JPH11208363A - 車両の車椅子固定装置 - Google Patents

車両の車椅子固定装置

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Publication number
JPH11208363A
JPH11208363A JP10027750A JP2775098A JPH11208363A JP H11208363 A JPH11208363 A JP H11208363A JP 10027750 A JP10027750 A JP 10027750A JP 2775098 A JP2775098 A JP 2775098A JP H11208363 A JPH11208363 A JP H11208363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
wheel
pulley
wheelchair
cable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10027750A
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English (en)
Inventor
Susumu Nishihata
進 西端
Takeshi Hayasaka
剛 早坂
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OTEC JAPAN KK
Original Assignee
OTEC JAPAN KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員が自ら簡単に車椅子の固定および解除操
作ができるようにする。 【解決手段】 本体部10から左右に前後1対のホイー
ルストッパ20、25が突出し、中間部には左右スライ
ダ31、32が設けられる。本体部が左右のホイールの
間にくるように車椅子を導く。乗員が操作容易な位置に
設置されケーブル80に接続された操作レバーを引くこ
とにより、プーリA―Cを経てインナケーブル86によ
りホイールストッパが回動してそのクランク状に曲げら
れた端部直線部が立ち上がってホイールに前後から当接
する。またプーリAからプーリD、E、FおよびG、H
に掛けまわされてた左右スライダ31、32に接続され
たケーブル89によりスライダが左右に伸出してホイー
ルに内側から当接する。これにより、車椅子の前後方向
ならびに左右方向の移動が固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内における車
椅子固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子固定装置としては、たとえ
ば図16に示すようなものがある。これは、車室フロア
6に複数のフックリング8a、8b、・・を設け、車椅
子1のフレームに対して左側のホイール3の軸部分にま
わし込んだベルト100を左側ホイール軸に対応するフ
ックリング8aに通し、次いで右側ホイール軸に対応す
るフックリング8bに通してからフレームの右側ホイー
ル4の軸部分にまわし込んで締め上げ、バックル101
でロックして締め上げ状態を保持する。車椅子のフレー
ム2の左前端部については、ベルト103をまわして前
側のフックリング8cにつなげ、同様にバックル104
でロックする。なお、右前端部についても同様であるが
図示省略してある。フックリング8a、8bと8cの前
後間隔はフレーム2の長さより大きく、また前側のフッ
クリングの左右間隔はフレーム幅よりも大きく設定され
る。これにより、車椅子1はフロア6に対して左右およ
び前後方向の移動がないように固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のベルトを用いた車椅子固定装置では、フレー
ムの多数個所および多数のフックリングにわたってベル
トを通してゆかねばならず、またベルトの締め上げに必
ずしも楽な姿勢をとることができないので、車椅子の乗
員が乗ったままで自ら固定操作あるいは解除操作を行う
ことが困難である。そのため、介護者を必要とするとい
う問題があった。したがって、本発明は、上記従来の問
題点に鑑み、車椅子の乗員が自ら簡単に固定および解除
