JPH11210909A - 貯水槽用緊急弁 - Google Patents
貯水槽用緊急弁Info
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- JPH11210909A JPH11210909A JP940298A JP940298A JPH11210909A JP H11210909 A JPH11210909 A JP H11210909A JP 940298 A JP940298 A JP 940298A JP 940298 A JP940298 A JP 940298A JP H11210909 A JPH11210909 A JP H11210909A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配水本管における貯水槽用緊急弁の設置位置
よりも上流側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇
所の補修時に混入した異物によって汚れた水が誤って貯
水槽に入り込むことのない貯水槽用緊急弁を提供する。 【解決手段】 弁本体14の弁閉時において、係合手段
32の係合ピン32Bがスプリング32Cの付勢により
突出して弁棒部14Dにおける弁箱外突出部14dの係
止部31に自動的に係合し、弁本体14の全閉状態を保
持する。これにより、配水本管1の破損箇所の補修完了
後に配水本管1の水圧が回復して設定値を超え、この水
圧がパイロット圧としてパイロットポートP5から圧力
室16に導入されても弁本体14の弁開を阻止する。
よりも上流側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇
所の補修時に混入した異物によって汚れた水が誤って貯
水槽に入り込むことのない貯水槽用緊急弁を提供する。 【解決手段】 弁本体14の弁閉時において、係合手段
32の係合ピン32Bがスプリング32Cの付勢により
突出して弁棒部14Dにおける弁箱外突出部14dの係
止部31に自動的に係合し、弁本体14の全閉状態を保
持する。これにより、配水本管1の破損箇所の補修完了
後に配水本管1の水圧が回復して設定値を超え、この水
圧がパイロット圧としてパイロットポートP5から圧力
室16に導入されても弁本体14の弁開を阻止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道施設の配水本
管と耐震貯水槽の間の管路に介設して、配水本管の破損
等の異常事態発生時に緊急に作動させ、貯水槽への汚水
の流入を防止するとともに、配水本管の通水を確保する
貯水槽用緊急弁に関する。
管と耐震貯水槽の間の管路に介設して、配水本管の破損
等の異常事態発生時に緊急に作動させ、貯水槽への汚水
の流入を防止するとともに、配水本管の通水を確保する
貯水槽用緊急弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば図5に示すような水
道施設における配水本管1の上流側本管1Aと耐震貯水
槽2(以下、単に貯水槽2という)の入口2Aとを連通
させる流入管3に介設した流入弁4と、貯水槽2の出口
2Bと配水本管1の下流側本管1Bとを連通させる流出
管5に介設した流出弁6および流入管3における流入弁
4の上流位置と流出管5における流出弁6の下流位置、
つまり流入管3の一次側3Aと流出管5の二次側5Bと
を連通させるバイパス管7に介設したバイパス弁8の3
個の弁4、6、8を使用した貯水槽用緊急弁が知られて
いる。なお、図中V1、V2、V3は制水弁を示す。
道施設における配水本管1の上流側本管1Aと耐震貯水
槽2(以下、単に貯水槽2という)の入口2Aとを連通
させる流入管3に介設した流入弁4と、貯水槽2の出口
2Bと配水本管1の下流側本管1Bとを連通させる流出
管5に介設した流出弁6および流入管3における流入弁
4の上流位置と流出管5における流出弁6の下流位置、
つまり流入管3の一次側3Aと流出管5の二次側5Bと
を連通させるバイパス管7に介設したバイパス弁8の3
個の弁4、6、8を使用した貯水槽用緊急弁が知られて
いる。なお、図中V1、V2、V3は制水弁を示す。
【0003】前記構成の従来の貯水槽用緊急弁におい
て、平常時には、図5のようにバイパス弁8と制水弁V
1が弁閉され、流入弁4と流出弁6および制水弁V2、
V3が弁開される。このため、水は矢印で示すように、
配水本管1の上流側本管1A→流入管3の一次側3A→
流入弁4→流入管3の二次側3Bの経路で貯水槽2に流
入して貯水される。また、貯水槽2から出た水は、流出
管5の一次側5A→流出弁6→流出管5の二次側5B→
配水本管1の下流側本管1Bの経路で流下する。この状
態で貯水槽2は水道管路の一部として機能する。
て、平常時には、図5のようにバイパス弁8と制水弁V
1が弁閉され、流入弁4と流出弁6および制水弁V2、
V3が弁開される。このため、水は矢印で示すように、
配水本管1の上流側本管1A→流入管3の一次側3A→
流入弁4→流入管3の二次側3Bの経路で貯水槽2に流
入して貯水される。また、貯水槽2から出た水は、流出
管5の一次側5A→流出弁6→流出管5の二次側5B→
配水本管1の下流側本管1Bの経路で流下する。この状
態で貯水槽2は水道管路の一部として機能する。
【0004】たとえば、地震などにより配水本管1に破
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下すると、この水圧を検知して、図6に示すよ
うに、流入弁4と流出弁6が弁閉され、バイパス弁8が
弁開する。このため、水は矢印で示すように、配水本管
1の上流側本管1A→流入管3の一次側3A→バイパス
管7→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本管
1Bの経路で流下する。これにより、貯水槽2への汚水
の流入を防止して、応急給水用の飲料水を貯水槽2内に
確保するとともに、配水本管1の通水確保により配水本
管1に接続されている消火栓(図示省略)などの使用可
能な状態を得ることができる。
