JPH11206116A - 定電圧定電流電源装置 - Google Patents
定電圧定電流電源装置Info
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- JPH11206116A JPH11206116A JP2149498A JP2149498A JPH11206116A JP H11206116 A JPH11206116 A JP H11206116A JP 2149498 A JP2149498 A JP 2149498A JP 2149498 A JP2149498 A JP 2149498A JP H11206116 A JPH11206116 A JP H11206116A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷状態急変時に出力電圧の過電圧を抑制す
る。 【解決手段】 補助巻線2cを有するトランス2の一次
巻線2aを介して入力直流をスイッチングすることによ
り二次巻線側に直流電力を生成するスイッチング手段
5,6と、直流電力に基づく出力電流が所定電流値以下
のときに直流電力の直流電圧を第1の電圧値に安定化す
るためにスイッチング手段をフィードバック制御する第
1の定電圧制御手段33と、出力電流が所定電流値を超
えるときに所定電流値に制限するためにスイッチング手
段をフィードバック制御する定電流制御手段34とを備
えている定電圧定電流電源装置1において、補助巻線2
cの誘起電圧に基づいて直流電力の直流電圧を第1の電
圧値よりも高電圧の第2の電圧値以下に制限するために
スイッチング手段をフィードバック制御する第2の定電
圧制御手段9を備え、補助巻線2cは二次巻線2bと同
相に形成されている。
る。 【解決手段】 補助巻線2cを有するトランス2の一次
巻線2aを介して入力直流をスイッチングすることによ
り二次巻線側に直流電力を生成するスイッチング手段
5,6と、直流電力に基づく出力電流が所定電流値以下
のときに直流電力の直流電圧を第1の電圧値に安定化す
るためにスイッチング手段をフィードバック制御する第
1の定電圧制御手段33と、出力電流が所定電流値を超
えるときに所定電流値に制限するためにスイッチング手
段をフィードバック制御する定電流制御手段34とを備
えている定電圧定電流電源装置1において、補助巻線2
cの誘起電圧に基づいて直流電力の直流電圧を第1の電
圧値よりも高電圧の第2の電圧値以下に制限するために
スイッチング手段をフィードバック制御する第2の定電
圧制御手段9を備え、補助巻線2cは二次巻線2bと同
相に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力直流を所定電
圧の直流電力に変換すると共に装置外部に出力される出
力電流を所定電流値以下に制限する定電圧定電流電源装
置に関するものである。
圧の直流電力に変換すると共に装置外部に出力される出
力電流を所定電流値以下に制限する定電圧定電流電源装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置として、図4に示すフ
ライバック型の定電圧定電流電源装置51(以下、「電
源装置51」ともいう)が従来から知られている。この
電源装置51は、一次巻線2a、二次巻線2bおよび補
助巻線2cを有するスイッチング用のトランス2を備え
ており、一次巻線2a側には、直流電源Uから電源装置
51に直流を入力するためのスイッチ3と、入力された
入力直流を平滑するためのコンデンサ4と、入力直流を
一次巻線2aを介してスイッチングするFET5と、F
ET5のスイッチングを制御するスイッチング制御部6
と、ホトダイオード7aおよびホトトランジスタ7bを
有し一次巻線2a側と二次巻線2b側とを互いに絶縁す
ると共に後述する定電圧制御部33の制御信号をスイッ
チング制御部6に伝達するホトカップラ7と、抵抗8
と、補助巻線2cの誘起電圧を整流平滑することによっ
てスイッチング制御部6に直流の補助電源を供給する補
助電源部10とを備えている。ここで、スイッチング制
御部6は、電圧VR1を生成する基準電圧生成回路11
と、電圧VR1を分圧して基準電圧V1 を生成する抵抗1
2,13と、基準電圧V1 と制御電圧VFBとの誤差電圧
を増幅する誤差増幅器14と、誤差増幅器14の出力電
圧VC に基づいてFET5のスイッチングディーティ比
を制御するスイッチング信号生成回路15とを備えてい
る。また、補助電源部10は、補助巻線2cの誘起電圧
をそれぞれ整流および平滑するためのダイオード21お
よびコンデンサ22を備えて構成されている。
ライバック型の定電圧定電流電源装置51(以下、「電
源装置51」ともいう)が従来から知られている。この
電源装置51は、一次巻線2a、二次巻線2bおよび補
助巻線2cを有するスイッチング用のトランス2を備え
ており、一次巻線2a側には、直流電源Uから電源装置
51に直流を入力するためのスイッチ3と、入力された
入力直流を平滑するためのコンデンサ4と、入力直流を
一次巻線2aを介してスイッチングするFET5と、F
ET5のスイッチングを制御するスイッチング制御部6
と、ホトダイオード7aおよびホトトランジスタ7bを
有し一次巻線2a側と二次巻線2b側とを互いに絶縁す
ると共に後述する定電圧制御部33の制御信号をスイッ
チング制御部6に伝達するホトカップラ7と、抵抗8
と、補助巻線2cの誘起電圧を整流平滑することによっ
てスイッチング制御部6に直流の補助電源を供給する補
助電源部10とを備えている。ここで、スイッチング制
御部6は、電圧VR1を生成する基準電圧生成回路11
と、電圧VR1を分圧して基準電圧V1 を生成する抵抗1
2,13と、基準電圧V1 と制御電圧VFBとの誤差電圧
を増幅する誤差増幅器14と、誤差増幅器14の出力電
圧VC に基づいてFET5のスイッチングディーティ比
を制御するスイッチング信号生成回路15とを備えてい
る。また、補助電源部10は、補助巻線2cの誘起電圧
をそれぞれ整流および平滑するためのダイオード21お
よびコンデンサ22を備えて構成されている。
【0003】一方、トランス2の二次巻線2b側には、
二次巻線2bの誘起電圧を整流するダイオード31と、
ダイオード31によって整流された電圧を平滑するコン
デンサ32と、平滑された出力電圧VO の電圧値を検出
すると共に検出電圧に基づいて出力電圧VO を所定電圧
