JPH11210568A - エバポガスパージシステムの異常診断装置 - Google Patents
エバポガスパージシステムの異常診断装置Info
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- JPH11210568A JPH11210568A JP10012171A JP1217198A JPH11210568A JP H11210568 A JPH11210568 A JP H11210568A JP 10012171 A JP10012171 A JP 10012171A JP 1217198 A JP1217198 A JP 1217198A JP H11210568 A JPH11210568 A JP H11210568A
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Abstract
う。 【解決手段】 エバポガスパージ系の異常診断を行う前
に、キャニスタ閉塞弁を全閉し、パージ制御弁を開放し
て、エバポガスパージ系内に吸気管負圧を導入し、燃料
タンク内圧PTを所定の負圧(例えば−5mmHg)ま
で低下させることで、燃料タンク17内のエバポガスを
放出して燃料タンク17内のエバポガス成分の分圧を飽
和蒸気圧に対して十分に低下させる。この後、キャニス
タ閉塞弁を全開して燃料タンク内圧PTを大気圧に戻
し、エバポガスパージ系を密閉して、大気圧からの圧力
変化量ΔP1 を検出する。この後、エバポガスパージ系
内に吸気管負圧を導入して燃料タンク内圧PTを所定の
負圧(例えば−15mmHg)まで低下させ、負圧から
の圧力変化量ΔP2 を検出する。これら2回の圧力変化
量ΔP1 ,ΔP2 を比較して、エバポガスパージ系のリ
ークの有無を診断する。
Description
料が蒸発して生じたエバポガス(燃料蒸発ガス)を内燃
機関の吸気管にパージ(放出)するエバポガスパージシ
ステムの異常の有無を診断するエバポガスパージシステ
ムの異常診断装置に関するものである。
おいては、燃料タンク内から発生するエバポガスが大気
中に漏れ出すことを防止するため、燃料タンク内のエバ
ポガス通路を通してキャニスタ内に吸着すると共に、こ
のキャニスタ内に吸着されているエバポガスを内燃機関
の吸気管へパージするパージ通路の途中にパージ制御弁
を設け、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁の開
閉を制御することによって、キャニスタから吸気管へパ
ージするエバポガスのパージ流量を制御するようになっ
ている。このエバポガスパージシステムから大気中にエ
バポガスが漏れる異常が長期間放置されるのを防止する
ために、エバポガスの漏れを早期に検出する必要があ
る。
示すように、燃料タンク内からパージ制御弁までのエバ
ポガスパージ系内の圧力を検出する圧力センサを設け、
エバポガスパージ系内に大気圧を導入してエバポガスパ
ージ系を密閉した状態で、エバポガスパージ系内の大気
圧からの圧力変化量ΔP1 を検出した後、パージ制御弁
を一時的に開弁してエバポガスパージ系内に負圧を導入
してエバポガスパージ系を密閉した状態で、エバポガス
パージ系の負圧からの圧力変化量ΔP2 を検出し、これ
ら2回の圧力変化量ΔP1 ,ΔP2 を比較して、エバポ
ガスパージ系の漏れを診断するようにしたものがある。
パージ系が正常な場合の圧力変化は、燃料の蒸発により
生じるものであるから、燃料の蒸発量(エバポガスの発
生量)が少なくなるほど圧力変化量が小さくなる。燃料
の蒸発は、エバポガス成分の分圧が飽和蒸気圧より低い
ために生じるものであるから、エバポガス成分の分圧と
飽和蒸気圧との差圧が小さくなるほど、燃料の蒸発量が
少なくなって圧力変化量が小さくなり、エバポガス成分
の分圧が飽和蒸気圧まで上昇すると、それ以上は、燃料
が蒸発しなくなり、エバポガスパージ系の圧力が変化し
なくなる。
圧は、燃料温度等の燃料系の状態の影響を受けて変化す
るため、圧力変化量の測定値が測定開始時の燃料系の状
態によって変化してしまう。この結果、圧力変化量に基
づいて行う異常診断が燃料系の状態の影響を受けてしま
い、これが異常診断精度を低下させる原因となってい
る。
たものであり、従ってその目的は、燃料系の状態の影響
を受けずに、エバポガスパージ系の異常診断を精度良く
行うことができるエバポガスパージシステムの異常診断