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下すると、この水圧を検知して、図6に示すよ
うに、流入弁4と流出弁6が弁閉され、バイパス弁8が
弁開する。このため、水は矢印で示すように、配水本管
1の上流側本管1A→流入管3の一次側3A→バイパス
管7→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本管
1Bの経路で流下する。これにより、貯水槽2への汚水
の流入を防止して、応急給水用の飲料水を貯水槽2内に
確保するとともに、配水本管1の通水確保により配水本
管1に接続されている消火栓(図示省略)などの使用可
能な状態を得ることができる。
【0005】しかし、前記従来の貯水槽用緊急弁は、流
入弁4と流出弁6およびバイパス弁8の3つの弁を必要
とし弁の使用台数が多くなり、それだけ誤動作が生じる
確率も高くなる。このため、異常事態の発生時に、前記
3つの弁の少なくとも1つの弁に誤動作が生じると、貯
水槽2への汚水の流入を防止できても配水本管1の通水
が確保されない不都合、あるいは配水本管1の通水を確
保できても、貯水槽2への汚水の流入を防止できない不
都合などが発生する。しかも、大きい設置スペースが必
要になる。
入弁4と流出弁6およびバイパス弁8の3つの弁を必要
とし弁の使用台数が多くなり、それだけ誤動作が生じる
確率も高くなる。このため、異常事態の発生時に、前記
3つの弁の少なくとも1つの弁に誤動作が生じると、貯
水槽2への汚水の流入を防止できても配水本管1の通水
が確保されない不都合、あるいは配水本管1の通水を確
保できても、貯水槽2への汚水の流入を防止できない不
都合などが発生する。しかも、大きい設置スペースが必
要になる。
【0006】そこで、弁の使用台数を減らし、弁の誤動
作が生じる確率を低くすることで、前述の欠点を解消し
た貯水槽用緊急弁が提供されている。この種の貯水槽用
緊急弁は、図7および図8に示すように、1台の緊急遮
断式のバタフライ弁9を備えている。バタフライ弁9
は、配水本管側の分流管10Aと、貯水槽側の分流管1
0Bとの間に介設される。配水本管側の分流管10Aは
T字管11を介して流入管3の一次側3Aと流出管5の
二次側5Bに接続され、貯水槽側の分流管10BはT字
管12を介して流入管3の二次側3Bと流出管5の一次
側5Aに接続される。また、配水本管側の分流管10A
は、上側の通路5B1と下側の通路3A1に区画されて
おり、貯水槽側の分流管10Bは、上側の通路5A1と
下側の通路3B1に区画されている。そして、T字管1
1には、流入管3の一次側3Aと配水本管側の分流管1
0Aにおける下側の通路3A1とを連通させ、かつ流出
管5の二次側5Bと配水本管側の分流管10Aにおける
上側の通路5B1とを連通させる隔壁11Aが設けら
れ、T字管12には、流入管3の二次側3Bと貯水槽側
の分流管10Bにおける下側の通路3B1とを連通さ
せ、かつ流出管5の一次側5Aと配水本管側の分流管1
0Bにおける上側の通路5A1とを連通させる隔壁11
Aが設けられている。なお、図中V1は制水弁を示す。
作が生じる確率を低くすることで、前述の欠点を解消し
た貯水槽用緊急弁が提供されている。この種の貯水槽用
緊急弁は、図7および図8に示すように、1台の緊急遮
断式のバタフライ弁9を備えている。バタフライ弁9
は、配水本管側の分流管10Aと、貯水槽側の分流管1
0Bとの間に介設される。配水本管側の分流管10Aは
T字管11を介して流入管3の一次側3Aと流出管5の
二次側5Bに接続され、貯水槽側の分流管10BはT字
管12を介して流入管3の二次側3Bと流出管5の一次
側5Aに接続される。また、配水本管側の分流管10A
は、上側の通路5B1と下側の通路3A1に区画されて
おり、貯水槽側の分流管10Bは、上側の通路5A1と
下側の通路3B1に区画されている。そして、T字管1
1には、流入管3の一次側3Aと配水本管側の分流管1
0Aにおける下側の通路3A1とを連通させ、かつ流出
管5の二次側5Bと配水本管側の分流管10Aにおける
上側の通路5B1とを連通させる隔壁11Aが設けら
れ、T字管12には、流入管3の二次側3Bと貯水槽側
の分流管10Bにおける下側の通路3B1とを連通さ
せ、かつ流出管5の一次側5Aと配水本管側の分流管1
0Bにおける上側の通路5A1とを連通させる隔壁11
Aが設けられている。なお、図中V1は制水弁を示す。
【0007】このような構成であれば、平常時には、図
7および図8のようにバタフライ弁9が弁開され、制水
弁V1が弁閉される。このため、水は矢印で示すよう
に、配水本管1の上流側本管1A→流入管3の一次側3
A→T字管11A→配水本管側の分流管10Aの下側の
通路3A1→バタフライ弁9→貯水槽側の分流管10B
の下側の通路3B1→流入管3の二次側3Bの経路で貯
水槽2に流入して貯水される。また、貯水槽2から出た
水は、流出管5の一次側5A→T字管12A→貯水槽側
の分流管10Bの上側の通路5A1→バタフライ弁9→
配水本管側の分流管10Aの上側の通路5B1→T字管
11A→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本
管1Bの経路で流下する。この状態で貯水槽2は水道管
路の一部として機能する。
7および図8のようにバタフライ弁9が弁開され、制水
弁V1が弁閉される。このため、水は矢印で示すよう
に、配水本管1の上流側本管1A→流入管3の一次側3
A→T字管11A→配水本管側の分流管10Aの下側の
通路3A1→バタフライ弁9→貯水槽側の分流管10B
の下側の通路3B1→流入管3の二次側3Bの経路で貯
水槽2に流入して貯水される。また、貯水槽2から出た
水は、流出管5の一次側5A→T字管12A→貯水槽側
の分流管10Bの上側の通路5A1→バタフライ弁9→
配水本管側の分流管10Aの上側の通路5B1→T字管
11A→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本
管1Bの経路で流下する。この状態で貯水槽2は水道管
路の一部として機能する。
【0008】たとえば、地震などにより配水本管1に破
