に引いた該カーカス・ラインの接
線GHと外接するように仮想した該線分FTを弦とする
円弧をRk とした場合、該カーカスの最大幅部Sから該
交点Tまでの該カーカスラインは、該円弧Rkよりもタ
イヤの外側を通り、該カーカスの最大幅部Sから該交点
Fまでの該カーカスラインの少なくとも一部は、該円弧
Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカスの最大幅部
Sから該交点Tまでの該カーカスラインは、該円弧Rk
よりもタイヤの外側を通り、該円弧Rkとの最大離間距
離tが2〜15mmであるラジアルタイヤを提案してい
る。しかし、上記の特願平7−262728号で提案し
たタイヤはロードノイズ性能と乗り心地は向上するもの
の操縦安定性については従来タイヤ形状のタイヤに比較
して劣るという問題があった。
号で少なくとも一層のラジアル・カーカスと、該カーカ
スの軸方向外側にサイドゴムとを具えたラジアルタイヤ
を、標準適用リムに組み、JATMA規格に定める最大
負荷能力に対応する空気圧のの10%の内圧を充填した
ときに、リムフランジ円弧部の中心点Oを通りタイヤ回
転軸に対する傾斜角度が45度で延びる直線が該カーカ
ス・ラインを横切る交点をFとし、該交点Fからタイヤ
軸線に垂直に立てた直線が該カーカス・ラインを横切る
交点をTとし、該交点F、Tを結ぶ線分FTに対しタイ
ヤ軸方向外方にて平行に引いた該カーカス・ラインの接
線GHと外接するように仮想した該線分FTを弦とする
円弧をRk とした場合、該カーカスの最大幅部Sから該
交点Tまでの該カーカスラインは、該円弧Rkよりもタ
イヤの外側を通り、該カーカスの最大幅部Sから該交点
Fまでの該カーカスラインの少なくとも一部は、該円弧
Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカスの最大幅部
Sから該交点Tまでの該カーカスラインは、該円弧Rk
よりもタイヤの外側を通り、該円弧Rkとの最大離間距
離tが2〜15mmであるラジアルタイヤを提案してい
る。しかし、上記の特願平7−262728号で提案し
たタイヤはロードノイズ性能と乗り心地は向上するもの
の操縦安定性については従来タイヤ形状のタイヤに比較
して劣るという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラジ
アルタイヤにおけるタイヤサイド形状の適正化とタイヤ
サイドウォールゴムの物性および配置を適正化すること
により、操縦安定性を確保しつつロードノイズを低減し
たラジアルタイヤを提供することにある。
アルタイヤにおけるタイヤサイド形状の適正化とタイヤ
サイドウォールゴムの物性および配置を適正化すること
により、操縦安定性を確保しつつロードノイズを低減し
たラジアルタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の構成を採用したものである。即ち、
少なくとも一層のラジアル・カーカスと、該カーカスの
軸方向外側にサイドゴムとを具えたラジアルタイヤを、
標準適用リムに組み、最大負荷能力に対応する空気圧の
10%の内圧を充填したときに、リムフランジ円弧部の
中心点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角度が45度
で延びる直線が該カーカス・ラインを横切る交点をFと
し、該交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線が該カ
ーカス・ラインを横切る交点をTとし、該交点F、Tを
結ぶ線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引いた
該カーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想し
た該線分FTを弦とする円弧をRk とした場合、該カー
カスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスライン
は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカス
の最大幅部Sから該交点Fまでの該カーカスラインの少
なくとも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通
り、該カーカスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カー
カスラインは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、
該円弧Rkとの最大離間距離tが2〜15mmであるラ
ジアルタイヤにおいて、該サイドウォールゴムは貯蔵弾
