JPH11208524A - トラックキャブのフロア構造 - Google Patents

トラックキャブのフロア構造

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JPH11208524A
JPH11208524A JP874098A JP874098A JPH11208524A JP H11208524 A JPH11208524 A JP H11208524A JP 874098 A JP874098 A JP 874098A JP 874098 A JP874098 A JP 874098A JP H11208524 A JPH11208524 A JP H11208524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブ室外にさらされる板金エッジをなくし
て確実に発錆を防止できるようにし、フロアフランジの
水平曲げをなくしてプレス工程の増加を防止し、フロア
フランジの水平曲げを行わなくとも、下向きのフロアフ
ランジをなくして車両衝突時の燃料タンクと下向きのフ
ランジとの干渉による損傷を防止する。 【解決手段】 フロア1とクロスメンバ4とにより閉曲
線状のボックス構造を形成すると共にフロア1及びクロ
スメンバ4のバックパネル3側端部を折曲げて上方へ延
在する縦壁部1f、4iを形成し、フロア1およびクロ
スメンバ4の縦壁部1f、4iをバックパネル3の縦壁
部3cよりもキャブ室内側に位置させ、キャブ室外側に
露出するバックパネル3の縦壁部3cをシーラ7により
被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラックキャブのフ
ロア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、ピックアップトラックキャブの
一例を示し、図中、1はキャブ2の床を構成するフロ
ア、3はキャブ2の背面を構成するバックパネル、4は
キャブ2を補強するようキャブ2の幅方向へ向け敷設さ
れたクロスメンバである。
【0003】フロア1及びバックパネル3並びにクロス
メンバ4が締結される部分の従来のフロア構造の詳細は
図4に示されている。
【0004】而して、フロア1のバックパネル3側端部
近傍は、キャブ2前方側の水平なフラット部1aと、フ
ラット部1aにつながると共にバックパネル3側へ向け
て昇り勾配に形成された傾斜部1bと、傾斜部1bの上
端からバックパネル3側へ向けて水平に設けられたフラ
ット部1cと、フラット部1cのバックパネル3側端部
で下方へ向け90度の角度で折曲げられると共に下方へ
垂下する縦壁部1dと、縦壁部1dの下端で90度の角
度で折曲げられると共にキャブ2後方へ向け水平に突出
するフランジ1eを備えている。
【0005】クロスメンバ4は断面形状の略下部が開口
した台形状に形成されており、フロア1の傾斜部1bに
沿って傾斜部1bの上端部近傍まで延び且つ傾斜部1b
の上面に接触する傾斜部4aと、傾斜部4aの上端部近
傍において曲折されると共に傾斜部4aよりも急勾配で
バックパネル3側へ向け昇り勾配に傾斜した傾斜部4b
と、傾斜部4bの上端にフロア1のフラット部1cより
も上方に位置するよう接続され且つバックパネル3側へ
向けて水平に延びるフラット部4cと、フラット部4c
のバックパネル3側端部近傍から下り勾配に設けられた
傾斜部4dと、傾斜部4dの下端で折曲げられてフロア
1の縦壁部1dに沿って縦壁部1d高さ方向中途まで垂
下する縦壁部4eを備えている。而して、クロスメンバ
4の縦壁部4eは、フロア1の縦壁部1dのキャブ2後
方側の面に当接している。
【0006】バックパネル3は、上部の縦壁部3aと縦
壁部3aの下端からキャブ2後方側へ下り勾配に傾斜し
た僅かな長さの傾斜部3bと傾斜部3bの下端から下方
へ垂下する縦壁部3cを備え、縦壁部3c下端の縦壁部
4e対向面は、縦壁部4eに当接している。
【0007】クロスメンバ4の傾斜部4a及びフロア1
