JPH11211193A - 室外ファンの制御装置 - Google Patents

室外ファンの制御装置

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JPH11211193A
JPH11211193A JP10034314A JP3431498A JPH11211193A JP H11211193 A JPH11211193 A JP H11211193A JP 10034314 A JP10034314 A JP 10034314A JP 3431498 A JP3431498 A JP 3431498A JP H11211193 A JPH11211193 A JP H11211193A
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fan
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outdoor fan
speed
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Tadashi Sakaguchi
正 坂口
Mitsuhiro Morio
詳浩 森尾
Shinji Ehira
伸次 江平
Shinya Okada
慎也 岡田
Toshiaki Sato
俊彰 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆風が強く、室外ファンのファンモータに対
する負荷が増大しても、空調能力の低下やファンドライ
バの過熱を防止でき、また、経済性を向上し得る室外フ
ァンの制御装置を提供する。 【解決手段】 室外ファンの回転数が目標回転数に近づ
くようにファンモータへの電力供給を制御しているとき
に、室外ファンの回転数と目標回転数VR との差が大き
くなって限界基準回転数RS まで低下した場合、室外機
周辺を所定風速を超える逆風が吹いていると判別し、こ
のとき、ファンモータに供給する駆動電力を停止して室
外ファンをフリーラン状態とする制御に切換える。これ
により、室外熱交換器通過風量を確保して空調能力を維
持することができ、しかも、経済性を向上することがで
きる。また、ファンドライバが過熱状態とならず、その
信頼性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セパレート形空
気調和機における室外ファンの制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】セパレート形空気調和機の室外機には圧
縮機や室外熱交換器・室外ファン等が内装されている。
室外ファンの駆動に当たっては、室外熱交換器を通過す
る風速が所定の値(例えば2m/sec)程度になるよ
うな回転数を予め目標回転数として求めておき、この目
標回転数で室外ファンの回転数が保持されるように、室
外ファンを駆動するファンモータへの駆動電力がモータ
負荷の変化に合わせて制御される。
【0003】なお、近年は、上記のような室外ファンの
ファンモータとしてDCモータを使用するようになって
きており、この場合、ファン駆動用の専用ICから成る
ファンドライバを通して駆動電力を供給するように構成
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば室外
機が屋上に設置されている場合や、海岸近辺の地域に設
置されている場合には、モータ負荷として風が大きく影
響するものとなり、例えば、室外ファンの送風方向とは
逆向きに吹く風(逆風)が強くなるとモータ負荷が増大
する。そして、例えば4m/sec)を超えるような逆
風条件下において、室外ファンの回転数を目標回転数で
保持するように駆動電力を上昇させていくと、前記した
ファンドライバの許容電流を超える状態が生じるように
なり、したがって、この場合には、駆動電力をそれ以上
上昇させることができなくなるために、室外ファンの回
転数が目標回転数よりも低く抑えられることになる。こ
の結果、室外熱交換器を通過する風量が充分には確保さ
れず、空気調和機としての所定の能力を発揮することが
できなくなるという問題を生じている。
【0005】また、このような逆風条件下で室外ファン
を駆動し続けた場合、ファンドライバ近傍では、室外フ
