JPH11210413A - カムシャフト製造方法、カムロブ位置決め装置およびカムシャフト製造装置 - Google Patents

カムシャフト製造方法、カムロブ位置決め装置およびカムシャフト製造装置

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JPH11210413A
JPH11210413A JP956198A JP956198A JPH11210413A JP H11210413 A JPH11210413 A JP H11210413A JP 956198 A JP956198 A JP 956198A JP 956198 A JP956198 A JP 956198A JP H11210413 A JPH11210413 A JP H11210413A
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JP
Japan
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temperature
shaft
cam lobe
fitting
camshaft
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JP956198A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Sanpei
和久 三瓶
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムロブにシャフトを焼き嵌めにより組み付
けてカムシャフトを製造する方法において、カムロブの
外周面の焼き入れに影響しないカムシャフト製造方法、
カムシャフト製造装置およびカムロブ位置決め治具を提
供すること。 【解決手段】 加熱工程として、図示するごとく3次元
カムロブの外周面を焼き入れ温度に加熱すると共に内周
面を焼き嵌め温度に加熱する。この状態でシャフトの嵌
入を行うと、シャフトが3次元カムロブの熱を内周面側
から吸収し、3次元カムロブとシャフトとは焼き嵌めさ
れて一体化される。更に3次元カムロブの外周面も熱伝
導により内周面側から急速に熱を奪われて、3次元カム
ロブの外周面に焼き入れがなされる。したがって、焼き
嵌めと焼き入れとが同時に実行されることとなるので、
予め3次元カムロブの外周面を焼き入れしておく必要も
なく、従来のごとく焼き嵌め時に外周面が焼き戻される
こともなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムロブのシャフ
ト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカムシ
ャフトを製造する方法、その装置およびこのカムシャフ
ト製造に用いられるカムロブ位置決め治具に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられるカムシャフトを製
造する場合、カムロブとシャフトとを一体に鋳造する方
法もあるが、軽量化や製造コスト低減のために、一般的
には、カムロブとシャフトとを別体に製造した後に、両
者を結合一体化してカムシャフトを形成している。
【0003】このカムロブとシャフトとの一体化は、ロ
ウ付けによりなす方法(特開平6−193708号公
報)もあるが、ロウ付けによる製造よりも低コストであ
る締まり嵌め等の嵌合によりカムロブとシャフトとの一
体化を行う方法も知られている(特開昭61−6338
3号公報、特開平6−330108号公報)。
【0004】この他のカムロブとシャフトとの一体化方
法として、焼き嵌めによる方法がある。この焼き嵌め
は、まずカムロブを焼き嵌め温度まで加熱した後、常温
のシャフトを、カムロブのシャフト嵌入孔に嵌入する。
そして全体を冷却することで、シャフト嵌入孔を縮径し
カムロブとシャフトとの嵌合一体化を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、焼き嵌めに
てカムロブとシャフトとを一体化させようとする場合
に、次のような問題を生じた。
【0006】すなわち、カムロブの外周面は摺動面とし
て用いられることから、焼き入れにより硬化させる必要
がある。したがって、カムシャフトの製造においては、
予めカムロブの外周面を焼き入れ温度まで加熱して冷却
することでカムロブの外周面を硬化させている。このよ
うに焼き入れにより硬化させたカムロブを、シャフトに
焼き嵌めするために再加熱すると、焼き戻しが起こり、
カムロブの外周面の硬度が低下してしまうことがあっ
た。
【0007】この再加熱は、カムロブを加熱してからシ
ャフトを嵌入するまでに放熱により冷却されるのを考慮
して、シャフト嵌入時に必要な焼き嵌め温度よりもかな
り高温に加熱する必要がある。このことからもカムロブ
外周面の焼き戻しが一層起こりやすい状況であった。
【0008】本発明は、カムロブのシャフト嵌入孔にシ
ャフトを焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造
する方法において、カムロブの外周面の焼き入れに影響
しないカムシャフト製造方法、このカムシャフト製造方
法に用いられるカムシャフト製造装置およびカムロブ位
置決め治具を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカムシ
ャフト製造方法は、カムロブのシャフト嵌入孔にシャフ
トを焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造する
方法であって、カムロブの外周面を焼き入れ温度に加熱
すると共に前記カムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼
き嵌め温度に加熱する加熱工程と、前記加熱工程にて加
熱された前記カムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを嵌
入する嵌入工程とを行うことを特徴とする。
【0010】すなわち、まず、加熱工程として、カムロ
ブの外周面を焼き入れ温度に加熱すると共にカムロブの
シャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度に加熱する。焼
き嵌め温度は焼き入れ温度よりも低いので、例えば、カ
ムロブの外周面から昇温できる方法で加熱して外周面を
焼き入れ温度に持って行けば、外周面から内周面への熱
伝導により自ずとカムロブの内部に存在するシャフト嵌
入孔の内周面の温度を焼き嵌め温度に調整することがで
きる。
【0011】この状態で嵌入工程を行って、焼き嵌め温
度に加熱されたシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入する
と、シャフトがカムロブの熱をシャフト嵌入孔の内周面
側から吸収して、カムロブの温度が急速に低下すると共
にシャフトの温度が上昇する。このことにより、カムロ
ブとシャフトとは焼き嵌めされて一体化される。更にカ
ムロブの外周面も熱伝導によりシャフト嵌入孔側から急
速に熱を奪われて焼き入れ温度から急速に温度が低下す
る。このことで、カムロブの外周面に焼き入れがなされ
る。シャフトの嵌入による冷却速度が不足であれば、更
に冷却媒体により、カムロブおよびシャフトが一体化し
ているカムシャフト全体を急速に冷却してもよい。
【0012】上述した工程により、焼き嵌めと焼き入れ
とが同時に実行されることとなるので、予めカムロブの
外周面を焼き入れしておく必要がない。このため、焼き
嵌め時に焼き戻しが生じる問題もなくなる。
【0013】また、このように焼き嵌めと焼き入れとが
同時に行われるので、工程が少なくて済み製造効率が高
くなるという副次的な効果を生じる。更に、焼き入れと
焼き嵌めとで加熱を別々に行う必要がなく、加熱が一度
で済むので、省エネルギー効果も高く、空気中に放出す
る熱エネルギーも少ないので、地球環境上も好ましい。
【0014】また、請求項2に示したごとく、焼き嵌め
温度は、焼き入れ温度未満の温度であることとしてもよ
い。焼き嵌め温度を焼き入れ温度と同等の温度にして
も、カムロブ外周面の焼き入れとカムロブ内周面での焼
き嵌めとは共に可能であるが、焼き嵌め温度と焼き入れ
温度とが同等であると、焼き嵌め時のシャフトの嵌入あ
るいはその後の冷却による温度低下速度がカムロブ外周
面側にて鈍くなる。このため、カムロブ外周面の焼き入
れが甘くなるおそれがある。このことから、焼き嵌め温
度は、焼き入れ温度未満の温度であることが焼き入れが
甘くなるのを防止する上で好ましい。更に、焼き嵌め温
度は、焼き嵌めが可能な温度範囲内にあっても、焼き入
れ温度よりも十分に低温側に離れた範囲に設定した方
が、上述した理由によりカムロブ外周面の焼き入れのた
めには好ましい。
【0015】なお、請求項3に示したごとく、加熱工程
としては、例えば、カムロブの外周面側から加熱するこ
とにより、カムロブの外周面を焼き入れ温度に加熱する
と共に、カムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め
温度に加熱することができる。
【0016】すなわち、カムロブの外周面から加熱する
ことで、外周面を焼き入れ温度に昇温させた時点で、シ
ャフト嵌入孔の内周面を焼き入れ温度より低温とするこ
とができる。そして、焼き嵌め温度は焼き入れ温度より
も低い温度範囲も含むことから、加熱によるカムロブの
外周面の昇温速度を調整することにより、カムロブの外
周面が焼き入れ温度に達したと同時に、シャフト嵌入孔
の内周面の温度を焼き嵌め温度に到達させることができ
る。このように外周面から適切な昇温速度で加熱するこ
とで、容易にカムロブの外周面を焼き入れ温度に、カム
ロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度にするこ
とができる。
【0017】また、請求項4に示したごとく、前記加熱
は、例えば、誘導加熱によりなされることにより、カム
ロブの外周面からの加熱を実現することができる。した
がって、例えば、誘導加熱の1つとして高周波加熱を行
う場合は、高周波の周波数、加熱電力、加熱時間を調整
することで、カムロブの外周面を焼き入れ温度にし、同
時にカムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度
にすることができる。
【0018】請求項5に記載のカムシャフト製造方法
は、外周面が焼き入れされたカムロブのシャフト嵌入孔
にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを
製造する方法であって、カムロブをほぼ焼き嵌め温度に
温度調整する温度調整工程と、前記温度調整工程にて温
度調整された前記カムロブを、温度調整手段により焼き
嵌め温度を維持した状態で位置決めする位置決め工程
と、前記位置決め工程にて位置決めされている前記カム
ロブのシャフト嵌入孔に、シャフトを嵌入する嵌入工程
と、前記嵌入工程にて一体にされた前記カムロブおよび
前記シャフトを冷却する冷却工程とを行うことを特徴と
する。
【0019】本カムシャフト製造方法では、嵌入工程の
前に、温度調整工程にて温度調整されたカムロブを、温
度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状態で位置決
めする位置決め工程が実行される。この位置決め工程に
おいて、もし温度調整手段にて焼き嵌め温度が維持され
ていなければ、すなわち、従来のように焼き嵌めが行わ
れるとしたら、直前で行われる温度調整工程では、カム
ロブの位置決め工程での冷却を考慮して、焼き嵌め温度
よりもかなり高温に加熱しておく必要がある。このよう
に焼き嵌め温度より高温にすると、焼き戻しが生じてカ
ムロブの外周面の硬度が低下してしまう。
【0020】しかし、本カムシャフト製造方法では、位
置決め工程でも温度調整手段により焼き嵌め温度にカム
ロブの温度を維持しておけるので、位置決め工程の直前
での温度調整工程では、ほぼ焼き嵌め温度に加熱するの
みでよく、余分な昇温は不要である。したがって、カム
ロブの外周面が焼き戻されることはなく、焼き入れに悪
影響を及ぼすことはない。
【0021】また、このように、位置決め工程で温度調
整手段により焼き嵌め温度にカムロブの温度を維持して
おけるので、カムロブの温度管理が容易であり、位置決
め工程でのカムロブの冷却速度を気にしなくてもよくな
り、嵌入工程の実行タイミングに余裕ができ、安定した
作業により歩留まりが向上するという副次的な効果を生
じる。
【0022】更に、温度調整工程では、カムロブを加熱
するための加熱炉等を従来よりも低温にしておくことが
でき、温度調整手段にてエネルギーを消費することを加
味しても、トータルの消費エネルギーは少なくて済む。
したがって、省エネルギー効果も高く、空気中に放出す
る熱エネルギーも少ないので、地球環境上も好ましい。
【0023】請求項6に記載のカムシャフト製造方法
は、外周面が焼き入れされたカムロブのシャフト嵌入孔
にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを
製造する方法であって、カムロブを位置決めする位置決
め工程と、前記位置決め工程にて位置決めされている前
記カムロブを、温度調整手段により焼き嵌め温度に温度
調整する温度調整工程と、前記温度調整工程にて焼き嵌
め温度に温度調整されている前記カムロブのシャフト嵌
入孔に、シャフトを嵌入する嵌入工程と、前記嵌入工程
にて一体にされた前記カムロブおよび前記シャフトを冷
却する冷却工程とを行うことを特徴とする。
【0024】このカムシャフト製造方法は位置決め工程
の後にカムロブを焼き嵌め温度まで昇温させている。そ
して、その後、位置決めされているカムロブは焼き嵌め
