JPH11206008A - 過電流保護装置 - Google Patents
過電流保護装置Info
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- JPH11206008A JPH11206008A JP10003922A JP392298A JPH11206008A JP H11206008 A JPH11206008 A JP H11206008A JP 10003922 A JP10003922 A JP 10003922A JP 392298 A JP392298 A JP 392298A JP H11206008 A JPH11206008 A JP H11206008A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多段の過電流保護協調を容易に取ることがで
きる。 【解決手段】 上位の系統から下位の系統へと順次配電
される配電系統について、その配電系統の複数か所に設
けられるうちの1つの過電流保護装置であって、配電系
統における自己の設置位置の過電流を検出する過電流検
出手段12と、過電流検出手段により検出された過電流
が所定の条件を満たす場合には、保護動作指令を出力す
る保護動作指令手段13と、自己より下位の系統におけ
る過電流検出に基づく信号s2を受けると、保護動作指
令の出力動作をロックする判定手段8とを備えた過電流
保護装置。
きる。 【解決手段】 上位の系統から下位の系統へと順次配電
される配電系統について、その配電系統の複数か所に設
けられるうちの1つの過電流保護装置であって、配電系
統における自己の設置位置の過電流を検出する過電流検
出手段12と、過電流検出手段により検出された過電流
が所定の条件を満たす場合には、保護動作指令を出力す
る保護動作指令手段13と、自己より下位の系統におけ
る過電流検出に基づく信号s2を受けると、保護動作指
令の出力動作をロックする判定手段8とを備えた過電流
保護装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は過電流保護装置、
特に配電系統に用いるのに適した過電流保護装置に関す
るものである。
特に配電系統に用いるのに適した過電流保護装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】配電系統は、一般には、上位の系統から
下位の系統へと順次配電されるようになっている。そし
て、上位〜下位系統間の各所に過電流継電器等(過電流
保護装置)を設けることで、配電系統のある部分で事故
が発生しても停電となる区間を必要最小範囲に止めよう
としている。
下位の系統へと順次配電されるようになっている。そし
て、上位〜下位系統間の各所に過電流継電器等(過電流
保護装置)を設けることで、配電系統のある部分で事故
が発生しても停電となる区間を必要最小範囲に止めよう
としている。
【0003】ところで、この過電流継電器における電流
−時間特性は、配電系統の何れの場所で事故が発生して
も各継電器夫々で過電流に対して適切に動作するように
設定する必要がある。したがって、上記のように被保護
対象と例えば送電側継電器との間に多段の過電流継電器
を設置しなければならない場合には、各継電器の適切な
動作を確保できるよう電流−時間特性を設定すると、設
定できる特性が固定されていることから、上下の継電器
の電流−時間特性が接近しすぎてしまう。
−時間特性は、配電系統の何れの場所で事故が発生して
も各継電器夫々で過電流に対して適切に動作するように
設定する必要がある。したがって、上記のように被保護
対象と例えば送電側継電器との間に多段の過電流継電器
を設置しなければならない場合には、各継電器の適切な
動作を確保できるよう電流−時間特性を設定すると、設
定できる特性が固定されていることから、上下の継電器
の電流−時間特性が接近しすぎてしまう。
【0004】このため、上下継電器の動作開始タイミン
グとして十分な時間差が取れず、配電系統の下位の系統
で事故が生じた場合でも、上位の継電器までその過電流
発生による影響を受けてしまう。この上位継電器の慣性
作用によって、下位継電器のみならず、上位継電器が不
要動作することにより、不必要に停電区間を拡大させる
ことがある。
グとして十分な時間差が取れず、配電系統の下位の系統
で事故が生じた場合でも、上位の継電器までその過電流
発生による影響を受けてしまう。この上位継電器の慣性
作用によって、下位継電器のみならず、上位継電器が不
要動作することにより、不必要に停電区間を拡大させる
ことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
過電流保護装置においては、多段の過電流継電器間の時
間協調が取れないという問題がある。本発明は、このよ