性率の小さいゴム環状部と、該貯蔵弾性率の小さいゴム
環状部の貯蔵弾性率の140%以上である貯蔵弾性率の
大きいゴム環状部とからなるという構成を採用してい
る。
達成するために次の構成を採用したものである。即ち、
少なくとも一層のラジアル・カーカスと、該カーカスの
軸方向外側にサイドゴムとを具えたラジアルタイヤを、
標準適用リムに組み、最大負荷能力に対応する空気圧の
10%の内圧を充填したときに、リムフランジ円弧部の
中心点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角度が45度
で延びる直線が該カーカス・ラインを横切る交点をFと
し、該交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線が該カ
ーカス・ラインを横切る交点をTとし、該交点F、Tを
結ぶ線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引いた
該カーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想し
た該線分FTを弦とする円弧をRk とした場合、該カー
カスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスライン
は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカス
の最大幅部Sから該交点Fまでの該カーカスラインの少
なくとも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通
り、該カーカスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カー
カスラインは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、
該円弧Rkとの最大離間距離tが2〜15mmであるラ
ジアルタイヤにおいて、該サイドウォールゴムは貯蔵弾
性率の小さいゴム環状部と、該貯蔵弾性率の小さいゴム
環状部の貯蔵弾性率の140%以上である貯蔵弾性率の
大きいゴム環状部とからなるという構成を採用してい
る。
【0007】特に請求項2では貯蔵弾性率の大きいゴム
を、タイヤ最大幅位置を略中心としてタイヤ半径方向に
タイヤ断面高さSHの15%以上の領域、好ましくは1
5〜55%の領域に配置すれば、ロードノイズ性能を低
下させることなく操縦安定性を向上することができる。
ここで、好ましい上限として55%としたのは、55%
以上だとロードノイズの発生を防ぐ効果が低下するため
である。
を、タイヤ最大幅位置を略中心としてタイヤ半径方向に
タイヤ断面高さSHの15%以上の領域、好ましくは1
5〜55%の領域に配置すれば、ロードノイズ性能を低
下させることなく操縦安定性を向上することができる。
ここで、好ましい上限として55%としたのは、55%
以上だとロードノイズの発生を防ぐ効果が低下するため
である。
【0008】そして、請求項3ではある程度ロードノイ
ズ性能が低下しても操縦安定性を確保する手法としてサ
イドウォール全体に貯蔵弾性率が6.5MPa以上と大
きいゴムを採用していることを特徴としている。
ズ性能が低下しても操縦安定性を確保する手法としてサ
イドウォール全体に貯蔵弾性率が6.5MPa以上と大
きいゴムを採用していることを特徴としている。
【0009】また、貯蔵弾性率の大きいゴムと貯蔵弾性
率の小さいゴムゴムとの貯蔵弾性率の比を140%以上
としたのは、140%以下では操縦安定性を向上する効
果が小さいためであり、上限は実質的には300%であ
る。なお、貯蔵弾性率の大きいゴムの貯蔵弾性率の絶対
値は5.5MPa 以上が好ましい。
率の小さいゴムゴムとの貯蔵弾性率の比を140%以上
としたのは、140%以下では操縦安定性を向上する効
果が小さいためであり、上限は実質的には300%であ
る。なお、貯蔵弾性率の大きいゴムの貯蔵弾性率の絶対
値は5.5MPa 以上が好ましい。
【0010】さて、ロードノイズとは表面が粗いアスフ
ァルト舗装路等を走行するときに発生する騒音であり、
タイヤのトレッド部が路面の粗さを拾い振動し、それが
サイドウォール部に伝わり、さらにビード部、リムに伝
わりそして車体を通して車室内に伝達されてくる周波数
が凡そ100〜400Hzの、非常に耳障りな騒音であ
る。そこでタイヤの改良手法としては上下方向のバネ定
数を低減することが特に必要となる。これをタイヤ形状
で実現するため、本発明では種々検討した結果、次のよ
うな知見を得た。 (1)タイヤのカーカスは、例えそのモールド形状がど
うであれ使用内圧まで空気を充填するとカーカスのコー
