JPH11205794A - 順次射影を用いたブロック化現象の除去方法及びそのための後処理器 - Google Patents
順次射影を用いたブロック化現象の除去方法及びそのための後処理器Info
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- JPH11205794A JPH11205794A JP23167698A JP23167698A JPH11205794A JP H11205794 A JPH11205794 A JP H11205794A JP 23167698 A JP23167698 A JP 23167698A JP 23167698 A JP23167698 A JP 23167698A JP H11205794 A JPH11205794 A JP H11205794A
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 順次射影を用いたブロック化現象の除去方法
及びそのための後処理器を提供する。 【解決手段】 ブロック基盤符号化された映像信号に関
する復号映像信号を受信する段階と、前記復号映像信号
を非直交基底を用いて元の映像信号に近似させた、後処
理された映像信号を生じるが、前記非直交基底に対する
順次的な射影を通じて後処理された映像信号を生じる段
階とを含む。これにより、平らな映像の他、エッジまた
はテクスチャー成分などの領域においてもブロック化現
象を有効に除去でき、ブロック基盤符号化を利用する静
止映像または動映像コーデックにおいて受信/復元映像
の画質を改善することができる。
及びそのための後処理器を提供する。 【解決手段】 ブロック基盤符号化された映像信号に関
する復号映像信号を受信する段階と、前記復号映像信号
を非直交基底を用いて元の映像信号に近似させた、後処
理された映像信号を生じるが、前記非直交基底に対する
順次的な射影を通じて後処理された映像信号を生じる段
階とを含む。これにより、平らな映像の他、エッジまた
はテクスチャー成分などの領域においてもブロック化現
象を有効に除去でき、ブロック基盤符号化を利用する静
止映像または動映像コーデックにおいて受信/復元映像
の画質を改善することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブロック化現象の除
去方法及びそのための後処理器に係り、特に、順次射影
を用いて復元映像の画質を改善するブロック化現象の除
去方法及びそのための後処理器に関する。
去方法及びそのための後処理器に係り、特に、順次射影
を用いて復元映像の画質を改善するブロック化現象の除
去方法及びそのための後処理器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている大部分の映像信号符
号化標準は、ブロック単位に映像データを圧縮してい
る。かかるブロック基盤映像の符号化方法から見られる
最大の欠点の一つがブロック化現象(ブロッキング ア
ーティファクト)である。膨大な量の映像情報を、限ら
れた帯域を有する伝送チャンネルを介して伝送するには
映像データの圧縮が必ず必要である。映像データの圧縮
は、映像信号が有している情報のうち一部分を放棄する
ことによってなされる。ブロック基盤符号化において
は、この圧縮過程、すなわち一部分の映像情報(高周波
の情報)を放棄する過程が各ブロック別に独立的になさ
れるがために、ブロック境界において不連続が生じ、元
の映像信号には存在しないブロック形態が視覚的に知覚
される。この現象をブロック化現象と言い、このブロッ
ク化現象は受信された映像の画質劣化につながる。これ
は、復号化時に各ブロックの独立的な量子化過程におい
て、変換係数の損失を的確に補償できないがために生じ
るものであって、特に高い圧縮率を要する映像信号圧縮
符号化器に著しく顕われる。
号化標準は、ブロック単位に映像データを圧縮してい
る。かかるブロック基盤映像の符号化方法から見られる
最大の欠点の一つがブロック化現象(ブロッキング ア
ーティファクト)である。膨大な量の映像情報を、限ら
れた帯域を有する伝送チャンネルを介して伝送するには
映像データの圧縮が必ず必要である。映像データの圧縮
は、映像信号が有している情報のうち一部分を放棄する
ことによってなされる。ブロック基盤符号化において
は、この圧縮過程、すなわち一部分の映像情報(高周波
の情報)を放棄する過程が各ブロック別に独立的になさ
れるがために、ブロック境界において不連続が生じ、元
