JPH11209324A - 抗骨粗鬆症剤及び(r)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸 - Google Patents

抗骨粗鬆症剤及び(r)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸

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JPH11209324A
JPH11209324A JP10013773A JP1377398A JPH11209324A JP H11209324 A JPH11209324 A JP H11209324A JP 10013773 A JP10013773 A JP 10013773A JP 1377398 A JP1377398 A JP 1377398A JP H11209324 A JPH11209324 A JP H11209324A
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hydroxy
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JP10013773A
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Koji Yamaguchi
宏二 山口
Tomoko Tsuji
智子 辻
Tsutomu Shinohara
力 篠原
Yoshiaki Yada
美日 矢田
Mikiko Sodeoka
幹子 袖岡
Sachiko Kojima
幸子 小島
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨粗鬆症の治療・予防に有用な治療剤とこれ
らの機能を有する物質を提供する。 【解決手段】 ニクジュヨウ抽出物を有効成分とする抗
骨粗鬆症剤、並びにニクジュヨウ抽出物の活性成分とし
て得られる下記式(1) 【化1】 で示される(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
−2−オクテン酸またはその薬理的に許容しうる塩。上
記式(1)で示される(R)−8−ヒドロキシ−2,6
−ジメチル−2−オクテン酸またはその薬理的に許容し
うる塩を有効成分とする骨粗鬆症治療剤。上記式(1)
で示される(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
−2−オクテン酸またはその薬理的に許容しうる塩を有
効成分とするインターロイキン6産生抑制剤。 【効果】 骨粗鬆症の予防および治療、並びにインター
ロイキン6が発症あるいは増悪の原因となっている自己
免疫疾患、カケクシア、炎症など種々の疾患の予防・治
療を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨粗鬆症等の骨疾
患に対する医薬、並びに新規な(R)−8−ヒドロキシ
−2,6−ジメチル−2−オクテン酸またはその薬理的
に許容しうる塩に関する。更にそれを有効成分とする抗
骨粗鬆症剤およびインターロイキン6産生抑制剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】骨粗鬆症は、代謝障害、内分泌障害、加
齢により骨吸収と骨形成のバランスが崩れたために骨量
が減少し、骨の粗鬆化をきたす疾病である。症状は激し
い腰背痛と骨の粗鬆化に起因する骨折を呈し、老人の場
合これを契機として寝たきりとなり、死亡に至ることも
ある。骨粗鬆症治療剤としては、腰背痛の緩和作用、骨
吸収抑制作用、骨形成促進作用を有する薬剤が考えら
れ、カルシトニン、ビタミンD、カルシウム剤などが使
用されているが、臨床上、薬効や副作用の点において十
分に満足できる薬剤は未だなく、効果が高く副作用の少
ない骨粗鬆症治療剤が望まれている。
【0003】インターロイキン6(IL−6)は、単
球、T細胞、B細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞、骨芽
細胞など種々の細胞から産生され、B細胞の抗体産生細
胞への分化誘導、肝細胞からの急性期蛋白質合成誘導、
脳神経系細胞の分化誘導、造血系細胞の増殖分化誘導、
破骨細胞の分化誘導などの多様な生理活性作用を有する
物質であることが知られている(実験医学、7巻、1
号、1989年)。IL−6と各種疾患との関連につい
ては、例えば、慢性間節リューマチ、キャッスルマン症
候群等の自己抗体産生が疾患の原因あるいは増悪に関わ
っていると考えられる自己免疫疾患があげられる(Euro
pean Journal of Immunology,18巻、1797頁、実
験医学、7巻50頁、1989年)。また、癌の領域に
おいてもIL−6が、多発性骨髄腫のオ−トクライン増
殖因子であるとの報告(Nature,332巻、83頁、1
