JPH11206448A - 化粧用塗布具 - Google Patents

化粧用塗布具

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JPH11206448A
JPH11206448A JP994198A JP994198A JPH11206448A JP H11206448 A JPH11206448 A JP H11206448A JP 994198 A JP994198 A JP 994198A JP 994198 A JP994198 A JP 994198A JP H11206448 A JPH11206448 A JP H11206448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムラテックススポンジを酸化或は還元によ
り防汚処理したとしても、抗菌、防黴、紫外線吸収、酸
化防止等の機能が失われることがないような、ゴムラテ
ックススポンジからなる化粧用塗布具を提供する。 【解決手段】 ポリアクリル酸エステル樹脂またはポリ
ウレタン樹脂からなる中実の球形粒子に機能性薬剤が含
有されており、前記球形粒子がゴムラテックススポンジ
に混入または付着しており、該ゴムラテックススポンジ
により塗布具母材が構成されていることを特徴とする化
粧用塗布具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧塗布具、特に化
粧用ゴムラテックススポンジに、抗菌、防黴機能或はN
oxガスや紫外線による変色防止や硬化防止の機能を付
与した化粧用塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧用塗布具としてのゴムラテックスス
ポンジは、従来から老化防止剤、酸化防止剤は添加され
ており、通常はその機能を果たすものである。
【0003】また、化粧用ゴムラテックススポンジに、
抗菌、防黴機能或はNoxガスや紫外線による変色防止
や硬化防止の機能を付与するために、ZPT、TBZ等
のような粉末を粉砕して微細粒子とした抗菌、防黴剤や
紫外線吸収剤や酸化防止剤をNBR、NR、SBR、等
のラテックススポンジに含有させることが試みられてい
る。
【0004】しかし、このような抗菌、防黴剤や紫外線
吸収剤や酸化防止剤をスポンジの原料のゴムラテックス
に直接混入するとフォームの形成時に発泡の安定性に悪
影響を及ぼす傾向がある。また、前述した機能性処理剤
を発泡原料に混入する代わりに、出来上がったスポンジ
に付着させると、化粧用塗布具を繰り返し洗濯するうち
に機能性処理剤が脱落してしまうという問題がある。
【0005】このような、問題を解決するために、本願
出願人は先に特公平7−95964号公報において抗菌
剤、防黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、老化防止剤ような機能性処理剤を多孔質粉粒体また
はマイクロカプセルに内包させて、この多孔質粉粒体ま
たはマイクロカプセルを発泡体原料に混入して発泡さ
せ、化粧用塗布具とすることを提案した。このような化
粧用塗布具は非常に機能性の高いものが得られることが
分かっている。
【0006】一方、化粧用ゴムラテックススポンジから
なる化粧用塗布具は、使用していくうちに銅イオンによ
り変色して塗布具が黒ずんでしまう。このような問題を
解決するために、最近では、ゴムラテックススポンジを
酸化または還元処理により防汚加工を行うことが高級な
化粧用塗布具では多い。このような防汚処理を施したゴ
ムラテックススポンジは色白のものであり、消費者に好
まれる傾向がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴムラテック
スを用いて発泡させ、その後、防汚処理を施すために酸
化或は還元処理を行った場合、多孔質粉粒体に含浸させ
た機能性処理剤は、その酸化または還元工程において化
学変化してその機能を果たさなくなったり、或は機能性
処理剤を除去するための水中での揉み洗い等により極め
て早く脱落して、殆ど残留しなくなり、その機能を果た
さなくなる。
【0008】また、マイクロカプセルに機能性処理剤を
入れた場合でも、酸化或は還元工程においてマイクロカ
プセルが破壊され、マイクロカプセルに入っていた機能
性処理剤も酸化或は還元され、その機能を果たさなくな
ったり、水中での揉み洗い等により極めて早く脱落し
て、殆ど残留しなくなり、その機能を果たさなくなって
しまう。
【0009】すなわち、ゴムラテックススポンジに対し
