JPH11210063A - 水路用構造物 - Google Patents
水路用構造物Info
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- JPH11210063A JPH11210063A JP3215098A JP3215098A JPH11210063A JP H11210063 A JPH11210063 A JP H11210063A JP 3215098 A JP3215098 A JP 3215098A JP 3215098 A JP3215098 A JP 3215098A JP H11210063 A JPH11210063 A JP H11210063A
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Landscapes
- Sewage (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構成の簡潔化や敷設の簡易性を確保しながら水
質の汚染防止や渇水・洪水などの対策を低コストで実現
することのできる水路用構造物を提供しようとするもの
である。 【解決手段】流路部材11・分流管21・拡散管31な
どを備えている。流路部材11の路壁13a〜13cに
は通水孔14a〜14cがあり、拡散管31の管壁には
拡散孔32がある。流路部材11とその外側に配置され
た拡散管31とこれらにわたって配置された分流管21
とがそれぞれ接続されて流路部材11の内部と分流管2
1の内部と拡散管31の内部とが互いに連通している。
質の汚染防止や渇水・洪水などの対策を低コストで実現
することのできる水路用構造物を提供しようとするもの
である。 【解決手段】流路部材11・分流管21・拡散管31な
どを備えている。流路部材11の路壁13a〜13cに
は通水孔14a〜14cがあり、拡散管31の管壁には
拡散孔32がある。流路部材11とその外側に配置され
た拡散管31とこれらにわたって配置された分流管21
とがそれぞれ接続されて流路部材11の内部と分流管2
1の内部と拡散管31の内部とが互いに連通している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水(排水・廃水)
を流下させるための水路機能を有していて水質の浄化や
排水流量の調整をも行うことのできる水路用構造物に関
する。
を流下させるための水路機能を有していて水質の浄化や
排水流量の調整をも行うことのできる水路用構造物に関
する。
【0002】
【従来の技術】生活や産業の基盤をなす利水・治水につ
いては、グローバルな観点での危機意識の高まりから、
水質汚染や渇水などの諸問題を早期に克服することが急
務であると指摘されている。こうした観点からすると、
国土が狭く、人口に比した降雨量も少なく、それでいて
消費水量の多いわが国などは、天然資源たる水について
再利用に再利用を重ねて大切に使うことが不可欠にな
る。
いては、グローバルな観点での危機意識の高まりから、
水質汚染や渇水などの諸問題を早期に克服することが急
務であると指摘されている。こうした観点からすると、
国土が狭く、人口に比した降雨量も少なく、それでいて
消費水量の多いわが国などは、天然資源たる水について
再利用に再利用を重ねて大切に使うことが不可欠にな
る。
【0003】水質の汚染を防止するということは生活排
水(生活廃水)・工業排水(工業廃水)・農業排水(農
業廃水)・雨水など各種下水のクリーン度を高めること
につきる。これらの排水は浄化処理されるものと浄化処
理されないものとに分けられるが、量的には無処理排水
や処理不十分の排水が処理排水を上回る。しかるに排水
は、処理の有無を問わず、それぞれの水路を通じて河川
・湖沼・海域などの公共水域に放流されている。
水(生活廃水)・工業排水(工業廃水)・農業排水(農
業廃水)・雨水など各種下水のクリーン度を高めること
につきる。これらの排水は浄化処理されるものと浄化処
理されないものとに分けられるが、量的には無処理排水
や処理不十分の排水が処理排水を上回る。しかるに排水
は、処理の有無を問わず、それぞれの水路を通じて河川
・湖沼・海域などの公共水域に放流されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した無処理排水の
うちで道路の側溝に流れ込む雨水のような排水は、これ
が酸性雨であったりするほか、多くの車両によって空気
中や路面にまき散らされた煤・油・粉塵などで汚染され
ている。また生活排水は富栄養化を惹き起こす栄養塩類
を多く含み、農業排水は多量の肥料や農薬を含んでい
る。ということで現状の排水は汚染負荷が大きく、公共
水域の水質を悪化させる主原因になっている。
うちで道路の側溝に流れ込む雨水のような排水は、これ
が酸性雨であったりするほか、多くの車両によって空気
中や路面にまき散らされた煤・油・粉塵などで汚染され
ている。また生活排水は富栄養化を惹き起こす栄養塩類
を多く含み、農業排水は多量の肥料や農薬を含んでい
る。ということで現状の排水は汚染負荷が大きく、公共
水域の水質を悪化させる主原因になっている。
【0005】水質改善のための有効な技術は物理的処理
手段・化学的処理手段・微生物利用手段・二以上の手段
の併用など数多くある。けれども、これらに要する設備
は概して高い。それに下水用水路は幹線や枝線を含めて
膨大な数になる。したがってこれらの全てに排水処理手
段を設けるということは巨額の費用を要するために実現
がきわめて難しい。ちなみに国内の実状についてみる
と、行政サイドや民間レベルによる数々の水質改善対策
が講じられてはいるが、処理すべき排水の総量があまり
にも多いために設備の質よりも設備数の面で十分に対処
しきれていない。ゆえに良質の水資源が窮乏化する傾向
にある。
手段・化学的処理手段・微生物利用手段・二以上の手段
の併用など数多くある。けれども、これらに要する設備
は概して高い。それに下水用水路は幹線や枝線を含めて
膨大な数になる。したがってこれらの全てに排水処理手
段を設けるということは巨額の費用を要するために実現
がきわめて難しい。ちなみに国内の実状についてみる
と、行政サイドや民間レベルによる数々の水質改善対策
が講じられてはいるが、処理すべき排水の総量があまり
にも多いために設備の質よりも設備数の面で十分に対処
しきれていない。ゆえに良質の水資源が窮乏化する傾向
にある。
【0006】一方、地中への雨水浸透率も路面舗装率に
反比例にして低下してきている。これは通常の下水用水
路に排水の流量調整機能がないのであるから、下水用水
路を通じて河川へ流れ込む雨水の量が路面の高率舗装に
ともなって高まるということである。しかも排水を受け
入れる河川は、本来の浄化能力ばかりか水の地中浸透性
も護岸壁等によって封鎖されている。こうした状況下で
は、河川水位の増加しがちな雨期において集中豪雨によ
る洪水や水害の発生率が高くなる。
反比例にして低下してきている。これは通常の下水用水
路に排水の流量調整機能がないのであるから、下水用水
路を通じて河川へ流れ込む雨水の量が路面の高率舗装に
ともなって高まるということである。しかも排水を受け
入れる河川は、本来の浄化能力ばかりか水の地中浸透性
も護岸壁等によって封鎖されている。こうした状況下で
は、河川水位の増加しがちな雨期において集中豪雨によ
る洪水や水害の発生率が高くなる。
【0007】発明の目的:本発明はかかる技術的課題に
鑑み、構成の簡潔化や敷設の簡易性を確保しながら水質
の汚染防止や渇水・洪水などの対策を低コストで実現す
ることのできる水路用構造物を提供しようとするもので
ある。
鑑み、構成の簡潔化や敷設の簡易性を確保しながら水質
の汚染防止や渇水・洪水などの対策を低コストで実現す
ることのできる水路用構造物を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
水路用構造物は所期の目的を達成するために下記の課題
解決手段を特徴とする。すなわち請求項1に係る水路用
構造物は、長さ方向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込
み型の流路部材からなり、液体を地中へ浸透させるため
の通水孔を流路部材の路壁が有していることを特徴とす
る。
水路用構造物は所期の目的を達成するために下記の課題