988年)や癌悪液質(カケクシア)物質であるとの報
告もなされている(Endocrinology,128巻、265
7頁、1991年)。 感染症の領域でも敗血症患者の
血液IL−6濃度が生存率と負の相関があること(Jour
nal of Experimental Medicine,169巻、333頁、
1989年、Blood,74巻、1704頁、1989
年、)も報告されている。また、IL−6は、炎症反応
の急性期蛋白であり発熱、悪寒、倦怠感などの炎症によ
る諸症状、臓器摘出などの外科手術後の消耗、回復の遅
れを引き起こす原因とも考えられている。
【0004】ニクジュヨウと総称される植物にはハマウ
ツボ科(Orobanchaceae)のホンオニク、オニク等が含
まれる。ホンオニク(Cistanche salsa)は中国に産
し、低木に寄生する全寄生植物であり、不老、強精の効
用があるとされている。また、日本産の同科植物オニク
(Boschniakia glabra)もホンオニクの代用として用い
られ、同様の効果があるとされている(廣川薬用植物大
事典、1963、廣川書店、和漢生薬、1971、廣川書店な
ど)。しかしニクジュヨウ抽出物が骨粗鬆症の治療・予
防に有効であるという報告は全く無い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】骨粗鬆症の治療・予防
効果、及びインターロイキン6産生抑制作用を有する医
薬として有用な物質を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに鋭意検討を重ねた結果、ニクジュヨウの抽出物が骨
粗鬆症モデルマウスにおいて骨粗鬆症を抑制することを
見い出した。さらに下記式(1)で表わされる、ニクジ
ュヨウに含有される新規化合物が骨粗鬆症の治療に有効
であることを見い出し、またインターロイキン6の産生
を抑制することを見い出し本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、ニクジュヨウ抽出物を
有効成分とする抗骨粗鬆症剤を提供する。
【0008】さらに本発明は、下記式(1)
【0009】
【化2】
【0010】で示される新規化合物(R)−8−ヒドロ
キシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸またはその薬
理的に許容しうる塩を有効成分とする抗骨粗鬆症剤およ
び上記式(1)で示される(R)−8−ヒドロキシ−
2,6−ジメチル−2−オクテン酸またはその薬理的に
許容しうる塩を有効成分とするインターロイキン6産生
抑制剤を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分である抽出物を
得るために利用される原料は、前記のようにニクジュヨ
ウと総称されるものであるが、その例としてホンオニク
(Cistanchesalsa)、オニク(Boschniakia glabra)な
どが挙げられ、これらの効用は大体同様と考えられてい
る(廣川薬用植物大事典、1963、廣川書店、和漢生薬、
1971、廣川書店など)。従って、これらの植物を単独で
用いてもよく、混合して用いてもよい。これらの植物は
既に生薬として知られており、安全性において特に問題
になる点はないと考えられる。
【0012】本発明の有効成分であるニクジュヨウ抽出
物は、上記植物体等の原料から、有効成分を効果的に抽
出し得る溶媒を用いて抽出し、また必要により、これら
を部分精製することにより得られる。この抽出において
使用される溶媒は、有効成分を効果的に抽出し得る溶媒
であれば特に限定されるものではないが、例えば、水
や、アセトン、もしくはメタノール、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコール、またはそれらの混液、ク
ロロホルム等の含塩素有機溶媒、酢酸エチル等の低級脂
肪酸エステル等を用いることができる。
【0013】本発明の有効成分を抽出するにあたって
は、有効成分を効果的に抽出し得る方法ならば特に限定
されるものではないが、植物体をそのまま抽出に供して
もよく、植物体の乾燥物を抽出に供してもよい。また、
原料をそのままの姿で抽出に供してもよいが、抽出効率
を高めるために、これらの原料を細かく裁断してから溶
媒で抽出することもできる。更に、抽出を2〜10回程
度繰り返して抽出効率を高めることも可能である。抽出
は、有効成分を効果的に抽出し得る方法ならば特に限定
されるものではないが、期間は数時間から数ヵ月間、温
度は室温あるいは高温、場合によっては低温で行うこと
が可能である。
【0014】更に、抽出物中の有効成分の濃度を高める
ために、所望により、得られた抽出物を更に、濃縮、液
液分配、吸着クロマトグラフィー、順相もしくは逆相ク
ロマトグラフィー等の手段に付すことも可能である。
【0015】本発明に関わる抗骨粗鬆症剤を製造するに