て、抗菌剤、防黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、老化防止剤等を使用しても、防汚加工により
抗菌、防黴性を失ってしまったり、紫外線吸収性や酸化
防止性の効果を失ってしまい弾性が失われたり、変色が
起こったりするという欠点を持っている。
【0010】本発明は、前述したようなゴムラテックス
スポンジからなる化粧用塗布具において、ゴムラテック
ススポンジを酸化或は還元により防汚処理したとして
も、前述したような抗菌、防黴、紫外線吸収、酸化防止
等の機能が失われることがないような化粧用塗布具を提
供することを目的とするものである。当然ながら、本発
明は、酸化漂白や還元などの工程を行わないゴムラテッ
クススポンジにも適用できるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポリア
クリル酸エステル樹脂またはポリウレタン樹脂からなる
中実の球形粒子に機能性薬剤が含有されており、前記球
形粒子がゴムラテックススポンジに混入または付着して
おり、該ゴムラテックススポンジにより塗布具母材が構
成されていることを特徴とする化粧用塗布具により、前
述の目的を達成する。
【0012】本発明における機能性薬剤は、抗菌剤、防
黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化
防止剤の1種類または2種類以上である。抗菌剤または
防黴剤を用いることにより抗菌、防黴性を有する化粧用
塗布具が得られ、紫外線防止剤または紫外線吸収剤を用
いることにより紫外線吸収性を有する化粧用塗布具が得
られ、酸化防止剤、老化防止剤を用いることにより抗酸
化、老化防止機能を有する化粧用塗布具が得られる。
【0013】本発明は化粧用ラテックススポンジの抗菌
剤、防黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、老化防止剤等の薬効を持続させるために、前記機能
性薬剤をポリアクリル酸エステル樹脂またはポリウレタ
ン樹脂の微粒子に固溶体として含有させて、機能性薬剤
含有の中実の球形粒子とする。
【0014】次いで、この機能性薬剤含有の中実の微細
球形粒子をゴムラテックス発泡配合液に添加して、所謂
ダンロップ法等により発泡凝固し、加熱加硫させてスポ
ンジ体とする。この製造されたゴムラテックススポンジ
を用いて化粧用塗布具とする。
【0015】或は、機能性薬剤含有の中実の微細球形粒
子を発泡原料に混入せずに、通常にゴムラテックススポ
ンジを製造し、その後、機能性薬剤含有の中実の微細球
形粒子をスポンジの骨格表面に固着させ、そして化粧用
塗布具とする。ポリアクリル酸エステル樹脂またはポリ
ウレタン樹脂はゴムラテックススポンジに対する馴染み
がよく、固着性がよいので、化粧用塗布具を普通に洗濯
した程度では脱落し難い。
【0016】
【作用】本発明の化粧用塗布具は、中実の機能性薬剤含
有の中実の微細球形粒子であるポリアクリル酸エステル
樹脂またはポリウレタン樹脂から、徐々に機能性薬剤が
浸出(ブリード)して球形粒子の表面に現れる徐放性を
利用したものである。
【0017】すなわち、ゴムラテックススポンジを酸化
または還元処理により防汚加工する際に、球形粒子の表
面の機能性薬剤が酸化、還元等の作用を受けて分解や溶
出して、防黴性、抗菌性、紫外線吸収性、酸化防止性等
の機能が一旦失われてもなくなっても、それは一時的な
ものであり、暫くすると球形粒子に固溶体として含有さ
れている機能性薬剤は球形粒子の表面にブリードアウト
し、その抗菌性、防黴性、紫外線吸収性、酸化防止性等
の機能を再び発揮する。紫外線吸収剤や酸化防止剤や老
化防止剤の分解や溶出を防止することができるものであ
る。
【0018】また、本発明によれば、機能性薬剤の機能
低下を考慮する必要がないので、ゴムラテックススポン
ジを強い酸化または還元処理することができ、それによ
り銅イオンに対して着色する原因となる加硫促進剤等を
分解することができ、汚染防止性を向上させた化粧用ラ
テックススポンジを製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の化粧用塗布具において
は、ポリアクリル酸エステル樹脂またはポリウレタン樹
脂からなる中実の球形粒子に機能性薬剤が含有されてい
る。この球形粒子は塗布具母材となるゴムラテックスス
ポンジの発泡骨格内に混入されているかまたは発泡骨格
表面に付着している。。
【0020】本発明において機能性薬剤としては、抗菌
剤、防黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、老化防止剤の1種類または2種類以上を使用でき