解決手段を特徴とする。すなわち請求項1に係る水路用
構造物は、長さ方向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込
み型の流路部材からなり、液体を地中へ浸透させるため
の通水孔を流路部材の路壁が有していることを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項2に係る水路用構造物は所
期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴と
する。すなわち請求項2に係る水路用構造物は、長さ方
向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込み型の流路部材と
地下埋設型の分流管とを備えていること、および、分流
管の端部が流路部材の路壁に接続されて分流管が流路部
材の表面より突出しているとともに流路部材の内部と分
流管の内部とが互いに連通していることを特徴とする。
期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴と
する。すなわち請求項2に係る水路用構造物は、長さ方
向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込み型の流路部材と
地下埋設型の分流管とを備えていること、および、分流
管の端部が流路部材の路壁に接続されて分流管が流路部
材の表面より突出しているとともに流路部材の内部と分
流管の内部とが互いに連通していることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る水路用構造物は所
期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴と
する。すなわち請求項3に係る水路用構造物は、長さ方
向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込み型の流路部材と
地下埋設型の分流管と地下埋設型の拡散管とを備えてい
て拡散管がその管壁に拡散孔を有していること、およ
び、流路部材とその外側に配置された拡散管とこれらに
わたって配置された分流管とがそれぞれ接続されて流路
部材の内部と分流管の内部と拡散管の内部とが互いに連
通していることを特徴とする。
期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴と
する。すなわち請求項3に係る水路用構造物は、長さ方
向に沿う流路空間を内部にもつ埋め込み型の流路部材と
地下埋設型の分流管と地下埋設型の拡散管とを備えてい
て拡散管がその管壁に拡散孔を有していること、およ
び、流路部材とその外側に配置された拡散管とこれらに
わたって配置された分流管とがそれぞれ接続されて流路
部材の内部と分流管の内部と拡散管の内部とが互いに連
通していることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る水路用構造物は、
同請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、流路部
材が開渠構造・暗渠構造のいずれかであることを特徴と
する。
同請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、流路部
材が開渠構造・暗渠構造のいずれかであることを特徴と
する。
【0012】本発明の請求項5に係る水路用構造物は、
同請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、流路部
材の通水孔をその溝内から塞ぐための栓が備わっている
ことを特徴とする。
同請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、流路部
材の通水孔をその溝内から塞ぐための栓が備わっている
ことを特徴とする。
【0013】作用:本発明の請求項1に係る水路用構造
物は一連の長い水路を構築するときに用いるものであ
る。これに際しては所定の敷設ライン沿いに地面を掘り
起こして長い敷設溝を形成したり、所定数の流路部材を
敷設溝内に設置しながら流路部材相互を接続したりす
る。かかる水路を上流から下流に向けて流れるときの排
水(廃水)は、その一部が流路部材の通水孔を通じて地
中へ浸み出していく。地層を構成している土壌は広大な
天然濾床であり、ここには有機物や無機物を分解する多
種かつ多数の微生物(細菌類)が生息している。したが
って流路部材から地中へ浸み出て地下へ地下へと拡散浸
透する排水は、これに含まれる汚染物質を地中(天然濾
床)で濾過され、浄化された水として地下に涵養され
る。土壌中に捕捉された汚染物質も多種かつ多数の微生
物で分解され、地上植物などの養分として蓄えられたり
吸収されたりする。こうした排水処理システムによると
きは、質の高い水資源を地下に確保しておくことができ
る。これは乾期発生しがちな渇水の備えになる。一方、
雨期のような増水期では流路部材から地中へと浸透する
排水の量が多くなり、この旺盛な排水浸透によって河川
への排水流入量が減少するから洪水対策としても有効に
なる。流路部材は、また、通水孔を有する簡潔な構成の
ものであり、低コストで敷設も簡易に行える。
物は一連の長い水路を構築するときに用いるものであ
る。これに際しては所定の敷設ライン沿いに地面を掘り
起こして長い敷設溝を形成したり、所定数の流路部材を
敷設溝内に設置しながら流路部材相互を接続したりす
る。かかる水路を上流から下流に向けて流れるときの排
水(廃水)は、その一部が流路部材の通水孔を通じて地
中へ浸み出していく。地層を構成している土壌は広大な
天然濾床であり、ここには有機物や無機物を分解する多
種かつ多数の微生物(細菌類)が生息している。したが
って流路部材から地中へ浸み出て地下へ地下へと拡散浸
透する排水は、これに含まれる汚染物質を地中(天然濾
床)で濾過され、浄化された水として地下に涵養され
る。土壌中に捕捉された汚染物質も多種かつ多数の微生
物で分解され、地上植物などの養分として蓄えられたり
吸収されたりする。こうした排水処理システムによると
きは、質の高い水資源を地下に確保しておくことができ
る。これは乾期発生しがちな渇水の備えになる。一方、
雨期のような増水期では流路部材から地中へと浸透する
排水の量が多くなり、この旺盛な排水浸透によって河川
への排水流入量が減少するから洪水対策としても有効に
なる。流路部材は、また、通水孔を有する簡潔な構成の
ものであり、低コストで敷設も簡易に行える。
【0014】本発明の請求項2に係る水路用構造物は流
路部材と分流管とが組み合わされたものである。これで
水路を構成するときも前記と同じく所定数の流路部材を
敷設溝内に設置したり流路部材相互を接続したりする
が、分流管については地中に埋設する。こうして構成さ
れた水路を排水が上流から下流へと流れるとき、その排
水の一部が流路部材より分流管を通じて地中へ浸透した
り拡散したりするから、前記と同様に質の高い水資源が
地下に確保される。渇水とか洪水への対策やその他に関
しても前記とほぼ同じになる。
路部材と分流管とが組み合わされたものである。これで
水路を構成するときも前記と同じく所定数の流路部材を
敷設溝内に設置したり流路部材相互を接続したりする
が、分流管については地中に埋設する。こうして構成さ
れた水路を排水が上流から下流へと流れるとき、その排
水の一部が流路部材より分流管を通じて地中へ浸透した
り拡散したりするから、前記と同様に質の高い水資源が
地下に確保される。渇水とか洪水への対策やその他に関
しても前記とほぼ同じになる。
【0015】本発明の請求項3に係る水路用構造物は流
路部材と分流管と拡散管とが組み合わされたものであ
る。これは水路構成に際して所定数の流路部材を敷設溝
内に設置したり、流路部材相互を接続したり、分流管や
拡散管を地中に埋設したりする。かかる水路を上流から
下流に向けて流れるときの排水は、その一部が流路部材
から分流管や拡散管へと流れ込んで、拡散管の拡散孔よ
り地中に広く浸透拡散していく。したがってこのケース
の場合は、質の高い水資源を地下に確保するということ
が前記よりも効率よく行え、渇水対策や洪水対策なども
前記を上回るようになる。その他については前記に準ず
るものとなる。