温度に維持されている。したがって、請求項5で述べた
と同様の作用効果を生じる。
【0025】そして請求項7に示したごとく、前記冷却
工程として、嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが
嵌入されたカムロブと温度調整手段とを分離する工程を
行うことにより、温度調整手段からの熱量を受けること
がなくなるとともに、カムロブの周囲に空気が流れ込ん
で急速にカムロブとシャフトとが冷却されて、強固に一
体化されたカムシャフトを迅速に製造することができ
る。
【0026】請求項8に記載のカムシャフト製造方法
は、外周面が焼き入れされた複数のカムロブの各シャフ
ト嵌入孔に1本のシャフトを焼き嵌めにより組み付けて
カムシャフトを製造する方法であって、各カムロブをほ
ぼ焼き嵌め温度に温度調整する温度調整工程と、前記温
度調整工程にて温度調整された前記カムロブのすべて
を、温度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状態で
一列に位置決めする位置決め工程と、前記位置決め工程
にて位置決めされている前記すべてのカムロブのシャフ
ト嵌入孔に、同時に、1本のシャフトを嵌入する嵌入工
程と、前記嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが嵌
入された前記すべてのカムロブと前記温度調整手段とを
同時に分離する冷却工程とを行うことを特徴とする。
【0027】本カムシャフト製造方法は、請求項5,
6,7の構成に対して、複数のカムロブを1本のシャフ
トに同時に嵌入する点が異なる。したがって、請求項
5,6,7に述べた作用効果と共に、次の作用効果を生
じる。
【0028】すなわち、従来のごとく、温度調整手段を
用いない状況では、複数のカムロブを一列に配置して、
そのシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入させる場合には、
それぞれのカムロブの冷却状態は、カムロブの位置決め
順や位置決め位置によって異なる。このため、すべての
カムロブにシャフトを同時に嵌入したとしても、カムロ
ブ毎に温度条件が異なってしまう。すなわち、嵌入され
たカムロブ毎にその温度が異なることにより、カムロブ
から受ける熱量もシャフトの位置に応じて異なることに
なる。そのため位置によりシャフトの熱膨張に差異が生
じて、軸方向のカムロブの取り付け位置精度が低下する
おそれがある。
【0029】しかし、本カムシャフト製造方法は、温度
調整手段を用いているので、シャフトの嵌入時におい
て、カムロブの温度はカムロブの位置決め順や位置決め
位置にかかわらず、焼き嵌め温度として同じレベルに維
持されている。このため、シャフトの熱膨張は位置によ
り差がなく、軸方向のカムロブの取り付け位置精度が低
下することはない。
【0030】また、複数のカムロブを同時にシャフトに
取り付けることができるので、生産性が向上して低コス
トを実現できると共に、カムロブ間の相対的位置も精度
よく設定されることから、カムロブの回転方向での取り
付け精度も向上する。
【0031】請求項9に記載のカムシャフト製造方法
は、外周面が焼き入れされた複数のカムロブの各シャフ
ト嵌入孔に1本のシャフトを焼き嵌めにより組み付けて
カムシャフトを製造する方法であって、すべてのカムロ
ブを一列に位置決めする位置決め工程と、前記位置決め
工程にて位置決めされている前記カムロブのすべてを、
温度調整手段により焼き嵌め温度に温度調整する温度調
整工程と、前記温度調整工程にて焼き嵌め温度に温度調
整されている前記すべてのカムロブのシャフト嵌入孔
に、同時に、1本のシャフトを嵌入する嵌入工程と、前
記嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが嵌入された
前記すべてのカムロブと前記温度調整手段とを同時に分
離する冷却工程とを行うことを特徴とする。
【0032】このカムシャフト製造方法は位置決め工程
の後に、すべてのカムロブを焼き嵌め温度まで昇温させ
ている。そして、その後、位置決めされているカムロブ
はすべて焼き嵌め温度に維持されている。したがって、
請求項8で述べたと同様の作用効果を生じる。
【0033】請求項10に示したごとく、カムロブとし
て3次元カムロブを用いれば、特に請求項8,9のごと
くに一度で複数のカムロブを焼き嵌めする場合は、前述
した理由により軸方向のカムロブの取り付け位置精度が
高い3次元カムシャフトを製造することができる。この
ことから、特に、3次元カムの軸方向の位置調節による
リフト量の調節も高精度を実現することができる。
【0034】請求項11に記載のカムロブ位置決め治具
は、カムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めに
より組み付けてカムシャフトを製造する際に、前記カム
ロブをシャフト嵌入位置に位置決めする位置決め治具で
あって、前記シャフト嵌入位置に位置決めされたカムロ
ブの温度を焼き嵌め温度に維持する温度調整手段を備え
たことを特徴とする。
【0035】前述したカムシャフト製造方法の位置決め
工程では、このようなカムロブ位置決め治具を用いるこ
とにより、温度調整工程にて温度調整されたカムロブ
を、温度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状態で
位置決めすることができ、上述した作用効果を生じさせ
ることができる。
【0036】上述したカムシャフト製造方法を、カムシ
ャフト製造装置として実現する場合は、例えば次のよう
な構成が挙げられる。すなわち、請求項1のカムシャフ
ト製造方法については、請求項12に示したごとく、カ
ムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めにより組
み付けてカムシャフトを製造する装置であって、カムロ
ブをシャフト嵌入位置に位置決めする位置決め手段と、
前記位置決め手段にて位置決めされている前記カムロブ
を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱処理
を、前記カムロブの外周面を焼き入れ温度とし、前記カ
ムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度となる
ように制御する加熱制御手段と、前記位置決め手段にて
位置決めされ、前記加熱制御手段により制御された前記
加熱手段にて加熱された前記カムロブのシャフト嵌入孔
にシャフトを嵌入させるシャフト嵌入手段と、を備えた
ことを特徴とするカムシャフト製造装置として構成する
ことができる。
【0037】請求項2のカムシャフト製造方法について
は、請求項13に示したごとく、請求項12において、
焼き嵌め温度は、焼き入れ温度未満の温度であることで
カムシャフト製造装置として構成することができる。
【0038】請求項3のカムシャフト製造方法について
は、請求項14に示したごとく、請求項12または請求
項13において、加熱手段として、カムロブの外周面側
から加熱するものを用いることでカムシャフト製造装置
として構成することができる。
【0039】請求項4のカムシャフト製造方法について
は、請求項15に示したごとく、請求項14において、
加熱手段として、誘導加熱装置を用いることによりカム
シャフト製造装置として構成することができる。
【0040】請求項5,6のカムシャフト製造方法につ
いては、請求項16に示したごとく、外周面が焼き入れ
されたカムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを焼き嵌め
により組み付けてカムシャフトを製造する装置であっ
て、カムロブをシャフト嵌入位置に位置決めする位置決
め手段と、前記位置決め手段にてシャフト嵌入位置に位
置決めされたカムロブの温度を焼き嵌め温度に維持する
温度調整手段と、前記位置決め工程にて位置決めされ、
前記温度調整手段にて焼き嵌め温度に維持されている前
記カムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入させるシ
ャフト嵌入手段と、を備えたことを特徴とするカムシャ
フト製造装置として構成することができる。
【0041】請求項7のカムシャフト製造方法について
は、請求項17に示したごとく、請求項16記載のカム
シャフト製造装置の構成に対して、シャフト嵌入手段に
てシャフト嵌入孔にシャフトが嵌入された前記カムロブ
と前記温度調整手段とを分離する冷却手段を加えたこと
を特徴とするカムシャフト製造装置として構成すること
ができる。
【0042】請求項8,9のカムシャフト製造方法につ
いては、請求項18に示したごとく、外周面が焼き入れ
された複数のカムロブの各シャフト嵌入孔に1本のシャ
フトを焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造す
る装置であって、すべてのカムロブをシャフト嵌入位置
に一列に位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手
段にてシャフト嵌入位置に位置決めされたすべてのカム
ロブの温度を焼き嵌め温度に維持する温度調整手段と、
前記位置決め工程にて位置決めされ、前記温度調整手段
にて焼き嵌め温度に維持されている前記すべてのカムロ
ブのシャフト嵌入孔に、同時に、1本のシャフトを嵌入
させるシャフト嵌入手段と、前記シャフト嵌入手段にて
シャフト嵌入孔にシャフトが嵌入された前記すべてのカ
ムロブと前記温度調整手段とを同時に分離する冷却手段
と、を備えたことを特徴とするカムシャフト製造装置と
して構成することができる。
【0043】また、請求項19に示したごとく、カムロ
ブが3次元カムロブである場合、すなわち、カムシャフ
ト製造装置の製造対象が3次元カムシャフトであれば、
請求項10と同様の効果を生じるカムシャフト製造装置
を提供できる。
【0044】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、実施の
形態1にて製造される3次元カムシャフトに組み付けら
れる3次元カムロブ11の平面図、図2は同3次元カム
ロブ11の底面図、また図3は同3次元カムロブ11の
縦断面図、図4は同3次元カムロブ11が組み付けられ
た3次元カムシャフトの部分斜視図、および図5は同3
次元カムシャフトの上下を反転させた状態の部分斜視図
を示している。
【0045】3次元カムロブ11にはシャフト16が挿
入されるためのシャフト嵌入孔12が形成されている。
このシャフト嵌入孔12内にシャフト16を嵌入し固定
することで3次元カムシャフトが製造される。
【0046】3次元カムロブ11のプロフィールは、基
礎円(ベースサークル)が同一となっているが、そのカ
ムノーズ11aの高さが同3次元カムロブ11の軸心に
沿って連続的に変化している。
【0047】また、3次元カムロブ11の高ノーズ側端
面(図2)には、断面略円形状の3つの突起14,15
が突出形成されている。これらの突起14,15は、シ
ャフト嵌入孔12の軸線から見てカムノーズ11a側に
突起14が1つ、その反対側に突起15が2つ設けられ
ている。これら突起14,15の先端面はシャフト嵌入
孔12の軸線に対して垂直をなす同一平面に存在するよ
うに形成されている。なお、これら突起14,15の先
端面は、3次元カムロブ11と同3次元カムロブ11を
取り付けるシャフト16との軸線方向の組み付け位置を
決めるための基準面となる。
【0048】また、突起14の中央にはシャフト嵌入孔
12の軸線と平行な軸線を持つ挿通孔13が形成されて
いる。なお同挿通孔13は、後述するごとく組み付け時
に該3次元カムロブ11が載置される基準板上に設けら
れたピンが挿入され、同3次元カムロブ11がその軸心
を中心として回転しないよう保持するために用いられ
る。
【0049】さらに、この3次元カムロブ11は、突起
14,15、シャフト嵌入孔12および挿通孔13と共
に粉末冶金法、冷間鍛造等の型加工により一体成形され
ている。例えば、粉末冶金法による3次元カムロブ11
の製造は、3次元カムロブ11の外観形状を型どりした
型内に金属粉(非金属材料の粉末を配合する場合も含
む)を封入し、この金属粉に圧力を加え、3次元カムロ
ブ11の形状に押し固める。その後、これを加熱し焼結
させることでなされる。
【0050】続いて、3次元カムロブ11をシャフト1
6に組み付ける3次元カムシャフト製造装置について、
図6に基づき説明する。図6(c)に示すように、この
3次元カムシャフト製造装置10において、前記3次元
カムロブ11は、治具基盤20上に設けられた基準板2
0a上に載置される。同基準板20aの上端面は高精度
に仕上げられており、3次元カムロブ11を正確に設置
するための基準面となっている。この基準板20aが位
置決め手段に相当する。
【0051】また治具基盤20および基準板20aに
は、上端面から垂直方向に伸びる貫通孔21が形成され
ている。同貫通孔21内には、後述する誘導加熱装置に
よっては加熱されないセラミクス製のセンタピン22が
配設されている。同センタピン22はスプリング23に
よって上方向に付勢されており、前記貫通孔21の軸線
上を上下に摺動可能となっている。またセンタピン22
の先端部の径は、前記3次元カムロブ11に形成された
シャフト嵌入孔12とほぼ同径であり、センタピン22
の先端部に前記シャフト嵌入孔12を嵌め込むことで3
次元カムロブ11の軸心を固定することができる。
【0052】さらに、前記基準板20a上には、同じく
セラミクス製の断面略円形状をした位相決めピン24が
設けられている。位相決めピン24の径は、3次元カム
ロブ11に設けられた組み付け位相決め用の挿通孔13
とほぼ同径である。また、位相決めピン24の軸心は、
基準板20aの上端面に対して垂直をなしている。さら