に安定化させるためにスイッチング制御部6を制御する
定電圧制御部33と、装置外部に出力される出力電流I
O の電流値を検出すると共に検出電流値に基づいて出力
電流IO を所定電流値に制限するためにスイッチング制
御部6を制御する定電流制御部34と、ホトダイオード
7aに電流を導通させるための抵抗35とが配設されて
いる。定電圧制御部33は、出力電圧VO を分圧するた
めの抵抗41,42と、制御端子に入力された分圧後の
電圧VODの電圧値に応じた電流値のシンク電流IS を流
し込むシャントレギュレータ43と、シャントレギュレ
ータ43の位相を補償するためのコンデンサ44とを備
えている。一方、定電流制御部34は、出力電流IO を
検出するための抵抗45と、基準電圧V2 を生成する基
準電圧生成回路46と、基準電圧V2 と抵抗45の両端
に生じた電圧VIOとの誤差電圧を増幅する増幅器47
と、ダイオード48と、電流制限用の抵抗49とを備え
ている。
二次巻線2bの誘起電圧を整流するダイオード31と、
ダイオード31によって整流された電圧を平滑するコン
デンサ32と、平滑された出力電圧VO の電圧値を検出
すると共に検出電圧に基づいて出力電圧VO を所定電圧
に安定化させるためにスイッチング制御部6を制御する
定電圧制御部33と、装置外部に出力される出力電流I
O の電流値を検出すると共に検出電流値に基づいて出力
電流IO を所定電流値に制限するためにスイッチング制
御部6を制御する定電流制御部34と、ホトダイオード
7aに電流を導通させるための抵抗35とが配設されて
いる。定電圧制御部33は、出力電圧VO を分圧するた
めの抵抗41,42と、制御端子に入力された分圧後の
電圧VODの電圧値に応じた電流値のシンク電流IS を流
し込むシャントレギュレータ43と、シャントレギュレ
ータ43の位相を補償するためのコンデンサ44とを備
えている。一方、定電流制御部34は、出力電流IO を
検出するための抵抗45と、基準電圧V2 を生成する基
準電圧生成回路46と、基準電圧V2 と抵抗45の両端
に生じた電圧VIOとの誤差電圧を増幅する増幅器47
と、ダイオード48と、電流制限用の抵抗49とを備え
ている。
【0004】この電源装置51では、スイッチ3が投入
されて、直流電源Uから直流が入力されると、スイッチ
ング制御部6が起動してFET5にスイッチング信号を
出力する。この結果、FET5がスイッチングを開始す
ることにより、トランス2の二次巻線2bに誘起電圧が
誘起する。次いで、ダイオード31およびコンデンサ3
2が、二次巻線2bの誘起電圧を整流および平滑するこ
とにより直流電力を生成する。
されて、直流電源Uから直流が入力されると、スイッチ
ング制御部6が起動してFET5にスイッチング信号を
出力する。この結果、FET5がスイッチングを開始す
ることにより、トランス2の二次巻線2bに誘起電圧が
誘起する。次いで、ダイオード31およびコンデンサ3
2が、二次巻線2bの誘起電圧を整流および平滑するこ
とにより直流電力を生成する。
【0005】この場合、図3に示すように、出力電流I
O が、予め設定された電流値I01以下のときは、出力電
圧VO は、定格電圧である電圧値VO1に安定化される。
具体的には、抵抗41,42によって分圧された電圧V
ODがシャントレギュレータ43の制御端子に入力され
る。この場合、シャントレギュレータ43は、内蔵して
いる基準電源の出力電圧(例えば、2.5ボルト)と電
圧VODとの誤差電圧に応じたシンク電流IS を抵抗35
およびホトダイオード7aを介して内部に流し込む。こ
れにより、ホトトランジスタ7bが、抵抗8を介してコ
レクタ電流IC を流し込むことにより、出力電圧VO に
応じた制御電圧VFBをコレクタに発生させる。次いで、
誤差増幅器14が、基準電圧V1 と制御電圧VFBとの誤
差電圧を増幅して、増幅後の制御電圧VC をスイッチン
グ信号生成回路15に出力する。これにより、スイッチ
ング信号生成回路15が、制御電圧VC に応じたデュー
ティ比のスイッチング信号を出力してFET5のスイッ
チングを制御することにより、出力電圧VO を電圧値V
O1に安定化する。
O が、予め設定された電流値I01以下のときは、出力電
圧VO は、定格電圧である電圧値VO1に安定化される。
具体的には、抵抗41,42によって分圧された電圧V
ODがシャントレギュレータ43の制御端子に入力され
る。この場合、シャントレギュレータ43は、内蔵して
いる基準電源の出力電圧(例えば、2.5ボルト)と電
圧VODとの誤差電圧に応じたシンク電流IS を抵抗35
およびホトダイオード7aを介して内部に流し込む。こ
れにより、ホトトランジスタ7bが、抵抗8を介してコ
レクタ電流IC を流し込むことにより、出力電圧VO に
応じた制御電圧VFBをコレクタに発生させる。次いで、
誤差増幅器14が、基準電圧V1 と制御電圧VFBとの誤
差電圧を増幅して、増幅後の制御電圧VC をスイッチン
グ信号生成回路15に出力する。これにより、スイッチ
ング信号生成回路15が、制御電圧VC に応じたデュー
ティ比のスイッチング信号を出力してFET5のスイッ
チングを制御することにより、出力電圧VO を電圧値V
O1に安定化する。
【0006】一方、過負荷時や負荷の短絡時などの場合
において、出力電流IO が電流値IO1を超えようとする
ときには、図3に示すように、出力電流IO は電流値I
O1に制限される。具体的には、増幅器47が、出力電流
IO に応じた電圧VIOと基準電圧V2 との誤差電圧を増
幅した後にシャントレギュレータ43の制御端子に出力
する。ここで、出力電流IO が電流値IO1を超えようと
すると、ダイオード48を介して増幅器47からシャン
トレギュレータ43の制御端子に電流が流れ込む。これ
により、シャントレギュレータ43のシンク電流IS が
増加するため、ホトトランジスタ7bのコレクタ電流I
C が増加する。この結果、ホトトランジスタ7bのコレ
クタ電圧である制御電圧VFBが低下し、誤差増幅器14
が、制御電圧VC を低下させてFET5のオンデューテ
ィ比を小さくすることにより、出力電流IO が低下して
電流値IO1に制限される。この状態では、図3に示すよ
うに、出力電圧VO は0Vから電圧値VO1の間の所定電
圧に維持される。
において、出力電流IO が電流値IO1を超えようとする
ときには、図3に示すように、出力電流IO は電流値I
O1に制限される。具体的には、増幅器47が、出力電流