の映像信号には存在しないブロック形態が視覚的に知覚
される。この現象をブロック化現象と言い、このブロッ
ク化現象は受信された映像の画質劣化につながる。これ
は、復号化時に各ブロックの独立的な量子化過程におい
て、変換係数の損失を的確に補償できないがために生じ
るものであって、特に高い圧縮率を要する映像信号圧縮
符号化器に著しく顕われる。
【0003】従来よりブロック化現象を除去し、視覚的
に改善された画質を得るための方法として、低域フィル
タリング方法、重複変換方法、POCS(Projection o
ntoConvex Sets)方法、変換係数の最適な推定方法など
が提案されてきた。低域フィルタリング方法は、ブロッ
ク境界の不連続性が局部的に階段波と類似の波形を有す
るがために、周波数領域において高周波成分が大いに生
じ、これにより、この高周波成分を低域フィルタリング
して除去することでブロック化現象を低減する。重複変
換方法は、符号化及び復号化時にブロック間の僅かな重
複を認めることにより、ブロック境界における不連続性
を低減する。またPOCS方法は、元の映像信号の緩や
かな特性や係数範囲に関する事前知識を後処理に活か
し、反復的に復号映像信号をコンベックスセット(Conv
ex Set)に投射することで、一層自然な映像を得る。最
終的に、変換係数の最適な推定方法は、ブロック化現象
が、基本的に変換係数の量子化エラーの多すぎに因るも
のであるから、各ブロック毎に隣り合うブロックとの境
界において不連続性が最小化するよう復号化された変換
係数を少しずつ修正する。
に改善された画質を得るための方法として、低域フィル
タリング方法、重複変換方法、POCS(Projection o
ntoConvex Sets)方法、変換係数の最適な推定方法など
が提案されてきた。低域フィルタリング方法は、ブロッ
ク境界の不連続性が局部的に階段波と類似の波形を有す
るがために、周波数領域において高周波成分が大いに生
じ、これにより、この高周波成分を低域フィルタリング
して除去することでブロック化現象を低減する。重複変
換方法は、符号化及び復号化時にブロック間の僅かな重
複を認めることにより、ブロック境界における不連続性
を低減する。またPOCS方法は、元の映像信号の緩や
かな特性や係数範囲に関する事前知識を後処理に活か
し、反復的に復号映像信号をコンベックスセット(Conv
ex Set)に投射することで、一層自然な映像を得る。最
終的に、変換係数の最適な推定方法は、ブロック化現象
が、基本的に変換係数の量子化エラーの多すぎに因るも
のであるから、各ブロック毎に隣り合うブロックとの境
界において不連続性が最小化するよう復号化された変換
係数を少しずつ修正する。
【0004】ところが、以上のような既存のブロック化
現象の除去方法は、ブロック境界における画素値の急激
な変化を低減することによりブロック化現象を除去しよ
うとした。すなわち、図1に示すように、ブロック境界
における画素値の急激な変化を検出した後に、これを、
図2に示す如く、緩やかにすることでブロック化現象の
除去を図った。
現象の除去方法は、ブロック境界における画素値の急激
な変化を低減することによりブロック化現象を除去しよ
うとした。すなわち、図1に示すように、ブロック境界
における画素値の急激な変化を検出した後に、これを、
図2に示す如く、緩やかにすることでブロック化現象の
除去を図った。
【0005】しかし、このブロック化現象は、ブロック
境界における不連続だけでなく、図3に示すように、二
次元の平面においてエッジなどの映像情報が不連続に現
れるがために、完全に除去し切れなかった。つまり、エ
ッジ及びテクスチャーなど映像情報における不連続性の
復元は容易でないという問題点がある。
境界における不連続だけでなく、図3に示すように、二
次元の平面においてエッジなどの映像情報が不連続に現
れるがために、完全に除去し切れなかった。つまり、エ
ッジ及びテクスチャーなど映像情報における不連続性の
復元は容易でないという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した問題点を解決
するために、本発明の目的はブロック境界における不連
続性を除去するばかりか、エッジ及びテクスチャーなど
映像情報の不連続性をも除去できる順次射影(Projecti
ons onto the OverComplete Basis:POCB)アルゴリズム
を用いたブロック化現象の除去方法を提供するにある。
するために、本発明の目的はブロック境界における不連
続性を除去するばかりか、エッジ及びテクスチャーなど
