JPH11204353A - 静止磁石型発電機 - Google Patents
静止磁石型発電機Info
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- JPH11204353A JPH11204353A JP10017770A JP1777098A JPH11204353A JP H11204353 A JPH11204353 A JP H11204353A JP 10017770 A JP10017770 A JP 10017770A JP 1777098 A JP1777098 A JP 1777098A JP H11204353 A JPH11204353 A JP H11204353A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動や騒音を発生することのない発電機を提
供すること。 【構成】 永久磁石1と、永久磁石1の異極間を連結し
て閉磁路を形成する第一のコア2と、閉磁路に連結して
バイパス閉磁路を形成する第二のコア3と、第一のコア
2の閉磁路のみが形成されている部分に捲回された磁化
コイル4と、第二のコア3に捲回された誘導コイル5と
からなり、磁化コイル4に交番電圧を印加することによ
り閉磁路の磁束の方向を変化させ、閉磁路の磁束の方向
の変化により誘起するバイパス閉磁路の磁束の変化によ
り、前記誘導コイル5に電磁誘導による起電力を発生さ
せる。
供すること。 【構成】 永久磁石1と、永久磁石1の異極間を連結し
て閉磁路を形成する第一のコア2と、閉磁路に連結して
バイパス閉磁路を形成する第二のコア3と、第一のコア
2の閉磁路のみが形成されている部分に捲回された磁化
コイル4と、第二のコア3に捲回された誘導コイル5と
からなり、磁化コイル4に交番電圧を印加することによ
り閉磁路の磁束の方向を変化させ、閉磁路の磁束の方向
の変化により誘起するバイパス閉磁路の磁束の変化によ
り、前記誘導コイル5に電磁誘導による起電力を発生さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導コイルを通る磁
束を変化させて電磁誘導による起電力を発生させる発電
機に関し、詳しくは電機子や電磁石を回転させることな
く誘導コイルを通る磁石を変化させる静止磁石型発電機
に関するものである。
束を変化させて電磁誘導による起電力を発生させる発電
機に関し、詳しくは電機子や電磁石を回転させることな
く誘導コイルを通る磁石を変化させる静止磁石型発電機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、実用化されている発電機は誘導コ
イルを通る磁束を変化させて電磁誘導による起電力を発
生させる構造となっている。このようにして発電を行う
発電機は水力発電所、火力発電所あるいは原子力発電所
などの発電所で使われる大型のものから、ディーゼルエ
ンジンを備えた小型発電機などの小さなものまで多種多
様に渡っている。
イルを通る磁束を変化させて電磁誘導による起電力を発
生させる構造となっている。このようにして発電を行う
発電機は水力発電所、火力発電所あるいは原子力発電所
などの発電所で使われる大型のものから、ディーゼルエ
ンジンを備えた小型発電機などの小さなものまで多種多
様に渡っている。
【0003】そして、上記のいずれの発電機も誘導コイ
ルを通る磁束を変化させるために電機子や電磁石を回転
させ、これにより電磁誘導による起電力を誘導コイルに
発生させている。例えば、水力発電にはおいては水車の
回転力、火力発電や原子力発電では蒸気タービンの回転
力、そして小型発電機ではディーゼルエンジンの回転力
によって電機子や電磁石を回転させている。
ルを通る磁束を変化させるために電機子や電磁石を回転
させ、これにより電磁誘導による起電力を誘導コイルに
発生させている。例えば、水力発電にはおいては水車の
回転力、火力発電や原子力発電では蒸気タービンの回転
力、そして小型発電機ではディーゼルエンジンの回転力
によって電機子や電磁石を回転させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように電磁誘導