うな実情を考慮してなされたもので、多段の過電流保護
協調が容易に取れる過電流保護装置を提供することを目
的とする。
過電流保護装置においては、多段の過電流継電器間の時
間協調が取れないという問題がある。本発明は、このよ
うな実情を考慮してなされたもので、多段の過電流保護
協調が容易に取れる過電流保護装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、上位の系統から下位の
系統へと順次配電される配電系統について、その配電系
統の複数か所に設けられるうちの1つの過電流保護装置
に適用される。
に、請求項1に対応する発明は、上位の系統から下位の
系統へと順次配電される配電系統について、その配電系
統の複数か所に設けられるうちの1つの過電流保護装置
に適用される。
【0007】まず、過電流検出手段により、配電系統に
おける自己の設置位置の過電流が検出される。この過電
流検出手段により検出された過電流が所定の条件を満た
す場合には、保護動作指令手段によって保護動作指令が
出力される。例えば設定値以上の過電流が所定の動作時
間以上流れた場合に、開閉器に対する開動作指令を出力
するなどである。これによって事故発生等に適切に対処
し配電系統に接続される機器が適切に保護される。
おける自己の設置位置の過電流が検出される。この過電
流検出手段により検出された過電流が所定の条件を満た
す場合には、保護動作指令手段によって保護動作指令が
出力される。例えば設定値以上の過電流が所定の動作時
間以上流れた場合に、開閉器に対する開動作指令を出力
するなどである。これによって事故発生等に適切に対処
し配電系統に接続される機器が適切に保護される。
【0008】しかしながら、過電流検出手段が検出する
過電流は、他の過電流保護装置が設置された下位系統に
おける事故により生じた可能性もある。このような場合
にまで保護動作が実行されたのでは、不要な停電区間を
生じることになる。
過電流は、他の過電流保護装置が設置された下位系統に
おける事故により生じた可能性もある。このような場合
にまで保護動作が実行されたのでは、不要な停電区間を
生じることになる。
【0009】そこで本発明では、判定手段を設け、自己
より下位の系統における過電流検出に基づく信号を受け
た場合には、この判定手段によって、保護動作指令手段
による保護動作指令の出力動作がロックされる。
より下位の系統における過電流検出に基づく信号を受け
た場合には、この判定手段によって、保護動作指令手段
による保護動作指令の出力動作がロックされる。
【0010】これにより、不要な保護動作が防止され、
不要な停電区間の発生を未然に防止することができる。
つまり、結果として多段の過電流保護協調が取れたこと
を意味している。
不要な停電区間の発生を未然に防止することができる。
つまり、結果として多段の過電流保護協調が取れたこと
を意味している。
【0011】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、判定手段は、過電流検出手
段が過電流を検出すると、自己より上位の系統に対して
保護動作指令の出力動作をロックすべき旨の信号を出力
する過電流保護装置である。
1に対応する発明において、判定手段は、過電流検出手
段が過電流を検出すると、自己より上位の系統に対して
保護動作指令の出力動作をロックすべき旨の信号を出力
する過電流保護装置である。
【0012】したがって、このような場合には、上位の
系統においては保護動作が不要である旨が通知される。
さらに、請求項3に対応する発明は、請求項1又は2に
対応する発明において、判定手段は、過電流検出に基づ
く信号を受けている場合にあっても、過電流検出手段が
検出する過電流の状態が所定の条件となるときには保護
動作指令手段に対するロックを解除する過電流保護装置
である。
系統においては保護動作が不要である旨が通知される。
さらに、請求項3に対応する発明は、請求項1又は2に
対応する発明において、判定手段は、過電流検出に基づ
く信号を受けている場合にあっても、過電流検出手段が
検出する過電流の状態が所定の条件となるときには保護
動作指令手段に対するロックを解除する過電流保護装置
である。
【0013】したがって、下位の系統における過電流保
護の関連装置に何らかの不備等があって過電流発生の原
因が解消されない場合や、下位の系統における装置の能
力では過電流の解消が不能な場合にも、適切な保護動作
がなされる。
護の関連装置に何らかの不備等があって過電流発生の原
因が解消されない場合や、下位の系統における装置の能
力では過電流の解消が不能な場合にも、適切な保護動作
がなされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施
の形態に係る過電流保護装置を適用した配電系統の一例