の傾斜部1bの重合部はスポット溶接5により接合さ
れ、フロア1の縦壁部1d及びクロスメンバ4の縦壁部
4e並びにバックパネル3の縦壁部3cの重合部はスポ
ット溶接6により接合されている。
【0008】而して、クロスメンバ4の傾斜部4b、フ
ラット部4c、傾斜部4d、フロア1のフラット部1c
によりボックス構造が形成されているため、キャブは十
分な強度を備えている。
【0009】又、クロスメンバ4の縦壁部4e下端エッ
ジ及びバックパネル3の縦壁部3c下端エッジは略同じ
高さ位置にあり、両エッジ全体はシーラ7により被覆さ
れているため、キャブ室内への水の侵入を防止できると
共に縦壁部3c、4e下端エッジ部の発錆を防止でき
る。
【0010】更に、フロア1のフランジ1e下端は水平
に折曲げられているため、車両が衝突したような場合
に、フランジ1eの端部がフロア1の下部に配置された
燃料タンク8に干渉することがなく、従って燃料タンク
8の損傷を防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トラックキャブのフロア構造においては、フロア1の水
平なフランジ1eの端部は、シーラ7により覆うことが
できず、発錆を招く虞れがあり、フランジ1eの下部に
燃料タンク8がある場合には、車両の衝突時にフランジ
1eが燃料タンク8を損傷しないよう水平に折曲げてい
るため、プレス工程が増加してコストアップを招来す
る。
【0012】本発明は前述の実情に鑑み、キャブ室外に
さらされる板金エッジをなくしてフロアのバックパネル
側後端部の板金エッジ部の発錆を防止し、しかもプレス
工程が増加しないようにし、更にフロアの下に燃料タン
クがある場合でも車両の衝突により燃料タンクを損傷さ
せることのないようにしたトラックキャブのフロア構造
を提供することを目的としてなしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のトラックキャブ
のフロア構造は、フロアとクロスメンバとにより閉曲線
状のボックス構造を形成すると共にフロア及びクロスメ
ンバのバックパネル側端部を折曲げて上方へ延在する縦
壁部を形成し、フロア及びクロスメンバの縦壁部の上端
部をバックパネルの縦壁部よりもキャブ室内側に位置さ
せてフロア、クロスメンバ、バックパネルの縦壁部をス
ポット溶接により接合し、キャブ室外側に露出するバッ
クパネルの縦壁部下端をシーラにより被覆したものであ
る。
【0014】従って、本発明では、室外にさらされる板
金エッジをなくして確実に発錆を防止することができ、
又フロアフランジの水平曲げを行わないためプレス工程
を省略でき、更にフロア下方に燃料タンクを配置した場
合にも燃料タンクの上方にフロアの下向きのフランジが
ないため車両が衝突しても、フロア下部の燃料タンクに
損傷を与える虞れがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
【0016】図1は本発明のトラックキャブのフロア構
造の実施の形態の一例を示す縦断面図である。
【0017】而して、本発明の形態例においては、バッ
クパネル3は図4に示す従来のものと略同一構造である
が、フロア1及びクロスメンバ4は図4に示す従来のも
のとは構造が異なっている。
【0018】すなわち、フロア1のバックパネル3側端
部近傍は、キャブ2(図5参照)前方側の水平なフラッ
ト部1aと、フラット部1aにつながると共にバックパ
ネル3側へ向けて昇り勾配に形成された傾斜部1bと、
傾斜部1bの上端から更にバックパネル3側へ向けて水
平に設けられたフラット部1cと、フラット部1cのバ
ックパネル3側端部で上方へ向け90度の角度で折曲げ
られると共に上方へ向ってバックパネル3の縦壁部3c
上端部近傍まで延びる縦壁部1fを備えている。
【0019】クロスメンバ4は、図4に示す従来例の場
合は、フロア1の上方に位置していたが、本実施の形態
例においてはフロア1の下方に位置している。