路部材と分流管と拡散管とが組み合わされたものであ
る。これは水路構成に際して所定数の流路部材を敷設溝
内に設置したり、流路部材相互を接続したり、分流管や
拡散管を地中に埋設したりする。かかる水路を上流から
下流に向けて流れるときの排水は、その一部が流路部材
から分流管や拡散管へと流れ込んで、拡散管の拡散孔よ
り地中に広く浸透拡散していく。したがってこのケース
の場合は、質の高い水資源を地下に確保するということ
が前記よりも効率よく行え、渇水対策や洪水対策なども
前記を上回るようになる。その他については前記に準ず
るものとなる。
【0016】本発明の請求項4に係る水路用構造物は流
路部材が開渠構造または暗渠構造のものからなる。これ
は流路部材が開渠構造・暗渠構造のいずれであっても前
記と同様のことが実現できるということである。
路部材が開渠構造または暗渠構造のものからなる。これ
は流路部材が開渠構造・暗渠構造のいずれであっても前
記と同様のことが実現できるということである。
【0017】本発明の請求項5に係る水路用構造物には
流路部材の通水孔を塞ぐための栓が備わっている。この
ような水路用構造物で前記のように構成される水路の場
合は、任意位置かつ任意数の通水孔を栓で閉鎖して、水
路を流れる排水の量と地中へ浸透する排水の量とを相対
的に調整する。たとえば水路を流れる排水量を多くする
ときには通水孔の閉鎖数を増やせばよく、逆に地中へ浸
透させる排水量を多くするときには通水孔の開放数を増
やせばよい。かかる調整が行えるということは、乾期と
雨期、排水量の多い場所と少ない場所など状況に応じて
排水の流量をコントロールできるということである。し
たがって水路流量・排水の地中浸透率・渇水防止対策・
洪水防止対策などを含め、水路をより機能的に活用する
ことができる。
流路部材の通水孔を塞ぐための栓が備わっている。この
ような水路用構造物で前記のように構成される水路の場
合は、任意位置かつ任意数の通水孔を栓で閉鎖して、水
路を流れる排水の量と地中へ浸透する排水の量とを相対
的に調整する。たとえば水路を流れる排水量を多くする
ときには通水孔の閉鎖数を増やせばよく、逆に地中へ浸
透させる排水量を多くするときには通水孔の開放数を増
やせばよい。かかる調整が行えるということは、乾期と
雨期、排水量の多い場所と少ない場所など状況に応じて
排水の流量をコントロールできるということである。し
たがって水路流量・排水の地中浸透率・渇水防止対策・
洪水防止対策などを含め、水路をより機能的に活用する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る水路用構造物の一実
施形態について、添付の図面を参照して説明する。なお
以下の説明においては、排水や廃水などを含めた下水を
単に「排水」という。
施形態について、添付の図面を参照して説明する。なお
以下の説明においては、排水や廃水などを含めた下水を
単に「排水」という。
【0019】図1(A)〜(F)に例示された各流路部
材11は排水を流すための下水用のものである。これら
流路部材11は長さ方向に沿う自明の流路空間12を内
部に有していて下記のように具体化されている。
材11は排水を流すための下水用のものである。これら
流路部材11は長さ方向に沿う自明の流路空間12を内
部に有していて下記のように具体化されている。
【0020】図1(A)を参照して、これに例示された
流路部材11は両側の路壁13a・13bと下側の路壁
13cとで構成された断面溝形の開渠構造になってい
る。図1(A)の流路部材11は、また、両側路壁13
a・13bの下端と下側路壁13cの左端・右端とが交
差した両角部を傾斜状に面取りされている。図1(A)
の流路部材11には、さらに、複数の通水孔14aが左
側路壁13aに形成されていたり、複数の通水孔14b
が右側の路壁13bに形成されていたり、複数の通水孔
14cが下側路壁13cに形成されていたりする。それ
で流路部材11の各路壁13a・13b・13cなど、
これらを貫通した各通水孔14a・14b・14cが流
路空間12の長さ方向沿いに等間隔で分布している。こ
のような通水孔14a・14b・14cについては図示
例よりも数の多い場合や数の少ない場合もある。また、
通水孔14aが路壁13aから省略されたり、通水孔1
4bが路壁13bから省略されたり、通水孔14cが路
壁13cから省略されたりすることもある。図1(A)
の流路部材11は流路空間12の全高がHであり、その
流路空間12の低域部の高さがhである。このような流
路部材11における通水孔14a・14bは、h〜1/
2Hの高さを保持して両側の路壁13a・13bに形成
されるのがよく、それも高さhや、これをわずかに上回
る程度の高さになっていることがより望ましい。通水孔
14a・14bの高さをh以上にする理由は、沈降性の
ある汚染物質を多く含んだ排水が流路空間12を流れる
というときに沈殿物が低域部(高さh)に堆積し、それ
によって通水孔14a・14bが塞がれるという事態を
回避できるからである。通水孔14a・14bの高さを
H以下にする理由は、この高さH付近が流路空間12を
流れる排水の安定水位になるからである。ちなみに高さ
H以下の通水孔14a・14bは干上がることが殆どな
く、排水中に含まれる浮遊物によって目詰まりすること
も殆どない。そのほか図1(A)の流路部材11につい
ては、この種の技術分野で公知ないし周知のもの、たと
えば合成樹脂(FRPを含む)・コンクリート・鉄筋コ
ンクリート・セラミック(陶磁器を含む)・金属・これ
らの複合材などでつくられる。
流路部材11は両側の路壁13a・13bと下側の路壁
13cとで構成された断面溝形の開渠構造になってい
る。図1(A)の流路部材11は、また、両側路壁13
a・13bの下端と下側路壁13cの左端・右端とが交
差した両角部を傾斜状に面取りされている。図1(A)
の流路部材11には、さらに、複数の通水孔14aが左
側路壁13aに形成されていたり、複数の通水孔14b
が右側の路壁13bに形成されていたり、複数の通水孔
14cが下側路壁13cに形成されていたりする。それ
で流路部材11の各路壁13a・13b・13cなど、
これらを貫通した各通水孔14a・14b・14cが流
路空間12の長さ方向沿いに等間隔で分布している。こ
のような通水孔14a・14b・14cについては図示
例よりも数の多い場合や数の少ない場合もある。また、
通水孔14aが路壁13aから省略されたり、通水孔1
4bが路壁13bから省略されたり、通水孔14cが路
壁13cから省略されたりすることもある。図1(A)
の流路部材11は流路空間12の全高がHであり、その
流路空間12の低域部の高さがhである。このような流
路部材11における通水孔14a・14bは、h〜1/
2Hの高さを保持して両側の路壁13a・13bに形成
されるのがよく、それも高さhや、これをわずかに上回
る程度の高さになっていることがより望ましい。通水孔
14a・14bの高さをh以上にする理由は、沈降性の
ある汚染物質を多く含んだ排水が流路空間12を流れる
というときに沈殿物が低域部(高さh)に堆積し、それ
によって通水孔14a・14bが塞がれるという事態を
回避できるからである。通水孔14a・14bの高さを
H以下にする理由は、この高さH付近が流路空間12を
流れる排水の安定水位になるからである。ちなみに高さ
H以下の通水孔14a・14bは干上がることが殆どな
く、排水中に含まれる浮遊物によって目詰まりすること
も殆どない。そのほか図1(A)の流路部材11につい
ては、この種の技術分野で公知ないし周知のもの、たと
えば合成樹脂(FRPを含む)・コンクリート・鉄筋コ
ンクリート・セラミック(陶磁器を含む)・金属・これ
らの複合材などでつくられる。
【0021】図1(B)に例示された流路部材11は、
図1(A)で述べた流路部材11が複数の蓋15で覆わ
れたものである。すなわち図1(B)の流路部材11
は、これの上面に蓋15を有する点を除き、図1(A)
で述べた流路部材11と同じということになる。この場
合の蓋15は孔開きであるが、孔のない蓋も用いること
ができる。蓋15の材料は流路部材11について列挙し
たものと同じである。
図1(A)で述べた流路部材11が複数の蓋15で覆わ
れたものである。すなわち図1(B)の流路部材11
は、これの上面に蓋15を有する点を除き、図1(A)