ド張力を一定にしようとする形状をとる。特に、曲げ剛
性が小さく膜体とみなせるサイドウオール中央部におい
ては顕著であり、曲げ剛性の大きいショルダー部近傍と
ビード部近傍ではある程度モールド形状に依存するがや
はりカーカスのコード張力を一定にしようという形状に
変化する。モールドをこのようにカーカスのコード張力
を一定になるように一致させて設計した場合は、自然形
状理論によるタイヤ設計と称されている。これは図1の
円弧Rkに比較的近い形状をとるのが一般的である。
ァルト舗装路等を走行するときに発生する騒音であり、
タイヤのトレッド部が路面の粗さを拾い振動し、それが
サイドウォール部に伝わり、さらにビード部、リムに伝
わりそして車体を通して車室内に伝達されてくる周波数
が凡そ100〜400Hzの、非常に耳障りな騒音であ
る。そこでタイヤの改良手法としては上下方向のバネ定
数を低減することが特に必要となる。これをタイヤ形状
で実現するため、本発明では種々検討した結果、次のよ
うな知見を得た。 (1)タイヤのカーカスは、例えそのモールド形状がど
うであれ使用内圧まで空気を充填するとカーカスのコー
ド張力を一定にしようとする形状をとる。特に、曲げ剛
性が小さく膜体とみなせるサイドウオール中央部におい
ては顕著であり、曲げ剛性の大きいショルダー部近傍と
ビード部近傍ではある程度モールド形状に依存するがや
はりカーカスのコード張力を一定にしようという形状に
変化する。モールドをこのようにカーカスのコード張力
を一定になるように一致させて設計した場合は、自然形
状理論によるタイヤ設計と称されている。これは図1の
円弧Rkに比較的近い形状をとるのが一般的である。
【0011】(2)タイヤが突起により変形する場合、
そのカーカスのたわみは曲げ剛性の小さいサイドウオー
ル中央部で大きく、曲げ剛性の大きいショルダー部近傍
では小さく、ビード部近傍では特に小さい。
そのカーカスのたわみは曲げ剛性の小さいサイドウオー
ル中央部で大きく、曲げ剛性の大きいショルダー部近傍
では小さく、ビード部近傍では特に小さい。
【0012】(3)そこでショルダー部近傍とビード部
近傍のモールド形状を予めタイヤがたわんでいる状態に
近い形状(図1の円弧Rkよりタイヤ外側)にしておく
と、バネ定数を小さくすることができるわけである。
近傍のモールド形状を予めタイヤがたわんでいる状態に
近い形状(図1の円弧Rkよりタイヤ外側)にしておく
と、バネ定数を小さくすることができるわけである。
【0013】即ちこのようなモールド形状にしてあると
使用内圧まで空気を充填するとカーカスはそのコード張
力を一定に保とうとして、図3に示すようにショルダー
部とビード部はタイヤ内側に入ってきて、サイドウオー
ル中央部はタイヤ外側に出て行くわけである。ところ
が、ショルダー部近傍とビード部近傍は、弾性体で構成
されているので空気圧を最大負荷能力に対応する空気圧
の10%程度以下にすると、またモールド形状に近い形
状に戻るわけである。つまり、使用空気圧充填時は、シ
ョルダー部近傍とビード部近傍は常にタイヤがたわんだ
状態に戻ろうとする力が働いていることになり、タイヤ
のカーカスがたわむ際、たわみやすいことになり、結局
バネ定数が低減することになるわけである。このような
効果は、図2及び図4で示す従来タイヤでは望めないわ
けである。
使用内圧まで空気を充填するとカーカスはそのコード張
力を一定に保とうとして、図3に示すようにショルダー
部とビード部はタイヤ内側に入ってきて、サイドウオー
ル中央部はタイヤ外側に出て行くわけである。ところ
が、ショルダー部近傍とビード部近傍は、弾性体で構成
されているので空気圧を最大負荷能力に対応する空気圧
の10%程度以下にすると、またモールド形状に近い形
状に戻るわけである。つまり、使用空気圧充填時は、シ
ョルダー部近傍とビード部近傍は常にタイヤがたわんだ
状態に戻ろうとする力が働いていることになり、タイヤ
のカーカスがたわむ際、たわみやすいことになり、結局
バネ定数が低減することになるわけである。このような
効果は、図2及び図4で示す従来タイヤでは望めないわ
けである。
【0014】ここで、図1の円弧Rkとの離間距離tを
2〜15mmとしたのは、2mm以下では余りその効果
が期待できないことと、15mm以下としたのは、タイ
ヤサイズによるが、そのようなカーカスラインが現実的
に描けないということにある。
2〜15mmとしたのは、2mm以下では余りその効果
が期待できないことと、15mm以下としたのは、タイ
ヤサイズによるが、そのようなカーカスラインが現実的
に描けないということにある。
【0015】また、カーカスの最大幅部Sから交点Fま
でのカーカスラインの少なくとも一部は、円弧Rkより
もタイヤの外側を通る様にしているのは、図2に示すよ
うに多くの一般のタイヤがかなりタイヤの内側を通るよ
