JPH11208257A - 車両用熱交換装置 - Google Patents

車両用熱交換装置

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JPH11208257A
JPH11208257A JP10018650A JP1865098A JPH11208257A JP H11208257 A JPH11208257 A JP H11208257A JP 10018650 A JP10018650 A JP 10018650A JP 1865098 A JP1865098 A JP 1865098A JP H11208257 A JPH11208257 A JP H11208257A
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JP
Japan
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vehicle
heat exchanger
blower
battery
exhaust hole
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JP10018650A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
憲兒 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の送風機の動力を低減させて消費電
力の低減を図ることができる車両用熱交換装置を提供す
る。 【解決手段】 車両走行時に負圧となる車両側面後部に
排気孔35を設け、送風機34によって吸気した空気を
室外熱交換器33を経て排気孔35から車外に排出する
よう構成する。また、車両走行時に車速動圧がかかる車
両前面に吸気孔66を設け、この吸気孔66から送風機
34によって吸気した空気を室外熱交換器33を経て排
気孔54から排出するよう構成する。更に、排気孔35
の位置は、車体全長をLとすると、車両後端から略0.
2〜0.4Lの範囲内とする。また、バッテリ用ラジエ
ータ42を車両後部に設け、このバッテリ用ラジエータ
42によって冷却されるバッテリ24も車両後部に配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用熱交換装置に
関し、特に、走行駆動手段としてエンジンと走行モータ
とを有するハイブリッド車や走行モータのみを有する電
気自動車に備えた車両用空調装置(カーエアコン)やバ
ッテリ冷却系等の熱交換装置に適用して有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6はハイブリッド車に備えた従来の車
両用空調装置の要部構成の一例を示す説明図である。同
図に示すハイブリッド車では、車両後部にエンジン13
が搭載され、車両前部に走行用モータ5が搭載されてい
る。また、このハイブリッド車には、走行用モータ5の
駆動のために図示しないバッテリやインバータ等も搭載
されている。
【0003】そして、このハイブリッド車に備えた車両
用空調装置は、吸気孔1,6,8,9,10,12と排
気孔4とを有するダクト7を有している。ダクト7の内
部には切換ダンパ2、室外熱交換器3及び送風機14が
設けられている。また、室外熱交換器3は図示しない室
内熱交換器等と共に冷媒ループを構成しており、冷媒と
送風機14によって送風される空気との熱交換を行う。
この冷媒ループはヒートポンプとして作用するものであ
る。即ち、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れが逆
になるように構成されており、冷房運転時には室内熱交
換器が吸熱器(エバポレータ)、室外熱交換器3が放熱
器(コンデンサ)となり、暖房運転時には室外熱交換器
3が吸熱器(エバポレータ)、室内熱交換器が放熱器
(コンデンサ)となる。
【0004】また、排気孔4は車両の下面に設けられて
おり、この排気孔4の直前に室外熱交換器3及び送風機
14が設けられている。切換ダンパ2は室外熱交換器3
の上方に設けられており、図示しないモータ等によって
図中のa側又はb側に回動され、排気孔4へ連通する流
路を吸気孔1側又は他の吸気孔6,8,9,10,12
側に切り換える。なお、図6中の11はラジエータであ
る。
【0005】従って、この車両用空調装置では、冷房運
転を行う場合には、切換ダンパ2が図中a側に回動され
て流路が吸気孔1側に切り換えられ、図中に白抜き矢印
で示すように送風機14によって吸気孔1から吸い込ま
れた空気が室外熱交換器3を通って排気孔4から車外に
排出される。また、暖房運転を行う場合には、切換ダン