で述べた流路部材11と同じということになる。この場
合の蓋15は孔開きであるが、孔のない蓋も用いること
ができる。蓋15の材料は流路部材11について列挙し
たものと同じである。
【0022】図1(C)に例示された流路部材11も、
図1(A)で述べた流路部材11と基本的に同じである
が、これは暗渠構造のものであるため、両側の路壁13
a・13bと下側の路壁13cと上側の路壁13dとで
断面角形の筒状に構成されている。したがって図1
(C)の流路部材11は、これが上側路壁13dをも備
えた暗渠構造である点を除き、図1(A)で述べた流路
部材11と同じということになる。
図1(A)で述べた流路部材11と基本的に同じである
が、これは暗渠構造のものであるため、両側の路壁13
a・13bと下側の路壁13cと上側の路壁13dとで
断面角形の筒状に構成されている。したがって図1
(C)の流路部材11は、これが上側路壁13dをも備
えた暗渠構造である点を除き、図1(A)で述べた流路
部材11と同じということになる。
【0023】図1(D)に例示された流路部材11も、
両側路壁13a・13bと下側路壁13cと上側路壁1
3dとで筒状に構成されている。ただし、この図示例の
ものは断面外形が四角形、断面内形が円形をしており、
しかも流路空間12の長さ方向に沿うスリット16が上
側路壁13dに形成されて開渠構造をなしている。図1
(D)の流路部材11に関するその他の事項は、図1
(A)で述べた内容と実質的に同じかそれに準ずる。
両側路壁13a・13bと下側路壁13cと上側路壁1
3dとで筒状に構成されている。ただし、この図示例の
ものは断面外形が四角形、断面内形が円形をしており、
しかも流路空間12の長さ方向に沿うスリット16が上
側路壁13dに形成されて開渠構造をなしている。図1
(D)の流路部材11に関するその他の事項は、図1
(A)で述べた内容と実質的に同じかそれに準ずる。
【0024】図1(E)に例示された流路部材11は、
図1(D)の流路部材11からスリット16が省略され
たものである。したがって図1(E)の流路部材11
は、スリット16のない暗渠構造である点を除き、図1
(D)の流路部材11と同じということになる。
図1(D)の流路部材11からスリット16が省略され
たものである。したがって図1(E)の流路部材11
は、スリット16のない暗渠構造である点を除き、図1
(D)の流路部材11と同じということになる。
【0025】図1(F)に例示された流路部材11は、
図1(E)の流路部材11における断面外形が四角形か
ら円形に変更された暗渠構造(円筒状)のものである。
したがって図1(F)の流路部材11は、断面外形が円
形である点を除き、図1(D)の流路部材11と同じと
いうことになる。
図1(E)の流路部材11における断面外形が四角形か
ら円形に変更された暗渠構造(円筒状)のものである。
したがって図1(F)の流路部材11は、断面外形が円
形である点を除き、図1(D)の流路部材11と同じと
いうことになる。
【0026】図2(A)〜(E)に例示された各分流管
21は、流路部材11内から流路部材11外へと排水す
べく、流路部材11における任意位置かつ任意数の通水
孔14a・14b・14cに接続して用いられるもので
ある。これらのうちで図2(A)の分流管21は直管か
らなる。これに対して図2(B)〜(D)の各分流管2
1はそれぞれ曲管からなる。具体的には、図2(B)の
ものが円弧管、図2(C)のものが蛇行管、図2(D)
のものが螺旋管ということである。曲管からなる分流管
21についてはL字管やS字管も採用することができ
る。一方、図2(E)の分流管21は分岐管からなる。
こうした分流管21も流路部材11と同様、合成樹脂・
コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・金属・
これらの複合材などでつくられるが、曲げ部分を有する
曲管などは合成樹脂や金属のように加工の容易なもので
つくられることが多い。
21は、流路部材11内から流路部材11外へと排水す
べく、流路部材11における任意位置かつ任意数の通水
孔14a・14b・14cに接続して用いられるもので
ある。これらのうちで図2(A)の分流管21は直管か
らなる。これに対して図2(B)〜(D)の各分流管2
1はそれぞれ曲管からなる。具体的には、図2(B)の
ものが円弧管、図2(C)のものが蛇行管、図2(D)
のものが螺旋管ということである。曲管からなる分流管
21についてはL字管やS字管も採用することができ
る。一方、図2(E)の分流管21は分岐管からなる。
こうした分流管21も流路部材11と同様、合成樹脂・
コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・金属・
これらの複合材などでつくられるが、曲げ部分を有する
曲管などは合成樹脂や金属のように加工の容易なもので
つくられることが多い。
【0027】図3(A)〜(H)に例示された各拡散管
31は、流路部材11内の排水を地中に浸透させるべく
分流管21を介して流路部材11に接続されるものであ
る。とくに限定するわけでないが、これら拡散管31の
管径は分流管21の管径よりも大きい。そのほか、各拡
散管31の形状・構造・材料などは以下のとおりであ
る。
31は、流路部材11内の排水を地中に浸透させるべく
分流管21を介して流路部材11に接続されるものであ
る。とくに限定するわけでないが、これら拡散管31の
管径は分流管21の管径よりも大きい。そのほか、各拡
散管31の形状・構造・材料などは以下のとおりであ
る。
【0028】図3(A)の拡散管31は長い直線型をし
た断面円形のパイプからなり、その両端面が開放されて
いる。この拡散管31の周壁には、複数の拡散孔32が
形成されていたり、複数の接続孔33が形成されていた
りする。拡散孔32は数多くあり、これらが等間隔かつ
一列状態をなして拡散管31の長さ方向沿いに分布して
いる。接続孔33は図示のごとき数個程度で足り、これ
らも等間隔かつ一列状態をなして拡散管31の長さ方向
沿いに分布している。そして拡散孔32と接続孔33と
は、拡散管31の周壁において互いに反対の位置すなわ
ち周方向に180度ずれた位置にある。図3(A)の拡
散管31に関する他の実施態様として、拡散管31の一
端面または両端面が端面板で閉鎖されることがあり、そ
の端面板の中心に孔が開けられていることもある。ま
た、拡散管31が二列以上の拡散孔32を備えているこ
ともある。図3(A)の拡散管31は前述した公知・周
知の材料、たとえば合成樹脂・コンクリート・鉄筋コン
クリート・セラミック・金属・これらの複合材などでつ
くられる。
た断面円形のパイプからなり、その両端面が開放されて
いる。この拡散管31の周壁には、複数の拡散孔32が
形成されていたり、複数の接続孔33が形成されていた
りする。拡散孔32は数多くあり、これらが等間隔かつ
一列状態をなして拡散管31の長さ方向沿いに分布して
いる。接続孔33は図示のごとき数個程度で足り、これ
らも等間隔かつ一列状態をなして拡散管31の長さ方向
沿いに分布している。そして拡散孔32と接続孔33と
は、拡散管31の周壁において互いに反対の位置すなわ
ち周方向に180度ずれた位置にある。図3(A)の拡
散管31に関する他の実施態様として、拡散管31の一
端面または両端面が端面板で閉鎖されることがあり、そ
の端面板の中心に孔が開けられていることもある。ま
た、拡散管31が二列以上の拡散孔32を備えているこ
ともある。図3(A)の拡散管31は前述した公知・周
知の材料、たとえば合成樹脂・コンクリート・鉄筋コン
クリート・セラミック・金属・これらの複合材などでつ
くられる。
【0029】図3(B)の拡散管31は短い直線型をし
た断面円形のパイプからなり、少なくともその一端面が
閉鎖されている。この拡散管31の周壁に形成された多
数の拡散孔32は等間隔かつ二列で拡散管31の長さ方
向沿いに分布しており、しかも二つの拡散孔列が周方向
に180度ずれている。この拡散管31の一端面を閉鎖
している端面板34には接続孔33がある。図3(B)
の拡散管31に関する他の実施態様として、拡散管31
の他端面が端面板で閉鎖されることがあり、その端面板
の中心に孔が開けられていることもある。また拡散管3
1が三列以上の拡散孔32を備えていることもある。図
3(B)の拡散管31や端面板34も前記と同様、合成