うになっているのに比べ、大きな特徴がある。ビード部
変曲点からビードコアーにつながる部分だけにスムース
なカーカスラインを描くように細心の注意が必要であ
る。
でのカーカスラインの少なくとも一部は、円弧Rkより
もタイヤの外側を通る様にしているのは、図2に示すよ
うに多くの一般のタイヤがかなりタイヤの内側を通るよ
うになっているのに比べ、大きな特徴がある。ビード部
変曲点からビードコアーにつながる部分だけにスムース
なカーカスラインを描くように細心の注意が必要であ
る。
【0016】しかしながら、上記のようなカーカスライ
ンを採用し、サイドウォールゴム部材として乗用車用ラ
ジアルタイヤに一般的に使用されるゴム、即ち貯蔵弾性
率の比較的低いゴムを使用した場合、操縦安定性が低下
することが判明した。発明者は上記タイヤの操縦安定性
の向上につき鋭意開発を進めたところ、(1)サイドウ
オール部のゴム物性の変更はロードノイズに対しての寄
与は低い。(2)一方、操縦安定性に関するサイドウオ
ール部のゴム物性の影響は大きく、貯蔵弾性率の大きい
ゴムを配置すれば操縦安定性は向上する。
ンを採用し、サイドウォールゴム部材として乗用車用ラ
ジアルタイヤに一般的に使用されるゴム、即ち貯蔵弾性
率の比較的低いゴムを使用した場合、操縦安定性が低下
することが判明した。発明者は上記タイヤの操縦安定性
の向上につき鋭意開発を進めたところ、(1)サイドウ
オール部のゴム物性の変更はロードノイズに対しての寄
与は低い。(2)一方、操縦安定性に関するサイドウオ
ール部のゴム物性の影響は大きく、貯蔵弾性率の大きい
ゴムを配置すれば操縦安定性は向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う実施例のタイ
ヤ、従来例および比較例の空気入りラジアルについて説
明する。いずれもタイヤサイズは195/65R14で
ある。図1は、本発明に従うタイヤおよび比較例のタイ
ヤを標準適用リムに組み、最大内圧の10%の内圧を充
填したときのカーカス形状である。図2は従来例のタイ
ヤを標準適用リムに組み、最大負荷能力に対応する空気
圧の10%の内圧を充填したときのカーカス形状であ
る。本発明の実施例のタイヤは、一層のポリエステルコ
ードよりなるラジアル・カーカス1と、カーカス1の軸
方向外側にサイドウォールゴム3とを具えたラジアルタ
イヤを、標準適用リムに組み、JATMA規格に定める
最大内圧の10%の内圧を充填したときに、リムフラン
ジ円弧部の中心点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角
度が45度で延びる直線がカーカス・ラインを横切る交
点をFとし、交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線
が該カーカス・ラインを横切る交点をTとし、交点F、
Tを結ぶ線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引
いたカーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想
した該線分FTを弦とする円弧をRk とした場合カーカ
ス1の最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスライン
は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、カーカス1
の最大幅部Sから該交点Fまでのカーカス・ラインの少
なくとも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通
り、カーカス1の最大幅部Sから交点Tまでの該カーカ
スラインは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、円
弧Rkとの最大離間距離tが4mmであるラジアルタイ
ヤである。サイドウォールゴム3は図5に示すように貯
蔵弾性率が小さいゴム環状部3−2と、貯蔵弾性率がと
大きいゴム環状部3−1とからなっている。そして、貯
蔵弾性率が大きいゴム環状部3−1は、タイヤ最大幅位
置Sを含むような領域に配置されているものである。実
施例5のタイヤは、サイドウォールゴム全体が、貯蔵弾
性率が6.5MPa大きいゴムからなっている以外は実
施例1乃至4のタイヤと同一である。実施例6乃至11
のタイヤは貯蔵弾性率の大きさがが5.5MPa のゴム
からなっているタイヤの例である。従来例のタイヤは、
図2で示すカーカスラインを有し、サイドウォール全体
が貯蔵弾性率が3.90MPa と小さいゴムからなるタ
イヤである。比較例1のタイヤは、図1で示すカーカス
ラインを有し、サイドウォール全体が貯蔵弾性率が3.