を示す図である。
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施
の形態に係る過電流保護装置を適用した配電系統の一例
を示す図である。
【0015】図1に示す配電系統は、送電線#1を最上
位とし、送電線#2,#3と順に下位の系統になってい
る。同図における最下位の送電線#3から開閉器6(C
B41)及び変流器2を介してモータ設備等の事故から
の被保護対象5が接続されている。
位とし、送電線#2,#3と順に下位の系統になってい
る。同図における最下位の送電線#3から開閉器6(C
B41)及び変流器2を介してモータ設備等の事故から
の被保護対象5が接続されている。
【0016】この配電系統においては、開閉器6とし
て、CB11,CB21,CB22,CB31,CB4
1,CB42が設けられている。ここで、CB11は送
電線#1,送電線#2間、CB21は送電線#2,変圧
器4間、CB22は送電線#2より下位、CB31は変
圧器4,送電線#3間、CB41は送電線#3,被保護
対象5間、CB42は送電線#3より下位をそれぞれ遮
断接続可能に設けられている。
て、CB11,CB21,CB22,CB31,CB4
1,CB42が設けられている。ここで、CB11は送
電線#1,送電線#2間、CB21は送電線#2,変圧
器4間、CB22は送電線#2より下位、CB31は変
圧器4,送電線#3間、CB41は送電線#3,被保護
対象5間、CB42は送電線#3より下位をそれぞれ遮
断接続可能に設けられている。
【0017】また、これらの各開閉器6と別途に、最上
位の送電線#1以下をすべて遮断接続する開閉器1が設
けられている。各開閉器1,6付近の配電線上には変流
器2が設けられ、その電流を検出できるようになってい
る。
位の送電線#1以下をすべて遮断接続する開閉器1が設
けられている。各開閉器1,6付近の配電線上には変流
器2が設けられ、その電流を検出できるようになってい
る。
【0018】開閉器1に対応する変流器2には送電側過
電流継電器3が設けられ、送電線#1より下位の配電系
統全体を遮断できるようになっている。一方、これ以外
の変流器2には、過電流検出回路7が接続され、さらに
過電流検出回路7には判定回路8が接続されている。
電流継電器3が設けられ、送電線#1より下位の配電系
統全体を遮断できるようになっている。一方、これ以外
の変流器2には、過電流検出回路7が接続され、さらに
過電流検出回路7には判定回路8が接続されている。
【0019】なお、上記各開閉器6(CB11,CB2
1,CB22,CB31,CB41,CB42)は、図
1上の過電流検出回路7(OC11,OC21,OC2
2,OC31,OC41,OC42)及び判定回路8
(C11,C21,C22,C31,C41,C42)
とそれぞれ対応する。
1,CB22,CB31,CB41,CB42)は、図
1上の過電流検出回路7(OC11,OC21,OC2
2,OC31,OC41,OC42)及び判定回路8
(C11,C21,C22,C31,C41,C42)
とそれぞれ対応する。
【0020】また、各判定回路8には、接点10が設け
られ、この接点10を介して上位の判定回路8に対して
動作ロック用信号が伝送されるようになっている。な
お、上記した過電流検出回路7、判定回路8及び接点1
0により、図2に示す本実施形態の過電流保護装置本体
11(過電流継電器)が構成されている。
られ、この接点10を介して上位の判定回路8に対して
動作ロック用信号が伝送されるようになっている。な
お、上記した過電流検出回路7、判定回路8及び接点1
0により、図2に示す本実施形態の過電流保護装置本体
11(過電流継電器)が構成されている。
【0021】図2は本実施形態の過電流保護装置の構成
例を示すブロック図である。同図において、過電流検出
回路7は、過電流検出部12と保護動作指令手段として
の引外信号出力部13とから構成されている。ここで、
過電流検出部12は、変流器2からの電流検出信号に基
づき過電流を検出する。また、引外信号出力部13は、
過電流検出部12からの過電流信号が所定の動作時間ほ
ど継続すると、対応した開閉器6に引外し信号s1(開
閉器6を開動作させる信号)を出力する。
例を示すブロック図である。同図において、過電流検出
回路7は、過電流検出部12と保護動作指令手段として
の引外信号出力部13とから構成されている。ここで、
過電流検出部12は、変流器2からの電流検出信号に基
づき過電流を検出する。また、引外信号出力部13は、
過電流検出部12からの過電流信号が所定の動作時間ほ
ど継続すると、対応した開閉器6に引外し信号s1(開
閉器6を開動作させる信号)を出力する。
【0022】一方、判定回路8は、上位ロック信号出力
部14と、ロック可否判定部15とから構成されてい
る。上位ロック信号出力部14は、過電流検出回路7の
