JPH11209148A - 複層ガラスの製造方法およびその装置 - Google Patents

複層ガラスの製造方法およびその装置

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JPH11209148A
JPH11209148A JP1413698A JP1413698A JPH11209148A JP H11209148 A JPH11209148 A JP H11209148A JP 1413698 A JP1413698 A JP 1413698A JP 1413698 A JP1413698 A JP 1413698A JP H11209148 A JPH11209148 A JP H11209148A
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glass plate
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Naoki Okino
直毅 沖野
Yuichi Onabeda
裕一 女部田
Yoshitaka Matsuyama
祥孝 松山
Shogo Kodera
省吾 小寺
Takashi Shibuya
崇 澁谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のガラス板間の周縁部に樹脂製のスペー
サを成形する際、同時に該2枚のガラス板間の中空層に
乾燥ガスを吹き込んで能率よく乾燥ガスを封入する。 【解決手段】 2枚のガラス板1,2をその間に中空層
が形成されるように隔置し、該2枚のガラス板1,2間
の周縁部にダイ6から樹脂材料を押出して樹脂製のスペ
ーサを成形すると同時に、該2枚のガラス板1,2間の
中空層に乾燥ガスを吹き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空層に乾燥ガス
を封入した樹脂製のスペーサを有する複層ガラスの製造
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複層ガラスは、2枚のガラス板間の周縁
部に金属製のスペーサを一次シール材を介して配置した
後に、周縁部におけるガラス板の対向面とスペーサの外
側面とで形成された部分に二次シール材を充填して製造
されている。この場合、2枚のガラス板間に成形された
中空層には、乾燥ガスが封入されてガラス板の曇りを防
ぐことができる。
【0003】従来、複層ガラスの2枚のガラス板の間の
中空層に乾燥ガスを封入する第1の方法としては、複層
ガラスの製作中、すなわち二次シール材を充填する前に
一次シール材が介在しているスペーサとガラス板との間
に小さな間隙を開けてそこから中空層に乾燥ガスを流し
込んだ後、ガラス板をスペーサに押しつけて二次シール
を充填する方法が提案されていた。
【0004】また第2の方法としては、完成した複層ガ
ラスの対角する各1点のスペーサに細い管を突き刺して
貫通させ、この細い管を通して中空層の内部を乾燥ガス
に入れ換えた後、細い管を引抜き、細い管を貫通したた
めにできたスペーサの孔に樹脂材料を充填して塞ぐ方法
が提案されていた。
【0005】ほかに直接乾燥ガスを送り込むのではな
く、第3の方法として、複層ガラスを作製する際、2枚
のガラス板間の周縁部に配置される金属スペーサを内周
面に溝を有する中空状に形成し、この中空部分に乾燥剤
を入れて中空層の内部を乾燥状態に保つ方法が提案され
ていた。
【0006】さらに第4の方法としては、スペーサを樹
脂材料から形成し、この樹脂材料の中に乾燥剤を練り込
んでおいて、完成した複層ガラスの周縁部に成形したス
ペーサに練り込まれている乾燥剤で中空層の内部を乾燥
状態に保つ方法が提案されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1、第2の方法は、個々の複層ガラスに対して中空層の
内部に乾燥ガスを入れた後、密封する作業をしなければ
ならないため、作業能率が悪いという問題があった。
【0008】また上記第3、第4の方法は、溝に乾燥剤
を入れたり、或いは樹脂材料に乾燥剤を練り込む等の前