装置を提供することにある。
に、本発明の請求項1のエバポガスパージシステムの異
常診断装置によれば、異常診断手段は、エバポガスパー
ジ系の圧力変化を測定する前に、燃料タンク内のエバポ
ガスを放出してエバポガス濃度を低減する操作(以下
「エバポガス濃度低減操作」という)を行う。このよう
にすれば、圧力変化測定前にエバポガスパージ系内のエ
バポガス成分の分圧と飽和蒸気圧との差圧を十分に大き
くすることができ、燃料系の状態の影響を受けずに、エ
バポガスパージ系の異常診断を精度良く行うことができ
る。
の測定は、エバポガスパージ系内に大気圧を導入した状
態からの圧力変化の測定と、所定圧力を導入した状態か
らの圧力変化の測定との両方を行っても良いし、いずれ
か一方のみを行っても良いが、大気圧からの圧力変化の
測定は、所定圧力からの圧力変化の測定と比較して、測
定開始時のエバポガス成分の分圧と飽和蒸気圧との差圧
が小さいため、燃料系の状態の影響を受けやすい。
度低減操作を行う際に、エバポガスパージ系内の圧力を
所定圧力に変化させて燃料タンク内のエバポガスを放出
した後、大気圧近傍に戻して、大気圧からの圧力変化の
測定を行うようにすれば良い。このようにすれば、燃料
系の状態の影響を受けずに、大気圧からの圧力変化を精
度良く測定することができる。
の圧力変化の両方を測定する場合には、いずれを先に行
っても良いが、負圧からの圧力変化の測定を先に行う場
合には、請求項3のように、負圧からの圧力変化の測定
を行ってから所定時間経過後にエバポガス濃度低減操作
を行った後に大気圧からの圧力変化の測定を行うように
すれば良い。つまり、負圧からの圧力変化の測定を行っ
てから大気圧付近に戻すと、エバポガスパージ系内のエ
バポガス成分が急激に飽和状態となり、暫くの間は、エ
バポガスパージ系内の状態が不安定になるため、エバポ
ガスパージ系内の状態が安定するまでの所定時間が経過
するのを待って、エバポガス濃度低減操作を行うこと
で、圧力変化測定前に、燃料タンク内のエバポガス濃度
を確実に低減させるものである。
エバポガスパージ系内の圧力を大気圧近傍に戻す際に、
請求項4のように、キャニスタ閉塞手段を開放し且つパ
ージ制御弁を閉鎖するようにしたり、或は、請求項5の
ように、キャニスタ閉塞手段及びパージ制御弁の両方を
開放するようにしても良い。いずれの場合も、キャニス
タ閉塞手段を開放することで、エバポガスパージ系内に
大気圧を導入できる。このとき、請求項4では、大気圧
導入時にパージ制御弁を閉鎖することで、エバポガスパ
ージ系内のエバポガスが吸気管内に吸入されることを防
止し、一方、請求項5では、大気圧導入時にパージ制御
弁を開放することで、キャニスタ内に吸着したエバポガ
スが燃料タンク内へ戻ることを防止する。
ガス成分の分圧が飽和蒸気圧と比較して十分に低けれ
ば、圧力変化測定前にエバポガス濃度低減操作を行う必
要がない。
手段で判定した燃料温度とその変化量の少なくとも一方
に基づいてエバポガス濃度低減操作を実行するか省略す
るかを判定するようにしても良い。つまり、燃料温度や
その変化量を基に、エバポガス成分の分圧が飽和蒸気圧
と比較して十分に低いと推定される場合には、エバポガ
ス濃度低減操作を省略して、圧力変化の測定を行う。こ
れにより、エバポガスパージ系の異常診断の所要時間を
短くすることができる。
前に、エバポガスパージ系内の圧力を大気圧近傍に調整
して圧力変化を測定する予備測定を1回又は複数回行
い、その測定結果に基づいてエバポガス濃度低減操作を
実行するか省略するかを判定するようにしても良い。つ
まり、予備測定により、エバポガスパージ系内のエバポ
ガス成分の分圧が飽和蒸気圧と比較して十分に低いと推
定されれば、エバポガス濃度低減操作を省略する。これ
により、エバポガス濃度低減操作を必要最小限にとどめ
ることができる。
の実施形態(1)を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてシステム全体の概略構成を説明す
る。エンジン11の吸気管12の上流側にはエアクリー
ナ13が設けられ、このエアクリーナ13を通過した空
気がスロットルバルブ14を通してエンジン11の各気
筒に吸入される。スロットルバルブ14の開度は、アク
セルペダル15の踏込み量によって調節される。また、
吸気管12には、各気筒毎に燃料噴射弁16が設けられ
ている。各燃料噴射弁16には、燃料タンク17内の燃