樹脂・コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・
金属・これらの複合材などでつくられる。
た断面円形のパイプからなり、少なくともその一端面が
閉鎖されている。この拡散管31の周壁に形成された多
数の拡散孔32は等間隔かつ二列で拡散管31の長さ方
向沿いに分布しており、しかも二つの拡散孔列が周方向
に180度ずれている。この拡散管31の一端面を閉鎖
している端面板34には接続孔33がある。図3(B)
の拡散管31に関する他の実施態様として、拡散管31
の他端面が端面板で閉鎖されることがあり、その端面板
の中心に孔が開けられていることもある。また拡散管3
1が三列以上の拡散孔32を備えていることもある。図
3(B)の拡散管31や端面板34も前記と同様、合成
樹脂・コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・
金属・これらの複合材などでつくられる。
【0030】図3(C)の拡散管31は短い直線型をし
た断面円形の網目管または多孔管からなる。したがって
図3(C)の拡散管31の周壁には多数の拡散孔32が
ある。この拡散管31も一端面または両端面が端面板3
4で閉鎖されるが、少なくともその一つの端面板34に
は接続孔33のある。図3(C)の拡散管31は合成樹
脂・セラミック・金属などでつくられ、図3(C)の端
面板34は図3(B)と同様の材料でつくられる。
た断面円形の網目管または多孔管からなる。したがって
図3(C)の拡散管31の周壁には多数の拡散孔32が
ある。この拡散管31も一端面または両端面が端面板3
4で閉鎖されるが、少なくともその一つの端面板34に
は接続孔33のある。図3(C)の拡散管31は合成樹
脂・セラミック・金属などでつくられ、図3(C)の端
面板34は図3(B)と同様の材料でつくられる。
【0031】図3(D)の拡散管31は螺旋型をしたパ
イプからなり、これの周壁にも既述の拡散孔31が多数
形成されている。図3(D)の拡散管31には接続孔3
3が示されていないが、接続孔33は一例として図3
(A)と同じく拡散管31の周壁に形成され、他の一例
として図3(B)などと同じく拡散管31の端面を塞ぐ
ための端面板34に形成される。このような螺旋型拡散
管31には一体成形されるもののほか、複数の曲管を螺
旋型に接続することで構成されるものある。図3(D)
の拡散管31も合成樹脂・セラミック・金属などでつく
られる。
イプからなり、これの周壁にも既述の拡散孔31が多数
形成されている。図3(D)の拡散管31には接続孔3
3が示されていないが、接続孔33は一例として図3
(A)と同じく拡散管31の周壁に形成され、他の一例
として図3(B)などと同じく拡散管31の端面を塞ぐ
ための端面板34に形成される。このような螺旋型拡散
管31には一体成形されるもののほか、複数の曲管を螺
旋型に接続することで構成されるものある。図3(D)
の拡散管31も合成樹脂・セラミック・金属などでつく
られる。
【0032】図3(E)の拡散管31は蛇行型をしたパ
イプからなり、これの周壁にも既述の拡散孔31が多数
形成されている。図3(E)の拡散管31に関するその
他の事項は図3(D)のそれと実質的に同じである。
イプからなり、これの周壁にも既述の拡散孔31が多数
形成されている。図3(E)の拡散管31に関するその
他の事項は図3(D)のそれと実質的に同じである。
【0033】図3(F)の拡散管31は格子型に組み立
てられたパイプからなる。このような格子型拡散管31
は接続具・接着剤・溶接など周知の結合手段で多数の管
材を交差連結することにより構成される。この格子型拡
散管31には、パイプ相互の交差部に拡散孔31が形成
されていたり、各一側端のパイプ端面を塞いでいる端面
板34に接続孔33が形成されていたりするが、これら
の拡散孔31や接続孔33が図示以外のところに形成さ
れることもある。図3(F)の拡散管31や端面板34
も、合成樹脂製・コンクリート製・鉄筋コンクリート製
・セラミック製・金属製・これらの複合材製などであ
る。
てられたパイプからなる。このような格子型拡散管31
は接続具・接着剤・溶接など周知の結合手段で多数の管
材を交差連結することにより構成される。この格子型拡
散管31には、パイプ相互の交差部に拡散孔31が形成
されていたり、各一側端のパイプ端面を塞いでいる端面
板34に接続孔33が形成されていたりするが、これら
の拡散孔31や接続孔33が図示以外のところに形成さ
れることもある。図3(F)の拡散管31や端面板34
も、合成樹脂製・コンクリート製・鉄筋コンクリート製
・セラミック製・金属製・これらの複合材製などであ
る。
【0034】図3(G)の拡散管31は倒コ字型をした
パイプからなる。この倒コ字型拡散管31も、既述の拡
散孔31が周壁に多数形成されていたり、両端面が接続
孔33のある端面板34で閉じられていたりする。図3
(G)の拡散管31や端面板34に関するその他の事項
は図3の他例と殆ど同じであり、材質も既述の合成樹脂
・コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・金属
・これらの複合材などである。
パイプからなる。この倒コ字型拡散管31も、既述の拡
散孔31が周壁に多数形成されていたり、両端面が接続
孔33のある端面板34で閉じられていたりする。図3
(G)の拡散管31や端面板34に関するその他の事項
は図3の他例と殆ど同じであり、材質も既述の合成樹脂
・コンクリート・鉄筋コンクリート・セラミック・金属
・これらの複合材などである。
【0035】図3(H)の拡散管31は分岐型をしたパ
イプからなり、その分岐管部の周壁に既述の拡散孔31
が多数形成されている。図3(H)の拡散管31に関す
るその他の事項は、図3(D)(E)(G)のいずれか
と実質的に同じである。
イプからなり、その分岐管部の周壁に既述の拡散孔31
が多数形成されている。図3(H)の拡散管31に関す
るその他の事項は、図3(D)(E)(G)のいずれか
と実質的に同じである。
【0036】図4(A)(B)には流路部材11の通水
孔14a〜14cなどを塞ぐための栓41が例示されて
いる。図4(A)の栓41はゴムや合成樹脂からなるの
で、各通水孔14a・14b・14cに対して圧入した
り引き抜いたりすることができる。図4(B)の栓41
は金属製または硬質合成樹脂製の雄ネジ栓からなり、雌
ネジを有する小さな管状の受具42を対の部品にしてい
る。したがって図4(B)の栓41は、受具42を各通
水孔14a・14b・14cに固着しておくことで、こ
れらに対し脱着することができる。その他の栓で公知や
周知のものも栓41として用いることができる。
孔14a〜14cなどを塞ぐための栓41が例示されて
いる。図4(A)の栓41はゴムや合成樹脂からなるの
で、各通水孔14a・14b・14cに対して圧入した
り引き抜いたりすることができる。図4(B)の栓41
は金属製または硬質合成樹脂製の雄ネジ栓からなり、雌
ネジを有する小さな管状の受具42を対の部品にしてい
る。したがって図4(B)の栓41は、受具42を各通
水孔14a・14b・14cに固着しておくことで、こ
れらに対し脱着することができる。その他の栓で公知や
周知のものも栓41として用いることができる。
【0037】本発明に係る水路用構造物の一例として図
5に示されたものは、図1(A)の流路部材11と図2
(A)の分流管21と図3(A)の拡散管31との組み
合わせからなる。ただし流路部材11には通水孔14b
はあるが他の通水孔14a・14cはない。この例の場
合は、流路部材11と拡散管31とがこれらの間に平行
間隔を介在して配置されているとともに、これらにわた
る分流管21が拡散管31と拡散管31とを接続してい
る。具体的には接続具・接着剤・溶接など周知のパイプ
接続手段で流路部材11と分流管21と拡散管31とが
一体結合されたもので、分流管21の一端が流路部材1
1の通水孔14bに合致していたり、分流管21の他端
が拡散管31の接続孔32に合致していたりする。した
がって、流路部材11の内部と分流管21の内部と拡散
管31の内部とは互いに連通している。図5の水路用構
造物には、また、流路部材11の通水孔14bを塞ぐた
めの栓41として図4(A)に例示されたものが組み合
わされている。このような栓41は、たとえば鎖やその