ァンの回転によって本来得られるべき冷却風と逆風とが
打ち消しあって、このファンドライバの冷却が充分に行
われなくなる。したがって、このファンドライバの温度
上昇が大きくなり、この結果、過熱状態となってファン
ドライバの動作信頼性が低下するという問題も生じてい
る。
【0006】この発明は、上記した問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、上記のような逆風条件下におい
ても空調能力の低下を抑制し得ると共に、ファンドライ
バの信頼性を向上することができ、さらに、経済性を向
上し得る室外ファンの制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の室外フ
ァンの制御装置は、室外ファン1の回転数が目標回転数
に近づくように室外ファン1のファンモータ2に駆動電
力を供給する目標回転数制御を行うファン制御手段4を
備えた室外ファンの制御装置であって、室外機周辺を吹
く風の風速が所定値を超えた所定風速発生状態を検知す
る風速検知手段と、所定風速発生状態が検知されたとき
に、ファン制御手段4による上記目標回転数制御から、
駆動電力を低下させた風速依存制御に切換える制御モー
ド切換手段とを設けていることを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、室外ファンを目
標回転数で駆動して室外機内に強制風を発生させずと
も、室外機周辺を吹く風が強くてこの風をそのまま室外
熱交換器に通過させることで、空調運転に必要な通過風
量を確保し得る状態が風速検知手段で検知される。そし
て、このときには、ファンモータ2への駆動電力を低下
させる制御、例えば、請求項2のように、ファンモータ
2への駆動電力の供給を停止して室外ファン1をフリー
ラン状態とする制御に切換えられる。これにより、空調
能力は損なわれず、しかも、経済性を向上することがで
きる。
【0009】特に、風向きが室外ファン1の送風方向と
は逆向きの場合、すなわち、逆風条件下の場合、従来
は、この逆風に抗して室外ファン1を目標回転数に近づ
けるために、ファンドライバを通して供給する駆動電力
が過大になる場合を生じていたが、上記では、このとき
にファンモータ2を停止するので、ファンドライバが過
熱状態になることがなく、その信頼性が向上する。
【0010】前記の風速検知手段としては、例えば請求
項3のように、目標回転数制御中の室外ファン1の回転
数と目標回転数との差が大きくなって限界基準回転数R
S に達した状態を上記所定風速発生状態として検知する
回転数限界状態判定手段で構成することが可能である。
【0011】この場合には、室外ファン1の回転数を検
出するセンサからの検出信号を監視して限界基準回転数
S に達したか否かを判定する制御ソフトを追加するこ
とで構成でき、風速の変化を検知するための専用の機構
を室外機に別途設ける必要はないので、全体の製作費を
より安価なものとすることができる。
【0012】請求項4の室外ファンの制御装置は、室外
ファン1の送風方向とは逆向きの風の風速が所定値を超
えた所定風速発生状態が風速検知手段によって検知され
たときの前記フリーラン状態とした風速依存制御への切
換後、室外ファン1の逆転方向の回転数が風速に応じた
回転数に達するまでの間の回転数の変化勾配が所定勾配
よりも小さいときには、風速依存制御を中止して前記目
標回転数制御を再開する制御を上記ファン制御手段4が
行うことを特徴としている。
【0013】すなわち、逆風条件下の場合に、ファンモ
ータ2への駆動電力の供給を停止してフリーラン状態に
移行すると、室外ファン1の回転は、ファンモータ2に
よって駆動されるそれまでの正転方向から、逆風の作用
によって逆転方向に切換わった後、風速に応じた回転数
まで上昇するが、この間で、風が弱まることも想定され
る。この場合に、フリーラン状態を継続したままである
と、室外熱交換器の通過風量を確保できなくなって、空
調能力が低下する。そこで、上記のように、フリーラン
状態への切換後に逆風の強さに応じた回転数となるまで
の間も、その変化勾配を監視し、これを所定の変化勾配
と比較することで、フリーラン状態への切換直後に逆風
が弱まった場合を判別することができる。そして、この
ときには、フリーラン状態とした風速依存制御を中止し