による起電力を発生させる発電機は、その発電機の大小
に関わらず、誘導コイルを通る磁束を変化させるため
に、電機子や電磁石を回転させているが、この回転が振
動や騒音を発生するといった問題がある。
による起電力を発生させる発電機は、その発電機の大小
に関わらず、誘導コイルを通る磁束を変化させるため
に、電機子や電磁石を回転させているが、この回転が振
動や騒音を発生するといった問題がある。
【0005】本発明は上記の各種問題を解決するため回
転力付与手段などの可動部分がなく、振動や騒音を発生
することのない静止磁石型発電機を提供することを目的
とする。
転力付与手段などの可動部分がなく、振動や騒音を発生
することのない静止磁石型発電機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
静止磁石型発電機は、少なくとも一つの永久磁石と、該
永久磁石の異極間を連結して閉磁路を形成する軟磁性体
からなる第一のコアと、前記閉磁路の永久磁石を含むよ
うに第一のコアと連結並設してバイパス閉磁路を形成す
る軟磁性体からなる第二のコアと、前記第一のコアの閉
磁路のみが形成されている部分に捲回された磁化コイル
と、前記第二のコアの閉磁路のみが形成されている部分
に捲回された誘導コイルとからなり、前記磁化コイルに
交番電圧を印加することにより前記閉磁路の磁束の方向
を変化させ、前記閉磁路の磁束の方向の変化により誘起
する前記バイパス閉磁路の磁束の変化により、前記誘導
コイルに電磁誘導による起電力を発生させることを要旨
とするものである。
静止磁石型発電機は、少なくとも一つの永久磁石と、該
永久磁石の異極間を連結して閉磁路を形成する軟磁性体
からなる第一のコアと、前記閉磁路の永久磁石を含むよ
うに第一のコアと連結並設してバイパス閉磁路を形成す
る軟磁性体からなる第二のコアと、前記第一のコアの閉
磁路のみが形成されている部分に捲回された磁化コイル
と、前記第二のコアの閉磁路のみが形成されている部分
に捲回された誘導コイルとからなり、前記磁化コイルに
交番電圧を印加することにより前記閉磁路の磁束の方向
を変化させ、前記閉磁路の磁束の方向の変化により誘起
する前記バイパス閉磁路の磁束の変化により、前記誘導
コイルに電磁誘導による起電力を発生させることを要旨
とするものである。
【0007】また、前記第二のコアの一部に常磁性体を
介在した微少なギャップを設けて該磁路を第一のコアと
共有する磁路部分と開磁路とすることを要旨とするもの
である。
介在した微少なギャップを設けて該磁路を第一のコアと
共有する磁路部分と開磁路とすることを要旨とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は永久磁石を一つ使用した場合の静
止磁石型発電機の基本構成を示す図、図2、図3および
図4は図1の静止磁石型発電機の発電をする作用を説明
するための図である。
して説明する。図1は永久磁石を一つ使用した場合の静
止磁石型発電機の基本構成を示す図、図2、図3および
図4は図1の静止磁石型発電機の発電をする作用を説明
するための図である。
【0009】図に示すように、永久磁石1と、該永久磁
石1の異極間を環状に連結するように形成された第一の
コア2により、閉磁路が形成されている。そして、この
閉磁路には、永久磁石1と磁性的に平行になるように第
二のコア3が設けられており、永久磁石1と第一のコア
2の一部と第二のコア3とからなるバイパス閉磁路が形
成される。
石1の異極間を環状に連結するように形成された第一の
コア2により、閉磁路が形成されている。そして、この
閉磁路には、永久磁石1と磁性的に平行になるように第
二のコア3が設けられており、永久磁石1と第一のコア
2の一部と第二のコア3とからなるバイパス閉磁路が形
成される。
【0010】第一のコア2の閉磁路のみが形成されてい
る部分には磁化コイル4が巻かれている。そして、第二
のコア3には電磁誘導により起電力を発生するための誘
導コイル5が巻かれている。
る部分には磁化コイル4が巻かれている。そして、第二
のコア3には電磁誘導により起電力を発生するための誘
導コイル5が巻かれている。