料(ガソリン)が燃料ポンプ18により燃料配管19を
介して送られてくる。燃料タンク17には、燃料タンク
17内の圧力を検出する半導体圧力センサ等の圧力セン
サ20が設けられている。
成を説明する。燃料タンク17には、連通管22を介し
てキャニスタ23が接続されている。このキャニスタ2
3内には、エバポガスを吸着する活性炭等の吸着体24
が収容されている。また、キャニスタ23の底面部に
は、大気に連通する大気連通管25が設けられ、この大
気連通管25にはキャニスタ閉塞弁26(キャニスタ閉
塞手段)が取り付けられている。
り構成され、オフ状態では、スプリング(図示せず)に
より開弁状態に維持され、キャニスタ23の大気連通管
25が大気に開放された状態に保たれる。そして、この
キャニスタ閉塞弁26に所定電圧が印加されると、キャ
ニスタ閉塞弁26が閉弁状態に切り換わり、大気連通管
25が閉塞された状態になる。
には、吸着体24に吸着されているエバポガスを吸気管
12にパージ(放出)するためのパージ通路30a,3
0bが設けられ、このパージ通路30a,30b間にパ
ージ流量を調整するパージ制御弁31が設けられてい
る。このパージ制御弁31は、電磁弁により構成されて
いる。
(図示せず)には、パルス信号にて電圧が印加され、こ
のパルス信号の周期に対するパルス幅の比率(デューテ
ィ比)を調整することによって、パージ制御弁31の開
閉周期に対する開弁時間の比率を調整して、キャニスタ
23から吸気管12へのエバポガスのパージ流量を制御
するようになっている。
は、リリーフ弁付きの燃料キャップ38が装着され、燃
料タンク内圧が−40mmHg〜150mmHg(リリ
ーフ圧)を越える内圧となった場合にリリーフ弁が開放
して圧抜きすようになっている。従って、燃料タンク1
7からキャニスタ23までの区間は、常にこのリリーフ
圧範囲内の圧力に抑えられている。
39は、CPU40、ROM41、RAM42、入出力
回路43等をコモンバス44を介して相互に接続して構
成されている。また、入出力回路43には、スロットル
センサ45、アイドルスイッチ46、車速センサ47、
吸気管圧力センサ49、冷却水温センサ50、吸気温セ
ンサ51等、エンジン運転状態を検出する各種センサが
接続され、これら各種センサから入出力回路43を介し
て入力される信号及びROM41やRAM42内に記憶
されたプログラムやデータ等に基づいて、燃料噴射制
御、点火制御、エバポガスパージ制御、エバポガスパー
ジシステム21の異常診断等を実行し、燃料噴射弁1
6、点火プラグ52、キャニスタ閉塞弁26、パージ制
御弁31等に入出力回路43を介して駆動信号を出力す
ると共に、エバポガスパージシステム21の異常を検出
した時には警告ランプ53を点灯して運転者に知らせ
る。
パージシステム21の異常診断プログラムについて図2
乃至図4のフローチャートを用いて説明する。この異常
診断プログラムは、イグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオン操作されると、所定時間毎(例えば256m
sec毎)に繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう
異常診断手段としての役割を果たす。本プログラムが起
動されると、まず図2のステップ101〜105で、フ
ラグF1〜F5の設定状態から現在の処理がどの段階ま
で進んでいるか否かを判定しつつ、種々のステップへ分
岐する。尚、各フラグF1〜F5は、イグニッションス
イッチのオン直後に初期化処理により「0」にリセット
される。
れているとき、即ちステップ101〜105の判定が全
て「No」のときには、図3のステップ106に進み、
燃料温度及び燃料温度変化量に基づいてエバポガス濃度
低減操作(ステップ107〜118)を実行するか否か
を判定する。この場合、燃料温度は、燃料タンク17等
に燃料温度センサ(図示せず)を取り付けて検出するよ
うにしても良いが、冷却水温、吸気温(又は外気温)、
始動からの運転時間、運転状態等を基にして燃料温度を
推定するようにしても良い。
低減操作の実行条件は、燃料温度が所定温度α以上、
且つ燃料温度変化量が所定量β以下であり、これら2
つの条件を満たすときには、燃料タンク17内のエバポ
ガス成分の分圧が飽和蒸気圧に近いと推定されるため、
エバポガス濃度低減操作を次のようにして実行する。
