JPH11205241A - 光psk信号の位相ダイバーシティ受信機用afc回路 - Google Patents
光psk信号の位相ダイバーシティ受信機用afc回路Info
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Abstract
AFC回路において変調データによるAFC特性の劣化
をなくすこと。 【解決手段】 位相ダイバーシティ受信方式を用いた光
PSK信号の受信機1の局発光を信号光に追従させるた
めのAFC回路12において、周波数弁別器13と局発
光源5の間にサンプルホールド回路14を挿入する。遅
延検波したPSK復調信号11からキィ信号発生器10
で作り出したキィ信号10aにより、周波数弁別器13
の出力信号に対して、隣接シンボル間で位相変化が無い
場合はサンプル動作、有る場合はホールド動作となる選
択制御をサンプルホールド回路14で行なって、その制
御結果を局発光源5に帰還する。これにより、局発光の
AFC回路12の制御特性を改善し、変調データによる
AFC特性の劣化をなくすことができる。
Description
Shift Keying;位相偏移キィイング)信号を位相ダイバ
ーシティ方式で受信するコヒ−レント光伝送用受信機の
局部発振光源のAFC(Automatic Frequency Control
;自動周波数制御)回路に関し、特に、デ−タによる
変調の影響を受けることなく局部発振周波数を信号光の
周波数に追従させることのできるように図ったAFC回
路の構成に関する。
受光感度の利点を生かした通信系のポイント・ ツー・ポ
イント(Point-to-Point)の大容量長距離伝送に焦点が
置かれてきた。しかし、近年、光増幅器の実現により受
光感度の利点は半減した。
ント(Multipoint-to-Multipoint)の形態を扱う、例え
ば放送素材信号の放送局内の伝送には、距離は短いもの
の、多くの分散したスタジオや調整室間で信号を任意に
伝送するために、光波の多重と光分岐を用いたシステム
が有効である。このような用途に好適なコヒーレント光
伝送の変調方式としては、光FSK(Frequency Shift
Keying;周波数偏移キィイング)と光PSKが主に研究
されている。光PSKは光FSKよりも狭い帯域幅で伝
送が可能で、多重数に着目すれば光PSKの方が有利で
ある。光PSKの検波方式には、ヘテロダイン、ホモダ
イン、および位相ダイバーシティの3方式がある。
が、市販の半導体LD(Laser Diode;レーザ・ ダイオ
ード)を光源とした場合には、搬送波再生用の光PLL
(Phase-Locked Loop;位相同期ループ)構成の観点か
ら実現が難しい。
;2相PSK)信号のコヒーレント光伝送の受信方式
のうち、信号光を局発光により中間周波数に変換するへ
テロダイン方式においては、中間周波数信号を逓倍する
ことで送信データによる変調成分を取り除いてから周波
数弁別して局発光源に帰還するAFCが下記の論文1に
報告されている。
the Automatic Frequency Controlin Heterodyne Optic
al Receivers ”(ヘテロダイン光受信機の自動周波数
制御AFCの解析),J. Lightwave Technol. Vol.10,
No.6, pp.794-803(1992)。
ータのシンボル周波数の数倍以上の高い周波数に設定さ
れるため、信号光と局発光との周波数差(ビート周波
数)が設定された中間周波数より高いか低いかの極性を
含めた周波数差に対応する電圧が得られる周波数弁別器
を容易に構成することができる。しかし、ヘテロダイン
方式はチャンネル選択にはイメージ妨害が発生するた
め、光PSK信号の狭いスペクトラムの利点を生かしき
れない欠点がある。
モダインの搬送波再生の問題を解決できる方式であり、
位相同期が不要で、ホモダインと同程度の高密度が期待
できる。しかし、中間周波数が零である位相ダイバーシ
ティ方式では、中間周波数の信号を逓倍して変調成分を
除去し、周波数差の絶対値に対応した電圧を得ることは
できるが、上記の極性を知ることができない。位相ダイ
バーシティ受信において、周波数差が送信データのシン
ボル周波数の約3%以内であればBPSK信号の復調B
ER特性の劣化が無視できることを利用して、これを満
足するような低い中心周波数で動作する周波数弁別器を
用いたAFCが下記の論文2に報告されている。
y Techniques for Coherent Optical Receivers ”(コ
ヒーレント受信機用位相ダイバーシティ技術),J. Lig
htwave Technol. Vol.5, NO.4, pp.561-572 (1987)。