は、上記のようにして得たニクジュヨウ抽出物を有効成
分とし、常法に従って公知の医薬用無毒性担体と組み合
わせて製剤化すればよい。本発明に関わる抗骨粗鬆症剤
は、種々の剤型での投与が可能であり、例えば、経口投
与剤としては錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固形
剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、凍結乾燥製剤等が
挙げられ、非経口投与剤としては、注射剤のほか、坐
剤、噴霧剤、経皮吸収剤等が挙げられ、これらの製剤は
製剤上の常套手段により調製することができる。上記の
医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳
糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、デキストリン、脂肪
酸グリセリド、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエ
チルデンプン、エチレングリコール、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、アルブミン、
水、生理食塩水等が挙げられる。また、必要に応じて、
安定化剤、滑剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤等の慣用の添
加剤を適宜添加することができる。本発明に関わる骨粗
鬆症治療剤またはインターロイキン6産生抑制剤におい
て、有効成分の投与量は、患者の年齢、体重、症状、疾
患の程度、投与スケジュール、製剤形態等により、適宜
選択・決定されるが、例えば、一日あたり1〜500g
/kg体重程度とされ、一日数回に分けて投与してもよ
い。
【0016】本発明の新規物質(R)−8−ヒドロキシ
−2,6−ジメチル−2−オクテン酸は、上記のような
方法で得られたニクジュヨウ抽出物より、実施例に示し
たように、更に、濃縮、液液分配、吸着クロマトグラフ
ィー、順相もしくは逆相クロマトグラフィー等の手段で
単一になるまで精製を繰り返すことにより単離すること
ができる。得られた単一物質はその理化学的性質等よ
り、前記式(1)で示される(R)−8−ヒドロキシ−
2,6−ジメチル−2−オクテン酸(光学純度100% e
e)と決定された。対応する(S)−体は文献に報告が
あるが(Phytochemistry, 22巻, 255-258頁, 1983
年)、この(R)−体は文献未載の新規な化合物であ
る。
【0017】また、本発明に関わる新規物質(R)−8
−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸は、
例えば実施例に示したように市販の(+)−(R)−シ
トロネロールを出発物質として、上記文献に記載の方法
に準じて、化学合成することもできる(合成例参照)。
【0018】本発明において、塩として、ナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、アンモニ
ウム塩、エタノールアミンとの塩等を例示できる。
【0019】本発明の(R)−8−ヒドロキシ−2,6
−ジメチル−2−オクテン酸またはその薬理的に許容し
うる塩を抗骨粗鬆症剤またはインターロイキン6産生阻
害剤として用いるには、上記のようにして得た(R)−
8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸ま
たはその薬理的に許容しうる塩を有効成分とし、常法に
従って公知の医薬用無毒性担体と組み合わせて製剤化す
ればよい。本発明に関わる抗骨粗鬆症剤およびインター
ロイキン6産生抑制剤は、種々の剤型での投与が可能で
あり、例えば、経口投与剤としては錠剤、顆粒剤、散
剤、カプセル剤等の固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤等の
液剤、凍結乾燥製剤等が挙げられ、非経口投与剤として
は、注射剤のほか、坐剤、噴霧剤、経皮吸収剤等が挙げ
られ、これらの製剤は製剤上の常套手段により調製する
ことができる。上記の医薬用無毒性担体としては、例え
ば、グルコース、乳糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、
デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングリコ
ール、ヒドロキシエチルデンプン、エチレングリコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ア
ミノ酸、アルブミン、水、生理食塩水等が挙げられる。
また、必要に応じて、安定化剤、滑剤、湿潤剤、乳化
剤、結合剤等の慣用の添加剤を適宜添加することができ
る。本発明に関わる骨粗鬆症治療剤またはインターロイ