操作ができる車両の車椅子固定装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車椅
子の左右のホイールの間に収まる横幅をもって車室フロ
アに設置された本体部と、該本体部に連結された操作部
とからなり、本体部には、左右に突出し左右方向の軸ま
わりに回動して立ち上がり可能の前後1対のホイールス
トッパと、該1対のホイールストッパに挟まれた中間部
に設けられ、端部にホルダを備えて該ホルダを左右外方
に伸出可能のスライダとが設けられ、操作部の操作によ
ってホイールストッパとスライダがそれぞれ駆動される
ように構成され、立ち上がったホイールストッパがホイ
ールに当接して車椅子の前後方向の移動を阻止し、スラ
イダのホルダがホイールの内側に当接して車椅子の左右
方向の移動を阻止するものとした。これにより、操作部
の操作によってホイールストッパとスライダが作動し、
車椅子の前後方向および左右方向の移動が阻止されるの
で、面倒な作業が不要となる。
【0005】上記1対のホイールストッパは、それぞれ
両端部がクランク状に曲げられたロッドで構成し、両端
の直線部を左右外方へ突出させたものとすることができ
る。また、スライダは、左方に伸出可能の左スライダと
右方に伸出可能の右スライダとからなり、それぞれ転動
可能のローラを備えてスライダケースに案内されるスラ
イドボデーを備え、ホルダはアッパホルダとサイドホル
ダとからなり、スライドボデーの端部に水平軸まわりに
回動可能に設けられ、サイドホルダがホイールの内側に
当接することにより回動して、アッパホルダがホイール
のリムを上から押さえるように構成するのが好ましい。
これにより、両スライダのサイドホルダがホイールの内
側に当接して左右方向を規制するとともに、アッパホル
ダがリムを押さえるので車椅子の上下の踊りも同時に抑
えられる。
【0006】上記のホルダは、スライドボデーに固定さ
れた第1枠体に支持され、第1のスプリングにより外方
上向きに付勢されているのが好ましい。ホルダがホイー
ルに当接する際、アッパホルダが上向きに開いているの
で、ホイールのリムのサイズに変動があっても干渉する
ことなくそれに適合してリムを押さえる。また、ホルダ
はさらに第2の枠体を備え、アッパホルダが第2の枠体
の上下軸まわりに回動可能とされるとともに、第2のス
プリングによりスライドボデーのスライド方向と平行の
方向に付勢されているものとすることにより、スポーク
などと干渉するときには上下軸まわりに回動して当該ス
ポーク等を避ける。
【0007】また、上記1対のホイールストッパと左ス
ライダおよび右スライダにはそれぞれケーブルが接続さ
れるとともに、操作部は操作レバーを備え、操作レバー
の回動がケーブルのストロークに変換されてホイールス
トッパおよびスライダが駆動されるよう構成することが
できる。とくに、1対のホイールストッパは第1のプー
リに掛けまわされた1本のケーブルAで連結され、第1
のプーリを操作レバーの回動に応じてストロークさせ、
左スライダおよび右スライダは第2のプーリに掛けまわ
された1本のケーブルBで連結されて、第2のプーリを
操作レバーの回動に応じてストロークさせることによ
り、それぞれにおいてイコライザ機能が得られ、本体部
に対する車椅子の位置合わせが概略であってもすべての
ホイールストッパおよびスライダが確実にホイールに当
接して確実に車椅子が固定される。
【0008】さらにまた、第1のプーリと第2のプーリ
を共通の1本のケーブルCで掛けまわし、該ケーブルC
を操作レバーに接続することにより、個別のレバーを設
けることなく、1つの操作レバーを操作するだけでホイ
ールストッパとスライダの双方を作動させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図1、図2は実施例の全体構成を示し、と
くに図1は側面図、図2は後方から見た立面図である。
本体部10は箱形状に形成され、その横幅(左右幅)が
車椅子1の左右のホイール3、4の間に収まって、フロ
ア6上に設置されている。本体部10の側面からは、前
後1対のホイールストッパ20、25が突出している。
同じく本体部の側面中央部からは、先端にホルダアセン
ブリ50を備えるスライダ30が伸出可能となってい
る。
【0010】車室内の側壁7には、車椅子1に乗った乗
員が操作容易な位置に、操作部90が設けられている。
操作部90は、ブラケット91に回動操作可能に操作レ