処理作業が大変であるという問題があり、更に長期間経
過後は乾燥剤の性能が劣化するという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を除去し、2枚
のガラス板間の周縁部に樹脂製のスペーサを成形する
際、同時に該2枚のガラス板間の中空層に乾燥ガスを吹
き込んで能率よく乾燥ガスを封入する複層ガラスの製造
方法およびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のガラス板をその間に中空層が形成され
るように隔置して、該複数のガラス板を鉛直状態で保持
し、所定の形状で樹脂材料を押出すダイと前記複数のガ
ラス板とを、ダイがガラス板の周縁部に沿うように相対
移動させながら、前記複数のガラス板間の周縁部にダイ
から樹脂材料を押出して樹脂製のスペーサを成形すると
ともに、該成形の工程中に複数のガラス板間の中空層に
乾燥ガスを吹き込むことを特徴とする複層ガラスの製造
方法に係るものである。これにより、複数のガラス板間
の中空層に乾燥ガスを吹き込むための別工程を必要とし
なくなる。
【0011】また本発明は、前記乾燥ガスを吹き込む工
程は、ガラス板の上辺または下辺側から乾燥ガスを吹き
込むものであって、前記相対移動は、ガラス板のガラス
板面に平行な水平方向の移動とダイの鉛直方向の移動と
からなり、ガラス板の1つのコーナー部から樹脂材料の
押出しを開始し、ガラス板の一方の鉛直辺に沿ってダイ
を移動させながら樹脂材料をガラス板間の周縁部に押出
す工程(A)と、ダイの移動を停止させ、ガラス板を水
平方向へ移動させながら樹脂材料をガラス板間の周縁部
に押出す工程(B)とを、前記乾燥ガスが吹き込まれる
側の上辺または下辺への樹脂材料の押出しが最後の工程
となるように、工程(A)、工程(B)をこの順に2度
行うことを特徴とする複層ガラスの製造装置に係るもの
である。これにより、成形されたスペーサによって乾燥
ガスの吹き込みを妨げることなく、スペーサの成形とと
もに乾燥ガスを吹き込むことができる。
【0012】さらに本発明は、間に中空層が形成される
ように隔置された複数のガラス板の周縁部に沿うように
ガラス板と相対移動するダイと、前記ガラス板とダイと
を相対移動させる移動手段とを有し、前記ダイから所定
の形状で樹脂材料を複数のガラス板間の周縁部に押出し
て樹脂製のスペーサを成形する複層ガラスの製造装置に
おいて、ダイには、樹脂材料を押出す樹脂吐出口と、前
記複数のガラス板間の中空層に乾燥ガスを吹き込む乾燥
ガス吐出口とが設けられていることを特徴とする複層ガ
ラスの製造装置に係るものである。これにより複数のガ
ラス板間の周縁部にダイから樹脂材料を押出して樹脂製
のスペーサを成形するとき、樹脂材料の押出しと同時に
複数のガラス板間の中空層に乾燥ガスを吹き込むことが
できる。
【0013】さらに本発明は、間に中空層が形成される
ように隔置された複数のガラス板間の周縁部に樹脂材料
を押出すダイと、前記複数のガラス板を鉛直状態で支持
しながら、複数のガラス板をガラス板面に平行に水平方
向に移動させるガラス板移動手段と、前記ダイを鉛直方
向に移動させるダイ移動手段とを有し、前記ガラス板の
周縁部にダイが沿うようにダイとガラス板とを移動させ
る移動手段と、前記複数のガラス板間の上縁または下縁
に沿うように配され前記複数のガラス板間の中空層に乾
燥ガスを吹き込む乾燥ガス吹出しスリットを有する乾燥
ガス供給源と、を備えたことを特徴とする複層ガラスの
製造装置に係るものである。これにより、複数のガラス
板間の周縁部にダイから樹脂材料を押出して樹脂製のス
ペーサを成形するとき、前記複数のガラス板間の中空層
の上方または下方からエアーカーテン状にスムースに乾
燥ガスを吹き込むことができる。
【0014】更に本発明は、前記ガラス板移動手段は、
複数のガラス板の下縁を支持しながら移動させるもので
あって、前記乾燥ガス供給源は、前記ガラス板移動手段
に沿うように配されていることを特徴とする複層ガラス
の製造装置に係るものである。これにより、成形された
スペーサによって乾燥ガスの吹き込みを妨げることな
