JPH1120613A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

車両用シートベルト装置

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Publication number
JPH1120613A
JPH1120613A JP9171595A JP17159597A JPH1120613A JP H1120613 A JPH1120613 A JP H1120613A JP 9171595 A JP9171595 A JP 9171595A JP 17159597 A JP17159597 A JP 17159597A JP H1120613 A JPH1120613 A JP H1120613A
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JP
Japan
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belt
occupant
retractor
seat
vehicle
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JP9171595A
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English (en)
Inventor
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の3点式シートベルトと同様の装着し易
さを有したまま、ラップベルトの腹部へのずれ上がりを
確実に抑制できる車両用シートベルト装置を提供する。 【解決手段】 車両衝突時におけるショルダベルトのラ
ップベルトに対する相対長さが、衝突前よりも増すた
め、乗員上体前方移動量Bは乗員腰前方移動量Aに比べ
て増加傾向となる。これにより、乗員腰前方移動量Aが
抑制されると同時に乗員上体前方移動量Bが促進され、
結果的にラップベルトの腹部へのずれ上がり現象を助長
する腰部回転量Cを抑制することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用シートベル
ト装置、特にラップベルトの腹部へのずれ上がりを抑制
する車両用シートベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗員の腹部付近を拘束するラップベルト
と、胸部付近を斜め状態で拘束するショルダベルトを備
えたシートベルト装置において、ラップベルトの腹部に
対するずれ上がりを抑制するために、従来は乗員の大腿
部を拘束するレッグベルトを設けている(特開平3−1
09152号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、人によってはシートベルト
の装着が一般の3点式シートベルトに比べて面倒に感じ
たり、常時大腿部を拘束されるため不快感があったりす
ることが考えられる。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、一般の3点式シートベルトと同
様の装着し易さを有したまま、ラップベルトの腹部への
ずれ上がりを確実に抑制できる車両用シートベルト装置
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ショルダベルトとラップベルトを各々タングに取付けて
シートベルトが形成され、該シートベルトの両端部の少
なくともいずれか一方側が車体又はシートに設けたリト
ラクタに巻き取られるようになっており、タングを車体
又はシートに設けたバックルに係合してシートに乗員を
拘束する車両用シートベルト装置において、前記ショル
ダベルトのラップベルトに対する相対長さを増加させる
手段を設け、車両衝突時におけるショルダベルトのラッ
プベルトに対する相対長さが、衝突前よりも増すもので
ある。ここで、ショルダベルトとラップベルトとは、別
体でも、一体でも、どちらでも良い。
【0006】請求項1記載の発明によれば、車両衝突時
におけるショルダベルトのラップベルトに対する相対長
さが、衝突前よりも増すため、乗員上体前方移動量は乗
員腰前方移動量に比べて増加傾向となる。これにより、
乗員腰前方移動量が抑制されると同時に乗員上体前方移
動量が促進され、結果的にラップベルトの腹部へのずれ
上がり現象を助長する腰部回転量を抑制することにな
る。従って、従来のように、シートベルトの装着が面倒
に感じることや、常時大腿部を拘束されるため不快感が
あったりすることを回避できる。
【0007】請求項2記載の発明は、ショルダベルトの
伸度をラップベルトよりも高くしたものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、ショルダベ
ルトの伸度が高く、ラップベルトの伸度が低いため、乗
員腰前方移動量は抑制されるが、乗員上体前方移動量は
乗員腰前方移動量に比べて増加傾向となる。従って、ラ
ップベルトの腹部へのずれ上がりを抑制することができ
る。
【0009】請求項3記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、ラップベルト側のリトラクタにのみ