映像情報の不連続性をも除去できる順次射影(Projecti
ons onto the OverComplete Basis:POCB)アルゴリズム
を用いたブロック化現象の除去方法を提供するにある。
【0007】本発明の他の目的は、静止映像または動映
像コーデックにおいて、受信/復元された映像の画質を
改善するために、順次射影を用いてブロック化現象を除
去する後処理器を提供するにある。
像コーデックにおいて、受信/復元された映像の画質を
改善するために、順次射影を用いてブロック化現象を除
去する後処理器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るブロック化現象の除去方法は、ブロッ
ク基盤符号化された映像信号を復元する方法において、
前記ブロック基盤符号化された映像信号に関する復号映
像信号を受信する段階、及び前記復号映像信号を非直交
基底を用いて元の映像信号に近似させた、後処理された
映像信号を生じるが、前記非直交基底に対する順次的な
射影を通じて後処理された映像信号を生じる段階を含む
ことを特徴とする。
に、本発明に係るブロック化現象の除去方法は、ブロッ
ク基盤符号化された映像信号を復元する方法において、
前記ブロック基盤符号化された映像信号に関する復号映
像信号を受信する段階、及び前記復号映像信号を非直交
基底を用いて元の映像信号に近似させた、後処理された
映像信号を生じるが、前記非直交基底に対する順次的な
射影を通じて後処理された映像信号を生じる段階を含む
ことを特徴とする。
【0009】前記他の目的を達成するために本発明に係
る後処理器は、変換ブロック基盤符号化された映像信号
の復号化を行なった後に後処理する後処理器において、
入力される復号映像信号を所定サイズのブロックに領域
分割する領域分割ユニット、及び前記領域分割されたブ
ロック単位に順次射影を行なう順次射影処理器を含むこ
とを特徴とする。また、本発明に係る後処理器は、順次
射影の行われた映像信号を二重線形重畳し、前記変換ブ
ロックの後処理された映像信号を生じる二重線形重畳器
をさらに有することを特徴とする。
る後処理器は、変換ブロック基盤符号化された映像信号
の復号化を行なった後に後処理する後処理器において、
入力される復号映像信号を所定サイズのブロックに領域
分割する領域分割ユニット、及び前記領域分割されたブ
ロック単位に順次射影を行なう順次射影処理器を含むこ
とを特徴とする。また、本発明に係る後処理器は、順次
射影の行われた映像信号を二重線形重畳し、前記変換ブ
ロックの後処理された映像信号を生じる二重線形重畳器
をさらに有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき本発明
に係る順次射影を用いたブロック化現象の除去方法及び
そのための後処理器の好適な実施例について説明する。
まず、ブロック基盤符号化を用い映像データを圧縮する
場合、復号化された映像信号に見られるブロック化現象
を除去して、復元映像の画質を改善する方法につき説明
する。
に係る順次射影を用いたブロック化現象の除去方法及び
そのための後処理器の好適な実施例について説明する。
まず、ブロック基盤符号化を用い映像データを圧縮する
場合、復号化された映像信号に見られるブロック化現象
を除去して、復元映像の画質を改善する方法につき説明
する。
【0011】本発明においては、ブロック境界の連続性
のみならず、エッジ及びテクスチャーの連続性をも含む
平面連続性(surface continuity)を戻すために、ブロ
ック化現象の除去された映像を方向性(directional pr
operty)を有する連続関数の線形結合で表わすことによ
り、ブロック化現象を除去する。換言すると、ブロック
化現象を除去するには、次式(1)を満足する線形係数
を求めれば良い。
のみならず、エッジ及びテクスチャーの連続性をも含む
平面連続性(surface continuity)を戻すために、ブロ
ック化現象の除去された映像を方向性(directional pr
operty)を有する連続関数の線形結合で表わすことによ
り、ブロック化現象を除去する。換言すると、ブロック
化現象を除去するには、次式(1)を満足する線形係数
を求めれば良い。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、fはブロック化現象の見られる映
像信号、
像信号、
【0014】
【外1】
【0015】はブロック化現象の除去された映像信号