て目標回転数制御を再開することで、室外熱交換器の通
過風量の低下によって空調能力が損なわれる期間を極力
短くすることができる。
【0014】請求項5の室外ファンの制御装置は、上記
ファン制御手段4が、風速依存制御への切換時からの室
外ファン1の回転数の変化を複数の判定時刻t1 ・t2
で各判定基準回転数RD1・RD2と順次比較して所定勾配
からの大小を判定することを特徴としている。
【0015】このように、フリーラン状態への切換後に
複数の判定時刻を設けて所定の変化勾配が維持されてい
るかを判定することで、予測のできない逆風の変化にき
め細かく対応することができ、逆風が弱まった場合には
これを速やかに検知して目標回転数制御が再開されるこ
とになるので、空調能力の低下がより確実に抑制され
る。
【0016】請求項6の室外ファンの制御装置は、風速
依存制御を中止して目標回転数制御を再開した後の所定
時間は、上記風速検知手段での検知結果によらずにファ
ン制御手段4が目標回転数制御を継続することを特徴と
している。
【0017】すなわち、目標回転数制御を再開した直後
は、それまでの逆風に依存した逆転方向の回転状態から
正転方向に回転方向の変化を生じた後、目標回転数へと
上昇する。この間、室外ファン1の回転数が前記した限
界基準回転数RS 以下の状態を経ることになり、所定風
速発生状態の検知条件を満たしていることになるが、こ
の間は、不要なフリーラン運転への移行を行うことな
く、目標回転数制御を継続することで、速やかに目標回
転数に室外ファン1の回転数を上昇させて、空調性能を
迅速に復帰させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】図2は、空気調和機の室外機に内装された
室外ファンの制御系統を示すブロック図である。室外フ
ァン1が直結されたファンモータ2はDCモータから成
り、このファンモータ2には、ファン駆動用の専用IC
から成るファンドライバ3を通して駆動電力WD が供給
される。その駆動電力WD は、マイクロコンピュータか
ら成るファン制御装置4からファンドライバ3に入力さ
れる回転数制御信号SF によって制御される。すなわ
ち、図示しない整流平滑回路を通してAC100V又は
200Vの商用電源からDC280Vに変換された直流
電圧がファンドライバ3を通してファンモータ2に印加
され、このときの通電幅が、上記回転数制御信号SF
応じたチョッパ制御により制御されてファンモータ2に
供給され、室外ファン1が回転数制御信号SF に応じた
回転数で駆動される。
【0020】上記ファンドライバ3にはサーミスタから
成る温度検出センサ5が取付けられている。ファン制御
装置4では、ファンドライバ3に異常温度上昇が生じな
いように、上記温度検出センサ5で検出されるファンド
ライバ温度TD を監視しながら、室外ファン1に対する
後述する制御を行うようになっている。
【0021】一方、ファンモータ2には、室外ファン1
の回転数(以下、実回転数RF という)および回転方向
を検出するためのホールICから成る回転検出センサ6
が付設されており、ファン制御装置4では、このセンサ
6で検出される実回転数RFが目標回転数に維持される
ように上記回転数制御信号SF をフィードバック制御
し、さらに、このような制御によっても目標回転数から
逸脱する結果となる場合には、後述するフリーラン制御
に切換えるようになっている。以下、その具体的な制御
内容について、図1を参照して説明する。
【0022】同図には、上記ファン制御装置4によって
制御される室外ファン1の回転数の変化の一例を示して
いる。まず、起動時には、室外ファン1の回転数が、空
調負荷に対応する目標回転数VR (例えば500rpm
〜800rpm程度)に達するまで、前記回転数制御信
号SF を次第に増加させていき、これをファンドライバ
3に出力する。これに伴って、ファンドライバ3から、
上記回転数制御信号SF に応じたドライブ電流がファン
モータ2に供給されて、室外ファン1の回転数が次第に
上昇する(期間I)。
【0023】そして、前記回転検出センサ6で検出され
る実回転数RF が目標回転数VR に達した後には、回転
数制御信号SF が実回転数RF と目標回転数VR との差
に応じてフィードバック制御され、これによって、実回
転数RF が目標回転数VR で保持される(期間II) 。以