他の係留材で流路部材11の一部に繋がれる。図5の流
路部材11が通水孔14bのほかに通水孔14a・14
cをも有するものであるとき、これらを栓41で塞いで
おけばよい。栓41については図4(B)のものでも構
わない。
5に示されたものは、図1(A)の流路部材11と図2
(A)の分流管21と図3(A)の拡散管31との組み
合わせからなる。ただし流路部材11には通水孔14b
はあるが他の通水孔14a・14cはない。この例の場
合は、流路部材11と拡散管31とがこれらの間に平行
間隔を介在して配置されているとともに、これらにわた
る分流管21が拡散管31と拡散管31とを接続してい
る。具体的には接続具・接着剤・溶接など周知のパイプ
接続手段で流路部材11と分流管21と拡散管31とが
一体結合されたもので、分流管21の一端が流路部材1
1の通水孔14bに合致していたり、分流管21の他端
が拡散管31の接続孔32に合致していたりする。した
がって、流路部材11の内部と分流管21の内部と拡散
管31の内部とは互いに連通している。図5の水路用構
造物には、また、流路部材11の通水孔14bを塞ぐた
めの栓41として図4(A)に例示されたものが組み合
わされている。このような栓41は、たとえば鎖やその
他の係留材で流路部材11の一部に繋がれる。図5の流
路部材11が通水孔14bのほかに通水孔14a・14
cをも有するものであるとき、これらを栓41で塞いで
おけばよい。栓41については図4(B)のものでも構
わない。
【0038】本発明において、図1の各種流路部材、図
2の各種分流管、図3の各種拡散管のうちから任意に選
択された流路部材11・分流管21・拡散管31を組み
合わせれば、いろいろなタイプの水路用構造物が得られ
る。いずれの組み合わせにおいても、分流管21を介し
て拡散管31と拡散管31とを接続するときは、分流管
21の一端を流路部材11の通水孔14bに合致させた
り、分流管21の他端を拡散管31の接続孔32に合致
させたりする。本発明においては、また、任意の流路部
材11と任意の分流管21とで水路用構造物を構成した
り、任意の流路部材11のみで水路用構造物としたりす
ることもある。
2の各種分流管、図3の各種拡散管のうちから任意に選
択された流路部材11・分流管21・拡散管31を組み
合わせれば、いろいろなタイプの水路用構造物が得られ
る。いずれの組み合わせにおいても、分流管21を介し
て拡散管31と拡散管31とを接続するときは、分流管
21の一端を流路部材11の通水孔14bに合致させた
り、分流管21の他端を拡散管31の接続孔32に合致
させたりする。本発明においては、また、任意の流路部
材11と任意の分流管21とで水路用構造物を構成した
り、任意の流路部材11のみで水路用構造物としたりす
ることもある。
【0039】図6・図7は、図5の水路用構造物が長さ
方向に連結されて道路両脇の側溝(開渠型排水路)とし
て用いられる例を示している。図6・図7を参照して明
らかなように、水路用構造物を構成している流路部材1
1・分流管21・拡散管31などは、車道51と歩道5
2a・52bとの境界部において地表付近や地中に埋め
込まれる。こうした左側・右側の開渠型排水路では、降
雨時の雨水や他の流路系からの排水などが下流方向へと
流れる。そしてそれぞれの流路部材11からは排水の一
部がつぎのような流動性や拡散性を示しながら水路外へ
浸透拡散する。すなわち排水の一部は流路部材11→通
水孔14a・14b→分流管21→拡散管31→拡散孔
32のような流動性を示して地中に浸み出した後、地層
53中を地下方向へと拡散浸透する。この地下浸透排水
については既述のとおり、これに含まれる汚染物質が地
中で濾過されるから、浄化水として地下に涵養される。
それに土壌中で捕捉された汚染物質も多種かつ多数の微
生物で分解される。図6・図7において排水路を流れる
排水の量と地中浸透する排水の量とを相対的に調整する
ときは、任意位置かつ任意数の通水孔(14a・14
b)を栓41で閉鎖するか、または、各通水孔全てを開
放する。かかる調整において水路を流れる排水量を多く
するときは通水孔の閉鎖数を増やし、地中へ浸透させる
排水量を多くするときは通水孔の開放数を増やす。
方向に連結されて道路両脇の側溝(開渠型排水路)とし
て用いられる例を示している。図6・図7を参照して明
らかなように、水路用構造物を構成している流路部材1
1・分流管21・拡散管31などは、車道51と歩道5
2a・52bとの境界部において地表付近や地中に埋め
込まれる。こうした左側・右側の開渠型排水路では、降
雨時の雨水や他の流路系からの排水などが下流方向へと
流れる。そしてそれぞれの流路部材11からは排水の一
部がつぎのような流動性や拡散性を示しながら水路外へ
浸透拡散する。すなわち排水の一部は流路部材11→通
水孔14a・14b→分流管21→拡散管31→拡散孔
32のような流動性を示して地中に浸み出した後、地層
53中を地下方向へと拡散浸透する。この地下浸透排水
については既述のとおり、これに含まれる汚染物質が地
中で濾過されるから、浄化水として地下に涵養される。
それに土壌中で捕捉された汚染物質も多種かつ多数の微
生物で分解される。図6・図7において排水路を流れる
排水の量と地中浸透する排水の量とを相対的に調整する
ときは、任意位置かつ任意数の通水孔(14a・14
b)を栓41で閉鎖するか、または、各通水孔全てを開
放する。かかる調整において水路を流れる排水量を多く
するときは通水孔の閉鎖数を増やし、地中へ浸透させる
排水量を多くするときは通水孔の開放数を増やす。
【0040】図6・図7の例での水路用構造物の流路部
材11が各通水孔14a・14b・14cを有する図1
(A)のものであるときは、図7中の左側に示すよう
に、分流管21を各通水孔に接続したり、拡散管31を
各分流管21に接続したりする。
材11が各通水孔14a・14b・14cを有する図1
(A)のものであるときは、図7中の左側に示すよう
に、分流管21を各通水孔に接続したり、拡散管31を
各分流管21に接続したりする。
【0041】図8に例示された水路用構造物の場合は、
図1(A)の流路部材11・曲げ形状の分流管21・図
4(G)の拡散管31などが組み合わされて構成されて
いる。ただし図8の流路部材11も通水孔14a・14
bはあるが通水孔14cはない。この水路用構造物で
は、左右一対の通水孔14a・14bと左右一対の分流
管21と一つの拡散管31とを一単位にする。具体的に
は各左右一対の通水孔14a・14bに左右一対の分流
管21をそれぞれ接続したり、各左右一対の分流管21
に拡散管31をそれぞれ接続したりする。この際の接続
手段などは既述のものと変わらない。したがって図8の
水路用構造物では、左右一対の通水孔14a・14bと
左右一対の分流管21と一つの拡散管31とを一単位と
する多数の排水浸透手段が流路部材11の長さ方向に間
隔をおいて分布する。そのほか、通水孔14a・14b
に対して栓41が備えられることもある。かかる水路用
構造物も前記と同様、長尺の水路を構成する各構成要素
が地表部や中に埋め込まれるという態様で実用に供され
る。そして流路部材11を流れる排水の一部が流路部材
11→通水孔14a・14b→分流管21→拡散管31
→拡散孔32のような流動性を示して地中に浸み出し、
これが地層53中を地下方向へと拡散浸透するから、排
水処理やその他に関しても前記と同様になる。
図1(A)の流路部材11・曲げ形状の分流管21・図
4(G)の拡散管31などが組み合わされて構成されて
いる。ただし図8の流路部材11も通水孔14a・14
bはあるが通水孔14cはない。この水路用構造物で
は、左右一対の通水孔14a・14bと左右一対の分流
管21と一つの拡散管31とを一単位にする。具体的に
は各左右一対の通水孔14a・14bに左右一対の分流
管21をそれぞれ接続したり、各左右一対の分流管21
に拡散管31をそれぞれ接続したりする。この際の接続
手段などは既述のものと変わらない。したがって図8の
水路用構造物では、左右一対の通水孔14a・14bと
左右一対の分流管21と一つの拡散管31とを一単位と
する多数の排水浸透手段が流路部材11の長さ方向に間
隔をおいて分布する。そのほか、通水孔14a・14b
に対して栓41が備えられることもある。かかる水路用
構造物も前記と同様、長尺の水路を構成する各構成要素
が地表部や中に埋め込まれるという態様で実用に供され