キン6産生抑制剤において、有効成分の投与量は、患者
の年齢、体重、症状、疾患の程度、投与スケジュール、
製剤形態等により、適宜選択・決定されるが、例えば、
一日あたり0.01〜1000μg/kg体重程度とされ、一日数
回に分けて投与してもよい。
【0020】
【実施例】以下に本発明をより詳細に説明するために実
施例を挙げるが、本発明はこれらによって何ら限定され
るものではない。
【0021】実施例1(ニクジュヨウ抽出物の調製) ニクジュヨウ(ウチダ和漢薬社製、ロット番号2226
29、ホンオニク、Cistanche salsa)100gをエタ
ノール 1Lで抽出し、抽出液を減圧留去することによ
り、褐色油状物質約6gを得た。
【0022】実施例2((R)−8−ヒドロキシ−2,
6−ジメチル−2−オクテン酸の精製) ニクジュヨウ(ウチダ和漢薬社製、ロット番号2324
19、ホンオニク、Cistanche salsa)4Kgをエタノ
ール 40Lで抽出し、抽出液を減圧留去することによ
り、油状物質80.1gを得た。この油状物質に水1L
を加え、クロロホルム1Lで4回抽出した。このクロロ
ホルム画分を濃縮乾固することにより6.8gの油状物
質を得た。
【0023】この油状物質をクロロホルム―メタノール
(2:1)90mLに溶解後、シリカゲル粉末13.4
gを加えてよく攪拌混合し、減圧下溶媒を除去した。こ
のシリカゲル粉末を予めヘキサンで充填したシリカゲル
カラム(φ4×39cm)にチャージした。ヘキサン―
アセトン(90:10)の混合溶媒6.7Lで溶出され
る画分を除いた。次いで、ヘキサン―アセトン(80:
20)の混合溶媒で溶出を行い、500mLずつ分画し
た。フラクションNo.6―No.8に(R)−8−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸は溶出さ
れた。これらの画分を集めて減圧乾固し、89mgの油
状物質を得た。
【0024】この油状物質をクロロホルム―メタノール
(2:1)1mLに溶解し、以下の条件で行った高速液
体カラムクロマトグラフィーの試料とした(カラムサイ
ズ;φ20×300mm、担体;TSKgel ODS
−80TS(東ソー社製)、溶媒組成;40%メタノー
ル、60%水、流速;20mL/min、温度;23
℃、検出波長;210nm、装置;東ソー HLC−8
070)。保持時間48〜58分の画分を分取し、減圧
下溶媒を留去した後、酢酸エチルで抽出し、濃縮乾固す
ることにより無色油状物質として8.5mgの(R)−
8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸を
得た。高速液体カラムクロマトグラフィー、1H−NM
R等の機器分析の結果、純度99%以上であることが確
認された。得られた(R)−8−ヒドロキシ−2,6−
ジメチル−2−オクテン酸の理化学的性質は以下のとお
りである。 (a)質量分析値:EIマススペクトル m/z 16
8(M−H2O)、SIMS m/z 187 (M+
H)、209 (M+Na) (b)高分解能質量分析値:HREIマススペクトル
実測値 m/z 168.1151(M−H2O)、理
論値 m/z 168.1149(C10162として
計算) (c)比旋光度:[α]D 22 +5.6゜(c=0.4
25、クロロホルム) (d)紫外線吸収スペクトル:メタノール λmax
nm(ε) 215(9890)。 (e)赤外線吸収スペクトル:NaCl(Neat)
3440、2930、1688、1642、1281、
1057cmー1 (f)1H−NMRスペクトル:(400MHz、CD
Cl3)δ 0.92(3H,d,J=6.5Hz)、
1.30(1H,m)、1.41(1H,m)、1.4
6(1H,m)、1.61(1H,m)、1.62(1
H,m)、1.83(3H,s)、2.21(2H,
m)、3.70(2H,m)、6.88(1H,t,J
=7.1Hz) (g)13C−NMRスペクトル:(100MHz、CD
Cl3)δ 173.1、144.9、127.1、6
0.9、39.6、35.6、29.3、26.4、1
9.3、12.0
【0025】合成例1((R)−および(S)−8−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸の合成) 公知の方法(Phytochemistry, 22巻, 255-258頁, 1983
年)に従って市販の(+)−(R)−シトロネロールか
ら合成した(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
−2−オクテナール (170 mg, 1.0 mmol) をtert-ブチ
ルアルコール (20 mL) に溶解し、2-メチル-2-ブテン
(5 mL)を加えた。そこへ亜塩素酸ナトリウム (833 mg,
9.2 mmol) 並びにリン酸二水素ナトリウム (833 mg, 6.