下、上記のように、室外ファン1の実回転数RF を目標
回転数VR に近づけて保持するようにファンモータ2へ
の駆動電力を供給する制御を、目標回転数制御と称して
説明する。
【0024】なお、前記ファン制御装置4は、上記目標
回転数制御を行うファン制御手段としての機能を備え、
また、後述するように、実回転数RF が限界基準回転数
Sに低下したときに所定風速発生状態として検知する
回転数限界状態判定手段としての機能、したがって、風
速検知手段としての機能と共に、所定風速発生状態が検
知されたときに目標回転数制御から後述する風速依存制
御に切換える制御モード切換手段としての機能をそれぞ
れ有するように構成されている。
【0025】図1中、期間III は、前記のように目標回
転数制御を継続しているにもかかわらず、実回転数RF
の低下が生じたこと示している。つまり、室外ファン1
の回転による送風方向に対して逆向きの風(逆風)が吹
き出した場合、これによってモータ負荷が増加する。こ
のときの負荷の増加が小さいとき、すなわち、逆風の風
速が小さい間は、上記したフィードバック制御により、
ファンモータ2に供給するドライブ電流を大きくする制
御が行われて実回転数RF が目標回転数VR で維持され
るが、ファンドライバ3を通して流せる電流には制限が
設けられており、逆風の風速が、上記したドライブ電流
を制限電流近くまで増加させても、室外ファン1の回転
数を目標回転数VR で維持できないような風速である場
合に、その風速に応じて実回転数RF の低下が生じる。
【0026】そして、例えば風速が4m/secを超え
るような逆風が吹き出した場合には、実回転数RF は、
所定の限界基準回転数RS (例えば90rpm)まで低
下し、これを検出することによって、上記した風速を超
える所定風速発生状態が判別される。そして、このとき
には、前記ファン制御装置4は、ファンドライバ3への
回転数制御信号SF の出力を停止する処理を行う。これ
により、ファンモータ2への駆動電力の供給が停止さ
れ、室外ファン1は外力に応じて自由に回転し得るフリ
ーラン状態となり、以降は、回転検出センサ6から入力
される実回転数RF の変化を監視する制御に移行する
が、室外ファン1は、逆風の風速に応じた自由回転を生
じることになる(以下、このようにファンモータ2への
電力の供給を停止した風速依存制御を、フリーラン運転
ともいう)。
【0027】このように、逆風によって実回転数RF
限界基準回転数RS まで低下し、室外ファン1をフリー
ラン状態とした風速依存制御に移行した後の実回転数R
F の変化の例を、図1中に破線で示している。
【0028】破線は、風速の大きな逆風が以降も継続
し、これによって、フリーラン運転への切換後は、この
逆風によって室外ファン1の回転数がさらに低下し、一
旦、回転数0の状態を経て、それまでのファンモータ2
による回転駆動方向(以下、正転方向という)とは逆向
き、すなわち逆転方向に回転数が上昇し、逆風の風速に
応じた回転数で回転が継続する状態を示している。
【0029】この間、上記のような逆風がそのまま室外
熱交換器を通過することになり、空調運転に必要な通過
風量が確保されて、空調能力が維持される。
【0030】このようなフリーラン運転中は逆転方向の
実回転数RF が監視され、これが、フリーラン基準回転
数RSrに低下したことが検出されると、逆風が弱まった
と判断してフリーラン運転を中止し、図中実線で示すよ
うに、前記した目標回転数制御を再開する。この場合の
フリーラン基準回転数RSrとしては、空調運転に必要な
通過風量を確保し得なくなるときの回転数(例えば30
0rpm)が設定されている。
【0031】ところで、上記のような逆風の強さは時々
刻々変化し、フリーラン運転への以降後にすぐに逆風が
弱まって上記したフリーラン基準回転数RSrまで到達し
なくなることも想定される。そこで、上記では、フリー
ラン運転に切換えた直後には、室外ファン1の回転数の
変化勾配を監視し、これによって、この間で、フリーラ
ン運転への移行の可否を判定するようにもなっている。
すなわち、この判定を行うために、フリーラン運転への
切換時から第1判定時刻t1 (例えば4秒後)と、第2
判定時刻t2 (例えば9秒後)とに、室外ファン1の回
転数を第1・第2判定基準回転数RD1・RD2と順次比較
する。
【0032】第1判定基準回転数RD1としては例えば1