IO に応じた電圧VIOと基準電圧V2 との誤差電圧を増
幅した後にシャントレギュレータ43の制御端子に出力
する。ここで、出力電流IO が電流値IO1を超えようと
すると、ダイオード48を介して増幅器47からシャン
トレギュレータ43の制御端子に電流が流れ込む。これ
により、シャントレギュレータ43のシンク電流IS が
増加するため、ホトトランジスタ7bのコレクタ電流I
C が増加する。この結果、ホトトランジスタ7bのコレ
クタ電圧である制御電圧VFBが低下し、誤差増幅器14
が、制御電圧VC を低下させてFET5のオンデューテ
ィ比を小さくすることにより、出力電流IO が低下して
電流値IO1に制限される。この状態では、図3に示すよ
うに、出力電圧VO は0Vから電圧値VO1の間の所定電
圧に維持される。
【0007】なお、シャントレギュレータ43が、スイ
ッチング制御部6に対し、図3に示すB点からC点の間
の定電流制御領域における定電流制御動作と、同図に示
すA点からB点の間の定電圧制御領域における定電流制
御動作とを交互に切り替えて制御するようなときには、
抵抗41,42によって分圧された電圧VODと、増幅器
47から出力される制御電圧とが、シャントレギュレー
タ43の制御端子に交互に入力される。したがって、定
電圧制御および定電流制御のそれぞれのフィードバック
ループのループ利得が大きい場合には、発振現象を引き
起こすことがある。このため、この電源装置51では、
シャントレギュレータ43の出力端子と制御端子との間
に接続したコンデンサ44によって両フィードバックル
ープのループ利得を低下させることにより、定電圧制御
動作から定電流制御動作に、および定電流制御動作から
定電圧制御動作にそれぞれ滑らかに切り替えられるよう
になっている。
ッチング制御部6に対し、図3に示すB点からC点の間
の定電流制御領域における定電流制御動作と、同図に示
すA点からB点の間の定電圧制御領域における定電流制
御動作とを交互に切り替えて制御するようなときには、
抵抗41,42によって分圧された電圧VODと、増幅器
47から出力される制御電圧とが、シャントレギュレー
タ43の制御端子に交互に入力される。したがって、定
電圧制御および定電流制御のそれぞれのフィードバック
ループのループ利得が大きい場合には、発振現象を引き
起こすことがある。このため、この電源装置51では、
シャントレギュレータ43の出力端子と制御端子との間
に接続したコンデンサ44によって両フィードバックル
ープのループ利得を低下させることにより、定電圧制御
動作から定電流制御動作に、および定電流制御動作から
定電圧制御動作にそれぞれ滑らかに切り替えられるよう
になっている。
【0008】このように、この電源装置51では、出力
電流IO が電流値IO1以下のときは、出力電圧VO を電
圧値VO1に安定化するための定電圧制御動作が行われ、
出力電流IO が電流値IO1を超えようとするときには、
出力電流IO を電流値IO1に制限するための定電流制御
動作が行われている。
電流IO が電流値IO1以下のときは、出力電圧VO を電
圧値VO1に安定化するための定電圧制御動作が行われ、
出力電流IO が電流値IO1を超えようとするときには、
出力電流IO を電流値IO1に制限するための定電流制御
動作が行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
電源装置51には、以下の問題点がある。すなわち、負
荷が短絡状態から開放状態に変化した時、負荷が開放状
態から短絡状態に変化した時、および負荷抵抗が急変し
た時(以下、これらの状態を総称して「負荷状態急変
時」ともいう)などに問題が生じる。つまり、例えば、
過負荷状態のときには、電源装置51は、図3に示すD
点近辺で定電流制御動作を行っている。この場合、出力
電圧VO は電圧値VO3で出力電流IO は電流値IO1とな
っている。このため、急激に負荷開放状態に変化した時
には、直ちに同図に示すA点近辺の定電圧制御動作に移
行させる必要がある。しかし、電源装置51では、定電
圧制御部33による定電圧制御動作のためのフィードバ
ックループのループ利得が小さく設定されているため、
スイッチング制御部6に対してスイッチング制御信号の
ディーティー比を狭くさせようとするフィードバック制
御を迅速に行うことが困難となる。加えて、シャントレ
ギュレータ43のシンク電流IS がホトダイオード7a
を流れる際にも、ホトダイオード7aが完全に立ち上が
るまでに遅延時間があるため、スイッチング制御部6を
瞬時にフィードバック制御することが、より困難とな
る。このため、瞬時に出力電圧VO を電圧値VO1に安定
化することができず、図2の出力電圧特性CR2に示す
ように、出力電圧VO が電圧値VO1を超えて出力される
という、いわゆるオーバーシュート現象が発生する。こ
の結果、各部の部品や負荷に対して過電圧を印加してし
まうという問題がある。
電源装置51には、以下の問題点がある。すなわち、負
荷が短絡状態から開放状態に変化した時、負荷が開放状
態から短絡状態に変化した時、および負荷抵抗が急変し
た時(以下、これらの状態を総称して「負荷状態急変
時」ともいう)などに問題が生じる。つまり、例えば、
過負荷状態のときには、電源装置51は、図3に示すD
点近辺で定電流制御動作を行っている。この場合、出力
電圧VO は電圧値VO3で出力電流IO は電流値IO1とな
っている。このため、急激に負荷開放状態に変化した時
には、直ちに同図に示すA点近辺の定電圧制御動作に移
行させる必要がある。しかし、電源装置51では、定電
圧制御部33による定電圧制御動作のためのフィードバ
ックループのループ利得が小さく設定されているため、
スイッチング制御部6に対してスイッチング制御信号の
ディーティー比を狭くさせようとするフィードバック制
御を迅速に行うことが困難となる。加えて、シャントレ
ギュレータ43のシンク電流IS がホトダイオード7a
を流れる際にも、ホトダイオード7aが完全に立ち上が
るまでに遅延時間があるため、スイッチング制御部6を
瞬時にフィードバック制御することが、より困難とな
る。このため、瞬時に出力電圧VO を電圧値VO1に安定
化することができず、図2の出力電圧特性CR2に示す
ように、出力電圧VO が電圧値VO1を超えて出力される
という、いわゆるオーバーシュート現象が発生する。こ
の結果、各部の部品や負荷に対して過電圧を印加してし