9 mmol) を水 (8.3 mL) に溶解したものを30分かけて
滴下し、室温でさらに3時間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮したのち、さらに水を加えエーテル抽出を行い、希
塩酸を用いて水層を酸性にした後、さらにエーテル抽出
をくりかえした。得られた有機層をあわせて水洗後硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3%〜1
0%メタノール-クロロホルム)により精製することに
より、(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2
−オクテン酸(160 mg, 86%) が無色油状物として得られ
た。このものの比旋光度以外の各種スペクトルデータは
天然から得られた(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジ
メチル−2−オクテン酸と完全に一致した。[α]D 20 +
7.9゜ (c 0.455, CHCl3)
【0026】上記と同様の方法で市販の(−)−(S)
−シトロネロールから(S)−8−ヒドロキシ−2,6
−ジメチル−2−オクテン酸を合成した。[α]D 20 -5.7
゜ (c 0.525, CHCl3)(光学純度65% ee)
【0027】参考例1(ニクジュヨウから得られた
(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オク
テン酸の立体化学構造の確認) 上記の化学合成法により得られた(R)−8−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸 (10.3 mg, 0.0
553 mmol) のエーテル溶液 (1.4 mL) に室温でジアゾメ
タンのエーテル溶液を原料が消失するまで加えた。少量
の酢酸で過剰のジアゾメタンをクエンチ後、反応液を飽
和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)で精製することにより、(R)−8−ヒド
ロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸 メチル
(8.7mg, 79%) が無色油状物として得られた。
【0028】1H-NMR (200 MHz) (CDCl3) : δ0.86 (3H,
d, J=6.3Hz), 1.38 (5H, m), 1.77(3H, d, J=1.2 Hz),
2.12 (2H, dt, J=7.4, 7.4Hz), 3.62 (6H, m), 6.68
(1H,dt, J=1.2, 7.4Hz).
【0029】得られた (R)−8−ヒドロキシ−2,
6−ジメチル−2−オクテン酸 メチル (2.2 mg, 0.011
mmol) のジクロロメタン溶液 (0.20 mL) に、0℃でピ
リジン (8.0 μL, 0.10 mmol)、塩化ベンゾイル (4.0
μL, 0.034 mmol) を加え、室温で4時間撹拌した。反
応液に氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エ
ーテル抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄後、溶
媒を減圧留去して得られる残留物を、シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(クロロホルム)で精製することによ
り、 (R)−8−ベンゾイルオキシ−2,6−ジメチ
ル−2−オクテン酸メチル (4.5 mg, 69%) が無色油状
物として得られた。
【0030】1H-NMR (200 MHz) (CDCl3) : δ1.00 (3H,
d, J=6.2Hz), 1.50 (5H, m), 1.84(3H, d, J=1.2 Hz),
2.22 (2H, dt, J=7.4, 7.4Hz), 3.72 (3H, s), 4.37
(2H,dt, J=1.5, 7.3Hz), 6.76 (1H, dt, J=1.2, 7.4H
z), 7.50 (3H, m), 8.06 (2H,td, J=1.5, 6.9Hz).