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下すると、この水圧を検知して、図9および図
10に示すようにバタフライ弁9が弁閉する。このた
め、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本管1
A→流入管3の一次側3A→T字管11A→配水本管側
の分流管10Aの下側の通路3A1→バタフライ弁9の
手前→配水本管側の分流管10Aの上側の通路5B1→
T字管11A→流出管5の二次側5B→配水本管1の下
流側本管1Bの経路で流下する。これにより、貯水槽2
への汚水の流入を防止して、応急給水用の飲料水を貯水
槽2内に確保するとともに、配水本管1の通水確保によ
り配水本管1に接続されている消火栓(図示省略)など
の使用可能な状態を得ることができる。
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下すると、この水圧を検知して、図9および図
10に示すようにバタフライ弁9が弁閉する。このた
め、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本管1
A→流入管3の一次側3A→T字管11A→配水本管側
の分流管10Aの下側の通路3A1→バタフライ弁9の
手前→配水本管側の分流管10Aの上側の通路5B1→
T字管11A→流出管5の二次側5B→配水本管1の下
流側本管1Bの経路で流下する。これにより、貯水槽2
への汚水の流入を防止して、応急給水用の飲料水を貯水
槽2内に確保するとともに、配水本管1の通水確保によ
り配水本管1に接続されている消火栓(図示省略)など
の使用可能な状態を得ることができる。
【0009】しかし、弁の使用台数を減らすように工夫
された上記の貯水槽用緊急弁は、上側の通路5B1と下
側の通路3A1に区画した配水本管側の分流管10A
と、上側の通路5A1と下側の通路3B1に区画した貯
水槽側の分流管10Bと、流入管3の一次側3Aと配水
本管側の分流管10Aにおける下側の通路3A1とを連
通させ、かつ流出管5の二次側5Bと配水本管側の分流
管10Aにおける上側の通路5B1とを連通させる隔壁
11Aが設けられたT字管11および流入管3の二次側
3Bと貯水槽側の分流管10Bにおける下側の通路3B
1とを連通させ、かつ流出管5の一次側5Aと貯水槽側
の分流管10Bにおける上側の通路5A1とを連通させ
る隔壁12Aが設けられたT字管12を必要とする。し
かも、これら配水本管側の分流管10A、貯水槽側の分
流管10B、T字管11およびT字管12は、それぞれ
構造が複雑であるから製作に困難を伴う。
された上記の貯水槽用緊急弁は、上側の通路5B1と下
側の通路3A1に区画した配水本管側の分流管10A
と、上側の通路5A1と下側の通路3B1に区画した貯
水槽側の分流管10Bと、流入管3の一次側3Aと配水
本管側の分流管10Aにおける下側の通路3A1とを連
通させ、かつ流出管5の二次側5Bと配水本管側の分流
管10Aにおける上側の通路5B1とを連通させる隔壁
11Aが設けられたT字管11および流入管3の二次側
3Bと貯水槽側の分流管10Bにおける下側の通路3B
1とを連通させ、かつ流出管5の一次側5Aと貯水槽側
の分流管10Bにおける上側の通路5A1とを連通させ
る隔壁12Aが設けられたT字管12を必要とする。し
かも、これら配水本管側の分流管10A、貯水槽側の分
流管10B、T字管11およびT字管12は、それぞれ
構造が複雑であるから製作に困難を伴う。
【0010】そこで、本発明出願人は、特願平9−11
372号において、弁の使用台数を減らし、異常事態の
発生時に前述の不都合が発生する確率を低下させること
で信頼性を高めるとともに、設置スペースを縮小し、か
つ構造が複雑な分流管やT字管などの配管材料の使用を
省略して、簡単に製作することができる貯水槽用緊急弁
を既に提供している。ところが、この貯水槽用緊急弁で
は、地震などにより配水本管に破損等の異常事態が発生
して、配水本管の水圧が設定値以下に低下した場合、弁
本体の弁閉によって貯水槽への汚水の流入を防止すると
ともに、貯水槽内に飲料水を確保できるものの、配水本
管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復する
と、弁本体は自動的に弁開して貯水槽を配水管路の一部
として機能させることになる。したがって、配水本管に
おける貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で破損等
の異常事態が発生すると、破損箇所の補修時に混入した
異物によって汚れた水が誤って貯水槽に入り込むことが
考えられる。
372号において、弁の使用台数を減らし、異常事態の
発生時に前述の不都合が発生する確率を低下させること
で信頼性を高めるとともに、設置スペースを縮小し、か
つ構造が複雑な分流管やT字管などの配管材料の使用を
省略して、簡単に製作することができる貯水槽用緊急弁
を既に提供している。ところが、この貯水槽用緊急弁で
は、地震などにより配水本管に破損等の異常事態が発生
して、配水本管の水圧が設定値以下に低下した場合、弁
本体の弁閉によって貯水槽への汚水の流入を防止すると
ともに、貯水槽内に飲料水を確保できるものの、配水本
管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復する
と、弁本体は自動的に弁開して貯水槽を配水管路の一部
として機能させることになる。したがって、配水本管に
おける貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で破損等
の異常事態が発生すると、破損箇所の補修時に混入した
異物によって汚れた水が誤って貯水槽に入り込むことが
考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の貯水
槽用緊急弁の欠点を解消した貯水槽用緊急弁では、配水
本管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復す