弁26を全閉にした後、ステップ109で、パージ制御
弁31を開放し、燃料タンク17からパージ制御弁31
までのエバポガスパージ系内に吸気管12の負圧を導入
する(図5の時刻T1 〜T2)。これにより、エバポガ
スパージ系内のエバポガスを吸気管12内に吸い込ませ
てエバポガスパージ系内のエバポガス成分の濃度(分
圧)を低下させ、エバポガスパージ系内のエバポガス成
分の分圧と飽和蒸気圧との差圧を大きくする。
検出した燃料タンク内圧PTが所定の負圧(例えば−5
mmHg)まで低下したか否かを判定し、まだ−5mm
Hgまで低下していなければ、ステップ111に進み、
第1フラグF1を負圧導入中であることを意味する
「1」にセットして本プログラムを終了する。この場合
には、次回以降の本プログラム実行時には、ステップ1
01で「Yes」と判定されるようになり、ステップ1
01→ステップ110→……の順序で処理を繰り返して
燃料タンク内圧PTが−5mmHg以下に低下するまで
負圧導入(パージ制御弁31の開放)を続ける。
ク内圧PTが−5mmHgまで低下すると、ステップ1
10の判定が「Yes」となり、ステップ112に進
み、第1フラグF1を「0」にリセットする。この後、
ステップ113で、キャニスタ閉塞弁26を全開すると
共に、ステップ114で、パージ制御弁31を全閉し、
エバポガスパージ系内に大気圧を導入する。
Tが大気圧(0mmHg)に戻ったか否かを判定し、ま
だ大気圧に戻っていなければ、ステップ116に進み、
第2フラグF2を大気圧導入中であることを意味する
「1」にセットして本プログラムを終了する。この場合
には、次回以降の本プログラム実行時には、ステップ1
01で「No」、ステップ102で「Yes」と判定さ
れるようになり、ステップ101→ステップ102→ス
テップ115→……の順序で処理を繰り返して燃料タン
ク内圧PTが大気圧に戻るまで大気圧導入を続ける。
に戻ると、ステップ115の判定が「Yes」となり、
ステップ117に進み、第2フラグF2を「0」にリセ
ットする。この後、ステップ118で、キャニスタ閉塞
弁26を全閉してエバポガスパージ系を密閉し、ステッ
プ122〜127の処理により、大気圧からの圧力変化
量ΔP1 を測定する。
度<α、燃料温度変化量>βのいずれかに該当する場合
には、燃料タンク17内のエバポガス成分の分圧と飽和
蒸気圧との差圧が比較的大きいと推定されので、上述し
たエバポガス濃度低減操作を行う必要がない。従って、
この場合には、エバポガス濃度低減操作を省略して、ス
テップ120,121に進み、パージ制御弁31とキャ
ニスタ閉塞弁26とを共に全閉して、エバポガスパージ
系を密閉し、ステップ122〜127の処理により、大
気圧からの圧力変化量ΔP1 を測定する。
まずステップ122で、図5の時刻T3 における燃料タ
ンク内圧P1aを読み込み、タイマTをリセットスタート
させた後、ステップ123に進み、タイマTのカウント
値が例えば15秒以上になったか否かを判定する。も
し、15秒経過前であれば、ステップ124に進み、第
3フラグF3を圧力変化測定中を意味する「1」にセッ
トして本プログラムを終了する。
ットされることで、次回以降の本プログラム実行時に
は、ステップ101,102で「No」、ステップ10
3で「Yes」と判定されるようになり、ステップ10
1〜103→ステップ123→……の順序で処理を繰り
返す。この間、燃料タンク内圧PTは図5の時刻T3 か
ら時刻T4 の間において燃料タンク17内の燃料からの
エバポガスの発生量に応じて0mmHgから上昇する。
15秒が経過すると、図4のステップ125に進み、圧
力センサ20で検出した燃料タンク内圧P1bを読み込
み、続くステップ126で、15秒間の圧力変化量ΔP
1 (=P1b−P1a)を算出した後、ステップ127で、
第3フラグF3をリセットして、大気圧からの圧力変化
量ΔP1 の測定を終了する。
31を開放すると同時に、タイマTをリセットスタート
する。パージ制御弁31が開放されることで、それ以前
の大気圧下のエバポガスパージ系内に吸気管負圧を導入
する(図5の時刻T4 〜T5)。従って、エバポガスパ
ージ系にリークがなければ、燃料タンク内圧PTは低下
し始める。
検出した燃料タンク内圧PTが所定の負圧(例えば−1
5mmHg)まで低下したか否かを判定し、まだ−15
mmHgまで低下していなければ、ステップ130に進