【0031】上記と同様の方法により、天然から得られ
た(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オ
クテン酸、ならびに化学合成した(S)−8−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸もそれぞれ8−
ベンゾイルオキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸
メチルへと導き、これらを分析用光学異性体分離カラム
を用いたHPLC (DAICEL CHIRALCEL OD, カラムサイズφ
0.46×25 cm, ヘキサン:イソプロピルアルコール=
9:1, 0.5 mL/min) により分析した。その結果、合成
(R)−体及び天然から得られた(R)−8−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸由来のものは保
持時間15.4分の単一ピークを示した。この結果より、天
然から得られた(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チル−2−オクテン酸は光学純度が100% ee であること
が判明した。これに対して合成(S)−体のサンプル
は、保持時間12.6分にメジャーピーク、15.4分にマイナ
ーピークを示し、光学純度が65% ee 程度であることを
示した。そこでこの(R)−体が混入していた(S)-体サ
ンプル (98.8 mg) を分取用カラム (DAICEL CHIRALCELO
D, カラムサイズφ2×25 cm, ヘキサン:イソプロピル
アルコール=9:1, 6mL/min) で分離し、光学的に純
粋な(S)-8-ベンゾイルオキシ-2,6-ジメチル-2-オクテン
酸メチルを73.6 mg、(R)−8−ベンゾイルオキシ−
2,6−ジメチル−2−オクテン酸メチルを15.2 mg を
得た。
【0032】参考例2(光学的に純粋な(S)−8−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸の製造) 参考例1で得られた光学的に純粋な(S)−8−ベンゾ
イルオキシ−2,6−ジメチル−2-オクテン酸メチル
(72.3 mg, 0.24 mmol) をメタノール (2.0 mL)に溶解
し、1N水酸化ナトリウム (1.0 mL, 1.0 mmol) を加えて
室温で18.5 時間撹拌した。水で希釈後エーテル抽出を
行い、水層はさらに1N塩酸で酸性にpHを調整後エーテル
抽出を繰り返した。有機層を合わせ、水及び飽和食塩水
で洗浄後硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して
得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製する
ことにより、光学的に純粋な(S)−8−ヒドロキシ−
2,6−ジメチル−2−オクテン酸 (42.4 mg, 96%)
が無色油状物として得られた。 [α]D 20 -8.3゜ (c 0.505, CHCl3)
【0033】試験例1(ニクジュヨウ抽出物の骨粗鬆症
抑制効果) マウスの卵巣を摘出すると、骨粗鬆症が発症し、その病
因・病態がヒトの閉経後骨粗鬆症に類似していることか
ら、卵巣摘出マウスは骨粗鬆症モデル動物として使用さ
れている。そこで、ニクジュヨウ抽出物の骨粗鬆症に対
する効果を調べるために以下の試験を行った。4週齢の
ddYマウス(メス)の卵巣を塩酸ケタミン麻酔下で摘出
した。卵巣摘出翌日より、実施例1の方法で得られたニ
クジュヨウ抽出物を経口投与した。ニクジュヨウ抽出物
は10%クレモホア(シグマ社製)水溶液に懸濁し16mg
/0.2ml/マウス/日の投与量で週5回、4週間連続し
て経口投与した。各群3匹のマウスを用いた。4週間後
に、体重測定後、屠殺し大腿骨乾燥重量を測定した。表
1に各群の大腿骨乾燥重量/体重の平均値±標準誤差を
示した。
【0034】
【表1】 表1.体重あたりの大腿骨乾燥重量 ────────────────────────────────── 群 大腿骨乾燥重量/体重(mg/g) ────────────────────────────────── 1.偽手術対照群 1.41±0.02 2.卵巣摘出対照群 1.32±0.04 3.ニクジュヨウ抽出物投与群 1.44±0.03 ──────────────────────────────────
【0035】この結果からニクジュヨウ抽出物が骨粗鬆
症の治療に有効であることが判明した。
【0036】試験例2((R)−8−ヒドロキシ−2,
6−ジメチル−2−オクテン酸の骨粗鬆症抑制効果) ニクジュヨウから得られた(R)−8−ヒドロキシ−
2,6−ジメチル−2−オクテン酸の骨粗鬆症に対する
効果を調べるために以下の試験を行った。4週齢のddY
マウス(メス)の卵巣を塩酸ケタミン麻酔下で摘出し
た。卵巣摘 出翌日より、実施例2の方法でニクジュヨ
ウから精製した(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チル−2−オクテン酸((R)-HDOA)を0.32、1.6、8μg
/kg/日の投与量で週5回、4週間連続して腹腔内投与
した。化合物(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチ
ル−2−オクテン酸は10%DMSO水溶液に溶解し、マウス
1匹あたり0.2ml/日を腹腔内投与し、偽手術対照群及
び卵巣摘出対照群にも10%DMSO水溶液をマウス1匹あた