ると、弁本体は自動的に弁開して貯水槽を配水管路の一
部として機能させることになるので、配水本管における
貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で破損等の異常
事態が発生すると、破損箇所の補修時に混入した異物に
よって汚れた水が誤って貯水槽に入り込むことが考えら
れる。
槽用緊急弁の欠点を解消した貯水槽用緊急弁では、配水
本管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復す
ると、弁本体は自動的に弁開して貯水槽を配水管路の一
部として機能させることになるので、配水本管における
貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で破損等の異常
事態が発生すると、破損箇所の補修時に混入した異物に
よって汚れた水が誤って貯水槽に入り込むことが考えら
れる。
【0012】そこで、本発明は、従来の貯水槽用緊急弁
の欠点を解消した貯水槽用緊急弁において、たとえ配水
本管における貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で
破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の補修時に混
入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽に入り込む
ことのない貯水槽用緊急弁を提供することを目的とした
ものである。
の欠点を解消した貯水槽用緊急弁において、たとえ配水
本管における貯水槽用緊急弁の設置位置よりも上流側で
破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の補修時に混
入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽に入り込む
ことのない貯水槽用緊急弁を提供することを目的とした
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る貯水槽用緊急弁は、筒状の弁箱の周壁
部に配水本管の上流側本管に通じる第1流入ポートと、
配水本管の下流側本管に通じる第1流出ポートと、貯水
槽の入口に通じる第2流出ポートと、貯水槽の出口に通
じる第2流入ポートが設けられ、前記弁箱の内部に軸方
向の移動自在に弁棒部を備えた弁本体が装入されてお
り、平常時には、前記弁本体を前記弁箱の軸方向の一方
側に移動させて、前記第1流入ポートと第2流出ポート
および第1流出ポートと第2流入ポートを連通させた弁
開状態で、前記貯水槽を配水管路の一部として機能させ
るとともに、異常事態発生時には、前記弁本体を前記弁
箱の軸方向の他方側に移動させて、前記第1流入ポート
と第1流出ポートを連通させた弁閉状態で、前記貯水槽
への汚水の流入を防止して、該貯水槽内に飲料水を確保
し、かつ前記配水本管の通水を確保するように構成した
貯水槽用緊急弁であって、前記弁棒部の少なくとも軸方
向の一端側に係止部を形成するとともに、前記弁本体の
軸方向他方側への移動完了時に前記係止部に係合解除可
能に自動的に係合して弁本体の弁閉状態を保持する係合
手段が設けられていることを特徴としている。
に、本発明に係る貯水槽用緊急弁は、筒状の弁箱の周壁
部に配水本管の上流側本管に通じる第1流入ポートと、
配水本管の下流側本管に通じる第1流出ポートと、貯水
槽の入口に通じる第2流出ポートと、貯水槽の出口に通
じる第2流入ポートが設けられ、前記弁箱の内部に軸方
向の移動自在に弁棒部を備えた弁本体が装入されてお
り、平常時には、前記弁本体を前記弁箱の軸方向の一方
側に移動させて、前記第1流入ポートと第2流出ポート
および第1流出ポートと第2流入ポートを連通させた弁
開状態で、前記貯水槽を配水管路の一部として機能させ
るとともに、異常事態発生時には、前記弁本体を前記弁
箱の軸方向の他方側に移動させて、前記第1流入ポート
と第1流出ポートを連通させた弁閉状態で、前記貯水槽
への汚水の流入を防止して、該貯水槽内に飲料水を確保
し、かつ前記配水本管の通水を確保するように構成した
貯水槽用緊急弁であって、前記弁棒部の少なくとも軸方
向の一端側に係止部を形成するとともに、前記弁本体の
軸方向他方側への移動完了時に前記係止部に係合解除可
能に自動的に係合して弁本体の弁閉状態を保持する係合
手段が設けられていることを特徴としている。
【0014】本発明によれば、配水本管に破損等の異常
事態が発生すると、弁本体は弁閉されて貯水槽への汚水
の流入を防止するとともに、貯水槽内に飲料水を確保す
る。この状態は、係合手段が弁棒部の係止部に自動的に
係合することによっ保持される。したがって、配水本管
の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復しても
弁本体の弁開は阻止される。一方、貯水槽への汚水の流
入を防止した状態で配水本管の通水は確保される。この
ため、破損箇所の補修時に混入した異物によって汚れた
水を流下させることができるので、汚れた水が誤って貯
水槽に入り込むことはないと判断した時点で、係合手段
と弁棒部の係止部との係合を解除することにより、弁本
体を弁開して、貯水槽を配水管路の一部として機能させ
ることができる。
事態が発生すると、弁本体は弁閉されて貯水槽への汚水
の流入を防止するとともに、貯水槽内に飲料水を確保す
る。この状態は、係合手段が弁棒部の係止部に自動的に
係合することによっ保持される。したがって、配水本管
の破損箇所の補修完了後に配水本管の水圧が回復しても
弁本体の弁開は阻止される。一方、貯水槽への汚水の流
入を防止した状態で配水本管の通水は確保される。この
ため、破損箇所の補修時に混入した異物によって汚れた
水を流下させることができるので、汚れた水が誤って貯
水槽に入り込むことはないと判断した時点で、係合手段
と弁棒部の係止部との係合を解除することにより、弁本
体を弁開して、貯水槽を配水管路の一部として機能させ