バー92を支持し、操作レバー92が第1のケーブル8
0に接続されている。第1のケーブル80は側壁7から
ロア6にそって本体部10に導かれており、操作レバー
92の回動によって、本体部10のホイールストッパ2
0、25とスライダ30が駆動されるようになってい
る。操作レバー92は図示しないラチェット機構を備
え、操作レバーを引き上げた状態を保持する。また、に
ぎり部93に設けられたノブ94を押すことによりこれ
を解除することができる。なお、図2において、本体部
10の左半部はスライダ(左スライダ31)の伸出状
態、右半部はホイールストッパ25が立ち上がった状態
をそれぞれ示している。
【0011】図3は、本体部10の平面図で、本体カバ
ー12を取り外した内部の詳細を示す。フロア6に固定
されるベース11上の前部および後部には、それぞれ支
持ブラケット22、27により、左右方向の軸周りに回
動可能に前ホイールストッパ20と後ホイールストッパ
25が設けられている。前、後ホイールストッパ20、
25はそれぞれ両端部がクランク状に曲げられたロッド
からなり、両端の直線部21、26が本体カバー12の
側壁から外部へ突出している。
【0012】前、後ホイールストッパ20、25の回動
軸にはそれぞれレバー23、28が取り付けられてい
る。前ホイールストッパ20のレバー23の先端には、
後述するスライダケース40に設けられたブラケット2
4にアウタケーブルが保持される第2のケーブル85の
インナケーブル86が接続される。また、後ホイールス
トッパ25のレバー28の先端には、後述するサブベー
ス70に設けられたブラケット29にアウタケーブルが
保持される第3のケーブル87のインナケーブル86が
接続される。
【0013】なお、後述するように、第2のケーブル8
5と第3のケーブル87のインナケーブル86は互いに
連続した1本のケーブルを形成している。また、非使用
状態においてはホイールストッパ20、25両端の直線
部21、26がフロア6に着座するよう、図示しないリ
ターンスプリングがレバー23、28とベース11など
の間に設けられる。
【0014】ベース11の中央部には、左右方向に開口
するスライダケース40が設けられ、スライダ30の左
右方向移動を案内する。スライダ30は左スライダ31
と右スライダ32からなり、前後に隣接して並べられ、
それぞれその端部にホルダアセンブリ50を備えてい
る。左スライダ31と右スライダ32はそれぞれその上
面にレール33を備え、これらレール33上を転動する
ガイドローラ34がスライダケース40の両端部の上壁
内面に設置されている。また、左スライダ31と右スラ
イダ32自体にもローラ35が設けられ、ベース11上
を転動するようになっている。
【0015】スライダケース40の両端部を除く中央部
はその上半部が切り欠かれ、左スライダ31と右スライ
ダ32にそれぞれ固定されたアーム37、38がこの切
り欠き44からスライダケース外へ後方に向けて延びて
いる。アーム37は左スライダ31の右端側に、アーム
38は右スライダ32の左端側に固定されている。ま
た、スライダケース40の前側壁41には、前述のよう
に、第2のケーブル85のアウタケーブルの一端を保持
するブラケット24が設けられている。
【0016】スライダケース40に隣接して、ベース1
1の後部にはサブベース70が設けられている。サブベ
ース70の上面には、前述のように、第3のケーブル8
7のアウタケーブルの一端を保持するブラケット29が
設けられている。同じくサブベース70上面には、操作
部からの第1のケーブル80のアウタケーブルを保持す
るブラケット71が設けられている。
【0017】また、サブベース70には、第1のケーブ
ル80のインナケーブル81が掛けられるプーリAが配
置されている。スライダケースの後側壁からサブベース
部分を拡大して示す図4も参照して、プーリAは上下の
2段プーリとなっており、サブベース70に形成された
左右方向に延びるスリット73にそって移動可能となっ
ている。そして、その上側のプーリA1がサブベース7
0の上面側に位置して上記第1のケーブル80のインナ
ケーブル81が掛けまわされ、下側のプーリA2はサブ
ベース70の下面側に位置している。
【0018】サブベース70の上面には、同様に左右方
向に延びるスリット75にそって移動可能のプーリCが
配置される。プーリCは上下の2段プーリとなってい
る。そして、プーリA1で折り返された第1のケーブル