る。
【0021】抗菌、防黴剤としては、ZPT(ジンクピ
リチオン)またはTBZ(チアベンダゾール亜鉛)等を
用いる。
【0022】紫外線吸収機能或はサンスクリーン機能を
持った薬剤としては、Escalol 507(4-Dimethylamino-Be
nzoic Acid 2-ethylhexyl ester)、Escalol 506(4-Dime
thylamino-Benzoic Acid Pentyl ester)、Escalol 106
(Glycerol P-Aminobenzoate)、Cinoxyate 3(4-Methoxyp
henyl)2-propenoic acid 2-ethoxyethyl ester)、
【0023】
【化1】 Parsol MCX(2 Ethyl-Hexyl 3 (4-Methoxyphenyl)propen
oate) 、または
【0024】
【化2】 等の1種または2種以上を用いる。
【0025】抗酸化または老化防止剤としては、フェノ
ール類の抗酸化または老化防止剤、アミン類の抗酸化ま
たは老化防止剤、MBI(2-Mercaptobenz-imidazole)ま
たはNiBDC(Nickel Di-butyl-Dithiocarbamate) 等
の1種または2種以上を用いればよい。
【0026】フェノール類の抗酸化または老化防止剤と
しては、BHT(Butylated hydroxytoluene)、BBMT
BP(4,4,Butylidene bis(6-tert-butyl-m-cresol)、M
BMTBP(2,2-Methylene bis(6-tert-butyl-m-creso
l)、DAHQ(Di-tert Amyl-Hydroquinone)、DBHQ
(Di-tert Butyl-Hydroquinone)、またはヒンタードフェ
ノール(Hintered Phenol Delivatives) 等の1種または
2種以上を用いる。
【0027】アミン類の抗酸化または老化防止剤として
は、DPPD(N,N'Di-Phenyl-p-phenylene-Diamine)、
TMDQ(Polymerized 2,2,4-trimethyl-1,2-diHydro-q
uinone)、DAHQ(Di-tert Amyl-Hydroquinone)、DB
HQ(Di-tert Butyl-Hydroquinone)、IPPD(N,Isopr
opyl-N'-Phenyl-p-Phenylene-Diamine)等の1種または
2種以上を用いる。
【0028】抗菌剤、防黴剤、紫外線防止剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、老化防止剤等の機能性薬剤が含有さ
れているポリアクリル酸エステル樹脂またはポリウレタ
ン樹脂からなる中実の球形粒子を製造するには、先ず、
前記樹脂のプレポリマーに機能性薬剤を所定量添加し、
攪拌して混合物とする。この混合物を懸濁安定剤を含む
水溶液中に添加し、攪拌しつつ重合させて機能性薬剤含
有の球形粒子とする。そして固液分離し、乾燥して機能
性薬剤含有の球形粒子を得る。
【0029】
〔実施例1〕
配合A: ニッポラン981{日本ポリウレタン(株)の製品} 100.2部 デスモジュールW-5{住友バイエルウレタン(株)の製品} 35部 トルエン(1.6ヘキサンジオールポリカーボネートジオール)50部 計 185.2部 の混合液から重合したポリウレタンプレポリマーにZP
Tを18部添加攪拌した混合物を予め製造する。次に、 水 1,000部に メチルセルロース{信越化学(株)の製品} 5部 の水溶液中にて 上記ZPT添加のウレタンプレポリマー 165部 メチルメタアクリレート 150部 パーブチルPV{日本油脂(株)の製品} 1.6部 (ナーブチル パーオキシド ビバレート) を添加して懸濁、攪拌しつつ重合してZPT含有のポリ
ウレタン球形粒子とし固液分離し、乾燥してZPT入り
のポリウレタン球形粒子とした。
【0030】次に、下記の配合Bに従って、上述のよう
に製造されたZPT含有のポリウレタン球形粒子を添加
したNBRゴムラテックス発泡液をオークスミキサーに
よって凝固剤としての珪弗化ソーダ分散液を添加しつ
つ、空気を吹き込んで5.05倍に発泡しつつ吐出し、
直径55mmのアルミ筒のモールドに注入して凝固させ、
次に130℃、40分間、蒸熱加硫させた。これを冷却
後に脱筒して、遠心脱水し、NBRラテックススポンジ
の筒とした。このスポンジ筒を8mm厚さにカットして縁
部を研削して化粧用スポンジパフとした。