み、負圧導入開始から所定時間(例えば2秒)が経過し
たか否かを判定する。もし、2秒経過前であれば、ステ
ップ133に進み、第4フラグF4を負圧導入中である
ことを意味する「1」にセットして本プログラムを終了
する。
ットされることで、次回以降の本プログラム実行時に
は、ステップ101〜103で「No」、ステップ10
4で「Yes」と判定されるようになり、ステップ10
1〜104→ステップ129→……の順序で処理を繰り
返す。
方がステップ129よりも先に「Yes」となった場
合、つまり、負圧導入開始から所定時間(例えば2秒)
が経過しても燃料タンク内圧PTが所定の負圧(例えば
−15mmHg)まで低下しない場合には、燃料タンク
17内に負圧を導入できない状態になっていることを意
味する。燃料タンク17内に負圧を導入できなくなる原
因としては、エバポガスパージ系のどこかに詰まりが発
生していることが考えられる。この場合には、ステップ
131に進み、詰まりフラグFclose を詰まり発生を意
味する「1」にセットすると共に、ステップ132で、
警告ランプ53を点灯して異常を報知し、本プログラム
を終了する。
0よりも先に「Yes」となった場合、つまり負圧導入
開始から所定時間(例えば2秒)内に燃料タンク内圧P
Tが所定の負圧(例えば−15mmHg)まで低下した
場合には、ステップ134に進み、第4フラグF4を
「0」にリセットし、続くステップ135で、パージ制
御弁31を再び全閉して、負圧導入を終了する(図5の
時刻T5 )。この後、ステップ136に進み、エバポガ
スパージ系を負圧密閉状態にした直後の時刻T6で、圧
力センサ20で検出した燃料タンク内圧P2aを読み込ん
で記憶すると共にタイマTをリセットスタートする。こ
れ以後、燃料タンク内圧PTは、図5の時刻T6 から時
刻T7 の間で、燃料タンク17内でのエバポガスの発生
量に応じて−15mmHgから上昇していくことにな
る。
ク内圧P2aの読み込み後、15秒が経過したか否かを判
定し、15秒経過前であれば、ステップ138に進み、
第5フラグF5を圧力変化検出中を意味する「1」に設
定して本プログラムを終了する。これにより、次回以降
の本プログラム実行時には、ステップ101〜104で
「No」、ステップ105で「Yes」と判定されるよ
うになり、ステップ101〜105→ステップ137→
……の順序で処理を繰り返す。
ら15秒が経過すると、ステップ139に進み、時刻T
7 で圧力センサ20により検出した燃料タンク内圧P2b
を読み込んで記憶し、密閉後15秒間の圧力変化量ΔP
2 (=P2b−P2a)を算出する。
たリーク判定条件に基づいてリーク有りか否かを判定す
る。 ΔP2 >α・ΔP1 +β
料蒸発量の差を補正する係数、βは圧力センサ20の検
出精度、キャニスタ閉塞弁26の圧力漏れなどを補正す
る係数である。上式を満たせば、「リーク有り」と判定
される。即ち、燃料タンク17からパージ制御弁31ま
での密閉区間にリーク原因があるならば、正圧下では密
閉区間から大気中への流出が起こる一方、負圧下では大
気中から密閉区間への空気の流入が起こる。従って、
「(大気圧下の圧力変化量ΔP1 )=(燃料タンク17
からのエバポガスの発生量)−(密閉区間から大気中へ
の流出量)」よりも「(負圧下の圧力変化量ΔP2 )=
(燃料タンク17からのエバポガスの発生量)+(大気
中から密閉区間への流入量)」の方が大きくなる。この
関係から、上式のリーク判定条件が導き出されたもので
ある。
まりステップ141で「リーク有り」と判定された場合
には、燃料タンク17から吸気管12までのパージ経路
のどこかにリーク原因となる部分が有ることを意味し、
ステップ142に進み、リークフラグFleakを「1」に
設定し、続くステップ143で、警告ランプ53を点灯
して異常を報知し、本プログラムを終了する。
判定された場合、つまりリーク無しと判定された場合に
は、ステップ144に進み、第1〜第5の各フラグF1
〜F5を「0」にリセットして本プログラムを終了す
る。
圧からの圧力変化量ΔP1 を測定する前に、燃料タンク
17内のエバポガスを放出してエバポガス濃度を低減す
るようにしたので、圧力変化量ΔP1 の測定前に燃料タ
ンク17内のエバポガス成分の分圧と飽和蒸気圧との差
圧を十分に大きくすることができ、燃料温度等の燃料系
の状態の影響を受けずに、大気圧からの圧力変化量ΔP