パ2が図中b側に回動されて流路が吸気孔6,8,9,
10,12側に切り換えられ、図中に黒矢印で示すよう
に送風機14によって吸気孔6,8,9,10,12か
ら吸い込まれた空気が室外熱交換器3を通って排気孔4
から車外に排出される。即ち、何れの運転時にも、吸気
孔1又は吸気孔6,8,9,10,12から吸い込まれ
た空気が、車両の下面に設けられた排気孔4から車外に
排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の車
両用空調装置では、空気を車両の下面に設けられた排気
孔4から車外に排気する構造であるため、送風機14に
よって消費する電力の低減を図ることができない。
【0007】つまり、特に、ハイブリッド車や電気自動
車では電気機器の電力消費量を低減してバッテリ容量の
低下を極力抑えることが重要である。これに対して、上
記ハイブリッド車に備えた車両用空調装置の送風機14
はモータ駆動であるため電力を消費する(電気自動車に
備えた車両用空調装置の送風機も同様)。そこで、この
送風機14の動力を低減して、その電力消費量の低減を
図ることは非常に有効である。ところが、上記従来の車
両用空調装置では、空気を車両の下面に設けられた排気
孔4から車外に排出する構造であり、後述する負圧発生
部(車両側面後部)に比べて圧力の高い部分に空気を排
気することになるため、送風機14の消費電力の低減を
図ることはできない。
【0008】また、車両用空調装置の送風機14だけに
限らず、ハイブリッド車や電気自動車ではバッテリ用ラ
ジエータ(熱交換器)等の送風機もモータ駆動であるた
め、これらの送風機の動力を低減して消費電力の低減を
図ることも非常に有効である。
【0009】従って本発明は上記従来技術に鑑み、熱交
換器の送風機の動力を低減させて消費電力の低減を図る
ことができる車両用熱交換装置を提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の車両用熱交換装置は、車両走行時に負圧となる車
両側面後部に排気孔を設け、送風機によって吸気した空
気を熱交換器を経て前記排気孔から車外に排出するよう
構成したことを特徴とする。
【0011】また、第2発明の車両用熱交換装置は、第
1発明の車両用熱交換装置において、車両走行時に車速
動圧がかかる車両前面に吸気孔を設け、この吸気孔から
前記送風機によって吸気した空気を前記熱交換器を経て
前記排気孔から排出するよう構成したことを特徴とす
る。
【0012】また、第3発明の車両用熱交換装置は、第
1又は第2発明の車両用熱交換装置において、前記排気
孔の位置は、車体全長をLとすると、車両後端から略
0.2〜0.4Lの範囲内であることを特徴とする。
【0013】また、第4発明の車両用熱交換装置は、第
1、第2又は第3発明の車両用熱交換装置において、前
記熱交換器は車両後部に設け、この熱交換器によって冷
却される熱発生源も車両後部に配置されていることを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態に係る車両用熱
交換装置を含む熱システムのレイアウトを示す斜視図、
図2は前記熱システムのレイアウトを示す平面図、図3
は前記熱システムの系統図、図4は車両側面の圧力分布
の概要を示すグラフ、図5は車体表面圧力測定例を示す
車両後部平面図である。
【0016】<構成>図1及び図2に示すハイブリッド
車21は所謂パラレル式のハイブリッド車であり、車両
後部にはエンジン22が搭載され、車両前部には走行用
モータ等からなるドライブユニット23が搭載されてい
る。また、車両後部にはトランスミッション38、バッ
テリ24及び発電機25が搭載され、車両前部にはイン
バータ26が搭載されている。
【0017】従って、このハイブリッド車21では、後
輪27はトランスミッション38を介してエンジン22
により回転駆動され、前輪28はドライブユニット23
により回転駆動される。ドライブユニット23の走行用
モータは、バッテリ24からインバータ26を介して電
力が供給されると共に、このインバータ26等によって
回転速度等が制御されるようになっている。また、エン
ジン22の作動時には、発電機25がエンジン22によ
り回転駆動されて発電し、この発電電力がバッテリ24
に供給されて充電されると共にインバータ26を介して
走行用モータにも供給されるようになっている。
【0018】そして、このハイブリッド車21には、本
実施の形態に係る車両用熱交換装置を含む熱システムの
各コンポーネントが次のように配置されている。
【0019】図1及び図2に示すように、車両用空調装
置の室内熱交換器29、ヒータコア30及びブロア(モ
ータ駆動)31は、車室32の前部に配置されている。