に、位相決めピン24の軸心とセンタピン22の軸心と
の距離は、3次元カムロブ11のシャフト嵌入孔12の
軸心と組み付け位相決め用の挿通孔13の軸心との距離
と一致するように形成されている。
【0053】したがって、シャフト嵌入用のシャフト嵌
入孔12をセンタピン22に嵌め込み、更に組み付け位
相決め用の挿通孔13を位相決めピン24に嵌め込み固
定することで、治具基盤20に対する3次元カムロブ1
1のシャフト嵌入孔12の軸心の位置、ならびに3次元
カムロブ11の組み付け位相を決定することができる。
また、3次元カムロブ11から突出形成された突起1
4,15の先端面を基準板20aの上端面に当接させる
ことで、同上端面に対する3次元カムロブ11の垂直方
向の位置を決定し、さらにシャフト嵌入孔12の軸線が
基準板20aの上端面である基準面に対して垂直をなす
ように正確に配置することができる。
【0054】また、基準板20aの上方には、2つのク
ランパ25が設置されている。これは3次元カムロブ1
1を上方から押さえつけることにより、3次元カムロブ
11の上下方向の移動を規制するためのものである。こ
のクランパ25は、電動式、油圧式あるいは空気圧式等
からなる図示しない動力装置によって、その水平方向お
よび垂直方向への移動が許容範囲内で可能となるように
制御される。
【0055】一方、図6(a),(b)に示すように、
シャフト16は、チャック19に取り付けられる。この
チャック19により、シャフト16の軸心は垂直をなす
ように位置される。また、同シャフト16のチャック1
9に当接する面には、図6(a)に示す態様で嵌入穴1
7が形成されている。同嵌入穴17内に、同チャック1
9に設けられたピン18を嵌め込むことにより、同シャ
フト16とチャック19との相対回転を規制している。
【0056】更に、チャック19は、図示しない数値制
御装置によりシャフト16の軸心を垂直に保持したま
ま、回転角度、および垂直方向への移動が自動制御可能
となってる。このチャック19およびその移動機構がシ
ャフト嵌入手段に相当する。
【0057】上述した構成部材に加え、本3次元カムシ
ャフト製造装置10には3次元カムロブ11を加熱する
ための高周波コイル26および高周波電源29を備える
誘導加熱装置が設けられている。基準板20a上に載置
された3次元カムロブ11の周囲には、高周波電源29
による駆動のもとに磁界を発生させる高周波コイル26
が上下方向に移動可能に設置されている。高周波コイル
26は、加熱時には3次元カムロブ11の周囲に配置さ
れ、不要時には邪魔にならないよう下方に待機させてお
くことができる。
【0058】この高周波コイル26に、高周波電源29
より高周波電流が供給されることによって3次元カムロ
ブ11内には二次電流が誘導され、その自己発熱によっ
て3次元カムロブ11が外周面11b側から加熱される
ようになる。この高周波コイル26および高周波電源2
9が加熱手段に相当する。
【0059】また、本3次元カムシャフト製造装置10
には、3次元カムロブ11の温度を測定するための熱電
対や輻射熱温度計等の温度センサ27が設けられてい
る。加熱時には、3次元カムロブ11の温度が温度セン
サ27により計測される。温度制御装置28は、この温
度センサ27が測定した温度をもとに3次元カムロブ1
1の温度が所望の温度となるよう高周波電源29の出力
をフィードバック制御する。この温度制御装置28が加
熱制御手段に相当する。
【0060】ここで、温度制御装置28による3次元カ
ムロブ11の温度制御は、図7に示す状態を、シャフト
16の嵌入時に一時的に実現することを目的としてい
る。すなわち、温度制御装置28は、3次元カムロブ1
1の外周面11bの温度So が焼き入れ温度となり、3
次元カムロブ11のシャフト嵌入孔12の表面(すなわ
ち内周面11c)の温度Si が焼き嵌め温度となる温度
勾配状態に温度制御する。
【0061】この温度勾配状態は、シャフト16の嵌入
時に一時的に実現されていればよく、温度制御装置28
は3次元カムロブ11の外周面11bの昇温速度を調整
することで達成している。すなわち、温度制御装置28
は、温度センサ27により3次元カムロブ11の外周面
11bの温度So を測定して、この温度So が室温から
焼き入れ温度に到達するまでの外周面昇温速度を、高周
波電源29から高周波コイル26に出力される周波数お
よび電力の一方または両方により調整する。
【0062】外周面昇温速度が遅すぎると、外周面11
bの温度So が室温から焼き入れ温度に到達した時に
は、既に内周面11cの温度Si は、焼き嵌め温度とし
ては焼き入れ温度と同等な温度になっていてエネルギー
的に損失が大きくなる。更に、焼き嵌め温度が焼き入れ
温度と同等な温度になっていると、内周面11c側から
の熱の授受が大きくなり、外周面11bの冷却速度が遅
くなるので、焼き入れが甘くなるおそれがある。
【0063】また、外周面昇温速度が速すぎると、外周
面11bの温度So が室温から焼き入れ温度に到達した
時に、まだ内周面11cの温度Si は焼き嵌め温度に達
しておらず、直ちに焼き嵌めすることができない場合が
ある。また、内周面11cの温度Si が焼き嵌め温度に
達するのを待っていると、外周面11bの温度So が焼
き入れ温度に適切な焼き入れ温度領域を越えて、3次元
カムロブ11の外周面11bの熱変形等の問題が生じる
おそれがある。
【0064】したがって、予め、3次元カムロブ11の
材質に応じて、図7の温度勾配状態が実現される適切な
外周面11bの昇温速度を実験的に測定しておき、この
測定により得られた適切な昇温速度を温度制御装置28
に設定する。このことにより、温度制御装置28は、温
度センサ27の検出温度に基づいて、昇温速度が設定さ
れた速度になるように、高周波電源29から高周波コイ
ル26に出力される周波数および電力の一方または両方
を調整する。
【0065】例えば、3次元カムロブ11の材質が鉄系
低合金焼結材(Fe−0.6Mo−0.5Mn−1.5
C)であれば、周波数200kHz、電力10.7kV
×5.6Aにて加熱することにより、5秒後に同時に、
外周面11bの温度So が焼き入れ温度となり内周面1
1cの温度Si が焼き嵌め温度になるようにできる。
【0066】そして、3次元カムロブ11の外周面11
bの温度So が焼き入れ温度に達し、内周面11cの温
度Si が焼き嵌め温度に達したと、温度制御装置28に
て推定あるいは実測により判断すると、温度制御装置2
8からの信号にて、数値制御装置に嵌入タイミングが知
らされる。
【0067】上述した3次元カムシャフト製造装置10
を用いた3次元カムシャフトの製造方法について,図8
〜図11に基づいて説明する。まず、図8に示すよう
に、突起14,15が存在する面が下になるよう基準板
20a上に3次元カムロブ11を載置する。このとき、
センタピン22および位相決めピン24を、それぞれ3
次元カムロブ11に設けられたシャフト嵌入孔12およ
び挿通孔13に嵌入させるように取り付ける。その後、
クランパ25を3次元カムロブ11の上端面に当接する
ように移動させる。このことで、同3次元カムロブ11
の水平・垂直方向の移動および挿通孔13の軸線を中心
とした回転が規制される。
【0068】一方、シャフト16を嵌入穴17とピン1
8とを合わせるようにしてチャック19に取り付ける。
なおこのとき、治具基盤20の上方でセンタピン22の
軸線とシャフト16の軸線とは一致している。このとき
のシャフト16の位置を以下では便宜上、シャフト待機
位置という。
【0069】その後、高周波コイル26を3次元カムロ
ブ11の周囲に移動させる。そして、高周波電源29か
ら出される高周波電流を高周波コイル26に供給する。
この高周波コイル26に高周波電流が供給されることに
より、高周波コイル26が対向している3次元カムロブ
11の外周面11b側に2次電流が誘導され、自己発熱
によって、3次元カムロブ11を外周面11b側から加
熱される。このことにより加熱工程が実行される。
【0070】そして、この加熱工程による昇温速度は、
前述したごとく、同時に、3次元カムロブ11の外周面
11bの温度So が焼き入れ温度となり、かつ内周面1
1cの温度Si が焼き嵌め温度となっているように制御
されている。
【0071】こうして同時に、3次元カムロブ11の外
周面11bの温度So が焼き入れ温度となり、かつ内周
面11cの温度Si が焼き嵌め温度となると、それに伴
い3次元カムロブ11は熱膨張し、シャフト嵌入孔12
の内径も焼き嵌めに必要な大きさに拡大される。
【0072】この状態に3次元カムロブ11が達する
と、温度制御装置28からの昇温完了の信号に応じて、
図9に示すように数値制御装置が駆動して、シャフト1
6を垂直下方に移動させ、シャフト16をシャフト嵌入
孔12内に嵌入させる。このことにより嵌入工程が実行
される。
【0073】シャフト16を必要な深さまで挿入する
と、数値制御装置の指示により温度制御装置28は高周
波コイル26への高周波電流の供給を止め、3次元カム
ロブ11に対する加熱を停止する。更に、冷却媒体によ
り3次元カムロブ11およびシャフト16が一体化した
ものを全体に急速冷却する。このことにより、シャフト
16側からの吸熱作用や、雰囲気温度や、冷却媒体の作
用により、3次元カムロブ11の外周面11bの温度S
o が焼き入れ温度から急激に低下して、3次元カムロブ
11の外周面11b側が焼き入れされ、硬度が上昇す
る。更に、内周面11cの温度Si が焼き嵌め温度から
低下してシャフト嵌入孔12の内径が縮小され、3次元
カムロブ11とシャフト16とは焼き嵌めにより強固に
締結される。
【0074】3次元カムロブ11とシャフト16との締
結が完了すると、図10に示すように、クランパ25を
上方に移動させ、3次元カムロブ11の上方向への移動
に対する拘束を解除する。そして、数値制御装置によっ
てシャフト16をシャフト待機位置に移動させる。この
とき、3次元カムロブ11はシャフト16に締結されて
いるため、図10に示されるようにシャフト16と一体
となって移動する。
【0075】また、センタピン22は、スプリング23
の付勢力により元の位置に戻される。さらに、高周波コ
イル26は下方へと移動される。以上により、1個分の
3次元カムロブ11の組み付け作業が終了する。その後
は、図11(c)に示すように、基準板20a上に新た
な3次元カムロブ11’を先ほどと同様に載置して位置
決めし、図11(a)に示すように、数値制御装置によ
りシャフト16を3次元カムロブ11’の組み付け位相
に合致する角度に回転させる。ちなみに、当該カムシャ
フトが4気筒内燃機関に搭載されるものであり、4個の
3次元カムロブ11が90°の等位相(角度)にて組み
付けられる場合には、この組み付け位相に合致する角度
として90°が選ばれる。そして、上述と同様、高周波
コイル26により3次元カムロブ11’を加熱する。そ
の後、この正確に角度調節されたシャフト16が第2番
目の3次元カムロブ11’の組み付け位置まで垂直下方
に正確に移動され、3次元カムロブ11’のシャフト嵌
入孔12’に嵌入されることにより、この第2番目の3
次元カムロブ11’がシャフト16に焼き嵌めされ、同
時に3次元カムロブ11’の外周面11b’が焼き入れ
される。
【0076】以降、上述した工程をシャフト16に組み
付けられる3次元カムロブ11の必要数だけ繰り返すこ
とで、3次元カムシャフトが完成される。以上説明した
本実施の形態によって得られる効果について以下に説明
する。
【0077】本実施の形態では、加熱工程として、3次
元カムロブ11の外周面11bを焼き入れ温度に加熱す
ると共に3次元カムロブ11の内周面11cを焼き嵌め
温度に加熱している。焼き嵌め温度は焼き入れ温度より
も低いので、例えば、3次元カムロブ11の外周面11
bから昇温できる方法で加熱して外周面11bを焼き入
れ温度に持って行けば、外周面11bから内周面11c
への熱伝導により自ずと3次元カムロブ11の内部に存
在する内周面11cの温度を焼き嵌め温度に調整するこ
とができる。
【0078】この状態で嵌入工程を行って、焼き嵌め温
度に加熱された3次元カムロブ11のシャフト嵌入孔1
2にシャフト16を嵌入すると、シャフト16が3次元
カムロブ11の熱をシャフト嵌入孔12の内周面11c
側から吸収して、3次元カムロブ11の温度が急速に低
下すると共にシャフト16の温度が上昇する。このこと
により、3次元カムロブ11とシャフト16とは焼き嵌
めされて一体化される。更に3次元カムロブ11の外周
面11bも熱伝導によりシャフト嵌入孔12側から急速
に熱を奪われて焼き入れ温度から急速に温度が低下す
る。このことで、3次元カムロブ11の外周面11bに
焼き入れがなされる。したがって、焼き嵌めと焼き入れ
とが同時に実行されることとなるので、予め3次元カム
ロブ11の外周面11bを焼き入れしておく必要もな
く、従来のごとく焼き戻されることもなくなる。
【0079】また、このように焼き嵌めと焼き入れとを
同時に行うことができるので、工程が少なくて済み製造
効率が高くなる。更に、焼き入れと焼き嵌めとで加熱を
別々に行う必要がなく加熱が一度で済むので、省エネル
ギー効果も高く、空気中に放出する熱エネルギーも少な
いので、地球環境上も好ましい。
【0080】また、図7に示したごとく、3次元カムロ
ブ11の内周面11c側の焼き嵌め温度は、外周面11
b側の焼き入れ温度よりも十分に低く設定している。し
たがって、外周面11b側が内周面11c側から受ける
熱量は比較的小さくなり、冷却時に外周面11b側は急
速に冷却される。このため焼き入れが甘くなるのを十分
に防止することができる。
【0081】なお、加熱工程としては、3次元カムロブ
11の外周面11b側から加熱することにより、3次元
カムロブ11の外周面11bを焼き入れ温度に加熱する
と共に、3次元カムロブ11の内周面11cを焼き嵌め
温度に加熱することができる。すなわち、3次元カムロ