過電流検出部12からの過電流信号を検出すると、接点
10を介して上位の過電流保護装置本体11における判
定回路10に対して動作ロック用信号s2を出力する。
部14と、ロック可否判定部15とから構成されてい
る。上位ロック信号出力部14は、過電流検出回路7の
過電流検出部12からの過電流信号を検出すると、接点
10を介して上位の過電流保護装置本体11における判
定回路10に対して動作ロック用信号s2を出力する。
【0023】ロック可否判定部15は、動作ロック用信
号を受けると、引外信号出力部13に対しその引外し信
号の出力にロックをかける。一方、過電流検出部12か
らの過電流信号の持続時間と、下位継電器の動作時間
と、下位継電器からのロック信号持続時間とによるロッ
ク解除判定を行い、一定の場合には当該ロックを解除し
て引外信号出力部13に引外し信号を出力させるように
なっている。
号を受けると、引外信号出力部13に対しその引外し信
号の出力にロックをかける。一方、過電流検出部12か
らの過電流信号の持続時間と、下位継電器の動作時間
と、下位継電器からのロック信号持続時間とによるロッ
ク解除判定を行い、一定の場合には当該ロックを解除し
て引外信号出力部13に引外し信号を出力させるように
なっている。
【0024】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係る過電流保護装置の動作について説明す
る。本実施形態では、図1におけるF1で事故が発生
し、過電流検出回路OC41、OC31、OC21、O
C11が同時に過電流を検出した場合を想定して以下の
説明を行う。
施の形態に係る過電流保護装置の動作について説明す
る。本実施形態では、図1におけるF1で事故が発生
し、過電流検出回路OC41、OC31、OC21、O
C11が同時に過電流を検出した場合を想定して以下の
説明を行う。
【0025】過電流検出部12によって過電流が検出さ
れると、上位ロック信号出力部14によって判定回路8
(C41)からは上位の判定回路8(C31)に対し、
OC31動作ロック用信号s2が出力される。同様に各
々、判定回路C31からはC21へ、C21からはC1
1へ動作ロック用信号s2が出力される。
れると、上位ロック信号出力部14によって判定回路8
(C41)からは上位の判定回路8(C31)に対し、
OC31動作ロック用信号s2が出力される。同様に各
々、判定回路C31からはC21へ、C21からはC1
1へ動作ロック用信号s2が出力される。
【0026】動作ロック用信号s2を受けた各判定回路
8のロック可否判定部15から、引外信号出力部13に
対して引外し信号s1に対する出力ロックがかけられ
る。したがって、この動作ロック用信号s2を受けてい
る間は引外し信号s1が出力され、対応する開閉器6が
動作することはない。
8のロック可否判定部15から、引外信号出力部13に
対して引外し信号s1に対する出力ロックがかけられ
る。したがって、この動作ロック用信号s2を受けてい
る間は引外し信号s1が出力され、対応する開閉器6が
動作することはない。
【0027】一方、過電流が流れ続け、過電流検出回路
7(OC41)の動作時間に至った時点で、最下位であ
るために他の判定回路8から動作ロック用信号s2を受
けていないOC41の引外信号出力部13から、開閉器
6(CB41)に対して引外し信号s1が出力される。
これにより、開閉器6(CB41)が開路され、事故点
F1における事故が除去される。すなわち、事故点に最
も近い継電器のみが動作し、他の継電器の動作は過電流
有無にかかわらず、その動作が防止される。
7(OC41)の動作時間に至った時点で、最下位であ
るために他の判定回路8から動作ロック用信号s2を受
けていないOC41の引外信号出力部13から、開閉器
6(CB41)に対して引外し信号s1が出力される。
これにより、開閉器6(CB41)が開路され、事故点
F1における事故が除去される。すなわち、事故点に最
も近い継電器のみが動作し、他の継電器の動作は過電流
有無にかかわらず、その動作が防止される。
【0028】しかし、例えば開閉器6(CB41)が動
作しない等の下位系統の不具合に対処するため、所定の
場合には、上位の過電流保護装置により以下の動作が行
われる。
作しない等の下位系統の不具合に対処するため、所定の
場合には、上位の過電流保護装置により以下の動作が行
われる。
【0029】本実施形態の場合、過電流検出回路7(O
C41)の上位にあたる判定回路8(C31)のロック
可否判定部15には、上述したように予め過電流検出回
路7(OC41)の動作時間が記憶されている。そこ
で、OC41の動作時間を超えても動作ロック信号s2
が解除されない場合や、動作ロック信号s2は解除され
ても、過電流が流れ続けている場合には、ロック可否判
定部15により下位系統の不具合と判定される。