00rpmが設定されており、4秒後に回転数検出セン
サ6で検出される室外ファン1の回転数が逆転方向に1
00rpmを超える回転数であれば、そのままフリーラ
ン運転を続行し、100rpm以下であれば、同図中の
破線で示すように、フリーラン運転をその時点で中止
して、前記した目標回転数制御を再開する。
【0033】また、第2判定基準回転数RD2としては例
えば200rpmが設定されており、同図中の破線に
示すように、4秒後の第1判定時刻t1 では第1判定基
準回転数RD1を超えているものの、9秒後の第2判定時
刻t2 では、回転数が第2判定基準回転数RD2まで達し
ていない場合に、この間で逆風の弱まりを生じたものと
して、この場合も、フリーラン運転をこの時点で中止
し、目標回転数制御を再開する。
【0034】このように、フリーラン運転に移行した後
の室外ファン1の逆転方向の回転数の変化勾配を監視し
て判定することで、この間で逆風が弱まった時にもすぐ
に目標回転数制御を再開するようになっている。
【0035】なお、上記のように目標回転数制御を再開
した当初は、室外ファン1は逆転方向に回転している状
態から、回転数0を経て正転方向に回転数が上昇する。
この間、前記した限界基準回転数RS (正転方向90r
pm)よりも回転数の小さな状態を経由することになる
ので、目標回転数制御を再開した後、室外ファン1の回
転数が少なくとも限界基準回転数RS を超えるようにな
るまでの一定時間は、回転数が限界基準回転数RS 以下
であることによってフリーラン運転に移行する判定は行
わない。
【0036】以上の説明のように、本実施形態において
は、目標回転数制御で制御中の室外ファン1の実回転数
F と目標回転数VR との差が大きくなって、実回転数
Fが限界基準回転数RS まで低下した場合に、所定風
速(例えば4m/sec)を超える逆風が発生している
とし、このとき、目標回転数制御を中止して、ファンモ
ータ2への電力の供給を停止し、室外ファン1をフリー
ラン状態とする風速依存制御に切換えるようになってい
る。
【0037】これにより、空調運転に必要な室外熱交換
器の通過風量が確保され、しかも、ファンモータ2への
電力の供給が停止されるので、逆風条件下でも空調能力
を維持向上することができると共に、経済性が向上す
る。また、ファンドライバ3を通してファンモータ2に
大きなドライブ電流を供給する必要がないので、ファン
ドライバ3が過熱状態になることがなく、これによっ
て、その動作信頼性を長期にわたって維持することがで
きる。
【0038】また、上記実施形態においては、目標回転
数制御中における室外ファン1の回転数の低下によっ
て、所定風速を超える逆風の発生状態を検知する構成で
あり、この場合には、回転検出センサ6からの検出信号
に基づく制御ソフトを追加することで構成でき、風速の
変化を検知するための専用の機構を室外機に別途設ける
必要はないので、全体の製作費をより安価なものとする
ことができる。
【0039】さらに、上記では、フリーラン状態への切
換後に、室外ファン1が逆風の強さに応じた回転数とな
るまでの間も、複数の判定時刻で各判定基準回転数と順
次比較して所定勾配からの大小を判定し、変化勾配が小
さくなって逆風が弱まった場合には、速やかに風速依存
制御を中止して目標回転数制御を再開するので、予測で
きない逆風の変化にきめ細かく対応でき、これにより、
室外熱交換器の通過風量の低下によって空調能力が損な
われる期間を極力短くすることができる。
【0040】また、風速依存制御を中止して目標回転数
制御を再開した後の所定時間は、上記風速検知手段での
検知結果によらずに目標回転数制御を継続するので、目
標回転数制御を再開後に不要なフリーラン状態への移行
が阻止され、速やかに目標回転数に室外ファン1を上昇
させて、空調性能を復帰させることができる。
【0041】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更することができ
る。例えば、上記ではファンモータ2がDCモータから
成る構成を例に挙げたが、DCブラシレスモータや交流
モータなどのその他の形式のモータを用いて構成される
空気調和機の室外機に本発明を適用して構成することが
できる。
【0042】また、上記では、所定風速を超えるような
逆風を検知して室外ファン1をフリーラン状態とする例