く、スペーサの成形とともに乾燥ガスを吹き込むことが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照しつつ説明する。
【0016】図3は本発明の方法に使用する装置の一例
を示す側面図、図4は図3をIV方向から見た正面図で
あって、ガラス板1,2は、その対向する面とは反対側
の面を吸着パッド3によって吸着支持され、ガラス板
1,2の間に間隔が保たれるようにしてガラス保持台4
に鉛直方向に保持されている。ガラス板1,2の厚みが
変わったり、ガラス板1,2の間の間隔が変わったとき
には、別のガラス保持台4を用意する必要がある。この
ガラス保持台4の下部には車輪5が設けてあって、駆動
モータ等の図示しない駆動機構により車輪5が回転し、
ガラス保持台4はガラス板1,2を鉛直に保持したまま
水平方向に移動するようになっている。そしてガラス板
1,2の縁部には、ダイ6が臨むようになっている。
【0017】図1は本発明の方法に使用する装置の一例
を示す縦断正面図、図2は図1をII方向から見た側面
図であって、ダイ6にはガラス板挿入部8が形成されガ
ラス板1,2の縁部が入るようになっており、ガラス板
1,2の対向する面とは反対側の面に、ダイ6に設けて
あるガラス板押さえ具9が当接するようになっている。
【0018】ダイ6には、ガラス板1,2の縁部と平行
の方向に開口した樹脂吐出口10が設けてあって、この
樹脂吐出口10には樹脂流路11が連通している。また
図1に示すように、ダイ6の樹脂吐出口10とは反対の
側(移動方向前側)には乾燥ガス吐出口12が設けてあ
って、この乾燥ガス吐出口12には乾燥ガスが供給され
る空気流路13が連通している。
【0019】上述したダイ6は、図3に示すようにスイ
ベルジョイント14を備えた樹脂・乾燥ガス供給管15
を介して押出機16ならびに図示しない乾燥ガス供給機
に接続されていて、図1に示した樹脂流路11には押出
機16から樹脂が供給され、空気流路13には図示しな
い乾燥ガス供給機から乾燥ガスが供給されるようになっ
ている。そしてダイ6は鉛直に設けてあるリニヤレール
17に沿って、駆動モータ等により鉛直に上下に移動で
きるようになっている。さらにダイ6は、図示しない回
転モータ等によりダイ6の軸線を中心として90度ずつ
回転できるようになっている。
【0020】次に、上述したダイ6を使用して2枚のガ
ラス板1,2の間の中空層に乾燥ガスを吹き込む方法の
工程を説明する。
【0021】図3、図4において、ガラス板1,2の下
辺でダイ6とガラス保持台4とが干渉しあわないように
調整または駆動させる必要がある。
【0022】そこで、2枚のガラス板1,2の間の中空
層に乾燥ガスを吹き込む方法の工程の一例を示す正面図
である図5なしい図12に示すように、ダイ6を間に挟
んで鉛直のテーブル18,19を同一の鉛直面に並ぶよ
うに設け、さらに、テーブル18,19の下側には、テ
ーブル18,19よりも図の手前側に突出するようにし
て移動手段20,21を一平面上に並ぶように設ける。
移動手段20,21としては、モータ等によって逆転可
能に駆動されるベルトコンベヤ、ローラコンベヤ等が好
ましい。
【0023】そして図5に示すようにガラス板1をテー
ブル18に鉛直に立て掛けるようにして移動手段20の
上に載置する。次いで移動手段20を駆動してガラス板
1を図5の右方へ移動し、テーブル18に取り付けてあ
るストッパ22により所定位置に位置決めする。ストッ
パ22は、例えばテーブル18に穿設してある孔に挿入
したピンを使用したり、あるいはガラス板を検知するセ
ンサを使用して、ガラス板1が所定位置に到達したとき
に移動手段20を停止させるようにしてもよい。
【0024】次に、図6に示すように水平のリニヤレー
ル23上を移動する鉛直の保持フレーム24をガラス板
1の停止位置まで移動させ、図示しないシリンダ等を介
して保持フレーム24に設けられている吸着パッドをガ
ラス板1の面に向けて前進させてガラス板1を吸着保持
しながら、図の手前に所定距離だけ後退させる。このと
き、保持フレーム24に設けてあるバーにストッパ22
を連結させることによって、その後の工程においてテー