C41)の上位にあたる判定回路8(C31)のロック
可否判定部15には、上述したように予め過電流検出回
路7(OC41)の動作時間が記憶されている。そこ
で、OC41の動作時間を超えても動作ロック信号s2
が解除されない場合や、動作ロック信号s2は解除され
ても、過電流が流れ続けている場合には、ロック可否判
定部15により下位系統の不具合と判定される。
【0030】このロック可否判定部15は下位系統の不
具合と判定すると引外信号出力部13に引外し信号を出
力する旨の指令を出し、この指令を受けた引外信号出力
部13によって、OC41の動作時間に加えること極短
時間で速かに引外し信号s1が出力される。これによ
り、開閉器6(CB31)が開路し後備保護が行なわれ
る。
具合と判定すると引外信号出力部13に引外し信号を出
力する旨の指令を出し、この指令を受けた引外信号出力
部13によって、OC41の動作時間に加えること極短
時間で速かに引外し信号s1が出力される。これによ
り、開閉器6(CB31)が開路し後備保護が行なわれ
る。
【0031】OC31とOC21、OC21とOC11
の関係も上記OC41とOC31の関係と同様である。
したがって、上記場合、OC11はC21による,OC
21は、C31による動作ロック信号s2に基づき、ロ
ック可否判定部15により下位系統の不具合と判定され
ない限り、引外し信号s1の出力がロックされる。
の関係も上記OC41とOC31の関係と同様である。
したがって、上記場合、OC11はC21による,OC
21は、C31による動作ロック信号s2に基づき、ロ
ック可否判定部15により下位系統の不具合と判定され
ない限り、引外し信号s1の出力がロックされる。
【0032】なお、事故点がF2であった場合、F3ま
たはF4になった場合もそれより下位の過電流保護装置
が不動作となるのみで、それより上位に対する動作はF
1で事故があった場合と同様である。
たはF4になった場合もそれより下位の過電流保護装置
が不動作となるのみで、それより上位に対する動作はF
1で事故があった場合と同様である。
【0033】また、下位の過電流保護装置が列えば図1
のOC41、OC42のように並列に存在する場合は上
位OC31のロックは、OC41、OC42からの両動
作ロック用信号s2の論理和にて行なわれる。
のOC41、OC42のように並列に存在する場合は上
位OC31のロックは、OC41、OC42からの両動
作ロック用信号s2の論理和にて行なわれる。
【0034】このような動作が行われる結果、各過電流
保護装置の電流−時間特性は図3に示すようになる。図
3は本実施形態の各過電流保護装置の電流−時間動作特
性を示す図である。
保護装置の電流−時間特性は図3に示すようになる。図
3は本実施形態の各過電流保護装置の電流−時間動作特
性を示す図である。
【0035】同図は、例えばF2で事故が発生する場合
に過電流検出回路7(OC41、OC31、OC21、
OC11)がこのような特性を示すことを意味してい
る。例えば被保護対象5がモータ等であった場合、ま
ず、起動時に大きな電流が流れる。このときの値は過電
流検出回路OC41が動作する過電流に相当している
が、通常はOC41の動作時間に至る前にモータ電流は
低下するので、過電流検出回路7から引外し信号s1は
出力されない。
に過電流検出回路7(OC41、OC31、OC21、
OC11)がこのような特性を示すことを意味してい
る。例えば被保護対象5がモータ等であった場合、ま
ず、起動時に大きな電流が流れる。このときの値は過電
流検出回路OC41が動作する過電流に相当している
が、通常はOC41の動作時間に至る前にモータ電流は
低下するので、過電流検出回路7から引外し信号s1は
出力されない。
【0036】一方、同図に示すように事故が発生し、事
故電流が過電流検出回路OC41の動作時間t41ほど
経過すると、まず過電流検出回路OC41による開閉器
CB41の開動作が行われる。これにより、事故電流の
値が低下すれば、過電流検出回路7(OC31、OC2
1、OC11)が動作することはない。しかし、OC4
1の動作時間t41から判定時間txが経過しても事故
電流の値が低下せず、判定回路C41からの動作ロック
信号s2が入力されつつけている場合には、判定回路C
31のロック可否判定部15は、過電流検出回路OC4
1もしくは開閉器CB41の不具合と判定して、開閉器
CB31を開動作させる。
故電流が過電流検出回路OC41の動作時間t41ほど
経過すると、まず過電流検出回路OC41による開閉器
CB41の開動作が行われる。これにより、事故電流の
値が低下すれば、過電流検出回路7(OC31、OC2
1、OC11)が動作することはない。しかし、OC4
1の動作時間t41から判定時間txが経過しても事故
電流の値が低下せず、判定回路C41からの動作ロック