80のインナケーブル81が、スリット73とスリット
75の中間部でスリット75の右端近傍に設置されたプ
ーリBでさらに折り返されて、プーリCの下側のプーリ
C2に掛けまわされ、このあと当該インナケーブル81
の先端は端子82によりサブベース70右端部に固定さ
れる。スリット75の延長上左方には、第2および第3
のケーブル85、87の各アウタケーブルの他端を保持
するブラケット72が設けられている。そして、第2お
よび第3のケーブルのインナケーブル86がプーリCの
上側のプーリC1に掛けられている。
【0019】サブベース70の下面には、スリット73
の延長上左方にプーリDがプーリAの下側のプーリA2
と同じ高さに設置され、ベース11上にはスライダケー
ス40の後側壁42に続く取り付けフランジを介してプ
ーリDと同じ高さにプーリEが設けられている。同じく
ベース11上にはプーリAの下側のプーリA2と同じ高
さにプーリGが設けられている。さらに、スライダケー
ス40の後側壁42には、その左端部にプーリFが、そ
して右端部にプーリHが設置されている。一端が左スラ
イダ31のアーム37に接続されたケーブル89が、プ
ーリFからE、Dを経てプーリAの下側のプーリA2ま
で配索され、ここで折り返されて、プーリG、Hを経て
ケーブル89の他端が右スライダ32のアーム38に接
続されている。
【0020】なお、ベース11の左右両側にはフランジ
14が形成されているが、ホイールストッパ20、25
およびスライダのホルダアセンブリ50との干渉を避け
るため、前後端角部ならびに中央部には切り欠き18、
19が設けられている。
【0021】図5は、本体部10を拡大して示す側面図
である。本体カバー12の側壁の前部および後部にはそ
れぞれホイールストッパ20、25の端部直線部21、
26が貫通する貫通穴15、16が形成されている。貫
通穴15、16はホイールストッパの回動による直線部
21、26の軌跡に対応する円弧形状となっている。ホ
イールストッパ20、25はその直線部21、26が仮
想線で示すホイール3(4)に当接して車椅子1の前後
方向移動を阻止する。側壁の中央部には四角形状の開口
17が形成され、スライダケース40に案内されるスラ
イダのホルダアセンブリ50が側壁から外方へ伸出する
のを可能にしている。
【0022】図6は、スライダ30の詳細を示す拡大図
である。また、図7は図6におけるX−X部の断面図で
ある。左スライダ31は、細長のスライドボデー45と
その左端に固定されたホルダアセンブリ50を含む。ス
ライドボデー45は、図7に示すように、下に開口する
コ字型断面を有している。スライドボデー45には、そ
の上壁に取り付けられスライドボデーの下縁より下方に
突出する前述のローラ35が取り付けられ、これらのロ
ーラ35を転動させてスライドボデー45がベース11
上をスライド可能となっている。
【0023】スライドボデー45の上壁上面には、上に
開口する浅いコ字型断面のレール33が全長にわたって
設けられ、スライダケース40の上壁内面に取り付けら
れたガイドローラ34がレール33と係合しながら転動
することによりスライドボデー45のスライド方向がガ
イドされる。
【0024】つぎにホルダアセンブリについて説明す
る。図8はホルダアセンブリの側面図、図9は図8にお
けるY−Y部の断面図である。図6、図8および図9を
参照して、ホルダアセンブリ50は、スライドボデー4
5に固定され対向する2つの縦壁52、52を有する第
1枠体51と、縦壁52、52間に設けられた水平軸5
3まわりに回動可能とされ上下に対向する2つの横壁5
5、55を有する第2枠体54と、横壁55、55間に
設けられた上下軸56まわりに回動可能のアッパホルダ
57を有している。また、第2枠体54の下側の横壁に
は下方へ延びるサイドホルダ58が設けられている。
【0025】第1枠体51は2つの縦壁52を結ぶ上壁
59を有している。また、第2枠体54の上壁上面には
第1のスプリング60が取り付けられ、スプリング先端
が第1枠体の上壁59に当接して、図6中、第2枠体5
4を時計方向に回動させるように付勢している。図8に
示すように、第2枠体54にはアッパホルダ57を第1
枠体51の縦壁と平行、したがってスライドボデーのス
ライド方向と平行の方向に保持付勢する第2のスプリン
グ62が取り付けられている。
【0026】右スライダ32は、その右端にホルダアセ