【0011】ここで、永久磁石1は発電効率を上げるた
めに残留磁束密度が高く、保磁力が大きく、そして最大
エネルギー積の大きい磁石を使用する。例えば、ネオジ
ウムホウ素鉄マグネット(Nd2 Fe14B)、サマリウ
ムコバルトマグネット(Sm2 Co17)あるいは窒化サ
マリウム鉄マグネット(Sm2 Fe17N2 )などを使用
する。また、第一のコア2と第二のコア3は磁路の磁束
を発電に有効に活用するために初透磁率や最大透磁率な
どの透磁率が高く、残留磁束密度や飽和磁化が高く、そ
して保磁力が小さい高透磁率の軟磁性材料を使用する。
例えば、パーマロイ系合金などである。
めに残留磁束密度が高く、保磁力が大きく、そして最大
エネルギー積の大きい磁石を使用する。例えば、ネオジ
ウムホウ素鉄マグネット(Nd2 Fe14B)、サマリウ
ムコバルトマグネット(Sm2 Co17)あるいは窒化サ
マリウム鉄マグネット(Sm2 Fe17N2 )などを使用
する。また、第一のコア2と第二のコア3は磁路の磁束
を発電に有効に活用するために初透磁率や最大透磁率な
どの透磁率が高く、残留磁束密度や飽和磁化が高く、そ
して保磁力が小さい高透磁率の軟磁性材料を使用する。
例えば、パーマロイ系合金などである。
【0012】上記構成の静止磁石型発電機が発電をする
作用について以下に説明する。まず、静止磁石型発電機
は磁化コイル4に電圧が印加されていない状態では、第
一のコア2には永久磁石1のN極からS極へ向かう方向
に第一の磁束11が形成される。この状態では第二のコ
ア3にも第一のコア2と同様の磁束が形成されている。
作用について以下に説明する。まず、静止磁石型発電機
は磁化コイル4に電圧が印加されていない状態では、第
一のコア2には永久磁石1のN極からS極へ向かう方向
に第一の磁束11が形成される。この状態では第二のコ
ア3にも第一のコア2と同様の磁束が形成されている。
【0013】磁化コイル4に電圧を印加する形態として
は、以下に説明する三種類の印加形態が考えられる。第
一の印加形態では、図2に示すように、まず永久磁石1
による第一のコア2の第一の磁束11と反発し合う向き
に、つまり第一の磁束11と逆の方向に第二の磁束12
が発生するように磁化コイル4に直流電圧を印加する。
は、以下に説明する三種類の印加形態が考えられる。第
一の印加形態では、図2に示すように、まず永久磁石1
による第一のコア2の第一の磁束11と反発し合う向き
に、つまり第一の磁束11と逆の方向に第二の磁束12
が発生するように磁化コイル4に直流電圧を印加する。
【0014】これにより、第一の磁束11と第二の磁束
12は反発し合うので閉磁路から磁束が漏れやすい状態
となる。閉磁路から漏れやすい状態となった第一の磁束
11と第二の磁束12は第二のコア3に入り込み、第二
のコア3に第三の磁束13が誘起する。そして、この第
三の磁束13の誘起により誘導コイル5を通る磁束に変
化が生じるので、誘導コイル5に起電力V1が発生して
発電が行われる。
12は反発し合うので閉磁路から磁束が漏れやすい状態
となる。閉磁路から漏れやすい状態となった第一の磁束
11と第二の磁束12は第二のコア3に入り込み、第二
のコア3に第三の磁束13が誘起する。そして、この第
三の磁束13の誘起により誘導コイル5を通る磁束に変
化が生じるので、誘導コイル5に起電力V1が発生して
発電が行われる。
【0015】つぎに、磁化コイル4に印加されている直
流電圧を取り去ると、第一のコア2は図1に示す第一の
磁束11のみが形成された状態に戻ろうとする。このと
き、第二のコア3には第三の磁束13を打ち消そうとし
て第三の磁束13と逆方向の磁束、つまり図3に示す第
四の磁束14が誘起される。そして、この第四の磁束1
4の誘起により誘導コイル5を通る磁束に変化が生じる
ので、誘導コイル5に起電力V2が発生して発電が行わ
れる。
流電圧を取り去ると、第一のコア2は図1に示す第一の
磁束11のみが形成された状態に戻ろうとする。このと
き、第二のコア3には第三の磁束13を打ち消そうとし
て第三の磁束13と逆方向の磁束、つまり図3に示す第
四の磁束14が誘起される。そして、この第四の磁束1
4の誘起により誘導コイル5を通る磁束に変化が生じる