信号s2が入力されつつけている場合には、判定回路C
31のロック可否判定部15は、過電流検出回路OC4
1もしくは開閉器CB41の不具合と判定して、開閉器
CB31を開動作させる。
【0037】これにより、事故電流値が低下するばずで
あるが、さらに判定時間を経過しても事故電流値が低下
しない場合には、C21及びOC21,C11及びOC
11において順次同様な処理が実行される。
あるが、さらに判定時間を経過しても事故電流値が低下
しない場合には、C21及びOC21,C11及びOC
11において順次同様な処理が実行される。
【0038】上述したように、本発明の実施の形態に係
る過電流保護装置は、変流器2と過電流検出回路7を設
け、検出した過電流がその動作時間を超過すると開閉器
6の開動作を指令して設備を保護するとともに、下位の
系統から過電流検出に基づく動作ロック信号s2を受け
ると開閉器6に対する開動作をロックするようにしたの
で、送電側過電流継電器3と被保護対象物5の電流−時
間特性が接近している配電系統においても、その間の各
過電流保護装置における多段の過電流時間協調を容易に
取ることができる。したがって、信頼性が高い過電流保
護を実現することができ、かつ不要な停電区間が発生す
るのを防止することができる。
る過電流保護装置は、変流器2と過電流検出回路7を設
け、検出した過電流がその動作時間を超過すると開閉器
6の開動作を指令して設備を保護するとともに、下位の
系統から過電流検出に基づく動作ロック信号s2を受け
ると開閉器6に対する開動作をロックするようにしたの
で、送電側過電流継電器3と被保護対象物5の電流−時
間特性が接近している配電系統においても、その間の各
過電流保護装置における多段の過電流時間協調を容易に
取ることができる。したがって、信頼性が高い過電流保
護を実現することができ、かつ不要な停電区間が発生す
るのを防止することができる。
【0039】また、本実施形態の過電流保護装置は、過
電流を検出すると上位の過電流保護装置に対して動作ロ
ック信号s2を出力するので、多段の過電流時間協調が
一層容易に実現できる。
電流を検出すると上位の過電流保護装置に対して動作ロ
ック信号s2を出力するので、多段の過電流時間協調が
一層容易に実現できる。
【0040】さらに、本実施形態の過電流保護装置は、
動作ロック信号s2を受けている場合にあっても、検出
された過電流が所定の条件となるときには引外し信号s
1に対するロックを解除するようにしたので、下位の系
統において何らかの不備等があって過電流発生の原因が
解消されない場合や、下位の系統における過電流保護の
能力が不十分な場合にも、適切な保護動作を実行するこ
とができる。 (発明の第2の実施の形態)図4は本発明の第2の実施
の形態に係る過電流保護装置を適用した配電系統の一例
を示す図であり、図1と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動作ロック信号s2を受けている場合にあっても、検出
された過電流が所定の条件となるときには引外し信号s
1に対するロックを解除するようにしたので、下位の系
統において何らかの不備等があって過電流発生の原因が
解消されない場合や、下位の系統における過電流保護の
能力が不十分な場合にも、適切な保護動作を実行するこ
とができる。 (発明の第2の実施の形態)図4は本発明の第2の実施
の形態に係る過電流保護装置を適用した配電系統の一例
を示す図であり、図1と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0041】第1の実施形態では動作ロック信号s2を
伝送するのに接点10及びその信号線により行ったが、
本実施形態では、接点10の代わりに伝送装置9(T1
1,T21,T22,T31,T41,T42)及び各
伝送装置9間のデータ伝送線20を設け、これらによっ
て動作ロック信号s2を伝送するものである。その他の
点は第1の実施形態と同様に構成されている。
伝送するのに接点10及びその信号線により行ったが、
本実施形態では、接点10の代わりに伝送装置9(T1
1,T21,T22,T31,T41,T42)及び各
伝送装置9間のデータ伝送線20を設け、これらによっ
て動作ロック信号s2を伝送するものである。その他の
点は第1の実施形態と同様に構成されている。
【0042】この伝送装置9を用いたデータ伝送システ
ムとして、例えばLONやCAN等を使用することが考
えられる。上述したように、本発明の実施の形態に係る
過電流保護装置は、第1の実施形態と同様な構成を設け
た他、動作ロック信号s2を伝送装置9及びデータ伝送
線20により行うようにしたので、第1の実施形態と同
様な効果が得られる他、各保護装置間の配線を簡便なも
のとすることができる。
ムとして、例えばLONやCAN等を使用することが考