ンブリ50が固定され、第2枠体54が反時計方向に回
動するよう付勢されている点を除き、左スライダ31と
同構造となっている。また、非使用時に左スライダ31
および右スライダ32を図3に示した初期位置に戻すた
め、それぞれベース11あるいはスライダケース40な
どとの間に図示しないリターンスプリングが設けられ
る。
【0027】以上のように構成された車椅子固定装置の
使用にあたっては、フロア6上に引き上げられた車椅子
1を乗員が乗ったまま本体部10上へ進め、該本体部が
車椅子1の左右両ホイール3、4の間に位置し、ホイー
ル軸5が本体部10の中央すなわちスライダ30上に位
置したところで、車室内の側壁7に設けられた操作部9
0の操作レバー92を引く。
【0028】これにより、ホイールストッパ20、25
が立ち上がり、ホイール3、4に当接して車椅子1の前
後移動を阻止する。あわせて、スライダ30のホルダア
センブリが左右方向に伸出してそのサイドホルダ58が
ホイール3、4の側面に内側から当接して、車椅子1の
左右方向の移動を阻止する。そして同時に、アッパホル
ダ57が上からホイール3、4のリムを押さえる。この
ようにして、車椅子1の左右方向の移動が阻止されると
ともに、上下の踊りも抑えられるホルダがホイールに当
接する際、アッパホルダが上向きに開いているので、ホ
イールのリムのサイズに変動があっても干渉することな
くそれに適合してリムを押さえる。
【0029】以上のホイールストッパとスライダ、ホル
ダの作動は操作レバー92の回動によって相互に連携し
て行われるが、理解を容易にするため個別に説明する。
まず、ホイールストッパ20、25の作動について、図
10により説明する。この間、プーリAの位置は変化せ
ずスライダ30は作動しないものとする。操作部90の
操作レバー92を引くことにより第1のケーブル80の
インナケーブル81が引かれると、ブラケット71部の
アウタケーブルから延びてプーリA、プーリBを経てプ
ーリCで折り返され、端子82で固定された端部までの
インナケーブル81の長さが短縮される。この結果、プ
ーリCがスリット75にそって、図10中、右方すなわ
ちブラケット29から離れる方向にストロークする。
【0030】これにより、プーリC(上側のプーリC
1)に掛け渡され、第2および第3のケーブル85、8
7として各ホイールストッパ20、25のレバー23、
28に接続されたインナケーブル86が引かれる。こう
して、図11の(a)に示すように、初期状態で直線部
21、26がベース11下面(フロア6面)にあったホ
イールストッパ20、25が、(b)に示すように、回
動して立ち上がり、ホイール3(4)に当接する。ま
た、車椅子によって径が異なるホイール3‘の場合に
も、同図の(c)のように、回動角度したがって操作レ
バー92の操作ストロークが異なるだけで、確実にホイ
ールストッパ20、25がホイールに当接する。
【0031】なお、車椅子1は前述のようにそのホイー
ル軸5を本体部10の中央すなわちスライダ30上に位
置させるのが好ましく、このときには、図12の(a)
に示すように、前後のホイールストッパ20、25が略
対称的に同じ高さに立ちあがる。しかし、各ホイールス
トッパのレバー23、28に接続されたインナケーブル
86はプーリCによって引っ張られるので、正確にホイ
ール軸5を本体部10の中央に位置させなくてもよい。
すなわち、回転可能のプーリCがイコライザとして機能
するので、図12の(b)のようにホイール軸位置が本
体部10の中央ZからDだけオフセットしている場合に
も、一方のホイールストッパがホイールに当接したあと
さらに操作レバーを引くことによって、他方のホイール
ストッパもホイールに当接し、前後両方向の車椅子の移
動が確実に阻止される。
【0032】さらにまた、車椅子1が若干横向きの状態
で本体部10上に位置したときにも、各ホイールストッ
パ20、25の直線部21、26のそれぞれの左右いず
れか一方がホイールに当接した後さらに操作レバー92
を引くことによって車椅子1の向きが正され、直線部2
1、26の左右の双方がホイールに当接した状態とな
る。
【0033】つぎに、スライダ30の作動について、図
13により説明する。この間、プーリCの位置は変化せ
ずホイールストッパ20、25は作動しないものとす
る。操作部90の操作レバー92を引くことにより第1
のケーブル80のインナケーブル81が引かれると、ブ
ラケット71部のアウタケーブルから延びてプーリA、