ブル18の孔からストッパ22を外す作業の簡便化が図
れる。
【0025】次に、他方のガラス板2をテーブル18に
鉛直に立てかけるようにしてストッパ22まで移動さ
せ、ガラス板1と同じ位置に位置決めする。これによっ
て2枚のガラス板1,2は、吸着パッドの後退分の間隔
をおいた状態で移動手段20の上に載置され、かつ、ガ
ラス板1は保持フレーム24で、ガラス板2はテーブル
18でそれぞれ鉛直に保持される。
【0026】次に、移動手段20,21を動かす速度と
保持フレーム24がリニヤレール23上を移動する速度
とを同じ速度に保ちながら2枚のガラス板1,2を図7
に示すようにテーブル19、移動手段21の方に移動さ
せ、ガラス板1,2の移動方向後方の垂直縁がダイ6の
下に到達したときに、移動手段20,21、保持フレー
ム24の移動を停止し、ガラス板1,2を止める。
【0027】ダイ6はテーブル18,19の間の間隙を
上下方向に移動可能であり、テーブル18,19の間の
間隙の上方に待機している。この位置のダイ6を、図
1、図2に示す樹脂吐出口10がガラス板1,2の移動
方向後方の垂直縁の方に向くように回転し、ダイ6を下
降させながらガラス板1,2の移動方向後方の垂直縁が
ガラス板挿入部8(図2参照)に入るようにする。そし
て樹脂吐出口10から樹脂材料を吐出し、乾燥ガス吐出
口12(図1参照)から乾燥ガスを吹き出しながら図8
に示すようにさらにダイ6を下降させると、ガラス板
1,2の間の中空層に乾燥ガスを吹き込みながらガラス
板1,2の図における左側の垂直縁の間に均一に樹脂材
料を押し出しながらダイ6は下降する。
【0028】ダイ6がガラス板1,2の下端に到達する
と同時にダイ6の下降を停止し、ダイ6を反時計方向に
90度回転させる。このとき乾燥ガス吐出口12(図1
参照)からは乾燥ガスを吹き出したままで、樹脂吐出口
10から吐出される樹脂材料の量を制御することによっ
て樹脂材料の過剰供給を防止し、ガラス板1,2のコー
ナ部の中空層に均一に樹脂材料を押し出すようにする。
【0029】ダイ6を反時計方向に90度回転させ終わ
った後、図9に矢印で示すように移動手段20,21、
保持フレーム24を直前の動きとは反対にテーブル18
の方へ同じ速度で移動してガラス板1,2を左方へ動か
し、樹脂吐出口10から樹脂材料を吐出し、乾燥ガス吐
出口12から乾燥ガスを吹き出しておく。
【0030】上述した図8、図9の工程によって、ガラ
ス板1,2の間の中空層に乾燥ガスを吹き込みながら、
図9に示すようにガラス板1,2の図における左側の垂
直縁およびこれに連続してガラス板1,2の下縁の間に
均一に樹脂材料を押し出すことができる。
【0031】図9に示すようにガラス板1,2を左方へ
動かして、ガラス板1,2の下縁の右端がダイ6の位置
に到達すると移動手段20,21、保持フレーム24の
左方への移動を停止し、乾燥ガス吐出口12からは乾燥
ガスを吹き出したままで、樹脂吐出口10から吐出され
る樹脂材料の量を制御しながらダイ6を反時計方向に9
0度回転させる。
【0032】ダイ6を反時計方向に90度回転させ終わ
った後、図10に矢印で示すようにダイ6をガラス板
1,2の右側の垂直縁に沿って上昇させながら樹脂吐出
口10から樹脂材料を吐出し、乾燥ガス吐出口12から
乾燥ガスを吹き出しておく。このとき、バーを伸ばして
ストッパ22をダイ6の上昇前に退避させることによっ
て、ダイ6の上昇が干渉されなくなり、ガラス板1,2
の間の中空層に乾燥ガスを吹き込みながら、ガラス板
1,2の右側の垂直縁の間に均一に樹脂材料を押し出す
ことができる。
【0033】ダイ6がガラス板1,2の右側の垂直縁の
上端に到達するとダイ6の上昇を停止し、乾燥ガス吐出
口12からは乾燥ガスを吹き出したままで、樹脂吐出口
10から吐出される樹脂材料の量を制御しながらダイ6
を反時計方向に90度回転させる。
【0034】ダイ6を反時計方向に90度回転させ終わ
った後、移動手段20,21、保持フレーム24を同じ
速度で図11に矢印で示すように右方へ移動させてガラ
ス板1,2を右方へ動かし、樹脂吐出口10から樹脂材
料を吐出し、乾燥ガス吐出口12から乾燥ガスを吹き出
しておく。
【0035】ガラス板1,2の上縁の左端がダイ6の位