を挙げたが、請求項1〜3の範囲においては、室外ファ
ン1による送風方向に沿う方向の風、いわゆる順風の場
合も、これが強い場合に、目標回転数制御から、ファン
モータ2に供給するドライブ電流を所定の低電流値まで
低下させて維持する制御、さらには、ドライブ電流の供
給を停止してフリーラン状態とする制御を行う構成とす
ることも可能である。
【0043】すなわち、上記のように順風が吹く場合に
はモータ負荷が低下し、これによって、室外ファン1を
目標回転数VR で維持する際に、ファンモータ2に供給
するドライブ電流をより小さくする制御が行われること
になる。そこで、このような風の影響がない場合におけ
るモータ負荷変動に対応するドライブ電流の可変制御範
囲において、その下限値までドライブ電流を低下させて
も、実回転数RF が目標回転数VR よりも大きい状態の
ままである場合に、所定風速の順風が吹いているとし
て、このとき、ファンモータ2への電力の供給を停止し
て、フリーラン状態とするのである。このように順風に
対する制御によっても、空調運転に必要な室外熱交換器
通過風量を確保した上で、経済性を向上することができ
る。
【0044】さらに、上記では、室外ファン1の実回転
数RF の低下から所定風速発生状態を検知する構成とし
たが、請求項1・2の範囲においては、例えば、目標回
転数VR に実回転数RF を近づけるようにフィードバッ
ク制御する際にファンモータ2に供給するドライブ電流
を監視し、これが、その可変範囲の限界値に付近に達し
たときに、所定風速発生状態として検知する構成や、さ
らに、機械的な風速検知機構を設ける構成、例えば室外
機内に室外ファン1の回転に伴う通風路とは別に外気の
通風路を設け、この通風路にばね等で支持された揺動片
を配置し、この通風路を通過する外気の風力に応じて揺
動片がばねの支持力に抗して傾斜する際の傾斜角で所定
風速発生状態を検知する構成等とすることも可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1の室
外ファンの制御装置においては、室外機周辺を吹く風の
風速が所定値を超えた所定風速発生状態が検知されたと
きに、ファンモータへの駆動電力を低下させた風速依存
制御、例えば、請求項2のように、ファンモータへの駆
動電力の供給を停止して室外ファンをフリーラン状態と
する制御に切換えるようになっているので、空調運転に
必要な室外熱交換器通過風量を確保して空調能力を維持
することができ、しかも、経済性の向上を図ることがで
きる。特に、逆風条件下の場合には、この逆風に抗して
駆動電力を過大なものとする必要がないことから、前記
したファンドライバが過熱状態とならず、したがって、
その信頼性を向上することができる。
【0046】請求項3の室外ファンの制御装置において
は、所定風速発生状態を、室外ファンの回転数と目標回
転数との差が大きくなって限界基準回転数に達したこと
で検知する構成であり、この場合には、室外ファンの回
転数を検出するセンサからの検出信号に基づいて制御ソ
フトを追加することで構成でき、風速の変化を検知する
ための専用の機構を室外機に別途設ける必要はないの
で、全体の製作費をより安価なものとすることができ
る。
【0047】請求項4の室外ファンの制御装置において
は、所定風速を超えた逆風が発生した場合のフリーラン
状態への切換後に、室外ファンの回転数が逆風の強さに
応じた回転数となるまでの間も、その変化勾配を監視
し、逆風が弱まった場合にはフリーラン状態を中止して
目標回転数制御を再開するようになっているので、室外
熱交換器の通過風量の低下によって空調能力が損なわれ
る期間を極力短くすることができる。
【0048】請求項5の室外ファンの制御装置において
は、上記した変化勾配の監視に当たって、フリーラン運
転への切換時から複数の判定時刻で室外ファンの回転数
を各判定基準回転数と順次比較するようになっているの
で、予測できない逆風の変化にもきめ細かく対応でき、
これによって、逆風が弱まった場合には速やかに目標回
転数制御を再開する制御が行われることになるので、空
調能力の低下をさらに抑制することができる。
【0049】請求項6の室外ファンの制御装置において
は、風速依存制御を中止して目標回転数制御を再開した
後の所定時間は、目標回転数制御を継続することとして
いるので、再開後に室外ファンの回転数が目標回転数に