プーリBを経てプーリCで折り返され、端子82で固定
された端部までのインナケーブル81の長さが短縮され
る。この結果、プーリAがスリット73にそって、図1
3中、右方にストロークする。
【0034】これにより、サブベース70下面側で、プ
ーリAの下側のプーリA2に掛け渡されたケーブル89
が引かれる。このケーブル89は、一方でプーリD、
E、Fを経て左スライダ31のアーム37に接続され、
他方でプーリG、Hを経て右スライダ32のアーム38
に接続されているので、両スライダが移動してそれぞれ
外方へ伸出する。
【0035】これにより、ホルダアセンブリ50のサイ
ドホルダ58がホイール3、4の側面に当接する。その
結果、第1のスプリング60の付勢力に抗してホルダア
センブリの第1の枠体51が回動され、スライダ部を拡
大して示す図14のように、アッパホルダ57が上から
ホイール3、4のリムを押さえる。なお、図14にはプ
ーリF、Hおよびケーブル89を重ねて示してある。こ
のようにして、車椅子1の左右方向の移動が阻止される
とともに、上下の踊りも抑えられる。
【0036】また、ホイールストッパと同様に、ケーブ
ル89が回動可能のプーリAに引っ張られるのでこのプ
ーリAがイコライザとして機能し、本体部10と左右両
ホイール3、4との間隙が完全に等しくなくても、一方
のホルダアセンブリがホイールに当接したあとさらに操
作レバー92を引くことによって、他方のホルダアセン
ブリもホイールに当接し、左右両方向の車椅子の移動が
確実に阻止される。
【0037】なお、スライダのアッパホルダ57は通常
第2のスプリング62によってスライドボデー45のス
ライド方向と平行となっているが、ホイール3、4のリ
ムを押さえる際にスポークなどと干渉するときには、図
15に示すように、上下軸56まわりに回動して当該ス
ポーク等を避ける。なおまた、ホイールストッパとスラ
イダの作動を独立的に個別に説明したが、前述のように
両者は連携して同時的に、あるいは実際の抵抗負荷の小
さい方から順次に、作動する。
【0038】本実施例は以上のように構成され、本体部
10の前後から左右に延びるホイールストッパ20、2
5を設けるとともに、中央部には端部にホルダアセンブ
リ50を備え左右に伸出する左、右スライダ31、32
を設け、本体部10をまたぐように位置させた車椅子1
から操作容易な車室側壁7に配置した操作レバー92と
本体部10とをケーブルで結んで、操作レバーを操作す
ることにより、ホイールストッパ20、25が立ち上が
ってホイールに前後から当接するとともにスライダ30
のホルダアセンブリが上および内側からホイールに当接
するものとしたので、車椅子の乗員が自ら操作レバーを
動かすだけの簡単な操作で固定および解除作業を行うこ
とができる。このため、介助者が狭い車室内で面倒な作
業を行う必要がなくなるとともに、固定のために要する
時間も顕著に短縮される。
【0039】また、本体部10内のホイールストッパお
よびスライダの駆動機構に、プーリを用いてイコライザ
機能を持たせてあるので、車椅子は本体部を挟んでおお
まかに位置させるだけで確実に固定されるという効果を
有している。
【0040】なお、上記実施例では各作動要素の接続に
ケーブルを用いたが、これに限定されない。操作部と本
体部間の取り回しにはケーブルが好ましいが、本体部内
ではチェーンに置き換えて全く同一の作用が得られる。
その場合にはプーリの代わりにギアスプロケットを用い
ればよい。したがって、本発明においてはケーブルには
チェーンを含み、プーリにはギアスプロケットを含むも
のとする。なおまた、実施例では操作レバーを備える操
作部を車室内の側壁に設けたが、側壁に限らず、たとえ
ば本体部自体の乗員から操作容易な部位、好ましくは前
側壁や、あるいはフロア上に操作レバーを設けることも
できる。
【0041】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、車室フロアに
設置された本体部に、左右に突出し回動して立ち上がり
可能の前後1対のホイールストッパと、端部にホルダを
備えて左右外方に伸出可能のスライダとを備え、本体部
に連結された操作部の操作によってホイールストッパと
スライダがそれぞれ駆動されるようにして、立ち上がっ
たホイールストッパがホイールに当接して車椅子の前後
方向の移動を阻止し、スライダのホルダがホイールの内