(後処理の済んだ映像信号)、bl は方向性を有する任
意の連続関数、εはしきい値を表わす定数である。した
がって、ブロック化現象を除去するということは、
(後処理の済んだ映像信号)、bl は方向性を有する任
意の連続関数、εはしきい値を表わす定数である。した
がって、ブロック化現象を除去するということは、
【0016】
【数2】
【0017】が前式(1)を満足するような線形係数p
l を探すことである。所望の線形係数pl を探すため
に、順次射影法を利用する。この順次射影法において使
用される連続関数(非直交基底)は、方向性を有すると
共に射影係数(線形係数)が存在するよう、連続関数が
映像信号の空間を生成し得なければならない。この条件
を満足する連続関数bl として以下のコサイン関数を提
案する。
l を探すことである。所望の線形係数pl を探すため
に、順次射影法を利用する。この順次射影法において使
用される連続関数(非直交基底)は、方向性を有すると
共に射影係数(線形係数)が存在するよう、連続関数が
映像信号の空間を生成し得なければならない。この条件
を満足する連続関数bl として以下のコサイン関数を提
案する。
【0018】
【数3】
【0019】ここで、m(i,j)、l(u,v)は、
二次元インデックスを一次元インデックスに変換する一
対一の対応関数であり、αl(u,v)は、‖bl ‖=1とな
るように正規化するファクタである。このコサイン関数
は、三角関係、2cos AcosB=cos(A+B)+cos(A
−B)を通じて二次元DCT基底関数から導出され、こ
のコサイン関数はN2 次元のユークリッド空間(実数空
間)のためのオバーコンプリートベーシス(overcomple
te basis)を形成する。これは、前式(1)の条件を満
足する線形係数集合が存在することである。加えて、前
式(2)において変数はライン(2i+1)u+(2j
+1)v=k(定数)を追って一定の値を有する。した
がって、このコサイン関数は、エッジ及びテクスチャー
を特徴づけるのに適した方向性を有する。
二次元インデックスを一次元インデックスに変換する一
対一の対応関数であり、αl(u,v)は、‖bl ‖=1とな
るように正規化するファクタである。このコサイン関数
は、三角関係、2cos AcosB=cos(A+B)+cos(A
−B)を通じて二次元DCT基底関数から導出され、こ
のコサイン関数はN2 次元のユークリッド空間(実数空
間)のためのオバーコンプリートベーシス(overcomple
te basis)を形成する。これは、前式(1)の条件を満
足する線形係数集合が存在することである。加えて、前
式(2)において変数はライン(2i+1)u+(2j
+1)v=k(定数)を追って一定の値を有する。した
がって、このコサイン関数は、エッジ及びテクスチャー
を特徴づけるのに適した方向性を有する。
【0020】また、順次射影が適用されるブロックサイ
ズのNは16×16であり、8×8DCTブロックサイ
ズの4倍に至る。したがって、順次射影が適用されるブ
ロックの画素位置(i、j)及び周波数(u、v)の範
囲は下記の通りに与えられる。 0<i,j<N−1, 0<u<N−1, −(N−1)<v<N−1, (3) 前式(1)を満足する線形係数pl を探すための順次射
影アルゴリズムは以下の通りである。
ズのNは16×16であり、8×8DCTブロックサイ
ズの4倍に至る。したがって、順次射影が適用されるブ
ロックの画素位置(i、j)及び周波数(u、v)の範
囲は下記の通りに与えられる。 0<i,j<N−1, 0<u<N−1, −(N−1)<v<N−1, (3) 前式(1)を満足する線形係数pl を探すための順次射
影アルゴリズムは以下の通りである。
【0021】*第1段階:ブロック化現象の除去されて
ない映像信号fの初期射影係数(projection coefficie
nt:ここでは、線形係数)を計算し、予測映像の予測値
ない映像信号fの初期射影係数(projection coefficie
nt:ここでは、線形係数)を計算し、予測映像の予測値
【0022】
【外2】
【0023】を初期化する。fの射影係数pl k は数式
(4)により得られ、
(4)により得られ、
【0024】
【外3】
【0025】に初期化され、このときのkは”0”であ
る。 pl k =<f,bl >,0<l<Nb −1 (4) ここで、< >は内積を、Nb はbl の個数をそれぞれ
表わす。 *第2段階:順次射影アルゴリズムを行なう。まず、射
影係数pl k のうち最大のエネルギーを有する射影係数