近づくまでの間に不要なフリーラン状態への移行が阻止
され、空調性能を迅速に回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるファン制御装置
によって制御される室外ファンの回転数変化を示すタイ
ムチャートである。
【図2】上記室外ファンの制御系を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 室外ファン 2 ファンモータ 3 ファンドライバ 4 ファン制御装置(ファン制御手段、風速検知手段、
制御モード切換手段、制御限界判定手段) 5 温度検出センサ 6 回転検出センサ WD 駆動電力 SF 回転数制御信号 VR 目標回転数 RF 実回転数 RS 限界基準回転数 RSr フリーラン基準回転数 t1 第1判定時刻 t2 第2判定時刻 RD1 第1判定基準回転数 RD2 第2判定基準回転数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江平 伸次 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 岡田 慎也 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 佐藤 俊彰 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ファン(1)の回転数が目標回転数
    に近づくように室外ファン(1)のファンモータ(2)
    に駆動電力を供給する目標回転数制御を行うファン制御
    手段(4)を備えた室外ファンの制御装置であって、室
    外機周辺を吹く風の風速が所定値を超えた所定風速発生
    状態を検知する風速検知手段と、所定風速発生状態が検
    知されたときに、ファン制御手段(4)による上記目標
    回転数制御から、駆動電力を低下させた風速依存制御に
    切換える制御モード切換手段とを設けていることを特徴
    とする室外ファンの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記風速依存制御が、ファンモータ
    (2)への駆動電力の供給を停止して室外ファン(1)
    をフリーラン状態とする制御であることを特徴とする請
    求項1の室外ファンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記目標回転数制御中の室外ファン
    (1)の回転数と目標回転数との差が大きくなって限界
    基準回転数(RS )に達した状態を上記所定風速発生状
    態として検知する回転数限界状態判定手段を、上記風速
    検知手段として設けていることを特徴とする請求項1又
    は2の室外ファンの制御装置。
  4. 【請求項4】 室外ファン(1)の送風方向とは逆向き
    の風の風速が所定値を超えた所定風速発生状態が風速検
    知手段によって検知されたときの前記フリーラン状態と
    した風速依存制御への切換後、室外ファン(1)の逆転
    方向の回転数が風速に応じた回転数に達するまでの間の
    回転数の変化勾配が所定勾配よりも小さいときには、風
    速依存制御を中止して前記目標回転数制御を再開する制
    御を上記ファン制御手段(4)が行うことを特徴とする
    請求項3の室外ファンの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記ファン制御手段(4)が、風速依存
    制御への切換時からの室外ファン(1)の回転数の変化
    を複数の判定時刻(t1 )(t2 )で各判定基準回転数
    (RD1)(RD2)と順次比較して所定勾配からの大小を
    判定することを特徴とする請求項4の室外ファンの制御
    装置。
  6. 【請求項6】 風速依存制御を中止して目標回転数制御
    を再開した後の所定時間は、上記風速検知手段での検知
    結果によらずにファン制御手段(4)が目標回転数制御
    を継続することを特徴とする請求項4又は5の室外ファ
    ンの制御装置。
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