側に当接して車椅子の左右方向の移動を阻止するものと
したので、従来のベルト締め付けのような面倒な作業が
不要となり、車椅子固定のための狭い車室内での介護者
の作業がなくなるとともに固定のために要する時間も顕
著に短縮されるという効果を有する。
【0042】また、ホルダを水平軸まわりに回動可能の
アッパホルダとサイドホルダとから構成し、サイドホル
ダがホイールの内側に当接することにより回動して、ア
ッパホルダがホイールのリムを上から押さえるようにす
ることにより、車椅子の上下の踊りも同時に抑えられ
る。さらに、上記のホルダをスライドボデーに固定され
た第1の枠体に支持し、第1のスプリングにより外方上
向きに付勢しておくことにより、ホイールのリムのサイ
ズに変動があっても干渉することなくそれに適合してリ
ムを押さえることができる。
【0043】また、ホルダがさらに第2の枠体を備え、
アッパホルダが第2の枠体の上下軸まわりに動可能とさ
れるとともに、第2のスプリングによりスライドボデー
のスライド方向と平行の方向に付勢されているものとす
ることにより、スポークなどと干渉するときには上下軸
まわりに回動して当該スポーク等を避けながらしかも確
実にリムを押さえることができるという利点が得られ
る。
【0044】また、1対のホイールストッパは第1のプ
ーリに掛けまわされた1本のケーブルで連結し、左右の
スライダは第2のプーリに掛けまわされた1本のケーブ
ルで連結して、各プーリを操作レバーの回動に応じてス
トロークさせることにより、イコライザ機能が得られ、
本体部に対する車椅子の位置合わせが概略であっても確
実に車椅子が固定される。さらに、第1のプーリと第2
のプーリを共通の1本のケーブルで掛けまわし、該ケー
ブルを操作レバーに接続することにより、1つの操作レ
バーを操作するだけでホイールストッパとスライダの双
方を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す側面図であ
る。
【図2】実施例の構成を示す立面図である。
【図3】本体部の詳細を示す平面図である。
【図4】プーリの配置を示す図である。
【図5】本体部の拡大側面図である。
【図6】スライダの詳細を示す拡大図である。
【図7】図6におけるX−X部の断面図である。
【図8】ホルダアセンブリの側面図である。
【図9】図8におけるY−Y部の断面図である。
【図10】ホイールストッパの作動状態を示す平面図で
ある。
【図11】ホイールストッパの立ち上がり状態を示す説
明図である。
【図12】車椅子の位置がずれているときのホイールス
トッパの作動状態を示す説明図である。
【図13】スライダの作動状態を示す平面図である。
【図14】スライダの作動状態を拡大して立面図であ
る。
【図15】スライダのアッパホルダの作動を示す説明図
である。
【図16】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 車椅子 3、4 ホイール 6 フロア 7 側壁 10 本体部 11 ベース 12 本体カバー 14 フランジ 15,16 貫通穴 17 開口 18、19 切り欠き 20、25 ホイールストッパ 21、26 直線部 22、27 支持ブラケット 23、28 レバー 24、29、71、72、91 ブラケット 30 スライダ 31 左スライダ 32 右スライダ 33 レール 34 ガイドローラ 35 ローラ 37、38 アーム 40 スライダケース 41 前側壁 42 後側壁 44 切り欠き 45 スライドボデー 50 ホルダアセンブリ 51 第1枠体 52 縦壁 53 水平軸 54 第2枠体 55 横壁 56 上下軸 57 アッパホルダ 58 サイドホルダ 59 上壁 60 第1のスプリング 62 第2のスプリング 70 サブベース 73、75 スリット 80 第1のケーブル 81 インナケーブル(ケーブルC) 82 端子 85 第2のケーブル 86 インナケーブル(ケーブルA) 87 第3のケーブル 89 ケーブル(ケーブルB) 90 操作部 92 操作レバー 93 にぎり部 94 ノブ A プーリ(第2のプーリ) B、D、E、F、G、H プーリ C プーリ(第1のプーリ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子の左右のホイールの間に収まる横
    幅をもって車室フロアに設置された本体部と、該本体部