まうという問題がある。
【0010】一方、コンデンサ44の容量値を小さくす
るなどして定電圧制御ループおよび定電流制御動作用の
フィードバックループのループ利得を上げると、上記し
たように発振現象が生じ、同時に、両フィードバックル
ープの安定性が損なわれる結果、定常の定電圧制御状態
において出力電圧VO のリップル電圧が増加したり、定
常の定電流制御状態において出力電流IO の出力電流安
定度が低下する等の問題が生じてしまう。
るなどして定電圧制御ループおよび定電流制御動作用の
フィードバックループのループ利得を上げると、上記し
たように発振現象が生じ、同時に、両フィードバックル
ープの安定性が損なわれる結果、定常の定電圧制御状態
において出力電圧VO のリップル電圧が増加したり、定
常の定電流制御状態において出力電流IO の出力電流安
定度が低下する等の問題が生じてしまう。
【0011】なお、電源装置51の出力端子間に、図4
の破線で示すように、電圧値VO1よりも若干高いツェナ
ー電圧を有するツェナーダイオード52を接続すること
により、出力電圧VO のオーバーシュート電圧を吸収さ
せることも可能ではある。しかし、かかる場合には、高
出力の電源装置を構成するときには、ツェナーダイオー
ド52の瞬時的な消費電力が大きくなる結果、ツェナー
ダイオード52が電力破壊を起こしてしまうことがある
ため、装置の信頼性が低下するという問題点がある。
の破線で示すように、電圧値VO1よりも若干高いツェナ
ー電圧を有するツェナーダイオード52を接続すること
により、出力電圧VO のオーバーシュート電圧を吸収さ
せることも可能ではある。しかし、かかる場合には、高
出力の電源装置を構成するときには、ツェナーダイオー
ド52の瞬時的な消費電力が大きくなる結果、ツェナー
ダイオード52が電力破壊を起こしてしまうことがある
ため、装置の信頼性が低下するという問題点がある。
【0012】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、負荷状態急変時に出力電圧の過電圧を抑制
することが可能な定電圧定電流電源装置を提供すること
を主目的とする。
ものであり、負荷状態急変時に出力電圧の過電圧を抑制
することが可能な定電圧定電流電源装置を提供すること
を主目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の定電圧定電流電源装置は、補助巻線を有す
るスイッチング用のトランスにおける一次巻線を介して
入力直流をスイッチングすることによりトランスの二次
巻線側に所定電圧の直流電力を生成するためのスイッチ
ング手段と、生成された直流電力に基づいて装置外部に
出力される出力電流が所定電流値以下のときに直流電力
の直流電圧を第1の電圧値に安定化するためにスイッチ
ング手段をフィードバック制御する第1の定電圧制御手
段と、出力電流が所定電流値を超えるときに出力電流を
所定電流値に制限するためにスイッチング手段をフィー
ドバック制御する定電流制御手段とを備えている定電圧
定電流電源装置において、トランスにおける補助巻線の
誘起電圧に基づいて直流電力の直流電圧を第1の電圧値
よりも高電圧の第2の電圧値以下に制限するためにスイ
ッチング手段をフィードバック制御する第2の定電圧制
御手段を備え、補助巻線は二次巻線と同相に形成されて
いることを特徴とする。
求項1記載の定電圧定電流電源装置は、補助巻線を有す
るスイッチング用のトランスにおける一次巻線を介して
入力直流をスイッチングすることによりトランスの二次
巻線側に所定電圧の直流電力を生成するためのスイッチ
ング手段と、生成された直流電力に基づいて装置外部に
出力される出力電流が所定電流値以下のときに直流電力
の直流電圧を第1の電圧値に安定化するためにスイッチ
ング手段をフィードバック制御する第1の定電圧制御手
段と、出力電流が所定電流値を超えるときに出力電流を
所定電流値に制限するためにスイッチング手段をフィー
ドバック制御する定電流制御手段とを備えている定電圧
定電流電源装置において、トランスにおける補助巻線の
誘起電圧に基づいて直流電力の直流電圧を第1の電圧値
よりも高電圧の第2の電圧値以下に制限するためにスイ
ッチング手段をフィードバック制御する第2の定電圧制
御手段を備え、補助巻線は二次巻線と同相に形成されて
いることを特徴とする。
【0014】この定電圧定電流電源装置では、定電圧制
御状態においては、第1の定電圧制御手段がスイッチン
グ手段をフィードバック制御することにより、出力電圧
は第1の電圧値に安定化されている。一方、負荷状態急
変時には、スイッチング用のトランスの補助巻線が二次
巻線と同相に形成されているため、補助巻線には、二次
巻線の誘起電圧にほぼ比例する電圧値の誘起電圧が発生
する。したがって、直流電力の直流電圧が上昇したとき
には、補助巻線の誘起電圧も上昇する。この場合、第2
の定電圧制御手段は、補助巻線の誘起電圧に基づき、直
流電力の直流電圧が第2の電圧値よりも上昇しようとす
るときに、その直流電圧を第2の電圧値以下に制限させ
るように、スイッチング手段をフィードバック制御す
る。この際に、第2の定電圧制御手段は、第1の定電圧
制御手段とは異なり、過渡的な負荷状態急変時にのみ作
動する。したがって、定常状態において出力電圧に重畳
されるリップル電圧などに対してフィードバック制御す
る必要がないため、フィードバックループの安定性より
も高速応答性に重点を置いてスイッチング手段を制御す
ることができる。また、補助巻線と二次巻線とは電気的
に互いに絶縁されているため、スイッチング手段と第2
の定電圧制御手段との間に絶縁手段を設ける必要がな
い。したがって、第2の定電圧制御手段は、ホトカップ
ラなどの絶縁手段による応答遅延を招くことなくスイッ
チング手段を瞬時に制御することが可能となる。これに
より、第1の定電圧制御部による定電圧制御が遅れると
きであっても、出力電圧を瞬時に第2の電圧値以下に制
限することが可能となる。
御状態においては、第1の定電圧制御手段がスイッチン
グ手段をフィードバック制御することにより、出力電圧
は第1の電圧値に安定化されている。一方、負荷状態急
変時には、スイッチング用のトランスの補助巻線が二次
巻線と同相に形成されているため、補助巻線には、二次
巻線の誘起電圧にほぼ比例する電圧値の誘起電圧が発生
する。したがって、直流電力の直流電圧が上昇したとき
には、補助巻線の誘起電圧も上昇する。この場合、第2