ブ11の外周面11b側から加熱することで、外周面1
1bを焼き入れ温度に上昇させた時点で、内周面11c
を焼き入れ温度より低温とすることができる。そして、
焼き嵌め温度は焼き入れ温度よりも低い温度範囲も含む
ことから、加熱による3次元カムロブ11の外周面11
bの昇温速度を調整することにより、3次元カムロブ1
1の外周面11bが焼き入れ温度に達したと同時に、内
周面11cの温度を焼き嵌め温度に到達させることがで
きる。このように外周面11bから適切な昇温速度で加
熱することで、容易に3次元カムロブ11の外周面11
bを焼き入れ温度に、3次元カムロブ11の内周面11
cを焼き嵌め温度にすることができる。
【0082】また、3次元カムロブ11の加熱は、誘導
加熱の1つである高周波加熱によりなされているので、
3次元カムロブ11の外周面11bからの加熱を実現す
ることができる。したがって、この高周波の周波数、電
力、時間を調整することで、3次元カムロブ11の外周
面11bを焼き入れ温度にし、同時に3次元カムロブ1
1の内周面11cを焼き嵌め温度にすることができる。
また誘導加熱により3次元カムロブ11自体を内部発熱
させているため、3次元カムロブ11の外周面11b全
体からを均一に加熱することが可能である。さらに、3
次元カムロブ11の熱膨張による変形を正確に制御でき
る他、3次元カムシャフト製造装置10の他の構成部材
に対して熱が及ぼす影響を好適に回避することが可能で
ある。
【0083】[実施の形態2]図12(a)は、実施の
形態2にて製造される3次元カムシャフトに組み付けら
れる3次元カムロブ111の平面図、図12(b)はそ
の縦断面図、図13は、同3次元カムシャフト110の
部分斜視図を示している。
【0084】これら各図に示されるように、3次元カム
ロブ111にはシャフト114が嵌入されるためのシャ
フト嵌入孔113が形成されている。同シャフト嵌入孔
113内にシャフト114を嵌入し固定することで3次
元カムシャフト110が製造される。
【0085】ここで、この3次元カムロブ111のプロ
フィールは、基礎円(ベースサークル)が図12(a)
の上端面111aから下端面111cまで同一となって
いるが、ノーズ111dの高さはシャフト嵌入孔113
の軸線に沿って連続的に変化している。ただし、図12
(a)の上端面111aから中間位置111bまでの区
間は連続的にノーズ111dの高さが大きくなっている
が、同中間位置111bから下端面111cまでの区間
はノーズ111dの高さも同一となっている。したがっ
て、この中間位置111bから下端面111cまでの区
間ではプロフィールが全く変化しておらず、プロフィー
ル面はシャフト嵌入孔113の軸線に対して平行に延び
る略楕円柱面となっている。以後、この区間を平行部1
12と称することとする。
【0086】なお、同3次元カムロブ111は、実施の
形態1の場合と同様に粉末冶金法や冷間鍛造等の型加工
によって製造されており、前記平行部112を含むカム
プロフィールの形状等が極めて高い精度をもって仕上げ
られている。ただし、実施の形態1と異なり、本実施の
形態にて用いられる3次元カムロブ111としては、外
周面111e側に焼き入れが既に完了しているものを用
いる。3次元カムロブ111は、通常の焼き入れ処理に
より、3次元カムロブ111全体を硬化させたものでも
よい。
【0087】一方、この3次元カムロブ111をシャフ
ト114に組み付ける際には、図14に示すように、2
つのカムロブ位置決め治具115,116を用いて3次
元カムロブ111の軸心と組み付け位相とをそれぞれ固
定する。これらのカムロブ位置決め治具115,116
は、上方から見て先端に略V字形に形成されているV字
溝117,118を有する断面矩形の板材からなってい
る。また、これらV字溝117,118の端面(基準
面)は、固定された3次元カムロブ111の軸心と平行
をなす平面となっている。
【0088】このようなカムロブ位置決め治具115,
116によって3次元カムロブ111を、ノーズ111
d側とその反対側から挟み込む。このことにより、3次
元カムロブ111とカムロブ位置決め治具115,11
6との接触は、同図14(a)および(b)に示される
ような線接触となる。3次元カムであれ、このように線
接触にて3次元カムロブ111の軸心、および組み付け
位相を固定することにより、その位相決めを容易かつ的
確なものとすることができるとともに、3次元カムロブ
111のエッジ部の損傷やカムロブ位置決め治具11
5,116の劣化等も回避することができるようにな
る。これらカムロブ位置決め治具115,116と後述
する基準板120とが位置決め手段に相当する。
【0089】次に、カムロブ位置決め治具115,11
6を利用して3次元カムロブ111をシャフト114に
組み付ける3次元カムシャフト110の製造方法および
その装置について説明する。
【0090】図15(c)に示すように、3次元カムロ
ブ111は、基盤119上に設けられた基準板120の
上端面に載置される。基盤119および基準板120に
はそれぞれそれら上端面から垂直下方に向かって、シャ
フト114より一回り大きな径の孔121が形成されて
いる。この孔121は、シャフト114が3次元カムロ
ブ111のシャフト嵌入孔113に貫通された際の逃げ
孔となる。
【0091】基準板120内には、ヒータ120a,1
20bと温度センサ120cとが設けられ、基準板12
0の外部には、電源を内蔵し前記ヒータ120a,12
0bと前記温度センサ120cとが接続する温度維持回
路120dが配置されている。温度維持回路120d
は、温度センサ120cにて基準板120内の温度を検
出し、基準板120上に配置された3次元カムロブ11
1が焼き嵌め温度に維持されるように、ヒータ120
a,120bに流す電流量を制御して、ヒータ120
a,120bから基準板120に放出される発生熱量を
調整している。これら基準板120、ヒータ120a,
120b、温度センサ120cおよび温度維持回路12
0dが温度調整手段に相当する。
【0092】さらに、基準板120上に3次元カムロブ
111が配置されたときの同3次元カムロブ111と同
じ高さにはカムロブ位置決め治具115,116がそれ
ぞれ移動可能に設置されている。これらカムロブ位置決
め治具115,116は、電動式、油圧式、あるいは空
圧式等からなる図示しない駆動機構によって、その水平
方向への移動が自在に制御される。
【0093】また、カムロブ位置決め治具115,11
6の上方には、2つのクランパ122が設置されてい
る。これは3次元カムロブ111を上方から押さえつけ
ることにより、3次元カムロブ111の上下方向の移動
を制限するためのものである。このクランパ122も図
示しない駆動機構によって、その水平方向および垂直方
向への移動が自在に制御されるようになっている。
【0094】一方、図15(b)に示すように、シャフ
ト114はチャック123に取り付けられる。このチャ
ック123は、シャフト114の軸線Aが垂直となるよ
う同シャフト114を持ち上げている。また、このチャ
ック123に設けられたピン124をシャフト114の
一方の端面に形成された挿入穴126[図15(a)]
に嵌入することで、シャフト114とチャック123と
の軸線Aを中心とした相対回転を規制している。
【0095】さらに、図示していないチャック123の
移動機構が、図示していない数値制御装置により駆動制
御されることにより、チャック123は、シャフト11
4の軸線Aを垂直に保ったまま、その軸線方向(垂直方
向)および回転方向に自在かつ正確に位置調整される。
このチャック123およびその移動機構がシャフト嵌入
手段に相当する。
【0096】このように構成された3次元カムシャフト
製造装置109を用いた3次元カムシャフトの製造手順
について、図15〜図19に基づいて説明する。最初
に、図15(b)に示したごとく、シャフト114をチ
ャック123に取り付ける。なお、同チャック123
は、基準板120の上端面からの距離、シャフト嵌入孔
113および孔121の中心軸の位置、およびピン12
4の角度等を基準として数値制御装置により正確に位置
決めされている。また、数値制御装置は、温度維持回路
120dに指示することで、基準板120上に3次元カ
ムロブ111が載置された場合に、その3次元カムロブ
111の温度を焼き嵌め温度に維持するように、予めヒ
ータ120a,120bにより基準板120を焼き嵌め
温度あるいは焼き嵌め温度よりも少し高い温度に加熱さ
せている。
【0097】一方、3次元カムロブ111については、
基準板120の上端面に載置する前に、温度調整工程と
して、図示しない電気炉や高周波加熱炉等の加熱炉内で
焼き嵌め温度に加熱する。この加熱による熱膨張にて、
3次元カムロブ111のシャフト嵌入孔113はシャフ
ト114の挿入が可能となる径に拡大されている。
【0098】そして、位置決め工程として、この加熱し
た3次元カムロブ111を、図15(c)に示される態
様で基準板120上に載置する。この時、前述したごと
く、3次元カムロブ111の温度を焼き嵌め温度に維持
するように基準板120が加熱されているので、焼き嵌
め温度に加熱した3次元カムロブ111を基準板120
上に載置しても、3次元カムロブ111は冷却されるこ
とはなく、予め設定した焼き嵌め温度を維持する。
【0099】そして、カムロブ位置決め治具115,1
16を該3次元カムロブ111に接近する方向に水平移
動させる。3次元カムロブ111のプロフィール面に設
けられた平行部112と前記カムロブ位置決め治具11
5,116のV字溝117,118の端面(基準面)と
が図16に示される態様で当接することで、3次元カム
ロブ111の水平方向の移動およびシャフト嵌入孔11
3の軸線を中心とした回転が規制される。
【0100】その後、同図16に示される態様でクラン
パ122を水平および垂直方向に移動して、該クランパ
122下端面を3次元カムロブ111の上端面に当接せ
しめる。クランパ122のこのような操作により、3次
元カムロブ111の上下方向の移動も規制される。
【0101】これら一連の位置決め工程により、シャフ
ト114軸線Aとシャフト嵌入孔113の軸線とを一致
させることができ、3次元カムロブ111を組み付け位
相に固定できるとともに、3次元カムロブ111を焼き
嵌め温度に維持できる。
【0102】この位置決め工程が終了した後、嵌入工程
として、数値制御装置によりチャック123共々シャフ
ト114を垂直下方に移動させ、図17に示される態様
でシャフト114をシャフト嵌入孔113内に挿通させ
る。このとき、シャフト嵌入孔113の径は上述のよう
に熱膨張により拡大されているため、シャフト114の
挿入は滑らかに行われ、シャフト114は3次元カムロ
ブ111の組み付け位置となる深さまで正確に挿入され
る。
【0103】この後、冷却工程として、数値制御装置か
らの嵌入終了信号を受けた温度維持回路120dはヒー
タ120a,120bへの電流を遮断して、基準板12
0から3次元カムロブ111へ熱量が供給されないよう
にして、3次元カムロブ111の温度が焼き嵌め完了と
判断する温度以下になるまで放熱により冷却されるよう
にする。この冷却によりシャフト嵌入孔113の径が縮
小し、シャフト114と3次元カムロブ111とは、い
わゆる焼き嵌めによる強固な締結状態に保持される。
【0104】この焼き嵌め終了後、図18に示される態
様でカムロブ位置決め治具115,116およびクラン
パ122を3次元カムロブ111から離間させる方向へ
と移動させて、3次元カムロブ111の拘束を解除す
る。そして、数値制御装置によりシャフト114をチャ
ック123に固定したまま垂直上方に移動させる。3次
元カムロブ111はシャフト114に締結されているた
め、図18に示されるようにシャフト114と一体とな
って移動する。
【0105】以上により、3次元カムロブ111の一個
分の組み付け作業が終了する。その後は、図19に示す
ごとく、新たな3次元カムロブ111’を先ほどと同様
に焼き嵌め温度に加熱して、予め焼き嵌め温度を維持す
るように加熱された基準板220上に載置してカムロブ
位置決め治具115,116およびクランパ122にて
固定し、数値制御装置によりシャフト114を3次元カ
ムロブ111’の取り付け角度と合致する角度に回転さ
せる。ちなみに、当該カムシャフトが4気筒内燃機関に
搭載されるものであり、4個の3次元カムロブ111が
90°の等位相(角度)にて組み付けられる場合には、
この取り付け角度と合致する角度として90°が選ばれ
る。そしてその後、この正確に角度調節されたシャフト
114が第2番目の3次元カムロブ111’の組み付け
位置まで垂直下方に正確に移動され、前述したごとく冷
却されることにより、この第2番目の3次元カムロブ1
11’がシャフト114に焼き嵌めされる。
【0106】以降、上述の工程をシャフト114に組み
付ける3次元カムロブの個数分だけ繰り返すことで3次
元カムシャフト110が完成される。以上説明した本実
施の形態によれば、以下の効果が得られる。
【0107】すなわち、本3次元カムシャフト製造装置
109による製造では、シャフト114を3次元カムロ
ブ111に嵌入する嵌入工程の前に、温度調整工程にて
加熱炉内で焼き嵌め温度に温度調整された3次元カムロ
ブ111を、基準板120、ヒータ120a,120
b、温度センサ120cおよび温度維持回路120dを
備えた温度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状態
で基準板120、カムロブ位置決め治具115,116
およびクランパ122にて位置決めする位置決め工程が
実行される。
【0108】この位置決め工程において、もし温度調整
手段にて焼き嵌め温度が維持されていなければ、すなわ
ち、従来のように加熱炉で3次元カムロブ111を加熱
する温度調整工程のみで焼き嵌めが行われるとしたら、