    に連結された操作部とからなり、前記本体部には、左右
    に突出し左右方向の軸まわりに回動して立ち上がり可能
    の前後1対のホイールストッパと、該1対のホイールス
    トッパに挟まれた中間部に設けられ、端部にホルダを備
    えて該ホルダを左右外方に伸出可能のスライダとが設け
    られ、前記操作部の操作によって前記ホイールストッパ
    とスライダがそれぞれ駆動されるように構成され、立ち
    上がったホイールストッパがホイールに当接して車椅子
    の前後方向の移動を阻止し、スライダのホルダがホイー
    ルの内側に当接して車椅子の左右方向の移動を阻止する
    ことを特長とする車両の車椅子固定装置。
  2. 【請求項2】 前記1対のホイールストッパは、それぞ
    れ両端部がクランク状に曲げられたロッドからなり、両
    端の直線部が左右外方へ突出しているものであることを
    特長とする請求項1記載の車両の車椅子固定装置。
  3. 【請求項3】 前記スライダは、左方に伸出可能の左ス
    ライダと右方に伸出可能の右スライダとからなり、それ
    ぞれ転動可能のローラを備えてスライダケースに案内さ
    れるスライドボデーを備え、前記ホルダはアッパホルダ
    とサイドホルダとからなり、スライドボデーの端部に水
    平軸まわりに回動可能に設けられ、サイドホルダがホイ
    ールの内側に当接することにより回動して、アッパホル
    ダがホイールのリムを上から押さえるように構成されて
    いることを特長とする請求項1または2記載の車両の車
    椅子固定装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダは、スライドボデーに固定さ
    れた第1の枠体に支持され、第1のスプリングにより外
    方上向きに付勢されていることを特長とする請求項3記
    載の車両の車椅子固定装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダはさらに第2の枠体を備え、
    前記アッパホルダが第2の枠の上下軸まわりに回動可能
    とされるとともに、第2のスプリングによりスライドボ
    デーのスライド方向と平行の方向に付勢されていること
    を特長とする請求項4記載の車両の車椅子固定装置。
  6. 【請求項6】 前記1対のホイールストッパと左スライ
    ダおよび右スライダにはそれぞれケーブルが接続される
    とともに、前記操作部は操作レバーを備え、操作レバー
    の回動が前記ケーブルのストロークに変換されてホイー
    ルストッパおよびスライダが駆動されるよう構成されて
    いることを特長とする請求項3、4または5記載の車両
    の車椅子固定装置。
  7. 【請求項7】 前記1対のホイールストッパは第1のプ
    ーリに掛けまわされた1本のケーブルAで連結され、第
    1のプーリを操作レバーの回動に応じてストロークさ
    せ、前記左スライダおよび右スライダは第2のプーリに
    掛けまわされた1本のケーブルBで連結されて、第2の
    プーリを操作レバーの回動に応じてストロークさせるよ
    う構成されていることを特長とする請求項6記載の車両
    の車椅子固定装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のプーリと第2のプーリが共通
    の1本のケーブルCで掛けまわされ、該ケーブルCが前
    記操作レバーに接続されていることを特長とする請求項
    7記載の車両の車椅子固定装置。
JP10027750A 1998-01-26 1998-01-26 車両の車椅子固定装置 Withdrawn JPH11208363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101188406B1 (ko) 2012-06-14 2012-10-08 (유)로드원씨엔씨 장애우의 운동을 위한 휠체어 고정장치
JP2019141537A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 本田技研工業株式会社 車椅子固定装置

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