置に到達すると、移動手段20,21、保持フレーム2
4の右への移動を停止し、かつ、樹脂吐出口10からの
樹脂材料の吐出と乾燥ガス吐出口12からの乾燥ガスの
吹き出しも止める。
【0036】これによってガラス板1,2の中空層の全
周縁には樹脂製のスペーサ25が一体に均一に連続して
形成され、しかもガラス板1,2の中空層の全周縁に樹
脂材料を充填する作業を行っている間は継続してガラス
板1,2の中空層の中に乾燥ガス吐出口12からの乾燥
ガスを吹き出していたため、ガラス板1,2の中空層の
中は乾燥ガスが充填された複層ガラスが完成する。
【0037】次に、図12に示すようにダイ6を反時計
方向に90度回転させると共に最初の待機位置に戻し、
保持フレーム24に設けられている吸着パッドの吸着を
解除して保持フレーム24はテーブル18の方へ戻し、
完成した複層ガラスは移動手段21で搬出する。
【0038】図13は本発明の方法を実施する装置の他
の例を示す斜視図であって、移動手段20にはベルトコ
ンベヤを使用しており、移動手段21にはローラコンベ
ヤを使用している。そして前述した図5ないし図12に
示した工程においては、ダイ6がガラス板1,2の周縁
に対し反時計回りに相対移動して乾燥ガスを吹き出しな
がら樹脂材料を充填する工程であったが、図13の装置
の例においては、ダイ6がガラス板1,2の周縁に対し
時計回りに相対移動して乾燥ガスを吹き出しながら樹脂
材料を充填する工程になっている。
【0039】図14は本発明の方法を実施する装置の他
の例を示す斜視図、図15は図14のXV−XV断面図
であって、ダイ6は樹脂吐出口10のみを備えていて、
図1、図13に示すような乾燥ガス吐出口12を備えて
いないものを使用している。そしてローラコンベヤから
なる移動手段21の上方で、かつ、移動手段21によっ
て移動されるガラス板1,2の上縁の直上の位置には、
所定の寸法の乾燥ガス供給ダクト26が水平に設けてあ
って、その下面には、移動手段21上に載置されたガラ
ス板1,2の間の中空層に沿うように乾燥ガス吹き出し
スリット27が下向きに取り付けられている。
【0040】図14のダイ6は、図5ないし図12に示
した工程または図13で説明した装置の例のように、移
動手段21上のガラス板1,2の周縁に対し反時計回
り、または時計回りに相対移動しながら樹脂吐出口10
から樹脂材料を吐出し、ガラス板1,2の中空層の全周
縁にスペーサ25を成形する。
【0041】ダイ6がガラス板1,2の周縁に樹脂材料
を充填している工程中は継続して乾燥ガス供給ダクト2
6に乾燥ガスを供給し、乾燥ガス吹き出しスリット27
からガラス板1,2の中空層の中に乾燥ガスをエアーカ
ーテン状に吹き出しておく。これによって、中空層に乾
燥ガスが充填された複層ガラスが完成する。
【0042】図16は本発明の方法を実施する装置の他
の例を示す斜視図であって、ダイ6は樹脂吐出口10の
みを備えていて、図1、図13に示すような乾燥ガス吐
出口12を備えていないものを使用している。そしてロ
ーラコンベヤからなる移動手段21の直下には、所定の
寸法の乾燥ガス供給ダクト26が水平に設けてあって、
その上面には、移動手段21上に載置されたガラス板
1,2の間の中空層に沿うように乾燥ガス吹き出しスリ
ット27が上向きに取り付けられている。
【0043】ダイ6は、移動手段21上のガラス板1,
2の周縁に対し相対移動しながら樹脂吐出口10から樹
脂材料を吐出し、ガラス板1,2の中空層の全周縁にス
ペーサ25を成形する。
【0044】ダイ6がガラス板1,2の周縁に樹脂材料
を充填している工程中は継続して乾燥ガス供給ダクト2
6に乾燥ガスを供給し、乾燥ガス吹き出しスリット27
からローラコンベヤの間を通してガラス板1,2の中空
層の中に乾燥ガスをエアーカーテン状に吹き出してお
く。これによって、中空層に乾燥ガスが充填された複層
ガラスが完成する。
【0045】図17は本発明の方法を実施する装置の他
の例を示す斜視図であって、ダイ6は樹脂吐出口10の
みを備えているものを使用している。そして移動手段2
1としては、多数の孔28が長手方向に連続して穿設さ
れたベルトコンベヤを使用していて、ベルトコンベヤの