1 を精度良く測定することができて、エバポガスパージ
系の異常診断を精度良く行うことができる。
燃料温度変化量とに基づいてエバポガス濃度低減操作の
実行条件が成立するか否かを判定し、該実行条件が不成
立の場合(つまりエバポガス成分の分圧が飽和蒸気圧と
比較して十分に低いと推定される場合)には、エバポガ
ス濃度低減操作を省略して、圧力変化量ΔP1 の測定を
行うようにしたので、エバポガスパージ系の異常診断の
所要時間を短くすることができ、迅速な異常診断を行う
ことができる。
は、燃料温度と燃料温度変化量のいずれか一方のみで判
定するようにしても良い。また、エバポガス濃度低減操
作の実行条件を判定する処理を省略して、毎回、エバポ
ガス濃度低減操作を実行するようにしても良く、この場
合でも、本発明の所期の目的を十分に達成できる。
は、エバポガス濃度低減操作の終了時に燃料タンク内圧
PTを大気圧に戻す時(T2 〜T3 )に、キャニスタ閉
塞弁25を開放し且つパージ制御弁31を閉鎖するよう
にしたが、図6に示す本発明の実施形態(2)では、エ
バポガス濃度低減操作の終了時に燃料タンク内圧PTを
大気圧に戻す時(T2 〜T3 )に、キャニスタ閉塞弁2
5及びパージ制御弁31の両方を開放する。このように
すれば、大気圧導入時にパージ制御弁31を開放するこ
とで、キャニスタ23内に吸着したエバポガスが燃料タ
ンク17内へ戻ることを防止でき、燃料タンク17内の
エバポガス濃度を確実に低減できる。
(2)では、大気圧からの圧力変化量ΔP1 を測定した
後、負圧からの圧力変化量ΔP2 を測定するようにした
が、図7に示す本発明の実施形態(3)では、負圧から
の圧力変化量ΔP2 を測定して燃料タンク内圧PTを大
気圧に戻してから所定時間経過後に、エバポガス濃度低
減操作を行った上で、大気圧からの圧力変化量ΔP1 を
測定するようにしている。本実施形態(3)において
も、圧力変化量ΔP2 ,ΔP1 の測定方法やエバポガス
濃度低減操作の方法は、前述した実施形態(1)又は
(2)と同じである。
測定を行ってから大気圧に戻すと、燃料タンク17内の
エバポガス成分が急激に飽和状態となり、暫くの間は、
燃料タンク17内の状態が不安定になるため、燃料タン
ク17内の状態が安定するまでの所定時間が経過するの
を待って、エバポガス濃度低減操作を行うことで、圧力
変化量ΔP1 の測定前に燃料タンク17内のエバポガス
濃度を確実に低減させるものである。
は、燃料温度と燃料温度変化量とに基づいてエバポガス
濃度低減操作を実行するか否かを判定するようにした
が、図8に示す本発明の実施形態(4)では、エバポガ
スパージ系の異常診断を行う前に、燃料タンク内圧PT
を大気圧に調整して圧力変化量ΔP0 を測定する予備測
定を行い、その圧力変化量ΔP0 を所定値と比較してエ
バポガス濃度低減操作を実行するか省略するかを判定す
る。つまり、圧力変化量ΔP0 が所定値未満の場合に
は、燃料タンク17内のエバポガス成分の分圧が飽和蒸
気圧に近いと推定され、燃料タンク17内のエバポガス
濃度を低減する必要があるため、前記実施形態(1)と
同様の方法で、燃料タンク17内のエバポガスを放出し
てエバポガス濃度を低減する。一方、圧力変化量ΔP0
が所定値以上の場合には、燃料タンク17内のエバポガ
ス成分の分圧が飽和蒸気圧と比較して十分に低いと推定
され、燃料タンク17内のエバポガス濃度を低減する必
要がないため、エバポガス濃度低減操作を省略して大気
圧からの圧力変化量ΔP1 の測定を行う。尚、圧力変化
量ΔP0 の測定回数は、1回でも良いが、2回以上でも
良い。
〜(4)では、いずれも、燃料タンク内圧PTを大気圧
に戻す際に、キャニスタ閉塞弁25を開放してエバポガ
スパージ系内に大気圧を導入するようにしたが、図9に
示す本発明の実施形態(5)では、燃料タンク17から
キャニスタ23までのパージ経路に開放弁61を設け、
燃料タンク内圧PTを大気圧に戻す際に、開放弁61を
開放してエバポガスパージ系内に大気圧を導入する。
力センサ20で燃料タンク17の内圧を検出するように
したが、例えば燃料タンク17とキャニスタ23とを連
通させる連通管22内の圧力を検出するようにしても良
く、要は、燃料タンク17からパージ制御弁31までの
エバポガスパージ系のいずれかの箇所の圧力を検出する
ようにすれば良い。
概略構成図
チャート(その1)
チャート(その2)
チャート(その3)
パージ制御弁とキャニスタ閉塞弁との開閉と燃料タンク