厳密には零にできない。特に、光QPSK(Quadrature
Phase Shift Keying ;4相PSK)信号を復調する場
合には、局発光源の周波数と信号光の周波数の差周波数
は送信シンボル周波数の約0.3%以内と、BPSK信
号よりも一桁厳しい特性が要求される。従来技術で中心
周波数がさらに低い周波数弁別器でAFCを構成する
と、送信光の周波数変動により局発光源の周波数制御の
極性が反転することとなるため、その要求特性の実現は
困難である。
器として、FSK信号の位相ダイバーシティ受信機の復
調回路技術を応用することは容易に類推可能であろう。
この周波数弁別器は、図2に示すように、2つの直交成
分I,Qを一対の微分器41で微分して周波数差の情報
を得るとともに、これら周波数差の情報と2つの直交成
分I,Qとをそれぞれ一対の乗算器44でたすき掛けに
乗算した信号を減算器45で減算することで、データに
よる変調成分を除去して前述の極性を含めた周波数差に
比例した電圧を得ようとするものであり、下記の論文3
に報告されており、既知の技術である。ここで、ω、Φ
はそれぞれ信号光と局発光との周波数差および位相差で
ある。また、46は減算器45の出力を平滑するLPF
(Low Pass Filter ;低域フィルタ)である。
式DPSKコヒーレント光伝送実験”、信学技報、OC
S96−126(1997)。
波数弁別技術は、次節の[発明が解決しようとする課
題]で述べるように、送信データ(変調データ)が周波
数弁別特性に混入してAFC特性が劣化するという問題
がある。
の微分の操作として、入力信号を2分配し、一方の信号
を遅延させて他方の信号から引く方法が考えられる。こ
の遅延量をτdとすると、τdを光PSK信号のシンボ
ル周波数の逆数τsと比べて十分小さく選べば、データ
の変調の影響を受けにくくすることができる。しかし、
そのようにすると周波数差零(同調時)における周波数
弁別器の感度が小さくなるとともに、広帯域な差動増幅
器が必要となるという問題がある。この反対に、遅延量
τdをτs程度に大きく選ぶと、周波数弁別器の感度は
高くなるが、隣接シンボル間で位相が変化する時にAF
C回路の出力がω(信号光と局発光との周波数差)によ
らず零となってしまうという問題がある。これら問題点
を図3を用いて以下で詳述する。
動増幅器43で構成した周波数弁別器を示す。47は遅
延量τd/2の遅延線47である。ここで、時刻t+τ
dにおける信号光の位相をψとする。I、Q信号は一対
の遅延線47によりτd/2だけ遅延してから乗算器4
4で乗算するものとし、時刻t+τd/2における位相
をθとする。この周波数弁別器の出力信号f(ω)は下
記の式(1)で示される。
で位相変化がない場合には、ψ−φとcos項の括弧内
は共に零となるので、周波数弁別特性は下記の式(2)
となる。
dからt+τsの間では上式(2)と同じであるが、t
からt+τdの間では上式(1)のcosの括弧内がπ
/2または−π/2となるため、f(ω)が零となり、
上式(2)のAFC特性が劣化する。位相変化がπ/2
の場合には、tからt+τdの間ではcos項の括弧内
はπ/2または−π/2とはならないため、変調データ
が周波数弁別特性に混入してAFC特性が劣化する。一
方、τdをτsと比べて小さくすれば、f(ω)が零と
なってしまう時間率を減らせるので、周波数弁別器の出
力をLPF46で平滑することで劣化の程度を抑えるこ
とはできるが、局部発光源と信号光の周波数差を零とす
ることはできない。また、前述のように、同調時におけ
る感度低下と広帯域な差動増幅器が必要となるという問
題がある。
めに成されたもので、その目的は光PSK信号の位相ダ
イバーシティ受信機用AFC回路において変調データに
よるAFC特性の劣化をなくすことにある。
め、請求項1の発明は、光PSK変調された光波を位相
ダイバーシティ方式により遅延検波して復調するコヒー
レント光伝送の受信機の局発光源の発振周波数を信号光
の周波数に追従させるためのAFC回路において、遅延
線と差動増幅器、乗算器、減算器を用いて直交する2つ
の中間周波数信号から該中間周波数信号の周波数差に対
応した電圧を得る周波数弁別器と、前記2つの中間周波
数信号を遅延検波して得たPSK復調信号から隣接シン
ボル間で位相変化が無い場合はサンプル動作、有る場合
はホールド動作となるようなキィ信号を生成するキィ信
号発生回路と、前記キィ信号により前記周波数弁別器の
出力信号に対して隣接シンボル間で位相変化が無い場合
はサンプル動作、有る場合はホールド動作となる選択制
御を行って該選択結果を前記局発光源に帰還させるサン
プルホールド回路とを組み合わせたことを特徴とする。
ることができる。
ことができる。
施形態を詳細に説明する。
施形態におけるBPSK信号の受信機の構成を図1に示