の定電圧制御手段は、補助巻線の誘起電圧に基づき、直
流電力の直流電圧が第2の電圧値よりも上昇しようとす
るときに、その直流電圧を第2の電圧値以下に制限させ
るように、スイッチング手段をフィードバック制御す
る。この際に、第2の定電圧制御手段は、第1の定電圧
制御手段とは異なり、過渡的な負荷状態急変時にのみ作
動する。したがって、定常状態において出力電圧に重畳
されるリップル電圧などに対してフィードバック制御す
る必要がないため、フィードバックループの安定性より
も高速応答性に重点を置いてスイッチング手段を制御す
ることができる。また、補助巻線と二次巻線とは電気的
に互いに絶縁されているため、スイッチング手段と第2
の定電圧制御手段との間に絶縁手段を設ける必要がな
い。したがって、第2の定電圧制御手段は、ホトカップ
ラなどの絶縁手段による応答遅延を招くことなくスイッ
チング手段を瞬時に制御することが可能となる。これに
より、第1の定電圧制御部による定電圧制御が遅れると
きであっても、出力電圧を瞬時に第2の電圧値以下に制
限することが可能となる。
【0015】請求項2記載の定電圧定電流電源装置は、
請求項1記載の定電圧定電流電源装置において、スイッ
チング手段は、一次巻線を介して入力直流をスイッチン
グするスイッチング素子と、スイッチング素子のスイッ
チングを制御するスイッチング制御部と、補助巻線の誘
起電圧に基づいて生成した補助電源をスイッチング制御
部に供給する補助電源部とを備えて構成されていること
を特徴とする。
請求項1記載の定電圧定電流電源装置において、スイッ
チング手段は、一次巻線を介して入力直流をスイッチン
グするスイッチング素子と、スイッチング素子のスイッ
チングを制御するスイッチング制御部と、補助巻線の誘
起電圧に基づいて生成した補助電源をスイッチング制御
部に供給する補助電源部とを備えて構成されていること
を特徴とする。
【0016】第2の定電圧制御手段によってスイッチン
グ手段を定電圧制御する際に電圧検出するための補助巻
線を別個独立に形成することもできる。一方、この定電
圧定電流電源装置では、その電圧検出用の補助巻線と、
スイッチング制御部用の補助電源を生成するための補助
巻線とが共通的に用いられる。このため、第2の定電圧
制御手段についての製造コストを低減することが可能と
なる。
グ手段を定電圧制御する際に電圧検出するための補助巻
線を別個独立に形成することもできる。一方、この定電
圧定電流電源装置では、その電圧検出用の補助巻線と、
スイッチング制御部用の補助電源を生成するための補助
巻線とが共通的に用いられる。このため、第2の定電圧
制御手段についての製造コストを低減することが可能と
なる。
【0017】請求項3記載の定電圧定電流電源装置は、
請求項2記載の定電圧定電流電源装置において、第2の
定電圧制御手段は、補助電源が所定電圧値を超えたとき
に導通するツェナーダイオードを備え、ツェナーダイオ
ードの導通時に、その導通電流に基づいて作動してスイ
ッチング手段を制御することを特徴とする。
請求項2記載の定電圧定電流電源装置において、第2の
定電圧制御手段は、補助電源が所定電圧値を超えたとき
に導通するツェナーダイオードを備え、ツェナーダイオ
ードの導通時に、その導通電流に基づいて作動してスイ
ッチング手段を制御することを特徴とする。
【0018】この定電圧定電流電源装置では、生成した
直流電力の直流電圧が第1の電圧値よりも高電圧の第2
の電圧値に達した時に補助巻線の誘起電圧も所定の電圧
値に達し、この状態に至って初めて、ツェナーダイオー
ドが導通状態となる。この状態では、第2の定電圧制御
手段は、ツェナーダイオードの導通電流に基づいて作動
してスイッチング手段をフィードバック制御する。一
方、直流電力の直流電圧が第1の電圧値に安定化されて
いる状態では、ツェナーダイオードは非導通状態を維持
する。この状態では、ツェナーダイオードおよび第2の
定電圧制御手段によって電力が消費されないため、定電
圧定電流電源装置の変換効率の低下を防止することが可
能となる。
直流電力の直流電圧が第1の電圧値よりも高電圧の第2
の電圧値に達した時に補助巻線の誘起電圧も所定の電圧
値に達し、この状態に至って初めて、ツェナーダイオー
ドが導通状態となる。この状態では、第2の定電圧制御
手段は、ツェナーダイオードの導通電流に基づいて作動
してスイッチング手段をフィードバック制御する。一
方、直流電力の直流電圧が第1の電圧値に安定化されて
いる状態では、ツェナーダイオードは非導通状態を維持
する。この状態では、ツェナーダイオードおよび第2の
定電圧制御手段によって電力が消費されないため、定電
圧定電流電源装置の変換効率の低下を防止することが可
能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る定電圧定電流電源装置の好適な実施の形態につ
いて説明する。なお、従来の電源装置51と同一の構成
要素については、同一の符号を付して重複した説明を省
略する。
明に係る定電圧定電流電源装置の好適な実施の形態につ
いて説明する。なお、従来の電源装置51と同一の構成
要素については、同一の符号を付して重複した説明を省
略する。
【0020】最初に、定電圧定電流電源装置1(以下、
「電源装置1」ともいう)の構成について説明する。
「電源装置1」ともいう)の構成について説明する。
【0021】図1に示すように、電源装置1は、フライ
バック型のDC/DCコンバータで構成されている。電
源装置1は、一次巻線2aと、互いに同相に形成された
二次巻線2bおよび補助巻線2cとを有するスイッチン
グ用のトランス2を備えており、トランス2の一次巻線
2a側には、スイッチ3、コンデンサ4、本発明におけ
るスイッチング素子に相当するFET5、FET5と共
に本発明におけるスイッチング手段を構成するスイッチ
ング制御部6、ホトカップラ7、抵抗8、本発明におけ
る第2の定電圧制御手段に相当し本発明における第2の
電圧値である電圧値VO2以下に出力電圧VO を制限する
電圧制限部9、および補助電源部10を備えている。こ
こで、電圧制限部9は、出力電圧VO が電圧値VO2を超
えたときに制御電圧VFBを低下させるためのトランジス
タ16と、トランジスタ16のバイアス回路17とを備
えて構成されている。また、バイアス回路17は、補助
電源部10の電源電圧VA が電圧値VA1に達したときに
ツェナー電流を導通するツェナーダイオード18と、抵