そして、車両用空調装置の室外熱交換器33は車両側面
後部に沿って配置されており、排気孔35は車両側面後
部に設けられている。この車両側面後部は、図4に示す
ように、車両走行時に静圧Ps が負圧となる部分であ
る。また、室外熱交換器33の内側には、モータ34a
によって回転駆動される送風機34が配置されている。
従って、送風機34により室外熱交換器33に送風され
た空気は、排気孔35から車両側面後部の外側(負圧発
生部)に排出される。
【0020】具体的には、図2に示すように、排気孔3
5は、車体全長をLとすると、車両後端から略0.2〜
0.4Lの範囲内に設けられている。これは、図5の車
体表面圧力分布測定例(自動車技術ハンドブック(第3
分冊 試験・評価編)の191頁(第8章 空力特性試験
図8 16)より抜粋)に示すように、車体の形状によっ
てある程度の違いはあるものの、車両後端から略0.2
〜0.4Lの範囲が最も大きな負圧となる最適位置であ
ると考えられるためである。
【0021】なお、全圧Pt 、静圧Ps 、動圧Pd には
下式の関係があるため、車速が速いほど動圧Pd が大き
くなって静圧Ps が小さくなる(より負圧になる)。
【0022】
【0023】また、詳細は後述するが、送風機34によ
る空気の吸入方向は、暖房運転時にエンジン22やバッ
テリ24等の排熱を有効に利用するため、暖房運転時と
冷房運転時とで切り換えるようになっている。
【0024】更に、図1及び図2に示すように、車両用
空調装置のコンプレッサ36は、エンジン22の近傍に
配置されており、エンジン22又はコンプレッサ用モー
タ37によって選択的に回転駆動されるようになってい
る。
【0025】また、車両後部には、エンジン用ラジエー
タ(熱交換器)39が配置されると共に、このエンジン
用ラジエータ39に隣接して送風機40(モータ40a
によって回転駆動される)が配置されている。車両前部
には、電気機器用ラジエータ(熱交換器)41とバッテ
リ用ラジエータ(熱交換器)42とが隣接して配置され
ると共に、バッテリ用ラジエータ42に隣接して送風機
43(モータ43aによって回転駆動される)が配置さ
れている。また、車両後端には、モータ45によって開
閉するシャッタ44が設けられている。
【0026】ここで、図3に基づいて熱システムの系統
構成を説明する。図3中の太線は冷媒の循環ループ、細
線は冷却水(ロングライフクーラント(LLC)等)の
循環ループである。
【0027】車両用空調装置の冷媒ループAは、ヒート
ポンプとして作用するものであり、四方弁51よって冷
媒の流路を切り換えることにより、冷房運転時と暖房運
転時とを行うようになっている。
【0028】即ち、冷房運転時には、冷媒がコンプレッ
サ36、四方弁51、室外熱交換器33、絞り弁52、
室内熱交換器29、四方弁51、アキュムレータ53、
コンプレッサ36の順に流れる。このときには室内熱交
換器29が吸熱器(エバポレータ)、室外熱交換器33
が放熱器(コンデンサ)となり、車室32内は冷房され
る。一方、暖房運転時には、冷媒がコンプレッサ36、
四方弁51、室内熱交換器29、絞り弁52、室外熱交
換器33、四方弁51、アキュムレータ53、コンプレ
ッサ36の順に流れる。このときには室外熱交換器33
が吸熱器(エバポレータ)、室内熱交換器29が放熱器
(コンデンサ)となり、車室32内が暖房される。な
お、図3中の63は外気導入と内気循環の切り換えを行
う切換ダンパであり、図示しないモータ等によって回動
される。
【0029】冷却水ループとしては、エンジン冷却水ル
ープB、バッテリ冷却水ループC及び電気機器冷却水ル
ープDが設けられている。
【0030】これらのうち、エンジン冷却水ループBで
は、ポンプ54によってエンジン冷却水が主にエンジン
22とエンジン用ラジエータ39との間で循環すると共
に、エンジン冷却水の一部が、絞り弁55を介して車両
用空調装置のヒータコア30にも流れ、且つ、絞り弁5
6を介してバッテリ暖機用熱交換器57にも流れるよう
になっている。なお、エンジン22からエンジン用ラジ
エータ39までのエンジン冷却水通路には、絞り弁56
及びバッテリ暖機用熱交換器57をバイパスする別の絞
り弁65が設けられおり、この絞り弁65と絞り弁56
との間の流量調節を行うことよってバッテリ暖機用熱交
換器57での放熱調節が可能となっている。
【0031】バッテリ冷却水ループCでは、バッテリ2
4を冷却する場合と暖機する場合とでバッテリ冷却水の
流れが切り換えられる。即ち、バッテリ24を冷却する
場合には、バッテリ用ラジエータ42をバイパスする絞
り弁58は閉じ且つ絞り弁59は開けた状態で、ポンプ
60によってバッテリ冷却水がバッテリ24とバッテリ