ので、誘導コイル5に起電力V2が発生して発電が行わ
れる。
【0016】この第一の印加形態の発電では、本発明の
静止磁石型発電機の他に磁化コイル4に直流電圧を印加
するための直流電源と、この直流電源をON/OFFす
るスイッチング回路があれば実施可能となる。スイッチ
ング回路としては半導体スイッチング素子、例えばサイ
リスタなどを使用すれば無接点のスイッチング回路が製
作できる。
静止磁石型発電機の他に磁化コイル4に直流電圧を印加
するための直流電源と、この直流電源をON/OFFす
るスイッチング回路があれば実施可能となる。スイッチ
ング回路としては半導体スイッチング素子、例えばサイ
リスタなどを使用すれば無接点のスイッチング回路が製
作できる。
【0017】第二の印加形態では、第一の磁束11と逆
方向に第二の磁束12が発生するように磁化コイル4に
直流電圧を印加して第三の磁束13を第二のコア3に誘
起させ、第三の磁束13の誘起によって誘導コイル5に
起電力V1を発生させて発電を行うまでは第一の印加形
態と同じである。
方向に第二の磁束12が発生するように磁化コイル4に
直流電圧を印加して第三の磁束13を第二のコア3に誘
起させ、第三の磁束13の誘起によって誘導コイル5に
起電力V1を発生させて発電を行うまでは第一の印加形
態と同じである。
【0018】つぎに、磁化コイル4に印加していた直流
電圧の極性を切り換えると、第一のコア2に永久磁石1
による第一の磁束11に加えて磁化コイル4によって第
一の磁束と同じ方向の第五の磁束15が発生する。ここ
で、第一の磁束11に第五の磁束15が加わるので、第
二のコア3には図4に示すような第四の磁束14に加え
て第四の磁束14と同じ方向で第6の磁束16が誘起さ
れる。そして、この第四の磁束14と第六の磁束16の
誘起により誘導コイル5を通る磁束に変化が生じるの
で、揺動コイルに起電力V2より大きい起電力V3を発
生させて発電が行われる。
電圧の極性を切り換えると、第一のコア2に永久磁石1
による第一の磁束11に加えて磁化コイル4によって第
一の磁束と同じ方向の第五の磁束15が発生する。ここ
で、第一の磁束11に第五の磁束15が加わるので、第
二のコア3には図4に示すような第四の磁束14に加え
て第四の磁束14と同じ方向で第6の磁束16が誘起さ
れる。そして、この第四の磁束14と第六の磁束16の
誘起により誘導コイル5を通る磁束に変化が生じるの
で、揺動コイルに起電力V2より大きい起電力V3を発
生させて発電が行われる。
【0019】この第二の印加形態での発電では、第一の
印加形態の磁化コイル4に印加する直流電圧をON/O
FFするスイッチング回路に代えて直流電圧の極性を切
り換える極性切換回路が必要となる。この極性切換回路
は、第一の印加形態のスイッチング回路と同様に半導体
スイッチング素子を使用して製作することができる。
印加形態の磁化コイル4に印加する直流電圧をON/O
FFするスイッチング回路に代えて直流電圧の極性を切
り換える極性切換回路が必要となる。この極性切換回路
は、第一の印加形態のスイッチング回路と同様に半導体
スイッチング素子を使用して製作することができる。
【0020】第三の印加形態では、第二の印加形態で磁
化コイル4に直流電圧をその極性を切り換えて印加する
ことに代えて、磁化コイル4に交流電圧を印加する。磁
化コイル4に交流電圧を加えることにより発生する磁束
は、図2における第二の磁束12と図4における第五の
磁束15を交互に繰り返す交番磁束となる。
化コイル4に直流電圧をその極性を切り換えて印加する
ことに代えて、磁化コイル4に交流電圧を印加する。磁
化コイル4に交流電圧を加えることにより発生する磁束
は、図2における第二の磁束12と図4における第五の
磁束15を交互に繰り返す交番磁束となる。
【0021】そして、第二のコア3に誘起される磁束は
第二の磁束12が発生しているときは図2における第三
の磁束13であり、第五の磁束15が発生しているとき
は図4における第六の磁束16と第三の磁束13を打ち
消そうとする第四の磁束14である。つまり、当然なが
ら第二のコア3に誘起される磁束も交番磁束となる。
第二の磁束12が発生しているときは図2における第三