ダイレクトクランプが設定されており、ショルダベルト
側のリトラクタにはダイレクトクランプが設定されてい
ない。
【0010】請求項3記載の発明によれば、ラップベル
ト側のリトラクタにダイレクトクランプが設定されてい
るため、ラップベルトは伸びにくいが、ショルダベルト
側のリトラクタにはダイレクトクランプが設定されてい
ないため、ショルダベルトは伸びやすい。従って、ラッ
プベルトの腹部へのずれ上がりを抑制することができ
る。
【0011】請求項4記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、ラップベルト側のリトラクタにのみ
プリテンショナが設定されており、ショルダベルト側の
リトラクタにはプリテンショナが設定されていない。
【0012】請求項4記載の発明によれば、ラップベル
ト側のリトラクタにプリテンショナが設定されているた
め、ラップベルトは伸びにくいが、ショルダベルト側の
リトラクタにはプリテンショナが設定されていないた
め、ショルダベルトは伸びやすい。従って、ラップベル
トの腹部へのずれ上がりを抑制することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、ショルダベルト側のリトラクタにの
みロードリミッタが設定されており、ラップベルト側の
リトラクタにはロードリミッタが設定されていない。
【0014】請求項5記載の発明によれば、ショルダベ
ルト側のリトラクタにロードリミッタが設定されている
ため、ショルダベルトは伸びやすいが、リトラクタにロ
ードリミッタが設定されていないラップベルトは伸びに
くい。従って、ラップベルトの腹部へのずれ上がりを抑
制することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、ショルダベルトと
ラップベルトの対応端部を各々タングに取付けてシート
ベルトが形成され、該シートベルトの両端部の少なくと
もいずれか一方側が車体又はシートに設けたリトラクタ
に巻き取られるようになっており、タングを車体又はシ
ートに設けたバックルに係合してシートに乗員を拘束す
る車両用シートベルト装置において、前記シートベルト
の位置を所定位置に強制的に調整する手段を設け、車両
衝突時におけるショルダベルト及びラップベルトの少な
くともいずれか一方の位置を、所定位置に強制的に調整
する。
【0016】請求項6記載の発明によれば、シートベル
トの位置を所定位置に強制的に調整することで、乗員の
適切な拘束を行うことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、シートベルトを着用して着座してい
る乗員の乗員条件を検知する乗員条件センサーを有して
おり、ラップベルト側及びショルダベルト側の両リトラ
クタにダイレクトクランプが設定され、乗員条件センサ
ーの検知する乗員条件情報に基づき各々のダイレクトク
ランプの作動・非作動を制御する制御装置が設定されて
おり、車両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員
条件がある条件を満たしている時には両リトラクタのダ
イレクトクランプを作動させ、また乗員条件が該条件を
満たしていない時には、ラップベルト側リトラクタのダ
イレクトクランプのみを作動させて、ショルダベルト側
リトラクタのダイレクトクランプを非作動とする。
【0018】請求項7記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてダイレクト
クランプの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置
を所定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘
束を行うことができる。
【0019】請求項8記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、シートベルトを着用して着座してい
る乗員の乗員条件を検知する乗員条件センサーを有して
おり、ラップベルト側及びショルダベルト側の両リトラ
クタにプリテンショナが設定され、乗員条件センサーの
検知する乗員条件情報に基づき各々のプリテンショナの
作動・非作動を制御する制御装置が設定されており、車
両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員条件があ
る条件を満たしている時には両リトラクタのプリテンシ
ョナを作動させ、また乗員条件が該条件を満たしていな
い時には、ラップベルト側リトラクタのプリテンショナ
のみを作動させて、ショルダベルト側リトラクタのプリ
テンショナを非作動とする。
【0020】請求項8記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてプリテンシ
ョナの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置を所
定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘束を
行うことができる。
【0021】請求項9記載の発明は、シートベルトのシ
ョルダベルト及びラップベルトをそれぞれリトラクタで
巻き取るようにし、シートベルトを着用して着座してい
る乗員の乗員条件を検知する乗員条件センサーを有して
おり、ラップベルト側及びショルダベルト側の両リトラ
クタにロードリミッタが設定され、乗員条件センサーの
検知する乗員条件情報に基づき各々のロードリミッタの
作動・非作動を制御する制御装置が設定されており、車
両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員条件があ
る条件を満たしている時には両リトラクタのロードリミ
ッタを非作動とし、また乗員条件が該条件を満たしてい
ない時には、ショルダベルト側リトラクタのロードリミ
ッタのみを作動させて、ラップベルト側リトラクタのロ
ードリミッタを非作動とする。
【0022】請求項9記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてロードリミ
ッタの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置を所
定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘束を
行うことができる。
【0023】請求項10記載の発明は、乗員条件センサ
ーとして、シートバック角度センサーを用い、該シート
バック角度センサーにて検知したシートバック角度を乗
員条件とし、該シートバック角度がある値以下であるか
否かで、乗員条件がある条件を満たしているか否かを判
断する。
【0024】請求項10記載の発明によれば、乗員条件
センサーとして、シートバック角度センサーを用いるこ
とにより、乗員の後傾着座姿勢であるかどうかを判断し
て、乗員の更に適切な拘束を行うことができる。
【0025】請求項11記載の発明は、乗員条件センサ
ーとして、乗員質量センサーを用い、該乗員質量センサ
ーにて検知した乗員体重を乗員条件とし、該乗員体重が
ある値以下であるか否かで、乗員条件がある範囲に入っ
ているか否かを判断する。
【0026】請求項11記載の発明によれば、乗員条件
センサーとして、乗員質量センサーを用いることによ
り、乗員の体格を判断して、乗員の更に適切な拘束を行
うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0028】図1〜図10は、この発明の第1実施形態
を示す図である。シートベルト1は、ショルダベルト2
と、ラップベルト3と、タング4とから形成されてい
る。ショルダベルト2及びラップベルト3の対応端部
は、それぞれタング4に取付けられた構造となってお
り、1本の連続したシートベルトにタングの挿通孔を移
動自在に通した一般的構造のものとは異なっている。
【0029】ショルダベルト2及びラップベルト3は、
それぞれリトラクタ5、6に巻き取られるようになって
いる。シートベルト1のタング4をシート7に固定され
たバックル8に係合することにより、シート7上に着座
した乗員を拘束できるようになっている。
【0030】そして、この第1実施形態では、ショルダ
ベルト2のラップベルト3に対する相対長さを増加させ
る手段として、ショルダベルト2とラップベルト3との
伸度を相違させている。つまり、ショルダベルト2の伸
度の方が、ラップベルト3の伸度よりも高くなっている
(ショルダベルト2がラップベルト3より柔らかく伸び
易い)。
【0031】具体的に、ショルダベルト2に使用される
高い伸度のベルトとは、図5に示すように、ベルト張力
が1130(kgf)の時のベルト伸びが15%のも
の、ラップベルト3に使用されるベルト伸度が低いベル
トとは、ベルト張力が1130(kgf)の時のベルト
伸びが5%のものである。
【0032】次に、第1実施形態の作用を説明する。ま
ず、図9及び図10により、車両衝突時における乗員の
一般的な挙動について説明する。つまり、ラップベルト
3の腹部へのずれ上がりを抑制するには、そのずれ上が
り現象を助長する腰部回転量Cを抑制する必要がある。
腰部回転量Cを抑制するためには、図9に示す乗員腰前
方移動量Aの抑制と、図10に示す乗員上体前方移動量
Bの促進(但し、頭胸などが室内品と2次衝突しない程
度)が効果的であるが、従来は乗員腰前方移動量Aの抑
制でずれ上がりを抑制するのみで、乗員上体前方移動量
Bの促進でずれ上がりを抑制しようとする思想はなかっ
た。
【0033】この第1実施形態では、車両前面衝突など
にシートベルト1を装着した乗員が慣性力により移動す
る際(図6参照)、ショルダベルト2は伸度が高く(例
えば、15%)、ラップベルト3は伸度が低い(例え
ば、5%)ため、乗員腰前方移動量Aは抑制されるが、
乗員上体前方移動量Bは乗員腰前方移動量Aに比べて増
加傾向となる。これにより、乗員腰前方移動量Aが抑制
されると同時に乗員上体前方移動量Bが促進され、結果
的にラップベルト3の腹部へのずれ上がり現象を助長す
る腰部回転量Cを抑制することになる。
【0034】これは、大腿部を拘束することで、つま
り、乗員腰前方移動量Aを抑制するだけの従来例に比べ
て、乗員上体前方移動量Bを促進する分だけ腰部回転量
Cの抑制が効果的に行え、その結果、ラップベルト3の
腹部へのずれ上がり現象を防止できる可能性が高くな
る。それと同時に、従来のように、シートベルト1の装
着が面倒に感じることや、常時大腿部を拘束されるため
不快感があったりすることを回避できる。
【0035】また、ショルダベルト2とラップベルト3
のベルト伸度が同一である一般の3点式シートベルトと
比べても、乗員腰前方移動量Aの抑制、乗員上体前方移
動量Bの促進が効果的に行える。ベルト伸度が低い(例
えば、5%)一般の3点式シートベルトでの乗員前方移
動現象との違いは、図7に示す通りであり、乗員腰前方
移動量Aは両者ほぼ同等に抑制されているが、乗員上体
前方移動量Bの促進は本実施形態の方が図られており、
その分、腰部回転量Cの抑制が効果的に行え、その結
果、ラップベルト3の腹部へのずれ上がり現象を抑制で
きる可能性が高くなる。
【0036】また、ベルト伸度が高い(例えば、15
%)一般の3点式シートベルトでの乗員前方移動現象と
の違いは、図8に示す通りであり、乗員上体前方移動量
Bは両者ほぼ同等に促進されているが、乗員腰前方移動
量Aの抑制は本実施形態の方が図られており、その分、
腰部回転量Cの抑制が効果的に行え、その結果、ラップ
ベルト3の腹部へのずれ上がり現象を抑制できる可能性
が高くなる。
【0037】図11〜図13は、この発明の第2実施形
態を示す図である。この第2実施形態では、ショルダベ
ルト2及びラップベルト3の両方とも伸度が低く、ラッ
プベルト3側のリトラクタ9(図11参照)にのみダイ
レクトクランプ10が設定されており、ショルダベルト
2側のリトラクタ11(図12参照)にはダイレクトク
ランプ10が設定されていない構成となっている。
【0038】ダイレクトクランプ10とは、図11に示
すようなものであり、車両前面衝突時などにシートベル
トを装着した乗員が慣性力により前方に移動する際に、
ラップベルト3がリトラクタ9から引き出されそうにな
ると、ダイレクトクランプ10がラップベルト3を直接
挟むことで、ラップベルト3が引き出されるのを防止す
る装置である。
【0039】このダイレクトクランプ10が設定されて
いない場合、リトラクタ11のシャフト12がロックし
てショルダベルト2が引き出されるのを防止しようとす
るが、実際はシャフト12にゆったりと巻き取られてい
るため、シャフト12がロックした後も、ある程度はシ
ョルダベルト2が引き出されてしまう(巻き締まり現
象)。従って、巻き締まりにより引き出された分、ショ
ルダベルト2のラップベルト3に対する相対長さが増加
する。
【0040】ダイレクトクランプ10がベルト引き出し
特性に与える影響は、図13に示す通りであり、ベルト
張力F(ベルト引き出し力)がFaの時、ダイレクトク
ランプ10有りでは、ベルト引き出し量SはS1である
が、ダイレクトクランプ10無しではベルト引き出し量
SはS2と増加する。
【0041】従って、この第2実施形態では、ラップベ
ルト3側のリトラクタ9にダイレクトクランプ10が設
定されているため、ラップベルト3は伸びにくいが、シ
ョルダベルト2側のリトラクタ11にはダイレクトクラ
ンプ10が設定されていないため、ショルダベルト2は
伸びやすい。よって、第1実施形態と同様に、ラップベ
ルト3の腹部へのずれ上がりを抑制することができる。
【0042】図14及び図15は、この発明の第3実施
形態を示す図である。この第3実施形態では、ショルダ
ベルト及びラップベルト3の両方とも伸度が低く、ラッ
プベルト3側のリトラクタ13にのみプリテンショナ1
4が設定されており、図示せぬショルダベルト側のリト
ラクタにはプリテンショナ14が設定されていない構成
となっている。
【0043】プリテンショナ14とは、図14に示すよ
うなものであり、車両前面衝突時などにシートベルトを
装着した乗員が慣性力により前方移動を開始する前に、
リトラクタ13のシャフト15を回転させてラップベル
ト3を巻き取ることで、ラップベルト3のたるみを除去
する装置である。このプリテンショナ14が設定されて
いない場合、ベルトたわみ分だけ、ベルト引き出し時の
ベルト張力立ち上がりが遅くなり、結果として乗員前方
移動が多くなってしまう。
【0044】プリテンショナ14がベルト引き出し特性
に与える影響は、図15に示す通りであり、ベルト張力
F(ベルト引き出し力)がFaの時、プリテンショナ1
4有りでは、ベルト引き出し量SはS1であるが、プリ
テンショナ14無しではベルト引き出し量SはS2と増
加する。
【0045】従って、この第3実施形態では、ラップベ
ルト3側のリトラクタ13にプリテンショナ14が設定
されているため、ラップベルト3は伸びにくいが、ショ
ルダベルト側のリトラクタにはプリテンショナ14が設
定されていないため、ショルダベルトは伸びやすい。よ
って、先の実施形態と同様に、ラップベルト3の腹部へ
のずれ上がりを抑制することができる。
【0046】図16は、この発明の第4実施形態を示す
図である。この第4実施形態では、ショルダベルト及び
ラップベルトの両方とも伸度が低く、ショルダベルト側
のリトラクタにのみロードリミッタ(図示せず)が設定
されており、ラップベルト側のリトラクタにはロードリ
ミッタが設定されていない構成となっている。
【0047】ロードリミッタとは、車両前面衝突時など
にシートベルトを装着した乗員が慣性力により前方移動
しながらベルトを引っ張り、ベルト張力が上昇して、あ
る値に達したところで、例えばリトラクタのシャフトの
回転を許容させてベルトを繰り出すことで、ベルト張力
がその値以上に上昇することを防ぐ装置である(このベ
ルトを繰り出す量は様々な設計要件により決まるもの
で、決して無限大ではない)。
【0048】このロードリミッタが設定されている場
合、ベルト張力がある値に達したところでベルトを繰り
出すため、その繰り出した分だけ、ベルト引き出し量S
が多くなる。ロードリミッタがベルト引き出し特性に与
える影響は、例えば図16に示す通りであり、ベルト張
力F(ベルト引き出し力)がFaの時、ロードリミッタ
無しでは、ベルト引き出し量SはS1であるが、ロード
リミッタ有りではベルト引き出し量SはS2と増加す
る。
【0049】従って、この第4実施形態では、ショルダ
ベルト側のリトラクタにロードリミッタが設定されてい
るため、ショルダベルトは伸びやすいが、リトラクタに
ロードリミッタが設定されていないラップベルトは伸び
にくい。よって、先の実施形態と同様に、ラップベルト
の腹部へのずれ上がりを抑制することができる。
【0050】図17〜図23は、この発明の第5実施形
態を示す図である。この第5実施形態では、シートベル
ト1におけるショルダベルト2及びラップベルト3の両
方とも伸度が低く、ショルダベルト2とラップベルト3
の両方のリトラクタ16、17に、それぞれダイレクト
クランプ18、19を設けている。また、シート20に
は、「乗員条件センサー」としてのシートバック角度セ
ンサー21が設定されており、このシートバック角度セ
ンサー21の信号を受けて、ダイレクトクランプ18
(ショルダベルト2側のリトラクタ16に設定)の作動
・非作動を判断する制御装置22が設定されている。
【0051】ここで、車両前面衝突時などには、ダイレ
クトクランプ19(ラップベルト3側のリトラクタ17
に設定)は常に作動するが、ダイレクトクランプ18
(ショルダベルト2側のリトラクタ16に設定)につい
ては、シートバック角度センサー21の信号を受けた制
御装置22の判断により、シートバック角度θが設定さ
れた値θ0以下の時にはダイレクトクランプ18を作動
とし、シートバック角度θが設定された値θ0を超えた
時にはダイレクトクランプ18を非作動とする構成とな
っている。
【0052】車両前面衝突時などに、図20に示すよう
に、シートバック角度θが設定された値θ0以下の時に
は、シートベルト1を装着した乗員が正常着座姿勢であ
ると判断してダイレクトクランプ18を作動させ、ダイ
レクトクランプ18の作動と共に乗員をいち早く拘束開
始する。また、図21に示すように、シートバック角度
θが設定された値θ0を超えた時には、シートベルト1
を装着した乗員が後傾着座姿勢であると判断してダイレ
クトクランプ18を非作動とし、ダイレクトクランプ1
9のみを作動させる。
【0053】これは、シートバック角度θが値θ0以下
の時(図20)には乗員が正常着座姿勢であり、腰部回
転量Cが小さく(図22)、ラップベルト3の腰部への
ずれ上がりは発生しにくいと考え、より早い乗員拘束を
開始することを優先させ、ダイレクトクランプ19の作
動と共にダイレクトクランプ18を作動させる。これに
対し、シートバック角度θが値θ0を超える時(図2
1)には、シートベルト1を装着した乗員が後傾着座姿
勢であり、シートバック角度θが値θ0以下の場合(図
20)に比べて最初から腰部回転量Cが大きく(図2
3)、ラップベルト3の腰部へのずれ上がりに関して不
利になる場合があることを考慮して、まずは乗員上体前
方移動量Bを促進して腰部回転量Cを抑制することを優
先させ、ダイレクトクランプ19は作動させても、ダイ
レクトクランプ18は非作動としている。乗員上体前方
移動量がある程度促進され、腰部回転量Cが抑制された
後は通常通りの乗員拘束を開始することとなる。
【0054】つまり、「初期の腰部回転量Cの度合い」
を決める要因の1つである乗員上体後傾度合い、つまり
シートバック角度θという乗員条件に基づき、必要に応
じてダイレクトクランプ18の作動・非作動を選択し、
シートベルト1の位置を所定位置に強制的に調整するこ
とで、適切な拘束を行うこととしている。
【0055】図24及び図25は、この発明の第6実施
形態を示す図である。この第6実施形態では、第5実施
形態の「ダイレクトクランプ」の代わりに、両リトラク
タにプリテンショナ24、25を設けた。車両前面衝突
時などは、図示せぬラップベルト側のプリテンショナ2
5は常に作動するが、ショルダベルト側のリトラクタ2
3に設定したプリテンショナ24については、シートバ
ック角度センサー21の信号を受けた制御装置22の判
断により、シートバック角度θが設定された値θ0以下
の時にはプリテンショナ24を作動とし、シートバック
角度θが設定された値θ0を超えた時には、プリテンシ
ョナ24を非作動とする構成となっている。
【0056】従って、第5実施形態の場合と同様に、
「初期の腰部回転量Cの度合い」を決める要因の1つで
ある乗員上体後傾度合い、つまりシートバック角度θと
いう乗員条件に基づき、必要に応じてプリテンショナ2
4の作動・非作動を選択し、シートベルトの位置を所定
位置に強制的に調整することで、適切な拘束を行うこと
としている。
【0057】図26〜図28は、この発明の第7実施形
態を示す図である。この第7実施形態では、「乗員条件
センサー」として、シートクッションに乗員質量センサ
ー26が設定されており、この乗員質量センサー26の
信号を受けてダイレクトクランプ18の作動・非作動を
判断する制御装置22が設定されている。
【0058】ラップベルト3は乗員の腰骨に引っ掛かる
ことで乗員を拘束するが、体の小さい人はこの腰骨が一
般的に小さいと考えられ、その分だけラップベルト3が
腰骨から外れ易く、ラップベルト3の腰部へのずれ上が
りに関して不利となる場合がある。よって、乗員質量セ
ンサー25から得られる乗員体重情報から、小さい乗員
と判断した場合には、まずは乗員の乗員上体前方移動量
を促進して、腰部回転量を抑制した後に、乗員拘束を開
始するようにし、それ以外の場合は、ラップベルト3の
腰部へのずれ上がりは発生しにくいと考え、より早い乗
員拘束を開始することを優先させている。
【0059】図29は、この発明の第8実施形態を示す
図である。この第8実施形態では、第7実施形態の「ダ
イレクトクランプ」の代わりにプリテンショナ24を設
けたもので、第7実施形態と同等の効果が得られる。
【0060】尚、前記第5実施形態〜第8実施形態の
「ダイレクトクランプ」や「プリテンショナ」を「ロー
ドリミッタ」に代え、乗員条件に基づき、必要に応じて
ロードリミッタの作動・非作動を選択・制御し、シート
ベルトの位置を所定位置に強制的に調整することで、適
切な拘束を行うようにしても良い。
【0061】図30は、この発明の第9実施形態を示す
図である。この第9実施形態では、シートベルト1にお
けるショルダベルト2及びラップベルト3のリトラクタ
27、28を、車体ではなく、シート29に取付けたも
のである。
【0062】また、本発明が適用されるシートは、最前
席だけでなく、2列以降の座席にも適用でき、エアバッ
グを備えた車両のシートにも適用可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車両衝突
時におけるショルダベルトのラップベルトに対する相対
長さが、衝突前よりも増すため、乗員上体前方移動量は
乗員腰前方移動量に比べて増加傾向となる。これによ
り、乗員腰前方移動量が抑制されると同時に乗員上体前
方移動量が促進され、結果的にラップベルトの腹部への
ずれ上がり現象を助長する腰部回転量を抑制することに
なる。従って、従来のように、シートベルトの装着が面
倒に感じることや、常時大腿部を拘束されるため不快感
があったりすることを回避できる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、ショルダベ
ルトの伸度が高く、ラップベルトの伸度が低いため、乗
員腰前方移動量は抑制されるが、乗員上体前方移動量は
乗員腰前方移動量に比べて増加傾向となる。従って、ラ
ップベルトの腹部へのずれ上がりを抑制することができ
る。
【0065】請求項3記載の発明によれば、ラップベル
ト側のリトラクタにダイレクトクランプが設定されてい
るため、ラップベルトは伸びにくいが、ショルダベルト
側のリトラクタにはダイレクトクランプが設定されてい
ないため、ショルダベルトは伸びやすい。従って、ラッ
プベルトの腹部へのずれ上がりを抑制することができ
る。
【0066】請求項4記載の発明によれば、ラップベル
ト側のリトラクタにプリテンショナが設定されているた
め、ラップベルトは伸びにくいが、ショルダベルト側の
リトラクタにはプリテンショナが設定されていないた
め、ショルダベルトは伸びやすい。従って、ラップベル
トの腹部へのずれ上がりを抑制することができる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、ショルダベ
ルト側のリトラクタにロードリミッタが設定されている
ため、ショルダベルトは伸びやすいが、リトラクタにロ
ードリミッタが設定されていないラップベルトは伸びに
くい。従って、ラップベルトの腹部へのずれ上がりを抑
制することができる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、シートベル
トの位置を所定位置に強制的に調整することで、乗員の
適切な拘束を行うことができる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてダイレクト
クランプの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置
を所定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘
束を行うことができる。
【0070】請求項8記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてプリテンシ
ョナの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置を所
定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘束を
行うことができる。
【0071】請求項9記載の発明によれば、初期の腰部
回転量の度合いを決める要因の1つである乗員上体後傾
度合いを、乗員条件に基づき、必要に応じてロードリミ
ッタの作動・非作動を選択し、シートベルトの位置を所
定位置に強制的に調整することで、乗員の適切な拘束を
行うことができる。
【0072】請求項10記載の発明によれば、乗員条件
センサーとして、シートバック角度センサーを用いるこ
とにより、乗員の後傾着座姿勢であるかどうかを判断し
て、乗員の更に適切な拘束を行うことができる。
【0073】請求項11記載の発明によれば、乗員条件
センサーとして、乗員質量センサーを用いることによ
り、乗員の体格を判断して、乗員の更に適切な拘束を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るシートベルト装
置を示すベルト未装着状態での斜視図。
【図2】ベルト装着状態を示す図1相当の斜視図。
【図3】ダング部分の拡大斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図5】ベルト伸度の違いを示すグラフ。
【図6】車両前面衝突時のベルト装着乗員の一般的な挙
動を示す図。
【図7】ラップベルト及びショルダベルトの両方が伸度
5%である場合の乗員挙動を示す図。
【図8】ラップベルト及びショルダベルトの両方が伸度
15%である場合の乗員挙動を示す図。
【図9】乗員腰前方移動量の抑制により腰部回転量が抑
制できる関係を説明する図。
【図10】乗員上体前方移動量の促進により腰部回転量
が抑制できる関係を説明する図。
【図11】この発明の第2実施形態に係るダイレクトク
ランプ無しのリトラクタを示す断面図。
【図12】ダイレクトクランプ有りのリトラクタを示す
断面図。
【図13】ダイレクトクランプがベルト引き出し特性に
与える影響を示したグラフ。
【図14】この発明の第3実施形態に係るプリテンショ
ナを示す断面図。
【図15】プリテンショナがベルト引き出し特性に与え
る影響を示したグラフ。
【図16】この発明の第4実施形態に係るロードリミッ
タがベルト引き出し特性に与える影響を示したグラフ。
【図17】この発明の第5実施形態を示すベルト未装着
状態でのシートの側面図。
【図18】第5実施形態の信号フローの一部を示すブロ
ック図。
【図19】第5実施形態でのダイレクトクランプの作動
判断を示すフロー図。
【図20】シートバック角度θがθ≦θ0の状態を示す
シートの側面図。
【図21】シートバック角度θがθ>θ0の状態を示す
シートの側面図。
【図22】図20の状態での腰部拡大図。
【図23】図21の状態での腰部拡大図。
【図24】この発明の第6実施形態の信号フローの一部
を示すブロック図。
【図25】第6実施形態でのプリテンショナの作動判断
を示すフロー図。
【図26】この発明の第7実施形態を示すベルト未装着
状態でのシートの側面図。
【図27】第7実施形態の信号フローの一部を示すブロ
ック図。
【図28】第7実施形態でのプリテンショナの作動判断
を示すフロー図。
【図29】この発明の第8実施形態の信号フローの一部
を示すブロック図。
【図30】この発明の第9実施形態に係るシートを示す
斜視図。
【符号の説明】
1 シートベルト 2 ショルダベルト 3 ラップベルト 4 タング 5、11、16、23、27 リトラクタ(ショルダベ
ルト側) 6、9、13、17、28 リトラクタ(ラップベルト
側) 7、20、29 シート 10、18、19 ダイレクトクランプ 14、24 プリテンショナ 21 シートバック角度センサー(乗員条件センサー) 22 制御装置 26 乗員質量センサー(乗員条件センサー)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショルダベルトとラップベルトを各々タ
    ングに取付けてシートベルトが形成され、該シートベル
    トの両端部の少なくともいずれか一方側が車体又はシー
    トに設けたリトラクタに巻き取られるようになってお
    り、タングを車体又はシートに設けたバックルに係合し
    てシートに乗員を拘束する車両用シートベルト装置にお
    いて、 前記ショルダベルトのラップベルトに対する相対長さを
    増加させる手段を設け、車両衝突時におけるショルダベ
    ルトのラップベルトに対する相対長さが、衝突前よりも
    増すことを特徴とする車両用シートベルト装置。
  2. 【請求項2】 ショルダベルトの伸度をラップベルトよ
    りも高くした請求項1記載の車両用シートベルト装置。
  3. 【請求項3】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、ラ
    ップベルト側のリトラクタにのみダイレクトクランプが
    設定されており、ショルダベルト側のリトラクタにはダ
    イレクトクランプが設定されていない請求項1記載の車
    両用シートベルト装置。
  4. 【請求項4】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、ラ
    ップベルト側のリトラクタにのみプリテンショナが設定
    されており、ショルダベルト側のリトラクタにはプリテ
    ンショナが設定されていない請求項1記載の車両用シー
    トベルト装置。
  5. 【請求項5】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、シ
    ョルダベルト側のリトラクタにのみロードリミッタが設
    定されており、ラップベルト側のリトラクタにはロード
    リミッタが設定されていない請求項1記載の車両用シー
    トベルト装置。
  6. 【請求項6】 ショルダベルトとラップベルトの対応端
    部を各々タングに取付けてシートベルトが形成され、該
    シートベルトの両端部の少なくともいずれか一方側が車
    体又はシートに設けたリトラクタに巻き取られるように
    なっており、タングを車体又はシートに設けたバックル
    に係合してシートに乗員を拘束する車両用シートベルト
    装置において、 前記シートベルトの位置を所定位置に強制的に調整する
    手段を設け、車両衝突時におけるショルダベルト及びラ
    ップベルトの少なくともいずれか一方の位置を、所定位
    置に強制的に調整することを特徴とする車両用シートベ
    ルト装置。
  7. 【請求項7】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、シ
    ートベルトを着用して着座している乗員の乗員条件を検
    知する乗員条件センサーを有しており、ラップベルト側
    及びショルダベルト側の両リトラクタにダイレクトクラ
    ンプが設定され、乗員条件センサーの検知する乗員条件
    情報に基づき各々のダイレクトクランプの作動・非作動
    を制御する制御装置が設定されており、 車両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員条件が
    ある条件を満たしている時には両リトラクタのダイレク
    トクランプを作動させ、また乗員条件が該条件を満たし
    ていない時には、ラップベルト側リトラクタのダイレク
    トクランプのみを作動させて、ショルダベルト側リトラ
    クタのダイレクトクランプを非作動とする請求項6記載
    の車両用シートベルト装置。
  8. 【請求項8】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、シ
    ートベルトを着用して着座している乗員の乗員条件を検
    知する乗員条件センサーを有しており、ラップベルト側
    及びショルダベルト側の両リトラクタにプリテンショナ
    が設定され、乗員条件センサーの検知する乗員条件情報
    に基づき各々のプリテンショナの作動・非作動を制御す
    る制御装置が設定されており、 車両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員条件が
    ある条件を満たしている時には両リトラクタのプリテン
    ショナを作動させ、また乗員条件が該条件を満たしてい
    ない時には、ラップベルト側リトラクタのプリテンショ
    ナのみを作動させて、ショルダベルト側リトラクタのプ
    リテンショナを非作動とする請求項6記載の車両用シー
    トベルト装置。
  9. 【請求項9】 シートベルトのショルダベルト及びラッ
    プベルトをそれぞれリトラクタで巻き取るようにし、シ
    ートベルトを着用して着座している乗員の乗員条件を検
    知する乗員条件センサーを有しており、ラップベルト側
    及びショルダベルト側の両リトラクタにロードリミッタ
    が設定され、乗員条件センサーの検知する乗員条件情報
    に基づき各々のロードリミッタの作動・非作動を制御す
    る制御装置が設定されており、 車両衝突時に、乗員条件センサーの検知した乗員条件が
    ある条件を満たしている時には両リトラクタのロードリ
    ミッタを非作動とし、また乗員条件が該条件を満たして
    いない時には、ショルダベルト側リトラクタのロードリ
    ミッタのみを作動させて、ラップベルト側リトラクタの
    ロードリミッタを非作動とする請求項6記載の車両用シ
    ートベルト装置。
  10. 【請求項10】 乗員条件センサーとして、シートバッ
    ク角度センサーを用い、該シートバック角度センサーに
    て検知したシートバック角度を乗員条件とし、該シート
    バック角度がある値以下であるか否かで、乗員条件があ
    る条件を満たしているか否かを判断する請求項6〜9の
    いずれか1項に記載の車両用シートベルト装置。
  11. 【請求項11】 乗員条件センサーとして、乗員質量セ
    ンサーを用い、該乗員質量センサーにて検知した乗員体
    重を乗員条件とし、該乗員体重がある値以下であるか否
    かで、乗員条件がある範囲に入っているか否かを判断す
    る請求項6〜9のいずれか1項に記載の車両用シートベ
    ルト装置。
JP9171595A 1997-06-27 1997-06-27 車両用シートベルト装置 Pending JPH1120613A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132314A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Mazda Motor Corp 後席乗員保護装置
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