用ラジエータ42との間で循環する。なお、このときに
は絞り弁56を閉じてエンジン冷却水がバッテリ暖機用
熱交換機57に流れないようにする。一方、バッテリ2
4を暖機する場合には、絞り弁56を開けてエンジン冷
却水がバッテリ暖機用熱交換機57に流れるようにする
と共に絞り弁58を開け且つ絞り弁59を閉じた状態
で、ポンプ60によってバッテリ冷却水が、バッテリ用
ラジエータ42をバイパスし、バッテリ24とバッテリ
暖機用熱交換機57との間で循環する。なお、バッテリ
暖機用熱交換器57の放熱調整は、絞り弁56と絞り弁
65との間の流量調節によって行われる。
【0032】電気機器冷却水ループDでは、ポンプ62
によって電気機器冷却水が各種の電気機器(ドライブユ
ニット等)61と電気機器用ラジエータ41との間で循
環する。
【0033】このようにして、車両用空調装置では室内
熱交換器29(冷媒ループA)による冷暖房及びエンジ
ン冷却水(ヒータコア30)による暖房が行われ、エン
ジン冷却水ループBではエンジン冷却、バッテリ冷却水
ループCではバッテリ冷却及びエンジン冷却水によるバ
ッテリ暖機、電気機器冷却水ループDでは電気機器冷却
が行われることになる。
【0034】一方、車両用空調装置の送風機34による
空気の吸入方向は、送風機34の手前に設けられた切換
ダンパ64によって切換られるようになっている。この
切換ダンパ64は、図示しないモータ等の駆動手段によ
って図中のa側又はb側に回動される。
【0035】冷房運転時には、切換ダンパ64をa側に
回動させ、送風機34で外気を直接吸い込んで車両側面
後部の排気孔35から車外に排出する。一方、暖房運転
時には、エンジン22やバッテリ24等の排熱を有効に
利用して冬場の暖房能力を補助するために、切換ダンパ
64をb側に回動させ、エンジン22(エンジン用ラジ
エータ39)やバッテリ24等の排熱によって温められ
た空気を、送風機34で吸い込んで車両側面後部の排気
孔35から車外に排出する。即ち、何れの運転時にも、
送風機34によって吸い込まれた空気が車両側面後部
(負圧発生部)に設けられた排気孔35から車外に排出
される。
【0036】また、図2に示すように、吸気孔66は車
両走行時に車速動圧がかかる車両前面に設けられてお
り、図示しないダクトを介して送風機34につながって
いる。従って、外気は送風機34によって吸気孔66か
ら吸気され、室外熱交換器33を経て排気孔53から車
外(車両側面後部)に排出される。
【0037】<作用・効果>従って、本実施の形態によ
れば、次のような作用・効果が得られる。
【0038】図2に示すように、ハイブリッド車21が
左方向(矢印71)に走行すると、これに伴って右方向
の気流72が生じる。この気流72は車両前部で車体に
当たった後、車両側面で車体から剥離する。従って、排
気孔35が設けられている車両側面後部では、静圧Ps
が負圧となる。
【0039】このため、上記のように、送風機34によ
って吸気した空気を、車両側面後部に沿って配置した室
外熱交換器33を経て、車両側面後部に設けた排気孔3
5から車外に排出するよう構成したことにより、ハイブ
リッド車21が走行している間は前記車両側面後部の静
圧Ps が負圧となるため、アスピレータ効果(吸い出し
効果)により、送風機34は、あまり大きな動力を要せ
ずに所要量の空気を室外熱交換器33に送風することが
できる。即ち、送風機34(駆動モータ34a)の動力
を低減して、その消費電力の低減を図ることができる。
或いは、同じ送風機動力でより多くの空気を送風するこ
とができるようになるため、室外熱交換器33の熱交換
性能が向上することになり、室外熱交換器33の小型化
を図ることができる。
【0040】なお、上記では、室外熱交換器33を車両
側面後部に沿って配置したが、必ずしもこれに限定する
ものではなく、室外熱交換器33を車両側面後部から離
れた位置に配置しても上記の効果は得られる。つまり、
排気孔35が車両側面後部(負圧発生部)に設けられて
いればよく、室外熱交換器33を車両側面後部から離れ
た位置に配置した場合には、この室外熱交換器33から
出た空気をダクト等により車両側面後部の排気孔35ま
で導いて、この排気孔35から車外に排出するようにす
れば、上記と同様の効果が得られる。
【0041】また、本実施の形態では、車両走行時に車
速動圧がかかる車両前面に吸気孔66を設け、この吸気
孔66から吸気するようにしたため、車速動圧を有効に
利用することができ、送風機34の動力を更に低減する
ことができる。
【0042】また、本実施の形態では、車両後端から略
0.2〜0.4Lの範囲内に排気孔35を設けたことに
より、最も大きな負圧発生位置と考えられる最適位置に
排気孔35が位置することになり、より大きな効果(送