【0020】すなわち、クロスメンバ4は断面形状の略
上部が開口した片台形状に形成されており、フロア1の
傾斜部1bに沿って傾斜部1bの中途部まで延び且つ傾
斜部1bの下面に接触する傾斜部4fと、傾斜部4fの
上端において曲折されると共にバックパネル3側へ向っ
て下り勾配に形成された傾斜部4gと、傾斜部4gの下
端にフロア1のフラット部1cよりも下方に位置するよ
う接続され且つバックパネル3側へ向けて水平に延びる
フラット部4hと、フラット部4hのバックパネル3側
端部で90度の角度で折曲げられて上方へ延び上端がフ
ロア1の縦壁部1f上端近傍まで延びる縦壁部4iを備
えている。而して、クロスメンバ4の縦壁部4iの上端
側はフロア1の縦壁部1fとバックパネル3の縦壁部3
cの面に当接している。
【0021】フロア1の傾斜部1b及びクロスメンバ4
の傾斜部4fの重合部はスポット溶接5により接合さ
れ、フロア1の縦壁部1f及びクロスメンバ4の縦壁部
4i並びにバックパネル3の縦壁部3cの重合部はスポ
ット溶接6により接合されている。
【0022】本実施の形態例においては、フロア1の傾
斜部1b、フラット部1c、クロスメンバ4の傾斜部4
g、フラット部4h、縦壁部4iによりボックス構造が
形成されているため、キャブは十分な強度を備えてい
る。
【0023】又、バックパネル3の縦壁部3c下端エッ
ジ部はシーラ7により被覆されているうえ、フロア1の
縦壁部1f及びクロスメンバ4の縦壁部4iの上端エッ
ジ部はキャブ室内に位置するため、キャブ内への水の侵
入を防止できると共にバックパネル3の縦壁部3c下端
エッジ部の発錆を防止できる。勿論フロア1の縦壁部1
f及びクロスメンバ4の縦壁部4iの上端エッジ部はキ
ャブ室内にあるため、両上端エッジ部には錆は生じな
い。
【0024】更に、フロア1は燃料タンク8の近傍に下
向きのフランジを有しておらず、且つフラット部4hが
あるため、車両が衝突してもフランジが燃料タンク8を
損傷させる虞れがなく、更に又、フランジの水平加工部
が不要なため、プレス工程を省略できコストダウンを図
ることができる。
【0025】図2は本発明のトラックキャブのフロア構
造の実施の形態の他の例を示す縦断面図である。
【0026】本実施の形態例が図1に示す実施の形態例
と大きく異なるところは、縦壁部4iの上下方向中途部
にキャブ前方へ向けて昇り勾配となる僅かな傾斜部4j
を形成している点であり、これ以外は図1に示すものと
略同一構成となっている。傾斜部4jはシーラ7塗布時
の目印となり、又ガイドとなるものである。
【0027】図3は本発明の実施の形態の更に他の例
で、図4に示す従来例のものと同様、クロスメンバ4は
フロア1上方に配置されているが、フロア1のバックパ
ネル3側の形状及びクロスメンバ4の形状は従来例のも
のとは異なっている。
【0028】すなわち、フロア1のバックパネル3側端
部近傍は、キャブ2前方側の水平なフラット部1aと、
フラット部1aにつながると共にバックパネル3側へ向
けて所定の範囲に亘り若干昇りに形成された傾斜部1g
と、傾斜部1gの上端からバックパネル3側へ向けて下
り勾配に形成された傾斜部1hと、傾斜部1hの下端か
らバックパネル3側へ向けて水平に設けられたフラット
部1iと、フラット部1iのバックパネル3側端部で上
方へ向け90度の角度で折曲げられると共にバックパネ
ル3の縦壁部3c下方所要位置まで上方へ延びる縦壁部
1jと、縦壁部3cの下方で縦壁部1jの上端からキャ
ブ2前方へ向け昇り勾配に傾斜した僅かの長さの傾斜部
1kと、傾斜部1kの上端から上方へバックパネル3の
縦壁部3cに沿い延びる縦壁部1lとを備えており、縦
壁部1lはバックパネル3の縦壁部3cに対しキャブ2
前方側に位置している。
【0029】クロスメンバ4は、フロア1の傾斜部1g
と平行に延び且つ下端近傍が傾斜部1gの上面に接触す
る傾斜部4jと、傾斜部4jの上端にフロア1の傾斜部
1g,1h及びフラット部1i、縦壁部1jよりも上方
に位置するよう接触され且つバックパネル3側へ向けて