この温度調整工程では、3次元カムロブ111の位置決
め工程での冷却を考慮して、必要とする焼き嵌め温度よ
りもかなり高温に加熱しておく必要がある。このように
必要とする焼き嵌め温度より高温にすると、3次元カム
ロブ111の外周面111eの焼き戻しが生じて、せっ
かく焼き入れが完了している3次元カムロブ111の外
周面111eの硬度が低下してしまう。
【0109】しかし、本3次元カムシャフト製造装置1
09による製造方法では、位置決め工程でも温度調整手
段により焼き嵌め温度に3次元カムロブ111の温度を
維持しておけるので、位置決め工程の直前での温度調整
工程では、ほぼ焼き嵌め温度に加熱するのみでよく、余
分な昇温は不要となる。したがって、3次元カムロブ1
11の外周面111eが焼き戻されることはなく、既に
行っている焼き入れに悪影響を及ぼすことはない。
【0110】また、このように、位置決め工程で温度調
整手段により焼き嵌め温度に3次元カムロブ111の温
度を維持しておけるので、3次元カムロブ111の温度
管理が容易であり、位置決め工程での3次元カムロブ1
11の冷却速度を気にしなくてもよくなり、嵌入工程の
実行タイミングに余裕ができ、安定した作業により歩留
まりが向上するという副次的な効果を生じる。
【0111】更に、温度調整工程では、3次元カムロブ
111を加熱するための加熱炉を従来よりも低温にして
おくことができ、温度調整手段にてエネルギーを消費す
ることを加味しても、トータルの消費エネルギーは少な
くて済むので、省エネルギー効果も高く、空気中に放出
する熱エネルギーも少ないので、地球環境上も好まし
い。
【0112】[実施の形態3]本実施の形態において
は、図20および図21に断面を示すごとく、3次元カ
ムシャフト製造装置の基準板220の構成が実施の形態
2で用いた基準板120と異なる。なお、実施の形態2
と同一の構成部分については同一の符号を付して詳細な
説明は略す。
【0113】基準板220においては、ヒータ220
a,220bおよび温度センサ220cを備えて、温度
維持回路220dが温度センサ220cから検出された
温度に基づいて、基準板220上に載置される3次元カ
ムロブが必要な焼き嵌め温度に維持されるように、基準
板220の温度を調整する点については、実施の形態2
の基準板120と同じである。すなわち、これら基準板
220、ヒータ220a,220b、温度センサ220
cおよび温度維持回路220dが温度調整手段に相当す
る。
【0114】実施の形態2の基準板120と異なるの
は、基準板220の載置面220s側に、カムロブ持ち
上げ機構230,232が設けられている点である。こ
のカムロブ持ち上げ機構230,232は、載置面22
0s側に開口するように基準板220内に設けられたピ
ン収容孔220t,220u内に可動ピン230a,2
32aを収納した構成を備えている。
【0115】この可動ピン230a,232aは、その
摺動端部230d,232dにてピン収容孔220t,
220uを区画することで第1油圧室230b,232
bと第2油圧室230c,232cとを形成している。
そして、可動ピン230a,232aは、第1油圧室2
30b,232bに作動油を供給し、第2油圧室230
c,232cから作動油を排出することにより、図20
に示す状態から、図21に示す状態に変化し、可動ピン
230a,232aは基準板220の載置面220s側
に突出する。
【0116】また、逆に、第2油圧室230c,232
cに作動油を供給し、第1油圧室230b,232bか
ら作動油を排出することにより、図21に示す状態か
ら、図20に示す状態に変化し、可動ピン230a,2
32aはピン収容孔220t,220u内に戻る。
【0117】このようにして、可動ピン230a,23
2aが動作することにより、載置面220s上に載置さ
れた3次元カムロブを、載置面220sから離したり、
載置面220sに密着させたりすることができる。
【0118】このような可動ピン230a,232a動
作は、油圧源234から高圧の作動油を供給される油圧
回路236により調整される。そして、この油圧回路2
36による可動ピン230a,232aの動作のタイミ
ングは、嵌入を制御している数値制御装置側からの信号
により制御されている。これらカムロブ持ち上げ機構2
30,232および油圧回路236が冷却手段に相当す
る。
【0119】図22〜図26に基づいて、上述のごとく
構成された3次元カムシャフト製造装置202を用いた
3次元カムシャフトの製造手順について説明する。な
お、カムロブ持ち上げ機構230,232については、
図22〜図26では模式的に示している。
【0120】最初に、図22(b)に示したごとく、シ
ャフト114をチャック123に取り付ける。実施の形
態2の場合と同様に、チャック123は、基準板220
の上端面からの距離、シャフト嵌入孔113および孔1
21の中心軸の位置、およびピン124の角度等を基準
として数値制御装置により正確に位置決めされている。
また、数値制御装置は、温度維持回路220dにより、
基準板220上に、既に外周面111e側の焼き入れが
済んでいる3次元カムロブ111が載置された場合に、
その3次元カムロブ111の温度を焼き嵌め温度に維持
するように、予めヒータ220a,220bと温度セン
サ220cとにより基準板220を焼き嵌め温度あるい
は焼き嵌め温度よりも少し高い温度に加熱している。
【0121】また、カムロブ持ち上げ機構230,23
2については、数値制御装置は、油圧回路236によ
り、第2油圧室230c,232c側に作動油を供給
し、第1油圧室230b,232bから作動油を排出す
るように制御して、可動ピン230a,232aを完全
にピン収容孔220t,220u内に収納している。す
なわち、図20に示した状態にある。
【0122】一方、3次元カムロブ111については、
温度調整工程として、図示しない電気炉や高周波加熱炉
等の加熱炉内で焼き嵌め温度に加熱する。そして、位置
決め工程として、この加熱した3次元カムロブ111
を、図22(c)に示される態様で基準板220上に載
置する。この時、前述したごとく、可動ピン230a,
232aは完全にピン収容孔220t,220u内に収
納されているので、3次元カムロブ111は基準板22
0の載置面220sに密着できる。したがって、3次元
カムロブ111の温度を焼き嵌め温度に維持するように
加熱されている基準板220により十分に熱伝達がなさ
れるので、焼き嵌め温度に加熱した3次元カムロブ11
1を基準板220上に載置しても、3次元カムロブ11
1は冷却されることはなく、焼き嵌め温度を維持する。
【0123】つぎに、カムロブ位置決め治具115,1
16を該3次元カムロブ111に接近する方向に水平移
動させる。3次元カムロブ111のプロフィール面に設
けられた平行部112と前記カムロブ位置決め治具11
5,116のV字溝117,118の端面(基準面)と
が図23に示される態様で当接することで、3次元カム
ロブ111の水平方向の移動およびシャフト嵌入孔11
3の軸線を中心とした回転が規制される。
【0124】その後、同図23に示される態様でクラン
パ122を水平および垂直方向に移動して、該クランパ
122下端面を3次元カムロブ111の上端面に当接せ
しめる。クランパ122のこのような操作により、3次
元カムロブ111の上下方向の移動も規制される。
【0125】これら一連の位置決め工程により、シャフ
ト114軸線Aとシャフト嵌入孔113の軸線とを一致
させることができ、3次元カムロブ111を組み付け位
相に固定できるとともに、3次元カムロブ111を焼き
嵌め温度に維持できる。
【0126】この位置決め工程が終了した後、嵌入工程
として、数値制御装置によりチャック123共々シャフ
ト114を垂直下方に移動させ、図24に示される態様
でシャフト114をシャフト嵌入孔113内に挿通させ
る。このとき、シャフト嵌入孔113の径は上述のよう
に熱膨張により拡大されているため、シャフト114の
挿入は滑らかに行われ、シャフト114は3次元カムロ
ブ111の組み付け位置となる深さまで正確に挿入され
る。
【0127】この後、冷却工程として、数値制御装置か
らの嵌入終了信号を受けた油圧回路236は、第1油圧
室230b,232b側に作動油を供給し、第2油圧室
230c,232cから作動油を排出するように制御し
て、可動ピン230a,232aをピン収容孔220
t,220u内から基準板220の載置面220sに突
出させる。すなわち、図21に示した状態にする。更
に、油圧回路236により可動ピン230a,232a
を突出させると同時に、数値制御装置は載置面220s
からの可動ピン230a,232aの突出量分、チャッ
ク123、クランパ122およびカムロブ位置決め治具
115,116を上方へ移動させる。この一連の冷却工
程により、図25に示すごとく、3次元カムロブ111
の下端面111fが基準板220の載置面220sから
離された状態が実現する。
【0128】このように3次元カムロブ111を、温度
維持のために温度制御されている基準板220の載置面
220sから離すことにより、3次元カムロブ111の
温度は、周辺に存在する空気により熱を奪われて冷却さ
れる。この冷却により3次元カムロブ111のシャフト
嵌入孔113の径が縮小し、シャフト114と3次元カ
ムロブ111とは焼き嵌めによる強固な締結状態に保持
される。
【0129】この焼き嵌め終了後、数値制御装置によ
り、図26に示される態様でカムロブ位置決め治具11
5,116およびクランパ122を3次元カムロブ11
1から離間させる方向へと移動させて、3次元カムロブ
111の拘束を解除する。そして、数値制御装置により
シャフト114をチャック123に固定したまま垂直上
方に移動させる。3次元カムロブ111はシャフト11
4に締結されているため、図26に示されるようにシャ
フト114と一体となって移動する。更に、数値制御装
置からの嵌入終了信号を受けた油圧回路236は、第2
油圧室230c,232c側に作動油を供給し、第1油
圧室230b,232bから作動油を排出するように制
御して、可動ピン230a,232aをピン収容孔22
0t,220u内に収納する。すなわち、図20に示し
た状態に戻す。
【0130】以上により、3次元カムロブ111の一個
分の組み付け作業が終了する。その後は、新たな3次元
カムロブを上述したごとくと同様に焼き嵌め温度に加熱
して、数値制御装置によりシャフト114を新たな3次
元カムロブの取り付け角度と合致する角度に回転させ
て、図22〜図26に示したごとくの作業を、シャフト
114に組み付ける3次元カムロブの個数分だけ繰り返
すことで、3次元カムシャフト110が完成される。
【0131】以上説明した本実施の形態によれば、前述
した実施の形態2の効果に加えて、以下の効果が得られ
る。すなわち、嵌入工程にてシャフト嵌入孔113にシ
ャフト114が嵌入された3次元カムロブ111と基準
板220とを分離する冷却工程を加えることにより、基
準板220からの熱量を受けることがなくなるととも
に、3次元カムロブ111の周囲に空気が流れ込んで急
速に3次元カムロブ111とシャフト114とが冷却さ
れて、強固に一体化された3次元カムシャフト110を
迅速に製造することができる。
【0132】[実施の形態4]本実施の形態において
は、前述した各実施の形態とは異なり、図27〜図33
に示すごとく、1本のシャフト314に取り付けるすべ
ての3次元カムロブ342,344,346,348を
同時に嵌入して取り付ける3次元カムシャフト製造装置
310および3次元カムシャフト製造方法を説明する。
なお、図27,30,31,32,33は、4バルブ4
気筒エンジンにおける第1気筒および第2気筒に関係す
る部分のみを示している。(第3気筒および第4気筒に
関係する部分は図示されていない。)なお、本3次元カ
ムシャフト製造装置310においては、チャックおよび
その移動機構については図示を省略しているが、実施の
形態1〜3の構成と同じものを用いている。このチャッ
クおよびその移動機構がシャフト嵌入手段に相当する。
また、本実施の形態で使用される4つの3次元カムロブ
342〜348の各形状は、実施の形態2,3で用いた
3次元カムロブ111の形状と同一である。
【0133】本3次元カムシャフト製造装置310の基
台350からは、2本1組の合計8本の治具用支持アー
ム352,353,354,355,356,357,
358,359が水平に突出し、それら治具用支持アー
ム352〜359の先端にはそれぞれカムロブ位置決め
治具360,361,362,363,364,36
5,366,367が取り付けられている。なお、図2
7,30,31,32,33は、縦断面で説明している
ので、この内、半分の治具用支持アーム352,35
4,356,358および半分のカムロブ位置決め治具
360,362,364,366のみを示している。こ
れらカムロブ位置決め治具360〜367は、それぞれ
2つが1組となっており、その各組の配置間隔は、シャ
フト314に取り付けられる複数の3次元カムロブ34
2〜348の配置に対応している。
【0134】2組のカムロブ位置決め治具360,36
1,362,363は、図28に示すごとく、各組毎に
相手側に向いている側面に縦方向の溝360a,361
a,362a,363aを有している。この溝360a
〜363aは、各組毎に密着すると、中央部に3次元カ
ムロブの342,344の最大リフト側のプロフィール
(すなわち、実施の形態2,3で用いた3次元カムロブ
111の平行部112のプロフィール)と同じ形状のカ
ムロブ配置穴368,370が形成される。
【0135】もう2組のカムロブ位置決め治具364,
365,366,367は、図29に示すごとく、各組
毎に相手側に向いている側面に縦方向の溝364a,3
65a,366a,367aを有している。この溝36
4a〜367aも、各組毎に密着すると、中央部に3次
元カムロブ346,348の最大リフト側のプロフィー
ルと同じ形状のカムロブ配置穴372,374が形成さ
れる。ただし、このカムロブ配置穴372,374は、
上述した2組のカムロブ位置決め治具360,361,
362,363のカムロブ配置穴368,370と異な
り、3次元カムロブを90゜位相が異なる状態に配置す
る形状となっている。
【0136】上述したカムロブ配置穴368,370,
372,374は、焼き嵌め時に3次元カムロブ342
〜348が収納されて3次元カムロブ342〜348の
回転位相の位置決めを行う。
【0137】また、3次元カムシャフト製造装置310
の基台350からは、上記8本の治具用支持アーム35
2〜359に沿うように、2本1組の基準板用支持アー
ム375,376,377,378,379,380,
381,382が4組水平に突出し、それら基準板用支
持アーム375〜382の先端には2枚1組の基準板3
83,384,385,386,387,388,38
9,390が取り付けられている。この基準板383〜
390は、カムロブ位置決め治具360〜367毎に下
面側に密着し、それらの各載置面383s,384s,
385s,386s,387s,388s,389s,
390sは、カムロブ位置決め治具360〜367のカ
ムロブ配置穴368〜374に配置される3次元カムロ
ブ342〜348の上下方向の位置を決定する基準面と
なる。また、2枚1組の基準板383〜390の各組の
接触面には半円筒形の溝383a,384a,385
a,386a,387a,388a,389a,390
aが垂直に設けられており、各2つの溝383a〜39
0aが組み合わされて、4つのシャフト貫通孔392,
394,396,398を構成している。
【0138】これら治具用支持アーム352〜359、
カムロブ位置決め治具360〜367、基準板用支持ア
ーム375〜382および基準板383〜390が位置
決め手段に相当する。
【0139】図27に示すごとく、基台350に取り付
けられている治具用支持アーム352〜359の基端部
には、断熱体400,402,404,406が設けら
れ、カムロブ位置決め治具360〜367側から熱が基
台350に伝達するのを防止している。また同様に、基
準板用支持アーム375〜382の基端部にも断熱体4
08,410,412,414が設けられ、基準板38
3〜390側から熱が基台350に伝達するのを防止し
ている。これら断熱体400〜414は、基台350が
焼き嵌め時の熱により膨張することを防止して、特に基
準板用支持アーム375〜382の各組間の間隔精度の
低下を防止して、3次元カムロブ342〜348の取り
付け位置精度に影響を及ぼさないようにするためであ
る。
【0140】また、基台350に取り付けられている治
具用支持アーム352〜359および基準板用支持アー
ム375〜382の基端部には、それぞれ揺動機構41
6,418,420,422,424,426,42
8,430が設けられている。この揺動機構416〜4
30は、図28および図29に一点鎖線の矢印E,Fで
示すごとく水平方向のみに治具用支持アーム352〜3
59および基準板用支持アーム375〜382を開くよ
うに揺動することができる。この揺動機構416〜43
0は、油圧機構、モータあるいは電磁ソレノイド等のア
クチュエータにより構成され、数値制御装置からの指示
により駆動される。
【0141】なお、この揺動機構416〜430の内
で、基準板用支持アーム375〜382の基端部に設け
られた揺動機構424,426,428,430が冷却
手段に相当する。この揺動機構424〜430は、基準
板用支持アーム375〜382を開いて、基準板383
〜390をカムロブ位置決め治具360〜367の下か
ら待避することができる。
【0142】また、基準板383〜390には、それぞ
れヒータ383b,384b,385b,386b,3
87b,388b,389b,390b(なお、ヒータ
384b,386b,388b,390bは図示してい
ない)および温度センサ383c,384c,385
c,386c,387c,388c,389c,390
c(なお、温度センサ384c,386c,388c,
390cは図示していない)が内蔵されている。温度維
持回路440は、これらのヒータ383b〜390bと
温度センサ383c〜390cとにより基準板383〜
390を必要な温度に加熱できる。これら基準板383
〜390、ヒータ383b〜390b、温度センサ38
3c〜390cおよび温度維持回路440が温度調整手
段に相当する。
【0143】このように構成された3次元カムシャフト
製造装置310を用いた3次元カムシャフトの製造手順
について、図30〜図33に基づいて説明する。最初
に、シャフト314を実施の形態2,3の場合と同様に
チャック(図示していない)に取り付ける。数値制御装
置は、予め、温度維持回路440に指示することによ
り、基準板383〜390上に3次元カムロブ342〜
348がそれぞれ載置された場合に、その3次元カムロ
ブ342〜348の温度を焼き嵌め温度に維持できるよ
うに、温度センサ383c〜390cの検出温度に基づ
いてヒータ383b〜390bの発熱量を調整して、す
べての基準板383〜390を焼き嵌め温度あるいは焼
き嵌め温度よりも少し高い温度に加熱させている。
【0144】また、揺動機構416〜430について
は、数値制御装置の指示により、図28,図29に示す
ごとく閉じられていて、カムロブ配置穴368〜374
に3次元カムロブ342〜348を挿入した場合には、
カムロブ配置穴368〜374に3次元カムロブ342
〜348が嵌り込んで回転位相を決定するとともに、基
準板383〜390の載置面383s〜390sに3次
元カムロブ342〜348の底面342a,344a,
346a,348aが当接して上下方向の位置決めがな
される。
【0145】なお、カムロブ配置穴368〜374に挿
入される前の3次元カムロブ342〜348について
は、温度調整工程として、これらの3次元カムロブ34
2〜348のすべてを図示しない電気炉や高周波加熱炉
等の加熱炉内で焼き嵌め温度に加熱する。
【0146】そして、位置決め工程として、この加熱し
た3次元カムロブ342〜348を、図30に示される
態様で、カムロブ配置穴368〜374内に挿入する。
このことで、上述したごとく、各3次元カムロブ342
〜348の位置決めがなされ、各3次元カムロブ342
〜348のシャフト嵌入孔342b,344b,346
b,348bは軸を同一にして一列に配列される。この
とき、3次元カムロブ342〜348は基準板383〜
390の載置面383s〜390sに密着するので、3
次元カムロブ342〜348の温度を焼き嵌め温度に維
持するように加熱されている基準板383〜390によ
り十分に熱伝達がなされ、焼き嵌め温度に加熱した3次
元カムロブ342〜348をカムロブ配置穴368〜3
74内に挿入しても、3次元カムロブ342〜348は
冷却されることはなく、すべての3次元カムロブ342
〜348は好適な焼き嵌め温度に維持される。
【0147】上述のごとく4つの3次元カムロブ342
〜348の位置決めが終了した後、嵌入工程として、数
値制御装置によりチャック共々シャフト314を垂直下
方に移動させ、図31に示すごとく、シャフト314
を、各3次元カムロブ342〜348のシャフト嵌入孔
342b〜348b内に順次挿通させる。このとき、シ
ャフト嵌入孔342b〜348bの径は上述のように熱
膨張により拡大されているため、シャフト314の挿入
は滑らかに行われ、シャフト314は3次元カムロブ3
42〜348の組み付け位置となる深さまで正確に挿入
される。
【0148】このシャフト314の挿入により、3次元
カムロブ342〜348が冷却され、シャフト嵌入孔3
42b〜348bの径は小さくなって、シャフト314
をグリップする。
【0149】更に、この後、冷却工程として、数値制御
装置の指示により、図32に示すごとく、基準板側の揺
動機構424〜430を駆動して、2本1組の基準板用
支持アーム375〜382の各組を同時に開く。このこ
とにより、基準板383〜390は3次元カムロブ34
2〜348の底面342a〜348aおよびカムロブ位
置決め治具360〜367の底面から離れる。このた
め、ヒータ383b〜390bの熱は3次元カムロブ3
42〜348およびカムロブ位置決め治具360〜36
7には伝達されなくなり、3次元カムロブ342〜34
8は、カムロブ位置決め治具360〜367とともに急
速に冷却される。このことにより、シャフト314に対
する焼き嵌めが完全なものとなる。
【0150】次に、図33に示すごとく、数値制御装置
の指示により、カムロブ位置決め治具用の揺動機構41
6〜422を駆動して、2本1組の治具用支持アーム3
52〜359の各組を開く。このことにより、カムロブ
位置決め治具360〜367は3次元カムロブ342〜
348の拘束を解くので、数値制御装置によりシャフト
314をチャックに固定したまま垂直上方に移動させ
る。3次元カムロブ342〜348はシャフト314に
締結されているため、シャフト314と一体となって移
動する。こうして、3次元カムシャフト450が完成す
る。
【0151】以上により、一度の嵌入作業により、すべ
ての3次元カムロブ342〜348をシャフト314に
組み付ける作業が終了する。その後は、新たな複数の3
次元カムロブを上述したごとくと同様に焼き嵌め温度に
加熱し、新たなシャフトを用いて、図30〜図33に示
したごとくの作業を繰り返せば、新たな3次元カムシャ
フトを完成することができる。
【0152】以上説明した本実施の形態によれば、前述
した実施の形態2の効果に加えて、以下の効果が得られ
る。すなわち、シャフト314が嵌入された3次元カム
ロブ342〜348と基準板383〜390とを、揺動
機構424〜430を駆動して基準板用支持アーム37
5〜382を開くことにより、分離している。この分離
により、基準板383〜390からの熱量を受けること
がなくなるとともに、3次元カムロブ342〜348の
周囲に空気が流れ込んで急速に3次元カムロブ342〜
348が冷却されて、強固に一体化された3次元カムシ
ャフト450を迅速に製造することができる。
【0153】更に、位置決め工程でも温度維持回路44
0により焼き嵌め温度に3次元カムロブ342〜348
の温度を維持しておけるので、3次元カムロブ342〜
348の温度管理が容易なり、従来のように位置決め工
程で3次元カムロブ342〜348の冷却速度を気にし
なくてもよくなることから、上述したごとく、一度の嵌
入工程にて、すべての3次元カムロブ342〜348を
同一の嵌入条件にてシャフト314に焼き嵌めすること
ができる。したがって、作業効率が高くなり、3次元カ
ムシャフトの製造コストの低減に大きく貢献できる。
【0154】更に、このように一度に複数の3次元カム
ロブ342〜348をシャフト314に焼き嵌めする場
合、3次元カムロブ342〜348の位置決め順や位置
決め位置に関わらず、温度維持回路440によりすべて
の3次元カムロブ342〜348の温度を同じ焼き嵌め
温度に維持しておけることから、次の効果が生じる。す
なわち、嵌入時に3次元カムロブ342〜348から熱
を受けてシャフト314が昇温するが、この昇温による
シャフト314の熱膨張は、すべての3次元カムロブ3
42〜348との嵌入位置にて同じ温度の影響を受け
て、常に同じ熱膨張となる。したがって、予め熱膨張を
考慮して基準板383〜390の上下位置を精密に設定
することができ、一度の嵌入にて製造するにも関わら
ず、軸方向の3次元カムロブ342〜348の取り付け
位置精度は極めて高いものとなる。
【0155】しかも、複数の3次元カムロブ342〜3
48を同時にシャフト314に取り付けることができる
ので、3次元カムロブ342〜348の回転方向での取
り付け精度も向上する。
【0156】特に、本実施の形態においては、軸方向の
3次元カムロブ342〜348の取り付け位置精度が高
い3次元カムシャフトを製造することができる。このこ
とから、特に、3次元カムの軸方向の位置調節によるリ
フト量の調節も高精度を実現することができる。
【0157】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態3では、可動ピン230a,232a
の突出により3次元カムロブ111の下端面111fを
基準板220の載置面220sから離すと同時に、数値
制御装置から温度維持回路220dに嵌入終了信号を出
力することにより温度維持回路220dからヒータ22
0a,220bへの電流を遮断するようにしてもよい。
このようにすることにより、3次元カムロブ111の冷
却が一層促進される。
【0158】・同様に前記実施の形態4の冷却工程の最
初にヒータ383b〜390bの発熱を停止してもよ
い。このようにすることにより、3次元カムロブ342
〜348の冷却が一層促進される。
【0159】・前記各実施の形態では、3次元カムロブ
を用いたが、軸方向にプロフィールの変化しない通常の
カムロブを用いてもよい。 ・前記実施の形態2〜4の温度調整手段に、冷却機能を
設けて、焼き嵌め温度より高温に加熱された3次元カム
ロブが配置された場合に、迅速に焼き嵌め温度に冷却す
るようにしてもよい。
【0160】・前記実施の形態2〜4の温度調整手段
に、3次元カムロブを常温から焼き嵌め温度に昇温する
役目(すなわち、温度調整工程の処理も行わせる)と焼
き嵌め温度に維持する役目との両方の役目を果たさせて
もよい。すなわち、請求項6,9のごとくに処理しても
よい。
【0161】・前記各実施の形態において、各構成の移
動や位置制御は数値制御により行われていたが、数値制
御に限られることなく任意である。例えば、リッミトス
イッチ等を用いる位置制御であれ、十分な精度が確保さ
れるものであればよい。
【0162】・前記各実施の形態では、3次元カムロブ
側を固定しておき、シャフト側を数値制御により移動さ
せて組付けを行っていた。これをシャフト側を固定さ
せ、3次元カムロブ側をカムロブ位置決め治具や基準板
等と共に、数値制御によって移動させるように変更して
もよい。また、それら両方を数値制御によって移動させ
るように変更してもよい。
【0163】・前記実施の形態4にて、更に基台350
内に冷却水を通して、基台350の温度を安定させる構
成としてもよい。このことにより、3次元カムロブ34
2〜348の組み付け精度を一層高めることができる。
【0164】・前記各実施の形態にては、数値制御装置
にて各種機構・手段を制御したが、各種機構・手段を手
動にて作動させることによって、各実施の形態の製造方
法を実行してもよい。
【0165】
【発明の効果】請求項1に記載のカムシャフト製造方法
は、まず、加熱工程として、カムロブの外周面を焼き入
れ温度に加熱すると共にカムロブのシャフト嵌入孔の内
周面を焼き嵌め温度に加熱する。焼き嵌め温度は焼き入
れ温度よりも低いので、例えば、カムロブの外周面から
昇温できる方法で加熱して外周面を焼き入れ温度に持っ
て行けば、外周面から内周面への熱伝導により自ずとカ
ムロブの内部に存在するシャフト嵌入孔の内周面の温度
を焼き嵌め温度に調整することができる。
【0166】この状態で嵌入工程を行って、焼き嵌め温
度に加熱されたシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入する
と、シャフトがカムロブの熱をシャフト嵌入孔の内周面
側から吸収して、カムロブの温度が急速に低下すると共
にシャフトの温度が上昇する。このことにより、カムロ
ブとシャフトとは焼き嵌めされて一体化される。更にカ
ムロブの外周面も熱伝導によりシャフト嵌入孔側から急
速に熱を奪われて焼き入れ温度から急速に温度が低下す
る。このことで、カムロブの外周面に焼き入れがなされ
る。
【0167】上述した工程により、焼き嵌めと焼き入れ
とが同時に実行されることとなるので、予めカムロブの
外周面を焼き入れしておく必要がない。このため、焼き
嵌め時に焼き戻しが生じる問題もなくなる。
【0168】また、このように焼き嵌めと焼き入れとが
同時に行われるので、工程が少なくて済み製造効率が高
くなるという副次的な効果を生じる。更に、焼き入れと
焼き嵌めとで加熱を別々に行う必要がなく、加熱が一度
で済むので、省エネルギー効果も高く、空気中に放出す
る熱エネルギーも少ないので、地球環境上も好ましい。
【0169】請求項2に示したごとく、焼き嵌め温度と
して、焼き入れ温度未満の温度であることとした場合、
次のような効果がある。すなわち、焼き嵌め温度を焼き
入れ温度と同等の温度にしても、カムロブ外周面の焼き
入れとカムロブ内周面での焼き嵌めとは共に可能である
が、焼き嵌め温度と焼き入れ温度とが同等であると、焼
き嵌め時のシャフトの嵌入あるいはその後の冷却による
温度低下速度がカムロブ外周面側にて鈍くなる。このた
め、カムロブ外周面の焼き入れが甘くなるおそれがあ
る。このことから、焼き嵌め温度は、焼き入れ温度未満
の温度であることが焼き入れが甘くなるのを防止する上
で好ましい。更に、焼き嵌め温度は、焼き嵌めが可能な
温度範囲内にあっても、焼き入れ温度よりも十分に低温
側に離れた範囲に設定した方が、上述した理由によりカ
ムロブ外周面の焼き入れのためには好ましい。
【0170】請求項3に示したごとく、加熱工程とし
て、例えば、カムロブの外周面側から加熱することによ
りカムロブの外周面を焼き入れ温度に加熱すると共にカ
ムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度に加熱
することとした場合、次のような効果がある。
【0171】すなわち、カムロブの外周面から加熱する
ことで、外周面を焼き入れ温度に昇温させた時点で、シ
ャフト嵌入孔の内周面を焼き入れ温度より低温とするこ
とができる。そして、焼き嵌め温度は焼き入れ温度より
も低い温度範囲も含むことから、加熱によるカムロブの
外周面の昇温速度を調整することにより、カムロブの外
周面が焼き入れ温度に達したと同時に、シャフト嵌入孔
の内周面の温度を焼き嵌め温度に到達させることができ
る。このように外周面から適切な昇温速度で加熱するこ
とで、容易にカムロブの外周面を焼き入れ温度に、カム
ロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度にするこ
とができる。
【0172】請求項4に示したごとく、前記加熱として
は、例えば、誘導加熱によりなされることにより、カム
ロブの外周面からの加熱を実現した場合には、次のよう
な効果がある。例えば、誘導加熱の1つとして高周波加
熱を行えば、高周波の周波数、加熱電力、加熱時間を調
整することで、カムロブの外周面を焼き入れ温度にし、
同時にカムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温
度にすることができる。
【0173】請求項5に記載のカムシャフト製造方法で
は、嵌入工程の前に、温度調整工程にて温度調整された
カムロブを、温度調整手段により焼き嵌め温度を維持し
た状態で位置決めする位置決め工程が実行される。この
位置決め工程において、もし温度調整手段にて焼き嵌め
温度が維持されていなければ、すなわち、従来のように
焼き嵌めが行われるとしたら、直前で行われる温度調整
工程では、カムロブの位置決め工程での冷却を考慮し
て、焼き嵌め温度よりもかなり高温に加熱しておく必要
がある。このように焼き嵌め温度より高温にすると、焼
き戻しが生じてカムロブの外周面の硬度が低下してしま
う。しかし、本カムシャフト製造方法では、位置決め工
程でも温度調整手段により焼き嵌め温度にカムロブの温
度を維持しておけるので、位置決め工程の直前での温度
調整工程では、ほぼ焼き嵌め温度に加熱するのみでよ
く、余分な昇温は不要である。したがって、カムロブの
外周面が焼き戻されることはなく、焼き入れに悪影響を
及ぼすことはない。
【0174】また、このように、位置決め工程で温度調
整手段により焼き嵌め温度にカムロブの温度を維持して
おけるので、カムロブの温度管理が容易であり、位置決
め工程でのカムロブの冷却速度を気にしなくてもよくな
り、嵌入工程の実行タイミングに余裕ができ、安定した
作業により歩留まりが向上するという副次的な効果を生
じる。更に、温度調整工程では、カムロブを加熱するた
めの加熱炉等を従来よりも低温にしておくことができ、
温度調整手段にてエネルギーを消費することを加味して
も、トータルの消費エネルギーは少なくて済む。したが
って、省エネルギー効果も高く、空気中に放出する熱エ
ネルギーも少ないので、地球環境上も好ましい。
【0175】請求項6に記載のカムシャフト製造方法
は、位置決め工程の後にカムロブを焼き嵌め温度まで昇
温させている。そして、その後、位置決めされているカ
ムロブは焼き嵌め温度に維持されている。したがって、
請求項5で述べたと同様の作用効果を生じる。
【0176】請求項7に示したごとく、前記冷却工程と
して、嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが嵌入さ
れたカムロブと温度調整手段とを分離する工程を行うこ
ととすれば、温度調整手段からの熱量を受けることがな
くなるとともに、カムロブの周囲に空気が流れ込んで急
速にカムロブとシャフトとが冷却されて、強固に一体化
されたカムシャフトを迅速に製造することができる。
【0177】請求項8に記載のカムシャフト製造方法
は、請求項5,6,7の構成に対して、複数のカムロブ
を1本のシャフトに同時に嵌入する点が異なる。したが
って、請求項5,6,7に述べた効果と共に、次の効果
を生じる。
【0178】すなわち、従来のごとく、温度調整手段を
用いない状況では、複数のカムロブを一列に配置して、
そのシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入させる場合には、
それぞれのカムロブの冷却状態は、カムロブの位置決め
順や位置決め位置によって異なる。このため、すべての
カムロブにシャフトを同時に嵌入したとしても、カムロ
ブ毎に温度条件が異なってしまう。すなわち、嵌入され
たカムロブ毎にその温度が異なることにより、カムロブ
から受ける熱量もシャフトの位置に応じて異なることに
なる。そのため位置によりシャフトの熱膨張に差異が生
じて、軸方向のカムロブの取り付け位置精度が低下する
おそれがある。しかし、本カムシャフト製造方法は、温
度調整手段を用いているので、シャフトの嵌入時におい
て、カムロブの温度はカムロブの位置決め順や位置決め
位置にかかわらず、焼き嵌め温度として同じレベルに維
持されている。このため、シャフトの熱膨張は位置によ
り差がなく、軸方向のカムロブの取り付け位置精度が低
下することはない。
【0179】また、複数のカムロブを同時にシャフトに
取り付けることができるので、生産性が向上して低コス
トを実現できると共に、カムロブ間の相対的位置も精度
よく設定されることから、カムロブの回転方向での取り
付け精度も向上する。
【0180】請求項9に記載のカムシャフト製造方法
は、位置決め工程の後に、すべてのカムロブを焼き嵌め
温度まで昇温させている。そして、その後、位置決めさ
れているカムロブはすべて焼き嵌め温度に維持されてい
る。したがって、請求項8で述べたと同様の作用効果を
生じる。
【0181】請求項10に示したごとく、カムロブとし
て3次元カムロブを用いれば、特に請求項8,9のごと
くに一度で複数のカムロブを焼き嵌めする場合は、前述
した理由により軸方向のカムロブの取り付け位置精度が
高い3次元カムシャフトを製造することができる。この
ことから、特に、3次元カムの軸方向の位置調節による
リフト量の調節も高精度を実現することができる。
【0182】請求項11に記載のカムロブ位置決め治具
は、前述したカムシャフト製造方法の位置決め工程で用
いられることにより、温度調整工程にて温度調整された
カムロブを、温度調整手段により焼き嵌め温度を維持し
た状態で位置決めすることができ、上述した効果を生じ
させることができる。
【0183】なお、請求項12に示したごとくカムシャ
フト製造装置を構成することにより、請求項1のカムシ
ャフト製造方法を実現する装置として用いることができ
る。また、請求項13に示したごとくカムシャフト製造
装置を構成することにより、請求項2のカムシャフト製
造方法を実現する装置として用いることができる。ま
た、請求項14に示したごとくカムシャフト製造装置を
構成することにより、請求項3のカムシャフト製造方法
を実現する装置として用いることができる。また、請求
項15に示したごとくカムシャフト製造装置を構成する
ことにより、請求項4のカムシャフト製造方法を実現す
る装置として用いることができる。また、請求項16に
示したごとくカムシャフト製造装置を構成することによ
り、請求項5,6のカムシャフト製造方法を実現する装
置として用いることができる。また、請求項17に示し
たごとくカムシャフト製造装置を構成することにより、
請求項7のカムシャフト製造方法を実現する装置として
用いることができる。また、請求項18に示したごとく
カムシャフト製造装置を構成することにより、請求項
8,9のカムシャフト製造方法を実現する装置として用
いることができる。また、請求項19に示したごとくカ
ムシャフト製造装置を構成することにより、請求項10
のカムシャフト製造方法を実現する装置として用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における3次元カムシャフトの
製造に用いられる3次元カムロブの平面図。
【図2】 同3次元カムロブの底面図。
【図3】 同3次元カムロブの縦断面図。
【図4】 実施の形態1における3次元カムシャフトの
部分斜視図。
【図5】 図4の3次元カムシャフトの上下を反転させ
た3次元カムシャフトの部分斜視図。
【図6】 実施の形態1における3次元カムシャフト製
造装置を示す縦断面図。
【図7】 実施の形態1の加熱工程にてなされる3次元
カムロブの温度分布説明図。
【図8】 実施の形態1における3次元カムシャフトの
製造手順を表す説明図。
【図9】 実施の形態1における3次元カムシャフトの
製造手順を表す説明図。
【図10】 実施の形態1における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図11】 実施の形態1における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図12】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の製造に用いられる3次元カムロブ構造の説明図。
【図13】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の部分斜視図。
【図14】 実施の形態2におけるカムロブ位置決め治
具の構造を示す説明図。
【図15】 実施の形態2における3次元カムシャフト
製造装置を示す縦断面図。
【図16】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図17】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図18】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図19】 実施の形態2における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図20】 実施の形態3における基準板の縦断面図。
【図21】 実施の形態3における基準板の縦断面図。
【図22】 実施の形態3における3次元カムシャフト
製造装置を示す縦断面図。