風機34の動力低減効果等)が得られる。
【0043】また、上記では、送風機34は一方向に回
転するものとし、冷房運転時にも暖房運転時にも空気を
排気孔35から車外に排出するように構成した場合につ
いて説明したが、必ずしもこれに限定するものではな
く、送風機34を正転・逆転切り換えが可能な可逆運転
ファンとしてもよい。但し、送風機34を可逆運転ファ
ンとした場合には、送風機34を一方に回転させて排気
孔35から空気を排出するときには上記と同様の効果が
得られるが、送風機34を他方に回転させて逆方向に送
風するときには、そのままでは排気孔35から吸気する
ことになり(即ち負圧部から正圧部に向かって送風する
ことになり)不都合である。そこで、送風機34を他方
に回転させて逆方向に送風するときには、車両側面と室
外熱交換器33との間に介設する切換ダンパで流路を切
り換えて負圧となる部分以外の部分から吸気する(例え
ば車速動圧を利用することができるように車両前面の吸
気孔66から吸気する)ようにすればよい。
【0044】また、上記では、車両用空調装置の室外熱
交換器33を車両側面後部に沿って配置すると共にこの
車両側面後部に排気孔35を設けた場合について説明し
たが、本発明は、車両用空調装置の送風機34だけに限
らず、バッテリ用ラジエータ42等の車両用熱交換装置
に適用して送風機43等の動力低減を図ることもでき
る。
【0045】例えば、図2中に一点鎖線で示すように、
バッテリ用ラジエータ42を車両側面後部に沿って配置
すると共に、このバッテリ用ラジエータ42に隣接して
送風機43を配置する。そして、排気孔67も車両側面
後部(車両後端から略0.2〜0.4Lの範囲)に設
け、送風機43によって吸気した空気をバッテリ用ラジ
エータ41を経て排気孔67から車外に排出するように
構成する。
【0046】このように、送風機43によって吸気した
空気を、車両側面後部に沿って配置したバッテリ用ラジ
エータ42を経て車両側面後部に設けた排気孔67から
車外に排出するように構成したことにより、ハイブリッ
ド車21が走行している間は前記車両側面後部の静圧P
s が負圧となるため、アスピレータ効果(吸い出し効
果)により、送風機43は、あまり大きな動力を要せず
に所要量の空気をバッテリ用ラジエータ42に送風する
ことができる。即ち、送風機43(駆動モータ43a)
の動力を低減して、その消費電力の低減を図ることがで
きる。或いは、同じ送風機動力でより多くの空気を送風
することができるようになるため、バッテリ用ラジエー
タ42の熱交換性能が向上することになり、バッテリ用
ラジエータ42の小型化を図ることができる。
【0047】しかも、バッテリ用ラジエータ42を車両
後部に配置したため、バッテリ冷却水を循環するバッテ
リ冷却水ループC(図3参照)の配管長を短くすること
ができる。
【0048】つまり、図2に示すように、ハイブリッド
車では、一般に、バッテリ24が車両後部に配置される
が、この場合、図示の如くバッテリ用ラジエータ42を
車両前部に配置すると、バッテリ冷却水ループCの配管
長が長くなってしまう。そこで、バッテリ用ラジエータ
42も車両後部に配置することによって、前記配管長を
短くすることができる。しかも、車両側面後部に設けた
排気孔67から排気するよって、バッテリ用ラジエータ
42における熱交換性能の向上(或いは送風機43の動
力低減)を図ることができる。即ち、バッテリ配置の位
置的特徴に対応したバッテリ用ラジエータ42の配置
(車両後部への配置)と、バッテリ用ラジエータ42の
性能向上とを両立させることができ、バッテリ冷却水ル
ープCの配管長の短縮化とバッテリ用ラジエータ42の
性能向上(或いは送風機43の動力低減)とを図ること
ができる。
【0049】このことは、勿論、バッテリ以外の熱発生
源用の熱交換装置にも適用することができる。例えば、
バッテリ以外の電気機器が車両後部に配置されるような
場合には、電気機器用ラジエータ41も車両後部に配置
して、車両側面後部の排気孔67から排気するようにし
てもよい。
【0050】また、上記では、本発明をハイブリッド車
に適用した場合について説明したが、本発明はハイブリ
ッド車に限定するものではなく、電気自動車にも適用す
ることができ、更には、ハイブリッド車や電気自動車に
適用することが最も効果的であると考えられるものの、
一般のエンジン駆動車に適用することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の車両用熱交換装置は、車両
走行時に負圧となる車両側面後部に排気孔を設け、送風
機によって吸気した空気を熱交換器を経て前記排気孔か
ら車外に排出するよう構成したことを特徴とする。
【0052】従って、この第1発明の車両用熱交換装置