抗19,20とを備えて構成されている。なお、この電
源装置1では、出力電圧VO が電圧値VO2に達したとき
に補助電源部10の電源電圧VA が電圧値VA1に達し、
この状態で初めてツェナーダイオード18が導通するよ
うに、そのツェナー電圧が予め規定されている。
バック型のDC/DCコンバータで構成されている。電
源装置1は、一次巻線2aと、互いに同相に形成された
二次巻線2bおよび補助巻線2cとを有するスイッチン
グ用のトランス2を備えており、トランス2の一次巻線
2a側には、スイッチ3、コンデンサ4、本発明におけ
るスイッチング素子に相当するFET5、FET5と共
に本発明におけるスイッチング手段を構成するスイッチ
ング制御部6、ホトカップラ7、抵抗8、本発明におけ
る第2の定電圧制御手段に相当し本発明における第2の
電圧値である電圧値VO2以下に出力電圧VO を制限する
電圧制限部9、および補助電源部10を備えている。こ
こで、電圧制限部9は、出力電圧VO が電圧値VO2を超
えたときに制御電圧VFBを低下させるためのトランジス
タ16と、トランジスタ16のバイアス回路17とを備
えて構成されている。また、バイアス回路17は、補助
電源部10の電源電圧VA が電圧値VA1に達したときに
ツェナー電流を導通するツェナーダイオード18と、抵
抗19,20とを備えて構成されている。なお、この電
源装置1では、出力電圧VO が電圧値VO2に達したとき
に補助電源部10の電源電圧VA が電圧値VA1に達し、
この状態で初めてツェナーダイオード18が導通するよ
うに、そのツェナー電圧が予め規定されている。
【0022】一方、トランス2の二次巻線2b側には、
ダイオード31、コンデンサ32、本発明における第1
の定電圧制御手段に相当する定電圧制御部33、本発明
における定電流制御手段に相当する定電流制御部34、
および抵抗35が配設されている。
ダイオード31、コンデンサ32、本発明における第1
の定電圧制御手段に相当する定電圧制御部33、本発明
における定電流制御手段に相当する定電流制御部34、
および抵抗35が配設されている。
【0023】次に、電源装置1の全体的な動作について
説明する。なお、定常状態における定電圧制御動作およ
び定電流制御動作については、電源装置51と同様にし
て作動するため、ここでは、主として、過負荷状態のと
きにおける定電流制御動作から、無負荷状態のときにお
ける定電圧制御動作に急激に変化した負荷状態急変時を
例に挙げて説明する。
説明する。なお、定常状態における定電圧制御動作およ
び定電流制御動作については、電源装置51と同様にし
て作動するため、ここでは、主として、過負荷状態のと
きにおける定電流制御動作から、無負荷状態のときにお
ける定電圧制御動作に急激に変化した負荷状態急変時を
例に挙げて説明する。
【0024】定電流制御動作時には、増幅器47が、出
力電流IO に応じた電圧VIOと基準電圧V2 との誤差電
圧を増幅した後にシャントレギュレータ43の制御端子
に出力する。この場合、出力電流IO が電流値IO1を超
えようとすると、より大きな電流がシャントレギュレー
タ43の制御端子に流れ込む。これにより、シャントレ
ギュレータ43のシンク電流IS が増加するため、ホト
トランジスタ7bのコレクタ電流IC が増加する。この
結果、ホトトランジスタ7bのコレクタ電圧である制御
電圧VFBが低下し、誤差増幅器14が、制御電圧VC を
低下させてFET5のオンデューティ比を小さくするこ
とにより、出力電流IO が低下して電流値IO1に制限さ
れる。この状態では、図3に示すように、出力電圧VO
は0Vから電圧値VO1の間の所定電圧に維持される。
力電流IO に応じた電圧VIOと基準電圧V2 との誤差電
圧を増幅した後にシャントレギュレータ43の制御端子
に出力する。この場合、出力電流IO が電流値IO1を超
えようとすると、より大きな電流がシャントレギュレー
タ43の制御端子に流れ込む。これにより、シャントレ
ギュレータ43のシンク電流IS が増加するため、ホト
トランジスタ7bのコレクタ電流IC が増加する。この
結果、ホトトランジスタ7bのコレクタ電圧である制御
電圧VFBが低下し、誤差増幅器14が、制御電圧VC を
低下させてFET5のオンデューティ比を小さくするこ
とにより、出力電流IO が低下して電流値IO1に制限さ
れる。この状態では、図3に示すように、出力電圧VO
は0Vから電圧値VO1の間の所定電圧に維持される。
【0025】一方、例えば、出力電圧が電圧値V03で出
力電流IO が電流値IO1である図3に示すD点の定電流
制御動作から、出力電圧VO が電圧値VO1で出力電流I
O が0アンペア近辺である同図に示すA点近傍の定電圧
制御動作に瞬時に移行するような場合、負荷状態急変の
直前状態では、FET5は、出力電流IO を電流値IO1
に制限するデューティ比でスイッチングしている。一
方、出力電流IO が瞬間的に0アンペア近辺の無負荷状
態になった時点では、定電流制御部34による定電流制
御が瞬間的に停止され、この状態では、定電圧制御部3
3による定電圧制御が直ちに応答することができない。
したがって、スイッチング制御部6に対するフィードバ
ック制御がなされないため、出力電圧VO は、図2の出
力電圧特性CR1に示すように、瞬時に上昇し始める。
力電流IO が電流値IO1である図3に示すD点の定電流
制御動作から、出力電圧VO が電圧値VO1で出力電流I
O が0アンペア近辺である同図に示すA点近傍の定電圧
制御動作に瞬時に移行するような場合、負荷状態急変の
直前状態では、FET5は、出力電流IO を電流値IO1
に制限するデューティ比でスイッチングしている。一
方、出力電流IO が瞬間的に0アンペア近辺の無負荷状
態になった時点では、定電流制御部34による定電流制
御が瞬間的に停止され、この状態では、定電圧制御部3
3による定電圧制御が直ちに応答することができない。
したがって、スイッチング制御部6に対するフィードバ
ック制御がなされないため、出力電圧VO は、図2の出
力電圧特性CR1に示すように、瞬時に上昇し始める。
【0026】この際に、補助巻線2cの誘起電圧も上昇
し始めるため、補助電源部10によって生成される補助
電源の電圧VA も同時に上昇し始める。次いで、出力電
圧VO が電圧値VO2に達すると、補助電源の電圧VA も
電圧値VA2に達する。この状態では、非導通状態であっ
たツェナーダイオード18が導通し、これにより、バイ