の磁束13であり、第五の磁束15が発生しているとき
は図4における第六の磁束16と第三の磁束13を打ち
消そうとする第四の磁束14である。つまり、当然なが
ら第二のコア3に誘起される磁束も交番磁束となる。
【0022】この第三の印加形態の発電では、磁化コイ
ル4に交流電圧を印加するので第一の印加形態および第
二の印加形態で必要であったスイッチング回路あるいは
極性切換回路が不要となり装置が簡略化される。さら
に、第一のコア2および第二のコア3に誘起される磁束
は交流電圧による交番磁束となり、発電機としての機能
の他に変圧器としての機能も発揮する。したがって、電
磁誘導によって誘導コイル5に発生する起電力Vをさら
に大きくすることが可能である。
ル4に交流電圧を印加するので第一の印加形態および第
二の印加形態で必要であったスイッチング回路あるいは
極性切換回路が不要となり装置が簡略化される。さら
に、第一のコア2および第二のコア3に誘起される磁束
は交流電圧による交番磁束となり、発電機としての機能
の他に変圧器としての機能も発揮する。したがって、電
磁誘導によって誘導コイル5に発生する起電力Vをさら
に大きくすることが可能である。
【0023】つぎに、本発明の静止磁石型発電機の発電
効率について説明する。静止磁石型発電機は永久磁石1
を取り除くと変圧器として考えることができる。変圧器
においてはコアの渦電流損失Wv、ヒステリシス損失W
hおよびコイルの電気抵抗分による損失Wrがあり、 全損失W1=Wv+Wh+Wr ………… (1) となる。そして、入力:Win、出力:Wo とするとき、
Winは全損失と同じになるから変圧器としての変換効率
は、 Eff=Wo /Win=Wo (Wv +Wh +Wr )<1 ……… (2) となる。
効率について説明する。静止磁石型発電機は永久磁石1
を取り除くと変圧器として考えることができる。変圧器
においてはコアの渦電流損失Wv、ヒステリシス損失W
hおよびコイルの電気抵抗分による損失Wrがあり、 全損失W1=Wv+Wh+Wr ………… (1) となる。そして、入力:Win、出力:Wo とするとき、
Winは全損失と同じになるから変圧器としての変換効率
は、 Eff=Wo /Win=Wo (Wv +Wh +Wr )<1 ……… (2) となる。
【0024】実際には図1において、第一のコア2で形
成する閉磁路には永久磁石1が介在しており、この永久
磁石1の磁束が発電に寄与する。したがって、図1にお
いて、入力:Win2 、出力:Wo2とすると、 Wo2=Wp+Win2 ……… (3) となる。ここで、Wpは永久磁石1の磁束が発電に寄与
することによって得られる電力である。
成する閉磁路には永久磁石1が介在しており、この永久
磁石1の磁束が発電に寄与する。したがって、図1にお
いて、入力:Win2 、出力:Wo2とすると、 Wo2=Wp+Win2 ……… (3) となる。ここで、Wpは永久磁石1の磁束が発電に寄与
することによって得られる電力である。
【0025】したがって、発電効率は、 Eff=Wo2/Win2 =(Wp+Win2 )/Win2 =(Wp/Win2 )+1 ……… (4) となる。ここで、Wp/Win2 は正数であるから発電効
率は1以上となり、発電機としての機能を発揮すること
ができる。
率は1以上となり、発電機としての機能を発揮すること
ができる。
【0026】そこで、図2に示す第三の磁束13を誘起
させる際に永久磁石1の磁束がどの程度寄与しているか
を以下のようにして調べた。まず、図1に示す基本構成
の静止磁石型発電機において、永久磁石1を備えたもの
と永久磁石1を取り除いたものを用意する。そして、そ
れぞれの第二のコア3に同じ磁束密度の磁束を誘起させ
るために必要な電力、すなわち磁化コイル4に供給する
電力を比べた。
させる際に永久磁石1の磁束がどの程度寄与しているか
を以下のようにして調べた。まず、図1に示す基本構成
の静止磁石型発電機において、永久磁石1を備えたもの
と永久磁石1を取り除いたものを用意する。そして、そ
れぞれの第二のコア3に同じ磁束密度の磁束を誘起させ
るために必要な電力、すなわち磁化コイル4に供給する
電力を比べた。
【0027】その結果、永久磁石1を備えたものでは磁