pl* k を探すが、このときl*は次式(5)に与えられ
る。
る。 pl k =<f,bl >,0<l<Nb −1 (4) ここで、< >は内積を、Nb はbl の個数をそれぞれ
表わす。 *第2段階:順次射影アルゴリズムを行なう。まず、射
影係数pl k のうち最大のエネルギーを有する射影係数
pl* k を探すが、このときl*は次式(5)に与えられ
る。
【0026】
【数4】
【0027】ここで、argmaxは|pl k |を最大
にするl値を意味する。次は、次式(6)に与えられた
ように予測値を更新する。
にするl値を意味する。次は、次式(6)に与えられた
ように予測値を更新する。
【0028】
【数5】
【0029】ここで、
【0030】
【外4】
【0031】は直前の予測値を、
【0032】
【外5】
【0033】は更新される予測値を、pl k そしては直
前の最大のエネルギーを有する射影係数をそれぞれ表わ
す。またbl* k は、直前の最大のエネルギーを有する射
影係数の非直交基底ベクトルである。次は、残留信号に
対する射影係数を次式(7)に与えられたように更新す
る。
前の最大のエネルギーを有する射影係数をそれぞれ表わ
す。またbl* k は、直前の最大のエネルギーを有する射
影係数の非直交基底ベクトルである。次は、残留信号に
対する射影係数を次式(7)に与えられたように更新す
る。
【0034】
【数6】
【0035】前式(7)において更新される射影係数p
l k+1 は既に計算された直前の射影係数pl k 、前式
(3)により得られた最大のエネルギーを有する直前の
射影係数pl* k 、及び射影係数の非直交基底ベクトル及
び最大のエネルギーを有する射影係数の非直交基底ベク
トルの内積<bl ,bl*>を以て、複雑な演算無しに簡
単に求めることができる。
l k+1 は既に計算された直前の射影係数pl k 、前式
(3)により得られた最大のエネルギーを有する直前の
射影係数pl* k 、及び射影係数の非直交基底ベクトル及
び最大のエネルギーを有する射影係数の非直交基底ベク
トルの内積<bl ,bl*>を以て、複雑な演算無しに簡
単に求めることができる。
【0036】*第3段階:
【0037】
【外6】
【0038】を満足すると中止し、そうでないとk=k
+1にし、第2段階に戻る。一方、16×16のブロッ
クに対し順次射影を行なうと、ブロックの内部に存在す
るブロック化現象は除去されるものの、16×16ブロ
ック境界において新たなブロック化現象が生じる。した
がって、16×16ブロックを重ねて仕切り、それぞれ
のブロックに順次射影技法を適用する。
+1にし、第2段階に戻る。一方、16×16のブロッ
クに対し順次射影を行なうと、ブロックの内部に存在す
るブロック化現象は除去されるものの、16×16ブロ
ック境界において新たなブロック化現象が生じる。した
がって、16×16ブロックを重ねて仕切り、それぞれ
のブロックに順次射影技法を適用する。
【0039】すなわち、図4に示すように復号化された
映像信号のブロック(8×8ブロックサイズのDCTブ
ロック)B(i、j)に対しブロック化現象を除去した
いとき、このブロックB(i、j)が順次射影の適用さ
れる16×16ブロックの下の右側に位置する第1ウイ
ンド11に対し境界部分とそうでない部分に相異なる加
重値を設定し、順次射影を行なう。図4では、ブロック
B(i、j)に対してのみ水平及び垂直の加重値を示し
ているが、実際には16×16のブロックサイズを有す
るウインドの中心を頂点にする四角錐のような形の加重
値を有する。
映像信号のブロック(8×8ブロックサイズのDCTブ
ロック)B(i、j)に対しブロック化現象を除去した
いとき、このブロックB(i、j)が順次射影の適用さ
れる16×16ブロックの下の右側に位置する第1ウイ
ンド11に対し境界部分とそうでない部分に相異なる加
重値を設定し、順次射影を行なう。図4では、ブロック
B(i、j)に対してのみ水平及び垂直の加重値を示し
ているが、実際には16×16のブロックサイズを有す
るウインドの中心を頂点にする四角錐のような形の加重
値を有する。
【0040】第1ウインド11に対する順次射影が完了
すると、水平方向に向って8画素だけ左側に移動して新
たな第2ウインド12を構成し、第2ウインド12につ
いても加重値を設定して順次射影を行なう。第2ウイン
ド12ついて順次射影が完了すると、第1ウインド11
に比べ8画素だけ垂直方向に沿って上方に移動した第3
ウインド13を構成し、第3ウインド13についても加
重値を設定して順次射影を行なう。そして第3ウインド