えられる。上述したように、本発明の実施の形態に係る
過電流保護装置は、第1の実施形態と同様な構成を設け
た他、動作ロック信号s2を伝送装置9及びデータ伝送
線20により行うようにしたので、第1の実施形態と同
様な効果が得られる他、各保護装置間の配線を簡便なも
のとすることができる。
【0043】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。また、実施形態に記載した
手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることがで
きるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁
気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリ等の記憶媒体に格納し、また通信媒体により伝送
して頒布することもできる。なお、媒体側に格納される
プログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段
(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含
む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含むも
のである。本装置を実現する計算機は、記憶媒体に記録
されたプログラムを読み込み、また場合により設定プロ
グラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウ
エア手段によって動作が制御されることにより上述した
処理を実行する。
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。また、実施形態に記載した
手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることがで
きるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁
気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリ等の記憶媒体に格納し、また通信媒体により伝送
して頒布することもできる。なお、媒体側に格納される
プログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段
(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含
む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含むも
のである。本装置を実現する計算機は、記憶媒体に記録
されたプログラムを読み込み、また場合により設定プロ
グラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウ
エア手段によって動作が制御されることにより上述した
処理を実行する。
【0044】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、過
電流検出に基づく下位装置からの動作ロック信号により
保護動作をロックするようにしたので、多段の過電流保
護協調が容易に取れる過電流保護装置を提供することが
できる。
電流検出に基づく下位装置からの動作ロック信号により
保護動作をロックするようにしたので、多段の過電流保
護協調が容易に取れる過電流保護装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る過電流保護装
置を適用した配電系統の一例を示す図。
置を適用した配電系統の一例を示す図。
【図2】同実施形態の過電流保護装置の構成例を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図3】同実施形態の各過電流保護装置の電流−時間動
作特性を示す図。
作特性を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る過電流保護装
置を適用した配電系統の一例を示す図。
置を適用した配電系統の一例を示す図。
1…開閉器 2…変流器 3…送電側過電流継電器 4…変圧器 5…被保護対象 6…開閉器 7…過電流検出回路 8…判定回路 9…伝送装置 10…接点 11…過電流保護装置本体 12…過電流検出部 13…引外信号出力部 14…上位ロック信号出力部 15…ロック可否判定部 s1…引外し信号 s2…動作ロック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02H 3/347 H02H 3/347 D
Claims (3)
- 【請求項1】 上位の系統から下位の系統へと順次配電