化コイル4に供給する電力は非常に小さくて済み、試験
条件によって異なるが、永久磁石1を取り除いたものに
対して1/40以下になることが確認されている。した
がって、本発明の静止磁石型発電機では発電効率を1以
上とすることが可能と考えられる。
化コイル4に供給する電力は非常に小さくて済み、試験
条件によって異なるが、永久磁石1を取り除いたものに
対して1/40以下になることが確認されている。した
がって、本発明の静止磁石型発電機では発電効率を1以
上とすることが可能と考えられる。
【0028】
【実施例】〔実施例1〕次に、他の実施例を図5につい
て説明する。本実施例は、前記図1の基本構成におい
て、永久磁石1と、該永久磁石1の異極間を環状に連結
するように形成された第一のコア2により構成した閉磁
路と、該閉磁路に設けたバイパス閉磁路を常磁性体を介
して連結したものである。該バイパス閉磁路は、永久磁
石1と第一のコア2の一部と第二のコア3とからなるバ
イパス閉磁路は厚み10μmから5mmまでの常磁性
体、すなわち、比透磁率が真空とほぼ同じもの、例えば
空気、銅、アルミなどを介在する。
て説明する。本実施例は、前記図1の基本構成におい
て、永久磁石1と、該永久磁石1の異極間を環状に連結
するように形成された第一のコア2により構成した閉磁
路と、該閉磁路に設けたバイパス閉磁路を常磁性体を介
して連結したものである。該バイパス閉磁路は、永久磁
石1と第一のコア2の一部と第二のコア3とからなるバ
イパス閉磁路は厚み10μmから5mmまでの常磁性
体、すなわち、比透磁率が真空とほぼ同じもの、例えば
空気、銅、アルミなどを介在する。
【0029】そして、常磁性体として空気を使う場合、
つまり第一のコア2と第二のコア3の間にギャップGを
設ける場合は第二のコア3を固体の常磁性体で保持す
る。図ではギャップGを設けた場合を示し、第二のコア
3を保持するための固体の常磁性体は図示していない。
つまり第一のコア2と第二のコア3の間にギャップGを
設ける場合は第二のコア3を固体の常磁性体で保持す
る。図ではギャップGを設けた場合を示し、第二のコア
3を保持するための固体の常磁性体は図示していない。
【0030】〔実施例2〕さらに第二の実施例として基
本構成の静止磁石型発電機を二つ組み合わせ、加えて永
久磁石の相対位置を代えて変様したた形態の静止磁石型
発電機について図6を参照して説明する。
本構成の静止磁石型発電機を二つ組み合わせ、加えて永
久磁石の相対位置を代えて変様したた形態の静止磁石型
発電機について図6を参照して説明する。
【0031】静止磁石型発電機は、二つの永久磁石1と
一方の永久磁石1と他方の永久磁石1の異極間を環状に
連結するように形成された二つの第一のコア2とから閉
磁路が形成される。そして、この閉磁路に第二のコア3
が設けられている。これにより、永久磁石1と第一のコ
ア2の一部と常磁性体と第二のコア3とからなるバイパ
ス閉磁路が形成される。
一方の永久磁石1と他方の永久磁石1の異極間を環状に
連結するように形成された二つの第一のコア2とから閉
磁路が形成される。そして、この閉磁路に第二のコア3
が設けられている。これにより、永久磁石1と第一のコ
ア2の一部と常磁性体と第二のコア3とからなるバイパ
ス閉磁路が形成される。
【0032】そして、それぞれの第一のコア2の閉磁路
のみが形成されている部分には磁化コイル4が巻かれて
いる。さらに、それぞれの第二のコア3には電磁誘導に
より起電力を発生する誘導コイル5が巻かれている。
のみが形成されている部分には磁化コイル4が巻かれて
いる。さらに、それぞれの第二のコア3には電磁誘導に
より起電力を発生する誘導コイル5が巻かれている。
【0033】この静止磁石型発電機は磁化コイル4に電
圧が印加されていない状態にて、第一のコア2に永久磁
石1のN極からS極へ向かう方向へ第一の磁束11が形
成されている。そして、磁化コイル4に印加して、誘導
コイル5に電磁誘導による起電力が発生して発電をする
作用については基本構成の静止磁石型発電機と同様であ
る。
圧が印加されていない状態にて、第一のコア2に永久磁
石1のN極からS極へ向かう方向へ第一の磁束11が形