13に対する順次射影が完了すると、第3ウインド13
を水平方向に8画素だけ左側に移動した第4ウインド1
4を構成し、第4ウインド14についても加重値を設定
して順次射影を行なう。
すると、水平方向に向って8画素だけ左側に移動して新
たな第2ウインド12を構成し、第2ウインド12につ
いても加重値を設定して順次射影を行なう。第2ウイン
ド12ついて順次射影が完了すると、第1ウインド11
に比べ8画素だけ垂直方向に沿って上方に移動した第3
ウインド13を構成し、第3ウインド13についても加
重値を設定して順次射影を行なう。そして第3ウインド
13に対する順次射影が完了すると、第3ウインド13
を水平方向に8画素だけ左側に移動した第4ウインド1
4を構成し、第4ウインド14についても加重値を設定
して順次射影を行なう。
【0041】したがって、ブロックB(i、j)に対し
4回にわたって順次射影を行なった画素値を加算し、か
つ平均した値が最終の出力値となるが、このような計算
方法を2進線形重畳(bilinear averaging)と言う。次
に、図5に基づき本発明に係る順次射影を用いたブロッ
ク化現象を除去する後処理器について説明する。図5に
おいて、後処理器200の領域分割ユニット210は復
号化器100から印加される復号映像信号を小さいブロ
ックに重ねて領域分割する。すなわち、隣接ブロック間
のブロック化現象を観察するために、ブロックサイズは
N×N(ここで、Nは16)である。このブロックサイ
ズは、2×2DCTブロックサイズと同様である。
4回にわたって順次射影を行なった画素値を加算し、か
つ平均した値が最終の出力値となるが、このような計算
方法を2進線形重畳(bilinear averaging)と言う。次
に、図5に基づき本発明に係る順次射影を用いたブロッ
ク化現象を除去する後処理器について説明する。図5に
おいて、後処理器200の領域分割ユニット210は復
号化器100から印加される復号映像信号を小さいブロ
ックに重ねて領域分割する。すなわち、隣接ブロック間
のブロック化現象を観察するために、ブロックサイズは
N×N(ここで、Nは16)である。このブロックサイ
ズは、2×2DCTブロックサイズと同様である。
【0042】順次射影(POCBと表記)処理器220
は、分割された順次射影のための16×16ブロックに
対し上記した第1段階ないし第3段階による順次射影ア
ルゴリズムを基にして処理を行い、射影係数を生じる。
二重線形重畳器230は、順次射影のためのブロックの
ブロック化現象を除去するために、各ウインドに対し順
次射影を行なった各結果を一時保存する多数の遅延器、
多数の遅延器の出力を和する加算器、及び加算器の出力
を平均して、DCTブロックの後処理された映像信号を
生じる平均器から構成できる。復号化された映像信号の
ブロック(ここでは、8×8DCTブロック)を含む1
6×16ブロックサイズを有する第1ないし第4ウイン
ドは、図4に示すように、境界部分とそうでない部分に
相異なる加重値が設定されている。
は、分割された順次射影のための16×16ブロックに
対し上記した第1段階ないし第3段階による順次射影ア
ルゴリズムを基にして処理を行い、射影係数を生じる。
二重線形重畳器230は、順次射影のためのブロックの
ブロック化現象を除去するために、各ウインドに対し順
次射影を行なった各結果を一時保存する多数の遅延器、
多数の遅延器の出力を和する加算器、及び加算器の出力
を平均して、DCTブロックの後処理された映像信号を
生じる平均器から構成できる。復号化された映像信号の
ブロック(ここでは、8×8DCTブロック)を含む1
6×16ブロックサイズを有する第1ないし第4ウイン
ドは、図4に示すように、境界部分とそうでない部分に
相異なる加重値が設定されている。
【0043】本発明に係る順次射影アルゴリズムを用い
たブロック現象の除去方法は、JPEG標準またはベク
トル量子化器など、いかなるブロック基盤コーディング
技法を使用したコーデックであっても適用可能である。
たブロック現象の除去方法は、JPEG標準またはベク
トル量子化器など、いかなるブロック基盤コーディング
技法を使用したコーデックであっても適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、平らな映
像の他、エッジまたはテクスチャー成分などの領域にお
いてもブロック化現象を有効に除去でき、ブロック基盤
符号化を利用する静止映像または動映像コーデックにお
いて受信/復元映像の画質を改善することができる。