される配電系統について、その配電系統の複数か所に設
けられるうちの1つの過電流保護装置であって、 前記配電系統における自己の設置位置の過電流を検出す
る過電流検出手段と、 前記過電流検出手段により検出された過電流が所定の条
件を満たす場合には、保護動作指令を出力する保護動作
指令手段と、 自己より下位の系統における過電流検出に基づく信号を
受けると、前記保護動作指令の出力動作をロックする判
定手段とを備えたことを特徴とする過電流保護装置。 - 【請求項2】 前記判定手段は、前記過電流検出手段が
過電流を検出すると、自己より上位の系統に対して保護
動作指令の出力動作をロックすべき旨の信号を出力する
ことを特徴とする請求項1記載の過電流保護装置。 - 【請求項3】 前記判定手段は、前記過電流検出に基づ
く信号を受けている場合にあっても、前記過電流検出手
段が検出する過電流の状態が所定の条件となるときには
前記保護動作指令手段に対するロックを解除することを
特徴とする請求項1又は2記載の過電流保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10003922A JPH11206008A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 過電流保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10003922A JPH11206008A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 過電流保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206008A true JPH11206008A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11570648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10003922A Pending JPH11206008A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 過電流保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206008A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021516524A (ja) * | 2018-03-06 | 2021-07-01 | エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッドLs Electric Co., Ltd. | 低圧系統における複数の回路遮断器の保護協調装置 |
| JP2022511648A (ja) * | 2019-01-15 | 2022-02-01 | ミツビシ・エレクトリック・アールアンドディー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィ | Hvdcグリッド内の障害保護のための方法、hvdcグリッドのhvdcノード、及びhvdcグリッドシステム |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10003922A patent/JPH11206008A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021516524A (ja) * | 2018-03-06 | 2021-07-01 | エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッドLs Electric Co., Ltd. | 低圧系統における複数の回路遮断器の保護協調装置 |
| US11289892B2 (en) | 2018-03-06 | 2022-03-29 | Ls Electric Co., Ltd. | Protection assistance device of multiple circuit breakers in low-voltage system |
| JP2022511648A (ja) * | 2019-01-15 | 2022-02-01 | ミツビシ・エレクトリック・アールアンドディー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィ | Hvdcグリッド内の障害保護のための方法、hvdcグリッドのhvdcノード、及びhvdcグリッドシステム |
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