上面側と下面側との間には、乾燥ガス供給ダクト26が
水平に設けてあって、その上面には、移動手段21上に
載置されたガラス板1,2の間の中空層に沿うように乾
燥ガス吹き出しスリット27が上向きに取り付けられて
いる。
【0046】ダイ6は、移動手段21上のガラス板1,
2の周縁に対し相対移動しながら樹脂吐出口10から樹
脂材料を吐出し、ガラス板1,2間の全周縁に樹脂材料
を充填し、その工程中は継続して乾燥ガス供給ダクト2
6に乾燥ガスを供給し、乾燥ガス吹き出しスリット27
からベルトコンベヤの上面側の孔28を通してガラス板
1,2の中空層の中に乾燥ガスを吹き出すようにする。
これによって、中空層に乾燥ガスが充填された複層ガラ
スが完成する。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数のガラス板間の
中空層に乾燥ガスを吹き込むための別工程、或いは乾燥
剤を用いるための前処理工程を必要としなくなり、作業
能率が向上する。
【0048】請求項2の発明は、成形されたスペーサに
よって乾燥ガスの吹き込みを妨げることなく、スペーサ
の成形とともに乾燥ガスを吹き込むことができる。
【0049】請求項3の発明は、2枚のガラス板間の周
縁部にダイから樹脂材料を押出して樹脂製のスペーサを
成形するとき、同時に該2枚のガラス板間の中空層に乾
燥ガスを吹き込むことができ、作業能率が向上する。
【0050】請求項4の発明は、簡単な構造のダイを使
用することが可能となり、2枚のガラス板間の中空層の
全幅に亘って乾燥ガスをエアーカーテン状に吹き込むこ
とができ、作業能率が向上する。
【0051】請求項5の発明は、成形されたスペーサに
よって乾燥ガスの吹き込みを妨げることなく、スペーサ
の成形とともに乾燥ガスを吹き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用する装置の一例を示す縦断
正面図である。
【図2】図1をII方向から見た側面図である。
【図3】本発明の方法に使用する装置の一例を示す側面
図である。
【図4】図3をIV方向から見た正面図である。
【図5】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正面
図である。
【図6】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正面
図である。
【図7】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正面
図である。
【図8】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正面
図である。
【図9】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正面
図である。
【図10】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正
面図である。
【図11】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正
面図である。
【図12】本発明の方法を実施する工程の一例を示す正
面図である。
【図13】本発明の方法を実施する装置の他の例を示す
斜視図である。
【図14】本発明の方法を実施する装置の他の例を示す
斜視図である。
【図15】図14のXV−XV断面図である。
【図16】本発明の方法を実施する装置の他の例を示す
斜視図である。
【図17】本発明の方法を実施する装置の他の例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 ガラス板 6 ダイ 10 樹脂吐出口 12 乾燥ガス吐出口 25 スペーサ 27 乾燥ガス吹き出しスリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小寺 省吾 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 澁谷 崇 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のガラス板をその間に中空層が形成