像の他、エッジまたはテクスチャー成分などの領域にお
いてもブロック化現象を有効に除去でき、ブロック基盤
符号化を利用する静止映像または動映像コーデックにお
いて受信/復元映像の画質を改善することができる。
【図1】ブロック境界における不連続を示す図である。
【図2】ブロック境界における不連続の低減を示す図で
ある。
ある。
【図3】二次元平面におけるエッジの不連続を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明に適用される二重線形重畳の概念を説明
するための図である。
するための図である。
【図5】本発明の一実施例に係る順次射影を用いたブロ
ック化現象の除去のための後処理器のブロック図であ
る。
ック化現象の除去のための後処理器のブロック図であ
る。
100 復号化器 200 後処理器 210 領域分割ユニット 220 POCB処理器 230 二重線形重畳器
Claims (13)
- 【請求項1】 ブロック基盤符号化された映像信号を復
元する方法において、 (a)前記ブロック基盤符号化された映像信号に関する
復号映像信号を受信する段階と、 (b)前記復号映像を非直交基底を用いて元の映像信号
に近似させた、後処理された映像信号を生じるが、前記
非直交基底に対する順次的な射影を通じて後処理された
映像信号を生じる段階とを含むことを特徴とするブロッ
ク化現象の除去方法。 - 【請求項2】 前記非直交基底は、方向性及び完全性を
備えたコサイン関数を利用することを特徴とする請求項
1に記載のブロック化現象の除去方法。 - 【請求項3】 前記後処理された映像信号は、方向性を
有する連続関数の線形結合により表わされることを特徴
とする請求項1に記載のブロック化現象の除去方法。 - 【請求項4】 変換ブロック基盤符号化された映像信号
を復元する方法において、 (a)前記変換ブロック基盤符号化された映像信号に関
する復号映像信号を所定サイズのブロック領域分割する
段階と、 (b)前記領域分割されたブロック単位に順次射影を行
ない、射影係数を生成する段階と、 (c)前記射影係数を複数個のウインドを利用して二重
線形重畳し、後処理された映像信号を生じる段階とを含
むことを特徴とするブロック化現象の除去方法。 - 【請求項5】 前記(b)段階は、 (b1)前記復号映像信号及び非直交基底の内積により
初期射影係数を計算し、前記後処理された映像信号の予
測値を初期化する段階と、 (b2)前記初期射影係数のうち最大のエネルギーを有
する射影係数を得る段階と、 (b3)前記最大のエネルギーを有する直前の射影係数
と、該非直交基底ベクトル及び以前予測値を以て前記予
測値を更新する段階と、 (b4)計算された直前の射影係数、最大のエネルギー
を有する直前の射影係数、及び直前の射影係数の非直交
基底ベクトルと最大のエネルギーを有する直前の射影係
数の非直交基底ベクトルの内積を以て残留信号に関する
射影係数を更新する段階と、 (b5)前記復号映像信号と後処理された映像信号との
差がしきい値よりも小さくなるまで前記(b2)段階な
いし前記(b4)段階を繰返す段階とを含むことを特徴
とする請求項4に記載のブロック化現象の除去方法。 - 【請求項6】 前記非直交基底は、方向性及び完全性を
備えたコサイン関数を利用することを特徴とする請求項
5に記載のブロック化現象の除去方法。 - 【請求項7】 前記(b)段階では、 前記変換ブロックの復号映像信号を含む前記領域分割さ
れたブロックサイズを有する複数個のウインドについ
て、境界部分とそうでない部分に相異なる加重値を設定
して順次射影を行ない、複数個のウインドに関する射影
係数を生じることを特徴とする請求項4に記載のブロッ
ク化現象の除去方法。 - 【請求項8】 前記(c)段階は、 (c1)前記複数個のウインドに関する射影係数を合計
して和をとり、該和を印加する段階と、 (c2)前記和の平均を取り、前記変換ブロックの復号
映像信号に関する後処理された映像信号を生じる段階と
を含むことを特徴とする請求項7に記載のブロック化現
象の除去方法。 - 【請求項9】 変換ブロック基盤符号化された映像信号
の復号化を行なった後に後処理する後処理器において、 入力される復号映像信号を所定サイズのブロックに領域
分割する領域分割ユニットと、 前記領域分割されたブロック単位に順次射影を行なう順
次射影処理器とを含むことを特徴とするブロック化現象
の除去のための後処理器。 - 【請求項10】 前記順次射影の行われた映像信号を二
重線形重畳し、前記変換ブロックの後処理された映像信