成されている。そして、磁化コイル4に印加して、誘導
コイル5に電磁誘導による起電力が発生して発電をする
作用については基本構成の静止磁石型発電機と同様であ
る。
【0034】上記永久磁石1を二つ使用した場合の静止
磁石型発電機は磁路がバランスして構成されており、永
久磁石1の磁束を有効に活用できるので、発電効率が基
本構成の静止磁石型発電機よりも良くなる。
磁石型発電機は磁路がバランスして構成されており、永
久磁石1の磁束を有効に活用できるので、発電効率が基
本構成の静止磁石型発電機よりも良くなる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の静止磁
石型発電機は永久磁石と閉磁路を形成する第一のコア
と、常磁性体を介してバイパス閉磁路を形成する第二の
コアと、第一のコアの閉磁路のみが形成されている部分
に捲回された磁化コイルと、第二の磁路に捲回された誘
導コイルとからなり、磁化コイルに交番電圧を印加する
ことにより第一のコアの磁束の方向を変化させ、第一の
コアの磁束の方向の変化により誘起する第二のコアの磁
束の変化により、誘導コイルに電磁誘導による起電力を
発生させる構造になっている。
石型発電機は永久磁石と閉磁路を形成する第一のコア
と、常磁性体を介してバイパス閉磁路を形成する第二の
コアと、第一のコアの閉磁路のみが形成されている部分
に捲回された磁化コイルと、第二の磁路に捲回された誘
導コイルとからなり、磁化コイルに交番電圧を印加する
ことにより第一のコアの磁束の方向を変化させ、第一の
コアの磁束の方向の変化により誘起する第二のコアの磁
束の変化により、誘導コイルに電磁誘導による起電力を
発生させる構造になっている。
【0036】このことにより、回転力付与手段などの可
動部分がなくても誘導コイルを通る磁束を変化させるこ
とができ、誘導コイルに電磁誘導による起電力を発生す
ることができるので振動や騒音を発生することなく、発
電をすることができる特徴を有するものであり、本発明
実施後の効果は極めて大きい。
動部分がなくても誘導コイルを通る磁束を変化させるこ
とができ、誘導コイルに電磁誘導による起電力を発生す
ることができるので振動や騒音を発生することなく、発
電をすることができる特徴を有するものであり、本発明
実施後の効果は極めて大きい。
【図1】本発明の静止磁石型発電機の基本構成を示す図
である。
である。
【図2】磁化コイルに永久磁石の磁束と逆向きの磁束が
発生した状態を示す図である。
発生した状態を示す図である。
【図3】磁化コイルに永久磁石の磁束と逆向きの磁束が
消滅した状態を示す図である。
消滅した状態を示す図である。
【図4】磁化コイルに永久磁石の磁束と同じ向きの磁束
が発生した状態を示す図である。
が発生した状態を示す図である。
【図5】本発明の静止磁石型発電機の第一の実施例を示
す図である。
す図である。
【図6】本発明の静止磁石型発電機の第二の実施例を示
す図である。
す図である。
1 永久磁石 2 第一のコア 3 第二のコア 4 磁化コイル 5 誘導コイル
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一つの永久磁石と、 該永久磁石の異極間を連結して閉磁路を形成する軟磁性
体からなる第一のコアと、 前記閉磁路の永久磁石を含むように第一のコアと連結並
設してバイパス閉磁路を形成する軟磁性体からなる第二
のコアと、 前記第一のコアの閉磁路のみが形成されている部分に捲
回された磁化コイルと、 前記第二のコアの閉磁路のみが形成されている部分に捲
回された誘導コイルとからなり、 前記磁化コイルに交番電圧を印加することにより前記閉
磁路の磁束の方向を変化させ、前記閉磁路の磁束の方向
の変化により誘起する前記バイパス閉磁路の磁束の変化
により、前記誘導コイルに電磁誘導による起電力を発生
させることを特徴とする静止磁石型発電機。 - 【請求項2】 前記第二のコアの一部に常磁性体を介在
した微少なギャップを設けて該磁路を第一のコアと共有
する磁路部分と開磁路としたことを特徴とする請求項1