    されるように隔置して、該複数のガラス板を鉛直状態で
    保持し、所定の形状で樹脂材料を押出すダイと前記複数
    のガラス板とを、ダイがガラス板の周縁部に沿うように
    相対移動させながら、前記複数のガラス板間の周縁部に
    ダイから樹脂材料を押出して樹脂製のスペーサを成形す
    るとともに、該成形の工程中に複数のガラス板間の中空
    層に乾燥ガスを吹き込むことを特徴とする複層ガラスの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥ガスを吹き込む工程は、ガラス
    板の上辺または下辺側から乾燥ガスを吹き込むものであ
    って、前記相対移動は、ガラス板のガラス板面に平行な
    水平方向の移動とダイの鉛直方向の移動とからなり、ガ
    ラス板の1つのコーナー部から樹脂材料の押出しを開始
    し、ガラス板の一方の鉛直辺に沿ってダイを移動させな
    がら樹脂材料をガラス板間の周縁部に押出す工程(A)
    と、ダイの移動を停止させ、ガラス板を水平方向へ移動
    させながら樹脂材料をガラス板間の周縁部に押出す工程
    (B)とを、前記乾燥ガスが吹き込まれる側の上辺また
    は下辺への樹脂材料の押出しが最後の工程となるよう
    に、工程(A)、工程(B)をこの順に2度行うことを
    特徴とする請求項1記載の複層ガラスの製造方法。
  3. 【請求項3】 間に中空層が形成されるように隔置され
    た複数のガラス板の周縁部に沿うようにガラス板と相対
    移動するダイと、前記ガラス板とダイとを相対移動させ
    る移動手段とを有し、前記ダイから所定の形状で樹脂材
    料を複数のガラス板間の周縁部に押出して樹脂製のスペ
    ーサを成形する複層ガラスの製造装置において、ダイに
    は、樹脂材料を押出す樹脂吐出口と、前記複数のガラス
    板間の中空層に乾燥ガスを吹き込む乾燥ガス吐出口とが
    設けられていることを特徴とする複層ガラスの製造装
    置。
  4. 【請求項4】 間に中空層が形成されるように隔置され
    た複数のガラス板間の周縁部に樹脂材料を押出すダイ
    と、前記複数のガラス板を鉛直状態で支持しながら、複
    数のガラス板をガラス板面に平行に水平方向に移動させ
    るガラス板移動手段と、前記ダイを鉛直方向に移動させ
    るダイ移動手段とを有し、前記ガラス板の周縁部にダイ
    が沿うようにダイとガラス板とを移動させる移動手段
    と、前記複数のガラス板間の上縁または下縁に沿うよう
    に配され前記複数のガラス板間の中空層に乾燥ガスを吹
    き込む乾燥ガス吹出しスリットを有する乾燥ガス供給源
    と、を備えたことを特徴とする複層ガラスの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ガラス板移動手段は、複数のガラス
    板の下縁を支持しながら移動させるものであって、前記
    乾燥ガス供給源は、前記ガラス板移動手段にに沿うよう
    に配されていることを特徴とする請求項4記載の複層ガ
    ラスの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213670A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Asahi Glass Co Ltd スイベルジョイント
JP2005508280A (ja) * 2001-10-17 2005-03-31 サン−ゴバン グラス フランス 断熱グレージングユニット及びその製造方法
EP1236698A4 (en) * 1999-08-17 2006-05-17 Asahi Glass Co Ltd METHOD AND DEVICE FOR PRODUCING DOUBLE GLAZING UNITS

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