る。そして流路部材11を流れる排水の一部が流路部材
11→通水孔14a・14b→分流管21→拡散管31
→拡散孔32のような流動性を示して地中に浸み出し、
これが地層53中を地下方向へと拡散浸透するから、排
水処理やその他に関しても前記と同様になる。
【0042】図9に例示された水路用構造物の場合は、
図1(E)の流路部材11と図2(A)の分流管21と
で構成されたものであるから、これには拡散管31がな
い。すなわち図9の水路用構造物は、通水孔14a・1
4cのない流路部材11において、これの各通水孔14
bに分流管21がそれぞれ接続されて構成されたもので
ある。この水路用構造物に関する他の事項は前例と実質
的に変わらない。かかる水路用構造物も前記と同様、長
尺の水路を構成する各構成要素が地表部や中に埋め込ま
れた場合に、流路部材11を流れる排水の一部が流路部
材11→通水孔14a・14b→分流管21のような流
動性を示して地中に浸み出し、これが地層53中を地下
方向へと拡散浸透するから、排水処理やその他に関して
も前記と同様になる。
図1(E)の流路部材11と図2(A)の分流管21と
で構成されたものであるから、これには拡散管31がな
い。すなわち図9の水路用構造物は、通水孔14a・1
4cのない流路部材11において、これの各通水孔14
bに分流管21がそれぞれ接続されて構成されたもので
ある。この水路用構造物に関する他の事項は前例と実質
的に変わらない。かかる水路用構造物も前記と同様、長
尺の水路を構成する各構成要素が地表部や中に埋め込ま
れた場合に、流路部材11を流れる排水の一部が流路部
材11→通水孔14a・14b→分流管21のような流
動性を示して地中に浸み出し、これが地層53中を地下
方向へと拡散浸透するから、排水処理やその他に関して
も前記と同様になる。
【0043】図10に例示された水路用構造物は、図1
(A)の流路部材11これ単独で構成されたものであ
る。この水路用構造物すなわち流路部材11も多数のも
のを長さ方向に連結することにより水路が構成され、そ
のような水路が地表部に埋め込まれるというものであ
る。したがって図10に例示された水路用構造物の場合
は、流路部材11を流れる排水の一部が流路部材11の
各通水孔14a・14b・14cから地中に浸み出し、
これが地層53中を地下方向へと拡散浸透するというこ
とで既述の内容に準じた排水処理やその他がなされる。
(A)の流路部材11これ単独で構成されたものであ
る。この水路用構造物すなわち流路部材11も多数のも
のを長さ方向に連結することにより水路が構成され、そ
のような水路が地表部に埋め込まれるというものであ
る。したがって図10に例示された水路用構造物の場合
は、流路部材11を流れる排水の一部が流路部材11の
各通水孔14a・14b・14cから地中に浸み出し、
これが地層53中を地下方向へと拡散浸透するというこ
とで既述の内容に準じた排水処理やその他がなされる。
【0044】本発明において、図1の各種流路部材、図
2の各種分流管、図3の各種拡散管のうちから任意に選
択された流路部材11・分流管21・拡散管31の組み
合わせで得られる各タイプの水路用構造物、および、任
意の流路部材11と任意の分流管21との組み合わせで
得られる各タイプの水路用構造物、および、任意の流路
部材11のみで水路用構造物で構成される各タイプの水
路用構造物なども、既述の内容に準じて各種の水路に用
いられる。これらのうちで、図1(C)(E)に示され
た暗渠型流路部材11を用いるものは、これらが完全埋
没する態様で地中に埋め込まれたり、これらの上面が地
面に一致する態様で埋め込まれたりする。図1(F)に
示された暗渠型流路部材11は全埋没のみである。栓4
1については、暗渠型流路部材11に用いることが殆ど
困難である。
2の各種分流管、図3の各種拡散管のうちから任意に選
択された流路部材11・分流管21・拡散管31の組み
合わせで得られる各タイプの水路用構造物、および、任
意の流路部材11と任意の分流管21との組み合わせで
得られる各タイプの水路用構造物、および、任意の流路
部材11のみで水路用構造物で構成される各タイプの水
路用構造物なども、既述の内容に準じて各種の水路に用
いられる。これらのうちで、図1(C)(E)に示され
た暗渠型流路部材11を用いるものは、これらが完全埋
没する態様で地中に埋め込まれたり、これらの上面が地
面に一致する態様で埋め込まれたりする。図1(F)に
示された暗渠型流路部材11は全埋没のみである。栓4
1については、暗渠型流路部材11に用いることが殆ど
困難である。
【0045】本発明に係る水路用構造物は、下水(排水
・廃水)を流下させるための埋め込み型水路を対象とす
る場合において、小型(小規模)のものから大型(大規
模)のものまでを含む一般排水用・農業排水用・工業排
水用など、各種の水路に適用することができる。
・廃水)を流下させるための埋め込み型水路を対象とす
る場合において、小型(小規模)のものから大型(大規
模)のものまでを含む一般排水用・農業排水用・工業排
水用など、各種の水路に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る水路用構造物は、流路部材
または流路部材と分流管あるいは流路部材と分流管と拡
散管とからなり、排水の自然な流動性を利用してこれを
地中に浸透拡散させるというものである。これは格別の
汚水処理設備や洪水防止設備を要しないのであるから構
成がきわめて簡潔なものになり、しかも従来タイプと殆
ど変わることなく簡易に敷設することができる。そして
構成の簡潔化や敷設の簡易性が、汚水処理機能や洪水防
止機能のある水路について大幅なコストダウンを実現さ
せる。
または流路部材と分流管あるいは流路部材と分流管と拡
散管とからなり、排水の自然な流動性を利用してこれを
地中に浸透拡散させるというものである。これは格別の
汚水処理設備や洪水防止設備を要しないのであるから構
成がきわめて簡潔なものになり、しかも従来タイプと殆
ど変わることなく簡易に敷設することができる。そして
構成の簡潔化や敷設の簡易性が、汚水処理機能や洪水防
止機能のある水路について大幅なコストダウンを実現さ
せる。
【0047】本発明に係る水路用構造物において、流路
部材から地中へ浸透拡散する排水の一部は、広大な天然
濾床(地層を構成している土壌)で汚染物質を濾過さ
れ、浄化された水として地下に涵養される。土壌中に捕
捉された汚染物質も多種かつ多数の微生物で分解され、
地上植物などの養分として蓄えられたり吸収されたりす
る。したがって渇水対策として質の高い水資源を地下に
確保しておくことができる。また、排水を流路部材から
地中へ浸透拡散させることが河川などへの流入水量減に
通じるから、増水時の洪水対策にも有効になる。
部材から地中へ浸透拡散する排水の一部は、広大な天然
濾床(地層を構成している土壌)で汚染物質を濾過さ
れ、浄化された水として地下に涵養される。土壌中に捕
捉された汚染物質も多種かつ多数の微生物で分解され、
地上植物などの養分として蓄えられたり吸収されたりす
る。したがって渇水対策として質の高い水資源を地下に
確保しておくことができる。また、排水を流路部材から
地中へ浸透拡散させることが河川などへの流入水量減に
通じるから、増水時の洪水対策にも有効になる。
【0048】本発明に係る水路用構造物において、分流
管が流路部材に接続されている場合は、地中への排水浸
透開始位置をこの分流管で調整することができる。これ
は地層の状況や周辺への影響を考慮に入れた排水浸透が
実現できるということである。分流管は、また、流路部
材から離れた地点より排水を地中浸透させるから、流路
部材の埋め込まれている地盤が排水で軟弱化するのも回
避できる。それに分流管内でも排水を受け入れるから、
水路用構造物の容量がその分だけ増し洪水防止機能が高
まる。
管が流路部材に接続されている場合は、地中への排水浸
透開始位置をこの分流管で調整することができる。これ
は地層の状況や周辺への影響を考慮に入れた排水浸透が
実現できるということである。分流管は、また、流路部
材から離れた地点より排水を地中浸透させるから、流路
部材の埋め込まれている地盤が排水で軟弱化するのも回
避できる。それに分流管内でも排水を受け入れるから、
水路用構造物の容量がその分だけ増し洪水防止機能が高
まる。
【0049】本発明に係る水路用構造物のうちで流路部