90MPa と小さいゴムからなるタイヤである。比較例
2のタイヤは、実施例1のタイヤのゴム環状部3−1を
貯蔵弾性率が5.0MPa のゴム置き換えたタイヤであ
る。そしてこれらのタイヤの仕様は表1に示してある。
ヤ、従来例および比較例の空気入りラジアルについて説
明する。いずれもタイヤサイズは195/65R14で
ある。図1は、本発明に従うタイヤおよび比較例のタイ
ヤを標準適用リムに組み、最大内圧の10%の内圧を充
填したときのカーカス形状である。図2は従来例のタイ
ヤを標準適用リムに組み、最大負荷能力に対応する空気
圧の10%の内圧を充填したときのカーカス形状であ
る。本発明の実施例のタイヤは、一層のポリエステルコ
ードよりなるラジアル・カーカス1と、カーカス1の軸
方向外側にサイドウォールゴム3とを具えたラジアルタ
イヤを、標準適用リムに組み、JATMA規格に定める
最大内圧の10%の内圧を充填したときに、リムフラン
ジ円弧部の中心点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角
度が45度で延びる直線がカーカス・ラインを横切る交
点をFとし、交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線
が該カーカス・ラインを横切る交点をTとし、交点F、
Tを結ぶ線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引
いたカーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想
した該線分FTを弦とする円弧をRk とした場合カーカ
ス1の最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスライン
は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、カーカス1
の最大幅部Sから該交点Fまでのカーカス・ラインの少
なくとも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通
り、カーカス1の最大幅部Sから交点Tまでの該カーカ
スラインは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、円
弧Rkとの最大離間距離tが4mmであるラジアルタイ
ヤである。サイドウォールゴム3は図5に示すように貯
蔵弾性率が小さいゴム環状部3−2と、貯蔵弾性率がと
大きいゴム環状部3−1とからなっている。そして、貯
蔵弾性率が大きいゴム環状部3−1は、タイヤ最大幅位
置Sを含むような領域に配置されているものである。実
施例5のタイヤは、サイドウォールゴム全体が、貯蔵弾
性率が6.5MPa大きいゴムからなっている以外は実
施例1乃至4のタイヤと同一である。実施例6乃至11
のタイヤは貯蔵弾性率の大きさがが5.5MPa のゴム
からなっているタイヤの例である。従来例のタイヤは、
図2で示すカーカスラインを有し、サイドウォール全体
が貯蔵弾性率が3.90MPa と小さいゴムからなるタ
イヤである。比較例1のタイヤは、図1で示すカーカス
ラインを有し、サイドウォール全体が貯蔵弾性率が3.
90MPa と小さいゴムからなるタイヤである。比較例
2のタイヤは、実施例1のタイヤのゴム環状部3−1を
貯蔵弾性率が5.0MPa のゴム置き換えたタイヤであ
る。そしてこれらのタイヤの仕様は表1に示してある。
【0018】次に、本発明のタイヤの効果を確かめるべ
く、上記のタイヤについて、ロードノイズの比較試験お
よび実車による乗り心地と操縦安定性の比較試験を実施
した。試験条件は、タイヤサイズ195/65R14の
タイヤを内圧200kPa で6JJリムに組み国産200
0ccの乗用車を用いて実施した。ロードノイズは、時
速50km/hで車内騒音を測定し、乗り心地および操
縦安定性はテスト用総合路を走行させドライバーによる
官能検査にておこなっている。数値は従来のタイヤを1
00として指数表示し、大きい値ほどよい性能である。
結果は表1に示す通りである。
く、上記のタイヤについて、ロードノイズの比較試験お
よび実車による乗り心地と操縦安定性の比較試験を実施
した。試験条件は、タイヤサイズ195/65R14の
タイヤを内圧200kPa で6JJリムに組み国産200
0ccの乗用車を用いて実施した。ロードノイズは、時
速50km/hで車内騒音を測定し、乗り心地および操
縦安定性はテスト用総合路を走行させドライバーによる
官能検査にておこなっている。数値は従来のタイヤを1
00として指数表示し、大きい値ほどよい性能である。
結果は表1に示す通りである。
【0019】
【表1】
【0020】以上明らかなように、本発明の空気入りラ
ジアルタイヤは従来例のタイヤと比較してタイヤロード
ノイズが問題となる周波数である100ー200Hz、
300ー400Hzにおいての音圧レベルが改善されて
おり、乗り心地も改善されており、操縦安定性も従来タ
イヤに比較して略同等という結果であることが分かる。
ジアルタイヤは従来例のタイヤと比較してタイヤロード
ノイズが問題となる周波数である100ー200Hz、
300ー400Hzにおいての音圧レベルが改善されて
おり、乗り心地も改善されており、操縦安定性も従来タ
イヤに比較して略同等という結果であることが分かる。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、本発明によれば、ロードノイズを低減し、しかも乗
り心地に優れたラジアルタイヤを提供することができ
た。
に、本発明によれば、ロードノイズを低減し、しかも乗
り心地に優れたラジアルタイヤを提供することができ
た。
【図1】本発明のタイヤの負荷能力に対応する空気圧の
10%時のカーカスラインの断面プロファイルであり、
基準円弧Rkとの対比で示してある。
10%時のカーカスラインの断面プロファイルであり、
基準円弧Rkとの対比で示してある。
【図2】従来例のタイヤの負荷能力に対応する空気圧の
10%時のカーカスラインの断面プロファイルであり、
基準円弧Rkとの対比で示してある。
10%時のカーカスラインの断面プロファイルであり、
基準円弧Rkとの対比で示してある。
【図3】本発明のタイヤの負荷能力に対応する空気圧の
10%時と100%時の断面プロファイルの比較図であ
る。
10%時と100%時の断面プロファイルの比較図であ
る。
【図4】従来例のタイヤの負荷能力に対応する空気圧の
10%時と100%時の断面プロファイルの比較図であ
る。
10%時と100%時の断面プロファイルの比較図であ