【0031】 配合B: Nipoll#531-B {NBRラテックス、日本ゼオン(株)} 70部 Nipoll#531 {NBRラテックス、日本ゼオン(株)} 30部 トリメンベース(50%乳液) (凝固助剤) 0.65部 活性硫黄(40%乳液) 1.63部 促進剤MZ(50%乳液) 1.63部 酸化防止剤(50%乳液) 0.65部 老防剤{W-300/W-400(50%乳液)} 0.65部 珪弗化ソーダ(50%乳液) 適宜 上述のZPT入りポリウレタン球形粒子 8部 計 113.21部 ゴム固形分に対してZPTを同じ部数添加した従来のス
ポンジパフでは洗濯5回後には殆どZPTが残留してい
ないのに対して、本方法で製造したスポンジパフでは残
留ZPTは添加量の80%以上が残留しており、優れた
抗菌、防黴性を残していた。
【0032】更に、7日間すると殆ど洗濯5回前と同程
度の抗菌、防黴性を示した。 〔実施例2〕 配合C: プラクセル308{ダイセル化学(株)の製品} 85.4部 イソホロンジイソシアネート{日本ポリウレタン(株)の製品}108部 トルエン 40部 の混合液から重合したポリウレタンプレポリマーにZP
Tを23部添加攪拌した混合物を予め製造した。次に、 水 1,000部に ミズノール201{ユニチカ(株)の製品} 5部 (変性ポリビニルアルコール) の水溶液中にて 上記ZPT添加のウレタンプレポリマー 90部 アリルメタアクリレート 11部 メチルメタアクリレート 125部 n−プチルメタアクリレート 63部 パーブチルPo{日本油脂(株)の製品} 4.2部 を添加して懸濁、攪拌しつつ重合してZPT含有のポリ
ウレタン/アクリル酸エステル球形粒子とし固液分離
し、乾燥してZPT入りのポリウレタン/アクリル酸エ
ステル球形粒子とした。
【0033】 Nipoll#531-B {日本ゼオン(株)} 70部 Nipoll#531 {日本ゼオン(株)} 30部 トリメンベース(50%乳液) 0.65部 活性硫黄(40%乳液) 1.63部 促進剤MZ(50%乳液) 1.63部 酸化防止剤(50%乳液) 0.65部 老防剤{W-300/W-400(50%乳液)} 0.65部 計 112.21部 の処方のゴムラテックス発泡液に上記ポリウレタン/ア
クリル酸エステル球形粒子を8部添加し、オークスミキ
サーによって空気を吹き込んで4.9倍に発泡しつつ、
凝固剤としての珪弗化ソーダ分散液を添加しつつ、吐出
し、直径65mm×90cmの筒に注入して凝固させ、次い
で102℃、60分間、蒸熱加硫させた後、脱筒して遠
心脱水し、NBRラテックススポンジの筒状体とした。
【0034】このスポンジの筒状体を9mm厚さにカット
して縁部を研削して乾燥して本発明の化粧用スポンジパ
フとした。
【0035】従来方法でZPTやTBZをゴム固形分に
対して同じ部数添加したゴムラテックススポンジパフが
防汚加工のための酸化処理にSPC(過酢酸)1.2%
で60℃、30分間処理したものは殆どZPTが残留し
ないのに比較して、本方法で製造したスポンジパフは残
留ZPTは添加量の70%以上残留しており、優れた防
黴性を示した。 〔実施例3〕 Nipoll#531-B {日本ゼオン(株)} 70部 Nipoll#531 {日本ゼオン(株)} 30部 トリメンベース(50%乳液) 0.65部 活性硫黄(40%乳液) 1.63部 促進剤MZ(50%乳液) 1.63部 酸化防止剤(50%乳液) 0.65部 老防剤{W-300/W-400(50%乳液)} 0.65部 珪弗化ソーダ(50%乳液) 適宜 計 112.21部 の処方のゴムラテックス発泡液をオークスミキサーによ
って空気を吹き込んで4.90倍に発泡しつつ凝固剤と
しての珪弗化ソーダ分散液を添加しつつ、吐出し、直径
65mm×90cmの筒に注入して凝固させ、次いで102
℃、60分間、蒸熱加硫させた後、脱筒して遠心脱水
し、NBRラテックススポンジの筒状体とした。
【0036】このスポンジの筒状体を9mm厚さにカット
して縁部を研削して乾燥して化粧用スポンジパフとし
た。
【0037】 この化粧用パフに エラストランH-32(水溶性ホ゜リウレタン、第一工業製薬の製品) 5%ows エラストランBN-08(水溶性ホ゜リウレタン、第一工業製薬の製品) 2%ows キャタリスト#32(触媒、、第一工業製薬の製品) 0.5%ows 下記のZPT入りホ゜リウレタン/ホ゜リアクリル酸エステル球状体 2%ows を含む水溶液に浸漬し、80%絞り率に脱液し、次いで
80℃で30分間乾燥し、更に、125℃、20分間加
熱加硫して化粧用スポンジパフとした。なお、%ows
は水溶液中における重量%を表す。