号を生じる二重線形重畳器をさらに含むことを特徴とす
る請求項9に記載のブロック化現象の除去のための後処
理器。 - 【請求項11】 前記順次射影処理器は、前記変換ブロ
ックの復号された映像信号を含む前記領域分割されたブ
ロックサイズを有する複数個のウインドについて、境界
部分とそうでない部分に相異なる加重値を設定して順次
射影を行ない、複数個のウインドに関する射影係数を生
じることを特徴とする請求項10に記載のブロック化現
象の除去のための後処理器。 - 【請求項12】 前記二重線形重畳器は、 前記複数個のウインドに関する射影係数を合計して該和
を生じる加算器と、 前記和の平均を取り、前記変換ブロックの後処理された
映像信号を生じる平均計算器とを含むことを特徴とする
請求項11に記載のブロック化現象の除去のための後処
理器。 - 【請求項13】 前記二重線形重畳器は、前記複数個の
ウインドに関する射影係数を一時保存する複数個の遅延
器をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のブ
ロック化現象の除去のための後処理器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR72028/1997 | 1997-12-22 | ||
| KR19970072028A KR100263886B1 (en) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | Blocking artifacts reducing method using projections on to the overcomplete basis and postprocessor therefor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11205794A true JPH11205794A (ja) | 1999-07-30 |
| JP3335925B2 JP3335925B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=19528186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23167698A Expired - Fee Related JP3335925B2 (ja) | 1997-12-22 | 1998-08-18 | 順次射影を用いたブロック化現象の除去方法及びそのための後処理器 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0924645B1 (ja) |
| JP (1) | JP3335925B2 (ja) |
| KR (1) | KR100263886B1 (ja) |
| DE (1) | DE69822987T2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-22 KR KR19970072028A patent/KR100263886B1/ko not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-07-21 EP EP19980113597 patent/EP0924645B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-07-21 DE DE1998622987 patent/DE69822987T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-08-18 JP JP23167698A patent/JP3335925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100263886B1 (en) | 2000-08-16 |
| DE69822987D1 (de) | 2004-05-13 |
| EP0924645B1 (en) | 2004-04-07 |
| EP0924645A3 (en) | 2000-08-23 |
| JP3335925B2 (ja) | 2002-10-21 |
| EP0924645A2 (en) | 1999-06-23 |
| DE69822987T2 (de) | 2004-09-02 |
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