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の平常時における
一実施の形態を一部断面にして示す構成図である。な
お、前記従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を
付して説明する。図1において、貯水槽用緊急弁Vは、
1つの筒状の弁箱13と、この弁箱13の内部に軸方向
の移動自在に装入された弁本体14とを備えている。弁
本体14は弁棒部14Dと、この弁棒部14Dの軸方向
一端部に取付けられたピストン部14Aと、弁棒部14
Dの軸方向の他端側に偏って取付けられた第1弁体部1
4Bおよびピストン部14Fと、弁棒部14Dの軸方向
の略中央部に取付けられた第2弁体部14Cを有し、ピ
ストン部14A、第1弁体部14B、第2弁体部14
C、ピストン部14Aおよびピストン部14Fの外周面
と弁箱13の内周面とで水封できるように構成されてい
る。
面に基づいて説明する。図1は本発明の平常時における
一実施の形態を一部断面にして示す構成図である。な
お、前記従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を
付して説明する。図1において、貯水槽用緊急弁Vは、
1つの筒状の弁箱13と、この弁箱13の内部に軸方向
の移動自在に装入された弁本体14とを備えている。弁
本体14は弁棒部14Dと、この弁棒部14Dの軸方向
一端部に取付けられたピストン部14Aと、弁棒部14
Dの軸方向の他端側に偏って取付けられた第1弁体部1
4Bおよびピストン部14Fと、弁棒部14Dの軸方向
の略中央部に取付けられた第2弁体部14Cを有し、ピ
ストン部14A、第1弁体部14B、第2弁体部14
C、ピストン部14Aおよびピストン部14Fの外周面
と弁箱13の内周面とで水封できるように構成されてい
る。
【0016】弁箱13の内部には、環状の第1弁箱シー
ト13A、環状の第2弁箱シート13Bおよび環状の第
3弁箱シート13Cが設けられ、ピストン部14Aは環
状の第1弁箱シート13Aの軸方向一端側の圧力室16
内に位置し、ピストン部14Fは軸方向他端側の付勢室
17内に位置しており、第1弁体部14Bは付勢室17
の近くに位置している。また、第2弁体部14Cは環状
の第1弁箱シート13Aと環状の第2弁箱シート13B
の間の流入室18内に位置しており、環状の第2弁箱シ
ート13Bと環状の第3弁箱シート13Cの間に流出室
19が形成されている。
ト13A、環状の第2弁箱シート13Bおよび環状の第
3弁箱シート13Cが設けられ、ピストン部14Aは環
状の第1弁箱シート13Aの軸方向一端側の圧力室16
内に位置し、ピストン部14Fは軸方向他端側の付勢室
17内に位置しており、第1弁体部14Bは付勢室17
の近くに位置している。また、第2弁体部14Cは環状
の第1弁箱シート13Aと環状の第2弁箱シート13B
の間の流入室18内に位置しており、環状の第2弁箱シ
ート13Bと環状の第3弁箱シート13Cの間に流出室
19が形成されている。
【0017】一方、弁箱13には、その周壁を貫通して
流入室18に通じる第1流入ポートP1と、流出室19
に通じる第1流出ポートP2が形成されているととも
に、これら各ポートP1,P2の形成位置から周方向に
180゜離れた位置の周壁を貫通して、第1弁箱シート
13Aを介して流入室18に通じる第2流出ポートP3
と、第3弁箱シート13Cを介して流出室19に通じる
第2流入ポートP4が形成されている。また、前記弁箱
13の一端部を貫通して圧力室16に通じるパイロット
ポートP5が形成され、前記付勢室17内にはスプリン
グによってなる付勢手段15が装入されており、弁本体
14を軸方向一端側に向けて常時付勢している。
流入室18に通じる第1流入ポートP1と、流出室19
に通じる第1流出ポートP2が形成されているととも
に、これら各ポートP1,P2の形成位置から周方向に
180゜離れた位置の周壁を貫通して、第1弁箱シート
13Aを介して流入室18に通じる第2流出ポートP3
と、第3弁箱シート13Cを介して流出室19に通じる
第2流入ポートP4が形成されている。また、前記弁箱
13の一端部を貫通して圧力室16に通じるパイロット
ポートP5が形成され、前記付勢室17内にはスプリン
グによってなる付勢手段15が装入されており、弁本体
14を軸方向一端側に向けて常時付勢している。
【0018】貯水槽用緊急弁Vは、水道施設における配
水本管1と貯水槽2の間に介設される。すなわち、配水
本管1の上流側本管1Aは流入管3の一次側3Aを介し
て第1流入ポートP1に接続され、配水本管1の下流側
本管1Bは流出管5の二次側5Bを介して第1流出ポー
トP2に接続されるとともに、貯水槽2の入口2Aは流
入管3の二次側3Bを介して第2流出ポートP3に接続
され、貯水槽2の出口2Bは流出管5の一次側5Aを介
して第2流入ポートP4に接続されている。また、配水
本管1の上流側本管1Aはパイロット管20を介してパ
イロットポートP5に接続されている。図中V1は制水
弁を示す。
水本管1と貯水槽2の間に介設される。すなわち、配水
本管1の上流側本管1Aは流入管3の一次側3Aを介し
て第1流入ポートP1に接続され、配水本管1の下流側
本管1Bは流出管5の二次側5Bを介して第1流出ポー
トP2に接続されるとともに、貯水槽2の入口2Aは流
入管3の二次側3Bを介して第2流出ポートP3に接続
され、貯水槽2の出口2Bは流出管5の一次側5Aを介
して第2流入ポートP4に接続されている。また、配水
本管1の上流側本管1Aはパイロット管20を介してパ
イロットポートP5に接続されている。図中V1は制水
弁を示す。
【0019】付勢室17の外側には、図1および図2に
示すように、軸方向他端側に延びる弁本体の開度指示装
置30が設けられている。この弁本体の開度指示装置3
0は、付勢室17の外端壁部17Aに貫設した弁棒挿通
孔17aを介して、付勢室17の内部に連通して該付勢
室17の外側に軸方向他端側に延びて取付けられた筒状
の弁棒カバー30Aと、弁棒挿通孔17aを貫通して弁
棒カバー30Aの内部に挿入された弁棒部14Dの弁箱
外突出部14dと、この弁箱外突出部14dに固着され