る。
【図5】本発明の実施例を示すタイヤ幅方向の半断面図
である。
である。
1 カーカス 2 リム 3 サイドウォールゴム 3−1 貯蔵弾性率の大きいゴム環状部 3−2 貯蔵弾性率の小さいゴム環状部 4 貯蔵弾性率が大きいゴムで形成された環状部 O リムフランジ円弧部の中心点 S タイヤ最大幅部 SH タイヤ断面高さ F 中心点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角度が
45度で延びる直線がカーカスライン1を横切る交点 T 交点Fからタイヤ軸線に立てた直線がカーカスラ
イン1を横切る交点 B ビードベース部位置
45度で延びる直線がカーカスライン1を横切る交点 T 交点Fからタイヤ軸線に立てた直線がカーカスラ
イン1を横切る交点 B ビードベース部位置
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一層のラジアル・カーカス
と、該カーカスの軸方向外側にサイドウォールゴムとを
具えたラジアルタイヤを、標準適用リムに組み、JAT
MA規格に定める最大負荷能力に対応する空気圧の10
%の内圧を充填したときに、リムフランジ円弧部の中心
点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角度が45度で延
びる直線が該カーカス・ラインを横切る交点をFとし、
該交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線が該カーカ
ス・ラインを横切る交点をTとし、該交点F、Tを結ぶ
線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引いた該カ
ーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想した該
線分FTを弦とする円弧をRk とした場合、該カーカス
の最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスラインは、
該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカスの最
大幅部Sから該交点Fまでの該カーカスラインの少なく
とも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該
カーカスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスラ
インは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該円弧
Rkとの最大離間距離tが2〜15mmであるラジアル
タイヤにおいて、 該サイドウォールゴムは貯蔵弾性率の小さいゴム環状部
と、該貯蔵弾性率の小さいゴム環状部の貯蔵弾性率の1
40%以上である貯蔵弾性率の大きいゴム環状部とから
なることを特徴とするラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 該貯蔵弾性率の大きいゴム環状部は、タ
イヤ半径方向に断面高さSHの15%以上の領域に配置
されていることを特徴とする請求項1記載のラジアルタ
イヤ。 - 【請求項3】 少なくとも一層のラジアル・カーカス
と、該カーカスの軸方向外側にサイドウォールゴムとを
具えたラジアルタイヤを、標準適用リムに組み、JAT
MA規格に定める最大負荷能力に対応する空気圧の10
%の内圧を充填したときに、リムフランジ円弧部の中心
点Oを通りタイヤ回転軸に対する傾斜角度が45度で延
びる直線が該カーカス・ラインを横切る交点をFとし、
該交点Fからタイヤ軸線に垂直に立てた直線が該カーカ
ス・ラインを横切る交点をTとし、該交点F、Tを結ぶ
線分FTに対しタイヤ軸方向外方にて平行に引いた該カ
ーカス・ラインの接線GHと外接するように仮想した該
線分FTを弦とする円弧をRk とした場合、該カーカス
の最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスラインは、
該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該カーカスの最
大幅部Sから該交点Fまでの該カーカスラインの少なく
とも一部は、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該
カーカスの最大幅部Sから該交点Tまでの該カーカスラ
インは、該円弧Rkよりもタイヤの外側を通り、該円弧
Rkとの最大離間距離tが2〜15mmであるラジアル
タイヤにおいて、 該サイドウォールゴムの貯蔵弾性率が6.5MPa以上
であることを特徴とするラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174694A JPH1120417A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174694A JPH1120417A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120417A true JPH1120417A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=15983050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174694A Pending JPH1120417A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1120417A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013071672A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りランフラットタイヤ |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9174694A patent/JPH1120417A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013071672A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りランフラットタイヤ |
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