アス回路17に補助電源に基づく電流が導通する。この
際には、抵抗19およびツェナーダイオード18を介し
て、トランジスタ19のベース端子に電流が供給され
る。この状態では、トランジスタ16が抵抗8を介して
基準電圧生成回路11の出力電流をグランドに流し込む
ことにより、トランジスタ16のコレクタ端子の電圧で
ある制御電圧VFBが低下する。次いで、誤差増幅器14
が制御電圧VC を低下させることにより、スイッチング
信号生成回路15は、制御信号のオンデューティ比を低
下させる。このため、FET5が制御信号に従ってスイ
ッチングすることにより、出力電圧VO は、出力電圧特
性CR1に示すように、電圧値VO1を僅かに超えた電圧
値VO2に制限される。
し始めるため、補助電源部10によって生成される補助
電源の電圧VA も同時に上昇し始める。次いで、出力電
圧VO が電圧値VO2に達すると、補助電源の電圧VA も
電圧値VA2に達する。この状態では、非導通状態であっ
たツェナーダイオード18が導通し、これにより、バイ
アス回路17に補助電源に基づく電流が導通する。この
際には、抵抗19およびツェナーダイオード18を介し
て、トランジスタ19のベース端子に電流が供給され
る。この状態では、トランジスタ16が抵抗8を介して
基準電圧生成回路11の出力電流をグランドに流し込む
ことにより、トランジスタ16のコレクタ端子の電圧で
ある制御電圧VFBが低下する。次いで、誤差増幅器14
が制御電圧VC を低下させることにより、スイッチング
信号生成回路15は、制御信号のオンデューティ比を低
下させる。このため、FET5が制御信号に従ってスイ
ッチングすることにより、出力電圧VO は、出力電圧特
性CR1に示すように、電圧値VO1を僅かに超えた電圧
値VO2に制限される。
【0027】次いで、出力電圧VO が電圧値VO2に所定
時間制限された後には、定電圧制御部33による定電圧
制御が機能する結果、スイッチング信号生成回路15が
出力電圧VO の電圧値に応じて定電圧制御される。この
ため、出力電圧VO は、電圧値VO1に安定化される。
時間制限された後には、定電圧制御部33による定電圧
制御が機能する結果、スイッチング信号生成回路15が
出力電圧VO の電圧値に応じて定電圧制御される。この
ため、出力電圧VO は、電圧値VO1に安定化される。
【0028】このように、この電源装置1によれば、電
圧制限部9が、補助巻線2cの誘起電圧に基づいて出力
電圧VO の上昇を抑制するようにスイッチング制御部6
を制御するため、位相補償用のコンデンサ44による定
電圧制御部33および定電流制御部34のフィードバッ
ク制御の動作遅延や、ホトカップラ7の立ち上がりまで
の応答遅延に起因する出力電圧VO に対する過度のオー
バーシュート現象を有効に阻止することができる。ま
た、出力電圧VO が電圧値VO1に安定化されているとき
には、トランジスタ16、ツェナーダイオード18、お
よび抵抗19,20によって電力が消費されないため、
電源装置1の変換効率の低下を防止することができる。
圧制限部9が、補助巻線2cの誘起電圧に基づいて出力
電圧VO の上昇を抑制するようにスイッチング制御部6
を制御するため、位相補償用のコンデンサ44による定
電圧制御部33および定電流制御部34のフィードバッ
ク制御の動作遅延や、ホトカップラ7の立ち上がりまで
の応答遅延に起因する出力電圧VO に対する過度のオー
バーシュート現象を有効に阻止することができる。ま
た、出力電圧VO が電圧値VO1に安定化されているとき
には、トランジスタ16、ツェナーダイオード18、お
よび抵抗19,20によって電力が消費されないため、
電源装置1の変換効率の低下を防止することができる。
【0029】なお、本発明は、本発明の実施の形態に限
定されず、その構成を適宜変更することができる。例え
ば、本発明の実施の形態では、トランス2およびホトカ
ップラ7を用いて一次巻線2a側と二次巻線2b側とを
互いに絶縁しているが、本発明は、これに限定されず、
一次巻線2a側と二次巻線2b側とが絶縁されていない
電源装置に適用することもできる。また、本発明におけ
る第2の定電圧制御手段として、本発明の実施の形態で
は、バイポーラ型のトランジスタ16を用いているが、
電界効果トランジスタによって構成することもできる。
定されず、その構成を適宜変更することができる。例え
ば、本発明の実施の形態では、トランス2およびホトカ
ップラ7を用いて一次巻線2a側と二次巻線2b側とを
互いに絶縁しているが、本発明は、これに限定されず、
一次巻線2a側と二次巻線2b側とが絶縁されていない
電源装置に適用することもできる。また、本発明におけ
る第2の定電圧制御手段として、本発明の実施の形態で
は、バイポーラ型のトランジスタ16を用いているが、
電界効果トランジスタによって構成することもできる。
【0030】さらに、本発明の実施の形態では、補助巻
線2cが、補助電源部10による補助電源生成巻線と、
電圧制限部9による出力電圧の検出用巻線とを兼用した
例について説明したが、本発明は、これに限定されず、
両巻線を別個独立して構成することもできる。ただし、
両巻線を兼用する場合には、装置のコストを低減するこ
とができる。
線2cが、補助電源部10による補助電源生成巻線と、
電圧制限部9による出力電圧の検出用巻線とを兼用した
例について説明したが、本発明は、これに限定されず、
両巻線を別個独立して構成することもできる。ただし、
両巻線を兼用する場合には、装置のコストを低減するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の定電圧定
電流電源装置によれば、第2の定電圧制御手段が、スイ
ッチング手段に対して、直流電力の直流電圧を補助巻線
の誘起電圧に基づいて第2の電圧値以下に制限させるよ
うにフィードバック制御することにより、負荷状態急変
時において、出力電圧を第2の電圧値以下に瞬時に制限
することができ、これにより、直流電圧の過度の上昇を
抑制することができる。この結果、定電圧定電流電源装
置内における部品に対する過電圧の印加を有効に防止す
ることができるため、装置の信頼性を向上させることが
できると共に、過電圧から負荷を確実に保護することが
できる。
電流電源装置によれば、第2の定電圧制御手段が、スイ
ッチング手段に対して、直流電力の直流電圧を補助巻線
の誘起電圧に基づいて第2の電圧値以下に制限させるよ