た扇型もしくは円盤状の弁開度指示部材30B(ただ
し、本実施の形態では扇型の弁開度指示部材30Bを固
着している)と、弁開度指示部材30Bの外周部に対応
し、かつ前記軸方向に延びて弁棒カバー30Aの周壁部
に貫設された弁開度指示部材の目視用窓部30Cとを具
備しており、弁開度指示部材の目視用窓部30C近くの
弁棒カバー30Aの周壁部には、目視用窓部30Cの軸
方向の他端側(一方側)に偏って文字「開」が表示さ
れ、目視用窓部30Cの軸方向の一端側(他方側)に偏
って文字「閉」が表示されている。
示すように、軸方向他端側に延びる弁本体の開度指示装
置30が設けられている。この弁本体の開度指示装置3
0は、付勢室17の外端壁部17Aに貫設した弁棒挿通
孔17aを介して、付勢室17の内部に連通して該付勢
室17の外側に軸方向他端側に延びて取付けられた筒状
の弁棒カバー30Aと、弁棒挿通孔17aを貫通して弁
棒カバー30Aの内部に挿入された弁棒部14Dの弁箱
外突出部14dと、この弁箱外突出部14dに固着され
た扇型もしくは円盤状の弁開度指示部材30B(ただ
し、本実施の形態では扇型の弁開度指示部材30Bを固
着している)と、弁開度指示部材30Bの外周部に対応
し、かつ前記軸方向に延びて弁棒カバー30Aの周壁部
に貫設された弁開度指示部材の目視用窓部30Cとを具
備しており、弁開度指示部材の目視用窓部30C近くの
弁棒カバー30Aの周壁部には、目視用窓部30Cの軸
方向の他端側(一方側)に偏って文字「開」が表示さ
れ、目視用窓部30Cの軸方向の一端側(他方側)に偏
って文字「閉」が表示されている。
【0020】他方、弁棒部14Dにおける弁箱外突出部
14dには、段差面によってなる係止部31が形成さ
れ、この係止部31に係合解除可能に自動的に係合する
係合手段32が筒状の弁棒カバー30Aを貫通し、弁箱
外突出部14dに直交して取付けられている。係合手段
32は、弁棒カバー30Aを貫通して該弁棒カバー30
Aに固着された両端開口の筒体32Aと、この筒体32
A内に軸方向の移動自在に挿入されて、先端部が筒体3
2Aの先端開口から突出している係合ピン32Bと、こ
の係合ピン32Bを常時先端側に押圧付勢するスプリン
グ32Cと、筒体32Aの後端開口部に螺着されたプラ
グ32Dとを備え、筒体32Aの一側に長孔32Eを設
け、この長孔32Eを通して係合ピン32Bに取付けた
操作摘み32Fを筒体32Aの外部に突出させている。
また、図1の平常時においては、係合ピン32Bの先端
が弁箱外突出部14dにおける段差面によってなる係止
部31よりも弁箱13側の大径部の外面に当接するよう
に、弁棒カバー30Aに対する筒体32Aの取付け位置
が設定されている。
14dには、段差面によってなる係止部31が形成さ
れ、この係止部31に係合解除可能に自動的に係合する
係合手段32が筒状の弁棒カバー30Aを貫通し、弁箱
外突出部14dに直交して取付けられている。係合手段
32は、弁棒カバー30Aを貫通して該弁棒カバー30
Aに固着された両端開口の筒体32Aと、この筒体32
A内に軸方向の移動自在に挿入されて、先端部が筒体3
2Aの先端開口から突出している係合ピン32Bと、こ
の係合ピン32Bを常時先端側に押圧付勢するスプリン
グ32Cと、筒体32Aの後端開口部に螺着されたプラ
グ32Dとを備え、筒体32Aの一側に長孔32Eを設
け、この長孔32Eを通して係合ピン32Bに取付けた
操作摘み32Fを筒体32Aの外部に突出させている。
また、図1の平常時においては、係合ピン32Bの先端
が弁箱外突出部14dにおける段差面によってなる係止
部31よりも弁箱13側の大径部の外面に当接するよう
に、弁棒カバー30Aに対する筒体32Aの取付け位置
が設定されている。
【0021】このような構成であれば、平常時には、配
水本管1の水圧が設定値を超えており、この水圧をパイ
ロット圧としてパイロットポートP5から圧力室16に
導入して、弁本体14のピストン部14Aに負荷し、付
勢手段15の付勢に抗して弁本体14を弁箱13の軸方
向他端側に移動させて弁開させる。これにより、流入室
18を介して、第1流入ポートP1と第2流出ポートP
3が連通するとともに、流出室19を介して、第1流出
ポートP2と第2流入ポートP4が連通する。このた
め、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本管1
A→流入管3の一次側3A→第1流入ポートP1→流入
室18→→第2流出ポートP3→流入管3の二次側3B
の経路で貯水槽2に流入して貯水される。また、貯水槽
2から出た水は、流出管5の一次側5A→第2流入ポー
トP4→流出室19→第1流出ポートP2→流出管5の
二次側5B→配水本管1の下流側本管1Bの経路で流下
する。この状態で貯水槽2は水道管路の一部として機能
する。
水本管1の水圧が設定値を超えており、この水圧をパイ
ロット圧としてパイロットポートP5から圧力室16に
導入して、弁本体14のピストン部14Aに負荷し、付
勢手段15の付勢に抗して弁本体14を弁箱13の軸方
向他端側に移動させて弁開させる。これにより、流入室
18を介して、第1流入ポートP1と第2流出ポートP
3が連通するとともに、流出室19を介して、第1流出
ポートP2と第2流入ポートP4が連通する。このた
め、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本管1
A→流入管3の一次側3A→第1流入ポートP1→流入
室18→→第2流出ポートP3→流入管3の二次側3B
の経路で貯水槽2に流入して貯水される。また、貯水槽
2から出た水は、流出管5の一次側5A→第2流入ポー
トP4→流出室19→第1流出ポートP2→流出管5の
二次側5B→配水本管1の下流側本管1Bの経路で流下
する。この状態で貯水槽2は水道管路の一部として機能
する。
【0022】この場合、弁棒部14Dの弁箱外突出部1
4dに固着されている弁開度指示部材30Bは、筒状の
弁棒カバー30Aの軸方向の一方側に偏った全開指示位
置、つまり表示文字「開」に対応する位置に在り、この
全開指示位置に在る弁開度指示部材30Bを目視用窓部