【0038】上述のZPT入りポリウレタン/ポリアク
リル酸エステル球形粒子の製造を示す。
【0039】 プラクセル308{ダイセル化学(株)の製品} 85.4部 イソホロンジイソシアネート{日本ポリウレタン(株)の製品}108部 トルエン 40部 の混合液から重合したポリウレタンプレポリマーにZP
Tを23部添加攪拌した混合物を予め製造する。次に、 水 1,000部に ミズノール201{ユニチカ(株)の製品} 5部 (変性ポリビニルアルコール) の水溶液中にて 表1のウレタンプレポリマー 90部 アリルメタアクリレート 11部 メチルメタアクリレート 125部 n−プチルメタアクリレート 63部 パーブチルPo{日本油脂(株)の製品} 4.2部 を添加して懸濁、攪拌しつつ重合してZPT含有のポリ
ウレタン/アクリル酸エステル球形粒子とし固液分離
し、乾燥してZPT入りのポリウレタン/アクリル酸エ
ステル球形粒子とした。
【0040】従来方法でZPTをゴム固形分に対して同
じ部数添加したゴムラテックススポンジパフが過酢酸の
0.5%浴に20分間40℃浸漬後には殆どZPTが残
留しないのに比較して、本方法で製造したスポンジパフ
は7日後にはZPTは添加量の70%以上残留している
効果を有し、優れた防黴性を示した。 〔実施例4〕下記の処方の配合物からなるNBRゴムラ
テックス発泡液をオークスミキサーによって凝固剤とし
ての硅弗化ソーダ分散液を添加しつつ、空気を吹き込ん
で5.05倍に発泡しつつ吐出し、直径55mmのアルミ
筒のモールドに注入して凝固させ、次に130℃、40
分間、蒸熱加硫させ、冷却後に脱筒して遠心脱水し、N
BRラテックススポンジの筒とした。このスポンジ筒を
8mm厚さにカットして縁部を研削して化粧用スポンジパ
フとした。
【0041】 Nipoll#531-B {日本ゼオン(株)} 70部 Nipoll#531 {日本ゼオン(株)} 30部 トリメンベース(50%乳液) 0.65部 活性硫黄(40%乳液) 1.63部 促進剤MZ(50%乳液) 1.63部 珪弗化ソーダ(50%乳液) 適宜 ZPT(Zinc prithione)(50%乳液)を5%及び 老化防止剤{W-300/W-400(50%乳液)}を5%含有させた ポリエステルポリウレタン球状体 5.0部 計 109.56部 従来方法で老化防止剤W−300/400をゴム固形分
に対して同じ部数添加したスポンジパフがSPC(過酢
酸)0.8%、80分の処理でZPTおよび老化防止剤
W−300/400は殆ど残留していないが、本方法で
製造したスポンジパフは残留ZPTおよび老化防止剤は
添加量の50%以上残留しており、優れた抗菌、防黴性
および老化防止性を示した。
【0042】更に、7日間すると殆どSPCの処理前と
同程度の抗菌、防黴性と老化防止性を示した。 〔実施例5〕 Nipoll#531-B {日本ゼオン(株)} 70部 Nipoll#531 {日本ゼオン(株)} 30部 トリメンベース(50%乳液) 0.65部 活性硫黄(40%乳液) 1.63部 促進剤MZ(50%乳液) 1.63部 珪弗化ソーダ(50%乳液) 適宜 老化防止剤BHT(50%乳液)を5%及び ZPT(50%乳液)を5%0%含有させた ポリアクリル酸エステル球状体 6.0部 計 11.56部 の処方のゴムラテックス発泡液をオークスミキサーによ
って空気を吹き込んで4.90倍に発泡しつつ凝固剤と
しての硅弗化ソーダ分散液を添加しつつ、吐出し、直径
65mm×90cmの筒に注入して凝固させ、次いで102
℃、60分間、蒸熱加硫させた後、脱筒して遠心脱水
し、NBRラテックススポンジの筒状体とした。
【0043】このスポンジの筒状体を9mm厚さにカット
して縁部を研削して乾燥して本発明の化粧用スポンジパ
フとした。従来方法でZPTとTBZ或は老化防止剤B
HTをゴム固形分に対して同じ部数添加したゴムラテッ
クススポンジパフがSPC処理によって殆ど残留しない
のに比較して、本方法で製造したスポンジパフは残留Z
PTおよびBHTは添加量の70%以上残留しており、
優れた抗菌、防黴性を示し、更に優れた酸化防止効果を
もっていた。
【0044】なお、ZPTおよびBHT入りポリアクリ
ル酸エステル球形粒子は実施例3で示したものと同様に
して製造した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 忠雄 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 中村物産株式会社淡路工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアクリル酸エステル樹脂またはポリ