材と分流管と拡散管とからなるもは、上述した効果のほ
かにも排水の地中拡散性が高まるという効果が得られ
る。加えて、拡散管分までが排水を受け入れるというの
であるから、水路用構造物の容量がさらに増し、洪水防
止機能がより高まる。
材と分流管と拡散管とからなるもは、上述した効果のほ
かにも排水の地中拡散性が高まるという効果が得られ
る。加えて、拡散管分までが排水を受け入れるというの
であるから、水路用構造物の容量がさらに増し、洪水防
止機能がより高まる。
【0050】本発明に係る水路用構造物が流路部材の通
水孔を塞ぐための栓を備えている場合は、栓による通水
孔の閉鎖数(開放数)を加減することで、水路を流れる
排水の量と地中へ浸透する排水の量とを相対的に調整す
ることができる。したがって水路流量・排水の地中浸透
率・渇水防止対策・洪水防止対策などを含め、水路をよ
り機能的に活用することができる。
水孔を塞ぐための栓を備えている場合は、栓による通水
孔の閉鎖数(開放数)を加減することで、水路を流れる
排水の量と地中へ浸透する排水の量とを相対的に調整す
ることができる。したがって水路流量・排水の地中浸透
率・渇水防止対策・洪水防止対策などを含め、水路をよ
り機能的に活用することができる。
【図1】本発明に係る水路用構造物についてその一構成
要素である流路部材を各種例示した斜視図である。
要素である流路部材を各種例示した斜視図である。
【図2】本発明に係る水路用構造物について他の一構成
要素である分流管を各種例示した斜視図である。
要素である分流管を各種例示した斜視図である。
【図3】本発明に係る水路用構造物についてさらに他の
一構成要素である拡散管を各種例示した斜視図である。
一構成要素である拡散管を各種例示した斜視図である。
【図4】本発明に係る水路用構造物について上記以外の
一構成要素である栓を各種例示した斜視図である。
一構成要素である栓を各種例示した斜視図である。
【図5】本発明に係る水路用構造物の一実施形態を略示
した一部切り欠き状態の平面図である。
した一部切り欠き状態の平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る水路用構造物につい
てその使用例を略示した断面図である。
てその使用例を略示した断面図である。
【図7】図6の使用例に係る略示断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る水路用構造物につ
いてその使用例を略示した断面図である。
いてその使用例を略示した断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る水路用構造物につ
いてその使用例を略示した断面図である。
いてその使用例を略示した断面図である。
【図10】本発明の上記以外の実施形態に係る水路用構
造物についてその使用例を略示した断面図である。
造物についてその使用例を略示した断面図である。
11 流路部材 12 流路空間 13a 一側の路壁 13b 他側の路壁 13c 下側の路壁 13d 上側の路壁 14a 通水孔 14b 通水孔 14c 通水孔 15 蓋 16 スリット 21 分流管 31 拡散管 32 拡散孔 33 接続孔 34 端面板 41 栓 42 栓の受具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E02B 11/00 301 B01D 23/10 B
Claims (5)
- 【請求項1】長さ方向に沿う流路空間が内部にある埋め
込み型の流路部材からなり、液体を地中へ浸透させるた
めの通水孔を流路部材の路壁が有していることを特徴と
する水路用構造物。 - 【請求項2】長さ方向に沿う流路空間が内部にある埋め
込み型の流路部材と地下埋設型の分流管とを備えている
こと、および、分流管の端部が流路部材の路壁に接続さ
れて分流管が流路部材の表面より突出しているとともに
流路部材の内部と分流管の内部とが互いに連通している
ことを特徴とする水路用構造物。 - 【請求項3】長さ方向に沿う流路空間が内部にある埋め
込み型の流路部材と地下埋設型の分流管と地下埋設型の
拡散管とを備えていて拡散管がその管壁に拡散孔を有し
ていること、および、流路部材とその外側に配置された
拡散管とこれらにわたって配置された分流管とがそれぞ
れ接続されて流路部材の内部と分流管の内部と拡散管の
内部とが互いに連通していることを特徴とする水路用構
造物。 - 【請求項4】流路部材が開渠構造・暗渠構造のいずれか
である請求項1〜3いずれかに記載の水路用構造物。 - 【請求項5】流路部材の通水孔をその溝内から塞ぐため
の栓が備わっている請求項1〜3いずれかに記載の水路
用構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3215098A JPH11210063A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 水路用構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3215098A JPH11210063A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 水路用構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210063A true JPH11210063A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12350893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3215098A Pending JPH11210063A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 水路用構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210063A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008150809A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Keiyo Maruzen:Kk | 雨水浸透施設 |
| JP2013022552A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 土砂沈殿用構造物、沈殿池施工方法、及び水路回復方法 |
| JP2015045168A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 国立大学法人山口大学 | 利水および治水システムならびにその製造方法 |
| CN119143264A (zh) * | 2024-11-18 | 2024-12-17 | 宝鸡市聚力达金属有限公司 | 一种酸洗废水循环处理装置及其处理方法 |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP3215098A patent/JPH11210063A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008150809A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Keiyo Maruzen:Kk | 雨水浸透施設 |
| JP2013022552A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 土砂沈殿用構造物、沈殿池施工方法、及び水路回復方法 |
| JP2015045168A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 国立大学法人山口大学 | 利水および治水システムならびにその製造方法 |
| CN119143264A (zh) * | 2024-11-18 | 2024-12-17 | 宝鸡市聚力达金属有限公司 | 一种酸洗废水循环处理装置及其处理方法 |
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