によれば、送風機によって吸気した空気を、熱交換器を
経て、車両走行時に負圧となる車両側面後部に設けた排
気孔から車外に排出するよう構成したことにより、車両
が走行している間は前記車両側面後部が負圧となるた
め、送風機は、あまり大きな動力を要せずに所要量の空
気を熱交換器に送風することができる。即ち、送風機の
動力を低減して、その消費電力の低減を図ることができ
る。或いは、同じ送風機動力でより多くの空気を送風す
ることができるようになるため、熱交換器の熱交換性能
が向上することになり、熱交換器の小型化を図ることが
できる。
【0053】また、第2発明の車両用熱交換装置は、第
1発明の車両用熱交換装置において、車両走行時に車速
動圧がかかる車両前面に吸気孔を設け、この吸気孔から
前記送風機によって吸気した空気を前記熱交換器を経て
前記排気孔から排出するよう構成したことを特徴とす
る。
【0054】従って、この第2発明の車両用熱交換装置
によれば、車両走行時に車速動圧がかかる車両前面に吸
気孔を設け、この吸気孔から吸気するようにしたため、
車速動圧を有効に利用することができ、送風機の動力を
更に低減することができる。
【0055】また、第3発明の車両用熱交換装置は、第
1又は第2発明の車両用熱交換装置において、前記排気
孔の位置は、車体全長をLとすると、車両後端から略
0.2〜0.4Lの範囲内であることを特徴とする。
【0056】従って、この第3発明の車両用熱交換装置
によれば、車両後端から略0.2〜0.4Lの範囲内に
排気孔を設けたことにより、最も大きな負圧発生位置と
考えられる最適位置に排気孔が位置することになり、よ
り大きな効果(送風機の動力低減効果等)が得られる。
【0057】また、第4発明の車両用熱交換装置は、第
1、第2又は第3発明の車両用熱交換装置において、前
記熱交換器は車両後部に設け、この熱交換器によって冷
却される熱発生源も車両後部に配置されていることを特
徴とする。
【0058】従って、この第4発明の車両用熱交換装置
によれば、熱交換器は前記排気孔の近傍に設け、この熱
交換器によって冷却される熱発生源も車両後部に配置さ
れているため、前記熱発生源の冷却水ループ(バッテリ
冷却水ループ等)の配管長の短縮化と熱交換器の性能向
上(或いは送風機の動力低減)とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に車両用熱交換装置を含む
熱システムのレイアウトを示す斜視図である。
【図2】前記熱システムのレイアウトを示す平面図であ
る。
【図3】前記熱システムの系統図である。
【図4】車両側面の圧力分布の概要を示すグラフであ
る。
【図5】車体表面圧力測定例を示す車両後部平面図であ
る。
【図6】ハイブリッド車に備えた従来の車両用空調装置
の要部構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
21 ハイブリッド車 22 エンジン 23 ドライブユニット 24 バッテリ 33 室外熱交換器 34,40,43 送風機 34a,40a,43a 駆動モータ 35,67 排気孔 39 エンジン用ラジエータ 41 電気機器用ラジエータ 42 バッテリ用ラジエータ 66 吸気孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行時に負圧となる車両側面後部に
    排気孔を設け、送風機によって吸気した空気を熱交換器
    を経て前記排気孔から車外に排出するよう構成したこと
    を特徴とする車両用熱交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する車両用熱交換装置に
    おいて、 車両走行時に車速動圧がかかる車両前面に吸気孔を設
    け、この吸気孔から前記送風機によって吸気した空気を
    前記熱交換器を経て前記排気孔から排出するよう構成し
    たことを特徴とする車両用熱交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する車両用熱交換
    装置において、 前記排気孔の位置は、車体全長をLとすると、車両後端
    から略0.2〜0.4Lの範囲内であることを特徴とす
    る車両用熱交換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載する車両用熱
    交換装置において、 前記熱交換器は車両後部に設け、この熱交換器によって
    冷却される熱発生源も車両後部に配置されていることを
    特徴とする車両用熱交換装置。
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