り0.2ml/日、腹腔内投与した。各群5匹のマウスを用
いた。4週間後に、体重測定後、屠殺し大腿骨乾燥重量
を測定した。また骨硬度試験機TKー252C(室町機械株式
会社製)を用いて、3点折曲げ試験により大腿骨強度を
測定した。表2に各群の大腿骨乾燥重量/体重、表3に
骨強度の指標となる骨破断力(failure load)、及び表
4に骨破断エネルギー(yield energy)の平均値±標準
誤差を示した。各群の卵巣摘出対照群に対する有意差の
検定はStudent's t-testにより行った。特に記述のない
群は卵巣摘出対照群に対して有意差なし(p≧0.05)で
ある。
【0037】
【表2】 表2.体重あたりの大腿骨乾燥重量 ────────────────────────────────── 群 大腿骨乾燥重量/体重(mg/g) ─────────────────────────────────── 1.偽手術対照群 1.43 ± 0.03 (p<0.005) 2.卵巣摘出対照群 1.21 ± 0.03 3.(R)-HDOA投与群(0.32μg/kg/日) 1.28 ± 0.03 4.(R)-HDOA投与群(1.6μg/kg/日) 1.34 ± 0.03(p<0.05) 5.(R)-HDOA投与群(8μg/kg/日) 1.36 ± 0.03(p<0.01) ──────────────────────────────────
【0038】
【表3】 表3. 骨破断力 ──────────────────────────────── 群 骨破断力(N) ──────────────────────────────── 1.偽手術対照群 14.4 ± 0.8(p<0.05) 2.卵巣摘出対照群 12.7 ± 0.2 3.(R)-HDOA投与群(0.32μg/kg/日) 13.1 ± 0.7 4.(R)-HDOA投与群(1.6μg/kg/日) 14.1 ± 0.2(p<0.005) 5.(R)-HDOA投与群(8μg/kg/日) 13.5 ± 0.5 ────────────────────────────────
【0039】
【表4】 表4. 骨破断エネルギー ─────────────────────────────── 群 骨破断エネルギー(mJ) ─────────────────────────────── 1.偽手術対照群 3.35 ± 0.26 2.卵巣摘出対照群 2.90 ± 0.22 3.(R)-HDOA投与群(0.32μg/kg/日) 3.46 ± 0.31 4.(R)-HDOA投与群(1.6μg/kg/日) 3.46 ± 0.05(p<0.05) 5.(R)-HDOA投与群(8μg/kg/日) 3.38 ± 0.20 ────────────────────────────────
【0040】これらの結果から、本発明の化合物(R)
−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸
が骨粗鬆症の治療に有効であることが判明した。
【0041】試験例3((S)−および(R)−8−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸の骨粗鬆
症抑制効果) (S)−および(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チル−2−オクテン酸の骨粗鬆症に対する効果を調べる
ために以下の試験を行った。4週齢のddYマウス(メ
ス)の卵巣を塩酸ケタミン麻酔下で摘出した。卵巣摘
出翌日より、合成例2及び参考例2に記述した方法で得
られた(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2
−オクテン酸(光学純度100% ee)および(S)−8−
ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸(光学
純度100% ee)を8、16、32μg/kg/日の投与量で週5
回、4週間連続して腹腔内投与した。被験化合物は10%
DMSO水溶液に溶解し、マウス1匹あたり0.2ml/日を腹
腔内投与し、偽手術対照群及び卵巣摘出対照群にも10%
DMSO水溶液をマウス1匹あたり0.2ml/日、腹腔内投与
した。各群5匹のマウスを用いた。4週間後に、体重測
定後、屠殺し大腿骨乾燥重量を測定した。表5、6に各
群の大腿骨乾燥重量/体重の平均値±標準誤差を示し
た。表5は(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
−2−オクテン酸((R)-HDOA)の、表6は(S)−8−
ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸((S)-
HDOA)の試験結果を示す。各群の卵巣摘出対照群に対す
る有意差の検定はStudent's t-testにより行った。特に
記述のない群は卵巣摘出対照群に対して有意差なし(p
≧0.05)である。
【0042】
【表5】 表5.(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸((R)-HD OA)の活性(大腿骨乾燥重量/体重) ────────────────────────────────── 群 大腿骨乾燥重量/体重(mg/g) ────────────────────────────────── 1.偽手術対照群 1.54 ± 0.04 (p<0.01) 2.卵巣摘出対照群 1.34 ± 0.02 3.(R)-HDOA投与群(8μg/kg/日) 1.32 ± 0.02 4.(R)-HDOA投与群(16μg/kg/日) 1.42 ± 0.01 (p<0.05) 5.(R)-HDOA投与群(32μg/kg/日) 1.43 ± 0.01 (p<0.05) ──────────────────────────────────