30Cから視認することによって、弁本体14の全開状
態を確認することができる。
4dに固着されている弁開度指示部材30Bは、筒状の
弁棒カバー30Aの軸方向の一方側に偏った全開指示位
置、つまり表示文字「開」に対応する位置に在り、この
全開指示位置に在る弁開度指示部材30Bを目視用窓部
30Cから視認することによって、弁本体14の全開状
態を確認することができる。
【0023】たとえば、地震などにより配水本管1に破
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下し、圧力室16のパイロット圧が低くなると
付勢手段15の付勢により、図3に示すように第2弁体
部14Cが第1弁箱シート13Aに当接し、かつ第1弁
体部14Bが第3弁箱シート13Cに当接する位置ま
で、弁本体14を弁箱13の軸方向一端側に移動させ
る。これにより、流入室18と流出室19を介して、第
1流入ポートP1と第1流出ポートP2が連通する。こ
のため、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本
管1A→流入管3の一次側3A→第1流入ポートP1→
流入室18→流出室19→第1流出ポートP2→流出管
5の二次側5B→配水本管1の下流側本管1Bの経路で
流下する。したがって、貯水槽2への汚水の流入を防止
して、応急給水用の飲料水を貯水槽2内に確保するとと
もに、配水本管1の通水確保により配水本管1に接続さ
れている消火栓(図示省略)などの使用可能な状態を得
ることができる。
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下し、圧力室16のパイロット圧が低くなると
付勢手段15の付勢により、図3に示すように第2弁体
部14Cが第1弁箱シート13Aに当接し、かつ第1弁
体部14Bが第3弁箱シート13Cに当接する位置ま
で、弁本体14を弁箱13の軸方向一端側に移動させ
る。これにより、流入室18と流出室19を介して、第
1流入ポートP1と第1流出ポートP2が連通する。こ
のため、水は矢印で示すように、配水本管1の上流側本
管1A→流入管3の一次側3A→第1流入ポートP1→
流入室18→流出室19→第1流出ポートP2→流出管
5の二次側5B→配水本管1の下流側本管1Bの経路で
流下する。したがって、貯水槽2への汚水の流入を防止
して、応急給水用の飲料水を貯水槽2内に確保するとと
もに、配水本管1の通水確保により配水本管1に接続さ
れている消火栓(図示省略)などの使用可能な状態を得
ることができる。
【0024】この場合、弁棒部14Dの弁箱外突出部1
4dに固着されている弁開度指示部材30Bは、筒状の
弁棒カバー30Aの軸方向の他方側に偏った全閉指示位
置、つまり表示文字「閉」に対応する位置に在り、この
全閉指示位置に在る弁開度指示部材30Bを目視用窓部
30Cから視認することによって、弁本体14の全閉状
態を確認することができる。
4dに固着されている弁開度指示部材30Bは、筒状の
弁棒カバー30Aの軸方向の他方側に偏った全閉指示位
置、つまり表示文字「閉」に対応する位置に在り、この
全閉指示位置に在る弁開度指示部材30Bを目視用窓部
30Cから視認することによって、弁本体14の全閉状
態を確認することができる。
【0025】一方、係合手段32の係合ピン32Bがス
プリング32Cの付勢により突出して弁棒部14Dにお
ける弁箱外突出部14dの係止部31に自動的に係合
し、弁本体14の全閉状態を保持する。したがって、配
水本管1の破損箇所の補修完了後に配水本管1の水圧が
回復して設定値を超え、この水圧がパイロット圧として
パイロットポートP5から圧力室16に導入されても、
弁本体14の弁開は阻止される。このため、たとえ配水
本管1における貯水槽用緊急弁Vの設置位置よりも上流
側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の補修時
に混入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽2に入
り込むことはない。
プリング32Cの付勢により突出して弁棒部14Dにお
ける弁箱外突出部14dの係止部31に自動的に係合
し、弁本体14の全閉状態を保持する。したがって、配
水本管1の破損箇所の補修完了後に配水本管1の水圧が
回復して設定値を超え、この水圧がパイロット圧として
パイロットポートP5から圧力室16に導入されても、
弁本体14の弁開は阻止される。このため、たとえ配水
本管1における貯水槽用緊急弁Vの設置位置よりも上流
側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の補修時
に混入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽2に入
り込むことはない。
【0026】また、貯水槽2への汚水の流入を防止した
状態で配水本管1の通水は確保される。このため、破損
箇所の補修時に混入した異物によって汚れた水を流下さ
せることができるので、汚れた水が誤って貯水槽2に入
り込むことはないと判断した時点で、係合手段32の操
作摘み32Fを摘んでスプリング32Cの付勢に抗して
係合ピン32Bを後退させ、係合ピン32Bと係止部3
1との係合を解除することで、前記パイロット圧により
弁本体14を弁開して、貯水槽2を配水管路の一部とし
て機能させることができる。
状態で配水本管1の通水は確保される。このため、破損
箇所の補修時に混入した異物によって汚れた水を流下さ
せることができるので、汚れた水が誤って貯水槽2に入
り込むことはないと判断した時点で、係合手段32の操
作摘み32Fを摘んでスプリング32Cの付勢に抗して
係合ピン32Bを後退させ、係合ピン32Bと係止部3
1との係合を解除することで、前記パイロット圧により
弁本体14を弁開して、貯水槽2を配水管路の一部とし
て機能させることができる。
【0027】なお、前記実施の形態では、係合手段32
を付勢室17側に設けているが、図4に示すように、圧
力室16側に係合手段32を設けた構成でもよい。