水平に延びるフラット部4kと、フラット部4kのバッ
クパネル3側先端で90度に折曲げられて上方へ延びる
縦壁部4lとを備えている。而して、クロスメンバ4の
縦壁部4lはフロア1の縦壁部1lのキャブ2前方側の
面に当接している。
【0030】クロスメンバ4の傾斜部4jとフロア1の
傾斜部1gの重合部はスポット溶接5により接合され、
クロスメンバ4の縦壁部4l、フロア1の縦壁部1l、
バックパネル3の縦壁部3cの重合部はスポット溶接6
により接合されている。
【0031】図2及び図3に示すトラックキャブのフロ
ア構造においても、図1における場合と同様の作用効果
を奏し得られる。
【0032】すなわち、図2、図3の何れにおいても、
フロア1、クロスメンバ4によりボックス構造が形成さ
れているため、キャブは十分な強度を備えている。
【0033】又、バックパネル3の縦壁部3c下端エッ
ジ部はシーラ7により被覆されているうえ、フロア1の
縦壁部1f、1l及びクロスメンバ4の縦壁部4i、4
lの上端エッジ部はキャブ内に位置するため、キャブ内
への水の侵入を防止できると共にフロア1の縦壁部1
f、1lやクロスメンバ4の縦壁部4i、4l上端エッ
ジ部は勿論のことバックパネル3の縦壁部3c下端エッ
ジ部の発錆を防止できる。
【0034】更に、フロア1は燃料タンク8の近傍に垂
直なフランジを有しないため、車両が衝突してもフラン
ジが燃料タンク8を損傷させる虞れがなく、更に又、フ
ランジの水平加工部が不要なため、プレス工程を省略で
き、コストダウンを図ることができる。
【0035】なお、本発明は前述の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明のトラックキャブのフロア構造に
よれば、水平なフランジ部を設ける必要がないため、フ
ロアのバックパネル側後端部の板金エッジ部の発錆を確
実に防止することができると共に、製作時のプレス工程
を省略してコストダウンを図ることができ、しかも、追
突された場合にも強度的に強く、更にフロアの下方に燃
料タンクがある場合にも、燃料タンクを損傷する虞れが
少ない、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラックキャブのフロア構造の実施の
形態の一例の縦断面図である。
【図2】本発明のトラックキャブのフロア構造の実施の
形態の他の例の縦断面図である。
【図3】本発明のトラックキャブのフロア構造の実施の
形態の更に他の例の縦断面図である。
【図4】従来のトラックキャブのフロア構造の一例を示
す縦断面図である。
【図5】トラックキャブの概略構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フロア 1f,1l 縦壁部 3 バックパネル 3c 縦壁部 4 クロスメンバ 4i,4l 縦壁部 6 スポット溶接 7 シーラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアとクロスメンバとにより閉曲線状
    のボックス構造を形成すると共にフロア及びクロスメン
    バのバックパネル側端部を折曲げて上方へ延在する縦壁
    部を形成し、フロア及びクロスメンバの縦壁部の上端部
    をバックパネルの縦壁部よりもキャブ室内側に位置させ
    てフロア、クロスメンバ、バックパネルの縦壁部をスポ
    ット溶接により接合し、キャブ室外側に露出するバック
    パネルの縦壁部下端をシーラにより被覆したことを特徴
    とするトラックキャブのフロア構造。
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JP2018030428A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 トヨタ車体株式会社 車体構造

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