【0043】
【表6】 表6.(S)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸((S)-HD OA)の活性(大腿骨乾燥重量/体重) ────────────────────────────────── 群 大腿骨乾燥重量/体重(mg/g) ────────────────────────────────── 1.偽手術対照群 1.60 ± 0.06 (p<0.01) 2.卵巣摘出対照群 1.39 ± 0.01 3.(S)-HDOA投与群(8μg/kg/日) 1.31 ± 0.03 4.(S)-HDOA投与群(16μg/kg/日) 1.35 ± 0.06 5.(S)-HDOA投与群(32μg/kg/日) 1.34 ± 0.03 ───────────────────────────────────
【0044】これらの結果から、(R)−8−ヒドロキ
シ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸が骨粗鬆症の治
療に有効であり、一方光学異性体の(S)−8−ヒドロ
キシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸には顕著な効
果が認められず、骨粗鬆症治療効果が(R)-体特異的であ
ることが判明した。
【0045】試験例4 インターロイキン6(IL−6)生産抑制活性試験 96穴マルチプレートに、1×104/mlのマウス前骨
芽細胞MC3T3E1(培地;10%牛胎児血清含有アル
ファMEM)を入れて3日間常法に従いCO2インキュ
ベーターで培養した。細胞が集密的になったことを確認
し、副甲状腺ホルモン(PTH)20ng/ml、あるいは、
PTHと希釈列に従った(R)−8−ヒドロキシ−2,6
−ジメチル−2−オクテン酸の両方を含む上記培地に交
換した。さらに1日培養した後、培養上清中に生成され
たIL−6の濃度をバイオアッセイにより定量した。I
L−6の定量は、IL−6依存的に増殖するマウスハイ
ブリドーマMH60を用いて常法に従って行った。PTH刺
激によって生産されるIL−6の量に対し、これを50
%抑制するのに必要な阻害剤の濃度を IC50値とし
た。(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−
オクテン酸のIL−6生産抑制活性のIC50値は、27
μg/mlであった。この結果から、(R)−8−ヒドロ
キシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸が、インター
ロイキン6生産抑制活性を有することが判明した。
【0046】
【発明の効果】本発明により、骨粗鬆症の予防および治
療、並びにインターロイキン6が発症あるいは増悪の原
因となっている自己免疫疾患、カケクシア、炎症など種
々の疾患の予防・治療を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 幸子 東京都八王子市小門町10−3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニクジュヨウ抽出物を有効成分とする抗
    骨粗鬆症剤。
  2. 【請求項2】 下記式(1) 【化1】 で示される(R)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
    −2−オクテン酸。
  3. 【請求項3】 上記式(1)で示される(R)−8−ヒ
    ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸またはそ
    の薬理的に許容しうる塩を有効成分とする抗骨粗鬆症
    剤。
  4. 【請求項4】 上記式(1)で示される(R)−8−ヒ
    ドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸またはそ
    の薬理的に許容しうる塩を有効成分とするインターロイ
    キン6産生抑制剤。
JP10013773A 1998-01-27 1998-01-27 抗骨粗鬆症剤及び(r)−8−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−2−オクテン酸 Pending JPH11209324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004105739A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Eisai Co., Ltd. 高級脂肪酸誘導体含有組成物及び飲食物
JP2009091276A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Pola Chem Ind Inc 骨老化抑制のための組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004105739A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Eisai Co., Ltd. 高級脂肪酸誘導体含有組成物及び飲食物
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