内圧の変化の関係を説明するタイムチャート
パージ制御弁とキャニスタ閉塞弁との開閉と燃料タンク
内圧の変化の関係を説明するタイムチャート
パージ制御弁とキャニスタ閉塞弁との開閉と燃料タンク
内圧の変化の関係を説明するタイムチャート
パージ制御弁とキャニスタ閉塞弁との開閉と燃料タンク
内圧の変化の関係を説明するタイムチャート
概略構成図
ロットルバルブ、16…燃料噴射弁、17…燃料タン
ク、18…燃料ポンプ、20…圧力センサ、21…エバ
ポガスパージシステム、22…連通管、23…キャニス
タ、24…吸着体、26…キャニスタ閉塞弁、30a,
30b…パージ通路、31…パージ制御弁、39…制御
回路(異常診断手段)、53…警告ランプ、61…開閉
弁。
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料タンクと内燃機関の吸気管とを連通
する通路に、前記燃料タンク内の燃料が蒸発して生じた
エバポガスを吸着するキャニスタと、このキャニスタか
ら前記吸気管へのエバポガスのパージを制御するパージ
制御弁とを設けたエバポガスパージシステムにおいて、 異常診断時に前記燃料タンクと前記キャニスタとを含む
エバポガスパージ系を密閉して該エバポガスパージ系の
圧力変化を測定し、その測定値に基づいて前記エバポガ
スパージ系の異常の有無を診断する異常診断手段を備
え、 前記異常診断手段は、前記エバポガスパージ系の圧力変
化を測定する前に前記燃料タンク内のエバポガスを放出
してエバポガス濃度を低減する操作(以下「エバポガス
濃度低減操作」という)を行うことを特徴とするエバポ
ガスパージシステムの異常診断装置。 - 【請求項2】 前記異常診断手段は、前記エバポガス濃
度低減操作を行う際に、前記エバポガスパージ系内の圧
力を所定圧力に変化させて前記燃料タンク内のエバポガ
スを放出した後、大気圧近傍に戻すことを特徴とする請
求項1に記載のエバポガスパージシステムの異常診断装
置。 - 【請求項3】 前記異常診断手段は、前記エバポガスパ
ージ系内の圧力を負圧に調整した後に1回目の圧力変化
を測定し、その後、該エバポガスパージ系内の圧力を大
気圧近傍に調整した後に2回目の圧力変化の測定し、両
方の圧力変化を比較することで、該エバポガスパージ系
の異常の有無を診断するものであり、前記1回目の圧力
変化の測定終了から所定時間経過後に前記エバポガス濃
度低減操作を行った後に前記2回目の圧力変化の測定を
行うことを特徴とする請求項2に記載のエバポガスパー
ジシステムの異常診断装置。 - 【請求項4】 前記キャニスタに設けられた大気連通孔
を開閉するキャニスタ閉塞手段を備え、 前記異常診断手段は、前記エバポガス濃度低減操作の終
了時に前記エバポガスパージ系内の圧力を大気圧近傍に
戻す際に、前記キャニスタ閉塞手段を開放し且つ前記パ
ージ制御弁を閉鎖することを特徴とする請求項2又は3
に記載のエバポガスパージシステムの異常診断装置。 - 【請求項5】 前記キャニスタに設けられた大気連通孔
を開閉するキャニスタ閉塞手段を備え、 前記異常診断手段は、前記エバポガス濃度低減操作の終
了時に前記エバポガスパージ系内の圧力を大気圧近傍に
戻す際に、前記キャニスタ閉塞手段及び前記パージ制御
弁の両方を開放することを特徴とする請求項2又は3に
記載のエバポガスパージシステムの異常診断装置。 - 【請求項6】 前記燃料タンク内の燃料の温度を判定す
る燃料温度判定手段を備え、 前記異常診断手段は、前記燃料温度判定手段で判定した
燃料温度とその変化量の少なくとも一方に基づいて前記
エバポガス濃度低減操作を実行するか省略するかを判定
することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
のエバポガスパージシステムの異常診断装置。 - 【請求項7】 前記異常診断手段は、異常診断を行う前
に、前記エバポガスパージ系内の圧力を大気圧近傍に調
整して圧力変化を測定する予備測定を1回又は複数回行
い、その測定結果に基づいて前記エバポガス濃度低減操
作を実行するか省略するかを判定することを特徴とする
請求項1乃至6のいずれかに記載のエバポガスパージシ
ステムの異常診断装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01217198A JP3948002B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | エバポガスパージシステムの異常診断装置 |
| US09/204,141 US6148803A (en) | 1997-12-04 | 1998-12-03 | Leakage diagnosing device for fuel evaporated gas purge system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01217198A JP3948002B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | エバポガスパージシステムの異常診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210568A true JPH11210568A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3948002B2 JP3948002B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=11797996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01217198A Expired - Lifetime JP3948002B2 (ja) | 1997-12-04 | 1998-01-26 | エバポガスパージシステムの異常診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3948002B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003035215A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Denso Corp | 燃料温度推定装置及び異常診断装置 |
| KR100510371B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2005-08-24 | 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 | 증발연료 처리장치의 고장 진단장치 |
| KR20140125620A (ko) * | 2013-04-19 | 2014-10-29 | 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 | 하이브리드 차량의 연료 누설 진단 방법 |
| JP2018017172A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP01217198A patent/JP3948002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100510371B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2005-08-24 | 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 | 증발연료 처리장치의 고장 진단장치 |
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| JP2018017172A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
| WO2018020923A1 (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
| US11047343B2 (en) | 2016-07-27 | 2021-06-29 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Evaporated fuel treatment device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3948002B2 (ja) | 2007-07-25 |
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