    ウレタン樹脂からなる中実の球形粒子に機能性薬剤が含
    有されており、前記球形粒子がゴムラテックススポンジ
    に混入または付着しており、該ゴムラテックススポンジ
    により塗布具母材が構成されていることを特徴とする化
    粧用塗布具。
  2. 【請求項2】 機能性薬剤が、抗菌剤、防黴剤、紫外線
    防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤の少な
    くとも1種類であることを特徴とする請求項1記載の化
    粧用塗布具。
  3. 【請求項3】 ZPTまたはTBZからなる抗菌、防黴
    剤をポリアクリル酸エステル樹脂またはポリウレタン樹
    脂に含有させた中実の球形粒子を、ゴムラテックススポ
    ンジの発泡体骨格内に混入したことを特徴とする抗菌、
    防黴性を有する化粧用塗布具。
  4. 【請求項4】 ZPTまたはTBZからなる抗菌、防黴
    剤をポリアクリル酸エステル樹脂またはポリウレタン樹
    脂に含有させた中実の球形粒子を、ゴムラテックススポ
    ンジの発泡体骨格に固着せしめてなる抗菌、防黴性を有
    する化粧用塗布具。
  5. 【請求項5】Escalol 507(4-Dimethylamino-Benzoic Ac
    id 2-ethylhexyl ester)、Escalol506(4-Dimethylamino
    -Benzoic Acid Pentyl ester)、Escalol 106(Glycerol
    P-Aminobenzoate)、Cinoxyate 3(4-Methoxyphenyl)2-pr
    openoic acid 2-ethoxyethyl ester)、 【化1】 Parsol MCX(2 Ethyl-Hexyl 3 (4-Methoxyphenyl)propen
    oate) 、または 【化2】 からなる紫外線吸収機能或はサンスクリーン機能を持っ
    た薬剤の1種または2種以上をポリアクリル酸エステル
    樹脂またはポリウレタン樹脂に含有させた中実の球形粒
    子を、ゴムラテックススポンジの発泡体骨格に混入また
    は付着していることを特徴とする紫外線吸収性を有する
    化粧用塗布具。
  6. 【請求項6】フェノール類の抗酸化または老化防止剤、
    アミン類の抗酸化または老化防止剤、MBI(2-Mercapt
    obenz-imidazole)またはNiBDC(Nickel Di-butyl-D
    ithiocarbamate) からなる抗酸化または老化防止剤の1
    種または2種以上をポリアクリル酸エステル樹脂または
    ポリウレタン樹脂に含有させた中実の球形粒子を、ゴム
    ラテックススポンジの発泡体骨格に混入または付着させ
    たことを特徴とする抗酸化、老化防止機能を有する化粧
    用塗布具。
  7. 【請求項7】フェノール類の抗酸化または老化防止剤が
    BHT(Butylated hydroxytoluene)、BBMTBP(4,
    4,Butylidene bis(6-tert-butyl-m-cresol)、MBMT
    BP(2,2-Methylene bis(6-tert-butyl-m-cresol)、D
    AHQ(Di-tert Amyl-Hydroquinone)、DBHQ(Di-ter
    t Butyl-Hydroquinone)、またはヒンタードフェノール
    (Hintered Phenol Delivatives) の1種または2種以上
    であることを特徴とする請求項6記載の抗酸化、老化防
    止機能を有する化粧用塗布具。
  8. 【請求項8】アミン類の抗酸化または老化防止剤がDP
    PD(N,N'Di-Phenyl-p-phenylene-Diamine)、TMDQ
    (Polymerized 2,2,4-trimethyl-1,2-diHydro-quinon
    e)、DAHQ(Di-tert Amyl-Hydroquinone)、DBHQ
    (Di-tert Butyl-Hydroquinone)、IPPD(N,Isopropyl
    -N'-Phenyl-p-Phenylene-Diamine)の1種または2種以
    上であることを特徴とする請求項6記載の抗酸化、老化
    防止機能を有する化粧用塗布具。
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