【図23】 実施の形態3における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図24】 実施の形態3における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図25】 実施の形態3における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図26】 実施の形態3における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図27】 実施の形態4における3次元カムシャフト
製造装置の構成説明図。
【図28】 実施の形態4におけるカムロブ位置決め治
具および基準板の構成を示す部分斜視図。
【図29】 実施の形態4におけるカムロブ位置決め治
具および基準板の構成を示す部分斜視図。
【図30】 実施の形態4における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図31】 実施の形態4における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図32】 実施の形態4における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【図33】 実施の形態4における3次元カムシャフト
の製造手順を表す説明図。
【符号の説明】
10…3次元カムシャフト製造装置、11,11’…3
次元カムロブ、11a…カムノーズ、11b,11b’
…外周面、11c…内周面、12,12’…シャフト嵌
入孔、13,13’…挿通孔、14,15…突起14,
15、14…突起、16…シャフト、17…嵌入穴、1
8…ピン、19…チャック、20…治具基盤20、20
a…基準板、21…貫通孔、22…センタピン、23…
スプリング、24…位相決めピン、25…クランパ、2
6…高周波コイル、27…温度センサ、28…温度制御
装置、29…高周波電源、109…3次元カムシャフト
製造装置、110…3次元カムシャフト、111,11
1’…3次元カムロブ、111a…上端面、111b…
中間位置、111c…下端面、111d…ノーズ、11
1e…外周面、111f…下端面、112…平行部、1
13…シャフト嵌入孔、114…シャフト、115,1
16…治具、117,118…V字溝、119…基盤、
120…基準板、120a,120b…ヒータ、120
c…温度センサ、120d…温度維持回路、121…
孔、122…クランパ、123…チャック、124…ピ
ン、126…挿入穴、202…3次元カムシャフト製造
装置、220…基準板、220a,220b…ヒータ、
220c…温度センサ、220d…温度維持回路、22
0s…載置面、220t,220u…ピン収容孔、23
0,232…カムロブ持ち上げ機構、230a,232
a…可動ピン、230b,232b…第1油圧室、23
0c,232c…第2油圧室、230d,232d…摺
動端部、234…油圧源、236…油圧回路、310…
3次元カムシャフト製造装置、314…シャフト、34
2,344,346,348…カムロブ、342a,3
44a,346a,348a…底面、342b,344
b,346b,348b…シャフト嵌入孔、350…基
台、352,353,354,355,356,35
7,358,359…治具用支持アーム、360,36
1,362,363,364,365,366,367
…カムロブ位置決め治具、360a,361a,362
a,363a,364a,365a,366a,367
a…溝、368,370,372,374…カムロブ配
置穴、375,376,377,378,379,38
0,381,382…基準板用支持アーム、383,3
84,385,386,387,388,389,39
0…基準板、383a,384a,385a,386
a,387a,388a,389a,390a…溝、3
83b,384b,385b,386b,387b,3
88b,389b,390b…ヒータ、383c,38
4c,385c,386c,387c,388c,38
9c,390c…温度センサ、383s,384s,3
85s,386s,387s,388s,389s,3
90s…載置面、384b,386b,388b,39
0b…ヒータ、392,394,396,398…シャ
フト貫通孔、400,402,404,406,40
8,410,412,414…断熱体、416,41
8,420,422,424,426,428,430
…揺動機構、440…温度維持回路、450…3次元カ
ムシャフト。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムロブのシャフト嵌入孔にシャフトを
    焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造する方法
    であって、 カムロブの外周面を焼き入れ温度に加熱すると共に、前
    記カムロブのシャフト嵌入孔の内周面を焼き嵌め温度に
    加熱する加熱工程と、 前記加熱工程にて加熱された前記カムロブのシャフト嵌
    入孔に、シャフトを嵌入する嵌入工程と、 を行うことを特徴とするカムシャフト製造方法。
  2. 【請求項2】 前記焼き嵌め温度は、前記焼き入れ温度
    未満の温度であることを特徴とする請求項1記載のカム
    シャフト製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱工程は、前記カムロブの外周面
    側から加熱することによりなされることを特徴とする請
    求項1または2記載のカムシャフト製造方法。
  4. 【請求項4】 加熱は、誘導加熱によりなされることを
    特徴とする請求項3記載のカムシャフト製造方法。
  5. 【請求項5】 外周面が焼き入れされたカムロブのシャ
    フト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカム
    シャフトを製造する方法であって、 カムロブをほぼ焼き嵌め温度に温度調整する温度調整工
    程と、 前記温度調整工程にて温度調整された前記カムロブを、
    温度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状態で位置
    決めする位置決め工程と、 前記位置決め工程にて位置決めされている前記カムロブ
    のシャフト嵌入孔に、シャフトを嵌入する嵌入工程と、 前記嵌入工程にて一体にされた前記カムロブおよび前記
    シャフトを冷却する冷却工程と、 を行うことを特徴とするカムシャフト製造方法。
  6. 【請求項6】 外周面が焼き入れされたカムロブのシャ
    フト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカム
    シャフトを製造する方法であって、 カムロブを位置決めする位置決め工程と、 前記位置決め工程にて位置決めされている前記カムロブ
    を、温度調整手段により焼き嵌め温度に温度調整する温
    度調整工程と、 前記温度調整工程にて焼き嵌め温度に温度調整されてい
    る前記カムロブのシャフト嵌入孔に、シャフトを嵌入す
    る嵌入工程と、 前記嵌入工程にて一体にされた前記カムロブおよび前記
    シャフトを冷却する冷却工程と、 を行うことを特徴とするカムシャフト製造方法。
  7. 【請求項7】 前記冷却工程は、前記嵌入工程にてシャ
    フト嵌入孔にシャフトが嵌入された前記カムロブと前記
    温度調整手段とを分離することにより行われることを特
    徴とする請求項5または6記載のカムシャフト製造方
    法。
  8. 【請求項8】 外周面が焼き入れされた複数のカムロブ
    の各シャフト嵌入孔に1本のシャフトを焼き嵌めにより
    組み付けてカムシャフトを製造する方法であって、 各カムロブをほぼ焼き嵌め温度に温度調整する温度調整
    工程と、 前記温度調整工程にて温度調整された前記カムロブのす
    べてを、温度調整手段により焼き嵌め温度を維持した状
    態で一列に位置決めする位置決め工程と、 前記位置決め工程にて位置決めされている前記すべての
    カムロブのシャフト嵌入孔に、同時に、1本のシャフト
    を嵌入する嵌入工程と、 前記嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが嵌入され
    た前記すべてのカムロブと前記温度調整手段とを同時に
    分離する冷却工程と、 を行うことを特徴とするカムシャフト製造方法。
  9. 【請求項9】 外周面が焼き入れされた複数のカムロブ
    の各シャフト嵌入孔に1本のシャフトを焼き嵌めにより
    組み付けてカムシャフトを製造する方法であって、 すべてのカムロブを一列に位置決めする位置決め工程
    と、 前記位置決め工程にて位置決めされている前記カムロブ
    のすべてを、温度調整手段により焼き嵌め温度に温度調
    整する温度調整工程と、 前記温度調整工程にて焼き嵌め温度に温度調整されてい
    る前記すべてのカムロブのシャフト嵌入孔に、同時に、
    1本のシャフトを嵌入する嵌入工程と、 前記嵌入工程にてシャフト嵌入孔にシャフトが嵌入され
    た前記すべてのカムロブと前記温度調整手段とを同時に
    分離する冷却工程と、 を行うことを特徴とするカムシャフト製造方法。
  10. 【請求項10】 前記カムロブは、3次元カムロブであ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載のカム
    シャフト製造方法。
  11. 【請求項11】 カムロブのシャフト嵌入孔にシャフト
    を焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造する際
    に、前記カムロブをシャフト嵌入位置に位置決めする位
    置決め装置であって、 前記シャフト嵌入位置に位置決めされたカムロブの温度
    を焼き嵌め温度に維持する温度調整手段を備えたことを
    特徴とするカムロブ位置決め装置。
  12. 【請求項12】 カムロブのシャフト嵌入孔にシャフト
    を焼き嵌めにより組み付けてカムシャフトを製造する装
    置であって、 カムロブをシャフト嵌入位置に位置決めする位置決め手
    段と、 前記位置決め手段にて位置決めされている前記カムロブ
    を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段による加熱処理を、前記カムロブの外周面
    を焼き入れ温度とし、前記カムロブのシャフト嵌入孔の
    内周面を焼き嵌め温度となるように制御する加熱制御手
    段と、 前記位置決め手段にて位置決めされ、前記加熱制御手段
    により制御された前記加熱手段にて加熱された前記カム
    ロブのシャフト嵌入孔にシャフトを嵌入させるシャフト
    嵌入手段と、 を備えたことを特徴とするカムシャフト製造装置。
  13. 【請求項13】 前記焼き嵌め温度は、前記焼き入れ温
    度未満の温度であることを特徴とする請求項12記載の
    カムシャフト製造装置。
  14. 【請求項14】 前記加熱手段は、前記カムロブの外周
    面側から加熱することを特徴とする請求項12または1
    3記載のカムシャフト製造装置。
  15. 【請求項15】 前記加熱手段は、誘導加熱装置である
    ことを特徴とする請求項14記載のカムシャフト製造装
    置。
  16. 【請求項16】 外周面が焼き入れされたカムロブのシ
    ャフト嵌入孔にシャフトを焼き嵌めにより組み付けてカ
    ムシャフトを製造する装置であって、 カムロブをシャフト嵌入位置に位置決めする位置決め手
    段と、 前記位置決め手段にてシャフト嵌入位置に位置決めされ
    たカムロブの温度を焼き嵌め温度に維持する温度調整手
    段と、 前記位置決め工程にて位置決めされ、前記温度調整手段
    にて焼き嵌め温度に維持されている前記カムロブのシャ
    フト嵌入孔に、シャフトを嵌入させるシャフト嵌入手段
    と、 を備えたことを特徴とするカムシャフト製造装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のカムシャフト製造装
    置の構成に対して、 前記シャフト嵌入手段にてシャフト嵌入孔にシャフトが
    嵌入された前記カムロブと前記温度調整手段とを分離す
    る冷却手段を加えたことを特徴とするカムシャフト製造
    装置。
  18. 【請求項18】 外周面が焼き入れされた複数のカムロ
    ブの各シャフト嵌入孔に1本のシャフトを焼き嵌めによ
    り組み付けてカムシャフトを製造する装置であって、 すべてのカムロブをシャフト嵌入位置に一列に位置決め
    する位置決め手段と、 前記位置決め手段にてシャフト嵌入位置に位置決めされ
    たすべてのカムロブの温度を焼き嵌め温度に維持する温
    度調整手段と、 前記位置決め工程にて位置決めされ、前記温度調整手段
    にて焼き嵌め温度に維持されている前記すべてのカムロ
    ブのシャフト嵌入孔に、同時に、1本のシャフトを嵌入
    させるシャフト嵌入手段と、 前記シャフト嵌入手段にてシャフト嵌入孔にシャフトが
    嵌入された前記すべてのカムロブと前記温度調整手段と
    を同時に分離する冷却手段と、 を備えたことを特徴とするカムシャフト製造装置。
  19. 【請求項19】 前記カムロブは、3次元カムロブであ
    ることを特徴とする請求項12〜18のいずれか記載の
    カムシャフト製造装置。
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