す。ここで、1は位相ダイバーシティ方式の光BPSK
信号の受信機であり、下記の構成要素2〜15を用い
て、送信機側(図示しない)で光BPSK変調された光
BPSK信号を位相ダイバーシティ方式により遅延検波
してBPSK変調以前の原信号に復調する。2は光BP
SK変調されたBPSK信号光(入力信号光)を導入す
る入力光ファイバであり、例えば偏波保存光ファイバを
用いることができる。3は90°光ハイブリッドであ
り、5の局発光源から供給される無変調の局発光と上記
入力信号光とからそれらを90°偏移した光波を生成す
る。4は平衡型光受光器であり、例えばPIN- PD
(ピン・フォトダイオード)からなり、光ハイブリット
3の直交した出力光を受光して、局発光源5により周波
数変換された直交した2つの中間周波数信号を出力す
る。
される上記中間周波数信号I,Qを遅延量τsで遅延す
る遅延線である。7は乗算器であり、それぞれの平衡型
光受光器4から供給される上記中間周波数信号I,Qと
その信号を遅延線6でτs遅延した信号とを乗算する。
乗算器7としては、例えば上記文献3で開示されたよう
な比較的良好な直線性が得られるGilbert Cell型広帯域
乗算器を用いることができる。8は加算器であり、両乗
算器7の出力を加算する。9は識別判定器であり、加算
器8から供給される信号から位相変化0の場合を識別す
ることにより11のBPSK復調信号を生成する。
号処理動作を行うキィ信号発生器であり、2つの中間周
波数信号を遅延検波して得たBPSK復調信号11から
隣接シンボル間で位相変化が無い場合はサンプル動作、
有る場合はホールド動作となるようなキィ信号10aを
生成する。
発光源5の発振周波数を信号光の周波数に追従させるた
めのAFC回路であり、周波数弁別器13、サンプルホ
ールド回路14、LPF15、および局発光源5を含
む。周波数弁別器13は図3で上述した構成の周波数弁
別器であり、遅延線42、47と差動増幅器43、乗算
器44、減算器45およびLPF46を用いて直交する
2つの中間周波数信号I,Qからその中間周波数信号の
周波数差に対応した電圧の信号を得る。サンプルホール
ド回路14は、周波数弁別器13と局発光源5の間に挿
入されて、上記キィ信号10aのレベルに応じて、周波
数弁別器13の出力信号に対して隣接シンボル間で位相
変化が無い場合はサンプル動作、有る場合はホールド動
作となる選択制御を行って、その選択結果をLPF15
を介して局発光源5に帰還させる。LPF15はサンプ
ルホールド回路14と局発発光源5との間に挿入され
て、サンプルホールド回路14の出力を平滑する。局発
光源5は送信機と同じ周波数特性を持つ。
に従って説明する。
SK信号は、90°光ハイブリット3を通って2分され
ると共に、一方は90°偏移され、両者はそれぞれの平
衡型受光器4に受光される。受光器4は信号光を局発光
源5の無変調の局発光と共に受光すると、信号光は両者
のうなりの周波数(ビート周波数)のI、Qに変換され
る。このように受光器4で直交検波したIとQには、交
互に信号が現れるので、両者I、Qを遅延量τsの遅延
線6と乗算器7とを用いて遅延検波して加算器8により
加算することで、BPSK信号を復調できる。加算器8
の出力は識別判定器9を通ってBPSK復調信号11と
なり、受信機1から出力される。
号11はAFC回路12の周波数弁別器13に供給され
る。また、BPSK復調信号11を基にキィ信号発生器
10で生成されたキィ信号10aはAFC回路12のサ
ンプルホールド回路14に供給される。
0aとの対応を示す。本発明の特徴は、BPSK復調信
号11の位相変化の有無により周波数弁別器13の出力
を選択制御することにある。すなわち、光BPSK変調
波の遅延検波による復調信号11から、図4に示すよう
な位相変化0の場合のみ、識別判定器9の識別判定のタ
イミングでサンプル動作が能動状態となるキィ信号10
aをキィ信号発生器10で生成する。このキィ信号10
aを周波数弁別器13の後段のサンプルホールド回路1
4に加える。そして、サンプルホールド回路14で選択
制御された周波数弁別信号をLPF15で平滑して局発
光源5の電流に帰還する。位相変化がπの時にはサンプ
ルホールド回路14の出力は零にはならないため、同調
時に高い感度を得るためにはτdはτsと等しく選ぶと
有利である。
したBPSK復調信号11から位相変化の無い場合のみ
能動となるキィ信号10aを作り、サンプルホールド回
路14で周波数弁別器13の出力をキィ信号10aを基
にサンプルホールドしてから局発光源5に帰還する選択
制御型のAFCを行っているので、変調データによるA
FC特性の劣化をなくすことができ、局部発光源5の光
波と信号光の周波数差を零にすることができる。
施形態として位相ダイバーシティ方式の光QPSK信号
の受信機の構成を図5に示す。ここで、16は位相ダイ
バーシティ方式の光QPSK信号の受信機であり、下記
の構成要素17〜32を含む。17は図1の2と同様の
入力光ファイバ、18は図1の3と同様の90°光ハイ
ブリッドである。19は図1の4と同様の平衡型光受光
器であって全体で2個あり、20の局発光源により周波
数変換された直交した2つの中間周波数信号I、Qを出
力する。21は図1の6と同様の遅延量τsの遅延線で
あって全体で4個あり、22は図1の7と同様の乗算器
であって全体で4個ある。23は加算器、24は減算器
であり、図5に示すようにそれぞれ2個づつ直列的に接
続されている。25は図1の9と同様の識別判定器であ
って全体で2個あり、26は論理素子、27は図1の1
0と同じキィ信号発生器、28はQPSKの復調信号で
ある。論理素子26は一対の識別判別器25からそれぞ
れ出力される一対のQPSK復調信号28に対して論理
演算を下記のように行って、その演算結果をキィ信号発
生器27に出力する。
するAFC回路であり、図3で述べた周波数弁別器3
0、サンプルホールド回路31、LPF32、および局
発光源20を有する。
SKより一桁厳しいQPSKでは特に有効である。図5
の28のQPSKの復調信号I′、Q′は下記の式
(3)のように表わすことができる。
を取り得る。位相変化のない場合(△Φ=0)に図4と
同じキィ信号を得るためには、論理素子26の入出力の
関係をI′が正、Q′が負の時のみ出力が正とすれば良
い。
BPSKの半分となるので、33のキィ信号の数も半分
となるが、キィ信号間でのビート周波数の変動は無視で
きる程度に小さいと考えられる。
遅延検波により復調された信号をAFCのサンプルホー
ルド回路に帰還し、位相変化が無かった場合のみ、識別
判定のタイミングでサンプル動作を行わせるので、変調
データによるAFC特性の劣化をなくすことができる。
り一桁厳しいQPSKでは特に有効である。
受信機の構成を示すブロック図である。
ティ方式受信機の周波数弁別器の原理を示すブロック図
である。
線と差動増幅器で構成した周波数弁別器を示すブロック
図である。
K復調信号とキィ信号との対応を示す波形図である。
の受信機の構成を示すブロック図である。
機 17 入力光ファイバ 18 90°光ハイブリッド 19 平衡型光受光器 20 局発光源 21 遅延量τsの遅延線 22 乗算器 23 加算器 24 減算器 25 識別判定器 26 論理素子 27 キィ信号発生器 28 QPSKの復調信号 29 AFC回路 30 周波数弁別器 31 サンプルホールド回路 32 LPF 41 微分器 42 遅延線 43 差動増幅器 44 乗算器 45 減算器 46 LPF 47 遅延線
Claims (3)
- 【請求項1】 光PSK変調された光波を位相ダイバー
シティ方式により遅延検波して復調するコヒーレント光
伝送の受信機の局発光源の発振周波数を信号光の周波数
に追従させるためのAFC回路において、 遅延線と差動増幅器、乗算器、減算器を用いて直交する
2つの中間周波数信号から該中間周波数信号の周波数差
に対応した電圧を得る周波数弁別器と、 前記2つの中間周波数信号を遅延検波して得たPSK復
調信号から隣接シンボル間で位相変化が無い場合はサン
プル動作、有る場合はホールド動作となるようなキィ信
号を生成するキィ信号発生回路と、 前記キィ信号により前記周波数弁別器の出力信号に対し
て隣接シンボル間で位相変化が無い場合はサンプル動
作、有る場合はホールド動作となる選択制御を行って該
選択結果を前記局発光源に帰還させるサンプルホールド
回路とを組み合わせたことを特徴とする光PSK信号の
位相ダイバーシティ受信機用AFC回路。 - 【請求項2】 前記PSKがBPSKであることを特徴
とする請求項1に記載のAFC回路。 - 【請求項3】 前記PSKがQPSKであることを特徴
とする請求項1に記載のAFC回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00608398A JP3661966B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 光psk信号の位相ダイバーシティ受信機用afc回路 |
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-
1998
- 1998-01-14 JP JP00608398A patent/JP3661966B2/ja not_active Expired - Fee Related
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