を付勢室17側に設けているが、図4に示すように、圧
力室16側に係合手段32を設けた構成でもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、異常事
態の発生時において弁閉されている状態を係合手段が弁
棒部の係止部に自動的に係合することによっ保持できる
ので、配水本管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水
圧が回復しても弁本体の弁開は阻止される。このため、
たとえ配水本管における貯水槽用緊急弁の設置位置より
も上流側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の
補修時に混入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽
に入り込むことはない。
態の発生時において弁閉されている状態を係合手段が弁
棒部の係止部に自動的に係合することによっ保持できる
ので、配水本管の破損箇所の補修完了後に配水本管の水
圧が回復しても弁本体の弁開は阻止される。このため、
たとえ配水本管における貯水槽用緊急弁の設置位置より
も上流側で破損等の異常事態が発生しても、破損箇所の
補修時に混入した異物によって汚れた水が誤って貯水槽
に入り込むことはない。
【図1】本発明の平常時における一実施の形態を示す構
成図である。
成図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の異常事態発生時における一実施の形態
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す構成図である。
【図5】従来例の平常時における形態を示す構成図であ
る。
る。
【図6】従来例の異常事態発生時における形態を示す構
成図である。
成図である。
【図7】他の従来例の平常時における形態を示す構成図
である。
である。
【図8】図7のB−B線拡大断面図である。
【図9】他の従来例の異常事態発生時における形態を示
す構成図である。
す構成図である。
【図10】図9のC−C線拡大断面図である。
1 配水本管 1A 上流側本管 1B 下流側本管 2 耐震貯水槽(貯水槽) 2A 入口 2B 出口 13 筒状の弁箱 14 弁本体 14D 弁棒部 14d 弁棒部の弁箱外突出部 31 係止部 32 係合手段 P1 第1流入ポート P2 第1流出ポート P3 第2流出ポート P4 第2流入ポート P5 パイロットポート V 貯水槽用緊急弁
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状の弁箱の周壁部に配水本管の上流側
本管に通じる第1流入ポートと、配水本管の下流側本管
に通じる第1流出ポートと、貯水槽の入口に通じる第2
流出ポートと、貯水槽の出口に通じる第2流入ポートが
設けられ、 前記弁箱の内部に軸方向の移動自在に弁棒部を備えた弁
本体が装入されており、 平常時には、前記弁本体を前記弁箱の軸方向の一方側に
移動させて、前記第1流入ポートと第2流出ポートおよ
び第1流出ポートと第2流入ポートを連通させた弁開状
態で、前記貯水槽を配水管路の一部として機能させると
ともに、 異常事態発生時には、前記弁本体を前記弁箱の軸方向の
他方側に移動させて、前記第1流入ポートと第1流出ポ
ートを連通させた弁閉状態で、前記貯水槽への汚水の流
入を防止して、該貯水槽内に飲料水を確保し、かつ前記
配水本管の通水を確保するように構成した貯水槽用緊急
弁であって、 前記弁棒部の少なくとも軸方向の一端側に係止部を形成
するとともに、前記弁本体の軸方向他方側への移動完了
時に前記係止部に係合解除可能に自動的に係合して弁本
体の弁閉状態を保持する係合手段が設けられていること
を特徴とする貯水槽用緊急弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP940298A JPH11210909A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 貯水槽用緊急弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP940298A JPH11210909A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 貯水槽用緊急弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210909A true JPH11210909A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11719437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP940298A Pending JPH11210909A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 貯水槽用緊急弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210909A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132737A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Aisin Aw Co Ltd | 圧力制御弁 |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP940298A patent/JPH11210909A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132737A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Aisin Aw Co Ltd | 圧力制御弁 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |