JPH11206141A - インバ−タの制御方法及び装置 - Google Patents
インバ−タの制御方法及び装置Info
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- JPH11206141A JPH11206141A JP10018182A JP1818298A JPH11206141A JP H11206141 A JPH11206141 A JP H11206141A JP 10018182 A JP10018182 A JP 10018182A JP 1818298 A JP1818298 A JP 1818298A JP H11206141 A JPH11206141 A JP H11206141A
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Abstract
率と負荷応答性とを両立させることが困難であった。 【解決手段】 インバータの出力電圧指令値V0 を発生
させる。第1の補正値作成器24で作成した力率制御信
号から成る第1の補正値Va をそのまま減算器22に加
えないで、補正値制御器25を通して加える。補正値制
御器25ではインバータ出力電流I0 に対して反比例的
に変化する第2の補正値を作成し、第2の補正値をリミ
ッタ値として第1の補正値を制限してリミッタ出力Vc
を作り、減算器22に入力する。減算器22の出力V0
′は電流変化に直ちに応答する。
Description
に好適なインバータの制御方法及び装置に関する。
制御インバータを用いて三相誘導電動機を起動する場合
に、インバータの出力周波数を徐々に高めると共に出力
電圧を徐々に高める制御方法即ちV/f一定制御方法を
採用することは公知である。この方式において、誘導電
動機を所定回転速度まで加速制御し、所定回転速度にな
ったら出力周波数を一定に保って誘導電動機の運転を継
続すると、誘導電動機を最高効率で運転することができ
ない。誘導電動機をある負荷状態で駆動する場合におい
て最高効率を得ることができる電動機1次電圧は電動機
1次電圧をほぼ最小にする電圧である。この点に着目し
て本件特許出願人は特願平7−263549号によって
電動機が所定回転速度に達した後にインバータの出力電
圧を可変してインバータの出力電流が最低になるように
制御する方法を提案した。しかし、この方法には、イン
バータの出力電流が最低になるまでの応答時間が長いと
いう問題がある。
るための別の方法として電動機の力率が一定の基準値に
なるようにインバータの出力を制御する方法が知られて
いる。この方法は、電動機の力率が軽負荷に低下して効
率が低下するのを防ぐために軽負荷時に力率が低下しな
いようにインバータの出力電圧を低減させて省エネルギ
運転を行う方法である。しかし、この方法のみでは、軽
負荷で出力電圧が低くなっている時にステップ状に負荷
が急増すると、負荷に負けて電動機の速度が低下し、そ
の後徐々に所定回転速度に戻るか、又は極端な場合には
停止するという問題がある。
力率が変化する負荷の省エネルギ駆動が可能であると共
に負荷急変時の応答性に優れているインバータの制御方
法及び装置を提供することにある。
目的を達成するための本発明は、インバータの出力電圧
を指令するための出力電圧指令値を用意し、力率変動を
伴なう負荷の基準力率を示す信号を用意し、前記インバ
ータの出力電流を検出し、前記出力電流の検出値と前記
インバータの出力電圧を示す値とに基づいて前記負荷の
力率を演算し、前記演算で求めた力率値と前記基準力率
との差を示す第1の補正値を求め、前記出力電流の値の
変化範囲の少なくとも一部において前記出力電流の値の
変化に応じて変化する補正係数を決定し、前記出力電圧
指令値と前記補正係数とに基づいて、前記出力電流の大
きさに応じて前記インバータの出力電圧を変化させるた
めの第2の補正値を求め、前記第1の補正値で指示され
ている前記インバータの出力電圧の低減量が前記第2の
補正値で指示されている前記インバータの出力電圧の低
減量よりも高い時には前記第2の補正値に基づいて前記
出力電圧指令値を補正して第1の補正出力電圧指令値を
作成し、この第1の補正出力電圧指令値によって前記イ
ンバータを制御し、前記第1の補正値で指示されている
前記インバータの出力電圧の低減量が前記第2の補正値
で指示されている前記インバータの出力電圧の低減量よ
りも低い時には前記第1の補正値によって前記出力電圧
指令値を補正して第2の補正出力電圧指令値を作成し、
この第2の補正出力電圧指令値によって前記インバータ
を制御することを特徴とするインバータの制御方法に係
わるものである。なお、請求項2に示すように補正係数
は、出力電流を基準電流(好ましくは定格電流)で割算
し、これにリミッタ処理を施し、出力周波数に対応する
値又は一定値の第1の値をリミッタ処理の出力又はこれ
に対応した値から成る第2の値で割算したものであるこ
とが望ましい。また、請求項3に示すように、第2の値
はリミツタ処理を施した値の2乗の値であることが望ま
しい。また、請求項4に示すように、第1の値は、出力
周波数が所定値(例えば10〜15Hz)よりも高い時に
一定値(例えば1)になり、出力周波数が所定値よりも
低い時には出力周波数に対応した値になるものであるこ
とが望ましい。また、請求項5に示すように第1及び第
2の補正電圧指令値は、第2の補正値をリミッタ値とし
て第1の補正値をリミッタ処理し、このリミッタ処理の
出力を出力電圧指令値から減算して作成することが望ま
しい。また、請求項6に示すように、請求項1の方法を
実施するための装置を構成することが望ましい。
率に近づけるようにインバータ出力電圧を制御するのみ
でなく、インバータの出力電流の大きさに応じてインバ
ータの出力電圧を制御する。このため、負荷が小さい時
に出力電圧が低くなり過ぎることを防ぐことができる。
即ち、省エネルギのために単に力率を基準力率に近づけ
るように制御し、この結果インバータの出力電圧が低下
すると、負荷の急増時に応答性が悪くなる。これに対し
て本発明においては、出力電流値に応じてインバータの
出力電圧の低下の程度を変えている。これにより、負荷
変化時の応答性の向上と効率の向上(省エネルギ)とを
両立させることができる。なお、請求項2〜6によれ
ば、請求項1の方法をより確実に達成することができ
る。
発明の実施形態及び実施例を説明する。図1に示す誘導
電動機4を駆動するためのインバータ装置は、3相交流
電源端子1に接続された3相整流平滑回路2と、この一
対の直流出力端子2a、2b間に接続された3相インバ
ータ回路3と、PWMパルス形成回路5と、電流検出器
6a、6b、6cと、電流検出器6a、6b、6cに接
続された実効値演算器6と、出力周波数指令発生器7
と、基準力率発生器8と、出力電圧指令値演算器9とか
ら成る。なお、PWMパルス形成回路5の大部分と電流
実効値演算器6の大部分と出力周波数指令発生器7と基
準力率発生器8と出力電圧指令値演算器9とは、マイク
ロプロセッサ(マイコン)又はDSPから成るディジタ
ル回路で構成されているが、理解を容易にするために等
価的にブロックで示されている。
インバータ回路であって、6個のIGBT即ち絶縁ゲー
ト・バイポーラ・トランジスタから成る第1〜第6のス
イッチQ1 〜Q6 を3相ブリッジ接続し、各スイッチQ
1 〜Q6 に逆並列に帰還用ダイオードD1 〜D6 を接続
したものである。即ち、第1及び第2のスイッチQ1、
Q2 の直列回路から成る第1相アームと、第3及び第4
のスイッチQ3 、Q4の直列回路から成る第2相アーム
と、第5及び第6のスイッチQ5 、Q6 の直列回路から
成る第3相アームを直流電源端子として整流平滑回路2
の出力端子2a、2bにそれぞれ接続し、各相アームの
中点から出力ライン3a、3b、3cを導出したもので
ある。
は、1次巻線4a、4b、4cから成る固定子の他に回
転子(図示せず)を有し、この回転子に負荷の変化に合
わせて省エネルギ運転が要求される例えばファン、ポン
プ等が結合されているものである。なお、この実施例で
は1次巻線4a、4b、4cがY結線され、インバータ
回路3の出力ライン3a、3b、3cに接続されてい
る。
路3のスイッチQ1 〜Q6 を制御するためのPWM(パ
ルス幅変調)制御信号を形成し、これをスイッチQ1 〜
Q6のゲート(制御端子)に供給するものであり、図2
に等価的に示すように構成されている。このPWMパル
ス形成回路5は、第1、第2及び第3相制御信号形成回
路5a、5b、5cと分配回路10とから成る。第1相
制御信号作成回路5aは、正弦波信号発生手段11と三
角波信号発生手段12と、コンパレータ13と、電圧制
御用乗算器14とから成る。第2相及び第3相制御信号
作成回路5b、5cは、第1相制御信号作成回路5aと
実質的に同一に構成されている。但し、第2相及び第3
相制御信号作成回路5b、5cにおける第1相制御信号
作成回路5aの正弦波信号発生手段11に相当するもの
は第1相の正弦波に対して120度及び240度の位相
差を有する正弦波信号を発生する。また、第2相及び第
3相制御信号作成回路5b、5cにおいては三角波信号
発生手段12に相当するものが省略されており、第1相
の三角波信号発生手段12が兼用されている。勿論、第
2相及び第3相制御信号作成回路5b、5cにも独立に
三角波信号発生手段を設け、これを第1相の三角波信号
発生手段12に同期させることができる。また、第2相
及び第3相制御信号作成回路5a、5bに独立に正弦波
信号発生手段を設ける代りに、第1相の正弦波信号発生
手段11から発生させた正弦波に対して遅延手段によっ
て120度及び240度の遅れを与えて第2相及び第3
相の正弦波を得ることができる。
ンバータ動作させる時に正弦波信号を発生する。この正
弦波信号は例えばROM(リード・オンリー・メモリ)
に格納された正弦波データの読み出しによって得る。正
弦波信号発生手段11の出力は乗算器14を介してコン
パレータ13の入力となる。乗算器14は図1の出力電
圧指令値演算器9の出力ライン9aの出力電圧指令値V
0 ′を正弦波信号に乗算し、コンパレータ13に送ると
共にライン9bで図1の出力電圧指令値演算器9に送る
ものである。乗算器14からは出力電圧指令値V0 ′で
振幅制御された正弦波電圧Vacが得られる。この正弦波
電圧Vacはコンパレータ13で図5(A)に示す三角波
電圧Vt と比較される。この結果、コンパレータ13か
らは図5(B)に示すPWMパルス即ちスイッチ制御信
号が得られる。なお、三角波電圧Vt の繰返し周波数は
正弦波電圧Vacの周波数よりも十分に高く設定されてい
る。ライン9aの出力電圧指令値V0 ′によって図5の
正弦波電圧Vacの振幅が制御されるので、出力電圧指令
値V0 ′の変化によって図5(B)のPWMパルスの幅
が変化し、インバータ回路3の出力電圧が変化する。第
2相及び第3相制御信号作成回路5b、5cの正弦波電
圧は図5(A)の正弦波電圧Vacに対して120度及び
240度の遅れを有するものである。従って、第1相、
第2相及び第3相の正弦波は図6に示すインバータの基
準相電圧Vu、Vv 、Vw に対応したものになる。な
お、コンパレータ13がディジタル比較手段の場合には
この出力段にディジタル・アナログ変換器を設ける。ま
た、コンパレータ13がアナログの電圧比較器の場合に
は、両方の入力ラインにディジタル・アナログ変換器を
設ける。
信号作成回路5a、5b、5cの出力パルスをインバー
タ回路3のスイッチQ1 〜Q6 に分配する。詳細には、
第1相制御信号作成回路5aのPWMパルスを図6
(B)(C)に示すように第1及び第2のスイッチQ1
、Q2 に分配し、第2相制御信号作成回路5bのPW
Mパルスを図6(D)(E)に示すように第3及び第4
のスイッチQ3 、Q4 に分配し、第3相制御信号作成回
路5cのPWMパルスを図6(F)(G)に示すように
第5及び第6のスイッチQ5 、Q6 に分配する。図6で
は各スイッチQ1 〜Q6 を1周期中の180度期間のみ
制御しているが、1周期中の120度期間のみ制御する
ように変形すること、又は1周期中の全期間制御するよ
うに構成することができる。1周期中の全期間制御する
場合には、第1及び第2のスイッチQ1、Q2 を互いに
反対動作させ、第3及び第4のスイッチQ3 、Q4 も互
いに反対動作させ、第5及び第6のスイッチQ5 、Q6
も互いに反対動作させる。
子又は変流器等から成る電流検出器CT1 、CT2 、C
T3 で検出した電流をアナログ・ディジタル変換し、こ
の瞬時値をライン6bに出力し、また瞬時値に基づいて
各相の出力電流の実効値を求めてライン6aに出力する
ものである。なお、電流検出器CT1 、CT2 、CT3
のいずれか1つを省き、省かれた相の電流を別の2つの
相の電流から演算で求めることもできる。本実施例では
インバータの3相の出力電流の実効値の平均を求めて出
力ライン6aに送出し、これを出力電圧制御に利用して
いる。もし、出力電圧指令値演算器が各相毎に独立に設
けられている場合には第1、第2、第3相の電流の実効
値をそれぞれの出力電圧指令値演算器に送る。
操作スイッチ(図示せず)等に基づく周波数設定信号に
応答して出力周波数指令をライン7aに送出するもので
ある。誘導電動機4の回転速度はインバータの出力周波
数に対応するので、回転速度を変える時には出力周波数
指令を変える。
0.8)を示す信号を発生するものであり、ライン8a
によってこの基準力率を出力電圧指令値演算器9に送
る。なお、基準力率は電動機4を省エネルギ駆動するた
めの制御に使用する。
び6bから与えられる出力電流値を示すデータ、ライン
7aから与えられる出力周波数指令、ライン8aから与
えられる基準力率を示す信号に基づいて電動機4を省エ
ネルギ駆動すると共に、電動機4の負荷(図示せず)ト
ルクが急増した時でも電動機4の回転速度の変動を抑制
することができる出力電圧指令値を作成するものであ
り、図3に示すように構成されている。更に詳しく説明
すると、この出力電圧指令値演算器9は等価的に出力電
圧指令発生器21と、減算器22と、力率演算器23
と、第1の補正値作成器24と、補正値制御器25とか
ら成る。
力周波数指令f0 に比例した出力電圧指令V0 を発生す
る。図7の特性線Aは出力周波数指令f0 の変化と出力
電圧指令V0 との関係を示す。なお、低周波数時即ち低
回転速度時において電動機4を確実に回転させるために
周波数f1 (例えば10〜15Hz)よりも低い領域では
一定電圧V1 を出力電圧指令とする。本実施例では出力
電圧指令発生器21から得られた出力電圧指令V0 をそ
のまま出力電圧指令出力ライン9aに送出しないで、減
算器22を通して出力する。減算器22は出力電圧指令
発生器21から得られた出力電圧指令V0 から補正値制
御器25の出力ライン25aの補正値Vc を減算して補
正出力電圧指令値V0′を出力する。なお、補正値Vc
は出力電圧指令値V0 よりも小さな値を有し、電動機4
の力率及び入力電流に応じて変化する。また、本実施例
では補正出力電圧指令値V0 ′が図7の特性線Aと特性
線Bとの間の領域の値をとる。
出力電流値I0 とライン9aの補正出力電圧指令値V0
′と出力電流の瞬時値と出力電圧の瞬時値とに基づい
て電動機4の力率cos θを演算する。インバータ回路3
が正常に動作すれば補正出力電圧指令値V0 ′に対応し
たインバータ出力電圧が得られるので、インバータ回路
3の出力電圧を直接に検出しなくてもこの情報を補正出
力電圧指令値V0 ′から得ることができる。但し、必要
に応じてインバータ回路3の出力電圧検出器を設け、こ
こから得られた電圧を力率演算器23に入力させること
ができる。周知のように力率cos θはP/V0 ′I0 で
求めることができる。ここで、電力Pはインバータの出
力電圧の瞬時値と出力電流の瞬時値とで求める。出力電
圧の瞬時値はライン9bによって図2の乗算器14の出
力段から得る。なお、インバータ回路3の出力電圧を検
出し、ここから出力電圧の瞬時値を得ることもできる。
インバータ出力電流の瞬時値は電流実効値演算器6の電
流瞬時値を示す情報を含むライン6bから得る。
aから得られた基準力率cos θr (例えば0.8)から
力率演算器23から得られた実際の電動機4の力率cos
θを減算して第1の補正値Va を得るものである。即
ち、この補正値作成器24はVa =cos θr −cos θを
演算するものであって、力率制御器とも呼ぶことができ
るものである。
第1の補正値作成器24に接続され、また電流実効値ラ
イン6aに接続され、また周波数指令ライン7aに接続
され、またライン21aによって出力電圧指令発生器2
1に接続されている。この補正値制御器25は、第1の
補正値作成器24から得られた第1の補正値Va を出力
電流I0 及び周波数f0 に基づいて制御するものであっ
て、図4に示すように構成されている。即ち、補正値制
御器25は、リミッタ31と、基準電流発生器32と、
第1の割算器33と、下限リミッタ34と、第1の乗算
器35と、第2の割算器36と、上限リミッタ37と、
ゲイン調整器38と、第2の乗算器39とから成る。
正値Va を乗算器39から得られた第2の補正値Vb で
リミッタ処理(制限処理)して出力電圧補正値Vc を出
力するものである。第1の補正値Va は力率制御信号で
あって、電動機4の負荷変動に応じて変化し、第2の補
正値Vb も負荷変動に応じて変化する。従って、リミッ
タ31におけるリミッタレベルは一定でない。図8は軽
負荷時のリミッタ31の入出力関係を示す。第1の補正
値Va の0〜Va4の範囲はリミッタレベルとしての第2
の補正値Vb2以下であるので、リミッタ31の出力は第
1の補正値Vaに比例して変化する。第1の補正値Va
が第2の補正値Vb 即ち軽負荷時のVb2と同一のVa4以
上になると、リミッタ31の出力は第2の補正値Vb
(軽負荷時のVb2)になる。なお、軽負荷時には図8の
主として第1の補正値Va がVa4よりも高い領域で動作
する。電動機4の負荷が重負荷又は定格負荷の場合に
は、力率が良くなるために第1の補正値Va が小さくな
り、またインバータ出力電流I0 が大きくなるために、
これに反比例的に第2の補正値Vb が小さくなる。この
結果、重負荷時のリミッタ31の入出力関係は図9とな
る。即ち、第1の補正値Va が図8のVa4よりも低いV
a2になった時に第2の補正値Vb =Vb1に達し、リミッ
タ31の出力VcはVa2以上で第2の補正値Vb =Vb1
になる。図9の重負荷時の第2の補正値Vb1は図8の軽
負荷時の第2の補正値Vb2よりも低い。リミッタ31の
出力ライン25aの出力電圧補正値Vc は図3の減算器
22の負入力端子に入力しているので、リミッタ31か
ら出力される出力電圧補正値Vc が高い程、インバータ
出力電圧即ち補正された出力電圧指令値V0 ′は低くな
る。
手段を、上限リミッタ37の入出力関係を示す図10、
及び軽負荷から重負荷に変化した時の各部の状態を示す
図11を参照して説明する。図4の基準電流発生器32
は電動機4の定格電流に対応する基準電流値Ir を発生
する。第1の割算器33はライン6aの出力電流I0 を
基準電流Ir で割算してIa=I0 /Ir の値を求め
る。この第1の割算器33の出力Ia は出力電流I0 の
基準電流Ir に対する割合を示し、通常は1よりも小さ
い値を有する。第1の割算器33に接続された下限リミ
ッタ34は、割算出力Ia の下限リミッタ値(例えば
0.25〜1)を決めるものであり、図11(A)
(B)でL1 で示されている。従って、図11(A)の
t1 以前に示すように下限リミッタ34の入力が下限リ
ミッタ値L1 よりも低い時には図11(B)に示すよう
に下限リミッタ34の出力Ib は下限リミッタ値L1 に
なる。t1 以後においては下限リミッタ34の入力Ia
が下限リミッタ値L1 よりも大きいので、下限リミッタ
34の出力Ib は入力Ia と同一になる。インバータ出
力電圧指令値V0 ′は図11(B)と図11(E)との
関係から明らかなように下限リミッタ34の出力Ib に
比例的に変化するので、t0 〜t1 区間で下限リミッタ
34の出力が入力よりも高められたということは、イン
バータ出力電圧を高める方向に第2の補正値Vb を補正
したことを意味する。この結果、下限リミッタ34は、
電動機4の負荷が小さい時にインバータ出力電圧が図7
の特性線Bよりも低くなることを防ぐように機能する。
下限リミッタ34に接続された第1の乗算器35は第2
の割算器36の分母のゲインを調整するものであって、
この実施例では下限リミッタ34の出力Ib の2乗の値
Ic を出力する。第1の乗算器35の出力Ic が分母に
入力する第2の割算器36は、インバータの出力周波数
を考慮して補正係数Kを求める。出力周波数f0 のライ
ン7aに接続された上限リミッタ37は、図10に示す
ように周波数f0 がf1 (例えば15Hz)以下の範囲
では周波数を制限しないが、f1 (15Hz)よりも高
い領域では一定値(例えば1)に制限するものである。
この上限リミッタ37は省エネルギ運転の実質的な開始
周波数を決定する機能を有する。上限リミッタ37で決
定された比較的低い制限周波数(例えば15Hz)より
も低い周波数帯域で出力電圧の大幅な低下を伴う省エネ
ルギ運転を行うと、電動機4の円滑な回転が不可能にな
る恐れがある。従って、図7に示すように例えば周波数
f1 よりも低い領域では特性線Bの傾きが緩るくなり、
低い周波数であるにも拘らず比較的高い電圧が電動機4
に供給される。なお、上限リミッタ37をコンパレータ
に置き換え、図10の周波数f1 よりも低い領域でfa
を0にし、f1 よりも高い領域で1とすることも可能で
ある。この場合には出力周波数f0 が0〜f1 の区間で
図7の特性線Aの出力電圧がそのまま電動機4に供給さ
れる。上限リミッタ37に接続されたゲイン調整器38
は第2の割算器36の分母との整合性をとるようにゲイ
ンを調整するものである。第2の割算器36では、図1
0に示すリミッタ出力fa をゲイン調整したものを分子
とし、インバータ出力電流I0 に対応する乗算器35の
出力Ic を分母とした演算が実行される。従って、出力
周波数f0 がf1 (15Hz)以上では一定値の分子を
分母のIc で割算していることになり、この割算器36
の出力Kは出力電流I0 に反比例的に変化する。第2の
乗算器39はインバータ出力電圧指令値V0 に割算器3
6のKを乗算して第2の補正値Vb =KV0 を出力す
る。この第2の補正値Vb は出力電流I0が大きいほど
小さくなる。なお、出力電流I0 が一定であり且つ出力
周波数f0 がf1 (15Hz)以上の場合には割算器3
6から得られる補正係数Kは周波数の変化に無関係の一
定値になる。補正係数Kが一定であっても、出力電圧指
令値V0 は周波数指令f0 に応じて変化するので、補正
後の最低出力電圧指令値V0 ′を示す図7の特性線Bは
周波数に応じて変化している。しかし、特性線AとBと
の間の可変範囲幅の特性線Aの値に対する割合はf1 〜
f2 区間の各周波数で同一である。
イン24aの第1の補正値Va をライン25aに送出
し、Va =Vc とすれば、図7の出力周波数f2 の時に
例えば図3の減算器22から図7の例えばV3 で示す出
力電圧指令V0 ′が発生する。一方、本実施例に従って
リミッタ31を設けると、従来と同一出力周波数、同一
出力電流の時に第2の補正値Vb による補正が加算さ
れ、図7のV4 で示す出力電圧指令V0 ′が得られる。
なお、図7で周波数f2 における出力電圧可変範囲はV
2 〜V5 である。
化を説明する。電流(実効値)I0が図11のt1 時点
で急増すると、出力電流I0 に対応する割算器33の出
力Ia 、及び下限リミッタ34の出力Ib が図11
(A)(B)に示すように大きくなる。一方、第2の補
正値Vb は図11(C)に示すように出力電流I0 に反
比例的に変化し、Vb2からVb1に下る。第2の補正値V
b はt1 以前の軽負荷時には第1の補正値Va よりも低
くなるように調整されているので、リミッタ31による
制限動作が生じ、リミッタ31の出力Vc は図11
(D)に示すように第2の補正値Vb となる。t1 時点
で出力電流I0 が急増すると、第1の補正値(力率制御
信号)Va は図11(C)に示すように低下する。しか
し、閉ループ制御の応答遅れによって第1の補正値Va
の急激な低下は生じない。従って、もし、第1の補正値
Va をそのまま出力電圧の補正値に使用すると、出力電
圧不足による回転速度の低下が生じる。これに対し、本
実施例では第2の補正値Vb がt1時点でVb2からVb1
に低下し、図11(D)に示すようにリミッタ31の出
力Vc はt1 〜t2 区間で第2の補正値Vb =Vb1に保
たれる。Vb1はVb2よりも低い値であるので、図3の減
算器22における減算量が少なくなり、インバータ出力
電圧指令値V0 ′は図11(E)に示すようにt1 時点
でV01からV02に上り、負荷急増による回転速度の低下
を抑制する。負荷が比較的大きいために第1の補正値V
a が図11(C)に示すようにt2 時点で第2の補正値
Vb =Vb1を横切ると、リミッタ31による制限動作が
解除され、図11(D)に示すようにリミッタ31の出
力Vc は第1の補正値Va を出力する。t2 以後におけ
る第1の補正値Va は第2の補正値Vb =Vb1よりも低
いので、t2 以後に出力電圧指令値V0 ′は図11
(E)に示すようにt1 〜t2 区間のV02よりも高いV
03となる。t2 以後では、第1の補正値Va 即ち力率制
御信号で力率を基準力率にするように出力電圧が制御さ
れるので、高効率運転状態となり、電力損失の低減即ち
省エネルギが達成される。また、t2 以前の第2の補正
値Vb による制御期間においても、インバータ出力電圧
は特性線Aよりも低い電圧とされているので、電力損失
の低減効果が得られる。
ば省エネルギ性向上と負荷応答性向上とを両立させるこ
とができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 整流平滑回路2を単相全波又は単相半波又は三
相半波二相全波又は二相半波等の整流回路に変えること
ができる。 (2) 図1の符号5〜9で示す部分をマイコンで構成
しないで個別回路又はアナログ回路で構成することがで
きる。 (3) 図4の下限リミッタ34及び上限リミッタ37
の一方又は両方を省いた構成にすることができる。 (4) 第2の補正値Vb を出力電圧指令値V0 及び出
力電流I0 で連続的に変化させないで、多段階に変化さ
せるように構成することができる。
である。
ック図である。
ック図である。
ある。
る。
イッチのPWMパルスによる制御区間とを示す波形図で
ある。
の関係を示す特性図である。
、Vc を示す図である。
Va 、Vb 、Vc を示す図である。
す図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 インバータの出力電圧を指令するための
出力電圧指令値を用意し、 力率変動を伴なう負荷の基準力率を示す信号を用意し、 前記インバータの出力電流を検出し、 前記出力電流の検出値と前記インバータの出力電圧を示
す値とに基づいて前記負荷の力率を演算し、 前記演算で求めた力率値と前記基準力率との差を示す第
1の補正値を求め、前記出力電流の値の変化範囲の少な
くとも一部において前記出力電流の値の変化に応じて変
化する補正係数を決定し、 前記出力電圧指令値と前記補正係数とに基づいて、前記
出力電流の大きさに応じて前記インバータの出力電圧を
変化させるための第2の補正値を求め、 前記第1の補正値で指示されている前記インバータの出
力電圧の低減量が前記第2の補正値で指示されている前
記インバータの出力電圧の低減量よりも高い時には前記
第2の補正値に基づいて前記出力電圧指令値を補正して
第1の補正出力電圧指令値を作成し、この第1の補正出
力電圧指令値によって前記インバータを制御し、前記第
1の補正値で指示されている前記インバータの出力電圧
の低減量が前記第2の補正値で指示されている前記イン
バータの出力電圧の低減量よりも低い時には前記第1の
補正値によって前記出力電圧指令値を補正して第2の補
正出力電圧指令値を作成し、この第2の補正出力電圧指
令値によって前記インバータを制御することを特徴とす
るインバータの制御方法。 - 【請求項2】 前記補正係数は、 前記出力電流を基準電流で割算し、 この割算の出力値に対してリミッタ処理を施し、 一定値又は前記インバータの出力周波数に対応する第1
の値を前記リミッタ処理を施した値又はこれに対応した
第2の値で割算したものであることを特徴とする請求項
1記載のインバータの制御方法。 - 【請求項3】 前記第2の値は前記リミッタ処理を施し
た値を2乗した値であることを特徴とする請求項2記載
のインバータの制御方法。 - 【請求項4】 前記第1の値は、前記インバータの出力
周波数が所定周波数よりも高い時に一定値となり、前記
出力周波数が前記所定周波数よりも低い時には前記出力
周波数に対応した値になるものである請求項2又は3記
載のインバータの制御方法。 - 【請求項5】 前記第1及び第2の補正値による前記第
1及び第2の補正指令電圧値の作成は、前記第2の補正
値をリミッタ値として前記第1の補正値をリミッタ処理
し、このリミッタ処理後の出力値を前記出力電圧指令値
から減算して補正指令電圧値を得ることである請求項1
又は2又は3又は4記載のインバータの制御方法。 - 【請求項6】 インバータの出力電圧を指令するための
出力電圧指令値発生手段と、 前記力率変動を伴なう負荷の基準力率を示す信号を発生
する基準力率発生手段と、 前記インバータの出力電流の検出手段と、 前記出力電流の検出値と前記インバータの出力電圧を示
す値とに基づいて前記負荷の力率を演算する力率演算手
段と、 前記力率演算手段で求めた力率値と前記基準力率との差
を示す第1の補正値を求める演算手段と、 前記出力電流の検出手段で検出された出力電流の変化範
囲の少なくとも一部において前記出力電流の値の変化に
応じて変化する補正係数を演算する手段と、 前記出力電圧指令値と前記補正係数とに基づいて、前記
出力電流の大きさに応じて前記インバータの出力電圧を
変化させるための第2の補正値を求める演算手段と、 前記第1の補正値で指示されている前記インバータの出
力電圧の低減量が前記第2の補正値で指示されている前
記インバータの出力電圧の低減量よりも高い時には前記
第2の補正値を出力し、前記第1の補正値で指示されて
いる前記インバータの出力電圧の低減量が前記第2の補
正値で指示されている前記インバータの出力電圧の低減
量よりも低い時には第1の補正値を出力するリミッタ手
段と、 前記出力電圧指令値から前記リミツタ手段の出力を減算
して補正出力電圧指令値を得る手段と、 前記補正出力電圧指令値に対応した出力電圧が得られる
ように前記インバータのスイッチの制御信号を形成する
手段とを備えていることを特徴とするインバータの制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01818298A JP3269521B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | インバ−タの制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01818298A JP3269521B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | インバ−タの制御方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206141A true JPH11206141A (ja) | 1999-07-30 |
| JP3269521B2 JP3269521B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=11964480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01818298A Expired - Fee Related JP3269521B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | インバ−タの制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3269521B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2348519A (en) * | 1999-03-31 | 2000-10-04 | Delta Electronics Inc | Compensating converter output power factor |
| JP2009124799A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | モータ制御装置 |
| JP2015107048A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 誘導電動機制御装置 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP01818298A patent/JP3269521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2348519A (en) * | 1999-03-31 | 2000-10-04 | Delta Electronics Inc | Compensating converter output power factor |
| GB2348519B (en) * | 1999-03-31 | 2001-05-16 | Delta Electronics Inc | Method for compensating signal |
| JP2009124799A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | モータ制御装置 |
| JP2015107048A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 誘導電動機制御装置 |
| US9379658B2 (en) | 2013-11-29 | 2016-06-28 | Lsis Co., Ltd. | Apparatus for controlling induction motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3269521B2 (ja) | 2002-03-25 |
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