うにフィードバック制御することにより、負荷状態急変
時において、出力電圧を第2の電圧値以下に瞬時に制限
することができ、これにより、直流電圧の過度の上昇を
抑制することができる。この結果、定電圧定電流電源装
置内における部品に対する過電圧の印加を有効に防止す
ることができるため、装置の信頼性を向上させることが
できると共に、過電圧から負荷を確実に保護することが
できる。
【0032】また、請求項2記載の定電圧定電流電源装
置によれば、第2の定電圧制御手段による出力電圧検出
用の補助巻線と補助電源生成用の補助巻線とを共通的に
用いることにより、第2の定電圧制御手段の製造コスト
を低減することができる。
置によれば、第2の定電圧制御手段による出力電圧検出
用の補助巻線と補助電源生成用の補助巻線とを共通的に
用いることにより、第2の定電圧制御手段の製造コスト
を低減することができる。
【0033】さらに、請求項3記載の定電圧定電流電源
装置によれば、出力電圧が第1の電圧値に維持されてい
る状態では、ツェナーダイオードおよび第2の定電圧制
御手段によって電力が消費されないため、定電圧定電流
電源装置の変換効率の低下を防止することができる。
装置によれば、出力電圧が第1の電圧値に維持されてい
る状態では、ツェナーダイオードおよび第2の定電圧制
御手段によって電力が消費されないため、定電圧定電流
電源装置の変換効率の低下を防止することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る定電圧定電流電源装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定電圧定電流電源装
置における負荷状態急変時の出力電圧特性CR1、およ
び従来の定電圧定電流電源装置における負荷状態急変時
の出力電圧特性CR2をそれぞれ示す図である。
置における負荷状態急変時の出力電圧特性CR1、およ
び従来の定電圧定電流電源装置における負荷状態急変時
の出力電圧特性CR2をそれぞれ示す図である。
【図3】定電圧定電流電源装置の動作領域を説明するた
めの出力電流に対する出力電圧の特性図である。
めの出力電流に対する出力電圧の特性図である。
【図4】従来の定電圧定電流電源装置の回路図である。
1 定電圧定電流電源装置 2 トランス 2a 一次巻線 2b 二次巻線 2c 補助巻線 5 FET 6 スイッチング制御部 9 電圧制限部 10 補助電源部 18 ツェナーダイオード 33 定電圧制御部 34 定電流制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 補助巻線を有するスイッチング用のトラ
ンスにおける一次巻線を介して入力直流をスイッチング
することにより当該トランスの二次巻線側に所定電圧の
直流電力を生成するためのスイッチング手段と、前記生
成された直流電力に基づいて装置外部に出力される出力
電流が所定電流値以下のときに当該直流電力の直流電圧
を第1の電圧値に安定化するために前記スイッチング手
段をフィードバック制御する第1の定電圧制御手段と、
前記出力電流が前記所定電流値を超えるときに当該出力
電流を当該所定電流値に制限するために前記スイッチン
グ手段をフィードバック制御する定電流制御手段とを備
えている定電圧定電流電源装置において、 前記トランスにおける補助巻線の誘起電圧に基づいて前
記直流電力の直流電圧を前記第1の電圧値よりも高電圧
の第2の電圧値以下に制限するために前記スイッチング
手段をフィードバック制御する第2の定電圧制御手段を
備え、前記補助巻線は前記二次巻線と同相に形成されて
いることを特徴とする定電圧定電流電源装置。 - 【請求項2】 前記スイッチング手段は、前記一次巻線
を介して前記入力直流をスイッチングするスイッチング
素子と、当該スイッチング素子のスイッチングを制御す
るスイッチング制御部と、前記補助巻線の誘起電圧に基
づいて生成した補助電源を前記スイッチング制御部に供
給する補助電源部とを備えて構成されていることを特徴
とする請求項1記載の定電圧定電流電源装置。 - 【請求項3】 前記第2の定電圧制御手段は、前記補助
電源が所定電圧値を超えたときに導通するツェナーダイ
オードを備え、当該ツェナーダイオードの導通時に、そ
の導通電流に基づいて作動して前記スイッチング手段を
制御することを特徴とする請求項2記載の定電圧定電流
電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2149498A JPH11206116A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 定電圧定電流電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2149498A JPH11206116A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 定電圧定電流電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206116A true JPH11206116A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12056535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2149498A Pending JPH11206116A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 定電圧定電流電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206116A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007166762A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Toshiba Corp | スイッチング電源装置 |
| WO2010023817A1 (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-04 | シャープ株式会社 | 電源装置及び照明装置 |
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