記載の静止磁石型発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10017770A JPH11204353A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 静止磁石型発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10017770A JPH11204353A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 静止磁石型発電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11204353A true JPH11204353A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11952961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10017770A Pending JPH11204353A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 静止磁石型発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11204353A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012214A1 (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-05 | Nihon Riken Co., Ltd. | 永久磁石を用いた電力変換装置 |
| RU2505916C2 (ru) * | 2012-05-03 | 2014-01-27 | Георгий Анатольевич Лекомцев | Электрический генератор |
| CN104992826A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-10-21 | 董清 | 转盘式可调参数电网串联电抗器 |
| JP2016540382A (ja) * | 2013-11-20 | 2016-12-22 | 戴珊珊DAI, Shanshan | Ac永久磁性増進変圧装置及びその調圧制御方法 |
| CN108878108A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-23 | 国网宁夏电力有限公司培训中心 | 一种逆变变压器 |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP10017770A patent/JPH11204353A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012214A1 (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-05 | Nihon Riken Co., Ltd. | 永久磁石を用いた電力変換装置 |
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| JP2016540382A (ja) * | 2013-11-20 | 2016-12-22 | 戴珊珊DAI, Shanshan | Ac永久磁性増進変圧装置及びその調圧制御方法 |
| CN104992826A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-10-21 | 董清 | 转盘式可调参数电网串联电抗器 |
| CN108878108A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-23 | 国网宁夏电力有限公司培训中心 | 一种逆变变压器 |
| CN108878108B (zh) * | 2018-07-25 | 2024-05-03 | 国网宁夏电力有限公司培训中心 | 一种逆变变压器 |
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